JP2002094852A - 情報処理機器及び情報処理機器の設定値制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理機器及び情報処理機器の設定値制御方法、コンピュータプログラム

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JP2002094852A
JP2002094852A JP2000277220A JP2000277220A JP2002094852A JP 2002094852 A JP2002094852 A JP 2002094852A JP 2000277220 A JP2000277220 A JP 2000277220A JP 2000277220 A JP2000277220 A JP 2000277220A JP 2002094852 A JP2002094852 A JP 2002094852A
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Hiroo Inoue
博夫 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像部の設定値と画像記録部の設定値との整
合を図ることができ、良好な画像を安定して得ることが
できる信頼性に優れた情報処理機器及び情報処理機器の
設定値制御方法を提供する。 【解決手段】 撮影側設定値を読書き及び変更可能に格
納する撮影側設定値記憶ステップと、記録側設定値を読
み書き可能に記憶する記録側設定値記憶ステップと、撮
影側設定値記憶手段と記録側設定値記憶手段の少なくと
も一方における設定値の変更、設定を可能とする設定ス
テップと、撮像側設定値と記録側設定値とを比較し、一
方の設定値に対して他方の設定値が有効に機能しない場
合に、いずれか一方の設定値を所定の値に変更及び/又
は無視する設定値制御ステップと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射する光学像を
電気的画像信号に変換する撮像部と、前記撮像部により
変換された電気的画像信号に基づいてプリント媒体に対
し記録手段を用いて記録する画像記録部とを備えた情報
処理機器に関し、本発明は特に、撮像部と画像記録部と
における設定値の適正化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラで撮影した画像を印刷す
る従来のシステムでは、撮影するモードと印刷するモー
ドとを別々に設定するようになっていたり、あるいは、
プリンタ側に選択されるべき画質などの選択項目がない
といった構成を採るものであったため、デジタルカメラ
の撮影モードと、プリンタの印刷モードとが有機的に連
動せず、所望の画像が得られないという問題が生じた。
【0003】例えば、デジタルカメラ側で非常に解像度
の荒い(画素数の少ない)モードを選択して撮影し、そ
の撮影画像の印刷を指示した場合などにおいては、プリ
ンタに設定されている印刷解像度が撮影画像の解像度よ
り高いときに非常に低い画質の印刷結果が出力されると
いう問題が生じた。
【0004】特に近年のインクジェットプリンタは、高
画質、高解像度になってきているため、そのスペックを
十分に生かすには数百万画素のデジタル画像が必要であ
るが、従来の技術では、撮影した画像を直ちにその場で
高解像度プリンタによって出力させるということは行わ
れておらず、通常は単体の専用印刷機によって記録して
いた。このため、デジタルカメラの撮影モードと印刷す
るプリンタのスペックや設定を連動させるような構成を
有していなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在、デジ
タルカメラとプリンタとを一体にしたプリンタ内蔵カメ
ラが本出願人によって提案されるに至り、このプリンタ
内蔵カメラにあっては、画像を撮影するデジタルカメラ
と撮影した画像を印刷出力するプリンタとを密接に連動
させる必要があり、しかもプリンタには500dpiを
越えるような高解像度プリンタの適用が考えられてい
る。しかし、従来の技術では、例えば、低い解像度の撮
影モードで撮影した画像を高解像度プリンタで印刷する
と画質がプリンタ本来の能力を大きく下回ってしまい、
印刷される画像出力がユーザの満足できるものにならな
いなどの問題点が生じた。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
なされたものであり、撮像部の設定値と画像記録部の設
定値との整合を図ることができ、良好な画像を安定して
得ることができる信頼性に優れた情報処理機器及び情報
処理機器の設定値制御方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は次のような構成を有するものとする。す
なわち、本願の第1の発明は、光学画像を電気的画像信
号に変換する撮像部と、前記電気画像信号を格納する画
像記憶手段と、画像記憶手段に格納されている画像情報
に印刷画像情報を生成する印刷画像情報生成手段と、生
成された印刷画像情報に基づき記録媒体に対して記録手
段を用いて記録を行う画像記録部とからなる情報処理機
器において、前記撮像部による撮影画像及び撮影方法に
関する撮影側設定値を読書き及び変更可能に格納する撮
影側設定値記憶手段と、前記画像記録部における記録画
像、記録方法及び記録媒体等に関する記録側設定値を読
み書き可能に記憶する記録側設定値記憶手段と、前記撮
影側設定値記憶手段と記録側設定値記憶手段の少なくと
も一方における設定値の変更、設定を可能とする設定手
段と、撮像側設定値と記録側設定値とを比較し、一方の
設定値に対して他方の設定値が有効に機能しない場合
に、いずれか一方の設定値を所定の値に変更及び/又は
無視する設定値制御手段と、を備えることを特徴とする
ものである。
【0008】また、本願の第2の発明は、光学画像を電
気的画像信号に変換する撮像部と、前記電気画像信号を
格納する画像記憶手段と、画像記憶手段に格納されてい
る画像情報に所定の画像処理を施して印刷画像情報を生
成する印刷画像情報生成手段と、生成された印刷画像情
報に基づき記録媒体に対して記録手段を用いて記録を行
う画像記録部とからなる情報処理機器において、前記撮
像部による撮影画像及び撮影方法に関する前記設定値、
及び画像記録部における記録画像、記録方法及び記録媒
体等に関する記録側設定値を制御する設定値制御方法で
あって、前記撮影側設定値を読書き及び変更可能に格納
する撮影側設定値記憶ステップと、前記記録側設定値を
読み書き可能に記憶する記録側設定値記憶ステップと、
前記撮影側設定値記憶手段と記録側設定値記憶手段の少
なくとも一方における設定値の変更、設定を可能とする
設定ステップと、撮像側設定値と記録側設定値とを比較
し、一方の設定値に対して他方の設定値が有効に機能し
ない場合に、いずれか一方の設定値を所定の値に変更及
び/又は無視する設定値制御ステップと、を備えること
を特徴とする。
【0009】また、本願の第3の発明は、上記設定値制
御方法を実施するためのコンピュータプログラムであ
る。
【0010】上記構成を有する本発明によれば、例え
ば、撮影画像サイズがVGAサイズ(640x480)
やこれよりさらに小さいサイズになっている場合、この
撮影画像は高解像度プリンタでは、印刷に耐えるだけの
画素数が存在しない撮影モードとなる。このため、印刷
実行指定を「しない」に変更することにより、「低解像
度撮影モード」など画像の解像度(縦横のピクセル数)
が小さく、画面表示には十分であるが、印刷解像度に対
しては荒すぎる画像を撮影するモードとなり、目的に添
ったデータサイズで画像を蓄積することのできるモード
の実現が可能になる。また、本発明を適用しなければ、
シャッター連動で印刷を開始するような即時印刷モード
を設定した場合、誤って非常に解像度の低い画像を高解
像度プリンタで印刷してしまい、プリント媒体を無駄に
するなどの虞がある。
【0011】これに対し、本発明によれば、プリンタ内
蔵カメラにおいて即時印刷モードが設定されていたとし
ても、撮像した画像が解像度の低い画像であった場合に
は、誤ってシャッターが押されてもそれに連動して高解
像度印刷が行われることはない。従って、使用者は気軽
に種々の設定、及び撮影を行うことが可能となる。
【0012】また例えば、セルフタイマーモードやリモ
コンシャッターモードでは、カメラ本体を不安定な場所
において撮影している可能性もあり、この状態で即時印
刷モードになっていると、シャッターを押すと同時に印
刷が開始され、その印刷時の振動などによってカメラ本
体がバランスを崩して落下する危険性がある。しかし、
本発明によれば、セルフタイマーモード等では印刷実行
をしないように内部で予め判断することが可能であるた
め、印刷実行指定がどのようになされていても、ユーザ
は安心して使用することが可能となる。
【0013】また例えば、広範囲に亘る連続画像を分割
して撮影する所謂パノラマ撮影モードなどでは、ユーザ
は当然のことながら一枚の画像撮影で終了せず、続けて
複数枚の画像を撮影することが予想される。この場合、
本発明の技術を用いれば、デジタルカメラの撮影モード
を参照して、印刷実行指定を「印刷しない」と変更する
かあるいは無視することによって、一枚の撮影毎に印刷
動作が開始されてしまうなどの不具合を回避することが
可能となる。
【0014】また例えば、極端に標準値から離れたホワ
イトバランス設定やコントラスト設定などを行っている
場合、特殊効果を施したり、後で画像を加工したりする
ために用いる画像を作成している可能性があり得る。こ
のような場合、本発明を適用すれば、予め印刷設定を変
更しなくても印刷を行わないように処理したり、あるい
は、印刷のための色変換パラメータを自動的に変更する
ことにより、印刷しても確認できる画像を出力するよう
にすることが可能となる。
【0015】また例えば、カメラに搭載されている動画
モードを使用する場合、本発明によれば、そのモードで
は印刷実行指定を「印刷しない」に変更する、あるいは
その設定を無視することによって、動画の印刷を行わな
いという処理を可能にすることができ、動画の為に複数
枚の用紙を無駄にすることがなくなるなどの効果を得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う
場合を言うものとする。
【0018】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラ
スチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
するが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうも
のとする。
【0019】また、本明細書において、「カメラ」とは
光学的に撮像し、光学像を電気信号に変換する機器やデ
バイスを示すものであり、以下の説明において「撮像
部」とも称する。
【0020】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。
【0021】なお、本発明が有効に用いられるヘッドの
一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用
して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態であ
る。
【0022】「基本構成」まず、図1から図14に基づい
て、本発明に係る装置の基本構成について説明する。本
例において説明する装置は、光学的に撮像して電気信号
に変換する撮像部(以下、「カメラ部」とも称する)
と、撮像して得られた電気信号に基づいて画像の記録を
行う画像記録部(以下、「プリンタ部」とも称する)と
を備えた情報処理機器として構成されている。以下、本
例で説明する情報処理機器を「プリンタ内蔵カメラ」と
称して説明する。
【0023】装置本体A001においては、カメラ部A
100の背面側にプリンタ部(記録装置部)B100が
一体的に組み込まれている。プリンタ部B100は、メ
ディアパックC100から供給されるインクとプリント
媒体を用いて画像を記録する。本構成では、装置本体A
001から外装を外して背面側から見た図5から明らか
なように、装置本体A001の同図中の右手側にメディ
アパックC100が挿入され、装置本体A001の同図
中左手側にプリンタ部B100が配置される。プリンタ
部B100によって記録を行う場合には、カメラ部A1
00における後述の液晶表示部A105を上側、レンズ
A101を下側にするように、装置本体A001を置い
た姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プ
リンタ部B100における後述の記録ヘッドB120
は、インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢
は、カメラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿
勢とすることも可能であり、上記の記録姿勢に限られる
ことはない。記録動作の安定性の面からは、上記のイン
クを下向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0024】以下においては、本例の装置の機械的な基
本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリ
ンタ部」とに分けて説明し、また、信号処理系の基本構
成はD「信号処理系」として説明する。
【0025】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102はファインダー、A1
02aはファインダー窓、A103はストロボ、A10
4はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示
部)である。カメラ部A100は、後述するように、C
CDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)メモリカード(CFカード)A107
への画像の記憶、画像の表示、プリンタ部B100との
間の各種データの授受等をする。A109は、撮影され
た画像を後述のプリント媒体C104に記録した場合
に、画像が記録されたプリント媒体C104が排出され
る排出部である。図5に示されるA108は、カメラ部
A100およびプリンタ部B100の電源としての電池
である。
【0026】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿
入部A002(図3参照)から差し込まれることによっ
て、図1のように装置本体A001に装着される。挿入
部A002は、メディアパックC100が装着されてい
ないときは図3のように閉じられており、それが装着さ
れるときに開かれる。図5は、メディアパックC100
が装着された装置本体A001から、外装を外した状態
を示す。メディアパックC100のパック本体C101
には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向
にスライド可能に備えられている。シャッターC102
は、メディアパックC100が装置本体A001に装着
されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライ
ドしており、メディアパックC100が装置本体A00
1に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライ
ドする。
【0027】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパッ
ク)を用意しておいて、記録すべき画像の種類、および
画像が形成されたプリント媒体の用途などに応じて、そ
れらのメディアパックC100を選択的に装置本体A0
01に装着することにより、最適な組合せのインクとプ
リント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録す
ることができる。また、メディアパックC100には後
述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そ
のEEPROMには、メディアパックが収容しているイ
ンクとプリント媒体の種類や残量などの識別データが記
憶される。
【0028】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通して、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、図示しない分離機構によって一枚ずつ分離されてか
ら、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の
駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モー
タM002(図9参照)から、連結部C110aを介し
て供給される。
【0029】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパ
ーC106と、そのプリンタ部から排出された廃インク
を吸収するためのインク吸収体C107と、が備えられ
ている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するよ
うに矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパッ
クC100が装置本体A001から外されているとき
は、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にス
ライドして、ジョイントC105、ワイパーC106、
およびインク吸収体C107などを保護する。
【0030】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0031】C−1「プリント動作部」 図6は、プリンタ部B100全体の斜視図、図7は、プ
リンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0032】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5のように、装置本体A001に装着されたメデ
ィアパックC100の先端部分が位置する。メディアパ
ックC100から矢印C方向に送り出されたプリント媒
体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるL
FローラB101とLFピンチローラB102との間に
挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方
向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリー
ドスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往
復移動されるキャリッジである。
【0033】キャリッジB104には、図8のように、
ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードスクリ
ューB106用の軸受けB108が設けられている。キ
ャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109がば
ねB110によって取り付けられている。そして、リー
ドスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対
して、スクリューピンB109の先端がはまり合うこと
によって、リードスクリューB106の回転がキャリッ
ジB104の往復移動に変換される。
【0034】また、キャリッジB104には、Y,M,
Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB1
20と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを
収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記
録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する
方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数
のインク吐出口B121(図8参照)が形成されてい
る。インク吐出口B121は、サブタンクから供給され
たインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出
させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎
に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気
熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のイ
ンク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによって
インク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0035】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。
サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収
容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成
されており、それらのインク供給部は対応する3つの中
空のニードルB122に個別に接続され、また、それら
の負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続され
ている。このようなサブタンクには、後述するように、
キャリッジB104が図6のようなホームポジションに
移動したときに、メディアパックC100のインクパッ
クC103からインクが補給される。
【0036】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とジョ
イントC105とが連結していないときは、スプリング
の力によって同図のように、ニードルB122を保護す
る位置に移動しており、ニードルB122とジョイント
C105とが連結するときは、スプリングの力に抗して
同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解
く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB1
04側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B1
00の本体側のリニアスケールB132(図6参照)
と、によって検出される。また、キャリッジB104が
ホームポジションに移動したことは、キャリッジB10
4側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プ
リンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7
参照)と、によって検出される。
【0037】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、およびモータギアB143を介して、キャ
リッジモータM001によって回転駆動される。また、
B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを
電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0038】記録ヘッドB120は、キャリッジB10
4と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に
応じてインク吐出口B121からインクを吐出すること
によって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分
の画像を記録する。このような記録ヘッドB120によ
る1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系に
よる矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量
の搬送動作と、を繰り返すことによって、プリント媒体
上に順次画像を記録する。
【0039】C−2「プリント媒体搬送系」 図9は、プリンタ部B100におけるプリント媒体搬送
系の構成部分の斜視図である。図9において、B201
は対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ロー
ラB201は、排紙ローラギアB202と中継ギアB2
03を介して、搬送モータM002により駆動される。
同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギ
アB204と中継ギアB203を介して、搬送モータM
002により駆動される。排紙ローラB201とLFロ
ーラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動力
によって、プリント媒体C104を矢印Bの副走査方向
に搬送する。
【0040】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構が駆動されると共に、メディアパックC100側の
給紙ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の給紙ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって、装置本体A001に対してメデ
ィアパックC100をロックしてメディアパックC10
0の取り外しを禁止する。また、メディアパックC10
0側の給紙ローラC110は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位
置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出す
る。
【0041】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ矢印C方向に取り出され、その
後、搬送モータM002が正転することによって、その
プリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0042】C−3「インク供給系」 図10は、プリンタ部B100におけるインク供給系の
構成部分の斜視図、図11は、そのインク供給系の構成
部分にメディアパックC100が装着されたときの平面
図である。
【0043】プリンタ部B100に装着されたメディア
パックC100のジョイントC105は、ホームポジシ
ョンに移動したキャリッジB104側のニードルB12
2(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の
本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイ
ントフォークB301(図10参照)が備えられてお
り、そのジョイントフォークB301がジョイントC1
05を上動させることにより、ジョイントC105がニ
ードルB122に接続される。これにより、メディアパ
ックC100側のインクパックC103と、キャリッジ
B104側のサブタンクのインク供給部と、の間のイン
ク供給路が形成される。また、プリンタ部B100の本
体には、ホームポジションに移動したキャリッジB10
4の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する
供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジ
ョイントB302は、供給チューブB303を介して、
負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に
接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイン
トリフタB305によって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダB304と、の間の負圧
導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジ
ョイントモータM003の駆動力によって、供給ジョイ
ントB302と共にジョイントフォークB301を上下
動させる。
【0044】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する気液分離部材
(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧
導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を
許容し、これによりメディアパックC100からサブタ
ンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のイ
ンクが気液分離部材に達するまで、インクが充分に補給
されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止
することにより、インクの補給が自動的に停止する。気
液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分
におけるインク供給部に備えられており、それらのイン
ク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0045】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キ
ャップB310は、その内部に、吸引チューブB311
を通してポンプシリンダB304から負圧が導入される
ことによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B1
21からインクを吸引排出(吸引回復処理)させること
ができる。また、記録ヘッドB120は、必要に応じ
て、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB3
10内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB
310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃
液チューブB312と廃液ジョイントB313を通し
て、メディアパックC110内のインク吸収体C107
に排出される。
【0046】ポンプシリンダB304は、それを往復駆
動するためのポンプモータM004などと共にポンプユ
ニットB315を構成する。ポンプモータM004は、
ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させる
ための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB31
6は、プリンタ部B100に装着されたメディアパック
C100のワイパーC106を上動させることによっ
て、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイ
ピングが可能な位置に移動させる。
【0047】図10および図11において、B321
は、ポンプシリンダB304によって構成されるポンプ
の動作位置がホームポジションにあることを検出するポ
ンプHPセンサである。また、B322は、前述したイ
ンク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出す
るジョイントHPセンサである。また、B323は、プ
リンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0048】D「信号処理系」 図12は、カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【0049】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイ
ク、103はハードウェア処理を行なうASIC、10
4は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、10
5は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA1
07」に相当)、106は撮影画像または再生画像を表
示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120
はカメラ部A100の制御をする第1CPU、である。
【0050】プリンタ部B100において、210は、
カメラ部A100とプリンタ部B100との間のインタ
ーフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2
値化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使
用する第2メモリ(記録側設定値記憶手段)、203は
バンドメモリ制御部、204はバンドメモリ、205は
マスクメモリ、206はヘッド制御部、207は記録ヘ
ッド(「記録ヘッドB120」に相当)、208はエンコ
ーダ(「エンコーダセンサB131」に相当)、209は
エンコーダカウンタ、220はプリンタ部B100を制
御する第2CPU、221はモータドライバ、222は
モータ(「モータM001,M002,M003,M0
04」に相当)、223はセンサ(「HPセンサB13
4,B321,B322」を含む)、224はメディア
パックC100に内蔵されているEEPROM、230
は音声エンコーダ部、250は装置全体に電源を供給す
る電源部(「電池A108」に相当)、である。
【0051】図13は、カメラ部A100における信号
処理の説明図である。撮影モードの時は、レンズ107
を通してCCD101により撮像された画像は、ASI
C103により信号処理(CCD信号処理)され、YU
V輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度に
リサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に
記録される。また、音声に関しては、マイク102より
入力され、ASIC103を介してCFカード105に
記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、ま
たは、撮影後のアフレコとして記憶させることができ
る。再生モードの時には、CFカード105よりJPE
G画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸
張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD1
06に表示される。
【0052】図14は、プリンタ部B100における信
号処理の説明図である。
【0053】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図13の
ように、ASIC103によってJPEG伸張され、プ
リントする解像度に適する解像度にリサイズされる。そ
して、リサイズされた画像データ(YUV)はインター
フェース部210を介してプリンタ部B100へ送られ
る。プリンタ部B100は、図14のように、カメラ部
A100より送られた画像データを画像処理部(印刷画
像情報生成手段)201により画像処理し、画像データ
のRGB信号への変換、カメラの特性に応じた入力γ補
正、ルックアップテーブル(LUT)を用いての色補正
および色変換、プリントするための2値化信号への変換
をする。2値化処理の際には、誤差拡散(ED)処理を
行うために、誤差メモリとして第2メモリ202を用い
る。本例の場合、画像処理部201における2値化処理
部は誤差拡散処理を行なっているが、ディザパターンを
使った2値化処理等、他の処理を行うことも可能であ
る。2値化されたプリントデータはバンドメモリ制御部
203によって、一旦バンドメモリ204に記憶され
る。プリンタ部B100のエンコーダカウンタ209に
は、記録ヘッド207およびエンコーダ208を搭載し
たキャリッジB104が一定距離移動する毎に、エンコ
ーダ208からのエンコーダパルスが入る。そして、こ
のエンコーダパルスに同期して、バンドメモリ204と
マスクメモリ205からプリントデータが読み出され、
そのプリントデータに基づき、ヘッド制御部206が記
録ヘッド207を制御して記録を行う。
【0054】図14中のバンドメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0055】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときに
は、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」ともいう)にお
いてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)
ともいう」)においては記録領域分の記録データ(1走
査分の記録データ)を、予め作成しておく必要がある。
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、
バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204
に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記
録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走
査される。その際、エンコーダ208より入力されたエ
ンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカ
ウントされ、このエンコーダパルスにしたがってバンド
メモリ204から記録データが読み出され、その画像デ
ータに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出さ
れる。記録ヘッド207の往走査時および復走査時に画
像を記録(往路記録および復路記録)する双方向記録方
式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に
応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出さ
れる。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から
読み出される画像データのアドレスが順次インクリメン
トされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出
される画像データのアドレスが順次デクリメントされ
る。
【0056】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0057】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業と、を切替えな
がら行なう。
【0058】図14中のマスクメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0059】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0060】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0061】また、図14において、CFカード105
に記憶された音声データは、ASIC102により、画
像データと同じように、インターフェース210を介し
てプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100
に送られた音声データは、音声エンコーダ230におい
てコード化(エンコード)されて、プリントする画像の
中にコードデータとして記録される。プリント画像に音
声データを入れる必要の無い時、または、音声データの
無い画像をプリントする際には、当然に、コード化され
た音声データはプリントされず、画像のみがプリントさ
れる。
【0062】本実施例においては、カメラ部A100と
プリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメラ
として説明を行なってきた。しかし、カメラ部A100
とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、それ
らをインターフェース210により接続した構成におい
ても同様に構成して、同様の機能を実現することが可能
である。
【0063】「特徴的な構成」以下、本発明の特徴的な構
成の実施形態について説明する。
【0064】[第1の実施形態]まず、本発明の特徴的
構成における第1の実施形態を説明する。
【0065】図15は、本実施形態における画像記録部
を有する撮像装置としてデジタルカメラ部を有するカメ
ラの第1の実施形態を示す図である。
【0066】図において、0はカメラ本体である。1は
画像を撮像するための光学系ユニットであり、この光学
系ユニット1は、光学画像を電子画像に変換するCCD
等の個体撮像素子上に、撮影した光学画像を結像させる
ようになっており、これによって電子画像データが得ら
れる。2は距離測定装置であり、これによって被写体と
の距離を測定し、オートフォーカスなどの処理を実行す
るようになっている。
【0067】3は光学ファインダーであり、ここでユー
ザは撮影しようとする画像の範囲を光学的に知ることが
できる。4はストロボであり、被写体または周囲が暗い
場合はこれを発光させることにより光源を得ることがで
き、安定した撮影を行うことができる。5は撮影条件表
示手段であり、ここにデジタルカメラの現在設定されて
いる撮影モードが表示される。6はシャッターであり、
これを押圧操作することによりユーザは画像を撮影する
タイミングが装置に対して指定されるようになってい
る。7はプリンタ排紙口であり、印刷された用紙(プリ
ント媒体)8はここから排紙される。
【0068】9は印刷モード設定スイッチである。この
印刷モード設定スイッチでは、シャッターボタンの押圧
操作に連動して直ちに印刷が実行される即時印刷モー
ド、シャッターボタンの押圧操作後に一定時間撮影画像
が表示されると共にその表示期間中にプリントボタンを
押せば印刷を行う撮影画像印刷モード、及び再生状態で
表示されている画像を印刷するときにプリントボタンを
押して印刷する再生画像表示印刷モード等の切り替えを
行うことができる。
【0069】また、10はカメラメニューの選択項目の
変更や、設定値の変更などを行うための変更指示ボタ
ン、12は電子ビューファインダなどの表示設定を行う
ための表示切替ボタン、13はデジタルカメラの設定を
変更するためのメニュー表示を行うためのメニューボタ
ン及び設定ボタン、14はホワイトバランスの設定を行
うためのホワイトバランスボタン、16はフラッシュモード
切り替えを行うフラッシュモードボタン、17はセルフタイ
マーモードに切りかえるためのセルフタイマーボタン、
18はマクロモードに切り替えるためのマクロモードボ
タンである。また、15は撮影画像の確認や撮影される
画像の実際の画角などを表示する電子ビューファインダ
ー、11は外部メモリカードを挿入する外部メモリカー
ドスロットである。
【0070】図16は、本発明の実施形態における制御
系の概略構成を示すブロック図である。図において、2
1はシステムを構成する各部を制御する制御手段(設定
値制御手段)である。この制御手段は、印刷画像展開処
理や撮影処理、その他の処理を行うために、その処理自
体を実行したり、その処理を実行する構成要素を制御し
たりする。なお、ここでは、制御手段を単一のブロック
にて示しているが、前述の本発明の基本構成にて示すカ
メラ部A100及びプリンタ部B100の各部の制御手
段であるCPU120,200等に相当するものとなっ
ている。
【0071】23は本システムにおいて特に画像データ
やその他の処理に必要な情報の書き込み、保持及び読み
出しを可能とするRAMである。23は本システムで処
理を実行するにあたって必要な処理手順およびテーブル
などの情報を保持するためのROMである。24は本シ
ステムで特に画像を撮影するための物理的および光学的
な処理を行い、結果として撮影画像を出力するカメラ部
である。25は本システムにおいて、特にデジタルカメ
ラの規格に従って、JPEG画像を生成するために必要
なJPEGエンコーダおよびデコーダである。
【0072】26は本システムで生成されたデジタル画
像データファイル等のデータの外部メモリ27への書き
こみ、及び外部メモリ(画像記憶手段)27からのデー
タの読み出しを行うためのメモリカードインタフェース
である。また、このメモリカード26としては、例えば
CF,SMカード等がある。28は本システムにおい
て、本体上に配置される電子ビューファインダーとして
のカラーLCDまたは外部にラインにより接続されるテ
レビ表示機等に画像信号を出力するためのVideo信
号生成モジュールである。
【0073】29は本システムにおいて撮影された画像
印刷出力するためのプリンタである。10は本システム
においてユーザの操作を受け付けるためのユーザインタ
ーフェース(UI)デバイス及び操作スイッチ群(S
W)、31は本システムを駆動するためのエネルギーを
供給するバッテリーである。
【0074】ここで、上記構成を有するカメラ部24で
行われる各種の設定内容(設定項目、設定値の表す設定
状態)を表1に示す。
【0075】ここに示す各設定内容は、ユーザによって
設定可能なものであるが、必ずしもユーザによって設定
されるだけでなく、プリンタ部の設定およびシステムの
都合によって自動的に変更されたり、設定可能内容が制
限されたりする可能性がある。
【0076】
【表1】
【0077】表2は上記構成を有するプリンタの設定内
容(設定項目、設定状態(設定値))を示す表である。
【0078】ここに示す各設定内容は、ユーザによって
設定可能なものであるが、必ずしもユーザによって指定
されるだけでなく、システムの都合およびカメラ部の設
定内容に従って自動的に変更されたり、設定内容が制限
されたりする可能性もある。
【0079】
【表2】
【0080】表3は、カメラ部とプリンタ部29の双方
の設定値のうち、相互関連の強いものの組み合わせを示
したものである。
【0081】本実施形態では、これらの組み合わせで設
定が行われた場合には、双方の設定の内容を自動的に変
更するか、あるいは処理実行に際して設定を無視するよ
うになっている。
【0082】
【表3】
【0083】表4は、前記表3における対応のうちの撮
影解像度と印刷解像度に関する設定整合性の条件を示す
表である。
【0084】撮影画像サイズが小さい場合、印刷解像度
を下げることにより、無用な補間処理等の処理を省き、
印刷のために生成する画像データサイズを小さくするこ
とができ、結果として印刷処理負荷の軽減と、印刷速度
の向上が見込まれる。これはユーザから見ても、さほど
画質を要求されない画像の印刷が手軽に素早く行え、ユ
ーザの使い勝手を向上させることができるという利点が
ある。
【0085】また、撮影画像サイズが中程度であり、か
つ、印刷解像度設定が低解像度と高解像度しかない場合
には両部分で直接対応する設定を持たないことになる。
すなわち、中程度の印刷解像度を持たないことになる。
これはその他の設定内容の対応においても同様である。
このような場合は、表4に示すとおり、予めどちらの設
定値に対応させるかを決定し、その結果を記憶させてお
くことにより、自動的に、解像度の設定を実施すること
が可能となる。なお、ここでは低解像度を設定している
が、必要に応じて高解像度を選択させることも可能であ
る。
【0086】
【表4】
【0087】図17は、本実施形態においてカメラ部に
て実行される設定処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0088】本処理は、カメラ部24プリンタ部29の
設定が行われている場合に、前記表に格納されている情
報に基づきカメラ部とプリンタ部29の各設定値の整合
性を比較し、整合していないものに関しては、整合する
ものに自動的に変更する処理である。
【0089】本実施形態では、処理がスタートすると、
まず、ステップA1では、ユーザによりカメラ部24側
に設定された設定値を読み出し、さらにステップA2に
おいて、ユーザによりプリンタ側について設定された設
定値を読み出す。ここで、ステップA3では、前記ステ
ップA1,A2にて読み出したカメラ部24側の設定値
とプリンタ部29側の設定値との対応情報を読み出す。
【0090】次に、ステップA4では、各設定値の対応
表の個々の項目に関する処理ループの初期化処理を行
い、ステップA5では処理ループの中で今回検査する設
定項目に対応する設定値を読み出す。そしてステップA
6では、ステップA3において読み込んだ対応情報を元
に、カメラ部24とプリンタ部29の互いの設定値にお
いて不整合がある否かの判断を行い(ステップA7)不
整合があればステップA8へ進み、ここでカメラ部24
の設定に従って、プリンタ部29側の設定値を修正す
る。
【0091】また、ステップA8において、次の検査項
目があるかどうかをチェックし、ある場合はステップA
9へ進んで次の設定項目へ進む処理を行った上で、ステ
ップA5へ復帰する。
【0092】また、設定を検査する項目がない場合は、
ステップA10へ進み処理を終了する。
【0093】[第2の実施形態]次に、本発明の特徴構
成における第2の実施形態を説明する。
【0094】表5は、本発明の第2の実施形態における
ユーザ設定操作時の処理のための、プリンタ設定状態と
カメラ部24の設定状態の対応関係を示している。
【0095】本実施形態は、上記第1の実施形態のよう
に、予め設定されたカメラ部24及びプリンタ部29の
設定項目を後で検査して整合性を自動的に保つようにし
たものではなく、ユーザに対して不整合の生じる設定値
を選択させないように、あるいは選択し得ないようにし
たものである。すなわち、この実施形態では、カメラ部
24とプリンタ部29のいずれか一方(例えばカメラ部
24)の設定を行う場合に、そのとき設定されている他
方(例えばプリンタ部29)の設定状態を読み出し、一
方(例えばカメラ部24)の設定として現在選択できな
い項目をユーザに提示しないようにするか、あるいは提
示してもその項目は選択できないことを表示、音声等の
何らかの告知手段で通知することにより、ユーザに対し
設定操作の時点でカメラ部24とプリンタ部29の設定
値の整合性を確保するようにしている。
【0096】そのため、上記のように、プリンタ部29
の現在の設定状態から、選択可能なカメラ部24の設定
値を予め決定しておき、これにしたがってユーザに選択
できる状態を提示することで、ユーザに無駄な操作を行
わせることなしに、常にカメラ部24側の設定によって
適切な印刷を行うことが可能となる。
【0097】
【表5】
【0098】図18は本発明の第2の実施形態における
プリンタ部29で実行される設定処理手順を示すフロー
チャートである。
【0099】カメラ部24のユーザ設定操作処理がスタ
ートされると、ステップB1において、ユーザによりカ
メラ部24側について設定された設定値を読み出し、さ
らにステップB2において、ユーザによりプリンタ部2
9側について設定された設定値を読み出す。ここで、ス
テップB3では、前記ステップB1,B2にて読み出さ
れたにおいて、カメラ部24側の設定値とプリンタ部2
9側の設定値との比較情報を読み出し、それぞれの設定
値に関する対応情報を読み出す。
【0100】次に、ステップB4では、各設定値の対応
表の個々の項目のユーザに対する提示または表示に関す
る処理ループの初期化処理を行い、ステップB5では処
理ループの中で今回検査する設定項目の中の1つの対応
について読み出す。そして、ステップB6では、カメラ
部24とプリンタ部29の互いの設定値において不整合
となる設定値があるか否かの判断を行い(ステップB
7)、不整合があればステップB9へ進み、ここでプリ
ンタ部29の設定に従って選択可能なカメラ部24の設
定値の範囲を決定し、これを表示可能な設定値とする処
理を行う。
【0101】また、ステップB7において不整合がない
と判断されれば、ステップB9へ進み、全ての設定値を
表示可能とする処理を行う。ステップB10において、
予め決定されている設定可能な設定値の範囲をユーザに
表示または提示する。ステップ12において、次の設定
項目があるかどうかをチェックし、ある場合はステップ
13へ進んで次の設定項目へ進む処理を行った上で、ス
テップB5へ戻る。また、設定を検査する項目がない場
合は処理を終了する。
【0102】[本発明の第3の実施形態]本発明では、
プリンタ部29側の設定により、カメラ部24側の設定
を自動変更したり、無視して規定の設定を採用して実行
したりしても良い。例えば、シャッターに連動して印刷
が行われる撮影画像即時印刷モードにおいて、印刷解像
度が予め低く設定されている場合は、カメラ部24側の
撮影画像サイズの設定を小さいものに自動変更したり、
あるいはカメラ部24側の設定を無視して、強制的に小
さい画像サイズで撮影するように変更するなどしても良
い。
【0103】このようにすることで、例えば、外部メモ
リのない構成を採る場合など、印刷速度を高めるために
印刷解像度、印刷品位、印刷速度設定などを設定する
際、カメラ部24が無意味な高解像度画像を撮影して処
理時間をロスするなどといったユーザの意図に反した処
理が行われるのを防ぐことができ、ユーザはプリンタ部
29設定項目を一つ変更するだけで、所望の画像品位と
印刷速度を得ることができる。
【0104】表6は、本実施形態における撮影解像度と
印刷解像度とに関する設定整合性の条件を示す表であ
る。この場合は、プリンタ部29側の設定情報によって
カメラ部24側の設定情報が制限されることになる。す
なわち、印刷解像度が低い場合、撮影画像サイズを小さ
くすることにより、印刷のために生成する画像データサ
イズを小さくすることができ、その結果、印刷処理負荷
の軽減と、印刷速度の向上を図ることができる。これは
ユーザにとっても、さほど高画質を要求されない画像の
印刷を手軽に素早く行え、使い勝手を向上させることが
できるという利点がある。
【0105】また例えば、撮影画像サイズが中程度であ
り、かつ、印刷品位及び印刷速度が低解像度と高解像度
しかない場合、カメラ部24とプリンタ部29とは直接
対応する設定を持たないことになる。すなわち、中程度
の解像度、印刷品位、及び印刷速度がないことになる。
これはこのほかの設定内容の対応においても同様であ
る。このような場合は、本図に示すとおり、予めどちら
に対応させるかを決定し、記録しておくことにより、自
動的に解像度等の設定を実施することが可能となる。
【0106】
【表6】
【0107】図19は、本実施形態において、カメラ部
24にて実行される設定処理手順を示すフローチャート
である。
【0108】本処理は、カメラ部24とプリンタ部29
の設定が予め行われている場合に、それらの設定値を前
記対応表および設定値対応表の情報により整合性がある
か否かを判断し、整合していない設定値に関しては、整
合する設定値に自動的に変更する処理である。
【0109】すなわち、本実施形態では処理がスタート
すると、ステップC1ではユーザによりデジタルカメラ
側について設定された設定値を読み出し、さらにステッ
プA2において、ユーザによりプリンタ側について設定
された設定値を読み出す。ここでステップC3では、前
記ステップC1,C2にて読み出したカメラ部24側の
設定値とプリンタ側の設定値との比較情報を読み出し、
それぞれの設定値に関する対応情報を読み出す。
【0110】次に、ステップC4では、各設定値の対応
表の個々の項目に関する処理ループの初期化処理を行
い、ステップC5では処理ループの中で今回検査する設
定項目に対応する設定値を読み出す。そして、ステップ
C6では、カメラ部24とプリンタ部29の互いの設定
値において不整合があるか否かを判断し(ステップC
7)、不整合がなければステップC9へ進み、ここでプ
リンタ部29の設定に従ってカメラ部24側の設定を修
正する。また、ステップC8において、次の検査項目が
あるかどうかをチェックし、ある場合はステップC9へ
進んで次の設定項目へ進む処理を行った上で、ステップ
C5へ戻る。
【0111】また、設定を検査する項目がない場合はス
テップA10へ進み処理を終了する。
【0112】なお、上記の実施例のほかに、カメラの設
定を自動的に変更するか、プリンタ側の設定を自動的に
変更するかを、例えば使用者の指示により選択できるよ
うにしてもよい。この場合は、使用者がどちらの設定を
優先させたいのかという、使用者ごとの好みに合わせる
ことが出来る。
【0113】なお、上記の説明では、記録手段としてプ
リンターを用いたが、例えば、DPOF(Digital Print
Order Format)で規定されるような印刷制御情報を、
メモリーカードのように記録するものとしても適用でき
る。DPOFとは、メモリーカードに単数もしくは複数の画
像情報を記録するとともに、この画像をプリントすると
きに用いられる印刷制御情報(印刷すべき画像のファイ
ル名や、枚数、印刷形態などの情報)を記録する方法を
規定したものであり、この画像情報と印刷制御情報が記
録されたメモリーカードなどの記録媒体をプリンターや
コンピュータに読み込ませることによって、印刷制御情
報に従って、自動的に所望のプリントを得るものであ
る。
【0114】例えば、画像撮影前にあらかじめDPOF情報
として設定する項目を決めておき、より具体的には、撮
影画像に対して、「この画像には日付情報を合成してプ
リントする」、「複数枚の画像を1枚の記録紙にマルチ
プリントする」等の設定をしておき、撮影とあわせて、
当該画像に対してDPOF設定をして、メモリーカードに記
録する場合に、撮影モードが日付情報の取得を行わない
ような設定であったり、マルチプリントで必要とされる
画像の大きさ解像度に対して、高画質過ぎる場合など
に、印刷制御情報の設定か、撮影モードの設定にあわせ
て、一方の設定を変更するようにしてもよい。
【0115】なお、本発明は複数の機器(たとえばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、または一
つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からな
る装置に適用してもよい。
【0116】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに
従って前記各種デバイスを動作させることによって実施
したものも本願発明の範疇に含まれる。
【0117】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0118】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-RO
M,、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用
いることが出来る。
【0119】またコンピュータが、供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能
が実現されるだけではなく、そのプログラムコードが、
コンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等
と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にも
かかるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれ
ることは言うまでもない。
【0120】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も本願発明に含まれることは言う
までもない。
【0121】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明において
は、撮像部と画像記録部とを備えた情報処理機器におい
て、前記撮像部にて設定される撮像側設定値と、画像記
録部において設定される記録側設定値とを比較し、一方
の設定値に対して他方の設定値が有効に機能しない場合
に、いずれか一方の設定値を所定の値に変更及び/又は
無視するようにしたため、双方の設定値が必ずしも適正
に設定されていなくとも、常に良好な画像を安定して得
ることができる。このため、例えば、画像記録装置と撮
像装置とで互いに整合しないような設定値が設定されて
いるときに、誤って撮像動作あるいは記録動作を開始さ
せてしまった場合にも不要な設定値は変更又は無視され
て動作するため、良好な画像を得ることができ、装置と
しての信頼性は大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な情報処理機器であるプリン
タ内蔵カメラの正面図である。
【図2】図1に示す機器の斜め前方からの斜視図であ
る。
【図3】図1に示す機器の斜め後方からの斜視図であ
る。
【図4】図1に示す機器に装着可能なメディアパックの
斜視図である。
【図5】図1に示す機器の内部における主要構成部の配
置関係を示す斜視図である。
【図6】図5における画像記録部の斜視図である。
【図7】図6の画像記録部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6の画像記録部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6の画像記録部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】図6の画像記録部におけるインク供給系の構
成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディア
パックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1に示す機器おける撮像部と画像記録部の
概略ブロック構成図である。
【図13】図12の撮像部における信号処理の説明図で
ある。
【図14】図12の画像記録部における信号処理の説明
図である。
【図15】本実施形態における画像記録部を有する撮像
装置としてデジタルカメラ部を有するカメラの第1の実
施形態を示す斜視図であり、(a)は正面側を、(b)
は背面側をそれぞれ示している。
【図16】本発明の実施形態における制御系の概略構成
を示すブロック図である。
【図17】本実施形態においてカメラ部にて実行される
設定処理手順を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態におけるプリンタ部
で実行される設定処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図19】本実施形態において、カメラ部にて実行され
る設定処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部(撮像部) A101 レンズ A102 ファインダー A102a ファインダー窓 A103 ストロボ A104 レリーズボタン A105 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 A109 排出部 B100 プリンタ部(画像記録部) B101 LFローラ B102 LFピンチローラ B103 プラテン B104 キャリッジ B105 ガイド軸 B106 リードスクリュー B107 軸受け B108 軸受け B109 スクリューピン B110 ばね B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B122 ニードル B123 供給エアー口 B124 ニードルカバー B131 エンコーダセンサ B132 リニアスケール B133 HPフラグ B134 HPセンサ B141 スクリューギア B142 アイドラギア B143 モータギア B150 フレキシブルケーブル B201 排紙ローラ B202 排紙ローラギア B203 中継ギア B204 LFローラギア B211 切り替えスライダ B212 切り替えカム B213 圧板ヘッド B301 ジョイントフォーク B302 供給ジョイント B303 供給チューブ B304 ポンプシリンダ B305 ジョイントリフタ B310 吸引キャップ B311 吸引チューブ B312 廃液チューブ B313 廃液ジョイント B315 ポンプユニット B316 ワイパーリフタ B321 ポンプHPセンサ B322 ジョイントHPセンサ B323 シャーシ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C102A 窓部 C103 インクパック C104 プリント媒体 C105 ジョイント C106 ワイパー C107 インク吸収体 C110 給紙ローラ C110a 連結部 M001 キャリッジモータ M002 搬送モータ M003 ジョイントモータ M004 ポンプモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ(撮影側設定値記憶手段) 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 120 第1CPU 201 画像処理部(印刷画像情報生成手段) 202 第2メモリ(記録側設定値記憶手段) 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当) 27 外部メモリ(画像記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 B41J 3/44 // B41J 3/36 H04N 101:00 3/44 5/91 H H04N 101:00 L Fターム(参考) 2C055 CC00 CC01 EE00 5C022 AA13 AB68 AC69 5C052 AA12 CC01 DD07 5C053 FA04 FA08 GA20 KA04 KA21 LA02 LA03 LA11 5C054 AA01 AA05 CA04 CC03 CH02 EA01 EA07 FF07 GA05 GB02 GD03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学画像を電気的画像信号に変換する撮
    像部と、 前記電気画像信号を格納する画像記憶手段と、 画像記憶手段に格納されている画像情報印刷するための
    印刷画像情報を生成する印刷画像情報生成手段と、 生成された印刷画像情報に基づき記録媒体に対して記録
    手段を用いて記録を行う画像記録部とからなる情報処理
    機器において、 前記撮像部による撮影画像及び撮影方法に関する撮影側
    設定値を読書き及び変更可能に格納する撮影側設定値記
    憶手段と、 前記画像記録部における記録画像、記録方法及び記録媒
    体等に関する記録側設定値を読み書き可能に記憶する記
    録側設定値記憶手段と、 前記撮影側設定値記憶手段と記録側設定値記憶手段の少
    なくとも一方における設定値の変更、設定を可能とする
    設定手段と、 撮像側設定値と記録側設定値とを比較し、一方の設定値
    に対して他方の設定値が有効に機能しない場合に、いず
    れか一方の設定値を所定の値に変更及び/又は無視する
    設定値制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理
    機器。
  2. 【請求項2】 設定手段は、撮影側設定値記憶手段と記
    録側設定値記憶手段のうち、撮影側設定値記憶手段に対
    する設定のみを可能とし、 前記設定値制御手段は、撮像側設定値と記録側設定値と
    を比較し、撮影側設定値に対して記録側設定値が有効に
    機能しない場合に、記録側設定値を所定の値に変更及び
    /又は無視することを特徴とする請求項1記載の情報処
    理機器。
  3. 【請求項3】 設定手段は、撮影側設定値記憶手段と記
    録側設定値記憶手段のうち、記録側設定値記憶手段に対
    する設定のみを可能とし、 前記設定値制御手段は、撮像側設定値と記録側設定値と
    を比較し、記録側設定値に対して撮影側設定値が有効に
    機能しない場合に、撮影側設定値を所定の値に変更及び
    /又は無視することを特徴とする請求項2記載の情報処
    理機器。
  4. 【請求項4】 前記画像記憶手段は、情報処理機器本体
    に対して着脱可能な外部メモリであることを特徴とする
    請求項1ないし3いずれか記載の情報処理機器。
  5. 【請求項5】 前記画像記憶手段は、情報処理機器本体
    に保持された内部メモであることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載の情報処理機器。
  6. 【請求項6】 前記設定値制御手段は、その機能の作
    動、停止を所定の指示手段からの指示によって選択され
    ることを特徴とする情報処理機器。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、熱エネルギーによって
    インクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギーに
    よってインクを吐出させることを特徴とする請求項6記
    載の情報処理機器。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、前記記憶媒体に画像情
    報と印刷制御情報を記録する手段であることを特徴とす
    る請求項1ないし6いずれか記載の情報処理機器。
  9. 【請求項9】 光学画像を電気的画像信号に変換する撮
    像部と、 前記電気画像信号を格納する画像記憶手段と、 画像記憶手段に格納されている画像情報に所定の画像処
    理を施して印刷画像情報を生成する印刷画像情報生成手
    段と、 生成された印刷画像情報に基づき記録媒体に対して記録
    手段を用いて記録を行う画像記録部とからなる情報処理
    機器において、前記撮像部による撮影画像及び撮影方法
    に関する前記設定値、及び画像記録部における記録画
    像、記録方法及び記録媒体等に関する記録側設定値を制
    御する設定値制御方法であって、 前記撮影側設定値を読書き及び変更可能に格納する撮影
    側設定値記憶ステップと、 前記記録側設定値を読み書き可能に記憶する記録側設定
    値記憶ステップと、 前記撮影側設定値記憶手段と記録側設定値記憶手段の少
    なくとも一方における設定値の変更、設定を可能とする
    設定ステップと、 撮像側設定値と記録側設定値とを比較し、一方の設定値
    に対して他方の設定値が有効に機能しない場合に、いず
    れか一方の設定値を所定の値に変更及び/又は無視する
    設定値制御ステップと、を備えることを特徴とする情報
    処理機器の設定値制御方法。
  10. 【請求項10】 前記設定ステップは、撮影側設定値記
    憶ステップと記録側設定値記憶ステップのうち、撮影側
    設定値記憶ステップにおける設定のみを可能とし、 前記設定値制御ステップは、撮像側設定値と記録側設定
    値とを比較し、撮影側設定値に対して記録側設定値が有
    効に機能しない場合に、記録側設定値を所定の値に変更
    及び/又は無視することを特徴とする請求項9記載の情
    報処理機器の設定値制御方法。
  11. 【請求項11】 前記設定ステップは、撮影側設定値記
    憶ステップと記録側設定値記憶ステップのうち、記録側
    設定値記憶ステップに対する設定のみを可能とし、 前記設定値制御ステップは、撮像側設定値と記録側設定
    値とを比較し、記録側設定値に対して撮影側設定値が有
    効に機能しない場合に、撮影側設定値を所定の値に変更
    及び/又は無視することを特徴とする請求項9記載の情
    報処理機器の設定値制御方法。
  12. 【請求項12】 前記画像記憶手段は、情報処理機器本
    体に対して着脱可能な外部メモリであることを特徴とす
    る請求項9ないし11いずれか記載の情報処理機器の設
    定値制御方法。
  13. 【請求項13】 前記画像記憶手段は、情報処理機器本
    体に保持された内部メモであることを特徴とする請求項
    9ないし11いずれか記載の情報処理機器の設定値制御
    方法。
  14. 【請求項14】 前記設定値制御手段は、その機能の作
    動、停止を所定の指示手段からの指示によって選択され
    ることを特徴とする請求項9ないし13記載の情報処理
    機器の設定値制御方法。
  15. 【請求項15】 前記記録手段は、熱エネルギーによっ
    てインクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギー
    によってインクを吐出させることを特徴とする請求項9
    ないし14いずれか記載の情報処理機器の設定値制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記記録手段は、前記記憶媒体に画像
    情報と印刷制御情報を記録する手段であることを特徴と
    する請求項9ないし14いずれか記載の情報処理機器の
    設定値制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項9ないし16いずれか記載の設
    定値制御方法を実施させるためのコンピュータプログラ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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