JP2002327698A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JP2002327698A
JP2002327698A JP2001131748A JP2001131748A JP2002327698A JP 2002327698 A JP2002327698 A JP 2002327698A JP 2001131748 A JP2001131748 A JP 2001131748A JP 2001131748 A JP2001131748 A JP 2001131748A JP 2002327698 A JP2002327698 A JP 2002327698A
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Yoshihiro Yamashita
義弘 山下
Yuko Sakaguchi
祐幸 坂口
Yasushi Maejima
靖 前島
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BOC Edwards Technologies Ltd
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D19/00Axial-flow pumps
    • F04D19/02Multi-stage pumps
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ異常発生時にポンプの落下を防ぎ、ポ
ンプ交換作業を迅速に行えるようにした真空ポンプを提
供する。 【解決手段】 ポンプケース1上面の周縁部に、段差1
bを設けてフランジ部20を形成し、フランジ部20の
上面に嵌合装着されてポンプケース上面と面一となる補
助リング22と、補助リングの上下面を貫通して形成さ
れたボルト挿通孔34と、フランジ部の上下面を貫通し
て形成された第1および第2のボルト挿通孔26、28
と、補助リングのボルト挿通孔に挿通され、かつ上記ポ
ンプケース上面と対向する側に位置するチャンバの下部
開口周縁にねじ込み固定されるボルト36と、上記フラ
ンジ部の第1のボルト挿通孔に挿通され、上記補助リン
グにねじ込み固定されるボルト40と、上記フランジ部
の第2のボルト挿通孔に挿通され、上記補助リングにね
じ込み固定されるとともに、上記ボルト36、40に比
しその軸径を小さく設定してなるボルト38とが設けら
れるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置に
用いられる真空ポンプに関し、特に、破壊トルクにより
ポンプとプロセスチャンバ間を連結する締結ボルトの破
壊に伴う不具合を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程におけるドライエッチン
グやCVD等のプロセスのように、高真空のプロセスチ
ャンバ(以下「チャンバ」という。)内で処理を行う工
程では、チャンバ内のガスを排気する手段として、ター
ボ分子ポンプのような真空ポンプを使用している。
【0003】図5はこの種真空ポンプの従来の基本構造
を示している。この図5に示した真空ポンプのポンプケ
ース1は、上面にガス吸気口2を有し、かつ下部一側部
に排気口3となる排気パイプを設けた円筒形のものであ
って、ベース1−1に取り付けられている。
【0004】ベース1−1の底部はエンドプレート4で
蓋され、その内底面中央にはステータコラム5が立設さ
れている。
【0005】ステータコラム5の中心には上下のボール
ベアリング6を介してロータ軸7が回転可能に軸受され
ている。
【0006】ステータコラム5の内側には駆動モータ8
が配置されており、この駆動モータ8はその固定子8a
をステータコラム5の内側に、回転子8bをロータ軸8
に配置した構造であって、ロータ軸7をその軸心回りに
回転させるように構成されている。
【0007】ロータ軸7のステータコラム5から上部突
出端には、ステータコラム5の外周囲に覆い被さる断面
形のロータ9が連結されている。
【0008】上記ロータ9の上部側外周面とポンプケー
ス1の上部側内壁との間には、加工されたブレード状の
ロータ翼10とステータ翼11とが、ロータ9の回転中
心軸線に沿って交互に複数配置されている。
【0009】ロータ翼10は、ロータ9との一体加工に
より該ロータ9の上部側外周面に一体に設けられ、かつ
ロータ9と一体的に回転することができるが、ステータ
翼11は、ポンプケース1の上部側内壁に位置するスペ
ーサ11aを介して上下段のロータ翼10、10間に位
置決め配置され、かつポンプケース1の内壁側に取り付
け固定されている。
【0010】ロータ9の下部側外周面と対向する位置に
は固定のネジステータ12が配置されており、このネジ
ステータ12は、その全体形状がロータ9の下部側外周
面を囲む筒型の形状となるように形成され、かつ、ベー
ス1−1に一体的に取り付け固定されている。なお、ネ
ジステータ12の内側、すなわちロータ9との対向面側
にはネジ溝が形成されている。
【0011】ところで、図5に示した真空ポンプは上記
の通りチャンバ14内のガスを排気する手段として使用
されるが、この使用形態の場合、同図の真空ポンプはチ
ャンバ14の下面側開口部に取付け固定される。そのポ
ンプ取付け固定構造については、ポンプケース1上面の
周縁部に一体に設けたフランジ1aを、チャンバ14の
下面側開口部の周縁に突き当て、この状態で複数のボル
ト15によりフランジ1aとチャンバ14側とを締結す
るという構造を採用している。
【0012】以上の真空ポンプの動作を説明する。この
真空ポンプにおいては、ガス排気口3に接続された図示
しない補助ポンプを作動させてチャンバ14内をある程
度の真空状態にした後、駆動モータ8を作動させると、
ロータ軸7と一体にロータ9およびロータ翼10が高速
回転する。
【0013】そうすると、高速回転している最上段のロ
ータ翼10がガス吸気口2から入射したガス分子に下向
き方向の運動量を付与し、この下向き方向の運動量を有
するガス分子がステータ翼11に案内され、次の下段の
ロータ翼10側へ送り込まれる。以上のガス分子への運
動量の付与と送り込み動作が繰り返し多段に行われるこ
とにより、ガス吸気口2側のガス分子がロータ9下部側
のネジステータ12の内側へ順次移行し排気される。こ
のようなガス分子の排気の動作が回転するロータ翼10
と固定のステータ翼11との相互作用によるガス分子排
気動作である。
【0014】さらに、上記のようなガス分子排気動作に
よりロータ9下部側のネジステータ12へ到達したガス
分子は、回転するロータ9とネジステータ12の内側に
形成されたネジ溝との相互作用により圧縮されてガス排
気口3側へ移送され、ガス排気口3から図示しない補助
ポンプを通じて外部へ排気される。
【0015】ところで、真空ポンプを構成しているロー
タ9、ロータ翼10、ステータ翼11等の構造材として
は通常、軽合金、中でもアルミ合金が多用されている。
アルミ合金は機械加工に優れ精密に加工しやすいからで
ある。しかし、アルミ合金は他の材料に比し強度が比較
的低く、使用条件によっては破壊を起すことがある。ま
た、ロータ9、ロータ翼10からなる回転体において
は、ロータ9の下部側外周面に微少なドリル穴を開設す
ることにより、高速回転時の動的バランスを取るものと
しているため、このドリル穴に応力が集中しやすく、ド
リル穴からロータ9の破壊が生じやすい。
【0016】しかしながら、図5に示した従来の真空ポ
ンプにあっては、上記の如く、ポンプケース1のフラン
ジ1aをチャンバ14側にボルト15で締結するポンプ
取付け固定構造を採用している。このため、たとえば、
上記のようなロータ9の破壊がロータ9の高速回転中に
生じ、これによりポンプケース1全体を回転させようと
する大きな回転トルク(以下「破壊トルク」という。)
が発生すると、その破壊トルクによりポンプケース1が
ねじれたり、このねじり力によりボルト15のボルト軸
部15aが図6に示す如く折損し、チャンバ14側から
ポンプケース1ごとポンプ全体が脱落・落下するという
不具合が生じ得る。また、その折損したボルト15のボ
ルト軸15aをチャンバ14側から抜き出す作業には多
くの時間を必要とし、最悪の場合は、新たにタップを立
ててチャンバ14側に新しいネジ孔を設けなければなら
ず、ポンプの交換作業が面倒である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の課題
を解決するものであって、その目的は、ポンプに異常が
発生して破壊トルクが生じた場合でも、ポンプの落下お
よびこれに伴う障害を未然に防止することができ、さら
に、その異常の発生したポンプの交換作業を迅速に行う
ことができる真空ポンプを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上面に吸気口を形成したポンプケース
と、上記ポンプケース内に回転可能に設置されたロータ
と、上記ロータの外周面に一体に設けたロータ翼と、上
記ロータ翼間又はその外側に位置決め配置されたステー
タ翼と、上記ロータを回転させるための駆動モータとを
有する真空ポンプにおいて、上記ポンプケース上面の周
縁部に、段差を設けてフランジ部を形成し、上記フラン
ジ部の上面に嵌合装着されて上記ポンプケース上面と面
一となる補助リングと、上記補助リングの上下面を貫通
して形成されたボルト挿通孔と、上記フランジ部の上下
面を貫通して形成された第1および第2のボルト挿通孔
と、上記補助リングのボルト挿通孔に挿通され、かつ上
記ポンプケース上面と対向する側に位置するチャンバの
下部開口周縁にねじ込み固定される補助リング取付用ボ
ルトと、上記フランジ部の第1のボルト挿通孔に挿通さ
れ、上記ポンプケースを支持するために上記補助リング
にねじ込み固定されるポンプケース支持用ボルトと、上
記フランジ部の第2のボルト挿通孔に挿通され、上記ポ
ンプケースを固定するために上記補助リングにねじ込み
固定されるとともに、上記補助リング取付用ボルトおよ
びポンプケース支持用ボルトに比しその軸径を小さく設
定してなるポンプケース締結用ボルトとを有することを
特徴とする。
【0019】以上の構成により、本発明では、破壊トル
クが生ずると、補助リング取付用ボルトおよびポンプ支
持用ボルトよりも細いポンプ締結用ボルトが軸径の差と
の関係から折損して衝撃を吸収し、次にポンプ支持用ボ
ルトで接続されたポンプは回転しポンプケース支持用ボ
ルトに曲げ力とせん断力を作用させる。このような力に
よりポンプ支持用ボルトは変形するが破断することな
く、その力を受けとめる。補助リング取付用ボルトは、
ポンプケース支持ボルトより張り出し部が短く、かつ強
く締めてあるので、正常の状態を維持することができ、
ポンプ異常発生後のポンプ交換作業を速やかに行うこと
ができる。
【0020】本発明において、上記ポンプケースは円筒
状に形成され、上記第1のボルト挿通孔は、上記ポンプ
ケースの円周方向を長手方向とした長孔からなり、上記
ポンプケース支持用ボルトは、上記長孔に挿通されて上
記補助リングにねじ込み固定されてなるとともに、その
締付け力が上記ポンプケース締結用ボルトの締付け力に
比し小さく設定されている構成を採用することができ
る。
【0021】このような構成によると、ポンプケース締
結用ボルトが折損した場合でも、ケース支持用ボルトは
ポンプケース円周方向に相対移動して変形はするが折損
を免れる。これにより、ポンプケース締結用ボルトが全
損した場合であってもポンプの落下を防止できる。
【0022】本発明において、上記ケース支持用ボルト
が平座金およびバネ座金を介してフランジに装着されて
いる構成を採用することもでき、これにより、締付け力
をバネ座金の変形量で加減でき、周回り方向の相対移動
が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、
真空ポンプの基本構造は従来の図5と同様であるので、
全体説明は省略し、同一箇所には同一符号を援用し、要
部のみについて異なる符号を用いて説明する。
【0024】図1〜図4は本発明に係る真空ポンプの実
施形態を示すもので、図1は全体構成を示す分解斜視
図、図2はフランジ部を底部側から見た部分平面図、図
3は図2のA−A線断面図、図4の(a)、(b)は図
2のB−B線断面図およびその動作説明図である。
【0025】図において、ポンプケース1の上面周縁に
は、段差1bを設けてフランジ部20が形成され、この
フランジ部20の上面には、ポンプケース1の上面と面
一となる補助リング22が嵌合設置される。
【0026】また、上記ポンプケース1の最上面の外側
には、Oリング26をセットするためのOリング取付部
21が形成されている。このOリング取付部21は、補
助リング22を嵌合した状態で、Oリング24が嵌合さ
れる溝となる。
【0027】上記フランジ部20には、その上下面を貫
通して小径のボルト挿通孔26(第1のボルト挿通孔)
が形成され、さらに、これの近傍に対をなしポンプケー
ス1円周方向を長手方向とした長孔28(第2のボルト
挿通孔)が、上記フランジ部20の上下面を貫通して形
成されている。
【0028】補助リング22にはその上下面を貫通して
第1および第2のネジ孔30、32が形成されており、
この第1のネジ孔30は上記小径のボルト挿通孔26と
対向する箇所に、また第2のネジ孔32は上記長孔28
と対向する箇所にそれぞれ設けられている。さらに、こ
の補助リング22にはその上下面を貫通してボルト挿通
孔34が形成されており、このボルト挿入孔34は上記
第1および第2のネジ孔30、32の近傍に設けられて
いる。
【0029】なお、本実施形態では上記の通りフランジ
部20の周囲8箇所に等間隔で小径のボルト挿通孔26
(以下「小径ボルト挿通孔」という。)および長孔28
の対が形成されているが、この孔の対はフランジ部20
の径に応じて12箇所程度とすることができる。また、
補助リング22側に形成されるネジ孔30、32および
ボルト挿通孔34の対も同様である。
【0030】補助リング22のボルト挿通孔34には、
この補助リング22をチャンバ14に対して取り付ける
ための補助リング取付用ボルト36が挿通され、この補
助リング取付用ボルト36は、上部に突出するボルト軸
36aをチャンバ14の下部開口周縁に形成された雌ネ
ジ部14aにねじ込むことで、上記補助リング22をチ
ャンバ14の下部開口周縁に固定する。この場合、チャ
ンバ14はポンプケース1上面と対向する側に位置す
る。
【0031】フランジ部20の小径のボルト挿通孔26
には、このフランジ部20を補助リング22に対して締
結するためのポンプケース締結用ボルト38が挿通さ
れ、このポンプケース締結用ボルト38は、そのボルト
軸38aを補助リング22に形成されている第1のネジ
孔30にねじ込み固定する構造となっている。
【0032】フランジ部20の長孔28には、ポンプケ
ース支持用ボルト40が平座金42およびバネ座金44
を介して挿通されており、このポンプケース支持用ボル
ト40は、そのボルト軸40aが補助リング22の第2
のネジ孔32にねじ込み固定される構造であって、か
つ、主として、上記ポンプケース締結用ボルト38が破
断した場合に、フランジ部20を含むポンプケース1全
体が補助リング22側に確実に支持された状態を維持す
る手段として機能する。
【0033】以上の構成において、補助リング取付用ボ
ルト36およびポンプケース支持用ボルト40の軸径は
略同一であり、ポンプケース締結用ボルト38の軸径は
これらより小さく設定されている。また、ポンプケース
締結用ボルト38の締付け力(締結力)に比しポンプケ
ース支持用ボルト42の締付け力(締結力)は小さく設
定されている。さらに、本実施形態においては、ポンプ
ケース支持用ボルト42のボルト頭部42bとフランジ
部20の底面との間に、平座金42およびバネ座金44
を介在させることで、ポンプケース支持用ボルト40に
対してポンプケース1のフランジ部20が長孔28のす
きま分相対的に滑ることが可能な構造を採用している。
【0034】以上の構成において、図4(b)に示すよ
うに、真空ポンプに何らかの異常が発生し、ロータ9が
破壊した場合、ポンプケース1に周回り方向のトルクF
が生ずると、小径のポンプケース締結用ボルト38と補
助リング取付ボルト36のそれぞれに瞬発的なせん断力
が作用し、この結果、小径のポンプケース締結用ボルト
38が補助リング22とフランジ部20との境界面で破
断する。
【0035】上記のような小径のポンプケース締結用ボ
ルト38が完全に破断しきると、フランジ部20は、ケ
ース支持用ボルト40により補助リング22側に支持さ
れた状態のまま、長孔28のすきま分移動して破壊エネ
ルギーを減殺し、最終的にはポンプケース支持ボルト4
0に当り該ポンプケース支持ボルト40を変形させて停
止する。
【0036】したがって、全てのポンプケース締結用ボ
ルト38が折損しても、ケース支持用ボルト40と補助
リング取付用ボルト36を介して、ポンプケース1はチ
ャンバ14の下部に支持された状態を維持することがで
きる。
【0037】上記のような真空ポンプ異常発生後は、ポ
ンプケース支持用ボルト40をフランジ部20から抜き
取ることで、この真空ポンプをチャンバ14から外し、
次いで補助リング取付用ボルト36を補助リング22か
ら抜き取れば、新たな真空ポンプの取付が可能となる。
【0038】なお、以上の実施形態においては、図3、
4に示すように、補助リング取付用ボルト36のボルト
頭部36bが補助リング22内に収るべくボルト挿通孔
34内を段付孔の構造としているが、ボルト頭部36b
は補助リング22の下部に突出した形態とし、フランジ
部20側にそのボルト頭部36bを受入れる孔を開けて
もよい。同様にしてポンプケース締結用ボルト38のボ
ルト頭部38bがフランジ部20内に収るべく、ボルト
挿通孔26内を段付孔としているが、フランジ部20の
底部側に突出する構成とすることもできる。
【0039】上記実施形態においては本発明をターボ分
子ポンプに適用した例について説明したが、本発明はド
ラックポンプ等、回転を利用している他のポンプにも適
用できる。また、ロータ軸7の軸受としてはボールベア
リングのほか、磁気軸受、エアー軸受等を採用してもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明に係る真空ポンプにあっては、ポンプに異常が発生し
破壊トルクが生じたときに、軸径の小さい補助リング連
結用ボルトが折損して衝撃を吸収する構造を採用したた
め、この補助リング連結用ボルトより太いチャンバ取付
用ボルトおよびポンプケース支持用ボルトは正常の状態
を維持することができ、ポンプケース連結用ボルトが折
損してもポンプケース支持用ボルトと補助リング取付用
ボルトを介してポンプケースはチャンバの下部に支持さ
れた状態を維持することができ、ポンプの落下およびこ
れに伴う障害を防止することもできる。また、これらの
正常なボルトを外すことによりポンプ異常発生後のポン
プ交換作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空ポンプの全体を示す一部拡大
の分解斜視図。
【図2】同フランジ部を底面側から見た部分平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】(a)、(b)は図2のB−B線における断面
図および作用説明図。
【図5】従来の真空ポンプの全体構成を示す縦断面図。
【図6】図5のC部を拡大して示す部分断面図。
【符号の説明】
1 ポンプケース 1b 段差 1−1 ベース 2 ガス吸気口 3 ガス排気口 5 ステータコラム 7 ロータ軸 8 駆動モータ 9 ロータ 10 ロータ翼 11 ステータ翼 14 プロセスチャンバ(チャンバ) 14a 雌ネジ部 20 フランジ部 21 Oリング取付部 22 補助リング 24 Oリング 26 ボルト挿通孔(第1のボルト挿通孔) 28 長孔(第2のボルト挿通孔) 30、32 第1、第2のネジ孔 34 ボルト挿通孔 36 補助リング取付用ボルト 38 ポンプケース締結用ボルト 40 ポンプケース支持用ボルト 42 平座金 44 バネ座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前島 靖 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3H031 AA02 BA01 BA05 BA11 BA22 CA02 DA02 EA09 FA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に吸気口を形成したポンプケース
    と、 上記ポンプケース内に回転可能に設置されたロータと、 上記ロータの外周面に一体に設けたロータ翼と、 上記ロータ翼間又はその外側に位置決め配置されたステ
    ータ翼と、 上記ロータを回転させるための駆動モータとを有する真
    空ポンプにおいて、 上記ポンプケース上面の周縁部に、段差を設けてフラン
    ジ部を形成し、 上記フランジ部の上面に嵌合装着されて上記ポンプケー
    ス上面と面一となる補助リングと、 上記補助リングの上下面を貫通して形成されたボルト挿
    通孔と、 上記フランジ部の上下面を貫通して形成された第1およ
    び第2のボルト挿通孔と、 上記補助リングのボルト挿通孔に挿通され、かつ上記ポ
    ンプケース上面と対向する側に位置するチャンバの下部
    開口周縁にねじ込み固定される補助リング取付用ボルト
    と、 上記フランジ部の第1のボルト挿通孔に挿通され、上記
    ポンプケースを支持するために上記補助リングにねじ込
    み固定されるポンプケース支持用ボルトと、 上記フランジ部の第2のボルト挿通孔に挿通され、上記
    ポンプケースを固定するために上記補助リングにねじ込
    み固定されるとともに、上記補助リング取付用ボルトお
    よびポンプケース支持用ボルトに比しその軸径を小さく
    設定してなるポンプケース締結用ボルトとを有すること
    を特徴とする真空ポンプ。
  2. 【請求項2】 上記ポンプケースは円筒状に形成され、 上記第1のボルト挿通孔は、上記ポンプケースの円周方
    向を長手方向とした長孔からなり、 上記ポンプケース支持用ボルトは、上記長孔に挿通され
    て上記補助リングにねじ込み固定されてなるとともに、
    その締付け力が上記ポンプケース締結用ボルトの締付け
    力に比し小さく設定されていることを特徴とする請求項
    1記載の真空ポンプ。
  3. 【請求項3】 上記ポンプ支持用ボルトが平座金および
    バネ座金を介して上記フランジに装着されていることを
    特徴とする請求項2記載の真空ポンプ。
JP2001131748A 2001-04-27 2001-04-27 真空ポンプ Withdrawn JP2002327698A (ja)

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