JP2968126B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2968126B2
JP2968126B2 JP4092199A JP9219992A JP2968126B2 JP 2968126 B2 JP2968126 B2 JP 2968126B2 JP 4092199 A JP4092199 A JP 4092199A JP 9219992 A JP9219992 A JP 9219992A JP 2968126 B2 JP2968126 B2 JP 2968126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段により被記録
材に記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって記録
を行ない、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(副走査)を行ない、その後に次の行を記録(主走査)
するという動作を繰り返すことにより、被記録材の所望
範囲に画像が記録される。一方、被記録材を搬送方向に
送る副走査のみで記録するラインタイプの記録装置にお
いては、被記録材を所定の記録位置にセットし、一括し
て1行分の記録を行なった後、所定量の紙送り(ピッチ
送り)を行ない、さらに、次の行の記録を一括して行な
うという動作を繰り返すことにより、被記録材の所望範
囲に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】上記記録装置においては、記録動作中に被
記録材の搬送不良(紙送り不良)などの装置動作の異常
が発生する場合があり、このような異常を異常検出手段
で検出することにより、所定の異常処理を行なうように
構成されている。例えば、インクジェット記録装置にあ
っては、装置動作の異常が検出されると、記録動作中で
あってもその動作を中断し、記録ヘッドを自動的にホー
ムポジション(記録領域外の位置に設定される)まで移
動させて該記録ヘッドをキャッピングするように制御さ
れている。そして、装置動作が異常である旨が操作パネ
ルに表示される。
【0007】ユーザーは、上記動作異常の表示に従って
所定の扉を開け、副走査ローラや排紙ローラを解除して
被記録材を除去するなど、正常動作へ復帰するのに必要
な各種の処置を行なう。ここで、動作異常検出後に記録
ヘッドをホームポジション等の記録領域外の位置へ移動
させる理由は、第1に、上記被記録材を除去するなどの
各種処置を行ない易い状態にするためであり、第2に、
上記処置中にキャッピングするなどして記録ヘッドを保
護するためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記インクジェット記
録装置は、インクを飛翔させて記録を行なういわゆるノ
ンインパクト方式の記録装置である。そのため、記録ヘ
ッドとプラテン(被記録材保持手段)との間隔によって
設定されるインクの飛翔距離が記録画像の品質に大きな
影響を及ぼす。すなわち、飛翔距離が短いほど、インク
の被記録材上での着弾位置精度が向上し、画像品質が向
上する。そこで、インクジェット記録装置においては、
記録ヘッドと被記録材保持手段との間隔(インクの飛翔
距離)をできるだけ縮めた構成にする必要があり、具体
的には数mm以下、好ましくは1mm以下に設定するこ
とが要求される。
【0009】一方、上記距離(間隔)をあまり短くする
と、被記録材の搬送不良などによりプラテン上で被記録
材が平面を保つことができずに紙浮きがなどが発生した
場合に、記録ヘッドと被記録材が接触する可能性が増大
する。記録ヘッドと被記録材が接触すると、例えば、記
録ヘッドの吐出口形成面に傷がついてインクの吐出性能
低下が生じたり、最悪の場合にはインク不吐出の状態に
なることもある。なお、このような不具合を避けるため
に、被記録材搬送不良が発生した時に記録ヘッドをその
位置で停止させることも考えられるが、その場合には、
前述したようにユーザーの被記録材除去作業が困難にな
ってしまう。
【0010】さらに、インクジェット記録装置を含む一
般の記録装置においては、正常な被記録材搬送が行なわ
れている場合でも、例えばユーザーが装置の扉を開けて
記録中の被記録材、搬送ローラあるいはプラテンなどに
触れた時には、被記録材がプラテン上で平面を保つこと
ができず、記録ヘッドと被記録材の相対位置が変化し前
述したのと同じような不具合が発生する可能性がある。
【0011】本発明は前述のような技術的課題に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、被記録材の搬送
不良や保持不良などの装置動作の異常が発生した場合で
も、記録手段と被記録材の接触を防止するとともに、異
常解消のための各種処置を容易に行なうことができ、し
かも通常動作時の記録手段と被記録材の間隔を詰めるこ
とにより画像品質の向上を図ることができ、さらに、被
記録材の搬送不良の状況によって搬送異常状態が更に悪
化する可能性を無くして装置動作の異常を確実に解消し
得る記録装置を提供することである。
【0012】
【課題解決のための手段】本発明(請求項1)は、上記
目的を達成するため、記録手段を用いて被記録材に記録
を行う記録装置において、前記被記録材に前記記録手段
を対向させつつ当該記録手段により前記被記録材に記録
が実行される位置を経由して当該被記録材を搬送する搬
送手段と、前記記録手段へ駆動力を伝達することで、前
記位置において前記被記録材の搬送方向とは異なる方向
へ前記記録手段を移動させるための移動手段と、前記位
置において前記被記録材に対して離間する方向へ前記記
録手段を変位させる離間手段と、前記記録装置の動作の
異常を検出する異常検出手段と、を有し、前記離間手段
及び前記移動手段を制御することにより、前記記録手段
が少なくとも前記位置にある際に、前記異常検出手段に
よる異常検出によって、前記記録手段を前記被記録材か
ら離間させて前記被記録材とは対向しない位置へ移動さ
せる動作と、前記記録手段を前記被記録材から離間させ
るとともに前記記録手段への前記駆動力の伝達を行わな
い動作と、の選択が可能であることを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した記録装置の一実施例の構
成を示す斜視図であり、図2は図1の記録装置の記録部
の構成を示す縦断面図である。なお、本実施例は本発明
をインクジェット記録装置に適用する場合を示す。図1
および図2の記録装置は、搬送ローラ機構によって被記
録材1を所定方向に間欠的に送り(搬送し)、その方向
と交叉する方向に記録手段(記録ヘッド)8を移動(主
走査)させながら記録するように構成されている。な
お、図示の記録装置は、後述するような4個の記録ヘッ
ド8B、8C、8M、8Yを用いて記録するように構成
されている。
【0014】装置本体枠は、図1に示すように、左側板
50、右側板51、底板52および後ステー53などか
ら構成されている。図1および図2において、副走査ロ
ーラ(被記録材搬送ローラ)13とこれに圧接される副
走査従動ローラ14は、それらの軸方向両端部が副走査
基台25に固定された軸受部31(一端のみ図示)によ
って回転自在に支持されており、両ローラ13、14の
回転によって矢印A方向より進入してくる被記録材1を
前方向へ搬送することが可能である。副走査ローラ13
の搬送方向後流側の位置では、搬送されてくる被記録材
1を支持するためのプラテン19が副走査基台25に固
定されている。前記副走査基台25は装置本体の底板5
2に装着されている。
【0015】前記プラテン19の搬送方向後流側の位置
には、被記録材1を装置外部へ向けて搬送(排出)する
ための排紙ローラ20とこれに圧接される排紙従動ロー
ラ21が配置されている。これらの排紙ローラ20およ
び排紙従動ローラ21の軸方向両端部は、副走査基台2
5に固定された軸受部33(一端のみ図示)によって回
転自在に支持されている。前記副走査ローラ13および
その従動ローラ14、並びに前記排紙ローラ20および
その従動ローラ21の軸受部31、33(一端のみ図
示)は、同一の基台25に設けられているので、副走査
ローラ13と副走査従動ローラ14との接合部、プラテ
ン19の上面(被記録材支持部)、および排紙ローラ2
0と排紙従動ローラ21との接合部は、それらの間の相
対的高さを高精度に規制した状態で精度良く配置するこ
とが容易である。また、副走査ローラ13での接合部と
排紙ローラ20での接合部との平行度も、容易に高精度
に規定することができる。
【0016】副走査ローラ13および排紙ローラ20
は、その表面に粒度が♯1000〜2000のアルミニ
ウム粒子が接着されており、それらの従動ローラ14、
21の表面にはクロロプレンゴムが焼き付けられてい
る。このようなローラ表面の処理により、被記録材1を
高い搬送力をもって、しかも高精度で搬送すにことが可
能な被記録材搬送ローラが構成されている。
【0017】副走査基台25に設けられた上ガイド11
および下ガイド12は、被記録材1を副走査ローラ13
と副走査従動ローラ14との接合部へ導くためのもので
あり、副走査ローラ13の軸受部31(一端のみ図示)
とともに同一の副走査基台25に設けられているので、
前記接合部との位置関係を容易に高い精度に規定するこ
とができる。また、前記副走査基台25の上面には、排
紙ローラ20と排紙従動ローラ21とによって排出され
る被記録材1を装置本体外部へ案内するための排紙ガイ
ド24が設けられている。
【0018】副走査ローラ13の左側の端部には副走査
プーリ15が固定されており、同様に排紙ローラ20の
左側の端部には排紙プーリ22が固定されている。一
方、副走査基台25の左側下部には搬送モータ17がモ
ータ止め金具(不図示)を介して副走査基台25に固定
されている。搬送モータ17の回転軸には搬送モータプ
ーリ18が固定されており、副走査ベルト16および排
紙ベルト23を介して前記副走査プーリ15および前記
排紙プーリ22へ回転駆動力を伝達する。この時、排紙
プーリ22の径は、排紙ローラ20の搬送速度が副走査
ローラ13の搬送速度より僅かに速くなるように設定さ
れている。また、被記録材1に対する副走査ローラ13
およびその従動ローラ14の把握力は、排紙ローラ20
およびその従動ローラ21の把握力に比べて強く設定さ
れており、そのため、被記録材1の搬送量(紙送り量)
は副走査ローラ13側で規定されるようになっている。
こうして、被記録材1がプラテン19上で弛むことなく
正しく搬送されるように構成されている。
【0019】プラテン19の上方(詳しくは、被記録材
搬送方向上流側の上方)には、副走査ローラ13の軸方
向と平行に主走査レール6が配置されている。この主走
査レール6は左側板50および右側板51に固定されて
いる。記録ヘッド8を搭載したキャリッジ7は、その軸
受部7Aを主走査レール6に嵌挿させることにより、該
主走査レール6に沿ってその軸方向(左右方向)に移動
可能に案内支持されている。前記キャリッジ7を往復移
動させるための主走査モータ2は、主走査レール6の左
端部の近傍に配置されている。この主走査モータ2は左
側板50に固定されている。主走査モータ2の回転軸に
は主走査モータプーリ3が固定されており、回転軸とと
もに一体的に回転することができる。
【0020】前記主走査モータプーリ3の反対側(右
側)にはアイドラプーリ5が配置されている。このアイ
ドラプーリ5は右側板51に回転自在に取り付けられて
いる。キャリッジ7を移動させるための主走査ベルト4
は、主走査モータプーリ3とアイドラプーリ5との間に
掛けられ、両プーリ3、5の間においてキャリッジ7に
結合されている。したがって、主走査モータ2の回転お
よび回転方向を制御することにより、前記ベルト4を介
して、キャリッジ7の往復移動および位置(主走査移
動)が制御される。
【0021】図2において、キャリッジ7の下部にはキ
ャリッジ移動方向に転動可能なコロ7Bが回転自在に取
り付けられている。このコロ7Bは、プラテン19に支
持された被記録材1の上面を転動することにより、キャ
リッジ7と被記録材1の高さ方向の間隔を常に一定に規
定するためのものである。具体的には、本実施例におい
ては、記録ヘッド8の吐出口形成面と被記録材1との間
隔gの値が0.5mm±0.1mmとなるように設定さ
れている。また、キャリッジ7の下面には摺動用突起7
Cが設けられており、該突起7Cの直下には案内軸26
(図1、図2)が配設されている。この案内軸26の両
端は左側板50および右側板51に固定されている。前
記案内軸26は、後述する副走査搬送ユニットの昇降動
作の際にキャリッジ7が傾かないようにこれを支持する
ためのものである。そのため、通常動作時には、前記案
内軸26と前記摺動用突起7Cは図2に示すように僅か
に離れている。
【0022】前記キャリッジ7には、被記録材1に記録
するための記録手段8が位置決め状態で塔載されてい
る。本実施例では、前記記録手段8は、異なるインクを
用いて記録する複数(4個)の記録手段(記録ヘッド)
8B、8C、8M、8Yで構成されている。カラー記録
の場合、これらの記録手段8B、8C、8M、8Yは、
例えば、例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのインク色で記録するもので構成される。なお、本明
細書では、これら4個の記録ヘッド8B、8C、8M、
8Yの全体または任意の一つを指す場合、これを単に記
録手段(記録ヘッド)8で示す。
【0023】また、本実施例では、各記録手段8は、そ
れぞれ、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可
能なインクカートリッジで構成されている。各インクカ
ートリッジ8のプラテン19と対向する部分(図示の例
では、下側の部分)には、記録ヘッド部またはインク吐
出部80(図2)が設けられている。このインク吐出部
80は、キャリッジ7の移動方向と直角方向に配列され
た複数の吐出口と、各吐出口にインク吐出エネルギーを
付与ための駆動手段とを備えている。したがって、各記
録ヘッド8のインク吐出部80は、電気信号(画像信号
など)に基づいて、プラテン19上に支持された被記録
材1に向かって、インクタンクからのインクをインク滴
として吐出することができる。
【0024】前記記録ヘッド8は、熱エネルギーを利用
してインクを吐出するインクジェット記録ヘッドであっ
て、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備え
たものである。また、前記記録ヘッド8は、前記電気熱
変換体によって印加される熱エネルギーにより生じる膜
沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を
利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を行なう
ものである。
【0025】図3は、前記記録手段8のインク吐出部8
0の構造を模式的に示す部分斜視図である。図3におい
て、被記録材1と所定の隙間(例えば、約0.5〜2.
0ミリ程度)をおいて対面する吐出口形成面81には、
所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室
83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿
ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱
変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。本例
においては、記録ヘッド8は、前記吐出口82がキャリ
ッジ7の走査方向と交叉する方向に並ぶような位置関係
で、該キャリッジ7に搭載されている。こうして、画像
信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体8
5を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰さ
せ、その時に発生する圧力によって吐出口82からイン
クを吐出させる記録手段(記録ヘッド)8が構成されて
いる。
【0026】図1および図2において、被記録材1に対
する記録を行わない時には、主走査モータ2の駆動制御
により、キャリッジ7をホームポジションへ移動させる
ことができる。本実施例では、このホームポジションは
装置右側の記録領域(記録範囲)外の所定位置に選定さ
れている。このホームポジションの位置には、回復ユニ
ット9が配設されている。この回復ユニット9は、記録
ヘッド8の吐出口82のインク乾燥を防止するととも
に、該吐出口82の内部で発生する気泡や不純物などに
よるインクの吐出異常を回復処理するためのものであ
る。
【0027】前記回復ユニット9は、キャリッジ7上の
各記録ヘッド8の吐出口82を密封するための吸引口1
0(10B、10C、10M、10Y)を備えている。
これらの吸引口10を含む回復ユニット9は、底板52
上に配設されている。なお、これらの吸引口10は、吐
出口82内のインク乾燥を防止し、湿潤状態に保つこと
により吐出口82の目詰まりを防止するためのものであ
る。また、これらの吸引口10は、キャリッジ7がホー
ムポジションに移動する動作に連動して、各記録ヘッド
8に向かって移動し、各吸引口10の周囲に設けられた
ゴム状弾性材(封止部材)を吐出口82の周囲(吐出口
形成面81)に押し付けることにより、各吐出口82を
密閉(キャッピング)するように構成されている。
【0028】また、上記回復ユニット9は、各吸引口1
0の内部に接続された吸引ポンプ(不図示)を備えてい
る。この吸引ポンプは、各吸引口10で各記録ヘッド8
の吐出口82を密封した状態(キャッピング状態)にお
いて、各吸引口10内に負圧を発生させることにより、
各記録ヘッドの吐出口82内の気泡あるいは固着インク
や塵埃等の不純物をインクと共に吸い出し、記録ヘッド
8からそれらの不純物を排除するためのものである。ま
た、前記吸引ポンプは、回転駆動力を負圧へ変換する機
構を有し、前記副走査ローラ13の回転駆動力からギア
を介してポンプ駆動力を得ている。前記回復ユニット9
は、上記動作により記録ヘッド8のインク吐出性能の維
持およびインク吐出不良の回復を行なうための回復手段
を構成するものである。
【0029】ここで、上記吸引口10が配設されている
ために、プラテン19は前記ホームポジションまで延ば
すことができない。そのため、キャリッジ7がホームポ
ジションに接近すると、該キャリッジ7に設けられた前
記コロ7Bはプラテン19上から外れる。そこで、プラ
テン19から外れる位置では、キャリッジ7は、回復ユ
ニット9に設けられた不図示の案内板の上に乗って移動
し得るようになっている。
【0030】以上説明した記録装置(インクジェット記
録装置)の記録動作は以下のとおりである。まず、被記
録材1は、給紙機構(不図示)によりカセット54また
は55から矢印A方向に送り出され、副走査基台25に
固定された上ガイド11と下ガイド12の間へ挿入され
る。さらに、被記録材1は、両ガイド11、12によっ
てその進行方向を案内され、副走査ローラ13と副走査
従動ローラ14との間の接合部へ進入する。両ガイド1
1、12と副走査ローラ13および副走査従動ローラ1
4との位置関係は、一つの副走査基台25上において精
度良く規制されているので、被記録材1は正確に前記接
合部へ到達する。
【0031】そこで、搬送モータ17が駆動制御される
ことにより副走査ローラ13と副走査従動ローラ14が
回転し、被記録材1はプラテン19上へ搬送され、さら
に排紙ローラ20と排紙従動ローラ21の接合部へ到達
する。ここで被記録材1の搬送が一旦停止する。次に、
主走査モータ3を駆動制御することによってキャリッジ
7を主走査移動させる。このキャリッジ7の移動中にお
いて、本体制御部より画像に応じたインク吐出信号が各
記録ヘッド8のインク吐出部80へ供給され、プラテン
19に支持された被記録材1にインクを吐出し、1行分
の記録が行なわれる。1行分の記録が終了すると、主走
査モータ2を逆転駆動してキャリッジ7を反対方向に移
動させ、記録領域外へ移動させる。次いで、被記録材1
を所定量(例えば次の行まで)だけ搬送(副走査)した
後、次の行の記録を行なう。
【0032】このように、キャリッジ7の移動(主走
査)および記録ヘッド8のインク吐出と被記録材1の紙
送り(副走査)とを繰り返すことにより、被記録材1に
所望の二次元的な画像が形成される。その場合、記録領
域近傍に配置されたセンサー(不図示)により被記録材
1の後端が検出されると、記録動作を終了させ、排紙ロ
ーラ対20、21の回転により被記録材1を排紙ガイド
24に沿って装置外へ排出させるに制御される。
【0033】被記録材1に対する記録動作が終了する
と、主走査モータ2の駆動制御によりキャリッジ7を記
録ヘッド8とともにホームポジションへ移動させ、前記
回復ユニット9の吸引口10により各記録ヘッド8の吐
出口形成面81を密封(キャッピング)する。さらに、
吐出口82の目詰まりが生じた場合あるいは所定時間が
経過するごとに、前記回復ユニット9の吸引ポンプを作
動させてインク吐出性能の回復および維持を行なう。
【0034】図1および図2において、排紙ガイド24
の排紙ローラ20寄りの位置に、光反射型の紙センサ2
7が配置されている。この紙センサ27は、給紙時ある
いは排紙時に搬送される被記録材1の先端および後端を
検知するためのものであり、記録装置の異常動作を検出
する装置動作異常検出手段の一つを構成している。この
紙センサ27のその検出信号は記録装置動作シーケンス
および各種処理を行なうCPUに送られる。このCPU
に送られた検出信号に基づいて、各搬送ローラ13、2
0の搬送タイミングから計算される理論上の被記録材搬
送タイミングと実際の紙端がそこを通過するタイミング
とを比較する。そして、これらのタイミングに大きな隔
たりがある場合には、被記録材搬送経路のいずれかの位
置で搬送不良(動作異常)が発生していると判断する。
【0035】図1において、キャリッジ7の側面には、
記録動作中に記録部における被記録材1の状態を検知す
るための紙浮きセンサ28が取り付けられている。この
紙浮きセンサ28も記録装置の異常動作を検出する装置
動作異常検出手段の一つを構成するものである。具体的
に説明すると、通常では、被記録材1は、両搬送ローラ
対13、14および20、21により張力を付与され、
プラテン19上では平面を保っている。ところが、何ら
かの搬送不良あるいはプラテン19上の保持不良などに
より、被記録材1が弛んでプラテン19上面から浮き上
がった状態になると、キャリッジ7が移動して該被記録
材1の上を通過する時に、記録ヘッド8と被記録材1が
異常接近する。上記紙浮きセンサ28は、この記録ヘッ
ド8と被記録材1とのギャップ(間隔)の変化を検出す
るものである。
【0036】本実施例では、上記紙浮きセンサ28とし
て光学検出型センサを使用しているが、これに限られる
わけではなく、静電容量型センサあるいは機械的に接触
子を接触させてその変位量検出するセンサなど、上記検
出機能を果たすものであれば、種々の型式のものを使用
してもよい。前記紙浮きセンサ28からの検出信号はC
PUに送られ、紙浮き量が規定量から外れた場合には、
被記録材搬送不良が発生したと判断される。例えば、記
録ヘッド8と被記録材1との間隔(ギャップ)が0.1
mm以下になると搬送不良になったと判断される。
【0037】記録装置のCPUにおいて被記録材搬送不
良や被記録材保持不良などの動作異常が発生したと判断
されると、その時キャリッジ7が主走査移動中であれ
ば、まずその位置でキャリッジ7を停止させる。そし
て、搬送不良を起こした被記録材1の除去を容易にする
ために、キャリッジ7を被記録材搬送領域外に設定され
たホームポジションへ戻すことになる。ところで、前述
した被記録材1の状態不良は全て記録ヘッド8の直下ま
たはその近傍で発生していると考えられるので、そのま
まの状態でキャリッジ7を戻したのでは、該キャリッジ
7の移動中に記録ヘッド8と被記録材1とが接触してし
まい、記録性能(インク吐出性能)の低下や記録ヘッド
8の損傷の原因となる可能性がある。
【0038】そこで、本実施例においては、記録ヘッド
8が少なくとも記録領域内に位置する時に装置動作の異
常が検出された場合には、記録ヘッド8と被記録材1と
の間隔を通常記録時より増大させ、しかる後に記録ヘッ
ド8を記録領域外の所定位置(例えばホームポジショ
ン)へ移動させるように構成されている。以下、そのた
めの構成および動作について具体的に説明する。
【0039】図4および図5は記録ヘッドと被記録材と
の間隔を増大させるためのギャップ増大機構の第1実施
例を示す縦断面図であり、図4はギャップを通常値に設
定した通常動作位置の状態を示し、図5はギャップを増
大させた退避位置の状態を示す。図4および図5におい
て、前記副走査基台25は基台上部25Aおよび基台下
部25Bから成り、基台下部25Bは左側板50および
底板52(図1)に固定されており、基台上部25Aは
基台下部25Bに突設されたピン35に沿って上下方向
にスライド可能に該基台下部25Bに支持されている。
基台下部25Bには2軸配置のスライド用カム36が回
動可能に軸支されており、各カム36の回動位置はカム
駆動モータ37により駆動ベルト38を介して駆動制御
することができる。そして、各カム36は基台上部25
Aと接触しており、各カム36の回動に応じて基台上部
25Aが上下移動するように構成されている。
【0040】前記基台上部25Aの上面には、副走査ロ
ーラ13と副走査従動ローラ14から成る副走査ローラ
対(搬送ローラ対)並びに排紙ローラ20と排紙従動ロ
ーラ21から成る排紙ローラ対(搬送ローラ対)が、そ
れぞれ軸受部31並びに軸受部33を介して、一定の高
さ位置に支持されている。また、前記基台上部25A上
の一定高さ位置には前記プラテン19が支持されてい
る。
【0041】したがって、前記カム36の回動位置を制
御して上記基台上部25Aの高さを制御することによ
り、プラテン19および各搬送ローラ対13、14、2
0、21の高さ位置を制御し、記録部における被記録材
1と記録ヘッド8との間隔(ギャップ)を制御すること
ができる。すなわち、記録装置のCPUからの命令によ
りカム駆動モータ37が駆動されてカム36が回動する
ことにより、基台上部25Aの高さを通常動作位置(図
4)から退避位置(図5)へ降下させ、記録ヘッド8と
被記録材1(プラテン19)との間隔を増大させ、離間
させることができる。具体的には、各カム36が180
度回動すると基台上部25Aは退避位置(図5)にセッ
トされ、該カム36がさらに180度回動すると該基台
上部25Aは通常動作位置(図4)に復帰する。
【0042】そこで、本実施例においては、前述のよう
な被記録材搬送不良などの装置異常が発生した場合に
は、キャリッジ7をホームポジションへ戻す前に上記基
台上部25Aを真下へ降下させ、記録ヘッド8と被記録
材1との間隔を広げる動作を行なう。すなわち、図4の
通常動作位置から図5の退避位置へ移動させる動作を行
なう。そして、基台上部25Aが退避位置まで移動した
後、キャリッジ7をホームポジションへ戻し、回復ユニ
ット9(図1)の吸引口10により記録ヘッド8の吐出
口82を密封(キャッピング)する。この戻り移動の
間、キャリッジ7は主走査レール6および案内軸26に
沿ってガイドされ、記録装置の表示部に搬送不良等の装
置異常の情報を表示する。
【0043】ユーザーは、この装置異常の情報を認める
と、記録装置の排紙側にある排紙扉56(図1)を開
け、不図示の機構により各搬送ローラ対13、14およ
び20、21の圧接状態を解除(離隔)させる。そし
て、搬送経路にある被記録材1を取り除いた後、再び各
搬送ローラ対を圧接状態にし、排紙扉56を閉める。
【0044】図1において、前記扉56には検知板56
Aが固定されており、扉56を閉めると該検知板56A
が装置本体側に固定された扉開閉検知ユニット29の開
口部に挿入される。これにより、扉56が閉められたこ
とを示す信号が前記扉開閉検知ユニット29からCPU
へ送られる。CPUは、この信号を受けるとカム駆動モ
ータ37を駆動してカム36を180度回動させ、基台
上部25Aを通常動作位置(図4)へ上昇させる。
【0045】以上説明した実施例によれば、搬送不良な
どによりプラテン19上で被記録材1の紙浮きが発生し
た場合でも、記録ヘッド8と被記録材1との接触を無く
し、該記録ヘッド8を損傷させること無く、キャリッジ
7をホームポジションまで戻すことが可能になった。ま
た、キャリッジ7をホームポジションへ確実に戻すこと
が可能であることから、被記録材1を取り除く作業を容
易に行なうことが可能になった。さらに、記録ヘッド8
と被記録材1との接触の可能性が大幅に減少することか
ら、通常時における記録ヘッド8とプラテン19との間
隔を減らして両者をより接近させることが可能となり、
それにより、記録画像の品質向上を図ることも可能にな
った。
【0046】なお、上記実施例では、装置動作異常が発
生すると記録ヘッド8を自動的にかつ無条件にホームポ
ジションへ戻すように制御しているが、これは必ずしも
必要な動作ではなく、記録ヘッド8とプラテン19とを
離間させた後に、例えば、記録ヘッド8(キャリッジ
7)を手動でも移動させ得るように構成しておき、記録
ヘッド8の移動を自動的に行なうか手動で行なうかをユ
ーザーの選択に任せてもよい。その場合、本実施例にお
ける主走査モータ2としてステッピングモータを使用
し、該モータの励磁を切ることにより該モータの回転を
フリーにして手動でキャリッジ7を移動させ得るように
構成することができる。また、記録ヘッド8(キャリッ
ジ7)を戻す位置も、キャッピングする必要がなけれ
ば、必ずしも上記ホームポジションに設定する必要はな
く、記録領域を外れた位置の任意の位置に設定してもよ
い。
【0047】図6および図7は、記録ヘッドと被記録材
との間隔を増大させるためのギャップ増大機構の第2実
施例を示す縦断面図であり、図6はギャップを通常値に
設定した通常動作位置の状態を示し、図7はギャップを
増大させた退避位置の状態を示す。前述の実施例では副
走査基台25(基台上部25A)を降下させることによ
り記録ヘッド8と被記録材1とを離間させる構成とした
が、本実施例では、副走査基台25を固定しておき、キ
ャリッジ7を移動(上昇)させることにより記録ヘッド
8と被記録材1とを離間させるように構成されている。
本実施例の他の部分の構成は、図1〜図5に示したもの
と実質上同じであり、それぞれ対応する部分を同一符号
で示し、それらの詳細説明は省略する。
【0048】図6および図7において、前記キャリッジ
7の案内軸26を左側板50および右側板51に回動可
能に軸支するとともに、該案内軸26の軸支部分を除く
範囲の断面をカム形状60とし、駆動モータ61を駆動
制御することによりギヤ手段62を介して該案内軸26
の回動位置を制御し、もって、前記カム形状60によ
り、キャリッジ7を主走査レール6を中心に揺動させる
ように構成されている。すなわち、案内軸26のカム形
状60が図6に示す下向き位置にある時には、キャリッ
ジ7が通常動作位置となり、記録ヘッド8とプラテン1
9が接近した状態(記録時の状態)になる。一方、カム
形状60が図7に示す上向き位置にある時には、キャリ
ッジ7が主走査レール6を中心に図示右下がりに回動し
て退避位置となり、記録ヘッド8とプラテン19との間
隔が増大した状態になる。
【0049】以下、図6および図7に示すギャップ増大
機構を有する記録装置の動作を具体的に説明する。通常
動作時には、図6に示すように、キャリッジ7とカム形
状60との間に若干の隙間があり、キャリッジ7のコロ
7B(図2)が被記録材1またはプラテン19に接触し
た状態になっている。そこで、装置動作中に前述したよ
うな紙浮き等の異常が検出されると、次に説明するよう
な異常処理動作が行なわれる。
【0050】異常処理動作に際しては、まず、キャリッ
ジ7の主走査移動を停止させる。そして、記録装置のC
PUからの駆動信号により前記駆動モータ61を駆動制
御する。この駆動モータ61の駆動により案内軸26が
回動を始めると、キャリッジ7の下面(具体的には、図
2中の摺動用突起7C)とカム形状60とが接触し、キ
ャリッジ7は該カム形状60に沿って右上がり方向に上
昇移動する。カム形状60は180度回動したところで
停止し、図7に示す退避位置の状態になる。これによ
り、キャリッジ7に装着された記録ヘッド8と副走査基
台25上に設置されたプラテン19とは離間し、その間
隔は図示のGに増大する。
【0051】上記間隔が増大した状態において、主走査
モータ2を駆動してキャリッジ7をホームポジションま
で移動させる。そして、このホームポジションに到達し
た状態で、案内軸26(カム形状60)を180度回動
させることによりキャリッジ7を再び降下させる。これ
により、記録ヘッド8の吐出口形成面81は自動的にキ
ャッピングされ、吐出口82が密封される。その後、記
録装置の表示部に動作異常を表示し、以下前述の実施例
と同様の手順で異常処理を行なう。
【0052】図6および図7の第2実施例においては、
カム形状60の回動により、例えば該カム形状60の位
置では6mm程度の上下ストロークが生じるが、それに
伴なうキャリッジ7の上下動は主走査レール6を中心と
した揺動になるため、記録ヘッド8の位置における上下
移動量はカム形状60のストロークの約半分の3mm程
度になる。
【0053】図6および図7について説明した第2実施
例によれば、図4および図5の第1実施例の場合と同様
の作用効果が得られる他に、記録ヘッド8とプラテン1
9とを離間させるためのギャップ増大機構を簡単な構成
にすることができ、記録装置をコンパクトで安価なもの
にし得るという効果が得られた。また、第1実施例のよ
うに各種のローラやガイドなどの多くの部品を装着した
重い副走査基台を上下させるよりも、本実施例のように
キャリッジ7を上下させる方が小さい負荷で済むので、
省エネルギーとなる効果も得られた。
【0054】以上説明した各実施例によれば、装置動作
の不良を検出し、それに応じて記録ヘッド8と被記録材
1の記録面(またはプラテン面)とを離間させ、その後
で記録ヘッド8(キャリッジ7)を移動させる構成およ
びシーケンスを採用するので、被記録材1の搬送不良や
保持不良などの装置動作異常が発生しても、被記録材1
と記録ヘッド8との接触を防止することができ、記録ヘ
ッド8の初期性能を維持することが可能になった。ま
た、ユーザーが装置異常に対する各種処置を容易に行な
うことが可能になった。さらに、接触による記録ヘッド
8の損傷が無くなるので、記録ヘッド8とプラテン19
との間隔を一層減少させることが可能になり、インクジ
ェット記録方式の場合にはインク滴の着弾位置の精度を
向上させることができ、記録画像の品質を向上させるこ
とも可能になった。さらに、前述のように、紙浮きセン
サ28等の異常検出手段による異常検出によって、記録
ヘッド8を被記録材1から離間させて該被記録材とは対
向しない記録領域外の位置へ自動的に移動させる動作
と、記録ヘッド8を被記録材1から離間させるとともに
該記録ヘッドへの駆動力の伝達を行わないで手動で移動
させる動作、のいずれかを選択可能にすることにより、
記録ヘッド8に被記録材1が接触した状態で該記録ヘッ
ドを移動させて搬送異常状態が一層悪化する可能性を無
くすことも可能になった。
【0055】なお、以上の各実施例では、装置動作異常
として被記録材搬送異常をセンサで検出する場合を説明
したが、その他に、被記録材の搬送および保持は正常で
あるが、何らかの外力の影響により被記録材の状態が不
安定になる場合も考えられ、本発明はそのような場合に
も同様に適用できるものである。例えば、ユーザーが故
意に排紙扉56を開けて記録中の被記録材1を引っ張っ
たり、搬送ローラ対の圧接解除を行ったりすることがあ
り、このような場合にも被記録材1がプラテン19から
浮いた状態となり、記録ヘッド8が被記録材1に接触す
ることが考えらる。本発明はこのような場合にも同様に
適用できるものであり、次に説明するようなシーケンス
で前述のギャップ増大動作を行なうことができる。
【0056】すなわち、図1において、排紙扉56が開
けられたことを扉開閉検知ユニット29で検出した場合
に、これを装置動作異常と判断し、その検出信号に基づ
いて記録ヘッド8とプラテン19を離間させる動作を行
なうものであり、これによっても記録ヘッド8と被記録
材1(プラテン19)との接触を無くすとともに、異常
処理動作の容易化を図ることができる。また、前述の被
記録材搬送不良の場合でも、必ずユーザーが排紙扉56
を開けて処理動作を行なうのであれば、この排紙扉56
の開閉動作を検知して上記ギャップ増大動作(離間動
作)を行なうようなシーケンスにすることも可能であ
る。つまり、どのような場合でも、記録ヘッド8と被記
録材1(プラテン19)との離間動作を扉の開閉動作に
連動させることができ、このような連動により、装置異
常時の動作シーケンスを単純化することが可能になる。
【0057】さらに、前述の実施例では、被記録材1の
搬送系を平面を有するプラテン19と2対の搬送ローラ
で構成する場合を例示したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、例えば、無端ベルト上に被記録材を静電
吸着させて間欠送りを行なう構成など、他の方式の搬送
系の場合でも同様に適用することができる。つまり、本
発明は、何らかの方式により被記録材を記録部へ搬送す
るものであれば、如何なる方式に対しても同様に適用す
ることができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0058】なお、前述の各実施例では、本発明をイン
クジェット記録装置に適用する場合を例に挙げて説明し
たが、本発明は、ワイヤドット記録装置、レーザービー
ム記録装置、熱転写記録装置、感熱式記録装置など、記
録手段(記録ヘッド)の記録方式に関係なく、種々の記
録装置に対して適用可能なものであり、さらに、画像入
力部(画像読み取り部)と一体化したファクシミリや複
写機、あるいはコンピューターやワードプロセッサ等を
含む複合機やワークステーションの出力機器として用い
られる記録装置に対しても同様に適用可能なものであ
り、同様の作用効果を達成し得るものである。
【0059】また、前述の実施例では、異なる色で記録
する複数の記録ヘッドを用いるカラー記録用の記録装置
の場合を例に挙げて説明したが、本発明は1個の記録ヘ
ッドを用いる記録装置、同一色彩で濃度の異なる記録を
行なう複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の記録装
置、あるいはこれらを組み合わせた記録装置など、種々
の記録装置に適用することができ、同様の作用効果を達
成し得るものである。
【0060】さらに、記録手段としては、記録ヘッドと
インクタンクを一体化したカートリッジタイプのものの
他、記録ヘッドとインクタンクを別体としこれらをイン
ク供給チューブで接続する構成のものなど、記録手段お
よびインクタンクの構成がどのようなものであっても、
同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るも
のである。
【0061】なお、本発明は、インクジェット記録装置
に適用する場合には、例えば、ピエゾ素子等の電気機械
変換体等を用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するも
のに適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してイ
ンクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェッ
ト記録装置において優れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成
できるからである。
【0062】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0063】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0065】さらに、記録装置が記録できる被記録材
(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有するフルライ
ンタイプの記録ヘッドに対しても、本発明は有効に適用
できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッ
ドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体
的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でもよい。加えて、上例のようなシリアルタイプのもの
でも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置
本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体
的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0066】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0067】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば、単色のインクに対応して1個
のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個数設けられるものであって
もよい。すなわち、例えば、記録装置の記録モードとし
ては、黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、
記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせに
よるか、いずれでもよいが、異なる色の複色カラー又
は、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装
置にも本発明は極めて有効である。
【0068】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0069】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0070】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、記録手段を用いて被記録材に記録を行う記録
装置において、前記被記録材に前記記録手段を対向させ
つつ当該記録手段により前記被記録材に記録が実行され
る位置を経由して当該被記録材を搬送する搬送手段と、
前記記録手段へ駆動力を伝達することで、前記位置にお
いて前記被記録材の搬送方向とは異なる方向へ前記記録
手段を移動させるための移動手段と、前記位置において
前記被記録材に対して離間する方向へ前記記録手段を変
位させる離間手段と、前記記録装置の動作の異常を検出
する異常検出手段と、を有し、前記離間手段及び前記移
動手段を制御することにより、前記記録手段が少なくと
も前記位置にある際に、前記異常検出手段による異常検
出によって、前記記録手段を前記被記録材から離間させ
て前記被記録材とは対向しない位置へ移動させる動作
と、前記記録手段を前記被記録材から離間させるととも
に前記記録手段への前記駆動力の伝達を行わない動作
と、の選択が可能である構成としたので、被記録材の搬
送不良や保持不良などの装置動作の異常が発生した場合
に、記録手段と被記録材との接触防止や異常解消のため
の各種の処置を容易に行なうことができ、また、通常動
作時の記録手段と被記録材との間隔を詰めることで画像
品質の向上を図ることができ、さらに、被記録材の搬送
不良の状況によって、被記録材から記録手段を離間させ
た後に、記録手段を記録領域外の位置へ自動的に移動さ
せる動作と記録手段を手動で移動可能とすべく駆動力の
伝達を遮断する動作とのいずれかを選択できることか
ら、搬送異常状態の更なる悪化の可能性を無くして、装
置動作の異常を確実に解消することができる記録装置が
提供される。
【0072】請求項2〜5の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、装置動作の異常を処理するための扉
が開かれた時、これを装置動作の異常として検出する構
成、記録手段がインクジェット記録手段である構成、記
録手段が、インクを吐出するために利用される熱エネル
ギーを発生する電気熱変換体を備えているインクジェッ
ト記録手段である構成、あるいは、記録手段が、前記電
気熱変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じ
る膜沸騰を利用して、吐出口よりインクを吐出させる構
成としたので、一層効率よく、上記効果を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の一実施例の扉を開
いた状態を示す模式的斜視図である。
【図2】図1の記録装置の記録部を示す部分縦断面図で
ある。
【図3】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図4】本発明を適用した記録装置の記録手段と被記録
材を離間させるギャップ増大機構の第1実施例の通常動
作位置の状態を示す縦断面図である。
【図5】図4のギャップ増大機構の離間位置(退避位
置)の状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明を適用した記録装置の記録手段と被記録
材を離間させるギャップ増大機構の第2実施例の通常動
作位置の状態を示す縦断面図である。
【図7】図6のギャップ増大機構の離間位置(退避位
置)の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 被記録材 2 主走査モータ 4 主走査ベルト 6 主走査レール 7 キャリッジ 7A 軸受部(キャリッジ) 7B コロ(キャリッジ) 7C 摺動用突起(キャリッジ) 8 記録手段(記録ヘッド) 9 回復ユニット 10 吸引口 11 上ガイド 12 下ガイド 13 副走査ローラ 14 副走査従動ローラ 17 搬送モータ 19 プラテン 20 排紙ローラ 21 排紙従動ローラ 24 排紙ガイド 25 副走査基台 25A 基台上部 25B 基台下部 26 案内軸 27 紙センサ 28 紙浮きセンサ 29 扉開閉検知ユニット 31 軸受部(副走査ローラ対) 33 軸受部(排紙ローラ対) 35 ピン 36 スライド用カム 37 カム駆動モータ 38 ベルト 50 左側板 51 右側板 52 底板 56 排紙扉 56A 検知板 60 カム形状(案内軸) 61 駆動モータ 62 ギヤ 80 インク吐出部 81 吐出口形成面 82 吐出口 85 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 成一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−137869(JP,A) 特開 平2−162056(JP,A) 特開 昭64−45677(JP,A) 特開 平4−141426(JP,A) 特開 平5−50672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/46 B41J 29/13 G06F 3/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段を用いて被記録材に記録を行
    う記録装置において、 前記被記録材に前記記録手段を対向させつつ当該記録手
    段により前記被記録材に記録が実行される位置を経由し
    て当該被記録材を搬送する搬送手段と、 前記記録手段へ駆動力を伝達することで、前記位置にお
    いて前記被記録材の搬送方向とは異なる方向へ前記記録
    手段を移動させるための移動手段と、 前記位置において前記被記録材に対して離間する方向へ
    前記記録手段を変位させる離間手段と、 前記記録装置の動作の異常を検出する異常検出手段と、 を有し、 前記離間手段及び前記移動手段を制御することにより、
    前記記録手段が少なくとも前記位置にある際に、前記異
    常検出手段による異常検出によって、前記記録手段を前
    記被記録材から離間させて前記被記録材とは対向しない
    位置へ移動させる動作と、前記記録手段を前記被記録材
    から離間させるとともに前記記録手段への前記駆動力の
    伝達を行わない動作と、の選択が可能であることを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】 装置動作の異常を処理するための扉が
    開かれた時、これを装置動作の異常として検出すること
    を特徴とする請求項1の記録装置。
  3. 【請求項3】 記録手段がインクジェット記録手段で
    あることを特徴とする請求項1の記録装置。
  4. 【請求項4】 記録手段が、インクを吐出するために
    利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備え
    ているインクジェット記録手段であることを特徴とする
    請求項3の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録手段が、前記電気熱変換体が発生
    する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用し
    て、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項4の記録装置。
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