JP2003168056A - プリンタ、サーバ、プリンタ貸出システム及びその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリンタの消耗品と、その消耗品の利用量とに
応じてプリンタのレンタル料金を算出することが可能な
プリンタ、サーバ、プリンタ貸出システム及びその方法
を提供する。 【解決手段】消耗品に記録されている当該プリンタのレ
ンタル料情報を読み出すレンタル料読み出し手段（装填
ペーパー確認手段７８８）と、画像等の印刷情報を入力
する印刷情報入力手段（記録媒体インターフェース７７
９又は通信手段７６５）と、前記消耗品を使用して前記
印刷情報を印刷する印刷手段７８７と、前記レンタル料
読み出し手段（装填ペーパー確認手段７８８）が読み出
したレンタル料情報と消耗品の使用量等の情報をインタ
ーネット等の通信回線７２を介してサーバ９０に送信す
る通信手段７６５とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、サー
バ、プリンタ貸出システム及びその方法に係り、特に利
用者に貸し出したプリンタのレンタル料を、印刷に使用
する消耗品とその消耗品の使用量とに基づいて算出する
プリンタ、サーバ、プリンタ貸出システム及びその方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、ネットワークに接続する機能
を持つデジタル複写機内に、ＣＣＤによって読み取った
原画像に対してネットワークから合成画像メモリにダウ
ンロードした合成用画像を合成する合成回路を設け、合
成用画像を画像提供サーバからの広告画像とすることに
よって広告入りモードを実現させ、当該モードのときに
通常より安い料金でのサービスをユーザに提供しつつ、
新たな広告媒体を成立することが可能な画像形成装置及
びシステム、画像読み取り装置及びシステム、記録媒体
が特開平１１−１９２７６０号の公報に示されている。

【０００３】また、データ受信回路を介して記憶された
新聞情報の見出しをモニタに表示し、リモコンが選択し
た見出しの記事デーが記憶装置から読み出されて印字Ｉ
／Ｆを介して復合化回路に供給され、復合化回路は印字
Ｉ／Ｆを介してトナーカートリッジに付加された個別情
報を得てこの個別情報により記事データを復合化して印
字Ｉ／Ｆを介してプリンタにて新聞情報を紙に印刷する
有料情報印刷装置並びにカートリッジが特開平１１−３
２７８６２号の公報に示されている。

【０００４】また、伝票用紙の余白部に広告が表示され
ているコンピュータ用広告付き帳票が登録実用新案公報
第３０２２４０５号の公報に示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
１１−１９２７６０号の公報に示されている画像形成装
置及びシステム、画像読み取り装置及びシステム、記録
媒体では、ネットワーク上の複写機、ＦＡＸ等の機器に
広告情報をダウンロードしておき、ユーザー画像に広告
付き画像を合成プリントすることで、通常よりも安い料
金でユーザーにサービスを提供することが可能な発明で
あるが、広告と割引料金との関係を一義的に設定するこ
とが難しいという不具合を生じていた。

【０００６】また、特開平１１−３２７８６２号の公報
に示されている有料情報印刷装置並びにカートリッジで
は、暗号化された有料情報をプリントする際に、復合化
データが記録されたカートリッジのみで有料情報を復合
化することが可能であるものの、有料情報を暗号化する
とともに復合化する処理を行う必要があるという不具合
を生じていた。

【０００７】また、登録実用新案公報第３０２２４０５
号の公報に示されているコンピュータ用広告付き帳票で
は，広告付きの帳票であるため帳票の費用が安価である
という特徴を有するものの、広告付きの帳票を用いるこ
とによってプリンタのレンタル料を管理することができ
ないという不具合を生じていた。

【０００８】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、用紙、インク又はトナー等のプリンタの消耗品
と、その消耗品の利用量とに応じてプリンタのレンタル
料金を算出することが可能なプリンタ、サーバ、プリン
タ貸出システム及びその方法を提供することを目的とし
ている。

【０００９】また本発明は、用紙、インク又はトナー等
のプリンタの消耗品とその消耗品の利用量とに応じて、
販売した有料情報に対する課金を実施することが可能な
プリンタを提供することを目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、当該プリンタのレンタル料
が含まれている用紙、インク、又はトナー等の消耗品に
記録されている当該プリンタのレンタル料情報を読み出
して、該読み出したレンタル料情報と印刷に使用した前
記消耗品の使用量とをインターネット等の通信回線を介
して他の通信機器に送信するプリンタであって、当該プ
リンタのレンタル料が含まれている用紙、インク、又は
トナー等の消耗品に記録されている当該プリンタのレン
タル料情報を読み出すレンタル料読み出し手段と、画像
等の印刷情報を入力する印刷情報入力手段と、前記消耗
品を使用して、前記印刷情報入力手段から入力した印刷
情報に基づいた画像等の情報を印刷する印刷手段と、前
記レンタル料読み出し手段が読み出したレンタル料情報
と前記印刷によるその消耗品の使用量に関する情報、又
は前記レンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使
用量から算出した当該プリンタのレンタル料の割引情報
を、インターネット等の通信回線を介して他の通信機器
に送信する送信手段とを備えたことを特徴としている。

【００１１】本発明によれば、当該プリンタのレンタル
料が含まれている用紙、インク、又はトナー等の消耗品
に記録されている当該プリンタのレンタル料情報を読み
出すレンタル料読み出し手段と、画像等の印刷情報を入
力する印刷情報入力手段と、前記消耗品を使用して、前
記印刷情報入力手段から入力した印刷情報に基づいた画
像等の情報を印刷する印刷手段と、前記レンタル料読み
出し手段が読み出したレンタル料情報と前記印刷による
その消耗品の使用量に関する情報、又は前記レンタル料
情報と前記印刷によるその消耗品の使用量から算出した
当該プリンタのレンタル料の割引情報を、インターネッ
ト等の通信回線を介して他の通信機器に送信する送信手
段とを備えたので、プリンタの消耗品とその消耗品の利
用量とに応じてプリンタのレンタル料金を算出すること
が可能となる。

【００１２】また、前記目的を達成するために請求項３
に記載の発明は、インターネット等の通信回線を介して
他の通信機器から画像等の有料情報の受信が可能である
とともに前記受信した有料情報を印刷するプリンタであ
って、インターネット等の通信回線を介して他の通信機
器から画像等の有料情報を受信する受信手段と、前記通
信手段を介して受信した画像等の有料情報を、有料情報
付用紙、有料情報付インク、又は有料情報付トナー等の
有料情報付消耗品を使用して印刷する印刷手段とを備え
たことを特徴としている。

【００１３】本発明によれば、インターネット等の通信
回線を介して他の通信機器から画像等の有料情報を受信
する受信手段と、前記通信手段を介して受信した画像等
の有料情報を、有料情報付用紙、有料情報付インク、又
は有料情報付トナー等の有料情報付消耗品を使用して印
刷する印刷手段とを備えたので、販売した有料情報に対
する課金をプリンタの消耗品とその消耗品の利用量とに
応じて徴収することが可能となる。

【００１４】また、前記目的を達成するために請求項５
に記載の発明は、利用者に貸し出したプリンタのレンタ
ル料金を管理するサーバであって、利用者に貸し出した
プリンタが使用した消耗品の使用量に関する情報とその
消耗品に記録されているレンタル料情報、又は前記レン
タル料情報とその消耗品の使用量から算出した利用者に
貸し出したプリンタのレンタル料の割引情報を、インタ
ーネット等の通信回線を介して前記プリンタから受信す
る受信手段と、前記受信手段が受信した前記プリンタが
使用した消耗品の使用量に関する情報とその消耗品に記
録されているレンタル料情報とに基づいて前記プリンタ
のレンタル料を算出するレンタル料算出手段、又は前記
受信手段が受信した前記プリンタのレンタル料の割引情
報に基づいて前記プリンタのレンタル料を算出するレン
タル料算出手段と、前記レンタル料算出手段が算出した
前記プリンタのレンタル料を前記プリンタを貸し出した
利用者側に請求する情報を送信する送信手段とを備えた
ことを特徴としている。

【００１５】本発明によれば、利用者に貸し出したプリ
ンタが使用した消耗品の使用量に関する情報とその消耗
品に記録されているレンタル料情報又は前記レンタル料
情報とその消耗品の使用量から算出した利用者に貸し出
したプリンタのレンタル料の割引情報をインターネット
等の通信回線を介して前記プリンタから受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した前記プリンタが使用した
消耗品の使用量に関する情報とその消耗品に記録されて
いるレンタル料情報とに基づいて前記プリンタのレンタ
ル料を算出するレンタル料算出手段、又は前記受信手段
が受信した前記プリンタのレンタル料の割引情報に基づ
いて前記プリンタのレンタル料を算出するレンタル料算
出手段と、前記レンタル料算出手段が算出した前記プリ
ンタのレンタル料を前記プリンタを貸し出した利用者側
に請求する情報を送信する送信手段とを備えたので、プ
リンタの消耗品とその消耗品の利用量とに応じてプリン
タのレンタル料金を利用者に対して請求することが可能
となる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るプリンタ、サーバ、プリンタ貸出システム及びその
方法の好ましい実施の形態について詳説する。

【００１７】図１は、本発明に係るプリンタ貸出システ
ムの構成図である。

【００１８】同図に示すように、プリンタ貸出システム
には、利用者がサービス提供者から借用している通信機
能を備えたプリンタ７０（ユーザー側の端末装置）と、
画像や広告等の情報を送受信する際に利用するインター
ネット等の通信回線７２と、利用者に貸し出したプリン
タ７０のレンタル料金を管理するサーバ９０とが設けら
れている。

【００１９】なお、前記サーバ９０には、プリンタ７０
のレンタル料を利用料に応じて割引する割引演算機能
と、毎月等の所定の期間毎に利用者に対してプリンタ７
０の利用料を請求する機能、その月に多く利用した場合
には次の月に繰り越す演算機能とが備えられている。

【００２０】なお、前記プリンタ７０は、プリンタ７０
のレンタル料が含まれている用紙、インク、又はトナー
等の消耗品に記録されている当該プリンタのレンタル料
情報を読み出して、該読み出したレンタル料情報と印刷
に使用した前記消耗品の使用量とをインターネット等の
通信回線を介してサーバ９０等の他の通信機器に送信す
ることが可能となっている。

【００２１】プリンタ７０には、通信回線７２を介して
サーバ９０等の他の通信機器と情報の送受信を行う通信
手段７６５（送信手段、受信手段、画像等の印刷情報を
入力する印刷情報入力手段の機能を含む）と、利用者に
対して画像等の情報を表示して通知する表示手段７６８
と、利用者が印刷の指示や通信回線７２を介してサーバ
９０と情報の送受信を実施する際に情報を入力する入力
手段７７４とが設けられている。

【００２２】また、プリンタ７０には、記録媒体（電子
カメラに装着するメモリーカードや光又は磁気式の記録
媒体等）を着脱自在に装着するとともに、装着した記録
媒体に対して画像データ等の情報を記録したり読み出し
たりする記録媒体インターフェース７７９（画像等の印
刷情報を入力する印刷情報入力手段の機能を含む）と、
通信手段７６５や印刷手段７８７等を含むプリンタ全体
を制御する情報処理手段７８０とが設けられている。

【００２３】またプリンタ７０には、利用者の画像や広
告画像、又は広告文字等の情報を用紙に印刷する印刷手
段７８７と、プリンタ７０に装填されている用紙（普通
紙、サーモオートクローム式の用紙、昇華型の印刷用紙
等を含む）に記録されているプリンタ７０のレンタル料
情報を読み出す装填ペーパー確認手段７８８（レンタル
料読み出し手段及び有料情報付消耗品検出手段の機能を
含む）とが設けられている。

【００２４】前記用紙としては、例えば通常の印刷に利
用する通常用紙７４と、用紙の一部に予め広告が印刷さ
れている利用料金の安価な広告付用紙７６と、有料の情
報を印刷する有料情報付用紙７８との３種類用意されて
おり、印刷内容や必要に応じて適宜選択することが可能
となっている。

【００２５】上記用紙は、利用価格の安い順に、広告付
用紙７６、通常用紙７４、有料情報付用紙７８となって
いる。通常用紙７４は、利用者が画像を一般的に印刷す
るために用意した用紙である。

【００２６】広告付用紙７６は、通常用紙７４の背面又
は表面の一部に広告が予め印刷されており、通常用紙と
比較して広告依頼主が支払った広告掲載料の分だけ用紙
の価格を安価に設定することが可能である。

【００２７】有料情報付用紙７８は、通常用紙７４と比
較して有料情報の分だけ価格が高く設定されている。有
料情報とは、ブロマイド画像やキャラクタ画像、ニュー
ス、行楽ガイド、シネマガイド等の情報である。利用者
が上記の有料情報を印刷する際には、当該有料情報付用
紙７８を用いなければ印刷することができないようにプ
リンタ７０では設定されている。

【００２８】上記の用紙はそれぞれサービス提供者によ
って市場に提供されており、利用者は上記の用紙を購入
してプリンタ７０に装着することによって、通常の画像
の印刷、料金の安い広告付画像の印刷、有料情報の印刷
等を、利用者が特別に料金の支払いを行うことなく購入
した用紙の料金に基づいて行うことが可能となる。

【００２９】上記の用紙を識別する情報は、例えば用紙
がロール紙である場合には、紙管の側面にその旨の情報
が光学式又は磁気式等にて読み取り可能なように記載さ
れている。また、印刷用紙の裏面に用紙を識別する情報
が記載されていてもよい。また、消耗品がカートリッジ
に格納されている場合には、カートリッジに消耗品を識
別する情報（プリンタのレンタル料情報）が記録されて
いてもよい。

【００３０】なお、上記の例ではプリンタ７０に装填す
る用紙にプリンタ７０のレンタル料が含まれている例で
説明したが、本発明は印刷用紙に限定されるものではな
く、プリンタ７０のレンタル料の情報が記録さている消
耗品が、インクやトナーといった消耗品であっても本発
明の目的を達成することが可能である。

【００３１】図１に示したプリンタ７０とサーバ９０と
から構成されるシステムを用いることによって利用者
は、電子カメラで撮像した画像をサーバ９０にアップロ
ードしてサーバ９０に記録することが可能となる。ま
た、サーバ９０に記録されている利用者の画像や有料情
報をダウンロードして、プリンタ７０にて用紙に印刷す
ることが可能となる。

【００３２】なお、前記装填ペーパー確認手段７８８
（レンタル料読み出し手段）は、プリンタ７０のレンタ
ル料が含まれている用紙、インク、又はトナー等の消耗
品に記録されている当該プリンタのレンタル料情報を読
み出すことが可能となっている。

【００３３】また、前記印刷手段７８７は、前記プリン
タ７０のレンタル料が含まれている用紙、インク、トナ
ー等の消耗品を使用して、記録媒体インターフェース７
７９又は通信手段７６５等の印刷情報入力手段から入力
した印刷情報に基づいた画像等の情報を印刷することが
可能となっている。

【００３４】また、前記通信手段７６５は、装填ペーパ
ー確認手段７８８（レンタル料読み出し手段等）が読み
出したレンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使
用量に関する情報を、サーバ９０に対して送信すること
が可能となっている。また前記通信手段７６５は、前記
レンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使用量か
ら情報処理手段７８０が算出した当該プリンタのレンタ
ル料の割引情報を、インターネット等の通信回線７２を
介してサーバ９０等の他の通信機器に送信することが可
能となっている。

【００３５】なお、前記装填ペーパー確認手段７８８等
のレンタル料読み出し手段が読み出すレンタル料情報
は、通常の印刷に用いる通常用紙、通常インク、若しく
は通常トナーに基づいたレンタル料情報、予め広告が印
刷されている広告付用紙、印刷情報とともに広告を印刷
する広告印刷インク若しくは広告印刷トナーに基づいた
レンタル料情報、又は有料情報を印刷する有料情報付用
紙、有料情報付インク、若しくは有料情報付トナーに基
づいたレンタル料情報であってもよい。

【００３６】なお情報処理手段７８０には、プリンタ７
０の処理に関する各種定数やネットワーク上の通信機器
に通信接続する際のダイヤルアップ電話番号、属性情
報、ＵＲＬ（Uniform Resource Locators ）、ＩＰ（In
ternet Protocol ）アドレス、ゲートウェイ情報ＤＮＳ
（Domain Name System）等の接続情報を記録する書き換
え可能な不揮発性メモリと、情報処理手段７８０を動作
させるプログラムや各種定数が記録されているＲＯＭや
情報処理手段７８０が処理を実行する際の作業領域とな
る記憶手段であるＲＡＭとが含まれている。

【００３７】なお、上記の説明ではプリンタ７０が印刷
手段７８７を備えた印刷装置である例で説明したが、通
信手段、入力手段等を備えたパソコン等の通信機器と、
画像等を印刷することが可能なプリンタとから構成され
るシステムであっても本発明の目的を達成することが可
能である。

【００３８】なお前記通信手段７６５は、インターネッ
ト等の通信回線７２を介してサーバ９０等の他の通信機
器から画像等の有料情報を受信することが可能となって
いる。

【００３９】また前記印刷手段７８７は、通信手段７６
５を介して受信した画像等の有料情報を、有料情報付用
紙、有料情報付インク、又は有料情報付トナー等の有料
情報付消耗品を使用して印刷することが可能となってい
る。

【００４０】また、前記装填ペーパー確認手段７８８
（有料情報付消耗品検出手段）は、プリンタ７０に有料
情報付用紙、有料情報付インク、又は有料情報付トナー
等の有料情報付消耗品が装填されていることを検出する
ことが可能となっている。そして印刷手段７８７は、前
記装填ペーパー確認手段７８８（有料情報付消耗品検出
手段）が有料情報付消耗品が装填されていることを検出
した場合にのみ通信手段７６５を介して受信した画像等
の有料情報を前記有料情報付消耗品を使用して印刷する
ことが可能となっている。

【００４１】図２は、サーバの信号処理系のブロック図
である。

【００４２】同図によれば、サーバ９０の情報送受信部
には、公衆回線９６０や通信回線７２を介して他の通信
機器（パソコン、プリンタ７０等）と情報の送受信を行
うための公衆回線用の送受信手段９６５（送信手段及び
受信手段の機能を含む）が設けられている。

【００４３】また、サーバ９０には、必要に応じて画像
や文字等の情報を確認のために表示する表示手段９６８
と、情報処理手段の指令に基づいて表示手段９６８に対
して表示用の画像信号を出力する表示制御手段９６９
と、管理者が入力手段９７４を介して入力した各種情報
を読み取って後述する情報処理手段に伝達したり、情報
処理手段からの指示に基づいてＬＥＤ等の通知手段に表
示指令を出力するＩ／Ｏ９７５とが設けられている。

【００４４】また、サーバ９０には、サーバ９０の全体
の制御を行う情報処理手段（ＣＰＵ）９８０と、情報処
理手段９８０を動作させるプログラムや各種定数が記録
されているＲＯＭや情報処理手段９８０が処理を実行す
る際の作業領域となる記録手段であるＲＡＭとから構成
されるメモリ９８１と、サーバ９０の処理に関する各種
定数やネットワーク上の自己の属性情報、ＵＲＬ、アド
レス、サイトアドレス、ゲートウェイ情報ＤＮＳ等の接
続情報、利用者の画像、利用者に貸し出したプリンタ７
０を特定する情報、広告情報等の各種情報を記録するハ
ードディスク等の記録手段９８６と、時刻を刻むカレン
ダ時計９９０とが設けられている。

【００４５】サーバ９０内の情報処理手段９８０と、表
示制御手段９６９、Ｉ／Ｏ９７５、メモリ９８１、記録
手段９８６、カレンダ時計９９０等を含む各周辺回路は
バス９９９で接続されており、情報処理手段９８０は各
々の周辺回路を制御することが可能となっている。

【００４６】該サーバ９０は、通信回線７２に接続され
ている利用者側のプリンタ７０等の通信機器から画像フ
ァイルを受信して、該受信した画像を記録手段９８６に
記録するとともに、該画像を通信回線７２を介して特定
の利用者に提供することが可能となっている。

【００４７】前記送受信手段９６５は、利用者に貸し出
したプリンタ７０が使用した消耗品の使用量に関する情
報とその消耗品に記録されているレンタル料情報とを、
インターネット等の通信回線７２を介してプリンタ７０
から受信することが可能となっている。

【００４８】また前記送受信手段９６５は、プリンタ７
０が使用した消耗品の使用量とその消耗品に記録されて
いるレンタル料情報とから算出したプリンタ７０のレン
タル料の割引情報を、インターネット等の通信回線７２
を介してプリンタ７０から受信することが可能となって
いる。

【００４９】なお、情報処理手段９８０（レンタル料算
出手段）は、送受信手段９６５が受信したプリンタ７０
が使用した消耗品の使用量に関する情報とその消耗品に
記録されているレンタル料情報とに基づいてプリンタ７
０のレンタル料を算出する機能を備えている。

【００５０】また、情報処理手段９８０（レンタル料算
出手段）は、送受信手段９６５が受信したプリンタ７０
のレンタル料の割引情報に基づいて、プリンタ７０のレ
ンタル料を算出する機能を備えている。

【００５１】また、送受信手段９６５は、情報処理手段
９８０（レンタル料算出手段）が算出したプリンタ７０
のレンタル料を、プリンタ７０を貸し出した利用者側に
請求する情報を送信することが可能となっている。

【００５２】また、前記送受信手段９６５（画像受信手
段）は、プリンタ７０から画像とそのプリンタ７０を特
定する情報とを受信し、前記記録手段９８６は、前記送
受信手段９６５が受信した画像をプリンタ７０を特定す
る情報と関連付けて記録することが可能となっている。
また、前記送受信手段９６５（画像送信手段）は、記録
手段９８６に記録されている画像をプリンタ７０に対し
て送信することが可能となっている。

【００５３】また、前記送受信手段９６５（広告受信手
段）は、プリンタ７０に対して送信する広告情報を広告
依頼主側の通信機器から受信し、記録手段９８６は、該
受信した広告を記録することが可能となっている。また
送受信手段９６５は、記録手段９８６に記録されている
広告を読み出して、プリンタ７０に送信することが可能
となっている。

【００５４】なお、従来一般の利用者が電子カメラなど
で利用者が撮像した画像を記録手段９８６に記録して管
理し、プリントする際には、処理速度が高速且つ多量の
情報の記録容量を備えたパソコンとプリンタと画像処理
用のソフトウェアと、また必要に応じてメモリカード制
御装置等を購入して、電子画像を管理するシステムを構
築する必要があった。これら電子画像を扱うために必要
な機器への初期投資は、パソコンを恋人あるいは地上に
降りた天使のように崇拝する人々にとっては全く問題と
はならないものの、一般の利用者にとって電子画像を扱
うためだけに行うこれらの初期投資は無駄な投資である
とともに、賢明な投資とは言えない。

【００５５】また従来から、電子カメラで撮像した画像
をラボで管理したり、プリントした画像を利用者宅まで
配送するサービスが一般のラボで実施されているが、利
用者が画像をプリントする際にはラボまで出向いてプリ
ントを依頼する必要があったり、利用者が必要なときに
すぐにプリントが得られないというように、即時性や融
通性の面で不具合を生じていた。

【００５６】したがって従来から、パソコン等の電子画
像を扱う機器類を所有しない利用者であっても、少ない
経費で画像データを蓄えて管理するとともに、必要な時
にすぐに画像を取り出してプリントすることが可能なサ
ービス実施の要求が高まっていた。

【００５７】以下に、本発明に係るプリンタ貸出システ
ムを用いた画像の印刷に関するサービスの契約の手順に
ついて説明する。

【００５８】利用者は、先ずサービス提供者（サーバ９
０の管理者と同一の者であってもよい）と画像の印刷に
関するサービスの契約を行う。

【００５９】前記サービスの契約がサービス提供者と利
用者との間で成立すると、サービス提供者は利用者に対
してプリンタ７０を貸し出す。

【００６０】前記プリンタは前述のように、画像や広告
等の情報の送受信を行う通信手段と、画像や広告等の情
報を表示する表示手段と、画像や広告等の情報を印刷す
る印刷手段と、着脱可能な記録媒体を制御する記録媒体
インターフェースと、利用者が情報を入力する入力手段
とを備えている。

【００６１】利用者がサービス提供者からプリンタ７０
を借りると、利用者はプリンタ７０の電源の接続や通信
回線７２の接続等の作業を行って設置する。次に利用者
はプリンタ７０を起動して、通信回線７２を介してサー
バ９０と通信を開始する指示を入力手段７７４を介して
入力する。

【００６２】プリンタ７０とサーバ９０とは通信によっ
てお互いを認識して通信を確立し、サーバ９０にはプリ
ンタ７０を使用する利用者の情報と貸し出したプリンタ
７０を特定する情報とが登録される。すると利用者は通
信回線７２を介して画像をサーバ９０に送信し、画像の
登録が行えるようになる。

【００６３】サーバ９０の情報処理手段９８０では、プ
リンタ７０のレンタル料やプリンタ７０の保守料、サー
バ９０の利用料（サーバ９０の維持費用や管理費用を利
用者の人数で割った費用等）を算出して、その利用料の
情報を利用者固有の識別情報（利用者ＩＤなど）と関連
付けて記録手段９８６に記録する処理を行う。情報処理
手段９８０は、月末などに前記利用料の情報を読み出し
て、該当する利用者に対して利用料の請求情報を送信
し、利用者から利用料の支払いを受ける。この利用料の
支払いは、クレジットカード等によるものであってもよ
い。

【００６４】このようにして利用者がサービス提供者か
らプリンタ７０を借用することによって、基本料と印刷
に応じた従量的な利用料のみを支払うだけで、利用者は
パソコンやパソコン用のプリンタ、通信機器などの画像
を扱う装置への多大な初期投資をせずに少ない経費で画
像の管理や印刷を行うことが可能となる。

【００６５】図３に、記録媒体に記録されている画像を
サーバに転送して記録するまでの手順と、表示手段に表
示される各種情報の表示例とを示す。

【００６６】先ず利用者はステップＳ１００（以降Ｓ１
００のように省略して記載する）にて画像を取得して、
取得した画像をメモリーカード等の記録媒体に記録す
る。

【００６７】次のＳ１０２にて利用者がプリンタ７０の
電源を投入すると、プリンタ７０の表示手段７６８には
機能を選択するメニュー画面が表示される。利用者はメ
ニュー画面に記載されている「画像データの転送」、
「画像データの削除」、「プリント」、「有料情報のプ
リント」等の各種メニューの中から「画像データの転
送」の項目を入力手段７７４を操作して選択する。

【００６８】次に利用者はＳ１０４にて、画像が記録さ
れている記録媒体をプリンタ７０の記録媒体装着部に装
填し、装填した記録媒体に記録されている画像の一覧表
示を指示する。するとプリンタ７０の情報処理手段７８
０は装填された記録媒体を認識して、記録されている画
像を読み出す処理を行うとともに、表示手段７６８に対
して記録媒体から縮小画像（サムネイル画像等）を読み
出していることの表示の指示を出力する。表示手段７６
８は前記指示に基づいて「メモリーカードを読み込み中
です」等の表示を行う。

【００６９】情報処理手段７８０が記録媒体に記録され
ている画像の読み込みを終了すると、情報処理手段７８
０は記録媒体から読み込んだ縮小画像の一覧表を作成し
て表示手段に表示する。次のＳ１０６で利用者は、サー
ビス提供者のサーバ９０に保存する画像を選択する。

【００７０】Ｓ１０８にて利用者が、サービス提供サー
バに転送したい画像を選択し、確定する旨の指示（画像
の送信指示に相当する）を入力手段７７４を介して入力
すると、情報処理手段７８０は記録媒体から利用者が選
択した主画像を読み込むとともに通信手段７６５を介し
てサーバ９０に送信する指示を出力する。そして表示手
段７６８に対しては、利用者が選択した画像のデータを
サーバ９０に転送中である旨の表示を行う指示を出力す
る。

【００７１】通信手段７６５は利用者から指示のあった
画像とプリンタ７０を特定する情報又は利用者を特定す
る情報とを通信回線７２を介してサーバ９０に送信する
処理を行う。また表示手段７６８は「画像データを転送
中です」等の表示を行って、利用者に通知する。

【００７２】なお、前記画像等の情報を送受信手段９６
５を介して受信したサーバ９０では、受信した画像とそ
のプリンタ７０を特定する情報、又は利用者を特定する
情報とを関連付けて記録手段９８６に記録する処理を行
う。

【００７３】通信手段７６５が画像データ等の送信を完
了すると、情報処理手段７８０は表示手段７６８に対し
て画像データの送信が完了した旨の表示を指示する。す
ると表示手段７６８には「画像データ転送が完了しまし
た」等の情報が表示され、Ｓ１１０にて情報処理手段７
８０の画像データ転送処理が終了する。

【００７４】このようにして利用者は、電子カメラ等で
撮像した画像をパソコン等の機器を所有することなくサ
ーバ９０に保管することが可能となる。

【００７５】図４に、サーバ９０に転送した画像を削除
する際の手順を示す。

【００７６】利用者は、サーバ９０に利用者の画像を保
管することが可能であるものの、一般の画像保管サービ
スでは保管する画像の記録容量に応じた利用金額が設定
されているため、サーバ９０に記録する画像の容量が増
えると利用者はサーバ９０の利用料金を多く支払う必要
が生じてくる。利用者としては、サーバ９０に画像を保
管したものの、後に不要となった画像に対してまで保管
料金を支払いつづけることは無駄なことである。そこで
本発明では、利用者がプリンタ７０を操作することによ
って、サーバ９０に記録されている画像を削除すること
が可能となっている。

【００７７】先ず利用者がステップＳ２００にてプリン
タ７０の電源を投入すると、プリンタ７０の表示手段７
６８には機能を選択するメニュー画面が表示される。利
用者はメニュー画面に記載されている「画像データの転
送」、「画像データの削除」、「プリント」、「有料情
報のプリント」等の各種メニューの中から「画像データ
の削除」の項目を入力手段７７４を操作して選択する。

【００７８】利用者が画像データの削除を選択すると情
報処理手段７８０は、サーバ９０に対して記録手段９８
６に記録されている利用者の画像のメニューを要求す
る。サーバ９０が前記利用者の画像メニューの要求情報
を受信すると、情報処理手段９８０は記録手段９８６に
記録されている利用者の画像の縮小画像を読み出して、
画像メニューを作成し、送受信手段９６５を介してプリ
ンタ７０に送信する処理を行う。

【００７９】前記画像メニューの情報を通信手段７６５
を介して受信したプリンタ７０の情報処理手段７８０
は、受信した画像メニューを表示する指示を表示手段７
６８に出力する。表示手段７６８には、サーバ９０に記
録されている利用者の画像の一覧が表示される。

【００８０】Ｓ２０２にて利用者は、表示手段７６８に
表示されている画像の中から、削除したい画像を入力手
段７７４を操作して選択して、次のＳ２０４にて確定情
報（又は削除の実行情報）を入力する。

【００８１】利用者が選択した画像のファイル名等の識
別情報は、通信手段７６５を介してサーバ９０に送信さ
れる。また、表示手段７６８には、サーバ９０が指示し
た画像データを削除中である旨の表示の指示を出力す
る。表示手段７６８は「画像データを削除中です」等の
表示を行って、利用者に通知する。

【００８２】サーバ９０にて利用者が指定した画像の削
除が完了すると、サーバ９０の情報処理手段９８０はプ
リンタ７０に対して指定された画像の削除が終了した旨
の情報を送受信手段９６５を介して送信する。前記画像
の削除が終了した旨の情報を通信手段７６５を介して受
信したプリンタ７０は、表示手段７６８に「削除が完了
しました」等の表示を行って、利用者に通知し、次のＳ
２０６にて情報処理手段７８０の画像データ削除処理が
終了する。

【００８３】このようにして利用者は、サーバ９０に記
録されている利用者の画像を自由に削除することが可能
となる。

【００８４】図５に、サーバ９０に記録した画像を印刷
する際の手順を示す。

【００８５】先ず利用者がステップＳ３００にてプリン
タ７０の電源を投入すると、プリンタ７０の表示手段７
６８には機能を選択するメニュー画面が表示される。利
用者はメニュー画面に記載されている「画像データの転
送」、「画像データの削除」、「プリント」、「有料情
報のプリント」等の各種メニューの中から「プリント」
の項目を入力手段７７４を操作して選択する。

【００８６】利用者が画像データの印刷（プリント）を
選択すると情報処理手段７８０は、サーバ９０に対して
記録手段９８６に記録されている利用者の画像のメニュ
ーを要求する。サーバ９０が前記利用者の画像メニュー
の要求情報を受信すると、情報処理手段９８０は記録手
段９８６に記録されている利用者の画像の縮小画像を読
み出して、画像メニューを作成し、送受信手段９６５を
介してプリンタ７０に送信する処理を行う。

【００８７】前記画像メニューの情報を通信手段７６５
を介して受信したプリンタ７０の情報処理手段７８０
は、受信した画像メニューを表示する指示を表示手段７
６８に出力する。すると表示手段７６８には、サーバ９
０に記録されている利用者の画像の一覧が表示される。

【００８８】Ｓ３０２にて利用者は、表示手段７６８に
表示されている画像の中から印刷したい画像を入力手段
７７４を操作して選択する。するとその選択情報がプリ
ンタ７０からサーバ９０に送信される。一方情報処理手
段７８０は、印刷条件に関する情報を表示手段７６８に
表示する旨の指示を出力し、表示手段７６８には「プリ
ント枚数」、「プリントサイズ」、「広告の有無」等の
印刷条件の設定や、プリントの「実行」等を指示する旨
の表示がなされる。

【００８９】次のＳ３０４にて利用者は、表示手段７６
８に表示されている印刷条件の中から所望の印刷条件を
選択して、次のＳ３０６にて印刷の「実行」を指示する
と、印刷処理が実行される。

【００９０】利用者が印刷処理の実行を指示すると、情
報処理手段７８０は装填ペーパー確認手段７８８に対し
て、利用者が指定した用紙（「広告なし」による印刷を
利用者が選択した場合には通常用紙７４、「広告あり」
による印刷を利用者が選択した場合広告付用紙７６）が
存在するか否かの問い合わせ（プリンタ７０のレンタル
料情報の問い合わせを含む）を行う。

【００９１】もし装填ペーパー確認手段７８８から所定
の用紙が不足している旨の情報を取得した場合には、当
該印刷処理を終了するとともに、表示手段７６８に対し
て所定の印刷用紙が存在しない旨の情報を表示して利用
者に通知する。また、もし装填ペーパー確認手段７８８
から所定の用紙が存在する旨の情報を取得した場合に
は、印刷処理を続行するために情報処理手段７８０は以
下の処理を継続する。

【００９２】利用者が選択した画像を特定する情報と、
印刷を実行する旨の情報と、印刷条件に関する情報と
は、通信手段７６５を介してサーバ９０に送信される。
また、表示手段７６８には、現在プリンタ７０が実行し
ている処理がプリント中である旨の「プリント中です」
等の表示を行って利用者に通知する。

【００９３】なお、前記画像を特定する情報を受信した
サーバ９０では、特定された画像の印刷用の画像（主画
像等）を記録手段９８６から読み出して、送受信手段９
６５を介してプリンタ７０に対して送信する指示を行
う。また、プリンタから受信した印刷条件に関する情報
に、広告付きの画像を印刷する旨の情報が含まれている
場合には、情報処理手段９８０は記録手段９８６に記録
されている広告を読み出して、プリンタ７０に送信する
処理を行う。

【００９４】なお、記録手段９８６に記録されている広
告は、１乃至複数の広告依頼主から依頼された有料の広
告であって、文字による広告であってもよいし、画像等
の広告であってもよい。この広告を利用者のプリンタに
送信して、利用者が指定した画像とともに印刷して広告
を利用者に閲覧してもらうことにより、利用者が負担す
る印刷料金（又はプリンタ７０のレンタル料金）を安価
に設定することが可能となる。

【００９５】印刷用の画像をサーバ９０から受信したプ
リンタ７０の情報処理手段７８０は、受信した広告と画
像とを合成する処理を行うとともに、画像のデータ等を
印刷に適した画像データに変換して、利用者が指定した
印刷枚数、印刷サイズ、用紙における広告の有無等の情
報とともに、印刷手段７８７に対して出力する。前記印
刷用の画像データを取得した印刷手段７８７は、指定さ
れた印刷用紙に指定された大きさの画像を、指定された
枚数印刷する。

【００９６】印刷手段７８７にて印刷の処理が全て終了
すると、情報処理手段７８０は印刷した画像の種類と枚
数等の情報と、印刷に使用した用紙等の消耗品に記載さ
れているレンタル料情報とを含む印刷利用情報を、通信
手段７６５を介してサーバ９０に送信する。また、表示
手段７６８に対しては、印刷が終了した旨の「プリント
終了しました」等の情報を表示して、印刷の終了を利用
者に通知する。

【００９７】なお、利用者が広告付きの画像を印刷した
場合には、プリンタ７０はサービス提供者のサーバ９０
に送信する画像の印刷枚数、又は消耗品の利用量に関す
る情報を実際の消耗品の利用量よりも多く使用した旨の
情報（プリンタ７０のレンタル料の割引情報等）として
算出して送信するようにしてもよい。

【００９８】このように広告付きの画像を印刷した場合
には、実際の使用量よりも多い消耗品の利用量としてサ
ーバ９０に送信することによって、サーバ９０では多く
の消耗品を購入してもらったのと同等の効果としてレン
タル料を算出し、記録手段９８６に記録することが可能
となる。このようにプリンタ貸出システムを構築するこ
とによって、サーバ９０では消耗品の利用量のみを管理
することによって、広告を配信したことによる印刷料
（プリンタ７０のレンタル料等）の割引などのサービス
を行うことが可能となる。また、サービス提供者は、利
用者に請求するサービス利用料を、本来のサービス利用
料による回収以外に、利用者が購入したプリンタ７０の
消耗品による収益にて間接的に回収することが可能とな
る。

【００９９】前記印刷した画像の種類と枚数やレンタル
量情報等の印刷利用情報をプリンタ７０から受信したサ
ーバ９０の情報処理手段９８０は、前記受信した印刷利
用情報に基づいて利用者毎の利用料金を算出する処理を
行う。そして記録手段９８６に記録されている利用者毎
の利用料金に加算する処理を行う。

【０１００】前記情報処理手段９８０が記録手段９８６
に記録した利用者毎の利用料金は、例えば毎月末などに
読み出して、利用者側に対してプリンタ７０のレンタル
料を請求する旨の情報を出力する。利用者は、前記利用
料金の請求情報に基づいてクレジットカード等の利用料
金支払い手段を用いて利用料金を支払うようにしてもよ
い。また、予め定められている利用者との契約によっ
て、サービス提供者側のサーバ９０が自動で利用者の口
座からプリンタ７０のレンタル料を引き落とすようにし
てもよい。

【０１０１】またプリンタ７０を貸し出しているサービ
ス提供者は、利用者に対して前述のプリンタ７０のレン
タル料の他にも、プリンタ７０の保守料やサーバ９０の
使用料等のサービス料を利用者に請求するようにしても
よい。

【０１０２】プリンタ７０では、表示手段７６８に「プ
リント終了しました」等の表示を行って利用者に通知
し、情報処理手段７８０のプリント処理が終了する。

【０１０３】このようにして利用者は、サーバ９０に記
録されている利用者の画像を自由に印刷することが可能
となる。

【０１０４】図６に、有料情報を印刷する際の手順を示
す。

【０１０５】先ず利用者がステップＳ４００にてプリン
タ７０の電源を投入すると、プリンタ７０の表示手段７
６８には機能を選択するメニュー画面が表示される。利
用者はメニュー画面に記載されている「画像データの転
送」、「画像データの削除」、「プリント」、「有料情
報のプリント」等の各種メニューの中から「有料情報プ
リント」の項目を入力手段７７４を操作して選択する。

【０１０６】情報処理手段７８０が、入力手段７７４を
介して前記「有料情報プリント」が選択された旨の情報
を取得すると、利用者に対して有料情報付用紙７８を装
填してもらう旨の表示の指示を表示手段７６８に対して
出力する。すると表示手段７６８には「有料情報用ペー
パーをセットして下さい」等の通知が表示される。な
お、有料情報付用紙７８は予めプリンタ７０に装填され
ていてもよい。もし有料情報付用紙７８が予めプリンタ
７０に装填されている場合には、上記「有料情報用ペー
パーをセットして下さい」の通知は表示されない。

【０１０７】利用者が有料情報付用紙７８をプリンタ７
０にセットすると、有料情報付用紙７８が装填された旨
の情報と、その用紙（消耗品）に応じたプリンタのレン
タル料情報が装填ペーパー確認手段７８８から情報処理
手段７８０に伝達される。そして次に情報処理手段７８
０は、サーバ９０に対して記録手段９８６に記録されて
いる利用可能な有料情報のメニューの送信を要求すると
ともに、表示手段７６８に対して現在有料情報を取得中
である旨の表示を指示する。前記指示を受信した表示手
段７６８は、「有料情報を読み込み中です」等の表示を
行って、利用者に通知する。

【０１０８】サーバ９０が前記有料情報のメニューの要
求情報を受信すると、情報処理手段９８０は記録手段９
８６に記録されている利用可能な有料情報のメニューを
作成し、送受信手段９６５を介してプリンタ７０に送信
する処理を行う。

【０１０９】前記有料情報のメニューを、通信手段７６
５を介して受信したプリンタ７０の情報処理手段７８０
は、受信した有料情報のメニューを表示する指示を表示
手段７６８に出力する。すると表示手段７６８には、サ
ーバ９０にて現在提供可能な有料情報の一覧が表示され
る。なお、図６に示す表示例では、「最新ニュース」、
「お天気」、「行楽ガイド」、「シネマガイド」、「ブ
ロマイド」等の有料情報が表示されている。

【０１１０】利用者はＳ４０２にて、表示手段７６８に
表示されている有料情報の中から取得したい情報を入力
手段７７４を操作して選択する。するとその選択情報が
プリンタ７０からサーバ９０に送信される。一方情報処
理手段７８０は、印刷条件に関する情報を表示手段７６
８に表示する旨の指示を出力し、表示手段７６８には
「プリント枚数」、「プリントサイズ」等の印刷条件の
設定や、プリントの「実行」等を指示する旨の表示がな
される。

【０１１１】次のＳ４０４にて利用者は、表示手段７６
８に表示されている印刷条件の中から所望の印刷条件を
選択して、次のＳ４０６にて印刷の「実行」を指示する
と、印刷処理が実行される。

【０１１２】利用者がＳ４０６にて印刷処理の実行を指
示すると、情報処理手段７８０は装填ペーパー確認手段
７８８に対して、有料情報付用紙７８が存在するか否か
の問い合わせを行う。もし装填ペーパー確認手段７８８
から有料情報付用紙７８所定の用紙が不足しているか、
又は有料情報付用紙７８が存在しない旨の情報を取得し
た場合には、当該印刷処理を終了するとともに、表示手
段７６８に対して有料情報付用紙７８が不足している旨
の表示、又は有料情報付用紙７８が存在しない旨の情報
を表示して利用者に通知する。なお、有料情報付用紙７
８が存在していない場合には、表示手段７６８に対して
「有料情報付用紙をセットして下さい。本サービスは有
料情報付用紙でしか受けられません」等の情報を表示し
て、利用者に通知してもよい。

【０１１３】また、もし情報処理手段７８０が装填ペー
パー確認手段７８８から有料情報付用紙７８が存在する
旨の情報、又は有料情報付消耗品に相当するプリンタ７
０のレンタル料情報を取得した場合には、印刷処理を続
行するために以下の処理を継続する。

【０１１４】利用者が選択した有料情報を特定する情報
と印刷を実行する旨の情報と印刷条件に関する情報は、
通信手段７６５を介してサーバ９０に送信される。ま
た、表示手段７６８には、現在プリンタ７０が実行して
いる処理がプリント中である旨の「プリント中です」等
の表示を行って利用者に通知する。なお、前記有料情報
を特定する情報等を受信したサーバ９０では、特定され
た有料情報の印刷用の画像を記録手段９８６から読み出
して、送受信手段９６５を介してプリンタ７０に送信す
る処理を行う。

【０１１５】印刷用の画像をサーバ９０から受信したプ
リンタ７０の情報処理手段７８０は、受信した有料情報
を印刷に適した画像データに変換して、利用者が指定し
た印刷枚数、印刷サイズの情報とともに、印刷手段７８
７に対して出力する。

【０１１６】前記印刷用の有料情報データを取得した印
刷手段７８７は、指定された印刷用紙（有料情報付用紙
７８）に指定された大きさの画像を、指定された枚数印
刷する。

【０１１７】印刷手段７８７にて印刷の処理が全て終了
すると、情報処理手段７８０は印刷した画像の種類と枚
数等の情報と、印刷に利用した消耗品に記載されている
プリンタ７０のレンタル料情報とを含む印刷利用情報
を、通信手段７６５を介してサーバ９０に送信する。ま
た表示手段７６８に対しては、印刷が終了した旨の「プ
リント終了しました」等の情報を表示して、印刷の終了
を利用者に通知する。

【０１１８】上記のように、利用者が有料情報付用紙７
８にて有料情報を印刷した場合には、プリンタ７０はサ
ービス提供者のサーバ９０に対して有料情報付用紙７８
の利用量に関する情報とプリンタ７０のレンタル料情報
とを送信して、サービス提供者に対してその旨を通知す
る。

【０１１９】前記有料情報の印刷利用情報をプリンタ７
０から受信したサーバ９０の情報処理手段９８０は、前
記受信した印刷利用情報に基づいて利用者毎の利用料金
を算出する処理を行う。そして記録手段９８６に記録さ
れている利用者毎の利用料金に加算する処理を行う。

【０１２０】前記情報処理手段９８０が記録手段９８６
に記録した利用者毎の利用料金は、例えば毎月末などに
読み出して、利用者側に利用者側に対してプリンタ７０
のレンタル料を請求する旨の情報を出力する。利用者
は、前記利用料金の請求情報に基づいてクレジットカー
ド等の利用料金支払い手段を用いて利用料金を支払うよ
うにしてもよい。また、予め定められている利用者との
契約によって、サービス提供者側のサーバ９０が自動で
利用者の口座からプリンタ７０のレンタル料を引き落と
すようにしてもよい。

【０１２１】プリンタ７０では、表示手段７６８に「プ
リント終了しました」等の表示を行って利用者に通知
し、情報処理手段７８０のプリント処理が終了する。

【０１２２】このようにして利用者は、サーバ９０に記
録されている有料情報を自由に印刷することが可能とな
る。

【０１２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプリン
タによれば、当該プリンタのレンタル料が含まれている
用紙、インク、又はトナー等の消耗品に記録されている
当該プリンタのレンタル料情報を読み出すレンタル料読
み出し手段と、画像等の印刷情報を入力する印刷情報入
力手段と、前記消耗品を使用して、前記印刷情報入力手
段から入力した印刷情報に基づいた画像等の情報を印刷
する印刷手段と、前記レンタル料読み出し手段が読み出
したレンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使用
量に関する情報、又は前記レンタル料情報と前記印刷に
よるその消耗品の使用量から算出した当該プリンタのレ
ンタル料の割引情報を、インターネット等の通信回線を
介して他の通信機器に送信する送信手段とを備えたの
で、プリンタの消耗品とその消耗品の利用量とに応じて
プリンタのレンタル料金を算出することが可能となる。

【０１２４】また、他の発明の形態によれば、インター
ネット等の通信回線を介して他の通信機器から画像等の
有料情報を受信する受信手段と、前記通信手段を介して
受信した画像等の有料情報を、有料情報付用紙、有料情
報付インク、又は有料情報付トナー等の有料情報付消耗
品を使用して印刷する印刷手段とを備えたので、販売し
た有料情報に対する課金をプリンタの消耗品とその消耗
品の利用量とに応じて徴収することが可能となる。

【０１２５】また、本発明に係るサーバによれば、利用
者に貸し出したプリンタが使用した消耗品の使用量に関
する情報とその消耗品に記録されているレンタル料情報
又は前記レンタル料情報とその消耗品の使用量から算出
した利用者に貸し出したプリンタのレンタル料の割引情
報をインターネット等の通信回線を介して前記プリンタ
から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記
プリンタが使用した消耗品の使用量に関する情報とその
消耗品に記録されているレンタル料情報とに基づいて前
記プリンタのレンタル料を算出するレンタル料算出手
段、又は前記受信手段が受信した前記プリンタのレンタ
ル料の割引情報に基づいて前記プリンタのレンタル料を
算出するレンタル料算出手段と、前記レンタル料算出手
段が算出した前記プリンタのレンタル料を前記プリンタ
を貸し出した利用者側に請求する情報を送信する送信手
段とを備えたので、プリンタの消耗品とその消耗品の利
用量とに応じてプリンタのレンタル料金を利用者に対し
て請求することが可能となる。

【０１２６】また本発明によれば、電子カメラなどで撮
像した画像をサーバにて保存し管理し、利用者がサービ
ス提供者から借用しているプリンタを用いるのみで前記
サーバに記録されている画像を受信して何時でも自由に
印刷出力することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るプリンタ貸出システムの構成図

【図２】サーバの信号処理系のブロック図

【図３】記録媒体に記録されている画像をサーバに転送
して記録するまでの手順と、表示手段に表示する各種情
報の表示例とを示す図

【図４】サーバに転送した画像を削除する際の手順を示
す図

【図５】サーバに記録した画像を印刷する際の手順を示
す図

【図６】有料情報を印刷する際の手順を示す図

【符号の説明】

７０…プリンタ、７２…通信回線、７４…通常用紙、７
６…広告付用紙、７８…有料情報付用紙、９０…サー
バ、７６５…通信手段、７６８…表示手段、７７４…入
力手段、７７９…記録媒体インターフェース、７８０…
情報処理手段、７８７…印刷手段、７８８…装填ペーパ
ー確認手段、９６０…公衆回線、９６５…送受信手段、
９６８…表示手段、９６９…表示制御手段、９７４…入
力手段、９７５…Ｉ／Ｏ、９８０…情報処理手段、９８
１…メモリ、９８６…記録手段、９９０…カレンダ時
計、９９９…バス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ Ｂ４１Ｊ 29/38 Ｂ４１Ｊ 29/38 Ｚ Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｇ０６Ｆ 3/12 Ｋ Ｇ０９Ｆ 23/00 Ｇ０９Ｆ 23/00 Ｚ // Ｇ０９Ｆ 19/00 19/00 Ｚ (72)発明者 鈴木 昭広 埼玉県朝霞市泉水３丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Ｆターム(参考） 2C061 AP01 HJ08 HK23 HQ17 HX10 5B021 AA02 AA21 BB01 BB04 BB10 CC05 EE04 NN19

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 当該プリンタのレンタル料が含まれてい
   る用紙、インク、又はトナー等の消耗品に記録されてい
   る当該プリンタのレンタル料情報を読み出して、該読み
   出したレンタル料情報と印刷に使用した前記消耗品の使
   用量とをインターネット等の通信回線を介して他の通信
   機器に送信するプリンタであって、 当該プリンタのレンタル料が含まれている用紙、イン
   ク、又はトナー等の消耗品に記録されている当該プリン
   タのレンタル料情報を読み出すレンタル料読み出し手段
   と、 画像等の印刷情報を入力する印刷情報入力手段と、 前記消耗品を使用して、前記印刷情報入力手段から入力
   した印刷情報に基づいた画像等の情報を印刷する印刷手
   段と、 前記レンタル料読み出し手段が読み出したレンタル料情
   報と前記印刷によるその消耗品の使用量に関する情報、
   又は前記レンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の
   使用量から算出した当該プリンタのレンタル料の割引情
   報を、インターネット等の通信回線を介して他の通信機
   器に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
2. 【請求項２】前記レンタル料読み出し手段が読み出すレ
   ンタル料情報は、通常の印刷に用いる通常用紙、通常イ
   ンク、若しくは通常トナーに基づいたレンタル料情報、
   予め広告が印刷されている広告付用紙、印刷情報ととも
   に広告を印刷する広告印刷インク若しくは広告印刷トナ
   ーに基づいたレンタル料情報、又は有料情報を印刷する
   有料情報付用紙、有料情報付インク、若しくは有料情報
   付トナーに基づいたレンタル料情報であることを特徴と
   する請求項１のプリンタ。
3. 【請求項３】 インターネット等の通信回線を介して他
   の通信機器から画像等の有料情報の受信が可能であると
   ともに前記受信した有料情報を印刷するプリンタであっ
   て、 インターネット等の通信回線を介して他の通信機器から
   画像等の有料情報を受信する受信手段と、 前記通信手段を介して受信した画像等の有料情報を、有
   料情報付用紙、有料情報付インク、又は有料情報付トナ
   ー等の有料情報付消耗品を使用して印刷する印刷手段
   と、 を備えたことを特徴とするプリンタ。
4. 【請求項４】 前記プリンタに、有料情報付用紙、有料
   情報付インク、又は有料情報付トナー等の有料情報付消
   耗品が装填されていることを検出する有料情報付消耗品
   検出手段を備え、 前記印刷手段は、前記有料情報付消耗品検出手段が有料
   情報付消耗品が装填されていることを検出した場合にの
   み前記通信手段を介して受信した画像等の有料情報を前
   記有料情報付消耗品を使用して印刷することを特徴とす
   る請求項３のプリンタ。
5. 【請求項５】 利用者に貸し出したプリンタのレンタル
   料金を管理してプリンタのレンタル料を利用者側に請求
   するサーバであって、 利用者に貸し出したプリンタが使用した消耗品の使用量
   に関する情報とその消耗品に記録されているレンタル料
   情報、又は前記レンタル料情報とその消耗品の使用量か
   ら算出した利用者に貸し出したプリンタのレンタル料の
   割引情報を、インターネット等の通信回線を介して前記
   プリンタから受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記プリンタが使用した消耗品
   の使用量に関する情報とその消耗品に記録されているレ
   ンタル料情報とに基づいて前記プリンタのレンタル料を
   算出するレンタル料算出手段、又は前記受信手段が受信
   した前記プリンタのレンタル料の割引情報に基づいて前
   記プリンタのレンタル料を算出するレンタル料算出手段
   と、 前記レンタル料算出手段が算出した前記プリンタのレン
   タル料を前記プリンタを貸し出した利用者側に請求する
   情報を送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
6. 【請求項６】 利用者に貸し出したプリンタから画像と
   そのプリンタを特定する情報とを受信する画像受信手段
   と、 前記画像受信手段が受信した画像を前記プリンタを特定
   する情報と関連付けて記録する画像記録手段と、 前記記録手段に記録されている画像を前記プリンタに対
   して送信する画像送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項５のサーバ。
7. 【請求項７】 利用者に貸し出したプリンタに対して送
   信する広告情報を広告依頼主側の通信機器から受信する
   広告受信手段と、 前記広告受信手段が受信した広告を記録する広告記録手
   段と、 前記広告記録手段に記録されている広告を利用者に貸し
   出したプリンタに送信する広告送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項５又は６のサーバ。
8. 【請求項８】 利用者に貸し出したプリンタのレンタル
   料が含まれている用紙、インク、又はトナー等の消耗品
   に記録されている当該プリンタのレンタル料情報を読み
   出して、該読み出したレンタル料情報と印刷に使用した
   前記消耗品の使用量とをインターネット等の通信回線を
   介してサーバに送信し、サーバにて利用者に貸し出した
   プリンタのレンタル料金を管理して利用者側に請求する
   プリンタ貸出システムであって、 利用者に貸し出したプリンタのレンタル料が含まれてい
   る用紙、インク、又はトナー等の消耗品に記録されてい
   る当該プリンタのレンタル料情報を読み出すレンタル料
   読み出し手段と、画像等の印刷情報を入力する印刷情報
   入力手段と、前記消耗品を使用して、前記印刷情報入力
   手段から入力した印刷情報に基づいた画像等の情報を印
   刷する印刷手段と、前記レンタル料読み出し手段が読み
   出したレンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使
   用量に関する情報、又は前記レンタル料情報と前記印刷
   によるその消耗品の使用量から算出した当該プリンタの
   レンタル料の割引情報を、インターネット等の通信回線
   を介してサーバに送信する通信手段とを備えたプリンタ
   と、 前記プリンタが使用した消耗品の使用量に関する情報と
   その消耗品に記録されているレンタル料情報、又は前記
   レンタル料情報とその消耗品の使用量から算出した前記
   プリンタのレンタル料の割引情報をインターネット等の
   通信回線を介して前記プリンタから受信する受信手段
   と、前記受信手段が受信した前記プリンタが使用した消
   耗品の使用量に関する情報とその消耗品に記録されてい
   るレンタル料情報とに基づいて前記プリンタのレンタル
   料を算出するレンタル料算出手段又は前記受信手段が受
   信した前記プリンタのレンタル料の割引情報に基づいて
   前記プリンタのレンタル料を算出するレンタル料算出手
   段と、前記レンタル料算出手段が算出した前記プリンタ
   のレンタル料を前記プリンタを貸し出した利用者側に請
   求する情報を送信する送信手段とを備えたサーバと、 から構成されることを特徴とするプリンタ貸出システ
   ム。
9. 【請求項９】 利用者に貸し出したプリンタのレンタル
   料が含まれている用紙、インク、又はトナー等の消耗品
   に記録されている当該プリンタのレンタル料情報を読み
   出して、該読み出したレンタル料情報と印刷に使用した
   前記消耗品の使用量とをインターネット等の通信回線を
   介してサーバに送信し、サーバにて利用者に貸し出した
   プリンタのレンタル料金を管理して利用者側に請求する
   プリンタ貸出方法であって、 消耗品に記録されている当該プリンタのレンタル料情報
   を読み出すレンタル料読み出し手段と、印刷情報を入力
   する印刷情報入力手段と、前記消耗品を使用して印刷情
   報に基づいた情報を印刷する印刷手段と、前記レンタル
   料情報と消耗品の使用量に関する情報等の情報をインタ
   ーネット等の通信回線を介してサーバに送信する通信手
   段とを備えたプリンタと、 消耗品の使用量に関する情報とレンタル料情報等の情報
   を前記プリンタから受信する受信手段と、前記消耗品の
   使用量に関する情報とレンタル料情報等に基づいて前記
   プリンタのレンタル料等を算出するレンタル料算出手段
   と、前記プリンタのレンタル料を利用者側に請求する情
   報を送信する送信手段とを備えたサーバと、 から構成されるプリンタ貸出システムを用いており、 前記プリンタにおいて、 前記レンタル料読み出し手段が、利用者に貸し出したプ
   リンタのレンタル料が含まれている用紙、インク、又は
   トナー等の消耗品に記録されている当該プリンタのレン
   タル料情報を読み出す工程と、 前記印刷情報入力手段が、画像等の印刷情報を入力する
   工程と、 前記印刷手段が、前記印刷情報入力手段から入力した印
   刷情報に基づいた画像等の情報を前記消耗品を使用して
   印刷する工程と、 前記通信手段が、前記レンタル料読み出し手段が読み出
   したレンタル料情報と前記印刷によるその消耗品の使用
   量に関する情報、又は前記レンタル料情報と前記印刷に
   よるその消耗品の使用量から算出した当該プリンタのレ
   ンタル料の割引情報をインターネット等の通信回線を介
   してサーバに送信する工程と、 前記サーバにおいて、 前記受信手段が、前記プリンタが使用した消耗品の使用
   量に関する情報とその消耗品に記録されているレンタル
   料情報、又は前記レンタル料情報とその消耗品の使用量
   から算出した前記プリンタのレンタル料の割引情報をイ
   ンターネット等の通信回線を介して前記プリンタから受
   信する工程と、 前記レンタル料算出手段が、前記受信手段が受信した前
   記プリンタが使用した消耗品の使用量に関する情報とそ
   の消耗品に記録されているレンタル料情報とに基づいて
   前記プリンタのレンタル料を算出する工程、又は前記受
   信手段が受信した前記プリンタのレンタル料の割引情報
   に基づいて前記プリンタのレンタル料を算出する工程
   と、 前記送信手段が、前記レンタル料算出手段が算出した前
   記プリンタのレンタル料を前記プリンタを貸し出した利
   用者側に請求する情報を送信する工程と、 を含むことを特徴とするプリンタ貸出方法。