JP4117969B2 - 道路標識 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として走行車線の区分あるいは走行区域の規制のために道路のセンターライン、車線変更線、分離帯などに敷設される道路標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記の如き路面標識として、従来一般的には断面が台形状をなす細長いコンクリート製ブロックが用いられていた。しかし、コンクリート製ブロックは重くて持ち運びが困難であるばかりでなく、運搬中の落下や使用中の自動車の乗り上げなどにより割れたり欠けたりして危険であるため、路面標識本体を硬質合成樹脂で形成することが提案されている。なお、前記の従来技術としては、実用新案登録第3028875号公報、特開平7−18636号公報、特開平8−165620号公報、特開平10−183544号公報、特許第2816520号公報、実開平7−29005号公報、特開平8−158324号公報などがあげられる。
【0003】
前記の従来技術は、特開平7−18636号を除いては道路標識本体にボルト、ナット、スプリング、キャップなどの部品を取付ける構造になっていて、部品費が必要であるばかりでなくその取付けのための費用等がかさばって安価な製品を提供することが困難な状況である。
【0004】
特開平7−18636号公報には、路面標識本体と路面埋設棒とが一体に成形されたものが開示されているが、機械的強度をかなり考慮しないと車輌の衝突時に路面埋設棒が破損するおそれがある。また、合成樹脂製本体の強度を補強するため、硬質合成樹脂製の外皮中に芯体を入れる方法が特開平7−18636号公報、特開平8−165620号公報により提案されているが、この方法は、圧縮時の変形が少なく強度は増すが、重量が重くて施工しにくく、コストが高くなるという問題がある。
【0005】
このような問題を改善するため、中空のブロック体の内部に補強リブを設け、補強と軽量化をはかったものが特開平10−183544号公報、実開平7−29005号公報、特開平8−158324号公報などにより提案されている。上記のうち、特開平10−183544号公報では、長手方向のリブと幅方向のリブを所定間隔で設けて多数の桝状空間を設けているため、本体に荷重が加わった場合、桝状空間の角部に負荷が集中しやすいという問題がある。また、実開平7−29005号公報や特開平8−158324号公報に記載のものは、底付きの中空形状であるため、円柱状や角柱状の補強リブを底面部の肉と天面部の肉を一体成形させる方法となり、天面側からの荷重には強いが、横方向からの荷重には弱くなるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、軽量であるにもかかわらず、天面側からの荷重にも横方向からの荷重にも耐え、しかも路面には対し強固に設置することができ安価な道路標識を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成するため、走行車線の区分あるいは走行区域の規制などのために路面に敷設される台形状をなす道路標識において、
断面が台形をなし、底面を開口させた細長い中空のブロック体と、該中空のブロック体の内部に形成した補強体とを具備し、
上記の補強体が、中空ブロック体の長手方向に配列されて、該ブロック体の天面部に連結された複数個の円筒状補強体と、
上記複数個の円筒状補強体の間に配置されて、前記ブロック体の天面部に連結された円柱部と、
中空ブロック体の長手方向中心線に沿って配置され、各円筒状補強体及び円柱部、並びに中空ブロック体の天面部に連結された平板状補強体部分と、
前記各円筒状補強体及び円柱部、並びに中空ブロック体の側面部に連結された放射状補強体部分とから成り、
かつ、前記円柱部の中に路面固定アンカーがインサート成形されていることを第1の特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記中空ブロック体の長手方向と直交する直交補強体が設けられていることを第2の特徴とする。
【0009】
さらに本発明は、硬質合成樹脂で成形され、該硬質合成樹脂中に砂が配合されていることを第3の特徴とする。
【0010】
前記のように硬質合成樹脂中に砂を混合した場合には、厚肉(例えば肉厚が10mm以上のもの)成形品であっても、表面に発生するヒケを防止して見た目に美しい製品を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施形態を示す平面図、図2は同じく正面図、図3は同じく底面図、図4は同じく端面図である。また、図5は図3のA−A断面図、図6は同じくB−B断面図、図7は同じくC−C断面図である。
【0013】
これらの図において、1は道路標識本体を示し、任意所望の材質よりなる硬質合成樹脂により細長い台形状をなす中空のブロック体を形成する。1aはその天面部、1bは傾斜周壁部、1cは下部垂直周壁部で、底面は開口されている。
【0014】
前記ブロック体を構成する合成樹脂材は任意に使用することができるが、例えば、再生ポリプロピレン:再生ポリエチレン=7:3の割合で配合したものを使用する。たゞし本発明は再生材のみではなく、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのバージン材を使用することもできる。
【0015】
また、この実施例においては、合成樹脂に砂を配合したもので本体を形成した。使用する砂は、硅砂(山砂)の粒径約0.5mm〜1mm程度の大きさのもので、50重量%添加したが、その配合量や砂の大きさは特に限定されるものではない。また、砂を全く配合しないこともある。
【0016】
本発明においては、前記道路標識の成形に際し、路面固定用アンカー2をインサートして、ブロック体1と路面固定用アンカー2とを一体に結合させる。すなわち、ブロック体1の所要個所(図示においては2個所)にブロック体の天面部1aから底面に向ってのびる円柱部3を形成し、その円柱部3中に路面固定用アンカー2をインサート成形する。なお、この円柱部3は後述の円筒状補強体としての役目も果たす。
【0017】
また、本発明においては、ブロック体1の内部に、任意所要の円筒状補強体4とその円筒状補強体から放射状にのびる補強体5とを形成する。
すなわち、この実施例においては、天面部1aと連結されて底面開口に向って延びる円筒状補強体4を本体1の長手方向にそって複数個(図示の実施例においては4個)形成すると共に、その各円筒状補強体4およびアンカー2のインサート用円柱部3から放射状にのびてブロック体1の天面部1aおよび周壁部1b,1cと連結された補強体5を形成する。
さらに詳細に述べると、前記放射状にのびる補強体5は、ブロック体1の長手方向中央部に沿って配置されて各円筒状補強体4および円柱部3の外周と、
ブロック体1の天面部1aに連結された平板状補強体部分5aと、
各円筒状補強体4および円柱部3の外周とブロック体1の側壁部1b,1cに連結された放射状補強体部分5bと、により構成する。
【0018】
以上のようにして構成された本発明の道路標識は、例えばJISA1106の三等分点荷重によるコンクリート曲げ試験強度35kg/cm2以上、および5ton以上の耐圧強度を有する。
【0019】
なお、上記の実施例においては、市販のボルトを使用した例を示したが、図8に示すように、L字形のアンカーを使用することもできる。
【0020】
また、前記の実施例は、図1および図5に示すように、頭付の路面固定用アンカーを使用した例を示したが、図9に示すように頭なしの路面固定用アンカーを使用することもできる。さらに、前記の実施例は、図3に示すように、円筒状補強体4と放射状に配置された直線状補強体5とにより中空ブロック体1を補強した例を示したが、図10に示すように、円筒状補強体4と放射状補強体5に加えて、長手方向と直交する直交補強体5′を形成することもできる。
【0021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、底面を開口させた細長い中空のブロック体の内部に複数個の円筒状補強体と、円柱部と、平板状補強体部分と、放射状補強体部分と、を設け、
かつ、前記円柱部の中に路面固定アンカーがインサート成形されているので、
曲げ強度及び耐圧強度が増加し、車輌が衝突してもアンカーがゆるんだり外れたりすることなく道路に対し確実かつ強固に固定することができる。
【0022】
さらに本発明は、ブロック体を中空状にしたにもらず、その内部に配設した円筒状補強体と、円柱部と、平板状補強体と、放射状補強体とにより補強したので、曲げ強度および耐圧強度が向上し、特に、円筒状補強体と放射状補強体との相乗効果により、上方からの荷重および側方からの荷重を分散させて耐久性を向上させることができる。
【0023】
なお、本発明に係る道路標識を形成する硬質合成樹脂中に砂を添加すると、必要とする厚肉の製品であってもヒケが生ずることがないので、見た目に美しい道路標識を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図1の端面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】図3のB−B断面図である。
【図7】図3のC−C断面図である。
【図8】他の実施形態を示す正面図である。
【図9】図5の他の実施形態を示す断面図である。
【図10】図3の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…硬質合成樹脂製の中空をなす道路標識本体
1a…ブロック体の天面部
1b…ブロック体の傾斜周壁部
1c…下部垂直周囲壁部
2…路面固定用のアンカー
3…アンカー一体成形用の円柱部
4…円筒状補強体
…補強体
5a…平板状補強体部分
5b…放射状補強体部分
5′…直交補強体

Claims (3)

  1. 走行車線の区分あるいは走行区域の規制などのために路面に敷設される台形状をなす道路標識において、
    断面が台形をなし、底面を開口させた細長い中空のブロック体と、該中空のブロック体の内部に形成した補強体とを具備し、
    上記の補強体が、中空ブロック体の長手方向に配列されて該ブロック体の天面部に連結された複数個の円筒状補強体と、
    上記複数個の円筒状補強体の間に配置されて、前記ブロック体の天面部に連結された円柱部と、
    中空ブロック体の長手方向中心線に沿って配置され、各円筒状補強体及び円柱部、並びに中空ブロック体の天面部に連結された平板状補強体部分と、
    前記各円筒状補強体及び円柱部、並びに中空ブロック体の側面部に連結された放射状補強体部分とから成り、
    かつ、前記円柱部の中に路面固定アンカーがインサート成形されていることを特徴とする道路標識。
  2. 前記中空ブロック体の長手方向と直交する直交補強体が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した道路標識。
  3. 前記道路標識が硬質合成樹脂で成形され、該硬質合成樹脂中に砂が配合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載した道路標識。
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