JP4113364B2 - ラベル貼着システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、グルーラベルや感熱接着性ラベル等からなるメインラベルとタックラベル等からなるサブラベルとを被貼着体に貼着するためのラベル貼着システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、栄養補給ドリンク等のように、瓶容器等に充填された容器入り液体商品(以下、液体商品という)では、図8に示すように、その瓶容器Bの胴部外周面に商品名、効能、成分等が表示されたグルーラベルや感熱接着性ラベル等からなるメインラベルMLを巻き付けるように貼着しているが、販売促進効果を高めるために、「POPラベル」と呼ばれる、キャッチフレーズ等が表示された小さいタックラベルを、サブラベルSLとして瓶容器Bに別途貼着する場合がある。
【0003】
ところで、こういった栄養補給ドリンク等の液体商品LGを店頭で陳列する際は、通常、その正面側、即ち、商品名や特徴的なデザイン等が大きく表示されているメインラベルMLの中央部分が前面側を向くように、陳列棚に並べられるので、POPラベルのような小さいサブラベルSLを瓶容器Bに貼着する場合は、メインラベルMLの中央部付近に貼着しなければ、販売促進効果が発揮されない。
【0004】
従って、メインラベルMLに加えて、サブラベルSLを瓶容器B等に貼着することができるラベル貼着システムでは、図9に示すように、グルーラベラーや感熱ラベラー等のメインラベラー51によって、瓶容器B等の胴部外周面にメインラベルMLが貼着された液体商品LGの搬送ライン52の下流側に、メインラベルMLの中央部が一定の方向を向くように、液体商品LGを周方向に位置合わせする位置合せ装置53と、サブラベルSLを貼着するためのタックラベラー等のサブラベラー54を順次設置し、位置合せ装置53によって周方向に位置合わせされた状態で搬送ライン52上を順次搬送されてくる液体商品LGに対して、サブラベラー54によって、メインラベルMLの中央部付近にサブラベルSLを貼着するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、液体商品LGの搬送ライン52の途中に、液体商品LGの位置合せ装置53やサブラベラー54を設置すると、ラベル貼着システム全体が大型化するといった問題があると共に、常時、行われるわけではないサブラベルSLの貼着工程のためだけに、サブラベラー54以外に位置合せ装置53を設置しなければならないので、ラベル貼着システム全体の設備コストが高くなるといった問題もある。
【0006】
また、液体商品の瓶容器等にメインラベルのみを貼着するために設置された既設のラベル貼着システムを利用して、上述したようなサブラベルの貼着を行おうとすると、既設のラベル貼着システムにおける液体商品の搬送ライン上に、上述したような位置合せ装置やサブラベラーを設置しなければならないが、これらの装置を設置するためのスペースを確保することができない場合が多く、既設のラベル貼着システムを利用してサブラベルの貼着を行うことは事実上難しいといった問題がある。
【0007】
そこで、この発明の課題は、最小限の設置スペース及び設備コストで、メインラベルとサブラベルといった2種類のラベルを被貼着体の所定の位置に確実に貼着することができるラベル貼着システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、所定長のメインラベルを、被貼着体の胴部外周面に貼着するメインラベラーと、前記メインラベルの表面にサブラベルを貼着するサブラベラーとを備え、前記メインラベラーは、前記メインラベルの表面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを貼着位置まで搬送し、前記貼着位置に搬送されてくる被貼着体の胴部外周面に接触させることにより、前記メインラベルを前記被貼着体に巻き付けながら貼着する貼着ドラムと、送給される長尺帯状のメインラベル形成基材を順次切断することで個別のメインラベルを形成し、そのメインラベルを、直接的または間接的に前記貼着ドラムに順次引き渡す切断搬送手段とを備え、前記サブラベラーは、前記切断搬送手段への前記メインラベル形成基材の送給途中で、前記メインラベル形成基材の所定位置に前記サブラベルを貼着するようになっており、前記メインラベラーは、表面側の所定位置に前記サブラベルが貼着された前記メインラベルを前記被貼着体に貼着するようになっていることを特徴とするラベル貼着システムを提供するものである。
【0009】
以上のように、このラベル貼着システムでは、被貼着体にグルーラベルや感熱接着性ラベル等のメインラベルを貼着するメインラベラーの切断搬送手段へのメインラベル形成基材の送給途中で、メインラベル形成基材の所定位置にサブラベルを貼着するようにしたため、メインラベルを被貼着体に貼着するだけでよく、一旦メインラベルを被貼着体に貼着した後にサブラベルを別途被貼着体に貼着する従来のラベル貼着システムのように、被貼着体の搬送ラインの途中に被貼着体の位置合わせ装置を設置する必要がないので、ラベル貼着システムの設備コストを削減することができると共に設置スペースを最小限に抑えることができる。
【0010】
また、上記の課題を解決するため、請求項2にかかる発明は、所定長のメインラベルを、被貼着体の胴部外周面に貼着するメインラベラーと、前記メインラベルの表面にサブラベルを貼着するサブラベラーとを備え、前記メインラベラーは、前記メインラベルの表面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを貼着位置まで搬送し、前記貼着位置に搬送されてくる被貼着体の胴部外周面に接触させることにより、前記メインラベルを前記被貼着体に巻き付けながら貼着する貼着ドラムと、前記メインラベルの裏面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを前記貼着ドラムへの引渡位置まで搬送する搬送ドラムとを備え、前記サブラベラーは、前記搬送ドラムによる前記メインラベルの搬送途中で、前記メインラベルの所定位置に前記サブラベルを貼着するようになっており、前記メインラベラーは、表面側の所定位置に前記サブラベルが貼着された前記メインラベルを前記被貼着体に貼着するようになっていることを特徴とするラベル貼着システムを提供するものである。
【0011】
以上のように、このラベル貼着システムでは、被貼着体にグルーラベルや感熱接着性ラベル等のメインラベルを貼着するメインラベラーの搬送ドラムによるメインラベルの搬送途中で、メインラベルの所定位置にサブラベルを貼着するようにしたため、メインラベルを被貼着体に貼着するだけでよく、一旦メインラベルを被貼着体に貼着した後にサブラベルを別途被貼着体に貼着する従来のラベル貼着システムのように、被貼着体の搬送ラインの途中に被貼着体の位置合わせ装置を設置する必要がないので、ラベル貼着システムの設備コストを削減することができると共に設置スペースを最小限に抑えることができる。
【0012】
特に、グルーラベラーや感熱ラベラー等からなるメインラベラーには、メインラベルを貼着ドラムまで搬送すると共にメインラベルに使用期限や製造番号等の所定の情報を印字等するために、通常、ラベル表面を外側に向けた状態で外周面に吸引保持しながらメインラベルを搬送する搬送ドラムが設けられており、この搬送ドラムによるメインラベルの搬送途中に設けた印字装置によってメインラベルに所定の情報を印字するようになっているので、サブラベルを貼着するためだけに別途搬送ドラムを設ける必要もない。
【0013】
また、搬送ドラムによるメインラベルの搬送段階では、基本的にメインラベルが所定の搬送姿勢に保たれたまま、一定周期でサブラベルの貼着位置を通過することになるので、特別な位置合わせ装置等を設置する必要がなく、タックラベラー等からなるサブラベラーが、一般的に採用されているラベルの貼着タイミング制御を行うだけで、メインラベルの所定位置に確実にサブラベルを貼着することができる。
【0014】
ただし、メインラベルにサブラベルを貼着する際、メインラベルに衝撃力が加わる可能性があり、搬送ドラムの外周面に吸引保持されているメインラベルが位置ずれするおそれがある。そこで、請求項3にかかる発明のラベル貼着システムのように、前記サブラベラーによる前記メインラベルに対する前記サブラベルの貼着時点において、前記搬送ドラムの外周面に対する前記メインラベルの保持力を増強する保持力増強手段を前記メインラベラーに設ける構成を採用することが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、瓶容器に充填された液体商品に対して、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、商品名、成分等が表示されたメインラベルMLと、POPラベルと呼ばれる販売促進用の小さなサブラベルSLといった2種類のラベルを貼着するためのラベル貼着システムを示している。
【0016】
前記メインラベルMLは、その裏面全面に熱接着性樹脂層が形成された感熱接着性ラベルであり、図5(a)、(b)に示すように、液体商品LGの瓶容器Bの胴部外周面に巻き付けるように貼着されている。
【0017】
前記サブラベルSLは、図6(b)に示すように、その裏面における下部側に粘着剤層が形成された透明な貼着部cを有しており、図5(a)に示すように、この貼着部cを介して、メインラベルMLにおける長手方向の中央部に、その上縁から上方側に張り出すように貼着されている。従って、メインラベルMLに貼着されたサブラベルSLは、メインラベルMLから張り出した部分が瓶容器Bの外周面に貼着されることはなく、また、メインラベルMLの表面に貼着されている貼着部cを通して、メインラベルMLの表面を認識することができるようになっている。
【0018】
前記ラベル貼着システム1は、図1に示すように、メインラベルMLを液体商品LGの瓶容器Bに貼着するためのメインラベラー10と、液体商品LGをメインラベル貼着位置δを通過するように搬送する商品搬送手段30と、メインラベルMLを液体商品LGの瓶容器Bに貼着する前に、サブラベルSLをメインラベルMLに貼着するためのサブラベラー40とを備えている。
【0019】
前記メインラベラー10は、図1に示すように、ロール状に巻回された長尺のメインラベル形成基材MMを切断位置αに連続的に供給する一対の送給ローラ11と、この送給ローラ11によって供給されるメインラベル形成基材MMを第1受渡位置βに搬送しながら、切断位置αにおいて所定のカットピッチで順次切断することによってメインラベルMLを形成する、固定刃及び回転刃からなる切断搬送手段12と、メインラベル貼着位置δに搬送されてくる液体商品LGにおける瓶容器Bの胴部外周面にメインラベルMLを貼着するラベル貼着手段13と、前記切断搬送手段12によってメインラベル形成基材MMから切断されたメインラベルMLを、第1受渡位置βにおいて受け取って、第2受渡位置γにおいてラベル貼着手段13に引き渡すラベル受渡手段17とから構成されている。
【0020】
前記ラベル貼着手段13は、同図に示すように、第2受渡位置γにおいて、ラベル受渡手段17から受け渡されるメインラベルMLを、その裏面が外側に向くように、外周面に吸引保持する貼着ドラム14と、この貼着ドラム14にメインラベルMLを吸引保持する前に貼着ドラム14の外周面を予備的に加熱する赤外線ヒータ15(例えば、ハロゲンランプを使用した近赤外線ヒータ)と、貼着ドラム14に吸引保持されたメインラベルMLを加熱する赤外線ヒータ16とを備えており、前記貼着ドラム14の外周面に吸引保持されたメインラベルMLを、貼着ドラム14が自転することによってメインラベル貼着位置δまで搬送し、メインラベル貼着位置δにおいて、前記商品搬送手段30によって搬送されてくる液体商品LGにおける瓶容器Bの胴部外周面に、メインラベルMLの貼着面を接触させることにより、瓶容器Bの胴部にメインラベルMLを巻き付けながら貼着するようになっている。なお、貼着ドラム14に吸引保持されたメインラベルMLは、搬送途中で赤外線ヒータ16によって加熱され、メインラベル貼着位置δに至るまでの間に接着可能な状態となる。
【0021】
前記ラベル受渡手段17は、第1受渡位置βにおいて、切断搬送手段12から引き渡されるメインラベルMLを、その表面が外側に向くように、外周面に吸引保持する搬送ドラム18と、搬送ドラム18の外周面に吸引保持されたメインラベルMLの表面に、使用期限や製造番号等の所定の情報を印字する印字装置19とを備えており、搬送ドラム18が自転することによって、その外周面に吸引保持されたメインラベルMLが第2受渡位置γまで搬送され、その搬送途中において、所定の情報が印字装置19によってメインラベルMLの表面に印字されるようになっている。
【0022】
前記商品搬送手段30は、図示しないベルトコンベア等によって搬送されてくる複数の液体商品LGを、所定の間隔を開けてメインラベル貼着位置δに順次供給するスターホイール32、スクリューコンベア33及びスターホイール34からなる商品供給部31と、メインラベル貼着位置δに供給された液体商品LGを貼着ドラム14の外周面に接触させ、貼着ドラム14の回転力によって自転させながら送り出すように、液体商品LGを貼着ドラム14の外周面に沿って案内するガイド体35と、メインラベル貼着位置δから送り出された液体商品LGを搬出するベルトコンベア等からなる商品排出部36とから構成されており、液体商品LGがメインラベル貼着位置δにおいて貼着ドラム14に接触しながら自転することで、貼着ドラム14の外周面に吸引保持されたメインラベルMLが液体商品LGにおける瓶容器Bの胴部外周面に巻き付きながら貼着されるようになっている。
【0023】
前記サブラベラー40は、離型紙に貼着された状態で予め個別のサブラベルSLが打ち抜かれた長尺のサブラベル形成基材SMを、ラベル受渡手段17を構成している搬送ドラム18の外周面における第1受渡位置βと印字装置19との間に設定されたサブラベル貼着位置ωの近傍に間欠的に送給し、このサブラベル貼着位置ωの近傍において、サブラベル形成基材SMをピールプレートによって鋭角に反転させることで、サブラベル形成基材SMの離型紙から個別のサブラベルSLを順次剥離しながら、搬送ドラム18の外周面に吸引保持された状態で、サブラベル貼着位置ωを通過するメインラベルMLに順次貼着するようにした通常のタックラベラーであり、長尺のサブラベル形成基材SMは、ロール状に巻回された基材ロールMRから繰り出され、個別のサブラベルSLが剥離された後のサブラベル形成基材SMは、廃棄ロールERとして巻取リールに巻き取られるようになっている。
【0024】
また、搬送ドラム18によるメインラベルMLの搬送経路には、サブラベル貼着位置ωの手前側に、メインラベルMLを検出するラベル検出センサ(図示せず)が設けられており、このラベル検出センサから出力されるラベル検出信号をサブラベラー40が受信した後、所定時間が経過した時点で、サブラベラー40がサブラベル形成基材SMを所定長さだけ間欠的に送給することにより、メインラベルMLの所定位置にサブラベルSLが確実に貼着されるようになっている。従って、ラベル検出信号の受信後における、サブラベラー40によるサブラベル形成基材SLの送給タイミングを適宜調整することによって、メインラベルMLにおける長手方向の任意の位置にサブラベルSLを貼着することができる。
【0025】
また、メインラベラー10を構成しているラベル受渡手段17には、図2〜図4に示すように、サブラベラー40がサブラベルSLをメインラベルMLに貼着する時点で、搬送ドラム18の外周面に吸引保持されているメインラベルMLの保持力を増強する保持力増強手段20が設けられている。
【0026】
前記保持力増強手段20は、サブラベル貼着位置ωにおいて、メインラベルMLの下部を搬送ドラム18の外周面との間に挟み込む挟持ローラ21と、この挟持ローラ21を、搬送ドラム18の周速と同一の周速で、搬送ドラム18とは逆方向に回転させる回転駆動機構22とから構成されており、挟持ローラ21は、メインラベルMLを挟み込む挟持面がゴム材料によって形成されている。なお、挟持ローラ21の挟持面は、合成樹脂材料や金属材料によって形成することも可能である。
【0027】
前記回転駆動機構22は、軸受を介して支持され、図示しない駆動源及び動力伝達機構を介して回転駆動される搬送ドラム18の回転軸18aと、軸受を介して回転可能に支持された中継軸23とにそれぞれ取り付けられた、相互に歯合する同径の平歯車24、25と、軸受を介して支持された挟持ローラ21の回転軸26及び中継軸23にそれぞれ取り付けられた大径のタイミングプーリ27及び小径のタイミングプーリ28と、これらのタイミングプーリ27、28に掛け渡されたタイミングベルト29とから構成されており、搬送ドラム18と挟持ローラ21とが、機械的に同期が取られた状態で、同一の駆動源によって回転駆動されるようになっている。
【0028】
従って、搬送ドラム18の外周面に吸引保持された状態で第1受渡位置βから第2受渡位置γまで搬送されるメインラベルMLが、サブラベル貼着位置ωを通過する際は、挟持ローラ21がメインラベルMLを搬送ドラム18の外周面との間に挟み込んだ状態で搬送ドラム18と協働して第2受渡位置γ側に送り出すことになるので、搬送ドラム18の外周面に対するメインラベルMLの保持力が増強され、サブラベラー40がサブラベルSLをメインラベルMLに貼着する際、メインラベルMLに衝撃等が加わったとしても、その衝撃等に伴って発生する、搬送ドラム18の周方向や上下方向へのメインラベルMLの位置ずれを確実に阻止することができる。特に、上述したように、サブラベルSLをメインラベルMLの上部に貼着する場合は、メインラベルMLが位置ずれし易いので、そのような場合に、特に有効である。
【0029】
以上のように、このラベル貼着システム1では、メインラベラー10における搬送ドラム18によるメインラベルMLの搬送途中で、サブラベラー40がメインラベルMLの所定位置にサブラベルSLを貼着するようにしたため、メインラベルMLを液体商品LG(瓶容器B)に貼着するだけでよく、一旦メインラベルを液体商品(瓶容器)に貼着した後にサブラベルを別途液体商品(瓶容器)に貼着する従来のラベル貼着システムのように、液体商品の搬送ラインの途中に、メインラベルが貼着された液体商品の位置合わせ装置を設置する必要がないので、設備コストを削減することができると共に設置スペースを最小限に抑えることができる。
【0030】
また、搬送ドラム18によるメインラベルMLの搬送段階では、基本的にメインラベルMLが所定の搬送姿勢に保たれたまま、一定周期でサブラベル貼着位置ωを通過することになるので、搬送ドラム18の外周面に吸引保持された状態でサブラベル貼着位置ωを通過するメインラベルMLの通過タイミングにあわせてサブラベラー40によるサブラベル形成基材SMの間欠送り制御を行うだけで、サブラベルSLをメインラベルMLの所定位置に確実に貼着することができる。
【0031】
なお、上述した実施形態では、搬送ドラム18の回転駆動力を、回転駆動機構22を介して挟持ローラ21に伝達することによって、機械的に同期をとりながら、搬送ドラム18と挟持ローラ21とを共通の駆動源によって回転駆動させるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図7(a)、(b)に示すように、搬送ドラム18の回転駆動と電気的に同期がとられた、搬送ドラム18の駆動源とは独立したサーボモータ22Aによって挟持ローラ21を駆動することも可能である。
【0032】
また、上述した実施形態では、搬送ドラム18の外周面に対するメインラベルMLの保持力を増強するために、搬送ドラム18の外周面との間にメインラベルMLを挟み込む挟持ローラ21を、搬送ドラム18と同期をとりながら、搬送ドラム18とは逆方向に回転させるようにしているが、搬送ドラム18の外周面との間にメインラベルMLを挟み込む挟持ローラ21は、必ずしも、自ら回転駆動する必要はなく、少なくとも、回転可能に支持されていればよい。
【0033】
また、上述した実施形態では、メインラベルMLを、挟持ローラ21によって、搬送ドラム18の外周面との間に挟み込むことで、搬送ドラム18の外周面に対するメインラベルMLの保持力を増強するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、搬送ドラム18と同期をとりながら回転駆動するベルトによって、搬送ドラム18の外周面との間にメインラベルMLを挟み込んだり、サブラベル貼着位置ω付近を通過するときだけ、搬送ドラム18の外周面にメインラベルMLを吸引保持するための吸引力を高めたりすることで、搬送ドラム18の外周面に対するメインラベルMLの保持力を増強することも可能である。
【0034】
また、上述した実施形態では、サブラベルSLをメインラベルMLに貼着した後に、メインラベルMLの表面に所定の情報を印字するようにしているが、サブラベルSLをメインラベルMLに貼着する前に印字することも可能であり、特に、印字の必要がない場合は、印字装置を設ける必要がないことはいうまでもない。
【0035】
また、上述した実施形態では、メインラベルMLの所定位置にサブラベルSLを確実に貼着するために、メインラベルを検出するラベル検出センサを設けているが、これに限定されるものではなく、搬送ドラム18の外周面に、位置ずれすることなくメインラベルMLが吸引保持されるのであれば、搬送ドラムの回転位置を検出するエンコーダからの出力信号に従って、サブラベラー40によるサブラベル形成基材SMの送給タイミングを制御することも可能である。
【0036】
また、上述した実施形態では、搬送ドラム18によるメインラベルMLの搬送途中で、サブラベルSLをメインラベルMLに貼着するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図1に一点鎖線で示すように、メインラベル形成基材MMを切断位置αに連続的に供給するための送給ローラ11の手前側に、メインラベル形成基材MMを支持するガイド板GPを設置し、同図に一点鎖線の矢印で示すように、このガイド板GPの設置部分において、メインラベル形成基材MMの所定位置に、サブラベラーを用いてサブラベルSLを順次貼着するようにしてもよい。
【0037】
このように、メインラベル形成基材MMにサブラベルSLを貼着する場合であって、メインラベルMLに使用期限や製造番号等の所定の情報を印字する必要がない場合は、必ずしも、搬送ドラム18を設ける必要はなく、切断搬送手段12から貼着ドラム14に直接メインラベルMLを引き渡すようにしてもよい。
【0038】
また、上述した実施形態では、貼着部cが透明なサブラベルSLをメインラベルMLに貼着するようにしているが、貼着されたサブラベルによってメインラベルの表示が隠蔽される等の問題やデザイン上の問題がないのであれば、サブラベルの貼着部は、必ずしも、透明でなくてもよい。
【0039】
また、上述した実施形態では、メインラベルMLの上端縁から上方に張り出すように、サブラベルSLをメインラベルMLの表面に貼着するようにしているが、これに限定されるものではなく、メインラベルMLから張り出さないように、サブラベルSLを貼着することも可能である。
【0040】
また、上述した実施形態では、メインラベルMLとして、感熱接着性ラベルを使用しているが、これに限定されるものではなく、メインラベルMLとして、グルーラベルを使用することも可能である。ただし、その場合は、赤外線ヒータ15、16等の加熱手段に代えて、第2受渡位置γとメインラベル貼着位置δとの間において、貼着ドラム14の周囲に糊付け装置を設置しなければならないことはいうまでもない。
【0041】
また、上述した実施形態では、栄養補給ドリンク等の液体商品LGにメインラベルMLとサブラベルSLとを貼着する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明のラベル貼着システムは、種々の被貼着体に2種類のラベルを貼着する場合に適用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラベル貼着システムの一実施形態を示す概略平面図である。
【図2】同上のラベル貼着システムを構成しているメインラベラーに設けられた保持力増強手段を示す平面図である。
【図3】同上の保持力増強手段を示す正面図である。
【図4】同上の保持力増強手段を示す側面図である。
【図5】(a)は同上のラベル貼着システムによってメインラベル及びサブラベルが貼着された飲料商品を正面側から視た斜視図、(b)は同上の飲料商品を背面側から視た斜視図である。
【図6】(a)は同上のメインラベルを示す平面図、(b)は同上のサブラベルを示す平面図である。
【図7】(a)は他の実施形態であるラベル貼着システムを構成しているメインラベラーに設けられた保持力増強手段を示す正面図、(b)は同上の保持力増強手段を示す側面図である。
【図8】瓶容器にメインラベル及びサブラベルが貼着されている液体商品を示す斜視図である。
【図9】メインラベル及びサブラベルといった2種類のラベルを貼着することができる従来のラベル貼着システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ラベル貼着システム
10 メインラベラー
11 送給ローラ
12 切断搬送手段
13 ラベル貼着手段
14 貼着ドラム
17 ラベル受渡手段
18 搬送ドラム
19 印字装置
20 保持力増強手段
21 挟持ローラ
22 回転駆動機構
22A サーボモータ
23 中継軸
24、25 平歯車
26 回転軸
27、28 タイミングプーリ
29 タイミングベルト
30 商品搬送手段
40 サブラベラー
LG 液体商品
B 瓶容器
ML メインラベル
SL サブラベル
MM メインラベル形成基材
SM サブラベル形成基材

Claims (3)

  1. 所定長のメインラベルを、被貼着体の胴部外周面に貼着するメインラベラーと、
    前記メインラベルの表面にサブラベルを貼着するサブラベラーとを備え、
    前記メインラベラーは、
    前記メインラベルの表面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを貼着位置まで搬送し、前記貼着位置に搬送されてくる被貼着体の胴部外周面に接触させることにより、前記メインラベルを前記被貼着体に巻き付けながら貼着する貼着ドラムと、
    送給される長尺帯状のメインラベル形成基材を順次切断することで個別のメインラベルを形成し、そのメインラベルを、直接的または間接的に前記貼着ドラムに順次引き渡す切断搬送手段と
    を備え、
    前記サブラベラーは、前記切断搬送手段への前記メインラベル形成基材の送給途中で、前記メインラベル形成基材の所定位置に前記サブラベルを貼着するようになっており、
    前記メインラベラーは、表面側の所定位置に前記サブラベルが貼着された前記メインラベルを前記被貼着体に貼着するようになっていることを特徴とするラベル貼着システム。
  2. 所定長のメインラベルを、被貼着体の胴部外周面に貼着するメインラベラーと、
    前記メインラベルの表面にサブラベルを貼着するサブラベラーとを備え、
    前記メインラベラーは、
    前記メインラベルの表面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを貼着位置まで搬送し、前記貼着位置に搬送されてくる被貼着体の胴部外周面に接触させることにより、前記メインラベルを前記被貼着体に巻き付けながら貼着する貼着ドラムと、
    前記メインラベルの裏面側を外周面に吸引保持した状態で自転することによって、前記メインラベルを前記貼着ドラムへの引渡位置まで搬送する搬送ドラムとを備え、
    前記サブラベラーは、前記搬送ドラムによる前記メインラベルの搬送途中で、前記メインラベルの所定位置に前記サブラベルを貼着するようになっており、
    前記メインラベラーは、表面側の所定位置に前記サブラベルが貼着された前記メインラベルを前記被貼着体に貼着するようになっていることを特徴とするラベル貼着システム。
  3. 前記メインラベラーは、前記サブラベラーによる前記メインラベルに対する前記サブラベルの貼着時点において、前記搬送ドラムの外周面に対する前記メインラベルの保持力を増強する保持力増強手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のラベル貼着システム。
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