JP6003576B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1に記載の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、ノズルを覆うように液体吐出ヘッドに装着可能なキャップと、キャップ内を吸引するポンプと、液体吐出ヘッドから排出された液体(廃液)を貯留する廃液タンクと、を備えている。キャップとポンプ、ポンプと廃液タンクは、それぞれ、チューブにより接続されている。特許文献1に記載の液体吐出装置は、キャップがノズルを覆うように液体吐出ヘッドに装着された状態で、キャップ内を吸引することで、ノズルからキャップへ液体(廃液)を強制的に排出させる吸引パージ処理を行う。そして、キャップが液体吐出ヘッドから外された状態で、キャップ内を吸引することで、キャップに排出された液体をキャップから排出する空吸引処理を行う。キャップから排出された液体は、チューブを介して、廃液タンクに回収される。
特開2006−231623号公報
一般に、チューブは、樹脂等の通気性を有する材料で形成されている。そのため、空吸引処理において、キャップから排出された液体がチューブ内に残っていると、チューブ内に残った液体が乾燥、増粘等し、チューブが目詰まり等するという問題が発生する。そこで、液体がチューブ内に残らないようにするためには、ポンプによりキャップ内の空吸引を行った後、続けて、吸引した液体を全て、ポンプで廃液タンクへ送るようにすればよい。しかしながら、このようにすると、空吸引処理の度に、液体をキャップから廃液タンクまでの長い距離送らなければならないため、空吸引処理に必要な時間が長くなる。空吸引処理は、例えば、ユーザ指示による液体吐出ヘッドのメンテナンス時に行われるため、時間が長くなると、その間、ユーザを待たせてしまうことになる。
本発明の目的は、キャップから液体を排出する空吸引処理に必要な時間を短くすることである。
第1の発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うように前記液体吐出ヘッドに装着可能なキャップと、前記液体吐出ヘッドが液体を吐出しないときに前記キャップを前記液体吐出ヘッドに装着させるキャップ駆動手段と、フラッシングによって前記ノズルから吐出された液体を吸収する吸収体と、前記キャップ内及び前記吸収体に負圧を付与する負圧付与手段と、前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内と前記吸収体とで切り換える切換ユニットと、液体を回収する廃液回収部と、前記キャップと前記切換ユニットとを接続する第1接続部材と、前記吸収体と前記切換ユニットとを接続する第2接続部材と、前記切換ユニットと前記負圧付与手段とを接続する第3接続部材と、前記負圧付与手段と前記廃液回収部とを接続する第4接続部材と、前記液体吐出ヘッド及び前記負圧付与手段を制御する制御手段と、を備える液体吐出装置であって、前記第3接続部材のガスバリア性は、前記第1接続部材のガスバリア性よりも高く、前記制御手段は、前記キャップが前記液体吐出ヘッドに装着された状態で、前記負圧付与手段により前記キャップ内を吸引し、前記ノズルから前記キャップに液体を排出させる吸引パージ処理と、前記吸引パージ処理後に、前記キャップが前記液体吐出ヘッドから外された状態で、前記負圧付与機構により前記キャップ内を吸引し、前記キャップに排出された液体を前記キャップから排出する空吸引処理と、前記空吸引処理後に、前記液体吐出ヘッドにフラッシングを行わせるフラッシング処理と、前記フラッシング処理後に、前記負圧付与機構により前記吸収体を吸引する吸収体吸引処理と、を実行し、前記空吸引処理において、前記キャップに排出された液体及び前記第1接続部材内に位置する液体が前記第3接続部材内に移動し、且つ、前記第3接続部材内に留まるように前記負圧付与手段を制御し、前記制御手段により前記吸収体吸引処理が実行されるときに、前記第3接続部材内に留まっていた液体が前記廃液回収部に回収されることを特徴とする。
液体吐出装置においては、ノズルからキャップに液体を排出させる吸引パージ処理を行って、ノズルの吐出異常の解消、及び、吐出異常が未然に防止されるようになっている。また、吸引パージ処理後、ノズルのメニスカス等を整える等の目的でフラッシング処理が行われる。
また、本発明では、フラッシングによって吸収体に液体が吐出された後に、吸収体表面に付着した液体の、吸収体内部への浸透促進等のために、吸収体に負圧を付与する。また、本発明では、制御手段は、空吸引処理において、キャップに排出された液体及び第1接続部材内に位置する液体が、切換ユニットと負圧付与手段とを接続する第3接続部材内に移動し、且つ、第3接続部材内に留まるように負圧付与手段を制御する。従って、空吸引処理時においては、第3接続部材から廃液回収部まで液体を送らないため、空吸引処理に必要な時間を短くすることができる。続けて、フラッシング処理、及び、吸収体吸引処理が実行されることで、第3接続部材内に留まっていた液体が廃液回収部に回収される。従って、第3接続部材内や第4接続部材内に長時間液体が留まることはなく、液体が乾燥、増粘等するという問題が発生することがない。
また、切換ユニットと負圧付与手段とを接続する第3接続部材のガスバリア性は、キャップと切換ユニットとを接続する第1接続部材のガスバリア性よりも高い。従って、第3接続部材内に液体が残っていたとしても、液体が乾燥、増粘等することが防止される。
第2の発明の液体吐出装置は、第1の発明の液体吐出装置において、前記第3接続部材の長さは、前記第1接続部材の長さよりも長いことを特徴とする。
本発明では、切換ユニットと負圧付与手段とを接続する第3接続部材の長さは、キャップと切換ユニットとを接続する第1接続部材の長さよりも長い。従って、長さの短い第1接続部材を介して、短い時間で、キャップから第3接続部材内に液体を移動させることができる。
第3の発明の液体吐出装置は、第1又は第2の発明の液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドのメンテナンスの指示を受け付ける受付手段をさらに備え、前記受付手段により前記指示が受け付けられた場合に、前記制御手段は、前記吸引パージ処理、前記空吸引処理、前記フラッシング処理、及び、前記吸収体吸引処理を実行することを特徴とする。
本発明では、受付手段により液体吐出ヘッドのメンテナンスの指示が受け付けられた場合に、制御手段は、吸引パージ処理、空吸引処理、フラッシング処理、及び、吸収体吸引処理を実行する。従って、ユーザ指示による液体吐出ヘッドのメンテナンス時において、空吸引処理に必要な時間を短くすることができる。これにより、ユーザ指示による液体吐出ヘッドのメンテナンス時に、ユーザを待たせる時間が短くなる。なお、「液体吐出ヘッドのメンテナンス」とは、液体吐出ヘッドを正常な状態に維持、回復等するために行われる処理である。
第4の発明の液体吐出装置は、第1〜第3の発明のいずれかの液体吐出装置において、前記切換ユニットは、前記吸引パージ処理時、及び、前記空吸引処理時において、前記第1接続部材と前記第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内とし、前記吸収体吸引処理時において、前記第2接続部材と前記第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、前記負圧付与手段の負圧付与対象を前記吸収体とすることを特徴とする。
本発明では、切換ユニットは、吸引パージ処理時、及び、空吸引処理時において、第1接続部材と第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、負圧付与手段による負圧付与対象をキャップ内とし、吸収体吸引処理時において、第2接続部材と第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、負圧付与手段の負圧付与対象を吸収体とする。従って、切換ユニットにより、負圧付与手段による負圧付与対象がキャップ内、又は、吸収体とされる。
第5の発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、前記ノズルを覆うように前記液体吐出ヘッドに装着可能なキャップと、前記液体吐出ヘッドが液体を吐出しないときに前記キャップを前記液体吐出ヘッドに装着させるキャップ駆動手段と、フラッシングによって前記ノズルから吐出された液体を吸収する吸収体と、前記吸収体を収容するフラッシング受け部材と、前記キャップ内及び前記吸収体に負圧を付与する負圧付与手段と、前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内と前記吸収体とで切り換える切換ユニットと、液体を回収する廃液回収部と、前記キャップと前記切換ユニットとを接続する第1接続部材と、前記吸収体と前記切換ユニットとを接続する第2接続部材と、前記切換ユニットと前記負圧付与手段とを接続する第3接続部材と、前記負圧付与手段と前記廃液回収部とを接続する第4接続部材と、前記液体吐出ヘッド及び前記負圧付与手段を制御する制御手段と、を備える液体吐出装置であって、前記第2接続部材は、その一端に負圧付与口を有し、前記負圧付与口は、前記フラッシング受け部材の内側に配置され、且つ、前記吸収体に接触せず、前記吸収体に近接して配置され、前記制御手段は、前記キャップが前記液体吐出ヘッドに装着された状態で、前記負圧付与手段により前記キャップ内を吸引し、前記ノズルから前記キャップに液体を排出させる吸引パージ処理と、前記吸引パージ処理後に、前記キャップが前記液体吐出ヘッドから外された状態で、前記負圧付与機構により前記キャップ内を吸引し、前記キャップに排出された液体を前記キャップから排出する空吸引処理と、前記空吸引処理後に、前記液体吐出ヘッドにフラッシングを行わせるフラッシング処理と、前記フラッシング処理後に、前記負圧付与機構により前記吸収体を吸引する吸収体吸引処理と、を実行し、前記空吸引処理において、前記キャップに排出された液体及び前記第1接続部材内に位置する液体が前記第3接続部材内に移動し、且つ、前記第3接続部材内に留まるように前記負圧付与手段を制御し、前記制御手段により前記吸収体吸引処理が実行されるときに、前記第3接続部材内に留まっていた液体が前記廃液回収部に回収されることを特徴とする。
第6の発明の液体吐出装置は、第5の発明の液体吐出装置において、前記吸収体は、表面に凹部を有し、前記負圧付与口は、前記吸収体の前記凹部に接触せず、前記凹部内に配置されることを特徴とする。
本発明では、フラッシングによって吸収体に液体が吐出された後に、吸収体表面に付着した液体の、吸収体内部への浸透促進等のために、吸収体に負圧を付与する。また、本発明では、制御手段は、空吸引処理において、キャップに排出された液体及び第1接続部材内に位置する液体が、切換ユニットと負圧付与手段とを接続する第3接続部材内に移動し、且つ、第3接続部材内に留まるように負圧付与手段を制御する。従って、空吸引処理時においては、第3接続部材から廃液回収部まで液体を送らないため、空吸引処理に必要な時間を短くすることができる。続けて、フラッシング処理、及び、吸収体吸引処理が実行されることで、第3接続部材内に留まっていた液体が廃液回収部に回収される。従って、第3接続部材内や第4接続部材内に長時間液体が留まることはなく、液体が乾燥、増粘等するという問題が発生することがない。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。 キャップ及びフラッシングフォームと廃液タンクとを接続する、廃液回収系を概略的に示す図である。 図2におけるフラッシングフォーム付近の拡大図である。 インクジェットプリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 ユーザ指示によりインクジェットヘッドのメンテナンスを実行する場合のインクジェットプリンタの動作を示すフローチャートである。 キャッピング等を行う場合のインクジェットプリンタの動作について説明するための図である。 吸引パージ処理等を行う場合のインクジェットプリンタの動作について説明するための図である。 空吸引処理等を行う場合のインクジェットプリンタの動作について説明するための図である。 フラッシング処理等を行う場合のインクジェットプリンタの動作について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、液体吐出装置として、記録用紙等の記録媒体にインク(液体)を吐出して画像や文字等を記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。インクジェットプリンタ1は、水平方向に沿って設置された場合、紙面手前側が上方となり、紙面奥側が下方となる。以下、水平方向に沿って設置された状態におけるインクジェットプリンタ1について説明する。左右方向、前後方向を図示の方向として説明し、左右方向、前後方向は、水平方向とそれぞれ平行である。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、記録用紙100に文字や画像等を記録するプリンタ部2、プリンタ部2の後述するインクジェットヘッド5のメンテナンスを行うメンテナンスユニット3等を備えている。
プリンタ部2は、キャリッジ4、インクジェットヘッド5(液体吐出ヘッド)、搬送機構6、等を備える。また、プリンタ筐体7内には、記録用紙100を支持するプラテン8が水平方向に沿って設置されている。
キャリッジ4は、所定の走査方向、ここでは、左右方向に往復移動可能となっている。プラテン8の上方には、走査方向に平行に延びる2つのガイドレール9、10が設けられている。キャリッジ4は、図4に示すキャリッジ駆動モータ62により駆動されることによって、プラテン8上の記録用紙100と対向する領域において、2本のガイドレール9、10に沿って走査方向に移動する。
インクジェットヘッド5は、キャリッジ4に搭載されており、インクを吐出するノズル43を有している。具体的には、インクジェットヘッド5は、プラテン8との間に隙間を有する状態でキャリッジ4の下部に水平方向に沿って取り付けられている。また、インクジェットヘッド5の下面は、複数のノズル43が開口したインク吐出面となっている。キャリッジ4に搭載されたインクジェットヘッド5は、インクカートリッジホルダ11と図示しないインク供給チューブによって接続されている。インクカートリッジホルダ11に装着された4つのインクカートリッジ12a、12b、12c、12dにそれぞれ貯留されたマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のインクが、インク供給チューブを介してインクジェットヘッド5にそれぞれ供給される。
複数のノズル43は、顔料を含むブラックインクを吐出する第1ノズル43bと、顔料を含まない3色(マゼンタ、シアン、イエロー)のカラーインクを吐出する第2ノズル43aと、を有している。また、複数のノズル43は、搬送方向に所定ピッチで形成され、搬送方向と直交する走査方向に並んで4列のノズル列44a〜44dを構成している。図1における左側3列のノズル列44a〜44cは、3色のカラーインクを吐出する第2ノズル43aから構成されている。図1における右側1列のノズル列44dは、ブラックインクを吐出する第1ノズル43bから構成されている。
インクジェットヘッド5は、キャリッジ4とともに、プラテン8上を搬送される記録用紙100と対向する範囲だけでなく、対向する範囲から左右外側に外れた位置まで移動する。記録用紙100と対向する範囲よりも右側の位置は、インクジェットヘッド5を使用しないときにキャリッジ4が待機する待機位置である。インクジェットヘッド5は、待機位置に到達したときに、下側に配置されている後述のメンテナンスユニット3のキャップ21と対向する。また、記録用紙100と対向する範囲よりも左側の位置は、インクジェットヘッド5がノズル43からインクを排出(フラッシング)するフラッシング位置である。インクジェットヘッド5は、フラッシング位置に到達したときに、下側に配置されている後述のメンテナンスユニット3のフラッシングフォーム22と対向する。キャリッジ駆動モータ62は、所定の走査方向、ここでは、左右方向に、待機位置とフラッシング位置との間の範囲内でインクジェットヘッド5(キャリッジ4)を移動させる。
搬送機構6は、インクが吐出される記録用紙100を所定の搬送方向、ここでは、前後方向(後方から前方)に搬送するものである。搬送機構6は、キャリッジ4及びプラテン8を挟むように前後に配置された2つの搬送ローラ13、14を有する。2つの搬送ローラ13、14は、それぞれ、駆動モータ64に動力伝達可能に接続されている。搬送ローラ13、14は、駆動モータ64によってそれぞれ同期して駆動され、インクジェットヘッド5とプラテン8の間において、記録用紙100を搬送方向へ搬送する。
以上のとおり説明したプリンタ部2は、プラテン8上の記録用紙100に対して、キャリッジ4を走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド5からインクを吐出させる一方で、2つの搬送ローラ13、14によって記録用紙100を搬送方向に搬送することにより、記録用紙100に所望の画像や文字などを記録するように構成されている。
次に、メンテナンスユニット3について説明する。図2は、キャップ及びフラッシングフォームと廃液タンクとを接続する、廃液回収系を概略的に示す図である。図1及び図2に示すように、メンテナンスユニット3は、キャップ21、フラッシングフォーム22(吸収体)、吸引ポンプ23(負圧付与手段)、切換ユニット24、廃液タンク25(廃液回収部)、第1チューブ26(第1接続部材)、第2チューブ27(第2接続部材)、第3チューブ28(第3接続部材)、第4チューブ29(第4接続部材)、ワイパー30、等を備える。
キャップ21は、プラテン8の右側の位置、すなわち、待機位置に位置するインクジェットヘッド5と対向する待機位置に配置されている。キャップ21は、上下方向(図1の紙面垂直方向)に移動可能に構成され、図4に示すキャップ駆動モータ63によって、インクジェットヘッド5のインク吐出面に対して離接駆動される。すなわち、キャップ21は、ノズル43を覆うようにインクジェットヘッド5に装着可能である。また、キャップ21は、インクジェットヘッド5のインク吐出面に密着した状態(キャッピング状態)にあるときに、3色のカラーインク(マゼンタ、シアン、イエロー)を吐出するノズル列44a〜44cを覆う第1キャップ部21a、ブラックインクを吐出するノズル列44dを覆う第2キャップ部21bと、とを有し、第1キャップ部21aと第2キャップ部21bは仕切り壁で仕切られている。
フラッシングフォーム22は、フラッシングによってノズル43から吐出されたインク(廃インク)を吸収するものである。フラッシングフォーム22は、プラテン8の左側の位置、すなわち、フラッシング位置に位置するインクジェットヘッド5と対向するフラッシング位置に配置されている。従って、フラッシングフォーム22は、記録用紙100の搬送領域に対して走査方向一方側のフラッシング位置にあり、キャップ21は、記録用紙100の搬送領域に対して走査方向他方側の待機位置にある。フラッシングフォーム22は、略直方体形状の多孔質部材からなり、フラッシング受け部材31内に収容されている。インクジェットヘッド5は、フラッシングフォーム22に対向した位置においてフラッシングを行い、フラッシングによってノズル43から排出されたインクはフラッシングフォーム22に受けられる。
図3は、図2におけるフラッシングフォーム22付近の拡大図である。図3に示すように、フラッシングフォーム22の底面には、凹部33が設けられている。凹部33は、フラッシングにより、ブラックインクを吐出する第1ノズル43bから構成されるノズル列44dから吐出されたブラックインク200が着弾する位置の下方(図3における右側)に位置している。すなわち、凹部33は、フラッシングフォーム22において、インクジェットヘッド5がフラッシング位置に位置した状態で、ブラックインクを吐出する第1ノズル43bから構成されるノズル列44dの下方に設けられている。また、フラッシング受け部材31の底面の凹部33に対応する位置には、孔36が設けられている。この孔36に第2チューブ27が挿通され、凹部33内に第2チューブ27の負圧付与口32が位置する。負圧付与口32は、フラッシングフォーム22に近接しているが、凹部33内において凹部33の壁面から離れた状態で位置している。また、フラッシング受け部材31の孔36と、第2チューブ27と、の間は、シールされている。
吸引ポンプ23は、駆動モータ64により駆動されるチューブポンプであり、キャップ21内及びフラッシングフォーム22に負圧を付与するものである。吸引ポンプ23により、キャップ21内に負圧が付与されることにより、後述する吸引パージ処理、空吸引処理が行われる。
また、吸引ポンプ23により、フラッシングフォーム22に負圧が付与されることにより、後述するフラッシングフォーム吸引処理が行われる。吸引ポンプ23によりフラッシングフォーム22に負圧が付与されると、図3に示すように、負圧付与口32と凹部33との間の空間に、負圧が作用する。ここで、負圧付与口32と凹部33との間の空間に作用する負圧により、フラッシングフォーム22が吸引される。これにより、フラッシングフォーム22の表面に向けてノズル43から吐出されたインク200が表面から内部に浸透する。特に、ブラックインク200が着弾する位置は、下方において負圧が作用するため、最も強く吸引される。
本実施形態においては、搬送機構6と吸引ポンプ23とが近い位置に位置するため、搬送機構6を駆動する駆動モータ64と、吸引ポンプ23を駆動する駆動モータ64と、は共通化されている。このため、インクジェットプリンタ1のコスト削減、小型化が実現されている。駆動モータ64は、吸引ポンプ23と動力伝達可能に接続されている。また、動力切換装置(図示省略)によって、駆動モータ64の駆動力が、2つの搬送ローラ13、14と吸引ポンプ23の一方に択一的に供給される。従って、記録用紙100の搬送時には吸引ポンプ23は駆動されない。
廃液タンク25は、廃液ケース内に収容された多孔質部材からなる吸収体(図示省略)を有し、吸引ポンプ23により送られてくるインクを貯留可能となっている。第1チューブ26、第2チューブ27、第3チューブ28、及び、第4チューブ29は、可撓性を有し、樹脂からなる。従って、第1チューブ26、第2チューブ27、第3チューブ28、及び、第4チューブ29は、通気性を有している。
第1チューブ26は、キャップ21と切換ユニット24とを接続するチューブである。第1チューブ26は、第1キャップ部21aと切換ユニット24とを接続する第1チューブ26aと、第2キャップ部21bと切換ユニット24とを接続する第1チューブ26bとを有している。第2チューブ27は、フラッシングフォーム22と切換ユニット24とを接続するチューブである。第2チューブ27の一端は、吸引ポンプ23に接続されており、第2チューブ27他端の負圧付与口32は、上述したように、フラッシングフォーム22に近接して、凹部33内に位置している。第3チューブ28は、切換ユニット24と吸引ポンプ23とを接続するチューブである。第4チューブ29は、吸引ポンプ23と廃液タンク25とを接続するチューブである。
切換ユニット24は、吸引ポンプ23による負圧付与対象をキャップ21内とフラッシングフォーム22とで切り換えるものである。切換ユニット24は、図示しない駆動モータにより駆動され、第1チューブ26と第3チューブ28との間をインク流動可能に開放し、及び、第2チューブ27と第3チューブ28との間をインク流動可能に開放する。第1チューブ26と第3チューブ28との間が開放されている場合は、キャップ21と吸引ポンプ23とが、第1チューブ26及び第3チューブ28を介して接続されるため、吸引ポンプ23による負圧付与対象が、キャップ21となる。また、第2チューブ27と第3チューブ28との間が開放されている場合は、フラッシングフォーム22と吸引ポンプ23とが、第2チューブ27及び第3チューブ28を介して接続されるため、吸引ポンプ23による負圧付与対象が、フラッシングフォーム22となる。
ワイパー30は、キャップ21の左側に設けられている。ワイパー30は、上下方向(図1の紙面垂直方向)に移動可能に構成されており、待機位置から左側のプラテン8に移動するインクジェットヘッド5に付着したインクを拭き取るワイピングを行う。
次に、インクジェットプリンタ1の電気的な構成について説明する。図4は、インクジェットプリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。インクジェットプリンタ1は、インクジェットプリンタ1の各部を制御する制御装置61(制御手段)を備える。制御装置61は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。制御装置61は、RAMを主メモリとし、ROMに格納されたプログラムに従って、インクジェットプリンタ1の各部を制御する。ここで、制御装置61は、CPU、ROM、RAMを備えるものに限られない。例えば、制御装置は、複数のCPUを備えていてもよいし、ASICを備えていてもよい。
制御装置61は、インクジェットヘッド5を制御して、インクジェットヘッド5のノズル43からインクを吐出させる。また、制御装置61は、キャリッジ駆動モータ62により、ガイドレール9、10上のインクジェットヘッド5を備えるキャリッジ4を所定の走査方向、ここでは、左右方向に移動させる。また、制御装置61は、キャップ駆動モータ63(キャップ駆動手段)により、キャップ21を昇降駆動させる。具体的には、制御装置61は、キャップ駆動モータ63により、インクジェットヘッド5がインクを吐出しないときに、キャップ21がインクジェットヘッド5に装着されるように制御する。従って、キャップ駆動モータ63は、インクジェットヘッド5がインクを吐出しないときにキャップ21をインクジェットヘッド5に装着させる。
制御装置61は、駆動モータ64を駆動して、搬送ローラ13、14により記録用紙100を搬送方向に移動させる。また、制御装置61は、駆動モータ64を駆動して、吸引ポンプ23により、キャップ21内及びフラッシングフォーム22に負圧を付与する。また、制御装置61は、切換ユニット24により、吸引ポンプ23による負圧付与対象をキャップ21内とフラッシングフォーム22とで切り換えさせる。
また、インクジェットプリンタ1は、ユーザによる各種のインクジェットプリンタ1への操作入力を受け付けるための操作部65を備えている。操作部65を介する各種指示は、制御装置61により受け付けられる。制御装置61は、操作部65を介して、インクジェットヘッド5のメンテナンスの指示を受け付ける受付手段としても機能する。また、インクジェットプリンタ1は、図示しないPCと、図示しないLAN等のネットワークを介して接続されており、制御装置61は、PCからのインクジェットヘッド5のメンテナンスの指示も受け付ける。
以上説明したインクジェットプリンタ1は、メンテナンスユニット3等により、インクジェットヘッド5のメンテナンスを行う。具体的には、インクジェットプリンタ1は、吸引パージ処理、空吸引処理、フラッシング処理、フラッシングフォーム吸引処理(吸収体吸引処理)を実行する。ここでは、ユーザの指令によってメンテナンスを行う場合を例に挙げて説明する。なお、インクジェットヘッド5のメンテナンスとは、インクジェットヘッド5を正常な状態に維持、回復等するために行われる処理である。
図5は、ユーザ指示によりインクジェットヘッド5のメンテナンスを実行する場合のインクジェットプリンタ1の動作を示すフローチャートである。制御装置61は、インクジェットヘッド5のメンテナンスの指示を受け付けたか否かを判断する(S1)。
制御装置61は、インクジェットヘッド5のメンテナンスの指示を受け付けたと判断した場合(S1:Yes)、吸引パージ処理を実行する(S2)。吸引パージ処理は、キャップ21がインクジェットヘッド5に装着された状態で、吸引ポンプ23によりキャップ21内を吸引し、ノズル43からキャップ21にインク200を排出させる処理である(図7(a)参照)。この吸引パージ処理により、インク供給チューブからインクジェットヘッド5内に流入した気泡や塵、あるいは、増粘したインク200等が排出されるため、ノズル43の吐出異常の発生を防止することに加え、吐出異常が発生した場合には、その吐出性能を回復させることが可能である。
次に、制御装置61は、空吸引処理を実行する(S3)。空吸引処理は、吸引パージ処理後に、キャップ21がインクジェットヘッド5から外された状態で、吸引ポンプ23によりキャップ21内を吸引し、キャップ21に排出されたインク200をキャップ21から排出する処理である(図8(a)参照)。この空吸引処理により、キャップ21内からインク200が排出されるため、キャップ21内のインクがこぼれたりすることがない。
次に、制御装置61は、フラッシング処理を実行する(S4)。フラッシング処理は、空吸引処理後に、インクジェットヘッド5にフラッシングを行わせる処理である(図9(a)参照)。このフラッシング処理により、吸引パージ処理等によりインクが強制的に排出された後のノズル43のメニスカスを整えることができ、その後、速やかにチェックパターン記録等の記録動作を行うことが可能となる。また、本実施形態では、3色のカラーインクをそれぞれ吐出する3種類のノズル43aが、共通の第1キャップ部21aで覆われるため、この第1キャップ部21a内で3種類のインクが混合する。従って、3種類のノズル43aの各々に、混合したインクが入り込んでしまう。そこで、吸引パージ後にフラッシングを行うことによって、ノズル43に入りこんだ、混合したインクを排出することができる。
次に、制御装置61は、フラッシングフォーム吸引処理を実行する(S5)。フラッシングフォーム吸引処理は、フラッシング処理後に、吸引ポンプ23によりフラッシングフォーム22を吸引する処理である(図9(b)参照)。このフラッシングフォーム吸引処理により、フラッシングフォーム22に排出されたインク200がよりフラッシングフォーム22に吸収され(浸透し)やすくなる。
次に、制御装置61は、記録用紙100へのチェックパターンの記録を実行する(S6)。ユーザは、記録用紙100へ記録されたチェックパターンを確認することで、インクジェットヘッド5の状態を確認することができる。
上述したインクジェットヘッド5のメンテナンスは、例えば、操作部65やPCを介するユーザの指示により実行される。このため、これらの処理に必要な時間が長くなると、ユーザを待たせる時間が長くなる。上述の空吸引処理において、キャップ21から排出されたインク200がチューブ26、28、29内に残らないように、吸引ポンプ23によるキャップ21内の一度の吸引で、キャップ21内に貯留したインク200を、廃液タンク25まで送ると、インク200をキャップ21から廃液タンク25までの長い距離送らなければならない。このようにすると、空吸引処理に必要な時間が長くなる。本発明では、空吸引処理に必要な時間を短くするように構成されている。以下、吸引パージ処理、空吸引処理、フラッシング処理、フラッシングフォーム吸引処理を行う場合のインクジェットプリンタ1の動作について詳細に説明する。
図6〜図9は、吸引パージ処理、空吸引処理、フラッシング処理、フラッシングフォーム吸引処理を行う場合のインクジェットプリンタ1の動作について説明するための図である。まず、空吸引処理について説明する。制御装置61は、図6(a)に示すように、キャリッジ駆動モータ62を駆動して、インクジェットヘッド5を走査方向に移動させ、インクジェットヘッド5をキャップ21と対向する待機位置に位置させる。次に、制御装置61は、図6(b)に示すように、インクジェットヘッド5が待機位置に位置する状態で、キャップ駆動モータ63により、キャップ21を上昇させ、待機位置に位置するインクジェットヘッド5にキャップ21を装着させる(キャッピング)。
次に、制御装置61は、切換ユニット24により、第1チューブ26と第3チューブ28と間をインク流動可能に開放することにより、吸引ポンプ23による負圧付与対象をキャップ21内とする。そして、制御装置61は、駆動モータ64を駆動して、吸引ポンプ23により、キャップ21内に負圧を付与する。すなわち、制御装置61は、吸引ポンプ23により、キャップ21内を吸引する。このとき、図7(a)に示すように、ノズル43からキャップ21にインク200が排出されるととともに、キャップ21内、第1チューブ26内、第3チューブ28内、第4チューブ29内に、インク200が位置する。このようにして、制御装置61は、キャップ21がインクジェットヘッド5に装着された状態で、吸引ポンプ23によりキャップ21内を吸引し、ノズル43からキャップ21にインク200を排出させる吸引パージ処理を実行する。なお、第2ノズル43aから排出されるカラーインク200は、第1キャップ部21aに排出され、第1ノズル43bから排出されるブラックインク200は、第2キャップ部21bに排出される。
次に、空吸引処理について説明する。制御装置61は、吸引パージ処理後、図7(b)に示すように、キャップ駆動モータ63により、キャップ21を下降させ、インクジェットヘッド5からキャップ21を外させる(アンキャッピング)。そして、制御装置61は、駆動モータ64を駆動して、吸引ポンプ23により、キャップ21内に負圧を付与する。すなわち、制御装置61は、吸引ポンプ23により、キャップ21内を吸引する。このとき、制御装置61は、図8(a)に示すように、キャップ21に排出されたインク200及び第1チューブ26内に位置するインク200が第3チューブ28内に移動し、且つ、第3接続チューブ28内に留まるように吸引ポンプ23を制御する。従って、廃液タンク25よりも上流の第3チューブ28内にあえてインク200が残されるため、インク200をキャップ21から廃液タンク25までの長い距離送る場合に比べて、空吸引処理に必要な時間が短くなる。制御装置61は、キャップ21に排出されたインク200及び第1チューブ26内に位置するインク200が第3チューブ28内に移動するまで吸引ポンプ23を駆動した後、吸引ポンプ23の駆動を停止する。
ここで、キャップ21内の容積、及び、第1チューブ26の容積から、吸引パージ処理終了後における切換ユニット24よりもキャップ21側に位置するインク量は既知である。このインク量が第3チューブ28に全て排出されたタイミングで、吸引ポンプ23が停止するように、制御装置61は、駆動モータ64の駆動時間、回転数を制御する。このようにして、制御装置61は、キャップ21がインクジェットヘッド5から外された状態で、吸引ポンプ23によりキャップ21内を吸引し、キャップ21に排出されたインク200をキャップから排出する空吸引処理を行う。
次に、フラッシング処理について説明する。空吸引処理後、制御装置61は、図8(b)に示すように、キャリッジ駆動モータ62を駆動して、インクジェットヘッド5を走査方向に移動させ、インクジェットヘッド5を待機位置からフラッシングフォーム22と対向するフラッシング位置に位置させる。なお、このとき、制御装置61は、図示しないワイパー駆動モータにより、ワイパー30を上昇させ、ワイパー30に、走査方向に移動するインクジェットヘッド5のインク吐出面に付着したインクを拭き取らせる。次に、制御装置61は、インクジェットヘッド5がフラッシングフォーム22と対向するフラッシング位置に位置する状態で、インクジェットヘッド5にフラッシングを行わせる。このとき、図9(a)に示すように、インクジェットヘッド5のノズル43からインク200が排出され、インク200は、フラッシングフォーム22の表面に受けられる。このようにして、制御装置61は、インクジェットヘッド5にフラッシングを行わせるフラッシング処理を実行する。
次に、フラッシングフォーム吸引処理について説明する。フラッシング処理後、制御装置61は、切換ユニット24により、第2チューブ27と第3チューブ28との間をインク流動可能に開放することにより、吸引ポンプ23の負圧付与対象を、キャップ21内からフラッシングフォーム22とする。次に、制御装置61は、吸引ポンプ23により、フラッシングフォーム22に負圧を付与する。すなわち、制御装置61は、吸引ポンプ23により、フラッシングフォーム22を吸引する。これにより、図9(b)に示すように、フラッシングフォーム22の表面に受けられたインク200は、フラッシング処理後、すみやかにフラッシングフォーム22の内部に浸透(移動)する。このため、表面にインク200が吐出されたフラッシングフォーム22の広い範囲にインク200を行き渡らせることができ、フラッシングフォーム22のインク吸収量が少なくなることを防止できる。また、フラッシングフォーム22の表面でインク200が固化し、堆積することが防止される。
ここで、第3チューブ28は、フラッシングフォーム22から吸引ポンプ23までの間に位置しているため、制御手段61によるフラッシングフォーム吸引処理が実行されるときに、図9(b)に示すように、第3チューブ28内に留まっていたインク200が廃液タンク25に回収される。従って、空吸引処理、フラッシング処理後に実行されるフラッシングフォーム吸引処理時に、第3チューブ28内に留まっていたインク200が廃液タンク25に回収されるため、第3チューブ28内や第4チューブ29内に長時間、インク200が留まることはなく、インク200が乾燥、増粘等するという問題が発生することがない。
なお、制御装置61は、負圧付与対象がキャップ21内であっても、フラッシングフォーム22であっても、吸引ポンプ23により発生させる負圧の大きさ、すなわち、駆動モータ64の回転数を変更してもよいが、駆動モータ64の回転数を変更しなくても問題ない。フラッシングフォーム22に付与する負圧は、インク200が、フラッシングフォーム22の表面から内部に浸透する程度でよいため、キャップ21内に付与される負圧よりも小さくてよい。しかしながら、フラッシングフォーム22と吸引ポンプ23との間の距離(第2チューブ27及び第3チューブ28)が長いため、吸引ポンプ23により発生され、フラッシングフォーム22に付与される負圧は、フラッシングフォーム22付近で小さくなってしまう。このため、制御装置61は、負圧付与対象が異なっても、吸引ポンプ23により発生する負圧の大きさを変更しなくてもよい。駆動モータ64の回転数を変更しない場合、回転数の設定値を2つ持つ必要がないため、駆動モータ64の制御が容易になる。
また、フラッシングフォーム22から吸引ポンプ23までの間に位置する第3チューブ28は、吸引ポンプ23の近くに位置するため、第3チューブ23内には、インク200を廃液タンク25に送るための十分な負圧が付与される。
また、フラッシングフォーム吸引処理において、吸引ポンプ23は、制御装置61により制御され、フラッシングフォーム22に、その表面に向けてノズル43から吐出されたインク200が表面から内部に浸透するように(浸透する程度に)負圧を付与する。従って、フラッシングフォーム22内のインク200は、第2チューブ27へは移動しない。
また、フラッシングフォーム吸引処理において、少なくとも、吸引ポンプ23により、第3チューブ28と第4チューブ29の容積の吸引を行う必要がある。従って、第3チューブ28と第4チューブ29の容積によっては、フラッシングフォーム22表面のインク200が表面から内部に浸透する時間よりも長く、吸引ポンプ23を駆動させる必要がある場合がある。しかしながら、その場合でも、第3チューブ28と第4チューブ29の容積は小さく、吸引ポンプ23の駆動時間は、短くてよいため、上述のインクジェットヘッド5のメンテナンス時間に及ぼす影響は少ない。
ここで、フラッシング処理により吐出された4色のインクのうち、染料インクである3色のカラーインクに比べて、顔料成分を含むブラックインクは、顔料成分を核として、固化しやすい。このため、第2チューブ27の負圧付与口32は、第2ノズル43aから構成されるノズル列44a〜44cから吐出されたカラーインク(染料インク)200が着弾する位置よりも、第1ノズル43bから構成されるノズル列44dから吐出されたブラックインク200が着弾する位置に近い位置(図3等における右側)にある。具体的には、凹部33は、ノズル列44dから吐出されたブラックインク200が着弾する位置の下方に位置しているため、この凹部33内に負圧付与口32が位置することにより、負圧付与口32は、ノズル列44dから吐出されたブラックインク200が着弾する位置に近い位置に位置する。これにより、下方で負圧が付与されているブラックインク200が着弾する位置が最も強く吸引されるため、負圧付与口32に近い固化しやすいブラックインク200がフラッシングフォーム22の内部に効率よく浸透し、固化しやすいブラックインク200が固化してフラッシングフォーム22の表面に堆積することが効率よく防止される。
また、第2チューブ27の負圧付与口32は、フラッシングフォーム22に近接しているが、凹部33内において凹部33の壁面から離れた状態で位置している。フラッシングフォーム22に負圧付与口32が接触している場合、フラッシングフォーム22の負圧付与口32に接触している部分に負圧が集中して作用するため、インク200が偏ってしまい、フラッシングフォーム22全体にインク200を浸透させにくい。本実施形態では、フラッシングフォーム22の凹部33に負圧付与口32が接触せず、凹部33内において凹部33の壁面から離れた状態で位置しているため、壁面に均一に負圧を作用させることができ(図3参照)、フラッシングフォーム22の負圧付与口32に近い部分以外にもインク200を浸透させることができる。
また、本実施形態では、空吸引処理に必要な時間を短くするため、第3チューブ28の長さは、第1チューブ26の長さよりも長くなっている。従って、長さの短い第1チューブ26を介して、キャップ21から第3チューブ28内に、短い時間でインク200を移動させることができる。
また、本実施形態では、チューブ内でインク200が乾燥等することを防止するため、第3チューブ28のガスバリア性は、第1チューブ26のガスバリア性よりも高くなっている。従って、万が一、第3チューブ28内にインク200が残っていたとしても、第3チューブ28のガスバリア性が高いため、インク200が乾燥、増粘等することが防止される。なお、ガスバリア性の高低は、チューブの材質と厚さとによって決まる。
また、本実施形態では、空吸引処理(S3)に必要な時間が短くなっているため、ユーザ指示によるインクジェットヘッド5のメンテナンス時に、ユーザを待たせる時間が短くなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、制御装置61は、キャップ21に排出されたインク200及び第1チューブ26内に位置するインク200が第3チューブ28内に移動するまで吸引ポンプ23を駆動した後、吸引ポンプ23の駆動を停止するようになっている。これに限らず、インク200が第3チューブ28内に移動してからもしばらくの間、吸引ポンプ23を駆動して、第3チューブ28の途中まで(吸引ポンプ23から切換ユニット24に達しない部分に)インク200が残るようにしてもよい。空吸引処理において駆動される吸引ポンプ23の駆動時間は、空吸引処理の後に実行されるフラッシングフォーム吸引処理において排出されるインク量との関係で設定することができる。
上述の実施形態においては、制御装置61は、キャップ21に排出されたインク200及び第1チューブ26内に位置する廃液200が第3チューブ28内に移動するまで吸引ポンプ23を駆動した後、吸引ポンプ23の駆動を停止するようになっている。これに限らず、制御装置61は、少なくとも、キャップ21に排出されたインク200及び第1チューブ26内に位置する廃液200が第3チューブ28内に移動するまで吸引ポンプ23を駆動すればよく、その後、例えば、吸引ポンプ23の駆動が停止されず、第1チューブ26と第3チューブ28との間が、切換ユニット24により閉鎖され、吸引ポンプ23によるキャップ21内の吸引が終了するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、制御装置61によりフラッシングフォーム吸引処理が実行されるときに、第3チューブ28内に留まっていたインク200が廃液タンク25に回収されるようになっており、特に、制御装置61は、第3チューブ28内に留まっていたインク200が廃液タンク25に回収されるように吸引ポンプ23の制御を行っていない。これに限らず、制御装置61が、第3チューブ28内に位置するインク200が廃液タンク25に移動するまで吸引ポンプ23を駆動するように制御してもよい。このような制御は、空吸引処理と同様、駆動モータ64の駆動時間、駆動モータ64の回転数等に基づいて、行うことが可能である。なお、第3チューブ28内に位置するインク200が廃液タンク25に移動するまで吸引ポンプ23を駆動した後は、吸引ポンプ23停止させてもよいし、上述のように、切換ユニット24で第2チューブ27と第3チューブ28との間を閉鎖し、吸引ポンプ23によるフラッシングフォーム22の吸引が終了するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、吸引パージ、空吸引処理、フラッシング処理、フラッシングフォーム吸引処理が操作部65を介するユーザ指示により実行される場合について説明した。これに限らず、電源投入時や、インクジェットヘッド5の前回のインク吐出から一定時間が経過した段階で、吸引パージ、空吸引処理、フラッシング処理、及び、フラッシングフォーム吸引処理が実行されるようになっていてもよい。上述のように、空吸引処理に必要な時間が短くなっているため、吸引パージ、空吸引処理、フラッシング処理、フラッシングフォーム吸引処理に必要な時間が短くなっている。従って、例えば、電源投入後に、インクジェットヘッド5がインクを吐出可能な状態に早く移行できるため、すみやかに記録開始可能な状態となる。特に、搬送機構6を駆動するモータと、吸引ポンプ23を駆動する駆動モータ64と、が共通である場合は、上記の処理が終了しない限り、搬送機構6による記録用紙100の搬送が行えないため、上記の処理に必要な時間が短くなれば、記録開始可能な状態に早く移行することができる。また、インクジェットヘッド5のメンテナンス時における吸引ポンプ23の駆動時間が短くなるため、電力消費を抑制することが可能となる。
上述の実施形態においては、第3チューブ28の長さは、第1チューブ26の長さよりも長くなっている。これに限らず、切換ユニット24と吸引ポンプ23とを接続する第3チューブ28の長さは、キャップ21と切換ユニット24とを接続する第1チューブ26の長さよりも短いか、又は、同じであってもよい。
上述の実施形態においては、第3チューブ28のガスバリア性は、第1チューブ26のガスバリア性よりも高くなっている。これに限らず、切換ユニット24と吸引ポンプ23とを接続する第3チューブ28のガスバリア性は、キャップ21と切換ユニット24とを接続する第1チューブ26のガスバリア性よりも低いか、又は、同じであってもよい。
上述の実施形態においては、搬送ローラ13、14を駆動する駆動モータ64と、吸引ポンプ23を駆動する駆動モータ64とが、共通化されている。これに限らず、搬送ローラ13、14と吸引ポンプ23とをそれぞれ別の駆動モータで駆動するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、ノズルからインクを吐出することによって画像等を記録するインクジェットプインタに本発明を適用した例について説明した。これに限らず、ノズルからインク以外の液体を吐出する液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。
1 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
3 メンテナンスユニット
5 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
21 キャップ
22 フラッシングフォーム(吸収体)
23 吸引ポンプ(負圧付与手段)
24 切換ユニット
25 廃液タンク(廃液回収部)
26 第1チューブ(第1接続部材)
27 第2チューブ(第2接続部材)
28 第3チューブ(第3接続部材)
29 第4チューブ(第4接続部材)
43 ノズル
61 制御装置(制御手段、受付手段)
63 キャップ駆動モータ(キャップ駆動手段)
200 インク(液体)

Claims (6)

  1. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うように前記液体吐出ヘッドに装着可能なキャップと、
    前記液体吐出ヘッドが液体を吐出しないときに前記キャップを前記液体吐出ヘッドに装着させるキャップ駆動手段と、
    フラッシングによって前記ノズルから吐出された液体を吸収する吸収体と、
    前記キャップ内及び前記吸収体に負圧を付与する負圧付与手段と、
    前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内と前記吸収体とで切り換える切換ユニットと、
    液体を回収する廃液回収部と、
    前記キャップと前記切換ユニットとを接続する第1接続部材と、
    前記吸収体と前記切換ユニットとを接続する第2接続部材と、
    前記切換ユニットと前記負圧付与手段とを接続する第3接続部材と、
    前記負圧付与手段と前記廃液回収部とを接続する第4接続部材と、
    前記液体吐出ヘッド及び前記負圧付与手段を制御する制御手段と、
    を備える液体吐出装置であって、
    前記第3接続部材のガスバリア性は、前記第1接続部材のガスバリア性よりも高く、
    前記制御手段は、
    前記キャップが前記液体吐出ヘッドに装着された状態で、前記負圧付与手段により前記キャップ内を吸引し、前記ノズルから前記キャップに液体を排出させる吸引パージ処理と、
    前記吸引パージ処理後に、前記キャップが前記液体吐出ヘッドから外された状態で、前記負圧付与機構により前記キャップ内を吸引し、前記キャップに排出された液体を前記キャップから排出する空吸引処理と、
    前記空吸引処理後に、前記液体吐出ヘッドにフラッシングを行わせるフラッシング処理と、
    前記フラッシング処理後に、前記負圧付与機構により前記吸収体を吸引する吸収体吸引処理と、を実行し、
    前記空吸引処理において、前記キャップに排出された液体及び前記第1接続部材内に位置する液体が前記第3接続部材内に移動し、且つ、前記第3接続部材内に留まるように前記負圧付与手段を制御し、
    前記制御手段により前記吸収体吸引処理が実行されるときに、前記第3接続部材内に留まっていた液体が前記廃液回収部に回収されること
    を特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第3接続部材の長さは、前記第1接続部材の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体吐出ヘッドのメンテナンスの指示を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記受付手段により前記指示が受け付けられた場合に、前記制御手段は、前記吸引パージ処理、前記空吸引処理、前記フラッシング処理、及び、前記吸収体吸引処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記切換ユニットは、前記吸引パージ処理時、及び、前記空吸引処理時において、前記第1接続部材と前記第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内とし、前記吸収体吸引処理時において、前記第2接続部材と前記第3接続部材との間を液体流動可能に開放することにより、前記負圧付与手段の負圧付与対象を前記吸収体とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    前記ノズルを覆うように前記液体吐出ヘッドに装着可能なキャップと、
    前記液体吐出ヘッドが液体を吐出しないときに前記キャップを前記液体吐出ヘッドに装着させるキャップ駆動手段と、
    フラッシングによって前記ノズルから吐出された液体を吸収する吸収体と、
    前記吸収体を収容するフラッシング受け部材と、
    前記キャップ内及び前記吸収体に負圧を付与する負圧付与手段と、
    前記負圧付与手段による負圧付与対象を前記キャップ内と前記吸収体とで切り換える切換ユニットと、
    液体を回収する廃液回収部と、
    前記キャップと前記切換ユニットとを接続する第1接続部材と、
    前記吸収体と前記切換ユニットとを接続する第2接続部材と、
    前記切換ユニットと前記負圧付与手段とを接続する第3接続部材と、
    前記負圧付与手段と前記廃液回収部とを接続する第4接続部材と、
    前記液体吐出ヘッド及び前記負圧付与手段を制御する制御手段と、
    を備える液体吐出装置であって、
    前記第2接続部材は、その一端に負圧付与口を有し、
    前記負圧付与口は、前記フラッシング受け部材の内側に配置され、且つ、前記吸収体に接触せず、前記吸収体に近接して配置され、
    前記制御手段は、
    前記キャップが前記液体吐出ヘッドに装着された状態で、前記負圧付与手段により前記キャップ内を吸引し、前記ノズルから前記キャップに液体を排出させる吸引パージ処理と、
    前記吸引パージ処理後に、前記キャップが前記液体吐出ヘッドから外された状態で、前記負圧付与機構により前記キャップ内を吸引し、前記キャップに排出された液体を前記キャップから排出する空吸引処理と、
    前記空吸引処理後に、前記液体吐出ヘッドにフラッシングを行わせるフラッシング処理と、
    前記フラッシング処理後に、前記負圧付与機構により前記吸収体を吸引する吸収体吸引処理と、を実行し、
    前記空吸引処理において、前記キャップに排出された液体及び前記第1接続部材内に位置する液体が前記第3接続部材内に移動し、且つ、前記第3接続部材内に留まるように前記負圧付与手段を制御し、
    前記制御手段により前記吸収体吸引処理が実行されるときに、前記第3接続部材内に留まっていた液体が前記廃液回収部に回収されること
    を特徴とする液体吐出装置。
  6. 前記吸収体は、表面に凹部を有し、
    前記負圧付与口は、前記吸収体の前記凹部に接触せず、前記凹部内に配置されること
    を特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
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