JP4117782B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3679Retrieval, searching and output of POI information, e.g. hotels, restaurants, shops, filling stations, parking facilities

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を目的地に誘導経路に沿って案内するナビゲーション装置に関し、特に誘導経路に沿って存在する各種の施設等を適切な範囲で検索することができるようにしたナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲーション装置においては、地図を描画するための地図データ及び地図上に表示する地名、あるいは施設等を検索するための情報データ(以下「情報データ」という。)を記録したCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の地図・情報記憶媒体と、この地図情報記憶媒体のデータを読み取る再生装置と、地図等を表示するディスプレイ装置と、距離センサやジャイロ等の自立航法装置及びGPS受信機等により車両の現在位置及び進行方向の方位を検出する車両位置検出装置を有し、車両の現在位置を含む地図データを地図・情報記憶媒体から読み出し、この地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像をディスプレイ装置の画面に描画すると共に、車両位置マークをディスプレイ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させたりして、車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるようにしている。
【0003】
また、ナビゲーション装置は、ユーザが所望の目的地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるようにするための経路誘導機能を備えている。この経路誘導機能によれば、地図情報を用いて出発地から目的地までを結ぶ多数の経路の中で、距離、時間、料金等を考慮し、最も適切な経路を自動探索して提示し、利用者による選択の後その選択した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他の経路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離以内に近づいたときに、交差点を拡大表示し、進路を変更すべき方向を示す矢印等を描画して画面表示したり、音声で右左折の誘導を行うことで、ユーザを目的地まで案内している。
【0004】
また、各種施設を「公園」、「温泉」、「レストラン」、「コンビニ」、「ガソリンスタンド」等のジャンルに分類し、各施設の位置と詳細情報とをデータベースにして地図情報記録媒体に記憶しておき、ユーザが検索範囲及びジャンルを設定すると、検索対象範囲内に存在する指定したジャンルの施設を探索する施設検索機能を備えたナビゲーション装置も用いられている。
【0005】
更に、車両走行中にコンビニで買いたいものができたとき、或いはレストランで食事をしたいと思ったとき等、周辺の施設を利用したいと思ったときには、ナビゲーション装置の上記のような施設検索機能を用いて、近くのコンビニ、或いはレストラン等のジャンルを指定することにより、ナビゲーション装置は地図情報記録媒体から対応する施設を検索し、モニタ画面に検索結果の施設を表示するようにしたものも用いられるようになっている。
【0006】
上記のような施設の検索に際しては、ナビゲーション装置が常時検出している現在地を元に、周囲1km等の所定の範囲内の指定されたジャンルの施設を検索するか、自車両の走行方向前方の所定距離範囲内を同様の施設の検索を行う等の手法により検索を行い、距離の近い順に表示していた。
【0007】
なお、各地域に関連して種々のジャンル、カテゴリーを指定すると、ナビゲーション装置が施設等の検索を行い、検索結果をモニタ画面に表示するようにしたものは特許文献1に記載され、自車両の前方で経路沿いであって、道路左側に位置する施設の優先順位を高く表示するものは特許文献2及び特許文献3に記載され、検索施設が所定の数となる検索範囲を設定するものは特許文献4に記載され、車速に応じて進行方向所定範囲のランドマークを表示するようにしたものは特許文献5に記載されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−82079号公報
【特許文献2】
特開平10−30931号公報
【特許文献3】
特開平10−30932号公報
【特許文献4】
特開平9−292262号公報
【特許文献5】
特開平9−292260号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、現在用いられている施設検索を行うナビゲーション装置においては、車両走行中に周囲の施設を検索する際に、現在地を中心に所定距離内の指定されたジャンルである施設の種類について検索し、近い施設から順に表示するものにおいては、自車両の後方の施設も前方と同様の重み付けで検索し、順位付けて表示するため、自車両の前方に比較的適切な施設が存在するにもか係わらず、その道路をUターンしてその施設に向かわなければならないことも生じる。
【0010】
一方では車内に急を要する病人やけが人が発生したときのように、目的地への経路を無視しても、できるだけ近い病院に行く必要がある場合には、自車両から最短距離の施設を検索する必要もあり、したがって利用希望施設の種類によって検索範囲を異ならせる必要があるのに対して、従来の技術ではこの要求に十分に対応することができなかった。
【0011】
また、施設の種類によって、例えばコンビニ等は比較的狭い範囲で検索した方が良いのに対して、行楽施設等は比較的広い範囲で検索した方が適切な施設が見つかりやすい、というように、施設の種類に応じた適切な検索範囲の広さが存在するにもか関わらず、従来の技術では必ずしも適切な検索範囲が設定されず、適切な施設検索の結果を得ることができなかった。
【0012】
更に、自車両の走行経路における前方の施設のみを表示するものにおいても、自車両から直線距離、或いは道なりの距離で順位付けを行うため、比較的近い位置にある施設でも、交差点の右左折、特に右折の多い場所の施設の場合や、道路の進行方向右側にある施設の場合は、誘導経路沿いで道なりに比較的遠方にある施設の方が利用しやすいことも多いのに対して、このような点が考慮されておらず、この点でも検索結果が必ずしも利用者にとって適切なものが選択されているとは限らず、また適切な順序で提示していない場合もあった。
【0013】
したがって本発明は、車両を誘導経路に沿って案内するナビゲーション装置において、利用者が希望する施設についてその施設の種類に応じて適切な範囲の施設検索を行うことができ、また利用しやすい場所に存在する施設を優先的に表示することができるようにしたナビゲーション装置を提供することを主たる目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るナビゲーション装置は、上記課題を解決するため、誘導経路を演算し、車両を誘導経路に沿って案内する誘導経路案内部と、利用者が入力した検索施設の種類を判別する検索施設種類判別手段と、前記検索施設種類判別手段で判別した前記施設の種類に対応して検索範囲の形状を設定する検索範囲設定手段と、自車両位置と走行方向、及び前記誘導経路に対応して、前記検索範囲設定手段で設定した検索範囲で前記施設の検索を行う施設検索手段を備えたナビゲーション装置において検索範囲を設定する基準となる道路が一般道路か高速道路かを選択する検索範囲設定用道路選択手段を備え、前記検索範囲設定手段は、前記検索範囲設定用道路選択手段が高速道路を選択したとき、自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口と現在の自車両位置との間に他の出口が存在しないか、或いは自車両と自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口との間の距離が所定距離以内であるときには、該出口を中心とし、施設の種類に応じた大きさの円形の検索範囲形状を設定することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る他のナビゲーション装置は、前記ナビゲーション装置において、前記検索範囲設定手段は、前記検索範囲の所定の大きさを前記施設検索手段により検索した施設数が所定の範囲以内になるように変更するものであ
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は本発明によるナビゲーション装置の各種機能をブロックにして相互関係を示した機能ブロック図であり、特に本発明において行われる施設検索を中心にしてして示した図である。なお、同図における各機能部は、各機能を行う手段と言い換えることができる。
【0019】
図1において、GPS受信器1と走行距離・方位検出部2の信号を入力して、車両の現在位置を検出する車両位置検出部3、利用者が例えばリモコン、タッチパネル、音声認識等により指示信号を入力する指示信号入力部4を備えている。また、例えばCD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等に地図データや各種施設の情報を記録した地図・情報データ記録媒体5と、これを再生して任意の地図データや施設情報を取り込むデータ取込部6を備え、誘導経路演算部7は車両位置検出部3で検出した現在位置と、指示信号入力部4から利用者が各種手段で入力した目的地、及び地図・情報記録媒体5のデータ等をシステム制御部20を介して入力し、最短距離、最短時間、最短経費等の各種の誘導経路を演算して利用者に提示している。
【0020】
このようにして演算された各種経路のうち、利用者によって選択した経路を誘導経路として決定して記憶し、誘導経路案内部8によって車両が現在地から目的地に到着するまで、音声出力部11からスピーカ10で音声で誘導し、あるいは画像出力部13からモニタ12に案内画像を出力して案内を行っている。また、利用者が指示信号入力部で指示した検索に関する指示は、後述する検索の後、適切なものを画像出力部13からモニタ12の画面に表示することができるようにしている。
【0021】
本発明による施設検索を行う施設検索処理部21には車両位置検出部3で検出した車両の現在位置を取り込む現在位置取込部22を備え、検索範囲設定用道路選択部23ではその現在位置に基づいて、後述するように利用者が検索施設の指示を行ったとき、検索を行うべき道路が一般道路であるか高速道路であるか、或いは高速道路を走行しているときでも降りる予定の出口に所定距離以内であるときは一般道路用を選択する等、地図情報データ記録媒体5のデータを用いていずれかを選択している。その選択結果は検索範囲を設定する検索範囲設定部27に出力して、一般道路用検索範囲設定部28と高速道路用検索範囲設定部33のいずれを選択するかの信号とし、また、システム制御部20を介して施設検索部36にも出力し、検索条件用のデータの一つとしている。
【0022】
誘導経路取込部24では、誘導経路演算部7で演算した誘導経路をここから取り込み、検索範囲を設定するためのデータとして検索範囲設定部27に出力している。検索施設指示取込部25では、利用者が指示信号入力部4から入力した検索すべき施設を取り込んで施設種類判別部26に出力し、施設種類判別部26では取り込んだ検索すべき施設がどの種類に属するかを判別し、その判別結果を検索範囲設定部27に出力して検索範囲を設定する際のデーとしている。また、施設検索部36に出力し、施設検索部36ではその施設の種類に対応するデータを地図情報データ記録媒体5から検索する。
【0023】
検索範囲設定部27は施設検索部36で検索を行う範囲を設定するものであり、一般道路を走行しているときに作動する一般道路用検索範囲設定部28と、高速道路を走行しているときに作動する高速道路用検索範囲設定部33とを備え、前記のような検索範囲設定用道路選択部23によっていずれの道路の施設を検索するかを判別し、それぞれ別個の態様で検索範囲を設定することができるようにしている。一般道路用検索範囲設定部28には、後述するように施設種類判別部26の判別結果に基づいて検索範囲の形状を選択する検索範囲形状設定部30を備える。また、検索範囲広さ設定部31を備え、施設種類判別部26の判別結果、及び後述する検索施設数可否判別部37の判別結果によって検索範囲の広さを任意に設定する。更に誘導経路対応設定部32を備え、前記検索範囲形状設定部30で選択した検索範囲、及び検索範囲広さ設定部31で設定した検索範囲の広さを誘導経路の形状に沿うように変形する。したがって、この誘導経路対応設定部は検索範囲の形状を変更する形状変更手段ということができる。
【0024】
高速道路用検索範囲設定部33には出口選択部34を備え、施設を検索する出口が近すぎるものは排除する等、検索すべき適切な出口を選択する。検索範囲広さ設定部35では、施設種類判別部26で判別した施設の種類に対応した適切な広さを設定する。なお、高速道路用検索範囲設定部33においても一般道路用検索範囲設定部28と同様に、高速道路を降りた地点からの検索範囲の形状を設定する検索範囲形状設定部を備えても良い。
【0025】
施設検索部36では、前記施設種類判別部26で判別した検索すべき施設の種類と、検索範囲設定部27で設定した検索すべき範囲とに基づいて、地図・情報データ記録媒体5にアクセスし、該当する施設を検索する。検索施設数可否判別部37では、施設検索部36で上記のような条件で検索した結果、検索された施設の数が所定数以下であるか否か、或いは所定数以上であるか否かにより、検索施設数が適切であるか否かを判別し、適切ではないときには一般道路用の検索範囲広さ設定部31により、また高速道路用の検索範囲広さ設定部35により、検索範囲を広げ、所定数以上の施設が検索するまでこれを繰り返し、或いは検索範囲を狭め、別の所定数以下の施設が検索するまで、これを繰り返すことができるようにしている。
【0026】
この検索施設数可否判別部で適切な施設数が検索されたと判別したときには、そこで確定した施設を検索範囲施設位置評価部40と適合順リスト作成部45に出力する。検索範囲施設位置評価部40においては、前記検索施設数可否判別部37で適切な数が検索されたと判別された各検索施設について、自車両の位置及び誘導経路からみて適切な順に表示するため、地図・情報データ記録媒体5に記録された各施設の位置データを取り込み、或いは既に取り込んだデータ中に含まれる各施設の位置データを用い、各施設が自車両の位置とどのような関係になっているかを評価する。
【0027】
検索施設位置評価部40には、自車両の位置からその施設までの道なり距離を演算し判定する自車位置からの道なり距離演算部41と、その施設は自車両の位置から前方に存在するか後方に存在するかを判定する自車位置の前方・後方判定部42と、自車位置からその施設まで走行する際の右折数及び左折数を計数する自車位置からの右折数・左折数計数部43と、車両が検索した施設に走行するときその施設は道路の左側に位置するか右側に位置するかを判定する道路の左右位置判定部44とを備えている。
【0028】
適合順リスト作成部45は、検索施設数可否判別部37で適切な数の施設が検索されたと判別したとき、そこで得られた施設のデータを入力し、またそれらの施設について前記検索施設評価部40の各判定部で判定したデータを入力し、各施設が自車両の位置と誘導経路からみて適切な度合を演算してこれを順に並べ、リストを作成する。
【0029】
表示用画像作成部46においては、適合順リスト作成部45で作成したリストを画像出力部13からモニタ12に出力するための表示用画像を作成する。その際には、前記リストに基づく表とともに、例えば自車両の後方の施設と前方の施設とを色分けし、或いは自車両の走行とともに遠ざかっている施設はフェード表示処理する等の各種の表示処理を行う。
【0030】
上記のような各種機能ブロックからなる本発明によるナビゲーション装置の、特に施設検索に際しては、例えば図2に示す作動フローに従って順に作動させることができる。以下、図2の作動フローを前記図1の機能ブロック図、及び図3以下の各種説明図を参照しつつ説明する。
【0031】
図2に示す施設検索処理においては、最初利用者によって検索施設の入力が行われる。この入力に際しては、図1の指示信号入力部4から利用者によってリモコンによる入力、タッチパネルによる入力、あるいは音声入力等によって行うことができる。次いで現在位置は高速道路か否かを判別する(ステップS2)。現在位置が高速道路ではないと判別したときには、一般道路用検索範囲設定手法を選択する(ステップS3)。なお、前記ステップS2で現在位置が高速道路であると判別したときでも、後述するように種々の条件により一般道路用検索範囲を選択した方がよい場合が生じ、その際にはこの一般道路用検索範囲設定手法の選択が行われる。この選択は図1の検索範囲設定用道路選択部23によって行われる。
【0032】
次いで、検索施設の種類の判別を行う(ステップS4)。検索施設の種類としては、通常、施設のジャンルとして分類されているデータを用いて容易に判別することができ、特に利用者が検索する施設の入力に際して、メニュー画面の施設のジャンル分け表に沿って順に施設を絞り込んだときには、そのデータを直接利用することができる。この判別は図1の施設種類判別部26が検索施設指示取込部25から取り込んだ施設データにより行う。
【0033】
その後、検索範囲形状の選択設定を行う(ステップS5)。ここでは、例えば図3(a)、(b)、(c)に示すような、自車両位置Pと進行方向を基準にどのような形状の基本検索範囲形状A1、A2、A3を選択するかを決定する。なお、これらの基本検索範囲形状は、誘導経路Uが自車両から直線状に延びる状態を基本形として設定されたものであり、この基本検索範囲形状に基づき、後にその大きさ、道路形状に対応した変形等の処理がなされる。
【0034】
図3(a)に示す基本検索範囲形状A1は、自車両位置Pを基準に半径Rの円の範囲として設定されたものである。また、図3(b)に示す基本検索範囲形状A2は、自車両位置Pを含み、自車両の前方が広くなるように配置した楕円形の範囲として設定されたものであって、図示の例においては自車両の後方にL3、前方にはこのL3より充分長いL4の距離となるように設定している。この楕円形をより細い形状にするか、或いは太い形状にするか等の形状の設定は任意に行うことができる。
【0035】
図3(c)に示す基本検索範囲形状A3は、自車両位置Pの後方を半径rの狭い範囲に設定する円弧Bと、この円弧Bに接して後方の地点Qから所定の角度αで広がる左右の直線C、Dと、自車両の前方位置Pから距離L3離れた位置に自車両が走行する誘導経路Uと直行する直線Eで囲まれる範囲とし、自車両の前方L3の距離において広がりL4の長さを有する範囲に設定した例を示している。更に、上記のような例の他、例えば図3(c)において、直線Eを円弧状に設定する等、更に種々の態様で実施することができ、更に種々の基本検索範囲形状を用意して、任意に選択するようにしても良い。
【0036】
上記のような種々の基本検索範囲形状の選択設定に際しては、図3(a)の基本検索範囲形状Aは例えば病院のようにできる限り早くその施設に到着することが望まれる施設の種類に適し、ゴルフ場、レジャー施設、空港のように自車両から所定範囲に存在する数が限られていると想定される施設の種類もこのような円形の範囲に設定しても良い。
【0037】
また、図3(b)の基本検索範囲形状A2は走行している道路沿いの前方を主な検索範囲とするものであり、例えばコンビニ、ガソリンスタンド等のように幹線道路沿いに建てられる各種施設に適する。図3(c)の基本検索範囲形状A3は若干ルートから離れても良いから探したいような施設に適し、例えば特定種類のレストラン、公園、郵便局、ホテル等に適する。これらの基本検索範囲形状の選択設定は、上記のような一般道路については図1の検索範囲形状設定部30において行われ、ここでは利用者が入力した施設に応じて自動的に選択するほか、別途利用者が指定することによって任意のものを選択することができるようにしても良い。
【0038】
次いで、現在位置と誘導経路の取り込みを行う(ステップS6)。これは図1の誘導経路取込部24によって、誘導経路演算部7が演算し、最終的に確定した誘導経路をメモリから読み出すことによって行われる。その後、誘導経路に沿って検索範囲形状の変更を行う(ステップS7)。その際には、図3(b)の楕円形の基本検索範囲形状A2については、例えば図4(a)に示すように、楕円形をほぼ誘導経路Uに沿って湾曲させた形状の変形検索範囲形状A21とすることができる。
【0039】
また、図3(c)の基本検索範囲形状A3については、例えば図4(b)に示すように、自車両位置Pから道なり距離L31において誘導経路Uに直行する長さL41の直線Eと、後方の円弧Bとを適宜の曲線或いは直線で結ぶ変形検索範囲形状A31とする。なお、このような変形についても任意に設定することができる。上記のような作動は、図1の一般道路用検索範囲設定部28における誘導経路対応設定部32で行われる。
【0040】
その後、検索範囲の大きさの設定を行う(ステップS8)。ここでは、例えば図3(a)の基本検索範囲形状A1について、病院の場合は20km、ゴルフ場の場合は10km、空港の場合は50kmのように、各施設が存在する可能性、即ち密度に応じて予め設定する。他の基本検索範囲形状A2、A3についても、各施設の種類に応じて任意に設定する。この作動は図1の一般道路用検索範囲設定部28における検索範囲広さ設定部31で行われる。
【0041】
次いで、検索範囲の施設の検索を行う(ステップS9)。ここでは前記のように検索する施設に応じて基本検索範囲形状を選択し、誘導経路に沿ってその形状変更を行い、施設に応じて検索範囲の大きさを設定することによって確定した検索範囲において、検索指定した施設を全て注出する。この作動は図1における施設検索部36において行われる。
【0042】
その後、検索施設数は所定数以下か否かを判別する(ステップS10)。ここでは、前記のように設定した検索範囲内では、例えばコンビニを少なくとも3つ程度が検索されるように設定したにもかかわらず、1つしか検索されないときには、ステップS16に進み、検索範囲を1段階拡大する処理を行う。この1段階の拡大率は例えば30%増、のように任意に設定することができる。このように検索範囲を拡大した後ステップS9に戻り、前記と同様の作動を繰り返す。
【0043】
上記の作動の結果、検索施設が予め設定した数以上の施設が検索されたときにはステップS11に進み、検索施設数は所定数以上か否かを判別する。ここでは、前記ステップS9において検索した施設が10個以内の範囲に設定した場合において、15個の施設が検索されたような場合は、前記ステップS10における検索施設数は所定数以下で有るか否かの判別において否の判別がなされ、次いでこのステップS11において検索施設数は所定数以上と判別されることとなる。
【0044】
その際にはステップS15に進み、検索範囲を1段階縮小して再びステップS9において検索範囲の施設を検索し、以下同様の作動を繰り返す。なお、ステップS15において縮小する1段階についても前記ステップS16と同様の率を設定することができるが、両者の1段階が大きい場合はステップS10とステップS11の作動を繰り返す恐れがあるので、そのような検索範囲の繰り返しを生じたときにはこの1段階の拡大、縮小の率を減少させる等の手段を講じることが好ましい。上記のような作動は、図1における検索施設数可否判別部37において、施設検索部36の検索結果を入力し、その数を評価し、不適切な場合は検索範囲設定部27における特に検索範囲広さ設定部31にフィードバックすることによって行う。
【0045】
上記のようにして検索範囲の修正がなされた後、検索施設の適合評価演算を行う(ステップS12)。この演算に際しては、例えば図5の地図の例において、道路G上を誘導経路Uに沿って走行している自車位置Pで示す自車両に対して、施設の種類としてのコンビニの検索指示を行ったところ、図示のような大きさでほぼ誘導経路に沿った楕円形の検索範囲が前記のような作動によって設定され、その検索結果では5個のコンビニが検索された例を示している。
【0046】
図5の例において、道路Gと道路Hが交差する交差点S1を超えたこの道路Gの進行方向左側にセブンイレブンAが存在し、道路Gのその先における進行方向右側にローソンが存在し、道路Gにおける自車両後方で、自車両がUターンして戻ったときに左側に位置する場所にサンエブリDが存在し、自車両の前方における道路Gと道路Hが交差する交差点S1を右折し、道路Hと道路Jが交差する三叉路S3を左折した道路Jにおける進行方向右側に位置する場所にファミリーマートBが存在し、道路Gにおける自車両の後方で、自車両がUターンして戻ったとき、道路Gと道路Iが交差する交差点S2を左折した道路Iの進行方向右側にチコマートEが存在する例を示している。
【0047】
上記のような例において、図1の検索施設位置評価部40においては、自車位置からの道なり距離演算部41において、自車両位置Pから検索された各施設までの道なり距離を演算する。また自車位置の前方・後方判別部42では、自車両の現在の進行方向からみて、その施設は前方に存在するか後方に存在するかを判別する。更に自車位置からの右折数・左折数計数部43では、自車両の現在位置及び進行方向からその施設に行くために交差点を右折する数、左折する数を計数する。また、道路の左右位置判定部44では、自車両が現在走行している状態からその施設に走行するときにはその施設が道路の右側に位置するか左側に位置するかを判定する。
【0048】
このような演算、判定、判別の結果、セブンイレブンAは進行方向における道なり距離0.3kmの位置の道路進行方向左側に存在し、ファミリーマートBは右側方向の道なり距離0.5kmの位置にあり、そこに行くためには右折1回と左折1回の合計2回曲がる必要があり、最終的にその道路進行方向右側に存在することがわかり、ローソンCは進行方向における道なり距離1.2kmの位置の道路進行方向右側に存在することがわかり、サンエブリDについては、進行方向とは逆方向における道なり距離0.3kmの位置で、現在の位置からUターンして戻る場合はその道路の進行方向左側に存在し、チコマートEについては、進行方向とは逆方向における道なり距離0.5kmの位置で、現在の位置からUターンして戻る場合は1回左折を行い、その道路の進行方向右側に存在することが各々わかる。
【0049】
図1における検索施設位置評価部40では最初に上記のような処理を行い、その結果を適合順リスト作成部45において総合評価を行う。なお、この総合評価も前記検索施設評価部40において行うことも可能である。この総合評価に際しては、例えば、
[ 評価値=交差点を左折する数×a+交差点を右折する数×b+道なり距離(km)×c×d(走行方向前方は1、後方はd>1)+道路の右側×e(道路の左側は0) ]
なお、a、b、c、d、eは各々任意の係数
の数式により総合評価することができる。
【0050】
この数式における係数として、例えばa=0.5、b=1.5、c=1、d=3、e=1に設定する場合には、交差点を右折するには左折の3倍コストがかかり、道なりの距離を進行方向に1km進むことは左折2回分に相当するのに対して、進行方向とは逆方向に1km進むことは右折2回分に相当し、道路の左側に存在する施設はコストがゼロであるのに対して、道路の右側に存在する施設は道なりの距離1km走行することと同じくらいコストがかかることを意味する。このようなコストの価値判断は、予めナビゲーション装置に既定値としてセットしておくこともできるが、このナビゲーション装置の設定画面において、各係数を利用者の好みに合わせて任意に設定することができるようにしても良い。
【0051】
図2のステップS12において上記のような検索施設の適合評価の演算を行った後は、評価値の少ないもの、即ちコストが少ないものから順に並べ、適合順リストを作成する(ステップS13)。次いでこの検索結果リストをモニタ画面に表示するための検索結果リスト表示処理を行う(ステップS14)。このようにしてモニタ画面に表示した例を図6に示している。図6の例においては、モニタ画面の右側に前記図4の検索結果の地図と同様の地図を表示し、その地図内に検索された各施設の存在する位置に、各施設について前記評価を行った結果に基づく順位を表示し、その順位に対応してモニタ画面の左側には順に各施設名を表示するとともに、各施設へ行くためにはどのようにして行くことになるかの説明を各施設名の横に表示した例を示している。このモニタ画面の表示に際しては、施設4及び施設5のように自車両の走行に連れて遠ざかる施設についてはフェード処理等によって利用者にわかりやすく表示することが好ましい。
【0052】
上記のように車両が一般道路を走行しているときには、利用者が指示した施設の種類に応じた適切な検索範囲形状、検索範囲広さ、それらの道路形状に対応した検索範囲形状の変形範囲で検索され、更にその検索結果で施設の数が所定の範囲になるように検索範囲広さの変更を行い、適切な数の施設が検索されたときには、それらの施設を交差点の右左折数、道なり距離、施設が道路の右側にあるか左側にあるか等によって適切な重み付けを行って総合評価を行い、その評価に基づいてモニタ画面に表示するため、適切な施設を見やすく表示することができる。
【0053】
一方、前記ステップS2において、現在位置が高速道路であると判別したときには、ステップS17に進んで、走行予定出口迄の間に他の出口はあるか否かを判別する。ここで現在高速道路を誘導経路に沿って走行しているとき、現在走行地点から高速道路を降りて一般道を走行する予定になっている出口までの間に他の出口が存在しないと判別したときにはステップS3に進み、前記のような一般道路用検索範囲設定手法の選択を行った後、以降は必用に応じて現在地が一般道路を走行しているときとほぼ同様の手法によって検索範囲形状の選択設定、誘導経路に沿った検索範囲形状変更等の処理を行うことができる。
【0054】
ステップS17において走行予定出口までの間に他の出口はあると判別したときには、ここで判別した他の出口迄所定距離以上あるか否かを判別する(ステップS18)。ここでの所定距離は、例えば2kmのような高速道路出口にかなり近づいている状態の距離数を予め設定しておく。それにより、前記他の出口迄所定距離以上ないと判別したときには、ここで少なくとも2km以内に近づいている出口が存在しても、その時点からこの出口を降りて行く施設の検索を始めても意味が無くなることが考えられるので、その場合は前記ステップS17における走行予定出口迄の間に他の出口が無いときと同様にステップS3に進み、一般道路用検索範囲設定手法の選択が行われる。このような検索範囲設定用道路の選択は、図1においては検索範囲設定用道路選択部23における選択作動として行われる。
【0055】
上記のように、高速道路を走行しているにもかかわらず、誘導経路において高速道路を降りる出口しか出口が実質的に存在しないときは、以降前記のように一般道路用検索範囲の設定手法によって処理されることとなるが、その際には前記一般道路を走行中の際の検索範囲の設定と異なり、検索を行う中心となる現在地点は高速道路出口の位置に設定することとなる。
【0056】
前記ステップS18において上記の他の出口迄所定距離以上あると判別したときには、次いで高速道路用検索範囲設定手法の選択が行われる(ステップS19)。このようにして高速道路用検索範囲の設定が行われると、図1における高速道路用検索範囲設定部33で設定処理を行うこととなる。高速道路走行中に誘導経路に沿った走行を行わずに途中の出口から出てまで特定の施設に行かなければならない状態の時は、通常は緊急を要する状態の時であり、したがって一般道路の走行時と同様に、自車両位置からできるだけ近い施設の選択を行うことが好ましいため、検索範囲形状は円形をなす検索範囲の1種類だけとする。また、その検索範囲の選択に際しては、自車両位置の代わり前記のように高速道路出口の位置に設定する。
【0057】
その後前記ステップS4と同様に検索施設種類判別を行い(ステップS20)、ここで判別した検索施設の種類は、後のステップS8における検索範囲の大きさ設定に際して使用する。次いで検索用出口の選択を行う(ステップS21)。この処理は図1の高速道路用検索範囲設定部33における出口選択部34において行う。その選択に際しては、例えば図7に示すように、高速道路Kを誘導経路Uに沿って走行しているとき施設検索を行い、前記のように2km以上距離がある出口1を中心として、後にステップS8で設定される大きさの円形の検索範囲1が最初に選択され、予め検索する出口は2つと設定されているときには次の出口2についても出口1と同様の範囲である検索範囲2が選択される。なお、予め検索する出口はn個と設定されているときには、最も近い出口からn個目の出口迄同様に選択され、各出口において上記のような選択範囲が設定される。
【0058】
なお、図7において、自車両位置と出口1までの間は2km以上あり、その結果検索範囲は出口1と出口2を各々中心とする検索範囲である検索範囲1と検索範囲2が選択された例を示しているが、自車両位置と出口1との間の距離が2km以内であるときには、出口2と出口3を各々中心とする検索範囲である検索範囲2と検索範囲3が選択されることとなる。また、最初は自車両位置と出口迄の距離が2km以上あったため前記のように検索範囲1と検索範囲2が選択されていたものの、この施設検索中に出口1迄2km以内になってしまったときには、直ちに検索を行う出口を変え、出口2と出口3を各々中心とする検索範囲である検索範囲2と検索範囲3の選択を行い、その範囲における施設検索を行うこととなる。
【0059】
その後ステップS8の検索範囲の大きさ設定を行い、前記ステップS20で判別された検索施設の種類に応じた検索範囲の大きさを設定する。ここでは前記一般道路を走行中の場合と同様に、病院の場合は20km、ゴルフ場の場合は10km、空港の場合は50kmのように、各施設が存在する可能性、即ち密度に応じて予め設定しておく。
【0060】
次いで、前記一般道路を走行中の場合と同様に以降の処理がなされるが、ステップS9において検索範囲の施設を検索した後、ステップS10とステップS11において検索施設数のチェックを行い、適切な施設数になるまで検索範囲の調整を行う作動については、これに代えて出口の選択によって調整を行うこともできる。即ち、ステップS10における検索施設数が所定以下の時には検索範囲、即ち出口からの半径を一定にしておいて、検索を行う出口の数を可能な限り遠方まで増加し、またステップS11において検索施設数が所定数以上であると判別したときには、遠方の出口から順に減らすという処理を行っても良い。その後検索施設の適合評価演算を行い(ステップS12)、適合順リストを作成し(ステップS13)、検索結果リストの表示処理を行う(ステップS14)点は前記一般道路走行時の場合と同様である。
【0061】
なお、自車両が高速道路を走行しているとき施設検索を行う際には、その検索範囲を全て高速道路出口から一般道路の範囲で検索を行う以外に、例えばガソリンスタンドやレストランの施設検索指示があったとき等には、誘導経路に沿った所定距離の範囲内の高速道路上の施設も同時に検索し、これについても適切な評価を加えて利用者に提示する等、本発明を更に種々の態様で実施することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明における、誘導経路を演算し、車両を誘導経路に沿って案内するナビゲーション装置において、利用者が入力した検索施設の種類を判別する検索施設種類判別手段と、前記検索施設種類判別手段で判別した前記施設の種類に対応して検索範囲の形状と所定の大きさを設定する検索範囲設定手段と、自車両位置と走行方向、及び前記誘導経路に対応して、前記検索範囲設定手段で設定した検索範囲で前記施設の検索を行う施設検索手段を備えたものは、利用者が希望する施設についてその施設の種類に応じて適切な範囲で施設検索を行うことができ、適切な施設を利用者に提示することができる。
【0063】
また、前記検索範囲設定手段が、前記検索範囲の所定の大きさを検索施設の種類により設定するものにおいては、検索する施設の種類に応じて選択された検索範囲の形状について、更に検索する施設の種類に応じてその大きさを設定することができるので、検索する施設の種類に応じてより適切な範囲で施設検索を行うことができる。
【0064】
また、前記検索範囲設定手段において、前記検索範囲の所定の大きさを前記施設検索手段により検索した施設数が所定の範囲以内になるように変更するものでは、検索した結果の施設数に応じて検索範囲の大きさをフィードバックして、常に適切な数の施設が検索できるように設定するため、適切な範囲で適切な数の施設を検索し、利用者に提示することができる。
【0065】
また、前記検索範囲設定手段が、検索範囲の基本形状を誘導経路に沿って変形する形状変更手段を備えたものにおいては、誘導経路が複雑であってもその経路に対応して適切な検索範囲を設定することができるようになる。
【0066】
また、前記施設検索手段で検索した施設について、自車両の走行状態に応じて該施設の利用性の評価を行う検索施設評価手段を備えたものにおいては、例えば自車両の位置、走行方向、誘導経路の状態等の走行状態に応じて検索した施設の評価を行うので、検索した施設について適切な評価を行い利用者に提示することができる。
【0067】
また、前記検索施設評価手段が、自車両位置から施設まで走行する右左折の数、道なり距離、自車両の走行方向、施設の道路に対する左右位置の各評価項目のうち少なくとも1つを評価してリスト化する適合順リスト作成手段を備えたものにおいては、少なくともこれらの評価項目の1つについて評価を行うことができ、自車両の走行状態に合わせて検索した施設の適正な評価を行うことができる。
【0068】
また、前記検索施設評価手段が、自車両位置から施設まで走行する右左折の数、道なり距離、自車両の走行方向、施設の道路に対する左右位置の各評価項目のうち少なくとも2つを評価してリスト化する適合順リスト作成手段を備え、前記各評価項目について各々所定の重み付けを付して評価を行うようにしたものにおいては、前記評価項目のうち少なくとも2つの評価項目について、それらの項目の特殊性と現在の車両の走行状態に合わせて適切な重み付けによる評価を行うことができ、検索した施設について利用者に適切な検索施設の提示を行うことができる。
【0069】
また、検索範囲を設定する基準となる道路が一般道路か高速道路かを選択する検索範囲設定用道路選択手段を備え、前記施設検索手段は、前記検索範囲設定用道路選択手段で選択した道路によって前記検索範囲設定手段における検索範囲を変更するようにしたものにおいては、自車両の走行状態に合わせて一般道路走行時用検索範囲と、高速道路走行時用検索範囲とを適切に選択することができ、それにより検索範囲がより適切となり、利用者に対して適切な検索施設を提示することができる。
【0070】
また、前記検索範囲設定手段が、前記検索範囲設定用道路選択手段が高速道路を選択したとき、高速道路出口を中心とし、施設の種類に応じた大きさの円形の検索範囲形状を設定したものにおいては、自車両が高速道路を走行中に施設検索を行ったとき、施設の種類に応じて適切な範囲での施設検索を行うことができるようになる。
【0071】
また、前記検索範囲設定手段が、前記検索範囲設定用道路選択手段が高速道路を選択したとき、自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口と現在の自車両位置との間に他の出口が存在しないか、或いは自車両と自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口との間の距離が所定距離以内であるときには、該出口を中心とし、施設の種類に応じた大きさの円形の検索範囲形状を設定するようにしたものにおいては、自車両が高速道路を走行しているとき施設検索を行ったとき、誘導経路上では自車両が走行中の高速道路を降りる出口迄の間に他の出口がないとき、あるいはその出口に所定距離以上近づいたときには、その出口を中心とした適切な検索範囲を直ちに設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例の作動フロー図である。
【図3】同実施例の検索範囲設定部で用いる基本検索範囲形状の各種態様を示す図である。
【図4】同基本検索範囲形状を誘導経路に沿って変形した例を示すずである。
【図5】一般道路走行時の施設検索結果例を示す図である。
【図6】同施設検索結果の各施設を評価してモニタ画面に表示し、利用者に提示した例を示す図である。
【図7】同高速道路走行時の施設検索用検索範囲設定例を示す図である。
【符号の説明】
1 GPS受信器 2 走行距離・方位検出部
3 車両位置検出部 4 指示信号入力部
5 地図・情報データ記録媒体 7 誘導経路演算部
10 スピーカ 12 モニタ
20 システム制御部 21 施設検索処理部
23 検索範囲設定用道路選択部 26 施設種類判別部
27 検索範囲設定部 28 一般道路用検索範囲設定部
30 検索範囲形状設定部 31 検索範囲広さ設定部
32 誘導経路対応設定部 33 高速道路用検索施設範囲設定部
34 出口選択部 35 検索範囲広さ設定部
36 施設検索部 37 検索施設数可否判別部
40 検索施設位置評価部 41 自車位置からの道なり距離演算部
42 自車位置の前方・後方判定部
43 自車位置からの右折数・左折数計数部
44 道路の左右位置判定部 44 適合順リスト作成部
45 表示用画像作成部

Claims (2)

  1. 誘導経路を演算し、車両を誘導経路に沿って案内する誘導経路案内部と
    利用者が入力した検索施設の種類を判別する検索施設種類判別手段と、
    前記検索施設種類判別手段で判別した前記施設の種類に対応して検索範囲の形状を設定する検索範囲設定手段と、
    自車両位置と走行方向、及び前記誘導経路に対応して、前記検索範囲設定手段で設定した検索範囲で前記施設の検索を行う施設検索手段を備えたナビゲーション装置において
    検索範囲を設定する基準となる道路が一般道路か高速道路かを選択する検索範囲設定用道路選択手段を備え、
    前記検索範囲設定手段は、前記検索範囲設定用道路選択手段が高速道路を選択したとき、自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口と現在の自車両位置との間に他の出口が存在しないか、或いは自車両と自車両の誘導経路が該高速道路を降りる出口との間の距離が所定距離以内であるときには、該出口を中心とし、施設の種類に応じた大きさの円形の検索範囲形状を設定することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記検索範囲設定手段は、前記検索範囲の所定の大きさを前記施設検索手段により検索した施設数が所定の範囲以内になるように変更することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
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