JP6929727B2 - 多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵 - Google Patents

多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵 Download PDF

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本発明は、多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵に関し、高速道路の中央分離帯など、特に、橋梁上や隧道内において、車両及び搭乗者に大きな損傷を与えずに、対向車線や路側帯への車両の進入を防止することができる多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵に関する。
従来、高速道路の中央分離帯などにおいては、対向車線や路側帯への車両の進入を防止する車両区分体として、ガードレールやガードワイヤが使用されている。
このようなガードレールは、鋼製パイプの支柱及び鋼板からなるビームで構成され、大きな剛性を有するため、車両が衝突すると車両及び搭乗者が大きな損傷を被るという問題があった。
このような問題を解決するため、支柱とビームとの間にゴム緩衝体を介在させ、車両などが衝突したときの衝撃力を吸収緩和できるようにしたものが提案されている(特許文献1)。
特開2012−193582号公報
ガードレールやガードワイヤは、高速道路の中央分離帯などにおいて、対向車線や路側帯への車両の進入を防止する効果がある。しかし、これらガードレールやガードワイヤは、それ自体の重量が大きいこともあって、十分な深さまで埋設された十分な太さを有する多数本の支柱(鋼製パイプ)によって支持しなければならない。したがって、ガードレールやガードワイヤは、橋梁上や隧道内に設置することが困難であった。
そこで、本発明の課題は、高速道路の中央分離帯など、特に、橋梁上や隧道内において、車両及び搭乗者に大きな損傷を与えずに、対向車線や路側帯への車両の進入を防止することができる多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵を提供することにある。
本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
少なくとも2段の樹脂製ブロックを上下に積層させてなり、中央分離帯に設置する高さ調整可能な多段樹脂製マウントブロック。
(請求項2)
積層される樹脂製ブロックが2段であり、各段共に同形状の直方体形状であることを特徴とする請求項1記載の多段樹脂製マウントブロック。
(請求項3)
積層される樹脂製ブロックが2段であり、
上段は底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロックであり、
下段は直方体形状であることを特徴とする請求項1記載の多段樹脂製マウントブロック。
(請求項4)
積層される樹脂製ブロックが、3段であり、
下段は底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロックであり、
中段は前記錐台ブロックに載置された、底面が前記錐台ブロックの天面に等しい略直方体形状の幅狭直方体ブロックであり、
上段は直方体ブロックに載置された、前記錐台ブロックを上下ひっくり返した逆錐台ブロックであることを特徴とする請求項1記載の多段樹脂製マウントブロック。
(請求項5)
前記逆錐台ブロックの上に、底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロックを積層されてなることを特徴とする請求項4記載の多段樹脂製マウントブロック。
(請求項6)
請求項1〜5のいずれかに記載の多段樹脂製マウントブロックの上下に貫通し、上端部が最上段のブロックに係止され、下端部が地中において固定支持される少なくとも1本の固定ロッドとを備えたことを特徴とする多段樹脂製マウントブロック。
(請求項7)
積層される樹脂製ブロックの材質が、同一材質であり、且つ再生プラスチックであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の多段樹脂製マウントブロック。
(請求項8)
請求項1〜7のいずれかに記載の多段樹脂製マウントブロックの上に、標識柱を立設することを特徴とする多段樹脂製マウントブロック。
(請求項9)
中央分離帯に、請求項1〜8のいずれかに記載多段樹脂製マウントブロックを所定間隔ごとに併設してなることを特徴とする車線区分柵。
本発明は、高速道路の中央分離帯など、特に、橋梁上や隧道内において、車両及び搭乗者に大きな損傷を与えずに、対向車線や路側帯への車両の進入を防止することができる多段樹脂製マウントブロック及び車線区分柵を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d) 本発明の第1の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面縦断面図(a)及び側面縦断面図(b) 本発明の第2の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d) 本発明の第2の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面縦断面図(a)及び側面縦断面図(b) 本発明の第3の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図 本発明の第3の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d) 本発明の第4の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図(a)及び使用状態を示す斜視図(b) 本発明の第5の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d)である。
この多段樹脂製マウントブロック10は、図1に示すように、合成樹脂材料等の剛性材料からなる樹脂製ブロックを備えている。この樹脂製ブロックには、後述する錐台ブロック1、直方体ブロック2、また後述する幅狭直方体ブロック20が少なくとも含まれ、これらの組み合わせによって多段樹脂製マウントブロック10の積層ブロック3が構成される。
錐台ブロック1は、底面1aが略長方形である略等脚四角錐台形状に構成されている。錐台ブロック1は、射出成形によって形成することができる。錐台ブロック1の底面1aには、適宜肉逃げが形成されている。
錐台ブロック1の典型的な大きさは、底面が1000mm×200mm、天面が800mm×110mm、高さが80mmである。
この多段樹脂製マウントブロック10は、底面2aが錐台ブロック1の底面1aに等しい略直方体形状の少なくとも1個の直方体ブロック2を備えている。
直方体ブロック2は、合成樹脂材料等の剛性材料からなる。直方体ブロック2は、射出成形によって形成することができる。直方体ブロック2は、角が丸面取り加工されていてもよい。直方体ブロック2の底面2aには、適宜肉逃げが形成されている。
錐台ブロック1及び直方体ブロック2の材質は、同一材質であり、合成樹脂製材料で、且つ再生プラスチックであることが好ましい。
直方体ブロック2の典型的な大きさは、底面及び天面が1000mm×200mm、高さが150mmである。
錐台ブロック1及び直方体ブロック2は、上下に積層されて2段の積層ブロック3を形成する。積層ブロック3においては、錐台ブロック1が最上段となり、この錐台ブロック1の底面1aの下に直方体ブロック2が積層されている。直方体ブロック2を複数用いる場合には、複数の直方体ブロック2が錐台ブロック1の下に積層され、高さ調整可能な多段の積層ブロック3を形成することができる。
図1及び図2に示す例では、積層ブロック3の高さは230mmであるが、直方体ブロック2の数を増やすことにより、より高い積層ブロックとすることも容易である。また、積層ブロック3の高さとして種々の高さを想定しても、用いるブロックは錐台ブロック1及び直方体ブロック2なので、新たな金型を用意する必要ない。
図2は、本発明の第1の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面縦断面図(a)及び側面縦断面図(b)である。
この多段樹脂製マウントブロック10は、図2に示すように、積層ブロック3を上下に貫通する少なくとも1本の固定ロッド4を備えている。固定ロッド4は、錐台ブロック1及び直方体ブロック2が長尺形状であるため、これらブロック1,2の長手方向に沿って複数本を配置することが好ましい。
固定ロッド4は、上端部が錐台ブロック1に係止され、下端部が地中において固定支持される。固定ロッド4としては、長尺のボルトを好ましく用いることができる。錐台ブロック1及び直方体ブロック2には、それぞれ対応する位置に上下に貫通するロッド挿通孔5が形成されている。ロッド挿通孔5は、固定ロッド4の軸部の外径に対応する内径に形成されており、固定ロッド4の上端部の拡径された頭部4aは通らないようになっている、したがって、積層ブロック3のロッド挿通孔5の上方側より、頭部4aを上方として固定ロッド4が貫通し、頭部4aが錐台ブロック1に係止され、固定ロッド4の下端部が積層ブロック3の下方に突出する。固定ロッド4の長さは、積層ブロック3の高さに応じて、下端部が積層ブロック3の下方に所定の長さだけ突出する長さとなっている。
なお、錐台ブロック1の天面部には、頭部4aが収納される拡径部5aを設けてもよい。さらに、この拡径部5aは、薄い円盤状の蓋5bによって閉蓋してもよい。
固定ロッド4の下端側には、雄ネジ4bが形成されている。雄ネジ4bには、埋設管6が螺合される。埋設管6は、金属や硬質のエンジニアリングプラスチック等の剛性材料から、下端部が閉塞された略円筒状に構成されている。埋設管6は、内周部に、固定ロッド4の下端側の雄ネジ4bに螺合する雌ネジ6aが形成されている。埋設管6は、この多段樹脂製マウントブロック10の使用状態において、地中に埋設されて固定され、固定ロッド4を支持する。
この多段樹脂製マウントブロック10を路面101上に設置するには、路面101から地中に向けて円形の支持孔を穿設する。支持孔の直径は、埋設管6の外径よりも僅かに大きい径とすることが好ましく、例えば、60mm〜100mm程度である。この支持孔内には、接着剤を充填する。支持孔内の接着剤中に、埋設管6を埋設し、接着剤を固化させる。支持孔内で接着剤により固着されて埋設された埋設管6に対して、固定ロッド4の雄ネジ4bを螺合させることにより、多段樹脂製マウントブロック10が設置される。
なお、固定ロッド4に埋設管6を螺合させた状態、すなわち、埋設管6まで含めて多段樹脂製マウントブロック10の組立を完了した状態で、支持孔内の接着剤中に埋設管6を埋設し、接着剤を固化させてもよい。
いずれの場合でも、後に埋設管6から固定ロッド4の雄ネジ4bを外すことにより、埋設管6を支持孔内に残したままで、固定ロッド4を路面101から取り外すことができる。
このように設置された多段樹脂製マウントブロック10は、高速道路の中央分離帯などに複数が配列されて設置されることにより、対向車線や路側帯への車両の進入を防止する効果がある。すなわち、この多段樹脂製マウントブロック10は、積層ブロック3が十分な強度で支持孔中で支持されることにより、積層ブロック3に走行車両が衝突したときには、積層ブロック3が車両の衝突力に抗して設置状態を維持しようとし、固定ロッド4が屈曲変形又は倒伏する過程で、衝突力を吸収する。固定ロッド4の倒伏は、固定ロッド4の路面101の近傍における屈曲変形によって起こる。衝突した走行車両は、複数の多段樹脂製マウントブロック10の固定ロッド4を屈曲変形させ又は倒伏させる過程で、運動エネルギーを消費し、また、運動方向を曲げられるので、対向車線や路側帯への進入を阻止される。
また、積層ブロック3が合成樹脂材料からなることによる弾性力により、衝突した走行車両側の損傷は、最小限度に抑えられる。
支持孔の直径を従来よりも大径の100mm程度とした場合には、支持孔の周囲の崩壊によって多段樹脂製マウントブロック10が路面101から離脱することが防止され、吸収緩和できる衝突力を想定された所望の力とすることができる。
この多段樹脂製マウントブロック10は、設置のために穿設する支持孔の深さが、例えば、60mm〜100mm程度と浅くてよいので、橋梁上や隧道内にも設置することができる。
このように、本発明は、高速道路の中央分離帯など、特に、橋梁上や隧道内において、車両及び搭乗者に大きな損傷を与えずに、対向車線や路側帯への車両の進入を防止することができる多段樹脂製マウントブロック10を提供することができる。
なお、積層ブロック3の外周面には、反射シートを貼着することができる。反射シートは、積層ブロック3の外周面の一箇所又は複数箇所に貼着することができる。また、反射シートは、積層ブロック3の外周側面の全周に亘って貼着してもよいし、特定の方向のみに貼着してもよい。積層ブロック3の外周面には、反射シートではなく、反射塗料を塗布してもよい。
積層ブロック3の外周側面、反射シート及び反射塗料の色は、グレー又は金属色とすることが好ましい。従来の緑色や赤色の標識柱(ラバーポール等)は、車両の衝突に対して殆ど抵抗力を有しない柔らかいものであると広く認識されているため、対向車線や路側帯への車両の進入を防止する多段樹脂製マウントブロック10は、従来の標識柱(ラバーポール等)と区別するために、グレー又は金属色とすることが好ましい。
〔第2の実施形態〕
図3は、本発明の第2の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d)である。
図4は、本発明の第2の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面縦断面図(a)及び側面縦断面図(b)である。
この多段樹脂製マウントブロック10においては、図3及び図4に示すように、少なくとも2個の直方体ブロック2のみによって積層ブロック3を形成してもよい。なお、この実施形態の説明において、前記した第1の実施形態と同様の事項については、第1の実施形態の説明を援用して省略する。
格段共に直方体ブロック2を上下方向に積層させ、積層ブロック3を形成する。この実施形態における直方体ブロック2の典型的な大きさは、底面及び天面が1000mm×200mm、高さが100mmである。
この実施形態においても、前記した第1の実施形態と同様に、固定ロッド4が配置されている。
このように設置された多段樹脂製マウントブロック10は、第1の実施形態と同様に、高速道路の中央分離帯などに複数が配列されて設置されることにより、対向車線や路側帯への車両の進入を防止する効果がある。
〔第3の実施形態〕
図5は、本発明の第3の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図である。
図6は、本発明の第3の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの正面図(a)、平面図(b)、側面図(c)及び底面図(d)である。
本実施形態では、上述した第1及び第2の実施形態に係る直方体ブロック2より、形状が、幅狭な幅狭直方体ブロック20を用いる。
幅狭直方体ブロック20の典型的な大きさは、底面及び天面が、錐台ブロック1の天面と同等であり、800mm×110mmである。また、高さは、100mmである。この幅狭直方体ブロック20も、直方体ブロック2と同様、角が丸面取り加工されていてもよい。
この多段樹脂製マウントブロック10においては、図5及び図6に示すように、2個の錐台ブロック1と、少なくとも1個の直方体ブロック2によって3段の積層ブロック3を構成してもよい。なお、この実施形態の説明において、前記した第1の実施形態と同様の事項については、第1の実施形態の説明を援用して省略する。
この実施形態における積層ブロック3では、3段であり、下段は底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロック1であり、中段は前記錐台ブロック1に載置された、底面が前記錐台ブロック1の天面に等しい略直方体形状の幅狭直方体ブロック20であり、上段は幅狭直方体ブロック20に載置された、前記錐台ブロック1を上下ひっくり返した逆錐台ブロックである。
つまり、錐台ブロック1の1個を、上下ひっくり返した逆錘台ブロックとして最上段に形成する。錐台ブロック1が、上下ひっくり返した逆錘台ブロックとして最上段に形成されていることにより、この多段樹脂製マウントブロック10は、全体として、逆「く」の字の形状となっており、走行車線に対して反り返るような形状になっている。
この積層ブロック3は、走行車線に対して反り返るような形状になっていることにより、衝突した走行車両のバンパーやタイヤを上側から抑える作用を発揮して、該車両の対向車線や路側帯への進入を効果的に阻止することができる。
なお、最上段の逆錐台ブロックの上に、さらに別の錐台ブロック1を、底面1a同士を合わせて載せて4段の積層ブロック3を形成することも好ましい。錐台ブロック1の底面1aには、肉逃げのために多数の凹部(穴)が形成されているので、この底面1aを外方上方に曝した状態では、凹部(穴)中に塵挨や土砂が堆積してしまうためである。このように外方上方に曝された錐台ブロック1の底面1aは、平板状の蓋によって閉蓋してもよい。
この場合であっても、積層ブロック3の下から3段目の逆錘台ブロックによって、この積層ブロック3が、全体として走行車線に対して、反り返るような形状になっている。このため、上述のように、衝突した走行車両のバンパーやタイヤを上側から抑える作用を発揮して、該車両の対向車線や路側帯への進入を効果的に阻止することができる。
この実施形態においても、前記した第1の実施形態と同様に、固定ロッド4が配置されている。
〔第4の実施形態〕
図7は、本発明の第4の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図(a)及び使用状態を示す斜視図(b)である。
本実施形態において、直方体ブロック2の天面中央には、第2の実施形態の直方体ブロック2と同様に、図示しない挿通孔を設けてもよい。
この多段樹脂製マウントブロック10においては、図7に示すように、少なくとも2個の直方体ブロック2を積層した積層ブロック3の上面に標識柱7を立設してもよい。標識柱7は、弾性材料の円筒体からなるものであって、従来周知の標識柱と同様のものでよい。この標識柱7は、直方体ブロック2の挿通孔に固定部を挿通させることにより、立設することができる。また、挿通孔に固定ロッド4を挿通させ、固定ロッド4の上端部によって、標識柱7の基部を係止することにより、積層ブロック3の上面に立設することもできる。
〔第5の実施形態〕
図8は、本発明の第5の実施形態の多段樹脂製マウントブロックの斜視図である。
本実施形態において、錐台ブロック1の天面中央には、第2の実施形態の直方体ブロック2と同様に、図示しない挿通孔を設けることができる。
この多段樹脂製マウントブロック10においては、図8に示すように、錐台ブロック1及び直方体ブロック2を、上下に積層させて形成された2段の積層ブロック3の上面に道路鋲、例えば、反射器8を設けてもよい。この反射器8は、錐台ブロック1の挿通孔に反射器8の図示しない固定部を挿通させて、固定することができる。また、挿通孔に固定ロッド4を挿通させ、固定ロッド4の上端部によって反射器8の基部を係止することにより、積層ブロック3の上面に立設することもできる。
上述した実施形態の多段樹脂製マウントブロック10を、所定間隔ごとに併設して車線区分柵とすることもできる。
1 錐台ブロック
1a 底面
2 直方体ブロック
2a 底面
20 幅狭直方体ブロック
3 積層ブロック
4 固定ロッド
4a 頭部
4b 雄ネジ
5 ロッド挿通孔
5a 拡径部
5b 蓋
6 埋設管
6a 雌ネジ
7 標識柱
8 反射器
10 多段樹脂製マウントブロック
101 路面

Claims (6)

  1. 少なくとも2段の樹脂製ブロックを上下に積層させてなり、中央分離帯に設置する高さ調整可能な多段樹脂製マウントブロックであって、
    積層される前記樹脂製ブロックが、3段であり、
    下段は底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロックであり、
    中段は前記錐台ブロックに載置された、底面が前記錐台ブロックの天面に等しい略直方体形状の幅狭直方体ブロックであり、
    上段は直方体ブロックに載置された、前記錐台ブロックを上下ひっくり返した逆錐台ブロックである
    ことを特徴とする多段樹脂製マウントブロック
  2. 前記逆錐台ブロックの上に、底面が略長方形である略四角錐台形状の錐台ブロックを積層されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の多段樹脂製マウントブロック。
  3. 請求項1または2に記載の多段樹脂製マウントブロックの上下に貫通し、上端部が最上段のブロックに係止され、下端部が地中において固定支持される少なくとも1本の固定ロッドとを備えた
    ことを特徴とする多段樹脂製マウントブロック。
  4. 積層される前記樹脂製ブロックの材質が、同一材質であり、且つ再生プラスチックである
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の多段樹脂製マウントブロック。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の多段樹脂製マウントブロックの上に、標識柱を立設する
    ことを特徴とする多段樹脂製マウントブロック。
  6. 中央分離帯に、請求項1〜のいずれかに記載多段樹脂製マウントブロックを所定間隔ごとに併設してなる
    ことを特徴とする車線区分柵。
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