JP4552316B2 - コンテンツ配信システム、基地局、方法および記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信システム、基地局、方法および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツの配信に関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽や映像などのコンテンツ配信サービスは、従来より行われている。従来のコンテンツ配信サービスのシステム構成を図22に示す。基地局100には、コンテンツ供給元102からコンテンツが供給される。
【0003】
端末112、114は携帯電話などであり、基地局100に接続して、コンテンツを受信する。すなわち、ダウンロードする。なお、音楽や映像などのコンテンツのデータサイズは一般的に大きい。そこで、端末112、114がコンテンツをダウンロードする場合は長時間、基地局100に接続しなければならない。しかも、端末112、114が携帯電話である場合は、コンテンツのダウンロードのために広い帯域が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、長時間、基地局100に接続すれば、通信料が高くなり端末112、114のユーザに不利である。しかも、コンテンツのダウンロードのために広い帯域が必要になれば、基地局100に同時に接続できる端末の台数が減少してしまう。
【0005】
なお、あるユーザの所有する端末にコンテンツをダウンロードしておき、他のユーザは、コンテンツを所有するユーザの端末からコンテンツをダウンロードするようにすれば、上記の問題は緩和される。
【0006】
しかし、コンテンツを所有するユーザの端末からコンテンツをダウンロードするようにすれば、コンテンツを不特定多数のユーザが共有することになる。よって、著作権法上(違法コピー)の問題が生ずる。しかも、コンテンツが有料である場合は、最初にコンテンツをダウンロードしたユーザは、料金を支払うことになる一方で、かかるユーザからコンテンツを取得したほかのユーザは料金の支払いを免れることになる。よって、コンテンツを利用するユーザ間に課金の不公平が生じる。
【0007】
そこで、本発明は、コンテンツを取得する際に、基地局に通信が偏らず、著作権法および課金に問題がないようなコンテンツ送受信装置等を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明(端末)は、暗号化コンテンツ受信手段と、契約情報送信手段と、鍵受信手段と、を備えるように構成される。
【0009】
暗号化コンテンツ受信手段は、契約情報および暗号化されたコンテンツを受信する。ただし、契約情報はコンテンツ識別情報および契約識別情報を有する。契約情報送信手段は、契約情報を基地局へ送信する。鍵受信手段は、基地局から暗号化されたコンテンツを復号するための鍵を受信する。
【0010】
上記のように構成されたコンテンツ送受信装置(例えば端末)によれば、暗号化されたコンテンツを基地局から受信する必要がないので、暗号化されたコンテンツを取得する際に、基地局に通信が偏らない。しかも、暗号化されたコンテンツを復号するための鍵は基地局から受信するので、基地局が、鍵の配布を通じて著作権法上の問題および課金の問題を解消できる。
【0011】
また、本発明においては、基地局から更新された契約情報を受信する契約情報受信手段を備えてもよい。しかも、本発明は、契約情報および暗号化されたコンテンツを送信する暗号化コンテンツ送信手段を備えてもよい。ここで、暗号化コンテンツ送信手段が送信する契約情報には、契約情報でもよいし、更新された契約情報でもよい。
【0012】
また、本発明は、基地局から契約情報、暗号化されたコンテンツおよび暗号化されたコンテンツを復号するための鍵を受信する受信手段と、契約情報および暗号化されたコンテンツを送信する暗号化コンテンツ送信手段と、を備えるようにしてもよい。ただし、契約情報は、コンテンツ識別情報および契約識別情報を有する。
【0013】
また、本発明(基地局)は、契約情報記録手段と、契約情報検索手段と、契約情報更新手段とを備える。
【0014】
契約情報記録手段は、コンテンツ識別情報、コンテンツが記録されている端末の端末識別情報および契約識別情報を有する契約情報を記録する。
【0015】
契約情報検索手段は、コンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約識別情報と同一の契約識別情報を有する契約情報を契約情報記録手段の記録内容から検索する。
【0016】
契約情報更新手段は、コンテンツ所有端末から受信した契約情報において、コンテンツ識別情報はそのままにし、コンテンツが記録されている端末の端末識別情報はコンテンツ所有端末の端末識別情報に変更することにより、更新した契約情報を契約情報記録手段に記録する。
【0017】
上記のように構成されたコンテンツ送受信装置(例えば基地局)によれば、契約情報における、コンテンツが記録されている端末の端末識別情報を、コンテンツ所有端末の端末識別情報に変更していくので、コンテンツの流通経路を把握できる。そこで、流通経路に関する情報に基づき、著作権法上の問題および課金の問題を解消できる。
【0018】
また、契約情報更新手段は、コンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約識別情報を入手経路識別情報とし、更新した契約情報に新たな契約識別情報を付するようにしてもよい。あるいは、契約情報更新手段は、更新した契約情報の契約識別情報を、コンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約識別情報と同じものとするようにしてもよい。
【0019】
また、本発明は、契約情報記録手段の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定する課金演算手段を備えることが好適である。これによれば、課金演算手段が契約情報記録手段の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定するので、課金の問題を解消できる。
【0020】
課金演算手段は、端末のユーザに対し、コンテンツの配布元となったか否かに応じて料金を決定してもよい。あるいは、課金演算手段は、契約識別情報を共通にする契約情報の端末識別情報に対応するユーザに対し、コンテンツの料金を分配するようにしてもよい。
【0021】
また、契約情報は、契約情報が生成された時点を示す契約時情報を有し、課金演算手段は、所定の時点よりも前の時点を示す契約時情報を有し、かつ契約識別情報を共通にする、契約情報の端末識別情報に対応するユーザに対し、コンテンツの料金を分配するようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
第一の実施形態
図1は本発明の第一の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置の全体構成を示す図である。第一の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置は、基地局1、端末2、4、6、コンテンツ供給元8を備える。端末2、4、6は例えば携帯電話である。
【0024】
基地局1は、コンテンツ供給元8からコンテンツの供給を受ける。コンテンツには、例えば音楽、画像、動画映像、ゲームなどのアプリケーションソフトウェア、テキスト情報、地図情報などがある。基地局1は、端末2には鍵(以後、「カギ」と記載することがある)、契約情報、暗号化されたコンテンツを送信する。また、基地局1は、端末4、6から契約情報を受信し、更新した契約情報および鍵を端末4、6に送信する。なお、端末2から端末4へ、そして端末4から端末6へは、暗号化されたコンテンツおよび契約情報が送信される。
【0025】
基地局1の構成を図2に示す。基地局1は、コンテンツ管理部10、契約情報管理部20、無線接続部30、課金演算部40を備える。
【0026】
コンテンツ管理部10は、コンテンツ記録部12、鍵記録部14、コンテンツ暗号化部16を有する。コンテンツ記録部12は、コンテンツ供給元8から供給を受けたコンテンツを記録する。鍵記録部14は、コンテンツ記録部12に記録されたコンテンツを暗号化するための鍵を記録する。コンテンツ暗号化部16は、コンテンツ記録部12に記録されたコンテンツを、鍵記録部14に記録された鍵によって暗号化する。なお、ここでいう「鍵」のかわりに、コンテンツの再生を禁止する符号を使用し、コンテンツに添付するようにしてもよい。
【0027】
契約情報管理部20は、契約情報記録部22、契約情報検索部24、契約情報更新部26を有する。
【0028】
契約情報記録部22には、契約ID、コンテンツID、契約日付、契約を行ったユーザの電話番号、入手経路IDを有する契約情報が記録されている。契約情報の一例を図3に示す。
【0029】
契約IDとは、契約情報を識別するための契約識別情報である。コンテンツIDとは、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報である。契約日付は、端末のユーザがコンテンツを使用する旨の契約を締結した日付である。契約を締結すると、契約情報が生成されるので、契約日付は契約情報が生成された時点を示す契約時情報に対応する。契約を行ったユーザの電話番号は、契約を行ったユーザが所有する端末の電話番号である。契約を行ったユーザが所有する端末にはコンテンツが記録されているので、契約を行ったユーザの電話番号は、コンテンツが記録される端末を識別する端末識別情報である。入手経路IDは、コンテンツを取得した際に、基本となった契約の契約IDである。
【0030】
図3の例でいえば、契約ID022の入手経路IDは200である。また、契約ID022の契約を行ったユーザの電話番号が示す端末は、端末6である。よって、端末6の所有者は、契約ID200の契約を基本として、コンテンツを取得している。ここで、契約ID200の契約を行ったユーザの電話番号が示す端末は、端末4である。よって、端末6の所有者は、端末4の所有者からコンテンツを取得したことになる。言い換えれば、端末4から端末6にコンテンツが転送されたことになる。
【0031】
なお、図3において入手経路IDが基地局となっているものは、基地局からコンテンツを取得したことを示している。
【0032】
図2に戻り、契約情報検索部24は、コンテンツを所有するコンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約IDと同一の契約IDを有する契約情報を契約情報記録部22の記録内容から検索する。契約情報更新部26は、コンテンツ所有端末から受信した契約情報において、コンテンツIDはそのままにし、契約を行ったユーザの電話番号(端末ID)はコンテンツ所有端末の電話番号(端末ID)に変更することにより、更新した契約情報を契約情報記録部22に記録する。なお、契約日付および契約IDは更新する。また、入手経路IDは、コンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約IDとする。
【0033】
契約情報更新部26の契約情報の更新の例を図4を参照して説明する。まず、契約情報記録部22に、図4(a)に示すような契約情報が記録されていたとする。そして、端末6から図4(b)に示すような契約情報が送信されてきたとする。ただし、契約を行ったユーザの電話番号は空欄でもよい。あとで書きかえられてしまうからである。すると、契約情報検索部24は、端末6から送信されたきた契約情報の契約IDと、共通の契約IDを有する契約情報(図4(a)参照)を検出する。そして、契約情報更新部26は、コンテンツIDはそのままにし、契約を行ったユーザの電話番号は端末6の電話番号(090-3333-3333)に変更し、入手経路IDは、端末6から受信した契約情報の契約ID(200)とする。なお、契約日付、契約IDは更新する。よって、図4(c)に示すように契約情報が更新される。
【0034】
図2に戻り、無線接続部30は、暗号化コンテンツを端末2に送信し、鍵を端末2、4、6に送信し、契約情報を端末4、6から受信し、更新した契約情報を端末4、6に送信する(図1参照)。なお、更新した契約情報の内、各端末に送信されるものは、各端末が契約を行ったもののみである。例えば、端末6には、端末6の電話番号(090-3333-3333)が契約を行ったユーザの電話番号となっている行の契約情報(契約ID022)が送信される(図4(c)参照)。
【0035】
図2に戻り、課金演算部40は、契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定する。なお、ここでいう料金とは、金銭に限らず、ポイントをある程度ためると商品が割り引きになるといったようなものも含む。例えば、契約情報記録部22の記録内容が図3のようであれば、入手経路IDを追跡し、契約を行ったユーザの電話番号を見ることで、端末2、端末4、端末6というようにコンテンツが流通したことになる。そこで、端末2、端末4はコンテンツの配布元になったので、端末2および端末4の所有者に、ある程度の金銭を支給あるいは商品と引きかえられるようなポイントを支給する。あるいは、端末2は配布元の配布元になっているので、端末4の所有者よりも多めに、端末2の所有者にポイント等を支給してもよい。
【0036】
端末4の構成を図5に示す。なお、端末2、6も端末4とほぼ同様の構成なので、端末2、6については端末4との相違点を記載して説明を省略する。端末4は、暗号化コンテンツ受信部42、契約情報記録部44、端末ID記録部46、契約情報送信部48、無線接続部50、契約情報受信部52、暗号化コンテンツ記録部54、暗号化コンテンツ送信部56、鍵受信部57、鍵記録部58、復号化部60、コンテンツ再生部62を備える。
【0037】
暗号化コンテンツ受信部42は、端末2から契約情報および暗号化されたコンテンツを受信する。端末2との通信は、Blue ToothやIrDAのような通信方式により行ってもよいし、USBインタフェースなどにより接続して行ってもよい。また、メモリスティックなどに代表される取り外し可能メモリを端末2との間で交換してもよい。
【0038】
契約情報記録部44は、暗号化コンテンツ受信部42が受信した契約情報および契約情報受信部52が受信した基地局1からの更新された契約情報を記録する。端末ID記録部46は、端末を識別するための電話番号や製造番号などである端末IDを記録する。契約情報送信部48は、暗号化コンテンツ受信部42が受信した契約情報と端末ID記録部46に記録された端末IDを無線接続部50を介して送信する。無線接続部50は、基地局1と無線通信を行うためのものである。
【0039】
契約情報受信部52は、基地局1から更新された契約情報を受信し、契約情報記録部44の記録内容を更新する。すなわち、契約情報記録部44には当初、端末2から送信された契約情報が記録されている。しかし、基地局1から更新された契約情報を受信すると、契約情報記録部44は、更新された契約情報を記録するようになり、端末2から送信された契約情報は破棄される。
【0040】
暗号化コンテンツ記録部54は、暗号化コンテンツ受信部42が受信した暗号化コンテンツを記録する。ただし、端末2においては、無線通信部50を介して、基地局1から送信されてきた暗号化コンテンツを記録する。暗号化コンテンツ送信部56は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツおよび契約情報記録部44に記録された更新された契約情報を端末6に送信する。ただし、端末6は、暗号化コンテンツ送信部56を備えずともよい。
【0041】
鍵受信部57は、基地局1から更新された鍵を受信する。鍵記録部58は、鍵受信部57が受信した鍵を記録する。復号化部60は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、鍵記録部58に記録された鍵により復号する。コンテンツ再生部62は、復号されたコンテンツを再生する。なお、「鍵」のかわりに、コンテンツの再生を禁止する符号を使用し、コンテンツに添付するようにした場合は、復号化部60が暗号化コンテンツ記録部54の記録内容から、鍵記録部58の記録内容(再生禁止符号)を除去するようにすればよい。
【0042】
次に、第一の実施形態の動作を説明する。図6は、第一の実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、端末2に基地局1から暗号化されたコンテンツがダウンロードされる(S10)。このとき、鍵、契約情報もダウンロードされる。端末2への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を図7に示す。まず、端末2からユーザが、コンテンツ情報の購入を基地局1に対して要求する(S101)。すると、基地局1はコンテンツ情報の購入の意思確認を行う(S102)。ここで、端末2からユーザが、購入の意思があることを明確にすると(S103)、契約情報(S104)、カギ(S105)、コンテンツ(S106)、が基地局1から端末2にダウンロードされる。このときの契約情報を図8に示す。入手経路IDは、基地局1からコンテンツを取得したことを示している。
【0043】
このような契約情報は、契約情報更新部26が作成して、契約情報記録部22に記録する。そして、契約情報更新部26から無線接続部30を介して端末2に送信する(S104)。また、コンテンツ暗号化部16は、コンテンツ記録部12からコンテンツを読み出し、鍵記録部14に記録された鍵により暗号化して、無線接続部30を介して端末2に送信する(S106)。なお、鍵は、鍵記録部14から無線接続部30を介して端末2に送信する(S105)。
【0044】
このとき、端末2においては、契約情報は無線接続部50、契約情報受信部52を介して契約情報記録部44に記録される。暗号化コンテンツは無線接続部50を介して暗号化コンテンツ記録部54に記録される。鍵は無線接続部50、鍵受信部57を介して鍵記録部58に記録される。
【0045】
復号化部60は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、鍵記録部58に記録された鍵により復号する。コンテンツ再生部62は、復号されたコンテンツを再生する。よって、端末2の所有者(ユーザ)は、コンテンツを利用できる。
【0046】
また、端末4の所有者(ユーザ)が、端末2に記録されたコンテンツを利用しようとしていたとする。端末4の所有者が欲しいコンテンツが、どの端末にあるかを知るためには、例えば以下のような方法がある。
【0047】
まず、端末4の所有者が、コンテンツID=10001のコンテンツを入手しようと思ったときに、端末4を操作して、コンテンツ情報所有者検索要求を基地局1に送信することにより、同じコンテンツIDを有する契約情報の検索を要求する。このとき、検索したいコンテンツIDと電話番号リストを送信する。
【0048】
ここで、契約情報記録部22の記録内容は、図8に示すようなものであり、コンテンツ情報所有者検索要求の電話番号リストに端末2の電話番号が含まれていたとすると、端末2がコンテンツID=10001のコンテンツを記録していることがわかる。そこで、基地局1は、端末2の電話番号を端末4に通知する。
【0049】
ここで、図6に戻り、端末2から端末4へ、契約情報および暗号化コンテンツを転送する(S12)。より詳細には、図9に示すように、端末4から端末2にコンテンツのコピーを要求すると(S121)、契約情報(S122)、コンテンツ(S123)、が端末2から端末4に送信される。
【0050】
すなわち、端末2の契約情報記録部44の記録内容(図8参照)である契約情報および暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、暗号化コンテンツ送信部56により端末4へ転送する。
【0051】
端末4は、端末2から送信されてきた契約情報および暗号化コンテンツを、暗号化コンテンツ受信部42により受信する。暗号化コンテンツは、暗号化コンテンツ記録部54に記録される。契約情報は契約情報記録部44に記録される。ここで、契約情報送信部48が、暗号化コンテンツ受信部42が受信した契約情報と端末ID記録部46に記録された端末IDを無線接続部50を介して、コンテンツ購入要求とともに基地局1に送信する(図11のS124、S125)。
【0052】
ここで、基地局1はコンテンツ情報の購入の意思確認を行う(S126)。ここで、端末4からユーザが、購入の意思があることを明確にすると(S127)、カギ(S128)、契約情報(S129)が基地局1から端末4にダウンロードされる。
【0053】
より詳細に説明すると、基地局1は、無線接続部30を介して、契約情報および端末IDを受信する。契約情報検索部24は、端末4から送信されてきた契約情報の契約IDと同一の契約IDを有する契約情報を契約情報記録部22の記録内容から検索する。すると、図8に記録されたような契約情報が検出される。
【0054】
ここで、契約情報更新部26は、図10に示すように、コンテンツIDは「100001」そのままにし、コンテンツが記録されている端末の端末ID(電話番号「090-1111-1111」)はコンテンツを所有する端末4の端末ID(電話番号「090-2222-2222」)に変更することにより、更新した契約情報を契約情報記録部22に記録する。なお、契約日付および契約IDは更新する。また、入手経路IDは、コンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約ID(128)とする。
【0055】
そして、図10の最終行の契約情報(契約ID:200)を無線接続部30を介して端末4に送信する。この契約情報は、契約情報受信部52を介して、契約情報記録部44に記録される。このとき、鍵も、鍵記録部14から無線接続部30を介して端末4に送信する。鍵は無線接続部50、鍵受信部57を介して鍵記録部58に記録される。
【0056】
復号化部60は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、鍵記録部58に記録された鍵により復号する。コンテンツ再生部62は、復号されたコンテンツを再生する。よって、端末4の所有者(ユーザ)は、コンテンツを利用できる。
【0057】
そして、端末6へ端末4から暗号化コンテンツなどが転送される(S14)。この動作は、端末4へ端末2からの暗号化コンテンツの転送(S12)と同様である。端末6から購入の意思確認(S127と同様)がとれたときの契約情報記録部22の記録内容は図12のようになる。そして、図12に示す最終行の契約情報(契約ID022)が端末6へ送信される。
【0058】
そして、図6に戻り、課金演算部40により、料金計算が行われる(S16)。課金演算部40は、契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金あるいはポイント等を決定する。契約情報記録部22の記録内容が図11のようになっている。そこで、契約情報記録部22の記録内容の入手経路IDを追跡し、契約を行ったユーザの電話番号を見ることで、端末2、端末4、端末6というようにコンテンツが流通したことがわかる。そこで、端末2、端末4はコンテンツの配布元になったので、端末2および端末4の所有者に、ある程度の金銭を支給あるいは商品と引きかえられるようなポイントを支給する。あるいは、端末2は配布元の配布元になっているので、端末4の所有者よりも多めに、端末2の所有者にポイント等を支給してもよい。
【0059】
第一の実施形態のように構成されたコンテンツ送受信装置によれば、端末4、6はそれぞれ端末2、4から暗号化されたコンテンツを受信すればよい。よって、端末4、6は暗号化されたコンテンツを基地局1から受信する必要がない。したがって、暗号化されたコンテンツを取得する際に、基地局1に通信が偏らない。よって、端末4、6の所有者は、基地局1との通信費を節約でき、また基地局1との通信により広い帯域を使用することがなくなる。
【0060】
しかも、端末2、4、6は、暗号化されたコンテンツを復号するための鍵および更新された契約情報を基地局1から受信する。よって、鍵を端末2、4、6が受信する際に、著作権に関する契約を締結することが可能であり、違法コピーなどの著作権法上の問題を回避できる。また、更新された契約情報を利用して課金の問題を解消できる。
【0061】
また、基地局1は、端末4、6から契約情報を受信する。そして、受信した契約情報における、契約を行ったユーザの電話番号を、コンテンツが記録されている端末(すなわち、契約情報を送信してきた端末)の電話番号に変更し、受信した契約情報の契約IDを入手経路IDに変更していく。よって、入手経路IDを追跡し、契約を行ったユーザの電話番号を見ていくことで、コンテンツの流通経路を把握できる。そこで、流通経路に関する情報に基づき、課金の問題を解消できる。すなわち、課金演算部40が契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定するので、課金の問題を解消できる。
【0062】
特に、課金演算の際に、配布元となった端末2、4の所有者を優遇することになるので、端末2、4の所有者が配布元を引きうけるインセンティブとなり、コンテンツの配布促進が図れる。
【0063】
第二の実施形態
第二の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置は、課金方法が第一の実施形態と異なり、これに応じて契約情報の構成も第一の実施形態と異なる。以下、第一の実施形態と同様な部分は第一の実施形態と同様な番号を付して説明を省略する。
【0064】
本発明の第二の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置の全体構成を図21に示す。第二の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置は、基地局1、端末2、4、6、コンテンツ供給元8を備える。端末2、4、6は例えば携帯電話である。
【0065】
基地局1は、コンテンツ供給元8からコンテンツの供給を受ける。コンテンツには、例えば音楽、画像、動画映像、ゲームなどのアプリケーションソフトウェア、テキスト情報、地図情報などがある。基地局1は、端末2には鍵、契約情報、暗号化されたコンテンツを送信する。また、基地局1は、端末4、6から契約情報を受信し、鍵を端末4、6に送信する。なお、端末2から端末4へ、そして端末4から端末6へは、暗号化されたコンテンツおよび契約情報が送信される。ここで、第一の実施形態と異なる点は、基地局1が端末4、6に更新した契約情報を送信しないことである。
【0066】
基地局1の構成は第一の実施形態と同様である(図2参照)。ただし、契約情報の構成が異なる。そこで、契約情報管理部20および課金演算部40が第一の実施形態と異なるので説明する。
【0067】
契約情報記録部22には、契約ID、コンテンツID、契約日付、清算日、契約を行ったユーザの電話番号、を有する契約情報が記録されている。契約情報の一例を図13に示す。
【0068】
契約ID、コンテンツID、契約日付、契約を行ったユーザの電話番号は第一の実施形態と同様である。清算日は、料金の計算を行う基準となる日(いわゆる「しめ日」)である。第一の実施形態と異なる点は、契約IDが共通である点と、入手経路IDが無い点である。図13に示す契約情報には、コンテンツID100001にかかるコンテンツを端末2、4、6のユーザが共有していることが記録されている。
【0069】
契約情報検索部24は、コンテンツを所有するコンテンツ所有端末から受信した契約情報の契約IDと同一の契約IDを有する契約情報を契約情報記録部22の記録内容から検索する。契約情報更新部26は、コンテンツ所有端末から受信した契約情報において、コンテンツID、契約IDおよび清算日はそのままにし、契約を行ったユーザの電話番号(端末ID)はコンテンツ所有端末の電話番号(端末ID)に変更することにより、更新した契約情報を契約情報記録部22に記録する。なお、契約日付は更新する。
【0070】
契約情報更新部26の契約情報の更新の例を図14を参照して説明する。まず、契約情報記録部22に、図14(a)に示すような契約情報が記録されていたとする。そして、端末6から図14(b)に示すような契約情報が送信されてきたとする。ただし、契約を行ったユーザの電話番号は空欄でもよい。あとで書きかえられてしまうからである。すると、契約情報検索部24は、端末6から送信されたきた契約情報の契約IDと、共通の契約IDを有する契約情報(図14(a)参照)を検出する。そして、契約情報更新部26は、コンテンツID、契約IDおよび清算日はそのままにし、契約を行ったユーザの電話番号は端末6の電話番号(090-3333-3333)に変更し、契約日付は更新する。よって、図14(c)に示すように契約情報が更新される。
【0071】
図2に戻り、課金演算部40は、契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定する。なお、ここでいう料金とは、金銭に限らず、ポイントをある程度ためると商品が割り引きになるといったようなものも含む。例えば、契約情報記録部22の記録内容が図13のようであれば、清算日までに、端末2、端末4、端末6の所有者が、コンテンツを共有していることがわかる。ここで、コンテンツを得るためにかかった費用Xは、X=[コンテンツ一個の価格]×3+[端末2がコンテンツを基地局1から受信するための通信費]である。そこで、端末2、端末4、端末6の所有者に、X/3ずつ費用を割り当てる。すなわち、端末2、端末4、端末6の所有者が、端末2と基地局1との通信費を分担して負担する。
【0072】
なお、清算日以降に、コンテンツを入手したユーザに対しては、端末2、端末4、端末6の所有者と同額の料金を課す様にしてもよい。
【0073】
端末2、4、6の構成は第一の実施形態と同様である。ただし、端末4、6において契約情報受信部52は不要である。第二の実施形態においては、基地局1から端末4、6は更新された契約情報を受信しないからである。
【0074】
次に、第二の実施形態の動作を説明する。第二の実施形態の動作は細部において第一の実施形態と異なるのみなので、図6を参照して説明する。まず、端末2に基地局1から暗号化されたコンテンツがダウンロードされる(S10)。このとき、鍵、契約情報もダウンロードされる。端末2への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を図15に示す。まず、端末2からユーザが、コンテンツ情報の購入を基地局1に対して要求する(S101)。すると、基地局1はコンテンツ情報の購入の意思確認を行う(S102)。ここで、端末2からユーザが、購入の意思があることを明確にすると(S103)、契約情報(S104)、カギ(S105)、コンテンツ(S106)、が基地局1から端末2にダウンロードされる。このときの契約情報を図16に示す。
【0075】
このような契約情報は、契約情報更新部26が作成して、契約情報記録部22に記録する。そして、契約情報更新部26から無線接続部30を介して端末2に送信する(S104)。また、コンテンツ暗号化部16は、コンテンツ記録部12からコンテンツを読み出し、鍵記録部14に記録された鍵により暗号化して、無線接続部30を介して端末2に送信する(S106)。なお、鍵は、鍵記録部14から無線接続部30を介して端末2に送信する(S105)。
【0076】
このとき、端末2においては、契約情報は無線接続部50、契約情報受信部52を介して契約情報記録部44に記録される。暗号化コンテンツは無線接続部50を介して暗号化コンテンツ記録部54に記録される。鍵は無線接続部50、鍵受信部57を介して鍵記録部58に記録される。
【0077】
復号化部60は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、鍵記録部58に記録された鍵により復号する。コンテンツ再生部62は、復号されたコンテンツを再生する。よって、端末2の所有者(ユーザ)は、コンテンツを利用できる。
【0078】
また、端末4の所有者(ユーザ)が、端末2に記録されたコンテンツを利用しようとしていたとする。端末4の所有者が欲しいコンテンツが、どの端末にあるかを知るためには、例えば以下のような方法がある。
【0079】
まず、端末4の所有者が、コンテンツID=10001のコンテンツを入手しようと思ったときに、端末4を操作して、コンテンツ情報所有者検索要求を基地局1に送信することにより、同じコンテンツIDを有する契約情報の検索を要求する。このとき、検索したいコンテンツIDと電話番号リストを送信する。
【0080】
ここで、契約情報記録部22の記録内容は、図16に示すようなものであり、コンテンツ情報所有者検索要求の電話番号リストに端末2の電話番号が含まれていたとすると、端末2がコンテンツID=10001のコンテンツを記録していることがわかる。そこで、基地局1は、端末2の電話番号を端末4に通知する。
【0081】
ここで、図6に戻り、端末2から端末4へ、契約情報および暗号化コンテンツを転送する(S12)。より詳細には、図17に示すように、端末4から端末2にコンテンツのコピーを要求すると(S121)、契約情報(S122)、コンテンツ(S123)、が端末2から端末4に送信される。
【0082】
すなわち、端末2の契約情報記録部44の記録内容(図16参照)である契約情報および暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、暗号化コンテンツ送信部56により端末4へ転送する。
【0083】
端末4は、端末2から送信されてきた契約情報および暗号化コンテンツを、暗号化コンテンツ受信部42により受信する。暗号化コンテンツは、暗号化コンテンツ記録部54に記録される。契約情報は契約情報記録部44に記録される。ここで、契約情報送信部48が、暗号化コンテンツ受信部42が受信した契約情報と端末ID記録部46に記録された端末IDを無線接続部50を介して、コンテンツ購入要求とともに基地局1に送信する(図18のS124、S125)。
【0084】
ここで、基地局1はコンテンツ情報の購入の意思確認を行う(S126)。ここで、端末4からユーザが、購入の意思があることを明確にすると(S127)、カギ(S128)、が基地局1から端末4にダウンロードされる。ここで、第一の実施形態と異なる点は、更新された契約情報が基地局1から端末4に送信されない点である。
【0085】
より詳細に説明すると、基地局1は、無線接続部30を介して、契約情報および端末IDを受信する。契約情報検索部24は、端末4から送信されてきた契約情報の契約IDと同一の契約IDを有する契約情報を契約情報記録部22の記録内容から検索する。すると、図16に記録されたような契約情報が検出される。
【0086】
ここで、契約情報更新部26は、図19に示すように、コンテンツIDは「100001」そのままにし、契約IDも「128」そのままにし、コンテンツが記録されている端末の端末ID(電話番号「090-1111-1111」)はコンテンツを所有する端末4の端末ID(電話番号「090-2222-2222」)に変更することにより、更新した契約情報を契約情報記録部22に記録する。なお、契約日付は更新する。
【0087】
ただし、第一の実施形態とは異なり、更新した契約情報を端末4に送信することはない。
【0088】
復号化部60は、暗号化コンテンツ記録部54に記録された暗号化コンテンツを、鍵記録部58に記録された鍵により復号する。コンテンツ再生部62は、復号されたコンテンツを再生する。よって、端末4の所有者(ユーザ)は、コンテンツを利用できる。
【0089】
そして、端末6へ端末4から暗号化コンテンツなどが転送される(S14)。
この動作は、端末4へ端末2からの暗号化コンテンツの転送(S12)と同様である。端末6から購入の意思確認(S127と同様)がとれたときの契約情報記録部22の記録内容は図20のようになる。
【0090】
そして、図6に戻り、課金演算部40により、料金計算が行われる(S16)。課金演算部40は、契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金あるいはポイント等を決定する。契約情報記録部22の記録内容が図20のようになっている。これにより、清算日までに、端末2、端末4、端末6の所有者が、コンテンツを共有していることがわかる。ここで、コンテンツを得るためにかかった費用Xは、X=[コンテンツ一個の価格]×3+[端末2がコンテンツを基地局1から受信するための通信費]である。そこで、端末2、端末4、端末6の所有者に、X/3ずつ費用を割り当てる。すなわち、端末2、端末4、端末6の所有者が、端末2と基地局1との通信費を分担して負担する。
【0091】
なお、清算日以降に、コンテンツを入手したユーザに対しては、端末2、端末4、端末6の所有者と同額の料金を課す様にしてもよい。
【0092】
第二の実施形態のように構成されたコンテンツ送受信装置によれば、端末4、6はそれぞれ端末2、4から暗号化されたコンテンツを受信すればよい。よって、端末4、6は暗号化されたコンテンツを基地局1から受信する必要がない。したがって、暗号化されたコンテンツを取得する際に、基地局1に通信が偏らない。よって、端末4、6の所有者は、基地局1との通信費を節約でき、また基地局1との通信により広い帯域を使用することがなくなる。
【0093】
しかも、端末2、4、6は、暗号化されたコンテンツを復号するための鍵を基地局1から受信する。よって、鍵を端末2、4、6が受信する際に、著作権に関する契約を締結することが可能であり、違法コピーなどの著作権法上の問題を回避できる。
【0094】
また、基地局1は、端末4、6から契約情報を受信する。そして、受信した契約情報における、契約を行ったユーザの電話番号を、コンテンツが記録されている端末(すなわち、契約情報を送信してきた端末)の電話番号に変更していく。よって、コンテンツの共有関係を把握できる。そこで、コンテンツの共有関係に関する情報に基づき、課金の問題を解消できる。すなわち、課金演算部40が契約情報記録部22の記録内容に基づきユーザ毎のコンテンツの料金を決定するので、課金の問題を解消できる。
【0095】
特に、課金演算の際に、端末2が基地局1と通信したときの費用を、端末4、6の所有者も負担するので、端末2がコンテンツの配布元となるインセンティブとなり、コンテンツの配布を促進できる。
【0096】
また、上記全ての実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。
このような方法でも、上記の機能を実現できる。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、端末は、暗号化されたコンテンツを基地局から受信する必要がないので、暗号化されたコンテンツを取得する際に、基地局に通信が偏らない。しかも、暗号化されたコンテンツを復号するための鍵は基地局から受信するので、基地局が、鍵の配布を通じて著作権法上の問題および課金の問題を解消できる。
【0098】
しかも、基地局は、契約情報における、コンテンツが記録されている端末の端末識別情報を、コンテンツ所有端末の端末識別情報に変更していくので、コンテンツの流通経路を把握できる。そこで、流通経路に関する情報に基づき、著作権法上の問題および課金の問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置の全体構成を示す図である。
【図2】基地局1の構成を示す図である。
【図3】契約情報の一例を示す図である。
【図4】契約情報更新部26の契約情報の更新の例を示す図である。
【図5】端末4の構成を示す図である。
【図6】第一の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】端末2への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図8】契約情報を示す図である。
【図9】端末2から端末4への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図10】契約情報を示す図である。
【図11】基地局1から端末4へのカギ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図12】契約情報を示す図である。
【図13】第二の実施形態における契約情報の一例を示す図である。
【図14】契約情報更新部26の契約情報の更新の例を示す図である。
【図15】端末2への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図16】契約情報を示す図である。
【図17】端末2から端末4への暗号化コンテンツ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図18】端末4へのカギ等のダウンロードの詳細な手順を示す図である。
【図19】契約情報を示す図である。
【図20】契約情報を示す図である。
【図21】本発明の第二の実施形態にかかるコンテンツ送受信装置の全体構成を示す図である。
【図22】従来のコンテンツ配信サービスのシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 基地局
10 コンテンツ管理部
12 コンテンツ記録部
14 鍵記録部
16 コンテンツ暗号化部
20 契約情報管理部
22 契約情報記録部
24 契約情報検索部
26 契約情報更新部
30 無線接続部
40 課金演算部
2、4、6 端末
42 暗号化コンテンツ受信部
44 契約情報記録部
46 端末ID記録部
48 契約情報送信部
50 無線接続部
52 契約情報受信部
54 暗号化コンテンツ記録部
56 暗号化コンテンツ送信部
57 鍵受信部
58 鍵記録部
60 復号化部
62 コンテンツ再生部
8 コンテンツ供給元

Claims (8)

  1. 契約情報を管理する基地局と、コンテンツが記録されているコンテンツ所有端末と、コンテンツ要求端末とから構成されるコンテンツ配信システムであって:
    前記基地局は、契約情報記録手段によりコンテンツ識別情報とコンテンツ所有端末の端末識別情報と契約識別情報とを有する前記契約情報を記録し、無線接続部により前記コンテンツ要求端末からのコンテンツ識別情報を受信して、検索情報検索手段により前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを所有するコンテンツ所有端末の端末識別情報を前記契約情報記録手段により検索して、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、契約情報受信部により前記基地局から受信した前記コンテンツ所有端末の端末識別情報に基づいて、無線接続部を介して前記コンテンツ所有端末に前記コンテンツに関する契約情報とコンテンツを要求し、
    前記コンテンツ所有端末は、暗号化コンテンツ送信部により前記コンテンツに関する契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、暗号化コンテンツ受信部により前記契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ所有端末から受信して、契約情報送信部により前記契約情報と前記コンテンツ要求端末の端末識別情報を前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末から受信した前記契約情報と前記端末識別情報に基づいて、契約情報更新部により前記コンテンツに関する契約情報を入手経路識別情報として更新し、前記コンテンツ要求端末が新たなコンテンツ所有端末として更新された契約情報を前記契約情報記録手段に記録するとともに、前記無線接続部により前記更新された契約情報および前記暗号化されたコンテンツを復号する鍵を送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、前記契約情報受信部により前記更新された契約情報を受信し、契約情報記録部に記録するとともに、鍵受信部により受信した前記鍵に基づいて前記暗号化コンテンツを復号して暗号化コンテンツ記録部に記録する、
    コンテンツ配信システム。
  2. 前記基地局の前記契約情報記録手段の記録内容に基づき、ユーザ毎のコンテンツの料金を決定する課金演算手段を備えた請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記課金演算手段は、端末のユーザに対し、コンテンツの配布元となったか否かに応じて前記料金を決定する請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記課金演算手段は、前記契約識別情報を共通にする前記契約情報の前記端末識別情報に対応するユーザに対し、コンテンツの料金を分配する請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記契約情報は、前記契約情報が生成された時点を示す契約時情報を有し、前記課金演算手段は、所定の時点よりも前の時点を示す前記契約時情報を有し、かつ前記契約識別情報を共通にする、前記契約情報の前記端末識別情報に対応するユーザに対し、コンテンツの料金を分配する請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 契約情報を管理する基地局と、コンテンツが記録されているコンテンツ所有端末と、コンテンツ要求端末とから構成されるコンテンツ配信システムの基地局であって:
    契約情報記録手段によりコンテンツ識別情報とコンテンツ所有端末の端末識別情報と契約識別情報とを有する前記契約情報を記録し、無線接続部により前記コンテンツ要求端末からのコンテンツ識別情報を受信して、契約情報検索手段により前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを所有するコンテンツ所有端末の端末識別情報を前記契約情報記録手段により検索して、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、契約情報受信部により前記基地局から受信した前記コンテンツ所有端末の端末識別情報に基づいて、無線接続部を介して前記コンテンツ所有端末に前記コンテンツに関する契約情報とコンテンツを要求し、
    前記コンテンツ所有端末は、暗号化コンテンツ送信部により前記コンテンツに関する契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、暗号化コンテンツ受信部により前記契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ所有端末から受信して、契約情報送信部により前記契約情報と前記コンテンツ要求端末の端末識別情報を前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末から受信した前記契約情報と前記端末識別情報に基づいて、契約情報更新部により前記コンテンツに関する契約情報を入手経路識別情報として更新し、前記コンテンツ要求端末が新たなコンテンツ所有端末として更新された契約情報を前記契約情報記録手段に記録するとともに、前記無線接続部により前記更新された契約情報および前記暗号化されたコンテンツを復号する鍵を送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、前記契約情報受信部により前記更新された契約情報を受信し、契約情報記録部に記録するとともに、鍵受信部により受信した前記鍵に基づいて前記暗号化コンテンツを復号して暗号化コンテンツ記録部に記録する、
    コンテンツ配信システムの基地局。
  7. 契約情報を管理する基地局と、コンテンツが記録されているコンテンツ所有端末と、コンテンツ要求端末とから構成されるコンテンツ配信システムにおいて:
    契約情報記録手段によりコンテンツ識別情報とコンテンツ所有端末の端末識別情報と契約識別情報とを有する前記契約情報を記録し、無線接続部により前記コンテンツ要求端末からのコンテンツ識別情報を受信して、契約情報検索手段により前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを所有するコンテンツ所有端末の端末識別情報を前記契約情報記録手段により検索して、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、契約情報受信部により前記基地局から受信した前記コンテンツ所有端末の端末識別情報に基づいて、無線接続部を介して前記コンテンツ所有端末に前記コンテンツに関する契約情報とコンテンツを要求し、
    前記コンテンツ所有端末は、暗号化コンテンツ送信部により前記コンテンツに関する契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、暗号化コンテンツ受信部により前記契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ所有端末から受信して、契約情報送信部により前記契約情報と前記コンテンツ要求端末の端末識別情報を前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末から受信した前記契約情報と前記端末識別情報に基づいて、契約情報更新部により前記コンテンツに関する契約情報を入手経路識別情報として更新し、前記コンテンツ要求端末が新たなコンテンツ所有端末として更新された契約情報を前記契約情報記録手段に記録するとともに、前記無線接続部により前記更新された契約情報および前記暗号化されたコンテンツを復号する鍵を送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、前記契約情報受信部により前記更新された契約情報を受信し、契約情報記録部に記録するとともに、鍵受信部により受信した前記鍵に基づいて前記暗号化コンテンツを復号して暗号化コンテンツ記録部に記録する、
    コンテンツ配信方法。
  8. 契約情報を管理する基地局と、コンテンツが記録されているコンテンツ所有端末と、コンテンツ要求端末とから構成されるコンテンツ配信システムにおいて:
    契約情報記録手段によりコンテンツ識別情報とコンテンツ所有端末の端末識別情報と契約識別情報とを有する前記契約情報を記録し、無線接続部により前記コンテンツ要求端末からのコンテンツ識別情報を受信して、契約情報検索手段により前記コンテンツ識別情報に対応するコンテンツを所有するコンテンツ所有端末の端末識別情報を前記契約情報記録手段により検索して、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、契約情報受信部により前記基地局から受信した前記コンテンツ所有端末の端末識別情報に基づいて、無線接続部を介して前記コンテンツ所有端末に前記コンテンツに関する契約情報とコンテンツを要求し、
    前記コンテンツ所有端末は、暗号化コンテンツ送信部により前記コンテンツに関する契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ要求端末に送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、暗号化コンテンツ受信部により前記契約情報と暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ所有端末から受信して、契約情報送信部により前記契約情報と前記コンテンツ要求端末の端末識別情報を前記基地局に送信し、
    前記基地局は、前記無線接続部により前記コンテンツ要求端末から受信した前記契約情報と前記端末識別情報に基づいて、契約情報更新部により前記コンテンツに関する契約情報を入手経路識別情報として更新し、前記コンテンツ要求端末が新たなコンテンツ所有端末として更新された契約情報を前記契約情報記録手段に記録するとともに、前記無線接続部により前記更新された契約情報および前記暗号化されたコンテンツを復号する鍵を送信し、
    前記コンテンツ要求端末は、前記契約情報受信部により前記更新された契約情報を受信し、契約情報記録部に記録するとともに、鍵受信部により受信した前記鍵に基づいて前記暗号化コンテンツを復号して暗号化コンテンツ記録部に記録することを、
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
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