JP4126212B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体製造装置、電子顕微鏡、表面分析装置、質量分析装置、粒子加速器、核融合実験装置等に用いられるターボ分子ポンプ等ロータの回転によりポンプ作用をなす真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半導体製造工程におけるドライエッチングやCVD等のプロセスは、真空中で行う必要があり、この真空を得るのにターボ分子ポンプのような高速回転ロータを有する真空ポンプが使用される。
【0003】
【特許文献1】
実願平4−52644号(実開平6−14491号) (段落番号0003、図3)
【0004】
従来のこの種の真空ポンプ(例えば、特許文献1参照。)においては、図9に示すように、真空ポンプ100のポンプケース1上部のガス吸気口2側が真空チャンバ200の排気口21に連通接続されるようになっている。この接続構造には、ポンプケース1上縁部に設けたフランジ部1aを真空チャンバ200にポンプ・チャンバ結合用ボルト30で取り付け固定する構造を採用している。
【0005】
すなわち、真空チャンバ200の排気口21の周囲に数本のポンプ結合用ネジ穴22が等間隔に設けられ、真空ポンプ100のフランジ部1aはガス吸気口2を囲み、このフランジ部1aには、真空チャンバ200の上記の数本のポンプ結合用ネジ穴22に対応させて等間隔に配設されたボルト穴3が設けられていて、ポンプ・チャンバ結合用ボルト30をフランジ部1aの下側から各ボルト穴3に通して、真空チャンバ200のポンプ結合用ネジ穴22にねじ込んで締め付け、真空チャンバ200に真空ポンプ100を取り付け固定している。ポンプ・チャンバ結合用ボルト30の胴外径面とボルト穴3内壁面との隙間は、通常の規格に合わせ、例えば、胴径10mmに対して11mmの穴径のように、設定されている。
【0006】
また、上記ポンプケース1の下側には、ポンプケース1とは別体のベース4があって、真空ポンプ内部の下半分を覆っている。ベース4とポンプケース1との接続構造も、上記の真空ポンプ100と真空チャンバ200との接続構造同様、ポンプケース1下縁部に設けたフランジ状のベース結合部1bとベース4とを図示省略のボルトで締め付けて固定している。
【0007】
上記真空チャンバ200に取り付け固定された真空ポンプ100は、その運転動作中、ロータシャフト5と一体にロータ6およびロータ翼7が高速で回転する。そして、この高速回転するロータ翼7とポンプケース1側に固定されたステータ翼8との相互作用、および高速回転するロータ6とネジ溝10aを有する固定のネジステータ10との相互作用により、真空チャンバ200内のガス分子は、ポンプケース1上部のガス吸気口2からポンプケース1内を通ってベース4のガス排気口11側へ排気される。
【0008】
ところで、図9に示した真空ポンプ100を構成しているロータ6、ロータ翼7およびステータ翼8等の構造材としては、通常、軽合金、中でもアルミ合金が多用されている。アルミ合金は機械加工性が良好で精密に加工しやすいからである。しかし、アルミ合金は他の金属材料に比し強度が比較的低く、使用条件によってはクリープ破壊を起こすことがある。また、主にロータ下部の応力集中を起点とした脆性破壊が発生することがある。
【0009】
上記のような真空ポンプ100にあっては、高速回転しているロータ6が例えば脆性破壊を起こし、ロータ6の一部がネジステータ10に衝突した場合に、この衝突の衝撃力に対してネジステータ10の剛性が充分でなく、衝突の衝撃力を充分に吸収することができず、ネジステータ10が径方向に移動してポンプケース1やベース4に衝突することから、この真空ポンプ100全体を回転させようとする大きな回転トルクが生じるとともに、このような回転トルク(以下、破壊トルクという)によりポンプケース1がねじれたり、真空ポンプ100と真空チャンバ200を固定している結合用ボルト30が破損し、さらに、真空チャンバ200に伝達される大きな破壊トルクにより真空チャンバ200を破壊する等の問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、高速回転しているロータがポンプケース側のネジステータ等と衝突したときに生じる破壊トルクを低減でき、外部への破壊トルク伝達を防止して、外部に伝達される破壊トルクによる真空チャンバ等の破壊を防止するようにした真空ポンプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明の真空ポンプは、ロータ(6)と、このロータを囲うポンプケース(1)と、このポンプケースの上縁に形成されたフランジ部(1a)と、このフランジ部の上面に接する真空チャンバ(200)の排気口(21)周縁側に設けられた複数のポンプ結合用穴(22、22、‥‥)に対応配置させて、上記フランジ部(1a)に穿設され、ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)を貫通するための複数の真空チャンバ結合用ボルト穴(3、3、‥‥)と、上記ポンプケース(1)の下縁に形成されたベース結合部(1b)と、このベース結合部(1b)の下面に接して上記ロータ(6)の下側を覆うベース(4)と、上記ベース結合部(1b)およびベース(4)のそれぞれに互いに対応して配設された複数のポンプケース・ベース結合用穴(17、17、‥‥、18、18、‥‥)と、これらのポンプケース・ベース結合用穴(17、17、‥‥、18、18、‥‥)に挿入しネジ締めすることによりポンプケース(1)とベース(4)を結合する複数のポンプケース・ベース結合用ボルト(19、19、‥‥)とを有し、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)又は上記ポンプケース・ベース結合用ボルト(19、19、‥‥)は、破壊トルクによってそのボルトの径方向に変形するくびれ径部(30d)を備えたボルトからなることを特徴とする
【0014】
請求項2の発明の真空ポンプは、ロータ(6)と、このロータを囲うポンプケース(1)と、このポンプケースの上縁に形成されたフランジ部(1a)と、このフランジ部の上面に接する真空チャンバ(200)の排気口(21)周縁側に設けられた複数のポンプ結合用穴(22、22、‥‥)に対応配置させて、上記フランジ部(1a)に穿設され、ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)を貫通するための複数の真空チャンバ結合用ボルト穴(3、3、‥‥)と、このロータを囲うポンプケース(1)と、このポンプケースの下縁に形成されたベース結合部(1b)と、このベース結合部の下面に接して上記ロータ(6)の下側を覆うベース(4)と、上記ベース結合部(1b)およびベース(4)のそれぞれに互いに対応して配設された複数のポンプケース・ベース結合用穴(17、17、‥‥、18、18、‥‥)と、これらのポンプケース・ベース結合用穴(17、17、‥‥、18、18、‥‥)に挿入しネジ締めすることによりポンプケース(1)とベース(4)を結合する複数のポンプケース・ベース結合用ボルト(19、19、‥‥)と有し、結合用ボルトとボルト穴との位置関係が、以下の(a)、(b)のいずれかであるか、(a)および(b)であるようにする。
【0015】
(a)ポンプケース(1)が破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30)と真空チャンバ結合用ボルト穴(3)が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある。
【0016】
(b)ポンプケース(1)が破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプケース・ベース結合用ボルト(19)とポンプケース・ベース結合用穴(17、18)が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、結合用ボルトとボルト穴との隙間が以下の(a)、(b)のいずれかであるか、(a)および(b)であるようにする。
【0018】
(a)ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30)と真空チャンバ結合用ボルト穴(3)との隙間に緩衝材(50)が挿入されている。
【0019】
(b)ポンプケース・ベース結合用ボルト(19)とポンプケース・ベース結合用ボルト穴(17または18)との隙間に緩衝材(50)が挿入されている。
【0020】
このようにすると、緩衝材(50)が破壊トルク吸収に寄与する。
【0025】
請求項の発明の真空ポンプの取り付け構造は、真空チャンバ(200)の排気口(21)周縁に設けられた複数のポンプ結合用穴(22、22、‥‥)と、真空ポンプのロータ(6)を囲う真空ポンプのポンプケース(1)の上縁に形成されたフランジ部(1a)に設けられ、上記ポンプ結合用穴(22、22、‥‥)に対応して配置された複数の真空チャンバ結合用穴(3、3、‥‥)と、上記ポンプ結合用穴(22、22、‥‥)および真空チャンバ結合用穴(3、3、‥‥)に挿入しネジ締めすることにより、真空チャンバ排気口(21)周縁とフランジ部(1a)を固定する複数のポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)とを有し、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)は、破壊トルクによってそのボルトの径方向に変形するくびれ径部(30d)を備えたボルトからなることを特徴とする
【0026】
請求項の真空ポンプの取り付け構造の発明は、真空チャンバ(200)の排気口(21)周縁に設けられた複数のポンプ結合用穴(22、22、‥‥)と、真空ポンプのロータ(6)を囲う真空ポンプのポンプケース(1)の上縁に形成されたフランジ部(1a)に設けられ、上記ポンプ結合用穴(22、22、‥‥)に対応して配置された複数の真空チャンバ結合用穴(3、3、‥‥)と、上記ポンプ結合用穴(22、22、‥‥)および真空チャンバ結合用穴(3、3、‥‥)に挿入しネジ締めすることにより、真空チャンバ排気口(21)周縁とフランジ部(1a)を固定する複数のポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)とを有し、ポンプケース(1)が破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)と真空チャンバ結合用ボルト穴(3、3、‥‥)が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある。
【0027】
請求項の発明の真空ポンプの取り付け構造は、請求項またはに記載の発明において、ポンプ・チャンバ結合用ボルト(30、30、‥‥)と、ポンプ結合用穴(22、22、‥‥)および真空チャンバ結合用穴(3、3、‥‥)のうちボルト穴となっている穴(22または3)との隙間に緩衝材(50)が挿入されているようにする。このようにすると、緩衝材(50)が破壊トルク吸収に寄与する。
【0029】
この発明における「(真空チャンバ結合用)穴」、「(ポンプ結合用)穴」および「(ポンプケース・ベース結合用)穴」等の「穴」は、ボルトのネジ部と螺合するネジ穴、あるいは、ボルトの胴部を挿通する胴部よりも大きいボルト穴、を意味する。また、「結合用穴」は、次の2つの組み合わせで使用される。
【0030】
(1)ボルト穴/ネジ穴の組み合わせ
「ボルト穴」にボルトを挿通して、ボルト穴を貫通したボルトのネジ部を「ネジ穴」に螺合して締め付け、結合する。
【0031】
(2)ボルト穴/ボルト穴/ナットの組み合わせ
1対の「ボルト穴」にボルトを挿通して、この一対のボルト穴を貫通したボルトのネジ部をナットに螺合して締め付け、結合する。
【0032】
この発明における「(ボルトの)胴径」とは、ボルトの頭部とネジ部の間のネジ山のない胴部分の径、胴部分がなく、ボルトの頭部に続いてネジが形成されたボルトの場合は、ネジ山の径を意味する。伸びボルトでは、くびれ部の径がボルトの胴径となる。なお、「ボルト」には、狭義のボルト以外の棒状のネジ類、例えば、子ネジを含むことはいうまでもない。
【0033】
この発明においては、破壊トルクにより真空ポンプ全体が回動しようとするとき、ポンプ・チャンバ結合用ボルトの外周面に最も接近しているボルト穴の内壁面が、最初にその中のポンプ・チャンバ結合用ボルトの外周面に当たってボルトを変形、破壊しはじめ、順次ボルト穴の内壁面とポンプ・チャンバ結合用ボルトの外周面が離れているボルト穴の壁がその中のポンプ・チャンバ結合用ボルトに当たってボルトを破壊していって、このボルト変形、破壊過程で破壊トルクを吸収していき、破壊トルクのピーク値を低下させる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る真空ポンプの実施形態について、図面を参照して説明する。
【0035】
図1は、この発明に係る真空ポンプの一実施形態を示す縦断面図である。図1に示した真空ポンプ100は、円筒状のポンプケース1内に回転可能に設置された筒型のロータ6を有し、このロータ6はその上端がポンプケース1上部のガス吸気口2側を向くように配置されている。
【0036】
ロータ6の上部側外周面とポンプケース1の上部側内壁との間には、ブレード状のロータ翼7とステータ翼8とが、ロータ6の回転中心軸線に沿って交互に複数配置されている。
【0037】
ロータ翼7は、ロータ6との一体加工によりロータ6の上部側外周面に一体に設けられ、かつ、ロータ6と一体的に回転することができる。一方、ステータ翼8は、ポンプケース1の上部側内壁に位置するスペーサ12、12により上下段のロータ翼7、7間に位置決め配置され、かつ、スペーサ12、12を介してポンプケース1の内壁側に取り付け固定されている。
【0038】
ロータ6の下部外周面6aと対向する位置にはネジステータ10が配置されており、このネジステータ10は、その全体形状がロータ6の下部外周面6aを囲む筒型の形状に形成され、かつ、ポンプケース1の下側のベース4に一体的に取り付け固定されている。
【0039】
ネジステータ10にはネジ溝10aが形成されており、このネジ溝10aはネジステータ10のロータ6の下部外周面6aに対向させて設けられている。
【0040】
ロータ6の内側には、その回転中心軸線上にロータシャフト5が一体に取り付けられている。このロータシャフト5の軸受手段には、磁気軸受、空気軸受等各種の軸受を用いることができる。図面では、磁気軸受13、13によりロータシャフト5を軸受け支持する構成を示している。なお、14、14はボールベアリングで、これらのボールベアリングは磁気軸受13、13が不安定になった場合に一時的にロータシャフト5を支持する補助軸受である。また、15は、ロータシャフト5を回転駆動する駆動モータである。
【0041】
上記駆動モータ15のステータ、磁気軸受13のステータは、ロータ6の内側に、ベース4上に立設固定されたステータコラム16に取り付けられている。
【0042】
この実施の形態では、上記ベース4、ロータ6、ロータ翼7、ステータ翼8、スペーサ12の材料は、アルミ合金を、また、ポンプケース1、ロータシャフト5、ボルト19、30の材料は、鋼を使用している。
【0043】
上記ポンプケース1のガス吸気口2は、高真空となる真空チャンバ200の排気口21に接続され、ベース4に設けた図示省略のガス排気口は低圧側に連通接続される。
【0044】
次に、この発明の特徴である真空チャンバ・真空ポンプ結合構造とポンプケース・ベース結合について詳細に説明する。
【0045】
上記ポンプケース1の上縁に形成されたガス吸気口2周囲のフランジ部1aには、複数の真空チャンバ結合用ボルト穴(真空チャンバ結合用穴)3、3が設けられている。これらの真空チャンバ結合用ボルト穴3、3は、ポンプ・チャンバ結合用ボルト30を貫通するためのものであって、上記フランジ部1aの上面に接する真空チャンバ200の排気口21周縁側に設けられた複数のポンプ結合用穴22に対応配置させてフランジ部1aに穿設されている。この実施形態では、真空チャンバ200のポンプ結合用穴22は、ネジ穴となっていて、ポンプ・チャンバ結合用ボルト30を下側から真空ポンプ100の真空チャンバ結合用ボルト穴3に挿入し、真空チャンバ200のポンプ結合用ネジ穴22にねじ込んで、締め付け、真空ポンプと真空チャンバを結合している。
【0046】
上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト30には、伸びボルトを使用している。伸びボルトは、周知のように、ボルト頭部30bとネジ部30cとの間の胴部がくびれたくびれ径部30dとなったボルトで、くびれ径部30dの径はネジ部30cの谷径よりも細く形成され、ボルトに異常荷重が加わったとき、くびれ径部30dが伸びて周辺の部品の損傷等を回避するのに用いられるものである。
【0047】
くびれ径部30dとネジ部30cとの境界部分は、図に示すように、ポンプ結合用ネジ穴22側に、1〜2ネジピッチ分入り込んだ位置になるような伸びボルトを使用している。また、真空チャンバ結合用ボルト穴3の径が、該ボルト穴に挿入されるポンプ・チャンバ結合用ボルト30のくびれ径部30dの径よりも20%以上と充分大きく選定してある。
【0048】
また、ポンプケース1とベース4の結合にも、上記の真空チャンバ200と真空ポンプ100との結合構造と類似の結合構造を採用している。
【0049】
すなわち、ポンプケース1の下縁にはフランジ状のベース結合部1bが形成され、ベース4は、このベース結合部1bの下面に接してロータ6等の回転部分の下側を囲っている。
【0050】
上記ベース結合部1bおよびベース4のそれぞれには、互いに対応して配設された複数のポンプケース・ベース結合用穴17、17および18、18とが設けられ、このポンプケース・ベース結合用穴17、17および18、18にポンプケース・ベース結合用ボルト(伸びボルト)19、19を挿入して、ネジ締めすることによりポンプケース1とベース4を結合するようになっている。この実施形態では、ベース結合部1bのポンプケース・ベース結合用穴17はボルト穴となっており、ベース4のポンプケース・ベース結合用穴18はネジ穴となっている。このように、ベース結合部1b側をボルト、ベース4側をネジ穴とすると、真空ポンプがコンパクトになり、しかも、組み付け作業性がよくなる。
【0051】
なお、上記両結合用穴17と18、3と22は、図6(a)に示すように、ボルト穴とネジ穴を逆にしてもよいし、図6(b)に示すように、両方の結合用穴17、18あるいは3、22をボルト穴にして、ポンプ結合用ボルト19あるいは30の先を外側に突き出してナット31で締めるナット締め構造とすることもできることは、もちろんである。このナット締め構造の場合は、いずれか一方のボルト穴は特別大きくすることなく、通常の径のボルト穴とすることもできる。
【0052】
また、この発明においては、ポンプ・チャンバ結合用ボルト30やポンプケース・ベース結合用ボルト19として伸びボルトを使用しない場合、すなわち、ネジ山径にほぼ等しい胴径の通常のボルトを使用する場合でも、結合用ボルト30(19)の胴部30dの径よりも20%以上大きくする。
【0053】
次に、このように構成された図1の実施形態における、破壊トルク吸収作用を説明する。ポンプ運転中に高速回転しているロータ6等がなんらかの原因で破壊すると、真空ポンプ100全体を回動させようとする強い破壊トルクが発生し、この破壊トルクがポンプケース1やベース4に加わる。
【0054】
ポンプケース1は大きい真空チャンバ200に結合されているから、破壊トルクを受けたポンプケース1と真空チャンバ200とを結合しているポンプ・チャンバ結合用ボルト30部分には大きな剪断力が加わる。また、ベース4はポンプケース1に結合されてぶら下がっている状態であるが、ポンプケース1よりも破壊したロータ6等がぶつかりにくいので、直接受ける破壊トルクは弱く、ポンプケース1から大きい破壊トルクが伝えられる。すなわち、ポンプケース1とベース4とを結合しているポンプケース・ベース結合用ボルト19部分にも大きな剪断力が加わる。
【0055】
破壊トルクによる剪断力を受けるこれらのポンプ・チャンバ結合用ボルト30部分およびポンプケース・ベース結合用ボルト19部分では、次のような現象が起こる。
【0056】
上述のように、ポンプ・チャンバ結合用ボルト30とポンプケース・ベース結合用ボルト19の胴径(くびれ部の径)よりも、それぞれのボルトが挿入しているボルト穴3、17の径が20%以上大きく、充分な隙間が存在するので、その隙間分だけ、フランジ部1aが真空チャンバ200に対して、また、ベース結合部1bがベース4に対してすべって、破壊トルクを吸収しこれを減衰させる。
【0057】
減衰した破壊トルクがなお残存しているときは、ボルト30、19の胴部がボルト穴3、17の壁面に当たる。これにより、各ボルト30、19に使用している伸びボルトは、そのくびれ径部30dがボルト穴3、17との隙間内で伸びかつ曲がり、場合によってはくびれ径部30dで剪断するが、このくびれ径部30dの変形が破壊トルクを集中して吸収するので、周辺の他の部分、特に、ネジ穴22、18のネジ部等は変形を免れ、ネジを回転して外せる状態が維持されるので、後の修理作業の際の結合部の分解が容易になる。
【0058】
上記のような、ボルト・ボルト穴間の隙間内のすべり、ボルトの変形という結合部の減衰作用により、強い破壊トルクが真空チャンバ200まで伝わってこれを破壊するという事態は回避される。
【0059】
なお、この発明において、伸びボルトの使用は必ずしも必須ではなく、通常のボルトを使用しても、設計によっては、同様の作用効果は得られる。もちろん、真空チャンバ200と真空ポンプ100との結合部だけに伸びボルトを使用して、真空チャンバ200への破壊トルク伝達を弱めるようにしたり、ポンプケース1とベース4との結合部だけに伸びボルトを使用して、伸びボルトの変形により破壊トルクを吸収することでベース4のみでなく真空チャンバ200への破壊トルク伝達も弱めるようにしたりして、部分的に伸びボルトを使用してもよい。
【0060】
図2は、この発明の他の実施形態を示す。図2の真空ポンプ100は、ベース4の下側をポンプ下部支持体60に下部支持ボルト61で固定され、ポンプ下部支持体60により支持されたものである。その他の構成は、図1の実施形態と同様である。
【0061】
図2においては、ベース4がポンプ下部支持体60に固定されていて、破壊トルクがベース4に加わったとき、下部支持ボルト61を曲げたり、切断するおそれがあるもので、下部支持ボルト61やその周辺部が損傷すると、その後の分解交換が困難になるものである。しかし、この発明では、図1の実施形態で説明したように、ポンプケース・ベース結合用ボルト19の変形により破壊トルクを吸収するから、下部支持ボルト61やその周辺部の損傷は起こらない。
【0062】
上述の実施形態の説明で理解されるように、ボルトとボルト穴との隙間は、破壊トルクの吸収に重要な役割を担っている。そこで、この隙間を更に改良すると、破壊トルク吸収が一層効率よく行うことができる。以下、その改良を順次説明する。
【0063】
図3は、図1あるいは図2におけるボルトとボルト穴との隙間に、Oリングと同様なゴム材などからなる緩衝材を挿入した構造を示す。図3においては、真空チャンバ200と真空ポンプ100との結合部を示しており、50が緩衝材で、この緩衝材50は、フランジ部1aのボルト穴3とポンプ・チャンバ結合用ボルト30の胴部の間の隙間に挿入されている。なお、40はボルト30の胴部に嵌め込まれた座金である。
【0064】
破壊トルクを受けて、真空チャンバ200とフランジ部1aが相対的にすべり、ボルト穴の中でボルトが横方向に移動すると、緩衝材50が弾性変形し、この弾性変形により、破壊トルクの減衰作用が一層顕著になる。
【0065】
この緩衝材(50)による破壊トルクの吸収は、真空チャンバ200と真空ポンプ100との結合部だけでなく、ポンプケース1とベース4との結合部にも勿論適用することができる。
【0066】
図4は、この発明に係る真空ポンプのフランジ部の他の実施形態を示す部分正面図で、真空チャンバ・真空ポンプ結合部に適用した場合を示してある。
【0067】
図4のフランジ部1aには、ガス吸気口2の周囲に等間隔に8個のボルト穴3、3、‥‥が配設されている。これらのボルト穴3、3、‥‥は、その径は互いに同一であるが、その位相、すなわち、対応するポンプ結合用ネジ穴22(ポンプ・チャンバ結合用ボルト30)に対して位相(ポンプの円周方向角度)を適宜ずらしてある。この実施形態では、第1のボルト位置P1、P1、‥‥4か所では、ボルト穴3とボルト30が同心になっていてボルト・ボルト穴間の(円周方向)距離が中距離d4、第2のボルト位置P2、P2では、ボルト穴3がポンプ・チャンバ結合用ボルト30よりも矢印方向にやや位相が進んでいて、ボルト・ボルト穴間の距離が小距離d5、第3のボルト位置P3、P3では、ボルト穴3がボルト30よりもやや位相が遅れていて、ボルト・ボルト穴間の距離が大距離d6となっている。
【0068】
破壊トルクによるすべりによって、ボルトとボルト穴が相対的に接近していく側の隙間、すなわち、上記距離d4、d5、d6は、図4の場合、それぞれボルトの胴径の10%、5%、15%としてある。なお、上記距離は隙間なのであるから、距離d4の10%は、図1の実施形態のボルト穴3あるいは17の径がボルト30あるいは19の胴径よりも20%大きい場合に相当する値である。
【0069】
この距離(隙間)のばらつき程度は適宜であり、図4のような3種類に限るものではない。また、最小の距離は、標準のボルト・ボルト穴の隙間、例えば、10mmのボルトに対し11mmのボルト穴で生じる平均隙間0.5mm程度が実用的である。最大の距離は、円周に沿った長穴にする等により、かなり大きく取ることが可能である。いずれの場合も、距離(隙間)のばらつき範囲が、ボルトの胴径の10%を含んでいることが、良好な破壊トルク吸収に好適である。
【0070】
図4の実施形態では、破壊トルクによりボルト穴とボルトがずれていくとき縮まっていく側の隙間、すなわち、上記ボルト・ボルト穴間の距離d4、d5、d6が異なっている。それ故、ボルトがボルト穴の壁面に当たって、ボルトが変形を始めるタイミングが、上記距離d4、d5、d6の差だけずれることになる。
【0071】
図5を参照して、図4の実施形態における上記タイミングのずれを説明する。図5(a)は、正常の組み付け状態を示す。
【0072】
図5(b)は、破壊トルクが矢印の向きに働き、真空ポンプのフランジ部1aが図の右側にすべり、P2でのポンプ・チャンバ結合用ボルト30の胴部が真空チャンバ結合用ボルト穴3の内壁にc1で当たった状態を示す。この間に、真空チャンバ200とフランジ部1aとのすべりによって、破壊トルクは吸収されていく。
【0073】
図5(c)は、更に、残存する破壊トルクによりP2でのボルト30が変形し、P1でのポンプ・チャンバ結合用ボルト30の胴部が真空チャンバ結合用ボルト穴3の内壁にc2で当たった状態を示す。この間は、真空チャンバ200とフランジ部1aとのすべりと第のボルト位置P2でのボルト30の変形によって、破壊トルクはより多く吸収されていく。
【0074】
更に破壊トルクを吸収しきれない場合は、P1でのボルト30も変形を始め、P3でのポンプ・チャンバ結合用ボルト30の胴部が真空チャンバ結合用ボルト穴3の内壁に当たり、この間、真空チャンバ200とフランジ部1aとのすべりと第1、第のボルト位置P1、Pでのボルト30の変形によって、破壊トルクは一層多く吸収されていく。
【0075】
このように、図4および図5で説明した実施形態では、ボルト胴部とボルト穴内壁面との間の隙間を積極的にばらつかせて、ポンプケース1のすべり回転時、ボルト結合部での破壊トルク吸収を分散させ、時間をかけて吸収するようにしたので、破壊トルクのピーク値が下がり、大きなショックが加わりにくくなる。
【0076】
ボルト胴部とボルト穴内壁面との間の隙間を積極的にばらつかせるには、図4および図5に限らず、例えば、ボルト穴の径を複数種にして隙間をばらつかせる、ボルト穴の形状を複数種にして隙間をばらつかせる等、種々の手法がある。
【0077】
また、このボルト胴部とボルト穴内壁面との間の隙間を積極的にばらつかせる手法を、ポンプケース・ベース結合部にも適用したり、ポンプケース・ベース結合部のみ適用したりしても有効である。
【0078】
ボルト胴部とボルト穴内壁面との間の隙間を積極的にばらつかせる手法と、上述の緩衝材挿入とを組み合わせたり、伸びボルトを使用する手法を組み合わせたりしても、もちろん、この発明を実施することができ、また、これらを真空ポンプ・真空チャンバ結合部、ポンプケース・ベース結合部の両方もしくはいずれか一方に適用することもできる。
【0079】
図7は、真空ポンプ・真空チャンバ結合部(3、22、30)に、ボルト穴がボルト胴径より20%以上大きく、伸びボルトを使用し、ポンプケース・ベース結合部(17〜19)には、通常のボルト・ボルト穴の結合構造を使用した例を示す。図7の他の構成は、図1と同じである。
【0080】
真空ポンプ・真空チャンバ結合部にのみ、(1)ボルト穴がボルト胴径より20%以上大きい構造、(2)ボルトに対してボルト穴位置がばらついている構造、(3)上記(1)に緩衝材挿入を組み合わせた構造、(4)上記(2)に緩衝材挿入を組み合わせた構造、(5)上記(1)に伸びボルトを使用する構造、(6)上記(2)に伸びボルトを使用する構造等を採用するだけでも、結合部の変形や部分的破壊で破壊トルクが吸収され、真空チャンバ200への破壊トルク伝達や真空ポンプの脱落が防止される。
【0081】
図8は、ポンプケース・ベース結合部(17〜19)に、ボルト穴がボルト胴径より20%以上大きく、伸びボルトを使用し、真空ポンプ・真空チャンバ結合部(3、22、30)には、通常のボルト・ボルト穴の結合構造を使用した例を示す。図8の他の構成は、図2と同じである。
【0082】
ポンプケース・ベース結合部にのみ、上記(1)〜(6)等を採用するだけでも、ポンプケース1の破壊が先に進んで破壊してベースが残る傾向が出て、ここの結合部の変形や部分的破壊で破壊トルクが吸収され、真空チャンバ200への破壊トルク伝達や真空ポンプの脱落が防止される作用効果が出ることが確認できた。
【0083】
【発明の効果】
この発明においては、上述のように、真空チャンバ結合用ボルト穴とそこに挿入されるポンプ・チャンバ結合用ボルトの隙間、あるいは、ポンプケース・ベース結合用ボルト穴とそこに挿入されるポンプケース・ベース結合用ボルトの隙間をボルト胴径よりも20%以上大きくしたり、ポンプケースが破壊トルクを受けて回動するとき、ボルトとボルト穴が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせたりしたから、高速回転しているロータが脆性破壊等を起こして、真空ポンプ全体を回動させようとする破壊トルクが発生したとき、この破壊トルクを直接受ける真空ポンプのポンプケースが、真空チャンバおよびベースに対して、ボルトとボルト穴の隙間分すべって、破壊トルクを吸収して減衰させ、真空チャンバ等に破壊トルクが伝わるのを防止する。
【0084】
上記隙間に緩衝材を挿入してあれば、緩衝材の弾性変形により、破壊トルクの減衰作用が一層顕著になる。
【0085】
上記ボルトとして伸びボルトを用いれば、破壊トルクが伸びボルトの変形に使われて、破壊トルクの減衰作用が一層顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る真空ポンプの一実施形態を示す縦断面図。
【図2】この発明に係る真空ポンプの他の実施形態を示す部分縦断面図。
【図3】この発明に係る真空ポンプの他の実施形態を示す部分縦断面図。
【図4】この発明に係る真空ポンプのフランジ部の他の実施形態を示す部分正面図。
【図5】図4のフランジ部の部分縦断面図で、(a)、(b)および(c)は、破壊トルクが加わった場合の真空ポンプのフランジ部と真空チャンバとがずれる状態を順に示す。
【図6】(a)および(b)は、結合用ボルト、ボルト穴の他の実施の形態をそれぞれ示す断面図。
【図7】この発明に係る真空ポンプの他の実施形態を示す部分縦断面図。
【図8】この発明に係る真空ポンプの他の実施形態を示す部分縦断面図。
【図9】従来の真空ポンプの取り付け状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ポンプケース
1a フランジ部
1b ベース結合部
2 ガス吸気口
3 真空チャンバ結合用ボルト穴(真空チャンバ結合用穴)
4 ベース(真空ポンプベース)
5 ロータシャフト
6 ロータ
6a 下部外周面
7 ロータ翼
8 ステータ翼
10 ネジステータ
10a ネジ溝
11 ガス排気口
12 スペーサ
13 磁気軸受
14 ボールベアリング
15 駆動モータ
16 ステータコラム
17 ポンプケース・ベース結合用ボルト穴(ポンプケース・ベース結合用穴)
18 ポンプケース・ベース結合用ネジ穴(ポンプケース・ベース結合用穴)
19 ポンプケース・ベース結合用ボルト
21 排気口
22 ポンプ結合用ネジ穴(ポンプ結合用穴)
30 ポンプ・チャンバ結合用ボルト(伸びボルト)
30b ボルト頭部
30c ネジ部
30d くびれ径部
40 座金
50 緩衝材
60 ポンプ下部支持体
61 下部支持ボルト
100 真空ポンプ
200 真空チャンバ

Claims (6)

  1. ロータと、
    このロータを囲うポンプケースと、
    このポンプケースの上縁に形成されたフランジ部と、
    このフランジ部の上面に接する真空チャンバの排気口周縁側に設けられた複数のポンプ結合用穴に対応配置させて、上記フランジ部に穿設され、ポンプ・チャンバ結合用ボルトを貫通するための複数の真空チャンバ結合用ボルト穴と、
    上記ポンプケースの下縁に形成されたベース結合部と、
    このベース結合部の下面に接して上記ロータの下側を覆うベースと、
    上記ベース結合部およびベースのそれぞれに互いに対応して配設された複数のポンプケース・ベース結合用穴と、
    これらのポンプケース・ベース結合用穴に挿入しネジ締めすることによりポンプケースとベースを結合する複数のポンプケース・ベース結合用ボルトと、
    を有し、
    上記ポンプ・チャンバ結合用ボルト又は上記ポンプケース・ベース結合用ボルトは、破壊トルクによってそのボルトの径方向に変形するくびれ径部を備えたボルトからなること
    を特徴とする真空ポンプ。
  2. ロータと、
    このロータを囲うポンプケースと、
    このポンプケースの上縁に形成されたフランジ部と、
    このフランジ部の上面に接する真空チャンバの排気口周縁側に設けられた複数のポンプ結合用穴に対応配置させて、上記フランジ部に穿設され、ポンプ・チャンバ結合用ボルトを貫通するための複数の真空チャンバ結合用ボルト穴と、
    このロータを囲うポンプケースと、
    このポンプケースの下縁に形成されたベース結合部と、
    このベース結合部の下面に接して上記ロータの下側を覆うベースと、
    上記ベース結合部およびベースのそれぞれに互いに対応して配設された複数のポンプケース・ベース結合用穴と、
    これらのポンプケース・ベース結合用穴に挿入しネジ締めすることによりポンプケースとベースを結合する複数のポンプケース・ベース結合用ボルトと、
    を有し、
    結合用ボルトとボルト穴との位置関係が、以下の(a)、(b)のいずれかであるか、(a)および(b)である真空ポンプ。
    (a)ポンプケースが破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルトと真空チャンバ結合用ボルト穴が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある。
    (b)ポンプケースが破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプケース・ベース結合用ボルトとポンプケース・ベース結合用穴が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある。
  3. 請求項1または2に記載の真空ポンプであって、結合用ボルトとボルト穴との隙間が以下の(a)、(b)のいずれかであるか、(a)および(b)である真空ポンプ。
    (a)ポンプ・チャンバ結合用ボルトと真空チャンバ結合用ボルト穴との隙間に緩衝材が挿入されている。
    (b)ポンプケース・ベース結合用ボルトとポンプケース・ベース結合用ボルト穴との隙間に緩衝材が挿入されている。
  4. 真空チャンバの排気口周縁に設けられた複数のポンプ結合用穴と、
    真空ポンプのロータを囲う真空ポンプのポンプケースの上縁に形成されたフランジ部に設けられ、上記ポンプ結合用穴に対応して配置された複数の真空チャンバ結合用穴と、
    上記ポンプ結合用穴および真空チャンバ結合用穴に挿入しネジ締めすることにより、真空チャンバ排気口周縁とフランジ部を固定する複数のポンプ・チャンバ結合用ボルトと、
    を有し、
    上記ポンプ・チャンバ結合用ボルトは、破壊トルクによってそのボルトの径方向に変形するくびれ径部を備えたボルトからなること
    を特徴とする真空ポンプの取り付け構造。
  5. 真空チャンバの排気口周縁に設けられた複数のポンプ結合用穴と、
    真空ポンプのロータを囲う真空ポンプのポンプケースの上縁に形成されたフランジ部に設けられ、上記ポンプ結合用穴に対応して配置された複数の真空チャンバ結合用穴と、
    上記ポンプ結合用穴および真空チャンバ結合用穴に挿入しネジ締めすることにより、真空チャンバ排気口周縁とフランジ部を固定する複数のポンプ・チャンバ結合用ボルトと、
    を有し、
    ポンプケースが破壊トルクを受けて回動するとき、上記ポンプ・チャンバ結合用ボルトと真空チャンバ結合用ボルト穴が相対的に接近していく側の隙間が、ボルトの胴径の10%を含んだ範囲でばらつかせてある
    真空ポンプの取り付け構造。
  6. ポンプ・チャンバ結合用ボルトと、ポンプ結合用穴および真空チャンバ結合用穴のうちボルト穴となっている穴との隙間に緩衝材が挿入されている請求項またはに記載の真空ポンプの取り付け構造。
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