JP4171941B2 - シンクロメッシュ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の手動変速機等に用いられるシンクロメッシュ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
手動変速機のシンクロメッシュ装置は、カウンタギヤと常時噛合し変速機主軸に相対回転可能に装着された遊転ギヤと該変速機主軸との間に介装される一種の摩擦式のクラッチ装置である。その基本構成としては、図2に示すように、変速機主軸1と一体回転するクラッチハブ2と、該クラッチハブ2の外周に軸方向に移動可能に装着されたスリーブ3と、変速機主軸1に相対回転可能に装着された遊転ギヤ4と、該遊転ギヤ4に一体的に構成されかつスリーブ3の内歯と噛合自在な所定形状のドグ歯及び軸方向に突出したボス部分の外周にコーン面10をもつシンクロコーン9と、クラッチハブ2に内挿されかつ該スリーブ3が軸方向に移動されたときシンクロコーンのコーン面10と摩擦接触するように対面した摩擦面11を内周にもつとともにスリーブ3の内歯と噛合自在な所定形状のチャンファ部をもつシンクロナイザリング7とを主要素として構成されたイナーシャロック式のものが広く知られている。
【0003】
上記シンクロメッシュ装置において、図2に示すように、シンクロコーン9のコーン面10とシンクロナイザリング7の摩擦面11との間に少なくとも内外一対の中間コーンリング12、13を介装した多板式のものが特公平3−1805号公報に記載されている。
上記公報においては、図1及び図7に示すように、一対の中間コーンリング12、13のうち内側の中間コーンリング13の端縁から軸方向に延びた突起部131をクラッチハブ2の係合孔21に係合して、内側コーンリング13がクラッチハブ2と一体的に回転するように構成し、かつ、外側の中間コーンリング12の端縁から軸方向に延びた突起部121をシンクロコーン9の側部に形成された係合孔93に係合して、外側中間コーンリング12がシンクロコーン9と一体的に回転するように構成することが記載されている。
【0004】
そして、図7に示すように、前記内側コーンリング13の突起部131は、クラッチハブ2の係合孔21に周方向の遊びaをもって係合されることが記載されている。
このような多板式のシンクロメッシュ装置では、スリーブ3を軸方向(遊転ギヤ側)に移動して遊転ギヤ4と変速機主軸1及びクラッチハブ2とを同期噛み合いさせる時のシンクロナイザリング7とシンクロコーン9の摩擦面積が広くなるので同期容量が増す利点がある。
【0005】
また、内側中間コーンリング13の突起部131をクラッチハブ2の係合孔21に係合して、内側コーンリング13がクラッチハブ2と一体的に回転するように構成し、かつ、外側の中間コーンリング12の突起部121をシンクロコーン9の係合孔93に係合して、外側中間コーンリング12がシンクロコーン9と一体的に回転するように構成することにより、内側中間コーンリング13の内周面とコーン面10の食込み、内側中間コーンリング13の外周面と外側中間コーンリング12の内周面との食込み、及び外側中間コーンリング12の外周面と摩擦面11との食込みを防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載されたシンクロメッシュ装置では、同期噛み合い時、内側中間コーンリング13の突起部131が係合孔21との遊びのため該係合孔21内を移動し、該係合孔21、93の周方向端壁と当接するとき突起部131に曲げ応力を生じるストレス荷重を受けるおそれがある。
【0007】
すなわち、係合孔21は、エンドミル等の工具で切削加工され、その形状は図7に示すようにクラッチハブ2の軸心Oから所定の半径距離Rに中心をもつ円形や、図8に示すようにクラッチハブ2の軸心Oを中心とした所定の半径距離Rの円に沿った長円形に形成される。一方、突起部131の移動軌跡は、内側中間コーンリング13がシンクロコーン9のコーン面10を周方向に摩擦接触状態で摺動することによる円弧状になる。そして、この突起部131の移動軌跡が、例えば図9に示すように、係合孔21が形成された前記半径距離Rの位置と一致するときは、突起部131が周方向端壁211に直角に当接し、突起部131が受ける荷重Fは、当接点での円の接線方向だけになる。突起部131は接線方向には剛性が高く荷重を受けても変形等することはない。
【0008】
しかし、図10に示すように、突起部131の移動軌跡が、係合孔21の半径距離の位置Rに対してR′に示すように半径方向に誤差をもつと、突起部131の周方向端壁211から受ける荷重Fは、接線方向成分Faと法線方向成分Frの合力となり、法線方向成分Frの荷重が突起部131に曲げ応力を誘発することになる。
【0009】
また、突起部131の移動軌跡の中心がクラッチハブ2の軸心とずれていても結果的に周方向端壁211の当接点において、法線方向成分Frの荷重が突起部131に作用する。
本発明は、クラッチハブあるいはシンクロコーンの係合孔に係合した中間コーンリングの突起部へのストレス荷重を解消可能なシンクロメッシュ装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本発明の発明者等は種々検討を重ね、突起部が常に直角に当接する径方向に直線状の直線形状部を周方向の両端壁に形成することにより、問題を解決できると考え、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のシンクロメッシュ装置は、変速機主軸と一体回転するクラッチハブと、該クラッチハブの外周に軸方向に移動可能に装着されたスリーブと、該変速機主軸に相対回転可能に装着された遊転ギヤと、該遊転ギヤと一体的に構成されかつ該スリーブの内歯と噛合自在なドグ歯及び軸方向に突出した部分の外周にコーン面をもつシンクロコーンと、該クラッチハブに内挿されかつ該シンクロコーンの該コーン面に対向した摩擦面を内周にもつとともに該スリーブの内歯と噛合自在なチャンファ部をもつシンクロナイザリングと、該摩擦面と該コーン面との間に介装された少なくとも内外一対の中間コーンリングとを具備し、一対の該中間コーンリングのうち外側中間コーンリングの端縁から軸方向に延びた突起部が該シンクロコーンの側部に形成された係合孔にて係合し、内周側の中間コーンリングの端縁から軸方向に延びた突起部が該クラッチハブの側部に形成された係合孔にて係合したシンクロメッシュ装置において、
前記内側の中間コーンリングの突起部が係合する前記クラッチハブの係合孔は、該クラッチハブの軸心を中心とし該軸心からの半径方向距離が所定の円に沿って形成される長円部と、該長円部の両端から径方向に突出した径方向部からなり、該突起部が当接する径方向部における周方向の両端壁に径方向へ直線状に延びるクラッチハブの軸心を通る法線方向の面からなる直線形状部とをもち、且つ該突起部の移動軌跡と該長円部が形成された該軸心からの半径方向距離が所定の円上の位置との間に誤差がある場合でも、該突起部は該係合孔の直線形状部に当接するために、該突起部を前記円状の位置から若干内径位置で係合していることを特徴とするものである。
【0011】
前記シンクロコーンの係合孔及び前記クラッチハブの係合孔は、軸方向に切込み可能なエンドミルを該シンクロコーンあるいはクラッチハブの軸心を中心とする円の接線方向と径方向に連続して移動して形成することが好ましい。
【0012】
【作用効果】
本発明のシンクロメッシュ装置は、係合孔の周方向両端壁に、径方向に直線状に延びる直線形状部が形成されているため、中間コーンリングの突起部がその直線形状部に常に直角に当接する。従って、この当接時に直線形状部から突起部が受ける荷重は、該突起部の剛性の高い周方向にだけ作用し、突起部に曲げ応力を発生させることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のシンクロメッシュ装置において、クラッチハブの係合孔の形成には、軸方向に切込み可能なエンドミルを用いることができる。この場合、エンドミルは、シンクロコーンあるいはクラッチハブの軸心を中心とする円の接線方向と径方向に連続して移動(一筆書き)することにより形成することができる。エンドミルを径方向に移動するとき、直線形状部が形成される。
【0014】
【実施例】
次に本発明のシンクロメッシュ装置の一実施例を図面を参照しつつ説明する。実施例のシンクロメッシュ装置は、図2に示すように、変速機主軸1にスプライン嵌合されて該変速機主軸1と一体回転するクラッチハブ2と、該クラッチハブ2の外周に軸方向に移動可能にスプライン嵌合されたスリーブ3と、変速機主軸1に相対回転可能に装着された遊転ギヤ4と、該遊転ギヤ4と一体に構成されスリーブ3の内歯32と噛合可能なチャンファ部92及びドグ歯91をもつとともに軸方向に延びたボス部分にコーン面10をもつシンクロコーン9と、スリーブ3のクラッチハブ2に内挿され、該シンクロコーン9のコーン面10と対面した摩擦面11を内周にもつとともにスリーブ3の内歯32端縁のチャンファ部33と噛合自在なチャンファ部71をもつシンクロナイザリング7と、前記コーン面10と摩擦面11との間に内外一対で介装され中間コーンリング12、13と、図1に示すようにクラッチハブ2の外周に沿って3箇所形成された溝23に軸方向に移動可能に装着されたキー6と、該キー6をスリーブ3の内周面に付勢するスプリング14とから構成されている。
【0015】
上記遊転ギヤ4は、図示しないカウンタ軸上のカウンタギヤに常時噛合っている変速用のギヤである。
スリーブ3には、外周環状溝34が形成されており、該外周環状溝34には図示しないシフトアームが係合されている。該シフトアームに固着されたシフトロッドをシフトレバーで操作するとこにより、スリーブ3は軸方向に移動操作される。また、スリーブ3の内周面には、クラッチハブ2の溝23に位相が一致する凹部35が形成されている。
【0016】
シンクロナイザリング7は、前記クラッチハブ2の溝23に一致した位置に切欠き72が形成されている。この切欠き72には、溝23を跨いだ前記キー6が周方向の遊びを有して突入されている。キー6は、前記スリーブ3の凹部35に対応した突起61を軸方向の中間にもち、軸方向の中立位置にあるとき、前記スプリング14の付勢力で前記凸部61が凹部35に嵌合されている。
【0017】
シンクロコーン9のコーン面10は、クラッチハブ2側へ突出するに従い小径になるテーパ面であって、このコーン面10に平行にシンクロナイザリング7の摩擦面11が逆コーン状に対面している。
内側中間コーンリング13は、その内外周面に摩擦材が張付けられている。これにより、シンクロコーン9のコーン面10及び外側中間コーンリング12の内周面と摩擦接触可能にされる。外側中間コーンリング12の外周面はシンクロナイザリング7の摩擦面11と摩擦接触可能にされる。
【0018】
しかして、内側中間コーンリング13の端縁からはクラッチハブ側の軸方向に突起部131がここでは3個延びている。また、外側中間コーンリング12の端縁からはシンクロコーン9側の軸方向に突起部121が延びている。突起部131、121は、周方向に板状をなすものである。
上記内側中間コーンリング13の突起部131に対応してクラッチハブ2の側部には、図1および図2に示すように、該突起部131が係合する係合孔21が形成されている。この係合孔21は、エンドミルで切削加工され、クラッチハブ2の軸心Oを中心とした所定の半径距離の円Rに沿った長円部213と、その両端から径内方向に突出した両径方向部214、215とからなる。これら両径方向部214、215を形成することにより、突起部131が当接する周方向両端壁211に径方向に直線状に延びる直線形状部212が形成されることになる。そして、上記突起部131は、円R上の位置あるいは若干内径位置を理想位置として係合孔21に係合している。
【0019】
(作用)
遊転ギヤ4と変速機主軸1及びクラッチハブ2とが相対速度差をもつ状態において、シフトレバーを操作し、スリーブ3を矢印Fの軸方向へ移動を開始させると、キー6もスリーブ3と共に移動する。キー6がシンクロナイザリング7の切欠き72内より該シンクロナイザリング7の端面に当接し、さらにスリーブ3が移動してキー6の突起61をスリーブ3の凹部35が乗り越えようとするとき、シンクロナイザリング7に初期荷重が作用し、スリーブ側チャンファ部33とリング側チァンファ部71が相対するように、スリーブ3とシンクロナイザリング7との位相決めがされると共に、スリーブ3の移動がシンクロナイザリング7によって阻止される。この阻止力がシンクロナイザリング7の摩擦面11と外側中間コーンリング12の外周面間、該外側中間コーンリング12の内周面と内側中間コーンリング13の外周面間、該内側中間コーンリング13の内周面とシンクロコーン9のコーン面10間を摩擦接触させ、遊転ギヤ4と変速機主軸1及びクラッチハブ2との相対速度差を小さくしようとする摩擦トルクを発生させる。
【0020】
上記阻止力に逆らって更にスリーブ3をF方向に移動させると、スリーブ側チャンファ部33がリング側チャンファ部71を通過し、次にシンクロコーン9のチャンファ部92に当接する。
スリーブ側チャンファ部33がコーン側チャンファ部92に当接した状態より、更にスリーブ3をF方向に移動させることにより、スリーブ3は、その内歯32をシンクロコーン9のドグ歯91に嵌合させながら、周方向(インデックス方向)にずれる。このスリーブ3がずれることにより、シンクロコーロ9を介した遊転ギヤ4の回転と変速機主軸1及びクラッチハブ2の回転とが同期する。一対の中間コーンリング13、12の突起部131に対するクラッチハブ2及びシンクロコーン9の嵌合孔21の遊びは、上記スリーブ3のずれを可能にしている。
すなわち、スリーブ3がインデックス動作のために周方向にずれるときは、例えば内側中間コーンリング13も相対的に周方向にずれ、該内側中間コーンリング13の突起部131は図3に示すように、係合孔21内を周方向に移動して、該係合孔21の周方向端壁211の一方に当接する。この当接点は、突起部131の嵌合孔21の例えば径方向部215となり、図3に示すように、突起部131の移動軌跡が嵌合孔21が形成された半径距離の円R上の位置と一致している場合は勿論、図4に示すように、突起部131の移動軌跡が、嵌合孔21が形成された半径距離の円R上の位置よりR′に示すように誤差をもつ場合でも、常に直線形状部212に位置する。直線形状部212は、クラッチハブ2の軸心を通る法線方向の面をもつため、突起部131が直線形状部212から受ける荷重Fは、図3及び図4に示すように、接線方向成分だけとなる。従って、突起部131は、法線方向成分の荷重を受けることがなく、曲げ応力を発生することがない。
【0021】
かくして、本実施例のシンクロメッシュ装置においては、スリーブ側チャンファ部33がコーン側チャンファ部92と嵌合してドグ歯91と噛合する際に、突起部131は、各嵌合孔21、93の周方向両端壁211に常に直角に当接し、周方向両端壁211から突起部131が受ける荷重は、該突起部131の剛性の高い周方向にだけ作用し、曲げ発生が確実に防止されることになる。
【0022】
上記実施例では嵌合孔21、93の長円部213をクラッチハブ2の軸心を中心とする円弧状に形成したが、図5に示すように、嵌合孔21、93の長円形部213をクラッチハブ2の軸心を通る径線Lに直角に形成してもよい。具体的に、例えば係合孔21は、最初に長円部213より内側の位置P1でエンドミルを切込みつつ外径方向に該エンドミルを位置P2まで移動して径方向部214を形成する。続いて、径線Lに直交させてエンドミルを位置P3まで移動し(長円部213の形成)、更に続けて内径方向にエンドミルを位置P4まで移動(径方向部215の形成)することにより全体の形成を完了することができる。
【0023】
また、図6に示すように、係合孔21は、最初に長円部213より外側の位置P1にエンドミルを切込みつつ内径方向に該エンドミルを位置P2まで移動し(径方向部214の形成)、続けて円弧状にエンドミルを位置P3まで移動し(長円部213の形成)、更に続けて外径方向にエンドミルを位置P4まで移動(径方向部215の形成)することにより全体の形成を完了してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のA−A線位置から見たクラッチハブと外側の中間コーンリングの突起部との係合関係を示す図である。
【図2】 一実施例のシンクロメッシュ装置を示す断面図である。
【図3】 突起部の周方向端面がその軸方向に係合孔の半径と同一曲面に処理されている場合の上記実施例の作用を示す説明図である。
【図4】 突起部の周方向端面がその軸方向に係合孔の半径と誤差がある曲面あるいは平面に処理されている場合の上記実施例の作用を示す説明図である。
【図5】 本発明の係合孔の加工方法を説明する説明図である。
【図6】 本発明の係合孔の別の加工方法を説明する説明図である。
【図7】 従来のクラッチハブの丸形の係合孔と外側の中間コーンリングの突起部との係合関係を示す図である。
【図8】 従来のクラッチハブの長丸形の係合孔と外側の中間コーンリングの突起部との係合関係を示す図である。
【図9】 従来のクラッチハブの長丸形の係合孔に外側の中間コーンリングの突起部が正確に係合している場合の状態を示す説明図である。
【図10】 従来のクラッチハブの係合孔と外側の中間コーンリングの突起部が半径方向に誤差がある状態で係合している場合の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1…変速機主軸、2…クラッチハブ、3…スリーブ、4…遊転ギヤ、7…シンクロナイザリング、9…シンクロコーン、10…コーン面、11…摩擦面、12、13…中間コーンリング、131…突起部、21、93…係合孔、211…径方向端壁、212…直線形状部。
Claims (2)
- 変速機主軸と一体回転するクラッチハブと、該クラッチハブの外周に軸方向に移動可能に装着されたスリーブと、該変速機主軸に相対回転可能に装着された遊転ギヤと、該遊転ギヤと一体的に構成されかつ該スリーブの内歯と噛合自在なドグ歯及び軸方向に突出した部分の外周にコーン面をもつシンクロコーンと、該クラッチハブに内挿されかつ該シンクロコーンの該コーン面に対向した摩擦面を内周にもつとともに該スリーブの内歯と噛合自在なチャンファ部をもつシンクロナイザリングと、該摩擦面と該コーン面との間に介装された少なくとも内外一対の中間コーンリングとを具備し、一対の該中間コーンリングのうち外側中間コーンリングの端縁から軸方向に延びた突起部が該シンクロコーンの側部に形成された係合孔にて係合し、内周側の中間コーンリングの端縁から軸方向に延びた突起部が該クラッチハブの側部に形成された係合孔にて係合したシンクロメッシュ装置において、
前記内側の中間コーンリングの突起部が係合する前記クラッチハブの係合孔は、該クラッチハブの軸心を中心とし該軸心からの半径方向距離が所定の円に沿って形成される長円部と、該長円部の両端から径方向に突出した径方向部からなり、該突起部が当接する径方向部における周方向の両端壁に径方向へ直線状に延びるクラッチハブの軸心を通る法線方向の面からなる直線形状部とをもち、且つ該突起部の移動軌跡と該長円部が形成された該軸心からの半径方向距離が所定の円上の位置との間に誤差がある場合でも、該突起部は該係合孔の直線形状部に当接するために、該突起部を前記円状の位置から若干内径位置で係合していることを特徴とするシンクロメッシュ装置。 - 前記クラッチハブの係合孔は、軸方向に切込み可能なエンドミルを該シンクロコーンあるいはクラッチハブの軸心を中心とする円の接線方向と半径方向とに連続して移動して形成される請求項1記載のシンクロメッシュ装置。
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