JP3472006B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3472006B2
JP3472006B2 JP35282295A JP35282295A JP3472006B2 JP 3472006 B2 JP3472006 B2 JP 3472006B2 JP 35282295 A JP35282295 A JP 35282295A JP 35282295 A JP35282295 A JP 35282295A JP 3472006 B2 JP3472006 B2 JP 3472006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ファクシミリ装
置に関し、特に外部のファクシミリ装置から受信した画
像データを、テレビ受信機のテレビ画面に表示させた
り、或いはビデオ録画装置で録画するようにしたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種のファクシミリ装置で
は、ライン状に設けられた読み取りヘッドにより、原稿
台にセットされた原稿を1ラインずつ読み取り、その読
み取った画像信号をA/D変換して2値化処理した2値
化画像データを作成し、電話回線や専用の通信回線を介
して所望の相手先のファクシミリ装置に画像を送信可能
な画像送信装置が設けられるとともに、送信先から送信
された2値化画像データを受信し、その画像データに基
づいてライン状の記録ヘッドにより、ロール状の記録用
紙、或いはカット紙からなる記録用紙に画像記録する画
像記録装置が設けられている。
【0003】ところで、最近、送信されてきた画像デー
タを複数頁に亙って一時的に記憶する画像データメモリ
を設けたファクシミリ装置が実用に供されている。即
ち、この画像データ記憶可能なファクシミリ装置におい
ては、例えば、記録用紙がなくなって画像データの記録
処理ができなくなった場合でも、送信された数頁分(例
えば、3〜5頁分)の画像データの全てを記憶しておく
ことができるので、送信側のファクシミリ装置から画像
データの再送信をしてもらうことなく、新規の記録用紙
をセットした後、その記憶している画像データを直ぐに
記録させることができる。
【0004】更に、カラーの画像データを受信して、カ
ラーで画像を記録処理可能なカラーファクシミリ装置も
実用化されている。そして、このカラーファクシミリ装
置としては、例えば、微少な発熱素子を記録用紙の用紙
幅に対応させて複数設けたライン状のサーマルヘッドが
設けられ、このサーマルヘッドに「シアン」や「マゼン
タ」などのカラーインクリボンを択一的に対向させて供
給することで、カラーの画像記録が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、画
像データを記憶可能なファクシミリ装置を含む一般的な
ファクシミリ装置においては、受信した複数頁分の画像
データを一時的に記憶しておくことができたとしても、
最終的には記録用紙に記録することから、記録用紙がロ
ール状のものであっても、またカット用紙であっても、
記録用紙がなくなったときには、用紙切れ状態以降の一
切の画像データを見ることができないという問題があ
る。このとき、記録用紙の予備が有れば、その予備の記
録用紙をセットして記録処理できるが、予備の記録用紙
が無いときには、画像データを一切見ることができな
い。
【0006】特に、カラーの画像記録が可能なファクシ
ミリ装置においては、用紙切れだけでなく、カラー記録
する為のカラーインクリボンが無くなった場合でも同様
に、新規のカラーインクリボンを装着しない限り、画像
データを見ることができないという問題がある。本発明
の目的は、記録用紙やインクリボンなどの記録材料が無
くなった異常時の場合でも、受信した画像データをテレ
ビ受信機に表示でき、或いはビデオ録画装置で録画する
ことで、画像データ表示の円滑化を図れるようなファク
シミリ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1に係るファク
シミリ装置は、外部のファクシミリ装置からの受信に応
答してテレビ受信機に出力可能なファクシミリ装置にお
いて、前記ファクシミリ装置における画像データの送受
信と記録ヘッドによる受信画像の記録に関する制御を司
る制御手段と、外部のファクシミリ装置から受信した画
像データを記憶する画像データ記憶手段と、画像データ
記憶手段から画像データを受けて、その画像をテレビ受
信機の画面に出力する為の画像信号を発生する画像信号
発生手段と、画像信号発生手段が発生した画像信号を、
テレビ受信機とビデオ録画装置に出力可能な画像信号出
力手段とを備え、前記画像信号出力手段は、テレビ用ア
ンテナとテレビ受信器とビデオ録画装置とに信号線にて
接続された切換え手段を備え、前記切換え手段は、常に
レビ用アンテナから受信した画像信号をテレビ受信機
とビデオ録画装置に出力するように信号線を接続すると
共に、外部のファクシミリ装置から画像データを受信し
た際には前記制御手段からの切換え指令に基づいて画像
信号発生手段から出力される画像信号をテレビ受信機と
ビデオ録画装置に出力するように信号線を切換えること
を特徴とするものである。
【0008】作用について説明すると、外部のファクシ
ミリ装置から受信した画像データが画像データ記憶手段
に記憶されたときには、画像信号発生手段は、画像デー
タ記憶手段から画像データを受けて、その画像をテレビ
受信機の画面に出力する為の画像信号を発生するので、
画像信号出力手段は、画像信号発生手段が発生した画像
信号を、テレビ受信機とビデオ録画装置に出力可能であ
。このとき、前記画像信号出力手段に設けられた切換
え手段は、常にテレビ用アンテナから受信した画像信号
をテレビ受信機とビデオ録画装置に出力するように信号
線を接続すると共に、外部のファクシミリ装置から画像
データを受信した際には前記制御手段からの切換え指令
に基づいて画像信号発生手段から出力される画像信号を
テレビ受信機とビデオ録画装置に出力するように信号線
を切換える。
【0009】このように、受信した画像データに基づい
て画像信号が発生され、制御手段から指令された場合に
は、その画像信号がテレビ受信機とビデオ録画装置に
力されるので、記録用紙やインクリボンなどの記録材料
が無くなった異常時の場合でも、画像データをテレビ受
信機に表示したり、ビデオ録画装置で録画することで、
画像データ表示の円滑化を図ることができる。
【0010】請求項2に係るファクシミリ装置は、請求
項1の発明において、外部のファクシミリ装置から受信
したことを報知するメッセージの表示メッセージデータ
を予め格納した表示メッセージ記憶手段を備え、画像信
号発生手段は、画像データ記憶手段からの画像データと
表示メッセージ記憶手段からの表示メッセージデータと
を受けて画像信号を発生するように構成されたものであ
る。
【0011】作用について説明すると、請求項1と同様
の作用を奏するが、表示メッセージ記憶手段には、外部
のファクシミリ装置から受信したことを報知するメッセ
ージの表示メッセージデータが予め格納され、画像信号
発生手段により、画像データ記憶手段からの画像データ
と表示メッセージ記憶手段からの表示メッセージデータ
とを受けて画像信号が発生されるので、少なくともテレ
ビ受信機の画面を見ながらメッセージ表示により画像デ
ータの着信を知ることができる。
【0012】請求項3に係るファクシミリ装置は、請求
項1又は請求項2の発明において、外部のファクシミリ
装置から受信したことを報知するメッセージの音声デー
タを予め格納した音声メッセージ記憶手段と、外部のフ
ァクシミリ装置から受信した際に、音声メッセージ記憶
手段から音声データを受けて、そのメッセージをテレビ
受信機のスピーカーに出力する為の音声信号を発生する
音声信号発生手段と、音声信号発生手段が発生した音声
信号を、テレビ受信機ビデオ録画装置に出力する音声
信号出力手段とを有するものである。
【0013】作用について説明すると、請求項1又は請
求項2と同様の作用を奏するが、音声メッセージ記憶手
段には、外部のファクシミリ装置から受信したことを報
知するメッセージの音声データが予め格納され、音声信
号発生手段は、外部のファクシミリ装置から受信した際
に、音声メッセージ記憶手段から音声データを受けて、
そのメッセージをテレビ受信機のスピーカーに出力する
為の音声信号を発生するので、音声信号出力手段は、音
声信号発生手段が発生した音声信号を、テレビ受信機
ビデオ録画装置に出力するので、テレビ受信機の音声を
聞いている場合は音声により画像データの着信を知るこ
とができる。
【0014】請求項4に係るファクシミリ装置は、請求
項1の発明において、前記画像信号発生手段は、カラー
の画像データを受けたときには、カラーの画像信号を発
生するように構成されたものである。作用について説明
すると、請求項1と同様の作用を奏するが、画像信号発
生手段は、カラーの画像データを受けたときには、カラ
ーの画像信号を発生するので、受信したカラーの画像デ
ータをテレビ受信機でカラー表示でき、ビデオ録画装置
でカラー録画することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、受信した
画像データを、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イ
エロー)、K(ブラック)の4色からなるカラーで記録
処理可能なファクシミリ装置に本発明を適用した場合の
ものである。ファクシミリ装置1の本体カバー2には、
送信時や受信時に各種のメッセージを表示する為の小型
のディスプレイ3や、受話器4が取付けられるととも
に、複数枚のカラー原稿を載置する原稿載置台5が設け
られ、また相手先のファクシミリ装置にダイヤルする為
の番号キー7、送信時における各種の送信モードを設定
したり、受信時における各種の送信モードを設定するな
どの多数の機能キー8などを有する操作パネル6が設け
られている。更に、本体カバー2の前側には、定形カッ
ト紙からなる記録紙を多数枚収納可能な記録紙カセット
9がセットされるようになっている。
【0016】ここで、図示を省略するが、本体カバー2
内には、カラー画像が描かれた原稿を搬送する原稿送り
機構、カラー原稿の画像を読取るライン状の読み取りヘ
ッド15を備えた画像読み取り装置、記録処理に応じて
記録紙を搬送する記録紙搬送機構、受信した画像データ
を記録する記録ヘッド13と、この記録ヘッド13に対
応した幅を有する感熱性の4色(C(シアン)、M(マ
ゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック))からなる
インクリボンなどを備えたカラー画像記録装置、ファク
シミリ装置1を制御する制御ユニット20などが設けら
れている。
【0017】次に、ファクシミリ装置1の制御系につい
て、図2のブロック図に基づいて説明する。制御ユニッ
ト20には、相手先のファクシミリ装置に通信回線11
を介して接続された通信装置10と、操作パネル6と、
ディスプレイ(LCD)3を表示制御するディスプレイ
コントローラ(LCDC)12と、記録ヘッド13を駆
動制御する記録ヘッド制御装置14と、読み取りヘッド
15と、原稿送りモータ16と、記録紙が無くなったこ
とを検知する記録紙検出スイッチなどを含むスイッチ群
17と、記録紙搬送モータ18とが夫々接続されてい
る。
【0018】図2に示すように、制御ユニット20に
は、CPU21と、ファクシミリ装置1を制御する複数
の制御プログラムを記憶したROM22と、受信したカ
ラーの画像データを記憶する受信データメモリ23aな
どが設けられたRAM23とを含むマイクロコンピュー
タで構成されるととにも、これらはデータバスなどのバ
ス24を介して接続され、このバス24には後述するカ
ラーテレビ信号発生装置30が接続されている。ここ
で、このカラーテレビ信号発生装置30には、画像信号
発生手段と画像信号出力手段とが含まれている。
【0019】即ち、原稿に描かれたカラー画像を送信す
るときには、制御ユニット20により原稿送り機構(原
稿送りモータ16)と画像読み取り装置(読み取りヘッ
ド15)とが作動され、読み取りヘッド15により1ラ
イン毎に読み取ったR(赤)信号とG(緑)信号とB
(黒)信号とからなるカラー画像データが通信装置10
と通信回線11とを介して相手先のファクシミリ装置に
画像送信される。
【0020】一方、R信号とG信号とB信号とを有する
カラー画像データを受信したときには、制御ユニット2
0により記録紙搬送機構(記録紙搬送モータ18)とカ
ラー画像記録装置(記録ヘッド13)とが作動され、受
信した画像データに含まれる各R信号、G信号、B信号
に基づいて、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)、K(ブラック)の4色からなる記録画像データ
に変換され、更に各C、M、Y、Kの記録色毎の濃度に
応じた網点処理が実行され、カラーのインクリボンの一
色を択一的に切換えて記録ヘッド13に対応させること
で、カラー画像が記録紙に記録される。
【0021】次に、受信したカラーの画像データを受け
て、カラーテレビ受信機71やビデオ録画装置73にカ
ラー画像信号や音声信号を発生するカラーテレビ信号発
生装置30の構成について、図3に基づいて説明する。
ここで、受信するカラー画像データについて簡単に説明
すると、スキャニング(走査)による1ライン毎のライ
ン画像データが連続しているものであり、各ライン画像
データは、1ライン分の複数の画素の各々に関するR信
号とG信号とB信号とを順次配置したシリアルデータで
ある。即ち、各画素に対応するR信号とG信号とB信号
としては、例えば8ビットからなるデジタルの輝度デー
タ(階調データ)で構成されている。そして、このカラ
ー画像データは、受信データメモリ23aに格納される
とともに、後述する2つのビデオRAM32・33にも
交互に格納される。
【0022】先ず、書き込み制御装置31は、信号線L
1を介して、カラーテレビ受信機71の1画面分に相当
する画像データを格納し得るだけのメモリ容量を有する
一方のビデオRAM32に接続されるとともに、信号線
L2を介して、ビデオRAM32と同様のメモリ容量を
有する他方のビデオRAM33に接続され、3.58M
Hzを発振する発振器50から受けるビデオクロック信
号に同期して、バス24から供給される1頁分毎のカラ
ー画像データを、ビデオRAM32とビデオRAM33
とに交互に格納する。
【0023】即ち、バス24を介して供給される1頁毎
のカラー画像データに含まれるR、G、Bの各色信号が
色信号毎に区別してビデオRAM32とビデオRAM3
3とに夫々順次格納される。また、この書き込み制御装
置31は、信号線L5を介して表示メッセージ記憶装置
34に接続され、画像データの着信に際して、バス24
を介してメッセージ表示指令を受けたときには、この表
示メッセージ記憶装置34から受ける表示メッセージデ
ータ(ドットイメージデータ(ビットマップデータ))
を一方のビデオRAM33に格納する。即ち、この表示
メッセージ記憶装置34には、表示メッセージデータと
して、例えば、メッセージ「FAXのデータを受信しま
した。」のドットイメージデータが格納されている。
【0024】読み出し制御装置35は、信号線L3を介
してビデオRAM32に接続されるとともに、信号線L
4を介してビデオRAM33に接続され、発振器50か
ら受けるビデオクロック信号に同期して、両ビデオRA
M32、33に格納されている1頁分の色信号データや
メッセージ情報を交互に読み出しながら、パラレル/シ
リアル変換器36に出力する。 パラレル/シリアル変換器36は、読み出し制御装置3
5から供給されたパラレル(8ビット)からなるRGB
の各色画像データを受けて、R信号とG信号とB信号と
に夫々分解し且つシリアルデータに変換し、R信号を信
号線L8を介してD/A変換器37に出力し、G信号を
信号線L9を介してD/A変換器38に出力し、B信号
を信号線L10を介してD/A変換器39に出力する。
【0025】そして、これらD/A変換器37〜39
は、供給されたデジタルのR信号、G信号、B信号をア
ナログのR信号、G信号、B信号に夫々変換して、信号
線L11〜L13を介して、これらアナログのR信号、
G信号、B信号をマトリックス回路41に出力する。次
に、このマトリックス回路41以降においては、カラー
テレビ受信機71で受信するNTSC方式(ナショナル
・テレビジョン・システム・コミッティー)によるカラ
ーテレビ信号を作成する信号作成回路40であり公知な
ので、簡単に説明することにする。
【0026】このマトリックス回路41は、一種の合成
回路であり、供給された3つのアナログ信号であるR信
号、G信号、B信号に基づいて、輝度信号Yと2つの色
差信号I,Qとを作成する。先ず、輝度信号Yは、信号
線L14を介して遅延回路42に出力されて遅延処理さ
れた後、信号線L17を介してY増幅器43に出力され
て増幅処理された後、信号線L20を介して加算回路4
8に出力される。 一方、これら2つの色差信号I,Qに関して、人間の視
覚特性により、明るさを感じる割合が異なることから、
色差信号Iは、信号線L15を介して1.5MHzのL
PF(低域ろ波器)44で帯域幅制限された後、信号線
L18を介してI変調器45に出力され、発振器50か
らのクック信号を−57°移相器51で位相を異ならせ
た色副搬送波に基づいて平衡変調(搬送波抑圧振幅変
調)された後、信号線L21を介して加算回路48に出
力される。
【0027】また、色差信号Qは、信号線L16を介し
て500KHzのLPF(低域ろ波器)46で帯域幅制
限された後、信号線L19を介してQ変調器47に出力
され、−90°移相器52で位相を異ならせた色副搬送
波に基づいて平衡変調された後、信号線L22を介して
加算回路48に出力される。ここで、同期信号発生器4
9は、発振器50からのクロック信号を受けて、水平同
期信号(H同期信号)と垂直同期信号(V同期信号)と
を合成したコンポジット同期信号(複合同期信号)が作
成され、カラーバースト変調器53は、このコンポジッ
ト同期信号を受けて、色副搬送波の水平走査期間のバッ
クポーチに挿入するカラバースト信号を作成する。そし
て、加算回路48は、更にこのカラバースト信号と、コ
ンポジット信号とが供給されて、最終的にはカラーテレ
ビ信号を生成する。
【0028】そして、加算回路48から出力されるカラ
ーテレビ信号(画像信号)は、信号線L23を介して振
幅変調器54に供給されて、高周波発振器56から受け
る所定周波数の高周波(例えば、1チャンネル又は2チ
ャンネルなどの空きチャンネル)で受信可能な高周波)
からなる搬送波で振幅変調(AM変調)され、信号線L
24を介して合成回路55に出力され、後述する音声信
号と合成された後、画像・音声信号として信号線L25
を介して切換え器61に出力される。 一方、音声メッセージ記憶装置58は、「FAXのデー
タを受信しました」の音声を発生する為に複数の音素の
音声発生データ(音声データに相当する)を1チップに
集積した音声発生LSIを備えており、信号線L26を
介して周波数変調器59に接続され、カラー画像データ
の着信時に、バス24を介して供給される音声出力指令
に基づいてこの音声発生データを周波数変調器59に出
力する。
【0029】そして、周波数変調器59は、信号線L2
7を介して周波数変換器57に接続され、音声メッセー
ジ記憶装置58から受けた音声発生データを4.5MH
z発振器60からの搬送波で周波数変調した音声信号を
周波数変換器57に出力する。周波数変換器57は、信
号線L28を介して合成回路55に接続され、高周波発
振器56から受ける高周波に基づいて、音声信号を画像
信号の所定周波数の搬送波に対して4.5MHz高い周
波数に変換されて合成回路55に出力される。
【0030】前記切換え器61は、信号線L30を介し
てカラーテレビ受信機71の受信チャンネルなどを切換
えるリモコン方式の操作盤72に接続されるとともに、
信号線L31を介してビデオ録画装置73の受信チャン
ネルなどを切換えるリモコン方式の操作盤74に接続さ
れ、更に合成回路55とアンテナ70とが接続されると
ともに、信号線L29を介してカラーテレビ受信機71
とビデオ録画装置73とに接続され、常にはアンテナ7
0と信号線L29とを接続するようにして、アンテナ7
0で受信した電波(電送信号)がカラーテレビ受信機7
1やビデオ録画装置73に出力される一方、カラー画像
データの着信に際しては、バス24からの切換え指令に
基づいて、信号線L25と信号線L29とを接続するよ
うに切換える一方、操作盤72に対して、空きチャンネ
ルを受信する為の赤外線信号を出力する切換え信号が出
力されるとともに、操作盤74に対して、空きチャンネ
ルを受信し且つ録画状態にする為の赤外線信号を出力す
る切換え信号が出力されて、合成回路55から出力され
る画像・音声信号がカラーテレビ受信機71とビデオ録
画装置73とに出力される。
【0031】次に、カラーテレビ信号発生装置30の作
用について説明する。 カラー画像データが受信されたときには、そのカラー画
像データが受信データメモリ23aに記憶され、前述し
たように、制御ユニット20により記録紙搬送機構(記
録紙搬送モータ18)とカラー画像記録装置(記録ヘッ
ド13)とが作動され、カラーのインクリボンの一色を
択一的に切換えて記録ヘッド13に対応させることで、
カラー画像が記録紙に記録される。
【0032】ところで、画像データを受信した際に、記
録紙検出スイッチから受けた検出信号が用紙切れのとき
には、バス24を介して、書き込み制御装置31にメッ
セージ表示指令が供給されるとともに、切換え器61に
切換え指令が供給されるので、切換え器61は信号線L
25と信号線L29とを接続するように切換えられる。
そして、書き込み制御装置31により、先ず表示メッセ
ージ記憶装置34から受ける表示メッセージデータが一
方のビデオRAM33に格納されるので、信号線L6を
介して書き込み制御装置31から読み出し指令を受けた
読み出し制御装置35により、ビデオRAM32に格納
されている表示メッセージデータが発振器50からのビ
デオクロック信号に同期して読み出されて、パラレル/
シリアル変換器36に出力される。
【0033】その表示メッセージデータは、パラレル/
シリアル変換器36により、R信号とG信号とB信号と
に夫々分解され且つシリアルデータに変換され、各D/
A変換器37〜39により、デジタルのR信号、G信
号、B信号がアナログのR信号、G信号、B信号に変換
されてマトリックス回路41に出力される。そして、前
述したように、マトリックス回路41を含む信号作成回
路40により、アナログのR信号、G信号、B信号に基
づいて、輝度信号Yと2つの色差信号I,Qとが作成さ
れるとともに、これら色差信号I,Qは変調器45、4
7で夫々平衡変調されて、加算回路48で合成されたカ
ラーテレビ信号(画像信号)が作成される。
【0034】その後、そのカラーテレビ信号は振幅変調
器54で振幅変調されて合成回路55に出力される。一
方、バス24を介して音声出力指令を受けた音声メッセ
ージ記憶装置58により、音声発生データを周波数変換
器57に出力されるので、周波数変換器57により、発
振器60から受ける搬送波で周波数変調した音声信号が
周波数変換器57に出力される。そして、周波数変換器
57により、発振器56から受ける高周波で周波数変換
されて合成回路55に出力される。このとき、前述した
ように、切換え器61により、操作盤72に対して切換
え信号が出力されて、カラーテレビ受信機71は空きチ
ャンネル受信可能にチャンネル設定されるとともに、操
作盤74に対して切換え信号が出力されて、空きチャン
ネル受信可能に且つ録画可能に設定される。
【0035】これにより、画像信号と音声信号とからな
るカラーテレビ信号が切換え器61を経て電送信号とし
てカラーテレビ受信機71とビデオ録画装置73とに出
力され、カラーテレビ受信機71のテレビ画面にメッセ
ージ「FAXのデータを受信しました。」が表示される
と同時に、音声により同様の音声「FAXのデータを受
信しました」がスピーカから出力されるとともに、ビデ
オ録画装置73にも同様の画像と音声とが録画される。
【0036】そして、その後、書き込み制御装置31に
より、バス24を介して供給される1頁分のカラー画像
データがビデオRAM32とビデオRAM33とに交互
に格納されるとともに、読み出し制御装置35により、
ビデオRAM32とビデオRAM33とに格納された1
頁分のカラー画像データが交互に読み出されるので、前
述したように、1頁分毎のカラー画像データの画像信号
がカラーテレビ受信機71とビデオ録画装置73とに同
様に出力され、複数枚分のカラー画像データが1頁分毎
に表示され且つ録画される。
【0037】このように、受信したカラー画像データに
基づいて画像信号が発生されて、電送信号としてカラー
テレビ受信機71とビデオ録画装置73との両方に出力
されるので、記録用紙やインクリボンなどの記録材料が
無くなった異常時の場合でも、カラー画像データをカラ
ーテレビ受信機71に表示したり、或いはビデオ録画装
置73で録画することで、画像データ表示の円滑化を図
ることができる。また、カラー画像データの着信時に
は、メッセージ「FAXのデータを受信しました。」が
カラーテレビ受信機71に出力されるとともに、音声
「FAXのデータを受信しました。」も同時にカラーテ
レビ受信機71に出力されるので、カラーテレビ受信機
71の画面を見ながらメッセージ表示により画像データ
の着信を知ることができるとともに、音声でも画像デー
タの着信を知ることができる。更に、その受信したカラ
ー画像データをビデオ録画装置73にも同時に録画して
おくことができる。
【0038】尚、前記合成回路55からは、複数の放送
チャンネルの全ての周波数の高周波を出力可能に構成
し、カラーテレビ受信機71で何れのチャンネルの放送
を受信している場合でも、受信した画像データをその受
信チャンネルで表示可能に構成したり、切換え器61
は、アンテナ70からの電波(電送信号)を受けるアン
テナモードと、メッセージを受けるメッセージモード
と、電送信号にメッセージを合成する合成モードとを備
えて構成し、合成モードが設定されているときには、通
常のテレビ放送画面にメッセージを「テロップ」として
合成してカラーテレビ受信機71に画面表示するように
構成する等、前記実施形態に関し、既存の技術や当業者
に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。また、ロール状の記録用紙に記録するようにしたフ
ァクシミリ装置などの各種のファクシミリ装置に本発明
を適用し得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】 請求項1に係るファクシミリ装置によ
れば、外部のファクシミリ装置からの受信に応答してテ
レビ受信機に出力するファクシミリ装置において、制御
手段と、画像データ記憶手段と、画像信号発生手段と、
画像信号出力手段とを設け、前記画像信号出力手段に、
常にテレビ用アンテナから受信した画像信号をテレビ受
信機とビデオ録画装置に出力するように信号線を接続す
と共に、外部のファクシミリ装置から画像データを受
信した際には前記制御手段からの切換え指令に基づいて
画像信号発生手段から出力される画像信号をテレビ受信
機とビデオ録画装置に出力するように信号線を切換える
切換え手段を設けるので、受信した画像データに基づい
て画像信号が発生されて、制御手段からの切換え指令に
基づいて、テレビ受信機とビデオ録画装置に出力される
ので、記録用紙やインクリボンなどの記録材料が無くな
った異常時の場合でも、画像データをテレビ受信機に表
示したり、ビデオ録画装置に記録することで、画像デー
タ表示の円滑化を図ることができる。
【0040】請求項2に係るファクシミリ装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、表示メッセージ
記憶手段には、外部のファクシミリ装置から受信したこ
とを報知するメッセージの表示メッセージデータが予め
格納され、画像信号発生手段により、画像データ記憶手
段からの画像データと表示メッセージ記憶手段からの表
示メッセージデータとを受けて画像信号が発生されるの
で、テレビ受信機の画面を見ながらメッセージ表示によ
り画像データの着信を知ることができる。
【0041】請求項3に係るファクシミリ装置によれ
ば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、音
声メッセージ記憶手段と、音声信号発生手段と、音声信
号出力手段とを設け、画像データの受信に際して、受信
したことを報知するメッセージが、テレビ受信機のスピ
ーカーに出力されるので、テレビ受信機からの音声によ
り画像データの着信を知ることができる。
【0042】請求項4に係るファクシミリ装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、カラーの画像デ
ータを受けたときには、カラーの画像信号が発生される
ので、受信したカラーの画像データをテレビ受信機でカ
ラー表示でき、ビデオ録画装置でカラー記録することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、ファクシミリ装置の
斜視図である。
【図2】ファクシミリ装置の制御系のブロック図であ
る。
【図3】カラーテレビ信号発生装置の構成図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 20 制御ユニット(制御手段) 23a 受信データメモリ 30 カラーテレビ信号発生装置 32 ビデオRAM 33 ビデオRAM 34 表示メッセージ記憶装置 40 信号作成回路 58 音声メッセージ記憶装置 61 切換え器(切換え手段) 71 カラーテレビ受信機 73 ビデオ録画装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のファクシミリ装置からの受信に応
    答してテレビ受信機に出力能なファクシミリ装置にお
    いて、前記ファクシミリ装置における 画像データの送受信と記
    録ヘッドによる受信画像の記録に関する制御を司る制御
    手段と、 外部のファクシミリ装置から受信した画像データを記憶
    する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から画像データを受けて、その
    画像をテレビ受信機の画面に出力する為の画像信号を発
    生する画像信号発生手段と、 前記画像信号発生手段が発生した画像信号を、テレビ受
    信機とビデオ録画装置に出力可能な画像信号出力手段と
    を備え、 前記画像信号出力手段は、テレビ用アンテナとテレビ受
    信器とビデオ録画装置とに信号線にて接続された切換え
    手段を備え、 前記切換え手段は、常にテ レビ用アンテナから受信した
    画像信号をテレビ受信機とビデオ録画装置に出力する
    うに信号線を接続すると共に、外部のファクシミリ装置
    から画像データを受信した際には前記制御手段からの
    換え指令に基づいて画像信号発生手段から出力される画
    像信号をテレビ受信機とビデオ録画装置に出力するよう
    に信号線を切換えることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 外部のファクシミリ装置から受信したこ
    とを報知するメッセージの表示メッセージデータを予め
    格納した表示メッセージ記憶手段を備え、 前記画像信号発生手段は、画像データ記憶手段からの画
    像データと表示メッセージ記憶手段からの表示メッセー
    ジデータとを受けて画像信号を発生するように構成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 外部のファクシミリ装置から受信したこ
    とを報知するメッセージの音声データを予め格納した音
    声メッセージ記憶手段と、 外部のファクシミリ装置から受信した際に、音声メッセ
    ージ記憶手段から音声データを受けて、そのメッセージ
    をテレビ受信機のスピーカーに出力する為の音声信号を
    発生する音声信号発生手段と、 前記音声信号発生手段が発生した音声信号を、テレビ受
    信機ビデオ録画装置に出力する音声信号出力手段と、 を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記画像信号発生手段は、カラーの画像
    データを受けたときには、カラーの画像信号を発生する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァクシミリ装置。
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