JP3387678B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3387678B2
JP3387678B2 JP02386495A JP2386495A JP3387678B2 JP 3387678 B2 JP3387678 B2 JP 3387678B2 JP 02386495 A JP02386495 A JP 02386495A JP 2386495 A JP2386495 A JP 2386495A JP 3387678 B2 JP3387678 B2 JP 3387678B2
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
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    • B41J2002/17589Ink level or ink residue control using ink level as input for printer mode selection or for prediction of remaining printing capacity

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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品質な画像を形成で
きる画像形成装置に関し、特にこれがインクジェット記
録方式に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、記録液の小
滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に塗布させて記録を行う
ものである。
【0003】しかしながら、従来のインクジェット記録
に用いられるインクは、一般に水を主成分とし、これに
乾燥防止、目詰まり防止等の目的でグリコール等の水溶
性高沸点溶剤を含有したものが、一般的であり、このよ
うなインクを用いて普通紙に記録を行った場合、十分な
定着性が得られなかったり、記録紙表面の填料やサイズ
剤の不均一な分布によると推定される不均一画像が発生
したりした。また、特にカラー画像を得ようとした場合
には、複数の色のインクが、先に付着したインクが紙に
定着する前に、次々と重ねられることから、色の異なる
画像の境界部分では色が滲んだり、不均一に混ざり合っ
て満足すべき画像が得られなかった。
【0004】そこで、上述した問題点を改善するため
に、記録インクの噴射に先だって記録媒体上に画像を良
好にせしめる液体を記録性向上液として塗布させる方法
が、開示されている。
【0005】なお、ここで、記録性の向上とは、濃度、
彩度、エッジ部分のシャープネス度合い、ドット径等の
画質を向上させること、インクの定着性を向上させるこ
と、耐水性、耐候性等の耐候性、すなわち画像保存性を
向上させること、を含む。
【0006】前記記録性向上液を塗布させる従来の方法
としては、たとえば、特開平5−202328号公報に
は、少なくとも1つのカルボキシル基を有する少なくと
も1つの化学染料剤を含むインク組成物と、多価金属塩
溶液とを使用し、記録媒体に多価金属塩溶液を適用し、
その後に、該記録媒体にインク組成物を適用して良好な
画像を得る方法が開示されている。
【0007】そして、前述の特開平5−202328号
公報や、特開昭61−75870号公報の実施例中に
は、インクジェット記録ヘッドによる記録に先立ち、記
録性向上液をローラを用いて記録媒体に塗布する方法が
示されている。
【0008】上記のいずれ公報に記載されている技術に
おいても、記録性向上液の貯蔵部を独立で有し、導管で
塗布ローラに記録性向上液を供給したり、塗布ローラを
直接記録性向上液貯蔵部に浸漬する構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、記録性向上液の貯蔵部を独立で有した構成であ
ると、記録性向上液の補給に伴い、以下のような問題点
があった。すなわち、(i)記録性向上液が空になり、
画像品位が劣化しても、色材を含んだインクに比較する
と、記録性向上液は実質的に無色透明であることが多
く、画像内容によっては、装置使用者が画像品位の劣化
の原因が記録性向上液切れであることを把握できなかっ
たり、(ii)それを把握させるために、記録性向上液専
用の残量検知手段が独立で必要となり、装置の小型化や
操作のわかりやすさに対する阻害要因となってしまう、
という問題点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の画像形成装置は、インクを貯留
するインク室とインク中の色材を凝集させる記録性向上
液を貯留する記録性向上液室とを一体に備える複数のイ
ンクタンクと、該複数のインクタンクのインク室の各々
と接続され、インクの供給を受けるインク供給口を備え
た複数のインク記録ヘッドと、記録性向上液を受ける第
1記録性向上液供給口を備えた複数の記録性向上液記録
ヘッドと、前記複数のインクタンクの記録性向上液室の
各々に対応して設けられ、前記記録性向上液室と接続し
て記録性向上液の供給を受ける第2記録性向上液供給口
を複数備えるとともに、前記複数の記録性向上液記録ヘ
ッドの第1記録性向上液供給口の各々に対応して設けら
れ、記録性向上液を供給するため前記第1記録性向上液
供給口と連結される第3記録性向上液供給口を複数備
え、前記複数のインクタンクの記録性向上液室内の記録
性向上液を前記記録性向上液記録ヘッドに分配供給する
サブタンクと、を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、インク記録ヘッド、記録性向
上液記録ヘッド、サブタンク、インクタンクが、キャリ
ッジに搭載されて、記録媒体と相対運動をしながら画像
形成を行うことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、インクタンクおよびサブタン
クは、画像形成装置の本体内に固定配置されており、チ
ューブによって前記インク記録ヘッドおよび記録性向上
液記録ヘッドと連結されていることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、インクタンクのインク室に設
けられたインク記録ヘッドのインク供給口と接続される
インク供給開口と、前記記録性向上液室に設けられたサ
ブタンクの第2記録性向上液供給口と接続される記録性
向上液供給開口とが、隔てられていることを特徴とす
る。
【0014】本発明の請求項5の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、記録性向上液は、低分子成分
と高分子成分のカチオン性物質を含み、前記インクはア
ニオン性染料を含むことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項6の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、記録性向上液は、低分子成分
と高分子成分のカチオン性物質を含み、前記インクはア
ニオン性染料が含有されているかまたは少なくともアニ
オン性化合物と顔料とが含有されていることを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項7の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、インク記録ヘッドおよび記録
性向上液記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインク
および記録性向上液を吐出するものであって、インクお
よび記録性向上液に与える熱エネルギーを発生するため
の熱エネルギー変換体を備えることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項8の画像形成装置は、前記
請求項1の装置において、インクタンクにインクおよび
記録性向上液が再注入手段により再充填されていること
を特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【作用】前記のように、本発明の特徴は、インクを貯留
するインク室とインク中の色材を凝集させる記録性向上
液を貯留する記録性向上液室とを一体に備える複数のイ
ンクタンクと、該複数のインクタンクのインク室の各々
と接続され、インクの供給を受けるインク供給口を備え
た複数のインク記録ヘッドと、記録性向上液を受ける第
1記録性向上液供給口を備えた複数の記録性向上液記録
ヘッドと、前記複数のインクタンクの記録性向上液室の
各々に対応して設けられ、前記記録性向上液室と接続し
て記録性向上液の供給を受ける第2記録性向上液供給口
を複数備えるとともに、前記複数の記録性向上液記録ヘ
ッドの第1記録性向上液供給口の各々に対応して設けら
れ、記録性向上液を供給するため前記第1記録性向上液
供給口と連結される第3記録性向上液供給口を複数備
え、前記複数のインクタンクの記録性向上液室内の記録
性向上液を前記記録性向上液記録ヘッドに分配供給する
サブタンクと、を備えたことにより、装置使用者が、イ
ンク切れに伴いタンクを交換する際に、記録性向上液も
同時に交換できるようにしたことにある。
【0040】なお、本発明において、凝集(不溶化とも
いう)とは、(i)インクに使用している色剤がアニオ
ン性基を有する水溶性染料の場合では、前記アニオン性
基と記録性向上液中に含まれるカチオン性物質のカチオ
ン性基がイオン的に相互作用を起こしてイオン結合が生
じ、インク中に均一に溶解していた染料が溶液中から分
離する現象を意味する。また、(ii)インクに使用して
いる色剤が顔料で場合には、顔料分散剤あるいは顔料表
面と記録性向上液中に含まれるカチオン性物質のカチオ
ン性基がイオン的相互作用を起こし、顔料の分散破壊が
生じ、顔料の粒子径が巨大化することを意味する。通
常、このような凝集に伴って、インクの粘度が上昇す
る。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、その前
に2つの参考例を示す。参考例1
【0042】図1から図3に参考例1の画像記録装置を
示した。
【0043】図中、6はキャリッジであり、図1に示す
ように、記録ヘッド8と色インクタンク9が搭載可能に
構成されている。このキャリッジ6は、記録ヘッド8と
色インクタンク9とを搭載するキャリッジベース201
と、このキャリッジベース201上に搭載された記録ヘ
ッド8を保持するヘッドレバー202とから概略構成さ
れている。
【0044】記録ヘッド8の上方には、該記録ヘッド8
の駆動を行なうための信号などを受けるためのコネクタ
8022が設けられており、キャリッジ6に設けられた
コネクタ6022と電気的に接続される。
【0045】また、記録ヘッド8には、色インクタンク
9からの記録性向上液とインクとの供給を行なう供給口
8030が2個(左から記録性向上液用供給口8030
S,インク用供給口8030Bk)あり、そこからヘッ
ド8内の流路を通りヘッド8の各ノズルへとインクが供
給される。
【0046】色インクタンク9は、色インクの収納部9
11と記録性向上液の収納部912を持ち、それぞれに
色インクの供給口913と記録性向上液の供給口914
を持つ。色インクの収納部911と記録性向上液の収納
部912の間には隔壁9aが設けられ、色インクの収納
部911と記録性向上液の収納部912とは完全に分離
されている。
【0047】色インクタンク9は、ヘッド8の色インク
のインク供給口8030Bkに対しては色インクの供給
口913を、記録性向上液のインク供給口8030Sに
対しては記録性向上液の供給口914を位置決めして搭
載している。
【0048】図1および図3に示すように、色インクタ
ンク9において、色インクの収納部911と記録性向上
液の収納部912とはそれぞれ不完全な隔壁9013に
より一部連通した2室から構成され、供給口913,9
14から見て前室911a、912aには、吸収体91
7,918が配設され、後室911b、912bには、
生インク919、記録性向上液920が収容されてい
る。このような構成のインクタンクは、いわゆる半生タ
イプと呼ばれるインクタンクである。
【0049】この色インクタンク9を記録ヘッド8に装
着すると、吸収体917内に吸収された色インク919
は、インク供給口8030Bkを介して、記録ヘッド8
に供給され、吸収体918内に吸収された記録性向上液
920は、記録性向上液のインク供給口8030Sを介
して、記録ヘッド8へ供給される。
【0050】図2に示すように、略コ字状のシャーシ1
の両側壁には、キャリッジ6を摺動自在に支持するガイ
ドシャフト4およびサポートシャフト103が配設され
ている。これら両シャフト4、104上を主走査方向に
往復移動するキャリッジ6の駆動力は、駆動ベルト10
を介して、キャリッジモータ104から与えられる。
【0051】また、紙などの被記録材P(図8)の挟持
搬送は、プラテンローラ2およびピンチローラ3により
行なわれ、プラテン16上に被記録材が搬送される。こ
の時、キャリッジ6に搭載されたヘッドの記録ヘッド8
は、キャリッジ6から下方へ突出して、記録ヘッド部の
吐出口形成面は、プラテン16上の記録媒体に平行に対
向するようになっている。前述のように、この記録媒体
に対して、色インクによる記録のために色インクが吐出
される前に、記録ヘッド8に供給された記録性向上液
(無色の液体)が塗布される。この記録性向上液が塗布
された記録媒体に記録のためにインクが付着されると、
インク染料を先に塗布されていた記録性向上液が不溶化
もしくは凝集する。その結果、前記した記録の向上が図
られる。
【0052】本例のインクジェット記録装置の右側のホ
ームポジション側に配設してあるのは、回復系ユニット
15である。この回復系ユニット15は、キャリッジ6
がホームポジションにあるときには、前記記録ヘッド部
と接合してこれをキャッピングし、記録ヘッドの吐出口
内のインクが蒸発して増粘・固着して吐出不良になるの
を防いでいる。また、この回復系ユニット15では、記
録ヘッド8が万一吐出不良になった場合、吸引キャップ
13と記録ヘッド8とを接合させてポンプユニット(不
図示)により負圧を生じさせる吸引回復処理で、吐出不
良をなくしている。さらに、この回復系15では、ポン
プから排出されるインク及び処理液は、装置本体40に
設けられている廃インクタンク401へ回収される。
【0053】インク染料を不溶化する処理液(記録性向
上液)は、一例として以下のようにして得ることができ
る。
【0054】すなわち、下記の成分を混合溶解した後、
さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ
(商品名:フロロポアフィルタ、住友電工製)にて加圧
濾過した後、NaOHでpHを4.8に調製し、処理液
Alを得ることができる。
【0055】 [Alの成分] カチオン性化合物の低分子成分 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0部 (商品名;エレクトロストッパQE、花王製) カチオン性化合物の高分子成分 ポリアミンスルホン(平均分子量;5000) 3.0部 (商品名;PAS−92、日東紡績製) チオジグリコール 10部 水 残部 また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例
として以下のものを挙げることができる。
【0056】すなわち、下記の成分を混合し、さらにポ
アサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品
名:クロロポアフィルタ、住友電工製)にて加圧濾過し
てイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのインクY
1,M1,C1,K1を得ることができる。
【0057】 Y1 C.I.ダイレクトイエロー142 2部 チオジグリコール 10部 アセチレノールEH(川研ファインケミカル) 0.05部 水 残部 M1 染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代え
た以外はY1と同じ組成 C1 染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以
外はY1と同じ組成 K1 染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外は
Y1と同じ組成 以上示したそれぞれ処理液(液体組成物)とインクとの
混合において、本発明では、上述した処理液とインクが
被プリント材上あるいは被プリント材に浸透した位置で
混合する結果、反応の第1段階として処理液中に含まれ
ているカチオン性物質の内、低分子量の成分またはカチ
オン性オリゴマーとインクに使用しているアニオン性基
を有する水溶性染料または顔料インクに使用しているア
ニオン性化合物とがイオン的相互作用により会合を起こ
し、瞬間的に溶液相から分離を起こす。この結果顔料イ
ンクにおいては分散破壊が起こり、顔料の凝集体ができ
る。
【0058】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体または顔料の凝集体が処理液中に含まれる高
分子成分により吸着されるために、会合で生じた染料の
凝集体または顔料の凝集体のサイズがさらに大きくな
り、被プリント材の繊維間の隙間に入り込みにくくな
り、その結果として固液分離した液体部分のみが記録紙
中にしみこむことにより、プリント品位と定着性との両
立が達成される。同時に上述したようなメカニズムによ
り生成したカチオン物質の低分子成分またはカチオン性
オリゴマーとアニオン性染料とカチオン性物質とで形成
される凝集体または顔料の凝集体は粘性が大きくなり、
液媒体の動きとともに移動することがないので、フルカ
ラーの画像形成時のように隣接したインクドットが異色
のインクで形成されていたとしても互いに混じり合うよ
うなことはなく、ブリーデイングも起こらない。また、
上記凝集体は本質的に水不溶性であり形成された画像の
耐水性は完全なものとなる。また、ポリマーの遮蔽効果
により形成された画像の耐光堅牢性も向上するという効
果も有する。
【0059】本明細書において使用される不溶化または
凝集として、その一例は前記第1段階のみの現象であ
り、他の例は第1段階と第2段階の両方を含んだ現象で
ある。
【0060】また、後述の実施例に示すような本発明の
実施にあたっては、従来技術のように分子量の大きいカ
チオン性高分子物質や多価の金属塩を使用する必要がな
いか、あるいは使用する必要があっても本発明の効果を
さらに向上させるために補助的に使用するだけで良いの
で、その使用量を最小限に抑えることができる。その結
果として、従来のカチオン性高分子物質や多価金属塩を
使用して耐水化効果を得ようとした場合の問題点であっ
た染料の発色性の低下がなくなるということを本発明の
別の効果として挙げることができる。
【0061】なお、後述の実施例に示すような本発明の
実施にあたって使用する被プリント材については特に制
限されるものではなく、従来から使用されているコピー
用紙、ボンド紙等のいわゆる普通紙を好適に用いること
ができる。もちろんインクジェットプリント用に特別に
作製したコート紙やOHP用透明フィルムも好適に使用
でき、また、一般の上質紙や光沢紙も好適に使用可能で
ある。
【0062】なお、後述するような本発明の実施にあた
って、使用するインクは特に染料インクに限るものでは
なく、顔料を分散させた顔料インクを用いることもでき
るし、使用する処理液はその顔料を凝集させるものを用
いることができる。前記した無色液体A1と混合して凝
集を引き起こす顔料インクの一例として以下のものを挙
げることができる。すなわち、下記に述べるようにし
て、それぞれ顔料とアニオン性化合物とを含むイエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色インク、Y2,
M2,C2およびK2を得ることができる。
【0063】ブラックインクK2 アニオン系高分子P−1(スチレン−メタクリル酸−エ
チルアクリレート、酸価400、重量平均分子量6,0
00、固形分20%の水溶液、中和剤:水酸化カリウ
ム)を分散剤として用い、以下に示す材料をバッチ式縦
型サンドミル(アイメックス製)に仕込み、1mm径の
ガラスビーズをメディアとして充填し、水冷しつつ3時
間分散処理を行った。分散後の粘度は9cps、pHは
10.0であった。この分散液を遠心分離機にかけ粗大
粒子を除去し、重量平均粒径100nmのカーボンブラ
ック分散体を作製した。
【0064】 (カーボンブラック分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 40部 ・カーボンブラック Mogul L (キャブラック製) 24部 ・グリセリン 15部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 次に、上記で得られた分散体を充分に拡散して顔料が含
有されたインクジェット用のブラックインクK2を得
た。最終調製物の固形分は、約10%であった。 イエローインクY2 アニオン系高分子P−2(スチレン−アクリル酸−メチ
ルメタアクリレート、酸価280、重量平均分子量1
1,000、固形分20%の水溶液、中和剤:ジエタノ
ールアミン)を分散剤として用い、以下に示す材料を用
いて、ブラックインクK2の作製の場合と同様に分散処
理を行い、重量平均粒径103nmのイエロー色分散体
を作製した。
【0065】 (イエロー分散体の組成) ・P−2水溶液(固形分20%) 35部 ・C.I.ピグメントイエロー180 24部 (ノバパームイエロー PH−G、ヘキスト製) ・トリエチレングリコール 10部 ・ジエチレングリコール 10部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部 ・イソプロピルアルコール 0.5部 ・水 135部 上記で得られたイエロー分散体を充分に拡散して、顔料
が含有されたインクジェット用のイエローインクY2を
得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0066】シアンインクC2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径120nmのシアン色分散
体を作製した。 (シアン色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 30部 ・C.I.ビグメントブルー15:3 24部 (ファストゲンブル−FGF、大日本インキ化学) ・グリセリン 15部 ・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたシアン色分散体を充分に攪拌して、顔料
が含有されたインクジェット用のシアンインクC2を得
た。最終調製物の固形分は、約9.6%であった。
【0067】マゼンタインクM2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径115nmのマゼンタ色分
散体を作製した。
【0068】 (マゼンタ色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 20部 ・C.I.ピグメントレッド122(大日本インキ化学) 24部 ・グリセリン 15部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたマゼンタ色分散体を充分に拡散して、顔
料が含有されたインクジェット用のマゼンタインクM2
を得た。最終調製物の固形分は、約9.2%であった。
【0069】(参考例2) 図4に、本発明の第2参考例に適用した画像記録装置を
示した。
【0070】本参考例において、先の参考例と同一構成
部分には、同一番号を付けた。
【0071】本参考例の特徴は、色インクタンクが複数
になった場合の記録性向上液の供給をサブタンク90を
介して行なう点にある。
【0072】前述と同様に、6はキャリッジであり、記
録ヘッド8と記録性向上液のサブタンク90と色インク
タンク9とを搭載可能に構成されている。キャリッジ6
は、記録ヘッド8と記録性向上液のサブタンク90と色
インクタンク9とを搭載するキャリッジベース201
と、このキャリッジベース201上に搭載された記録ヘ
ッド8を保持するヘッドレバー202とから概略構成さ
れている。
【0073】記録ヘッド8の上方には該記録ヘッド8の
駆動を行なうための信号などを受けるためのコネクタ8
022が設けられており、キャリッジ6に設けられたコ
ネクタ6022と電気的に接続されている。
【0074】また、記録ヘッド8には、記録性向上液の
サブタンク90と色インクタンク9とからのインク供給
を行なう色インク毎のインク供給口8030が5個(左
から記録性向上液用供給口8030S,イエローインク
用供給口8030Y,マゼンタインク用供給口8030
M,シアン用供給口8030C,ブラック用供給口80
30Bk)あり、そこから記録ヘッド8内の流路を通り
ヘッド8の各ノズルへとインクが供給される。
【0075】色インクタンク9は、色インクの収納部9
11と記録性向上液の収納部912を持ち、それぞれに
色インクの供給口913と記録性向上液の供給口914
を持つ。色インクの収納部911と記録性向上液の収納
部912の間には隔壁9aが設けられ、色インクの収納
部911と記録性向上液の収納部912とは完全に分離
されている。
【0076】一方、記録性向上液のサブタンク90は、
記録ヘッド8への供給口915と色インクタンク9から
記録性向上液を供給されるための供給口916(916
Y,916M,916C,916Bk)を持ち、記録ヘ
ッド8のインク供給口8030Sに位置決めして、キャ
リッジ6に搭載されている。
【0077】また、色インクタンク9は、記録ヘッド8
のインク供給口8030に対しては色インクの供給口9
13を位置決めし、記録性向上液のサブタンク90の供
給口916に対しては記録性向上液の供給口914を各
色のインクタンク毎に位置決めして、キャリッジ6に搭
載されている。
【0078】色インクタンク9は、色インクの収納部9
11と記録性向上液の収納部912の内部にそれぞれ2
室を有しており、供給口913,914から見て、前室
911aおよび912aに配設された吸収体917およ
び918と、後室911bおよび912bに収容された
生インク919および記録性向上液920を有する、い
わゆる半生タイプと呼ばれるインクタンクである。
【0079】色インクタンク9は、記録ヘッド8と記録
性向上液のサブタンク90に装着すると、吸収体917
内に吸収されたインク919は、インク供給口8030
を介して、記録ヘッド8に供給され、吸収体918内に
吸収された記録性向上液920は、記録性向上液のサブ
タンク90を介して、記録ヘッド8へ供給される。
【0080】(実施例1) 次に、図5を用いて、本発明の第1実施例を説明する。
【0081】本実施例においても先の参考例群と同一構
成部分には、同一番号を付けている。
【0082】本実施例の特徴は、記録性向上液のサブタ
ンク90にある、記録性向上液のサブタンク90から記
録ヘッド8への記録性向上液の供給口を、複数個持つこ
とである。
【0083】図中、6はキャリッジであり、記録ヘッド
8と記録性向上液のサブタンク90と色インクタンク9
とが搭載可能に構成されている。このキャリッジ6は、
記録ヘッド8と記録性向上液のサブタンク90と色イン
クタンク9とを搭載するキャリッジベース201と、こ
のキャリッジベース201上に搭載された記録ヘッド8
を保持するヘッドレバー202とから概略構成されてい
る。
【0084】記録ヘッド8の上方には該記録ヘッド8の
駆動を行なうための信号などを受けるためのコネクタ8
022が設けられており、キャリッジ6に設けられたコ
ネクタ6022と電気的に接続される。
【0085】また、記録ヘッド8には、記録性向上液の
サブタンク90と色インクタンク9とからのインク供給
を行なう色インク毎のインク供給口8030が6個(左
から記録性向上液用供給口8030S1,イエローイン
ク用供給口8030Y,マゼンタインク用供給口803
0M,シアンインク用供給口8030C,ブラックイン
ク用供給口8030Bk,記録性向上液用供給口803
0S2)あり、そこから記録ヘッド8内の流路を通り記
録ヘッド8の各ノズルへとインクが供給される。
【0086】色インクタンク9は、色インクの収納部9
11と記録性向上液の収納部912を持ち、それぞれに
色インクの供給口913と記録性向上液の供給口914
を持つ。色インクの収納部911と記録性向上液の収納
部912の間には隔壁9aが設けられ、色インクの収納
部911と記録性向上液の収納部912とは完全に分離
されている。
【0087】記録性向上液のサブタンク90は、記録ヘ
ッド8への供給口915S1,915S2と、色インク
タンク9から記録性向上液を供給されるための供給口9
16(916Y,916M,916C,916Bk)と
を持ち、記録ヘッド8のインク供給口8030S1と8
030S2に位置決めして、キャリッジ6に搭載され
る。
【0088】また、色インクタンク9は、記録ヘッド8
のインク供給口8030に対しては色インクの供給口9
13を位置決めし、記録性向上液のサブタンク90の供
給口916に対しては記録性向上液の供給口914を各
色のインクタンク毎に位置決めして、キャリッジ6に搭
載される。
【0089】色インクタンク9は、色インクの収納部9
11と記録性向上液の収納部912の内部にそれぞれ2
室を有しており、供給口913および914から見て、
前室911aおよび912aに配設された吸収体917
および918と、後室911bおよび912bに収容さ
れた生インク919および記録性向上液920を有す
る、いわゆる半生タイプと呼ばれるインクタンクであ
る。
【0090】色インクタンク9を記録ヘッド8と記録性
向上液のサブタンク90に装着すると、吸収体917内
に吸収されたインク919は、インク供給口8030を
介して、記録ヘッド8に供給され、吸収体918内に吸
収された記録性向上液920は、記録性向上液のサブタ
ンク90を介して、記録ヘッド8に供給される。
【0091】本願に先立って、双方向記録による記録速
度向上のために記録性向上液を複数の記録ヘッドにより
吐出する記録装置が提案されている。
【0092】このような複数の記録性向上液の記録ヘッ
ドを持つ記録装置に対して、本実施例装置では、記録性
向上液のサブタンクに複数の供給口を持つことで、色イ
ンクタンクの形態をかえることなく記録性向上液を供給
できる。
【0093】(実施例2) 次に、図6,7を用いて、本発明の第2実施例を説明す
る。
【0094】本実施例においても先の参考例群と同一構
成部分には、同一番号を付けている。
【0095】本実施例の特徴は、色インクタンク9の配
置が異なることにある。
【0096】すなわち、色材を含んだ色インクの収納部
911と、記録性向上液の収納部912とから構成され
ている色インクタンク9は、キャリッジ6上ではなく、
例えば、図6の配設位置60に交換可能に配設されてい
る。キャリッジ6のスキャン動作や、記録媒体Pの搬送
動作の妨げにならないように、筐体内に這い廻されたチ
ューブ51Y,51M,51C,51Bkにより、おの
おの色インクの収納部911と記録ヘッド8間が接続さ
れ、チューブ51Sにより、記録性向上液の収納部91
2から記録性向上液を供給される記録性向上液のサブタ
ンク90と記録ヘッド8間が接続されている。
【0097】このように、色材を含んだ色インクの収納
部911と、記録性向上液の収納部912とから構成さ
れているタンク9は、スキャン動作の行われるキャリッ
ジ6上だけではなく、装置本体内の適当位置に固定され
ていても構わない。
【0098】また、記録性向上液のサブタンク90に関
しても、キャリッジ6上でも、装置本体内の適当位置に
固定されていてもよい。
【0099】さらに、色材を含んだ色インクの収納部9
11と、記録性向上液の収納部912とから構成されて
いる色インクタンク9は、記録ヘッド8と一体的に交換
でも、また、タンク独立での交換でも、本発明の適用は
可能である。
【0100】なお、本発明の特徴は、前記したように、
記録性向上液をインクタンク部の一部に貯蔵する構成と
することにより、装置使用者が、色材を含むインクのイ
ンク切れに伴い、タンクを交換する際に、記録性向上液
も同時に交換できるようにしたことにある。本発明の実
施例として具体的に示さなかったが、本発明の変形例と
して、多色インクのうち、所定の色インクには凝集ある
いは不溶化を起こさず、他の色のインクには凝集あるい
は不溶化を生じさせる記録性向上液の場合には、前記所
定の色インク中に含ませる構成が可能であり、この場合
は、本発明の目的がさらに先鋭的に実現可能となる。ま
た、この場合、当然、記録性向上液は、インクと同時に
吐出、塗布されることになる。
【0101】また、本発明では、記録性向上液の記録媒
体への塗布手段は、インクの吐出と同様の吐出手段によ
り行ってもよいし、ロールにより塗布してもよいし、そ
の他、周知の塗布手段を用いることが可能である。さら
に、記録性向上液の塗布時期は、インクの塗布の前でも
よいし、同時でもよいし、後でも可能である。
【0102】さらに、前記本発明の構成において、イン
クタンク(インク容器)へのインクの注入は、インク容
器にインク供給パイプ等を接続することでインクを導入
するインク導入路を形成し、このインク導入路を介して
インク容器にインクを注入することができる。インク容
器側のインク供給口としては、インクジェット記録ヘッ
ド側への供給口、大気連通口や、インク容器の壁面に穿
った孔部等を用いることができる。本発明では、記録性
向上液をタンク部の一部に貯蔵する構成とすることによ
り、装置使用者が、色材を含むインクのインク切れに伴
い、タンクを交換する際に、記録性向上液も同時に交換
できるようにしたものであるので、前記のようにしてイ
ンクを注入する場合には、記録性向上液も同時に注入し
ておくことが望ましく、この記録性向上液の注入も、前
記インクの注入と同様の手段および手順により行うこと
ができる。
【0103】次に、図12を用いて本発明に好適に適用
されるインクタンクの構成例を説明する。このインクタ
ンクの特徴は、インクタンクのインク供給口と記録性向
上液供給口は同一面にないことにある。ここでは、イン
ク供給口913と記録性向上液供給口914の間に溝9
50を設けてある。このような構成にすることで、イン
ク供給口913から記録性向上液供給口914へのイン
クの回り込み、または記録性向上液供給口914からイ
ンク供給口913への記録性向上液の回り込みを防ぎ、
混色、固着を防止できる。インク供給口913と記録性
向上液供給口914の間に設けた溝は、溝でなくてもよ
く、凸部(リブ)951を設けてもよい。また、図4に
示したインクタンクのように、インク供給口と記録性向
上液供給口の面を段差にしてもよい。
【0104】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0105】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0106】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0107】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0108】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0109】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行な
うことも安定した記録を行なうために有効である。
【0110】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0111】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0112】さらに加えて、本発明の液体噴射記録ヘッ
ドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0113】図9は本発明の記録装置をワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写
装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場合
の概略構成を示すブロック図である。
【0114】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0115】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明記録装置が適用
されたものである。
【0116】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0117】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0118】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0119】フロッピィディスクやハードディスク等を
記憶媒体とする外部記憶装置で、こ外部記憶装置181
2には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリケ
ーョンプログラム等が格納される。
【0120】図10は図9に示す情報処理装置の模式的
外観図である。
【0121】図中、1901は液晶等を利用したフラッ
トパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報およ
び文書情報等を表示する。このディスプレイ1901上
にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧すること
により座標入力や項目指定入力を行なうことができる。
1902は装置が電話器として機能するときに使用され
るハンドセットである。キーボード1903は本体と脱
着可能にコードを介して接続されており、各種文書情報
や各種データ入力を行なうことができる。また、このキ
ーボード1903には各種機能キー1904等が設けら
れている。1905は外部記憶装置212へのフロッピ
ーディスクの挿入口である。
【0122】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907より記録さ
れる。
【0123】なお、上記でディスプレイ部1802はC
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
【0124】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部211から入力された各種情報が制御部1801によ
り所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部18
06に画像として出力される。
【0125】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0126】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0127】なお、上述した情報処理装置は図11に示
すようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体
型としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高め
ることが可能となる。同図において、図10と同一機能
を有する部分には、対応する符号を付す。
【0128】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明の記録装置を適用することによって、高品位の記録画
像を高速かつ低騒音で得ることができるため、上記情報
処理装置の機能をさらに向上させることが可能となる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の特徴は、
インクを貯留するインク室とインク中の色材を凝集させ
る記録性向上液を貯留する記録性向上液室とを一体に備
える複数のインクタンクと、該複数のインクタンクのイ
ンク室の各々と接続され、インクの供給を受けるインク
供給口を備えた複数のインク記録ヘッドと、記録性向上
液を受ける第1記録性向上液供給口を備えた複数の記録
性向上液記録ヘッドと、前記複数のインクタンクの記録
性向上液室の各々に対応して設けられ、前記記録性向上
液室と接続して記録性向上液の供給を受ける第2記録性
向上液供給口を複数備えるとともに、前記複数の記録性
向上液記録ヘッドの第1記録性向上液供給口の各々に対
応して設けられ、記録性向上液を供給するため前記第1
記録性向上液供給口と連結される第3記録性向上液供給
口を複数備え、前記複数のインクタンクの記録性向上液
室内の記録性向上液を前記記録性向上液記録ヘッドに分
配供給するサブタンクと、を備えたことにより、装置使
用者が、色材を含むインクのインク切れに伴い、タンク
を交換する際に、記録性向上液も同時に交換できるよう
にしたことにある。その結果、記録性向上液は、常に必
要十分な量だけ確保でき、画像の劣化が防止できる。ま
た、装置使用者に、記録性向上液切れを知らせるため
の、記録性向上液専用の残量検知手段が必要なくなるの
で、装置の小型化が図れるとともに、装置使用者に記録
性向上液の残量を意識させないで済むので、操作性の向
上がはかれるという効果がある。また、インクタンクの
インク供給口と記録性向上液供給口を同一面にしないこ
とで、インクの回り込みによる混色、固着を防止でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例として示した画像形成装置
におけるキャリッジおよびそのキャリッジ上に搭載可能
な記録ヘッドおよびインクタンクの構成を示す分解斜視
図である。
【図2】本発明の第1の参考例として示した画像形成装
置における記録部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の参考例として示した画像形成装
置におけるキャリッジとインクタンクと記録ヘッドとの
位置決め構造を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第2の参考例として示した画像形成装
置におけるキャリッジおよびそのキャリッジ上に搭載可
能な記録ヘッド、インクタンクおよびサブタンクの構成
を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例を盛り込んだ画像形成装置
におけるキャリッジおよびそのキャリッジ上に搭載可能
な記録ヘッド、インクタンクおよびサブタンクの構成を
示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を盛り込んだ画像形成装置
における記録部の構成を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を盛り込んだ画像形成装置
におけるキャリッジおよびそのキャリッジ上に搭載可能
な記録ヘッドとキャリッジ上でない本体内に配設された
インクタンク、サブタンクおよびチューブの構成を示す
分解斜視図である。
【図8】本発明の適用が可能な画像形成装置の構成例を
示す断面図である。
【図9】本発明の画像形成装置をワードプロセッサなど
として機能する情報処理装置に適用した場合の概略構成
を示すブロック図である。
【図10】図9に示した情報処理装置の模式的外観図で
ある。
【図11】図9に示した情報処理装置のインクジェット
プリンタを本体に内蔵した構成の模式的外観図である。
【図12】本発明に好適に適用されるインクタンクの概
略断面図である。
【符号の説明】
P 記録媒体 1 シャーシ 2 プラテンローラ 3 ピンチローラ 4 ガイドシャフト 6 キャリッジ 8 記録ヘッド 9 インクタンク 10 タイミングベルト 13 吸引キャップ 15 回復系ユニット 16 プラテン 40 本体 51,51Y,51M,51C,51Bk チューブ 103 サポートシャフト 104 キャリッジモータ 110 紙送りモータ 201 キャリッジベース 202 ヘッドレバー 401 廃インクタンク 911 色インクの収納部 912 記録性向上液の収納部 913 色インクの供給口 914 記録性向上液の供給口 916,916Y,916M,916C,916Bk
供給口 917,918 吸収体 919 色インク 920 記録性向上液 950 溝 951 凸部(リブ) 6022,8022 コネクタ 8030,8030S,8030Y,8030M,80
30C,8030Bkインク供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/175 B41M 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを貯留するインク室とインク中の
    色材を凝集させる記録性向上液を貯留する記録性向上液
    室とを一体に備える複数のインクタンクと、 該複数のインクタンクのインク室の各々と接続され、イ
    ンクの供給を受けるインク供給口を備えた複数のインク
    記録ヘッドと、 記録性向上液を受ける第1記録性向上液供給口を備えた
    複数の記録性向上液記録ヘッドと、 前記複数のインクタンクの記録性向上液室の各々に対応
    して設けられ、前記記録性向上液室と接続して記録性向
    上液の供給を受ける第2記録性向上液供給口を複数備え
    るとともに、前記複数の記録性向上液記録ヘッドの第1
    記録性向上液供給口の各々に対応して設けられ、記録性
    向上液を供給するため前記第1記録性向上液供給口と連
    結される第3記録性向上液供給口を複数備え、前記複数
    のインクタンクの記録性向上液室内の記録性向上液を前
    記記録性向上液記録ヘッドに分配供給するサブタンク
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記インク記録ヘッド、記録性向上液記
    録ヘッド、サブタンク、インクタンクが、キャリッジに
    搭載されて、記録媒体と相対運動をしながら画像形成を
    行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記インクタンクおよびサブタンクは、
    画像形成装置の本体内に固定配置されており、チューブ
    によって前記インク記録ヘッドおよび記録性向上液記録
    ヘッドと連結されていることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記インクタンクのインク室に設けられ
    たインク記録ヘッドのインク供給口と接続されるインク
    供給開口と、前記記録性向上液室に設けられたサブタン
    クの第2記録性向上液供給口と接続される記録性向上液
    供給開口とが、隔てられていることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録性向上液は、低分子成分と高分
    子成分のカチオン性物質を含み、前記インクはアニオン
    性染料を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記記録性向上液は、低分子成分と高分
    子成分のカチオン性物質を含み、前記インクはアニオン
    性染料が含有されているかまたは少なくともアニオン性
    化合物と顔料とが含有されていることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インク記録ヘッドおよび記録性向上
    液記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインクおよび
    記録性向上液を吐出するものであって、インクおよび記
    録性向上液に与える熱エネルギーを発生するための熱エ
    ネルギー変換体を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記インクタンクにインクおよび記録性
    向上液が再注入手段により再充填されていることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
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