JP2007326509A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP2007326509A
JP2007326509A JP2006160580A JP2006160580A JP2007326509A JP 2007326509 A JP2007326509 A JP 2007326509A JP 2006160580 A JP2006160580 A JP 2006160580A JP 2006160580 A JP2006160580 A JP 2006160580A JP 2007326509 A JP2007326509 A JP 2007326509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
cup
receiving
receiving portion
shaft member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006160580A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhisa Asai
哲久 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2006160580A priority Critical patent/JP2007326509A/ja
Publication of JP2007326509A publication Critical patent/JP2007326509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

【課題】使い勝手の悪化を招くことなく外力による支持部の破損を防止することができるカップホルダーを提供する。
【解決手段】カップを受ける受け部13上に設けられた支持部31と共同してカップをその両側方から挟持する支持アーム24を、受け部13からその上方へ伸びる軸部材23に該軸部材の周りに回動可能且つ該軸部材の伸長方向に沿って移動可能に支持し、カップを支持部31との間で挟持すべく該支持部に向けての回転力を付与するためのトーションスプリング38のコイル部39を圧縮コイルスプリングで構成し、支持アーム24を受け部13から所定の間隔をおいた高さ位置に保持する付勢力をコイル部29から支持アーム24に付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両の室内に設けるのに好適なカップホルダーに関する。
従来、例えば車両の室内に運転席と助手席との間で設けられたコンソールに設けられ、例えば紙コップ及びジュースの缶等を保持するためのカップホルダーが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このカップホルダーは、カップを受ける板状の受け部と、該受け部上に配置されたカップをその両側方から支持すべく受け部に互いに間隔をおいて設けられた一対の支持部とを備える。両支持部のうち一方の支持部は、受け部からその上方に伸びる軸部材を介して該軸部材の周りに回動可能に受け部に支持されている。また、前記一方の支持部は、軸部材に設けられたトーションスプリングから、他方の支持部に向けての回転力が常時付与されている。また、前記一方の支持部は、軸部材の周りの回動が円滑になるように、その下面が受け部に当接することなく該受け部から所定の間隔をおいた高さ位置に保持されている。
カップホルダーにカップを保持する際、前記一方の支持部をトーションスプリングのばね力に抗して前記他方の支持部から離反する方向へ回動させ、受け部上に両支持部間でカップを配置する。その後、前記一方の支持部をトーションスプリングのばね力により前記他方の支持部に向けて回動させることによりカップを両支持部間に挟み込む。これにより、カップを受け部上で保持することができるので、例えば車両の走行中にカップホルダーが振動を受けたとき、この振動により受け部からカップが脱落することを防止することができる。
しかしながら、このカップホルダーでは、軸部材に沿った前記一方の支持部の移動が規制されていることから、例えば受け部上にカップを配置するときにカップから前記一方の支持部に下方へ向けて大きな押圧力が作用したとき、その押圧力を吸収することができず、該押圧力が軸部材に該軸部材を抉る抉り力として前記一方の支持部から作用する。このため、軸部材及び前記一方の支持部が破損してしまう虞がある。
そこで、支持部にその上方から作用する外力を吸収することができるカップホルダーが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このカップホルダーは、例えば車両の座席の側面に取り付けられる板状の取付部と、該取付部の下端から張り出してカップを受ける受け部と、取付部に受け部の上方で設けられ、座席から離れる方向に開放するU字状の第一の支持部材と、該第一の支持部材と共同して環状の支持部を構成するU字状の第二の支持部材とを備える。第一及び第二の支持部材は、第一の支持部材の両端部に形成された係合部に第二の支持部材の両端部に形成された係止爪を係合することにより互いに連結されている。
このカップホルダーによれば、第一の支持部材にその上方から所定の値を超える大きさの外力が作用したとき、第一の支持部材の係合部と第二の支持部材の係止爪との係合が解除される。これにより、第一の支持部材に作用した外力を吸収することができるので、前記外力による支持部の破損を防止することができる。
特開2004−161124号公報 特開2003−34172号公報
しかしながら、第一の支持部材にその上方から所定の値を超える大きさの外力が作用したとき、その外力を吸収するために第一の支持部材の係合部と第二の支持部材の係止爪との係合を解除することから、両支持部材間の結合が解除された後、カップホルダーを使用可能な状態に戻すために第一の支持部材と第二の支持部材とを再び互いに結合させる作業を行う必要がある。このため、第一の支持部材に荷重が作用して両支持部材間の結合が解除される度に前記した作業を繰り返し行う必要があり、カップホルダーの使い勝手が悪い。
そこで、本発明の目的は、使い勝手の悪化を招くことなく外力による支持部の破損を防止することができるカップホルダーを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カップを受ける受け部と、該受け部に互いに間隔をおいて設けられ、該受け部上に配置された前記カップをその両側方から支持する一対の支持部とを備え、少なくとも一方の該支持部は、前記受け部からその上方へ伸びる軸部材に該軸部材の周りに回動可能且つ該軸部材の伸長方向に沿って移動可能に支持され、前記カップを前記他方の支持部との間で挟持するために該他方の支持部に向けての回転力が付与されたカップホルダーであって、前記一方の支持部と前記受け部との間には、前記一方の支持部を前記受け部から所定の間隔をおいた高さ位置に保持する弾性体が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記受け部は、側方に開放する開放端部を有するケース部材の前記開放端部内に配置され、該開放端部を開放して前記受け部上への前記カップの配置が可能となる開放位置と前記開放端部を閉鎖し前記各支持部が前記ケース部材内に収納される閉鎖位置との間で回動可能に前記開放端部の下部に支持されており、前記一方の支持部は、その一端部が前記受け部の前記開放位置で前記ケース部材側に位置する縁部上に位置するように前記受け部上に配置されており、前記一方の支持部の前記一端部には、該一端部から前記ケース部材の内側面に向けて突出し、前記一方の支持部が前記他方の支持部に向けて前記軸部材の周りに所定の回動位置を越えて回動することを防止するためのストッパが形成されており、前記内側面には、前記受け部の回動時に前記ストッパを一端から他端に向けて案内する案内溝が形成されており、前記受け部の回動中心からの前記案内溝の距離は前記一端から前記他端に向けて漸減していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明において、前記弾性体は、前記軸部材の周りに巻き回されたコイルスプリングであり、該コイルスプリングは、前記一方の支持部から荷重が作用したときに圧縮変形又は引き伸ばし変形することにより前記荷重を吸収することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、受け部上に配置されたカップを支持するための一対の支持部のうち少なくとも一方の支持部が、受け部からその上方へ伸びる軸部材を介して該軸部材の周りに回動可能に受け部に支持され且つ他方の支持部に向けて付勢されていることから、前記一方の支持部に付与された前記他方の支持部へ向けての回転力により、両支持部間に配置されたカップをその両側方から両支持部で挟持することができる。これにより、カップを受け部上に容易に保持することができるので、本発明に係るカップホルダーを例えば車両の室内に設けた場合でも、例えば車両の走行中にカップホルダーが振動を受けたとき、この振動により受け部からカップが脱落することを防止することができる。
また、前記一方の支持部が軸部材の伸長方向に沿って移動可能に支持されており、前記一方の支持部と受け部との間には、前記一方の支持部を受け部から所定の間隔をおいた高さ位置に保持する弾性体が設けられていることから、弾性体から前記一方の支持部に作用する前記所定の高さ位置への付勢力に打ち勝つ大きな荷重が前記一方の支持部にその上方から作用したとき、その荷重が弾性体に該弾性体を弾性変形させる変形力として前記一方の支持部から作用するので、この弾性変形により前記一方の支持部の下方への移動が許される。これにより、前記一方の支持部にその上方から荷重が作用したとき、この荷重を前記一方の支持部の軸部材に沿った移動及び弾性体の弾性変形により吸収することができるので、前記荷重により前記一方の支持部及び軸部材が破損することを確実に防止することができる。
更に、弾性体の弾性変形により前記一方の支持部の下方への移動が許されることから、前記一方の支持部に作用する荷重を吸収すべく前記一方の支持部が下方へ移動した後、前記荷重が前記一方の支持部から除去されたとき、前記一方の支持部は弾性体から受ける弾性反力により前記所定の高さ位置に復帰する。これにより、荷重を吸収すべく移動した前記一方の支持部を元の位置に復帰させるために従来のような格別な作業を施す必要はない。従って、支持部に荷重が作用する度にカップホルダーを使用可能な状態に戻すための作業が必要となる従来の場合のような使い勝手の悪化を招くことを確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、受け部が、ケース部材の開放端部の下部に、開放端部を開放して受け部上へのカップの配置が可能となる開放位置と開放端部を閉鎖し各支持部がケース部材内に収納される閉鎖位置との間で回動可能に支持されており、前記一方の支持部の一端部には、該一端部からケース部材の内側面に向けて突出し、前記一方の支持部が前記他方の支持部に向けて軸部材の周りに所定の回動位置を越えて回動することを防止するためのストッパが形成されており、ケース部材の内側面には、受け部の回動時にストッパ一端から他端に案内する案内溝が形成されており、受け部の回動中心からの案内溝の距離がその一端から他端に向けて漸減していることから、開放位置から閉鎖位置に向けての受け部の回動時にストッパが案内溝内をその一端から他端に向けて移動したとき、案内溝の周面からストッパに弾性体の弾性力に抗した押圧力をその大きさが案内溝の一端から他端に向けて漸増するように作用させることができるので、ストッパに作用する押圧力を前記一方の支持部に受け部へ向けて移動させる移動力としてストッパを介して作用させることができる。これにより、各支持部がケース部材内に収納された収納状態すなわち受け部が閉鎖位置におかれたときの前記一方の支持部と受け部との間隔が、受け部が開放位置におかれたときのそれよりも小さくなる。これにより、前記収納状態でケース部材の奥行方向に沿ったカップホルダーの全体の寸法を開放位置でのカップホルダー全体の高さ寸法に比べて小さくすることができるので、ケース部材の奥行寸法を小さくすることができる。従って、ケース部材をコンパクト化することができるので、製造コストの削減を図ることができ、また、カップホルダーを例えば車両のコンソールに設けた場合、コンソール内のカップホルダーを収納するための空間を小さくすることができるので、コンソール内の空間を有効に利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、弾性体は、軸部材の周りに巻き回されたコイルスプリングであることから、前記一方の支持部にその上方から荷重が作用したときに前記一方の支持部から作用する下方へ向けての変形力によりコイルスプリングを圧縮変形又は引き伸ばし変形することによって前記荷重を吸収することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本実施例では、車両の室内のコンソール10に設けられるカップホルダー11に本発明を適用した例について説明する。
本発明に係るカップホルダー11は、図1に示すように、紙コップ及びジュースの缶等の図示しないカップを受ける受け部13と、該受け部上に配置された前記カップをその側方から支持する支持手段14とを備える。カップホルダー11は、図示の例では、コンソール10に形成された開口部10a内に装着されたケース部材15内に収納されている。
ケース部材15は、図示の例では、車両の上方側に位置する頂壁16と、車両の下方側に位置する底壁17と、車幅方向へ互いに間隔をおく一対の側壁18と、車両の前方側に位置する奥壁19とを有し、車両後方へ開放する直方体をなしている。ケース部材15の開放端部15aは車両の幅方向に伸びる矩形状をなしており、ケース部材15は、その開放端部15aがコンソール10の開口部10aで車室内に開放するように該開口部内に配置されている。開放端部15aにおける各側壁18の下部には、それぞれ後述する各軸部12を受ける軸受け20(図1には、一方の軸受け20が示されている。)が形成されている。
カップホルダー11の受け部13は、図示の例では、平面がほぼ矩形状をなした板部材からなり、カップを受ける受け面21を有する。受け部13は、ケース部材15の開放端部15a内に嵌合可能且つ該開放端部を閉鎖可能な大きさを有する。また、受け部13は、その長手方向が車幅方向に沿い且つ受け面21が上方を向くように配置されている。受け部13の車幅方向で対向する一対の短辺部22には、それぞれの互いに対応する端部22aから互いに離反する方向に突出する一対の前記した軸部12(図1には、一方の軸部12が示されている。)が形成されている。受け部13は、各軸部12がケース部材15の各軸受け20に回転可能に受け入れられることにより、ケース部材15に各軸部12を介して該各軸部の周りに回動可能に支持されている。また、受け部13の四つの角部のうち各軸部12に対応する一対の角部13aには、それぞれ該各角部から受け部13の上方に伸びる軸部材23(図1には、一方の軸部材23が示されている。)が設けられている。各軸部材23には、後述する支持アーム24が取り付けられる。
受け部13とケース部材15との間には、該ケース部材の開放端部15aを閉鎖する図2に示す回動位置である閉鎖位置と、受け部13の板厚方向がほぼ鉛直方向を向く図1に示す回動位置である開放位置とで、受け部13を保持するための保持機構25が設けられている。
保持機構25は、図1乃至図3に示すように、受け部13の各軸部12の近傍からケース部材15内に伸びる一対の伸長部26と、該伸長部の先端26aに形成され、ケース部材15の各側壁18の内面18aに向けて開放する孔27と、該各孔内に配置された図示しない圧縮コイルスプリングと、各孔27内に挿入された係合体29と、ケース部材15の各側壁18に対称位置で形成され、受け部13の開放位置及び閉鎖位置で各係合体29に係合する一対の係合孔30(図1及び図3には、一方の側壁18に形成された一対の係合孔30が示されている。)とを備える。
各係合体29は、それぞれ各先端部が各孔27から各側壁18の内面18aに向けて突出するように前記コイルスプリングのばね力で各孔27の軸線方向に付勢されている。
受け部13が開放位置におかれた状態では、各係合体29がそれぞれ一方の各係合孔30に係合することにより、受け部13は開放位置に保持される。この状態で、受け部13に上方へ向けての回転力を与えると、該回転力が前記各一方の係合孔30の縁部から各係合体29に該各係合体を前記各コイルスプリングのばね力に抗して各伸長部26の孔27内に押し込む押圧力として作用する。これにより、前記各一方の係合孔30への各係合体29の係合が解除される。その後、各係合体29は、他方の各係合孔30に向けて各側壁18の内面18a上を摺動し、受け部13が閉鎖位置におかれたときに、それぞれ各他方の係合孔30に係合する。これにより、受け部13が閉鎖位置に保持される。
受け部13の受け面21上には、図示の例では、受け部13の長手方向すなわち車幅方向に沿って二つの前記カップが配列して配置される。
前記各カップを支持する支持手段14は、図1に示す例では、受け部13の受け面21上に配置された前記各カップ間に設けられた支持部31と、該支持部と共同して前記各カップを挟持するための一対の前記した支持アーム24とを有する。支持部31、各支持アーム24及び受け部13により、受け部13の受け面21上に配置された各カップを保持する保持空間32が規定されている。
支持部31は、図示の例では、受け部13の長手方向の中央部を受け部13の車両前後方向に横切り且つ受け部13の上方へ立ち上がるように、受け部13上に配置されている。支持部31の車幅方向で互いに対向する一対の面31aには、それぞれ側方へ開放する凹部33が形成されている。各凹部33は、図示の例では、それぞれ平面で見て円弧状をなしている。
各支持アーム24は、図示の例では、それぞれ受け部13に設けられた各軸部材23に支持される基部34と、該基部から支持部31に沿って受け部13の受け面21にほぼ平行に伸びる棒状のアーム部35とを有する。
各基部34には、それぞれ各軸部材23が挿通される挿通孔36が形成されており、各基部34は、その挿通孔36内に軸部材23が挿通されることにより該軸部材に支持されている。各挿通孔36の大きさは、軸部材23が挿通された状態で各基部34が軸部材23の周りに回転可能且つ軸部材23の軸線に沿って移動可能となる大きさに設定されている。各基部34が軸部材23に支持されることにより、各支持アーム24は、それぞれ軸部材23の周りに回動可能且つ該軸部材の軸線に沿って移動可能に各軸部材23を介して受け部13に支持されている。
各アーム部35は、それぞれ支持部31の各凹部33の凹み方向と反対方向へ各凹部33の曲率とほぼ等しい曲率で湾曲した円弧状をなしている。
受け部13に設けられた各軸部材23には、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段37が設けられている。付勢手段37は、図示の例では、トーションスプリング38で構成されている。
トーションスプリング38は、それぞれ各軸部材23の周りに螺旋状に巻き回されたコイル部39と、該コイル部の両端から伸びる一対の直線部40a,40bとを有する。一方の直線部40aは各支持アーム24の基部34に固定されており、他方の直線部40bは各軸部材23の下端部23aに固定されている。コイル部39の巻き方向は、各支持アーム24が支持部31から離反する方向に回動したとき、その巻きが締め付けられる方向に捻れ変形力を受けるように設定されている。これにより、各支持アーム24にはこの捻れ弾性力が支持部31へ向けての回転力として作用する。このトーションスプリング38のばね力により、前記保持空間32内に配置された各カップを各支持アーム24と支持部31との間で挟持することができる。
各支持アーム24の基部34には、図4に示すように、それぞれ各支持アーム24が所定の回動位置を越えて支持部31に向けて回動することを防止するための第一のストッパ41が形成されている。
各第一のストッパ41は、それぞれ各基部34からケース部材15の内方に突出しており、図示の例では、アーム部35が支持部31に所定の間隔をおく回動位置である使用待機位置に各支持アーム24がおかれたときに、各側壁18の内面18aに係合する。これにより、各アーム部35の先端35aがトーションスプリング38から受けるばね力により支持部31に押し付けられることによって各アーム部35に大きな負荷が作用することを、確実に防止することができる。
更に、各基部34には、それぞれ各支持アーム24に支持部31から離反する方向すなわち受け部13の外方へ向けての外力が作用したときに、各支持アーム24が所定の回動位置を越えて回動することを防止するための第二のストッパ42が形成されている。
各第二のストッパ42は、それぞれ各基部34から支持部31のケース部材15側の端面31b上に突出しており、図4に示す例では、各アーム部35と支持部31の各凹部33とで同一円の弧を構成する回動位置に各支持アーム24がおかれたときに、支持部31の前記端面31bに係合する。各第二のストッパ42がそれぞれ支持部31の前記端面31bに係合することにより、各支持アーム24が受け部13の外方へ過度に回動することによる各トーションスプリング38の塑性変形を防止することができる。
本発明に係るカップホルダー11では、図1及び図3に示す例では、トーションスプリング38のコイル部39が圧縮コイルスプリングで構成されている。
コイル部39の軸線に沿った長さ寸法は、各支持アーム24の基部34がそれぞれ軸部材23の上端部23bに位置した状態で各軸部材23の下端部23aから各基部34に至る大きさを有する。これにより、各基部34には、該各基部を各軸部材23の上端部23bに付勢する付勢力がコイル部39から付与されている。このコイル部39からの付勢力により、各支持アーム24は各軸部材23の上端部23bに保持されている。また、コイル部39は、各支持アーム24に下方へ向けての外力が作用したとき各基部34を介して作用する下方へ向けての力により圧縮変形する。これにより、各支持アーム24の各軸部材23に沿った下方への移動が許される。
また、本実施例では、各アーム部35に、それぞれ前記保持空間32内に配置された各カップが横倒れすることを防止するための縦壁部43が形成されている。各縦壁部43は、図3に示すように、それぞれ各アーム部35からその下方へ伸びる。各縦壁部43の伸長方向の長さ寸法は、各軸部材23の軸線に沿った長さ寸法よりも小さくなるように設定されている。これにより、各支持アーム24の基部34が各軸部材23の上端部23bに位置した状態で各縦壁部43の下面43aと受け部13の受け面21との間に間隔がおかれるので、受け部13へ向けての各支持アーム24の移動が許される。各縦壁部43の下面43aには、それぞれ受け部13の受け面21に当接したときにその衝撃を緩和するための緩衝材44が設けられている。緩衝材44は、例えばゴム及びスポンジ等の弾性変形可能な部材で構成される。
更に、本発明に係るケース部材15には、その各側壁18に、それぞれ各支持アーム24の各軸部12周りの回動時に各第一のストッパ41を受け入れて該各第一のストッパの移動を案内する案内溝45が形成されている。
図示の例では、各第一のストッパ41が案内溝45内に受け入れられた状態では、各支持アーム24は、トーションスプリング38から受ける支持部31へ向けての付勢力により、アーム部35が受け部13からその外方へ突出することなく受け部13の内方に位置する回動位置に回動し、その状態に保持される。これにより、受け部13を開放位置から図2に示す閉鎖位置に向けて回動させたとき、各アーム部35がケース部材15の開放端部15aに干渉することなく支持部31及び各支持アーム24をケース部材15内に収納することができる。
各案内溝45は、図3に示すように、それぞれ受け部13の回動時に各第一のストッパ41が移動したときに各第一のストッパ41が描く軌跡に沿って、ケース部材15の開放端部15aから底壁17に向けて伸びるように形成されている。
図示の例では、各案内溝45の幅方向で互いに対向する一対の側面のうち各支持アーム24の各軸部12から離れた側に位置する側面45aと各支持アーム24の回動中心すなわち各軸部12との間の距離が、各案内溝45のケース部材15の開放端部15a側に位置する一端45bから底壁17側に位置する他端45cに向けて漸減している。これにより、受け部13を開放位置から閉鎖位置に向けて回動したとき、各案内溝45内に受け入れられた各第一のストッパ41には、各案内溝45の前記側面45aから各トーションスプリング38のコイル部39のばね力に抗した押圧力が、その大きさが漸増するように作用する。このとき、この押圧力は各基部34に各支持アーム24をそれぞれ受け部13に向けて各軸部材23に沿って移動させる移動力として各第一のストッパ41を介して作用する。これにより、各支持アーム24は、それぞれ受け部13が開放位置から閉鎖位置に向けて回動するに従って、受け部13に向けて移動する。また、各案内溝45の一端45bにおける前記側面45aと各軸部12との間の距離と他端45cにおけるそれとの差は、各支持アーム24の基部34がそれぞれ軸部材23の上端部23bに保持された状態で各縦壁部43の下面43aと受け部13の受け面21との間の間隔にほぼ等しい。これにより、受け部13が閉鎖位置におかれた状態で各縦壁部43の下面43aが受け部13の受け面21に当接することが防止されるので、各縦壁部43の下面43aが受け部13の受け面21に当接することによって受け部13の閉鎖位置への回動が阻止されることを、確実に防止することができる。
このように、受け部13上に配置されたカップを支持するための各支持アーム24が、受け部13からその上方へ伸びる軸部材23を介して該軸部材23の周りに回動可能に受け部13に支持され且つ支持部31に向けて付勢されていることから、各支持アーム24に付与された支持部31へ向けての付勢力により、前記保持空間32内に配置された各カップをそれぞれの両側方から各支持アーム24及び支持部31で挟持することができる。これにより、各カップを受け部13上に容易に保持することができるので、例えば車両の走行中にカップホルダー11が振動を受けたとき、この振動により受け部13からカップが脱落することを防止することができる。
また、前記したように、各支持アーム24が軸部材23の伸長方向に沿って移動可能に支持されており、各支持アーム24を各軸部材23の上端部23bに保持する付勢力を各支持アーム24に与えるコイル部39を有するトーションスプリング38が設けられていることから、各支持アーム24にコイル部39から付与された付勢力に打ち勝つ大きな荷重が上方から作用したときに、該荷重がコイル部39に該コイル部を弾性変形させる変形力として各支持アーム24から作用するので、各支持アーム24の下方への移動が許される。これにより、各支持アーム24にその上方から荷重が作用したとき、この荷重を各支持アーム24の軸部材23に沿った移動及びコイル部39の弾性変形により吸収することができるので、前記荷重により各支持アーム24が破損することを確実に防止することができる。
更に、前記したように、各縦壁部43の下面43aに、それぞれ受け部13の受け面21に当接したときにその衝撃を緩和するための緩衝材44が設けられていることから、各支持アーム24にその上方から荷重が作用したときに各縦壁部43の下面43aが受け部13の受け面21に当接したとき、各支持アーム24の軸部材23に沿った移動及びコイル部39の弾性変形により吸収し切れなかった荷重の一部を緩衝材44により確実に吸収することができる。
また、前記したように、トーションスプリング38のコイル部39の弾性変形により各支持アーム24の下方への移動が許されることから、各支持アーム24に作用する荷重を吸収すべく各支持アーム24が下方へ移動した後、前記荷重が各支持アーム24から除去されたとき、各支持アーム24はコイル部39から受ける弾性反力により所定の高さ位置に復帰する。これにより、荷重を吸収すべく移動した各支持アーム24を元の位置に復帰させるために従来のような格別な作業を施す必要はないので、各支持アーム24に荷重が作用する度にカップホルダー11を使用可能な状態に戻すための作業が必要となる従来の場合のような使い勝手の悪化を招くことを確実に防止することができる。
更に、前記したように、ケース部材15の各側壁18に形成された案内溝45と受け部13の回動中心である各軸部12との間の距離が案内溝45の一端45bから他端45cに向けて漸減していることから、各支持アーム24及び支持部31をケース部材15内に収納すべく受け部13をその開放位置から閉鎖位置に向けて回動させたとき、各第一のストッパ41が案内溝45の前記側面45aから受ける押圧力により各支持アーム24を受け部13に向けて移動させることができるので、支持部31及び各支持アーム24がケース部材15内に収納された収納状態すなわち受け部13が閉鎖位置におかれた状態での各支持アーム24と受け部13との間隔が、受け部13が開放位置におかれたときのそれよりも小さくなる。
これにより、前記収納状態でケース部材15の奥行方向に沿ったカップホルダー11の全体の寸法を開放位置でのカップホルダー11全体の高さ寸法に比べて小さくすることができるので、ケース部材15の奥行寸法を小さくすることができる。従って、ケース部材15をコンパクト化することができるので、製造コストの削減を図ることができる。また、カップホルダー11を例えば車両のコンソール10に設けた場合、コンソール10内のカップホルダー11を収納するための空間を小さくすることができるので、コンソール10内の空間を有効に利用することができる。
また、前記したように、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段37であるトーションスプリング38のコイル部39を圧縮コイルスプリングで構成することにより、各支持アーム24を各軸部材23の上端部23bに付勢する機能をトーションスプリング38に担わせることができるので、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段37と各支持アーム24を各軸部材23の上端部23bに付勢する付勢手段37とを個別に設けた場合に比べて、部品点数の削減を図ることができるので、製造コストの削減を図ることができる。
本実施例では、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段37であるトーションスプリング38のコイル部39を圧縮コイルスプリングで構成することにより、各支持アーム24を各軸部材23の上端部23bに付勢する機能をトーションスプリング38に担わせた例を示したが、これに代えて、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段と各支持アーム24を各軸部材23の上端部23bに付勢する付勢手段とを個別に設けることができる。この場合、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段にトーションスプリング38以外の付勢手段を用いることができ、また、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段に例えばゴム、引き伸ばしコイルスプリング及び板ばね等の圧縮コイルスプリング以外の弾性体を用いることができる。また、この場合、各支持アーム24をそれぞれ支持部31に向けて付勢する付勢手段を軸部材23以外の箇所に設けることができる。
また、本実施例では、受け部13がケース部材15に回動可能に支持された例を示したが、これに代えて、例えば受け部13がケース部材15に引き出し可能に収納されたカップホルダーに本発明を適用することができる。この場合、ケース部材15内へのカップホルダーの収納時に、各支持アーム24が受け部13に向けて移動するように、ケース部材15の各側壁18に形成される案内溝45の形状を適宜変更することができる。
更に、本実施例では、二つのカップが配置される受け部13を有するカップホルダー11に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば一つのカップ又は三つ以上のカップを配置される受け部を有するカップホルダーに本発明を適用することができる。受け部上に一つのカップが配置される場合、受け部上に一つの支持アームと支持部とを設け、支持アーム及び支持部間でカップを挟持することができ、又は、一対の支持アームを受け部上に設け、両支持アーム間でカップを挟持することができる。
本発明に係るカップホルダーを概略的に示す斜視図である。 本発明に係る受け部が閉鎖位置におかれた状態を概略的に示す縦断面図である。 本発明に係る受け部が開放位置におかれた状態を概略的に示す側面図である。 本発明に係る受け部の開放位置で第一のストッパがケース部材の各側壁の内面に係合した状態を概略的に示す横断面図である。 本発明に係る受け部の開放位置で第二のストッパが支持部の端面に係合した状態を概略的に示す横断面図である。
符号の説明
13 受け部
24 一方の支持部(支持アーム)
23 軸部材
31 他方の支持部(支持部)
39 弾性体(トーションスプリングのコイル部)
15a 開放端部
15 ケース部材
34 一端部(支持アームの基部)
18a 内側面(側壁の内面)
41 ストッパ(第一のストッパ)
45 案内溝
45b 一端(案内溝の一端)
45c 他端(案内溝の他端)

Claims (3)

  1. カップを受ける受け部と、該受け部に互いに間隔をおいて設けられ、該受け部上に配置された前記カップをその両側方から支持する一対の支持部とを備え、少なくとも一方の該支持部は、前記受け部からその上方へ伸びる軸部材に該軸部材の周りに回動可能且つ該軸部材の伸長方向に沿って移動可能に支持され、前記カップを前記他方の支持部との間で挟持するために該他方の支持部に向けての回転力が付与されたカップホルダーであって、前記一方の支持部と前記受け部との間には、前記一方の支持部を前記受け部から所定の間隔をおいた高さ位置に保持する弾性体が設けられていることを特徴とするカップホルダー。
  2. 前記受け部は、側方に開放する開放端部を有するケース部材の前記開放端部内に配置され、該開放端部を開放して前記受け部上への前記カップの配置が可能となる開放位置と前記開放端部を閉鎖し前記各支持部が前記ケース部材内に収納される閉鎖位置との間で回動可能に前記開放端部の下部に支持されており、前記一方の支持部は、その一端部が前記受け部の前記開放位置で前記ケース部材側に位置する縁部上に位置するように前記受け部上に配置されており、前記一方の支持部の前記一端部には、該一端部から前記ケース部材の内側面に向けて突出し、前記一方の支持部が前記他方の支持部に向けて前記軸部材の周りに所定の回動位置を越えて回動することを防止するためのストッパが形成されており、前記内側面には、前記受け部の回動時に前記ストッパを一端から他端に向けて案内する案内溝が形成されており、前記受け部の回動中心からの前記案内溝の距離は前記一端から前記他端に向けて漸減していることを特徴とする請求項1に記載のカップホルダー。
  3. 前記弾性体は、前記軸部材の周りに巻き回されたコイルスプリングであり、該コイルスプリングは、前記一方の支持部から荷重が作用したときに圧縮変形又は引き伸ばし変形することにより前記荷重を吸収することを特徴とする請求項1又は2に記載のカップホルダー。
JP2006160580A 2006-06-09 2006-06-09 カップホルダー Pending JP2007326509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160580A JP2007326509A (ja) 2006-06-09 2006-06-09 カップホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160580A JP2007326509A (ja) 2006-06-09 2006-06-09 カップホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007326509A true JP2007326509A (ja) 2007-12-20

Family

ID=38927285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006160580A Pending JP2007326509A (ja) 2006-06-09 2006-06-09 カップホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007326509A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107504748A (zh) * 2017-07-28 2017-12-22 合肥华凌股份有限公司 置物结构、及其使用方法和容器
KR102218171B1 (ko) * 2020-12-01 2021-02-23 주식회사 현대공업 자동차용 컵홀더

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107504748A (zh) * 2017-07-28 2017-12-22 合肥华凌股份有限公司 置物结构、及其使用方法和容器
CN107504748B (zh) * 2017-07-28 2020-09-08 合肥华凌股份有限公司 置物结构、及其使用方法和容器
KR102218171B1 (ko) * 2020-12-01 2021-02-23 주식회사 현대공업 자동차용 컵홀더

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4440714B2 (ja) 容器保持ユニット及びカップホルダ装置
US7520405B2 (en) Cup holder
US7168669B2 (en) Beverage container holder for vehicle
JP4615269B2 (ja) 加減速機構及びこの加減速機構を備えた車両用小物入れ
JPWO2008126479A1 (ja) ロック装置
US20070278372A1 (en) Cup holder
KR101182555B1 (ko) 컵 홀더
JP5020321B2 (ja) リモコン保持装置
JP2007326509A (ja) カップホルダー
JP4948987B2 (ja) ディスク装置
JP4344252B2 (ja) 緩衝装置
JP2008207571A (ja) デッキボード
US20120279135A1 (en) Cover opening-closing apparatus
KR100600131B1 (ko) 자동차용 컵홀더
JP4322224B2 (ja) ディスク収納型ディスク装置
JP3991045B2 (ja) 物品保持装置
JPH1067268A (ja) カップホルダ
JP7094548B2 (ja) 車載モニター用ヒンジのクランプ機構
JP2011079490A (ja) クランプ装置
JP3180846U (ja) クランプ装置
JP4841406B2 (ja) ディスク装置
US7958522B2 (en) Slot-in type disk apparatus
WO2021182201A1 (ja) クリップ保持具
JP2008230570A (ja) 車両用物品保持装置
JP5476719B2 (ja) カップホルダ