JPH10164524A - 情報付加放送システム - Google Patents

情報付加放送システム

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JPH10164524A
JPH10164524A JP8320092A JP32009296A JPH10164524A JP H10164524 A JPH10164524 A JP H10164524A JP 8320092 A JP8320092 A JP 8320092A JP 32009296 A JP32009296 A JP 32009296A JP H10164524 A JPH10164524 A JP H10164524A
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video signal
broadcasting system
signal
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Koichiro Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信画像に付随する情報を送信画像と同時に
伝送し、必要に応じてその情報を被視者が簡単に見るこ
とができる。 【解決手段】 放送局81は、送信アンテナ82を通じ
て、データ信号を重畳したテレビジョン信号を放送す
る。受信側は、受信アンテナ83から入力したビデオ信
号を、チューナ、デコーダ、OSD、情報記憶装置/情
報蓄積装置、インターフェースを備えたセットトップボ
ックス84へ供給する。セットトップボックス84は、
供給されたビデオ信号からデータ信号が検出されれば、
そのデータ信号を取り出し、保持あるいは蓄積すると共
に、テレビジョンモニタ85に情報受信告知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ信号とデータ
信号を同時に送信可能な情報付加放送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放送局からのビデオ信号には、映
像信号と音声信号が重畳され、被視者に送信されてい
た。また、送信する画像に付随する情報を伝送できれ
ば、送信画像の表す情報をより増大させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放送システムでは、送信画像の有効画面内に付随する情
報を同時に表示するような放送システムは、知られてい
ない。
【0004】従って、この発明は、送信されたビデオ信
号に付随するところの情報をビデオ信号と同時に送信
し、被視者が必要に応じて、その受信した情報を簡単に
出力させるような仕組みを備えた情報付加放送システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、伝送するための情報をエンコードし、データ信号を
生成するエンコード手段と、エンコードされたデータ信
号をビデオ信号に挿入するデータ挿入手段と、ビデオ信
号を送信する送信手段とを備えたビデオ信号送信装置
と、送信されたビデオ信号を受信し、受信されたビデオ
信号からデータ信号を検出するデータ検出/抽出手段
と、検出されたデータ信号をデコードし、情報を生成す
るデコード手段と、生成された情報を記憶する記憶手段
と、情報を出力する情報出力手段と、ビデオ信号を出力
するビデオ信号出力手段とを備えたビデオ信号受信装置
とからなることを特徴とする情報付加放送システムであ
る。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、伝送する
ための情報をエンコードし、データ信号を生成するエン
コード手段と、エンコードされたデータ信号をビデオ信
号に挿入するデータ挿入手段と、ビデオ信号を送信する
送信手段とを備えたビデオ信号送信装置と、送信された
ビデオ信号を受信し、受信されたビデオ信号からデータ
信号を検出するデータ検出/抽出手段と、検出されたデ
ータ信号をデコードし、情報を生成するデコード手段
と、生成された情報を蓄積する蓄積手段と、情報を出力
する情報出力手段と、ビデオ信号を出力するビデオ信号
出力手段とを備えたビデオ信号受信装置とからなること
を特徴とする情報付加放送システムである。
【0007】この発明の情報付加放送システムでは、放
送送信装置は、伝送情報をデータエンコード回路にて放
送すべきデータ信号にエンコードし、データ挿入回路に
供給する。データ挿入回路は、ビデオ信号にデータ信号
を挿入し、送信回路に供給する。送信回路は、信号を変
調し、送信アンテナを通じて送信する。そして、放送受
信装置は、受信アンテナにより受信した信号を復調し、
ビデオモニタに表示すると同時に、データ検出/抽出回
路に供給する。データ検出/抽出回路は、データ信号を
検出し、データ信号が存在する場合には、それを抽出し
てデータデコード回路に供給する。データデコード回路
は、データ信号を伝送情報にデコードし、情報一時記憶
回路に供給する。情報一時記憶回路は、情報を一定時間
保持するが、その間、情報を受信し、保持していること
をビデオモニタに一定時間出力する。また、その表示出
力中に、被視者より情報出力命令回路を通じて、情報出
力命令を受ければ、情報一時記憶回路が保持している情
報すなわち直前に受信した情報を、ビデオモニタに一定
時間出力する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。まず、この一実施例では、送信画像に
付随するところの情報を、伝送情報と表現している。こ
れは例えば、CM放送に対し、そのCM商品の詳細情
報、TV番組に対し、その番組の出演者あるいは番組内
容等を示しているが、他のいかなる情報でもかまわな
い。また、ビデオ信号出力回路、あるいは情報出力回路
として、ビデオモニタとOSD(オンスクリーンディス
プレイ)から構成されている装置を用いているが、以下
この装置を単にビデオモニタと称する。
【0009】さらに、ビデオ信号出力回路と情報出力回
路が兼用されているが、それぞれ独立な回路を用いても
同じ効果が得られることは言うまでもない。さらに、情
報を受信し、保持していることを被視者に知らしめるこ
とを、情報受信告知と称する。これは例えば、情報受信
を示すロゴをビデオモニタ上に表示することを意味す
る。もちろん、他のいかなる表示方法を用いても同じ効
果が得られることは言うまでもない。また、ビデオ信号
に挿入すべく伝送情報をエンコードした信号を単にデー
タ信号と称する。
【0010】この発明を適用した送信装置の一実施例の
ブロック図を図1に示す。データ信号を送信ビデオ信号
に挿入することで、ビデオ信号と伝送情報の同時送信を
可能にする情報付加放送システムのうち、送信装置のブ
ロック図である。伝送情報は、データエンコード回路1
1により、送信すべきデータ信号に変換され、データ挿
入回路12へ供給される。データ挿入回路12は、送信
すべきビデオ信号が供給されているが、そこへデータエ
ンコード回路11からのデータ信号を挿入し、送信回路
13に供給する。送信回路13は、信号を変調増幅し
て、アンテナ14を通して送信する。
【0011】図2は、この発明を適用し、伝送情報をエ
ンコードしたデータ信号を送信ビデオ信号に挿入するこ
とで、ビデオ信号と伝送情報の同時送信を可能にする情
報付加放送システムのうち、情報一時記憶回路を備えた
受信装置の第1の実施例のブロック図である。アンテナ
21で受信された信号は、受信回路22にて復調され、
データ検出/抽出回路23およびビデオモニタ25へ供
給される。データ検出/抽出回路23は、供給されたビ
デオ信号よりデータ信号を抽出して、データデコード回
路24へ供給する。データデコード回路24は、データ
信号を伝送情報にデコードし、情報一時記憶回路26に
供給する。
【0012】情報一時記憶回路26は、供給された情報
を一定時間だけ保持すると同時に、ビデオモニタ25を
通じて情報受信の告知を同様の時間だけ行う。あるい
は、情報一時記憶回路26は、それが情報受信を告知し
ている時間中、すなわち情報一時記憶回路26が情報を
保持している時間中に、情報表示命令回路27より情報
表示の命令があれば、情報一時記憶回路26に保持して
いる情報をビデオモニタ25へ出力する。
【0013】図3は、この発明の第1の実施例のフロー
チャートである。このフローチャートは、ステップS3
00から制御が開始され、ステップS300において、
保持している情報を、情報一時記憶回路26から消去す
る。ステップS301において、入力ビデオ信号にデー
タ信号が有るか否かを判断し、データ信号が有るならス
テップS302へ制御が移り、データ信号がなければス
テップS301へ制御は戻る。すなわち、データ信号が
検出されるまで、制御は、ステップS301で止まって
いる。
【0014】ステップS302において、データ信号よ
り伝送情報をデコードし、情報一時記憶回路26に保持
する。ステップS303において、ビデオモニタ25に
情報受信を告知する。そして、ステップ304におい
て、情報を表示させる命令が来たか否かを判断し、情報
が来たならステップS307へ制御が移り、情報が来な
いならステップS305へ制御が移る。
【0015】ステップS305において、情報受信を告
知すべき時間内か否かを判断し、時間内ならステップS
304に制御が移り、時間外ならステップS306へ制
御が移る。すなわち、表示命令が来るか、あるいは情報
受信告知時間が終了するまで、ステップS304および
ステップS305を繰り返す。ステップS306におい
て、情報受信の告知を終了、すなわち受信告知を示す表
示をビデオモニタ25より消去し、ステップS300に
制御が移る。
【0016】一方、ステップS307においても、情報
受信の告知を終了、すなわち受信告知を示す表示をビデ
オモニタ25から消去する。ステップS308におい
て、情報一時記憶回路26に保持されている伝送情報を
ビデオモニタ25に表示する。ステップS309におい
て、情報表示すべき時間内か否かを判断し、時間内なら
ステップS309に制御は戻り、時間外ならステップS
310に制御が移る。すなわち、情報表示中は、ステッ
プS309で制御が止まっている。ステップS310に
おいて、情報表示を終了、すなわち伝送情報をビデオモ
ニタ25から消去し、制御はステップS300に戻る。
【0017】図4は、この発明を適用し、伝送情報をエ
ンコードしたデータ信号を送信ビデオ信号に挿入するこ
とで、ビデオ信号と伝送情報の同時送信を可能にする情
報付加放送システムのうち、情報蓄積回路を備えた受信
装置の第2の実施例のブロック図である。アンテナ41
で受信された信号は、受信回路42にて復調され、デー
タ検出/抽出回路43およびビデオモニタ45へ供給さ
れる。データ検出/抽出回路43は、供給されたビデオ
信号よりデータ信号を抽出して、データデコード回路4
4へ供給する。データデコード回路44は、データ信号
を伝送情報にデコードし、情報蓄積回路46に供給す
る。
【0018】情報蓄積回路46は、供給された情報を全
て自動的に蓄積するが、例えば蓄積してからの時間経過
等の条件によって消去する。情報選択回路48は、情報
表示命令回路47より情報表示の命令があれば、情報蓄
積回路46に蓄積している情報のうち、被視者の要求に
応じた情報を選択し、それをビデオモニタ45に出力す
る。
【0019】図5は、この発明の第2の実施例のフロー
チャートである。このフローチャートは、ステップS5
00から制御が開始され、ステップS500において、
情報蓄積回路46に蓄積されている情報のうち、消去す
べき条件を満たしているものが有るか否かを判断し、有
るならステップS501へ制御が移り、なければステッ
プS502へ制御が移る。ステップS501において、
情報蓄積回路46に蓄積されている情報のうち、消去す
べき条件を満たしているものを消去する。
【0020】ステップS502において、入力ビデオ信
号にデータ信号が有るか否かを判断し、有るならステッ
プS503に制御が移り、なければステップS504に
制御が移る。ステップS503において、データ信号を
デコードした伝送情報を情報蓄積回路46に蓄積する。
ステップS504において、情報を表示させる命令が来
たか否かを判断し、命令が来たならステップS505に
制御が移り、来ないならステップS500に制御が戻
る。ステップS505において、情報蓄積回路46に保
持されている伝送情報のなかから、必要な情報が情報選
択回路48を通じて選択され、ビデオモニタ45に表示
される。
【0021】ステップS506において、情報表示すべ
き時間内か否かを判断し、情報表示すべき時間内ならス
テップS506に制御は戻り、時間外ならステップS5
07へ制御は移る。すなわち、情報表示中は、ステップ
S506で制御が止まっている。ステップS507にお
いて、情報表示を終了、すなわち伝送情報をビデオモニ
タ45から消去し、ステップS500に制御が移る。
【0022】図6は、この発明を適用し、伝送情報をエ
ンコードしたデータ信号を送信ビデオ信号に挿入するこ
とで、ビデオ信号と伝送情報の同時送信を可能にする情
報付加放送システムのうち、情報一時記憶および情報蓄
積回路を備えた受信装置の第3の実施例のブロック図で
ある。アンテナ61で受信された信号は、受信回路62
にて復調され、データ検出/抽出回路63およびビデオ
モニタ65へ供給される。データ検出/抽出回路63
は、供給されたビデオ信号よりデータ信号を抽出して、
そのデータ信号をデータデコード回路64へ供給する。
【0023】データデコード回路64は、データ信号を
伝送情報にデコードし、情報一時記憶回路66および情
報蓄積回路69へ供給する。情報蓄積回路69は、供給
された情報を自動的に蓄積するが、例えば蓄積してから
の間経過等の条件によって消去される。情報一時記憶回
路66は、供給された情報を一定時間だけ保持すると同
時に、ビデオモニタ65を通じて情報受信の告知を同様
の時間だけ行う。あるいは、情報一時記録回路66は、
それが情報受信を告知している時間中、すなわち情報一
時記憶回路66が情報を保持している時間中に、情報命
令手段67から情報表示の命令があれば、情報一時記憶
回路66に保持している情報をビデオモニタ65に出力
する。
【0024】あるいは、情報一時記憶回路66は、それ
が情報受信を告知している時間外、すなわち情報一時記
憶回路66が情報を保持していない時に、情報表示命令
回路67から情報表示の命令があれば、情報蓄積回路6
9に蓄積している情報のうち、被視者の要求に応じた情
報を情報選択回路68を通じて選択し、それをビデオモ
ニタ65に出力する。
【0025】図5は、この発明の第3の実施例のフロー
チャートである。このフローチャートは、ステップS7
00から制御が始まり、そのステップS700では、保
持している情報が情報一時記憶回路66から消去され
る。ステップS701において、情報蓄積回路69に蓄
積されている情報のうち、消去すべき条件を満たしてい
るものがあるか否かを判断し、条件を満たしているなら
ステップS702へ制御が移り、条件を満たしていない
ならS703に制御が移る。
【0026】ステップS702において、情報蓄積回路
69に蓄積されている情報のうち、消去すべき条件を満
たしているものを消去する。ステップS703におい
て、入力ビデオ信号にデータ信号があるか否かを判断
し、データ信号があるならステップS704に制御が移
り、データ信号がないならステップS714に制御が移
る。ステップS704において、データ信号をデコード
した伝送情報を情報一時記憶回路66に保持する。ステ
ップS705において、データ信号をデコードした伝送
情報を情報蓄積回路69に蓄積する。ステップS706
において、ビデオモニタ65に情報受信を告知する。
【0027】ステップS707において、情報を表示さ
せる命令が来たか否かを判断し、命令が来たならステッ
プS710に制御が移り、命令が来ないならステップS
708に制御が移る。ステップS708において、情報
受信を告知すべき時間内か否かを判断し、時間内ならス
テップS707に制御が戻り、時間外ならステップS7
09に制御が移る。すなわち、表示命令が来るか、ある
いは情報受信告知時間が終了するまで、ステップS70
7およびステップS708を繰り返す。ステップS70
9において、情報受信の告知を終了、すなわち受信告知
を示す表示をビデオモニタ65から消去し、ステップS
700に制御が戻る。
【0028】一方、ステップS710においても、情報
受信の告知を終了、すなわち受信告知を示す表示をビデ
オモニタ65から消去する。ステップS711におい
て、情報一時記憶回路66に保持されている伝送情報を
ビデオモニタ65に表示する。ステップS712におい
て、情報表示すべき時間内か否かを判断し、時間内なら
ステップS712に制御が移り、時間外ならステップS
713に制御が移る。すなわち、情報表示中は、ステッ
プS712で制御が止まっている。ステップS713に
おいて、情報表示を終了、すなわち伝送情報をビデオモ
ニタ65から消去し、ステップS700に制御が戻る。
【0029】一方、ステップS714においても、情報
を表示させる命令が来たか否かを判断し、命令が来たな
らステップS715に制御が移り、命令が来ないならス
テップS701に制御が戻る。ステップS715におい
て、情報蓄積回路69に保持されている伝送情報のなか
から、必要な情報を情報選択回路68を通じて選択し、
ビデオモニタ65に表示する。ステップS716におい
て、情報表示すべき時間内か否かを判断し、時間内なら
ステップS716に制御が戻り、時間外ならステップS
717に制御が進む。すなわち、情報表示中は、ステッ
プS716で制御が止まっている。ステップS717に
おいて、情報表示を終了、すなわち伝送情報をビデオモ
ニタ65から消去し、ステップS701に制御が戻る。
【0030】図8は、上述した実施例を用いて、この発
明を実現する情報付加放送システムの一実施例を示す。
放送局81は、送信アンテナ82を通じてデータ信号を
重畳したテレビジョン信号を放送する。
【0031】受信側は、まず受信アンテナ83から入力
した信号をチューナ、デコーダ、情報をモニタに表示す
るためのOSD、情報記憶装置あるいは情報蓄積装置お
よび情報表示命令を伝えたり、蓄積情報から情報を選択
する手段であるところのインターフェース(I/F)を
備えたセットトップボックス84へ供給する。セットト
ップボックス84では、ビデオ信号からデータ信号を検
出すれば、その情報を取り出して、保持あるいは蓄積す
ると共に、テレビジョンモニタ85に情報受信の告知を
行う。
【0032】被視者は、その情報受信の告知を見て、情
報が欲しい場合には、インターフェースを通じて、その
命令をセットトップボックス84に伝える。セットトッ
プボックス84は、保持している情報あるいは蓄積して
いた情報をビデオ信号に重畳し、テレビジョンモニタ8
5に表示する。ここでは、セットトップボックス84と
テレビジョンモニタ85を分けて表記しているが、もち
ろんセットトップボックス84の機能をテレビジョンモ
ニタ85の筐体に内蔵しても、全く問題ない。
【0033】上述の実施例において、伝送情報をエンコ
ードしたデータ信号を送信ビデオ信号に挿入できるいか
なる方法でも、同じ効果が得られることは言うまでもな
いが、以下、その方法の一実施例として、データ信号を
視覚認識可能である有効画面内に図形あるいは記号とし
て表示されるようにビデオ信号に挿入する方法を取り上
げる。以下、図面を参照し、伝送情報をエンコードした
データ信号を送信ビデオ信号に挿入する方法の一実施例
として、データ信号を視覚認識可能である有効画面内に
図形あるいは記号として表示される方法について説明す
る。
【0034】ビデオ信号有効表示画面とは、一般にビデ
オモニタに表示されるエリアのことで、NTSC方式の
場合一般に、走査線の22〜263本目、285〜52
5本目を示す。また、PAL方式では、一般に走査線の
23〜314本目、336〜625本目を示す。ここに
載っている情報は、一般に被視者に視覚認識される。
【0035】そのような信号の一例を図9に示す。この
信号を時系列に並べることによって、相当の情報を伝送
することができる。このデータ信号の例では、ビデオ信
号の走査線のうち、予め定められたデータ表示走査線
の、Hsync(水平同期信号)を基準とする予め定められ
たデータ表示時間に、走査線1本につき1ビットの情報
を載せることでデータ信号の挿入を実現している。以
下、この図形を疑似バーコードと呼ぶ。疑似バーコード
の予め定められた位置には、データ検出用パターンを必
ず書くことにし、データ検出/抽出回路は、そのパター
ンを読み取ることで、疑似バーコードを検出することと
する。
【0036】図10は、図9に示した疑似バーコードを
挿入するデータ挿入手段の一実施例のブロック図であ
り、図1におけるデータ挿入回路12の実施例に相当す
る。供給されるビデオ信号を垂直同期信号分離回路10
1および水平同期信号分離回路102にそれぞれ入力
し、垂直同期信号および水平同期信号を分離する。カウ
ンタ103は、水平同期信号をカウントするが、垂直同
期信号の入力によりカウントは、リセットされる。これ
により、入力ビデオ信号の走査線番号が得られる。
【0037】一方、疑似バーコード、すなわちデータ信
号は、1および0を表す2種類のビデオ信号、すなわち
黒の信号と白の信号で構成される。マイクロコンピュー
タ(μCOM)106は、送信すべきデータの内容によ
り、時計107によって与えられる時間間隔においてビ
デオ信号入力スイッチ105を切り換え、さらにカウン
タ103の示す走査線番号によってビデオ信号出力スイ
ッチ104を切り換えることにより、画面上にデータ信
号として挿入する。
【0038】図11は、図9の疑似バーコードを検出/
抽出するデータ検出/抽出手段の一実施例のブロック図
であり、図2におけるデータ検出/抽出回路23の実施
例に相当する。供給されるビデオ信号を垂直同期信号分
離回路111および水平同期信号分離回路112にそれ
ぞれ入力し、垂直同期信号および水平同期信号を分離す
る。カウンタ115は、水平同期信号をカウントする
が、垂直同期信号の入力によりカウントは、リセットさ
れる。これにより、入力ビデオ信号の走査線番号が得ら
れる。
【0039】一方、ビデオ信号は、白のビデオ信号を入
力すると1を、黒のビデオ信号を入力すると0を出力す
るようなしきい値を持ったA/Dコンバータ113に入
力され、その出力をマイクロコンピュータ114に供給
する。マイクロコンピュータ114は、垂直同期信号お
よび水平同期信号並びにカウンタ115から供給される
走査線番号より、データ信号が挿入されている走査線か
否かを判断し、データ信号が挿入されている走査線であ
ればA/Dコンバータ113からの入力信号を時計11
6を用いて適当にサンプリングすることでデータ信号を
抽出する。
【0040】さらに、マイクロコンピュータ114は、
抽出したデータ信号に図9に示すようなデータ検出パタ
ーンが検出できなければ、抽出されたデータは、本シス
テムにおけるデータではないと見なし、抽出したデータ
を破棄し、データ検出パターンが検出できれば、データ
信号を出力する。
【0041】上述の実施例では、被視者が視覚認識可能
である有効画面内に図形あるいは記号としてエンコード
したデータの例として、図9のように予め定められた位
置に挿入されるデータ信号を挙げたが、これはデータ検
出回路の負担を軽くするためであり、データ検出回路が
有効画面内に挿入されるデータをエンコードした図形を
検出できるならば、それを任意の位置に挿入することが
できることは言うまでもない。
【0042】また、上述の実施例では、被視者が視覚認
識可能である有効画面内に図形あるいは記号としてエン
コードしたデータの例として、図9のようなデータ信号
を挙げたが、情報の伝達を可能とする如何なる形状をし
ていても、この発明により同じ効果が得られることは、
言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】この発明に依れば、送信画像に付随する
とことの情報を送信画像と同時に伝送し、被視者が必要
に応じて、その受信した情報を簡単に出力させるような
仕組みを備えた情報付加放送システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した送信装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】この発明を適用し、情報一時記憶回路を備えた
受信装置の第1の実施例のブロック図である。
【図3】この発明を適用し、情報一時記憶回路を備えた
受信装置の機能を実現できる第1の実施例のフローチャ
ートである。
【図4】この発明を適用し、情報蓄積回路を備えた受信
装置の第2の実施例のブロック図である。
【図5】この発明を適用し、情報蓄積回路を備えた受信
装置の機能を実現できる第2の実施例のフローチャート
である。
【図6】この発明を適用し、情報一時記憶回路および情
報蓄積回路を備えた受信装置の第3の実施例のブロック
図である。
【図7】この発明を適用し、情報一時記憶回路および情
報蓄積回路を備えた受信装置の機能を実現できる第3の
実施例のフローチャートである。
【図8】この発明の情報付加放送システムの一実施例の
概略図である。
【図9】ビデオモニタに表示されるデータ信号の一例を
示す略線図である。
【図10】この発明に係るデータ挿入回路の一実施例の
ブロック図である。
【図11】この発明に係るデータ検出/抽出回路の一実
施例のブロック図である。
【符号の説明】
81・・・放送局、82・・・送信アンテナ、83・・
・受信アンテナ、84・・・セットトップボックス、8
5・・・テレビジョンモニタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送するための情報をエンコードし、デ
    ータ信号を生成するエンコード手段と、 エンコードされた上記データ信号をビデオ信号に挿入す
    るデータ挿入手段と、 上記ビデオ信号を送信する送信手段とを備えたビデオ信
    号送信装置と、 送信されたビデオ信号を受信し、受信された上記ビデオ
    信号から上記データ信号を検出するデータ検出/抽出手
    段と、 検出された上記データ信号をデコードし、上記情報を生
    成するデコード手段と、 生成された上記情報を記憶する記憶手段と、 上記情報を出力する情報出力手段と、 上記ビデオ信号を出力するビデオ信号出力手段とを備え
    たビデオ信号受信装置とからなることを特徴とする情報
    付加放送システム。
  2. 【請求項2】 伝送するための情報をエンコードし、デ
    ータ信号を生成するエンコード手段と、 エンコードされた上記データ信号をビデオ信号に挿入す
    るデータ挿入手段と、 上記ビデオ信号を送信する送信手段とを備えたビデオ信
    号送信装置と、 送信されたビデオ信号を受信し、受信された上記ビデオ
    信号から上記データ信号を検出するデータ検出/抽出手
    段と、 検出された上記データ信号をデコードし、上記情報を生
    成するデコード手段と、 生成された上記情報を蓄積する蓄積手段と、 上記情報を出力する情報出力手段と、 上記ビデオ信号を出力するビデオ信号出力手段とを備え
    たビデオ信号受信装置とからなることを特徴とする情報
    付加放送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の情報付
    加放送システムにおいて、 上記情報出力手段と上記ビデオ信号出力手段とを兼用す
    ることを特徴とする情報付加放送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の情報付加放送システム
    において、 さらに、上記ビデオ信号受信装置には、生成された上記
    情報を記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする情報
    付加放送システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の情報付加放送システム
    において、 検出された上記データ信号から生成された上記情報は、
    全て自動的に上記蓄積手段に保持することを特徴とする
    情報付加放送システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の情報付加放送システム
    において、 上記蓄積手段は、 所定の時間が経過すれば上記蓄積手段に蓄積された上記
    情報を消去する、または必要に応じて上記蓄積手段に蓄
    積された上記情報を適宜消去するように蓄積された上記
    情報の蓄積時間を制御することを特徴とする情報付加放
    送システム。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の情報付加放送システム
    において、 検出された上記データ信号から生成された上記情報が命
    令によって出力される場合、上記記憶手段に上記情報が
    記憶されているときは、上記記憶手段から上記情報を読
    み出し、上記記憶手段から上記情報が消去されたとき
    は、上記蓄積手段から上記情報を読み出す情報選択手段
    を備えたことを特徴とする情報付加放送システム。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項4に記載の情報付
    加放送システムにおいて、 検出された上記データ信号から生成された上記情報は、
    所定の時間上記記憶手段に保持することを特徴とする情
    報付加放送システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の情報付加放送システム
    において、 上記記憶手段に所定の時間上記情報が記憶されている旨
    を意味する信号を上記ビデオ信号出力手段から出力する
    ことを特徴とする情報付加放送システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の情報付加放送システ
    ムにおいて、 上記情報が上記記憶手段に記憶されている所定の時間の
    み、上記情報を上記情報出力手段またはビデオ信号出力
    手段から出力することを特徴とする情報付加放送システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項6、請求項7または請求項10
    に記載の情報付加放送システムにおいて、 さらに、上記ビデオ信号の有効画面内に視覚認識可能な
    図形あるいは記号として上記情報を表示するためのデー
    タ重畳手段とからなることを特徴とする情報付加放送シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 請求項6、請求項7または請求項10
    に記載の情報付加放送システムにおいて、 上記ビデオ信号の有効画面内の走査線のうち、水平同期
    信号を基準として予め定めた走査線上で、予め定めた時
    間分だけ、1ビットのデータを載せることで、全体とし
    て縦に並ぶバーコードのように見える図形を表示するよ
    うにしたことを特徴とする情報付加放送システム。
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