JP5447421B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
液体を吐出する液体吐出装置の一例として、液体であるインクを吐出する複数のノズルを形成した吐出面を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを駆動して、前記ノズルから記録媒体に対しインクを吐出して記録する記録動作を制御する記録制御手段と、前記記録動作とは別に前記記録ヘッドを駆動して、前記ノズルからインクを吐出させるフラッシング制御手段とを備えるインクジェット式記録装置がある。このようなインクジェット式記録装置において、前記記録ヘッドが、延在方向に延在し、前記延在方向一端部側にインク供給口が設けられ前記各ノズルと連通する複数のインクマニホールドと、前記複数のインクマニホールドの、前記延在方向他端部側に設けられ前記複数のインクマニホールドを連通する連通路とを有するものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、インクマニホールドを複数個とすると共に連通路を設けているのは、ウォータハンマー現象を緩和するためである。インクマニホールドの末端が閉じられていると、記録のためにインクの吐出・吐出停止が間欠的に繰り返され、その繰り返しによって生ずる圧力波がインク通路内を伝播するというウォータハンマー現象が発生する。しかし、インクマニホールドの末端に連通路が設けられていると、圧力波が連通路内にも伝播して弱まり、ウォータハンマー現象を緩和することができる。この連通路は、吐出面に形成され前記記録動作の際に液滴が吐出されないダミー孔に連通しているが、インクを吐出する性能を維持するためのパージ動作の際にインクが排出されるだけで、それ以外のときは、インクは滞留停止した状態のままである。
特許第3036548号公報
特許文献1記載のものでは、パージ動作に比べてインクの消費量が少ないフラッシング動作が、パージ動作よりも比較的頻繁に行われるが、その際には、ダミー孔からインク液滴が吐出されず、連通路内のインクの移動もほとんどないので、連通路内のインクが増粘したり、連通路内に気泡が溜まったりする。その結果、ウォータハンマー現象を緩和することができなくなり、吐出性能が低下してしまう。そこで、連通路内のインクが増粘した場合に、増粘したインクをパージ動作により排出することが考えられるが、連通路内のインクの増粘の程度が高いと、パージ動作を行っても、連通路内からインクを排出することができなくなる場合もある。
一方、連通路内のインクが増粘する前にインクを排出するためにパージ動作の頻度を高めることも考えられるが、パージ動作はフラッシング動作よりもインクの消費量が多いので、パージ動作をする頻度を高めると、インクを無駄に消費することになる。
本発明は、パージ動作に比べて液体の消費量が少ないフラッシング動作を利用して、前記連通路内に液体の流れを生じさせ、吐出性能を維持することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、液体を吐出する複数のノズルを形成した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから被吐出媒体に対し液体を吐出する吐出動作を制御する吐出制御手段と、前記吐出動作とは別に前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから液体を吐出させるフラッシング制御手段とを備え、前記液体吐出ヘッドが、延在方向に延在し、前記延在方向一端部側に液体供給口が設けられ前記各ノズルと連通する複数の共通液室と、前記複数の共通液室の、前記延在方向他端部側に設けられ前記複数の共通液室を連通する連通路とを有する液体吐出装置において、前記ノズルは、前記各共通液室に連通するノズルごとの複数のノズル群に分かれ、前記各ノズル群のノズルは、前記連通路から、前記共通液室との連通位置までの距離に応じて複数のグループに分かれており、前記フラッシング制御手段は、少なくとも前記一のノズル群において、前記グループ毎に、前記連通路側に前記連通位置が位置する前記グループから順に、液体を吐出させ、前記連通路内に液体の流れを生じさせる第1フラッシング動作を行なわせるように前記液体吐出ヘッドを駆動することを特徴とする。ここで、「一のノズル群」、「他のノズル群」は、単数である場合も複数である場合も含まれる。
このようにすれば、液体の消費量の少ないフラッシング動作を有効に利用して、連通路内の液体に流れを生じさせ、連通路内の液体ができるだけ移動するようにし、連通路内に気泡等が滞留するのを防ぐことができるため、液体消費量を増大させることなく、吐出性能を維持することができる。
また、少なくとも前記一のノズル群において、前記グループ毎に、前記連通路側に前記連通位置が位置する前記グループから順に、液体を吐出させるように、前記記録ヘッドを駆動させるので、前記連通路内に液体の流れを生じさせる。
請求項2の発明は、液体を吐出する複数のノズルを形成した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから被吐出媒体に対し液体を吐出する吐出動作を制御する吐出制御手段と、前記吐出動作とは別に前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから液体を吐出させるフラッシング制御手段とを備え、前記液体吐出ヘッドが、延在方向に延在し、前記延在方向一端部側に液体供給口が設けられ前記各ノズルと連通する複数の共通液室と、前記複数の共通液室の、前記延在方向他端部側に設けられ前記複数の共通液室を連通する連通路とを有する液体吐出装置において、前記液体吐出ヘッドの吐出面に密着するキャップを有し、前記キャップが前記吐出面に密着した状態で前記ノズルから液体を排出させるパージ手段と、前記パージ手段によるパージ動作後の経過時間をカウントするタイマー手段と、を備え、前記液体吐出ヘッドの吐出面には、前記連通路に連通され、前記記録動作の際に液体が吐出されないダミー孔が形成され、前記パージ手段は、前記ノズルおよび前記ダミー孔を覆うように前記キャップが前記吐出面に密着して、前記ノズルおよび前記ダミー孔から液体を排出させる構成とされ、前記ノズルは、前記各共通液室に連通するノズルごとの複数のノズル群に分かれており、前記フラッシング制御手段は、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様により液体を吐出させて、前記連通路内に液体の流れを生じさせる第1フラッシング動作と、前記複数のノズル群に属する全てのノズルが同じ吐出態様になるように前記ノズルから液体を吐出させる第2フラッシング動作とを行なわせるように構成され、前記タイマー手段よりの信号を受け前記パージ手段によるパージ動作後設定期間の間は前記第2フラッシング動作を行う一方、前記設定期間経過後は前記第1フラッシング動作を行なわせるように前記液体吐出ヘッドを駆動することを特徴とする。
このようにすれば、パージ動作により前記連通路内に液体の流れを生じているので、パージ動作後設定時間の間は、前記複数のノズル群に属する全てのノズルが同じ吐出態様になるように前記ノズルから液体を吐出させる第2フラッシング動作を行わせる。
請求項に記載のように、請求項1または2の液体吐出装置において、前記フラッシング制御手段は、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、前記ノズルから液体を吐出させるタイミングを変えるように、前記液体吐出ヘッドを駆動する構成とすることができる。
このようにすれば、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群との間で、液体を吐出させるタイミングを変えることで、一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様により液体を吐出させるという第1フラッシング動作を実現することができる。よって、前記連通路内に液体の流れを生じさせることが可能となる。
請求項4に記載のように、請求項1または2の液体吐出装置において、前記フラッシング制御手段は、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、前記ノズルから液体を吐出させる吐出量を変えるように、前記液体吐出ヘッド駆動する構成とすることができる。
このようにすれば、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群との間で、液体を吐出させる吐出量を変えることで、一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様により液体を吐出させるという第1フラッシング動作を実現することができる。よって、前記連通路内に液体の流れを生じさせることが可能となる。
請求項に記載のように、請求項またはの液体吐出装置において、前記複数の共通液室は3つ以上設けられており、前記一のノズル群に属するノズルは、1つの前記共通液室に連通し、前記他のノズル群に属するノズルは、前記一のノズル群のノズルが連通する前記共通液室と隣り合う別の共通液室に連通する構成とすることができる。
このようにすれば、前記一のノズル群に属するノズルは、1つの前記共通液室に連通し、前記他のノズル群に属するノズルは、前記一のノズル群のノズルが連通する前記共通液室と隣り合う別の共通液室に連通するので、隣り合う共通液室を連通する連通路内に積極的に液体の流れを生じさせることができる。
本発明は、上記のように構成したから、液体の消費量の少ないフラッシング動作を有効に利用して、複数の共通液室を連通する連通路内の液体に流れを生じさせ、液体の消費量を増大させることなく、吐出性能を維持することができる。
本発明に係る液体吐出装置の一実施の形態であるインクジェット式記録装置の概略構成を示す説明図である。 記録ヘッドを構成するキャビティユニットの断面図である。 図2のA−A線矢視図である。 図3のB部拡大図である。 図4のC−C線における断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係る液体吐出装置の一実施の形態であるインクジェット式記録装置の概略構成を示す説明図である。なお、以下の説明では、インクを吐出する側を下面および下方向とし、その反対側を上面および上方向とする。また、図1において図面左端側を左方向、右端側を右方向、図面下辺側を前方、図面上辺側を後方とする。
図1に示すように、インクジェット式記録装置1の内部には、2本のガイド軸2,3が平行に設けられ、そのガイド軸2,3には、キャリッジとして機能するヘッドホルダ4がスライド可能に支持されている。ヘッドホルダ4には、インク(液体)を吐出する複数のノズル5を形成した吐出面を有する記録ヘッド6(液体吐出ヘッド)と、各色インクを貯留するインクタンク7が搭載され、記録ヘッド6のノズル5からインクを吐出して記録用紙P(被吐出媒体)に記録を行うようになっている。
ヘッドホルダ4は、モータ8により回転駆動される無端ベルト9に固定され、モータ8の駆動により、ガイド軸2,3に沿って記録用紙Pの幅方向(左右方向)に往復走査される一方、記録用紙Pは、インクジェットプリンタ1の内部に備えられた搬送装置(図示せず)により矢印F方向に紙送りされる。そして、ヘッドホルダ4が記録用紙Pに沿ってその幅方向(左右方向)に往復走査しながら、インクを吐出させる駆動パルスが記録ヘッド6の圧電アクチュエータ10(図2参照)に印加され、ノズル5からインクが吐出されることで、記録用紙Pへの記録がなされる。
インクジェットプリンタ1は、各色のインク、例えばブラックBK、シアンC、マゼンタM、イエローYの4色のインクが収容されたインクカートリッジ11を備える。各インクカートリッジ11がそれぞれ可撓性のインク供給チューブ12を通じてインクタンク7に接続され、インクタンク7内でインクが色別に貯留されて、各ノズル5に各色ごとに供給される。
また、記録領域の左側に隣接する非記録領域には、フラッシング受部材13が設けられている。フラッシング受部材13は、記録ヘッド6から吐出される廃インクを受けて吸収する多孔質性のインク吸収材(例えばウレンタンフォーム)をタンク内に収納する構成とされる。そして、記録開始前や記録途中などにおいて、定期的もしくは強制的に、ヘッドホルダ4に搭載される記録ヘッド6が、フラッシング受部材13に対向する回復位置に移動し、記録ヘッド6のノズル5から後述するようにインクを吐出させて、インク吐出性能を回復させるフラッシング動作が行われる。
また、前記記録領域の右側に隣接する非記録領域には、同じようにインク吐出性能を回復するため、前記記録ヘッドの吐出面に密着するキャップ(図示せず)を有し、前記キャップが前記吐出面に密着した状態でノズル5からインクを排出させる吸引パージ動作を行うためのパージ装置14(パージ手段)が設けられている。前記キャップは、記録ヘッド6の吐出面に対して密着・離脱可能に設けられ、吐出面に密着させた状態で、公知のポンプによりパージ動作を行う構成とされている。また、パージ動作後の吐出面に付着したインクをワイパ部材にて払拭するためにワイパ装置15がパージ装置14と並んで設けられている。
記録ヘッド6は、キャビティユニット16の上にプレート型の圧電アクチュエータ10が接着剤にて接合され、さらにその上面に可撓性のフレキシブル配線基板17が電気的に接合されている。
キャビティユニット16は複数のプレート16a〜16hを積層して構成され、最下層のプレート16aには、複数のノズル5が列状に形成されている。一方、最上層のプレート16hには、平面視細長形状の複数の圧力室18が列状に形成されている。複数の圧力室18の長手方向の一端部が複数のノズル5それぞれと連通し、他端部それぞれがインク色毎にインクマニホールド19,20,21,22(共通液室)と連通している。そして、インクタンク7からのインクは、インクマニホールド19〜22を経て複数の圧力室16それぞれに分配され、各圧力室16それぞれに対応するノズル5に至り、ノズル5から吐出されるようになっている。
複数のインクマニホールド19〜22は、図3〜図5に示すように、各ノズル5と連通するもので、それぞれ特定の延在方向Xに延在し、互いに平行に延びている。複数のインクマニホールド19〜22の延在方向一端部側にインク供給口23,24,25,26が設けられ、前記延在方向Xの他端部側に前記複数のインクマニホールド19〜22を連通する連通路27,28,29,30を有する。連通路27〜30は、インクマニホールド19〜22が形成されるプレート16e、16dの下側のプレート16cに形成されている(図5参照)。図4において、インクマニホールド20について示すように、前記他端部側には絞り部20aを介して延長部20bが形成され、その延長部20bに対し連通路28が設けられている。
圧電アクチュエータ10は、PZT(1枚の厚さが30μm程度)などの圧電セラミックス層が複数層積層された構造で、具体的に図示していないが、前記セラミックス層の間にはキャビティユニット16における各々の圧力室18に対応した箇所に個別電極が、複数の圧力室18に対して共通のコモン電極が挟持状態で設けられている。
前記フレキシブル配線基板17は、駆動回路を内蔵する駆動ICチップ(図示せず)が搭載され、圧電アクチュエータ10の前記電極に電気的に接続される。そして前記駆動回路は、前記コモン電極と個別電極の間に電圧を印加させる駆動パルスを発生させ、電極間に挟まれたセラミックス層の活性部を変位させることで、圧力室18の容積を変化させて、実記録時には、インクをノズル5から記録用紙Pに向けて吐出させ、記録が行われる。一方、記録ヘッド6の吐出性能を回復する前記フラッシング動作の際には、記録ヘッド6がフラッシング受部材13に対向する位置まで移動して停止した状態で、前記記録動作とは別に記録ヘッド6を駆動して、フラッシング受部材13に向けて全ノズル5について複数回吐出させたる。
ところで、記録ヘッド6の吐出面には、連通路27〜30に連通され、前記記録動作の際に液滴が吐出されないダミー孔31が形成されており(図4参照)、パージ装置14は、パージ動作時には、すべてのノズル5およびダミー孔31を覆うように前記キャップが前記吐出面に密着して、ノズル5およびダミー孔31からインクを排出させる構成とされている。つまり、パージ装置14によるパージ動作によって、連通路28内にインクの流れを生じさせることになり、インクの増粘が抑制される。なお、前記記録動作の際に、ダミー孔31より液滴が吐出されないのは、ダミー孔31に対応する圧力室18に駆動電極が設けられていないからである。
また、記録ヘッド6には、図1に示すように、制御手段41が接続されている。この制御手段41は、ヘッドホルダ4の移動を制御するホルダ移動制御手段41Aと、記録ヘッド6を駆動して、ノズル5から記録用紙Pに対しインクを吐出して記録する記録動作を制御する記録制御手段41Bと、前記記録動作とは別に記録ヘッド6を駆動して、ノズル5からインクを吐出させるフラッシング制御手段41Cと、パージ装置14によるパージ動作後の経過時間を計測可能であるタイマー手段41Dと、パージ装置14を駆動制御するパージ制御手段41Eとを備える。
記録ヘッド6のノズル5は、各インクマニホールド19〜22に連通するノズル5ごとの複数のノズル群に分けられており、フラッシング制御手段41Cは、例えば定期的に、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様によりインクを吐出させて、連通路27〜30内にインクの流れを生じさせる第1フラッシング動作を行うように、記録ヘッド6を駆動するようになっている。
前記異なる吐出態様となる第1フラッシング動作を行わせる制御としては、(i)前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、インクを吐出させるタイミングを変える制御、(ii)前記各ノズル群のノズル5を、連通路27〜30からインクマニホールド19〜20との連通位置までの距離に応じて複数のグループに分け、少なくとも前記一のノズル群において、前記グループ毎に、連通路27〜30側に前記連通位置が位置する前記グループから順に、インクを吐出させるように、記録ヘッド6を駆動させる制御がある。この(ii)の場合を、インクマニホールド19についてさらに説明すると、例えば図3に示すように、連通路27からインクマニホールド19との連通位置までの距離に応じて、3つの領域S1,S2,S3にそれぞれ連通する3つのグループにノズル5を分け、領域S1に連通するノズル5からなるノズル群から、領域S2に連通するノズル5からなるノズル群を経て、領域S3に連通するノズル5からなるノズル群まで順にインクを吐出させるように記録ヘッド6を駆動させる制御をすることになる。この場合は、インクマニホールド19は3つのあるので、それぞれのインクマニホールド毎に同様の制御を行うようにすることもできる。
よって、(i)の場合には、特定のタイミングで考えると、インクマニホールド19〜20間で、フラッシング動作によるインクの吐出に基づくインクの消費量が異なることになり、それを原因として連通路27〜30内にインクの流れを生じさせる。このインクの流れが生ずることで、場合によっては連通路27〜30内のインクがフラッシング動作により吐出されることにもなる。
また、(ii)の場合は、(i)の場合のように、少なくとも前記一のノズル群において、連通路27〜30側に前記連通位置が位置する前記グループから順に、インクを吐出させることで、結果として、前記一つのノズル群全体と、前記他のノズル群全体との間で、インクを吐出する吐出態様を変えるように制御している。
以上のように、ノズル5は、各インクマニホールド19〜20に連通するノズル5ごとの複数のノズル群に分かれ、フラッシング制御手段41Cは、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様によりインクを吐出させる第1フラッシング動作を行なわせるように記録ヘッド5を駆動することで、連通路27〜30内にインクの流れを生じさせる。これにより、パージ動作よりもインクの消費量が少なくフラッシング動作を有効に利用して、連通路27〜30内におけるインクの増粘が防止される。
前記実施の形態のほか、本発明は、次のように変更して実施することができる。
(i)前記実施の形態では、フラッシング制御手段41Cは、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、インクを吐出するタイミングを変える制御を行っているが、本発明はそれに限定されるものではなく、フラッシング制御手段41Cは、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、インクの吐出量を変える制御を行うことで、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様によりインクを吐出させて、前記連通路27〜30内にインクの流れを生じさせることも可能である。このようにすれば、インクを吐出するタイミングが同じであっても、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、インクの吐出量が変わることで、連通路27〜30内にインクの流れが生ずることになる。
(ii)前記実施の形態では、フラッシング制御手段41Cは、単一の第1フラッシング動作を行わせるようにしているが、パージ装置14によるパージ動作時には、すべてのノズル5およびダミー孔31からインクを排出させる構成としているので、パージ動作によって、連通路27〜30内にインクの流れを生じさせることになり、インクの増粘が抑制される。よって、フラッシング動作の際に、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群との間で、インクを吐出するタイミングを変え、連通路27〜30内にインクの流れを生じさせる第1フラッシング動作を行なわせるように記録ヘッド6を駆動する必要がなくなる。
そこで、この場合には、フラッシング制御手段41Cは、前記複数のノズル群に属する全てのノズルが同じ吐出態様になるようにノズル5からインクを吐出させる第2フラッシング動作を記録ヘッド6に行わせるようにすることもできる。なお、第2フラッシング動作においては、前記複数のノズル群に属する全てのノズルが同じ吐出態様になるようにノズル5からインクを吐出させるので、連通路27〜30でのインクの流れは生じない。
つまり、制御手段41が、パージ装置14によるパージ動作後の経過時間をカウントするタイマー手段41Dを利用して、フラッシング制御手段41Cは、タイマー手段41Dよりの信号を受けパージ装置14によるパージ動作後設定期間の間は前記第2フラッシング動作を行わせる一方、前記設定期間経過後は前記第1フラッシング動作を行わせるようにすることも可能である。
(iii)前記実施の形態では、一つのノズル群と,他のノズル群との間で、インクの吐出タイミングを変えているが、インクの流れが起こりやすくするために、前記実施の形態のようにマニホールド19〜20が3つ以上設けられている場合には、前記一のノズル群に属するノズルは、1つの前記マニホールドに連通し、前記他のノズル群に属するノズルは、前記一のノズル群のノズルが連通する前記インクマニホールドと隣り合う別のインクマニホールドに連通するものとすることができる。このようにすれば、隣り合うインクマニホールド間で、それらに連通するノズル群の吐出態様が異なることで、インマニホールド間の距離が離れている場合よりも、インクの流れが起こりやすくなる。
(iv)前記実施の形態では、インクを吐出するインクジェット式記録装置に本発明を適用したものを説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、配線基板の配線パターンを形成するために、導電性材料の液滴を吐出する液滴吐出装置にも本発明を適用することができる。
P 記録用紙(被吐出媒体)
1 インクジョット式記録装置(液体吐出装置)
4 ヘッドホルダ
5 ノズル
6 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
13 フラッシング受部材
14 パージ装置(パージ手段)
19〜22 インクマニホールド(共通液室)
23〜26 インク供給口
27〜30 連通路
31 ダミー孔
41 制御手段
41A ホルダ移動制御手段
41B 記録制御手段
41C フラッシング制御手段
41D タイマー手段
41E パージ制御手段

Claims (5)

  1. 液体を吐出する複数のノズルを形成した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから被吐出媒体に対し液体を吐出する吐出動作を制御する吐出制御手段と、
    前記吐出動作とは別に前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから液体を吐出させるフラッシング制御手段とを備え、
    前記液体吐出ヘッドが、
    延在方向に延在し、前記延在方向一端部側に液体供給口が設けられ前記各ノズルと連通する複数の共通液室と、前記複数の共通液室の、前記延在方向他端部側に設けられ前記複数の共通液室を連通する連通路とを有する液体吐出装置において、
    前記ノズルは、前記各共通液室に連通するノズルごとの複数のノズル群に分かれ、前記各ノズル群のノズルは、前記連通路から、前記共通液室との連通位置までの距離に応じて複数のグループに分かれており、
    前記フラッシング制御手段は、少なくとも前記一のノズル群において、前記グループ毎に、前記連通路側に前記連通位置が位置する前記グループから順に、液体を吐出させ、前記連通路内に液体の流れを生じさせる第1フラッシング動作を行なわせるように前記液体吐出ヘッドを駆動することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 液体を吐出する複数のノズルを形成した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから被吐出媒体に対し液体を吐出する吐出動作を制御する吐出制御手段と、
    前記吐出動作とは別に前記液体吐出ヘッドを駆動して、前記ノズルから液体を吐出させるフラッシング制御手段とを備え、
    前記液体吐出ヘッドが、
    延在方向に延在し、前記延在方向一端部側に液体供給口が設けられ前記各ノズルと連通する複数の共通液室と、前記複数の共通液室の、前記延在方向他端部側に設けられ前記複数の共通液室を連通する連通路とを有する液体吐出装置において、
    前記液体吐出ヘッドの吐出面に密着するキャップを有し、前記キャップが前記吐出面に密着した状態で前記ノズルから液体を排出させるパージ手段と、
    前記パージ手段によるパージ動作後の経過時間をカウントするタイマー手段と、を備え、
    前記液体吐出ヘッドの吐出面には、前記連通路に連通され、前記記録動作の際に液体が吐出されないダミー孔が形成され、
    前記パージ手段は、前記ノズルおよび前記ダミー孔を覆うように前記キャップが前記吐出面に密着して、前記ノズルおよび前記ダミー孔から液体を排出させる構成とされ、
    前記ノズルは、前記各共通液室に連通するノズルごとの複数のノズル群に分かれており、
    前記フラッシング制御手段は、前記複数のノズル群のうち一のノズル群について、他のノズル群とは異なる吐出態様により液体を吐出させて、前記連通路内に液体の流れを生じさせる第1フラッシング動作と、前記複数のノズル群に属する全てのノズルが同じ吐出態様になるように前記ノズルから液体を吐出させる第2フラッシング動作とを行なわせるように構成され、前記タイマー手段よりの信号を受け前記パージ手段によるパージ動作後設定期間の間は前記第2フラッシング動作を行う一方、前記設定期間経過後は前記第1フラッシング動作を行なわせるように前記液体吐出ヘッドを駆動することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 前記フラッシング制御手段は、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、前記ノズルから液体を吐出させるタイミングを変えるように、前記液体吐出ヘッドを駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記フラッシング制御手段は、前記一つのノズル群と、前記他のノズル群との間で、前記ノズルから液体を吐出させる吐出量を変えるように、前記液体吐出ヘッド駆動することを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  5. 前記複数の共通液室は3つ以上設けられており、
    前記一のノズル群に属するノズルは、1つの前記共通液室に連通し、
    前記他のノズル群に属するノズルは、前記一のノズル群のノズルが連通する前記共通液室と隣り合う別の共通液室に連通することを特徴とする請求項または記載の液体吐出装置。
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