JPH11342633A - 吸引装置、および、それを備えるインクジェット記録装置 - Google Patents

吸引装置、および、それを備えるインクジェット記録装置

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JPH11342633A
JPH11342633A JP15039098A JP15039098A JPH11342633A JP H11342633 A JPH11342633 A JP H11342633A JP 15039098 A JP15039098 A JP 15039098A JP 15039098 A JP15039098 A JP 15039098A JP H11342633 A JPH11342633 A JP H11342633A
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JP
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suction
unit
holding
ink
suction device
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JP15039098A
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Tetsuhiro Nitta
哲弘 新田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引装置の小型化を図ることができ、しか
も、吸引されて無駄となる量を極小とし、適正な吸込み
負圧を得ることができること。 【解決手段】 一体成形されるチューブ72が、キャッ
ピング部材30Tに接続される一端からローラ部材52
によりしごかれる領域の直前までの領域に、小径部SD
を有し、ローラ部材52によりしごかれる領域に大径部
LDを有するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出する液
体吐出部を有する記録部における液体吐出部に対して吸
引を行う吸引装置、および、その吸引装置を備えるイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク吐出口が複数形成されるインク吐
出口形成面を有するインク吐出部としての記録ヘッドを
備えるインクジェット記録装置においては、記録動作終
了後、記録ヘッドのインク吐出を常に正常に維持すべく
回復処理を行う回復処理装置が備えられる場合がある。
その回復処理装置は、例えば、そのようなインク吐出口
形成面に付着した塵、および、インク吐出口に詰まった
インクを吸引除去、あるいは、記録部のインク吐出口に
インクを供給するインクタンクからのインクを、そのイ
ンク吐出口まで吸引して導く吸引装置を含んで構成され
ている。
【0003】吸引装置は、例えば、特開平3−5160
号公報にも示されるように、ピストンポンプ式、あるい
は、特開平5−069558号公報にも示されるよう
に、チューブポンプ式が提案されている。ピストンポン
プ式の吸引装置は、小型化が容易である反面、摺動せし
められるピストン部材の外周部とピストン部材を支持す
るポンプハウジングとの間の気密性が要求されるのでシ
ール材等の部品点数が増える傾向がある。そこで、安定
した気密性の確保、および、簡単でかつ廉価な構成を可
能とするチューブポンプ式が広く採用されている。
【0004】かかるチューブポンプ式の吸引装置は、例
えば、記録部のインク吐出口形成面のインク吐出口に対
向して配され選択的にインク吐出口に当接されるキャッ
ピング部材に一端が接続され、他端がインク吐出口形成
面から吸引されたインク等の液体が貯留される廃液タン
クに接続される弾性チューブと、弾性チューブにおいて
の所定の長さ分を湾曲させて支持する円弧状支持面を有
する支持ブロックと、支持ブロックに保持される弾性チ
ューブの外周面をしごくローラを有するローラ支持部材
と、ローラ支持部材をローラを伴って回転駆動させる駆
動部とを含んで構成されている。
【0005】弾性チューブは、均等な肉厚を有するゴム
材料により成形されている。そのローラ支持部材および
支持ブロックにより、弾性チューブにおける一端から支
持ブロックに至るまでの部分の内部空間内に吸い込み圧
力を発生させる吸込圧力発生部が形成されることとな
る。
【0006】このような構成において、弾性チューブが
回転されるローラにより円弧状支持面に沿って順次しご
かれることにより、弾性チューブの一端から支持ブロッ
クに至るまでの部分の内部空間内が負圧とされ、キャッ
ピング部材の一端が吸引されることとなる。
【0007】かかる吸引装置の小型化を図るにあたって
は、円弧状支持面に支持される弾性チューブの領域にお
ける全内容積を変化させることなく、ローラ支持部材の
回転半径が比較的小に設定されてローラの公転半径がよ
り小とされ、そして、円弧状支持面に沿って支持される
部分の弾性チューブの長さがより短くされ、かつ、上述
の弾性チューブの内径よりも大なる内径とすることが考
えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、均等な
肉厚を有する弾性チューブの内径が増大するにつれて弾
性チューブの一端から支持ブロックに至るまでの部分の
内部空間内の容積が増大するので所定の負圧の値まで減
圧されない虞がある。そこで、円弧状支持面に支持され
る弾性チューブの領域の長さをより長く設定することも
考えられるが、吸引されて無駄となるインク量が増大す
ることとなるので得策とは言えない。
【0009】以上の問題点を考慮し、本発明は、液体を
吐出する液体吐出部を有する記録部における液体吐出部
に対して吸引を行う吸引装置、および、その吸引装置を
備えるインクジェット記録装置であって、吸引装置の小
型化を図ることができ、しかも、吸引されて無駄となる
量を極小とし、適正な吸込み負圧を得ることができる吸
引装置、および、その吸引装置を備えるインクジェット
記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る吸引装置は、弾性材料により一体成
形され、一端が液体の吐出を行う液体吐出部に直接的ま
たは間接的に接続される吸引管と、吸引管の一端よりも
下流側部分に配され、吸引管を保持する保持部、およ
び、保持部により保持された吸引管を移動されつつしご
き吸引管の一端側の内側に吸込圧力を発生させる押圧部
を有する吸込圧力発生部と、吸込圧力発生部の押圧部を
移動させる押圧部駆動部とを備え、吸引管における一端
から保持部により保持される部分近傍までの内容積が、
吸込圧力発生部において吸引管における保持部よりも下
流側部分の内容積に比して小となることを特徴とされ
る。
【0011】本発明に係る吸引装置を備えるインクジェ
ット記録装置は、インクおよび液体を記録媒体の記録面
に対してそれぞれ吐出するインク吐出部を用い、該イン
ク吐出部のインクの吐出により記録動作を行う記録部
と、インク吐出部のインクまたは液体の吸引を行う上述
の吸引装置と、記録部および吸引装置の動作を制御する
制御部とを備えて構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係る吸引装置を
備えるインクジェット記録装置の一例の要部の概略構成
を示す。
【0013】図2に示される例においては、筺体2の両
側面部に挟まれた部分が後述する記録ヘッド24による
記録動作が記録媒体としての用紙PAに対して行われる
記録動作領域と、記録ヘッド24が待機状態とされる待
機領域(ホームポジションエリア)HPとから構成され
ている。
【0014】記録動作領域においては、互いに平行に配
置され協働して用紙PAを搬送するプラテンローラユニ
ット6およびピンチローラユニット8が配されている。
プラテンローラユニット6およびピンチローラユニット
8の両端部は、それぞれ、筺体2に回動可能に支持され
ている。また、プラテンローラユニット6の一方の端部
には、減速機構を介して図示が省略される搬送用モータ
の出力軸に連結されている。搬送用モータは、図示が省
略される制御部により断続的に駆動制御される。これに
より、搬送用モータが作動状態とされるとき、用紙PA
が図2の矢印Fの示す方向に沿って断続的に記録ヘッド
24の下方に向かって搬送されることとなる。
【0015】また、記録ヘッド24の記録動作が行われ
るとき、用紙PAの記録面を平坦な状態とするプラテン
10が、プラテンローラユニット6およびピンチローラ
ユニット8に対して用紙PAの搬送方向の下流側に配置
されている。そのプラテン10の上面は記録ヘッド24
のインク吐出口形成面に対向配置されている。記録ヘッ
ド24により順次印刷された用紙PAは、プラテン10
の上面を通過し図示が省略される排紙ローラユニットに
より排紙部に搬送される。
【0016】プラテン10の上方には、記録ヘッド24
およびインクタンク26T〜26Yが着脱可能に搭載さ
れるキャリッジ部材14と、両端部がそれぞれ筺体2に
支持されキャリッジ部材14の下部の透孔に挿入されて
キャリッジ部材14を摺動可能に支持するガイドシャフ
ト10と、ガイドシャフト10に対して所定の間隔をも
って略平行に配され、ガイドシャフト10と協働してキ
ャリッジ部材14の下部を摺動可能に支持するサポート
シャフト12とが設けられている。
【0017】ガイドシャフト10およびサポートシャフ
ト12の両端は、それぞれ、筺体2に支持されている。
【0018】キャリッジ部材14は、例えば、図3に示
されるように、記録ヘッド24が装着される記録ヘッド
装着部14Hと、各インクタンク26T、26Bk、2
6C、26M、および、26Yがそれぞれ装着されるイ
ンクタンク装着部14Iとを含んで構成されている。
【0019】記録ヘッド装着部14Hには、記録ヘッド
24のインク吐出口形成面が挿入される開口部14hを
有している。また、記録ヘッド装着部14Hの壁面部に
は、各記録ヘッドに電気的に接続されるコネクタ部14
ECが設けられている。コネクタ部14ECには、記録
ヘッド24の動作制御を行う制御部からの駆動制御信号
群を供給するフレキシブルケーブル16の一端が電気的
に接続されている。
【0020】キャリッジ部材14のインクタンク装着部
14I側の下部は、サポートシャフト12に係合されて
支持され、また、キャリッジ部材14の記録ヘッド装着
部14H側の下部は、その透孔14aにガイドシャフト
10が摺動可能に嵌合されて支持されている。
【0021】また、キャリッジ部14は、搬送ベルト1
8に連結されている。搬送ベルト18は、筺体2の背面
部に所定の間隔をもって対向配置されるプーリPuaお
よびPubに巻装されている。プーリPuaは、駆動モ
ータ20の出力軸側に連結される回転軸に嵌合されてい
る。駆動モータ20の出力軸は、順方向または逆方向に
回転可能とされる。一方、プーリPubは、筺体2に回
動可能に支持される回転軸に嵌合されている。
【0022】かかるもとで、駆動モータ20が制御部1
9により駆動制御されることにより、記録動作領域およ
び待機領域HPにおいてキャリッジ部14は、記録ヘッ
ド24を伴って図3の矢印Rの示す方向、即ち、用紙P
aの搬送方向に対して略直交する方向に沿って往復動さ
れることとなる。
【0023】インクタンク26Tは、耐水処理液、例え
ば、耐水強化剤液(以下処理液という)が貯留されるも
のとされ、インクタンク26Bk、インクタンク26
C、インクタンク26M、インクタンク26Yは、それ
ぞれ、ブラックのインク、シアンのインク、マゼンタの
インク、イエローのインクが貯留されている。
【0024】各インクタンク26T、26Bk、26
C、26M、および、26Yは、それぞれ、記録ヘッド
24の接続口24T、24Bk、24C、24M、およ
び、24Yに接続されている。これにより、各インクタ
ンク26T〜26Y内の処理液およびインクが、記録ヘ
ッド24の動作に応じて記録ヘッド24の各インク吐出
部に供給されることとなる。
【0025】記録ヘッド24は、各インクタンク26T
〜26Yごとに接続されるヘッド部を有している。イン
ク吐出部としての各ヘッド部は、例えば、インクを吐出
するために利用されるエネルギーとしてインクに膜沸騰
を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換体とし
てのヒータを有する、キヤノン株式会社の提唱するいわ
ゆるバブルジェット式とされる構造を有している。各ヘ
ッド部は、搬送される用紙PAの記録面に対向してイン
ク吐出口形成面24Sを有している。インク吐出口形成
面24Sには、用紙PAの搬送方向に沿って複数個のイ
ンク吐出口が配列形成されている。
【0026】待機領域HPには、吸引装置を含んで構成
される回復処理装置22が設けられている。回復処理装
置22は、図4に示されるように、選択的に、記録ヘッ
ド24の各ヘッド部に接続されるキャッピング部材30
T、30Bk、30C、30M、および、30Yと、各
キャッピング部材30T〜30Yをそれぞれ昇降動させ
るレバー部材36と、キャッピング部材30T、およ
び、30Bkに一端がそれぞれ接続されるチューブ7
2、および、チューブ74と、チューブ72および74
における中間位置に配されチューブ72および74の内
側を負圧となるように減圧しキャッピング部材30T、
および、30Bkを吸引する吸込圧力発生部としてのポ
ンプ部41と、ポンプ部41を駆動させる駆動モータ5
0とを含んで構成されている。
【0027】キャッピング部材30T、30Bk、30
C、30M、および、30Yは、それぞれ、記録ヘッド
24が待機領域HPに移動されたとき、処理液吐出用ヘ
ッド、ブラックインク用ヘッド、シアンインク用ヘッ
ド、マゼンタインク用ヘッド、および、イエローインク
用ヘッドに対向した位置に配置されている。
【0028】各キャッピング部材30T〜30Yは、記
録ヘッド24のインク吐出口形成面に当接される多孔質
材を有している。キャッピング部材30T、および、3
0Bkには、それぞれ、多孔質材に吸引用の透孔が形成
されている。その透孔は、キャッピング部材30T、お
よび、30Bkの下部に吐出する接続口内に連通してい
る。キャッピング部材30T、および、30Bkの接続
口は、チューブ72および74の一端に接続されてい
る。
【0029】また、キャッピング部材30Tには、記録
ヘッド24の処理液吐出用ヘッドに設けられる係合孔に
係合される突起片30tが設けられている。これによ
り、記録ヘッド24の処理液吐出用ヘッドのキャッピン
グ部材30Tに対する相対位置が誤って偏位した場合、
キャッピング部材30Tが記録ヘッド24の他のヘッド
に当接することが回避されることとなる。
【0030】各キャッピング部材30T〜30Yの下部
は、その下方に配されるガイドプレート34の各切欠部
にそれぞれ係合されて昇降可能に案内支持されている。
【0031】また、各キャッピング部材30T〜30Y
の下部は、その下方に回動可能に支持される各レバー部
材36の他端に係合されている。
【0032】各レバー部材36は、各キャッピング部材
30T〜30Yの配列方向に沿って延びる支持軸40に
回動可能に支持されている。その支持軸40の両端部
は、ケーシング28に支持されている。また、各レバー
部材36の他端は、支持軸40に巻装されるコイルスプ
リング38により図4に示される矢印の示す方向とは逆
方向に付勢されている。一方、各レバー部材36の一端
は、後述するカム部材32に当接されている。
【0033】カム部材32は、その略中央に設けられた
透孔32aに回転軸42の一端が嵌合されることにより
固定されている。カム部材32は、回転軸42の回転に
伴って所定の角度ごと断続的に回転せしめられキャッピ
ング部材30Tおよび30Bkに対応したレバー部材3
6の一端に順次係合するカム面部32CAと、すべての
レバー部材36の一端にわたって係合するカム面部32
CBとを有している。カム面部32CBは、カム面部3
2CAよりも回転軸42の軸中心よりに形成され、か
つ、カム面部32CAに対して所定の円周角の位相差を
もって形成されている。また、カム面部32CAは、後
述するローラ部材52の公転位置と所定の関係をもって
位置設定されている。即ち、カム面部32CAがキャッ
ピング部材30Tおよび30Bkに対応したレバー部材
36の一端に係合されレバー部材36の一端を押し下げ
るとき、ローラ部材52がチューブ72および74をし
ごき始めるタイミングとほぼ等しくなるものとされる。
【0034】かかる構成により、カム面部32CAがキ
ャッピング部材30Tおよび30Bkに対応したレバー
部材36の一端に係合されるとき、レバー部材36が図
4の矢印の示す方向にコイルスプリング38の付勢力に
抗して回転され、キャッピング部材30T、および、3
0Bkが記録ヘッド24に向けて順次上昇される。これ
により、記録ヘッド24のインク吐出口形成面がキャッ
ピング部材30Tおよび30Bkにより密封されること
となる。
【0035】また、カム面部32CBがすべてのレバー
部材36の一端にわたって係合されるとき、レバー部材
36が図4の矢印の示す方向にコイルスプリング38の
付勢力に抗して回転され、キャッピング部材30T〜3
0Yが図4に二点鎖線で示されるように、記録ヘッド2
4に向けて順次上昇される。これにより、記録ヘッド2
4の各ヘッドの保湿が、キャッピング部材30T〜30
Yにより覆われて維持されることとなる。
【0036】回転軸42の他端側は、図5に示されるよ
うに、ポンプ部41内を上下方向に沿って貫通してい
る。
【0037】ポンプ部41は、図5に示されるように、
ケーシング部材28の内側の壁面に固着されるブラケッ
ト部材64により支持され、チューブ72および74の
外周部を支持するガイドブロック部材62と、ガイドブ
ロック部材62の下端側にビスで固定されるロア支持プ
レート58と、ガイドブロック部材62の上端側に、ロ
ア支持プレート58に対向してビスで固定されるアッパ
支持プレート60と、ロア支持プレート58とアッパ支
持プレート60との間であってガイドブロック部材62
の案内溝62Gによって囲まれる空間内の回転軸42に
固定されるアッパプレート44およびロアプレート48
とを含んで構成されている。
【0038】ガイドブロック部材62は、図5および図
6に示されるように、チューブ72および74の外周部
を案内支持する円弧状の案内溝62Gが、回転軸42を
囲むように形成されている。案内溝62Gにおいてチュ
ーブ72の上流側となる端部には、チューブ72の外周
部を協働して所定位置に狭持するクランプ部材68Aお
よび68Bが相対向して配されている。そのクランプ部
材68Aおよび68Bの側面部の位置は、図7に示され
るように、案内溝62Gにおいてチューブ72の上流側
の端面と同一の平面上の位置とされる。クランプ部材6
8Aおよび68Bは、それぞれ、所定の幅をもって形成
される把持面部を有している。
【0039】また、案内溝62Gにおいてチューブ74
の上流側の端部には、チューブ74の外周部を協働して
所定位置に狭持するクランプ部材70Aおよび70Bが
相対向して配されている。そのクランプ部材70Aおよ
び70Bは、クランプ部材68Aおよび68Bと同様な
構造とされ、その側面部の位置は案内溝62Gにおいて
チューブ74の上流側となる端面と同一の平面上の位置
とされる。
【0040】ローラ部材52を回動可能に協働して狭持
するアッパプレート44およびロア支持プレート58
は、それぞれ、複数のビスで支持ブロック部材54の上
端面、および、支持ブロック部材56の下端面に締結さ
れている。アッパプレート44およびロア支持プレート
58の回転中心位置は、回転軸42の中心軸線と一致し
ている。支持ブロック部材54および支持ブロック部材
56は、回転軸42に固定されている。また、共通軸線
上に中心を一致させて重ねられた支持ブロック部材54
と支持ブロック部材56との間には、センタプレート4
6が配されている。
【0041】円柱状のローラ部材52は、その回転軸5
2Sの両端部がそれぞれ回動可能にアッパプレート44
およびロア支持プレート58に支持されている。回転軸
52Sの端部が支持された位置は、回転軸52Sの回転
中心位置から所定の距離離隔した位置とされる。また、
回転軸52Sの端部が支持される位置は、図5に示され
るように、回転軸42の回りを公転されるローラ部材5
2によりしごかれるチューブ72および74の一部の内
部空間が完全に潰される状態となるように設定されてい
る。
【0042】さらに、ローラ部材52の回転軸52Sに
沿った幅は、チューブ72および74を同時に押圧もし
くはしごくことが可能な長さに設定されている。
【0043】回転軸42の他端は、カップリング部材6
6を介して駆動モータ50の出力軸50Aに連結されて
いる。駆動モータ50は、制御部19からの駆動制御信
号に基づいて回転角制御が行われる。従って、吸引装置
は、チューブ72および74と、ポンプ部41と、駆動
モータ50とにより構成される。
【0044】弾性材料、例えば、シリコンゴム材料で一
体に所定長さおよび肉厚をもって射出成形されるチュー
ブ72および74は、それぞれ、図1および図6に示さ
れるように、一端がキャッピング部材30Tおよび30
Bkの接続口に接続され、他端がガイドブロック部材6
2の案内溝62Gを経由して廃液タンク76および78
内に接続されている。これにより、ポンプ部41により
吸引されたインクおよび処理液がそれぞれ廃液タンク7
6および78内にチューブ72および74により導かれ
ることとなる。なお、チューブ72および74の他端に
それぞれ廃液タンク76および78が接続される構成と
されるのは処理液とインクとの混合による不溶化が廃液
タンクおよびポンプ部41内部で生じないようにするた
めである。
【0045】チューブ72および74は、それぞれ、キ
ャッピング部材30Tおよび30Bkの接続口に接続さ
れる端部からクランプ部材68A、68B、70A、7
0Bに狭持される直前までの部分(以下、小径部SDと
いう)の内径は、クランプ部材68A、68B、70
A、70Bにより狭持される部分から廃液タンク76お
よび78に接続されるまでの部分(以下、大径部LDと
いう)の内径に比して小とされる。小径部SDの肉厚、
内径は、例えば、2.5〜3.5、0.7〜0.8(m
m)程度に設定され、また、大径部LDの肉厚、内径
は、例えば、0.7〜1.0、2.6〜3.0(mm)
程度とされる。
【0046】その際、大径部LDにおける小径部SDと
の境界部分は、長さ方向に対して垂直な面により急峻に
拡大形成されているが、かかる例に限られることなく、
所定の勾配を有するテーパを介して小径部SDに連通さ
れてもよい。
【0047】また、チューブ72および74における小
径部SDの長さL2は、図1および図6に示されるよう
に、互いに同一の長さとされ、ガイドブロック部材62
の案内溝62Gにより支持される部分の長さL1に比し
て短く設定されている。
【0048】従って、このようなチューブ72および7
4が用いられ、上述のローラ部材52によってしごかれ
ることにより、小径部SDおよび大径部LDの内部空間
に生じる負圧P[=1−Vo/(Vo+Va)]は、大
径部LDの内容積Vaが所定の値のもとで、小径部SD
の内容積Voが比較的小となるので減圧されず小となる
ことが回避されることとなる。その際、大径部LDの内
容積Vaを変更することなく、その内径が比較的大とさ
れ、かつ、その長さが短く設定された場合、ポンプ部4
1におけるガイドブロック部材62の案内溝62Gの曲
率半径、および、ローラ部材52の公転半径を小とする
ことができるのでポンプ部41の小型化が図られること
となる。
【0049】さらに、チューブ72および74における
小径部SDと大径部LDとの境界位置に対応する外周面
には、図7に示されるように、目印72Mが全周にわた
って設けられている。
【0050】これにより、目印72Mを目安にしてチュ
ーブ72および74がガイドブロック部材62の所定位
置に支持されることにより、小径部SDの部分がクラン
プ部材68A、68B、70A、70Bに誤って狭持さ
れることにより内部の孔が潰されることが回避されるこ
ととなる。
【0051】かかる構成のもとで、記録ヘッド24に対
して吸引による回復処理を行うにあたり、キャリッジ部
材14が待機領域HPまで移動されて所定位置に停止さ
れる場合、記録ヘッド24の処理液用のヘッド、およ
び、ブラックインク用のヘッドが、それぞれ、キャッピ
ング部材30Tおよび30Bkに対向する位置とされ
る。
【0052】先ず、駆動モータ50が作動状態とされる
場合、回転軸42が図4において時計回り方向に所定角
度分回転されるとき、カム部材32のカム面部32CA
は、キャッピング部材30Bkに対応するレバー部材3
6の他端、および、キャッピング部材30Tに対応する
レバー部材36の他端に順次係合され、また、ローラ部
材52が回転されてチューブ72および74を同時にし
ごき始めることとなる。そして、回転軸42が1回転さ
れるとき、駆動モータ50は、一旦停止される。
【0053】これにより、ブラックインク用のヘッドお
よび処理液用のヘッドの吸引による回復処理が完了する
こととなる。
【0054】続いて、キャリッジ部材14が所定距離移
動されて、記録ヘッド24において回復処理されていな
い他のヘッドが、順次、所定距離移動されることによ
り、他のヘッドが順次、キャッピング部材30Bkに対
向する位置とされ、上述と同様な動作が各ヘッドごとに
繰り返され吸引による回復処理が行われる。
【0055】さらに、記録ヘッド24のすべてのヘッド
をキャッピング部材30T〜30Yにより、インク吐出
口形成面24Sを覆うにあたっては、駆動モータ50が
作動状態とされ、カム面部30CBが所定の位置まで回
転するように回転角制御された後、停止される。これに
より、記録ヘッド24のすべてのヘッドがキャッピング
部材30T〜30Yにより覆われることとなる。
【0056】図8は、本発明に係る吸引装置の他の一例
の要部を示す。
【0057】図8に示される例においては、図7に示さ
れる例ではチューブ72はクランプ部材68Aおよび6
8Bにより狭持されて保持されているが、その代わり
に、弾性材料で成形されたチューブ82の外周部におい
て上述の小径部SDと大径部LDとの境界近傍、即ち、
大径部LDの小径部SD側の端部に対応する位置に環状
のフランジ部82Fが一体成形されるもとで、チューブ
82の外周部が挿入され支持される溝80Nがガイドブ
ロック部材80の案内溝80Gに沿って形成され、か
つ、フランジ部82Fが係合される係合溝80kが溝8
0Nの端部から所定位置に設けられるものとされる。な
お、図8においては、図7に示される例において同一と
される構成要素については同一の符号を付して示し、そ
の重複説明を省略する。
【0058】このような構成により、チャーブ82は、
容易にガイドブロック部材80に対して装着され、ま
た、チャーブ82は、確実にガイドブロック部材80の
所定位置に支持されることとなる。
【0059】図9および図10は、本発明に係る吸引装
置の一例に用いられる他のチューブの一例を示す。
【0060】図9は、図1に示される例では、キャッピ
ング部材30Tおよび30Bkにそれぞれ接続されるチ
ューブ72および74の内径および長さは同一のものと
されたが、その代わりに、キャッピング部材30Tの接
続口に接続されるチューブ84は、図1に示される例と
同様な長さおよび直径を有する小径部SDAおよび大径
部LDAを有し、一方、キャッピング部材30Bkの接
続口に接続されるチューブ86は、チューブ84の大径
部LDAと同一の長さおよび直径を有する大径部LDB
を有するとともに空洞SDCを接続口側に有するものと
される。空洞SDCは、大径部LDBの直径と同一とさ
れる直径を有し小径部SDBを通じて大径部LDBに連
通する。
【0061】空洞SDCの容積(長さ)は、例えば、チ
ューブ84の内部空間に生じる負圧よりも所定の値、大
気圧に近づくように設定される。これにより、吸引圧力
が、キャッピング部材30Tおよび30Bkにおいてそ
れぞれ異なる値に設定されることとなる。
【0062】図10は、図1に示される例では、キャッ
ピング部材30Tおよび30Bkにそれぞれ接続される
チューブ72および74の内径および長さは同一のもの
とされたが、その代わりに、キャッピング部材30Tの
接続口に接続されるチューブ88は、図1に示される例
と同様な長さおよび直径を有する小径部SDDおよび大
径部LDDを有し、一方、キャッピング部材30Bkの
接続口に接続されるチューブ90は、チューブ88の大
径部LDDと同一の長さおよび直径を有する大径部LD
Eを有するとともに大径部LDDの直径よりも小とさ
れ、かつ、小径部SDDの直径よりも大とされる直径を
有する小径部SDEを有するものとされる。
【0063】小径部SDEの直径は、図9に示される例
と同様にチューブ88の内部空間に生じる負圧よりも所
定の値、大気圧に近づくように設定される。これによ
り、吸引圧力が、キャッピング部材30Tおよび30B
kにおいてそれぞれ異なる値に設定されることとなる。
【0064】なお、上述の例においては、チューブ72
および74が1つのポンプ部41によりしごかれる構成
とされているが、かかる例に限られることなく、例え
ば、チューブ72および74に対してそれぞれポンプ部
が独立して設けられる構成とされてもよい。
【0065】インク染料を不溶化する処理液は、一例と
して以下のようにして得ることができる。
【0066】すなわち、下記の成分を混合溶解した後、
さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ
(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社
製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調
整し、処理液A1を得ることができる。
【0067】 [A1の成分] カチオン性化合物の低分子成分 ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部 (商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製) または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド (商品名;ユータミン86P、花王株式会社製) カチオン性化合物の高分子成分 ジアリルアミン塩酸塩と二酸化イオウとの共重合体 3.0部 (平均分子量;5000) (商品名;ポリアミンスルホンPAS−92、 日東紡績株式会社製) チオジグリコール 10部 水 残部 また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例
として以下のものを挙げることができる。
【0068】すなわち、下記の成分を混合し、さらにポ
アサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品
名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)に
て加圧濾過してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラック
のインクY1,M1,C1,K1を得ることができる。
【0069】 Y1 C.I.ダイレクトイエロー142 2部 チオジグリコール 10部 商品名;アセチレノールEH 0.05部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残部 M1 染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代え
た以外はY1と同じ組成 C1 染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以
外はY1と同じ組成 K1 染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外は
Y1と同じ組成 以上示したそれぞれ処理液(液体組成物)とインクとの
混合において、本発明では、上述した処理液とインクが
被プリント材上あるいは被プリント材に浸透した位置で
混合する結果、反応の第1段階として処理液中に含まれ
ているカチオン性物質の内、低分子量の成分またはカチ
オン性オリゴマーとインクに使用しているアニオン性基
を有する水溶性染料とがイオン的相互作用により会合を
起こし、瞬間的に溶液相から分離を起こす。
【0070】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体が処理液中に含まれる高分子成分により吸着
されるために、会合で生じた染料の凝集体のサイズがさ
らに大きくなり、被プリント材の繊維間の隙間に入り込
みにくくなり、その結果として固液分離した液体部分の
みが記録紙中にしみこむことにより、プリント品位と定
着性との両立が達成される。同時に上述したようなメカ
ニズムにより生成したカチオン物質の低分子成分または
カチオン性オリゴマーとアニオン性染料で形成される凝
集体は粘性が大きくなり、液媒体の動きとともに移動す
ることがないので、フルカラーの画像形成時のように隣
接したインクドットが異色のインクで形成されていたと
しても互いに混じり合うようなことはなく、ブリーデイ
ングも起こらない。また、上記凝集体は本質的に水不溶
性であり形成された画像の耐水性は完全なものとなる。
また、ポリマーの遮蔽効果により形成された画像の耐光
堅牢性も向上するという効果も有する。
【0071】本明細書において使用される「不溶化」ま
たは「凝集」の用語は、前記第1段階のみの現象また
は、第1段階と第2段階の両方を含んだ現象を意味す
る。
【0072】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る吸引装置、および、吸引装置を備えるインクジェ
ット記録装置によれば、吸引管における一端から保持部
により保持される部分近傍までの内容積が、吸込圧力発
生部において吸引管における保持部よりも下流側部分の
内容積に比して小となるので吸込圧力発生部における吸
引管内の内容積を大とすることなく吸引管内の圧力を所
定の値まで減圧することができ、従って、吸引装置の小
型化を図ることができ、しかも、吸引されて無駄となる
量を極小とし、適正な吸込み負圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸引装置、および、吸引装置を備
えるインクジェット記録装置の一例に用いられるチュー
ブの部分断面図である。
【図2】本発明に係る吸引装置、および、吸引装置を備
えるインクジェット記録装置の一例の要部を概略的に示
す斜視図である。
【図3】本発明に係る吸引装置を備えるインクジェット
記録装置の一例に用いられる記録ヘッドを、インクタン
クおよびキャリッジ部材とともに示す分解斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る吸引装置の一例が適用された回復
処理装置の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る吸引装置の一例の要部を示す部分
断面図である。
【図6】本発明に係る吸引装置の一例の要部を概略的に
示す断面図である。
【図7】本発明に係る吸引装置の一例に用いられるチュ
ーブの保持部を示す断面図である。
【図8】本発明に係る吸引装置の一例に用いられるチュ
ーブの他の一例を示す断面図である。
【図9】本発明に係る吸引装置の一例に用いられるチュ
ーブのさらなる他の一例を示す断面図である。
【図10】本発明に係る吸引装置の一例に用いられるチ
ューブのさらなる他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
22 回復処理装置 24 記録ヘッド 30T,30Bk,30C,30M,30Y キャッピ
ング部材 41 ポンプ部 52 ローラ部材 50 駆動モータ 68A,68B,70A,70B クランプ部材 72,74,82,84,86,88,90 チューブ 82F フランジ部 80N 溝

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料により一体成形され、一端が液
    体の吐出を行う液体吐出部に直接的または間接的に接続
    される吸引管と、 前記吸引管の一端よりも下流側部分に配され、該吸引管
    を保持する保持部、および、該保持部により保持された
    該吸引管を移動されつつしごき該吸引管の一端側の内側
    に吸込圧力を発生させる押圧部を有する吸込圧力発生部
    と、 前記吸込圧力発生部の押圧部を移動させる押圧部駆動部
    とを備え、 前記吸引管における一端から前記保持部により保持され
    る部分近傍までの内容積が、前記吸込圧力発生部におい
    て前記吸引管における該保持部よりも下流側部分の内容
    積に比して小となることを特徴とする吸引装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引管における一端から前記保持部
    により保持される部分近傍までの内部空間の横断面積
    が、前記吸込圧力発生部において前記吸引管における該
    保持部よりも下流側部分の内部空間の横断面積に比して
    小とされることを特徴とする請求項1記載の吸引装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引管における一端から前記保持部
    により保持される部分近傍までの長さが、前記吸込圧力
    発生部において前記吸引管における該保持部よりも下流
    側部分の長さと異なることを特徴とする請求項1記載の
    吸引装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、前記吸込圧力発生部に設
    けられ前記吸引管の外周部を協働して把持する一対の把
    持部を有することを特徴とする請求項1記載の吸引装
    置。
  5. 【請求項5】 前記保持部は、前記吸引管の外周部に形
    成される凹部または凸部に係合される係合部を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸引装置。
  6. 【請求項6】弾性材料により一体成形され、一端が液体
    の吐出を行う液体吐出部に直接的または間接的にそれぞ
    れ接続される複数の吸引管と、 前記複数の吸引管の一端よりも下流側部分に配され、該
    吸引管を保持する保持部、および、該保持部により保持
    された該吸引管を移動されつつしごき該吸引管の一端側
    の内側に吸込圧力を発生させる押圧部を有する吸込圧力
    発生部と、 前記吸込圧力発生部の押圧部を移動させる押圧部駆動部
    とを備え、 前記複数の吸引管における一端から前記保持部により保
    持される部分近傍までの内容積が、前記吸込圧力発生部
    において前記吸引管における該保持部よりも下流側部分
    の内容積に比して小となることを特徴とする吸引装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の吸引管における一端から前記
    保持部により保持される部分近傍までの内容積が、それ
    ぞれ、互いに異なることを特徴とする請求項6記載の吸
    引装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の吸引管における一端から前記
    保持部により保持される部分近傍までの内部空間の横断
    面積が、前記吸込圧力発生部において前記吸引管におけ
    る該保持部よりも下流側部分の内部空間の横断面積に比
    して小とされることを特徴とする請求項6記載の吸引装
    置。
  9. 【請求項9】 前記複数の吸引管における一端から前記
    保持部により保持される部分近傍までの長さが、前記吸
    込圧力発生部において前記吸引管における該保持部より
    も下流側部分の長さと異なることを特徴とする請求項6
    記載の吸引装置。
  10. 【請求項10】 前記吸引管がシリコン材料で一体成形
    されることを特徴とする請求項1または請求項6記載の
    吸引装置。
  11. 【請求項11】インクおよび液体を記録媒体の記録面に
    対してそれぞれ吐出するインク吐出部を用い、該インク
    吐出部のインクの吐出により記録動作を行う記録部と、 前記インク吐出部のインクまたは液体の吸引を行う請求
    項1記載の吸引装置と、 前記記録部および吸引装置の動作を制御する制御部と、
    を具備して構成される吸引装置を備えるインクジェット
    記録装置。
  12. 【請求項12】インクおよび液体を記録媒体の記録面に
    対してそれぞれ吐出するインク吐出部を用い、該インク
    吐出部のインクの吐出により記録動作を行う記録部と、 前記インク吐出部のインクおよび液体の吸引を行う請求
    項6記載の吸引装置と、前記記録部および吸引装置の動
    作を制御する制御部と、を具備して構成される吸引装置
    を備えるインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記インク吐出部は、前記吐出を行う
    ために利用されるエネルギーとしてインクに膜沸騰を生
    じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載のインク
    ジェット記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6883896B2 (en) 2002-03-29 2005-04-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus

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