JP2002112101A - デジタルカメラおよびプリントシステム - Google Patents

デジタルカメラおよびプリントシステム

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JP2002112101A
JP2002112101A JP2000297613A JP2000297613A JP2002112101A JP 2002112101 A JP2002112101 A JP 2002112101A JP 2000297613 A JP2000297613 A JP 2000297613A JP 2000297613 A JP2000297613 A JP 2000297613A JP 2002112101 A JP2002112101 A JP 2002112101A
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Masaya Goto
真哉 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにより撮影される、または撮
影された画像情報をプリントするときに、その出力結果
が操作者の望んでいる通りの状態のものとなるか否か
を、プリントに先立って判断できるようにする。 【解決手段】 撮影画像を、その状態を示す情報(手ぶ
れの有無、露出状態、色かぶりの有無など)と関連づけ
て管理する一方、撮影画像をプリントするときに良好な
画像が出力されるかをその情報に基づいて判断できるよ
うに管理情報を提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像手段を有する
デジタルカメラ、該デジタルカメラによって提供される
画像のプリントシステムおよびこれらの制御方法に関
し、詳しくは、例えば、プリンタと一体化され、あるい
はプリンタと接続され、またはパーソナルコンピュータ
等のホスト装置を具備するプリントシステムと接続され
たデジタルカメラにおいて、プリントに先立って撮影画
像の状態に基づきプリントの適否を判断できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来デジタルカメラは、撮影した画像を
内部メモリに記憶するか、あるいはコンパクトフラッシ
ュ(登録商標)カード等の着脱可能な外部記憶媒体に記
憶するよう構成される。
【0003】また、従来のデジタルカメラは、外部記憶
媒体に撮影画像を記憶する構成を採る場合に、撮影後に
自動的に記憶が行われるようにするモードと、撮影後に
ユーザーがLCDモニタ等の表示手段に表示された撮影
画像を確認し、その上で記憶するか破棄するかを決定す
るモードとを有している。また、デジタルカメラによっ
ては、自動的に記憶を行った直後に、ユーザーがLCD
モニタ等の表示手段に表示された直前の撮影画像を確認
し、記憶媒体から画像を消去するかどうかを決定するモ
ードを有したものもある。
【0004】デジタルカメラの再生モードにおいては、
外部記憶媒体に記憶された画像情報を再生し、ユーザー
が撮影画像を不良または不必要と判断した場合は容易に
削除することが可能である。
【0005】さらに、特開2000−115689号公
報においては、デジタルカメラで撮影された画像情報に
画像処理を施すことにより良好な再生画像を得るという
ような画像処理に関する発明が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラで撮影
された画像情報を外部記憶媒体に記憶するか否かを決定
することも可能であるし、または、再生モードにおいて
は外部記憶媒体に記憶した画像情報をLCDモニタ等に
よって確認した上で削除することは容易に可能である。
ところが、デジタルカメラに装着されているLCDモニ
タは、一般に3.5インチ(参考値)のサイズで約20
万画素程度の解像力しかなく、200万画素あるいは3
00万画素以上の画素数で撮影された画像情報を確認す
るには十分とはいえないものである。
【0007】1200×1200dpi(ドット数/イ
ンチ;参考値)のインクジェットプリンタを使用して撮
影画像のプリントを行うことを考えた場合、通常の葉書
サイズでも約800万画素の表現力がある一方、撮影画
像をプリントする場合に、ユーザーが望んでいる通りの
プリント結果が得られるか否かを約20万画素程度の解
像力の表示器を用いて判断して、予めプリントの可否を
決定することは難しい。従って、プリントを行って始め
て、撮影画像が撮影不良等によりプリントには不向きな
ものであったことが認識されることもあり、そのような
場合はプリント媒体やプリント剤を無駄にしてしまうこ
とになる。また、ユーザーが撮影された画像を確認する
ことなくプリントを指示することもあり得ることであ
り、そのような場合にも同様な問題が生じる。逆に、撮
影画像には問題が無いにも拘らず、解像力の劣る表示器
を見てユーザーがその画像のプリントを断念してしまう
ような不都合も考えられる。
【0008】また、上記公報の如く画像処理によって良
好な再生画像およびプリント画像を出力することも考え
られるが、どのように画像処理を施しても良好な画像が
得られない場合もある。
【0009】そこで、本発明は、撮影された画像情報を
プリントする場合に、その結果がユーザーの意に沿った
良好なものとなるか否かを予め判断できるようになし、
以ってプリント媒体やプリント剤の無駄な消費、あるい
はプリント時間の無駄等を防止できるようにすることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
画像を撮影するための手段と、当該撮影された画像の状
態を検出する手段と、前記撮影された画像のプリントの
適否判断に供するために、前記検出手段によって検出さ
れた画像の状態を示す情報を管理する手段と、を具えた
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明デジタルカメラの制御方法
は、撮影手段によって撮影された画像の状態を検出する
工程と、前記撮影された画像のプリントの適否判断に供
するために、前記検出工程によって検出された画像の状
態を示す情報を管理する工程と、を具えたことを特徴と
する。
【0012】これらにおいて、前記状態検出手段または
工程は、前記画像の撮影時の状態を検出するものとする
ことができる。
【0013】そして、前記状態検出手段または工程は、
前記画像の撮影時における前記デジタルカメラの運動を
感知する手段を用いることができる。
【0014】さらに、前記画像の撮影時に前記動作感知
手段によって前記デジタルカメラの運動が感知された場
合に、前記情報管理手段または工程は、当該撮影された
画像がプリントに適さない旨の判断に供する情報を管理
することができる。
【0015】また、以上において、前記状態検出手段ま
たは工程は、前記撮影された画像の情報から明暗の階調
のヒストグラムを得て、当該画像の撮影時の露出状態を
検出することができる。
【0016】ここで、前記状態検出手段または工程によ
って露出過多または露出不足が検出された場合に、前記
情報管理手段または工程は、当該撮影された画像がプリ
ントに適さない旨の判断に供する情報を管理することが
できる。
【0017】また、以上において、前記状態検出手段ま
たは工程は、前記撮影された画像の情報から色の偏り状
態を検出することができる。
【0018】ここで、前記状態検出手段または工程によ
って前記色の偏り状態が特定の色に偏っていることが検
出された場合に、前記情報管理手段または工程は、当該
撮影された画像がプリントに適さない旨の判断に供する
情報を管理することができる。
【0019】さらに、以上において、前記撮影手段によ
って撮影された画像情報を記憶する記憶手段を具え、前
記情報管理手段または工程は、前記撮影された画像情報
と関連づけて前記画像の状態を示す情報を記憶させるこ
とができる。
【0020】また、前記撮影手段によって撮影された画
像情報を通信する通信手段を具え、前記情報管理手段ま
たは工程は、前記撮影された画像情報と関連づけて前記
画像の状態を示す情報を通信させることができる。
【0021】加えて、前記撮影した画像をプリントする
ためのプリント手段を一体に具備し、前記画像のプリン
トに先立ち、前記状態情報に基づいて当該画像のプリン
トの適否判断に供するための情報の提示を行う手段また
は工程を具えることができる。
【0022】ここで、前記撮影手段によって撮影された
画像情報を記憶する記憶手段と、前記撮影手段によって
撮影された画像情報を、前記記憶手段によって記憶する
ことなく、前記プリント手段によってそのままプリント
させるモードとを具えることができる。
【0023】また、前記モードにおいて、前記画像のプ
リントに先立ち、前記提示された情報に基づいて前記プ
リントの不適が判断された場合に、当該画像のプリント
を実行するか、当該画像のプリントを実行せずに前記記
憶手段に記憶するか、または当該画像のプリントおよび
記憶を行わずに破棄するかの選択を許容する手段または
工程を具えることができる。
【0024】また、本発明プリントシステムは、上記の
いずれかの形態のデジタルカメラから提供される画像を
プリントするためのプリント手段と、前記画像の状態を
示す情報を受容する手段と、前記画像のプリントに先立
ち、前記状態情報に基づいて当該画像のプリントの適否
判断に供するための情報を提示する手段と、を具えたこ
とを特徴とする。
【0025】さらに、本発明は、上記のいずれかの形態
のデジタルカメラから提供される画像をプリントするた
めのプリント手段を具えたプリントシステムの制御方法
であって、前記画像の状態を示す情報を受容する工程
と、前記画像のプリントに先立ち、前記状態情報に基づ
いて当該画像のプリントの適否判断に供するための情報
を提示する工程と、を具えたことを特徴とする。
【0026】以上において、前記プリント手段は、前記
プリント媒体にインクを吐出することによりプリントを
行うインクジェットヘッドを用いることができる。
【0027】ここで、前記インクジェットヘッドは、イ
ンクを吐出するために利用されるエネルギとして、イン
クに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有
するものとすることができる。
【0028】さらに加えて、本発明は、上記のいずれか
の形態のデジタルカメラまたはプリントシステムに、上
述の制御方法を実施させるための制御プログラムに存す
る。
【0029】以上により、撮影された画像について、プ
リントを行う前にその結果の良否を容易に判定すること
ができるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0031】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う
場合を言うものとする。
【0032】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラ
スチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
するが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうも
のとする。
【0033】また、本明細書において、「カメラ」とは
光学的に撮像し、光学像を電気信号に変換する機器やデ
バイスを示すものであり、以下の説明において「撮像
部」とも称する。
【0034】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。
【0035】なお、本発明が有効に用いられるヘッドの
一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用
して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態であ
る。
【0036】「基本構成」まず、図1から図14に基づい
て、本発明に係る装置の基本構成について説明する。本
例において説明する装置は、光学的に撮像して電気信号
に変換する撮像部(以下、「カメラ部」とも称する)
と、撮像して得られた電気信号に基づいて画像の記録を
行う画像記録部(以下、「プリンタ部」とも称する)と
を備えた情報処理機器として構成されている。以下、本
例で説明する情報処理機器を「プリンタ内蔵カメラ」と
称して説明する。
【0037】装置本体A001においては、カメラ部A
100の背面側にプリンタ部(記録装置部)B100が
一体的に組み込まれている。プリンタ部B100は、メ
ディアパックC100から供給されるインクとプリント
媒体を用いて画像を記録する。本構成では、装置本体A
001から外装を外して背面側から見た図5から明らか
なように、装置本体A001の同図中の右手側にメディ
アパックC100が挿入され、装置本体A001の同図
中左手側にプリンタ部B100が配置される。プリンタ
部B100によって記録を行う場合には、カメラ部A1
00における後述の液晶表示部A105を上側、レンズ
A101を下側にするように、装置本体A001を置い
た姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プ
リンタ部B100における後述の記録ヘッドB120
は、インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢
は、カメラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿
勢とすることも可能であり、上記の記録姿勢に限られる
ことはない。記録動作の安定性の面からは、上記のイン
クを下向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0038】以下においては、本例の装置の機械的な基
本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリ
ンタ部」とに分けて説明し、また、信号処理系の基本構
成はD「信号処理系」として説明する。
【0039】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102はファインダー、A1
02aはファインダー窓、A103はストロボ、A10
4はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示
部)である。カメラ部A100は、後述するように、C
CDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッ
シュメモリカード(CFカード)A107への画像の記
憶、画像の表示、プリンタ部B100との間の各種デー
タの授受等をする。A109は、撮影された画像を後述
のプリント媒体C104に記録した場合に、画像が記録
されたプリント媒体C104が排出される排出部であ
る。図5に示されるA108は、カメラ部A100およ
びプリンタ部B100の電源としての電池である。
【0040】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿
入部A002(図3参照)から差し込まれることによっ
て、図1のように装置本体A001に装着される。挿入
部A002は、メディアパックC100が装着されてい
ないときは図3のように閉じられており、それが装着さ
れるときに開かれる。図5は、メディアパックC100
が装着された装置本体A001から、外装を外した状態
を示す。メディアパックC100のパック本体C101
には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向
にスライド可能に備えられている。シャッターC102
は、メディアパックC100が装置本体A001に装着
されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライ
ドしており、メディアパックC100が装置本体A00
1に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライ
ドする。
【0041】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパッ
ク)を用意しておいて、記録すべき画像の種類、および
画像が形成されたプリント媒体の用途などに応じて、そ
れらのメディアパックC100を選択的に装置本体A0
01に装着することにより、最適な組合せのインクとプ
リント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録す
ることができる。また、メディアパックC100には後
述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そ
のEEPROMには、メディアパックが収容しているイ
ンクとプリント媒体の種類や残量などの識別データが記
憶される。なお、後述する本発明を実施するための一形
態として、プリント可能な領域に関する情報を記憶して
いてもよい。
【0042】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通して、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、図示しない分離機構によって一枚ずつ分離されてか
ら、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の
駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モー
タM002(図9参照)から、連結部C110aを介し
て供給される。
【0043】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパ
ーC106と、そのプリンタ部から排出された廃インク
を吸収するためのインク吸収体C107と、が備えられ
ている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するよ
うに矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパッ
クC100が装置本体A001から外されているとき
は、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にス
ライドして、ジョイントC105、ワイパーC106、
およびインク吸収体C107などを保護する。
【0044】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0045】C−1「プリント動作部」 図6は、プリンタ部B100全体の斜視図、図7は、プ
リンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0046】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5のように、装置本体A001に装着されたメデ
ィアパックC100の先端部分が位置する。メディアパ
ックC100から矢印C方向に送り出されたプリント媒
体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるL
FローラB101とLFピンチローラB102との間に
挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方
向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリー
ドスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往
復移動されるキャリッジである。
【0047】キャリッジB104には、図8のように、
ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードスクリ
ューB106用の軸受けB108が設けられている。キ
ャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109がば
ねB110によって取り付けられている。そして、リー
ドスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対
して、スクリューピンB109の先端がはまり合うこと
によって、リードスクリューB106の回転がキャリッ
ジB104の往復移動に変換される。
【0048】また、キャリッジB104には、Y,M,
Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB1
20と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを
収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記
録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する
方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数
のインク吐出口B121(図8参照)が形成されてい
る。インク吐出口B121は、サブタンクから供給され
たインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出
させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎
に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気
熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のイ
ンク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによって
インク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0049】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。
サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収
容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成
されており、それらのインク供給部は対応する3つの中
空のニードルB122に個別に接続され、また、それら
の負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続され
ている。このようなサブタンクには、後述するように、
キャリッジB104が図6のようなホームポジションに
移動したときに、メディアパックC100のインクパッ
クC103からインクが補給される。
【0050】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とジョ
イントC105とが連結していないときは、スプリング
の力によって同図のように、ニードルB122を保護す
る位置に移動しており、ニードルB122とジョイント
C105とが連結するときは、スプリングの力に抗して
同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解
く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB1
04側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B1
00の本体側のリニアスケールB132(図6参照)
と、によって検出される。また、キャリッジB104が
ホームポジションに移動したことは、キャリッジB10
4側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プ
リンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7
参照)と、によって検出される。
【0051】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、およびモータギアB143を介して、キャ
リッジモータM001によって回転駆動される。また、
B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを
電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0052】記録ヘッドB120は、キャリッジB10
4と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に
応じてインク吐出口B121からインクを吐出すること
によって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分
の画像を記録する。このような記録ヘッドB120によ
る1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系に
よる矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量
の搬送動作と、を繰り返すことによって、プリント媒体
上に順次画像を記録する。
【0053】C−2「プリント媒体搬送系」図9は、プリ
ンタ部B100におけるプリント媒体搬送系の構成部分
の斜視図である。図9において、B201は対の排紙ロ
ーラであり、同図中上側の一方の排紙ローラB201
は、排紙ローラギアB202と中継ギアB203を介し
て、搬送モータM002により駆動される。同様に、前
述したLFローラB101は、LFローラギアB204
と中継ギアB203を介して、搬送モータM002によ
り駆動される。排紙ローラB201とLFローラB10
1は、搬送モータM002の正転時の駆動力によって、
プリント媒体C104を矢印Bの副走査方向に搬送す
る。
【0054】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構が駆動されると共に、メディアパックC100側の
給紙ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の給紙ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって、装置本体A001に対してメデ
ィアパックC100をロックしてメディアパックC10
0の取り外しを禁止する。また、メディアパックC10
0側の給紙ローラC110は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位
置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出す
る。
【0055】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ矢印C方向に取り出され、その
後、搬送モータM002が正転することによって、その
プリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0056】C−3「インク供給系」図10は、プリンタ
部B100におけるインク供給系の構成部分の斜視図、
図11は、そのインク供給系の構成部分にメディアパッ
クC100が装着されたときの平面図である。
【0057】プリンタ部B100に装着されたメディア
パックC100のジョイントC105は、ホームポジシ
ョンに移動したキャリッジB104側のニードルB12
2(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の
本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイ
ントフォークB301(図10参照)が備えられてお
り、そのジョイントフォークB301がジョイントC1
05を上動させることにより、ジョイントC105がニ
ードルB122に接続される。これにより、メディアパ
ックC100側のインクパックC103と、キャリッジ
B104側のサブタンクのインク供給部と、の間のイン
ク供給路が形成される。また、プリンタ部B100の本
体には、ホームポジションに移動したキャリッジB10
4の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する
供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジ
ョイントB302は、供給チューブB303を介して、
負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に
接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイン
トリフタB305によって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダB304と、の間の負圧
導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジ
ョイントモータM003の駆動力によって、供給ジョイ
ントB302と共にジョイントフォークB301を上下
動させる。
【0058】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する気液分離部材
(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧
導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を
許容し、これによりメディアパックC100からサブタ
ンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のイ
ンクが気液分離部材に達するまで、インクが充分に補給
されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止
することにより、インクの補給が自動的に停止する。気
液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分
におけるインク供給部に備えられており、それらのイン
ク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0059】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キ
ャップB310は、その内部に、吸引チューブB311
を通してポンプシリンダB304から負圧が導入される
ことによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B1
21からインクを吸引排出(吸引回復処理)させること
ができる。また、記録ヘッドB120は、必要に応じ
て、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB3
10内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB
310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃
液チューブB312と廃液ジョイントB313を通し
て、メディアパックC110内のインク吸収体C107
に排出される。
【0060】ポンプシリンダB304は、それを往復駆
動するためのポンプモータM004などと共にポンプユ
ニットB315を構成する。ポンプモータM004は、
ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させる
ための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB31
6は、プリンタ部B100に装着されたメディアパック
C100のワイパーC106を上動させることによっ
て、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイ
ピングが可能な位置に移動させる。
【0061】図10および図11において、B321
は、ポンプシリンダB304によって構成されるポンプ
の動作位置がホームポジションにあることを検出するポ
ンプHPセンサである。また、B322は、前述したイ
ンク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出す
るジョイントHPセンサである。また、B323は、プ
リンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0062】D「信号処理系」 図12は、カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【0063】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイ
ク、103はハードウェア処理を行なうASIC、10
4は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、10
5は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA1
07」に相当)、106は撮影画像または再生画像を表
示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120
はカメラ部A100の制御をする第1CPU、である。
【0064】プリンタ部B100において、210は、
カメラ部A100とプリンタ部B100との間のインタ
ーフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2
値化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使
用する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、20
4はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘ
ッド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB12
0」に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサ
B131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、2
20はプリンタ部B100を制御する第2CPU、22
1はモータドライバ、222はモータ(「モータM00
1,M002,M003,M004」に相当)、223
はセンサ(「HPセンサB134,B321,B322」
を含む)、224はメディアパックC100に内蔵され
ているEEPROM、230は音声エンコーダ部、25
0は装置全体に電源を供給する電源部(「電池A108」
に相当)、である。
【0065】図13は、カメラ部A100における信号
処理の説明図である。撮影モードの時は、レンズ107
を通してCCD101により撮像された画像は、ASI
C103により信号処理(CCD信号処理)され、YU
V輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度に
リサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に
記録される。また、音声に関しては、マイク102より
入力され、ASIC103を介してCFカード105に
記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、ま
たは、撮影後のアフレコとして記憶させることができ
る。再生モードの時には、CFカード105よりJPE
G画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸
張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD1
06に表示される。
【0066】図14は、プリンタ部B100における信
号処理の説明図である。
【0067】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図13の
ように、ASIC103によってJPEG伸張され、プ
リントする解像度に適する解像度にリサイズされる。そ
して、リサイズされた画像データ(YUV)はインター
フェース部210を介してプリンタ部B100へ送られ
る。プリンタ部B100は、図14のように、カメラ部
A100より送られた画像データを画像処理部201に
より画像処理し、画像データのRGB信号への変換、カ
メラの特性に応じた入力γ補正、ルックアップテーブル
(LUT)を用いての色補正および色変換、プリントす
るための2値化信号への変換をする。2値化処理の際に
は、誤差拡散(ED)処理を行うために、誤差メモリと
して第2メモリ202を用いる。本例の場合、画像処理
部201における2値化処理部は誤差拡散処理を行なっ
ているが、ディザパターンを使った2値化処理等、他の
処理を行うことも可能である。2値化されたプリントデ
ータはバンドメモリ制御部203によって、一旦バンド
メモリ204に記憶される。プリンタ部B100のエン
コーダカウンタ209には、記録ヘッド207およびエ
ンコーダ208を搭載したキャリッジB104が一定距
離移動する毎に、エンコーダ208からのエンコーダパ
ルスが入る。そして、このエンコーダパルスに同期し
て、バンドメモリ204とマスクメモリ205からプリ
ントデータが読み出され、そのプリントデータに基づ
き、ヘッド制御部206が記録ヘッド207を制御して
記録を行う。
【0068】図14中のバンドメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0069】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときに
は、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」ともいう)にお
いてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)
ともいう」)においては記録領域分の記録データ(1走
査分の記録データ)を、予め作成しておく必要がある。
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、
バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204
に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記
録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走
査される。その際、エンコーダ208より入力されたエ
ンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカ
ウントされ、このエンコーダパルスにしたがってバンド
メモリ204から記録データが読み出され、その画像デ
ータに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出さ
れる。記録ヘッド207の往走査時および復走査時に画
像を記録(往路記録および復路記録)する双方向記録方
式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に
応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出さ
れる。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から
読み出される画像データのアドレスが順次インクリメン
トされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出
される画像データのアドレスが順次デクリメントされ
る。
【0070】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0071】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業と、を切替えな
がら行なう。
【0072】図14中のマスクメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0073】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0074】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0075】また、図14において、CFカード105
に記憶された音声データは、ASIC102により、画
像データと同じように、インターフェース210を介し
てプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100
に送られた音声データは、音声エンコーダ230におい
てコード化(エンコード)されて、プリントする画像の
中にコードデータとして記録される。プリント画像に音
声データを入れる必要の無い時、または、音声データの
無い画像をプリントする際には、当然に、コード化され
た音声データはプリントされず、画像のみがプリントさ
れる。
【0076】本実施例においては、カメラ部A100と
プリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメラ
として説明を行なってきた。しかし、カメラ部A100
とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、それ
らをインターフェース210により接続した構成におい
ても同様に構成して、同様の機能を実現することが可能
である。
【0077】「特徴的な構成」以下、本発明の特徴的な
構成の実施形態について説明する。
【0078】図15は、上述した基本構成に対し、特に
本発明の特徴的な構成、すなわちプリントに先立って撮
影不良画像を警告する機能を備えた構成を実現するため
の制御系の一例を示すものである。
【0079】同図において、1101はプリントに先立
って撮影不良画像を警告する処理を含む手順(後述)に
対応した、CPU120が実行するプログラムおよびそ
の他の固定データを格納するROMである。1102は
当該警告処理を含む手順に対応したプログラムを実行す
る際の作業領域、撮像素子であるCCD101等を含む
撮像部1103から読み込まれた撮影画像情報を一時格
納する領域、およびカードドライブ1110に挿入され
た記憶手段の一例としてのCFカードA107から読み
込まれた画像情報を一時格納する領域として使用される
RAMであり、前述のメモリ104に相当する。110
4はカメラの運動を感知するモーションセンサ部であ
り、これにより撮影時の手ぶれ等が検出される。
【0080】LCD106は、前述のように、撮像部1
103から取り込まれ撮影されるべき画像情報を表示す
る、またはCFカードA107に格納され、カードドラ
イブ1110を介して取り込まれた画像情報を再生表示
する。1107はLCDモニタ106に表示されたメニ
ューから操作を選択する場合に使用されるキー等を備え
たユーザー操作可能な操作部である。
【0081】プリンタ部B100は、前述のように、撮
影画像等をプリントするためのものであり、プリント用
消耗材格納容器であるメディアパックC100を装着す
ることにより用紙の供給を受け、プリント動作を行うこ
とができる。また、メディアパックC100に設けられ
ているEEPROM224に記載されている情報の読み
込みも行う。また、メディアパックC100は、前述の
ように、プリンタ部B100に供給するインクを含むも
のでもよい。さらに、EEPROM224には、メディ
アパックC100に収納されている用紙のサイズおよび
種類のほか、用紙枚数などの情報が格納される。
【0082】カードドライブ1110は、撮像部110
3で取り込まれ撮影された画像情報をCFカードA10
7に格納する、または、CFカードA107に格納され
ている画像情報を読み込むためのものである。1111
はパーソナルコンピュータ等外部の装置とUSB通信な
どにより画像情報の送受信を行うためのインターフェー
ス部(I/F)である。
【0083】以上の制御系各部に対しては、電源部25
0から動作電源が供給される。1105はCPU12
0、ROM1101、RAM1102、撮像部110
3、モーションセンサ部1104、LCD106、操作
部1107、プリンタ部B100、電源部250、カー
ドドライブ1110、およびインターフェース1111
を接続するCPUバスであり、アドレス信号を転送する
アドレスバス、制御信号を転送するコントロールバスお
よび各種データを転送するデータバスの総称である図1
6および図17は、前述の基本構成で説明したプリンタ
内蔵カメラを模式化して示す図であり、図16はプリン
タ内蔵カメラをほぼ正面右上方向から示す斜視図、図1
7はほぼ背面左下方向から示す斜視図である。
【0084】プリンタ内蔵カメラの正面側にはレンズA
101、AF補助光投光部1203、ファインダー窓A
102aおよびストロボA103が、上面側にはレリー
ズボタンA104が、また背面側にはファインダー接眼
部A102がそれぞれ配設され、これらが図15におけ
る撮像部1103を構成する。
【0085】また、プリンタ内蔵カメラの背面側におい
て、1232は電源のオン/オフの制御を含め、プリン
トに先立って撮影不良画像を警告する機能を備えたプリ
ンタ内蔵型カメラの動作モードを決定するモードダイア
ル、1233は液晶表示器A105に表示されるメニュ
ー画面を操作するのに使用されるキー群であり、これら
により図15における操作部1107が構成される。な
お、液晶表示器A105は図15のLCD106に相当
する。
【0086】さらに、プリンタ内蔵カメラの上面側にお
いて、1205はプリンタ内蔵カメラの現在の設定状況
を表示する表示パネルである。
【0087】プリンタ内蔵カメラの一側面には、カード
ドライブ1110にコンパクトフラッシュカード(CF
カード)A107を挿入する挿入口を覆うCFカードス
ロットカバー1240と、プリンタ部B100にメディ
アパックC100を装着するための挿入部A002を覆
うメディアパックカバー1241とが設けられている。
さらにこの側面には、USBケーブル等を介してパーソ
ナルコンピュータと接続して通信を行うためのデジタル
端子を覆うカバー1242が設けられる。この端子は図
15におけるインターフェース部1111の構成要素で
ある。また、これと対向する他側面には、プリンタ部B
100によってプリントされた用紙C104を排出する
ための排出部A109が設けられている。
【0088】なお、プリンタ内蔵カメラの底面におい
て、1221は電源部250となるバッテリを挿入する
ための挿入口を覆うバッテリカバー、1220は三脚を
取り付けるためのねじ穴である。
【0089】図18〜図20は、プリントに先立って撮
影不良画像を警告する機能を実現するための処理手順の
一例であり、静止画の撮影から、撮影された画像情報の
CFカードA107への記憶、さらにプリンタ部B10
0でのプリントに至る一連の動作モードを示す。
【0090】まず、図18は、図16に示したレリーズ
(シャッター)ボタンA104が押下されてからの処理
を示す。当該押下が行われると、ステップS10におい
て撮影時のカメラの運動を感知するモーションセンサ1
04がオンとなり、さらにステップS20において静止
画が撮影される。これらの処理はレリーズボタンA10
4の操作に関連づけられ、その操作量に応じて閉成可能
なスイッチの動作に伴って行われるものとすることがで
きる。例えば、操作者がレリーズボタンA104を浅く
押下したときにモーションセンサ104がオンとなり、
さらに深く押下したときにシャッターの開閉(撮像動
作)が行われるような構成を採ることができる。また、
レリーズボタンA104の操作に関連して、露出制御値
の決定、測距情報の決定、およびストロボ発光の有無
等、露出動作に必要な諸条件の設定や、焦点あわせのた
めのレンズ駆動、シャッターの速度制御、絞りの開口量
制御、必要に応じたストロボ発光等の一連の動作を伴う
ことができる。
【0091】ステップS30においては、ステップS2
0の静止画の撮影処理中に、手ぶれ等に起因したカメラ
の異常な運動があったか否かをモーションセンサ110
4の検出内容に基づいて判断する。もし、異常運動が判
断された場合はステップS40に進み、撮影処理中に手
ぶれ等があったために良好な撮影が行われなかったこと
を示す情報、すなわちその画像をプリントしてもユーザ
ーが望んでいるような状態のものではない画像がプリン
トされてしまうことを提示するための情報を、当該撮影
画像情報に付加して管理する。一方、異常運動がなかっ
た場合はステップS50に進み、撮影画像がプリントに
適しているものである旨の情報を付加して管理する。
【0092】次に、ステップS60においては、ステッ
プS20において撮影された画像情報を、後述のヒスト
グラム作成処理(ステップS70)、色の偏り情報取得
処理(ステップS110)、画像情報の記憶処理(ステ
ップS150)および画像情報のプリント処理(ステッ
プS190)に必要な画像情報へと展開する処理を行
う。
【0093】ステップS70においては撮影した画像情
報から明暗の階調を示す分布、例えばヒストグラムを作
成する。次に、ステップS80において、ステップS7
0で作成したヒストグラムの分析を行い、ヒストグラム
に表れる山の頂上が極端に明方向によっている(露出オ
ーバーである)か、または極端に暗方向によっている
(露出不足である)か等を判断し、露出過多または露出
不足であった場合には、ステップS90において、その
ような不適切な露光によって良好な撮影が行われなかっ
たことを示す情報、すなわちその画像をプリントしても
ユーザーが望んでいるような状態のものではない画像が
プリントされてしまうことを提示するための情報を、当
該撮影画像情報に付加して管理する。これに対し、ヒス
トグラムに表れる山の頂上が適正であった場合は、ステ
ップS100において、撮影画像がプリントに適してい
る旨の情報を付加して管理する。これらステップS10
0およびステップS90におけるプリント適否の判断に
供される情報の付加は、ステップS50およびステップ
S40において付加したプリント適否の判断情報とはそ
れぞれ独立した情報として処理する。
【0094】ステップS110においては撮影した画像
情報から色の偏りの情報を取得する。次に、ステップS
120において、ステップS110で取得した色の偏り
の情報から、極端にひとつの色が使用されている状態
(所謂色かぶり)があるか否かを判断し、色かぶりがあ
った場合はステップS130において、そのような色か
ぶりによって撮影画像が良好でないことを示す情報、す
なわちその画像をプリントしてもユーザーが望んでいる
ような状態のものではない画像がプリントされてしまう
ことを提示するための情報を、当該撮影画像情報に付加
して管理する。また、色かぶりが判定されない場合はス
テップS140において撮影画像がプリントに適してい
る旨の情報を付加して管理する。これらステップS14
0およびステップS130におけるプリント適否の判断
情報の付加は、ステップS50およびステップS40に
おいて付加したプリント適否の判断情報や、ステップS
100およびステップS90において付加したプリント
適否の判断情報とは独立した情報として処理する。
【0095】ステップS130またはステップS140
の処理後には、プリンタ内蔵型カメラの動作モードとし
て、撮影された画像情報を記憶させるモードとプリント
を行うモードとのいずれが選択されているかをステップ
S145にて判定し、前者であればステップS150
(図19(A))に、後者であればステップS200
(図20)に進む。
【0096】図19(A)のステップS150において
は、ステップS20で撮影されステップS60にて展開
処理された画像情報を、ステップS40またはステップ
S50、ステップS90またはステップS100、およ
びステップS130またはステップS140においてそ
れぞれ付加されたプリントプリント適否の判断情報と合
わせて、カードドライブ110を介しCFカードA10
7に記憶する。この情報の記憶態様としては、上述の種
々の状態(撮影中の手ぶれの有無、露光状態、色かぶり
の有無等)に対応してプリント適否の判断情報を独立し
て管理するために、図19(B)に示すように、各状態
に対応してプリントの適否の判断に供される情報を、そ
の画像情報と対応づけて格納する領域を設ければよい。
【0097】次に、ステップS155においては、続け
て画像情報をプリントする指示があるか否かを判定し、
否定判定であれば処理を終了する。一方、肯定判定であ
ればステップS160に進み、ステップS40またはス
テップS50、ステップS90またはステップS10
0、およびステップS130またはステップS140に
おいてそれぞれ付加されたプリント適否の判断情報か
ら、当該画像についてのプリントの適否を判断する。こ
こで、プリントに問題がないと判断された場合はステッ
プS190に進み、その画像情報のプリントを実行す
る。
【0098】一方、プリントに不適な画像であると判断
された場合はステップS170に進み、ユーザーが望ん
でいるような画像の出力が行われない理由とともに、そ
れにも拘わらずプリント動作を続行するか否かを問い合
わせる情報(例えば、「撮影中に手ぶれがありました
が、プリントを行いますか?」、「露光不足の画像です
が、プリントを行いますか?」など)を、例えば画像の
表示にスーパーインポーズする形態にて、LCDモニタ
106に表示する。
【0099】そして、ステップS180においては、操
作部1107を介して入力されるユーザーによるプリン
ト続行の指示または中止の指示を待機し、プリント中止
が指示された場合は処理を終了し、プリント実行が指示
された場合はステップS190において撮影された画像
情報のプリント処理を行う。なお、プリント中止が指示
された場合には、ステップS150にて記憶された画像
情報の消去をユーザーに問い合わせる処理と、これに応
じた消去処理とを付加することもできる。
【0100】図20は図18のステップS145にてプ
リントを行うモードが判定された場合、すなわち、例え
ば図16に示すモードダイヤル1232の設定によっ
て、静止画の撮影した後に当該撮影された画像情報を記
憶することなくそのままプリンタ部B100でプリント
するモードが選択されている場合の処理例を示す。
【0101】撮影、画像処理およびプリントの適否の判
断等を行う図18のステップS10〜ステップS145
の処理を経て、撮影画像をそのままプリントするモード
が選択されていた場合には、まずステップS200に
て、ステップS40またはステップS50、ステップS
90またはステップS100、およびステップS130
またはステップS140においてそれぞれ付加されたプ
リントの適・不適の情報から、当該画像についてのプリ
ントの適否を判断する。ここで、プリントに問題がない
と判断された場合はステップS240に進み、その画像
情報のプリントを実行する。
【0102】一方、プリントに不適な画像であると判断
された場合はステップS210に進み、上述のステップ
S170と同様、ユーザーが望んでいるような画像の出
力が行われない理由とともに、それにも拘わらずプリン
ト動作を続行するか否かを問い合わせる情報を、例えば
画像の表示にスーパーインポーズする形態にて、LCD
モニタ106に表示する。
【0103】そして、ステップS220においては、不
適でもそのままプリントを行うか、プリントを行う代わ
りに記憶を行うか、あるいは撮影された画像を破棄する
かなどをユーザーに問い合わせる情報をLCDモニタ1
06に表示し、ユーザーの指示を待機する。そして、こ
の表示に応じ、ユーザーが操作部を介して、撮影された
画像の記憶を指示した場合はプリントの代替処理として
のステップS230の記憶処理を実行し処理を終了す
る。また、プリント実行が指示された場合はステップS
240において撮影された画像情報のプリント処理を行
う。また、破棄が指示された場合はそのまま処理を終了
する。
【0104】なお、デジタルカメラの再生モードから画
像情報のプリント処理を行う場合も図19(A)とほぼ
同様の手順を採用することができる。
【0105】すなわち、再生モードにおいては、操作部
1107に配設される送りボタンや戻しボタンをユーザ
ーが適宜操作しながら、CFカードA107に記憶され
ている画像情報をLCD106に順次表示させ、当該画
像情報を見ながら所望の画像を検索する。その際、画像
情報の記憶領域に関連して記憶された上記各種状態に対
応するプリント適否の情報(図19(B))を、図19
(A)のステップS170と同様、例えば画像の表示に
スーパーインポーズする形態にて、LCDモニタ106
に表示する。そして、所望の画像が表示された際に、上
記各種状態に対応するプリント適否の情報を参照しなが
らユーザーがプリントの指示を行った場合には、プリン
ト動作を実行すればよい。このような手順により、無駄
なプリントを防止することが可能となる。なお、この再
生モードにおいて、画像情報の消去をユーザーに問い合
わせる処理と、これに応じた消去処理とを付加すること
ができる。
【0106】また、上述したプリント適否の判断情報と
は、プリントを行った場合にユーザーが望む通りの状態
の画像が出力されないことを認識させ得るものであれば
よく、字義通りにプリントの適・不適をユーザーに提示
するものでなくてもよい。すなわち、手ぶれの有無、露
出状態、色かぶりの有無など、単に撮影された画像の状
態を示す情報を提示できるものであってもよい。また、
画像の状態としても上例にのみ限られることなく、それ
らの一部、またはその他の状態であってもよく、さらに
それらを独立して処理するものでも、総合的なプリント
適否の判断情報として処理するものでもよい。
【0107】さらに、上例ではプリンタ内蔵カメラない
しはカメラ一体型プリンタに本発明を適用した場合につ
いて説明したが、プリンタと接続して、またはパーソナ
ルコンピュータ等のホスト装置およびプリンタを含むプ
リントシステム等と接続して、画像情報を提供できるデ
ジタルカメラに対しても本発明を適用できる。
【0108】そして、図18〜図20等のすべての処理
手順または一部の処理手順を実行するプログラムをプリ
ンタ内蔵カメラ、デジタルカメラまたはプリントシステ
ムに供給することにより、プリント処理を行う前にプリ
ント結果を予測して、ユーザーの意に沿わない出力がな
されることをユーザーに警告することが可能となり、比
較的ランニングコストが高価なプリント媒体およびイン
クを無駄に消費することを防止することが可能となる。
【0109】また、インターフェース1111等を介し
通信によって画像情報を提供する場合においては、撮影
画像にプリント適否の情報を付加して送信することによ
り、これを受信したプリントシステムにおいても同様に
撮影画像の不用意なプリントを未然に防止することが可
能となる。
【0110】また、上述の処理を行うプログラムについ
ては、必ずしも予め組み込まれるものでなくてもよく、
ホストコンピュータ等の側からデジタルカメラに供給さ
れるものでもよい。例えば、上述実施形態の機能を実現
するソフトウェアのプログラムコードを、ホストコンピ
ュータに供給し、そのコンピュータからの設定によって
上述実施形態の機能を実現するようにしたものも本発明
の範囲に含まれる。
【0111】この場合、プログラムコード自体が本発明
の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコ
ード自体、および通信や記憶媒体などによりプログラム
コードをコンピュータに供給する手段も、本発明の範囲
に含まれる。
【0112】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク
やCD−ROMのほか、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメ
モリカード、ROMなどを用いることができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影画像を、その状態を示す情報(手ぶれの有無、露出
状態、色かぶりの有無など)と関連づけて管理する一
方、撮影画像をプリントするときに良好な画像が出力さ
れるかをその情報に基づいて判断できるようにしたこと
により、プリント媒体やプリント剤の無駄な消費あるい
はプリント時間の無駄を有効に防止できる。
【0114】特に、本実施例のようなプリンタ付きカメ
ラのような装置において、撮影直後にプリントするよう
なモードの場合には、大変有効であり、プリントに不適
切な画像をもプリントしてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタ内蔵カメラの正面
図である。
【図2】図1のカメラの斜め前方からの斜視図である。
【図3】図1のカメラの斜め後方からの斜視図である。
【図4】図1のカメラに装着可能なメディアパックの斜
視図である。
【図5】図1のカメラの内部における主要構成部の配置
関係を示す斜視図である。
【図6】図5におけるプリンタ部の斜視図である。
【図7】図6のプリンタ部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6のプリンタ部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6のプリンタ部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】図6のプリンタ部におけるインク供給系の構
成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディア
パックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1のカメラにおけるカメラ部とプリンタ部
の概略ブロック構成図である。
【図13】図12のカメラ部における信号処理の説明図
である。
【図14】図12のプリンタ部における信号処理の説明
図である。
【図15】図12に示したプリンタ内蔵カメラの基本構
成に対し、特に本発明の特徴的な構成を実現するための
制御系の一例を示すブロック図である。
【図16】基本構成で説明したプリンタ内蔵カメラを模
式化して示す図であり、プリンタ内蔵カメラをほぼ正面
右上方向から示す斜視図である。
【図17】基本構成で説明したプリンタ内蔵カメラを模
式化して示す図であり、プリンタ内蔵カメラをほぼ背面
左下方向から示す斜視図である。
【図18】プリントに先立って撮影不良画像を警告する
機能を実現するための処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図19】(A)は図18の手順に続き、撮影画像を記
憶してからプリントする際の処理手順の一例を示すフロ
ーチャート、(B)は画像情報の記憶態様を示す説明図
である。
【図20】図18の手順に続き、撮影画像をそのままプ
リントする際の処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A102 ファインダー A102a ファインダー窓 A103 ストロボ A104 レリーズボタン A105 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 A109 排出部 B100 プリンタ部(記録装置部) B101 LFローラ B102 LFピンチローラ B103 プラテン B104 キャリッジ B105 ガイド軸 B106 リードスクリュー B107 軸受け B108 軸受け B109 スクリューピン B110 ばね B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B122 ニードル B123 供給エアー口 B124 ニードルカバー B131 エンコーダセンサ B132 リニアスケール B133 HPフラグ B134 HPセンサ B141 スクリューギア B142 アイドラギア B143 モータギア B150 フレキシブルケーブル B201 排紙ローラ B202 排紙ローラギア B203 中継ギア B204 LFローラギア B211 切り替えスライダ B212 切り替えカム B213 圧板ヘッド B301 ジョイントフォーク B302 供給ジョイント B303 供給チューブ B304 ポンプシリンダ B305 ジョイントリフタ B310 吸引キャップ B311 吸引チューブ B312 廃液チューブ B313 廃液ジョイント B315 ポンプユニット B316 ワイパーリフタ B321 ポンプHPセンサ B322 ジョイントHPセンサ B323 シャーシ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C102A 窓部 C103 インクパック C104 プリント媒体 C105 ジョイント C106 ワイパー C107 インク吸収体 C110 給紙ローラ C110a 連結部 M001 キャリッジモータ M002 搬送モータ M003 ジョイントモータ M004 ポンプモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 120 第1CPU 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当) 1101 ROM 1102 RAM 1103 カメラ部 1104 モーションセンサ 1105 バス 1107 操作部 1110 カードドライブ 1111 インターフェース部 1232 モードダイアル 1205 設定状況表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/765 101:00 5/781 5/781 510C 5/91 5/91 H // H04N 101:00 Fターム(参考) 2H054 AA01 2H104 AA19 5C022 AA13 AB55 AC03 AC13 AC18 AC42 AC69 AC78 5C053 FA04 FA08 GB36 JA16 KA04 LA02 LA03 5C076 AA14 BA02 BA03

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影するための手段と、 当該撮影された画像の状態を検出する手段と、 前記撮影された画像のプリントの適否判断に供するため
    に、前記検出手段によって検出された画像の状態を示す
    情報を管理する手段と、を具えたことを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段は、前記画像の撮影時
    の状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のデ
    ジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記状態検出手段は、前記画像の撮影時
    における前記デジタルカメラの運動を感知する手段を有
    することを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 前記画像の撮影時に前記動作感知手段に
    よって前記デジタルカメラの運動が感知された場合に、
    前記情報管理手段は、当該撮影された画像がプリントに
    適さない旨の判断に供する情報を管理することを特徴と
    する請求項3に記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記状態検出手段は、前記撮影された画
    像の情報から明暗の階調のヒストグラムを得て、当該画
    像の撮影時の露出状態を検出することを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記状態検出手段によって露出過多また
    は露出不足が検出された場合に、前記情報管理手段は、
    当該撮影された画像がプリントに適さない旨の判断に供
    する情報を管理することを特徴とする請求項5に記載の
    デジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記状態検出手段は、前記撮影された画
    像の情報から色の偏り状態を検出することを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記状態検出手段によって前記色の偏り
    状態が特定の色に偏っていることが検出された場合に、
    前記情報管理手段は、当該撮影された画像がプリントに
    適さない旨の判断に供する情報を管理することを特徴と
    する請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記撮影手段によって撮影された画像情
    報を記憶する記憶手段を具え、前記情報管理手段は、前
    記撮影された画像情報と関連づけて前記画像の状態を示
    す情報を記憶させることを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記撮影手段によって撮影された画像
    情報を通信する通信手段を具え、前記情報管理手段は、
    前記撮影された画像情報と関連づけて前記画像の状態を
    示す情報を通信させることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 前記撮影した画像をプリントするため
    のプリント手段を一体に具備し、前記画像のプリントに
    先立ち、前記状態情報に基づいて当該画像のプリントの
    適否判断に供するための情報の提示を行う手段を具えた
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載
    のデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記撮影手段によって撮影された画像
    情報を記憶する記憶手段と、前記撮影手段によって撮影
    された画像情報を、前記記憶手段によって記憶すること
    なく、前記プリント手段によってそのままプリントさせ
    るモードとを具えたことを特徴とする請求項11に記載
    のデジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 前記モードにおいて、前記画像のプリ
    ントに先立ち、前記提示された情報に基づいて前記プリ
    ントの不適が判断された場合に、当該画像のプリントを
    実行するか、当該画像のプリントを実行せずに前記記憶
    手段に記憶するか、または当該画像のプリントおよび記
    憶を行わずに破棄するかの選択を許容する手段を具えた
    ことを特徴とする請求項12に記載のデジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 前記プリント手段は、前記プリント媒
    体にインクを吐出することによりプリントを行うインク
    ジェットヘッドを用いることを特徴とする請求項11な
    いし13のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  15. 【請求項15】 前記インクジェットヘッドは、インク
    を吐出するために利用されるエネルギとして、インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載のデジタルカメラ。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    のデジタルカメラから提供される画像をプリントするた
    めのプリント手段と、 前記画像の状態を示す情報を受容する手段と、 前記画像のプリントに先立ち、前記状態情報に基づいて
    当該画像のプリントの適否判断に供するための情報を提
    示する手段と、を具えたことを特徴とするプリントシス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記プリント手段は、前記プリント媒
    体にインクを吐出することによりプリントを行うインク
    ジェットヘッドを用いることを特徴とする請求項16に
    記載のプリントシステム。
  18. 【請求項18】 前記インクジェットヘッドは、インク
    を吐出するために利用されるエネルギとして、インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
    ことを特徴とする請求項17に記載のプリントシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 撮影手段によって撮影された画像の状
    態を検出する工程と、 前記撮影された画像のプリントの適否判断に供するため
    に、前記検出工程によって検出された画像の状態を示す
    情報を管理する工程と、を具えたことを特徴とするデジ
    タルカメラの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記状態検出工程は、前記画像の撮影
    時の状態を検出することを特徴とする請求項19に記載
    のデジタルカメラの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記状態検出工程は、前記画像の撮影
    時における前記デジタルカメラの運動を感知する手段を
    用いることを特徴とする請求項20に記載のデジタルカ
    メラの制御方法。
  22. 【請求項22】 前記画像の撮影時に前記動作感知手段
    によって前記デジタルカメラの運動が感知された場合
    に、前記情報管理工程は、当該撮影された画像がプリン
    トに適さない旨の判断に供する情報を管理することを特
    徴とする請求項21に記載のデジタルカメラの制御方
    法。
  23. 【請求項23】 前記状態検出工程は、前記撮影された
    画像の情報から明暗の階調のヒストグラムを得て、当該
    画像の撮影時の露出状態を検出することを特徴とする請
    求項19ないし22のいずれかに記載のデジタルカメラ
    の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記状態検出工程によって露出過多ま
    たは露出不足が検出された場合に、前記情報管理工程
    は、当該撮影された画像がプリントに適さない旨の判断
    に供する情報を管理することを特徴とする請求項23に
    記載のデジタルカメラの制御方法。
  25. 【請求項25】 前記状態検出工程は、前記撮影された
    画像の情報から色の偏り状態を検出することを特徴とす
    る請求項19ないし24のいずれかに記載のデジタルカ
    メラの制御方法。
  26. 【請求項26】 前記状態検出工程によって前記色の偏
    り状態が特定の色に偏っていることが検出された場合
    に、前記情報管理工程は、当該撮影された画像がプリン
    トに適さない旨の判断に供する情報を管理することを特
    徴とする請求項25に記載のデジタルカメラの制御方
    法。
  27. 【請求項27】 前記デジタルカメラは前記撮影手段に
    よって撮影された画像情報を記憶する記憶手段を具え、
    前記情報管理工程は、前記撮影された画像情報と関連づ
    けて前記画像の状態を示す情報を記憶させることを特徴
    とする請求項19ないし26のいずれかに記載のデジタ
    ルカメラの制御方法。
  28. 【請求項28】 前記デジタルカメラは前記撮影手段に
    よって撮影された画像情報を通信する通信手段を具え、
    前記情報管理工程は、前記撮影された画像情報と関連づ
    けて前記画像の状態を示す情報を通信させることを特徴
    とする請求項19ないし27のいずれかに記載のデジタ
    ルカメラの制御方法。
  29. 【請求項29】 前記デジタルカメラは前記撮影した画
    像をプリントするためのプリント手段を一体に具備し、
    前記画像のプリントに先立ち、前記状態情報に基づいて
    当該画像のプリントの適否判断に供するための情報の提
    示を行う工程をさらに具えたことを特徴とする請求項1
    9ないし28のいずれかに記載のデジタルカメラの制御
    方法。
  30. 【請求項30】 前記デジタルカメラは、前記撮影手段
    によって撮影された画像情報を記憶する記憶手段と、前
    記撮影手段によって撮影された画像情報を、前記記憶手
    段によって記憶することなく、前記プリント手段によっ
    てそのままプリントさせるモードとを具えることを特徴
    とする請求項29に記載のデジタルカメラの制御方法。
  31. 【請求項31】 前記モードにおいて、前記画像のプリ
    ントに先立ち、前記提示された情報に基づいて前記プリ
    ントの不適が判断された場合に、当該画像のプリントを
    実行するか、当該画像のプリントを実行せずに前記記憶
    手段に記憶するか、または当該画像のプリントおよび記
    憶を行わずに破棄するかの選択を許容する工程を具えた
    ことを特徴とする請求項30に記載のデジタルカメラの
    制御方法。
  32. 【請求項32】 請求項19ないし31のいずれかに記
    載のデジタルカメラの制御方法を実施させるための制御
    プログラム。
  33. 【請求項33】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    のデジタルカメラから提供される画像をプリントするた
    めのプリント手段を具えたプリントシステムの制御方法
    であって、 前記画像の状態を示す情報を受容する工程と、 前記画像のプリントに先立ち、前記状態情報に基づいて
    当該画像のプリントの適否判断に供するための情報を提
    示する工程と、を具えたことを特徴とするプリントシス
    テムの制御方法。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載のプリントシステム
    の制御方法を実施させるための制御プログラム。
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