JP4128592B2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等に配設される容器ホルダ装置に関する。
容器ホルダ装置は、飲料が入った缶やコップ、ペットボトルなどの容器を収容するための装置である。容器ホルダ装置は、箱状をなし内部に収容空間を形成するケース体を持ち、収容空間に容器を収容する。ところで、容器ホルダ装置には、様々な大きさの容器を安定に収容保持するためのサポート部材を設けるのが一般的である。サポート部材は、一般には、ケース体に固定されるサポート基部と、サポート基部に保持されている容器保持部とを持つ。容器保持部は、収容空間を狭める展開位置と、収容空間を広く維持する退避位置との間を移動する。したがって、容器保持部を展開位置に配すると、収容空間に小型の容器を収容保持できる。また、容器保持部を退避位置に配すると、収容空間に大型の容器を収容保持できる。容器保持部を退避位置と展開位置との間の位置に配すると、収容空間に中型の容器を収容保持できる。
ところで、サポート部材は比較的大型の部材であるため、容器ホルダ装置には大型の荷物を収容し難い。また、この種の容器ホルダ装置において、容器保持部は展開位置に付勢されるのが一般的である。したがって、容器ホルダ装置に大型の荷物を収容する場合には、容器保持部が荷物に干渉する。変形し易い荷物を収容する場合には、容器保持部によって荷物が破損するおそれがある。
容器保持部を退避位置にロックでき、かつ、サポート部材をケース体から取り外すことができる容器ホルダ装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に紹介されている容器ホルダ装置は、サポート基部(ハウジング)と容器保持部(シャフトおよびフラップ)とを持つ。容器保持部はサポート基部に対して回動可能に取り付けられている。容器保持部はサポート基部に対して回動し、展開位置(使用位置)と退避位置(不使用位置)との間を移動する。容器保持部は退避位置と展開位置とにロックされる。また、サポート基部はケース体に脱着可能に取り付けられる。したがって、容器保持部を退避位置に配すると、収容空間に大型の荷物を収容できる。サポート部材をケース体から取り外せば、容器ホルダ装置にさらに大型の荷物を収容できる。
しかし、特許文献1に紹介されている容器ホルダ装置では、退避位置においても容器保持部が露出している。このため、収容空間に大型の荷物を収容する場合には、退避位置にロックされている容器保持部に、荷物が当接する場合がある。荷物が容器保持部を強く押圧する場合などには、容器保持部に大きな荷重が加わり、容器保持部が変形するおそれがある。また、容器保持部が露出した状態でロックされているため、サポート部材をケース体から取り外した場合にも、何らかの外力が加わって容器保持部が変形するおそれがある。
さらに、特許文献1に紹介されている容器ホルダ装置は、容器保持部を退避位置にロックするための、弾性舌片およびカムを持つ。弾性舌片とカムとの一方は固定され、他方は容器保持部の回動に伴って移動する。特許文献1に紹介されている容器ホルダ装置では、弾性舌片とカムとの選択係合によって容器保持部が退避位置と展開位置とにロックされる。このため、容器保持部を退避位置から展開位置に移動させる場合には、退避位置における容器保持部のロックを外つつ容器保持部を回動させ、さらに、容器保持部を展開位置にロックするという、煩雑な操作を要する。
特開平9−263170号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、大型の荷物を収容でき、容器保持部が変形することなく、容器保持部を退避位置から展開位置に容易に移動させ得る容器ホルダ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の容器ホルダ装置は、箱状をなし内部に収容空間を形成するケース体と、該ケース体に脱着可能に取り付けられて少なくとも一部が該収容空間に露出するサポート部材と、を持ち、該サポート部材は、枠状をなし該ケース体に脱着可能に固定されるサポート基部と、該サポート基部に保持され少なくとも一部が該サポート基部に格納される退避位置と該サポート基部から該収容空間に向けて展開する展開位置との間を移動する容器保持部と、該容器保持部を該展開位置に付勢する展開付勢部と、該サポート基部の内部に保持され該サポート基部を外方に押圧して撓ませる押圧位置と該サポート基部の撓みを解除する解除位置との間を移動する押圧部とを持ち、該サポート基部は、該退避位置における該容器保持部と係合する係合部を持ち、該押圧部が該押圧位置に移動すると、該係合部と該容器保持部との係合が解除されることを特徴とする。
本発明の容器ホルダ装置は、下記の(1)〜(3)の何れかを備えるのが好ましい。(1)〜(3)の複数を備えるのが望ましい。
(1)前記サポート基部は、前記解除位置から前記押圧位置への前記押圧部の進行方向に向けて内部が徐々に縮径するテーパ状をなす。
(2)前記サポート部材は、前記押圧部を前記解除位置に付勢する解除付勢部を持つ。
(3)前記容器保持部は前記サポート基部に枢支される枢支端を持つとともに該枢支端を中心に回動して前記退避位置と前記展開位置との間を移動する。
本発明の容器ホルダ装置において、サポート部材はケース体に脱着可能に取り付けられる。したがって、サポート部材をケース体から取り外せば、容器ホルダ装置に大型の荷物を収容できる。また、容器保持部は少なくとも一部がサポート基部に格納された状態で退避位置にロックされる。このため退避位置に配された容器保持部は、サポート基部に保護される。したがって、容器ホルダ装置に大型の荷物を収容する場合や、ケース体から取り外したサポート部材に何らかの外力が加わる場合にも、容器保持部が退避位置にロックされていれば、容器保持部に過大な荷重が加わることはない。よって本発明の容器ホルダ装置によると、容器保持部の変形を回避できる。
また、本発明の容器ホルダ装置は、サポート基部と容器保持部と展開付勢部と押圧部とを持つ。容器保持部は退避位置と展開位置との間を移動する。サポート基部は展開位置における容器保持部と係合する係合部を持つ。展開付勢部材は容器保持部を展開位置に付勢する。押圧部は押圧位置と解除位置との間を移動し、押圧位置に移動するとサポート基部を外方に押圧して撓ませる。
したがって、本発明の容器ホルダ装置では、押圧部が押圧位置に移動すると、サポート基部が撓んで、係合部と容器保持部との係合が解除される。係合部と容器保持部との係合が解除されると、容器保持部は展開付勢部材によって展開位置に付勢される。このため、本発明の容器ホルダ装置では、押圧部を解除位置から押圧位置に移動させる動作のみで、容器保持部を退避位置から展開位置に移動させ得る。よって、容器保持部を退避位置から展開位置に容易に移動させ得る。
本発明の容器ホルダ装置が上記(1)を備える場合には、サポート基部および押圧部を簡単な構造にできるため、容器ホルダ装置をさらに安価に製造できる。
本発明の容器ホルダ装置が上記(2)を備える場合には、押圧部を押圧位置から解除位置に移動させる操作が必要なくなるため、容器保持部を展開位置から退避位置に容易に移動させ得る。
本発明の容器ホルダ装置が上記(3)を備える場合には、容器保持部が回動して退避位置と展開位置との間を移動するため、退避位置におけるサポート部材の外形をさらに小さくできる。よって、容器ホルダ装置により大きな荷物を収容できるとともに、ケース体から取り外したサポート部材がより一層嵩張らなくなる。
本発明の容器ホルダ装置において、容器保持部は展開位置においてサポート基部から収容空間に向けて展開する。したがって本発明の容器ホルダ装置では、容器保持部が展開位置に配されているときに、ケース体の内面と容器保持部とで小型の容器を保持する。容器保持部が退避位置に配されているときには、ケース体の内面で大型の容器を保持する。また、容器保持部は展開付勢部によって展開位置に付勢されるため、容器保持部が退避位置と展開位置との間の位置に配されているときには、ケース体の内面と容器保持部とによって中型の容器を挟持する。したがって、本発明の容器ホルダ装置は様々な大きさの容器を安定に収容保持し得る。
容器保持部は退避位置においてサポート基部に少なくとも一部が格納されれば良く、退避位置において全体がサポート基部に格納されても良いし、一部が収容空間に露出していても良い。退避位置において容器保持部の全体がサポート基部に格納される場合には、サポート基部によって容器保持部の全体を保護し得るため、容器保持部の変形をより確実に回避できる。
容器保持部は退避位置と展開位置との間を移動すれば良く、スライド移動しても良いし、回動しても良い。上述したように、容器保持部が回動して退避位置と展開位置との間を移動する場合には、退避位置におけるサポート部材の外形をさらに小さくできる。
押圧部は、サポート基部の内部に保持され押圧位置と解除位置との間を移動する。押圧位置において、押圧部はサポート基部を外方に押圧して撓ませる。解除位置において、押圧部によるサポート基部への押圧力はなくなるかまたは小さくなるため、サポート基部の撓みが解除される。すなわち、押圧部とサポート基部とは、少なくとも押圧位置において互いに圧接すればよい。何れの場合にも、押圧位置に配された押圧部は、係合部と容器保持部との係合が解除される程度に、サポート基部を撓ませればよい。また、解除位置に配された押圧部は、係合部と容器保持部とが再度係合できる程度に、サポート基部の撓みを解除できればよい。
以下、図面を基に本発明の容器ホルダ装置を説明する。
(実施例)
実施例の容器ホルダ装置は、自動車のコンソールボックスに配設される。実施例の容器ホルダ装置は上記(1)〜(3)を備える。実施例の容器ホルダ装置を模式的に表す斜視図を図1に示す。実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材を模式的に表す分解斜視図を図2に示す。実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材の動作を説明する説明図を図3〜図9に示す。なお、図3〜図6はサポート部材のなかで特に容器保持部の動作を説明する図であり、図7〜図8はサポート部材のなかで特に押圧部の動作を説明する図である。以下、実施例における上、下、左、右、前、後とは図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。
実施例の容器ホルダ装置は、ケース体1とサポート部材2とを持つ。図1に示すように、ケース体1は略箱状をなし、内部に収容空間10を形成する。詳しくは、ケース体1は略円筒状をなし上下に延びるとともに左右に配列する2つの主収容部11と、略コ字状をなし2つの主収容部11の間隙に配されて2つの主収容部11を連結する連結収容部12とを持つ。ケース体1は上方に開口している。
サポート部材2は、連結収容部12に脱着可能に取り付けられている。サポート部材2の上面と、左右側面と、下面とは収容空間10に露出している。図2に示すように、サポート部材2は、サポート基部20と、2つの容器保持部21と、2つの展開付勢部22と、押圧部23と、解除付勢部24と、スライド座部25とを持つ。
サポート基部20は枠状をなす。詳しくは、サポート基部20は、上下に延びる2つの立壁部(200、201)と、2つの立壁部の上端部を連結する上壁部202とを持つ。サポート部材2をケース体1に取り付けると、一方の立壁部である前立壁200の前面が連絡収容部12の前側内面に当接する。他方の立壁部である後立壁201の後面が連絡収容部12の後側内面に当接する。前立壁200の上側部分には、上下に延び左右に配列する2つの上側ガイド部203が形成されている。前立壁200の下側部分には、上下に延び左右に配列する2つの下側ガイド部204が形成されている。後立壁201にも、前立壁200と同様の上側ガイド部203と下側ガイド部204とが形成されている。各上側ガイド部203および下側ガイド部204は長孔状をなす。各上側ガイド部203の下方には、それぞれ、サポート基部20の内部に向けて突起する第1係合部205が形成されている。前立壁200は、後面が下方前側から上方後側に向けて傾斜したテーパ状をなす。後立壁201もまた、前面が下方後側から上方前側に向けて傾斜したテーパ状をなす。したがってサポート基部20は、下方から上方に向けて内部が徐々に縮径するテーパ状をなす。なお、第1係合部205は本発明における係合部に相当する。
実施例の容器ホルダ装置は、2つの容器保持部21をもつ。2つの容器保持部21は略板状をなす。一方の容器保持部21を右保持部210と呼び、他方の容器保持部21を左保持部211と呼ぶ。左保持部211の右端部には、前後に突起する2つの枢支軸212が形成されている。左保持部211の左端部は円弧状に肉抜きされている。右保持部210の左端部にもまた、前後に突起する2つの枢支軸212が形成されている。右保持部210の右端部は円弧状に肉抜きされている。
左保持部211の前方に突起する枢支軸212は、前立壁200の左側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。左保持部211の後方に突起する枢支軸212は、後立壁201の左側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。右保持部210の前方に突起する枢支軸212は、前立壁200の右側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。右保持部210の後方に突起する枢支軸212は、後立壁201の右側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。したがって左保持部211および右保持部210は、2つの枢支軸212を中心に回動し、図5に示す退避位置と、図3に示す展開位置と、図6に示す開放位置との間を移動する。左保持部211における2つの枢支軸212は、本発明における枢支端に相当する。右保持部210における2つの枢支軸212もまた、本発明における枢支端に相当する。さらに、各上側ガイド部203はそれぞれ上下に延びるため、左保持部211および右保持部210は、サポート基部20に対して上下方向にスライド移動する。
左保持部211の前面および後面には、枢支端と逆側の端部に、突起状の第2係合部213が形成されている。右保持部210の前面および後面にもまた、枢支端と逆側の端部に、突起状の第2係合部213が形成されている。
スライド座部25は略板状をなす。スライド座部25の左端部には、前後に突起する2つのスライド軸250が形成されている。スライド座部25の右端部にもまた、前後に突起する2つのスライド軸250が形成されている。スライド座部25の左端部から前方に突起するスライド軸250は、前立壁200の左側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。スライド座部25の左端部から後方に突起するスライド軸250は、後立壁201の左側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。スライド座部25の右端部から前方に突起するスライド軸250は、前立壁200の右側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。スライド座部25の右端部から後方に突起するスライド軸250は、後立壁201の右側に形成されている上側ガイド部203に挿通されている。したがってスライド座部25は、サポート基部20の内部に保持されるとともに、サポート基部20に対して上下方向にスライド移動する。なお、各スライド軸250は、各上側ガイド部203の内部において、各枢支軸212よりも下方に配されている。
スライド座部25の上面には、前後に配列する2つの展開付勢保持部251が形成されている。展開付勢保持部251は展開付勢部22の外周面を保持する。実施例の容器ホルダ装置は巻きバネからなる2つの展開付勢部22をもつ。一方の展開付勢部22である左展開付勢部220の一端はスライド座部25に固着され、他端は左保持部211の下面に弾接している。他方の展開付勢部22である右展開付勢部221の一端はスライド座部25に固着され、他端は右保持部210の下面に弾接している。左展開付勢部220は左保持部211を上方に向けて付勢している。したがって左保持部211は図3に示す展開位置に付勢されている。右展開付勢部221は右保持部210を上方に向けて付勢している。したがって、右保持部210もまた図3に示す展開位置に付勢されている。
押圧部23は略板状をなす。押圧部23の左端部には、前後に突起する2つの押圧スライド軸230が形成されている。押圧部23の右端部にもまた、前後に突起する2つの押圧スライド軸230が形成されている。押圧部23の左端部から前方に突起する押圧スライド軸230は、前立壁200の左側に形成されている下側ガイド部204に挿通されている。押圧部23の左端部から後方に突起する押圧スライド軸230は、後立壁201の左側に形成されている下側ガイド部204に挿通されている。押圧部23の右端部から前方に突起する押圧スライド軸230は、前立壁200の右側に形成されている下側ガイド部204に挿通されている。押圧部23の右端部から後方に突起する押圧スライド軸230は、後立壁201の右側に形成されている下側ガイド部204に挿通されている。したがって押圧部23は、サポート基部20の内部に保持されるとともに、サポート基部20に対して上下方向にスライドして、図7に示す解除位置と図8に示す押圧位置との間を移動する。
押圧部23の上面には、上方に延びる筒状の解除付勢保持部231が形成されている。解除付勢保持部231は解除付勢部24の外周面を保持する。実施例の容器ホルダ装置は巻きバネからなる解除付勢部24をもつ。解除付勢部24の一端は解除付勢保持部231に固着され、他端はスライド座部25に固着されている。解除付勢部24は、押圧部23を下方に付勢している。したがって、押圧部23は解除位置に付勢されている。
実施例の容器ホルダ装置の動作を以下に説明する。
実施例の容器ホルダ装置において、右保持部210および左保持部211は、それぞれ枢支端を中心に回動して、図3に示す展開位置と図5に示す退避位置との間を移動する。図3に示す展開位置において、右保持部210は右展開付勢部221に付勢されて収容空間10の右方に向けて展開している。左保持部211は左展開付勢部220に付勢されて収容空間10の左方に向けて展開している。したがって、このとき実施例の容器ホルダ装置は、右側の主収容部11の内面と右保持部210の右端部とで小型の容器を収容保持できる。また、左側の主収容部11の内面と左保持部211の左端部とでも小型の容器を収容保持できる。
右側の主収容部11に中型の容器を差し込むと、右保持部210が枢支端を中心として下方に回動し、展開位置と退避位置との間の位置に配される。(図4)。右保持部210は右展開付勢部221によって図3に示す展開位置に付勢されている。したがってこの場合には、右保持部210の右端部と右側の主収容部11の内面とで容器を挟持する。左側の主収容部11に中型の容器を差し込んだときにも、同様に、左保持部211が枢支端を中心として下方に回動する。左保持部211もまた左展開付勢部220によって図3に示す展開位置に付勢されているため、左保持部211の左端部と左側の主収容部11の内面とで容器を挟持する。
実施例の容器ホルダ装置において、右側の主収容部11や左側の主収容部11に大型の容器を保持する場合や、変形し易い荷物等を収容する場合には、右保持部210や左保持部211をさらに下方に回動させ、退避位置に移動させる(図5)。図7に示すように、右保持部210が退避位置に移動すると、右保持部210の第2係合部213がサポート基部20の第1係合部205と係合する。したがって、右保持部210は退避位置にロックされる。同様に、左保持部211が退避位置に移動すると、左保持部211の第2係合部213がサポート基部20の第1係合部205と係合するため、退避位置にロックされる。退避位置にロックされた右保持部210や左保持部211は、収容空間10に収容された容器や荷物に干渉しない。このため、右保持部210や左保持部211を退避位置に配することで、収容空間10に大型の容器や変形し易い荷物等を収容できる。また、退避位置において、右保持部210および左保持部211は、ほぼ全体がサポート基部20の内部に格納される。したがって、右保持部210や左保持部211はサポート基部20に保護され、過大な荷重が加わることはない。よって実施例の容器ホルダ装置によると、右保持部210や左保持部211の変形を回避できる。また、サポート部材2をケース体1から取り外したときにも、退避位置にロックされた右保持部210や左保持部211はサポート基部20に保護されるため、同様に、右保持部210や左保持部211の変形を回避できる。
右保持部210や左保持部211を、図5に示す退避位置から図3に示す展開位置に移動させるときには、収容空間10に手を差し込み、押圧部23を上方すなわち押圧位置に移動させる。サポート基部20は、下方から上方に向けて内部が徐々に縮径するテーパ状をなすため、押圧部23が上方に移動すると、押圧部23により外方に押圧されて撓む(図8)。詳しくは、サポート基部20が撓む際には、2つの立壁部(200、201)は上端部を中心として回動する。サポート基部20が撓むと、第1係合部205と第2係合部213との係合が解除され、右保持部210は右展開付勢部221に付勢されて展開位置に移動する。左保持部211もまた左展開付勢部220に付勢されて展開位置に移動する。よって、実施例の容器ホルダ装置では、押圧部23を手動で解除位置から押圧位置に移動させれば、保持部21を退避位置から展開位置に移動させ得る。よって、実施例の容器ホルダ装置では、保持部21を退避位置から展開位置に容易に移動させ得る。
押圧部23は解除付勢部24によって下方すなわち解除位置に付勢されているため、押圧部23から手を離すと、押圧部23は再度解除位置に移動する。実施例の容器ホルダ装置では、解除位置に移動した押圧部23はサポート基部20を押圧しない。したがって、押圧部23が解除位置に配されると、サポート基部20の撓みは解除される。このため、保持部21を再度退避位置に移動させると、第1係合部205と第2係合部213とが再度係合し、保持部21が再度退避位置にロックされる。なお、実施例の容器ホルダ装置では、押圧部23が解除付勢部24によって解除位置に付勢されているため、押圧部23を押圧位置から解除位置に移動させる操作が必要なくなる。よって、保持部21を展開位置から退避位置に容易に移動させ得る。
さらに、保持部21は、枢支端を中心に回動し、退避位置と展開位置との間を移動する。このため、退避位置において、保持部21は折り畳まれた状態でサポート基部20に格納され、外形が非常に小さくなる。したがって実施例の容器ホルダ装置では、保持部21を退避位置に配すると収容空間10に大きな空間が形成され、大きな荷物を収容できる。また、ケース体1から取り外したサポート部材2がより一層嵩張らなくなる。
さらに、実施例の容器ホルダ装置では、保持部21はサポート基部20に対して上下にスライド移動可能である。したがって、展開位置に配されている保持部21に上向きの荷重が加わると、保持部21は上壁部202と干渉しない位置にまで下方にスライド移動しつつ、枢支端を中心にさらに上方に回動し、図6に示す開放位置に配される。例えば、くびれを持つ容器を収容空間10に収容した場合などには、保持部21が容器の表面と係合する場合がある。この場合には、容器を収容空間10から取り出し難い。実施例の容器ホルダ装置では、保持部21が容器の表面と係合しても、容器を収容空間10から取り出す際に、保持部21に上向きの力が加わって、保持部21が上方に回動する。保持部21が上方に回動すれば、容器と保持部21との係合が解除されるため、容器を収容空間10から容易に取り出し得る。
保持部21の下方に配されているスライド座部25は、解除付勢部24によって上方に付勢されている。したがって、保持部21はスライド座部25によって上方に押圧される。このため、保持部21への上向きの力が解除されると、保持部21は再度上方にスライド移動し、再度展開位置に配される。なお、スライド座部25は、保持部21が下方にスライド移動すると、保持部21によって下方に押圧され、下方にスライド移動する。このため、保持部21が展開位置から開放位置に移動する際に、保持部21にスライド座部25が干渉することはない。
実施例の容器ホルダ装置を模式的に表す斜視図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2を模式的に表す分解斜視図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。 実施例の容器ホルダ装置におけるサポート部材2の動作を説明する説明図である。
符号の説明
1:ケース体、2:サポート部材、10:収容空間、20:サポート基部、21:容器保持部21、22:展開付勢部、23:押圧部、24:解除付勢部、25:スライド座部、205:係合部(第1係合部)

Claims (4)

  1. 箱状をなし内部に収容空間を形成するケース体と、該ケース体に脱着可能に取り付けられて少なくとも一部が該収容空間に露出するサポート部材と、を持ち、
    該サポート部材は、枠状をなし該ケース体に脱着可能に固定されるサポート基部と、該サポート基部に保持され少なくとも一部が該サポート基部に格納される退避位置と該サポート基部から該収容空間に向けて展開する展開位置との間を移動する容器保持部と、該容器保持部を該展開位置に付勢する展開付勢部と、該サポート基部の内部に保持され該サポート基部を外方に押圧して撓ませる押圧位置と該サポート基部の撓みを解除する解除位置との間を移動する押圧部とを持ち、
    該サポート基部は、該退避位置における該容器保持部と係合する係合部を持ち、
    該押圧部が該押圧位置に移動すると、該係合部と該容器保持部との係合が解除されることを特徴とする容器ホルダ装置。
  2. 前記サポート基部は、前記解除位置から前記押圧位置への前記押圧部の進行方向に向けて内部が徐々に縮径するテーパ状をなす請求項1に記載の容器ホルダ装置。
  3. 前記サポート部材は、前記押圧部を前記解除位置に付勢する解除付勢部を持つ請求項1に記載の容器ホルダ装置。
  4. 前記容器保持部は前記サポート基部に枢支される枢支端を持つとともに該枢支端を中心に回動して前記退避位置と前記展開位置との間を移動する請求項1に記載の容器ホルダ装置。
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