JP2593488Y2 - 簡易分離帯用ブロック - Google Patents

簡易分離帯用ブロック

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JP2593488Y2
JP2593488Y2 JP1993063061U JP6306193U JP2593488Y2 JP 2593488 Y2 JP2593488 Y2 JP 2593488Y2 JP 1993063061 U JP1993063061 U JP 1993063061U JP 6306193 U JP6306193 U JP 6306193U JP 2593488 Y2 JP2593488 Y2 JP 2593488Y2
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JP
Japan
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hollow body
block
road
simple separator
resin
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Application number
JP1993063061U
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English (en)
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JPH0729005U (ja
Inventor
真二 松原
Original Assignee
ポリウレタン化成株式会社
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Publication date
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Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は簡易分離帯用ブロック
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、対面2車線の道路上に、往路
と復路とを区画する簡易分離帯が設けられることがあ
る。この簡易分離帯は、緊急時に車両などが、乗り越え
可能であること、また乗り上げたり乗り越えたりした場
合に容易に元の車線に復帰できる高さおよび形状であっ
て、車両の衝撃などで破損したり設置場所が容易に変動
することがないように設けられることが重要である。
【0003】前記簡易分離帯としては、略直方体形状に
形成されたコンクリート製の縁石と公知のラバーポール
とからなるものが知られており、これらが前記往路と復
路との間に適宜の間隔をもって並べられ路面に直接接着
される。
【0004】しかしながら、このような簡易分離帯の構
造にあっては、前記縁石の重量が1本当り約30kgあ
るため、一度に多数本を運搬することができず運送費が
高額となる問題がある。また、現場での作業にも小型ク
レーンなどを必要とするため、作業時間が長引くととも
にその費用も嵩む傾向にある。さらに、前記縁石は路面
に接着施工されるため、たとえば道路の拡縮などで縁石
を撤去および移動することは極めて困難であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案はこのような
問題に鑑み提案されたものであって、重量が軽く運搬お
よび作業時のコスト軽減が可能でしかも充分な強度を有
し、また、その取り付けおよび撤去も簡単かつ確実で作
業性を著しく向上させることのできる簡易分離帯用ブロ
ックを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
道路に取り付けられる簡易分離帯用ブロックにおいて、
樹脂から形成された中空体からなって、前記中空体の上
面を支持する補強用リブが中空体の上面と底面間に形成
されるとともに、前記中空体の上面および底面で開口し
た取り付けボルト挿通穴が中空体を貫通して形成されて
いることを特徴とする簡易分離帯用ブロックに係る。
【0007】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの簡易分離帯用ブロックの一例を示す
斜視図、図2はその2−2線における断面図、図3は図
1の3−3線における断面図である。
【0008】図1に示されるように、この考案の簡易分
離帯用ブロック10は樹脂製中空体11よりなり、取り
付けボルト20によってコンクリートなどの道路に直接
取り付けられる。この簡易分離帯用ブロック10は、前
記道路の車線や路側帯に沿って複数本が並べて配され
る。符号21はアンカー部材である。
【0009】樹脂製中空体11は、ブロー成形によって
所定形状(本実施例では長さ1000mm×幅200m
m×高さ80mm)に形成された適宜の樹脂の中空成形
品よりなる。この実施例において、前記樹脂製中空体1
1の肉厚は約5〜6mmである。なお、前記樹脂製中空
体11の表面に適宜に着色を施してもよい。また、樹脂
製中空体11は、たとえば射出成形などで成形した二つ
の半体を組み合わせたものであってもよい。
【0010】樹脂製中空体11を構成する樹脂材料に特
に限定はないが、耐衝撃性および耐候性を有するものが
好適で、好ましくは塩化ビニールである。前記樹脂製中
空体11には、補強用リブ12と取り付けボルト挿通穴
13が設けられている。
【0011】補強用リブ12は、車両がブロック上面に
乗り上げたりした場合など、ブロック上面からの衝撃や
圧力に対して前記簡易分離帯用ブロック10の強度を高
めるためのもので、図2および図3に示されるように、
前記樹脂製中空体11の底面15から上方に筒状に突設
されている。そして、前記底面15と上面14との間を
連結し前記上面14を下側から支持している。なお、こ
の実施例において、前記補強用リブ12は、前記底面1
5から上方に向かって小径となるテーパ形状に形成され
ている。また、この補強用リブ12は、前記上面14中
央部分に4個、両側の傾斜部分に各7個が形成されてい
る。なお、図2において、前記傾斜部分の補強用リブ1
2については図示を省略した。
【0012】取り付けボルト挿通穴13は、前記取り付
けボルト20を挿通して簡易分離体用ブロック10をコ
ンクリート道路に固定するためのもので、前記樹脂製中
空体11を貫通して形成され、その上面14および底面
15で開口している。
【0013】この実施例において、前記取り付けボルト
挿通穴13は、前記樹脂製中空体11の上面14と底面
15との間を連結する壁面16を有する筒状リブ17よ
りなる。この筒状リブ17によって、前記簡易分離帯用
ブロック10の強度を更に高めることができる。また、
この補強用リブ12および取り付けボルト挿通穴13
は、簡易分離帯用ブロック10の長さや形状および要求
される強度などに応じて適宜数を設けることができる。
【0014】なお、施工に当たっては、路面の所定位置
にあらかじめアンカー21を埋設しておく。そして、こ
の簡易分離帯用ブロック10を配置し、取り付けボルト
20で路面に固定する。この簡易分離帯用ブロック10
の移動および撤去は、前記取り付けボルト20を外すこ
とにより容易に行なうことができる。
【0015】この簡易分離帯用ブロック10によれば、
樹脂製中空体11よりなるため、その重量が従来のコン
クリート製縁石と比較しておよそ1/10以下となり、
運搬および施工の作業性が著しく向上する。また、少な
い樹脂量で製造することができるため、製造にかかるコ
ストはコンクリート製縁石とほぼ同等である。
【0016】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
簡易分離帯用ブロックによれば、その重量が軽いので、
一度に多くの本数を運搬することができ運送費を安く抑
えることができる。さらに、施工に際しても、クレーン
などの重機を必要しない上に一人での作業が可能となり
効率的である。また、この考案の簡易分離帯用ブロック
は、取り付けボルトによって路面に取り付けられている
ので、取り付けおよび撤去も簡単かつ確実である。加え
て、樹脂製中空体内には補強用リブが設けられているの
で、車両などの乗り上げに対しても充分な強度を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この簡易分離帯用ブロックの一例を示す斜視図
である。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】図1の3−3線における断面図である。
【符号の説明】
10 簡易分離帯用ブロック 11 樹脂製中空体 12 補強用リブ 13 取り付けボルト挿通穴 14 上面 15 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 1/00 E01C 11/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に取り付けられる簡易分離帯用ブロ
    ックにおいて、樹脂から形成された中空体からなって、
    前記中空体の上面を支持する補強用リブが中空体の上面
    と底面間に形成されるとともに、前記中空体の上面およ
    び底面で開口した取り付けボルト挿通穴が中空体を貫通
    して形成されていることを特徴とする簡易分離帯用ブロ
    ック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、取り付けボルト挿通
    穴が、中空体の上面および底面間に形成された筒状リブ
    からなることを特徴とする簡易分離帯用ブロック。
JP1993063061U 1993-10-29 1993-10-29 簡易分離帯用ブロック Expired - Lifetime JP2593488Y2 (ja)

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JPH0729005U JPH0729005U (ja) 1995-06-02
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