JP2002094901A - デジタルカメラおよび該デジタルカメラ用プリンタ - Google Patents

デジタルカメラおよび該デジタルカメラ用プリンタ

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JP2002094901A JP2000276576A JP2000276576A JP2002094901A JP 2002094901 A JP2002094901 A JP 2002094901A JP 2000276576 A JP2000276576 A JP 2000276576A JP 2000276576 A JP2000276576 A JP 2000276576A JP 2002094901 A JP2002094901 A JP 2002094901A
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真哉 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにより撮影される、または撮
影された画像情報がプリントされるときに、その画像情
報とプリント画像情報とのサイズの違いに起因したプリ
ント時のトリミングにより撮影された画像情報が消失す
ることを防ぐ。 【解決手段】 撮影画像など元の画像情報とその内のプ
リントされる領域(1302)を表示器の表示画面(1
300)上に明示し、どの部分の画像情報がプリントで
きないかをユーザーが容易に認識することができるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像手段および撮
影画像の表示手段を有するデジタルカメラおよび該カメ
ラの撮影画像をプリントするためのプリント手段を有す
るプリンタに関する。詳しくは、例えば、プリンタと一
体化され、あるいはプリンタと接続され、またはプリン
ト情報を保持するパーソナルコンピュータ等のホスト装
置と接続されたデジタルカメラにおいて、プリンタ側が
有するプリント情報をデジタルカメラ側が有する撮影画
像の表示手段の表示に反映させる表示処理技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来デジタルカメラは、各デジタルカメ
ラ固有のいくつかの画像サイズで撮影画像を格納する。
例えば、2048×1536画素、1024×768画
素、640×480画素などである。これら格納された
撮影画像は、撮影時のビューファインダおよびLCDモ
ニタのいずれか一方または双方に表示される画像と縦横
比を含み、ほぼ同じ情報サイズである。ただし、デジタ
ルカメラによっては、画像サイズに応じてその縦横比を
変更して撮影画像を格納する機種もある。例えば、18
00×1200画素、1280×1024画素、640
×480画素などである。さらに、最近のデジタルカメ
ラではユーザーの指定で銀塩写真と同じ縦横比(3:
2)で撮影画像を格納する機種もある。
【0003】一方、デジタルカメラで撮影された撮影画
像は、通常、パーソナルコンピュータ等のホスト装置に
取込まれた後に、印刷アプリケーションにより、ユーザ
ー指定のプリント用紙サイズとプリンタ固有のプリント
可能領域とに合わせて、画像の拡大または縮小さらにト
リミングが行われる。特に、指定されたプリント用紙上
のプリント可能領域全体に撮影画像をプリントしようと
すると、画像の上下または左右のいずれかの情報が削除
されてプリントが行われる場合が多い。
【0004】特開平10−108005号公報において
は、パーソナルコンピュータを除外しデジタルカメラと
プリンタとを直接接続する印刷システムにおいて、写真
画像を印刷する際のレイアウト画像をデジタルカメラに
表示する手段が提案されている。
【0005】また、特開平10−19125号公報にお
いては、パーソナルコンピュータを除外しデジタルカメ
ラとプリンタとを直接接続する印刷システムにおいて、
あらかじめ印刷用マスクパターンを有しこのマスクパタ
ーンとこのマスクパターンでマスクされた領域を除いた
画像データとを合成して表示する方式が提案されてい
る。
【0006】特開平10−257427号公報において
は、シールプリント機能を有するデジタルカメラにおい
て、撮影される被写体画像データとこの被写体画像デー
タの背景または前景画像データとを合成して合成画像デ
ータを表示する制御が提案されている。
【0007】特開平11−18033号公報において
は、通信手段により印刷装置から受信された印刷イメー
ジデータを表示手段に表示する表示制御手段が提案され
ている。
【0008】さらに、特開2000−103097号公
報においては、感熱記録紙を使用する印刷装置において
複数種類の感熱記録紙に対応した、異なるサイズの画像
データを複数格納する記憶手段が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、デジタルカメラで撮影されビューファインダまたは
LCDモニタに表示される表示画像情報と、コンパクト
フラッシュ(登録商標)カード等の記憶媒体上に記憶さ
れた画像情報とは、縦横比がほぼ同等であるが、この画
像情報とプリント画像情報とのサイズは同じとは限らな
い。多くのデジタルカメラでは画像情報を縦横比4:3
で格納するが、縦横比がほぼ10:7となるA4判の用
紙にフルブリードでプリントを行うことを考えると、常
に撮影画像の一部がプリントされないこととなる。デジ
タルカメラで撮影を行い、そしてプリンタで印刷すると
いうユーザーの一連の作業を考えた場合に、撮影時の画
像情報の一部がユーザーの意図とは異なり削除されてプ
リントされることになる。デジタルカメラにおいて撮影
を行ったときに予めプリント媒体に関する情報を含むプ
リント情報を加味することが困難であることが、このよ
うなユーザーの意図にそぐわないプリントがなされてし
まうことの原因となる。
【0010】また銀塩印画紙と同じサイズの用紙に印刷
することを想定し、ユーザーの指定に応じて縦横比を
3:2で格納するモードを有するデジタルカメラもある
が、ビューファインダおよびLCDモニタ等の表示装置
と縦横比が異なり、かつ撮影画像範囲が表示器上に示さ
れないために、ユーザーが撮影範囲を判定することが甚
だ困難である。
【0011】上記のように、印刷結果がユーザーの意図
と異なった場合には、ユーザーは撮影のやり直しを行わ
なければならないために、ユーザーに負担を強いるもの
となる。さらに、旅行先等その撮影が遠隔地で行われた
ものである場合には、写真を取り直すことも極めて困難
である。
【0012】そこで、本発明は、プリント媒体情報を取
得可能となし、当該取得されたプリント媒体情報および
ユーザーによって指定された指定情報(フルブリード印
刷や余白付き印刷の指定など)から、ビューファインダ
やLCD等のモニタなどに表示される撮影画像に対し
て、実際にプリントされる範囲を明示できるようにする
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
画像の表示手段を具えたデジタルカメラにおいて、画像
をプリントするためのプリント媒体の情報を取得する情
報取得手段と、当該取得した情報から前記プリント媒体
上のプリント可能領域を判定する領域判定手段と、当該
判定されたプリント可能領域を前記表示手段上に表示さ
せる表示処理手段と、ことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、画像の表示手段を具えた
デジタルカメラの表示処理方法において、画像をプリン
トするためのプリント媒体の情報を取得する情報取得手
段と、当該取得した情報から前記プリント媒体上のプリ
ント可能領域を判定する領域判定工程と、当該判定され
たプリント可能領域を前記表示手段上に表示させる表示
処理工程と、ことを特徴とする。
【0015】これらにおいて、前記表示手段はファイン
ダおよびモニタ画面を有し、前記表示処理手段または工
程は前記ファインダおよびモニタ画面の少なくとも一方
に前記表示を行わせるものとすることができる。
【0016】また、前記情報取得手段または工程によっ
て取得した前記プリント媒体情報に対して指定されるプ
リント情報を設定するプリント情報設定手段または工程
をさらに具え、前記領域判定手段または工程は前記プリ
ント情報設定手段または工程の設定を含めて前記プリン
ト可能領域の判定を行うものとすることができる。
【0017】ここで、前記プリント情報設定手段または
工程にて設定されるプリント情報には、前記情報取得手
段または工程によって取得した情報に係るプリント媒体
にプリントされる画像の位置および大きさの情報が含ま
れるものとすることができる。
【0018】さらに、前記表示手段は、撮影機能におい
て撮影される画像情報の確認に供され、前記撮影される
画像情報とともに前記プリント可能領域を表示されるも
のとすることができる。
【0019】また、前記表示手段は、再生機能において
再生される画像情報の確認に供され、前記再生される画
像情報とともに前記プリント可能領域を表示されるもの
とすることができる。
【0020】これらにおいて、前記表示処理手段または
工程は、前記画像情報上のプリント領域と非プリント領
域とを明示して表示させるものとすることができる。
【0021】ここで、前記非プリント領域はマスク表示
されるもの、ないしは視認識別可能にマスク表示される
ものとすることができる。
【0022】さらに、以上において、前記プリント媒体
の情報には、プリント可能な領域情報を含むものとする
ことができる。
【0023】また、本発明プリンタは、プリント媒体を
供給するためのプリンタ用消耗材収納容器が着脱可能
で、上記いずれかの形態のデジタルカメラから供給され
る画像データを前記容器から供給されるプリント媒体に
プリント可能なプリンタにおいて、前記容器から提示さ
れ、収納している前記プリント媒体の情報を前記デジタ
ルカメラに供給する手段を具えたことを特徴とする。
【0024】ここで、前記プリント媒体の情報には、プ
リント可能な領域情報を含むものとすることができる。
【0025】そして、前記容器に搭載され、前記収納し
ているプリント媒体の情報を保持する不揮発性の記憶手
段から当該情報を取得する手段を具えることができる。
【0026】または、装着されている前記容器の形状の
違いから前記プリント媒体の情報を取得する手段を具え
ることができる。
【0027】また、前記プリント媒体にインクを吐出す
ることによりプリントを行うインクジェットヘッドを用
いるものとすることができ、さらに前記インクジェット
ヘッドは、インクを吐出するために利用されるエネルギ
として、インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生
する素子を有するものとすることができる。
【0028】さらに、本発明は、上記のいずれかの形態
のプリンタに供給すべきプリント媒体を収納するための
プリンタ用消耗材収納容器であって、収納しているプリ
ント媒体の情報を提示する手段を具えたことを特徴とす
る。
【0029】ここで、前記プリント媒体の情報には、プ
リント可能な領域情報を含むものとすることができる。
【0030】また、本発明は、上記のいずれかの形態の
プリンタとデジタルカメラを一体に具えたことを特徴と
する。
【0031】さらに加えて、本発明は、上記のいずれか
の形態のデジタルカメラまたはプリンタ一体型デジタル
カメラに、上述の表示処理方法を実施させるための制御
プログラムに存する。
【0032】以上のような構成により、撮影される、ま
たは撮影された画像情報がプリントされるときに、どの
部分の画像情報がプリントできないかをユーザーが容易
に認識することができ、プリント時の不用意なトリミン
グにより重要な撮影情報が消失することを防ぐことが可
能となる。また、再生時にプリント情報を設定しなおす
ことにより、撮影画像情報の所望の部分または全体の画
像を印刷することも容易となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0034】本明細書において、「プリント」(「記
録」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する場合、またはプリント媒体の加工を行う
場合を言うものとする。
【0035】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラ
スチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
するが、以下では「用紙」または単に「紙」ともいうも
のとする。
【0036】また、本明細書において、「カメラ」とは
光学的に撮像し、光学像を電気信号に変換する機器やデ
バイスを示すものであり、以下の説明において「撮像
部」とも称する。
【0037】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきものであり、プリント媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成、プリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば、プリント媒
体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に
供される液体を言うものとする。
【0038】なお、本発明が有効に用いられるヘッドの
一形態は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用
して液体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態であ
る。
【0039】「基本構成」 まず、図1から図14に基づいて、本発明に係る装置の
基本構成について説明する。本例において説明する装置
は、光学的に撮像して電気信号に変換する撮像部(以
下、「カメラ部」とも称する)と、撮像して得られた電
気信号に基づいて画像の記録を行う画像記録部(以下、
「プリンタ部」とも称する)とを備えた情報処理機器と
して構成されている。以下、本例で説明する情報処理機
器を「プリンタ内蔵カメラ」と称して説明する。
【0040】装置本体A001においては、カメラ部A
100の背面側にプリンタ部(記録装置部)B100が
一体的に組み込まれている。プリンタ部B100は、メ
ディアパックC100から供給されるインクとプリント
媒体を用いて画像を記録する。本構成では、装置本体A
001から外装を外して背面側から見た図5から明らか
なように、装置本体A001の同図中の右手側にメディ
アパックC100が挿入され、装置本体A001の同図
中左手側にプリンタ部B100が配置される。プリンタ
部B100によって記録を行う場合には、カメラ部A1
00における後述の液晶表示部A105を上側、レンズ
A101を下側にするように、装置本体A001を置い
た姿勢とすることができる。この記録姿勢において、プ
リンタ部B100における後述の記録ヘッドB120
は、インクを下向きに吐出する姿勢となる。記録姿勢
は、カメラ部A100による撮影状態の姿勢と同様の姿
勢とすることも可能であり、上記の記録姿勢に限られる
ことはない。記録動作の安定性の面からは、上記のイン
クを下向きに吐出する記録姿勢が好ましい。
【0041】以下においては、本例の装置の機械的な基
本構成をA「カメラ部」、B「メディアパック」、C「プリ
ンタ部」とに分けて説明し、また、信号処理系の基本構
成はD「信号処理系」として説明する。
【0042】A「カメラ部」 カメラ部A100は、基本的には、一般的なデジタルカ
メラを構成するものであり、後述するプリンタ部B10
0と共に装置本体A001に一体的に組み合わせられる
ことによって、図1から図3のような外観のプリンタ内
蔵のデジタルカメラを構成する。図1から図3におい
て、A101はレンズ、A102はファインダー、A1
02aはファインダー窓、A103はストロボ、A10
4はレリーズボタン、A105は液晶表示部(外部表示
部)である。カメラ部A100は、後述するように、C
CDを用いて撮像したデータの処理、コンパクトフラッ
シュメモリカード(CFカード)A107への画像の記
憶、画像の表示、プリンタ部B100との間の各種デー
タの授受等をする。A109は、撮影された画像を後述
のプリント媒体C104に記録した場合に、画像が記録
されたプリント媒体C104が排出される排出部であ
る。図5に示されるA108は、カメラ部A100およ
びプリンタ部B100の電源としての電池である。
【0043】B「メディアパック」 メディアパックC100は、装置本体A001に対して
着脱可能であり、本例の場合は、装置本体A001の挿
入部A002(図3参照)から差し込まれることによっ
て、図1のように装置本体A001に装着される。挿入
部A002は、メディアパックC100が装着されてい
ないときは図3のように閉じられており、それが装着さ
れるときに開かれる。図5は、メディアパックC100
が装着された装置本体A001から、外装を外した状態
を示す。メディアパックC100のパック本体C101
には、図4のように、シャッターC102が矢印D方向
にスライド可能に備えられている。シャッターC102
は、メディアパックC100が装置本体A001に装着
されていないときには図4中の2点鎖線の位置にスライ
ドしており、メディアパックC100が装置本体A00
1に装着されたときには、図4中の実線の位置にスライ
ドする。
【0044】パック本体C101には、インクパックC
103とプリント媒体C104が収容されている。図4
において、インクパックC103は、プリント媒体C1
04の下方に収容される。本例の場合、インクパックC
103は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)のインクを個別に収容するように3つ備えられてお
り、またプリント媒体C104は20枚程度重ねて収容
されている。それらのインクとプリント媒体C104
は、画像の記録に最適な組合せのものが選択された上、
同じメディアパックC100内に収容されている。した
がって、インクとプリント媒体の組合せが異なる種々の
メディアパックC100(例えば、超高画質用、ノーマ
ル画質用、シール(分割シール)用等のメディアパッ
ク)を用意しておいて、記録すべき画像の種類、および
画像が形成されたプリント媒体の用途などに応じて、そ
れらのメディアパックC100を選択的に装置本体A0
01に装着することにより、最適な組合せのインクとプ
リント媒体を用いて、目的に応じた画像を確実に記録す
ることができる。また、メディアパックC100には後
述するEEPROM(識別IC)が備えられており、そ
のEEPROMには、メディアパックが収容しているイ
ンクとプリント媒体の種類や残量などの識別データが記
憶される。なお、後述する本発明を実施するための一形
態として、プリント可能な領域に関する情報を記憶して
いてもよい。
【0045】インクパックC103は、メディアパック
C100が装置本体A001に装着されたときに、Y,
M,Cのインクのそれぞれに対応する3つのジョイント
C105を通して、後述する装置本体A001側のイン
ク供給系に接続される。一方、プリント媒体C104
は、図示しない分離機構によって一枚ずつ分離されてか
ら、後述する給紙ローラC110(図9参照)によって
矢印C方向に送り出される。その給紙ローラC110の
駆動力は、装置本体A001側に備わる後述の搬送モー
タM002(図9参照)から、連結部C110aを介し
て供給される。
【0046】また、パック本体C101には、後述する
プリンタ部の記録ヘッドをワイピングするためのワイパ
ーC106と、そのプリンタ部から排出された廃インク
を吸収するためのインク吸収体C107と、が備えられ
ている。プリンタ部における記録ヘッドは、後述するよ
うに矢印Aの主走査方向に往復移動する。メディアパッ
クC100が装置本体A001から外されているとき
は、シャッターC102が図4中の2点鎖線の位置にス
ライドして、ジョイントC105、ワイパーC106、
およびインク吸収体C107などを保護する。
【0047】C「プリンタ部」 本例のプリンタ部B100は、インクジェット記録ヘッ
ドを用いるシリアルタイプである。このプリンタ部B1
00については、C−1「プリント動作部」、C−2「プ
リント媒体搬送系」、およびC−3「インク供給系」に分
けて説明する。
【0048】C−1「プリント動作部」 図6は、プリンタ部B100全体の斜視図、図7は、プ
リンタ部B100の一部を取り外した斜視図である。
【0049】プリンタ部B100の本体内部の定位置に
は、図5のように、装置本体A001に装着されたメデ
ィアパックC100の先端部分が位置する。メディアパ
ックC100から矢印C方向に送り出されたプリント媒
体C104は、後述するプリント媒体搬送系におけるL
FローラB101とLFピンチローラB102との間に
挟まれつつ、プラテンB103上にて矢印Bの副走査方
向に搬送される。B104は、ガイド軸B105とリー
ドスクリューB106に沿って矢印Aの主走査方向に往
復移動されるキャリッジである。
【0050】キャリッジB104には、図8のように、
ガイド軸B105用の軸受けB107と、リードスクリ
ューB106用の軸受けB108が設けられている。キ
ャリッジB104の定位置には、図7のように、軸受け
B108の内側に突出するスクリューピンB109がば
ねB110によって取り付けられている。そして、リー
ドスクリューB106の外周部に形成された螺旋溝に対
して、スクリューピンB109の先端がはまり合うこと
によって、リードスクリューB106の回転がキャリッ
ジB104の往復移動に変換される。
【0051】また、キャリッジB104には、Y,M,
Cのインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドB1
20と、その記録ヘッドB120に供給されるインクを
収容するサブタンク(図示せず)が搭載されている。記
録ヘッドB120には、矢印Aの主走査方向と交差する
方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って並ぶ複数
のインク吐出口B121(図8参照)が形成されてい
る。インク吐出口B121は、サブタンクから供給され
たインクを吐出可能なノズルを構成する。インクを吐出
させるためのエネルギーの発生手段としては、ノズル毎
に備えた電気熱変換体を用いることができる。その電気
熱変換体は、発熱駆動されることによってノズル内のイ
ンク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギーによって
インク吐出口B121からインク滴を吐出させる。
【0052】サブタンクは、メディアパックC100に
収容されているインクパックC103よりも小容量であ
り、少なくともプリント媒体C104の1枚分の画像記
録に必要な量のインクを収容する大きさとなっている。
サブタンクにおいて、Y,M,Cのインク毎のインク収
容部分には、それぞれインク供給部と負圧導入部が形成
されており、それらのインク供給部は対応する3つの中
空のニードルB122に個別に接続され、また、それら
の負圧導入部は共通の供給エアー口B123に接続され
ている。このようなサブタンクには、後述するように、
キャリッジB104が図6のようなホームポジションに
移動したときに、メディアパックC100のインクパッ
クC103からインクが補給される。
【0053】図8のキャリッジB104において、B1
24はニードルカバーであり、ニードルB122とジョ
イントC105とが連結していないときは、スプリング
の力によって同図のように、ニードルB122を保護す
る位置に移動しており、ニードルB122とジョイント
C105とが連結するときは、スプリングの力に抗して
同図中の上方に押されてニードルB122の保護を解
く。キャリッジB104の移動位置は、キャリッジB1
04側のエンコーダセンサB131と、プリンタ部B1
00の本体側のリニアスケールB132(図6参照)
と、によって検出される。また、キャリッジB104が
ホームポジションに移動したことは、キャリッジB10
4側のHP(ホームポジション)フラグB133と、プ
リンタ部B100の本体側のHPセンサB134(図7
参照)と、によって検出される。
【0054】図7において、ガイド軸B105の両端に
は、その中心軸から偏心した位置に支軸(図示せず)が
設けられている。ガイド軸B105は、その支軸を中心
として回動調整されることにより、キャリッジ104の
位置が調整されて、記録ヘッドB120と、プラテンB
103上のプリント媒体C104と、の間の距離(「紙
間距離」ともいう)が調整される。また、リードスクリ
ューB106は、スクリューギアB141、アイドラギ
アB142、およびモータギアB143を介して、キャ
リッジモータM001によって回転駆動される。また、
B150は、後述する制御系と記録ヘッドB120とを
電気的に接続するためのフレキシブルケーブルである。
【0055】記録ヘッドB120は、キャリッジB10
4と共に矢印Aの主走査方向に移動しつつ、画像信号に
応じてインク吐出口B121からインクを吐出すること
によって、プラテンB103上のプリント媒体に1行分
の画像を記録する。このような記録ヘッドB120によ
る1行分の記録動作と、後述するプリント媒体搬送系に
よる矢印Bの副走査方向におけるプリント媒体の所定量
の搬送動作と、を繰り返すことによって、プリント媒体
上に順次画像を記録する。
【0056】C−2「プリント媒体搬送系」 図9は、プリンタ部B100におけるプリント媒体搬送
系の構成部分の斜視図である。図9において、B201
は対の排紙ローラであり、同図中上側の一方の排紙ロー
ラB201は、排紙ローラギアB202と中継ギアB2
03を介して、搬送モータM002により駆動される。
同様に、前述したLFローラB101は、LFローラギ
アB204と中継ギアB203を介して、搬送モータM
002により駆動される。排紙ローラB201とLFロ
ーラB101は、搬送モータM002の正転時の駆動力
によって、プリント媒体C104を矢印Bの副走査方向
に搬送する。
【0057】一方、搬送モータM002が逆転したとき
は、切り替えスライダB211および切り替えカムB2
12を介して、圧板ヘッドB213と図示しないロック
機構が駆動されると共に、メディアパックC100側の
給紙ローラC110に駆動力が伝達される。すなわち、
圧板ヘッドB213は、搬送モータM002の逆転時の
駆動力によって、メディアパックC100のシャッター
C102の窓部C102A(図4参照)を通って、メデ
ィアパックC100内に集積されているプリント媒体C
104を図4中の下方に押圧する。これにより、図4中
の最下位置のプリント媒体C104がメディアパックC
100内の給紙ローラC110上に押し付けられる。ま
た、図示しないロック機構は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力によって、装置本体A001に対してメデ
ィアパックC100をロックしてメディアパックC10
0の取り外しを禁止する。また、メディアパックC10
0側の給紙ローラC110は、搬送モータM002の逆
転時の駆動力が伝達されることによって、図4中最下位
置の1枚のプリント媒体C104を矢印C方向に搬出す
る。
【0058】このように、搬送モータM002が逆転す
ることによって、メディアパックC100からプリント
媒体C104が1枚だけ矢印C方向に取り出され、その
後、搬送モータM002が正転することによって、その
プリント媒体C104が矢印B方向に搬送される。
【0059】C−3「インク供給系」 図10は、プリンタ部B100におけるインク供給系の
構成部分の斜視図、図11は、そのインク供給系の構成
部分にメディアパックC100が装着されたときの平面
図である。
【0060】プリンタ部B100に装着されたメディア
パックC100のジョイントC105は、ホームポジシ
ョンに移動したキャリッジB104側のニードルB12
2(図8参照)の下に位置する。プリンタ部B100の
本体には、ジョイントC105の下方に位置するジョイ
ントフォークB301(図10参照)が備えられてお
り、そのジョイントフォークB301がジョイントC1
05を上動させることにより、ジョイントC105がニ
ードルB122に接続される。これにより、メディアパ
ックC100側のインクパックC103と、キャリッジ
B104側のサブタンクのインク供給部と、の間のイン
ク供給路が形成される。また、プリンタ部B100の本
体には、ホームポジションに移動したキャリッジB10
4の供給エアー口B123(図8参照)の下に位置する
供給ジョイントB302が備えられている。この供給ジ
ョイントB302は、供給チューブB303を介して、
負圧発生源としてのポンプのポンプシリンダB304に
接続されている。供給ジョイントB302は、ジョイン
トリフタB305によって上動されることにより、キャ
リッジB104側の供給エアー口B123に接続され
る。これにより、キャリッジB104側のサブタンクの
負圧導入部と、ポンプシリンダB304と、の間の負圧
導入路が形成される。ジョイントリフタB305は、ジ
ョイントモータM003の駆動力によって、供給ジョイ
ントB302と共にジョイントフォークB301を上下
動させる。
【0061】サブタンクの負圧導入部には、空気の通過
を許容し、かつインクの通過を阻止する気液分離部材
(図示せず)が備えられている。気液分離部材は、負圧
導入路を通して吸引されるサブタンク内の空気の通過を
許容し、これによりメディアパックC100からサブタ
ンクにインクが補給される。そして、サブタンク内のイ
ンクが気液分離部材に達するまで、インクが充分に補給
されたときに、その気液分離部材がインクの通過を阻止
することにより、インクの補給が自動的に停止する。気
液分離部材は、サブタンクのインク毎のインク収容部分
におけるインク供給部に備えられており、それらのイン
ク収容部分毎に、インクの補給を自動的に停止させる。
【0062】また、プリンタ部B100の本体には、ホ
ームポジションに移動したキャリッジB104側の記録
ヘッドB120(図8参照)に対して、キャッピングが
可能な吸引キャップB310が備えられている。吸引キ
ャップB310は、その内部に、吸引チューブB311
を通してポンプシリンダB304から負圧が導入される
ことによって、記録ヘッドB120のインク吐出口B1
21からインクを吸引排出(吸引回復処理)させること
ができる。また、記録ヘッドB120は、必要に応じ
て、画像の記録に寄与しないインクを吸引キャップB3
10内に吐出させる(予備吐出処理)。吸引キャップB
310内のインクは、ポンプシリンダB304から、廃
液チューブB312と廃液ジョイントB313を通し
て、メディアパックC110内のインク吸収体C107
に排出される。
【0063】ポンプシリンダB304は、それを往復駆
動するためのポンプモータM004などと共にポンプユ
ニットB315を構成する。ポンプモータM004は、
ワイパーリフタB316(図10参照)を上下動させる
ための駆動源としても機能する。ワイパーリフタB31
6は、プリンタ部B100に装着されたメディアパック
C100のワイパーC106を上動させることによっ
て、そのワイパーC106を記録ヘッドB120のワイ
ピングが可能な位置に移動させる。
【0064】図10および図11において、B321
は、ポンプシリンダB304によって構成されるポンプ
の動作位置がホームポジションにあることを検出するポ
ンプHPセンサである。また、B322は、前述したイ
ンク供給路および負圧導入路が形成されたことを検出す
るジョイントHPセンサである。また、B323は、プ
リンタ部B100の本体を構成するシャーシである。
【0065】D「信号処理系」 図12は、カメラ部A100とプリンタ部B100の概
略のブロック構成図である。
【0066】カメラ部A100において、101は撮像
素子としてのCCD、102は音声入力のためのマイ
ク、103はハードウェア処理を行なうASIC、10
4は画像データ等を一時的に記憶する第1メモリ、10
5は撮像画像を記憶するCFカード(「CFカードA1
07」に相当)、106は撮影画像または再生画像を表
示するLCD(「液晶表示部A105」に相当)、120
はカメラ部A100の制御をする第1CPU、である。
【0067】プリンタ部B100において、210は、
カメラ部A100とプリンタ部B100との間のインタ
ーフェース、201は画像処理部(画像を2値化する2
値化処理部を含む)、202は画像処理を行なう上で使
用する第2メモリ、203はバンドメモリ制御部、20
4はバンドメモリ、205はマスクメモリ、206はヘ
ッド制御部、207は記録ヘッド(「記録ヘッドB12
0」に相当)、208はエンコーダ(「エンコーダセンサ
B131」に相当)、209はエンコーダカウンタ、2
20はプリンタ部B100を制御する第2CPU、22
1はモータドライバ、222はモータ(「モータM00
1,M002,M003,M004」に相当)、223
はセンサ(「HPセンサB134,B321,B322」
を含む)、224はメディアパックC100に内蔵され
ているEEPROM、230は音声エンコーダ部、25
0は装置全体に電源を供給する電源部(「電池A108」
に相当)、である。
【0068】図13は、カメラ部A100における信号
処理の説明図である。撮影モードの時は、レンズ107
を通してCCD101により撮像された画像は、ASI
C103により信号処理(CCD信号処理)され、YU
V輝度2色差信号に変換される。更に、所定の解像度に
リサイズされ、JPEG圧縮されてCFカード105に
記録される。また、音声に関しては、マイク102より
入力され、ASIC103を介してCFカード105に
記憶される。音声の記録に関しては、撮影時と同時、ま
たは、撮影後のアフレコとして記憶させることができ
る。再生モードの時には、CFカード105よりJPE
G画像が読み出され、ASIC103によりJPEG伸
張され、更に表示用の解像度にリサイズされてLCD1
06に表示される。
【0069】図14は、プリンタ部B100における信
号処理の説明図である。
【0070】カメラ部A100側で再生された画像、即
ちCFカード105より読み出された画像は、図13の
ように、ASIC103によってJPEG伸張され、プ
リントする解像度に適する解像度にリサイズされる。そ
して、リサイズされた画像データ(YUV)はインター
フェース部210を介してプリンタ部B100へ送られ
る。プリンタ部B100は、図14のように、カメラ部
A100より送られた画像データを画像処理部201に
より画像処理し、画像データのRGB信号への変換、カ
メラの特性に応じた入力γ補正、ルックアップテーブル
(LUT)を用いての色補正および色変換、プリントす
るための2値化信号への変換をする。2値化処理の際に
は、誤差拡散(ED)処理を行うために、誤差メモリと
して第2メモリ202を用いる。本例の場合、画像処理
部201における2値化処理部は誤差拡散処理を行なっ
ているが、ディザパターンを使った2値化処理等、他の
処理を行うことも可能である。2値化されたプリントデ
ータはバンドメモリ制御部203によって、一旦バンド
メモリ204に記憶される。プリンタ部B100のエン
コーダカウンタ209には、記録ヘッド207およびエ
ンコーダ208を搭載したキャリッジB104が一定距
離移動する毎に、エンコーダ208からのエンコーダパ
ルスが入る。そして、このエンコーダパルスに同期し
て、バンドメモリ204とマスクメモリ205からプリ
ントデータが読み出され、そのプリントデータに基づ
き、ヘッド制御部206が記録ヘッド207を制御して
記録を行う。
【0071】図14中のバンドメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0072】記録ヘッド207における複数のノズル
は、例えば、1200dpiの密度をなすように列状に
形成されている。このような記録ヘッド207を用いて
画像を記録すべく、キャリッジを1回走査させるときに
は、副走査方向(以下、「縦(Y方向)」ともいう)にお
いてはノズル数分、主走査方向(以下、「横(X方向)
ともいう」)においては記録領域分の記録データ(1走
査分の記録データ)を、予め作成しておく必要がある。
記録データは、画像処理部201にて作成されてから、
バンドメモリ制御部203によってバンドメモリ204
に一旦蓄えられる。バンドメモリ204に1走査分の記
録データが蓄えられた後、キャリッジが主走査方向に走
査される。その際、エンコーダ208より入力されたエ
ンコーダパルスがエンコーダカウンタ209によってカ
ウントされ、このエンコーダパルスにしたがってバンド
メモリ204から記録データが読み出され、その画像デ
ータに基づいて記録ヘッド207からインク滴が吐出さ
れる。記録ヘッド207の往走査時および復走査時に画
像を記録(往路記録および復路記録)する双方向記録方
式を採用した場合には、記録ヘッド207の走査方向に
応じて、バンドメモリ204から画像データが読み出さ
れる。例えば、往路記録時は、バンドメモリ204から
読み出される画像データのアドレスが順次インクリメン
トされ、復路記録時は、バンドメモリ204から読み出
される画像データのアドレスが順次デクリメントされ
る。
【0073】実際には、画像処理部201により作成さ
れた画像データ(C,M,Y)がバンドメモリ204に
書き込まれて、1バンド分の画像データが準備されたと
き、記録ヘッド207の走査が可能となる。そして、記
録ヘッド207を走査し、バンドメモリ204より画像
データを読み出して、その画像データに基づいて記録ヘ
ッド207が画像を記録する。記録動作の間に、次に記
録すべき画像データが画像処理部201にて作成され、
その画像データは、その記録位置に対応するバンドメモ
リ204の領域に書き込まれる。
【0074】このように、バンドメモリ制御は、画像処
理部201により作成された記録データ(C,M,Y)
をバンドメモリ204に書込む作業と、キャリッジの走
査動作に合わせて、記録データ(C,M,Y)をヘッド
制御部206に送るために読み出す作業と、を切替えな
がら行なう。
【0075】図14中のマスクメモリ制御について説明
すると次のとおりである。
【0076】このマスクメモリ制御は、マルチパス記録
方式を採用した場合に必要となる。マルチパス記録方式
の場合、記録ヘッド207のノズル列の長さに相当する
幅をもつ1行分の記録画像は、記録ヘッド207の複数
回の走査に分けて記録される。すなわち、副走査方向に
間欠的に搬送されるプリント媒体の搬送量がノズル列の
長さの1/Nとされ、例えば、N=2のときは、1行分
の記録画像が2回の走査に分けて記録(2パス記録)さ
れ、N=4のときは、1行分の記録画像が4回の走査に
分けて記録(4パス記録)される。同様に、N=8のと
きは8パス記録、N=16のときは16パス記録とな
る。したがって、1行分の記録画像が記録ヘッド207
の複数回の走査によって完成されることになる。
【0077】実際には、マスクメモリ205に、画像デ
ータを記録ヘッド207の複数回の走査に割り当てるた
めのマスクデータが格納されており、そのマスクデータ
と画像データとの論理積(AND)データに基づき、記
録ヘッド207がインクを吐出して画像を記録する。
【0078】また、図14において、CFカード105
に記憶された音声データは、ASIC102により、画
像データと同じように、インターフェース210を介し
てプリンタ部B100へ送られる。プリンタ部B100
に送られた音声データは、音声エンコーダ230におい
てコード化(エンコード)されて、プリントする画像の
中にコードデータとして記録される。プリント画像に音
声データを入れる必要の無い時、または、音声データの
無い画像をプリントする際には、当然に、コード化され
た音声データはプリントされず、画像のみがプリントさ
れる。
【0079】本実施例においては、カメラ部A100と
プリンタ部B100が一体となったプリンタ内蔵カメラ
として説明を行なってきた。しかし、カメラ部A100
とプリンタ部B100を分離した別々の装置とし、それ
らをインターフェース210により接続した構成におい
ても同様に構成して、同様の機能を実現することが可能
である。
【0080】「特徴的な構成」以下、本発明の特徴的な
構成の実施形態について説明する。
【0081】図15は、上述した基本構成に対し、特に
本発明の特徴的な構成を実現するための制御系の一例を
示すものである。
【0082】同図において、1101はプリンタ部B1
00でプリントされる情報の表示処理手順(後述)に対
応した、CPU120が実行するプログラムおよびその
他の固定データを格納するROMである。1102は情
報表示処理プログラムを実行する際の作業領域および撮
像素子であるCCD101等を含む撮像部1103から
読み込まれた撮影画像情報を一時格納する領域、および
カードドライブ1110に挿入された記憶媒体であるC
FカードA107から読み込まれた画像情報を一時格納
する領域として使用されるRAMであり、前述のメモリ
104に相当する。1104は撮像部103で取込まれ
撮影されるべき画像情報を表示するビューファインダで
ある。
【0083】LCD106は、前述のように、撮像部1
103から取り込まれ撮影されるべき画像情報を表示す
る、またはCFカードA107に格納され、カードドラ
イブ1110を介して取り込まれた画像情報を再生表示
する。107はレリーズボタンA104を含むキー群を
備えたユーザー操作可能な操作部である。
【0084】プリンタ部B100は、前述のように、撮
影画像等をプリントするためのものであり、プリント用
消耗材格納容器であるメディアパックC100を装着す
ることにより用紙の供給を受け、プリント動作を行うこ
とができる。また、メディアパックC100に設けられ
ているEEPROM224に記載されている情報の読み
込みも行う。また、メディアパックC100は、前述の
ように、プリンタ部B100に供給するインクを含むも
のでもよい。さらに、EEPROM224には、メディ
アパックC100に収納されている用紙のサイズおよび
種類のほか、用紙枚数などの情報が格納される。
【0085】カードドライブ1110は、撮像部110
3で取り込まれ撮影された画像情報をCFカードA10
7に格納する、または、CFカードA107に格納され
ている画像情報を読み込むためのものである。1111
はパーソナルコンピュータ等外部の装置とUSB通信な
どにより画像情報の送受信を行うためのインターフェー
ス部(I/F)である。
【0086】以上の制御系各部に対しては、電源部25
0から動作電源が供給される。1105はCPU12
0、ROM1101、RAM1102、撮像部110
3、ビューファインダ1104、LCD106、操作部
1107、プリンタ部B100、電源部250、カード
ドライブ1110、およびインターフェース1111を
接続するCPUバスであり、アドレス信号を転送するア
ドレスバス、制御信号を転送するコントロールバスおよ
び各種データを転送するデータバスの総称である。
【0087】図16および図17は、前述の基本構成で
説明したプリンタ内蔵カメラを模式化して示す図であ
り、図16はプリンタ内蔵カメラをほぼ正面右上方向か
ら示す斜視図、図17はほぼ背面左下方向から示す斜視
図である。プリンタ内蔵カメラの正面側には、レンズA
101、AF補助光投光部1203およびストロボA1
03が配設され、図15における撮像部1103を構成
する。また、正面側に配設されたファインダー窓A10
2aおよび背面側に配設されたファインダー接眼部A1
02により図15におけるビューファインダ1104が
構成される。
【0088】さらに、上面側に配設されたレリーズボタ
ンA104や、背面側に配設されて、液晶表示器A10
5に表示されるメニュー画面を操作するのに使用される
キー1231および1233により、図15における操
作部1107が構成される。なお、液晶表示器A105
は図15のLCD106に相当する。
【0089】プリンタ内蔵カメラの一側面には、カード
ドライブ1110にコンパクトフラッシュカード(CF
カード)A107を挿入する挿入口を覆うCFカードス
ロットカバー1240と、プリンタ部B100にメディ
アパックC100を装着するための挿入部A002を覆
うメディアパックカバー1241とが設けられている。
また、これと対向する他側面には、プリンタ部B100
によってプリントされた用紙C104を排出するための
排出部A109が設けられている。
【0090】なお、プリンタ内蔵カメラの底面におい
て、1221は電源部250となるバッテリを挿入する
ための挿入口を覆うバッテリカバー、1220は三脚を
取り付けるためのねじ穴である。
【0091】図18はプリント可能領域を表示する表示
例を示す。図において1300は図15のLCD106
ないし図17の液晶表示器A105の表示画面全体であ
る。1301はプリント可能領域と非プリント可能領域
との境界を示し、この境界内部の部分1302が表示画
面1300上に表示される印刷可能領域であり、画像が
精細に表示される。その外部の部分1303は、撮影画
像部分ではあるが非プリント領域であり、ユーザーが視
認可能ではあるが、フィルター処理等でマスクされるこ
とにより部分1302ほど精細には表示されない。
【0092】図19はプリント可能領域と非プリント可
能領域とを明示するための表示処理手順の一例を示す。
本手順は、撮影時において撮像部1103を介して取得
されRAM1102に格納されている画像情報をLCD
106に表示する場合、または、再生時おいてCFカー
ドA107等の不揮発性記憶媒体に記憶されている画像
情報をカードドライブ1110を介してRAM102に
展開しこれをLCD106に表示する場合において、例
えばユーザーがプリント可能領域の明示を操作部110
7を介して指示したときに起動されるものとすることが
できる。
【0093】本手順が起動されると、まずステップS1
0において、プリンタ部B100にメディアパックC1
00が挿入されているか、さらにメディアパックC10
0が挿入されている場合は用紙があるかというプリント
用紙有無の判定を行う。これらにおいて否定判定された
場合はステップS30のプリント情報取得に進む。
【0094】肯定判定された場合には、ステップS20
において、メディアパックC100に装着されている用
紙のサイズおよび特性などの用紙情報をメディアパック
C100内の不揮発性メモリEEPROM224から読
み込む。
【0095】ステップS30においては、LCD106
に表示される操作メニューに従い、操作部1107によ
り入力決定されたユーザー指定のプリント情報を取得す
る。プリント情報には、プリント範囲を決定するための
情報として、プリント用紙C104の周縁部に余白を設
けないフルブリードでプリントを行うとか、あるいは余
白付でプリントを行うとか、テンプレート内に決められ
た位置に決められた大きさでプリントを行うなどの情報
が含まれているものとすることができる。
【0096】ステップS40においては、ステップS2
0で取得されたプリント用紙情報とステップS30で取
得されたユーザー指定のプリント情報とから、LCD1
06に表示される画像情報に対してプリント可能領域を
決定する。
【0097】ステップS50においては、ステップS4
0においてプリント可能領域と判定された領域の画像情
報に対して通常の表示を行う。図18の領域1302が
これに該当する。ステップS60においては、ステップ
S40において非プリント領域と判定された領域の画像
情報に対してフィルター付で、たとえばモノクロームフ
ィルターを使用して表示する。図18の領域1303が
これに該当する。ステップS70においてはプリント可
能領域と非プリント領域との境界を明確にするために境
界線1301を表示する。
【0098】以上の実施形態によれば、プリンタ内蔵カ
メラにおいて、撮影画像など元の画像情報とその内のプ
リントされる領域とをユーザーが容易に認識することが
可能となり、撮影のやり直しなどの無駄な操作を行う必
要がなくなる。
【0099】なお、上述の実施形態では、LCD106
(液晶表示器A105)にプリント可能領域を明示する
ための表示を行うものとしたが、これに代えて、あるい
はこれとともに、ビューファインダ1104にそのよう
な表示を行うようにしてもよい。
【0100】また、上述のステップS50からステップ
S70の処理においてプリント可能領域、非プリント可
能領域およびそれらの境界の表示を行うようにしたが、
元の画像情報に対してプリント可能領域とを明示するた
めの構成はこのような実施形態に限られない。例えば、
境界線のみが表示されるようにしてもよいし、元の画像
情報に対して非プリント可能領域をトリミングして表示
してもよい。その際、トリミングされた背景(非プリン
ト可能領域)を黒色表示してもよい。
【0101】また、上述の処理手順に対し、明示された
プリント可能領域を参照しつつユーザーがプリントを所
望する範囲を指定する処理や、これに応じてプリント可
能領域の表示位置を画面1300内で移動する処理、さ
らには最終的なプリント範囲の設定を行う処理等を付加
することもできる。そして、そのようなプリント範囲の
設定後にユーザーがプリントの開始を指示し、これに応
じてプリントを行うことができる。また、メディアパッ
クC100が挿入されていなかった場合や用紙無しの場
合には、新たなメディアパックの挿入を促す表示を行
い、当該挿入が行われた場合には、その用紙情報と上記
設定されたプリント範囲との適否を判定し、所要の処理
を行うようにすることができる。
【0102】さらに、ステップS20における用紙情報
の取得を行うために、上例ではEEPROMを用いた。
これは、プリンタ部B100側より所要の情報を受け取
り、保持情報を適宜書き換える場合、例えば記録の進捗
に応じて収納されているプリント媒体C104の数を減
じて記録していくような場合に有効である。しかしメデ
ィアパックC100側が単に自らに係る情報を提示すれ
ば足りるのであれば、必ずしも保持内容を書換え可能な
EEPROM等の記憶手段を用いなくてもよい。例え
ば、メディアパックC100の一部の形状を、容器に収
容する用紙の種類に応じて変えるとともに、プリンタ部
B100側には、この形状に応じて、用紙の種類を認識
するための手段を設けてもよい。さらには、メディアパ
ックの種類に応じてユーザーがプリント情報の設定行う
ものでもよい。
【0103】また、上記のEEPROM等の記憶手段が
保持する情報として、プリント可能な領域に関する情報
を記憶していてもよい。これによれば、同一サイズの用
紙でも、プリント可能領域を容器ごとに変更することも
可能となるし、新しく製品化されて、デジタルカメラ側
には認識されてないメディアパックであっても、正しく
プリント可能領域を認識することができる。
【0104】加えて、上例ではプリンタ内蔵カメラない
しはカメラ一体型プリンタに本発明を適用した場合につ
いて説明したが、プリンタと接続して、またはプリント
情報を保持するパーソナルコンピュータ等のホスト装置
と接続してプリント情報を取得できるデジタルカメラに
対しても本発明を適用できる。
【0105】また、上述の処理手順を実行するプログラ
ムをプリンタ内蔵カメラ、デジタルカメラまたはパーソ
ナルコンピュータ等のホスト装置に供給することによ
り、撮影画像情報とプリント画像情報とをユーザーが容
易に認識することができるようになる。
【0106】すなわち、上述の本実施形態の処理を行う
プログラムについては、必ずしも予め組み込まれるもの
でなくてもよく、直接的に、あるいは画像データをプリ
ント装置に供給するホストコンピュータ等の側から間接
的に供給されるものでもよい。例えば、上述実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ホ
ストコンピュータに供給し、そのコンピュータからの設
定によって上述実施形態の機能を実現するようにしたも
のも本発明の範囲に含まれる。
【0107】この場合、プログラムコード自体が本発明
の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコ
ード自体、および通信や記憶媒体などによりプログラム
コードをコンピュータに供給する手段も、本発明の範囲
に含まれる。
【0108】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク
やCD−ROMのほか、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメ
モリカード、ROMなどを用いることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ一体型プリンタにおいて、あるいは、プリンタと
接続して、またはプリント情報を保持するパーソナルコ
ンピュータ等と接続してプリント情報を取得できるデジ
タルカメラにおいて、元の画像情報とその内のプリント
される領域とをユーザーが容易に認識することが可能と
なる。
【0110】特に撮影時に、プリント可能領域が表示さ
れることによって、プリント後の仕上がりを認識しやす
く、プリントに必要な部分を確実にプリント可能領域に
入るように撮影を行うことが可能となる。
【0111】また、カメラとプリンタを一緒に持ち歩い
て、撮影したその場でプリントする場合や、パーソナル
コンピュータ等の画像編集装置が身近に無いような状況
においては、デジタルカメラでの撮影時や再生時にその
場でプリント可能領域を認識できることは大変有用であ
る。
【0112】また、プリント領域が好みに合わなくて
も、所望のメディアパックを変更するだけで、好みのプ
リント可能領域でプリントすることができ、操作も簡単
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリンタ内蔵カメラの正面
図である。
【図2】図1のカメラの斜め前方からの斜視図である。
【図3】図1のカメラの斜め後方からの斜視図である。
【図4】図1のカメラに装着可能なメディアパックの斜
視図である。
【図5】図1のカメラの内部における主要構成部の配置
関係を示す斜視図である。
【図6】図5におけるプリンタ部の斜視図である。
【図7】図6のプリンタ部の一部を取り外した斜視図で
ある。
【図8】図6のプリンタ部におけるキャリッジの斜視図
である。
【図9】図6のプリンタ部におけるプリント媒体搬送系
の構成部分の斜視図である。
【図10】図6のプリンタ部におけるインク供給系の構
成部分の斜視図である。
【図11】図10のインク供給系の構成部分にメディア
パックが装着されたときの平面図である。
【図12】図1のカメラにおけるカメラ部とプリンタ部
の概略ブロック構成図である。
【図13】図12のカメラ部における信号処理の説明図
である。
【図14】図12のプリンタ部における信号処理の説明
図である。
【図15】図12に示したプリンタ内蔵カメラの基本構
成に対し、特に本発明の特徴的な構成を実現するための
制御系の一例を示すブロック図である。
【図16】基本構成で説明したプリンタ内蔵カメラを模
式化して示す図であり、プリンタ内蔵カメラをほぼ正面
右上方向から示す斜視図である。
【図17】基本構成で説明したプリンタ内蔵カメラを模
式化して示す図であり、プリンタ内蔵カメラをほぼ背面
左下方向から示す斜視図である。
【図18】プリント可能領域を表示器上に明示するため
の表示例を示す説明図である。
【図19】プリント可能領域と非プリント可能領域とを
明示するための表示処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
A001 装置本体 A002 挿入部 A100 カメラ部 A101 レンズ A102 ファインダー A102a ファインダー窓 A103 ストロボ A104 レリーズボタン A105 液晶表示部(外部表示部) A107 コンパクトフラッシュメモリカード(CFカ
ード) A108 電池 A109 排出部 B100 プリンタ部(記録装置部) B101 LFローラ B102 LFピンチローラ B103 プラテン B104 キャリッジ B105 ガイド軸 B106 リードスクリュー B107 軸受け B108 軸受け B109 スクリューピン B110 ばね B120 記録ヘッド B121 インク吐出口 B122 ニードル B123 供給エアー口 B124 ニードルカバー B131 エンコーダセンサ B132 リニアスケール B133 HPフラグ B134 HPセンサ B141 スクリューギア B142 アイドラギア B143 モータギア B150 フレキシブルケーブル B201 排紙ローラ B202 排紙ローラギア B203 中継ギア B204 LFローラギア B211 切り替えスライダ B212 切り替えカム B213 圧板ヘッド B301 ジョイントフォーク B302 供給ジョイント B303 供給チューブ B304 ポンプシリンダ B305 ジョイントリフタ B310 吸引キャップ B311 吸引チューブ B312 廃液チューブ B313 廃液ジョイント B315 ポンプユニット B316 ワイパーリフタ B321 ポンプHPセンサ B322 ジョイントHPセンサ B323 シャーシ C100 メディアパック C101 パック本体 C102 シャッター C102A 窓部 C103 インクパック C104 プリント媒体 C105 ジョイント C106 ワイパー C107 インク吸収体 C110 給紙ローラ C110a 連結部 M001 キャリッジモータ M002 搬送モータ M003 ジョイントモータ M004 ポンプモータ 101 CCD 102 マイク 103 ASIC 104 第1メモリ 105 CFカード(「CFカードA107」に相当) 106 LCD(「液晶表示部A105」に相当) 107 レンズ 120 第1CPU 201 画像処理部 202 第2メモリ 203 バンドメモリ制御部 204 バンドメモリ 205 マスクメモリ 206 ヘッド制御部 207 記録ヘッド(「記録ヘッドB120」に相当) 208 エンコーダ(「エンコーダセンサB131」に相
当) 209 エンコーダカウンタ 210 インターフェース 220 第2CPU 221 モータドライバ 222 モータ(「モータM001,M002,M00
3,M004」に相当) 223 センサ(「HPセンサB134,B321,B
322」を含む) 224 EEPROM 230 音声エンコーダ部 250 電源部(「電池A108」に相当) 1101 ROM 1102 RAM 1103 カメラ部 1104 ビューファインダ 1105 バス 1107 操作部 1110 カードドライブ 1111 インターフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 101:00 5C053 5/765 5/91 H 5/92 L // H04N 101:00 5/92 H Fターム(参考) 2C087 AA09 AB01 AB05 AC05 AC07 BD06 CB20 2C187 AC05 AC08 AE01 CD17 5B021 AA30 KK00 KK02 5C022 AA13 AB68 AC02 AC03 AC13 AC32 AC42 AC52 AC54 AC72 AC77 AC78 5C052 AA11 AA17 AB02 CC11 DD02 DD04 EE02 EE03 EE08 FA02 FA03 FA04 FB01 FD03 FD10 FD13 FE04 FE06 FE07 FE08 5C053 FA04 FA08 FA27 GA11 GB36 HA33 JA01 KA04 KA24 LA01 LA03 LA06

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の表示手段を具えたデジタルカメラ
    において、 画像をプリントするためのプリント媒体の情報を取得す
    る情報取得手段と、 当該取得した情報から前記プリント媒体上のプリント可
    能領域を判定する領域判定手段と、 当該判定されたプリント可能領域を前記表示手段上に表
    示させる表示処理手段と、ことを特徴とするデジタルカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 前記表示手段はファインダおよびモニタ
    画面を有し、前記表示処理手段は前記ファインダおよび
    モニタ画面の少なくとも一方に前記表示を行わせること
    を特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記情報取得手段によって取得した前記
    プリント媒体の情報に対して指定されるプリント情報を
    設定するプリント情報設定手段をさらに具え、前記領域
    判定手段は前記プリント情報設定手段の設定を含めて前
    記プリント可能領域の判定を行うことを特徴とする請求
    項1または2に記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記プリント情報設定手段にて設定され
    るプリント情報には、前記情報取得手段によって取得し
    た情報に係るプリント媒体にプリントされる画像の位置
    および大きさの情報が含まれることを特徴とする請求項
    3に記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、撮影機能において撮影
    すべき画像情報の確認に供され、前記撮影すべき画像情
    報とともに前記プリント可能領域を表示されることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のデジタル
    カメラ。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、再生機能において再生
    すべき画像情報の確認に供され、前記再生すべき画像情
    報とともに前記プリント可能領域を表示されることを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のデジタル
    カメラ。
  7. 【請求項7】 前記表示処理手段は、前記画像情報上の
    プリント領域と非プリント領域とを明示して表示させる
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のデジタルカ
    メラ。
  8. 【請求項8】 前記非プリント領域はマスク表示される
    ことを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記非プリント領域は視認識別可能にマ
    スク表示されることを特徴とする請求項8に記載のデジ
    タルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記プリント媒体の情報には、プリン
    ト可能な領域情報を含むことを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 プリント媒体を供給するためのプリン
    タ用消耗材収納容器が着脱可能で、請求項1ないし10
    のいずれかに記載のデジタルカメラから供給される画像
    データを前記プリンタ用消耗材収納容器から供給される
    プリント媒体にプリント可能なプリンタにおいて、 前記容器から提示され、収納している前記プリント媒体
    の情報を前記デジタルカメラに供給する手段を具えたこ
    とを特徴とするプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記プリント媒体の情報には、プリン
    ト可能な領域情報を含むことを特徴とする請求項11に
    記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記容器に搭載され、前記収納してい
    るプリント媒体の情報を保持する不揮発性の記憶手段か
    ら当該情報を取得する手段を具えたことを特徴とする請
    求項11または12に記載のプリンタ。
  14. 【請求項14】 装着されている前記容器の形状の違い
    から前記プリント媒体の情報を取得する手段を具えたこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載のプリン
    タ。
  15. 【請求項15】 前記プリント媒体にインクを吐出する
    ことによりプリントを行うインクジェットヘッドを用い
    ることを特徴とする請求項11ないし14のいずれかに
    記載のプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記インクジェットヘッドは、インク
    を吐出するために利用されるエネルギとして、インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
    ことを特徴とする請求項15に記載のプリンタ。
  17. 【請求項17】 請求項11ないし16のいずれかに記
    載のプリンタに供給すべきプリント媒体を収納するため
    のプリンタ用消耗材収納容器であって、収納しているプ
    リント媒体の情報を提示する手段を具えたことを特徴と
    するプリンタ用消耗材収納容器。
  18. 【請求項18】 前記プリント媒体の情報には、プリン
    ト可能な領域情報を含むことを特徴とする請求項17に
    記載のプリンタ用消耗材収納容器。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし16のいずれかに記
    載のプリンタを一体に具えたことを特徴とする請求項1
    ないし10のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  20. 【請求項20】 画像の表示手段を具えたデジタルカメ
    ラの表示処理方法において、 画像をプリントするためのプリント媒体の情報を取得す
    る情報取得手段と、 当該取得した情報から前記プリント媒体上のプリント可
    能領域を判定する領域判定工程と、 当該判定されたプリント可能領域を前記表示手段上に表
    示させる表示処理工程と、ことを特徴とするデジタルカ
    メラの表示処理方法。
  21. 【請求項21】 前記表示手段はファインダおよびモニ
    タ画面を有し、前記表示処理工程は前記ファインダおよ
    びモニタ画面の少なくとも一方に前記表示を行わせるこ
    とを特徴とする請求項20に記載のデジタルカメラの表
    示処理方法。
  22. 【請求項22】 前記情報取得工程によって取得した前
    記プリント媒体情報に対して指定されるプリント情報を
    設定するプリント情報設定工程をさらに具え、前記領域
    判定工程は前記プリント情報設定工程の設定を含めて前
    記プリント可能領域の判定を行うことを特徴とする請求
    項20または21に記載のデジタルカメラの表示処理方
    法。
  23. 【請求項23】 前記プリント情報設定工程にて設定さ
    れるプリント情報には、前記情報取得工程によって取得
    した情報に係るプリント媒体にプリントされる画像の位
    置および大きさの情報が含まれることを特徴とする請求
    項22に記載のデジタルカメラの表示処理方法。
  24. 【請求項24】 前記表示手段は、撮影機能において撮
    影される画像情報の確認に供され、前記撮影される画像
    情報とともに前記プリント可能領域を表示されることを
    特徴とする請求項21ないし23のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラの表示処理方法。
  25. 【請求項25】 前記表示手段は、再生機能において再
    生される画像情報の確認に供され、前記再生される画像
    情報とともに前記プリント可能領域を表示されることを
    特徴とする請求項21ないし24のいずれかに記載のデ
    ジタルカメラの表示処理方法。
  26. 【請求項26】 前記表示処理工程は、前記画像情報上
    のプリント領域と非プリント領域とを明示して表示させ
    ることを特徴とする請求項24または25に記載のデジ
    タルカメラの表示処理方法。
  27. 【請求項27】 前記非プリント領域はマスク表示され
    ることを特徴とする請求項26に記載のデジタルカメラ
    の表示処理方法。
  28. 【請求項28】 前記非プリント領域は視認識別可能に
    マスク表示されることを特徴とする請求項27に記載の
    デジタルカメラの表示処理方法。
  29. 【請求項29】 前記プリント媒体の情報には、プリン
    ト可能な領域情報を含むことを特徴とする請求項20な
    いし28のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  30. 【請求項30】 請求項1ないし10のいずれか、また
    は請求項19に記載のデジタルカメラに、請求項20な
    いし29のいずれかに記載の表示処理方法を実施させる
    ための制御プログラム。
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