JP4168047B2 - 伝熱シートおよび伝熱シートの製造方法 - Google Patents

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本発明は、伝熱シートおよび伝熱シートの製造方法に係り、詳しくは、CPU、発光ダイオード、変圧器、パワートランジスタ、液晶パネル、プラズマディスプレイ等の発熱を伴う電子部品の放熱用として、或いは、電子機器における発熱体又は冷却体に対する効率の良い熱伝達媒体として用いられる伝熱シートおよびその製造方法に関するものである。
電子機器における上記の電子部品は使用に伴って発熱し、その自身の発する熱によって性能低下を来たすことがあるため、一般的には、ヒートシンクや筐体等の放熱体を用いて速やかに放熱させる手段が採られている。この場合、発熱電子部品と放熱体との間には熱伝達のインターフェースとして伝熱シートが介装されることが多い。
従来の伝熱シートは、シート状体としてシリコンシートやシリコングリースを用いたもの(特許文献1や特許文献2)や、アルミ合金や銅等による金属板を用いたもの(特許文献3)が知られている。また、金属箔と合成樹脂シート材とを積層して成るものや、黒鉛を膨張させてから加圧一体化して層状構造を有するシート(層状構造部を有するシート状体)とした膨張黒鉛シートを所定形状にカットして成るもの(例えば、特許文献4や特許文献5)も知られている。
シリコン系材料による従来の伝熱シートでは、発熱体(発熱電子部品)及び放熱体との馴染み性に優れる利点はあるが、熱伝導率に劣る不利がある。金属系の伝熱シートは熱伝導率が大きい利点はあるものの、発熱体や放熱体との馴染み性には劣る難点がある。金属箔と合成樹脂との積層品は面方向(面に平行な方向)の熱伝導率は良いが、厚み方向の熱伝導率には劣る。また、膨張黒鉛シートは面方向には優れた熱伝導率を示すが、厚み方向の熱伝導率は面方向の1/20未満でしかないという難点がある。
以上のように、従来では前記したいずれの種類の伝熱シートであってもそれぞれに一長一短があり、抜きん出る性能を有する伝熱シートには至らなかったので、使用目的や使用状況を勘案してそれら三者のものから選択して用いるようにしていたのが実情であった。
特開平10−040823号公報 特開2002−222904号公報 特開2005−101025号公報 特開平10−231111号公報 特開昭64−014139号公報
本発明の目的は、互いに同一方向に形成される複数の層状構造部を有するシート状体からなる伝熱シートでは、総じて熱伝導率が厚み方向には芳しくないが、面方向には優れている特性を有することに着目してこれを改良することにより、良好な熱伝導率と良好な馴染み性とを得て、全体としての熱伝導性能が向上する伝熱シートおよびその製造方法を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、放熱体12に熱を伝達する伝熱シートであって前記伝熱シートは、複数の膨張黒鉛シートが積層して成る層状構造部1を有、前記層状構造部1の端面が前記伝熱シートとしての表面と同一面となる状態に構成される歪曲部3が形成されており、前記層状構造部1の端面が前記放熱体12に接触することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の伝熱シートにおいて、前記歪曲部3が、前記層状構造部1の端面が前記伝熱シートとしての表裏何れかの表面と同一面となるように、前記層状構造部1の端部を折り曲げることで構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の伝熱シートにおいて、前記歪曲部3が、前記層状構造部21のの端面が前記伝熱シートとしての表裏何れかの表面22Aと同一面となるように、前記層状構造部21内の露呈部分24aを変形させることで構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、複数の層状構造部51と鋼球54とを有する伝熱シートA5の製造方法である。前記層状構造部51は、複数の膨張黒鉛シートが積層して成るものである。前記膨張黒鉛粒子と前記鋼球54とを混合した後、加圧して、部分的に前記層状構造部51を破ることにより、層方向で隣合う前記層状構造部51どうしのうちの少なくとも一方の端面を他方の前記層状構造部51に当接させることを特徴とするものである。
複数の膨張黒鉛シートが積層して成る層状構造部は、面方向には優れた熱伝導率を示す。請求項1の発明によれば、層状構造部の端面が伝熱シートとしての表面と同一面となる状態に構成され、かつ、層状構造部の端面が放熱体に接触するから、面方向の優れた熱伝導率が厚み方向にも分配されるようになり、厚み方向の熱伝導率を改善することができる。その結果、複数の層状構造部を有する伝熱シートの改良により、厚み方向の良好な熱伝導率と良好な馴染み性とを得て、全体としての熱伝導性能が向上する改善された伝熱シートを提供することができる。
伝熱シートは、発熱体と放熱体との間に介装されるものであるから、厚み方向の熱伝導率向上によって発熱体と放熱体との熱伝達効率を大きく改善できる利点がある
この場合、請求項2のように、層状構造部の端部を折り曲げることで歪曲部を形成すれば、層状構造部の端部において厚み方向の熱伝導率が明確に改善される利点があるとともに、請求項3のように、層状構造部内の露呈部分を変形させることで歪曲部を形成すれば、歪曲部を形成する箇所における厚み方向の熱伝導率が明確に改善される利点がある。
以下に、本発明による伝熱シートの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は実施例1による伝熱シートを、図4,5は実施例2による伝熱シートを示し、図6〜図8は、それぞれ実施例3〜5による伝熱シートを示している。尚、伝熱シートは非常に薄いものであるが、図面理解上、各図においてはシート状体を故意に厚くして描いてある。
〔実施例1〕
実施例1による伝熱シートA1を図1に示す。この伝熱シートA1は、膨張黒鉛を主原料として成る層状構造部1を多数有するシート状体(膨張黒鉛シート)2が構成されるとともに、層状構造部1の端面がシート状体2としての表面(扁平面)と同一面となる状態に構成される歪曲部3がシート状体2に形成されて成るものである。歪曲部3は、シート状体2の左右両端面がシート状体2の裏面(底面)2Aと同一面となるように、シート状体2の左右両端部をプレス成形等によって下方に折り曲げることで構成されている(図3参照)。
ここで、膨張黒鉛は、各種シール材等の構成材料として一般的に用いられていた四弗化エチレン樹脂(PTFE、PFA等)やゴムなどに比べて耐熱性や熱伝導性に優れており、近年において多用されつつある公知の材料である。また、膨張黒鉛シートは、膨張させた黒鉛粒子をプレス成形やロール成形により加圧して拡開した蛇腹状の層間(層状構造部1,1間)を再び密着させることで、膨張黒鉛粒子を相互に自己接着してシート状に製造されるものである。つまり、これがシート状体が「互いに同一方向に形成される層状構造部を有する」の意であり、請求項においては「互いに同一方向に形成される」を省略して「層状構造部を有するシート状体……」と表現しても権利範囲上の意味は同じである。尚、前述の製造手段では、表面から内側の各層状構造部は、その表面に露呈されている層状構造部と同一方向に形成されていると見て差し支えなく、請求項においては「表面と同一方向に形成されている層状構造部を有するシート状体……」と表現しても権利範囲上の意味は同じである。
シート状体2は、図3に示すような方法によって作成される。まず、図3(a)に示すように、密度1.0g/cm3 で平面視が矩形で所定の厚さを有する膨張黒鉛製のシート状体2の左右両端部に、水平面である底面2Aに対して30度の角度が付くように傾斜させた端面(傾斜端面)4を形成する。この端面4の形成手段は問わない。そして、主にシート状体2の左右両端部をプレス器等の加圧力によって下方に押付け、図3(b)に示すように、各端面4,4が底面2Aと同一面となるまでそれら左及び右端部を強制的に折り曲げて左右の歪曲部3,3が形成される。その結果、図1に示す伝熱シートA1が得られるのである。
実施例1の伝熱シートA1の使用例を図2に示す。図2において、11はパワートランジスタ等の発熱体で、12はヒートシンク等の放熱体であり、これら発熱体11と放熱体12との上下間に伝熱シートA1が介装されている。左右の歪曲部3,3においては、端面4,4が放熱体12の上面12aに密着可能に沿った状態になっている。従って、発熱体11から伝熱シートA1に伝達された熱は、シート状体2の底面2Aを介して放熱体12に伝達されるとともに、左右の端面4,4からも放熱体12に伝達される。
前述したように、膨張黒鉛シートは面方向には優れた熱伝導率を有しているので、所定形状の試料片(30mm×30mm×0.25mm)においては、従来品(左右端面が垂直に切断されたもの)の厚み方向(層方向)の熱伝導率が5.0(W/mK)であったものが、実施例1による伝熱シートA1では7.1(W/mK)に改善されていることが実験データから判った。つまり、シート状体2の左右の端部を下向きに折り曲げる程度の簡単な改造にも拘らず、発熱体11から放熱体12への熱伝導率が明確に改善され、性能向上が図れている。
例えば、シート状体2の左右端部に加えて前後端部も下方に折り曲げて歪曲部3,3として、放熱体12に対する厚み方向の熱伝導率を改善させるとか、前後の端部を上方に折り曲げての歪曲部3,3として、シート状体2よりも平面視形状が大きい発熱体11に対する厚み方向の熱伝導率を改善させるようにした伝熱シートA1でも良い。また、歪曲部3は、シート状体2の前後方向に貫通形成されず、局部的に形成されるものでも良い。
〔実施例2〕
実施例2による伝熱シートA2を図4に示す。この伝熱シートA2は、実施例1の伝熱シートA1と同様に、膨張黒鉛を主原料として成る層状構造部21の多数を上下に積層したような状態のシート状体(膨張黒鉛シート)22が構成されるとともに、層状構造部21の端面がシート状体22としての表面(扁平面)22Aと同一面となる状態に構成される歪曲部23がシート状体22に形成されて成るものである。
歪曲部23は、層状構造部22の断層が露呈されるようにシート状体22の裏面(底面)22Aの表面に抉り取り凹部24が形成されている状態のシート状体22の全体をその厚み方向に圧縮することにより、抉り取り凹部24の凹表面24aを底面22Aと同一面となるように変形させて馴染ませることで構成されている。その作成方法(製造方法)は次のようである。
まず、図5(a)に示すように、密度0.8g/cm3 で平面視が矩形で厚さDを有する膨張黒鉛製のシート状体22の底面22Aの複数箇所(例:左右に計二箇所)に、上方に円弧形状で凹入する幅2mm程度の抉り取り凹部24を前後方向に貫通する状態で形成する。そして、シート状体2の全体をプレス器等の加圧力によって下方に強力に押付けて、図5(b)に示すように、抉り取り凹部24の凹表面24aが底面22Aと同一平面となる所定の厚さdまで圧縮変形させ、左右の二箇所に歪曲部23,23が作成される。圧縮変形後のシート状体22の密度は1.0g/cm3 であった。その結果、図4に示す伝熱シートA2が得られるのである。
各歪曲部23,23においては、薄膜シート体1としての端面(断層面)が底面22Aと同一面に形成されるので、専用の図示は省略するが、例えば図2に示す放熱体12に対する熱伝導率が格段に向上することが知見された。即ち、所定形状の試料片(30mm×30mm×0.25mm)においては、実施例2による伝熱シートA2では、5.0(W/mK)から13.3(W/mK)に大きく改善されている。つまり、シート状体2の底面側の左右二箇所に溝状の抉り取り凹部24を形成して厚み方向に圧縮させる程度の改造にも拘らず、熱伝導媒体としての熱伝導率が飛躍的に改善され、抜群の性能向上が図れる伝熱シートA2を提供できている。
上述したように、実施例1や実施例2の伝熱シートA1,A2においては、面方向に伝熱している熱流束を厚み方向に転換して伝熱面(底面2A,22Aや放熱体12の上面12a等)に伝達させることができるので、厚み方向の熱伝導率を大きく改善することが可能になる。そして、例えば発熱体や放熱体における局部的に伝熱量の大きな部分があるときには、その発熱又は放熱の大きな部分に歪曲部3,23を合致させるという設計が可能になり、一層効率良く熱伝達させることができる伝熱シートを提供し得る利点がある。
厚み方向の熱伝導率が改善されるので、厚みを増して発熱体や放熱体の表面の凹凸、起伏を吸収できて優れた馴染み性を確保することができる。これにより、熱伝導率がさらに向上する二次効果も得られる。面方向で良好な熱伝導率(例:150W/mK)と、厚み方向で劣る熱伝導率(例:5W/mK)という伝熱特性差を小さくすることができる。従って、膨張黒鉛の持つ面方向の優れた熱伝導率を、従来に比べて有効に活用することができ、優れた熱伝導率を有する伝熱シートA1,A2を提供することができる。
例えば、圧縮成形前において、予め抉り取り凹部24をシート状体22の上下複数箇所に形成しておいて、歪曲部23がシート状体22の上下に形成して、発熱体及び放熱体のいずれに対しても厚み方向の熱伝導率が改善される構造の伝熱シートA2でも良い。また、抉り取り凹部24による歪曲部23は、シート状体22の前後方向に貫通しない局部的なものであっても良い。さらに、図2に示す伝熱シートA1において、抉り取り凹部24に起因する湾曲部23が、シート状体2の上面に面一となる状態で追加形成された構成とすることも自在である。
〔実施例3〕
実施例3による伝熱シートA3を図6に示す。この伝熱シートA3は、複数の層状構造部31を有するシート状体32が構成されるとともに、層方向で隣合う層状構造部31どうしのうちの少なくとも一方の層状構造部31の端面31aが他方の層状構造部31に当接する状態の短絡部33が形成されて成るものである。短絡部33は、シート状体32にその厚み方向に延びる比較的小径の孔34を機械的に形成することにより、孔34部位においては層方向で隣合う層状構造部31どうしのうちの少なくとも一方の層状構造部31の端面が折り曲げられて他方の層状構造部31に当接する手段に構成されている。
例えば、図6に仮想線で示すように、先の尖った棒状の穿孔部材35をシート状体32に厚み方向に突き刺すことで孔34を形成する手段が考えられる。上から下方に突き刺した場合、層状構造部31における破れて下方に折れ曲ったバーリング部分31bの端面がその下側の層状構造部31のバーリング部分31bの根元部分に接触するような状況になるのである。下から上方に突き刺すことによる孔34を形成しても良い。孔34の部位においては厚み方向の熱伝導率が改善されるので、特に発熱又は放熱させたい箇所に孔34が一するように設定すれば、さらに効率良く熱伝達させることが可能になる。また、孔34の数が増えれば増えるほど厚み方向の熱伝導率を改善することが可能になる。
実例としては、厚みが0,25mmで膨張黒鉛シートによる層状構造部31を、厚み方向にニードル加工することで多数の貫通する孔34を形成し、層間(層状構造部間)を短絡させることができた。尚、孔34の数、深さ、穿孔方向(垂直、斜め)等は、伝熱シートA3の使用箇所、温度条件等の種々の諸条件に応じて適宜に設定することが自在である。
〔実施例4〕
実施例4による伝熱シートA4を図7に示す。この伝熱シートA4は、実施例3のシート状体32の上下中間に金属箔44が埋設されている以外は同じであり、異なる点について記載する。即ち、シート状体42は、層方向で隣合う層状構造部31どうしの間に金属箔44が介装されたものであり、上下向きの孔34が金属箔44を貫く状態に形成されて伝熱シートA4が構成されている。金属箔44における折れ曲ったバーリング部分44bの端面は、上下で相隣る層状構造部31に接触して短絡部33を構成している。金属箔44部位においては、厚み方向の熱伝導率改善効果をより明確に得ることができる。
実例としては、厚みが0.125mmの膨張黒鉛シートの2枚の中間に50μmのアルミ箔44を配置及び積層して、シート状体42を作成し、それからニードル加工を施して中間層のアルミ箔44の破り(爪たて)部分(短絡部33)を多数形成して層状構造部31,31間を短絡させる(膨張黒鉛の配向層間を短絡)。
〔実施例5〕
実施例5による伝熱シートA5を図8に示す。この伝熱シートA5は、短絡部33が、層方向で隣合う層状構造部51どうしの間に粒状物質(例:鋼球54を介装させた状態で厚み方向に圧縮することで部分的に層状構造部51を破り、その破られた部位においては層方向で隣合う層状構造部51どうしのうちの少なくとも一方の層状構造部51の端面が他方の層状構造部51に当接する手段に構成されている。つまり、シート状体52においては、粒状物質54によって破られて形成される破砕部51bの端面が、上下で相隣る層状構造部51に接触するようになり、それによって厚み方向の熱伝導率が大きく向上するようになる。
実例としては、膨張処理した黒鉛と金属粒子とを混合した後、加圧して厚さ0.25mmの膨張黒鉛シートを製造した。この実施例5の伝熱シートA5では、金属粒子(鋼球)を多く混ぜることで伝熱シートの種々の箇所において厚み方向の熱伝導率が改善されるので、全体的に満遍なく厚み方向の熱伝導率が改善される伝熱シートA5とすることができる。尚、シート状体2としては、複数の薄膜シート材を積層して成るものでも良く、その場合には「層状構造部」を「薄膜シート材」と読み換えるものとする。
実施例1による伝熱シートを示す斜視図 図1の伝熱シートの使用例を示す斜視図 (a),(b)は図1の伝熱シートの製造方法を示す各工程図 実施例2による伝熱シートを示す斜視図 (a),(b)は図4の伝熱シートの製造方法を示す各工程図 実施例3による伝熱シートを示す断面図 実施例4による伝熱シートを示す断面図 実施例5による伝熱シートを示す断面図
符号の説明
1,21,31,51 層状構造部
2,22,32 シート状体
3,23 歪曲部
22A シート状体の表裏何れかの面
24 抉り取り凹部
24a 凹表面
33 短絡部
34 孔
44 金属箔
51b 破られた部位
54 粒状物質
A1〜A5 伝熱シート

Claims (4)

  1. 放熱体に熱を伝達する伝熱シートであって、
    前記伝熱シートは、複数の膨張黒鉛シートが積層して成る層状構造部を有
    前記層状構造部の端面が前記伝熱シートとしての表面と同一面となる状態に構成される歪曲部が形成されており、
    前記層状構造部の端面が前記放熱体に接触する、伝熱シート。
  2. 前記歪曲部が、前記層状構造部の端面が前記伝熱シートとしての表裏何れかの表面と同一面となるように、前記層状構造部の端部を折り曲げることで構成されている請求項1に記載の伝熱シート。
  3. 前記歪曲部が、前記層状構造部の端面が前記伝熱シートとしての表裏何れかの表面と同一面となるように、前記層状構造部内の露呈部分を変形させることで構成されている請求項1に記載の伝熱シート。
  4. 複数の層状構造部と鋼球とを有する伝熱シートの製造方法であって、
    前記層状構造部は、複数の膨張黒鉛シートが積層して成るものであり、
    前記膨張黒鉛粒子と前記鋼球とを混合した後、加圧して、部分的に前記層状構造部を破ることにより、層方向で隣合う前記層状構造部どうしのうちの少なくとも一方の端面を他方の前記層状構造部に当接させる、伝熱シートの製造方法。
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