JP4154160B2 - 非対称のメチン染料の製造、この染料を含有する混合物、およびこの混合物の使用 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非対称のメチン染料の製法、メチン染料混合物、その製法および有機ポリマー材料を原液着色するためのその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
非対称のメチン染料、例えば、本明細書の実施例1の非対称のメチン染料は、プラスチックの原液着色に非常に有効である。このタイプの染料は、例えば、相応するピラゾロンアルデヒドと相応する2−メチレンインドレニンとを縮合させることにより製造される(DE-B 1154894参照)。
【0003】
また、これらは相応する2−メチレンインドレニン−ω−アルデヒドとピラゾロンとを縮合することにより製造してもよい(DE-B 1172387およびEP-A 419110参照)。
【0004】
F. Wuerthner, R. Sens, K.-H. Etzbach およびG. Seybold, Angew. Chemie, 1999, No. 11, 1753〜1757ページでは、例えば無水酢酸溶剤が特定のメロシアニンの製造に利用されている。
【0005】
C. Reidlinger, R. Dworczak, W. M. F. Fabian およびH. Junck, Dyes and Pigments 24(1994) 185〜204ページでは、酢酸エチルだけではなく、アセトニトリルも溶剤として製造に使用されている。記載されたアプローチは、2つのラセミ体成分のうち少なくとも1つは、有利にはアルデヒドは最初に別の工程で製造しなくてはならないという欠点を含む。
【0006】
【課題を解決するための手段】
意外なことに、式II、IIIおよびIV
【0007】
【化5】
【0008】
[式中、
Rは、C1〜C6−アルキル、特にメチルであり、かつ
R1、R2、R3およびXは、それぞれ前記したものである]
の化合物を、ジオキサン、塩素化炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トルエン、キシレン、N−メチルピロリドン、および低級アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、グリコール、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコールおよび相応するグリコールのモノアルキルエーテルおよびジアルキルエーテル、最も有利にはn−ブタノールから成る群から選択される有機溶剤の存在で相互に反応させることによる、式I
【0009】
【化6】
【0010】
[式中、
R1は、H、ハロゲン、特にCl、BrおよびFであり、アルキル、特にC1〜C6−アルキルであり、アルコキシ、特にC1〜C6−アルコキシ、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、特にSO2NR4R5、COOH、カルボン酸エステル、特にCOOR9(式中、R9はC1〜C6−アルキルである)、またはカルボキサミド、特にCONR4R5であり、
R2は、アルキル、特にC1〜C6−アルキルであり、
R3は、アルキル、特にC1〜C6−アルキル、COOH、カルボン酸エステル、特にCOOR9(式中、R9はC1〜C6−アルキルである)であり、かつ
Xは、H、ハロゲン、特にCl、BrおよびF、SO2NR4R5、SO2NCHR6R7またはSO2R8(式中、R4〜R7は相互に独立に水素またはアルキル、特にC1〜C6−アルキルであり、R8はアルキル、特にC1〜C6−アルキルまたはヒドロキシアルキル、特にヒドロキシエチレンである)である]
の化合物の製法が見出された。
【0011】
本発明の目的のための有機溶剤は、縮合反応の条件下で反応調製物または生成物と反応しない化合物である。
【0012】
本発明による方法の有利な実施態様では、化合物II:IV:IIIのモル比は、1:1:1〜1:1.2:2.0の範囲内、特に1:1:1〜1:1:1.3の範囲内である。
【0013】
形成された対称の縮合生成物(メチン染料)は容易に除去される。
【0014】
本発明の方法は、有利には70〜180℃、特に90〜120℃の温度で行われる。例えば、これは還流下で行われ、かつ得られたアルコールは、場合により全体的または部分的に留去される。同様に、使用される溶剤または少なくとも1種の反応成分または発生するアルコールHORの沸点を上回る密閉系において、過圧下で行うこともできる。
【0015】
従って本発明の目的のための縮合反応は、アルコールが放出される反応である。
【0016】
本発明の縮合は、例外なく他の添加剤がなくでも進行する。有利な触媒には、塩基性触媒、例えば、ピリジン、ピペリジンまたはトリエチルアミン、または酸性触媒、例えば、p−トルエンスルホン酸、塩酸、硫酸またはカルボン酸、例えば、ギ酸、酢酸またはプロピオン酸が含まれる。
【0017】
有利な実施態様では、化合物II、特に1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリンまたはその誘導体約1モルをブタノール中で化合物IV、特に5−ピラゾロン約1モルと混合し、トリメチルオルトホルメート約1.3モルと混合し、かつ触媒の存在または不在、特に触媒量の氷酢酸の存在で、場合によりメタノールを留去しながら還流下で使用された成分が変換されるまで加熱する。この後に、冷却、濾過し、メタノールと水で洗浄し、かつ乾燥させる。
【0018】
式IIのインドリンとして使用するために、次のものが有利である:1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン、メチル1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン−5−カルボキシレート、1,3,3−トリメチル−5−クロロ−2−メチレンインドリン、1,3,3−トリエチル−5−メトキシ−2−メチレンインドリン。
【0019】
有利には、5位でカルボン酸エステル、カルボキサミド、ハロゲン、アルコキシ、アルキルまたはスルホンアミドのような置換基により置換された1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリンの使用を挙げることができる。
【0020】
最も有利には1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリンカルボキシレートを挙げることができる。
【0021】
式IVの化合物としては、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、1−フェニルピラゾロン−3−カルボン酸エステルおよび1−フェニルピラゾロンを使用するのが有利であり、そのフェニル基がスルホニル基SO2N=CH-N(CH3)2またはSO2N(アルキル)2により置換されているものが有利である。
【0022】
式IIIの有利な化合物は、メチルオルトホルメートである。
【0023】
本発明による方法の有利な実施態様では、反応混合物を乾燥するまで蒸発させ、かつ次に乾燥残留物を好適な溶剤から再結晶させる。有利には、反応混合物を冷却し、かつ濾過し、フィルターケーキをアルコールと水で洗浄し、引き続き乾燥させる。
【0024】
本発明の方法は、有利には式Iの化合物90〜100質量%、特に95〜100質量%および式Vの化合物0〜10質量%、特に0〜5質量%含有する混合生成物を提供する。
【0025】
式V
【0026】
【化7】
【0027】
[式中、R3およびXはそれぞれ前記のものである]
の化合物は、式IIと式IV(2モル当量)の化合物の対称の縮合生成物である。
【0028】
式Iの非対称の化合物の特に高いフラクションを生じる方法では、反応混合物のフィルターケーキをアルコール、例えば、ブタノールまたはメタノールで洗浄するのが有利である。特に有利には、ブタノールを溶剤として縮合反応中で使用することが挙げられる。
【0029】
さらに、本発明は式Iの染料90〜99.9質量%と式Vの染料0.1〜10質量を含有する染料混合物を提供する。
【0030】
本発明による混合物は、プラスチックの原液着色に使用される場合に良好な特性を有する。
【0031】
さらに、本発明は本発明の混合物の製法を提供する。このことは、式Iの化合物を製造するための本発明による方法と同じ特色により特徴付けられる。有利には、化合物II、IIIおよびIVを少量の溶剤中、有利には式II、IIIおよびIVの反応物の全体量に対して40〜70質量%の溶剤中で反応させる。同様に得られたフィルターケーキを少量のメタノールで洗浄するのが有利である。縮合反応のために使用する有機溶剤としては、氷酢酸またはグリコールが有利である。
【0032】
従って、本発明はプラスチックを原液着色するための本発明による染料混合物の使用を提供する。
【0033】
本発明による染料混合物は、プラスチックの原液着色に非常に有効であり、かつ黄色を帯びた橙色の色付けを提供する。
【0034】
本発明の目的のための原液着色は、染料を溶融プラスチック材料に、例えば押出機を用いて組込むか、または染料をプラスチックを製造するための出発成分、例えば、重合前にモノマーに添加して特に操作される。
【0035】
特に有利なプラスチックは、熱可塑性樹脂、例えば、ビニルポリマー、ポリエステル、ポリアミドおよびポリオレフィン、特にポリエチレンおよびポリプロピレンまたはポリカルボネートである。
【0036】
好適なビニルポリマーには、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリルターポリマー、ポリメタクリレートおよびポリ塩化ビニルが含まれる。
【0037】
また、ポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカルボネートおよびセルロースエステルが有利である。
【0038】
ポリスチレン、スチレンコポリマー、ポリカルボネート、ポリメタクリレートおよびポリアミドが有利である。ポリスチレン、ポリエチレンおよびポリプロピレンが特に有利である。
【0039】
挙げられた高分子量化合物は、塑性により変形可能な化合物または溶融物として単独でまたは混合物の形で存在していてもよい。
【0040】
本発明の染料は、有利には微分散された形で使用されるが、しかしこのために分散剤を使用する必要はない。
【0041】
染料混合物を重合後に添加する場合には、この混合物が例えば混合ロール上またはスクリュー中で可塑化および均質化される前に、プラスチックペレットと一緒に乾燥混合するかまたは粉砕するのが有利である。しかし、染料を液体溶融物中に添加し、かつ撹拌によりその中で均一になるまで分散させてもよい。従って、前着色された材料は、通常のように、例えばスピンニングにより、剛毛、フィラメント等になるか、または押出によるかもしくは射出成形法において更に加工され成形品になる。
【0042】
染料混合物は重合触媒、特に過酸化物に好適であるため、染料を例えばプラスチック用のモノマーの出発材料に添加し、次に重合触媒の存在で重合させることもできる。このために、有利には染料を溶解させるかまたはモノマー成分と綿密に混合される。
【0043】
記載されたポリマーは、有利にはポリマーの量に対して0.0001〜1質量%、特に0.01〜0.5質量%の量で使用される本発明の染料混合物で色付けされる。
【0044】
ポリマー中で不溶解性の顔料、例えば二酸化チタンを添加して相応する有用な隠ぺいする色付け(hiding coloration)を得てもよい。
【0045】
二酸化チタンは、ポリマーの量に対して0.01〜10質量%、有利には0.1〜5質量%の量で使用してもよい。
【0046】
本発明による方法は、良好な耐熱性および良好な耐光性、耐候性および耐昇華性を有する透明または隠ぺいする鮮やかな橙色の色付けを提供する。
【0047】
本発明による方法では、本発明による式(I)の染料混合物と、他の染料および/または有機または無機顔料との混合物を利用することもできる。
【0048】
以下の実施例は本発明を説明するものである。部およびパーセントは質量部および質量パーセントである。
【0049】
【実施例】
例1
窒素下で、ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン−5−カルボキシレート46.2gを溶解させた。1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン34.8gを添加し、約10分間撹拌した。トリメチルオルトホルメート22.0gおよび氷酢酸1mlを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0050】
下記の式Iの非対称のメチン染料98.5%以上から成る染料78.8gが単離された。この染料はプラスチック、例えばポリスチレンに濃いオレンジの原液着色を生じる。氷酢酸触媒を使用しない場合には、収率は約4%低かった。
【0051】
【化8】
【0052】
ブタノールからの再結晶により染料1が純粋な形で97%の収率で提供された。
【0053】
例2
1−フェニル−3−メチル−5−ピロリドン41.8gおよびメチルオルトホルメート31gを用いて例1を繰り返した。式1の非対称のメチン染料約92%と下記の式の対称のメチン染料8%を含有する染料混合物85.9gが単離された。プラスチック、例えばポリスチレンを原液着色するために使用される場合には、この染料混合物は濃いオレンジの色付けを提供するが、しかしこれは例1により製造される染料のものよりも明らかに黄色い。
【0054】
【化9】
【0055】
例3
窒素下で、n−ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン−5−カルボキシレート46.2gを溶解させた。ピラゾロン61.6gを添加し、約10分間撹拌した。
【0056】
【化10】
【0057】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0058】
単離された染料78.8g(>98.5%)は、下記の式Iの非対称のメチン染料であった。この染料はプラスチック、例えばポリスチレンの濃いオレンジの原液着色を生じる。氷酢酸を使用しない場合には、収率は約4%低かった。
【0059】
ブタノールからの再結晶により式2の染料が100.6g、すなわち理論値の91.6%が提供された。
【0060】
【化11】
【0061】
例4
窒素下で、エチレングリコール100ml中に1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン−5−カルボキシレート46.2gを溶解させた。ピラゾロン37.6gを添加し、約10分間撹拌した。
【0062】
【化12】
【0063】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0064】
ブタノールからの再結晶により式3の染料77.0g、すなわち理論値の89.7%が提供された。
【0065】
【化13】
【0066】
例5
窒素下で、n−ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン−5−カルボキシレート46.2gを溶解させた。ピラゾロン46.4gを添加し、約10分間撹拌した。
【0067】
【化14】
【0068】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0069】
ブタノールからの再結晶により式4の染料88.2g、すなわち理論値の93.2%が提供された。
【0070】
【化15】
【0071】
例6
窒素下で、n−ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−5−メトキシ−2−メチレンインドリン40.6gを溶解させた。ピラゾロン46.4gを添加し、約10分間撹拌した。
【0072】
【化16】
【0073】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0074】
ブタノールからの再結晶により式5の染料76.5g、すなわち理論値の86.0%が提供された。
【0075】
【化17】
【0076】
例7
窒素下で、n−ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−5−クロロ−2−メチレンインドリン41.5gを溶解させた。ピラゾロン61.6gを添加し、約10分間撹拌した。
【0077】
【化18】
【0078】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0079】
ブタノールからの再結晶により式6の染料88.3g、すなわち理論値の84.0%が提供された。
【0080】
【化19】
【0081】
例8
窒素下で、n−ブタノール100ml中に1,3,3−トリメチル−5−クロロ−2−メチレンインドリン41.5gを溶解させた。ピラゾロン56.0gを添加し、約10分間撹拌した。
【0082】
【化20】
【0083】
トリメチルオルトホルメート22.0gを添加した後に、この混合物を(102〜105℃で)5時間還流した。さらに10時間還流させる前に、さらにトリメチルオルトホルメート3gを添加した。このバッチを撹拌しながら冷却し、引き続き2時間撹拌した。次に真空を適用することにより濾過し、かつフィルターケーキをメタノール200ml、次に温水500mlで洗浄し、かつ減圧下、80℃で乾燥させた。
【0084】
ブタノールからの再結晶により式7の染料80.1g、すなわち理論値の82.2%が提供された。
【0085】
【化21】
Claims (3)
- 式I
R1は、Cl、C 1 〜C 6 −アルコキシまたはCOOR 9 (式中、R 9 はC 1 〜C 6 −アルキルである)であり、
R2は、C 1 〜C 6 −アルキルであり、
R3は、C 1 〜C 6 −アルキルまたはCOOR 9 (式中、R 9 はC 1 〜C 6 −アルキルである)であり、かつ
Xは、HまたはC 1 〜C 6 −アルキルである]
の化合物の製法において、式II、IIIおよびIV
Rは、メチルであり、かつ
R1、R2、R3およびXは、それぞれ前記したものである]
の化合物を、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールおよびペンタノールから成る群から選択される有機溶剤の存在であって、触媒の不在であるか、あるいは、酸性触媒の存在で、相互に反応させることを特徴とする、式Iの化合物の製法。
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