JP4378075B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4378075B2
JP4378075B2 JP2002268625A JP2002268625A JP4378075B2 JP 4378075 B2 JP4378075 B2 JP 4378075B2 JP 2002268625 A JP2002268625 A JP 2002268625A JP 2002268625 A JP2002268625 A JP 2002268625A JP 4378075 B2 JP4378075 B2 JP 4378075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
carriage
scanning direction
lead screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002268625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004106221A (ja
Inventor
和也 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002268625A priority Critical patent/JP4378075B2/ja
Publication of JP2004106221A publication Critical patent/JP2004106221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378075B2 publication Critical patent/JP4378075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録ヘッドユニットを走査させる携帯用の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーインクジェット記録装置の画質の進展はめざましく、「写真画質」と呼ばれるほどの高画質化が要求されるようになってきた。高画質化のために高解像化の要求も高まり、シリアル式のカラーインクジェット記録装置においては、紙送り方向の解像度が、現在では1200dpiの解像度の製品も商品化されるようになってきている。
【0003】
従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッドを直線方向に沿って往復動(往復走査)を行うことによって、記録媒体への記録を行うようになっている。
【0004】
走査機構は、一般的には1本のガイド軸と、対になる他方のガイド部材によって、記録ヘッドユニットを載置するキャリッジを走査可能に支持し、ベルト、ワイヤー等を介してモータからの駆動力を受け走査するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近では、記録装置には、携帯性を求める傾向が高まりつつある。例えば、光学系で捕らえた映像を直ちに画面で再現でき、しかも、その映像データを記憶媒体にも格納し得るようにした所謂デジタルカメラが飛躍的に普及しつつある現在、このデジタルカメラにも記録機能を持たせることが考えられている。又、記録装置全体が他の機器に組み込み可能とされる場合、その用途が多様化されるので商品価値が高められることとなる。
【0006】
そのような場合、機器全体の大型化を回避するために記録装置の小型化が図られることが必要となる。
【0007】
そこで、注目されるのが、前記ガイド軸の代わりにリードスクリューを用いる機構である。この機構では、ベルト、ワイヤーのような駆動力伝達部材が不要で、小型化する上で有利である。
【0008】
図15は前記リードスクリューを用いた走査機構を説明する図である。
【0009】
B104はキャリッジで、不図示ではあるが、記録ヘッドユニット或は画像読取ユニットを載置する。前記キャリッジにはキャリッジスクリュー軸受(B108)が取り付けられており、B106のリードスクリューが貫通している。B109のスクリューピンが無い状態では、キャリッジB104は軸方向に自由に往復できる。スクリューピンB109をキャリッジB104に固定して、リードスクリューの溝部B106aと係合させることにより、リードスクリューB106を回転させると、キャリッジB104が走査する機構になる。
【0010】
B105はガイド軸で、リードスクリューB106と対になって、キャリッジB104を走査可能に支持する。B401はスクリュー軸受Lで、B402はスクリュー軸受Rである。スクリュー軸受R(B402)はシャーシB323に固定されているが、スクリュー軸受L(B401)の方は所定のガタを有しており、リードスクリューB106の軸方向に摺動できる。B405のスクリュースラストバネで、スクリュー軸受L(B401)を押圧することで、リードスクリューB106の軸方向のガタツキを無くしている。B403はCRガイド軸受L、B404はCRガイド軸受Rで何れもガイド軸B105を支持している。
【0011】
リードスクリューB106は装置の小型化のために、直径でφ2mm程度と細くせざるを得ず、部品加工時に、真直性を維持するのが難しく、或る程度の反りを生じるようになる。
【0012】
図のようにリードスクリューB106に反りが生じると、矢印Aのように回転させたとき、キャリッジB104を矢印Bの方向に走査させるとともに、矢印Cの方向に振動させてしまうことになる。その結果、図15(b)のように、本来一直線に並ぶ筈のインク滴が螺旋溝のピッチ周期で波打つことになってしまう。リードスクリューB106の中央部分での振れ量が例えば50μmのものであっても、リードスクリューB106、スクリュー軸受L(B401)、スクリュー軸受R(B402)、シャーシB323の嵌合部分のガタがあるので、波打ちの高低差は100μmに達することもあり、著しい画像劣化を生じ不都合である。又、リードスクリューB106の振れ量を抑制するためには、加工工数が増し、部品コストが上昇し、部品管理も難しくなり、不都合である。
【0013】
又、キャリッジスクリュー軸受(B108)に嵌合するガイド軸を1本追加し、リードスクリューB106に走査方向案内機能を持たせない方法も考えられるが、装置の小型化が難しくなり、不都合である。
【0014】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、低コスト化と超小型化及び高画質化を同時に実現することができる記録装置及び画像読取装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の構成は、
記録ヘッドを保持し、リードスクリューに案内されて主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジに設けられ、前記リードスクリューの螺旋溝に係合するスクリューピンと、
前記キャリッジを前記主走査方向に移動させるために前記リードスクリューを回転させるモータと、
前記主走査方向と交わる方向の副走査方向に記録媒体を搬送する搬送系と、
前記記録ヘッドはインクを吐出する複数のノズルを有し、前記複数のノズルは、画像データに基づいて1走査で記録される画像の幅に対応する標準のノズル群と、前記キャリッジを移動させるために前記リードスクリューを回転させたときに前記リードスクリューの反りにより発生する副走査方向のインクの着弾位置ずれを補正するために用いる補正用のノズル群を有し、
あらかじめ前記標準のノズル群によってパターンを記録し、記録されたパターンのドット位置ずれを測定して求めた、前記リードスクリューの反りにより発生する副走査方向のインクの着弾位置ずれを補正するためにインクを吐出させるノズルを前記標準のノズル群の一部から前記補正用のノズル群にシフトさせるノズルシフト数と、主走査位置とを対応させたテーブルを記憶した記憶手段を有し、
記録の際に前記テーブルに基づいてインクを吐出させるノズルを前記標準のノズル群の一部から前記補正用のノズル群にシフトさせることによって着弾位置ずれの補正を行うことを特徴とする記録装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
本明細書において、「プリント」(「記録」と言う場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、又、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パターン等を形成する場合、又はプリント媒体の加工を行う場合を言うものとする。
【0020】
又、「プリント媒体」とは、一般的なプリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも言うものとする。
【0021】
更に、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈されるべきものであり、プリント媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント媒体の加工、或はインクの処理(例えば、プリント媒体に付与されるインク中の色材の凝固又は不溶化)に供される液体を言うものとする。
【0022】
<実施の形態1>
「基本構成」
先ず、図1〜図14に基づいて本発明に係る装置の基本構成について説明する。
【0023】
本例の装置は、プリンタ内蔵カメラとして構成されており、その装置本体A001においては、カメラ部A100の背面側にプリンタ部(記録装置部)B100が一体的に組み込まれている。プリンタ部B100は、メディアパックC100から供給されるインクとプリント媒体を用いて画像を記録する。本構成では、装置本体A001から外装を外して背面側から見た図5から明らかなように、装置本体A001の同図中の右手側にメディアパックC100が挿入され、装置本体A001の同図中左手側にプリンタ部B100が配置される。
【0024】
プリンタ部B100によって記録を行う場合には、カメラ部A100における後述の液晶表示部A105を上側、レンズA101を下側にするように、装置本体A001を置いた姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プリンタ部B100における後述の記録ヘッドB120は、インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢は、カメラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿勢とすることも可能であり、上記の記録姿勢に限られることはない。記録動作の安定性の面からは、上記のインクを下向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0025】
以下においては、本例の装置の機械的な基本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリンタ部」とに分けて説明し、又、信号処理系の基本構成はD「信号処理系」として説明する。
【0026】
A「 カメラ部」
カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカメラを構成するものであり、後述するプリンタ部B100と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられることによって、図1〜図3のような外観のプリンタ内蔵のデジタルカメラを構成する。
【0027】
図1〜図3において、A101はレンズ、A102はファインダー、A102aはファインダー窓、A103はストロボ、A104はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示部)である。カメラ部A100は、後述するように、CCDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッシュメモリカード(CFカード)A107への画像の記憶、画像の表示、プリンタ部B100との間の各種データの授受等をする。A109は、撮影された画像を後述のプリント媒体C104に記録した場合に、画像が記録されたプリント媒体C104が排出される排出部である。図5に示されるA108は、カメラ部A100及びプリンタ部B100の電源としての電池である。
【0028】
B「メディアパック」
メディアパックC100は、装置本体A001に対して着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿入部A002(図3参照)から差し込まれることによって、図1のように装置本体A001に装着される。挿入部A002は、メディアパックC100が装着されていないときは図3のように閉じられており、それが装着されるときに開かれる。
【0029】
図5はメディアパックC100が装着された装置本体A001から外装を外した状態を示す。メディアパックC100のパック本体C101には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向にスライド可能に備えられている。シャッターC102は、メディアパックC100が装置本体A001に装着されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライドしており、メディアパックC100が装置本体A001に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライドする。
【0030】
パック本体C101には、インクパックC103とプリント媒体C104が収容されている。図4において、インクパックC103は、プリント媒体C104の下方に収容される。本例の場合、インクパックC103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)のインクを個別に収容するように3つ備えられており、又、プリント媒体C104は20枚程度重ねて収容されている。それらのインクとプリント媒体C104は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、同じメディアパックC100内に収容されている。
【0031】
従って、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々のメディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパック)を用意しておいて、記録すべき画像の種類及び画像が形成されたプリント媒体の用途等に応じて、それらのメディアパックC100を選択的に装置本体A001に装着することにより、最適な組合せのインクとプリント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録することができる。又、メディアパックC100には後述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そのEEPROMには、メディアパックが収容しているインクとプリント媒体の種類や残量等の識別データが記憶される。
【0032】
インクパックC103は、メディアパックC100が装置本体A001に装着されたときに、Y,M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイントC105を通じて、後述する装置本体A001側のインク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104は、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって取り出され図示しない分離機構によって1枚ずつ分離されて矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モータM002(図9参照)から連結部C110aを介して供給される。
【0033】
又、パック本体C101には、後述するプリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパーC106と、その廃液ジョイント313から排出された廃インクを吸収するためのインク吸収体C107とが備えられている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するように矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパックC100が装置本体A001から外されているときは、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にスライドして、ジョイントC105、ワイパーC106及びインク吸収体C107等を保護する。
【0034】
C「プリンタ部」
本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B100については、C−1「プリント動作部」、C−2「プリント媒体搬送系」及びC−3「インク供給系」に分けて説明する。
【0035】
C−1「プリント動作部」
図6はプリンタ部B100全体の斜視図、図7はプリンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0036】
プリンタ部B100の本体内部の定位置には、図5のように、装置本体A001に装着されたメディアパックC100の先端部分が位置する。メディアパックC100から図6において矢印C方向に送り出されたプリント媒体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるLFローラB101とLFピンチローラB102との間に挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリードスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往復移動されるキャリッジである。
【0037】
キャリッジB104には、図8のように、ガイド軸B105用のキャリッジガイド軸受B107と、リードスクリューB106用のキャリッジスクリュー軸受B108が設けられている。
【0038】
キャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受B108の内側に突出するスクリューピンB109がばねB110によって取り付けられている。そして、リードスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対して、スクリューピンB109の先端が嵌り合うことによって、リードスクリューB106の回転がキャリッジB104の往復移動に変換される。
【0039】
又、キャリッジB104には、Y,M,Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB120と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数のインク吐出口B121(図8参照)が形成されている。インク吐出口B121は、サブタンクから供給されたインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のインク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによってインク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0040】
サブタンクは、メディアパックC100に収容されているインクパックC103よりも小容量であり、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成されており、それらのインク供給部は対応する3つの中空のニードルB122に個別に接続され、又、それらの負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続されている。このようなサブタンクには、後述するように、キャリッジB104が図6のようなホームポジションに移動したときに、メディアパックC100のインクパックC103からインクが補給される。
【0041】
図8のキャリッジB104において、B124はニードルカバーであり、ニードルB122とジョイントC105とが連結していないときは、スプリングの力によって同図のように、ニードルB122を保護する位置に移動しており、ニードルB122とジョイントC105とが連結するときは、スプリングの力に抗して同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB104側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B100の本体側のリニアスケールB132(図6参照)と、によって検出される。
【0042】
又、キャリッジB104がホームポジションに移動したことは、キャリッジB104側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プリンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7参照)とによって検出される。
【0043】
図7において、ガイド軸B105の両端には、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心として回動調整されることにより、キャリッジ104の位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙間距離」とも言う)が調整される。又、リードスクリューB106は、スクリューギアB141、アイドラギアB142及びモータギアB143を介して、DCモータであるキャリッジモータM001によって回転駆動される。又、B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0044】
記録ヘッドB120は、キャリッジB104と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に応じてインク吐出口B121からインクを吐出することによって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分の画像を記録する。このような記録ヘッドB120による1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系による矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量の搬送動作とが繰り返されることによって、プリント媒体上に順次画像が記録される。
【0045】
C−2「プリント媒体搬送系」
図9はプリンタ部B100におけるプリント媒体搬送系の構成部分の斜視図である。
【0046】
図9において、B201は対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ローラB201は、排紙ローラギアB202及び中継ギアB203を介して搬送モータM002により駆動される。同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギアB204と中継ギアB203を介して搬送モータM002により駆動される。排紙ローラB201及びLFローラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動力によってプリント媒体C104を矢印Bの副走査方向に搬送する。
【0047】
一方、搬送モータM002が逆転したときは、切り替えスライダB211及び切り替えカムB212を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック機構とが駆動されると共に、メディアパックC100側の給紙ローラC110に駆動力が伝達される。即ち、圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の駆動力によって、メディアパックC100のシャッターC102の窓部C102A(図4参照)を通って、メディアパックC100内に集積されているプリント媒体C104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC100内の給紙ローラC110上に押し付けられる。
【0048】
又、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆転時の駆動力によって作動状態とされ、装置本体A001に対してメディアパックC100をロックしてメディアパックC100の取り外しを禁止する。又、メディアパックC100側の給紙ローラC110は、搬送モータM002の逆転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出する。
【0049】
このように、搬送モータM002が逆転することによって、メディアパックC100からプリント媒体C104が1枚だけ図9において矢印C方向に取り出され、その後、搬送モータM002が正転することによって、そのプリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0050】
C−3「インク供給系」
図10はプリンタ部B100におけるインク供給系の構成部分の斜視図、図11はそのインク供給系の構成部分にメディアパックC100が装着されたときの平面図である。
【0051】
プリンタ部B100に装着されたメディアパックC100のジョイントC105は、ホームポジションに移動したキャリッジB104側のニードルB122(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイントフォークB301(図10参照)が備えられており、そのジョイントフォークB301がジョイントC105を上動させることにより、ジョイントC105がニードルB122に接続される。これにより、メディアパックC100側のインクパックC103と、キャリッジB104側のサブタンクのインク供給部との間のインク供給路が形成される。
【0052】
又、プリンタ部B100の本体には、ホームポジションに移動したキャリッジB104の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジョイントB302は、供給チューブB303を介して、負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイントリフタB305によって上動されることにより、キャリッジB104側の供給エアー口B123に接続される。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの負圧導入部と、ポンプシリンダB304との間の負圧導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジョイントモータM003の駆動力によって、供給ジョイントB302と共にジョイントフォークB301を上下動させる。
【0053】
サブタンクの負圧導入部には、空気の通過を許容し、且つ、インクの通過を阻止する気液分離部材(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を許容し、これによりメディアパックC100からサブタンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のインクが気液分離部材に達するまでインクが充分に補給されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止することにより、インクの補給が自動的に停止する。気液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分におけるインク供給部に備えられており、それらのインク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0054】
又、プリンタ部B100の本体には、ホームポジションに移動したキャリッジB104側の記録ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キャップB310は、その内部に、吸引チューブB311を通してポンプシリンダB304から負圧が導入されることによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B121からインクを吸引排出(吸引回復処理)させることができる。
【0055】
又、記録ヘッドB120は、必要に応じて、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB310内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃液チューブB312と廃液ジョイントB313を通してメディアパックC110内のインク吸収体C107に排出される。
【0056】
ポンプシリンダB304は、それを往復駆動するためのポンプモータM004等と共にポンプユニットB315を構成する。ポンプモータM004は、ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させるための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB316は、プリンタ部B100に装着されたメディアパックC100のワイパーC106を上動させることによって、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイピングが可能な位置に移動させる。
【0057】
図10及び図11において、B321はポンプシリンダB304によって構成されるポンプの動作位置がホームポジションにあることを検出するポンプHPセンサである。又、B322は前述したインク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出するジョイントHPセンサである。又、B323はプリンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0058】
D「信号処理系」
図12はカメラ部A100とプリンタ部B100の概略のブロック構成図である。
【0059】
カメラ部A100において、101は撮像素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイク、103はハードウェア処理を行うASIC、104は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、105は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA107」に相当)、106は撮影画像又は再生画像を表示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120はカメラ部A100の制御する第1CPUである。
【0060】
プリンタ部B100において、210はカメラ部A100とプリンタ部B100との間のインターフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2値化処理部を含む)、202は画像処理を行う上で使用する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、204はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘッド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、220はプリンタ部B100を制御する第2CPU、221はモータドライバ、222はモータ(「モータM001,M002,M003,M004」に相当)、223はセンサ(「HPセンサB134,B321,B322」を含む)、224はメディアパックC100に内蔵されているEEPROM、230は音声エンコーダ部、250は装置全体に電源を供給する電源部(「電池A108」に相当)である。
【0061】
図13はカメラ部A100における信号処理の説明図である。
【0062】
撮影モードの時は、レンズ107を通してCCD101により撮像された画像は、ASIC103により信号処理(CCD信号処理)され、YUV輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度にリサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に記録される。又、音声に関しては、マイク102より入力され、ASIC103を介してCFカード105に記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、又は撮影後のアフレコとして記憶させることができる。再生モードの時には、CFカード105よりJPEG画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD106に表示される。
【0063】
図14はプリンタ部B100における信号処理の説明図である。
【0064】
カメラ部A100側で再生された画像、即ちCFカード105より読み出された画像は、図13のように、ASIC103によってJPEG伸張され、プリントする解像度に適する解像度にリサイズされる。そして、リサイズされた画像データ(YUV)はインターフェース部210を介してプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100は、図14のように、カメラ部A100より送られた画像データを画像処理部201により画像処理し、画像データのRGB信号への変換、カメラの特性に応じた入力繃補正、ルックアップテーブル(LUT)を用いての色補正及び色変換、プリントするための2値化信号への変換をする。2値化処理の際には、誤差拡散(ED)処理を行うために、誤差メモリとして第2メモリ202を用いる。
【0065】
本例の場合、画像処理部201における2値化処理部は誤差拡散処理を行っているが、ディザパターンを使った2値化処理等、他の処理を行うことも可能である。2値化されたプリントデータはバンドメモリ制御部203によって、一旦バンドメモリ204に記憶される。プリンタ部B100のエンコーダカウンタ209には、記録ヘッド207及びエンコーダ208を搭載したキャリッジB104が一定距離移動する毎に、エンコーダ208からのエンコーダパルスが入る。そして、このエンコーダパルスに同期して、バンドメモリ204とマスクメモリ205からプリントデータが読み出され、そのプリントデータに基づきヘッド制御部206が記録ヘッド207を制御して記録を行う。
【0066】
図14中のハンドメモリ制御について説明すると次の通りである。
【0067】
記録ヘッド207における複数のノズルは、例えば、1200dpiの密度を成すように列状に形成されている。このような記録ヘッド207を用いて画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときには、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」とも言う)においてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)とも言う」)においては記録領域分の記録データ(1走査分の記録データ)を予め作成しておく必要がある。
【0068】
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走査される。その際、エンコーダ208より入力されたエンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカウントされ、このエンコーダパルスに従ってバンドメモリ204から記録データが読み出され、その画像データに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出される。
【0069】
記録ヘッド207の往走査時及び復走査時に画像を記録(往路記録及び復路記録)する双方向記録方式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出される。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から読み出される画像データのアドレスが順次インクリメントされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出される画像データのアドレスが順次デクリメントされる。
【0070】
実際には、画像処理部201により作成された画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたとき、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモリ204の領域に書き込まれる。
【0071】
このように、バンドメモリ制御は、画像処理部201により作成された記録データ(C,M,Y)をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド制御部206に送るために読み出す作業とを切り替えながら行う。
【0072】
図14中のマスクメモリ制御について説明すると次の通りである。
【0073】
このマスクメモリ制御は、マルチパス記録方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する幅を持つ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数回の走査に分けて記録される。即ち、副走査方向に間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)され、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のときは8パス記録、N=16のときは16パス記録となる。従って、1行分の記録画像が記録ヘッド207の複数回の走査によって完成されることになる。
【0074】
実際には、マスクメモリ205に、画像データを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるためのマスクデータが格納されており、そのマスクデータと画像データとの論理積(AND)データに基づき、記録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0075】
又、図14において、CFカード105に記憶された音声データは、ASIC102により、画像データと同じように、インターフェース210を介してプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100に送られた音声データは、音声エンコーダ230においてコード化(エンコード)されて、プリントする画像の中にコードデータとして記録される。プリント画像に音声データを入れる必要の無いとき、又は音声データの無い画像をプリントする際には、当然にコード化された音声データはプリントされず、画像のみがプリントされる。
【0076】
本実施の形態においては、カメラ部A100とプリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメラとして説明を行ってきた。しかし、カメラ部A100とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、それらをインターフェース210により接続した構成においても同様に構成して、同様の機能を実現することが可能である。
【0077】
第16図は本発明の実施の形態に係るプリンタヘッドのノズル構成を説明する図である。
【0078】
インク吐出口(B121)の間隔は1/1200inch(=21.2μm)であって、図面の下側が記録紙の排紙方向である。3つのグループに分かれており、上方より、シアン、マゼンダイエローのノズルのグループになっている。
【0079】
B121−C−1、B121−M−1、B121−Y−1が標準で使う、それぞれシアン、マゼンダ、イエローノズル群で、それぞれ64ノズルずつ備えている。
【0080】
B121−C−2、B121−M−2、B121−Y−2が本発明で用いる、LF方向の着弾位置ずれ(波打ち)を補正するために用いるノズル群である。本実施の形態では、各色、上下3ノズルずつ備えており、振幅で、21.2×3=63.6μmの波打ちまで補正することができる。
【0081】
図17は本発明の実施の形態に係るプリンタの主走査方向印刷時の副走査方向着弾ずれ量測定装置の概観斜視図である。
【0082】
B100はプリンタである。D001は、矢印Xの方向に移動し、その移動量を出力できるステージで、プリンタB100を、キャリッジ走査方向とX方向とが平行になるように取り付けることができる。
【0083】
D002は対物レンズで、印刷されたドットの形状を結像させる。D003はCCDユニットで、対物レンズD002によって結像された象を受け、光の強弱を電気信号に変換するユニットである。D004は、対物レンズD002の焦点距離を適正に自動調整するためにZ方向に移動する鉛直方向作動装置である。
【0084】
プリンタB100をステージD001に取り付けた状態で、不図示のプリンタ制御装置によって、主走査方向の解像度1200dpiにおいて、9dot毎に1dotを吐出するパターンを印刷する。ドットの間隔は25.4÷1200×9=0.1905mm=190.5μmになる。その後に、HPセンサB134でキャリッジB104の位置を検出し、ホームポジションに停止させる。次に、ステージD001及び鉛直方向作動装置D004を動作させて、キャリッジB104の位置を測定し、続いてホームポジションのキャリッジB104の位置に対するプリント媒体C104上のドットの位置を測定する。
【0085】
図18はCCDユニットD003が認識する画像データを説明する図である。D003aの200μmの正方形は、CCDユニットD003が認識できる範囲を表している。D003bは、プリンタB100の主走査方向(ステージD001の移動方向)のセンターライン、D003cはプリンタB100の副走査方向のセンターラインを表している。CCDユニットD003は、認識範囲D003aを、例えば64万画素のデータとして変換する。その場合、1画素は200/800=0.25μmに相当する。
【0086】
ドットの位置を測定する際には、予め予想される移動量を、ステージD001を動作させて送り荒く調整を行い、画像認識を行い、得られた画像データから、ドット重心位置の主走査方向のセンターからの位置ずれを算出し、過不足のある距離だけ、再びステージをD001を動作させ、ドット重心位置を主走査方向センターラインD003bに合わせる。
【0087】
図18はその状態を表している。その上で、再び画像認識を行い、今度は、ドットの重心位置の副走査方向のセンターからの位置ずれを計算する。Aで示す寸法がそれである。
【0088】
上述した方法を繰り返すことで、主走査方向全範囲において、各々の位置での、副走査方向の着弾位置ずれのデータを採取することができる。測定器によって、組立工程の中で1台々々測定を行って得た、主走査方向の位置に対応する、補正すべき副走査方向の位置ずれ量から、ノズルシフト数を算出して、走査方向の位置に対応するノズルシフト数テーブルを準備する。
【0089】
図12の概略ブロック構成図に、通常の構成に加え、上記補正テーブルを格納するプリンタ内EEPROM225を用意する。又、バンドメモリー204には各色、64ノズル+3×2ノズル=70ノズル分の領域を準備する。
【0090】
通常の画像処理を終えたバンドメモリー204のデータは、図16の、標準で使うシアン、マゼンダ、イエローノズル群(B121−C−1、B121−M−1、B121−Y−1)に対応するアドレスに書き込まれている。つまり、補正するために用いるノズル群(B121−C−2、B121−M−2、B121−Y−2)に対応するアドレスには全てヌルデータが書き込まれている。
【0091】
その後、CPUによって、先のプリンタ内EEPROM225に格納されたノズルシフト数テーブルが参照され、バンドメモリー204のデータの移動が行われ、補正されたデータになる。その後は、通常通り、エンコーダパルスに従ってバンドメモリ204から記録データが読み出され、記録ヘッドから吐出されることになる。
【0092】
図19は副走査方向着弾ずれ補正効果を説明するグラフである。
【0093】
この例では、振幅70μmの波打ちが3mmピッチで発生している様子を示している。既に「発明が解決しようとする課題」で説明したように、この「波打ち現象」はリードスクリューの振れに起因するものであり、波打ちの振幅、位相について高い再現性があることが実験によって分かる。
【0094】
副走査方向の位置ずれ量については、排紙側への位置ずれをマイナス方向として標準で使う、それぞれシアン、マゼンダ、イエローノズル群(B121−C−1、B121−M−1、B121−Y−1)に対して、位置補正のために、使用するノズルを排紙側へ移す方向をマイナス方向としたとき、
位置ずれ量 ノズルシフト数
52.9μm以上74.1μm未満 −3
31.8μm以上52.9μm未満 −2
10.6μm以上31.8μm未満 −1
−10.6μmより大きく10.6μm未満 0
−31.8μmより大きく−10.6μm以下 1
−52.9μmより大きく−31.8μm以下 2
−74.1μmより大きく−52.9μm以下 3
上記のような補正を加えた場合の波打ち印刷の改善を示したものが図19のグラフである。
【0095】
ノズル単位の補正であっても、1200dpiの高解像の記録ヘッドであれば、ほぼ±10μmの位置ずれに補正することができ、視覚的にも3mmピッチの波打ち印刷を改善できることが分かる。
【0096】
<実施の形態2>
本実施の形態では、キャリッジの駆動は、リニアエンコーダとDCモータの組合わせで説明しているが、本発明の主旨はこれに限定されるものではない。例えば、エンコーダ無しのステッピングモータで駆動する機構であっても、或はステッピングモータとリニアエンコーダを組み合わせた装置でもでも一向に構わない。
【0097】
<実施の形態3>
本実施の形態では、使用する記録素子群の制御は、全ての記録素子数だけ用意したバンドメモリー204内に、画像処理部201で生成された印刷データのアドレスのシフトを、プリンタ内EEPROM225の補正データに準じて、CPU220によって行うように説明したが、本発明の主旨はこれに限定されるものではない。
【0098】
データのアドレスシフトまでも含んで、画像処理部201で実行してしまう構成でも構わず、或はバンドメモリー204には使用する素子数だけのデータを格納し、ヘッド制御部206において、駆動する記録素子を切り替える構成であっても一向に構わない。制御系の構成によって限定されるものではない。
【0099】
<実施の形態4>
本実施の形態では、熱によってインクを吐出するインクジェット記録素子を例に挙げて説明しているが、本発明の主旨はこれに限定されるものではない。
【0100】
ピエゾ素子を使ったインクジェット記録素子であっても、或は熱転写方式の記録素子であっても構わない。記録方式に限定されるものではない。
【0101】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係る記録装置によれば、低コスト化、超小型化、高画質化を同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタ内蔵カメラの正面図である。
【図2】図1のカメラの斜め前方からの斜視図である。
【図3】図1のカメラの斜め後方からの斜視図である。
【図4】図1のカメラに装着可能なメディアパックの斜視図である。
【図5】図1のカメラの内部における主要構成部の配置関係を示す斜視図である。
【図6】図5におけるプリンタ部の斜視図である。
【図7】図6のプリンタ部の一部を取り外した斜視図である。
【図8】図6のプリンタ部におけるキャリッジの斜視図である。
【図9】図6のプリンタ部におけるプリント媒体搬送系の構成部分の斜視図である。
【図10】図6のプリンタ部におけるインク供給系の構成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディアパックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1のカメラにおけるカメラ部とプリンタ部の概略ブロック構成図である。
【図13】図12のカメラ部における信号処理の説明図である。
【図14】図12のプリンタ部における信号処理の説明図である。
【図15】従来からのリードスクリューを用いた走査機構説明図である。
【図16】本発明に係るプリンタヘッドのノズル構成説明図である。
【図17】本発明に係るプリンタの主走査方向印刷時の副走査方向着弾ずれ量測定装置を示す図である。
【図18】本発明に係る副走査方向着弾ずれ量測定装置の画像データ説明図である。
【図19】本発明に係るプリンタの副走査方向着弾ずれ補正効果説明図である。
【符号の説明】
A001 装置本体
A002 挿入部
A100 カメラ部
A101 レンズ
A102 ファインダー
A102a ファインダー窓
A103 ストロボ
A104 レリーズボタン
A105 ファインダー
A106 液晶表示部(外部表示部)
A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカード)
A108 電池
A109 排出部
B100 プリンタ部(記録装置部)
B101 LFローラ
B102 LFピンチローラ
B103 プラテン
B104 キャリッジ
B105 ガイド軸
B106 リードスクリュー
B107 キャリッジガイド軸受
B108 キャリッジスクリュー軸受
B109 スクリューピン
B110 ばね
B120 記録ヘッド
B121 インク吐出口
B122 ニードル
B123 供給エアー口
B124 ニードルカバー
B131 エンコーダセンサ
B132 リニアスケール
B133 HPフラグ
B134 HPセンサ
B141 スクリューギア
B142 アイドラギア
B143 モータギア
B150 フレキシブルケーブル
B201 排紙ローラ
B202 排紙ローラギア
B203 中継ギア
B204 LFローラギア
B211 切替えスライダ
B212 切替えカム
B213 圧板ヘッド
B216 切替ギア
B220 切替アーム
B224 スライド軸
B228 スライドギア
B234 駆動ギア
B236 ラチェット支持軸
B246 ロック機構
B270 圧板ヘッドリンク機構部
B301 ジョイントフォーク
B302 供給ジョイント
B303 供給チューブ
B304 ポンプシリンダ
B305 ジョイントリフタ
B310 吸引キャップ
B311 吸引チューブ
B312 廃液チューブ
B313 廃液ジョイント
B315 ポンプユニット
B316 ワイパーリフタ
B321 ポンプHPセンサ
B322 ジョイントHPセンサ
B323 シャーシ
B401 スクリュー軸受L
B402 スクリュー軸受R
B403 CRガイド軸受L
B404 CRガイド軸受R
B405 スクリュースラストバネ
C100 メディアパック
C101 パック本体
C102 シャッター
C102A 窓部
C103 インクパック
C104 プリント媒体
C105 ジョイント
C106 ワイパー
C107 インク吸収体
C110 給紙ローラ
C110a 連結部
D001 ステージ
D002 対物レンズ
D003 CCDユニット
D004 鉛直方向作動装置
M001 キャリッジモータ
M002 搬送モータ
M003 ジョイントモータ
M004 ポンプモータ
101 CCD
102 マイク
103 ASIC
104 第1メモリ
105 CFカード
106 LCD
107 レンズ
120 第1CPU
201 画像処理部
202 第2メモリ
203 バンドメモリ制御部
204 バンドメモリ
205 マスクメモリ
206 ヘッド制御部
207 記録ヘッド
208 エンコーダ
209 エンコーダカウンタ
210 インターフェース
220 第2CPU
221 モータドライバ
222 モータ
223 センサ
224 メディアパックEEPROM
225 プリンタ内EEPROM
226 コンタクトパッド部
230 音声エンコーダ部
250 電源部

Claims (1)

  1. 記録ヘッドを保持し、リードスクリューに案内されて主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに設けられ、前記リードスクリューの螺旋溝に係合するスクリューピンと、
    前記キャリッジを前記主走査方向に移動させるために前記リードスクリューを回転させるモータと、
    前記主走査方向と交わる方向の副走査方向に記録媒体を搬送する搬送系と、
    前記記録ヘッドはインクを吐出する複数のノズルを有し、前記複数のノズルは、画像データに基づいて1走査で記録される画像の幅に対応する標準のノズル群と、前記キャリッジを移動させるために前記リードスクリューを回転させたときに前記リードスクリューの反りにより発生する副走査方向のインクの着弾位置ずれを補正するために用いる補正用のノズル群を有し、
    あらかじめ前記標準のノズル群によってパターンを記録し、記録されたパターンのドット位置ずれを測定して求めた、前記リードスクリューの反りにより発生する副走査方向のインクの着弾位置ずれを補正するためにインクを吐出させるノズルを前記標準のノズル群の一部から前記補正用のノズル群にシフトさせるノズルシフト数と、主走査位置とを対応させたテーブルを記憶した記憶手段を有し、
    記録の際に前記テーブルに基づいてインクを吐出させるノズルを前記標準のノズル群の一部から前記補正用のノズル群にシフトさせることによって着弾位置ずれの補正を行うことを特徴とする記録装置。
JP2002268625A 2002-09-13 2002-09-13 記録装置 Expired - Fee Related JP4378075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268625A JP4378075B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002268625A JP4378075B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004106221A JP2004106221A (ja) 2004-04-08
JP4378075B2 true JP4378075B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=32266799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002268625A Expired - Fee Related JP4378075B2 (ja) 2002-09-13 2002-09-13 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4378075B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4627668B2 (ja) * 2005-03-15 2011-02-09 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP6641847B2 (ja) * 2015-09-30 2020-02-05 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004106221A (ja) 2004-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002086745A (ja) インク供給回復システム、インクジェット記録装置、および記録機構を有する撮像装置
EP1186425B1 (en) Printer, image data supplying apparatus and printing system
JP2002086732A (ja) インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録装置および電子機器
US7154553B2 (en) Composite system capable of switching between separate power sources
JP4378075B2 (ja) 記録装置
US7024109B2 (en) Information processing apparatus
JP2002086753A (ja) インクジェット記録装置の液体供給装置、インクジェット記録装置及び記録機構付き撮像装置
JP4557399B2 (ja) プリントヘッド用基体、該基体を用いるプリントヘッド、プリンタおよび該プリンタを画像出力装置として有する画像入出力装置
JP2002086702A (ja) 記録機構、インクジェット記録装置及び記録装置付き撮像装置
JP4693218B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP4532710B2 (ja) 情報処理機器、及び情報処理機器の画像記録制御方法
JP2002086806A (ja) プリンタおよび該プリンタを画像出力装置として有する画像入出力装置
JP3787553B2 (ja) プリント装置及びその制御方法
US20020034388A1 (en) Image printing apparatus and method of control thereof, and information processing device and method of control thereof
JP2002094852A (ja) 情報処理機器及び情報処理機器の設定値制御方法、コンピュータプログラム
JP2004299360A (ja) 電子機器
JP2002094929A (ja) 撮影画像の記録システム、撮影画像の記録方法、および撮像装置
JP2002086829A (ja) 走査装置、記録装置、画像読取装置及び記録機構付き撮像装置
JP2002086808A (ja) 画像記録部を有したカメラ、情報処理システム、情報処理方法および画像データ保存方法
JP2002165158A (ja) 情報処理装置
JP2002086814A (ja) プリント装置、プリントシステム、およびプリントデータ記憶媒体
JP2002094844A (ja) 撮像装置
JP2002094851A (ja) 記録部を有する撮像装置およびその制御方法
JP2002165119A (ja) カメラおよび情報処理装置
JP2002165173A (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050720

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees