JP4154912B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4154912B2
JP4154912B2 JP2002097279A JP2002097279A JP4154912B2 JP 4154912 B2 JP4154912 B2 JP 4154912B2 JP 2002097279 A JP2002097279 A JP 2002097279A JP 2002097279 A JP2002097279 A JP 2002097279A JP 4154912 B2 JP4154912 B2 JP 4154912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
ink
communicating
outer peripheral
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002097279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003291369A (ja
Inventor
隆一郎 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2002097279A priority Critical patent/JP4154912B2/ja
Priority to US10/397,873 priority patent/US6883896B2/en
Publication of JP2003291369A publication Critical patent/JP2003291369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4154912B2 publication Critical patent/JP4154912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2002/16594Pumps or valves for cleaning

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置におけるインクの吸引機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、記録ヘッドに備えたノズルから記録媒体にインクを吐出して記録を行う。このような記録ヘッドは、ノズル開口部からの溶媒の蒸発によるインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、気泡の混入等により記録不良を起こす問題を抱えている。このためにインクジェット記録装置には、休止時に記録ヘッドのノズル開口部を覆って乾燥を防止するキャップ部材を備え、必要に応じてノズルからインクを吸引して固化したインクによる目詰まりや微細なゴミ、インク液中の気泡を吸い出してクリーニングを行うように構成されている。また、吸引によるクリーニングの後は、ノズル開口部が濡れているため、ワイピング手段で拭き取り、記録に差し支えないようにしている。
【0003】
さらに、記録データに合わせてインク吐出の有無を決めるオンデマンド方式のインクジェット記録装置では、使用される頻度の少ないインク吐出口では特にインクが増粘して、ヘッドからのインクの吐出が不安定になったり、インクの染料濃度が高くなったり、インクを吐出できなくなる等の問題が発生しやすくなる。このため、印刷動作の途中でも定期的にフラッシング(回復吐出)と呼ばれる吐出を行い、ノズルから増粘したインクを追い出すようにしている。
【0004】
そして、クリーニングを行った結果記録ヘッドから吸引されたインクはポンプ等によって専用の廃インクタンクに排出され、蓄積されていた。また、印刷途中に行われるフラッシングによって記録ヘッドから吐出されたインクは、クリーニングに比べると比較的量が少ないので、専用の吸収部材(スポンジ状のフォーム等)に吸収させていた。それに対して、ワイピング手段で拭き取るインクは記録ヘッドの表面に表面張力で残っているインクを拭き取るだけなので少量であり、なんら吸引したり吸収させたりはしていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ビジネス向け等で大量に印刷したり、長時間印刷を続けるような場合、フラッシングやワイピングによって吸収されたり拭き取られるインク量も増え、ワイピング手段で拭き取られるインクを放置した場合には、装置内部が汚れる他、フラッシングによって吐出されたインクを吸収する場合には、その吸収能力に応じて頻繁に交換するか、製品寿命に会わせて十分大きくしておく必要があり、装置の小型化の要請にも合わず、製造コストの上昇にもつながる問題がある。
【0006】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、記録ヘッドのクリーニング、ワイピング、フラッシングにより排出されるインクを切換えて選択的に吸引することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のインクジェット記録装置は、ノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズルを覆う複数のキャップ部材と、前記記録ヘッドのノズル面のインクを拭き取るワイピング手段と、前記キャップ部材及び記録媒体に対向しない位置で前記記録ヘッドから吐出されたインクを受けるインク受け部と、前記キャップ部材、前記ワイピング手段及び前記インク受け部のそれぞれに設けられたインクを吸引するための吸引孔と、前記各吸引孔と連通するための吸引口及び前記吸引ポンプと連通するための吐出口を有し、当該各吸引孔と選択的に連通してインクを吸引するための吸引ポンプと、前記各吸引孔と連通するための吸引口及び前記吸引ポンプと連通するための吐出口を有し、前記吸引ポンプと前記各吸引孔との間に設けられた切換機構とを備え、前記切換機構は、前記吸引ポンプと第1チューブを介して連通するために天面の中央に設けられている前記吐出口と、前記各吸引孔と第2チューブを介して連通するために外周面に設けられている複数の前記吸引口とを備えた円筒状 の本体部と、当該本体部に対して相対的に回転可能に嵌め込まれ、前記各吸引口を前記吐出口と連通させるための天面に設けられた複数の天面溝及び切換部材の回転軸方向に沿う方向に外周面に設けられた複数の外周面溝とを備えた切換部材と、当該切換部材に嵌め合わされるとともに、前記切換部材を前記本体部に対して回転させるギア部材とから構成され、前記キャップ部材の各吸引孔に対応する各吸引口に連通する前記外周面溝は、前記切換部材の天面からの距離が互いに等しく、前記キャップ部材の各吸引孔に対応する各吸引口に連通する前記外周面溝から前記吐出口に連通する前記天面溝の距離が互いに等しいことを特徴とする。
【0008】
この構成のインクジェット記録装置では、キャップ部材に覆われた状態で記録ヘッドからインクを吸引し、ノズルのクリーニングを行う。そして、インク吸引後に湿ったノズル面のインクをワイピング手段で拭き取る。また、使用頻度の低いノズルの目詰まりを回復させるために記録媒体に対向しない位置でインクを吐出するフラッシングを行い、そのインクをインク受け部に受ける。キャップ部材、ワイピング手段、インク受け部のそれぞれにインクを吸引するための吸引孔を設け、記録ヘッドからのインクの吸引、ワイピング手段によるインクの拭き取り、及びフラッシングから発生するインクを、切換機構により切り換えて吸引ポンプにより選択的に吸引する。従って、クリーニング、ワイピング、フラッシングにより排出されるインクの処分を小型の機構で実現できる。
【0009】
【0010】
また、この構成のインクジェット記録装置では、保存状態においては、本体部の吸引口と切換部材の溝とを複数個一致するように位置させ、複数の吸引口が吐出口と連通するように保持する。切換機構内には多少のインクが存在し、これと記録ヘッドが連通すれば、キャップ部材内の湿度が保たれ、乾燥によるインクの目詰まりが防止される。いずれかの吸引孔からインクを吸引する場合には、ギア部材を回転させて切換部材を回転させ、吸引口のいずれにも溝が連通しない状態で吸引ポンプに負圧を溜め、特定の吸引口のみを溝と連通させて吸引を行い、吸引ポンプに吸い上げる。
【0011】
請求項に記載のインクジェット記録装置は、前記複数の吸引口は、前記ワイピング手段又は前記インク受け部に設けられた吸引孔に連通する吸引口の少なくともいずれか少なくとも1の吸引口が他の吸引口と段違いに設けられ、前記複数の溝のうち、前記段違いの吸引口に対応する外周面に設けられた溝は、他の溝よりも切換部材の回転軸方向に沿う方向に長く形成されていることを特徴とする。
【0012】
この構成のインクジェット記録装置では、請求項に記載のインクジェット記録装置の作用に加え、ワイピング手段又は前記インク受け部に設けられた吸引孔に連通する吸引口の少なくともいずれかの吸引口を他の吸引口とは段違いに設け、対応する溝に長短をつけることにより、吸引口と溝の連通する位置の組み合わせを増し、ギア部材の回転角度に過重な精度を要求することなく切換える吸引先の数を多くすることが可能となる。
【0013】
請求項に記載のインクジェット記録装置は、前記外周面に設けられた複数の溝は、前記外周面に設けられた複数のリブにより三方を囲まれて形成されていることを特徴とする。
【0014】
この構成のインクジェット記録装置では、請求項に記載のインクジェット記録装置の作用に加え、切換部材の外周面にリブが形成され、負圧溜めの際及び負圧印加時に切換部材が変形して負圧が漏れることを防ぎ、さらに、組み立て時の切換部材の切換機構への挿入を容易にしている。
【0015】
請求項に記載のインクジェット記録装置は、前記キャップ部材を前記記録ヘッドを覆う方向へ付勢する付勢手段と前記記録ヘッドから離れる方向へ押圧するカムとを備え、前記カムの駆動機構と前記ギア部材とが連結され、前記切換機構は、前記本体部と前記切換部材とが圧入されて形成されていることを特徴とする。
【0016】
この構成のインクジェット記録装置では、請求項乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置の作用に加え、本体部に切換部材が圧入されているためギア部材により切換機構が回転する際には摺動による摩擦抵抗が発生する。カムによりキャップ部材を上昇させて記録ヘッドを覆う場合、カムの駆動機構とギア部材とが連結されているため、切換機構が回転し、切換部材と本体部が摺動するために回転負荷がかかり、カムが回りすぎて急激にキャップ部材が上昇し、記録ヘッドのメニスカスを壊すおそれがない。
【0017】
請求項に記載のインクジェット記録装置は、前記各吸引孔と前記切換機構とを連通する前記第2チューブの内径は、前記吸引ポンプと前記切換機構とを連通する前記第1チューブの内径よりも小さいことを特徴とする。
【0018】
この構成のインクジェット記録装置では、請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置の作用に加え、吸引ポンプに負圧を溜めるときには切換機構で第2チューブは遮断し、内径が大きく体積が大きい第1チューブを用い、吸引の際には第2チューブを連通させて、特に記録ヘッドからインクを吸引する際の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のインクジェットプリンタ1について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のインクジェットプリンタ1の概略斜視図である。インクジェットプリンタ1は、インクを吐出して記録媒体に記録する記録ヘッド2と、記録媒体を積載する供給トレイ3と、供給トレイ3からピックアップされ、供給ローラ(図示せず)により搬送された記録媒体を記録ヘッド2に対して平面に保つリブ付のプラテン4と、記録ヘッド2のクリーニングやインクの選択的吸引を行うためのメンテナンスユニット10を有し、記録済の記録媒体は排出ローラ(図示せず)によりインクジェットプリンタ1から排出される。
【0020】
記録ヘッド2は、シャーシ7に保持されたガイドシャフト5とガイドレール(図示せず)に摺動自在なキャリッジ6に搭載され、キャリッジモータにより駆動されて往復運動しながら記録を行う。また、記録ヘッド2は、インクを吐出するインクノズル(図示せず)を有し、シャーシ7の下部に設けられたインクタンク(図示せず)からインクチューブ8を経由して供給されるインクを記録媒体に向けて吐出して記録する。本実施形態は、カラーインクジェットプリンタであり、複数色のインクを使用するものである。記録媒体は、供給トレイ3の上面にセットされ、シャーシ7内部に収められた供給ローラ、中間ローラにより順に搬送され、記録ヘッドにより記録されて排出ローラによりインクジェットプリンタ1から排出される。記録ヘッド2は、印刷動作中定期的にインク受け部9が設けられたフラッシング位置にてノズルの目詰まり防止のための回復吐出を行い、フラッシング位置下部に設けられたインク受け部9にインクを受ける。さらに、インク受け部9が設けられたフラッシング位置と反対側の記録ヘッド待機位置の下には、クリーニングを行い、インクを選択的に吸引するためのメンテナンスユニット10が設けられている。
【0021】
図2は、メンテナンスユニット10の平面図である。メンテナンスユニット10は、メンテナンス用モータ11と、記録ヘッド2のノズル部分を覆うキャップ12と、クリーニング後のノズル開口部を拭き取るためのワイパ13と、インクを吸引するための吸引ポンプ14と、キャップ12,ワイパ13,インク受け部9に連通する複数の吸引口26と吸引ポンプ14に連通する吐出口25とを有する切換機構15と、切換機構15の角度を制御するためのカム16とを有し、これらの部材は複数のギア31a〜31j,32,33,34,35で連結されている。
【0022】
キャップ12は、インク色の混色を避けるため、キャップ12aとキャップ12bの2室構成とされ、それぞれにインクの吸引孔が設けられている。これらの吸引孔は、チューブ17a,17bにより切換機構15に連結している。キャップ12は、バネにより上方に付勢されており、待機位置にある記録ヘッド2に対して上方に移動してノズルを覆い、記録ヘッド2が待機位置から離れる場合には、前記バネの付勢力に抗してノズルから外される。記録ヘッド2をクリーニングする場合には、ノズルがキャップ12によって覆われた状態でインクを吸引する。クリーニング終了後は、インク吸引によりノズル開口部が濡れており、そのままではインク吐出がうまくいかないので、記録ヘッド2の移動に合わせてワイパ13を上下させてノズル開口部に当て、余分なインクをワイパ13に拭き取らせて回収する。ワイパにも吸引孔が設けられ、切換機構15にチューブ17cにより連結されている。
【0023】
吸引ポンプ14は、可撓性チューブ17内の体積変化を利用して負圧を発生させるチューブ式のポンプである。吸引ポンプ用チューブ14aは、その一端(吐出口)がチューブコネクタ14b及び図示しないチューブを介して廃インクを貯留するための廃インク貯留部に連結し、他端(吸引口)がチューブコネクタ14c及びチューブ17eを介して切換機構15の吐出口25に連結している。吸引ポンプ用チューブ14aは、ポンプ内のチューブ溝内に装着され、吸引ポンプ用チューブ14aと接触するように加圧コロ(図示せず)が設けられている。負圧発生時には、吸引ポンプ14の回転に伴って加圧コロが吸引ポンプ用チューブ14aを押し潰し、押し潰された吸引ポンプ用チューブ14aの体積変化によって発生した負圧によりチューブ17eを介して切換機構15からインクを吸引する。吸引したインクは図示しないチューブを介して廃インク貯留部に送られる。
【0024】
カム16は、切換機構15と連動して同時に駆動され、その底面には記録ヘッド2へのキャップ12の上下動(キャッピング・アンキャッピング)を行うためのカム(図示せず)が設けられるとともに、その外周にはワイピングのためのワイパ13の上下動を行うためのカム16aと、カム16の回転位置を検出するためのリーフスイッチ18に接触してそのオン・オフを行うための複数の凸状のカム面19a〜19eが設けられている。ワイパ13は、軸20aを中心として揺動可能なリンク20に取り付けられて上下動可能に構成され、常には記録ヘッド2のノズル面に接触しない下方の退避位置に下向きに付勢されている。リンク20には、ピン21が突出されており、ピン21をカム16aで持ち上げることにより、ワイパ13が記録ヘッド2のノズル面に接触可能な位置に配置される。
【0025】
次に、切換機構15について図3乃至図6に基づいて説明する。図3は、切換機構15の断面図、図4は切換機構15の本体部22の斜視図、図5は切換機構15の切換部材23の斜視図、図6は切換部材23の平面図及び底面図である。図3に示すように、切換機構15は、円筒状の本体部22と、本体部22に回転可能に嵌め込まれた切換部材23と、メンテナンスユニット10の基台に立設された回転軸を中心に回転し、切換部材23を本体部22に対して回転させる切換ギア部材24とから構成されている。図4に示すように、本体部22は樹脂で形成され、チューブ17eを介して吸引ポンプ14に連結する吐出口25を天面に備え、キャップ12a,キャップ12b,ワイパ13,インク受け部9のそれぞれの吸引孔にチューブ17a〜17eを介して連結する吸引口26a〜26dを段違いに外周面に備えている。本実施形態では、上段にチューブ17a,17bを介してキャップ12a,12bに接続される吸引口26b,26a、及びチューブ17dを介してインク受け部9に接続される吸引口26dの3個の吸引口が、下段にチューブ17cを介してワイパ13に接続される吸引口26cが設けられている。複数の吸引口26を段違いにしたのは、吸引口26の数が増えるに従って、全ての吸引口26を同一円周上に設けようとすると、吸引口26の選択を精細な角度切換によって行う必要があるが、段違いに設けると、同じ角度であっても違う段の吸引口26とは連通しないので、構造の自由度が増すためである。
【0026】
切換部材23はゴム等の弾性体で形成され、図5及び図6(a)に示すように、天面に4方向に伸びる天面溝27a〜27dが切ってあり、4端のそれぞれがそのまま外周面溝28a〜28dにつながっている。外周面溝28は、下段の吸引口26cに対応する外周面溝28cが長く、吸引口26a,26b,26dに対応する外周面溝28a,28b,28dが短く形成されている。尚、外周面溝28cは、吸引口26a,26b,26dにも対応することになる。さらに、外周面には摺動方向に沿って全周に3本のリブ29が形成されており、外周面溝28のところでリブ29が切れるようにし、かつ外周面溝28がリブ29に囲まれる形で形成されている。リブ29を備えることで、負圧を溜める際及び負圧を印加するために切換部材23が回転する際に切換部材23が変形して隙間ができてしまい、その隙間から負圧が漏れるのを防止できる。外周面溝28を除く外周面の全域が本体部22の内壁面に接触するようにすると、隙間ができやすいので、これを防止するためである。また、リブ29を形成しておくと、組み立て時に切換部材23を本体部22に挿入する際にバランスよく挿入でき、組み立てが容易である。切換部材23の内周面には、切換ギア部材24と嵌め合わされて一体的に回転するようにするために、図6(b)に示すように、4個の凹部30a〜30dが設けられている。
【0027】
切換ギア部材24は、上部の外周面に設けられた4つの凸部が前記凹部30a〜30dと嵌合することにより切換部材23と嵌め合わされ、下部のギア部によって隣接する切換アイドルギア35と噛み合い、メンテナンス用モータ11の回転に伴って切換機構15の吸引孔選択動作を行う。
【0028】
次に、図2に戻ってメンテナンスユニット10の駆動系について説明する。図2に示すように、メンテナンスユニット10には、メンテナンス用モータ11が固定され、ギア31a〜31d,大径ギア32を介して、大径ギア32と一体であり、かつ遊星歯車機構を構成する太陽歯車としてのギア32aに伝達される。メンテナンス用モータ11が矢印A方向に回転すると、大径ギア32は矢印A'方向に回転し、ギア32aと噛合う振子ギア(遊星ギア)33がポンプアイドルギア34に噛合って吸引ポンプ14に連結したポンプギアを動かし、吸引ポンプ14を作動させる。メンテナンス用モータ11が矢印B方向に回転すると、大径ギア32は矢印B'方向に回転し、振子ギア33がギア31e〜31j及び切換アイドルギア35を介して切換機構15の切換ギア部材24に伝達されるとともに、ギア31iを介して同ギア31iと噛合うギア部が設けられたカム16を動かす。
【0029】
尚、切換部材23の各吸引口26a〜26dとキャップ12a,12b,ワイパ13,インク受け部9とを連結するチューブ17a〜17dはそれぞれ同径の比較的小径のチューブであり、切換部材23の吐出口25と吸引ポンプ14とを連結するチューブ17eは、チューブ17a〜17dよりも径の大きいチューブであり、さらに吸引ポンプ14の内で使用されている吸引ポンプ用チューブ14aは、チューブ17eよりも径の大きいチューブである。すなわち、チューブ17a〜17d,17e,吸引ポンプ用チューブ14aの順にチューブ径が大きくなっている。
【0030】
次に、このように構成されたメンテナンスユニット10の動作について、図7を参照しながら説明する。尚、以下の説明ではカム16の回転に伴って動作可能な吸引動作の全てについて順に説明するが、必ずしもカム16の回転に伴って毎回行う必要はなく、メンテナンスが必要とされる都度、実行されるものである。図7は、メンテナンスユニット10の動作を示すタイミングチャートである。まず、リーフスイッ18チがカム面19aに載った位置(ON1)が記録ヘッド2の保存状態である(図2参照)。この状態では、記録ヘッド2はキャップ12に覆われ(キャッピング位置)、吸引口26aと外周面溝28c、吸引口26bと外周面溝28b、吸引口26dと外周面溝28aとがそれぞれ対向する位置に来る。従って、切換機構15は、キャップ12a,キャップ12b及びインク受け部9にチューブ17a,17b,17dを介して連結する。このように、保存状態で記録ヘッド2と切換機構15が連通しており、切換機構15内には多少のインクが常に残存していることから、キャップ12内の記録ヘッド2のノズルの乾燥を防止することができる。
【0031】
次に、メンテナンス用モータ11を矢印B方向に回転させることにより、カム16を図2において反時計方向に回転させると、リーフスイッチ18がカム面19aから降りた位置(OFF1)に達し、キャップ12aからインクを吸引するためにチューブ17eの内に一旦負圧を溜めることが可能な状態となる。この時、吸引口26cと外周面溝28aとが対向する位置に来るが、吸引口26cは下段にあり、外周面溝28aは短く形成されているので、切換機構15はいずれの吸引口26a〜26dからも外部(大気)に連通しない。この状態で、メンテナンス用モータ11を矢印A方向に回転させることにより、吸引ポンプ14の加圧コロによって負圧を溜める。ここで、負圧を十分に溜めるために、吸引ポンプ用チューブ14aの内径は、切換機構15から各吸引孔までをつなぐチューブ17a〜17dよりも大きく、さらには切換機構15と吸引ポンプ14とをつなぐチューブ17eよりも大きく取ってある。負圧溜め時は、切換機構15から吸引孔までは遮断されているので、切換機構15より先のチューブ径を切換機構15までのチューブ17eより小さく構成することにより負圧を効果的に印加することができる。また、このとき、切換部材23の天面には天面溝27a〜27dが形成されているため、負圧によって切換部材23の天面が本体部22の天井部内側面に密着しても、天面溝27a〜27dを通して各外周面溝28a〜28dに負圧を与えることができる。
【0032】
そして、再びメンテナンス用モータ11を矢印B方向に回転させ、リーフスイッチ18がカム面19bに載った位置(ON2)に達すると、キャップ12aからインクが吸引される。すなわち、この時の位置(ON2)は吸引口26bと外周面溝28aとが対向する位置である。従って、切換機構15は、キャップ12aにチューブ17aを介して連結する。そして、先の位置(OFF1)で溜められた負圧を解放し、キャップ12a内のノズルからインクを吸引する。ここで、キャップ12aの吸引孔と吸引口26bとを連結するチューブ17aの内径は小さく形成されているので、吸引口との連通に伴う負圧の低下を極力小さくして、大きな負圧によりインクを確実に吸引できるようにすることができる。
【0033】
次に、リーフスイッチ18がカム面19bから降りた位置(OFF2)に達すると、キャップ12bからインクを吸引するためにチューブ17e内に負圧溜めを行うことが可能な状態となる。この時、いずれの吸引口26a〜26dも外周面溝28a〜28dのいずれにも対向しない。従って、切換機構15はいずれの吸引口26a〜26dからも外部(大気)に連通しない。この状態で、吸引ポンプ14の加圧コロによって負圧を溜める。
【0034】
そして、リーフスイッチ18がカム面19cに載った位置(ON3)に達すると、キャップ12bからインクが吸引される。すなわち、この時の位置(ON3)は、吸引口26aと外周面溝28bとが対向する位置である。従って、切換機構15は、キャップ12bにチューブ17bを介して連結する。そして、先の位置(OFF2)で溜められた負圧を解放し、キャップ12b内のノズルからインクを吸引する。キャップ12bからのインク吸引後、カム16の動きに伴って、キャップ12a,12bは下方に移動し、記録ヘッド2から離される。
【0035】
次に、リーフスイッチ18がカム面19cから降りた位置(OFF3)に達すると、キャップ12bからインクを空吸引する。すなわち、この時の位置(OFF3)は、吸引口26aと外周面溝28aとが対向する位置である。従って、切換機構15は、キャップ12bにチューブ17bを介して連結する。この状態で吸引ポンプ14を駆動させることにより、キャップ12b内に残っているインクを吸引する。
【0036】
そして、リーフスイッチ18がカム面19dに載った位置(ON4)に達すると、キャップ12aからインクを空吸引する。すなわち、この時の位置(ON4)は、吸引口26bと外周面溝28dとが対向する位置である。従って、切換機構15は、キャップ12aにチューブ17aを介して連結する。この状態で吸引ポンプ14を駆動させることにより、キャップ12a内に残っているインクを吸引する。
【0037】
次に、リーフスイッチ18がカム面19dから降りた位置(OFF4)に達すると、インク受け部9からインクを吸引する。すなわち、この時の位置(OFF4)は、吸引口26dと外周面溝28cとが対向する位置である。従って、切換機構15は、インク受け部9にチューブ17dを介して連結するので、インク受け部9にそれまでのフラッシング(回復吐出)によって溜まっているインクを吸引する。この後、カム16の動きに伴って、キャップ12a,12bはさらに下方に移動する。
【0038】
そして、リーフスイッチ18がカム面19eに載った位置(ON5)に達すると、ワイパ13からインクを吸引する。すなわち、この時の位置(ON5)は、吸引口26cと外周面溝28cとが対向する位置である。従って、切換機構15は、ワイパ13にチューブ17cを介して連結するので、ワイパ13にそれまでのワイピング動作によって溜まっているインクを吸引する。この後、カム16の動きに伴ってキャップ12a,12bはさらに下方に移動を続け、最下方位置に至る。キャップ12a,12bが最下方位置(アンキャッピング位置)にある状態のうち、図7で「ワイピング」と示す領域では、カム16のカム16aによってワイパ13が上昇した位置、すなわち記録ヘッド2のノズル面に当接可能なワイピング位置にある。従って、この状態でキャリッジ6を移動させることにより、吸引動作によってインクが付着している記録ヘッド2のノズル面を拭き取ることができる。
【0039】
また、図7で「記録」と示す領域では、カム16のカム16aが作用しない位置となるため、ワイパ13が下降した位置に退避する。この状態はキャップ12a,12b及びワイパ13のいずれもが記録ヘッド2に作用しない状態であり、キャリッジ6の移動に伴って記録媒体へのインク吐出を行う記録動作時の状態である。
【0040】
記録ヘッド2による記録動作が終了した後、キャリッジ6が待機位置に戻ると、再びカム16が回転する。これに伴ってリーフスイッチ18がカム面19eから降り(OFF5)、キャップ12a,12bは再び上昇して記録ヘッド2をキャッピングし、保存位置に戻る。キャップ12a,12bの上昇は、カム16の動きに伴って行われるが、ギア31i,31j及び切換アイドルギア35を介して同時に切換機構15を回転しながら行うので、切換機構15の本体部22と切換部材23がそれに伴って常に摺動する。切換部材23は本体部22に圧入されており、摩擦抵抗が大きいので、キャップ12a,12bがカム16のギア31に先行して上方に急激に移動しようとしても、切換機構15によって急な移動を制限され、ゆっくりと上昇することになる。従って、キャップ12a,12bが記録ヘッド2に圧着する際にノズルに圧力が加わってメニスカスの破壊等の悪影響を及ぼすことが防止できる。
【0041】
以上説明したように、クリーニング,ワイピング,フラッシングにより排出されるインクは、キャップ12a,12b,ワイパ13,インク受け部9のそれぞれに設けた吸引孔からチューブ17a〜17dで切換機構15の吸引口26a〜26dに連結し、切換機構15を回転させて切換部材23の外周面溝28a〜28dと連通させることにより、吸引先を選択的に切換えて吸引ポンプ14により吸引することができる。従って、小型のメンテナンスユニット10により排出されるインクを1箇所に集めて処理することができる。また、キャップ12a,12bと切換機構15が連通するため、記録ヘッド2の保存時に切換機構15内のインクの存在によりキャップ12a,12b内のノズル乾燥を防ぐ効果もある。さらに、チューブ式の吸引ポンプ14を使用するが、負圧溜めを吸引ポンプ14と切換機構15との間のチューブ17eのみで行うので、この内径を大きくして大きな負圧を溜めるとともに、吸引孔と連通する切換機構15より先のチューブ17a,17bの内径は小さくしたことにより、記録ヘッド2からインクを吸引する際の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加することができる。また、キャッピングがカム16の動きに伴って行われるが、カム16がギア31を介して切換機構15と連動して同時に駆動されるので、切換部材23と本体部22の摺動による摩擦抵抗によりカム16の急激な動きが制限され、キャップ12がゆっくりと記録ヘッド2に向かって上昇し、ノズルのメニスカスの破壊等の悪影響が防止できる。
【0042】
【発明の効果】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のインクジェット記録装置によれば、キャップ部材、ワイピング手段、インク受け部のそれぞれにインクを吸引するための吸引孔を設け、記録ヘッドからのインクの吸引、ワイピング手段によるインクの拭き取り、及びフラッシングから発生するインクを、切換機構により切り換えて吸引ポンプにより選択的に吸引する。従って、クリーニング、ワイピング、フラッシングにより排出されるインクの処分を小型の機構で実現できる。
【0043】
また、請求項に記載のインクジェット記録装置によれば、記録ヘッドの保存状態では吸引口が吐出口と連通するように保持する。切換機構内には多少のインクが存在するため、これと記録ヘッドが連通すれば、キャップ部材内の湿度が保たれ、乾燥によるインクの目詰まりが防止される。いずれかの吸引孔からインクを吸引する場合には、ギア部材を回転させて切換部材を回転させ、吸引口のいずれにも溝が連通しない状態で吸引ポンプに負圧を溜め、特定の吸引口のみを溝と連通させて吸引を行い、吸引ポンプに吸い上げることができる。
【0044】
請求項に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項に記載のインクジェット記録装置の効果に加え、ワイピング手段又は前記インク受け部に設けられた吸引孔に連通する吸引口の少なくともいずれかの吸引口を他の吸引口とは段違いに設け、対応する溝に長短をつけることにより、吸引口と溝の連通する位置の組み合わせを増し、ギア部材の回転角度に過重な精度を要求することなく切換える吸引先の数を多くすることが可能となる。
【0045】
請求項に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項に記載のインクジェット記録装置の効果に加え、切換部材の外周面にリブが形成され、負圧溜めの際及び負圧印加時に切換部材が変形して負圧が漏れることを防ぎ、さらに、組み立て時の切換部材の切換機構への挿入を容易にできる。
【0046】
請求項に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置の効果に加え、本体部に切換部材が圧入されているためギア部材により切換機構が回転する際には摺動による摩擦抵抗が発生する。カムによりキャップ部材を上昇させて記録ヘッドを覆う場合、カムの駆動機構とギア部材とが連結されているため、切換機構が回転し、切換部材と本体部が摺動するために回転負荷がかかり、カムが回りすぎて急激にキャップ部材が上昇し、記録ヘッドのメニスカスを壊すおそれがない。
【0047】
請求項に記載のインクジェット記録装置によれば、請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置の効果に加え、吸引ポンプに負圧を溜めるときには切換機構で第2チューブは遮断し、内径が大きく体積が大きい第1チューブを用い、吸引の際には第2チューブを連通させて、特に記録ヘッドからインクを吸引する際の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインクジェットプリンタの概略斜視図である。
【図2】メンテナンスユニットの平面図である。
【図3】切換機構の断面図である。
【図4】切換機構の本体部の斜視図である。
【図5】切換機構の切換部材の斜視図である。
【図6】切換部材の平面図及び底面図である。
【図7】メンテナンスユニットの動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ
2 記録ヘッド
3 供給トレイ
4 プラテン
5 ガイドシャフト
6 キャリッジ
7 シャーシ
8 インクチューブ
9 インク受け部
10 メンテナンスユニット
11 メンテナンス用モータ
12 キャップ
13 ワイパ
14 吸引ポンプ
14a 吸引ポンプ用チューブ
15 切換機構
16 カム
17 チューブ
18 リーフスイッチ
19 カム面
20 リンク
21 ピン
22 本体部
23 切換部材
24 切換ギア部材
25 吐出口
26 吸引口
27 天面溝
28 外周面溝
29 リブ
30 凹部
31 ギア
32 大径ギア
33 振子ギア
34 ポンプアイドルギア
35 切換アイドルギア

Claims (5)

  1. ノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドのノズルを覆う複数のキャップ部材と、
    前記記録ヘッドのノズル面のインクを拭き取るワイピング手段と、
    前記キャップ部材及び記録媒体に対向しない位置で前記記録ヘッドから吐出されたインクを受けるインク受け部と、
    前記キャップ部材、前記ワイピング手段及び前記インク受け部のそれぞれに設けられたインクを吸引するための吸引孔と、
    当該各吸引孔と選択的に連通してインクを吸引するための吸引ポンプと、
    前記各吸引孔と連通するための吸引口及び前記吸引ポンプと連通するための吐出口を有し、前記吸引ポンプと前記各吸引孔との間に設けられた切換機構とを備え、
    前記切換機構は、
    前記吸引ポンプと第1チューブを介して連通するために天面の中央に設けられている前記吐出口と、前記各吸引孔と第2チューブを介して連通するために外周面に設けられている複数の前記吸引口とを備えた円筒状の本体部と、
    当該本体部に対して相対的に回転可能に嵌め込まれ、前記各吸引口を前記吐出口と連通させるための、天面に設けられた複数の天面溝及び切換部材の回転軸方向に沿う方向に外周面に設けられた複数の外周面溝とを備えた切換部材と、
    当該切換部材に嵌め合わされるとともに、前記切換部材を前記本体部に対して回転させるギア部材とから構成され、
    前記キャップ部材の各吸引孔に対応する各吸引口に連通する前記外周面溝は、前記切換部材の天面からの距離が互いに等しく、
    前記キャップ部材の各吸引孔に対応する各吸引口に連通する前記外周面溝から前記吐出口に連通する前記天面溝の距離が互いに等しいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記複数の吸引口は、前記ワイピング手段又は前記インク受け部に設けられた吸引孔に連通する吸引口の少なくともいずれかの吸引口が他の吸引口と段違いに設けられ、前記複数の溝のうち、前記段違いの吸引口に対応する外周面溝は、他の溝よりも切換部材の回転軸方向に沿う方向に長く形成されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記外周面に設けられた複数の溝は、前記外周面に設けられた複数のリブにより三方を囲まれて形成されていることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記キャップ部材を前記記録ヘッドを覆う方向へ付勢する付勢手段と前記記録ヘッドから離れる方向へ押圧するカムとを備え、前記カムの駆動機構と前記ギア部材とが連結され、前記切換機構は、前記本体部と前記切換部材とが圧入されて形成されていることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記各吸引孔と前記切換機構とを連通する前記第2チューブの内径は、前記吸引ポンプと前記切換機構とを連通する前記第1チューブの内径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
JP2002097279A 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP4154912B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097279A JP4154912B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録装置
US10/397,873 US6883896B2 (en) 2002-03-29 2003-03-27 Ink jet recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097279A JP4154912B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003291369A JP2003291369A (ja) 2003-10-14
JP4154912B2 true JP4154912B2 (ja) 2008-09-24

Family

ID=28449787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097279A Expired - Fee Related JP4154912B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 インクジェット記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6883896B2 (ja)
JP (1) JP4154912B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604602B2 (ja) * 2004-08-06 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置及び液体噴射装置の吸引機構
US20060146088A1 (en) * 2005-01-04 2006-07-06 Brian Schick Ink jet printer service station having a selector valve
JP4483654B2 (ja) * 2005-03-30 2010-06-16 ブラザー工業株式会社 キャップ部材、このキャップ部材を備えた液体噴射装置
EP2350220B2 (en) * 2008-10-29 2020-02-26 3M Innovative Properties Company Electron beam cured silicone materials
JP4911183B2 (ja) * 2009-03-02 2012-04-04 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
US20100302309A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink Jet Printer
US20110279577A1 (en) 2010-05-17 2011-11-17 Silverbrook Research Pty Ltd Multi-channel valve for printhead
JP5987351B2 (ja) * 2012-02-27 2016-09-07 ブラザー工業株式会社 液滴噴射装置
CN103660578A (zh) * 2012-08-31 2014-03-26 致伸科技股份有限公司 喷墨打印装置的喷嘴清理机构
CN103786436A (zh) * 2012-11-02 2014-05-14 致伸科技股份有限公司 喷墨打印装置
JP6003576B2 (ja) * 2012-11-26 2016-10-05 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP6003639B2 (ja) * 2012-12-28 2016-10-05 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
CN103909736B (zh) * 2012-12-28 2016-04-20 兄弟工业株式会社 液体喷射设备和方法
JP6299330B2 (ja) * 2014-03-27 2018-03-28 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03136859A (ja) 1989-10-22 1991-06-11 Canon Inc クリーニング機構を備えた液体噴射記録装置
JPH0627147U (ja) 1992-09-11 1994-04-12 セイコー電子工業株式会社 インク回収機構
JPH07137271A (ja) 1993-11-18 1995-05-30 Fuji Electric Co Ltd インクジェット・プリンタ
WO1997006010A1 (fr) * 1995-08-10 1997-02-20 Seiko Epson Corporation Cartouche pour imprimante a jet d'encre et imprimante a jet d'encre
JPH10193648A (ja) 1997-01-13 1998-07-28 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP3486542B2 (ja) 1997-11-14 2004-01-13 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JPH11342633A (ja) 1998-05-29 1999-12-14 Canon Inc 吸引装置、および、それを備えるインクジェット記録装置
JP2001047635A (ja) 1999-08-10 2001-02-20 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置
JP3788570B2 (ja) 2000-03-27 2006-06-21 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JP3837995B2 (ja) 2000-04-04 2006-10-25 セイコーエプソン株式会社 定期フラッシング前におけるインク滴吐出検査の実行

Also Published As

Publication number Publication date
US6883896B2 (en) 2005-04-26
JP2003291369A (ja) 2003-10-14
US20030184612A1 (en) 2003-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4154912B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4366175B2 (ja) インクジェット記録装置
US9168753B2 (en) Maintenance device for a fluid ejection head, a fluid ejection device, and a printer
JP3981502B2 (ja) インクジェット式記録装置およびこれに適したクリーニング方法
US8100517B2 (en) Printer with foaming system for cleaning ejecting face
US6062672A (en) Ink-jet type image forming apparatus
JP6922611B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3975741B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP4168770B2 (ja) 液体噴射装置
JP2001026112A (ja) インクジェット式記録装置
US6123408A (en) Ink-jet type image forming apparatus and an ink suction pump used therein
KR100481509B1 (ko) 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치
JP4491941B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP2012106429A (ja) 液体吐出装置
JP4266496B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP4802359B2 (ja) 吸引ユニット及びインク吐出回復方法
JP4736765B2 (ja) 液体噴射装置
JP2010274599A (ja) メンテナンス装置及び液体噴射装置
US7922285B2 (en) Method of cleaning a printhead using liquid foam
JP2008149483A (ja) 記録装置のクリーニング方法及び記録装置
JP6354199B2 (ja) 液体吐出装置
JP4857510B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2008221805A (ja) 液体消費装置
JP3620035B2 (ja) インクジェット式記録装置
JP5424822B2 (ja) インクジェットヘッド保守装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080630

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4154912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees