JP6638981B2 - ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 - Google Patents

ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6638981B2
JP6638981B2 JP2015182467A JP2015182467A JP6638981B2 JP 6638981 B2 JP6638981 B2 JP 6638981B2 JP 2015182467 A JP2015182467 A JP 2015182467A JP 2015182467 A JP2015182467 A JP 2015182467A JP 6638981 B2 JP6638981 B2 JP 6638981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
belt
labels
sticking
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015182467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017056966A (ja
Inventor
誠也 窪
誠也 窪
哲哉 岸本
哲哉 岸本
森本 聡
聡 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Sealing Printing Co Ltd filed Critical Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority to JP2015182467A priority Critical patent/JP6638981B2/ja
Publication of JP2017056966A publication Critical patent/JP2017056966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6638981B2 publication Critical patent/JP6638981B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数のラベルを貼付対象物の外周面に貼り付けるラベル貼付装置及びラベル貼付方法に関する。
従来より、貼着面を外側に向けた状態で複数のラベルを外周面に吸引保持すると共に、自転しながらその外周面に吸引保持された複数のラベルを被貼着体に接触させることによって被貼着体に貼り付ける貼着ドラムと、複数のラベルをそれぞれ所定のタイミングで貼着ドラムに供給することにより、複数のラベルを所定の間隔を開けて貼着ドラムの外周面に吸引保持させる複数のラベル供給手段とを備え、複数のラベル供給手段が、それぞれ個別に設けられたサーボモータによって駆動されるラベリング装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2のように、シート搬送手段が、単数の繰出手段から繰り出される複数の接着シートを接着シートの繰り出し方向及び、シート搬送手段の支持面に平行かつ当該接着シートの繰り出し方向に直交する方向に所定間隔を隔てて支持可能であり、これら複数の接着シートを1つの被着体に当接可能に設けられ、押圧手段は、被着体を押圧する押圧部材を備え、シート搬送手段による接着シートの搬送方向及び搬送速度に対し、押圧部材を同一方向かつ同速以下で移動させるか、停止させるか、又は反対方向かつ同速以下で移動させつつ、被着体に接着シートを押圧して貼付可能に構成したものが知られている。
特開平11−321831号公報 特開2011−93582号公報
しかしながら、特許文献1のラベリング装置では、ボトルを搬送するボトル搬送手段にボトルの外径に合わせて一対のスターホイールを設けなければならず、ボトルの形状が断面四角形などの貼付対象物には対応しづらいという問題がある。
一方、特許文献2のラベル貼付装置では、単数の繰り出し手段から接着シートを繰り出しているので、一見するとコンパクトに見えるが、1つの支持ローラに装着した1つの接着シートしか有さない。この1つの接着シートに異なる紙質の複数のラベルを貼り付けることは、ラベルの製法上、極めて困難である。例えば、ワインボトルなどのラベルとして、正面側に商品名、マークなどを記載した紙質のよいラベルを貼り、背面側には、表面側に比べて安価な紙質で材料等を表示するものを貼る場合が多い。また、日付などを印刷するために背面側のみを感熱紙のラベルとすることがある。特許文献2のものでは、1つの接着シートしか有さないので、このような紙質等の異なるラベルを貼り付けるものには適用できないという問題がある。また、接着シートの枚数を3枚以上にしたり、日付等の印刷をするプリンタを設けたりするスペースがない。また、断面四角形などの断面円形ではない貼付対象物を流すと滑らかに回転せずラベルをきれいに貼り付けられないおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、紙質等の異なる複数のラベルであっても貼付対象物の外周面に簡単かつ確実に貼り付けることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、回転補助部で押さえ付けて回転される貼付対象物の外周面に、吸着用ベルトに吸着された複数のラベルを貼り付けるようにした。
具体的には、第1の発明では、複数のラベルを貼付対象物の外周面に貼り付けるラベル貼付装置を前提とし、
上記ラベル貼付装置は、
上記貼付対象物が載置される搬送用ベルトを第1速度で駆動する搬送装置と、
上記複数のラベルをそれぞれ別々のラベルロールから送り出す複数のラベル送出装置と、
上記複数のラベル送出装置から位置をずらして送出されてくる上記複数のラベルが一時的に吸着される吸着用ベルトを有し、該吸着用ベルトを第2速度で駆動するラベル吸着装置と、
上記吸着用ベルトと対向する位置に設けられ、上記搬送用ベルトによって搬送されてきた上記貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けると共に、該貼付対象物よりも柔らかい材料よりなり該貼付対象物の外周面の形状に合わせて変形可能な回転補助部とを備えている。
上記の構成によると、複数のラベル送出装置の別々のラベルロールからそれぞれラベルが適切な間隔を空けて送出されて吸着用ベルトに吸着される。搬送用ベルトで搬送されてきた搬送対象物が回転補助部に押さえられながら搬送用ベルト上を滑らかに回転し、その外周に複数のラベルが貼り付けられる。このとき、貼付対象物が断面矩形状などの断面円形以外の断面形状であっても、回転補助部が適度に変形しながら貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けるので、確実にラベルが貼り付けられる。また、複数のラベルを同時に貼り付けるので、各ラベルを別々の位置で貼り付ける場合のように、2枚目以降のラベルの貼付位置を確実に制御する必要がない。さらに、複数のラベル送出装置を有するので、それぞれ異なる材質のラベルが貼り付けられたラベルロールを用いることができる。このため、例えばワインボトルなどのラベルとして、正面側に商品名、マークなどを記載した紙質のよいラベルを貼り、背面側には、表面側に比べて安価な紙質で材料等を表示するものを貼ることができる。
第2の発明では、第1の発明において、
上記貼付対象物は、断面円形であり、該貼付対象物と上記回転補助部との間で滑りが発生しないように構成されており、
上記第2速度は、上記第1速度の2倍である。
上記の構成によると、貼付対象物が断面円形の場合であって、回転保持部と貼付対象物との間で滑りが生じないときに、ラベルを貼り付ける前と後とで貼付対象物の搬送速度が変化せず、貼付対象物を滞りなく搬送できる。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、
上記回転補助部は、スポンジ状部材とする。
上記の構成によると、簡単かつ安価な材料で、貼付対象物を傷付けることなく適度な反力で押し返して滑らかに回転させることができる。
第4の発明では、第1〜第3のいずれか1つの発明において、
上記複数のラベル送出装置のうち一方の下流側かつ上記吸着用ベルトよりも上流側には、該ラベル送出装置から繰り出されたラベルに情報を書き込む印刷機が設けられている。
上記の構成によると、印刷機により日付など適宜変化する文字等をラベルに印刷できる。また、ラベル送出装置を複数のラベル送出装置で構成しているので、その間に印刷機を設けやすい。
第5の発明では、複数のラベルを貼付対象物の外周面に貼り付けるラベル貼付方法を前提とし、
上記ラベル貼付方法は、
搬送用ベルト上に載置された上記貼付対象物を第1速度で搬送しながら、
上記複数のラベルを複数のラベル送出装置のラベルロールからそれぞれ送り出して第2速度で駆動される吸着用ベルトに位置をずらして貼り付け、
上記吸着用ベルトと対向する位置に設けられた回転補助部で上記搬送用ベルトによって搬送されてきた上記貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けると共に、上記搬送用ベルト上で回転する貼付対象物の外周面の形状に合わせて該回転補助部が変形しながら支持し、上記複数のラベルを上記貼付対象物の外周面のずれた位置にそれぞれ貼り付ける。
上記の構成によると、複数のラベル送出装置からそれぞれ別々にラベルが適切な間隔を空けて送出されて吸着用ベルトに吸着される。搬送用ベルトで搬送されてきた搬送対象物が回転補助部に押さえられながら搬送用ベルト上を滑らかに回転し、その外周に複数のラベルが貼り付けられる。このとき、貼付対象物が断面矩形状などの断面円形以外の断面形状であっても、回転補助部が適度に変形しながら貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けるので、確実にラベルが貼り付けられる。また、複数のラベルを同時に貼り付けるので、各ラベルを別々の位置で貼り付ける場合のように、2枚目以降のラベルの貼付位置を確実に制御する必要がない。さらに、複数のラベル送出装置を有するので、それぞれ異なる材質のラベルが貼り付けられたラベルロールを用いることができる。
以上説明したように、本発明によれば、紙質等の異なる複数のラベルであっても貼付対象物を滑らかに回転させながら、その外周面に簡単かつ確実に貼り付けることができる。
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置を示す正面図である。 ビンを回転させながらラベルを貼り付ける様子の概略を示す拡大平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態のラベル貼付装置1を示し、このラベル貼付装置1は、複数のラベルLを貼付対象物としてのビンWの外周面に貼り付ける機能を有する。なお、図1では、貼付対象物は、断面円形のビンWとしているが、断面は、楕円形、矩形、三角形など特に限定されない。そして、ビン以外の缶、箱など特に限定されない。
そして、このラベル貼付装置1は、鋼製のフレーム等よりなるベース2を備え、このベース2は、下端部に例えば脚部3及び車輪4を備えている。ベース2の上流側には、ビンWが載置される搬送用ベルト11を第1速度V1で駆動する搬送装置10が設けられている。搬送用ベルト11は、例えばプラスチック製のベルトよりなり、載置されたビンW等の貼付対象物を確実に搬送しながらも適度に貼付対象物が、その上で回転しやすくなっている。この搬送装置10は、搬送用モータ12を備えており、この搬送用モータ12によって搬送用ベルト11が第1速度V1で駆動される。搬送用ベルト11の幅方向両側には、搬送ガイド13が立設されており、ビンWを搬送用ベルト11から落下しないようにしながら下流側へ誘導するようになっている。搬送ガイド13の一方側には、切り離し装置14が設けられている。この切り離し装置14の上流側に切り離し用センサ15が設けられており、この切り離し用センサ15でビンWを検知し、切り離し装置14によって適切なピッチP1を空けてビンWを下流側へ流すようにしている。
ラベル貼付装置1は、複数のラベルLをそれぞれ別々のラベルロール23から送り出す、第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21を備えている。詳しくは図示しないが、ラベルロール23は、例えば、表面基材、粘着材及び剥離紙の3つの要素で構成されたラベル用原紙に印刷や切り取り等の加工を行って巻き取ったものよりなる。表面基材は、用途に合わせていろいろな紙質のものが使用されており、ビンWの正面側と背面側とで異なる紙質のものを使用することが多い。本実施形態では、2つのラベル送出装置20,21を設けているが、場合によっては3つ以上設けてもよい。第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21は、それぞれ異なるラベルLが多数配列されたラベルロール23が、それぞれの供給用ローラ20a,20bに回転可能に装着されている。供給用ローラ20a,20bから供給されたラベル用原紙は、第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21の先端側でそれぞれ剥離紙から剥がれた後、それぞれの剥離紙が回収ローラ21b,22bで回収されるようになっている。第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21は、それぞれ第1ラベラー制御盤24及び第2ラベラー制御盤25でそれぞれ制御可能となっている。第1ラベラー制御盤24及び第2ラベラー制御盤25は、それぞれラベラー上下ハンドル26、ラベラー前後ハンドル27、ラベラー方向き調整ハンドル28等が設けられ、ラベルLの貼付位置を適度に調整可能となっている。ラベルLを送り出す先端部分よりも上流側には、ラベル送出用センサ16が設けられている。なお、見やすくするために、図2において、第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21は、第1ラベラー制御盤24及び第2ラベラー制御盤25以外は省略されている。
そして、第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21のラベルLの送出先には、これら第1ラベル送出装置20及び第2ラベル送出装置21からそれぞれ位置をずらして送出されてくる複数(ここでは2枚)のラベルLが一時的に吸着される吸着用ベルト31を有し、この吸着用ベルト31を駆動するラベル吸着装置30が設けられている。2枚のラベルLは、粘着材と反対側の面が吸着用ベルト31に吸着されるようになっている。この吸引力は、ラベルLの粘着力よりも小さいものとする。詳しくは図示しないが、吸着用ベルト31は、多数の吸引孔を有し、密閉状の吸着装置ケーシング32に設けた吸引ファン33の作用により、吸引孔から空気を吸引することで、この吸着用ベルト31にラベルLを適度な力で吸引するようになっている。吸着用モータ34により、吸着用ベルト31は、第2速度V2で駆動される。後述するように、この吸着用ベルト31の第2速度V2は、搬送用ベルト11の第1速度V1の2倍とすると(V2=2V1)、ラベルL貼付後のピッチP2が貼付前のピッチP1とほぼ等しくなる。ここで、「ほぼ等しくなる」とは完全に等しくなくてもよく、若干異なっていてもよいという意味である。なお、ビンWの断面が円形でない場合、ピッチのずれが許容される場合など、第2速度V2は、搬送用ベルト11の第1速度V1の2倍である必要はない。
第1ラベル送出装置20の下流側かつ吸着用ベルト31よりも上流側には、第1ラベル送出装置20から繰り出されたラベルLに日付などの情報を適宜書き込む印刷機29が設けられている。例えば、第1ラベル送出装置20側のラベルロール23のラベルLの表面基材を感熱紙で構成する場合、印刷機29はサーマルプリンタとすればよい。
そして、吸着用ベルト31と対向する位置には、搬送用ベルト11によって搬送されてきたビンWを吸着用ベルト31側に押さえ付ける回転補助部40が設けられている。回転補助部40は、吸着用ベルト31に対向する側にビンWなどの貼付対象物よりも柔らかい材料、例えばスポンジよりなる。回転補助部40は、この回転補助部40を吸着用ベルト31側へ押し付けるスポンジ押圧機構41に設けられている。回転補助部40の搬送用ベルト11の幅方向の位置は、回転補助位置決め用ハンドル42により調整可能となっている。このように回転補助部40がビンWの外周面の形状に合わせて変形可能に構成されていることで、貼付対象物の断面形状が三角形、四角形などであっても、この貼付対象物を回転させながら吸着用ベルト31側へ押し付けるように構成されている。回転補助部40は、形状追随性からスポンジ状の部材が望ましいが、ゴム、エラストマー等適度な弾性力及び摩擦力を有するものでもよい。スポンジ状部材であれば、簡単かつ安価な材料で、貼付対象物を傷付けることなく適度な反力で押し返して滑らかに回転させることができる。なお、回転補助部40は、スポンジ押圧機構41に設けたバネなどの弾性部材によって適度な力で吸着用ベルト31側に付勢されていてもよい。
搬送用ベルト11の下流には、例えば、ターンテーブル50が設けられている。このターンテーブル50は、テーブル用モータ51で低速で回転され、搬送用ベルト11で搬送されてきたビンWが一時的に留め置かれるようになっている。このターンテーブル50上でビンWに2枚のラベルLが適切に貼り付けられているか確認の上、出荷されるようになっている。なお、搬送用ベルト11は、ターンテーブル50に接続するのではなく、次のラインに直接連結されていてもよい。
次に、本実施形態に係るラベル貼付装置1の作動について説明する。
まず、ラベル貼付装置1の電源を入れる。搬送用モータ12を駆動して搬送用ベルト11を第1速度V1で駆動する。同様に吸着用モータ(図示せず)を駆動して第2速度V2で吸着用ベルト31を駆動する。作業者Mが第1ラベラー制御盤24及び第2ラベラー制御盤25を操作してラベルLの貼付位置を設定するとともに、印刷機29で印刷する日付などを設定しておく。2枚のラベルLは、吸着用ベルト31の進行方向に沿ってずらして送り出すとよいが、上下にずらすのであれば、送り出し方向に重なる位置に貼り付けてもよい。
そして、搬送用ベルト11の上にビンWを載置する。載置されたビンWを第1速度V1で搬送しながら、切り離し用センサ15でビンWを検知し、切り離し装置14によって適切なピッチP1を空けてビンWを下流側へ流す。
次いで、ラベル送出用センサ16がビンWを検知すると、異なる2枚のラベルLを第1ラベル送出装置20と第2ラベル送出装置21からそれぞれ別々のラベルロール23から送り出す。第1ラベル送出装置20から送り出されるラベルLには印刷機29により日付等の情報を印刷する。そして、2枚のラベルLを第2速度V2で駆動される吸着用ベルト31に適切な間隔を空けて貼り付ける。このとき、2枚のラベルLの粘着材と反対側が吸着用ベルト31に吸着される。
図1に示すように、回転補助部40の手前に搬送されて来たビンWは、回転補助部40によって吸着用ベルト31側に押さえ付けられながら、搬送用ベルト11上で回転する。このとき、ビンWの外周面の形状に合わせて回転補助部40が変形しながら支持し、2枚のラベルLの粘着材がビンWの外周面のずれた位置にそれぞれ貼り付けられる。このとき、ビンWが断面矩形状などの断面円形以外の断面形状であっても、回転補助部40が適度に変形しながらビンWを吸着用ベルト31側に押さえ付けるので、確実に2枚のラベルLが貼り付けられる。また、2枚のラベルLを同時にビンWの外周に貼り付けるので、各ラベルLを別々の位置で貼り付ける場合のように、2枚目以降のラベルLの貼付位置(間隔)を確実に制御する必要がない。2枚のラベルL間の間隔は、吸着用ベルト31に吸着されたときに決まるからである。
次いで、2枚のラベルLが貼り付けられたビンWは、回転補助部40の領域を超えると回転を停止し、搬送用ベルト11の上を速度V1で移動し、ターンテーブル50に流れ込む。そして、作業員Mがターンテーブル50上でゆっくりと回転するビンWを2枚のラベルLが適切に貼り付けられたかを確認して容器に詰め込んだり、後工程に流す。
本実施形態では、第1ラベル送出装置20の下流側かつかつ吸着用ベルト31よりも上流側に印刷機29を設けたので、印刷機29により日付など適宜変化する文字等をラベルに印刷できる。また、ラベル送出装置を2つのラベル送出装置20,21で構成しているので、その間に印刷機29を設けやすく、また、第1ラベル送出装置20側のラベルロール23の表面基材は感熱紙とし、第2ラベル送出装置21側のラベルロール23の表面基材は、感熱紙ではない上質な紙とするというような柔軟な対応が可能となる。
ここで、速度V1と速度V2の関係について説明する。ビンWは、断面円形とし、ビンWと回転補助部40との間で滑りが発生しないものと仮定する。
まず、図3のように、点a,b,cを定義する。この場合、2点a,cの相対速度は、
Vc=Va+Vc/a…(1)
となり、P1=P2から各位置でのビンWの中心速度は第1速度V1となり、Va=V1となる。
点cは、理論上、滑りが発生しないので、Vc=0である。
ベクトルVc/aは、ベクトルacに対して垂直で、その向きはωと一致しなければならない。このためVc/aは、プラス方向を向き、角速度をω(rad/s)とすると、その大きさはDω/2である。これを式(1)に代入すると、
0=ーV1+Dω/2となる。
よって反時計方向にω=2V1/D(rad/s)となる。
吸着用ベルト31の速度は、点bでの速度であるため、
V2=Vb=Va+Vb/a=V1+Dω/2=V1+D/2×2V1/D=2V1
よって、V2=2V1となる。
したがって、本実施形態に係るラベル貼付装置1によると、紙質等の異なる複数のラベルであっても複数のラベルLをビンWを滑らかに回転させながら、その外周面に簡単かつ確実に貼り付けることができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
例えば、上記実施形態では、2枚のラベルLをビンWの外周に貼り付けるようにしているが、3枚以上貼り付けるようにしてもよい。
1 ラベル貼付装置
2 ベース
3 脚部
4 車輪
10 搬送装置
11 搬送用ベルト
12 搬送用モータ
13 搬送ガイド
14 切り離し装置
15 切り離し用センサ
16 ラベル送出用センサ
20 第1ラベル送出装置
20,21 ラベル送出装置
20a,20b 供給用ローラ
21 第2ラベル送出装置
21b,22b 回収ローラ
23 ラベルロール
24 第1ラベラー制御盤
25 第2ラベラー制御盤
26 ラベラー上下ハンドル
27 ラベラー前後ハンドル
28 調整ハンドル
29 印刷機
30 ラベル吸着装置
31 吸着用ベルト
32 吸着装置ケーシング
33 吸引ファン
34 吸着用モータ
40 回転補助部
41 スポンジ
42 回転補助位置決め用ハンドル
50 ターンテーブル
51 テーブル用モータ

Claims (5)

  1. 複数のラベルを貼付対象物の外周面に貼り付けるラベル貼付装置において、
    上記貼付対象物が載置される搬送用ベルトを第1速度で駆動する搬送装置と、
    上記搬送装置に設けられ、上記搬送用ベルトに流れてくる上記貼付対象物を検知する切り離し用センサと、
    上記切り離し用センサの下流側に設けられ、該切り離し用センサの値を用いて上記貼付対象物を所定の一定ピッチを空けて下流側に流す切り離し装置と、
    上記複数のラベルをそれぞれ別々のラベルロールから送り出す複数のラベル送出装置と、
    上記複数のラベル送出装置から位置をずらして送出されてくる上記複数のラベルが一時的に吸着される吸着用ベルトを有し、該吸着用ベルトを第2速度で駆動するラベル吸着装置と、
    上記吸着用ベルトと対向する位置に設けられ、上記搬送用ベルトによって搬送されてきた上記貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けると共に、該貼付対象物よりも柔らかい材料よりなり該貼付対象物の外周面の形状に合わせて変形可能な回転補助部とを備えている
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 請求項1に記載のラベル貼付装置において、
    上記貼付対象物は、断面円形であり、該貼付対象物と上記回転補助部との間で滑りが発生しないように構成されており、
    上記第2速度は、上記第1速度の2倍である
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  3. 請求項1又は2に記載のラベル貼付装置において、
    上記回転補助部は、スポンジ状部材である
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のラベル貼付装置において、
    上記複数のラベル送出装置のうち一方の下流側かつ上記吸着用ベルトよりも上流側には、該ラベル送出装置から繰り出されたラベルに情報を書き込む印刷機が設けられている
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  5. 複数のラベルを貼付対象物の外周面に貼り付けるラベル貼付方法において、
    搬送用ベルト上に載置された上記貼付対象物を搬送装置に設けられた切り離し用センサの値を用いて、切り離し装置によって上記貼付対象物を所定のピッチを空けて第1速度で搬送しながら、
    上記複数のラベルを複数のラベル送出装置のラベルロールからそれぞれ送り出して第2速度で駆動される吸着用ベルトに位置をずらして貼り付け、
    上記吸着用ベルトと対向する位置に設けられた回転補助部で上記搬送用ベルトによって搬送されてきた上記貼付対象物を吸着用ベルト側に押さえ付けると共に、上記搬送用ベルト上で回転する貼付対象物の外周面の形状に合わせて該回転補助部が変形しながら支持し、上記複数のラベルを上記貼付対象物の外周面のずれた位置にそれぞれ貼り付ける
    ことを特徴とするラベル貼付方法。
JP2015182467A 2015-09-16 2015-09-16 ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 Active JP6638981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182467A JP6638981B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ラベル貼付装置及びラベル貼付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015182467A JP6638981B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ラベル貼付装置及びラベル貼付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056966A JP2017056966A (ja) 2017-03-23
JP6638981B2 true JP6638981B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=58389483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015182467A Active JP6638981B2 (ja) 2015-09-16 2015-09-16 ラベル貼付装置及びラベル貼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6638981B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4010033B2 (ja) * 1997-10-28 2007-11-21 澁谷工業株式会社 ロータリホイールの制動トルク制御装置
JPH11321831A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Fuji Seal Inc ラベリング装置
JP4113364B2 (ja) * 2002-02-19 2008-07-09 株式会社フジシールインターナショナル ラベル貼着システム
DE102006062510A1 (de) * 2006-12-29 2008-07-03 Krones Ag Maschine zum Etikettieren von Gefäßen
JP6013053B2 (ja) * 2012-07-05 2016-10-25 株式会社トッパンTdkレーベル 貼付装置及び貼付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017056966A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6910820B2 (en) Apparatus and method for handling linerless label tape
CN110740938B (zh) 标签应用系统
JP2009012851A (ja) ラベル剥離方法およびラベル剥離装置
JP5985860B2 (ja) 両面印字ラベル用の貼付装置
JP6638981B2 (ja) ラベル貼付装置及びラベル貼付方法
JP2012035888A (ja) シート剥離装置および剥離方法ならびにシート貼付装置および貼付方法
JP5239775B2 (ja) ラベル移送装置及びラベル貼付装置
JP2007230566A (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付方法
JP2011509892A (ja) ラベル付け装置
JP2018154352A (ja) ラベル貼付装置
JP2015229581A (ja) シート供給装置及びシート供給方法
JP6892675B2 (ja) ラベルプリンタ、ラベル貼付装置
JP2012171623A (ja) ラベル貼付装置
JP2018047917A (ja) ラベル貼付装置
JP5771661B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5667833B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2018154348A (ja) ラベル貼付装置
JP2018154346A (ja) ラベル貼付装置
JP2005231754A (ja) ラベル剥離方法および装置
JP6566759B2 (ja) ラベル装着装置
EP3131821A1 (en) Proceeding for label applying and a device for accomplish the same
JP2009298435A (ja) ラベル発行装置及びラベル貼付装置
JP2004203413A (ja) 下貼式ラベル貼付装置
WO2016121017A1 (ja) ラベル貼付装置
JP2017200833A (ja) ラベル貼り付け用装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6638981

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250