JPS6333067A - フアクシミリ伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、多色読み取り可能な送信装置から多色記録不
可能な受信装置に多色画像を伝送するファクシミリ伝送
方式に関する。

［従来技術］ 一般に、ファクシミリ装置で伝送する画情報は、文書等
が記録された原稿の画像を読み取って形成されたいわゆ
る書画情報であることが多い。

このような書画情報の元になる原稿には１強調等のため
に赤色やその他の色の画像を含む場合があり、近年では
、このような多色の書画情報をその色の状態まで伝送で
きるように、多色読み取りおよび多色記録の機能を備え
たファクシミリ装置が実用されている。

ところで、多色読み取り機能を備えた送信装置から、多
色記録機能を備えていない受信装置に多色の書画情報を
伝送するとき、この多色の書画情報を受信装置で記録で
きる単色（すなわち白黒）の書画情報に変換して、受信
装置に送信していた。

したがって、従来、多色に読み取った書画情報が受信装
置では単色に記録され、受信画像では色付きの部分とそ
の他の部分との区別がつかず、送信装置側で意図したよ
うな強調等の機能が実現されないという不都合を生じて
いた６ ［目的コ 本発明は、上述した従来技術の不都合を解消するために
なされたものであり、多色記録機能を持たない受信装置
でも多色の状態で受信画像を記録できるようにしたファ
クシミリ伝送方式を提供することを目的とする。

［構成コ 本発明は、受信装置では記録できない色成分の画像を、
記録可能な色成分の画像に変換するとともに、その変換
した画像に所定のパターンを重畳することで、その色の
部分を識別できるようにしている。

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。

第１図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ送信
装置を示している。このファクシミリ送信装置は、画像
の白黒成分に加えて赤成分を読み取ることができる機能
を備えている。

同図において、多色スキャナ１は画像の白黒成分および
赤成分を読み取り、白黒成分に対応した白黒画信号ＢＷ
および赤成分に対応した赤色画信号ＲＤを形成するもの
であり、これらの白黒画信号ＢＶおよび赤色画信号ＲＤ
は、画像変換部２を介してシステム制御部３に出力され
ている。なお、これらの白黒画信号Ｂ１１１および赤色
画信号ＲＤは、二値の信号である。

画像変換部２は、システム制御部３から変換指令信号Ｃ
Ｃが加えられたときには、赤色画信号ＲＤに所定のパタ
ーンを重畳するとともに、その信号を白黒画信号Ｂυに
含ませた状態に画像を変換する。

システム制御部３は、このファクシミリ送信装置の全体
を制御するものであり、白黒画信号ＢＷに対応した白黒
画情報と、赤色画信号ＲＤに対応した赤色画情報を所定
の信号形式にまとめるとともに、後述のように、宛先の
受信装置に多色記録機能がないことを識別したときおよ
び操作表示部４から全ての画像を白黒画像として読み取
るように指令されたときには、変換指令信号ＣＣを出力
して画像変換部２に画像変換処理を行なわせる。

操作表示部４は、このファクシミリ送信装置を操作する
ために必要な各種の操作キーおよびオペレータの操作を
所定の手順に誘導するためのガイダンス表示等を表示す
る各種の表示器からなる。

操作キーには、例えば宛先を指定するためのテンキー、
送信モードや画像の読み取りモード等を指定するための
モードキーが含まれる。

符号化部５は、多色スキャナ１で読み取った白黒画信号
ＢＷおよび赤色画信号ＲＤを所定の方式で符号化してデ
ータ量を圧縮するものであり、白黒画信号ＢＷと赤色画
信号ＲＤは、それぞれ別々な信号系列として処理される
。

通信制御部６は所定のファクシミリ伝送手順を実行して
指定された宛先に符号化圧縮した画情報を伝送するもの
であり、モデム７はデジタルデータをアナログ回線網で
ある公衆電話回線を使用して伝送できるようにデータを
変復調するものであり、網制御装置８は自動発信機能を
備えこのファクシミリ送信装置を公衆電話回線に接続す
るためのものである。

第２図は、画像変換部２の具体例を示している。

この例では、赤色画信号ＲＤと白黒画信号Ｂυの論理和
を形成して赤色画信号ＲＤを白黒画信号ＢＷに含ませる
ときに、あらかじめ赤色画信号ＲＯに１次元的なパター
ンを重畳している。

同図において、白黒画信号ＢＷはオア回路１１の一入力
端に加えられており、赤色画信号ＲＤは切換器１２のコ
モン入力端に加えられている。

切換器１２は、入力されている赤色画信号ＲＤの出力方
向を切り換えるものであり、常時は図示のように接続し
ていて入力した赤色画信号ＲＤを直接システム制御部３
に出力しており、変換指令信号ＣＣが加えられたときに
は、図示とは反対側に接続して赤色画信号ＲＤをアンド
回路１３の一入力端に出力する。

このアンド回路１３の他入力端には、所定の１次元的な
パターン例えば破線をあられすパターン信号ＰＮ（第３
図（ａ）参照）が、パターン発生器１４から加えられて
いる。したがって、第３図（ｂ）のように赤色画信号Ｒ
Ｄがアンド回路１３に加えられているとき、アンド回路
１３からは同図（ｃ）に示したように、赤色画信号ＲＤ
に破線のパターンを重畳した状態の信号が出力され、こ
れがオア回路１１の他入力端に加えられる。

したがって、変換指令信号ＣＣが加えられて切換器１２
が切換動作しているときには、赤色画信号ＲＤに破線の
パターンを重畳した状態の信号と、白黒画信号ＢＷとの
論理、和がオア回路１１によって形成され、それが白黒
画信号ＢＷとしてシステム制御部３に出力される。

以上の構成で、オペレータが多色スキャナｌに赤色画像
を含む原稿をセットし、操作表示部４から多色読み取り
モードを指定し、宛先の電話番号等を入力して、スター
トキーをオンすると、システム制御部３は網制御装置８
に入力された宛先の電話番号を転送して宛先を発呼させ
るとともに、通信制御部６に所定のファクシミリ伝送制
御を開始させる。

宛先と呼が確立して、ファクシミリ伝送制御手順が開始
され、その伝送前手順において宛先に多色記録の機能が
ないことが確認されると、この伝送前手順を終了してメ
ツセージ伝送に移るときに、システム制御部３は画像変
換部２に変換指令信号ＣＣを出力した状態で、多色スキ
ャナ１を作動させ原稿画像の読み取りを開始させる。

これにより、画像変換部２からは、上述のように破線の
パターンが重畳されている赤色画信号ＲＤと白黒画信号
Ｂυの論理和を形成した状態の白黒画信号ＢＷｃが出力
され、この白黒画信号ＢＷｃが符号化部５によって符号
化圧縮され、符号化圧縮されて形成された画情報が通信
制御部６、モデム７および網制御装置８を介して宛先へ
と伝送される。

宛先では、この受信した画情報を元の画信号に復号し、
その画信号に対応した白黒画像を記録出力する。

したがって、例えば第４図（ａ）に示したように。

送信原稿に赤色の画像が含まれているときには、同図（
ｂ）に示したように、その赤色の画像は、破線のパター
ンを重畳した白黒画像として、宛先において記録出力さ
れる。また当然のことながら、送信原稿の白黒画像は、
そのままの状態で記録出力される。

このようにして、赤色画像を記録する機能をもたないフ
ァクシミリ装置で、画像の赤色の部分が白黒の部分と明
確に識別できる状態で゛記録出力されるので、いわば、
擬似的に多色記録が実現される。

また、宛先のファクシミリ受信装置が多色記録可能な場
合には、システム制御部３は、変換指令信号ＣＣを出力
しない状態で送信原稿の画像を多色に読み取らせ、赤色
画信号ＲＤと白黒画信号ＢＩ１１を別々の信号系列とし
て符号化部５で符号化させるとともに、符号化圧縮して
形成した画情報をライン単位に交互に宛先へと伝送する
。

なお、上述した実施例においては、画像変換部２が１次
元的なパターンを赤色画信号ＲＤに重畳しているが、こ
のパターンは２次元的なパターンであってもよい。また
、第４図（ｃ）に示したように、赤色の部分の輪郭を抽
出し、その画像をあられす画信号と白黒画信号との論理
和を形成し、その結果を送信画信号とすることもできる
。

ところで、上述した実施例においては、ファクシミリ送
信装置に画像変換の機能を備えているが、ファクシミリ
受信装置に同様な画像変換の機能を備えても１本発明を
実施できる。

第５図は、ファクシミリ受信装置に画像変換の機能を備
えた、本発明の他の実施例の装置を示している。なお、
同図において、第１図と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付してその説明を省略する。

システム制御部３は、ファクシミリ伝送前手順において
は、自端末に多色記録機能（白黒赤記録機能）を備えて
いることをファクシミリ送信装置に応答する。

これによって、白黒画情報と赤色画情報が伝送されてく
ると、それぞれを別々の信号系列として復号化部２１で
それぞれ元の白黒画信号ＢＷｒと赤色画信号ＲＤｒに復
号し、これらの白黒画信号Ｂｕｒと赤色画信号ＲＤｒを
同一ライン毎に画像変換部２２に出力する。

画像変換部２２は、赤色画信号ＲＤｒに所定のパターン
を重畳した状態で白黒画信号Ｂ１１１ｒと論理和を形成
し、その結果を記録信号ＲＷとして白黒画像を記録する
プロッタ２３に出力する。

これにより、送信画像における赤色画像の部分が、所定
のパターンを重畳された白黒画像として記録出力される
。また当然のことながら、送信画像における白黒画像の
部分は、そのまま白黒画像として記録出力される。

またファクシミリ送信装置から白黒画像のみが伝送され
てくる場合には、通常の単色記録を行なう。

なお、画像変換部２２は、上述した画像変換部２と同様
な構成によって実現できる。

また、上述した実施例においては、多色画像として白黒
赤画像を考えたが、さらに多くの色の画像を伝送する場
合にも、本発明を適用することができる。その場合には
、おのおの色で重畳するパターンを変更し、受信画像に
おいてそれぞれの色を識別できるようにする。

［効果コ 以上説明したように、本発明によれば、受信装置では記
録できない色成分の画像を、記録可能な色成分の画像に
変換するとともに、その変換した画像に所定のパターン
を重畳することで、その色の部分を識別できるようにし
ているので、多色記録機能を持たない受信装置でも多色
の状態で受信画像を記録できるという効果を得る。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ送信装
置を示したブロック図、第２図は画像変換部の一例を示
したブロック図、第３図は画像変換の状態を示した波形
図、第４図（ａ）〜（ｃ）は画像変換の状態を説明する
ための概略図、第５図は本発明の他の実施例にかかるフ
ァクシミリ受信装置を示したブロック図である。 １・・・多色スキャナ、２，２２・・・画像変換部、３
・・・システム制御部、１１・・・オア回路、１２・・
・切換器、１３・・・アンド回路、１４・・・パターン
発生器。 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 多色読み取り可能な送信装置から多色記録不可能な受信
   装置に多色画像を伝送するファクシミリ伝送方式におい
   て、上記送信装置で読み取った画像のうち上記受信装置
   で記録できない色成分の画像を当該受信装置で記録可能
   な色成分の画像に変換するとともにその変換した画像に
   所定のパターンを重畳した状態で記録することを特徴と
   するファクシミリ伝送方式。