JP2001320690A - デジタル放送システム - Google Patents

デジタル放送システム

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JP2001320690A
JP2001320690A JP2000140506A JP2000140506A JP2001320690A JP 2001320690 A JP2001320690 A JP 2001320690A JP 2000140506 A JP2000140506 A JP 2000140506A JP 2000140506 A JP2000140506 A JP 2000140506A JP 2001320690 A JP2001320690 A JP 2001320690A
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JP2000140506A
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English (en)
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Hisanobu Tsubaki
尚宜 椿
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が出力する利用制限付きデータの出力
量を管理する。 【解決手段】 放送局2から利用者端末装置30に放送
コンテンツを送るデジタル放送システムであって、利用
者端末装置30に設けられ、放送コンテンツに関連する
利用制限付データを取得する利用者端末機40と、利用
者端末装置30にて利用者端末機40に接続され、利用
者端末機40が取得した利用制限付データを出力する出
力装置60と、利用者端末装置30の出力装置60によ
る利用制限付データの出力量を管理する管理装置10と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送シス
テムに関する。特に本発明は、放送コンテンツに関連す
る利用制限付データを配信するデジタル放送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送及びケーブルテレビなど
によって、有料放送が配信されており、またデジタル放
送の開発も進展している。有料デジタル放送の映像及び
音声情報はスクランブル処理して配信され、利用者が所
有するセットトップボックス(以下「STB」とい
う。)でデコードして利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有料デジタル放送で
は、実際にテレビモニタで映し出される映像及び音声情
報だけでなく、放送番組に関連する番組関連データを配
信することも提案されている。番組関連データとは、プ
リント出力可能な画像データや音楽データなどである。
これらの番組関連データは放送番組に関連し、著作権を
有するとともに付加価値がある。そのため通常、番組関
連データもスクランブル処理して配信され、STBでデ
コードして利用されるようになっている。放送局側は、
放送コンテンツや番組関連データの利用代金をSTBを
所持する利用者に対して課金することが適当と考えられ
る。
【0004】しかし、スクランブル処理された番組関連
データがデコードされた後は、その利用量を管理する術
がない。そのため放送局側は、番組関連データの配信時
に利用者に対してその番組関連データに対する課金がで
きても、その後のその番組関連データの利用を制限する
ことが容易でない。また、著作権侵害となる不正な番組
関連データの再利用を防止するのも容易でない。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるデジタル放送システムを提供することを目的
とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記
載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は
本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、放送局から利用者端末装置に放送コンテン
ツを送るデジタル放送システムであって、利用者端末装
置に設けられ、放送コンテンツに関連する利用制限付デ
ータを取得する利用者端末機と、利用者端末装置にて利
用者端末機に接続され、利用者端末機が取得した利用制
限付データを出力する出力装置と、利用者端末装置の出
力装置による利用制限付データの出力量を管理する管理
装置と、を含むことを特徴とするデジタル放送システム
を提供する。
【0007】放送コンテンツ及び利用制限付きデータ
は、放送局からスクランブル処理されて配信されてもよ
い。また、利用者端末機は、スクランブル処理されて配
信される放送コンテンツのデコードを行うセットトップ
ボックスであってもよい。
【0008】出力量とは、例えば出力装置がプリンタ
で、利用制限付きデータが紙媒体に出力される場合は、
出力枚数をいう。
【0009】管理装置は、利用者から利用制限付きデー
タの出力予定量を受け付ける出力予定量受付部を有して
もよく、利用制限付きデータは、出力予定量の範囲内で
出力可能な状態で利用者端末に配信されてもよい。
【0010】利用制限付きデータは有料データであって
もよく、管理装置は、利用制限付きデータの出力予定量
に対する代金を課金する課金処理部を有してもよい。
【0011】管理装置は、利用制限付きデータの出力予
定量のうち、出力装置から出力しないと決定された未出
力量分を示す情報を利用者端末機から取得して、未出力
量分の利用制限付きデータに対する代金を利用者に返却
する返金処理部を有してもよい。
【0012】利用者端末装置は、出力装置が利用制限付
きデータの出力予定量の全てを出力したときに、利用者
端末装置側の利用制限付きデータを抹消するデータ抹消
部を有してもよい。
【0013】利用者端末装置側の利用制限付きデータ
は、利用者端末機に記録された利用制限付きデータ及び
プリンタのバッファに一時的に保持された利用制限付き
データを含む。
【0014】データ抹消部は、利用制限付きデータの出
力予定量の全てを出力装置から出力しないと決定された
ときに、利用者端末装置側の利用制限付きデータを抹消
することを特徴とする請求項5に記載のデジタル放送シ
ステム。
【0015】利用制限付きデータは、出力予定量の範囲
内の出力に加えて、本出力としての利用価値が与えられ
ない試験的出力ができるように利用者端末装置に配信さ
れてもよい。
【0016】利用制限付きデータは有料データであって
もよく、管理装置は、出力装置が実際に出力した利用制
限付きデータの出力累積量を受け付ける累積量受付部
と、利用制限付きデータの出力累積量に対する代金を課
金する課金処理部と、を有してもよい。
【0017】利用者端末機は、出力装置が実際に出力し
た利用制限付きデータの出力量を累積する出力量累積部
を有してもよく、出力量累積部に累積された利用制限付
きデータの出力累積量を管理装置の累積量受付部に報告
してもよい。
【0018】利用者端末装置は、出力装置からの利用制
限付きデータの出力の終了が決定されたときに、利用者
端末装置側の利用制限付きデータを抹消するデータ抹消
部を有してもよい。
【0019】利用制限付きデータは、本出力としての利
用価値が与えられない試験的出力ができるように出力装
置に配信され、試験的出力は出力累積量に加算されない
ようにしてもよい。
【0020】利用者端末機は、出力装置が利用制限付き
データを保持した状態で、利用制限付きデータの利用が
適正状態でなくなったことを判定する適正状態判定部を
有してもよい。
【0021】出力装置は、利用制限付きデータを出力す
るたびに、出力したことを示す出力通知情報を利用者端
末機に送信してもよく、適正状態判定部は、出力装置か
らの出力通知情報に基づいて、出力装置が実際に出力し
た利用制限付きデータの出力量を計測し、適正状態を判
定してもよい。
【0022】本発明の第2の形態によると、著作権を有
し、利用が制限される利用制限付きデータを取得するデ
ータ取得装置に接続され、前記データ取得装置により取
得された前記利用制限付きデータを出力する出力装置で
あって、前記利用制限付きデータの出力の終了が決定さ
れたときに、前記利用制限付きデータを抹消し、抹消し
たことを示す抹消通知情報を前記データ取得装置に送信
する抹消通知情報送信処理部を有することを特徴とする
出力装置を提供する。出力装置はプリンタで、利用制限
付きデータを紙媒体に出力してもよい。
【0023】前記データ取得装置は放送局から放送コン
テンツを受信する利用者端末機であって、前記制限付き
データは前記放送コンテンツに関連してもよい。
【0024】本発明の第3の形態によると、著作権を有
し、利用が制限される利用制限付きデータを取得するデ
ータ取得装置であって、前記利用制限付きデータを取得
するデータ受付部と、前記利用制限付きデータを予め注
文した出力予定量の範囲内で出力装置に出力させる出力
実行処理部と、前記出力装置が前記利用制限付きデータ
の前記出力予定量の全てを出力したときに、前記出力装
置から前記利用制限付きデータを抹消するデータ抹消部
と、を有することを特徴とするデータ取得装置を提供す
る。
【0025】前記データ取得装置は放送局から放送コン
テンツを受信する利用者端末機であってもよく、前記利
用制限付きデータは前記放送コンテンツに関連してもよ
い。放送コンテンツ及び利用制限付きデータは、放送局
からスクランブル処理されて配信されてもよい。また、
利用者端末機は、スクランブル処理されて配信される放
送コンテンツのデコードを行うセットトップボックスで
あってもよい。
【0026】本発明の第4の形態によると、著作権を有
し、利用が制限される利用制限付きデータの利用者の出
力量を管理する出力量管理システムであって、前記利用
者から前記利用制限付きデータの出力予定量を受け付
け、前記出力予定量の範囲内で出力可能な状態で、前記
利用制限付きデータを配信させる管理装置と、前記利用
制限付きデータを取得し、取得した前記利用制限付デー
タを出力装置に出力させ、前記出力装置が前記利用制限
付きデータの前記出力予定量の全てを出力したときに、
前記出力装置から前記利用制限付きデータを抹消するデ
ータ取得装置と、を含むことを特徴とする出力量管理シ
ステムを提供する。
【0027】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0029】図1は、本発明にかかる第1の実施形態に
おけるデジタル放送システムの概念図である。本実施形
態のデジタル放送システムでは、放送コンテンツだけで
なく、利用制限付きデータの配信も行う。利用制限付き
データとは放送コンテンツに関連し、例えば著作権を有
し、自由に複製することが禁止されるなど利用が制限さ
れているデータのことである。例えば放送コンテンツが
アニメである場合、利用制限付きデータはそのアニメの
キャラクタを用いた画像データ、又はそのアニメの主題
歌の音楽データなどである。本実施形態では、利用制限
付きデータが画像データの場合について説明する。
【0030】デジタル放送システムは、放送局2と、管
理装置10と、利用者端末装置30とを含む。利用者端
末装置30は放送局2及び管理装置10と通信回線80
を介して接続されている。通信回線80は、電話回線、
インターネット又は無線などである。管理装置10は、
放送局2内に設置されてもよいが、放送局2とは別の場
所に設置され、通信回線80を介して放送局2と接続さ
れていてもよい。
【0031】放送局2は、スクランブル処理された放送
コンテンツを利用者端末装置30に配信する。放送コン
テンツは番組の映像及び音声情報で構成される。放送局
2は、放送コンテンツを利用者端末装置30に配信する
際に、その放送コンテンツに関連する利用制限付きデー
タの案内情報も配信する。例えば利用制限付きデータの
案内情報は、放送コンテンツの放送が終了したときに、
番組の最後のお知らせとして放送されるようにしてもよ
い。
【0032】利用者端末装置30は、アンテナ32と、
モニタ34と、入力部36と、セットトップボックス
(以下「STB」という。)40と、プリンタ60とを
有する。アンテナ32は、放送局2から配信される放送
コンテンツを受信する。STB40はアンテナ32が受
信した放送コンテンツのデコードを行う。モニタ34は
テレビ画面などで、STB40がデコードした放送コン
テンツ及び利用制限付きデータの案内情報を表示する。
利用者は、モニタ34に表示された利用制限付きデータ
の案内情報に従って、入力部36を用いて配信を希望す
る利用制限付きデータの注文を行う。このとき利用者
は、配信を希望する利用制限付きデータと共に、その出
力予定量も注文する。STB40は、利用制限付きデー
タの注文情報をその出力予定量と共に通信回線80を介
して管理装置10に送信する。出力予定量とは、利用制
限付きデータが画像データで、プリンタ60から紙媒体
に印刷される場合は印刷予定枚数をいう。本実施形態に
おいては、利用者は予め利用制限付きデータをプリンタ
60から印刷したい枚数を注文しておく。
【0033】管理装置10は、利用者端末装置30から
の利用制限付きデータの注文を受け付け、放送局2に利
用制限付きデータを配信させることで利用制限付きデー
タを提供する管理を行う。管理装置10が行う管理に
は、出力予定量の管理も含まれる。つまり管理装置10
は、利用者からの利用制限付きデータの注文情報及びそ
の出力予定量を受け付け、放送局2にその出力予定量の
範囲内で出力可能な状態で利用制限付きデータを配信さ
せる。ここで出力予定量は印刷枚数に加えて、印刷サイ
ズなどにより定められてもよい。
【0034】各利用者端末装置30におけるSTB40
には固有のIDが割り当てられている。利用制限付きデ
ータの注文情報及びその出力予定量は、STB40のI
Dに対応づけて管理装置10に送信される。そのため管
理装置10は、STB40のIDに基づいて、各利用者
からの利用制限付きデータ及びその出力予定量の注文を
認識することができる。STB40の利用者は、STB
40の購入時又は放送コンテンツの視聴申し込み時に、
放送局2と放送コンテンツ視聴料金に関する契約をして
いるはずである。管理装置10は利用制限付きデータの
利用代金を課金する処理を行うが、その利用代金は放送
コンテンツの視聴料金に加算されるようにしてもよい。
本実施形態では、管理装置10が利用制限付きデータの
利用代金を、利用者が予め注文した出力予定量に対して
課金するシステムについて説明する。
【0035】放送局2から配信される利用制限付きデー
タは、放送コンテンツと同様にスクランブル処理されて
いる。利用者端末装置30のアンテナ32は利用制限付
きデータを受信する。STB40はアンテナ32が受信
した利用制限付きデータのデコードを行う。モニタ34
はSTB40がデコードした利用制限付きデータをその
印刷予定枚数と共に表示する。
【0036】利用者端末装置30はさらにプリンタ60
を有する。プリンタ60はSTB40に接続され、ST
B40がデコードした利用制限付きデータを出力する。
利用者は、モニタ34に表示された利用制限付きデータ
を見ながら、入力部36を用いてプリンタ60から出力
する利用制限付きデータの印刷実行枚数を入力する。
【0037】図2は、利用制限付きデータを配信するデ
ジタル放送システムのブロック図である。放送局2は、
利用制限付きデータを利用者端末装置30に配信するデ
ータ配信部4を有する。
【0038】管理装置10は、出力予定量受付部14
と、課金処理部16と、返金処理部18とを有する。出
力予定量受付部14は、利用者から利用制限付きデータ
の注文情報と共に、その利用制限付きデータの出力予定
量を受け付ける。管理装置10は、放送局2のデータ配
信部4に、利用制限付きデータを出力予定量の範囲内で
出力可能な状態で利用者端末装置30に配信させる。こ
こで利用制限付きデータは有料データであり、課金処理
部16は、利用制限付きデータの出力予定量に対する代
金を課金する。返金処理部18は、利用制限付きデータ
の出力予定量のうち、利用者端末装置30のプリンタ6
0から出力しないと決定された未出力量分を示す情報を
STB40から取得する。返金処理部18は、その未出
力量分の利用制限付きデータに対する代金を利用者に返
金する処理を行う。
【0039】STB40は、データ注文部42と、デー
タ受付部44と、出力実行処理部46と、適正状態判定
部48と、返金要求部50と、データ抹消部52とを含
む。
【0040】データ注文部42は、モニタ34に利用制
限付きデータの注文画面を表示し、利用者に利用制限付
きデータの注文を案内する。利用者はモニタ34の表示
に従って、入力部36を用いて利用制限付きデータの注
文を行う。利用者は利用制限付きデータの注文をする際
に利用制限付きデータの出力予定量も入力する。出力予
定量とは利用者がプリンタ60から印刷したい利用制限
付きデータの印刷枚数である。データ注文部42は、利
用制限付きデータの注文情報とその出力予定量を管理装
置10の出力予定量受付部14に送信する。
【0041】利用者端末装置30のアンテナ32は、放
送局2のデータ配信部4から利用制限付きデータを受信
する。利用制限付きデータは、出力予定量と共に配信さ
れる。
【0042】データ受付部44は、アンテナ32が受信
した利用制限付きデータを受け付け、デコードする。出
力実行処理部46は、利用制限付きデータをその出力予
定量と共に記録する。出力実行処理部46は、モニタ3
4に利用制限付きデータの印刷実行画面を表示する。利
用者はモニタ34の表示に従って、入力部36を用いて
プリンタ60に出力させる利用制限付きデータの出力実
行枚数を入力する。出力実行枚数とは、利用者がプリン
タ60から利用制限付きデータを出力させるたびに設定
する印刷枚数のことであり、利用者が予め注文した出力
予定量の範囲内で設定可能である。出力実行処理部46
は、プリンタ60に利用制限付きデータを送信し、プリ
ンタ60に利用制限付きデータを出力させる。
【0043】プリンタ60は送受信処理部62を含む。
また、本実施形態におけるプリンタ60は、図示してい
ないが、利用制限付きデータを一時的に保持するバッフ
ァを含むものとする。送受信処理部62は、出力実行処
理部46から送信された利用制限付きデータを受信す
る。プリンタ60は、利用制限付きデータをバッファに
保持し、出力実行処理部46からの出力命令に従って利
用制限付きデータの印刷を実行する。送受信処理部62
は、利用制限付きデータを出力するたびに、出力したこ
とを示す出力通知情報をSTB40に送信する。
【0044】STB40の適正状態判定部48は、プリ
ンタ60が利用制限付きデータを保持した状態で、利用
制限付きデータの利用が適正状態でなくなったことを判
定する。具体的には、適正状態判定部48は、プリンタ
60からの出力通知情報に基づいて、プリンタ60が実
際に出力した利用制限付きデータの出力量を計測し、適
正状態を判定する。適正状態とは、プリンタ60がST
B40に接続されており、STB40の制御下にあるこ
とをいう。プリンタ60は利用制限付きデータを一時的
にバッファに保持する。そのためその状態で、利用者が
プリンタ60をSTB40から切断し、利用制限付きデ
ータの不正な複製を行うことも考えられる。適正状態判
定部48は、そのような不正な処理が行われないよう
に、プリンタ60からの通知情報を受けつけて適正状態
を判定する。
【0045】適正状態判定部48が、プリンタ60の利
用制限付きデータの利用が適正状態でなくなったと判定
したときには、STB40は利用者に対してペナルティ
を課すようにしてもよい。例えばSTB40は、利用者
端末装置30側の利用制限付きデータを抹消する処理を
行ったり、利用制限付きデータの利用が適正状態でなく
なったことを管理装置10に報告するようにしてもよ
い。
【0046】データ抹消部52は、プリンタ60が利用
制限付きデータの出力予定量の全てを出力したときに、
利用者端末装置30側の利用制限付きデータを抹消す
る。つまりデータ抹消部52は、プリンタ60が利用制
限付きデータの出力予定量の全てを出力したときに、S
TB40の出力実行処理部46に記録された利用制限付
きデータとプリンタ60のバッファに保持された利用制
限付きデータを抹消する。ここで抹消とは、利用制限付
きデータを完全に削除することである。プリンタ60の
送受信処理部62は、図示していないが、抹消通知情報
の送信処理部を有する。プリンタ60は、データ抹消部
52からの抹消命令情報に基づきバッファから利用制限
付きデータを抹消する。抹消通知情報の送信処理部は、
プリンタ60が利用制限付きデータを抹消すると、抹消
したことを示す抹消通知情報をSTB40に送信する。
適正状態判定部48は、プリンタ60からの抹消通知情
報に基づいて、適正状態を判定する。
【0047】データ抹消部52は、プリンタ60が利用
制限付きデータの出力予定量の全てを出力したときでは
なく、プリンタ60が利用制限付きデータの出力実行枚
数分だけ利用制限付きデータを印刷したときに、プリン
タ60のバッファから利用制限付きデータを消去しても
よい。
【0048】また図示及び詳細な説明は省略するが、S
TB40は、放送コンテンツの視聴を注文したり放送コ
ンテンツを受け付けるための基本的な機能を有してい
る。
【0049】次に返金要求処理について説明する。利用
者は、予め注文した利用制限付きデータの出力予定量の
うち、実際にプリンタ60から出力しなかった未出力量
分の利用制限付きデータの代金に対する返金を要求する
ことができる。返金要求部50は、モニタ34に利用制
限付きデータの返金要求処理画面を表示する。利用者は
モニタ34の表示に従って、利用制限付きデータの返金
要求処理を行う。利用者が返金要求処理を行うと、出力
実行処理部46は、記録している利用制限付きデータの
未出力量分のうち、利用者が返金要求処理を行った分の
未出力量分をデクリメントする。返金要求部50は、返
金要求情報を管理装置10の返金処理部18に送信す
る。
【0050】データ抹消部52は、利用者が返金要求処
理を行い、利用制限付きデータの出力予定量の全てがプ
リンタ60から出力されないと決定されたときにも利用
者端末装置30側の利用制限付きデータを抹消する。つ
まりデータ抹消部52は、利用者が利用制限付きデータ
の未出力量の全てについて返金要求処理を行った場合
に、利用者端末装置30側の利用制限付きデータを抹消
する。このときデータ抹消部52は、STB40の出力
実行処理部46に記録された利用制限付きデータ及びプ
リンタ60のバッファに保持された利用制限付きデータ
を抹消する。
【0051】プリンタ60はデータ抹消部52からの抹
消命令情報に基づき利用制限付きデータを抹消する。抹
消通知情報の送信処理部は、抹消したことを示す抹消通
知情報をSTB40に送信する。
【0052】ここで管理装置10の返金処理部18は、
放送局2側の返金処理を簡略化するために条件を設定し
てもよい。例えば返金要求処理を行うことができる利用
制限付きデータの最小量を定めてもよい。また返金要求
処理を行うことができる期限を定めてもよい。例えば返
金要求可能期間は、利用制限付きデータが放送局2から
配信されてから1月以内としたり、2002年4月まで
としてもよい。さらに返金処理部18は、確認のため、
返金処理完了を示す情報を放送局2に返金要求処理を行
った利用者に対して配信させてもよい。
【0053】図3は、本実施形態におけるデジタル放送
システムにおける、利用制限付きデータに対する課金処
理及び返金処理を示すフローチャートである。
【0054】利用者が利用制限付きデータの配信を注文
すると、STB40のデータ注文部42は、利用制限付
きデータの注文情報と共に印刷予定枚数を管理装置10
に送信する(S10)。管理装置10の課金処理部16
は、印刷予定枚数に応じて利用制限付きデータの利用代
金を課金する処理を行う(S12)。管理装置10は放
送局2に利用制限付きデータを配信させる命令を送信す
る(S14)。放送局2のデータ配信部4は、利用制限
付きデータをその印刷予定枚数と共にSTB40に配信
する(S16)。放送局2のデータ配信部4から配信さ
れた利用制限付きデータは、利用者端末装置30のアン
テナ32によって受信され、利用者端末装置30側で印
刷処理が行われる(S18)。
【0055】図4は、図3のステップ18における利用
者端末装置30側での印刷処理を詳細に示すフローチャ
ートである。
【0056】データ受付部44は、スクランブル処理さ
れた利用制限付きデータを受け付け、デコードする(S
20)。出力実行処理部46は、データ受付部44がデ
コードした利用制限付きデータをその印刷予定枚数と共
に記録する(S22)。利用者が実際にプリンタ60に
印刷させる利用制限付きデータの印刷実行枚数を入力す
ると(S24)、出力実行処理部46は、利用制限付き
データの印刷を実行するか否かをたずねる(S26)。
利用者が利用制限付きデータの印刷実行を入力すると、
出力実行処理部46は、プリンタ60に利用制限付きデ
ータ及びその出力命令情報を送信する(S28)。
【0057】プリンタ60はバッファに利用制限付きデ
ータを記録し(S30)、STB40からの出力命令情
報に基づき印刷を実行する(S32)。プリンタ60の
送受信処理部62は、プリンタ60が印刷を実行するた
びに印刷したことを示す出力通知情報をSTB40に送
信する(S34)。
【0058】STB40は利用者が入力した印刷実行枚
数を保持しており、プリンタ60から出力通知情報を受
信するたびに、保持している印刷実行枚数をデクリメン
トする(S36)。出力実行処理部46は、プリンタ6
0が全実行枚数分の利用制限付きデータを印刷し終わる
まで(S38)、プリンタ60に出力命令情報を送信す
る(S40)。ステップ32に戻り、プリンタ60は利
用制限付きデータを出力してSTB40に出力通知情報
を送信する(S34)。この間STB40の適正状態判
定部48は、プリンタ60からの出力通知情報により、
プリンタ60が適正状態にあることを判定する。
【0059】プリンタ60が全実行枚数分の利用制限付
きデータを印刷し終わると(S38)、データ抹消部5
2はプリンタ60に抹消命令情報を送信する(S4
2)。プリンタ60は、STB40からの抹消命令情報
に従い、バッファに保持されている利用制限付きデータ
を抹消する(S44)。プリンタ60の送受信処理部6
2は、プリンタ60が利用制限付きデータを抹消する
と、抹消したことを示す抹消通知情報をSTB40に送
信する(S46)。STB40の適正状態判定部48
は、プリンタ60からの抹消通知情報により、プリンタ
60が適正状態にあることを判定する(S48)。出力
実行処理部46は、印刷予定枚数から印刷実行枚数をデ
クリメントした未出力枚数を印刷予定枚数として更新す
る(S50)。
【0060】出力実行処理部46は、印刷予定枚数が消
費し尽くされたか否かを判断する(S52)。全印刷予
定枚数が消費されている場合、出力実行処理部46は、
記録している利用制限付きデータを抹消する(S5
6)。全印刷予定枚数が消費されていない場合、返金要
求部50は、返金要求処理を行うか否かをたずねる(S
54)。利用者が返金要求処理を行わないことを選択し
た場合、ステップ24に戻り、利用者からの印刷実行枚
数の入力を待つ。一方ステップ54で、利用者が返金要
求処理を行なうことを選択した場合、出力実行処理部4
6は記録している利用制限付きデータを抹消する(S5
6)。
【0061】図3に戻り、図4のステップ54で、利用
者が返金要求を行うことを選択した場合、STB40の
返金要求部50は返金要求情報を管理装置10に送信す
る(S60)。管理装置10の返金処理部18は、返金
要求情報に基づき返金処理を行う(S62)。
【0062】このように、本実施形態におけるデジタル
放送システムでは、放送局2側は、利用制限付きデータ
をその出力予定量と共に配信するので、管理装置10に
よって利用者側での利用制限付きデータの利用量を管理
することができる。また、利用者が予め注文した出力予
定量に対して利用制限付きデータの利用代金を課金する
ことができる。
【0063】さらに、利用者端末装置30側では、ST
B40によって利用制限付きデータの利用の適正状態を
判定しているため、利用者側での不正な利用制限付きデ
ータの利用を防止することができる。また、プリンタ6
0が利用制限付きデータの出力予定量の全てを出力した
ときには利用者端末装置30側の利用制限付きデータは
抹消される。そのため、利用者側での不正な利用制限付
きデータの再利用を防止することができる。
【0064】さらに、利用者は出力予定量のうち、プリ
ンタ60から出力しないと決定した未出力量分について
放送局2側に返金要求を行うことができるので、利用者
は利用制限付きデータを安心して多めに購入することが
できる。従って、プリンタ60から実際に利用制限付き
データを印刷させるたびに利用制限付きデータを購入す
る必要がなくなる。
【0065】図5〜7は、本実施形態において、利用者
端末装置30側のモニタ34に表示される画面の具体例
を示す。
【0066】図5(a)及び(b)は、STB40のデ
ータ注文部42がモニタ34に表示する利用制限付きデ
ータの注文画面を示す図である。利用制限付きデータは
有料画像データである。図5(a)に示したように、デ
ータ注文部42は、複数の有料画像データの案内情報を
モニタ34に表示する。利用者はモニタ34に表示され
た複数の有料画像データの中から注文する有料画像デー
タを選択する。利用者が有料画像データを選択すると、
図5(b)に示したように、データ注文部42は利用者
にその有料画像データの印刷予定枚数である購入枚数を
入力させる。例えば利用者が購入枚数を「100枚」と
入力すると、その購入枚数に応じた利用代金が「300
0円」と表示される。利用者が「OK」ボタンを押す
と、注文情報は購入枚数と共に管理装置10に送信され
る。管理装置10は放送局2のデータ配信部4に有料画
像データを配信させる。
【0067】図6(a)及び(b)は、出力実行処理部
46がモニタ34に表示する有料画像データの印刷実行
画面を示す図である。図6(a)に示したように、出力
実行処理部46は、データ配信部4から配信された複数
の有料画像データに関する情報をモニタ34に表示す
る。ここでは、有料画像データのサムネイル表示と共
に、購入した枚数のうちまだ印刷していない残りのプリ
ント可能枚数が表示される。利用者はモニタ34に表示
された複数の有料画像データの中からプリンタ60に印
刷させる有料画像データを選択する。利用者が有料画像
データを選択すると、図6(b)に示したように、出力
実行処理部46は利用者にその有料画像データの印刷実
行枚数であるプリント枚数を入力させる。このとき、プ
リント可能枚数も表示される。利用者がプリント枚数を
例えば「20枚」と入力し、「OK」ボタンを押すと、
印刷命令情報がプリンタ60送信され、プリンタ60は
有料画像データを印刷する。
【0068】図7(a)及び(b)は、返金要求部50
がモニタ34に表示する利用制限付きデータの返金要求
処理画面を示す図である。図7(a)に示したように、
返金要求部50は、未出力の複数の有料画像データに関
する情報をモニタ34に表示する。利用者はモニタ34
に表示された複数の有料画像データの中から返金要求処
理を行う有料画像データを選択する。利用者が有料画像
データを選択すると、図7(b)に示したように、返金
要求部50は利用者にその有料画像データの払い戻し枚
数を入力させる。このとき、未出力量である払い戻し可
能枚数も表示される。利用者が払い戻し枚数を例えば
「50枚」と入力すると、その払い戻し枚数に応じた返
却代金が「1000円」と表示される。利用者が「O
K」ボタンを押すと、出力実行処理部46が保持する未
出力量は「80枚」から「30枚」に書き換えられる。
同時に返金要求部50は、返金要求情報を管理装置10
に送信する。管理装置10の返金処理部18は、STB
40からの返金要求情報に基づいて有料画像データの購
入代金の一部を返金する処理を行う。
【0069】次に試し刷り機能について説明する。利用
制限付きデータは、出力予定量の範囲内の出力に加え
て、本出力としての利用価値が与えられない試験的出力
ができるように利用者端末装置30に配信されてもよ
い。
【0070】出力実行処理部46は、実際にハガキなど
に印刷されて利用される画像データの出力に先立ち、プ
リンタ60から試し刷りをさせることができる。試し刷
りは印刷実行枚数としてはカウントされない。これによ
り利用者は課金されることなく、印刷状態を確認するこ
とができる。
【0071】図8(a)〜(d)は、試し刷りにより出
力される利用制限付きデータの画像を示す。図8(a)
に示した試し刷り画像は、利用制限付きデータの画像と
共に「SAMPLE」という文字が印刷される。図8
(b)に示した試し刷り画像は、利用制限付きデータの
画像と共に「×」印が印刷される。このため、利用者
は、ハガキの印刷方向やハガキに印刷される画像の色彩
などの印刷状態を確認することができる。しかし、これ
らの試し刷り画像には「SAMPLE」という文字や
「×」印が印刷されているため、利用価値がないものと
なる。
【0072】図8(c)に示した試し刷り画像は、解像
度の低い利用制限付きデータが印刷されたものである。
図8(d)に示した試し刷り画像は、カラー画像を単一
色のみで印刷したものである。このため利用者はハガキ
の印刷方向などの印刷状態を確認することができる。し
かし、これらの試し刷り画像は解像度が低かったり単一
色のみで印刷されているため、利用価値が減じられてい
る。
【0073】図8(d)に示した単一色のみで印刷され
た試し刷り画像は、印刷状態が適正であると確認された
後、残りの色を印刷してもよい。これにより印刷時間が
短縮されると共に、印刷用紙の無駄を防ぐことができ
る。
【0074】また、試し刷り枚数についても無制限に行
えるのではなく、制限を設けてもよい。この場合、ST
B40の出力実行処理部46及び適正状態判定部48は
試し刷り枚数についてカウントし、試し刷り枚数がある
所定の枚数に達したら、それ以降の出力を印刷実行枚数
としてカウントしてもよい。
【0075】さらに、試し刷りは、利用者が利用制限付
きデータの注文を行う前にできるようにしてもよい。S
TB40は、試し刷りのオン/オフができるようにされ
ていることが好ましい。
【0076】以上より、プリンタ60から利用価値のあ
る利用制限付きデータを出力する前に、試し刷りをする
ことができるので、印刷の失敗を防ぐことができる。
【0077】上記第1の実施形態の変形例として、利用
制限付きデータの印刷予定枚数は、利用制限付きデータ
の内部に暗号化して記録してもよい。例えば利用制限付
きデータのファイルのヘッダに印刷予定枚数を記録して
おき、プリンタ60から印刷されるたびに印刷予定枚数
がデクリメントされてもよい。また放送局2は、印刷予
定枚数分の利用制限付きデータを利用者端末装置30に
配信してもよい。この場合、プリンタ60が利用制限付
きデータを印刷すると利用制限付きデータは抹消される
ようにしてもよい。
【0078】図9は、本発明に係る第2の実施形態にお
けるデジタル放送システムを示すブロック図である。前
述した第1の実施形態では、利用制限付きデータの利用
代金は、利用者が予め注文した出力予定量に対して課金
されていた。本実施形態では、利用者が実際に出力した
利用制限付きデータの出力量に対して課金するシステム
について説明する。
【0079】本実施形態におけるデジタル放送システム
も、図1に示した第1の実施形態におけるデジタル放送
システムと同様に、放送局2と、管理装置10と、利用
者端末装置30とを含む。
【0080】本実施形態における管理装置10は、課金
処理部16と累積量受付部20とを有する。利用者端末
装置30は図1に示したように、アンテナ32と、モニ
タ34と、入力部36と、STB40と、プリンタ60
とを有する。STB40は、データ注文部42と、デー
タ受付部44と、出力実行処理部46と、適正状態判定
部48と、データ抹消部52と、出力量累積部54とを
有する。プリンタ60は送受信処理部62を有する。
【0081】STB40のデータ注文部42は、利用者
から利用制限付きデータの配信の注文を受け付け、注文
情報を放送局2に送信する。注文情報は、管理装置10
を介して放送局2に送信されてもよく、放送局2に直接
送信されてもよい。
【0082】利用者端末装置30のアンテナ32は、放
送局2のデータ配信部4から配信される利用制限付きデ
ータを受信する。データ受付部44は、アンテナ32が
受信した利用制限付きデータを受け付け、デコードす
る。出力実行処理部46は、利用制限付きデータを記録
する。出力実行処理部46は、モニタ34に利用制限付
きデータの印刷実行画面を表示する。利用者はモニタ3
4の表示に従って、入力部36を用いてプリンタ60に
出力させる利用制限付きデータの出力実行枚数を入力す
る。出力実行処理部46は、プリンタ60に利用制限付
きデータを送信し、プリンタ60に利用制限付きデータ
を出力させる。
【0083】プリンタ60は、第1の実施形態に関して
説明したのと同様であるため、ここでは詳細な説明は省
略する。
【0084】STB40の出力量累積部54は、プリン
タ60が実際に印刷した利用制限付きデータの出力量を
累積する。出力量累積部54は、利用制限付きデータの
印刷枚数をその利用制限付きデータと対応づけて保持す
る。出力量累積部54はさらに、印刷日時、印刷サイズ
などの印刷履歴情報を利用制限付きデータに関連づけて
保持してもよい。出力量累積部54は、累積された利用
制限付きデータの出力累積量を管理装置10の累積量受
付部20に報告する。
【0085】本実施形態においては、データ抹消部52
は、プリンタ60からの利用制限付きデータの出力の終
了が決定されたときに、利用者端末装置30側の利用制
限付きデータを抹消する。利用制限付きデータの出力の
終了が決定されたときとは、出力量累積部54が累積出
力量を管理装置10に報告されるときでもよく、またS
TB40が利用制限付きデータを受け付けてから所定期
間経過後であってもよい。
【0086】管理装置10の累積量受付部20は、プリ
ンタ60が実際に出力した利用制限付きデータの出力累
積量を受け付ける。課金処理部16は、利用制限付きデ
ータの出力累積量に対する代金を課金する。
【0087】図10は、本実施形態におけるデジタル放
送システムにおける、利用制限付きデータに対する課金
処理を示すフローチャートである。
【0088】利用者が利用制限付きデータの配信を注文
すると、STB40のデータ注文部42は、利用制限付
きデータの注文情報を放送局2に送信する(S11
0)。放送局2のデータ配信部4は、利用制限付きデー
タをSTB40に配信する(S116)。放送局2のデ
ータ配信部4から配信された利用制限付きデータは、利
用者端末装置30のアンテナ32によって受信され、利
用者端末装置30側で印刷処理が行われる(S11
8)。
【0089】図11は、図10のステップ118におけ
る利用者端末装置30側での印刷処理を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【0090】データ受付部44は、スクランブル処理さ
れた利用制限付きデータを受け付け、デコードする(S
120)。出力実行処理部46は、データ受付部44が
デコードした利用制限付きデータを記録する(S12
2)。利用者が実際にプリンタ60から印刷させる利用
制限付きデータの印刷実行枚数を入力すると(S12
4)、出力実行処理部46は、利用制限付きデータの印
刷を実行するか否かをたずねる(S126)。利用者が
利用制限付きデータの印刷実行を入力すると、出力実行
処理部46は、プリンタ60に利用制限付きデータ及び
その出力命令情報を送信する(S128)。
【0091】プリンタ60はバッファに利用制限付きデ
ータを記録し(S130)、STB40からの出力命令
情報に基づき印刷を実行する(S132)。プリンタ6
0の送受信処理部62は、プリンタ60が印刷を実行す
るたびに印刷したことを示す出力通知情報をSTB40
に送信する(S134)。
【0092】STB40は利用者が入力した印刷実行枚
数を保持しており、プリンタ60から出力通知情報を受
信するたびに、保持している印刷実行枚数をデクリメン
トする(S136)。出力実行処理部46は、プリンタ
60が全実行枚数分の利用制限付きデータを印刷し終わ
るまで(S138)、プリンタ60に出力命令情報を送
信する(S140)。ステップ132に戻り、プリンタ
60は利用制限付きデータを出力してSTB40に出力
通知情報を送信する(S134)。この間STB40の
適正状態判定部48は、プリンタ60からの出力通知情
報により、プリンタ60が適正状態にあることを判定す
る。
【0093】プリンタ60が全実行枚数分の利用制限付
きデータを印刷し終わると(S138)、データ抹消部
52はプリンタ60に抹消命令情報を送信する(S14
2)。プリンタ60は、STB40からの抹消命令情報
に従い、バッファに保持されている利用制限付きデータ
を抹消する(S144)。プリンタ60の送受信処理部
62は、プリンタ60が利用制限付きデータを抹消する
と、抹消したことを示す抹消通知情報をSTB40に送
信する(S146)。STB40の適正状態判定部48
は、プリンタ60からの抹消通知情報により、プリンタ
60が適正状態にあることを判定する(S148)。
【0094】図10に戻り、出力量累積部54は、印刷
実行枚数を記録して累積する(S158)。出力量累積
部54は、累積された利用制限付きデータの出力量を管
理装置10の累積量受付部20に報告する(S16
0)。課金処理部16は、累積量受付部が受け付けた累
積出力量に応じて利用制限付きデータの利用代金を課金
する処理を行う(S162)。
【0095】このように、本実施形態におけるデジタル
放送システムでは、利用者端末装置30側のSTB40
から利用制限付きデータの実際の出力量が管理装置10
に報告される。そのため、放送局2側は管理装置10に
よって利用者側での利用制限付きデータの利用量を管理
することができる。また、利用者が実際にプリンタ60
から出力した出力量に対して利用制限付きデータの利用
代金を課金することができる。
【0096】さらに、利用者端末装置30側では、ST
B40によって利用制限付きデータの利用の適正状態を
判定しているため、利用者側での不正な利用制限付きデ
ータの利用を防止することができる。また、利用者端末
装置30側の利用制限付きデータは必要に応じて抹消さ
れるため、利用者側での不正な利用制限付きデータの再
利用を防止することができる。
【0097】また、本実施形態においても、利用制限付
きデータは、本出力としての利用価値が与えられない試
験的出力ができるように配信されてもよい。この場合、
試験的出力は累積出力量に加算されない。これにより利
用者は課金されることなく、印刷状態を確認することが
できる。
【0098】上記の実施形態の変形例として、利用制限
付きデータに対する課金は、ポイント制にしてもよい。
例えば放送コンテンツを視聴した利用者には予めポイン
トが与えられており、利用者はそのポイントの範囲内で
利用制限付きデータを出力可能としてもよい。
【0099】さらに上記の実施形態の変形例において
は、プリンタ60は利用制限付きデータを一時的に保持
するバッファを有していると仮定して説明したが、プリ
ンタ60はバッファを有していなくてもよい。この場
合、STB40のデータ抹消部52は、プリンタ60に
対して抹消命令情報を送信する必要がない。
【0100】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0101】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、放送局側は利用制限付きデータの出力量を管理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施形態におけるデジタ
ル放送システムの概念図である。
【図2】利用制限付きデータを配信するデジタル放送シ
ステムのブロック図である。
【図3】第1の実施形態におけるデジタル放送システム
における、利用制限付きデータに対する課金処理及び返
金処理を示すフローチャートである。
【図4】利用制限付きデータの印刷が実行される際のS
TB及びプリンタの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】データ注文部がモニタに表示する利用制限付き
データ注文画面を示す図である。
【図6】出力実行処理部がモニタに表示する利用制限付
きデータ印刷実行画面を示す図である。
【図7】返金要求部がモニタに表示する利用制限付きデ
ータの返金要求画面を示す図である。
【図8】試し刷りされる利用制限付きデータの画像を示
す。
【図9】本発明に係る第2の実施形態におけるデジタル
放送システムを示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態におけるデジタル放送システ
ムにおける、利用制限付きデータに対する課金処理を示
すフローチャートである。
【図11】利用制限付きデータの印刷が実行される際の
STB及びプリンタの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 放送局 4 データ配信部 10 管理装置 14 出力予定量受付部 16 課金処理部 18 返金処理部 20 累積量受付部 30 利用者端末装置 40 利用者端末機(STB) 42 データ注文部 44 データ受付部 46 出力実行処理部 48 適正状態判定部 50 返金要求部 52 データ抹消部 54 出力量累積部 60 出力装置(プリンタ) 62 送受信処理部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局から利用者端末装置に放送コンテ
    ンツを送るデジタル放送システムであって、 前記利用者端末装置に設けられ、前記放送コンテンツに
    関連する利用制限付データを取得する利用者端末機と、 前記利用者端末装置にて前記利用者端末機に接続され、
    前記利用者端末機が取得した前記利用制限付データを出
    力する出力装置と、 前記利用者端末装置の前記出力装置による前記利用制限
    付データの出力量を管理する管理装置と、を含むことを
    特徴とするデジタル放送システム。
  2. 【請求項2】 前記管理装置は、前記利用者から前記利
    用制限付きデータの出力予定量を受け付ける出力予定量
    受付部を有し、 前記利用制限付きデータは、前記出力予定量の範囲内で
    出力可能な状態で前記利用者端末に配信されることを特
    徴とする請求項1に記載のデジタル放送システム。
  3. 【請求項3】 前記利用制限付きデータは有料データで
    あり、前記管理装置は、前記利用制限付きデータの前記
    出力予定量に対する代金を課金する課金処理部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、前記利用制限付きデー
    タの出力予定量のうち、前記出力装置から出力しないと
    決定された未出力量分を示す情報を前記利用者端末機か
    ら取得して、前記未出力量分の前記利用制限付きデータ
    に対する代金を前記利用者に返却する返金処理部を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記利用者端末装置は、前記出力装置が
    前記利用制限付きデータの前記出力予定量の全てを出力
    したときに、前記利用者端末装置側の前記利用制限付き
    データを抹消するデータ抹消部を有することを特徴とす
    る請求項2〜4のいずれかに記載のデジタル放送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記データ抹消部は、前記利用制限付き
    データの前記出力予定量の全てを前記出力装置から出力
    しないと決定されたときに、前記利用者端末装置側の前
    記利用制限付きデータを抹消することを特徴とする請求
    項5に記載のデジタル放送システム。
  7. 【請求項7】 前記利用制限付きデータは、前記出力予
    定量の範囲内の出力に加えて、本出力としての利用価値
    が与えられない試験的出力ができるように前記利用者端
    末装置に配信されることを特徴とする請求項2〜6のい
    ずれかに記載のデジタル放送システム。
  8. 【請求項8】 前記利用制限付きデータは有料データで
    あり、 前記管理装置は、前記出力装置が実際に出力した前記利
    用制限付きデータの出力累積量を受け付ける累積量受付
    部と、 前記利用制限付きデータの前記出力累積量に対する代金
    を課金する課金処理部と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放
    送システム。
  9. 【請求項9】 前記利用者端末機は、前記出力装置が実
    際に出力した前記利用制限付きデータの前記出力量を累
    積する出力量累積部を有し、 前記出力量累積部に累積された前記利用制限付きデータ
    の出力累積量を前記管理装置の前記累積量受付部に報告
    することを特徴とする請求項8に記載のデジタル放送シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記利用者端末装置は、前記出力装置
    からの前記利用制限付きデータの出力の終了が決定され
    たときに、前記利用者端末装置側の前記利用制限付きデ
    ータを抹消するデータ抹消部を有することを特徴とする
    請求項9に記載のデジタル放送システム。
  11. 【請求項11】 前記利用制限付きデータは、本出力と
    しての利用価値が与えられない試験的出力ができるよう
    に前記出力装置に配信され、前記試験的出力は前記出力
    累積量に加算されないことを特徴とする請求項8〜10
    のいずれかに記載のデジタル放送システム。
  12. 【請求項12】 前記利用者端末機は、前記出力装置が
    前記利用制限付きデータを保持した状態で、前記利用制
    限付きデータの利用が適正状態でなくなったことを判定
    する適正状態判定部を有することを特徴とする請求項1
    〜11のいずれかに記載のデジタル放送システム。
  13. 【請求項13】 前記出力装置は、前記利用制限付きデ
    ータを出力するたびに、出力したことを示す出力通知情
    報を前記利用者端末機に送信し、 前記適正状態判定部は、前記出力装置からの前記出力通
    知情報に基づいて、前記出力装置が実際に出力した前記
    利用制限付きデータの出力量を計測し、前記適正状態を
    判定することを特徴とする請求項12に記載のデジタル
    放送システム。
  14. 【請求項14】 著作権を有し、利用が制限される利用
    制限付きデータを取得するデータ取得装置に接続され、
    前記データ取得装置により取得された前記利用制限付き
    データを出力する出力装置であって、 前記利用制限付きデータの出力の終了が決定されたとき
    に、前記利用制限付きデータを抹消し、抹消したことを
    示す抹消通知情報を前記データ取得装置に送信する抹消
    通知情報送信処理部を有することを特徴とする出力装
    置。
  15. 【請求項15】 前記データ取得装置は放送局から放送
    コンテンツを受信する利用者端末機であって、前記制限
    付きデータは前記放送コンテンツに関連することを特徴
    とする請求項14に記載の出力装置。
  16. 【請求項16】 著作権を有し、利用が制限される利用
    制限付きデータを取得するデータ取得装置であって、 前記利用制限付きデータを取得するデータ受付部と、 前記利用制限付きデータを予め注文した出力予定量の範
    囲内で出力装置に出力させる出力実行処理部と、 前記出力装置が前記利用制限付きデータの前記出力予定
    量の全てを出力したときに、前記出力装置から前記利用
    制限付きデータを抹消するデータ抹消部と、 を有することを特徴とするデータ取得装置。
  17. 【請求項17】 前記データ取得装置は放送局から放送
    コンテンツを受信する利用者端末機であって、前記利用
    制限付きデータは前記放送コンテンツに関連することを
    特徴とする請求項16に記載のデータ取得装置。
  18. 【請求項18】 著作権を有し、利用が制限される利用
    制限付きデータの利用者の出力量を管理する出力量管理
    システムであって、 前記利用者から前記利用制限付きデータの出力予定量を
    受け付け、前記出力予定量の範囲内で出力可能な状態
    で、前記利用制限付きデータを配信させる管理装置と、 前記利用制限付きデータを取得し、取得した前記利用制
    限付データを出力装置に出力させ、前記出力装置が前記
    利用制限付きデータの前記出力予定量の全てを出力した
    ときに、前記出力装置から前記利用制限付きデータを抹
    消するデータ取得装置と、 を含むことを特徴とする出力量管理システム。
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