JP2003291369A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003291369A JP2002097279A JP2002097279A JP2003291369A JP 2003291369 A JP2003291369 A JP 2003291369A JP 2002097279 A JP2002097279 A JP 2002097279A JP 2002097279 A JP2002097279 A JP 2002097279A JP 2003291369 A JP2003291369 A JP 2003291369A
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2002/16594Pumps or valves for cleaning

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドのクリーニング、ワイピング、フ
ラッシングにより排出されるインクを切換えて選択的に
吸引することができるインクジェット記録装置を提供す
ること。 【解決手段】 メンテナンスユニット10は、メンテナ
ンス用モータ11と、記録ヘッド2のノズル部分を覆う
キャップ12と、クリーニング後のノズル開口部を拭き
取るためのワイパ13と、インクを吸引するための吸引
ポンプ14と、キャップ12、ワイパ13、インク受け
部9に連通する吸引口26と吸引ポンプ14に連通する
吐出口25とを有する切換機構15と、切換機構15の
角度を制御するためのカム16とを有し、これらの部材
は複数のギア31,32,34,35で連結されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置におけるインクの吸引機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録ヘッド
に備えたノズルから記録媒体にインクを吐出して記録を
行う。このような記録ヘッドは、ノズル開口部からの溶
媒の蒸発によるインク粘度の上昇や、インクの固化、塵
埃の付着、気泡の混入等により記録不良を起こす問題を
抱えている。このためにインクジェット記録装置には、
休止時に記録ヘッドのノズル開口部を覆って乾燥を防止
するキャップ部材を備え、必要に応じてノズルからイン
クを吸引して固化したインクによる目詰まりや微細なゴ
ミ、インク液中の気泡を吸い出してクリーニングを行う
ように構成されている。また、吸引によるクリーニング
の後は、ノズル開口部が濡れているため、ワイピング手
段で拭き取り、記録に差し支えないようにしている。
【0003】さらに、記録データに合わせてインク吐出
の有無を決めるオンデマンド方式のインクジェット記録
装置では、使用される頻度の少ないインク吐出口では特
にインクが増粘して、ヘッドからのインクの吐出が不安
定になったり、インクの染料濃度が高くなったり、イン
クを吐出できなる等の問題が発生しやすくなる。このた
め、印刷動作の途中でも定期的にフラッシング(回復吐
出)と呼ばれる吐出を行い、ノズルから増粘したインク
を追い出すようにしている。
【0004】そして、クリーニングを行った結果記録ヘ
ッドから吸引されたインクはポンプ等によって専用の廃
インクタンクに排出され、蓄積されていた。また、印刷
途中に行われるフラッシングによって記録ヘッドから吐
出されたインクは、クリーニングに比べると比較的量が
少ないので、専用の吸収部材(スポンジ状のフォーム
等)に吸収させていた。それに対して、ワイピング手段
で拭き取るインクは記録ヘッドの表面に表面張力で残っ
ているインクを拭き取るだけなので少量であり、なんら
吸引したり吸収させたりはしていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビジネス向け
等で大量に印刷したり、長時間印刷を続けるような場
合、フラッシングやワイピングによって吸収されたり拭
き取られるインク量も増え、ワイピング手段で拭き取ら
れるインクを放置した場合には、装置内部が汚れる他、
フラッシングによって吐出されたインクを吸収する場合
には、その吸収能力に応じて頻繁に交換するか、製品寿
命に会わせて十分大きくしておく必要があり、装置の小
型化の要請にも合わず、製造コストの上昇にもつながる
問題がある。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、記録ヘッドのクリーニング、ワイ
ピング、フラッシングにより排出されるインクを切換え
て選択的に吸引することができるインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のインクジェット記録装置は、ノズ
ルからインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録
ヘッドと、前記記録ヘッドのノズルを覆う少なくとも1
つのキャップ部材と、前記記録ヘッドのノズル面のイン
クを拭き取るワイピング手段と、前記キャップ部材及び
記録媒体に対向しない位置で前記記録ヘッドから吐出さ
れたインクを受けるインク受け部と、前記キャップ部
材、前記ワイピング手段及び前記インク受け部のそれぞ
れに設けられたインクを吸引するための吸引孔と、当該
各吸引孔と選択的に連通してインクを吸引するための吸
引ポンプと、当該吸引ポンプと前記各吸引孔との間に設
けられ、特定の前記吸引孔と前記吸引ポンプとを連通さ
せる切換機構とを備えたことを特徴とする。
【0008】この構成のインクジェット記録装置では、
キャップ部材に覆われた状態で記録ヘッドからインクを
吸引し、ノズルのクリーニングを行う。そして、インク
吸引後に湿ったノズル面のインクをワイピング手段で拭
き取る。また、使用頻度の低いノズルの目詰まりを回復
させるために記録媒体に対向しない位置でインクを吐出
するフラッシングを行い、そのインクをインク受け部に
受ける。キャップ部材、ワイピング手段、インク受け部
のそれぞれにインクを吸引するための吸引孔を設け、記
録ヘッドからのインクの吸引、ワイピング手段によるイ
ンクの拭き取り、及びフラッシングから発生するインク
を、切換機構により切り換えて吸引ポンプにより選択的
に吸引する。従って、クリーニング、ワイピング、フラ
ッシングにより排出されるインクの処分を小型の機構で
実現できる。
【0009】請求項2に記載のインクジェット記録装置
は、前記切換機構は、前記吸引ポンプと第1チューブを
介して連通するために天面に設けられている吐出口と、
前記各吸引孔と第2チューブを介して連通するために外
周面に設けられている複数の吸引口とを備えた円筒状の
本体部と、当該本体部に対して相対的に回転可能に嵌め
込まれ、前記各吸引口を前記吐出口と連通させるための
天面及び外周面に設けられた複数の溝とを備えた切換部
材と、当該切換部材に嵌め合わされるとともに、前記切
換部材を前記本体部に対して回転させるギア部材とから
構成されていることを特徴とする。
【0010】この構成のインクジェット記録装置では、
請求項1に記載のインクジェット記録装置の作用に加
え、保存状態においては、本体部の吸引口と切換部材の
溝とを複数個一致するように位置させ、複数の吸引口が
吐出口と連通するように保持する。切換機構内には多少
のインクが存在し、これと記録ヘッドが連通すれば、キ
ャップ部材内の湿度が保たれ、乾燥によるインクの目詰
まりが防止される。いずれかの吸引孔からインクを吸引
する場合には、ギア部材を回転させて切換部材を回転さ
せ、吸引口のいずれにも溝が連通しない状態で吸引ポン
プに負圧を溜め、特定の吸引口のみを溝と連通させて吸
引を行い、吸引ポンプに吸い上げる。
【0011】請求項3に記載のインクジェット記録装置
は、前記複数の吸引口は、少なくとも1の吸引口が他の
吸引口と段違いに設けられ、前記複数の溝のうち、前記
段違いの吸引口に対応する外周面に設けられた溝は、他
の溝よりも切換部材の回転軸方向に沿う方向に長く形成
されていることを特徴とする。
【0012】この構成のインクジェット記録装置では、
請求項2に記載のインクジェット記録装置の作用に加
え、吸引口を段違いに設け、対応する溝に長短をつける
ことにより、吸引口と溝の連通する位置の組み合わせを
増し、ギア部材の回転角度に過重な精度を要求すること
なく切換える吸引先の数を多くすることが可能となる。
【0013】請求項4に記載のインクジェット記録装置
は、前記外周面に設けられた複数の溝は、前記外周面に
設けられた複数のリブにより三方を囲まれて形成されて
いることを特徴とする。
【0014】この構成のインクジェット記録装置では、
請求項2又は3に記載のインクジェット記録装置の作用
に加え、切換部材の外周面にリブが形成され、負圧溜め
の際及び負圧印加時に切換部材が変形して負圧が漏れる
ことを防ぎ、さらに、組み立て時の切換部材の切換機構
への挿入を容易にしている。
【0015】請求項5に記載のインクジェット記録装置
は、前記キャップ部材を前記記録ヘッドを覆う方向へ付
勢する付勢手段と前記記録ヘッドから離れる方向へ押圧
するカムとを備え、前記カムの駆動機構と前記ギア部材
とが連結され、前記切換機構は、前記本体部と前記切換
部材とが圧入されて形成されていることを特徴とする。
【0016】この構成のインクジェット記録装置では、
請求項2乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録
装置の作用に加え、本体部に切換部材が圧入されている
ためギア部材により切換機構が回転する際には摺動によ
る摩擦抵抗が発生する。カムによりキャップ部材を上昇
させて記録ヘッドを覆う場合、カムの駆動機構とギア部
材とが連結されているため、切換機構が回転し、切換部
材と本体部が摺動するために回転負荷がかかり、カムが
回りすぎて急激にキャップ部材が上昇し、記録ヘッドの
メニスカスを壊すおそれがない。
【0017】請求項6に記載のインクジェット記録装置
は、前記各吸引孔と前記切換機構とを連通する前記第2
チューブの内径は、前記吸引ポンプと前記切換機構とを
連通する前記第1チューブの内径よりも小さいことを特
徴とする。
【0018】この構成のインクジェット記録装置では、
請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録
装置の作用に加え、吸引ポンプに負圧を溜めるときには
切換機構で第2チューブは遮断し、内径が大きく体積が
大きい第1チューブを用い、吸引の際には第2チューブ
を連通させて、特に記録ヘッドからインクを吸引する際
の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加させること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のインク
ジェットプリンタ1について、図面に基づいて説明す
る。図1は、本実施形態のインクジェットプリンタ1の
概略斜視図である。インクジェットプリンタ1は、イン
クを吐出して記録媒体に記録する記録ヘッド2と、記録
媒体を積載する供給トレイ3と、供給トレイ3からピッ
クアップされ、供給ローラ(図示せず)により搬送された
記録媒体を記録ヘッド2に対して平面に保つリブ付のプ
ラテン4と、記録ヘッド2のクリーニングやインクの選
択的吸引を行うためのメンテナンスユニット10を有
し、記録済の記録媒体は排出ローラ(図示せず)によりイ
ンクジェットプリンタ1から排出される。
【0020】記録ヘッド2は、シャーシ7に保持された
ガイドシャフト5とガイドレール(図示せず)に摺動自在
なキャリッジ6に搭載され、キャリッジモータにより駆
動されて往復運動しながら記録を行う。また、記録ヘッ
ド2は、インクを吐出するインクノズル(図示せず)を有
し、シャーシ7の下部に設けられたインクタンク(図示
せず)からインクチューブ8を経由して供給されるイン
クを記録媒体に向けて吐出して記録する。本実施形態
は、カラーインクジェットプリンタであり、複数色のイ
ンクを使用するものである。記録媒体は、供給トレイ3
の上面にセットされ、シャーシ7内部に収められた供給
ローラ、中間ローラにより順に搬送され、記録ヘッドに
より記録されて排出ローラによりインクジェットプリン
タ1から排出される。記録ヘッド2は、印刷動作中定期
的にインク受け部9が設けられたフラッシング位置にて
ノズルの目詰まり防止のための回復吐出を行い、フラッ
シング位置下部に設けられたインク受け部9にインクを
受ける。さらに、インク受け部9が設けられたフラッシ
ング位置と反対側の記録ヘッド待機位置の下には、クリ
ーニングを行い、インクを選択的に吸引するためのメン
テナンスユニット10が設けられている。
【0021】図2は、メンテナンスユニット10の平面
図である。メンテナンスユニット10は、メンテナンス
用モータ11と、記録ヘッド2のノズル部分を覆うキャ
ップ12と、クリーニング後のノズル開口部を拭き取る
ためのワイパ13と、インクを吸引するための吸引ポン
プ14と、キャップ12,ワイパ13,インク受け部9
に連通する複数の吸引口26と吸引ポンプ14に連通す
る吐出口25とを有する切換機構15と、切換機構15
の角度を制御するためのカム16とを有し、これらの部
材は複数のギア31a〜31j,32,33,34,3
5で連結されている。
【0022】キャップ12は、インク色の混色を避ける
ため、キャップ12aとキャップ12bの2室構成とさ
れ、それぞれにインクの吸引孔が設けられている。これ
らの吸引孔は、チューブ17a,17bにより切換機構
15に連結している。キャップ12は、バネにより上方
に付勢されており、待機位置にある記録ヘッド2に対し
て上方に移動してノズルを覆い、記録ヘッド2が待機位
置から離れる場合には、前記バネの付勢力に抗してノズ
ルから外される。記録ヘッド2をクリーニングする場合
には、ノズルがキャップ12によって覆われた状態でイ
ンクを吸引する。クリーニング終了後は、インク吸引に
よりノズル開口部が濡れており、そのままではインク吐
出がうまくいかないので、記録ヘッド2の移動に合わせ
てワイパ13を上下させてノズル開口部に当て、余分な
インクをワイパ13に拭き取らせて回収する。ワイパに
も吸引孔が設けられ、切換機構15にチューブ17cに
より連結されている。
【0023】吸引ポンプ14は、可撓性チューブ17内
の体積変化を利用して負圧を発生させるチューブ式のポ
ンプである。吸引ポンプ用チューブ14aは、その一端
(吐出口)がチューブコネクタ14b及び図示しないチュ
ーブを介して廃インクを貯留するための廃インク貯留部
に連結し、他端(吸引口)がチューブコネクタ14c及び
チューブ17eを介して切換機構15の吐出口25に連
結している。吸引ポンプ用チューブ14aは、ポンプ内
のチューブ溝内に装着され、吸引ポンプ用チューブ14
aと接触するように加圧コロ(図示せず)が設けられてい
る。負圧発生時には、吸引ポンプ14の回転に伴って加
圧コロが吸引ポンプ用チューブ14aを押し潰し、押し
潰された吸引ポンプ用チューブ14aの体積変化によっ
て発生した負圧によりチューブ17eを介して切換機構
15からインクを吸引する。吸引したインクは図示しな
いチューブを介して廃インク貯留部に送られる。
【0024】カム16は、切換機構15と連動して同時
に駆動され、その底面には記録ヘッド2へのキャップ1
2の上下動(キャッピング・アンキャッピング)を行う
ためのカム(図示せず)が設けられるとともに、その外周
にはワイピングのためのワイパ13の上下動を行うため
のカム16aと、カム16の回転位置を検出するための
リーフスイッチ18に接触してそのオン・オフを行うた
めの複数の凸状のカム面19a〜19eが設けられてい
る。ワイパ13は、軸20aを中心として揺動可能なリ
ンク20に取り付けられて上下動可能に構成され、常に
は記録ヘッド2のノズル面に接触しない下方の退避位置
に下向きに付勢されている。リンク20には、ピン21
が突出されており、ピン21をカム16aで持ち上げる
ことにより、ワイパ13が記録ヘッド2のノズル面に接
触可能な位置に配置される。
【0025】次に、切換機構15について図3乃至図6
に基づいて説明する。図3は、切換機構15の断面図、
図4は切換機構15の本体部22の斜視図、図5は切換
機構15の切換部材23の斜視図、図6は切換部材23
の平面図及び底面図である。図3に示すように、切換機
構15は、円筒状の本体部22と、本体部22に回転可
能に嵌め込まれた切換部材23と、メンテナンスユニッ
ト10の基台に立設された回転軸を中心に回転し、切換
部材23を本体部22に対して回転させる切換ギア部材
24とから構成されている。図4に示すように、本体部
22は樹脂で形成され、チューブ17eを介して吸引ポ
ンプ14に連結する吐出口25を天面に備え、キャップ
12a,キャップ12b,ワイパ13,インク受け部9
のそれぞれの吸引孔にチューブ17a〜17eを介して
連結する吸引口26a〜26dを段違いに外周面に備え
ている。本実施形態では、上段にチューブ17a,17
bを介してキャップ12a,12bに接続される吸引口
26b,26a、及びチューブ17dを介してインク受
け部9に接続される吸引口26dの3個の吸引口が、下
段にチューブ17cを介してワイパ13に接続される吸
引口26cが設けられている。複数の吸引口26を段違
いにしたのは、吸引口26の数が増えるに従って、全て
の吸引口26を同一円周上に設けようとすると、吸引口
26の選択を精細な角度切換によって行う必要がある
が、段違いに設けると、同じ角度であっても違う段の吸
引口26とは連通しないので、構造の自由度が増すため
である。
【0026】切換部材23はゴム等の弾性体で形成さ
れ、図5及び図6(a)に示すように、天面に4方向に
伸びる天面溝27a〜27dが切ってあり、4端のそれ
ぞれがそのまま外周面溝28a〜28dにつながってい
る。外周面溝28は、下段の吸引口26cに対応する外
周面溝28cが長く、吸引口26a,26b,26dに
対応する外周面溝28a,28b,28dが短く形成さ
れている。尚、外周面溝28cは、吸引口26a,26
b,26dにも対応することになる。さらに、外周面に
は摺動方向に沿って全周に3本のリブ29が形成されて
おり、外周面溝28のところでリブ29が切れるように
し、かつ外周面溝28がリブ29に囲まれる形で形成さ
れている。リブ29を備えることで、負圧を溜める際及
び負圧を印加するために切換部材23が回転する際に切
換部材23が変形して隙間ができてしまい、その隙間か
ら負圧が漏れるのを防止できる。外周面溝28を除く外
周面の全域が本体部22の内壁面に接触するようにする
と、隙間ができやすいので、これを防止するためであ
る。また、リブ29を形成しておくと、組み立て時に切
換部材23を本体部22に挿入する際にバランスよく挿
入でき、組み立てが容易である。切換部材23の内周面
には、切換ギア部材24と嵌め合わされて一体的に回転
するようにするために、図6(b)に示すように、4個
の凹部30a〜30dが設けられている。
【0027】切換ギア部材24は、上部の外周面に設け
られた4つの凸部が前記凹部30a〜30dと嵌合する
ことにより切換部材23と嵌め合わされ、下部のギア部
によって隣接する切換アイドルギア35と噛み合い、メ
ンテナンス用モータ11の回転に伴って切換機構15の
吸引孔選択動作を行う。
【0028】次に、図2に戻ってメンテナンスユニット
10の駆動系について説明する。図2に示すように、メ
ンテナンスユニット10には、メンテナンス用モータ1
1が固定され、ギア31a〜31d,大径ギア32を介
して、大径ギア32と一体であり、かつ遊星歯車機構を
構成する太陽歯車としてのギア32aに伝達される。メ
ンテナンス用モータ11が矢印A方向に回転すると、大
径ギア32は矢印A’方向に回転し、ギア32aと噛合
う振子ギア(遊星ギア)33がポンプアイドルギア34に
噛合って吸引ポンプ14に連結したポンプギアを動か
し、吸引ポンプ14を作動させる。メンテナンス用モー
タ11が矢印B方向に回転すると、大径ギア32は矢印
B’方向に回転し、振子ギア33がギア31e〜31j
及び切換アイドルギア35を介して切換機構15の切換
ギア部材24に伝達されるとともに、ギア31iを介し
て同ギア31iと噛合うギア部が設けられたカム16を
動かす。
【0029】尚、切換部材23の各吸引口26a〜26
dとキャップ12a,12b,ワイパ13,インク受け
部9とを連結するチューブ17a〜17dはそれぞれ同
径の比較的小径のチューブであり、切換部材23の吐出
口25と吸引ポンプ14とを連結するチューブ17e
は、チューブ17a〜17dよりも径の大きいチューブ
であり、さらに吸引ポンプ14の内で使用されている吸
引ポンプ用チューブ14aは、チューブ17eよりも径
の大きいチューブである。すなわち、チューブ17a〜
17d,17e,吸引ポンプ用チューブ14aの順にチ
ューブ径が大きくなっている。
【0030】次に、このように構成されたメンテナンス
ユニット10の動作について、図7を参照しながら説明
する。尚、以下の説明ではカム16の回転に伴って動作
可能な吸引動作の全てについて順に説明するが、必ずし
もカム16の回転に伴って毎回行う必要はなく、メンテ
ナンスが必要とされる都度、実行されるものである。図
7は、メンテナンスユニット10の動作を示すタイミン
グチャートである。まず、リーフスイッ18チがカム面
19aに載った位置(ON1)が記録ヘッド2の保存状
態である(図2参照)。この状態では、記録ヘッド2は
キャップ12に覆われ(キャッピング位置)、吸引口2
6aと外周面溝28c、吸引口26bと外周面溝28
b、吸引口26dと外周面溝28aとがそれぞれ対向す
る位置に来る。従って、切換機構15は、キャップ12
a,キャップ12b及びインク受け部9にチューブ17
a,17b,17dを介して連結する。このように、保
存状態で記録ヘッド2と切換機構15が連通しており、
切換機構15内には多少のインクが常に残存しているこ
とから、キャップ12内の記録ヘッド2のノズルの乾燥
を防止することができる。
【0031】次に、メンテナンス用モータ11を矢印B
方向に回転させることにより、カム16を図2において
反時計方向に回転させると、リーフスイッチ18がカム
面19aから降りた位置(OFF1)に達し、キャップ
12aからインクを吸引するためにチューブ17eの内
に一旦負圧を溜めることが可能な状態となる。この時、
吸引口26cと外周面溝28aとが対向する位置に来る
が、吸引口26cは下段にあり、外周面溝28aは短く
形成されているので、切換機構15はいずれの吸引口2
6a〜26dからも外部(大気)に連通しない。この状
態で、メンテナンス用モータ11を矢印A方向に回転さ
せることにより、吸引ポンプ14の加圧コロによって負
圧を溜める。ここで、負圧を十分に溜めるために、吸引
ポンプ用チューブ14aの内径は、切換機構15から各
吸引孔までをつなぐチューブ17a〜17dよりも大き
く、さらには切換機構15と吸引ポンプ14とをつなぐ
チューブ17eよりも大きく取ってある。負圧溜め時
は、切換機構15から吸引孔までは遮断されているの
で、切換機構15より先のチューブ径を切換機構15ま
でのチューブ17eより小さく構成することにより負圧
を効果的に印加することができる。また、このとき、切
換部材23の天面には天面溝27a〜27dが形成され
ているため、負圧によって切換部材23の天面が本体部
22の天井部内側面に密着しても、天面溝27a〜27
dを通して各外周面溝28a〜28dに負圧を与えるこ
とができる。
【0032】そして、再びメンテナンス用モータ11を
矢印B方向に回転させ、リーフスイッチ18がカム面1
9bに載った位置(ON2)に達すると、キャップ12
aからインクが吸引される。すなわち、この時の位置
(ON2)は吸引口26bと外周面溝28aとが対向す
る位置である。従って、切換機構15は、キャップ12
aにチューブ17aを介して連結する。そして、先の位
置(OFF1)で溜められた負圧を解放し、キャップ1
2a内のノズルからインクを吸引する。ここで、キャッ
プ12aの吸引孔と吸引口26bとを連結するチューブ
17aの内径は小さく形成されているので、吸引口との
連通に伴う負圧の低下を極力小さくして、大きな負圧に
よりインクを確実に吸引できるようにすることができ
る。
【0033】次に、リーフスイッチ18がカム面19b
から降りた位置(OFF2)に達すると、キャップ12
bからインクを吸引するためにチューブ17e内に負圧
溜めを行うことが可能な状態となる。この時、いずれの
吸引口26a〜26dも外周面溝28a〜28dのいず
れにも対向しない。従って、切換機構15はいずれの吸
引口26a〜26dからも外部(大気)に連通しない。
この状態で、吸引ポンプ14の加圧コロによって負圧を
溜める。
【0034】そして、リーフスイッチ18がカム面19
cに載った位置(ON3)に達すると、キャップ12b
からインクが吸引される。すなわち、この時の位置(O
N3)は、吸引口26aと外周面溝28bとが対向する
位置である。従って、切換機構15は、キャップ12b
にチューブ17bを介して連結する。そして、先の位置
(OFF2)で溜められた負圧を解放し、キャップ12
b内のノズルからインクを吸引する。キャップ12bか
らのインク吸引後、カム16の動きに伴って、キャップ
12a,12bは下方に移動し、記録ヘッド2から離さ
れる。
【0035】次に、リーフスイッチ18がカム面19c
から降りた位置(OFF3)に達すると、キャップ12
bからインクを空吸引する。すなわち、この時の位置
(OFF3)は、吸引口26aと外周面溝28aとが対
向する位置である。従って、切換機構15は、キャップ
12bにチューブ17bを介して連結する。この状態で
吸引ポンプ14を駆動させることにより、キャップ12
b内に残っているインクを吸引する。
【0036】そして、リーフスイッチ18がカム面19
dに載った位置(ON4)に達すると、キャップ12a
からインクを空吸引する。すなわち、この時の位置(O
N4)は、吸引口26bと外周面溝28dとが対向する
位置である。従って、切換機構15は、キャップ12a
にチューブ17aを介して連結する。この状態で吸引ポ
ンプ14を駆動させることにより、キャップ12a内に
残っているインクを吸引する。
【0037】次に、リーフスイッチ18がカム面19d
から降りた位置(OFF4)に達すると、インク受け部
9からインクを吸引する。すなわち、この時の位置(O
FF4)は、吸引口26dと外周面溝28cとが対向す
る位置である。従って、切換機構15は、インク受け部
9にチューブ17dを介して連結するので、インク受け
部9にそれまでのフラッシング(回復吐出)によって溜
まっているインクを吸引する。この後、カム16の動き
に伴って、キャップ12a,12bはさらに下方に移動
する。
【0038】そして、リーフスイッチ18がカム面19
eに載った位置(ON5)に達すると、ワイパ13から
インクを吸引する。すなわち、この時の位置(ON5)
は、吸引口26cと外周面溝28cとが対向する位置で
ある。従って、切換機構15は、ワイパ13にチューブ
17cを介して連結するので、ワイパ13にそれまでの
ワイピング動作によって溜まっているインクを吸引す
る。この後、カム16の動きに伴ってキャップ12a,
12bはさらに下方に移動を続け、最下方位置に至る。
キャップ12a,12bが最下方位置(アンキャッピン
グ位置)にある状態のうち、図7で「ワイピング」と示
す領域では、カム16のカム16aによってワイパ13
が上昇した位置、すなわち記録ヘッド2のノズル面に当
接可能なワイピング位置にある。従って、この状態でキ
ャリッジ6を移動させることにより、吸引動作によって
インクが付着している記録ヘッド2のノズル面を拭き取
ることができる。
【0039】また、図7で「記録」と示す領域では、カ
ム16のカム16aが作用しない位置となるため、ワイ
パ13が下降した位置に退避する。この状態はキャップ
12a,12b及びワイパ13のいずれもが記録ヘッド
2に作用しない状態であり、キャリッジ6の移動に伴っ
て記録媒体へのインク吐出を行う記録動作時の状態であ
る。
【0040】記録ヘッド2による記録動作が終了した
後、キャリッジ6が待機位置に戻ると、再びカム16が
回転する。これに伴ってリーフスイッチ18がカム面1
9eから降り(OFF5)、キャップ12a,12bは
再び上昇して記録ヘッド2をキャッピングし、保存位置
に戻る。キャップ12a,12bの上昇は、カム16の
動きに伴って行われるが、ギア31i,31j及び切換
アイドルギア35を介して同時に切換機構15を回転し
ながら行うので、切換機構15の本体部22と切換部材
23がそれに伴って常に摺動する。切換部材23は本体
部22に圧入されており、摩擦抵抗が大きいので、キャ
ップ12a,12bがカム16のギア31に先行して上
方に急激に移動しようとしても、切換機構15によって
急な移動を制限され、ゆっくりと上昇することになる。
従って、キャップ12a,12bが記録ヘッド2に圧着
する際にノズルに圧力が加わってメニスカスの破壊等の
悪影響を及ぼすことが防止できる。
【0041】以上説明したように、クリーニング,ワイ
ピング,フラッシングにより排出されるインクは、キャ
ップ12a,12b,ワイパ13,インク受け部9のそ
れぞれに設けた吸引孔からチューブ17a〜17dで切
換機構15の吸引口26a〜26dに連結し、切換機構
15を回転させて切換部材23の外周面溝28a〜28
dと連通させることにより、吸引先を選択的に切換えて
吸引ポンプ14により吸引することができる。従って、
小型のメンテナンスユニット10により排出されるイン
クを1箇所に集めて処理することができる。また、キャ
ップ12a,12bと切換機構15が連通するため、記
録ヘッド2の保存時に切換機構15内のインクの存在に
よりキャップ12a,12b内のノズル乾燥を防ぐ効果
もある。さらに、チューブ式の吸引ポンプ14を使用す
るが、負圧溜めを吸引ポンプ14と切換機構15との間
のチューブ17eのみで行うので、この内径を大きくし
て大きな負圧を溜めるとともに、吸引孔と連通する切換
機構15より先のチューブ17a,17bの内径は小さ
くしたことにより、記録ヘッド2からインクを吸引する
際の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加すること
ができる。また、キャッピングがカム16の動きに伴っ
て行われるが、カム16がギア31を介して切換機構1
5と連動して同時に駆動されるので、切換部材23と本
体部22の摺動による摩擦抵抗によりカム16の急激な
動きが制限され、キャップ12がゆっくりと記録ヘッド
2に向かって上昇し、ノズルのメニスカスの破壊等の悪
影響が防止できる。
【0042】
【発明の効果】上記目的を達成するために、請求項1に
記載のインクジェット記録装置によれば、キャップ部
材、ワイピング手段、インク受け部のそれぞれにインク
を吸引するための吸引孔を設け、記録ヘッドからのイン
クの吸引、ワイピング手段によるインクの拭き取り、及
びフラッシングから発生するインクを、切換機構により
切り換えて吸引ポンプにより選択的に吸引する。従っ
て、クリーニング、ワイピング、フラッシングにより排
出されるインクの処分を小型の機構で実現できる。
【0043】請求項2に記載のインクジェット記録装置
によれば、請求項1に記載のインクジェット記録装置の
効果に加え、記録ヘッドの保存状態では吸引口が吐出口
と連通するように保持する。切換機構内には多少のイン
クが存在するため、これと記録ヘッドが連通すれば、キ
ャップ部材内の湿度が保たれ、乾燥によるインクの目詰
まりが防止される。いずれかの吸引孔からインクを吸引
する場合には、ギア部材を回転させて切換部材を回転さ
せ、吸引口のいずれにも溝が連通しない状態で吸引ポン
プに負圧を溜め、特定の吸引口のみを溝と連通させて吸
引を行い、吸引ポンプに吸い上げることができる。
【0044】請求項3に記載のインクジェット記録装置
によれば、請求項2に記載のインクジェット記録装置の
効果に加え、吸引口を段違いに設け、対応する溝に長短
をつけることにより、吸引口と溝の連通する位置の組み
合わせを増し、ギア部材の回転角度に過重な精度を要求
することなく切換える吸引先の数を多くすることが可能
となる。
【0045】請求項4に記載のインクジェット記録装置
によれば、請求項2又は3に記載のインクジェット記録
装置の効果に加え、切換部材の外周面にリブが形成さ
れ、負圧溜めの際及び負圧印加時に切換部材が変形して
負圧が漏れることを防ぎ、さらに、組み立て時の切換部
材の切換機構への挿入を容易にできる。
【0046】請求項5に記載のインクジェット記録装置
によれば、請求項2乃至4のいずれかに記載のインクジ
ェット記録装置の効果に加え、本体部に切換部材が圧入
されているためギア部材により切換機構が回転する際に
は摺動による摩擦抵抗が発生する。カムによりキャップ
部材を上昇させて記録ヘッドを覆う場合、カムの駆動機
構とギア部材とが連結されているため、切換機構が回転
し、切換部材と本体部が摺動するために回転負荷がかか
り、カムが回りすぎて急激にキャップ部材が上昇し、記
録ヘッドのメニスカスを壊すおそれがない。
【0047】請求項6に記載のインクジェット記録装置
によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジ
ェット記録装置の効果に加え、吸引ポンプに負圧を溜め
るときには切換機構で第2チューブは遮断し、内径が大
きく体積が大きい第1チューブを用い、吸引の際には第
2チューブを連通させて、特に記録ヘッドからインクを
吸引する際の負圧の低下を極力抑えて大きな負圧を印加
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインクジェットプリンタの概略斜
視図である。
【図2】メンテナンスユニットの平面図である。
【図3】切換機構の断面図である。
【図4】切換機構の本体部の斜視図である。
【図5】切換機構の切換部材の斜視図である。
【図6】切換部材の平面図及び底面図である。
【図7】メンテナンスユニットの動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 記録ヘッド 3 供給トレイ 4 プラテン 5 ガイドシャフト 6 キャリッジ 7 シャーシ 8 インクチューブ 9 インク受け部 10 メンテナンスユニット 11 メンテナンス用モータ 12 キャップ 13 ワイパ 14 吸引ポンプ 14a 吸引ポンプ用チューブ 15 切換機構 16 カム 17 チューブ 18 リーフスイッチ 19 カム面 20 リンク 21 ピン 22 本体部 23 切換部材 24 切換ギア部材 25 吐出口 26 吸引口 27 天面溝 28 外周面溝 29 リブ 30 凹部 31 ギア 32 大径ギア 33 振子ギア 34 ポンプアイドルギア 35 切換アイドルギア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルからインクを吐出して記録媒体に
    画像を記録する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドのノズルを覆う少なくとも1つのキャッ
    プ部材と、 前記記録ヘッドのノズル面のインクを拭き取るワイピン
    グ手段と、 前記キャップ部材及び記録媒体に対向しない位置で前記
    記録ヘッドから吐出されたインクを受けるインク受け部
    と、 前記キャップ部材、前記ワイピング手段及び前記インク
    受け部のそれぞれに設けられたインクを吸引するための
    吸引孔と、 当該各吸引孔と選択的に連通してインクを吸引するため
    の吸引ポンプと、 当該吸引ポンプと前記各吸引孔との間に設けられ、特定
    の前記吸引孔と前記吸引ポンプとを連通させる切換機構
    とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記切換機構は、 前記吸引ポンプと第1チューブを介して連通するために
    天面に設けられている吐出口と、前記各吸引孔と第2チ
    ューブを介して連通するために外周面に設けられている
    複数の吸引口とを備えた円筒状の本体部と、 当該本体部に対して相対的に回転可能に嵌め込まれ、前
    記各吸引口を前記吐出口と連通させるための天面及び外
    周面に設けられた複数の溝とを備えた切換部材と、 当該切換部材に嵌め合わされるとともに、前記切換部材
    を前記本体部に対して回転させるギア部材とから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の吸引口は、少なくとも1の吸
    引口が他の吸引口と段違いに設けられ、前記複数の溝の
    うち、前記段違いの吸引口に対応する外周面に設けられ
    た溝は、他の溝よりも切換部材の回転軸方向に沿う方向
    に長く形成されていることを特徴とする請求項2に記載
    のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記外周面に設けられた複数の溝は、前
    記外周面に設けられた複数のリブにより三方を囲まれて
    形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載
    のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップ部材を前記記録ヘッドを覆
    う方向へ付勢する付勢手段と前記記録ヘッドから離れる
    方向へ押圧するカムとを備え、前記カムの駆動機構と前
    記ギア部材とが連結され、前記切換機構は、前記本体部
    と前記切換部材とが圧入されて形成されていることを特
    徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記各吸引孔と前記切換機構とを連通す
    る前記第2チューブの内径は、前記吸引ポンプと前記切
    換機構とを連通する前記第1チューブの内径よりも小さ
    いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
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