JP2018154352A - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Mitsunobu Hayashi
光信 林
柳瀬 剛
Takeshi Yanase
剛 柳瀬
佑樹 鯛
Yuki Tai
佑樹 鯛
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Abstract

【課題】値段ラベルやセキュリティラベルのサイズが切り替わっても、両者の重ねる位置を調整して、消費者に不信感を与えない新たなラベル貼付装置を提供する。
【解決手段】タグTの上に商品ラベルLを重ねてから商品Mに貼付するようにしたラベル貼付装置100であって、タグを一個ずつタグ受取部Rに送り出すタグ発行部Aと、商品ラベルを吸着する吸着部Sと、吸着部を移動させる移動機構Dと、を備える。移動機構は、吸着部に吸着された商品ラベルを、タグ発行部で待機する後続タグに被さるまで移動させてからタグ受取部上のタグに重ね合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラベル貼付装置に関し、特に盗難防止用タグや、非接触で情報を読み取るRFタグ等を商品ラベルと共に商品に貼付するラベル貼付装置に関する。
最近では、盗難防止(万引き防止)用タグが安価に入手できるようになったことから、高価な商品だけでなく、スーパーマーケット等で販売される生鮮食料品等のパック商品にも使用されるようになってきた。下記特許文献には、そうしたパック商品にタグ(特許文献1ではセキュリティラベル)と商品ラベル(特許文献1では値段ラベル)を上下に重ね合わせる技術が開示されている。
これらの特許文献によると、セキュリティラベルを隠すために、値段ラベルよりも小さなセキュリティラベルを値段ラベルの裏面中央(粘着面側)に貼り付け、その状態で商品に貼り付けることにより、裏面中央に重ねられたセキュリティラベルが値段ラベルからはみ出さないようにしている。
特許第3589121号公報 特許第5135980号公報
ところで、こうしたセキュリティラベルには、大小様々なサイズのものがあり、それと上下に重ねられる値段ラベルにも様々なサイズのものがある。特に最近では、印字量に応じて値段ラベルのサイズが自在に変えられる台紙レスラベルが普及しつつある。
そうした背景の下で値段ラベルの裏面中央にセキュリティラベルを貼り合せようとすると、それらのラベルを裏面中央で重ねるための位置調整機構が必要となる。しかし、これらの特許文献には、そうした位置調整機構がないため、値段ラベルやセキュリティラベルのサイズが変わると、両者の相対的な重ね合わせ位置がずれてしまい、その結果、セキュリティラベルがはみ出たり、消費者に値段ラベルを付け替えたような不信感を与えたりする問題があった。
本発明は、こうした問題の解決を図ったもので、値段ラベルやセキュリティラベルのサイズが変化しても、両者の重ねる位置を調整して、消費者に不信感を与えない新たなラベル貼付装置を提供することを課題とする。
本発明に係るラベル貼付装置は、タグの上に商品ラベルを重ねてから商品に貼付するようにしたラベル貼付装置であって、
前記タグを一個ずつタグ受取部に送り出すタグ発行部と、
前記商品ラベルを吸着する吸着部と、
前記吸着部を移動させる移動機構と、を備え、
前記移動機構は、前記吸着部に吸着された商品ラベルを、前記タグ発行部で待機する後続タグに被さるまで移動させてから前記タグ受取部上のタグに重ね合わせることを特徴とする。
図1は、本発明の解決原理の説明図、図2は、その平面配置図、図3は、タグ発行部において、商品ラベルの垂れ下がりを防止する説明図である。これらの図において、ラベル貼付装置100は、複数のタグTが一定ピッチで貼り付けられた基材テープTPから前記タグTを一個ずつ剥離しながらタグ受取部Rに送り出すタグ発行部Aと、図2のラベル発行部Bから発行された商品ラベルLを吸着する吸着部Sと、その吸着部Sをラベル発行部Bまで移動させて商品ラベルLを吸着させ、続いて吸着した商品ラベルLをタグ受取部Rまで移動させてその上のタグT1に重ね合わせ、さらに重ね合わせた商品ラベルLとタグT1とを商品Mの上面に貼り付ける移動機構Dとを備えている。
この移動機構Dは、吸着部Sに吸着された商品ラベルLをタグ受取部R上のタグT1に重ねるときは、商品ラベルLの略半分がタグ発行部A上の後続タグT0に被さるまで吸着部Sを移動させてから下降させるように動作する。そのため、図2のラベル発行部Bにおいて、ラベル発行方向F1に長い商品ラベルLや短い商品ラベルLが発行されても、それらの略中央位置にタグT1を重ね合わせることができる。
ここで使用するタグには、万引き防止用のセキュリティタグ(セキュリティラベルも含まれる。)の他、例えば非接触で通信できるRFタグ等も含まれる。前者のセキュリティタグは、例えば精算カウンターにおいてタグ機能消去機で無効化されるタグである。後者のRFタグは、例えば内部に固有のIDが記録され、そのタグが貼付された商品を精算カウンターに持ち込めば、タグリーダがRFタグからIDを読み取ってサーバに送信する。サーバは、そのIDで特定された商品の商品名や価格等を精算用POSレジスターに返信する。後者のRFタグは、こうしたPOSシステムで使用されるタグである。これらのタグは、シート状やラベル状に成形されており、それを商品ラベルLの下に重ねることによって、消費者にとっては、その存在が外観からは視認し難い態様となっている。
こうしたタグTは、ロール状に巻かれた基材テープTPに粘着剤を介して一定ピッチで貼り付けられており、基材テープTPを折返し部Uで鋭角に折り返せば、基材テープTP上のタグTが折返し部Uで剥離されてタグ受取部R上に一個ずつ送り出されるようになっている。その際、タグ受取部R上のタグT1と、タグ発行部A上の後続タグT0との間には、僅かな隙間しかないので、商品ラベルLの後端を後続タグT0の上まで移動させる途中で、商品ラベルLの後端が後続タグT0に貼り付く虞がある。
そこで、本発明では、さらにタグ発行部Aのタグ送り出し方向F2が上り傾斜に設定され、その上り傾斜の先端から送り出されたタグT1は、タグ受取部R上で略水平となるようにタグ受取部Rが位置決めされていることを特徴とする。
これにより、タグ受取部Rに送り出されたタグT1と、それに続くタグ発行部A上の後続タグT0とは、角度をなして前後することになるから、商品ラベルLの後端が後続タグT0の上に垂れ下がるようなことがあっても、上記上り傾斜の角度調整によって、商品ラベルLが後続タグT0に貼り付く事故を回避することができる。
また、上記構成に加えて、或いは上記構成に代えて、さらにタグ発行部A上の後続タグT0の上方に商品ラベルLの垂れ下がりを防止するローラRr(図3参照)が取り付けられていることを特徴とする。このローラRrを用いれば、タグ発行部Aのタグ送り出し方向F2を上り傾斜に設定していなくても、商品ラベルLが後続タグT0に貼り付く事故を防止することができる。また、ラベル発行部Aが上り傾斜に設定されていれば、例え腰の弱い商品ラベルLであっても、それが後続タグT0に貼り付く事故を確実に防止することができる。
商品ラベルは、商品名や価格、原材料、生産地等の販売上必要な情報が印字されたラベルであるが、これらの商品情報がラベルプリンタで印字されて発行されるタイプであっても良いし、事前印刷されたラベルが順次繰り出されるタイプであっても良い。また、商品情報としては、上記のものに限定されない。
タグ受取部Rは、例えばタグTの送り出し方向と直交する方向に配列された複数個のフリーローラFRで構成されている。これらのフリーローラFRで基材テープTPから剥離されたタグT1を受け取って略水平姿勢に保持する。このとき、剥離されたタグT1が基材テープTPから完全に離れた状態で基材テープTPを停止させるのが好ましいが、タグT1の後端部が基材テープTPに僅かに貼り付いた状態であっても構わない。この場合には、基材テープTPに貼り付いたタグT1の上に商品ラベルLを重ね合わせた後、それらをタグ送り出し方向F2に移動させれば、タグT1を基材テープTPから引き離すことができる。
吸着部Sは、周知構成のもので、移動機構Dは、その吸着部Sをラベル発行部Bの発行口に移動させて商品ラベルLを吸着部Sに吸着させた後、それをタグ受取部Rへ移動させる。その際、吸着部Sを、矩形の商品ラベルLの対角線方向にショートカットさせると、移動距離は短縮するが、吸着部Sに吸着された商品ラベルLが吸着部Sよりも大きい場合には、そこからはみ出た部分が予期しない場所に付着することがある。
この問題を回避するため、本発明では、図2に示すように、さらにラベル発行部Bとタグ発行部Aとを横並びに配置して、商品ラベルLの発行方向F1とタグTの送り出し方向F2とを平行させ、さらに吸着部Sの移動方向が、タグTの送り出し方向F2と、それと直交する方向F3とに規制されていることを特徴とする。
これにより、吸着部Sに吸着された商品ラベルLがタグの送り出し方向F2に移送されるから、タグ受取部Rの周辺との干渉を回避することができる。
また、本発明は、以上の構成に加えて、タグ発行部A上において、吸着部Sに吸着された商品ラベルLを後続タグT0に被さるまで移動させるときの移動量が前記商品ラベルLの発行方向長さに応じて可変とされていることを特徴とする。
これにより、商品ラベルLの発行方向長さが長短種々に切り替わっても、それらに応じた略中央位置でタグと重ね合わせることができる。
本発明によれば、吸着部に吸着された商品ラベルの後端部がタグ発行部の後続タグに被さるまで移動させてから商品ラベルをタグ受取部上のタグに重ね合わせるから、商品ラベルの送り方向長さが変化しても、それらの略中央位置にタグを重ねることができる。したがって、商品ラベルやタグのサイズが変更されても、これらを適正位置で重ね合わせることができるから、消費者に商品ラベルの付け替えという不信感を与えない効果がある。
また、タグ発行部のタグ送り出し方向が上り傾斜に設定され、そこを登り切って送り出されたタグがタグ受取部上で略水平姿勢になるように設定されているから、タグと重ねられる商品ラベルが垂れ下がったとしても、タグの送り出し方向の上り傾斜の角度調整によって、商品ラベルが後続タグに貼り付くことを防止することができる。それに加えて、タグ発行部の後続タグの上方に商品ラベルの垂れ下がりを防止するローラを設けたから、タグの送り出し方向が上り傾斜に設定されていなくても、腰の弱い商品ラベルが後続タグに貼り付く事故を防ぐことができる。
また、ラベル発行部とタグ発行部とを横並びに配置して、商品ラベルの発行方向とタグの送り出し方向とを平行させ、さらに吸着部の移動方向が前記タグの送り出し方向と、それと直交する方向とに規制されているから、吸着部に吸着された商品ラベルがタグ受取部の周辺に貼り付く事故を防止することができる。
加えて、タグ発行部上において、吸着部に吸着された商品ラベルを後続タグの上に被せるまで移動させるときの移動量が商品ラベルの発行方向長さに応じて可変とされているから、商品ラベルの発行方向長さが変化しても、それに応じた適正位置でタグを重ね合わせることができる。
本発明の解決原理を説明する説明図。 本発明の配置構成説明図。 タグ発行部での商品ラベルの垂れ下がりを防止する説明図。 本発明に係るラベル貼付装置の一実施形態の要部外観斜視図。 図4のラベル貼付装置を略正面から見た要部外観斜視図。 図4のラベル貼付装置を左側から見た要部外観斜視図。 上記実施形態の制御系の構成ブロック図。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置を説明する。なお、この実施形態は、一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図4〜図6において、ラベル貼付装置100は、向かって右側のタグ発行部Aと、それと横並びに配列された左側のラベル発行部Bと、タグ発行部Aから送り出されたタグTを受け取るタグ受取部Rと、それらの前方に配置される貼付装置Cとを備えている。
<タグ発行部A>
タグ発行部Aは、ロール1から引き出された基材テープTPを、ガイドローラ部2を介して折返し部Uに案内し、そこで基材テープTPを鋭角に折り返すことにより、基材テープTP上に貼付されたタグTを基材テープTPから剥離してタグ受取部Rに一個ずつ送り出すようになっている。そのため、基材テープTPは、駆動ローラ部3によって矢印方向F4に強制的に送られて巻取りローラ部4で巻き取られるようになっている。
ロール1は、複数のタグTが一定ピッチで貼付された基材テープTPをロール状に巻いたものである。そこから引き出される基材テープTPは、タグT側が上向きになるようにセットされている。また、その側方には、下方の支持軸10を中心に搖動する抜け止めプレート11が設けられている。この抜け止めプレート11を矢印方向F5に搖動させて、ロール1を側方から収納部にセットするようになっている。
このタグTは、万引き防止用のタグであって、短冊状に成形されており、裏面には、粘着剤が塗布されて基材テープTP上に一定ピッチで貼りつけられている。また、各タグTの間には、僅かな隙間が形成され、その隙間を折返し部UのUターン部に位置させることにより、タグ受取部R上で水平に保持されるタグT1と、それに続く後続タグT0との間に後述の商品ラベルLが貼り付かない程度の溝ができるようになっている。また、このタグTは、商品ラベルLよりも小さく形成され、その上に商品ラベルLを重ねれば、タグTが商品ラベルLの下に完全に隠れてしまう大きさのものが選ばれている。
基材テープTPを折返し部Uに導くガイドローラ部2は、大小二つのローラ21、22で構成されているが、折返し部Uは、それらのローラ21、22よりも高い位置に配置されて、ローラ21から折返し部Uに至る経路が上り傾斜に形成されている。また、折返し部Uは、側面視L字形のプレート23の先端部で形成されており、その先端部で基材テープTPを折り返して駆動ローラ部3で矢印方向F4に送るようになっている。またプレート23上を走行する基材テープTPの僅か上方位置には、ローラRrが取り付けられている。このローラRrは、吸着部Sに吸着された商品ラベルLが後続タグT0に付着するのを防止するもので、ローラRrの外周には、付着防止用のシリコーンゴム製のリングが装着されている。なお、図4では、ローラRrを一個表示しているが、このローラRrは、共通のシャフトに横並びに複数個配置されている。
駆動ローラ部3は、基材テープTPに強制的に送る駆動ローラ31と、その駆動ローラ31に基材テープTPを押し付けるピンチローラ32とで構成され、基材テープTPは、それらのローラ31、32間にS字状に掛け渡されている。この駆動ローラ31の回転軸には、タイミングプーリ33が取り付けられ、そのタイミングプーリ33と後方のステッピングモータ30の駆動軸との間には、タイミングベルト34が掛け渡されて、ステッピングモータ30の回転により、基材テープTPがタグT一個分の送りピッチでもって間欠的に送られるようになっている。
ピンチローラ32から繰り出された基材テープTPは、複数のシャフト41、42を経て巻取りローラ部4で巻き取られるようになっている。この巻取りローラ部4は、巻取りローラ40と、その回転軸に連結された図示しないスリップクラッチと、そのスリップクラッチに連結されたプーリ43と、後方のDCモータ44と、そのDCモータ44の回転をプーリ43に伝達するタイミングベルト45で構成されている。これにより、巻取りローラ40の巻径が大きなって回転速度が減速しても、一定のテンションで基材テープTPが巻き取られるようになっている。
図5において、タグ受取部Rは、タグTの送り出し方向と直交する方向に所定距離離して配置された一対のフリーローラFRで構成され、これらで送り出されたタグTの両端部を支持するようになっている。また、各フリーローラFRの上端部は、折返し部Uのプレート23の先端部と略同一レベルに位置決めされている。これにより、基材テープTPから剥離されたタグTがタグ受取部R上で略水平姿勢に切り替わるようになっている。このとき、剥離されたタグTの後端部が折返し部Uの基材テープTP上に、すなわち、折り曲げられた基材テープTP上に僅かに貼り付いた状態となるように、基材テープTPの送りと停止が制御されるようになっている。
また、このタグ受取部Rには、そこに保持されるタグTの有無を検出するセンサが設けられている。このセンサは、一方が投光器46、他方が受光器47の光電式センサで構成され、投光器46から照射された検出光は、一対のフリーローラFR間を斜めに横断して受光器47に入射されるように配置されている。
<ラベル発行部B>
ラベル発行部Bは、台紙付ラベルや台紙レスラベルに商品情報を印字しながら発行するラベルプリンタのラベル発行部Bである。したがって、台紙付ラベルを使用するときは、ラベル発行口に剥離板が設けられ、台紙レスラベルを使用するときは、印字されたラベルを後続ラベルから切り離すカッターと、分離されたラベルを受けるラベル保持部が設けられる。これらに代えて、プリンタ機能を持たずに商品情報の印刷されたラベルを一枚ずつ発行するものでも構わない。何れにしても、このラベル発行部Bには、発行された商品ラベルLを一時的に保持するラベル保持部Bbが備えられ、その保持部Bbには、発行されたラベルを検出する図示しないラベルセンサが設けられている。
このラベル保持部Bbは、図4、図5に示すように、商品ラベルLの発行口の前方に配置される複数のローラ5で構成され、これらのローラ5でもって、発行された商品ラベルLが略水平に保持されるようになっている。これらのローラ5の外周には、商品ラベルLの粘着剤の付着を防止するシリコーンゴム製のリングが装着されている。
<貼付装置C>
図5において、貼付装置Cは、商品ラベルLを吸着する吸着部Sと、その吸着部Sをラベル発行部Bからタグ受取部Rへ、タグ受取部Rから商品Mの貼付位置へと移動させる移動機構Dとを備えている。
吸着部Sは、ダンパー機能を備えた吸着ヘッドHと、その吸着ヘッドHに負圧を作用させるチャンバーCBと、チャンバー内を減圧させるブロワーBWとを備えたもので、何れも周知構成のものである。具体的には、吸着ヘッドHの底面には複数の貫通孔が形成されており、それらの貫通孔がチャンバーCB内に連通されて、各貫通孔に負圧が作用するようになっている。そうした吸着ヘッドHをラベル保持部Bb上の商品ラベルLの上に移動させて下降させれば、吸着ヘッドHに商品ラベルLが吸引保持されるようになっている。
移動機構Dは、この吸着部Sを図6のX軸方向F6に移動させるX方向駆動部6と、Y軸方向F7に移動させるY方向駆動部7と、Z軸方向F8に移動させるZ方向駆動部8とを備えている。
X方向駆動部6は、並行な上下一対のリニアガイド61と、それらのリニアガイド61上をスライドするリニアブロック62と、X軸方向の両端部に配置された一対のタイミングプーリ63と、それらのタイミングプーリ63間に掛け渡されたタイミングベルト64と、一方のタイミングプーリ63と接続されて、タイミングベルト64をX軸方向に走行させるステッピングモータ65とを備えている。また、リニアブロック62は、タイミングベルト64に連結されてX軸方向F6に移動するようになっているが、このリニアブロック62には、後述のY方向駆動部7とZ方向駆動部8とが図示しないフレームを介して連結されており、これにより、リニアブロック62がX軸方向F6に移動すると、Y方向駆動部7とZ方向駆動部8が共にX軸方向F6に、すなわちタグ発行部Aとラベル発行部Bとの間を往復移動するようになっている。
Y方向駆動部7も同様な構成であって、上下一対のリニアガイド71と、それらのリニアガイド71上をスライドするリニアブロック72と、Y軸方向の両端部に配置された一対のタイミングプーリ73と、それらのタイミングプーリ73間に掛け渡されたタイミングベルト74と、一方のタイミングプーリ73と接続されて、タイミングベルト74をY軸方向F7に走行させるステッピングモータ75とを備えている。
また、Y方向駆動部7のリニアガイド71は、図面上省略したフレームを介してX方向駆動部6のリニアブロック62と連結されている。したがって、リニアブロック62がX軸方向F6に移動すると、それに伴ってY方向駆動部7も同方向に移動するようになっている。また、このリニアガイド71上をスライドするリニアブロック72には、図面上省略した上下方向に伸びるフレームを介してZ方向駆動部8が連結されている。そのため、タイミングベルト74がY軸方向F7に走行すると、リニアブロック72と共に後述のZ方向駆動部8もY軸方向F7に、すなわち前後方向に移動するようになっている。
Z方向駆動部8は、上下に配置されたベースプレート80と、そのベースプレート80の片隅に固定された上下方向のリニアガイド81と、そのリニアガイド81上を上下方向にスライドするリニアブロック82と、Z軸方向F8の図示しないフレームの両端部に配置された一対のタイミングプーリ83と、両タイミングプーリ83間に掛け渡されたタイミングベルト84と、一方のタイミングプーリ83と接続されて、タイミングベルト84をZ軸方向F8に走行させるステッピングモータ85とを備えている。また、そのタイミングベルト84には、リニアブロック82が連結され、そのリニアブロック82には、そこから下方に伸びるスプラインシャフト86が水平面内では回転可能に、上下方向には拘束された状態で取り付けられている。そして、スプラインシャフト86の先端部には、前述の吸着部Sが取り付けられている。したがって、タイミングベルト84がZ軸方向に走行すると、リニアブロック82と、それに連結されたスプラインシャフト86がZ軸方向F8に移動し、それに伴ってスプラインシャフト86の先端部に取り付けられた吸着部SがZ軸方向F8に、すなわち、上下方向に移動するようになっている。
また、図示しないフレームを介してY方向駆動部7のリニアブロック72と連結された上下のベースプレート80には、上下動するスプラインシャフト86を案内するボールスプライン87がベアリング88を介して取り付けられている。また、このボールスプライン87の外筒には、プーリ89が固定され、このプーリ89には、タイミングベルト90が装着されている。
一方、ベースプレート80には、ステッピングモータ91が固定され、その回転軸に取り付けられたプーリ92(図4、図5参照)と、前記プーリ89との間に前述のタイミングベルト90が掛け渡されている。したがって、ステッピングモータ91の駆動によってプーリ89が水平面内で回転すると、プーリ89と一体化されたボールスプライン87が回転し、それに伴って、それと噛み合ったスプラインシャフト86がその軸芯回りに回転するようになっている。
また、スプラインシャフト86が回転すると、その下端部に取り付けられた吸着部Sが水平面内で回転するようになっている。この場合の回転範囲は、±90度の範囲である。これにより、吸着部Sに吸着された商品ラベルLは、縦向きや横向きに切り替わるようになっている。
図7は、上記実施形態の制御系の構成ブロック図を示す。この図において、ラベル貼付装置100は、移動機構Dとタグ発行部Aとを駆動制御する制御部9を備えている。この制御部9は、コンピュータで構成され、内蔵のプログラムを読み出して実行することにより、後述の駆動制御を行う。
この制御部9は、ラベルプリンタ110からは、ラベルサイズ情報が、包装機120からは、商品の縦・横・高さのサイズ情報とラベルの貼付位置情報とが入力されるようになっている。また、ラベルプリンタ110は、ラベルを発行すると、制御部9に発行完了信号を送信する。それに代えて、ラベル保持部Bbに設けられたラベルセンサ111がラベル発行信号を送信する場合もある。
包装機120は、例えば商品をストレッチフイルムで包装するものである。この場合には包装機120から排出された商品の位置がラベルを貼付する位置となるが、これには限定されない。また、この包装機120に代えて、例えば既に包装されたものをベルトコンベヤでラベル貼付装置100に送り込む搬送装置であっても良い。この場合には、搬送される商品と商品ラベルの貼付タイミングとを同期させるために、ラベル貼付装置100の上流側に商品検出センサ130が設けられる。
こうした構成の下で、ラベルプリンタ110と包装機120とラベル貼付装置100とを作動させると、制御部9は、移動機構Dを制御して吸着部Sを初期位置に待機させ、続いてタグ発行部Aを駆動させてタグTを一枚発行させる。発行されたタグTは、タグ受取部R上で待機する。また、ラベルプリンタ110からは、ラベルサイズ情報が制御部9に入力され、包装機120からは、商品のサイズ情報とラベル貼付位置の情報とが制御部9に入力される。
そして、ラベルプリンタ110からラベル発行完了信号が入力されると、制御部9は、X方向駆動部6とY方向駆動部7を同時に駆動制御して、待機させた吸着部Sをラベル保持部Bb上に移動させ、続いてZ方向駆動部8を駆動制御して吸着部Sを商品ラベルL上に降ろした後、直ちに反転させる。すると、商品ラベルLは、吸着部Sに吸着された状態でラベル発行部B上に位置するから、制御部9は、直ちにY方向駆動部7を駆動制御して吸着部Sを前方へ移動させ、続いてX方向駆動部6を駆動制御して吸着部Sをタグ受取部Rの前方へ移動させる。
吸着部Sがタグ受取部Rの前方に位置すると、続いて制御部9は、Y方向駆動部7を駆動制御して吸着部Sに吸着された商品ラベルLをタグ受取部R上に移動させる。その際、制御部9は、ラベルプリンタ110から送信されたラベルサイズに基づいて、Y軸方向の移動量を制御する。これにより、商品ラベルLは、タグ受取部R上のタグT1と、それに続く後続タグT0の上にオーバーラップした状態で停止する。
続いて、制御部9は、Z方向駆動部8を駆動制御して、吸着部Sをタグ受取部R上に降ろした後、Y方向駆動部7を駆動制御して、吸着部Sを前方へ移動させる。その際、タグ受取部R上のタグT1と商品ラベルLとは、上下に重ねられているから、タグT1の一部が基材テープTPに貼り付いていても基材テープTPから完全に引き離される。続いてタグ発行部Aのセンサ(受光器47)がタグ受取部R上にタグTが無くなったことを制御部9に知らせる。制御部9は、それに基づいてタグ発行部Aを駆動させて後続タグT0を一定ピッチだけ送り出して停止させる。これにより、後続タグT0は、タグ受取部R上に送り出されて停止する。
一方、ラベル貼付位置の上方まで搬送された商品ラベルLは、商品Mが貼付位置に到達するタイミングで、制御部9によるZ方向駆動部8の駆動制御によって下降する。これにより、吸着部Sに吸着された商品ラベルLとその裏面に重ねられたタグTは、商品Mの指定された上面に貼付される。その際の吸着部Sの下降距離は、包装機120から送信された商品の高さ情報に基づいて制御される。また、吸着ヘッドHには、図示しない反射型の物品検出センサが設けられており、そのセンサが商品を検出すると、制御部9は、Z方向駆動部8を駆動制御して吸着部Sを上昇させる。
また、商品ラベルLの貼り付け姿勢を縦向きから横向きに変更させるときは、ステッピングモータ91を駆動制御してスプラインシャフト86を90度回転させてから、吸着部Sを下降させ、吸着部Sがラベル発行部Bで発行された商品ラベルLを吸引すると、それを持ち上げながらスプラインシャフト86を逆方向に回転させて元の位置に戻す。続いて制御部9は、Y方向駆動部7とX方向駆動部6を順次駆動制御して、吸着部Sに吸着された商品ラベルLをタグ受取部Rの前方へ移動させる。その後の動作は前述と同様である。
なお、ラベル発行方向に長く伸びた商品ラベルLを縦向きから横向きに変更させると、商品ラベルLがタグ受取部Rから大きくはみ出すことがあるが、その場合でも、タグ受取部Rが周辺部から一段高い位置に設けられているため、商品ラベルLが周辺部に付着するようなことはない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の実施形態も採用可能である。例えば、吸着ヘッドHに対して相対的に小さな商品ラベルLでは、それを吸着した吸着部SをX軸方向とY軸方向に同時に移動させても、商品ラベルLが吸着部Sでばたつくことはないから、その場合は、ラベル保持部Bbからタグ受取部Rへ円弧を描くようにショートカットさせる経路を描いて吸着部Sを移動させても良い。
また、上記実施形態では、ラベル発行部Bとタグ発行部Aを横並びに設置したが、これを向かい合わせに設置して、X方向への移動距離を無くすようにしても良い。ただし、Y軸方向は、タグ発行部A上で待機する後続タグT0へのオーバーラップ量に関わってくるので、ラベルサイズに応じてY軸方向の移動量が変えられるようにしておく。
T タグ
L 商品ラベル
M 商品
R タグ受取部
A タグ発行部
S 吸着部
D 移動機構
T0 後続タグ
F2 タグ送り出し方向
Rr ローラ
B ラベル発行部
F1 ラベル発行方向

Claims (5)

  1. タグの上に商品ラベルを重ねてから商品に貼付するようにしたラベル貼付装置であって、
    前記タグを一個ずつタグ受取部上に送り出すタグ発行部と、
    前記商品ラベルを吸着する吸着部と、
    前記吸着部を移動させる移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、前記吸着部に吸着された商品ラベルを、前記タグ発行部で待機する後続タグに被さるまで移動させてから前記タグ受取部上のタグに重ね合わせることを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記タグ発行部のタグ送り出し方向が上り傾斜に設定され、その上り傾斜の先端から送り出されたタグが前記タグ受取部上で略水平姿勢になるように前記タグ受取部が位置決めされている請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記タグ発行部で待機する後続タグの上方には、前記商品ラベルの垂れ下がりを防止するローラが配置されている請求項1又は2に記載のラベル貼付装置。
  4. 前記商品ラベルを発行するラベル発行部を備え、該ラベル発行部と前記タグ発行部とを横並びに配置して、前記商品ラベルの発行方向と前記タグの送り出し方向とを平行させ、さらに前記吸着部の移動方向が、前記タグの送り出し方向と、それと直交する方向とに規制されている請求項1に記載のラベル貼付装置。
  5. 前記タグ発行部上において、前記吸着部に吸着された商品ラベルを前記後続タグに被せるまで移動させるときの移動量が前記商品ラベルの発行方向長さに応じて可変とされている請求項1に記載のラベル貼付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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