JPH0627147U - インク回収機構 - Google Patents

インク回収機構

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JPH0627147U
JPH0627147U JP6377292U JP6377292U JPH0627147U JP H0627147 U JPH0627147 U JP H0627147U JP 6377292 U JP6377292 U JP 6377292U JP 6377292 U JP6377292 U JP 6377292U JP H0627147 U JPH0627147 U JP H0627147U
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ink
discharge side
waste liquid
valve
port
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Application number
JP6377292U
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Inventor
哲也 村瀬
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーインクジェット印刷装置のインク回収
機構において、印字ヘッドのメンテナンス時に吸収され
廃液となったインクを、同色のインクカートリッジ内の
廃液タンクへ排出しインクカートリッジの浪費を防ぐ。 【構成】 印字ヘッド1のインク吐出部に接続されてい
るキャップ2とインク吸収ポンプ4とを結ぶ経路と、イ
ンク吸収ポンプ4とインクカートリッジ16内の廃液タ
ンク29を結ぶインク回収系経路に、ソレノイド9と排
出側ソレノイド19を連動することにより吸引する色を
選択しインクの流路を解放および遮断できるバルブ6と
排出側バルブ15を設けることによって、吸引されたイ
ンクを同色のインクカートリッジ内の廃液タンクに排出
してインクカートリッジの浪費を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカラーインクジェット記録装置、特に印字ヘッドのメンテナンスによ って廃液となったインクを回収する際の、インク回収機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例のインク回収系の経路を示している。図5は従来例のバルブ上断 面図である。バルブ6はバルブヘッド7と中継ポート13a、13b、13c、 13dと吸引側ソレノイド9a、9b、9c、9d、およびバルブラバー8a、 8b、8c、8dから成り、バルブヘッド7はソレノイド9a、9b、9c、9 dを保持している。また、バルブヘッド7には使用する色の数に合わせて入力ポ ート10a、10b、10c及び10dがあり、図4の印字ヘッド1のインク吐 出部1a、1b、1c、1dからそれぞれに対応する各キャップ2a、2b、2 c及び2dと流路3aを介してインクをバルブ6内に流し込める構造になってい る。図5中の入力ポート10a、10b、10c及び10dは前記バルブヘッド 7内で中継ポート13a、13b、13c及び13dと各々絡がりインクを前記 中継ポート13a、13b、13c及び13d内の経路を通じて、バルブラバー 8a、8b、8c、8d内に流せるようになっている。
【0003】 また前記中継ポート13a、13b、13c及び13dの中心部にはもう一つ の経路が形成されている。前記バルブヘッド7内の前記入力ポート10a、10 b、10c及び10dと前記中継ポート13内に形成され、バルブラバー8に連 通する経路は、前記中継ポート13a、13b、13c及び13dの中心部経路 とバルブラバー8内で連通と遮断が可能であり、かつ前記中心部経路と交差して いて合流する経路がバルブヘッド7内に構成され出力ポート11に絡がっている 。前記出力ポート11は図4中の流路3bを介してインク吸引ポンプ4と絡がっ て前記バルブ6内にあるインクを前記インク吸引ポンプ4に流し出せるようにな っている。
【0004】 また図5に示す通り、前記中継ポート13a、13b、13c及び13dは、 外気と遮断するためのシール効果を持ち伸縮可能なベローズ状にできている前記 バルブラバー8a、8b、8c及び8dで覆われており、前記入力ポート10か ら中継ポート13の端点に至る経路または中継ポート13の端点から前記出力ポ ート11に至る経路の中継ポート13側の端点が凸状になり前記バルブラバー8 と接合したときには前記入力ポートから前記出力ポートに至る経路を遮断できる ようになっている。前記バルブラバー8a、8b、8c及び8dは、ソレノイド 9a、9b、9c及び9dの磁気効果により可動するプランジャー14と接着ま たはインサート成形により接合していて、図6、図7に示すように前記ソレノイ ド9を通電し図7の如く前記プランジャー14が引かれたときには前記入力ポー ト10から前記出力ポート11に至る経路を導通させ、通電を断ち切ったときに は図6の如くバルブラバー8とソレノイド9の間に前記プランジャー14を押し 戻す方向に装着されたばね12により中継ポート13の端点の凸部と接合し、バ ルブラバー8が前記入力ポート10から前記出力ポート11に至る経路を遮断す るのである。また、ソレノイド9は図示しない制御回路によって各々独立に動作 するようになっている。
【0005】 印字ヘッドの初期化及びメンテナンス時には、必要量のインクをインク吐出部 1a、1b、1c及び1dより対応するキャップ部2が吸引するわけだが、特定 のインクがインク切れを起こしたときあるいは特定の色が印字不良を起こした場 合にはその色のインクを吐出するインク吐出部と連通するソレノイド9のみを通 電し中継ポート13を開放しインク吸引ポンプ4を駆動させて必要なインク吐出 部のみを初期化あるいはメンテナンスしている。初期化およびメンテナンス時に 吸引ポンプ4により吸引されたインク廃液は、各色のインクカートリッジ16内 のインク廃液タンク29に分配されて送られる。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
図4に示されるようなインク回収機構においては、インク吸引ポンプ4により 吸引されたインク廃液は、複数のインクカートリッジ16内のインク廃液タンク 29に適宜分配され送られる。このためインク流路間の抵抗の差によって特定の カートリッジの廃液タンク29のみに送られ易く、特定のインクカートリッジ内 の廃液タンク29が満杯になり易く、廃液タンク29からインク廃液があふれで てしまう。また廃液タンクが満杯のためインクカートリッジ16内部に未使用イ ンクが残っていてもインクカートリッジ16を交換しなくてはならない。このた め装置が汚れ易く、またインクカートリッジ16を無駄に浪費してしまうことに なる。従って、本考案は上記の問題点を解決するインク回収機構を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、吸引ポンプとインクカートリッジとの間にインク 排出の流路が各色ごとに構成するようにバルブを設け、印字ヘッドの初期化及び メンテナンス時に吸引されたインク廃液は吸引されたインクと同色のインクカー トリッジ内の廃液インクへと送れるようにした。
【0008】
【作用】
上記のように構成されたインク回収機構では、吸引されたインクは同色のイン クカートリッジの廃液タンクに送られるので、インクカートリッジの廃液インク があふれることが無い。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案によるイン ク回収系の経路を示している。主に、印字ヘッド1とバルブ6、吸引ポンプ4、 排出側バルブ15、インクカートリッジ16により構成される。排出側バルブ1 5と従来例のバルブ6の内部構造は同じであるが、廃液インクの流れ方向が逆に なるよう作動する。
【0010】 図2は本考案の実施例の排出側バルブ15の上断面図であり、排出側バルブ1 5は排出側バルブヘッド17とそれぞれ4個の排出側ソレノイド19、プランジ ャ14及び排出側バルブラバー18から成り、排出側バルブラバー18と排出側 ソレノイド19の間には、コイルバネ12が配設され、排出側バルブヘッド17 は排出側ソレノイド19を保持している。また、排出側バルブヘッド17には使 用するインクの色の数にあわせて排出側中継ポート23と排出側出力ポート20 がそれぞれ4個あり、排出側ソレノイド19は図示しない制御回路により各々独 立に作動するようになっている。
【0011】 バルブ6から吸引ポンプ4に吸引されたインク廃液は、出力ポート11から流 路3b、吸引ポンプ4、流路3cから排出側入力ポート21を通って排出側バル ブ15に入る。排出側入力ポート21からの経路は排出側バルブ15の排出側バ ルブヘッド17の他端の直前で連通している。この経路は各排出側中継ポート2 3の中心部に形成された経路と連通し、排出側中継ポート23の端点の凸部と排 出側バルブラバー18が排出側ソレノイド19の磁気効果により、プランジャ1 4と共に吸引され離れた時、廃インクは排出側バルブラバー18内に入り、排出 側中継ポート23に設けたもう一つの経路を通って、各排出側出力ポート20に 対応して設けられたインクカートリッジ16内の廃液タンク29に流す構造にな っている。排出側入力ポート21は排出側中継ポート23につながり、排出側中 継ポート23は排出側出力ポート20に各々つながっている。ここで、排出側入 力ポート21から水平に形成された経路と、排出側バルブラバー18から排出側 中継ポート23を通って、排出側出力ポート20への経路とは交差するが、それ ぞれの経路は交わっていない。
【0012】 また図2に示すとおり、4ヶ所の排出側中継ポート23は外気と遮断するため にシール効果を持ち伸縮可能なベローズ状にできている4個の排出側バルブラバ ー18に覆われている。排出側入力ポート21から排出側中継ポート23に至る 流路と、排出側中継ポート23から排出側出力ポート20に至る流路は、流路の 排出側中継ポート23側の端点が凸状になり、排出側バルブラバー18と接合し たときに排出側入力ポート21から排出側出力ポート20に至る流路を遮断でき るようになっている。排出側バルブラバー18は排出側ソレノイド19の磁気効 果により可動するプランジャー14と接着、またはインサート成形により接合し ていて図6のように排出側ソレノイド19の非通電時は、排出側入力ポート21 から排出側出力ポート20へ至る流路を排出側ソレノイド19と排出側バルブラ バーの間の、ばね12が排出バルブラバー18を排出側中継ポート23に当接さ せることで遮断可能になっている。図7は排出側ソレノイド19が通電時でプラ ンジャ14と一体の排出側バルブラバー18を吸引し、排出側中継ポート23の 端点凸部と排出側バルブラバー18との間に隙間ができ、排出側入力ポート21 から水平な経路と排出側中継ポート23の中心部の経路と排出側バルブラバー1 8を連通し、更に排出側中継ポート23のもう一つの経路を通じて、排出側出力 ポート20と連通する。
【0013】 図3に示すように、4対のソレノイド9と排出側ソレノイド19は各々独立の 駆動回路25を介して制御回路26につながっていて、信号系回路27の情報を 基にして制御回路26は導通すべきソレノイド1対を選択してそれぞれの駆動回 路25に働きかけ独立駆動を実現させている。印字ヘッドの初期化およびメンテ ナンス時には必要量のインクをインク吐出部1a、1b、1c、1dより対応す るキャップ部2が吸引する。吸引される各色に対応したインク吐出部と連動する ソレノイド9と排出側ソレノイド19に通電し、中継ポート13と排出側中継ポ ート23を開放し、インク吸引ポンプ4を駆動させれば、吸引され排出されるイ ンク廃液はインク廃液と同色のインクカートリッジ16内の廃液タンク29へと 流される。
【0014】
【考案の効果】
以上のようなインク回収機構を設ければ、印字ヘッドの初期化及びメンテナン ス時に吸引されたインクを同色のインクカートリッジの廃液タンクに送れるため 、未使用インクが残っているインクカートリッジ交換しないですみ、インクカー トリッジの浪費を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインク回収系図である。
【図2】本考案による排出側バルブ上断面図である。
【図3】本考案の駆動回路のブロック図である。
【図4】従来例のインク回収系の経路図である。
【図5】従来例のバルブ上断面図である。
【図6】従来例および本考案の非通電時のバルブの部分
断面図である。
【図7】従来例および本考案の通電時のバルブの部分断
面図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 1a インク吐出部 1b インク吐出部 1c インク吐出部 1d インク吐出部 2 キャップ 3a 流路 3b 流路 3c 流路 4 吸引ポンプ 6 バルブ 7 バルブヘッド 8 バルブラバー 9 ソレノイド 10 入力ポート 11 出力ポート 13 中継ポート 14 プランジャー 15 排出側バルブ 16 インクカートリッジ 17 排出側バルブヘッド 18 排出側バルブラバー 19 排出側ソレノイド 20 排出側出力ポート 21 排出側入力ポート 23 排出側中継ポート 25 駆動回路 26 制御回路 27 信号系回路 28 インク 29 廃液タンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドの初期化あるいはメンテナン
    ス時にインクの吸引行為を必要とし、インク色数に応じ
    た入力ポート、中継ポート、プランジャと一体化したバ
    ルブラバー及びソレノイドで構成されたバルブから吸引
    ポンプを介して、吸引され廃液となったインクをインク
    カートリッジ内の廃液タンク等へ排出する機構を有し、
    複数のインクカードリッジから異なる色のインクを前記
    印字ヘッドに搬送する経路と対応したインク吐出部より
    吐出し印字を行うカラーインクジェット印刷装置のイン
    ク回収機構において、前記吸引ポンプの排出側には排出
    側入力ポートから水平に形成された経路を有する排出側
    バルブがあり、前記経路には廃液インク色に対応した複
    数の排出側中継ポートを有し、前記排出側中継ポート中
    心部の経路と連通し、排出側中継ポートの他の経路はプ
    ランジャ付排出側バルブラバーを介して、排出側出力ポ
    ートからインクカートリッジ内の廃液タンクに通じ、前
    記廃液インクに対応する排出側中継ポート、プランジャ
    付排出側バルブラバーと前記中継ポート、プランジャ付
    バルブのそれぞれのソレノイドは同時に通電と遮断がな
    されるよう回路で制御され、前記中継ポート、バルブラ
    バーと排出側中継ポート、排出側バルブラバーが同時に
    開閉し、開のときには吸引し廃液となったインクを、吸
    引されたインクと同色のインクカートリッジ内の廃液タ
    ンク等へ排出することを特徴としたインク回収機構。
JP6377292U 1992-09-11 1992-09-11 インク回収機構 Pending JPH0627147U (ja)

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JP6377292U JPH0627147U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 インク回収機構

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JP6377292U JPH0627147U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 インク回収機構

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JPH0627147U true JPH0627147U (ja) 1994-04-12

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JP (1) JPH0627147U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6883896B2 (en) 2002-03-29 2005-04-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
KR100937253B1 (ko) * 2009-05-14 2010-01-15 정종환 프린터 잉크 재활용 장치 및 그 처리 방법

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