JP4102470B2 - 車両用ライニング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サンシェード内蔵の車両用ライニングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の窓ガラスを覆って車内に差し込む日光を遮断するサンシェードをドアまたは車体に内蔵する技術があり、サンシェードを引き出し自在に収納したサンシェード収納ケースをドアまたは車体のインナーパネルに取り付けてライニングとの間に内蔵したものが、特開平8−58367号公報により公知となっている。
また、サンシェードを内蔵したものではないが、ドアライニングの上縁に沿って設けるデザイン上のアクセント付与用のウエストプレートと、窓ガラスに密着してシールするインナーシールとを、インナーパネルではなくドアライニング上縁のフランジ部の表裏に取り付けたものが、特許第2708670号公報(平成10年2月4日発行)により公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のようにサンシェード収納ケースをインナーパネルに取り付けた構造のものでは、ライニングにサンシェード引き出し用の開口部を設けておかなければならず、そのライニングの開口部に、インナーパネルに取り付けられたサンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口を合わせて固定する工程が必要であり、その組付作業が面倒であった。
また、従来のようにウエストプレートとインナーシールをドアライニング上縁のフランジ部の表裏に取り付けた構造の場合、組付作業が面倒なものとなっていた。
【0004】
そこで、本発明の目的は、サンシェード収納ケースの取り付けに工夫を施すことにより、組付工数の簡素化が図れるようにしたサンシェード内蔵の車両用ライニングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、車両の窓ガラスを覆って車内に差し込む日光を遮断するためのサンシェードが引き出し自在に収納されたサンシェード収納ケースを、車内に設けられるライニングの上縁に沿って取り付けてライニングに内蔵した車両用ライニングであって、
前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の一側部に沿って折り返し部を形成し、この折り返し部内に前記ライニングの上縁部を差し込んで固定し、
前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の他側部に沿って取付座面を形成し、
前記取付座面に、その取付座面に対応した板面を有するとともに、サンシェード出し入れ口に沿った凹段部内にほぼ対応する折り返し形状部を有するウエストプレートを取り付けて固定し、
前記窓ガラスに密着してシールするインナーシールを前記ウエストプレートに取り付けて固定したこと、を特徴としている。
【0006】
ここで、窓ガラスとしては、例えば、昇降自在にフロントドアやリヤドアに備えられたもの、バックドアに固定のもの、横方向にスライド自在に車体に設けられたもの、車体に固定のものがある。
サンシェードとしては、可撓性シートよりなるものの他、カーテンも含まれる。
サンシェード収納ケースとしては、硬質樹脂製のものである。
ライニングとしては、フロントドアやリヤドアやバックドアのドアライニングの他、車体のサイドライニングが挙げられる。
ライニングの材質としては、硬質樹脂製の芯材を軟質樹脂製の表皮材で覆ったものが代表的であるが、単に硬質樹脂製のものでも良い。
【0007】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、サンシェードが引き出し自在に収納されたサンシェード収納ケースを、上縁に沿って取り付けて内蔵した車両用ライニングなので、ライニングの上縁部にサンシェード収納ケースを取り付けるだけで良く、従来の如くインナーパネルに取り付けたサンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口をライニングの開口部に合わせて固定する必要がないことから、組付工数を簡素化できる。
【0008】
また、請求項1記載の車両用ライニングは、前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の一側部に沿って折り返し部を形成し、この折り返し部内に前記ライニングの上縁部を差し込んで固定した構成、を特徴としている。例えば、折り返し部は、ライニングの表皮材に食い込むような端部形状をなしている。
【0009】
このように、請求項1記載の発明によれば、サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の一側部に沿って形成した折り返し部内にライニングの上縁部を差し込んで固定したので、サンシェード収納ケースの折り返し部によってライニング上縁部の端末剛性を保持でき、しかも、そのサンシェード収納ケースの折り返し部がライニングの上縁部に沿って外観に表れることから、見栄えが良くなる。
【0010】
また、請求項1記載の発明は、前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の他側部に沿って取付座面を形成し、この取付座面にウエストプレートを取り付けて固定した構成、を特徴としている。例えば、取付座面は、ウエストプレート取付用の他、インナーシール取付用も兼ねるものである。ウエストプレートは、ライニングの上縁部に沿って外観に表れる部分を有するデザイン上のアクセントを付与するものである。
【0011】
このように、本発明によれば、サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の他側部に沿って形成した取付座面にウエストプレートを取り付けて固定したので、サンシェード収納ケースに沿ってウエストプレートが外観に表れることから、見栄えがさらに良くなる。
【0012】
本発明は、前記窓ガラスに密着してシールするインナーシールを前記ウエストプレートに取り付けて固定した構成、を特徴としている。例えば、インナーシールは、軟質ゴム製で、昇降動作する窓ガラスに密着するシールリップを有するものである。
【0013】
このように、本発明によれば、ウエストプレートにインナーシールを取り付けて固定したので、ライニングの取付座面にウエストプレートを取り付けるだけで良く、従来の如くウエストプレートとインナーシールをライニング上縁のフランジ部の表裏に取り付ける必要がないことから、組付工数を簡素化できる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用ライニングであって、前記サンシェード収納ケースの両端部にはキャップが取り付けられ、このキャップに取付片を形成して、この取付片を前記ライニングにネジ止めして固定した構成、を特徴としている。例えば、キャップは、硬質樹脂製で、サンシェード収納ケースの端部を保持するものであり、サンシェード巻き取り軸の端部軸受も兼ねている。取付片には、ネジ通し穴が開けられている。
【0015】
このように、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のサンシェード収納ケースの両端部に取り付けられるキャップに形成した取付片をライニングにネジ止めして固定したので、キャップによりサンシェード収納ケースの端部剛性を保持でき、しかも、そのキャップの取付片をライニングにネジ止めしたことにより、サンシェード収納ケースの両端部の剛性を確保してライニングに固定できる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両用ライニングであって、前記キャップは、前記サンシェード収納ケースの端部に対し、係止爪と係止穴との係止構造部により着脱可能となっている構成、を特徴としている。例えば、係止爪がキャップに形成されて、係止穴がサンシェード収納ケースに形成されるが、逆に、サンシェード収納ケースに係止爪を形成して、キャップに係止穴を形成したものでも良い。
【0017】
このように、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載のキャップが、サンシェード収納ケースの端部に対し、係止爪と係止穴との係止構造部により着脱可能となっているので、係止穴から係止爪を外すことによりサンシェード収納ケースとキャップとを簡単に分解でき、サンシェード巻き取り軸を含むサンシェード装置のメンテナンスが容易に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る車両用ライニングの実施の形態例を図1から図4に基づいて説明する。
図1は本発明を適用した一例としてのリヤドアライニングを示すもので、サンシェードを引き出した状態を示した概略斜視図であり、図2はその矢印A−A線に沿った拡大断面図である。図3はサンシェード収納ケースとキャップ及びドアライニングの関係を示す要部分解斜視図で、図4はそのサンシェード収納ケース端部へのキャップの組付状態を示した縦断面図である。
【0019】
先ず、リヤドアライニング1は、図1に示すように、アームレスト2を有していて、図2に示すように、硬質樹脂製の芯材3の表面に軟質樹脂製の表皮材4を被覆してなるものである。このリヤドアライニング1は、図示しないリヤドアパネルに対し、周知のように、クリップを介して取り付けられる。
以上のリヤドアライニング1には、図示しないドアガラス(窓ガラス)を車室内側から覆う可撓性シートよりなるサンシェード11が内蔵されている。
このサンシェード11は、図2に示すように、下縁部がサンシェード巻き取り胴12を介してサンシェード巻き取り軸13に支持される一方、上縁部にパイプ14が固着されていて、このパイプ14の中央にノブ15が設けられている。
【0020】
サンシェード巻き取り胴12には、図示しないが、常にはサンシェード11を巻き取り方向に付勢する渦巻バネ、ノブ15によりパイプ14を介してサンシェード11を引き上げた後、その引き上げる力を解除してもサンシェード11を引き出したままの状態に保持するクラッチ等によるサンシェード巻き取り手段が内蔵されている。
ここで、引き上げた状態のサンシェード11を僅かに上方に急激に引いてから、その力を解除すると、クラッチが作用せず、渦巻バネの力でサンシェード11が素早く巻き取られる。
なお、サンシェード11は、図示しない車内側に対し、ノブ15またはパイプ14を保持させることで、サンシェード11をドアガラスの内側に沿って覆った状態に保たれるようになっている。
【0021】
そして、サンシェード巻き取り胴12及びサンシェード巻き取り軸13は、サンシェード収納ケース21に収納されている。
このサンシェード収納ケース21は、硬質樹脂製のもので、筒状部から伸びて上方に開口するサンシェード出し入れ口22の車内側に沿って折り返し部23を形成する一方、サンシェード出し入れ口22のドアガラス側に沿って凹段部24を形成して、この凹段部24に連続して垂下する取付座面25を形成している。この取付座面25には、図示しないが、複数の填め込み穴が形成されている。
さらに、サンシェード収納ケース21の筒状部の両端部には、図3に示すように、キャップ31を取り付けるための係止穴26が形成されている。
【0022】
キャップ31は、硬質樹脂製てサンシェード巻き取り軸13の端部を軸受支持するもので、図4にも示すように、サンシェード収納ケース21の筒状部の端部内に差し込まれる複数の差し込み部32,32,32,…を有するとともに、サンシェード出し入れ口22の端部を閉じる突片部33を有している。
このキャップ31には、サンシェード収納ケース21の筒状部の端部内から係止穴26に係止する係止爪34が形成されるとともに、リヤドアライニング1の上縁部の裏側に位置する支持片35が形成されている。
さらに、キャップ31には、リヤドアライニング1に対する取付片36が一体に形成されている。この取付片36に長穴によるネジ通し穴37が形成されている。
【0023】
なお、リヤドアライニング1の上縁部には、図3に示すように、キャップ取付用凹部5が形成されていて、このキャップ取付用凹部5から若干離れた内側にキャップ取付座面6が形成されている。
【0024】
また、ウエストプレート41が用意されている。
このウエストプレート41は、硬質樹脂製または金属製で、サンシェード収納ケース21の取付座面25に対応した板面を有するとともに、サンシェード出し入れ口22に沿った凹段部24内にほぼ対応する折り返し形状部42を有している。
図示しないが、このウエストプレート41の板面にも、取付座面25の填め込み穴に対応した複数の填め込み穴が形成されている。
【0025】
さらに、ドアガラスの車内側面に密着してシールするインナーシール51が用意されている。
このインナーシール51は、軟質樹脂製またはゴム製のもので、ドアガラスに密着する上下2枚のシールリップ52,52を有するとともに、取付座面25及びウエストプレート41の板面の填め込み穴に填め込まれる複数の取付ボス部53を有している。
【0026】
以上の構成部品の取り付けを以下に説明する。
先ず、サンシェード収納ケース21の取付座面25に、ウエストプレート41の板面を当てて、このウエストプレート41の板面及び取付座面25の填め込み穴に、インナーシール51の取付ボス部53を弾性変形させて填め込む。これにより、サンシェード収納ケース21にウエストプレート41及びインナーシール51を同時に組み付ける。
また、この状態で、ウエストプレート41の折り返し形状部42は、サンシェード収納ケース21の凹段部24を丁度埋めるように位置している。
【0027】
次に、サンシェード11を、サンシェード収納ケース21のサンシェード出し入れ口22から外に出した状態にして、サンシェード巻き取り胴12及びサンシェード巻き取り軸12を、サンシェード収納ケース21の筒状部内に一端側から挿入する。サンシェード収納ケース21の両端部にキャップ31,31をそれぞれ取り付ける。
即ち、キャップ31は、図3及び図4に示すように、サンシェード収納ケース21の筒状部の端部に、差し込み部32,32,32,…を差し込むと同時に、係止爪34を差し込んで係止穴26に係止し、また、サンシェード出し入れ口22の端部を突片部33により閉じる。
【0028】
そして、サンシェード収納ケース21のサンシェード出し入れ口22から伸びた折り返し部23内に、リヤドアライニング1の上縁部を差し込み、即ち、図2に示したように、リヤドアライニング1の芯材3を表皮材4で覆った上縁部を折り返し部23内に差し込んで固定する。
この時、図3に示すように、リヤドアライニング1の上縁部のキャップ取付用凹部5上にキャップ31の突片部33が位置し、また、キャップ31の支持片35がリヤドアライニング1の上縁部の裏側に位置する。
その後、キャップ31の取付片36のネジ通し穴37からタッピングネジ61を、リヤドアライニング1のキャップ取付座面6にネジ込んで固定する。
【0029】
このようにして、サンシェード収納ケース21及びその両端部のキャップ31,31とウエストプレート41及びインナーシール51を一括して備えたリヤドアライニング1は、前述したように、クリップを介してリヤドアパネルに取り付けられる。
【0030】
以上の通り、実施の形態例のリヤドアライニング1によれば、サンシェード収納ケース21を上縁部に取り付けるだけで良く、従来のように、ドアライニングに開口を設ける必要がなく、インナーパネルに取り付けたサンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口をドアライニングの開口部に合わせて固定する必要もないため、組付工数の簡素化を達成することができる。
また、サンシェード収納ケース21の折り返し部23によってリヤドアライニング1上縁部の端末剛性を保持することができ、しかも、そのサンシェード収納ケース21の折り返し部23がリヤドアライニング1の上縁部に沿って外観に表れるため、見栄えも良くなるといったメリットもある。
さらに、そのサンシェード収納ケース21に沿ってウエストプレート41が外観に表れるため、見栄えがより一層良くなる。
【0031】
そして、ウエストプレート41をリヤドアライニング1の取付座面25に取り付けるだけで良く、従来のように、ウエストプレートとインナーシールをライニング上縁のフランジ部の表裏に取り付ける必要がないため、この面からも、組付工数の簡素化に寄与することができる。
さらに、サンシェード巻き取り軸13を軸受支持するキャップ31によって、サンシェード収納ケース21の端部剛性を保持することができ、かつ、そのキャップ31の取付片36をリヤドアライニング1にタッピングネジ61で締め付け固定したため、サンシェード収納ケース21の両端部の剛性を確保してリヤドアライニング1に固定することができる。
また、係止穴26から係止爪34を外すことによって、サンシェード収納ケース21とキャップ31とを簡単に分解することができるため、サンシェード巻き取り胴12及びサンシェード巻き取り軸13を含むサンシェード装置のメンテナンスも容易に行うことができるといったメリットもある。
【0032】
なお、以上の実施の形態例においては、リヤドアライニングとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、フロントドアライニングやバックドアライニング、また、車体の窓ガラスの下方に設けられるライニングであっても良い。
さらに、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明に係る車両用ライニングによれば、上縁部にサンシェード収納ケースを取り付けるだけで良いため、従来に比べて組付工数を簡素化することができる。
【0034】
また、請求項1記載の発明に係る車両用ライニングによれば、上縁部の端末剛性をサンシェード収納ケースの折り返し部によって保持することができるとともに、上縁部に沿ってサンシェード収納ケースの折り返し部が外観に表れるため、見栄えが向上するといった利点も得られる。
【0035】
また、請求項1記載の発明に係る車両用ライニングによれば、サンシェード収納ケースに沿ってウエストプレートが外観に表れるため、見栄えがさらに良くなるといった利点が得られる。
【0036】
また、請求項1記載の発明に係る車両用ライニングによれば、取付座面にウエストプレートを取り付けるだけで良いため、従来に比べて組付工数をさらに簡素化することができるといった利点が得られる。
【0037】
請求項2記載の発明に係る車両用ライニングによれば、請求項1記載の発明により得られる効果に加えて、キャップによりサンシェード収納ケースの端部剛性を保持することができるとともに、キャップの取付片をネジ止めしたため、サンシェード収納ケースの両端部の剛性を確保して固定することができるといった利点が得られる。
【0038】
請求項3記載の発明に係る車両用ライニングによれば、請求項2記載の発明により得られる効果に加えて、係止穴から係止爪を外すことによってサンシェード収納ケースとキャップとを簡単に分解することができるため、サンシェード巻き取り軸を含むサンシェード装置のメンテナンスを容易に行うことができるといった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのリヤドアライニングを示すもので、サンシェードを引き出した状態を示した概略斜視図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿った拡大断面図である。
【図3】サンシェード収納ケースとキャップ及びドアライニングの関係を示す要部分解斜視図である。
【図4】サンシェード収納ケース端部へのキャップの組付状態を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 ライニング
2 アームレスト
3 芯材
4 表皮材
5 キャップ取付用凹部
6 キャップ取付座面
11 サンシェード
12 サンシェード巻き取り胴
13 サンシェード巻き取り軸
14 パイプ
15 ノブ
21 サンシェード収納ケース
22 サンシェード出し入れ口
23 折り返し部
24 凹段部
25 取付座面
26 係止穴
31 キャップ
32 差し込み部
33 突片部
34 係止爪
35 支持片
36 取付片
37 ネジ通し穴
41 ウエストプレート
42 折り返し形状部
51 インナーシール
52 シールリップ
53 取付ボス部
61 タッピングネジ
Claims (3)
- 車両の窓ガラスを覆って車内に差し込む日光を遮断するためのサンシェードが引き出し自在に収納されたサンシェード収納ケースを、車内に設けられるライニングの上縁に沿って取り付けてライニングに内蔵した車両用ライニングであって、
前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の一側部に沿って折り返し部を形成し、この折り返し部内に前記ライニングの上縁部を差し込んで固定し、
前記サンシェード収納ケースのサンシェード出し入れ口の他側部に沿って取付座面を形成し、
前記取付座面に、その取付座面に対応した板面を有するとともに、サンシェード出し入れ口に沿った凹段部内にほぼ対応する折り返し形状部を有するウエストプレートを取り付けて固定し、
前記窓ガラスに密着してシールするインナーシールを前記ウエストプレートに取り付けて固定したこと、を特徴とする車両用ライニング。 - 前記サンシェード収納ケースの両端部にはキャップが取り付けられ、このキャップに取付片を形成して、この取付片を前記ライニングにネジ止めして固定したこと、を特徴とする請求項1記載の車両用ライニング。
- 前記キャップは、前記サンシェード収納ケースの端部に対し、係止爪と係止穴との係止構造部により着脱可能となっていること、を特徴とする請求項2記載の車両用ライニング。
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