JP4112469B2 - マルチバンドカメラの制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチバンドカメラを制御する制御装置及び制御方法に関する。
マルチバンドカメラとは一般に、通常の3バンドカラーのカメラのR,G,Bフィルタと比べて、より特定の波長透過特性を持つ複数のバンド数で撮影するカメラを指す。バンドを切り替える手段は例えば、特許文献1に開示されているような波長可変フィルタであったり、特許文献2に開示されているような回転フィルタを用いる。或いは、狭帯域の分光特性を持つ1つ或いは複数のLEDの発光によりバンドを構成したものも提案されている。装置、目的によってバンド数は異なるが、各バンドでの透過率特性は例えば上記特許文献1の図2に示されるようになっている。
撮影した画像は一般にバンド数だけ存在するので、上記特許文献1の図2では16バンドによる16枚の画像になり、上記特許文献2の図8に示されるよう回転フィルタでは10バンドによる10枚の画像になる。
ここで、バンドの切り替え方法は、例えば18バンドの画像であった場合は、図13のようなグラフィカルユーザインターフェース(以下、GUIと略記する)を表示して切り替えるか、図5(A)のように他の種々の設定項目がある中で、2番目の項目である「Filter/Band」の部分でバンドを切り替える方法が考えられる。
図5(A)を使ってバンドを切り替えながらマルチバンド画像を撮影しようとするユーザは、バンドを切り替える毎に変わる可能性のあるパラメータを毎回設定する必要がある。この画面では、3番目の項目で「Shutter Speed」という項目があり、これは露光時間を切り替えてマルチバンドカメラを制御している。一般に、露光時間はバンド毎に可変であるため、ユーザはバンドを切り変える毎に露光時間を再設定しなければならない。
同様に、バンド毎に設定する項目としては、図5(A)の中間に配置されている「ShiftX/Y」による画素ずらしがあり、また、同図には図示されていない項目として、絞り、焦点位置やその他、バンド毎に設定を変える項目が多々ある。
また、マルチバンドカメラにおけるフォーカスを制御する方法は、特許文献3のように、バンド毎にオートフォーカスを行う場合が考えられる。この場合では、撮影前にユーザはフォーカス位置を合わせる必要が無い。撮影では、上記特許文献3の図2に示されるS2、S3、S4の処理をバンド毎に行っている。つまり、オートフォーカス機能を使い、フォーカス位置の変更が必要か検査し(S2)、フォーカスを変える場合はオートフォーカスを行っている(S3)。
特開2001−099710号公報 特開平11−096333号公報 特開2001−005046号公報
従来のR,G,Bの3バンドのカラーカメラでは、これらの設定項目、つまり、露光時間、画素ずらし量、絞り、焦点位置は全て或いは一部が3つのバンド間で共通である事が多く、操作性にさほど問題が無かった。
これに対して、マルチバンドカメラの目的は、多バンドで絵画、史跡、人物など色情報が多く、その情報をなるべく正確に残したい、というニーズに応えることにあるので、上記設定項目はなるべく厳密に調整することが望まれる。つまり、マルチバンドカメラでは、バンド毎に設定項目を独立で変えていくのが一般的である。また、バンド数は3バンドを越えることが多く、バンド毎に設定を厳密に行ったり、正確な設定値を覚えておくという事は、マルチバンドカメラを利用するユーザにかなりの負荷を与える事になる。
また、バンド毎のパラメータの設定を撮影をしながら行う方法も考えられる。上記特許文献3では、その図2のS2、S3、S4で、撮影時にバンドを切り替える毎にフォーカス位置の変更が必要か検査し(S2)、フォーカスを変える場合はオートフォーカスを行っている(S3)。しかし、これではバンドの撮影と次のバンドの撮影の間にオートフォーカスを行う事になり、わずかな時間であってもバンド数が増えてくると、最初のバンドから最後のバンドまでの撮影が終了するまでに時間がかかり、撮影時間そのものが増大してしまう。撮影時間が増大すると、手ぶれ、被写体の経時変化の違い等の原因になり、色情報の正確な再現と同時に高精細さも求められるマルチバンドカメラとしては性能を落とす原因になる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ユーザの負荷を軽減し、マルチバンド画像の撮影をより正確に速くできるようにするマルチバンドカメラの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様によるマルチバンドカメラの制御装置は、
複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
上記複数の色のバンドの各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって、上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有する、パラメータを保存するためのパラメータ保存手段と、
を備えたマルチバンドカメラの制御装置であり、
上記ユーザインターフェースは、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
上記コンピュータは、
上記切り替え指示手段からの上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御し、
上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存し、
撮影時に上記露光情報の設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存し、
上記複数の色のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求める手段と、
その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する手段と、
を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明の別の態様によるマルチバンドカメラの制御装置は、
複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
上記複数の色のバンドの各々に対応するバンドを制御するためのパラメータと、
を備えたマルチバンドカメラの制御装置であり、
上記ユーザインターフェースは、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
上記コンピュータは、上記切り替え指示手段からの上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御し、
上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
上記コンピュータに上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部を制御させるプログラムと、
上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の2つ以上のバンドそれぞれにおける一部或いは全部の輝度情報を取得する手段と、
その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定する手段と、
を更に備え、
上記ユーザインターフェースは、上記2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる機能を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の別の態様によるマルチバンドカメラの制御方法は、
複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部により撮影する撮影過程と、
コンピュータにより上記マルチバンドカメラ部を制御する制御過程と、
ユーザインターフェースにより上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達する指示情報伝達過程と、
を備えたマルチバンドカメラの制御方法であり、
上記指示情報伝達過程が、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示を行う過程を備え、
上記制御過程は、
上記複数の色のバンド各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有するパラメータから、上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御する過程と、
上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であって、撮影時に上記露光情報の設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
を備え、
上記複数の色のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求める過程と、
その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する過程と、
を更に備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様によるマルチバンドカメラの制御方法は、
複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部により撮影する撮影過程と、
コンピュータにより上記マルチバンドカメラ部を制御する制御過程と、
ユーザインターフェースにより上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達する指示情報伝達過程と、
を備えたマルチバンドカメラの制御方法であり、
上記指示情報伝達過程が、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示を行う過程を備え、
上記制御過程は、
上記複数の色のバンド各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有するパラメータから、上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御する過程と、
上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
を備え、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
上記制御過程が、上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光情報を制御する過程と、
上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の2つ以上のバンドそれぞれにおける一部或いは全部の輝度情報を取得する過程と、
その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定する過程と、
を更に備え、
上記指示情報伝達過程が、上記ユーザインターフェースにより、上記2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる過程を更に備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、バンドを切り替えながらそのバンドに関連する設定を記憶されているパラメータに従って変更を行えば、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで自動的に行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替える事に専念すれば良く、パラメータの一部あるいは全部を覚えておく必要は無い。また、バンドの切り替え時に適切なパラメータを求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御することができる。
従って、本発明によれば、ユーザの負荷を軽減し、マルチバンド画像の撮影をより正確に速くできるようにするマルチバンドカメラの制御装置及び制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。
マルチバンドカメラ10は、コンピュータ21によって制御されている。マルチバンドカメラ10は、撮像素子であるCCDを内蔵し、画像を撮影して電子データとした画像データをコンピュータ21に送る。ユーザが意図した画像を取得するためには種々の設定をマルチバンドカメラ10にしなければならない。例えば、露光時間(シャッタスピード)、絞り、焦点位置などの設定が考えられる。ユーザは、マルチバンドカメラ10から送られてくるライブ(生)の画像を、コンピュータ21に付随している不図示のディスプレイで確認しながら、上記のパラメータの設定を変えていく。
マルチバンドカメラ10は複数のバンドを備え、上記パラメータは独立で設定を行うことが望ましい。従って、制御している時は、コンピュータ21に付随するメモリにパラメータ22を保持している。このパラメータは、バンド毎に独立で保持している。また、保持されているパラメータ22は、必要に応じて、パラメータ記憶部23に保存されたり、そこに保存されているものを読み出したりすることが可能になっている。
なお、コンピュータ21(並びにパラメータ22及びパラメータ記憶部23)はマルチバンドカメラ10内に一体的に設けられていても良いし、コンピュータ21としてパーソナルコンピュータを用い、マルチバンドカメラ10との間をUSB等のインターフェースを介して接続して、マルチバンドカメラ10から画像データを取得したり、マルチバンドカメラ10に必要な制御信号を送信したりするような構成としても良い。コンピュータ21にパーソナルコンピュータを用いる時は、上記パラメータ記憶部23は、ハードディスクドライブ(HDD)とすることが多い。
次に、実際にパラメータ22を使って、マルチバンドカメラ10を制御する方法を、図1(B)のフローチャートを使って説明する。なお、このフローチャートは、マルチバンドカメラ10を利用するにあたり、コンピュータ21で実行される、画像取得、ライブでの画像確認、後処理など包括的に処理を行うプログラムの一部であり、バンドを切り替える機能の一部を切り出している。
即ち、このタスクでは、バンド切り替え要求があるか監視している(ステップS11)。このバンド切り替え要求は、後述するようなユーザインターフェースによるユーザ指定によって与えられるものであっても良いし、マルチバンドカメラ10が持つ所定の切り替えスイッチのユーザ操作によって与えられるものであってもかかまわない。
そして、バンド切り替え要求があると、バンドの切り替えを行う(ステップS12)。なお、実際のバンド切り替え方法は、マルチバンドカメラ10の種類によって異なっている。例えば、上記特許文献2に開示されているような回転フィルタを用いる、つまり波長の狭帯域バンドパスフィルタを使って切り替える場合は、そのフィルタ回転部を回転させる制御信号をマルチバンドカメラ10に送信する。
次に、パラメータ記憶部23からパラメータ22を引き出して、そのパラメータ22によってマルチバンドカメラ10を制御するか否かを判定する(ステップS13)。なお、システムによってはパラメータ記憶部23の情報に依存しなくても良いし、コンピュータ21独自の判断でも良い。或いは、必ずパラメータ22による設定処理を行うとして、このステップS13の判断処理を省略してしまっても構わない。
そして、パラメータ22によってマルチバンドカメラ10を制御する場合には、そのパラメータに従って、マルチバンドカメラ10を制御する(ステップS14)。ただし、パラメータ22は、バンド切り替えの前や他のタイミングでパラメータ記憶部23からコンピュータの一時メモリ等に移動しておいても良い。
その後、或いは上記ステップS13でパラメータ22によってマルチバンドカメラ10を制御しないと判定した場合には、上記ステップS11へ戻り、次のバンド切り替えを待つ。
また、上記ステップS12でのバンド切り替えと上記ステップS14でのバンド固有の制御において、どちらか、或いは両方において処理時間がかかる場合には、この2つを同時に制御できるようにしても良い。つまり、上記ステップS12の処理を非同期処理とし、バンド切り替えコマンドを送った直後に動作が完了しなくても、上記ステップS13及びステップS14へ進めるようにプログラミングを行えば良い。
なお、システム構成は、その時のマルチバンドカメラ10の種類、コンピュータ21、記憶媒体に依存するため、マルチバンドカメラ10自身がCCD素子を所持していない場合も考えられるし、コンピュータ21からの自動制御、ユーザからの手動制御等の切り分けがあるため、バンド毎のパラメータは必ずしも、露光時間(シャッタスピード)、絞り、焦点位置であるとは限らず、これらの一部或いは全てが該当しない場合も考えられるし、カメラによってはそれ以外の設定項目が必要である事も考えられるため、ここに挙げていない新しい設定項目が入る可能性があるが、説明するフローの流れが、図1(B)と同様であれば、本発明の範囲とみなすことができる。
また、焦点位置などカメラによってはユーザがレンズを廻すなどして手動で設定する可能性もある。手動でも動作させる部位には目盛や他の識別手段があり、バンド毎に設定するパラメータであれば、コンピュータ21がその設定値を表示装置に表示したり、マルチバンドカメラ10に表示手段があれば、コンピュータ21がパラメータ情報をマルチバンドカメラ10に送ってもそこで確認し設定を行っても良い。
一方、パラメータ22は原則としてバンド毎に独立して保持しておく内容であるが、一部あるいは全部のバンド間で共通なパラメータをバンド毎あるいは、1箇所に共通で保持していても、図1(B)のフローチャートの中で、これらのパラメータをバンドの切り替えのタイミングで処理するべきであれば、上記ステップS14でそのパラメータを使ってバンド固有の制御の一環として行えば良い。
また、パラメータによってはバンドを切り替える前に制御した方が良い場合もあるため、一部或いは全部のパラメータの制御処理で、上記ステップS12の処理と上記ステップS13及びステップS14の処理との順番が逆になっていても良い。
パラメータ22の決定方法は、実際にマルチバンドカメラ10から出力される画像をライブ(生)でここには図示していないディスプレイで確認しながら決定し、その値をパラメータ記憶部23に保存しておく方法が一般的であるが、異なる方法も考えられる。例えば、計算上露光時間が求まる場合や物理的に焦点位置が決まる場合にはパラメータ記憶部23へそれらの値を直接書き込んでおけば良く、画像を確認する必要が無い場合もある。いずれの場合でも、パラメータ22はカンマ、タブ区切りなどのテキストデータとして保存しておけば、コンピュータ21がアクセスする場合でも、ユーザ、製造元の人が直接テキストエディタなどで確認あるいは編集するのに便利である。
以上のような方法によって、バンドを切り替えながらそのバンドに関連する設定をパラメータ22によりその都度変更を行えば、マルチバンドカメラ10のバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替える事に専念すれば良く、パラメータの一部あるいは全部を覚えておく必要は無い。また、バンドの切り替え時に適切なパラメータを求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
[第2実施形態]
マルチバンドカメラ10は、図2に示すように、マルチバンドカメラ本体11と焦点制御部12とに分解する事ができる。あるいは、図3に示すように、マルチバンドカメラ本体11と露光制御部13とに分解する事ができる。このように焦点制御部12と露光制御部13は何れか片方だけであっても良いし、両方ともマルチバンドカメラ10に搭載されていても良い。勿論、マルチバンドカメラ10には、さらに他の機能も付随していて、それに対してもそのパラメータにより制御している場合もある。
機能の概要は上記第1実施形態と殆ど同じであるが、パラメータ22には、焦点情報22A及び/または露光情報22Bが含まれている。ユーザは焦点位置と露光時間をバンド毎に設定したいため、例えば、図4のようなGUIを使ってバンド毎に値を設定する。図4の例では、バンド数は6で、各バンド毎に焦点(フォーカス)位置、露光時間、とその他に絞りの情報を設定している。設定はそのまま画像を見ずに行っても良いが、通常はマルチバンドカメラ10から送られてくるライブ(生)の画像をここには図示していないが、コンピュータ21に付随しているディスプレイで確認しながら、この3つのパラメータの設定を6バンド全てに対して行う。
これらのパラメータを設定し、制御している時は一般にコンピュータ21に付随するメモリにパラメータ22(焦点情報22A及び/または露光情報22B)を保持しているが、必要に応じて、パラメータ記憶部23(焦点情報記憶部23A及び/または露光情報記憶部23B)に保存されたり、保存されているものを読み出したりすることが可能になっている。
実際にパラメータを使って、マルチバンドカメラ10を制御する方法を図1(B)のフローチャートを使って説明する。
このフローチャートの位置付けは上記第1実施形態と同様、バンドを切り替える機能の一部を切り出している。即ち、このタスクでは、バンド切り替え要求があるか監視している(ステップS11)。要求があると、バンドの切り替えを行う(ステップS12)。
その後、ステップS13において、パラメータ記憶部23(焦点情報記憶部23A及び/または露光情報記憶部23B)から焦点位置(焦点情報22A)、露光時間(露光情報22B)を引き出して、その値が変更前のバンドの時と同じかチェックする。ここで、システムの要求で例えばバンド切り替え速度を稼ぎたい場合は、変更前のバンドと変更後のバントとを比べて同じ焦点位置であった場合は、上記ステップS13でNoへ進み、次のステップS14を省略してしまう方法もある。また、バンドの変更前、後で露光時間が変わらない場合も同様に処理する事が考えられる。或いは、必ず焦点位置、露光時間を読み出した値で設定し直すとして、上記ステップS13の処理自体を省略してしまっても構わない。
そして、ステップS14では、パラメータ記憶部23から焦点位置、露光時間を読み出し、その値に従って、マルチバンドカメラ10の焦点制御部12及び/または露光制御部13を制御する。ただし、焦点位置、露光時間はバンド切り替えの前や他のタイミングでパラメータ記憶部23からコンピュータ21の一時メモリ等に移動しておいても良い。そして、上記ステップS13またはステップS14の処理を終えると、上記ステップS11へ戻り、次のバンド切り替えを待つ。
なお、上記ステップS12でのバンド切り替えと上記ステップS14でのバンド固有の制御において、どちらか、或いは両方において処理時間がかかる場合には、この2つを同時に制御できるようにしても良い。つまり、上記ステップS12の処理を非同期処理とし、バンド切り替えコマンドを送った直後に動作が完了しなくても、上記ステップS13及びステップS14へ進めるようにプログラミングを行えば良い。
また、焦点位置などカメラによってはユーザがレンズを廻すなどして手動で設定する可能性もある。この場合の実施方法について説明する。
まず、設定値である焦点情報22Aを決定し、保存する方法を述べる。カメラにはレンズ筐体が取り付けてあり、これを手動で廻し焦点を合わせるタイプであったとする。また、ここにはおよそであるが最短の焦点距離を0.5mとするならば、∞までの設定目盛が取り付けてある。この場合、ユーザはライブ表示の時に画像を見ながら、手でレンズ筐体を廻し最適な焦点の位置に合わせる。設定を終えたならば、目盛の値を読み取り、その値を図4のGUIにおけるフォーカス位置に書き込む。この作業を全てのバンドに対して行う。その値は、焦点情報記憶部23Aに保存しておけば良い。
次に、この焦点情報を使ってマルチバンドカメラを制御する方法について述べる。図1(B)のフローチャートに従って設定を行うが、ステップS14の部分では、コンピュータ21の画面に、焦点情報記憶部23Aに保存してあった焦点情報22Aに基づいて、図4のようなGUIを表示する。ユーザは設定したいバンドで書かれている焦点位置を読み取り、カメラレンズに取り付けられている目盛を見ながら焦点位置を合わせれば良い。
必要があれば、露光時間(露光情報22B)、絞りについても手動制御であっても同様な方法で行えば良い。
以上のような方法によって、マルチバンドカメラのバンド毎に独立した値で焦点位置(焦点情報22A)、露光時間(露光情報22B)の設定を行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替えるだけで、正しい焦点位置、露光時間が再現され、その値が幾つであったか意識しなくて良い。また、バンドの切り替え時に適切な焦点位置、露光時間を求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
[第3実施形態]
バンド毎のパラメータを設定するためには、パラメータの数が増えると、ユーザインターフェースが徐々に複雑になってくる。
図5(A)は、マルチバンドカメラ10を制御するためのGUIの例を示している。上から順に説明すると、「Active Window」変更リスト101は、画像が複数枚ウィンドウ表示されているときに、アクティブな一番上に表示されるべきウィンドウを選択するためのものである。「Filter/Band」変更リスト102は、バンドの選択を行うためのものである。「Shutter Speed」変更リスト103は、バンド毎の露光時間を設定したり確認するためのものである。ここで、露光時間は、「Filter/Band」変更リスト102でバンドを選択しながら、そのバンドに適した露光時間を「Shutter Speed」変更リスト103で設定する方法もあるが、その下の「Auto Exposure」ボタン104を用いて、全て、或いは一部のバンドの露光時間を自動的に設定する方法もある。この場合でも、ソフトウエア内部の処理として露光時間を決める時は1バンドずつ画像を撮影しながら、画素情報を参考に露出時間を決めていく。それを全バンドに対して行う。また、求めた露出時間は、「Filter/Band」変更リスト102でバンドを選択し、「Shutter Speed」変更リスト103で確認する事ができるので、確認方法と設定した露出時間で全バンドにわたる撮影を行う時は、手動で1バンドずつ設定した事と同じような手続きになる。
「Auto Exposure」ボタン104の左側に「Capture」ボタン105があり、全バンドの撮影を開始する事ができる。撮影の開始では、予め設定された露光時間を使って画像を撮影する。従って、この「Auto Exposure」ボタン104と「Capture」ボタン105は直接的な露光時間設定のボタンでなくても機能的には露光を制御する部分を備えている。
本実施形態では、マルチバンドカメラの制御を行うGUIで表示されたボタンの大きさを動的に変更する方法について、これら「Auto Exposure」ボタン104と「Capture」ボタン105を使って述べる。
図5(B)は、本第3実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。図1(A)と同様に、マルチバンドカメラ10、コンピュータ21、パラメータ22、パラメータ記憶部23がある。それ以外に本実施形態では、パラメータ入出力画面24があり、パラメータ22の確認や設定のタイミングを入力する事ができる。この例では、このパラメータ入出力画面24で、図5(A)のようなGUIを表示し、「Auto Exposure」ボタン104と「Capture」ボタン105、「Shutter Speed」変更リスト103やそれ以外の各GUIでその目的を達成する事ができる。また、コンピュータ21のプログラムによって実現される利用回数カウント部25があり、着目するGUIの項目にアクセスした回数を数える事ができる。ここでは、「Auto Exposure」ボタン104と「Capture」ボタン105の押下回数をカウントし、その数を利用回数記憶部26に保存しておく。画面制御部27では、以下に述べる方法を使って、パラメータ入出力画面24に働きかけ、着目するGUIの視覚的効果を変更する。なお、視覚的効果とは、大きさ、強調文字、色、形、点滅状態の変更などを指す。ここでは、「Auto Exposure」ボタン104と「Capture」ボタン105の押下回数に応じて、そのボタンサイズを変更するものとして説明する。
(1) 図5(A)はライブの画像を見ながら設定を変えるGUIである。ユーザは露光時間を確認した後、全バンドの撮影(Capture)を行う。露光時間の変更は、前述したように、1つ1つのバンドを手動で調整する事もできるが、「Auto Exposure」ボタン104押下により、自動で全てのバンドにおいて調節する事もできる。
(2) 露光時間の調整は一度行えば、光源の条件を変えなければ毎回設定する必要はないが、「Capture」ボタン105は撮影の度に押されることになる。従って、図5(A)で示すように「Capture」ボタン105を「Auto Exposure」ボタン104より大きく表示しておくことが好ましい。その方法を以下に示す。
(3) 当該制御装置を設置してから、「Capture」ボタン105が押された回数を利用回数記憶部26へ保存しておく事ができるようにし、この値をcCaptureとする。同様に「Auto Exposure」ボタン104の押下回数をcAEとして、同様に利用回数記憶部26に保存する。これら2つのボタンの標準の幅、高さをsW、sHとすると、cCapture>=cAEの時、「Capture」ボタン105の幅、高さをcW、cHとすると、
cW=cCapture/cAE*sW,
cH=cCapture/cAE*sH
また、cCapture<cAEの時、「Auto Exposure」ボタン104の幅、高さをaW、aHとすると、
aW=cAE/cCapture*sW,
aH=cAE/cCapture*sH
としてボタンの大きさを求める。また、大きさは許容する範囲、つまり、最小の幅、高さ、最大の幅、高さを決めておき、その範囲を超えたならば範囲内に戻すようにすれば、ボタンが必要以上に大きくなったり、小さくなったりする事はない。
また、ボタンの大きさはソフトが起動する毎に毎回動的に変えなくても良い。例えば、エンドユーザへ出荷する前にソフトウエア開発メーカが実験的に以上に述べた方法でボタン利用頻度を求めておき、その頻度に合わせて、出荷では固定でボタンの大きさを相対的に変更しておくことも考えられる。
ボタンにする対象は以上の他に、バンドのパラメータが必要なオートフォーカス機能での利用も考えられる。
以上のような方法によって、マルチバンドカメラ10を導入することでそれを設定するためのGUIが複雑になった場合でも、それを設定するボタン等のGUIの大きさを相対的に変更することによって、良く使うGUIを大きく表示する事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、ボタンの押し間違いによる誤動作を少なくする効果がある。
[第4実施形態]
バンド毎のパラメータを設定するためには、パラメータの数が増えると、ユーザインターフェースが徐々に複雑になってくる。
図5(A)ではマルチバンドカメラ10を制御するためのGUIの例を示している。「Active Window」変更リスト101から「Auto Exposure」ボタン104までは、上記第3実施形態で説明したとおりである。その下には、「ShiftX」、「ShiftY」があり、バンド毎に画像をx軸方向、y軸方向に画素ずらしを行える機能が備わっている。その右のエディットボックス(白枠)106,107には数値が入力できるようになっており、整数を入れる事で、1画素単位の画素ずらしを行う。なお、ここには図示していないが、画素ずらしとして、例えば0.1画素単位のサブピクセルによる方法を利用しても良い。
この機能の目的を説明する。マルチバンドカメラ10では、バンド毎に撮影する中心波長、帯域を変えて撮影を行う。その手段として、バンドパスフィルタ等の光学系の切り替え部材を使ったとすると、フィルタを変える毎にわずかな光路の差から、画像が光軸に対して垂直な面方向でずれる可能性がある。その面の座標軸をx,yとしたときに画素ずらしによってバンド間のずれを修正する方法が考えられる。また、バンド毎に中心波長が違うという事は対象となる画像の倍率も多少ずれている事が考えられ、画像の中で目的とする部分がバンド毎にずれを生じる可能性がある。これを修正するために各バンドの画素をx軸方向、y軸方向にずらしながら調整する。
以上で説明した画素ずらしは光学系に起因する可能性が高く、エンドユーザが使う場合でもマルチバンドカメラ10のバンド数を決定し、波長切り替え手段を決めると、画素ずれ量も決まってしまう可能性が高い。従って、エンドユーザはこれらの装置のセッティングで画素ずれ補正をする事は必須であるが、一度バンド数、波長選択手段を固定したならば、毎回の撮影毎にこの補正を行う必要が無い。これに対して、第3実施形態で説明した露光時間、焦点位置は撮影のたびに変える可能性が高い。本実施形態ではこのような要求に応えるべく、第3実施形態と異なる方法で解決する手順を説明する。
図6(A)は、本第4実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。図1(A)と同様に、マルチバンドカメラ10、コンピュータ21、パラメータ22、パラメータ記憶部23がある。それ以外に本実施形態では、パラメータ入出力画面24があり、パラメータ22の確認や設定のタイミングを入力する事ができる。この例では、ここで、図5(A)のようなGUIを表示し、「ShiftX」機能と「ShiftY」機能、後述する画素ずれ量設定ロック機能がある。コンピュータ21のプログラムによって実現される画面制御部27があり、図5(A)の例では画素ずれ量設定のロックをパラメータ入出力画面24に対して働きかける。
図5(A)を使って、ユーザが画素ずれ補正値変更の禁止を行う方法を説明する。「Auto Exposure」ボタン104の右には「鍵が開いた状態」の鍵アイコン108がある。この状態は画素ずれ補正値変更の禁止を行っていない状態であるため、ユーザは「ShiftX」、「ShiftY」のエディットボックス106,107を使って画素ずれ量を整数で入力する事ができる。このエディットボックス106,107は、「Filter/Band」変更リスト102で示されたバンドでの画素ずれ量であるため、この図の例ではバンド1での画素ずれ量が(0,0)であることを示している。バンド2での状態を確認/修正したい場合は、「Filter/Band」変更リスト102でバンド2を選択し、「ShiftX」、「ShiftY」のエディットボックス106,107の数値を確認後、値を変更すれば良い。この処理を全バンドに対して行えば、ユーザが望む画素ずれ量を全てのバンドに対して設定する事ができる。
次の操作から、画素ずれ補正を行わず、この機能をロック(禁止)させたい場合は、「Auto Exposure」ボタン104の右の「鍵が開いた状態」の鍵アイコン108をクリックし、この鍵アイコン108を図6(B)に示すような「鍵が閉じた状態」に変更する。この例では、その機能が継続しているように見せるため、「鍵が閉じた状態」の鍵アイコン108のボタンを押し込んだ状態を保持しておけば視認性が向上する。その状態では、「ShiftX」、「ShiftY」のラベル及び、それらのエディットボックス106,107、及びこのエディットボックス106,107に連動してx軸、y軸方向に画素ずらしを行う上下左右方向ボタン109を使用不可(disable)にする。この状態では、既に設定してある画素ずらし量は変更することはできないが、設定した値自身は有効であるため、その値で画素ずらしを行う。
また、ユーザの利便性を考え、ソフトウエアの毎回の立ち上がりでのデフォルトで鍵アイコン108の「鍵が開いた状態」/「鍵が開いた状態」の切り替えで必ず、「鍵が開いた状態」にしても良いし、その1回前にソフトウエアを立ち上げた状態で最後に設定された「鍵」の状態を再現して起動しても良い。
以上のような方法によって、マルチバンドカメラ10を導入することでそれを設定するためのGUIが複雑になった場合でも、利用頻度の低い設定パラメータ用のGUI機能の有効/無効の切り替えができるようにすることによって、良く使うGUIを相対的に目立たせる事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、頻度の低いパラメータ用のGUI操作による誤動作を少なくする効果がある。
[第5実施形態]
図7は、本発明の第5実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。ここで、マルチバンドカメラ10、コンピュータ21、パラメータ22、及びパラメータ記憶部23は図1(A)と同等である。しかし、本実施形態においては、2つ以上の複数のセットを保存する事ができるように、更に、パラメータ記憶部“2”23−2、パラメータ記憶部“3”23−3、…、パラメータ記憶部“n”を有している。なお、nは2以上の整数であり、最大数はシステムやユーザ要求によって異なる。また、これらの選択を行うため、パラメータ選択部28を備えている。
以下にユーザが実際にこのパラメータを選択する方法を説明する。マルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアを利用するユーザは、ソフトウエアの立ち上がりか、パラメータ22を利用する時にどのパラメータのセットが良いか選択する。図7では、ユーザはパラメータを、パラメータ記憶部23かパラメータ記憶部“2”23−2かパラメータ記憶部“3”23−3、…という中から選択できるようにする。
選択されたパラメータはパラメータ22に置き換えることができるので、選択後は第1実施形態と同様な流れで目的とする処理を達成する事ができる。その途中でユーザは、パラメータ22の一部或いは全部を変更することもあり得る。変更したパラメータを再利用しない場合は、マルチバンドカメラ10を制御するプログラムを終了させても良い。再利用する場合はプログラムが終了する前に、パラメータ変更直後からプログラム終了直前までのどこかのタイミングで、パラメータ記憶部23にパラメータ22を保存すれば良い。既存の保存されている場所に上書きされれば、そのパラメータセットの変更とみなすことができるし、新規に保存すれば、それに従ってパラメータ記憶部の保存のセットを増やしていけば良い。
以上のような方法によって、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラ10のバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。ユーザは保存されているパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
[第6実施形態]
図8は、本発明の第6実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。
マルチバンドカメラ10のマルチバンドカメラ本体11及び露光制御部13、コンピュータ21、露光情報22B、露光情報記憶部23Bは、前述した第2実施形態で説明した図3と同等である。そして、本実施形態では、コンピュータ21上で動作させるマルチバンドカメラ制御用のプログラムは、露光情報の変化量を求める機能29と他のバンドの露光情報を変更する機能30とを有している。ここで、露光情報の変化量を求める機能29は、各バンド間での露光情報22Bの相対的な比較を行ってその変化量を計算する機能である。他のバンドの露光情報を変更する機能30は、予め、上記露光情報の変化量を求める機能29で求めた変化量を参考にしながら残りのバンドの露光情報22Bの変更を行うことで露光情報22Bを書き換える。書き換えられた露光情報22Bは、コンピュータ21によって、マルチバンドカメラ10の露光制御部13にその情報が送信され、その結果、マルチバンドカメラ10に設定されている値を書き換えることができる。
以下に、ユーザが実際に本実施形態を用いて、露光時間を変更する方法を説明する。なお、マルチバンドカメラ10は4バンドであるとする。
即ち、ユーザは、バンド毎に適切な露光時間を設定していく。その為には、露光時間を設定する被写体として標準白色板など標準とする分光反射率を求めるための参照画像が適している。この時に露出オーバにならない露光時間の組合わせが{バンド1,バンド2,バンド3,バンド4}={1/60,1/30,1/120,1/240}であったとする。すると、露光情報の変化量を求める機能29では、バンド間の露光時間の比率を{1/2,1,1/4,1/8}として保持している。
次に、被写体を変え、グレーの反射板を撮影する。この時に、バンドは4が選択状態であったとする。この時に適切な露光時間を設定したならば、1/120になったとする。この時、先ほど設定した露光時間の比率{1/2,1,1/4,1/8}を参照し、他のバンドの露光情報を変更する機能30で新しい露光時間を求めると、{1/30,1/15,1/60,1/120}であることがわかる。
従って、図1(B)のフローチャートを露光時間の変更に対する処理にあてはめて考えると、ステップS11でのバンド切り替えは1〜4までが可能であるが、ステップS12でバンドを切り替え、ステップS14でバンド毎に露光時間を変更するときは上記のように求めた、{1/30,1/15,1/60,1/120}を参考にし、バンド1への切り替えであるならば1/30、バンド2であるならば1/15、という具合に露光時間を変更することができる。
以上のような方法によって、一度設定を行った露光時間からバンド間の比を求めて記憶しておき、新たな撮影で着目する1つのバンドの露光時間を変更することで、全バンドの露光時間を正しく設定する事ができる。ユーザは、光源の明るさ、被写体を変える毎に全バンドの露光時間を求め直す必要が無いため、撮影までの露光時間などのパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
[第7実施形態]
図9(A)は、本発明の第8実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。
マルチバンドカメラ10は、マルチバンドカメラ本体11、露光制御部13とさらに、撮像部14に分ける事ができる。撮像部14は、マルチバンドカメラ本体11で撮影された映像を電気信号などコンピュータ21が認識できる画像信号に変換して出力する。コンピュータ21上で動作させるマルチバンドカメラ制御用のプログラムは、画像の輝度情報取得機能31を有し、上記マルチバンドカメラ10の撮像部14で電子化された画像信号を画素ずつの輝度(信号強度)として認識する事ができる。さらにそのプログラムは、輝度情報の範囲判定機能32を有し、与えられた範囲に輝度が収まっているか判定する。その判定結果を、範囲判定合否出力画面33に表示して結果をユーザに知らせる。
以下に、ユーザが実際に本実施形態を用いて、輝度が指定された範囲に収まっているかどうかの合否を画面出力する方法を説明する。なおここで、マルチバンドカメラ10は18バンドであるとする。
即ち、ユーザは、バンド毎に適切な露光時間を設定していく。画像出力はコンピュータ21に付随するディスプレイに対して行うが、一般にその輝度はRed、Green、Blueの出力として、それぞれが0〜255の範囲で行う。この場合、(Red,Green,Blue)=(0,0,0)が黒であるし、(255,255,255)を白として、その中間色を表現している。Red、Green、Blueはそれぞれ独立であるので、(255,0,0)は赤を示し、(0,255,0)は緑が表示できる事を意味する。また、(0,255,255)は黄色を表すなど、256*256*256通りの組合わせで表示色を再現している。しかしながら、3バンド以上はこの通常のディスプレイで表現する事は単純には難しいため、本実施形態では、バンド毎にグレースケールで表示を行うものとする。つまり、(Red,Green,Blue)の関係で、必ず、Red=Green=Blueとする表示色で(0,0,0)の黒から(255,255,255)の白まで灰色の中間色として256通りの表示色を用いる。
撮像部14は、図示はしていないが撮像素子とA/Dコンバータを有し、撮像素子で映像信号を電気信号に変えた後、A/Dコンバータでデジタルの信号値に変換する。A/Dコンバータは8bit,10bit,12bit,16bitなどの解像度があるが、ここでは16bit解像度のものを用いたとする。その場合には、1画素あたり、16bitのデータに変換され、それが画像の輝度情報取得機能31で認識される。表示する時は、上記256通りの表示色で表現できるように、このデータを0〜255の範囲に納めなければならない。16bitのデータを256階調つまり8bit階調にする最も簡単な方法は、16bitデータのうち、上位8bitのデータのみを8bit階調とみなすことである。即ち、16bitの上位8bitを、表示する時の8bitデータとして用い、16bitデータ中の下位8bitのデータは捨てられる。
よって、65280(16進のFF00)を超える値、つまり、65281(16進のFF01)〜65535(16進のFFFF)の値は、255(16進のFF)にまるめられる。この情報を無視する事もできるが、A/Dコンバータの性質やユーザの意図により、露出をオーバしていると判断する事もできる。この例では、画像の輝度情報取得機能31はデータを16bitデータとして輝度情報の範囲判定機能32に渡し、ここではデータが65280を超えていないか判定する。そして、超えていた時は、範囲判定合否出力画面33に結果を出力する。図9(B)では、範囲判定合否出力画面33の例として、1〜18バンドの画像で、例えば、バンド17が露出オーバしていれば、そのバンドを示す17の番号を、赤背景の白抜き文字で表示する等、強調表示110することで、露出オーバのバンドを表現している。
また、上記輝度情報の範囲判定機能32は、同様に、露出アンダを画像の輝度情報取得機能31で得られた1000以下のデータとして、別の表現で図9(B)の画面に露出アンダ状態を表示する事もできる。また、露出オーバをA/Dコンバータビット表現に捕われず、60000以上を露出オーバに設定するなど、マルチバンドカメラ10を提供するメーカやそれを使うユーザの意図により、オーバ、アンダの閾値を輝度情報の範囲判定機能32の中に設定する事ができる。
以上のような方法によって、閾値を設定しその判定により露光時間のオーバ、アンダを求め、それを画面に表示することで、全バンドに渡る露光時間が正しく設定されているか一目で確認する事ができる。ユーザはバンド毎に露光時間のオーバ、アンダを1つずつ確かめる必要が無いため、撮影までの露光時間のパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
[第8実施形態]
図10は、本発明の第8実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。
マルチバンドカメラ10、コンピュータ21、パラメータ22、パラメータ記憶部23は図7と同等であり、前述の第5実施形態で説明したとおりである。そしてさらに、本実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置では、ID入出力管理部34を備えている。このID入出力管理部34で、ユーザが入力するIDとパラメータ記憶部23に複数保存されているパラメータセットとの関連付けを行う。
以下に、ユーザが実際にこのパラメータを選択する方法を説明する。マルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアを利用するユーザは、ソフトウエアの立ち上がりか、パラメータ22を保存する前後等のタイミングで少なくとも1回はユニークにパラメータを区別するためのID(Identification)を入力する。入力画面は、図11を用いる。ここでは、「ユーザID」として、ユーザの名前など識別番号を入力させている。「パスワード」では、パラメータがユーザの機密情報に関わる時はその保護を行うため、入力できるようにしているが、目的によっては無くても構わない。
この動作を行うと、パラメータ選択部28は、ユーザIDをパラメータ記憶部23から検索して、過去に保存例があれば、そのパラメータを更新し、なければパラメータのセットを新規で作成する。ユーザが別のパラメータセットを設定した良い場合は、再び図11によるユーザIDの入力で切り替える事ができる。
以上のように、ユーザIDの入力は既存のものを読み出すときと、新規か変更を行ったなど保存時の2回必要になるが、対象のユーザがマルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアを起動し、終了するまでパラメータセットを変更しない場合は、ソフトウエア起動時にのみ、図11の画面による入力とし、この2回の作業を1回に省略する事ができる。
なお、以上の説明はユーザIDということで、個別のユーザに対する、パラメータ記憶部23の設定によるパラメータセットの切り替え方法を説明したが、パラメータセットはユーザ単位でなくても構わない。例えば、対象とする被写体単位、実験のプロジェクト単位、実験の教室単位、実験の日付単位など、ユーザがあるまとまりのある単位として、任意に設定する事ができる。
以上のような方法によって、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラ10のバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。IDの意味付けは個人名、実験テーマ名、実験日時などユーザが任意に決め、1対1あるいは1対多でパラメータセットを区別して用いることができる。ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
[第9実施形態]
図12は、本発明の第9実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。
マルチバンドカメラ10、コンピュータ21、パラメータ22、パラメータ記憶部23、パラメータ選択部28、ID入出力管理部34は図10と同等であり、上記第8実施形態で説明したとおりである。そしてさらに、本実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置では、OSのログイン機能35がある。ID入出力管理部34は自分でID入力用の画面などでユーザがIDを入力するのではなく、OS(基本ソフト)のログイン情報を入手して、そのログインのIDをマルチバンドカメラ10を制御するプログラムのIDとみなし、パラメータ記憶部23に複数保存されているパラメータセットの関連付けを行う。
以下に、ユーザが実際にこのパラメータを選択する方法を説明する。コンピュータ21はWindows(R) 2000というOS(基本ソフト)が動作する条件を満足するパーソナルコンピュータであるとし、パーソナルコンピュータの電源を投入する。暫くするとOSが立ち上がり、ログインが求められる。ここでログイン作業を行わないとユーザはOSを通してパーソナルコンピュータを使うことができない。ログイン後、ユーザはマルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアを起動する。パラメータ22をアクセスする時に、IDが必要になるが、このIDはID入出力管理部34がOSのログイン機能35に問合せて、第8実施形態で説明したIDのユーザによる入力と見なす事ができる。
この処理が完了すると、パラメータ選択部28は、ユーザIDをパラメータ記憶部23から検索して、過去に保存例があれば、そのパラメータを更新し、なければパラメータのセットを新規で作成する。
なお、以上の手順で説明したOSのログインでのIDは、ユーザの個別IDを意味していて、個別のユーザに対する、パラメータ記憶部23の設定によるパラメータセットの切り替え方法に対応しているが、パラメータセットはユーザ単位でなくても構わない。例えば、対象とする被写体単位、実験のプロジェクト単位、実験の教室単位、実験の日付単位など、ユーザがあるまとまりのある単位として、任意に設定する事が考えられる。従って、OSのログインも必ずしもユーザの個別のIDを意図するログインだけでなく、対象とする被写体単位、実験のプロジェクト単位、実験の教室単位、実験の日付単位などのIDをOSに登録して、この単位で必要なパラメータにアクセスするためのログイン動作である、と意識するようにしても構わない。
以上のような方法によって、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。IDの意味付けは個人名、実験テーマ名、実験日時などユーザが任意に決め、1対1あるいは1対多でパラメータセットを区別して用いることができる。しかも、このIDはOSのログインでのIDと等しく関連付けられているため、OSのログイン単位毎にマルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアを使う事ができるだけではなく、OSでのログインでそのIDに用意されたデスクトップ環境、メール、インターネットブラウザなどの環境も使いながら、マルチバンドカメラ10を制御するソフトウエアと関連を結びつけて動作させる事もできる。よって、ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
上記複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータと、
を備えたマルチバンドカメラの制御装置であり、
上記ユーザインターフェースは、上記複数のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
上記コンピュータは、上記切り替え指示手段からの上記複数のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御する、
ことを特徴とするマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータを用意しておき、ユーザインターフェースによりバンドを切り替えるための切り替え指示が行われたならば、そのバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、マルチバンドカメラ部を制御する。
従って、この(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、バンドを切り替えながらそのバンドに関連する設定をパラメータによりその都度変更を行えば、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替える事に専念すれば良く、パラメータの一部あるいは全部を覚えておく必要は無い。また、バンドの切り替え時に適切なパラメータを求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(2) 上記パラメータは、上記複数のバンドの各々毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有することを特徴とする(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(2)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(2)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、パラメータとして、複数のバンドの各々毎にマルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有している。
従って、この(2)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、ユーザはバンド切り替え操作に応じて、そのバンド切り替えに伴って必要とされる複数の設定を自動的に行うことができる。
(3) 上記パラメータを保存するためのパラメータ保存手段を更に備え、
上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、その変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存される、
ことを特徴とする(2)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(3)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(3)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、その変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(3)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、変更されたパラメータを保存しておくことで、そのパラメータの再利用を可能とし、同じ設定変更を何度も繰り返す必要を無くすことができる。
(4) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、焦点位置を変更する焦点制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の焦点位置の情報であり、
撮影時に合焦位置の設定が変更された場合には、その変更後の焦点位置に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存される、
ことを特徴とする(3)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(4)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(4)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、バンド毎の焦点位置の情報をパラメータ値とし、該パラメータ値に従ってマルチバンドカメラの焦点位置を変更し、また、撮影時に合焦位置の設定が変更された場合には、その変更後の焦点位置に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(4)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、マルチバンドカメラのバンド毎に独立した値で焦点位置の設定を行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替えるだけで、正しい焦点位置が再現され、その値が幾つであったか意識しなくて良い。また、バンドの切り替え時に適切な焦点位置を求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(5) 上記コンピュータは、上記保存後に新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を上記パラメータ保存手段から読み出し、上記マルチバンドカメラ部の上記焦点制御部の制御を自動的に行うことを特徴とする(4)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(5)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(5)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、撮影時の合焦位置の設定変更に応じて変更された焦点位置をパラメータ値として保存後に、新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を読み出して、それに従ってマルチバンドカメラの焦点位置を制御する。
従って、この(5)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、前回と同様の撮影を行う際に、再度焦点位置の調整を行うことなく、直ちに撮影を開始できる。
(6) 上記ユーザインターフェースは、複数のパラメータを制御するための複数のメニュー、ボタン、アイコンを有し、
上記コンピュータは、
上記複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々数える機能と、
上記利用された回数を相対的に比較し、上記ユーザインターフェースの該当するメニュー、ボタン、アイコンの大きさを変える機能と、
を備えたことを特徴とする(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(6)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(6)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々計数し、それぞれ利用された回数を相対的に比較して、該当するメニュー、ボタン、アイコンの大きさを変える。
従って、この(6)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、マルチバンドカメラを導入することでそれを設定するためのユーザインターフェースが複雑になった場合でも、それを設定するボタン等のユーザインターフェースの大きさを相対的に変更することによって、良く使うボタン等を大きく表示する事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、ボタンの押し間違えによる誤動作を少なくする効果がある。
(7) 上記ユーザインターフェースは、複数のパラメータを制御するための複数のメニュー、ボタン、アイコンを有し、
上記コンピュータは、
上記複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々数える機能と、
上記利用された回数を各々記憶しておく機能と、
上記記憶された利用された回数を元に、上記複数のメニュー、ボタン、アイコンのうちユーザが利用頻度が低いと判断した上記ユーザインターフェースのメニュー、ボタン、アイコンの機能を一時的に使用不可能にする機能と、
を備えたことを特徴とする(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(7)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(7)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々計数して記憶しておき、その記憶された利用回数を元に、上記複数のメニュー、ボタン、アイコンのうちユーザが利用頻度が低いと判断したメニュー、ボタン、アイコンの機能を一時的に使用不可能にする。
従って、この(7)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、マルチバンドカメラを導入することでそれを設定するためのユーザインターフェースが複雑になった場合でも、利用頻度の低い設定パラメータ用のユーザインターフェース機能の有効/無効の切り替えができるようにすることによって、良く使うボタン等を相対的に目立たせる事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、頻度の低いパラメータ用のユーザインターフェース操作による誤動作を少なくする効果がある。
(8) パラメータの全部或いは一部を含むセットを2セット以上記憶するためのパラメータ保存手段と、
ユーザが上記複数のセットの中から目的のセットを一意に指定できるセット指定手段と、
を更に備えたことを特徴とする(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(8)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(8)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、パラメータの全部或いは一部を含むセットを2セット以上記憶しておき、ユーザがそれら複数のセットの中から目的のセットを一意に指定できるようにしている。
従って、この(8)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。ユーザは保存されているパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(9) ユーザにID(Identification)を入力させ、上記セットを一意に指定できる手段を更に備えたことを特徴とする(8)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(9)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第8実施形態が対応する。
(作用効果)
この(9)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、ユーザにIDを入力させ、そのIDによって上記セットを一意に指定できるようにしている。
従って、この(9)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。IDの意味付けは個人名、実験テーマ名、実験日時などユーザが任意に決め、1対1あるいは1対多でパラメータセットを区別して用いることができる。ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(10) 上記IDの情報を元に上記コンピュータのOS(基本ソフト)のログインの行為と関係付ける手段を更に備えたことを特徴とする(9)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(10)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(10)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、上記IDの情報を元にコンピュータのOSのログインの行為と関係付ける。
従って、この(10)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、IDはOSのログインでのIDと等しく関連付けられているため、OSのログイン単位毎にマルチバンドカメラを制御するソフトウエアを使う事ができるだけではなく、OSでのログインでそのIDに用意されたデスクトップ環境、メール、インターネットブラウザなどの環境も使いながら、マルチバンドカメラを制御するソフトウエアと関連を結びつけて動作させる事もできる。よって、ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(11) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
撮影時に露光情報の設定が変更された場合には、その変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存される、
ことを特徴とする(3)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(11)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(11)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、バンド毎の露光情報をパラメータ値とし、該パラメータ値に従ってマルチバンドカメラの露光情報(露光時間等)を変更し、また、撮影時に露光情報の設定が変更された場合には、その変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(11)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、マルチバンドカメラのバンド毎に独立した値で露光時間の設定を行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替えるだけで、正しい露光時間が再現され、その値が幾つであったか意識しなくて良い。また、バンドの切り替え時に適切な露光時間を求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(12) 上記コンピュータは、上記保存後に新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した露光情報を上記パラメータ保存手段から読み出し、上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部の制御を自動的に行う、
ことを特徴とする(11)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(12)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(12)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、撮影時の露光情報の設定変更に応じて変更された露光情報をパラメータ値としての保存後に、新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を読み出して、それに従ってマルチバンドカメラの露光情報を制御する。
従って、この(12)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、前回と同様の撮影を行う際に、再度露光情報の調整を行うことなく、直ちに撮影を開始できる。
(13) 上記複数のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求める手段と、
その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する手段と、
を更に備えたことを特徴とする(11)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(13)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第6実施形態が対応する。
(作用効果)
この(13)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、複数のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求め、その求めた変化量を残りのバンドに反映させて、残りのバンドの露光情報を変更する。
従って、この(13)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、一度設定を行った露光時間からバンド間の比を求めて記憶しておき、新たな撮影で着目する1つのバンドの露光時間を変更することで、全バンドの露光時間を正しく設定する事ができる。ユーザは光源の明るさ、被写体を変える毎に全バンドの露光時間を求め直す必要が無いため、撮影までの露光時間などのパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
(14) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
該マルチバンドカメラの制御装置は、
上記コンピュータに上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部を制御させるプログラムと、
上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の一部或いは全部の輝度情報を取得する手段と、
その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定する手段と、
を更に備え、
上記ユーザインターフェースは、2つ以上のバンドで判定した結果をユーザが同時に確認させる機能を備える、
ことを特徴とする(1)に記載のマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(14)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第7実施形態が対応する。
(作用効果)
この(14)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、露光情報に基づきマルチバンドカメラ部の露光制御部を制御し、上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の一部或いは全部の輝度情報を取得して、その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定し、2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる。
従って、この(14)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、閾値を設定しその判定により露光時間のオーバ、アンダを求め、それを画面に表示することで、全バンドに渡る露光時間が正しく設定されているか一目で確認する事ができる。ユーザは、バンド毎に露光時間のオーバ、アンダを1つずつ確かめる必要が無いため、撮影までの露光時間のパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
(15) 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
を備えたマルチバンドカメラの制御方法であり、
上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、上記複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータと、を用意し、
上記ユーザインターフェースにより、上記複数のバンドを切り替えるための切り替え指示を行い、
上記コンピュータに、上記複数のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御させる、
ことを特徴とするマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータを用意しておき、ユーザインターフェースによりバンドを切り替えるための切り替え指示が行われたならば、そのバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、マルチバンドカメラ部を制御する。
従って、この(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、バンドを切り替えながらそのバンドに関連する設定をパラメータによりその都度変更を行えば、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替える事に専念すれば良く、パラメータの一部あるいは全部を覚えておく必要は無い。また、バンドの切り替え時に適切なパラメータを求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(16) 上記パラメータは、上記複数のバンドの各々毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有することを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(16)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(16)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、パラメータとして、複数のバンドの各々毎にマルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有している。
従って、この(16)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、ユーザはバンド切り替え操作に応じて、そのバンド切り替えに伴って必要とされる複数の設定を自動的に行うことができる。
(17) 上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、その変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存することを特徴とする(16)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(17)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(17)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、その変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(17)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、変更されたパラメータを保存しておくことで、そのパラメータの再利用を可能とし、同じ設定変更を何度も繰り返す必要を無くすことができる。
(18) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、焦点位置を変更する焦点制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の焦点位置の情報であり、
撮影時に合焦位置の設定が変更された場合には、その変更後の焦点位置に対応したパラメータ値に変更して保存する、
ことを特徴とする(17)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(18)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(18)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、バンド毎の焦点位置の情報をパラメータ値とし、該パラメータ値に従ってマルチバンドカメラの焦点位置を変更し、また、撮影時に合焦位置の設定が変更された場合には、その変更後の焦点位置に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(18)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、マルチバンドカメラのバンド毎に独立した値で焦点位置の設定を行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替えるだけで、正しい焦点位置が再現され、その値が幾つであったか意識しなくて良い。また、バンドの切り替え時に適切な焦点位置を求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(19) 上記コンピュータに、上記保存後に新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を読み出させ、上記マルチバンドカメラ部の上記焦点制御部の制御を自動的に行わせることを特徴とする(18)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(19)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(19)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、撮影時の合焦位置の設定変更に応じて変更された焦点位置をパラメータ値として保存後に、新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を読み出して、それに従ってマルチバンドカメラの焦点位置を制御する。
従って、この(19)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、前回と同様の撮影を行う際に、再度焦点位置の調整を行うことなく、直ちに撮影を開始できる。
(20) 上記ユーザインターフェースは、複数のパラメータを制御するための複数のメニュー、ボタン、アイコンを有し、
上記複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々数え、
上記利用された回数を相対的に比較し、上記ユーザインターフェースの該当するメニュー、ボタン、アイコンの大きさを変える、
ことを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(20)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(20)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々計数し、それぞれ利用された回数を相対的に比較して、該当するメニュー、ボタン、アイコンの大きさを変える。
従って、この(20)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、マルチバンドカメラを導入することでそれを設定するためのユーザインターフェースが複雑になった場合でも、それを設定するボタン等のユーザインターフェースの大きさを相対的に変更することによって、良く使うボタン等を大きく表示する事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、ボタンの押し間違えによる誤動作を少なくする効果がある。
(21) 上記ユーザインターフェースは、複数のパラメータを制御するための複数のメニュー、ボタン、アイコンを有し、
上記複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々数え、
上記利用された回数を各々記憶しておき、
上記記憶された利用された回数を元に、上記複数のメニュー、ボタン、アイコンのうちユーザが利用頻度が低いと判断した上記ユーザインターフェースのメニュー、ボタン、アイコンの機能を一時的に使用不可能にする、
ことを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(21)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(21)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、複数のメニュー、ボタン、アイコンが利用された回数を各々計数して記憶しておき、その記憶された利用回数を元に、上記複数のメニュー、ボタン、アイコンのうちユーザが利用頻度が低いと判断したメニュー、ボタン、アイコンの機能を一時的に使用不可能にする。
従って、この(21)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、マルチバンドカメラを導入することでそれを設定するためのユーザインターフェースが複雑になった場合でも、利用頻度の低い設定パラメータ用のユーザインターフェース機能の有効/無効の切り替えができるようにすることによって、良く使うボタン等を相対的に目立たせる事でユーザが素早く目的の設定のためのボタンを探したり、頻度の低いパラメータ用のユーザインターフェース操作による誤動作を少なくする効果がある。
(22) パラメータの全部或いは一部を含むセットを2セット以上記憶し、
ユーザが上記複数のセットの中から目的のセットを一意に指定できる、
ことを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(22)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第5実施形態が対応する。
(作用効果)
この(22)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、パラメータの全部或いは一部を含むセットを2セット以上記憶しておき、ユーザがそれら複数のセットの中から目的のセットを一意に指定できるようにしている。
従って、この(22)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。ユーザは保存されているパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(23) ユーザにID(Identification)を入力させ、上記セットを一意に指定できることを特徴とする(22)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(23)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第8実施形態が対応する。
(作用効果)
この(23)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、ユーザにIDを入力させ、そのIDによって上記セットを一意に指定できるようにしている。
従って、この(23)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、複数セットのパラメータを記憶し、ユーザがその選択を行える事で、マルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができ、且つ、パラメータが複数ある場合でもその一塊りを1セットと見なしてセット単位で変更することができる。IDの意味付けは個人名、実験テーマ名、実験日時などユーザが任意に決め、1対1あるいは1対多でパラメータセットを区別して用いることができる。ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(24) 上記IDの情報を元に上記コンピュータのOS(基本ソフト)のログインの行為と関係付けることを特徴とする(23)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(24)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(24)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、上記IDの情報を元にコンピュータのOSのログインの行為と関係付ける。
従って、この(24)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、IDはOSのログインでのIDと等しく関連付けられているため、OSのログイン単位毎にマルチバンドカメラを制御するソフトウエアを使う事ができるだけではなく、OSでのログインでそのIDに用意されたデスクトップ環境、メール、インターネットブラウザなどの環境も使いながら、マルチバンドカメラを制御するソフトウエアと関連を結びつけて動作させる事もできる。よって、ユーザはこれら独自に決めたパラメータセットを自由に選択することで複雑なバンド毎の設定も短時間で正確に行う効果がある。
(25) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
撮影時に露光情報の設定が変更された場合には、その変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して保存する、
ことを特徴とする(17)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(25)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(25)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、バンド毎の露光情報をパラメータ値とし、該パラメータ値に従ってマルチバンドカメラの露光情報(露光時間等)を変更し、また、撮影時に露光情報の設定が変更された場合には、その変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して保存しておく。
従って、この(25)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、マルチバンドカメラのバンド毎に独立した値で露光時間の設定を行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替えるだけで、正しい露光時間が再現され、その値が幾つであったか意識しなくて良い。また、バンドの切り替え時に適切な露光時間を求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(26) 上記コンピュータに、上記保存後に新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した露光情報を読み出させ、上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部の制御を自動的に行わせることを特徴とする(25)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(26)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第2実施形態が対応する。
(作用効果)
この(26)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、撮影時の露光情報の設定変更に応じて変更された露光情報をパラメータ値としての保存後に、新たにプログラムを起動した時は自動的に前回保存した情報を読み出して、それに従ってマルチバンドカメラの露光情報を制御する。
従って、この(26)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、前回と同様の撮影を行う際に、再度露光情報の調整を行うことなく、直ちに撮影を開始できる。
(27) 上記複数のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求め、
その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する、
ことを特徴とする(25)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(27)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第6実施形態が対応する。
(作用効果)
この(27)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、複数のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求め、その求めた変化量を残りのバンドに反映させて、残りのバンドの露光情報を変更する。
従って、この(27)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、一度設定を行った露光時間からバンド間の比を求めて記憶しておき、新たな撮影で着目する1つのバンドの露光時間を変更することで、全バンドの露光時間を正しく設定する事ができる。ユーザは光源の明るさ、被写体を変える毎に全バンドの露光時間を求め直す必要が無いため、撮影までの露光時間などのパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
(28) 上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
上記コンピュータに上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部を制御させ、
上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の一部或いは全部の輝度情報を取得し、
その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定し、
上記ユーザインターフェースにより、2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる、
ことを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(28)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第7実施形態が対応する。
(作用効果)
この(28)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、露光情報に基づきマルチバンドカメラ部の露光制御部を制御し、上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の一部或いは全部の輝度情報を取得して、その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定し、2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる。
従って、この(28)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、閾値を設定しその判定により露光時間のオーバ、アンダを求め、それを画面に表示することで、全バンドに渡る露光時間が正しく設定されているか一目で確認する事ができる。ユーザは、バンド毎に露光時間のオーバ、アンダを1つずつ確かめる必要が無いため、撮影までの露光時間のパラメータを短時間で正確に行う効果がある。
(29) 上記ユーザインターフェースはグラフィカルユーザインターフェースであることを特徴とする(15)に記載のマルチバンドカメラの制御方法。
(対応する実施形態)
この(29)に記載のマルチバンドカメラの制御方法に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(29)に記載のマルチバンドカメラの制御方法は、ユーザインターフェースとして、グラフィカルユーザインターフェースを使用する。
従って、この(29)に記載のマルチバンドカメラの制御方法によれば、ユーザに分かり易く且つ操作し易いユーザインターフェースとすることで、誤操作を防止できる。
(30) 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラに接続可能に構成されたコンピュータと、
上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
上記複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータと、
を備え、
上記ユーザインターフェースは、上記複数のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
上記コンピュータは、上記切り替え指示手段からの上記複数のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、該コンピュータに接続されたマルチバンドカメラを制御する、
ことを特徴とするマルチバンドカメラの制御装置。
(対応する実施形態)
この(30)に記載のマルチバンドカメラの制御装置に関する実施形態は、第1乃至第9実施形態が対応する。
(作用効果)
この(30)に記載のマルチバンドカメラの制御装置は、複数のバンドの各々毎の、対応するバンドを制御するためのパラメータを用意しておき、ユーザインターフェースによりバンドを切り替えるための切り替え指示が行われたならば、そのバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、接続されているマルチバンドカメラを制御する。
従って、この(30)に記載のマルチバンドカメラの制御装置によれば、バンドを切り替えながらそのバンドに関連する設定をパラメータによりその都度変更を行えば、接続されているマルチバンドカメラのバンド特有な木目の細かい設定を各バンドで行うことができる。また、ユーザはバンドを切り替える事に専念すれば良く、パラメータの一部あるいは全部を覚えておく必要は無い。また、バンドの切り替え時に適切なパラメータを求める時間を省く事ができるので、ユーザの手間を省き、短時間で多バンドの画像を正確に撮影、或いは制御する効果がある。
(A)は本発明の第1実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図であり、(B)はパラメータを使ってマルチバンドカメラを制御する方法を説明するための、マルチバンドカメラを利用するにあたりコンピュータで実行される、画像取得、ライブでの画像確認、後処理など包括的に処理を行うプログラムの一部である、バンドを切り替える機能の一部を切り出したフローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 第2実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置の別のシステム構成を示す図である。 焦点位置と露光時間のバンド毎の設定を行うためのGUIの例を示す図である。 (A)はマルチバンドカメラを制御するためのGUIの例を示す図であり、(B)は本発明の第3実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 (A)は本発明の第4実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図であり、(B)は鍵アイコンが「鍵が閉じた状態」とされたマルチバンドカメラを制御するためのGUIの例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 (A)は本発明の第7実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図であり、(B)は範囲判定合否出力画面の例としてのマルチバンドカメラを制御するためのGUIの例を示す図である。 本発明の第8実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 IDの入力画面を示す図である。 本発明の第9実施形態に係るマルチバンドカメラの制御装置のシステム構成を示す図である。 従来のバンド切り替え用のGUIの例を示す図である。
符号の説明
10…マルチバンドカメラ、 11…マルチバンドカメラ本体、 12…焦点制御部、 13…露光制御部、 14…撮像部、 21…コンピュータ、 22…パラメータ、 22A…焦点情報、 22B…露光情報、 23,23−2,23−2…パラメータ記憶部、 23A…焦点情報記憶部、 23B…露光情報記憶部、 24…パラメータ入出力画面、 25…利用回数カウント部、 26…利用回数記憶部、 27…画面制御部、 28…パラメータ選択部、 29…露光情報の変化量を求める機能、 30…他のバンドの露光情報を変更する機能、 31…画像の輝度情報取得機能、 32…輝度情報の範囲判定機能、 33…範囲判定合否出力画面、 34…ID入出力管理部、 35…OSのログイン機能、101…「Active Window」変更リスト、 102…「Filter/Band」変更リスト、 103…「Shutter Speed」変更リスト、 104…「Auto Exposure」ボタン、 105…「Capture」ボタン、 106,107…エディットボックス、 108…鍵アイコン、 109…上下左右方向ボタン、 110…強調表示。

Claims (4)

  1. 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
    上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
    上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
    上記複数の色のバンドの各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって、上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有する、パラメータを保存するためのパラメータ保存手段と、
    を備えたマルチバンドカメラの制御装置であり、
    上記ユーザインターフェースは、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
    上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
    上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
    上記コンピュータは、
    上記切り替え指示手段からの上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御し、
    上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存し、
    撮影時に上記露光情報の設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して上記パラメータ保存手段に保存し、
    上記複数の色のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求める手段と、
    その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する手段と、
    を更に備えたことを特徴とするマルチバンドカメラの制御装置。
  2. 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部と、
    上記マルチバンドカメラ部を制御するためのコンピュータと、
    上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達するためのユーザインターフェースと、
    上記複数の色のバンドの各々に対応するバンドを制御するためのパラメータと、
    を備えたマルチバンドカメラの制御装置であり、
    上記ユーザインターフェースは、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示手段を有し、
    上記コンピュータは、上記切り替え指示手段からの上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御し、
    上記マルチバンドカメラ部は、上記コンピュータによって制御されて、露光情報を変更する露光制御部を有し、
    上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
    上記コンピュータに上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光制御部を制御させるプログラムと、
    上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の2つ以上のバンドそれぞれにおける一部或いは全部の輝度情報を取得する手段と、
    その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定する手段と、
    を更に備え、
    上記ユーザインターフェースは、上記2つ以上のバンドで判定した結果をユーザ同時に確認させる機能を備える、
    ことを特徴とするマルチバンドカメラの制御装置。
  3. 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部により撮影する撮影過程と、
    コンピュータにより上記マルチバンドカメラ部を制御する制御過程と、
    ユーザインターフェースにより上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達する指示情報伝達過程と、
    を備えたマルチバンドカメラの制御方法であり、
    上記指示情報伝達過程が、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示を行う過程を備え、
    上記制御過程は、
    上記複数の色のバンド各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有するパラメータから、上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御する過程と、
    上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
    上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であって、撮影時に上記露光情報の設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の露光情報に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
    を備え、
    上記複数の色のバンドのうちの、ある1バンドの露光情報を記憶されていた情報に対して変更を行った時、変更前と変更後の相対的な変化量を求める過程と、
    その求めた変化量を残りのバンドに反映させ、残りのバンドの露光情報を変更する過程と、
    を更に備えることを特徴とするマルチバンドカメラの制御方法。
  4. 複数の色のバンドを撮影できるマルチバンドカメラ部により撮影する撮影過程と、
    コンピュータにより上記マルチバンドカメラ部を制御する制御過程と、
    ユーザインターフェースにより上記コンピュータにユーザからの上記制御のための指示情報を伝達する指示情報伝達過程と、
    を備えたマルチバンドカメラの制御方法であり、
    上記指示情報伝達過程が、上記複数の色のバンドを切り替えるための切り替え指示を行う過程を備え、
    上記制御過程は、
    上記複数の色のバンド各々に対応するバンドを制御するためのパラメータであって上記複数の色のバンド毎に上記マルチバンドカメラ部の設定に必要な複数のパラメータ値を有するパラメータから、上記複数の色のバンドの切り替え指示に応じて選択されたバンドに対応するパラメータを使って、上記マルチバンドカメラ部を制御する過程と、
    上記マルチバンドカメラ部の何れかのバンドの設定が変更された場合には、上記パラメータ値をその変更後の設定に対応したパラメータ値に変更して保存する過程と、
    を備え、
    上記パラメータ値の1つはバンド毎の露光情報であり、
    上記制御過程が、上記露光情報に基づき上記マルチバンドカメラ部の上記露光情報を制御する過程と、
    上記マルチバンドカメラ部が撮像した画像の2つ以上のバンドそれぞれにおける一部或いは全部の輝度情報を取得する過程と、
    その取得した輝度が、想定する最小値及び最大値の範囲内か外かを判定する過程と、
    を更に備え、
    上記指示情報伝達過程が、上記ユーザインターフェースにより、上記2つ以上のバンドで判定した結果をユーザに同時に確認させる過程を更に備える、
    ことを特徴とするマルチバンドカメラの制御方法。
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