JP3015592B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3015592B2
JP3015592B2 JP15352692A JP15352692A JP3015592B2 JP 3015592 B2 JP3015592 B2 JP 3015592B2 JP 15352692 A JP15352692 A JP 15352692A JP 15352692 A JP15352692 A JP 15352692A JP 3015592 B2 JP3015592 B2 JP 3015592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
詳しくは、インクジェット記録ヘッドを用いて印字や画
像の記録が行われるプリンタやファクシミリ,複写機な
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録紙などの記録媒体を搬送させ
ながらインクジェット方式などによる記録ヘッドを用い
て画像記録が行われる画像形成装置としては、例えば図
10および図11に示すように構成されている。
【0003】まず、その枠体は図10に示すように底板
102,前側板103,後側板104およびその他不図
示のステーなどで構成されていて、装置自体としては図
11に示すように原稿から画像の読取りがなされる画像
入力部200と読取られた画像に基づいて記録媒体(以
下で記録シートという)上に画像記録がなされる画像出
力部300とに大別される。なお、図10では画像入力
部が示されていない。
【0004】図11において、201は画像入力部20
0に設けられ、原稿がその上に載置されている原稿台ガ
ラス、202は原稿台ガラス201上の原稿に対し、そ
の下面側から原稿の画像を光学的に読取る画像読取ユニ
ットである。かくして、読取ユニット202によって得
られた画像情報は、まず4色の色分解信号に分解され、
さらに種々の処理がなされた後、画像出力部300の画
像記録用記録ヘッド部に記録信号として送出される。
【0005】ついで、画像出力部300の構成を図10
および図11に従って説明する。
【0006】301BK,301C,301Mおよび3
01Yはそれぞれブラック,シアン,マゼンタおよびイ
エローの各インクが収容されたインクタンクとそれぞれ
のインクを吐出する記録ヘッド部とが着脱自在な一体型
のインクジェットヘッドカートリッジ(以下でIHCと
いう)であり、302はこれら4個のIHCを記録ヘッ
ド部のインク吐出口が下向きとなるようにして搭載した
キャリッジ、303はキャリッジ302を矢印で示す主
走査方向BおよびB′方向に案内する案内軸、304は
キャリッジ302に連結され、これを移動走査させるタ
イミングベルト、305A,305Bはそのプーリ、3
06は主走査用駆動モータである。
【0007】このように構成された記録手段に対し、画
像記録位置への搬送手段について説明する。図10およ
び図11において、311は記録ヘッド部の対向位置に
記録シート1を保持するためのプラテン、312はプラ
テン311に記録シート1を導く副走査ローラ、313
はその従動ローラ、314は記録済のシート1を排出す
るための排出ローラ、315はその従動ローラである。
なお、これらのローラ312〜315は搬送用モータ
(ステッピングモータ)316によって駆動されるもの
で、317はモータ316と同軸のモータプーリ、31
8および319は副走査ローラ駆動プーリおよび排出ロ
ーラ駆動プーリ、320および321はそれぞれの駆動
ベルトである。
【0008】また、この例では図11に示すように記録
シート送出用に上下2段のカセット322および323
が設けられていて、異なるサイズのシートが別々に累積
収納されている。324および325はこれらのカセッ
ト322,323から選択的に送出される記録シート1
を副走査ローラ312に導く上部ガイドおよび下部ガイ
ド、326は記録済シートをトレイ327に案内するた
めの排出ガイドである。
【0009】そこで、このように構成された記録手段お
よび搬送手段では、まず、カセット322,323に収
納されているシートのサイズがサイズ検出装置により検
知されるが、記録動作が開始されると、その記録画像情
報に応じた最適のシートサイズ(図では上段か下段かの
カセット)が選択され、ここから1枚ずつシートが送出
される。そして、その送出シートは、上部ガイド324
と下部ガイド325との間に案内されて副走査ローラ3
12と従動ローラ313との間に導かれる。かくして、
シート1は両ローラの回転によってプラテン311上に
導かれ、さらに排出ローラ314とその従動ローラ31
5とに誘導されて、一旦停止する。ここで、4つのIH
Cを搭載したキャリッジ302が主走査用駆動モータ3
06およびタイミングベルト304によって案内軸30
3に沿いプラテン311上を移動走査する(矢印B,
B′)。そしてこのようなキャリッジ走査時に、各不図
示のヘッドのインク吐出口から画像信号に応じてシート
1に向かい各インクが吐出され、シート1上に吐出口列
の幅分のカラー画像が記録される(以下でこれを単に主
走査と呼ぶ)。キャリッジ302による1往復が終了す
ると、副走査ローラ312および排出ローラ314によ
ってシート1が吐出口列の幅分だけ搬送され(以下でこ
れを単に副走査と呼ぶ)、再びキャリッジ302による
主走査が行われる。このようにして主走査,副走査が交
互に行われてシート全体に画像が形成される。そして、
記録領域近傍に置かれた(不図示の)センサによりシー
ト端が検出されると記録動作を終了させ、シート1は排
出ローラ対の回転により排出ガイド326に沿って機外
に排出される。
【0010】図10において、350はキャリッジ30
2が右側の二点鎖線で示す記録前の待機状態にある時、
いわゆるホームポジションにある時に記録ヘッド部のイ
ンク吐出口を良好な状態に維持し、さらには良好な状態
に回復したりするための回復ユニットである。その具体
的動作を説明すると、キャリッジ302がホームポジシ
ョンに移動する動作に連動して回復ユニット350の吸
引口351BK,351C,351Mおよび351Yが
ヘッドに向かって移動し、その吸引口周囲部に設けられ
ている不図示の弾性封止部材が吐出口列の周囲に押し付
けられ密閉される(以後これをキャッピングと呼ぶ)。
その後、不図示の吸引手段により密閉部内の気圧を減少
させて吐出口内の不要な気泡や不純物などをインクと共
に排出させる。なお、このような吸引による回復動作は
主に装置の電源“オン”時や記録シート1の数枚から数
十枚の記録毎に行われるもので、以後これを吸引回復と
呼ぶ。
【0011】さらにまた、以下に述べるようなヘッド回
復動作も必要とされる。すなわち、1枚のシート1に対
する記録中、所定の主走査回数毎に全吐出口列から数発
ないし数十発のインク吐出を強制的に行うものである。
これは不吐出防止だけではなく、次に述べるような理由
による。例えば記録画像によっては殆どインク吐出の行
われないインク吐出口があり、かかる場合、これらの吐
出口ではその内のインクから水分が蒸発して増粘してい
く。そのためにその後での記録印字時にインク濃度が変
化したり、最悪の場合には、吐出口が詰まって不吐出が
生じる。そこで、その防止のために数走査毎に上記のよ
うな吐出動作を行わせ、少ない吐出頻度によるインクの
増粘を防ぐようにするもので、当然ながらこの場合、シ
ート1のないいわゆる記録領域外で行われる必要があ
り、その動作を行う位置に記録ヘッド部の対向位置に回
復手段としての開口部あるいはインク吸収材を配置する
必要が生じる。もちろん先に述べた開口部として吸引回
復のための吸引口を兼用させることができる(以降、こ
の動作を空吐出と呼ぶ)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像形
成装置のように、画像出力部300において、主走査,
副走査を交互に行ういわゆるシリアルプリント装置の場
合、特に副走査送り量の高精度化は記録画像の品質向上
に非常に重要なファクターになる。そのため上述したよ
うなローラ対にシート1を挾持させて副走査送りを行う
機構において、そのシートサイズが異なっても容易に高
精度送りを維持することができるようにするには、図1
2に示すようにローラ313,315の長手方向の中心
部とシート幅の中心とを一致させることが望ましい。こ
れはつまり、ローラ313,315などからシート1
A,1Bに与える挾持力の紙幅方向分布をできる限り左
右対称にして、紙の斜行を防ぐためである。
【0013】しかしながら、上記構成の場合、前記吸引
回復あるいは空吐出を記録中に行うためには、キャリッ
ジ302はシート1のサイズによらず各種回復動作位置
まで戻らなければならない。いま、例えばキャリッジ3
02が記録を開始するまでに必要な助走距離をL1とし
た場合、図12に示すようにセットされる最大サイズの
シート1Aの斜線を施して示す記録領域に対し、その記
録開始位置から少なくともL1だけ離れた場所に回復動
作開始位置を設定する必要がある。そこで、最小サイズ
のシート1Bの場合は記録開始位置までがL2となり、
L1−L2分、すなわち最大サイズシート1Aと最小サ
イズシート1Bのシート幅の半分にあたるLの分は助走
の必要性からすれば無意味な距離になる。つまり、その
距離L2を往復するに要する時間×1ページのシート分
に対する副走査回数分だけ余分な記録時間を費やすこと
になる。さらに、主走査移動に関係する部品や機構の耐
久性も低下することから、小サイズシートの記録可能枚
数が減少してしまうという問題もある。
【0014】また、記録時間短縮のために小サイズシー
ト1Bの場合でも助走距離はL1として不変とすると、
その記録走査中に回復動作を行うよう構成することが難
しくなり、上述したように記録画像品質の低下する可能
性がある。さらに、回復動作を行うときだけ回復位置ま
でキャリッジ302を戻すことも考えられるが、その場
合は動作シーケンスが複雑化する上に、回復動作頻度に
よっては時間短縮の効果があまり得られなかったり、記
録シート毎に記録時間が変化したりする惧れがあった。
【0015】本発明の目的は、上記従来の問題に着目
し、その解決を図るべく画像形成情報の入力に対し、そ
の都度常に最適な記録が行われるように回復手段の制御
が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、画像形
成情報に基づきインクを吐出し画像形成領域において記
録媒体に画像を形成するインクジェット記録ヘッドと、
このインクジェット記録ヘッドを搭載し前記画像形成領
域から前記画像形成領域の外にまで移動走査するキャリ
ッジと、前記画像形成領域の外において前記インクジェ
ット記録ヘッドに対向する複数の位置へ前記キャリッジ
の走査方向に沿って移動可能に設けられ、前記インクジ
ェット記録ヘッドの記録性能の低下を防ぐための回復動
作を行う回復手段と、前記画像形成情報に基づき前記複
数の位置の中から選択された位置へ前記回復手段を移動
させる移動手段とを具えたことを特徴とするものであ
る。ここで、インクジェット記録ヘッドがインクを吐出
するために利用される熱エネルギを発生する熱エネルギ
発生手段を具えるものであっても良く、この場合、熱エ
ネルギ発生手段が電気熱変換体であってもよい。また、
画像形成情報が記録媒体のサイズであってもよい。
【0017】
【作用】本発明によると、記録媒体搬送手段によって記
録媒体を間欠的に搬送し、この記録媒体の搬送動作に同
期してキャリッジが移動走査を行い、キャリッジに搭載
されたインクジェット記録ヘッドからインクを記録媒体
に吐出して所定の画像が記録媒体に記録される。この記
録作業の途中でインクジェット記録ヘッドの記録性能の
低下を防ぐための回復動作を行う場合、移動手段が記録
媒体のサイズなどの画像形成情報に基づいて回復手段を
画像形成領域外の所定位置に移動させ、この所定位置に
キャリッジに搭載されたインクジェット記録ヘッドを移
動してその回復動作を行う。移動手段によって移動する
回復手段の所定位置は、画像形成情報に基づいてキャリ
ッジおよびインクジェット記録ヘッドの移動のための無
駄な時間や移動距離を最小にするような位置に設定され
る。
【0018】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例を詳細
かつ具体的に説明する。
【0019】本実施例は、記録部位において搬送ローラ
機構によりシートを所定の副走査方向に間欠的に送りつ
つ、その方向とは直角な方向に記録手段であるインクジ
ェット機構を走査させるものである。
【0020】図1において、105は側板103と10
4とを結合している左ステーである。なお、装置には上
下段のカセット322,323に一度に2種類の記録シ
ートのセットが可能であり、収納する記録シートのサイ
ズはカセットにより決められている。そしてこれらカセ
ット322,323の装置への挿入面330には、複数
の突起(不図示)が所定の配列で設けられていて、一
方、装置内部にはプッシュボタン式のサイズ検知装置3
31が配置されており、カセットが挿入されると上記突
起によりプッシュボタンが選択的に押されてその信号に
より、現在セットされている記録シートのサイズが把握
される。
【0021】332は副走査手段が配置される基台であ
り、基台332上には副走査ローラ312とその従動ロ
ーラ314とが軸受部333(一端のみ図示)によって
回転自在に支持されており、両ローラの回転によって矢
印A方向より送給されてくるシート1を記録位置に搬送
することが可能である。プラテン302もまた副走査基
台332に固定されており、さらにプラテン302に対
してシート排出側には、排出ローラ314と従動ローラ
315とが配置されている。排出ローラ314とその従
動ローラ315の軸方向両端部は、副走査基台332に
固定された軸受部334(一端のみ図示)によって回転
自在に支持されている。このように各ローラの軸受部3
33,334は同一の基台332上に固定されているの
で、副走査ローラ312とその従動ローラ313との接
触部、プラテン311の上面、および排出ローラ314
とその従動ローラ315との接触部はそれぞれの高さを
精度よく規定することができ、また、副走査ローラ31
2側の接触部と排出ローラ314側の接触部との平行度
も精度よく規定することができる。なお、副走査ローラ
312および排出ローラ314はいずれもその表面に粒
度が#1000〜2000のアルミニウム粒子が接着さ
れており、また各従動ローラ313,315にはクロロ
プレンゴムが焼き付けられている。そのために、記録シ
ート1を高い搬送力をもって、しかも高精度に搬送する
ことが可能になる。
【0022】また上部ガイド324と下部ガイド325
とはシート1を副走査ローラ312と従動ローラ313
との接触部に導くためのものであり、副走査ローラ31
2の軸受部333もまた副走査基台332上に支持され
ているので、両者の位置関係を精度よく規定することが
できる。なお、ここで、排出プーリ318の径は、排出
ローラ314の搬送速度が副走査ローラ312の搬送速
度より僅かに速くなるように設定されている。また、シ
ート1に対して副走査ローラ312側の把持力は、排出
ローラ314側の把持力に比べて強くしているので、シ
ート1の搬送量は副走査ローラ312側で規定され、プ
ラテン311上でシート1が弛むようなことはない。
【0023】また、図2に示すように、キャリッジ30
2の下部には回転自在に支持されたコロ335が配置さ
れていてプラテン311に支持されるシート1上を転動
することによって、キャリッジ302のシート1上の高
さが常に一定に規定される。
【0024】ついで、本実施例による記録動作について
説明する。図1において、シート1は不図示の搬送機構
により矢印A方向に搬送され、上部ガイド324と下部
ガイド325との間に案内される。そしてさらに、両ガ
イドによってその進行方向に案内され、副走査ローラ3
12とその従動ローラ313との間の接触部に導かれ
る。ここで両ガイドと副走査ローラ312およびその従
動ローラ313との相対位置関係は精度よく規定されて
いるので、シート1を正確に上記接触部に導くことがで
きる。そして、ここで搬送モータ316が駆動制御され
ることにより、副走査ローラ312とその従動ローラ3
13とが回転され、シート1がプラテン311上に送出
された上、さらに排出ローラ314とその従動ローラ3
15との接触部に導かれて、ここで搬送が一旦停止され
る。ついで主走査モータ306が駆動制御されることに
よって、キャリッジ302を主走査移動させる。そして
この移動中に不図示の本体制御部より画像に応じたイン
ク吐出信号が各カートリッジIHCの記録ヘッド部34
0に供給され、プラテン311上のシート1に対してイ
ンク吐出が行われ、所定幅の画像が形成される。その
後、主走査モータ316が逆転駆動されることによりキ
ャリッジ302を反対方向に移動させ、図1で右方に示
す画像形成域外に案内する。これ以後は、シート1の間
欠送りが繰返されながら、その都度キャリッジ302の
主走査駆動と各記録ヘッド部340からのインク吐出動
作を繰返されることによって、2次元的な画像形成がな
される。
【0025】キャリッジ302に搭載されているIHC
(301BK〜301Y)による画像記録動作が行われ
ていない場合は、主走査モータ306による駆動制御に
より、キャリッジ302は各IHCと共にホームポジシ
ョンに移動し、ここでキャッピングがなされるが、その
具体的構成例およびその動作を以下に説明する。
【0026】図3において、400は記録ヘッド部34
0の吐出口列を密閉するための吸引口351BK〜35
1Yを有し、回復ユニット350と共に副走査基台33
2上に配置されたキャップ台である。キャップ台400
は上部材401と下部材402とに分けられていて下部
材402の両面から突設した4本のピン402Aを上部
材401の両側面に設けた4条の溝401Aに嵌め合わ
すことで、上部材401を下部材402に対してスライ
ド可能に支持させている。なお、溝401Aには段差が
形成されているために上部材401が図3の(B)に示
すように右方向Bに移動するとその段差分だけ上方向に
持ち上げられる。また、上部材401の上面には吸引口
351BK〜351Yが穿設されていて、それぞれに弾
性部材403およびインク吸収部材404が装着されて
いる。そして、これらの装着部からその(C)に示すよ
うに、上部材401の下面に向けて孔401Bが貫通し
ており、この孔401Bと後述する吸引ポンプPとがチ
ューブ405により連通されている。また、上部材40
1の上面右端には(A)に示すように突起部401Cが
設けられている。
【0027】そこで、キャリッジ302が図3の(B)
で左から右に向かって移動すると、その右端面が上記突
起部401Cに接触し、上部材401をさらに右方にス
ライドさせることにより溝401Aに形成されている段
差により上部材401上方に持ち上げられ、図3の
(B)および(C)に示すように、ヘッド部340の位
置に弾性部材403が圧接され、これによりキャッピン
グがなされる。また逆にキャリッジ302が左方に移動
すると、上部材401と下部材402との間に掛けられ
たバネ406の引張り力で上部材401が左方にスライ
ドし、弾性部材403からヘッド部340が離間する。
【0028】さらにキャップ台400の下部材402に
は、その下部両側に突出部402Bが形成されていて、
突出部402Bが基台332と案内板407との間に挾
持された状態で図3の(A)および(B)で左右にスラ
イドする。また下面の中央にはラック402Cを有し、
基台332に固定されているモータ408の軸と同軸の
ギヤ409と噛合していて、モータ408の回転により
キャップ台400全体が図(A),(B)に示すように
(最大で)距離Lだけ移動する。
【0029】また、キャップ台400の後方には、それ
ぞれのIHCにおいてその吐出口内部に発生する不要な
気泡や不純物などによるインクの吐出異常を回復処理す
るために回復ユニット350が基台332上に配置され
ている。回復ユニット350には各吸引口351BK〜
351Y内の気圧を減圧し、各吐出口内の不要な気泡や
不純物などをインクと共に吸引して吐出部からそれらを
排除する吸引ポンプPを内蔵している。さらにまた吸引
ポンプPは回転駆動力を負圧に変換する機構を持ち、不
図示の回転駆動源からポンプの駆動力を得ている。な
お、本例では、上記吸引口があるために、プラテン31
1をホームポジション位置まで延在させる訳にいかず、
よってキャリッジ302がホームポジションにある時は
図2に示したコロ335はプラテン311から外れ、キ
ャリッジ302は回復ユニット350に設けられている
不図示の案内板上に乗りかえられた形で案内される。
【0030】次に、シート1のサイズごとのキャリッジ
302の主走査動作および回復動作を、図4に基づいて
詳しく説明する。
【0031】吸引回復は、本実施例の場合、装置の電源
投入時および記録シート10枚に対する記録毎に行われ
る。また空吐出は1主走査毎に行われる。なお、装置の
動作初期ではキャップ台400はホームポジション(H
P:図の最も右寄り)に位置しているもので、吸引回復
および空吐出動作はいずれもキャップ台400上で行わ
れるものである。
【0032】まず、最大記録シートへの記録の場合、キ
ャリッジ302は(A)に示すホームポジション(H
P)から主走査移動を開始し、1走査毎にHPに戻る。
そのため、空吐出はHP位置でなされる。次に小サイズ
記録シートの場合は、シートのサイズ検知装置からの信
号に基づいてキャップ台駆動モータ408が駆動され、
キャップ台400を(B)に示すキャリッジスタート位
置ST1からST2にまで移動させる。つまり、キャリ
ッジスタート位置とは記録開始位置Pからキャリッジ助
走域(常に一定距離L1)分だけ手前の位置であり、シ
ートサイズにより記録開始位置が異なってくるためキャ
リッジスタート位置もまた異なってくる。
【0033】ついで図5により本発明による制御用の回
路構成とその制御動作について説明する。
【0034】ここで、CPU10は、本装置の動作シー
ケンスやデータ処理等の制御を行う。RAM2はCPU
10による制御処理においてワークエリアなどとして用
いられるもので、ROM3は後述する処理などを含めた
各種処理動作シーケンスを格納するためのものである。
まず電源が投入されると吸引ポンプPを動作させるため
の信号がポンプ駆動回路4に送られ、吸引回復が行われ
る(なおこの時、キャリッジ302はHPにおいてキャ
ッピング状態にある)。次に画像形成動作に入ると、画
像入力部200から送られてくる画像データおよびシー
トサイズ検知装置331からの信号によって記録に最適
な記録シート1のサイズが選択され、搬送モータ316
および主走査モータ306を駆動するためのモータドラ
イバ5および6に信号を与える。そして、シート1が記
録位置まで送給されるとキャップ台駆動モータ408お
よび主走査モータ306が駆動され、キャップ台400
およびキャリッジ302を記録シートサイズに応じたス
タート位置まで移動させる。そして記録ヘッド部340
に空吐出用信号を送った後、主走査モータドライバ6お
よびヘッドドライバ7に信号を供給し、主走査により記
録を行う。1走査を終えキャリッジ302がスタート位
置まで戻ってくると、再び記録ヘッド部340に空吐出
信号を送り空吐出を行わせる。それと同時に副搬送モー
タドライバ5を制御して1ライン分のシート送りを実行
する。なお、8はキャップ台駆動モータ408のモータ
ドライバである。
【0035】以上の動作の繰返しにより1枚の記録シー
トが記録されると、搬送モータ316を駆動してシート
1を機外に排出する。さらに次の画像形成動作を継続す
る場合は、上記のシート送給動作から上述の手順が繰返
される。かくしてシート10枚分の記録がなされたとこ
ろで一旦記録動作を中断し、吸引ポンプPを動作させて
吸引回復を行う。そして記録動作を再開する。なお、全
ての記録動作が終了した場合は、主走査モータドライバ
6およびキャップ台駆動モータドライバ8に信号を送
り、キャリッジ302およびキャップ台400をHPま
で移動させ、全動作が終了する。
【0036】以上述べた構成および動作により本発明を
実施したところ、シートサイズのいかんに拘らず毎回の
空吐出動作を行うことが可能なためにいかなる画像であ
っても記録ヘッド内のインクの増粘を起こすことがなく
なり、濃度変化や不吐出のない常に良好な画像を得るこ
とができた。また小さなサイズの記録シートに記録する
場合であっても、キャリッジ302が余分な距離を移動
することがなくなり、1枚の記録印字時間を短縮するこ
とが可能になった。さらにキャリッジ移動距離が最低限
であるために、主走査に関係する部品の寿命が延びると
いう利点もある。
【0037】なお、上記構成ではキャップ台400をモ
ータ408によりスライドさせるようにしたが、そのス
ライド量が比較的短い場合にはそれを省略し、図6に示
すような構成にすることも可能である。すなわち、この
図に示すようにキャップ台上部材401に設ける401
Aの形状を変更して、上部材401が持ち上がってから
さらに移動する距離を長くすることにより(図のL′の
部分)、その範囲内でキャリッジ302のスタートポジ
ションを選ぶことが可能になる。つまりその範囲内のど
の位置においても記録ヘッド部340がキャッピングさ
れているので、そのまま各種回復動作を行うことができ
る。これによりその駆動モータなどといった駆動装置を
省略でき、構成や動作シーケンスを簡略化できるといっ
た利点が得られる。
【0038】以上に述べた実施例では、シートサイズに
依らず常にキャリッジ302の1走査毎に記録ヘッド部
340をキャッピングする例について説明してきた。し
かし1ページ分の記録中に行われる回復動作が空吐出動
作のみであれば、必ずしもその動作毎にキャッピングす
る必要はない。
【0039】図7および図8はかかる場合に適用される
本発明の背景技術としての参考例を示す。これまでに述
べてきた本発明の実施例と、この参考例との相違点を述
べると、キャップ台400の上面に吸引口が451A〜
451Eの5つ設けられることである。ここで、隣り合
う吸引口同士間の間隔は、ヘッド間隔Lhに一致させて
ある。そして、最大サイズのシート1Aの記録開始位置
Pからキャリッジ助走距離L1の位置に吸引口451B
がくるようにキャップ台400の相対位置を設定する。
そこで、キャリッジ302がそのHPに位置するときに
は図8の(A)に示すようにキャップ台上部材401が
上昇して、ヘッド部340Y,340M,340C,3
40BKがそれぞれ吸引口451E,451D,451
C,451Bによりキャッピングされる(ここで、各吸
引口はポンプによってそれぞれ独立に吸引される構成で
あるため、451Aといった密閉されない吸引口があっ
ても他には影響がない)。そこで上述したように、最大
サイズシート1Aに記録する場合のキャリッジ302の
スタートポジションST1においては、図8の(B)に
2点鎖線で示すようにヘッド部340Y,340M,3
40C,340BKの真下にそれぞれ吸引口451E,
451D,451C,451Bがそれぞれ位置する。た
だし、ヘッド部と吸引口とは離れておりキャッピング状
態にはない。そこで、このような状態で空吐出を行って
も、各ヘッドの対向位置にある吸引口の吸収部材404
(図3の(C)参照)にインクが吸収される。
【0040】また、小サイズシート1Bの場合のスター
トポジションST2は、図8の(B)に実線(ヘッド部
は破線)で示すようにヘッド部340Y,340M,3
40C,340BKの真下対向位置にそれぞれ吸引口4
51D,451C,451B,451Aが位置する。か
くして、この場合の空吐出の受け口は上記4つの吸引口
451A〜451Dとなる。
【0041】上述した参考例において、小サイズシート
の記録時におけるキャリッジ302の助走距離はL1′
となり、従来であればL2(図12参照)であった距離
が、Lhだけ短縮されることになる。またキャップ台4
00自体を移動させる機構を設ける必要がない。さらに
キャッピング動作を行うとキャリッジ302に負荷を与
えることになるが、上記実施例の場合は空吐出動作で負
荷を発生させることがない。そのため図3に示した駆動
モータ408に余裕度を持たすことができ、具体的に
は、それだけモータ408の昇温や騒音を抑えることが
できる。また、キャリッジ302やキャップ台400な
どの関連部材の耐久性を向上させることができるなどと
いった利点が得られる。
【0042】なお、上述した参考例においては、吸引回
復動作用および空吐出動作用を1つの回復ユニットで兼
用させているが、例えば次のようにキャップ台を動作別
に構成することも可能である。
【0043】図9にその構成を示す。吸引回復用のキャ
ップ台400の上面には吸引口351Y,351M,3
51C,351BKが設けてあり、それぞれから回復ユ
ニット350内の吸引ポンプPにチューブ405で接続
されている。さらに吸引ポンプPはチューブ413を介
して、廃インクタンク414に接続されている。一方、
プラテン311の画像形成領域外の端部には開口416
が形成されていて、その下に受け皿417および受け皿
417に保持されるインク吸収部材418が配置されて
いる。さらに受け皿417の下面中央に穿設された孔4
17Aと廃インクタンク414とはチューブ419を介
して接続されている。なお、プラテン311の開口41
6や受け皿417および吸収部材418は各ヘッド部の
空吐出を受けるための機構であり、その開口416は大
サイズシート1A,小サイズシート1Bのいずれの場合
でもそのキャリッジ302のスタートポジションST
1,ST2においてそのときの各ヘッド部対向位置にあ
るようにしてある。また、廃インクタンク414は受け
皿417よりも低いところに設けられているので、空吐
出されたインクはいったん吸収部材418に吸収された
後、チューブ419を介して廃インクタンク414に自
然に流れ込む。
【0044】以上に述べた構成により、キャリッジ30
2はシートサイズによらず常に一定の助走距離(L1)
をもつことができる。
【0045】なお、これまでの例では、各ヘッド部34
0の回復動作として吸引回復および空吐出回復の2種類
について説明してきたが、本発明はそれに限るものでは
なく、例えばヘッド部側にポンプを有し、その圧力で強
制的に吐出口からインクを排出させるといったいわゆる
加圧回復方式の場合であっても同様に適用可能である。
つまり主走査記録中に記録領域内で行うことができない
ような何らかの回復動作がある程度頻繁に必要であれ
ば、本発明は効果がある。
【0046】またこれまでの前提として、シートのサイ
ズによって記録開始位置が異なる場合を問題にしてきた
が、本発明はそれにとどまるものではない。その他に記
録形態による違いも考えられる。例えばシート自体のサ
イズや位置は同じであっても画像余白を変化させる場合
やキャリッジ302の助走距離を変化させる場合などが
考えられる。後者が必要とされるのは記録スピードを変
化させたい時(例えば通常よりもスピードを落としてそ
の分記録密度を高めるような記録法)などが考えられ
る。それらいずれの場合にも共通して発生するであろ
う、総記録時間の短縮およびヘッド性能の維持という問
題に対して、本発明が有効であることは言うまでもな
い。
【0047】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0048】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0049】記録ヘッドの構成としては、上述のような
吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構成(直線状液流
路または直角液流路)の他に熱作用部が屈曲する領域に
配置されている構成を開示する米国特許第455833
3号明細書,米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−1236
70号公報や熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出
部に対応させる構成を開示する特開昭59−13846
1号公報に基いた構成としても本発明の効果は有効であ
る。すなわち、記録ヘッド部の形態がどのようなもので
あっても、本発明によれば記録を確実に効率よく行うこ
とができるようになるからである。
【0050】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、を用いた場合にも本発明は有
効である。
【0051】また、本発明にかかる記録装置の構成とし
て、記録ヘッド部に対してのキャッピング手段、クリー
ニング手段、加圧或は吸引手段の外に、電気熱変換体或
はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用い
て加熱を行う予備加熱手段を挙げることができる。
【0052】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものであってもよい。また、例えば記録
装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モ
ードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各記録モ
ードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0053】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0054】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によると、画像形
成領域の外においてインクジェット記録ヘッドに対向す
る複数の位置へキャリッジの走査方向に沿って移動可能
に回復手段を設け、画像形成情報に基づいて移動手段に
より複数の位置の中から選択された位置へ回復手段を移
動させるようにしたので、以下に述べるような効果が得
られる。
【0056】(1)記録シートサイズなど記録条件のい
かんによらず記録ヘッド部の主走査のためのスタートポ
ジションをその条件に対して最適な位置に設定すること
ができるため、画像形成に要する時間が短縮でき、また
主走査関係部品の耐久性が向上する。
【0057】(2)主走査記録毎に回復動作を実行する
ことが可能であるため、画像情報に影響されることなく
常にヘッド部の性能を良好な状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】第1実施例の記録部分の構成を示す詳細図であ
る。
【図3】第1実施例の回復装置の構成を駆動前の正面
(A),駆動中の正面(B)および(B)の側面(C)
によって示す詳細図である。
【図4】本発明に関する記録シートのサイズによる主走
査上の各種キャリッジ位置(A)および(B)によって
示す説明図である。
【図5】第1実施例の装置の制御用の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第2実施例の回復装置構成およびその
動作を(A),(B)の2状態で示す説明図である。
【図7】本発明の背景技術としての回復装置の参考例を
示す平面図である。
【図8】図7に示した参考例の構成およびその動作を
(A),(B)の2状態で示す説明図である。
【図9】本発明の背景技術としての回復装置の、他の参
考例の構成を上面図(A)および一部破砕して示す側面
図(B)によって示す説明図である。
【図10】従来の画像記録装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の画像記録装置の構成を示す断面図であ
る。
【図12】従来の画像記録装置の問題点を表す説明図で
ある。
【符号の説明】
1,1A,1B 記録紙 2 RAM 3 ROM 10 CPU 200 画像入力部 202 読取ユニット 300 画像出力部 301BK,301C,301M,301Y インクジ
ェットヘッドカートリッジ(IHC) 302 キャリッジ 306 主走査(用)モータ 311 プラテン 316 搬送モータ 322,323 カセット 331 サイズ検知装置 332 基台 340,340BK,340C,340M,340Y
記録ヘッド部 350 回復ユニット 351BK,351C,351M,351Y 吸引口 400 キャップ台 401 上部材 402 下部材 403 弾性部材 404 インク吸収部材 408 キャップ台駆動モータ 451A〜451E 吸引口 P 吸引ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 成一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−69559(JP,A) 特開 平2−215539(JP,A) 特開 平4−65250(JP,A) 特開 平3−173653(JP,A) 特開 平2−52751(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/165 B41J 2/185

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段
    と、 画像形成情報に基づきインクを吐出し画像形成領域にお
    いて記録媒体に画像を形成するインクジェット記録ヘッ
    ドと、 このインクジェット記録ヘッドを搭載し前記画像形成領
    域から前記画像形成領域の外にまで移動走査するキャリ
    ッジと、 前記画像形成領域の外において前記インクジェット記録
    ヘッドに対向する複数の位置へ前記キャリッジの走査方
    向に沿って移動可能に設けられ、前記インクジェット記
    録ヘッドの記録性能の低下を防ぐための回復動作を行う
    回復手段と、 前記画像形成情報に基づき前記複数の位置の中から選択
    された位置へ前記回復手段を移動させる移動手段とを具
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クを吐出するために利用される熱エネルギを発生する熱
    エネルギ発生手段を具えることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記熱エネルギ発生手段は、電気熱変換
    体であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成情報は記録媒体のサイズで
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項
    に記載の画像形成装置。
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