JP4191110B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4191110B2
JP4191110B2 JP2004217443A JP2004217443A JP4191110B2 JP 4191110 B2 JP4191110 B2 JP 4191110B2 JP 2004217443 A JP2004217443 A JP 2004217443A JP 2004217443 A JP2004217443 A JP 2004217443A JP 4191110 B2 JP4191110 B2 JP 4191110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
dummy
width
semiconductor device
global
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004217443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006041114A (ja
Inventor
学 井口
利至 竹脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2004217443A priority Critical patent/JP4191110B2/ja
Priority to US11/184,946 priority patent/US7358609B2/en
Priority to CN2005100849828A priority patent/CN1728380B/zh
Publication of JP2006041114A publication Critical patent/JP2006041114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4191110B2 publication Critical patent/JP4191110B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/52Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames
    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/52Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames
    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
    • H01L23/528Geometry or layout of the interconnection structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

本発明は、半導体装置に関するものである。
従来の半導体装置としては、例えば特許文献1,2に記載されたものがある。これらの文献に記載された半導体装置においては、配線層に、通常の配線と共にダミー配線が形成されている。ダミー配線は、局所的なデータ率を配線層中で均一化するために形成されるものである。ここで、データ率とは、配線層において配線の占める面積割合をいう。データ率を均一化することにより、配線形成時に埋め込むCuの膜厚の均一性を高めることができるとともに、その後のCMP(化学的機械的研磨)においても平坦度の高いCu配線を得ることができる。
ところで、多層配線構造をもつ半導体装置においても、各配線層にダミー配線が形成されたものがある。かかる半導体装置においては、マスク描画用のEBデータ(Electron Beam Exposure Data)のデータ量を小さくするため、グローバル配線の配線ルールに則った幅をもつダミー配線を全ての配線層で共通に用いることが技術常識であった。すなわち、全ての配線層で同等のサイズのダミー配線を用いるとともに、その幅を比較的大きなものとすることにより、EBデータのデータ量の増大を抑制していたのである。
特開2002−231815号公報 特開2004−39951号公報
しかしながら、上記構成の従来の半導体装置においては、歩留まりの面で向上の余地があった。本発明者らは、鋭意検討の結果、従来の半導体装置において歩留まりを低下させている要因を突き止めた。すなわち、ローカル配線はグローバル配線に比べて一般に幅も厚みも小さいにも関わらず、従来の半導体装置においては、グローバル配線の配線ルールに則ったサイズのダミー配線がローカル配線の近傍に配置された構造となっている。
そのため、この半導体装置の製造工程では、ローカル配線用の溝をエッチングする際に、ローカル配線のうち近傍にダミー配線が配される部分とそうでない部分とで溝の幅および厚みにばらつきが生じてしまう。なぜなら、近傍にダミー配線が配される部分では、そのダミー配線用の溝にエッチャントが多量に消費されてしまうからである。
近年、ローカル配線の厚みが薄化してきていることに伴って、上述のばらつきの影響は無視できないものとなり、半導体装置の歩留まり低下という形で顕在化したものと考えられる。
上記課題を解決するために、本発明による半導体装置は、半導体基板上に設けられ、第1の配線および第1のダミー配線を含む第1の配線層と、第1の配線層上に設けられ、第2の配線および第2のダミー配線を含む第2の配線層と、を備え、第1の配線の厚みは、第2の配線の厚みよりも小さく、第1のダミー配線の最大幅は、第2のダミー配線の最小幅よりも小さいことを特徴とする。
この半導体装置においては、各配線層中の配線の厚みに応じて配線層毎にダミー配線の幅を適宜設定している。つまり、比較的厚みの小さい第1の配線を含む第1の配線層においては第1のダミー配線の幅を比較的小さくし、比較的厚みの大きい第2の配線を含む第2の配線層においては第2のダミー配線の幅を比較的大きくしている。これにより、この半導体装置の製造工程においては、エッチングの際に、第1の配線用の溝の幅および深さのばらつきを小さく抑えることができる。したがって、高歩留まりで製造できる構造の半導体装置が実現される。
なお、配線には、配線層中のダミー配線を除く全ての配線が含まれるが、パッドは含まれない。また、ダミー配線の幅は、ダミー配線の平面形状が矩形の場合にはその短辺の長さ(特に正方形の場合にはその1辺の長さ)として定義され、楕円形の場合にはその短軸の長さ(特に円形の場合にはその直径)として定義される。ダミー配線の最大幅および最小幅とあるのは、各配線層においてダミー配線の幅が一様でない場合、それぞれ最大部分および最小部分の幅として定義するという趣旨である。
第1のダミー配線の幅は、第1の配線の最小幅以上最大幅以下であり、第2のダミー配線の幅は、第2の配線の最小幅以上最大幅以下であってもよい。この場合、ダミー配線の幅が各配線層中の配線幅に応じて特に適当な値に設定されることとなり、上記ばらつきを一層確実に小さく抑えることができる。
第2のダミー配線の最大アスペクト比を1としたとき、第1のダミー配線の最小アスペクト比は、0.5以上10以下であってもよい。ここで、上記アスペクト比は、ダミー配線の厚さを幅で除した値として定義される。このように配線層間でダミー配線のアスペクト比の差が小さいことにより、何れの配線層においても所望の幅および厚みをもつダミー配線を容易に製造することができる。
第2のダミー配線の最小幅は、第2の配線の最小配線間隔よりも大きくてもよい。ここで、第2の配線の最小配線間隔は、第2の配線層における第2の配線同士の間隔の最小値として定義される。この場合、最小配線間隔を置いて近接する第2の配線間に第2のダミー配線が入り込むのを防ぐことができ、第2の配線層における浮遊容量の増大を抑えることができる。
本発明によれば、高歩留まりで製造できる構造の半導体装置が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明による半導体装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による半導体装置の一実施形態を示す断面図である。半導体装置1は、半導体基板10、回路形成層12、ローカル配線層14(第1の配線層)、セミグローバル配線層16、およびグローバル配線層18(第2の配線層)を備えている。半導体基板10としては、例えばシリコン基板または化合物半導体基板等を用いることができる。半導体基板10上には、回路形成層12が設けられている。回路形成層12には、トランジスタ(図示せず)のゲート電極等が形成されている。
回路形成層12上には、ローカル配線層14、セミグローバル配線層16およびグローバル配線層18が順に積層されている。ローカル配線層14は、詳細には5層のローカル配線層14a〜14eにより構成されている。これら各層14a〜14eには、ローカル配線24(第1の配線)が形成されている。なお、ローカル配線層14a中の配線24は、特に第1メタルとも呼ばれる。
セミグローバル配線層16は2層のセミグローバル配線層16a,16bにより構成されており、各層16a,16bには、セミグローバル配線26が形成されている。ここで、セミグローバル配線26の厚みは、ローカル配線24の厚みよりも大きい。また、グローバル配線層18は2層のグローバル配線層18a,18bにより構成されており、各層18a,18bには、グローバル配線28(第2の配線)が形成されている。ここで、グローバル配線28の厚みは、セミグローバル配線26の厚みよりも大きく、それゆえローカル配線24の厚みよりも大きい。なお、ローカル配線24の厚みは、例えば200nm程度とされる。セミグローバル配線26の厚みは、例えば300nm程度とされる。また、グローバル配線28の厚みは、例えば1.20μm程度とされる。
なお、図1においては、上記各配線間あるいは配線−素子間を電気的に接続するコンタクトの図示を省略している。
図2(a)はローカル配線層14を示す平面図であり、図2(b)はグローバル配線層18を示す平面図である。これらの図は、それぞれローカル配線層14とグローバル配線層18とを互いに等しいスケールで表している。両図の比較からわかるように、ローカル配線24の幅は、グローバル配線28の幅よりも小さい。
また、図2(a)中の間隔d1は、ローカル配線層14中におけるローカル配線24同士の間隔の最小値、すなわちローカル配線24の最小配線間隔を示している。同様に、図2(b)中の間隔d2は、グローバル配線28の最小配線間隔を示している。ローカル配線24の最小配線間隔d1は、グローバル配線28の最小配線間隔d2よりも小さい。なお、間隔d1は、例えば100nm程度とされる。また、間隔d2は、例えば1.0μm程度とされる。
ローカル配線層14およびグローバル配線層18には、それぞれダミー配線34(第1のダミー配線)およびダミー配線38(第2のダミー配線)が形成されている。これらのダミー配線34,38は、ローカル配線24およびグローバル配線28とは異なり、信号電圧や電源電圧等が印加される配線として実際に機能するものではなく、それぞれローカル配線層14およびグローバル配線層18内での局所的なデータ率を調整するために設けられた導体パターンである。また、ダミー配線34,38は、回路素子および外部配線の何れにも接続されていない。ダミー配線34は、ローカル配線24と同一工程で形成することができ、その厚みはローカル配線24の厚みと略同一になるように設計される。同様に、ダミー配線38は、グローバル配線28と同一工程で形成することができ、その厚みはグローバル配線28の厚みと略同一になるように設計される。
なお、これらの配線の形成は、例えば、エッチングにより溝を形成し、その溝にスパッタによりシードを成膜した後メッキによりCu等の金属を溝に埋め込み、さらにその金属をCMP法により研磨することにより行うことができる。この場合において金属の埋め込みはCVDを用いて行ってもよい。また、シードをCVDにより成膜した後、埋め込みをメッキによって行ってもよい。
図2(a)と図2(b)との比較からわかるように、ダミー配線34の幅は、ダミー配線38の幅よりも小さい。本実施形態においてダミー配線34,38は共に平面形状が正方形をしており、これらの幅は正方形の1辺の長さとして定義される。ダミー配線34の具体的な幅は、ローカル配線ルールの世代に応じて適宜設定すればよい。すなわち、世代が進むに連れて、ダミー配線34の幅をシュリンク(小さく)させて設計すればよい。なお、ダミー配線34の幅は、例えば0.3μm程度とされる。また、ダミー配線38の幅は、例えば3.0μm程度とされる。
ダミー配線34の幅は、ローカル配線24の最小幅以上、且つローカル配線24の最大幅以下となっている。同様に、ダミー配線38の幅は、グローバル配線28の最小幅以上、且つグローバル配線28の最大幅以下となっている。なお、図2(a)および図2(b)においては、それぞれローカル配線24およびグローバル配線28のうち幅が最小のもののみが図示されている。実際には、ローカル配線層14内においてローカル配線24の幅は一様ではなく、ローカル配線24のうち幅が最大のものは、ダミー配線34の幅よりも大きな配線幅を有している。同様に、グローバル配線層18内においてグローバル配線28の幅は一様ではなく、グローバル配線28のうち幅が最大のものは、ダミー配線38の幅よりも大きな配線幅を有している。また、ダミー配線38の幅は、上述したグローバル配線28の最小配線間隔d2よりも大きい。
本実施形態においては、ダミー配線38のアスペクト比(ダミー配線38の厚さを幅で除した値)を1とすると、ダミー配線34のアスペクト比は0.5以上10以下となっている。
ところで、セミグローバル配線層16(図1参照)にも、図示しないダミー配線(以下、便宜的にダミー配線36とする)が形成されている。ダミー配線36の幅は、ダミー配線34の幅よりも大きく、且つダミー配線38の幅よりも小さい。さらに、ダミー配線36の幅は、セミグローバル配線26の最小幅以上最大幅以下となっている。ダミー配線36のアスペクト比も、ダミー配線38のアスペクト比を1としたときに、0.5以上10以下となっている。また、セミグローバル配線層16においても、上記ダミー配線36の幅は、セミグローバル配線26の最小配線間隔よりも大きい。
続いて、半導体装置1の効果を説明する。半導体装置1においては、各配線層14,16,18中の配線24,26,28の厚みに応じて配線層14,16,18毎にダミー配線34,36,38の幅を適宜設定している。例えば、ローカル配線層14においてはダミー配線34の幅を比較的小さくし、グローバル配線層18においてはダミー配線38の幅を比較的大きくしている。これにより、半導体装置1の製造工程においては、エッチングの際に、ローカル配線層14用の溝の幅および深さのばらつきを小さく抑えることができる。したがって、高歩留まりで製造できる構造の半導体装置1が実現されている。
さらに、本実施形態においてはセミグローバル配線層16が設けられており、セミグローバル配線層16中のダミー配線36の幅はダミー配線38の幅よりも小さくなっている。したがって、セミグローバル配線26用の溝をエッチングする際にも、その幅および深さのばらつきを小さく抑えることができる。ただし、半導体装置1にセミグローバル配線層16を設けることは必須ではない。また、本実施形態においては5層からなるローカル配線層14を例示したが、ローカル配線層14は1層の場合を含めて何層からなっていてもよい。同様に、グローバル配線層18も1層の場合を含めて何層からなっていてもよい。
なお、ダミー配線34の幅はローカル配線層14内で一様である必要はない。ダミー配線36,38についても同様である。ダミー配線34,38の幅がそれぞれ一様でない場合には、ダミー配線34の最大幅がダミー配線38の最小幅よりも小さければよい。
ところで、特許文献1,2は、同一の配線層内に複数種類の相異なるサイズのダミー配線を設けた半導体装置を開示している。中でも、特許文献1の半導体装置は、多層配線構造を有するものである。しかしながら、これらの文献には、グローバル配線の配線ルールに則ったサイズのダミー配線がローカル配線層に設けられることによって、ローカル配線用の溝形成時にエッチングばらつきが生じるという課題については、開示されていない。それゆえ、配線層毎にそれぞれ適当なサイズのダミー配線を配するという半導体装置1の構成についても、記載も示唆もされていない。この点、従来の技術常識に鑑みると、全ての配線層に同サイズの、具体的にはグローバル配線の配線ルールに則ったサイズのダミー配線を形成していたものと考えられる。
かかる構成のため、同文献に記載の半導体装置においては、上述の通り、ローカル配線層において配線用の溝形成時のエッチングばらつきが大きく、それゆえ当該半導体装置の製造歩留まりは充分に高いものとは言えなかった。しかも、かかる構成では、やはりローカル配線の近傍にサイズの大きなダミー配線が配されることに起因して、配線を形成するためのメッキ時に膜厚の制御が困難となってしまう。そればかりか、CMP時にも、その大サイズのダミー配線におけるディッシングの影響により、配線の厚みを所望に制御することが困難となってしまう。これらも、従来の半導体装置において歩留まりを低下させている要因であると考えられる。
これに対して、半導体装置1においては、近年のローカル配線の薄化に伴って顕在化してきた新規な課題、すなわち半導体装置の歩留まりに影響を与える上述のエッチングばらつき等の課題に着目した本発明者らの知見に基づき、配線層毎にそれぞれ適当なサイズのダミー配線を配するという構成をとっている。これにより、かかる課題が解決され、製造歩留まりの高い半導体装置1が実現されている。
また、ダミー配線34の幅は、ローカル配線24の最小幅以上最大幅以下であり、ダミー配線38の幅は、グローバル配線28の最小幅以上最大幅以下である。これにより、ダミー配線34,38の幅が各配線層14,18中の配線幅に応じて特に適当な値に設定されることとなり、上述のエッチングばらつきを一層確実に小さく抑えることができる。ただし、ダミー配線34,38の幅がそれぞれ配線24,28の最小幅以上最大幅以下であることは必須ではない。
ダミー配線38のアスペクト比を1としたとき、ダミー配線34のアスペクト比が0.5以上10以下となっている。このように配線層14,18間でダミー配線34,38のアスペクト比の差が小さいことにより、何れの配線層14,18においても所望の幅および厚みをもつダミー配線34,38を容易に製造することができる。なお、上述の通りダミー配線34,38の幅は一定とは限らないため、これらのアスペクト比も一定とは限らない。これらのアスペクト比が一定でない場合には、ダミー配線38の最大アスペクト比を1としたときにダミー配線34の最小アスペクト比が0.5以上10以下であればよい。ただし、両ダミー配線34,38のアスペクト比間の関係がこのようになっていることは必須ではない。上記アスペクト比は、より好ましくは0.5以上7以下である。
ダミー配線38の幅は、グローバル配線28の最小配線間隔d2よりも大きい。これにより、最小配線間隔d2を置いて近接するグローバル配線28間にダミー配線38が入り込むのを防ぐことができ、グローバル配線28−ダミー配線38間の浮遊容量の増大を抑えることができる。なお、ダミー配線38の幅が一様でない場合には、ダミー配線38の最小幅が上記間隔d2よりも大きければよい。
また、ダミー配線34の幅を世代に応じてシュリンクさせることにより、ローカル配線層14における局所的なデータ率の均一性を高めることができる。これにより、配線溝のエッチング深さのばらつきを一層低減することができるとともに、CMP時の研磨の均一性を向上させることができる。さらに、ダミー配線34の幅を世代に応じてシュリンクさせることにより、上記データ率の値を大きく設定することができる。これにより、配線層における絶縁膜の比率が相対的に減るため、半導体装置1の機械的強度を向上させることができる。かかる効果は、膜強度の弱い低誘電率膜を配線層の絶縁膜として用いる場合に特に顕著となる。
上述のように、従来技術に係る多層配線構造の半導体装置は、グローバル配線ルールに則ったサイズのダミー配線を全ての配線層で用いるものであった。これに関して、ローカル配線ルールに則ったサイズのダミー配線を全ての配線層で用いるという構成も考えられる。
図3(a)および図3(b)を参照しつつ、本発明の比較例として、かかる構成の半導体装置について説明する。図3(a)は、比較例に係る半導体装置のローカル配線層64を示し、図3(b)は、同半導体装置のグローバル配線層68を示している。ローカル配線層64については、半導体装置1のローカル配線層14と同様の構成である。一方で、グローバル配線層68については、ダミー配線88として、ローカル配線層64のダミー配線34と同等のサイズのものが設けられている。
かかる構成の半導体装置においては、図3(b)に示すように、最小配線間隔d2を置いて近接するグローバル配線28間にダミー配線88が入り込むことにより、グローバル配線28−ダミー配線88間の浮遊容量が増大してしまう。また、ローカル配線層64において適当な幅をもつダミー配線88をグローバル配線層68に形成するということになると、そのアスペクト比が高いため、形成が困難になるという問題もある。したがって、何れかの配線層において適したサイズのダミー配線を全ての配線層で共通に用いるのではなく、半導体装置1におけるように、配線層毎にそれぞれ適当なサイズのダミー配線を用いることが好ましい。
本発明による半導体装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態においては平面形状が正方形のダミー配線を示したが、ダミー配線の平面形状は正方形を除く矩形であってもよい。この場合、ダミー配線の幅は、その短辺の長さとして定義される。また、上記形状は楕円形(円形を含む)であってもよく、この場合、ダミー配線の幅はその短軸の長さとして定義される。特に円形の場合には、ダミー配線の幅は、その直径として定義される。
本発明による半導体装置の一実施形態を示す断面図である。 (a)は、第1の配線層を示す平面図である。(b)は、第2の配線層を示す平面図である。 (a)および(b)は、本発明の比較例に係る半導体装置の構成を説明するための図である。
符号の説明
1 半導体装置
10 半導体基板
12 回路形成層
14 ローカル配線層(第1の配線層)
16 セミグローバル配線層
18 グローバル配線層(第2の配線層)
24 ローカル配線(第1の配線)
26 セミグローバル配線
28 グローバル配線(第2の配線)
34 ダミー配線(第1のダミー配線)
38 ダミー配線(第2のダミー配線)

Claims (4)

  1. 半導体基板上に設けられ、第1の配線および第1のダミー配線を含む第1の配線層と、
    前記第1の配線層上に設けられ、第2の配線および第2のダミー配線を含む第2の配線層と、を備え、
    前記第1の配線の厚みは、前記第2の配線の厚みよりも小さく、
    前記第1のダミー配線の最大幅は、前記第2のダミー配線の最小幅よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1のダミー配線の幅は、前記第1の配線の最小幅以上最大幅以下であり、
    前記第2のダミー配線の幅は、前記第2の配線の最小幅以上最大幅以下である半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置において、
    前記第2のダミー配線の最大アスペクト比を1としたとき、
    前記第1のダミー配線の最小アスペクト比は0.5以上10以下である半導体装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の半導体装置において、
    前記第2のダミー配線の最小幅は、前記第2の配線の最小配線間隔よりも大きい半導体装置。
JP2004217443A 2004-07-26 2004-07-26 半導体装置 Active JP4191110B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217443A JP4191110B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体装置
US11/184,946 US7358609B2 (en) 2004-07-26 2005-07-20 Semiconductor device
CN2005100849828A CN1728380B (zh) 2004-07-26 2005-07-26 半导体器件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217443A JP4191110B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006041114A JP2006041114A (ja) 2006-02-09
JP4191110B2 true JP4191110B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=35656281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004217443A Active JP4191110B2 (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7358609B2 (ja)
JP (1) JP4191110B2 (ja)
CN (1) CN1728380B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8049340B2 (en) 2006-03-22 2011-11-01 Lsi Corporation Device for avoiding parasitic capacitance in an integrated circuit package
US9542522B2 (en) * 2014-09-19 2017-01-10 Intel Corporation Interconnect routing configurations and associated techniques
EP3007224A1 (en) 2014-10-08 2016-04-13 Nxp B.V. Metallisation for semiconductor device
JP7353121B2 (ja) 2019-10-08 2023-09-29 キヤノン株式会社 半導体装置および機器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11307633A (ja) * 1997-11-17 1999-11-05 Sony Corp 低誘電率膜を有する半導体装置、およびその製造方法
JP3638778B2 (ja) * 1997-03-31 2005-04-13 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2001196372A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP3806016B2 (ja) 2000-11-30 2006-08-09 富士通株式会社 半導体集積回路
JP2003045876A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Seiko Epson Corp 半導体装置
JP2003273210A (ja) * 2002-03-12 2003-09-26 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP4040363B2 (ja) * 2002-05-20 2008-01-30 富士通株式会社 半導体装置
JP4307022B2 (ja) 2002-07-05 2009-08-05 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置の設計方法、半導体装置の設計プログラム及び半導体装置の設計装置
JP2004153015A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP4230334B2 (ja) * 2003-10-31 2009-02-25 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7358609B2 (en) 2008-04-15
CN1728380B (zh) 2010-12-22
US20060017167A1 (en) 2006-01-26
CN1728380A (zh) 2006-02-01
JP2006041114A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011061003A (ja) 配線パターン形成方法および半導体装置の製造方法、半導体装置、データ処理システム
TWI706442B (zh) 用於後段製程線路(beol)互連之柵格自行對準金屬穿孔處理方法及由其所生成的結構
JP5007529B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW201804592A (zh) 用於後段製程(beol)間隔物為基內連之以光桶來圖案化的削減栓塞與突片
JP2005064226A (ja) 配線構造
TW201733007A (zh) 用於圖案化後段(beol)互連之金屬線端的方法
JP2008205180A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2012222279A (ja) 集積回路装置及びその製造方法
JP2007273577A (ja) 半導体集積回路
JP2005268748A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7495340B2 (en) Metal layer structure of semiconductor device
JP2007207878A (ja) 半導体装置
US8053370B2 (en) Semiconductor device and fabrications thereof
JP4191110B2 (ja) 半導体装置
KR20070003338A (ko) 반도체 소자
TWI491026B (zh) 高深寬比電路圖形暨其製作方法
JP4330523B2 (ja) スプリットゲート型フラッシュメモリ素子のダミー層の形成方法
JP2001358215A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009252806A (ja) 半導体装置及びそのレイアウト方法
CN107123647B (zh) 集成电路的高密度图案化材料
JP2008124466A (ja) ライン抵抗ばらつきを伴う配線構造
US8810037B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP4786697B2 (ja) 半導体装置
JP2007281197A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2003051547A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4191110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350