JP4095688B2 - ドローイングユニットを備えた精紡機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、精紡機、特にリング精紡機であって、複数の有利には3つの駆動されるドローイングユニットシリンダと、該ドローイングユニットシリンダに圧着された自由回転するカウンタローラとを有する少なくとも1つのドローイングユニットが、所属のカウンタローラを備えた2つの各ドローイングユニットシリンダの間に位置している少なくとも1つのドローイング領域を形成するために、設けられており、この場合少なくとも2つのドローイングユニットシリンダに、別体の駆動モータ、有利には回転数制御される駆動モータが配属されており、駆動ストランドにおいて各駆動モータと所属の駆動シリンダとの間に、少なくとも1つの伝動装置が配置されている形式のものに関する。このような精紡機は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4000226号明細書に基づいて公知である。
【0002】
【従来の技術】
精紡機では、規定された糸の製造のためにドローイングユニットによって行われたドローイングもしくは牽伸を維持することが、必要である。このためには、ドローイングのために必要な、個々のドローイングユニットシリンダの回転数を、互いに規定された比にしておくことが、必要である。このために以前の精紡機では、1つの駆動モータだけが設けられていて、この駆動モータが、変換伝動装置を介してドローイングユニットのすべてのシリンダを同軸駆動するようになっていた。
【0003】
しかしながら最近の精紡機では、少なくとも2つのドローイングユニットシリンダが別個に駆動され、しかしながら有利には各ドローイングユニットシリンダは両方の端部において固有のモータによって駆動されるようになっている。必要なドローイング比は、駆動モータに供給される交流出力の周波数によって、簡単に電気的に調節することができる。このための特に有利な方法は、ドイツ連邦共和国特許出願第19537915.2号明細書に記載されている。
【0004】
個々のシリンダの回転速度を互いに独立して電気的に制御することによって、このような精紡機においては、以前の精紡機において必要であった変換伝動装置におけるギヤチェンジが不要である。種々様々な糸形式を製造するためには、しかしながら、個々のドローイングユニットシリンダの回転数を変えることのみならず、ドローイングユニットシリンダ相互の間隔を調節することも必要である。このことに基づいて、別個に駆動されるドローイングユニットシリンダを備えた精紡機においても、高価な機械的な変更を実施することが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の精紡機を改良して、種々様々な多数の糸形式を、安価に製造することができる精紡機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、1つのドローイングユニットシリンダの端部に設けられた少なくとも1つの駆動モータが、所属の伝動装置及び該ドローイングユニットシリンダと共にユニットとして、少なくとも1つの駆動される別のドローイングユニットシリンダに対して相対的に、シリンダ軸線に対して垂直な方向にガイドに沿ってシフト可能であるようにした。
【0007】
【発明の効果】
少なくとも1つのドローイングユニットシリンダの駆動モータが、所属の伝動装置及びドローイングユニットシリンダと一緒にユニットとして、少なくとも1つの別の駆動されるドローイングユニットシリンダに対して相対的に、ドローイング方向に沿ってシフト可能であることによって、隣接したドローイングユニットシリンダに対する間隔を変化させるために、単にドローイングユニットシリンダの両方の端部において機械的な調節が唯一行われるだけでよい。したがって精紡機の変更は、最小の費用しか必要としない。
【0008】
本発明の有利な構成では、少なくとも3つの駆動されるドローイングユニットシリンダが精紡機に設けられており、これらのシリンダのうちの少なくとも2つのシリンダが、精紡機スタンドと堅く結合された第3のドローイングユニットシリンダに対してシフト可能であり、もしくは自動的にシフト可能に構成されており、このように構成されていると、種々様々な糸形式を製造するためのフレキシビリティが高まり、この場合これらのシリンダが同一平面に配置されていて、かつ2つのシリンダがドローイング方向に沿ってシフト可能である場合には、両方のシリンダが共通のガイド例えばキャリッジに沿って、所属の伝動装置及びモータと一緒に、シフト可能であると、構造を簡単化することができる。
【0009】
糸がスピンドルに供給するフロントシリンダもしくは供給シリンダは、本発明によればシフトされない。このように構成されていることによって、ドローイングユニットからスピンドルへの糸の経路は変化しない。
【0010】
本発明の別の有利な構成では、2つの歯付きベルト車と、両歯付きベルト車の間をトルク伝達のために延びている歯付きベルトとによって形成された前置伝動装置が、各モータとドローイングユニットシリンダとの間に設けられている。この構成が有利なのは、次の理由に基づく。すなわちこのように構成されていると、歯付きベルトが、特に駆動モータのゆっくりとした回転時に、この際に生じる衝撃を吸収することができ、この結果、通常歯車によって構成されている後続の伝動装置段の損傷が回避され、同時にモータ回転速度の減速をも行うことができるからである。また駆動ストランドにおいて、シリンダの両側に配置された少なくとも1つのモータ対と、所属のシリンダとの間に、転位伝動装置が設けられていると、個々のドローイングユニットシリンダを特に密に接近させて配置することが可能である。この場合のドローイングユニットシリンダ間の間隔は、30mm未満にすることができる。この場合有利には、両方の外側のシリンダつまりフロントシリンダとバックシリンダとに転位伝動装置が設けられており、これに対して両シリンダの間に配置された中間シリンダは、転位伝動装置なしに形成されている。
【0011】
本発明の別の有利な構成では、さらにシリンダの両側に、モータ回転数を減速する中間伝動装置が、駆動ストランドにおいてドローイングユニットシリンダと所属のモータとの間に設けられており、このように構成されていると、モータは、衝撃的な駆動運動を回避する有利に高い回転数で駆動されることができる。このようにして、歯付きベルト伝動装置との関連において、伝動装置歯車の損傷は特に確実に回避される。
【0012】
さらにまた、各駆動モータが所属のシリンダと、精紡機の各運転段階において持続的に回動不能に結合されていると、伝動装置を特に簡単に形成することができる。それというのは、このように構成されていると、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4000226号明細書に記載されている制御の面倒な高価なクラッチを省くことができるからである。回転数を制御される駆動モータとしてリラクタンスモータを特に有利に使用することによって、クラッチが存在していない場合でも、精紡機の始動時及び停止時に、ドローイング誤差が生じることを確実に回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に図面につき本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1に示されているように、ドローイングユニット(Streckwerk)10は、交差斜線で示された自由回転する上側のカウンタローラ16′と共働するバックシリンダもしくはエントリシリンダ16と、交差斜線で示された自由回転する上側のカウンタローラ14′と共働する中間シリンダ14と、交差斜線で示された自由回転する上側のカウンタローラ12′と共働するフロントシリンダもしくは供給シリンダ12とを有しており、これらのシリンダは、同軸的にかつ同一平面に配置されている。バックシリンダ16とカウンタローラ16′との間における入口間隙には、牽伸される粗糸が図示されていない粗糸ボビンから供給され、中間シリンダ14とカウンタローラ14′との間におけるクランプラインと、フロントシリンダ12と所属のカウンタローラ12′との間におけるクランプラインとを通して、図示されていないスピンドルに案内される。
【0015】
カウンタローラ12′,14′,16′は、軸線60を中心にして上方旋回可能なガイドアーム58に取り付けられており、つまりこの場合フロントシリンダのカウンタローラ12′は位置固定に取り付けられ、かつ中間シリンダのカウンタローラ14′及びバックシリンダのカウンタローラ16′は、二重矢印で示された方向において移動調節可能である。
【0016】
各ドローイングユニットシリンダ12,14,16はそれぞれ、少なくとも一方の端部において、多段式の伝動装置24,26,28を介して別体の駆動モータ18,20,22と結合されている。別体の駆動モータ18,20,22の有利な制御については、同一出願人の別の出願に記載されている。ドローイングユニットシリンダ12,14,16の他方の端部は、図3に示されているように軸受30′′,30′′′,30′′′′に支承されており、これらの軸受のうちの1つの軸受30′′′′は精紡機に対して不動に支承されており、かつ他の2つの軸受30′′,30′′′は下に示された二重矢印の方向において、つまり牽伸方向(II−II)に対して平行にシフト可能にしかもその都度得られた位置において固定可能に支承されている。カウンタローラ12′,14′,16′は、この精紡機側においてもガイドアーム58に不動に、つまり上側の二重矢印の方向においてシフト可能に支承されている。
【0017】
バックシリンダ16の一方の端部と、この端部に設けられていてドローイングユニットから上方に向かって延びる所属の伝動装置28と、モータ22とは、例えばレールに沿って案内されるキャリッジに配置されることによって、互いに剛性的に結合されて1つの構造ユニット30を形成し、この構造ユニット30は、ドローイングユニットシリンダ軸線を貫いて延びる線II−IIに対して平行にシフト可能であり、この構造ユニット30はさらに、各紡績部位に設けられたカウンタローラ16′を有していて、かつ軸受30′′とも結合されている。
【0018】
同様に中間シリンダ14の一方の端部と、この端部に設けられていてドローイングユニットから斜め上方に向かってバックシリンダ16から離れる方向に延びる伝動装置26と、モータ20とは、1つのキャリッジに配置されることによって、互いに不動に結合されて1つの構造ユニット30′を形成しており、この構造ユニット30′は構造ユニット30と同じ方向でかつ有利には構造ユニット30と同じレールに沿って案内されてシフト可能であり、構造ユニット30′はさらに各紡績部位にカウンタローラ14′を有していて、軸受30′′′と結合されている。
【0019】
フロントシリンダ12の一方の端部と、この端部に設けられていてドローイングユニットから下方に向かって延びる伝動装置24と、ドローイングユニットの下に設けられたモータ18とは、精紡機フレーム46に不動に支承されており、このことは、フロントシリンダの他方の端部に設けられた軸受30′′′′と同様である。
【0020】
以下においては図2を参照しながら伝動装置の配置形式を説明する。
【0021】
図2に示されているように、フロントシリンダ12は両方の駆動側において、転位伝動装置(Verlagerungsgetriebe)38aの第1の出力軸40aと結合されており、転位伝動装置38aの入力軸42aは、フロントシリンダ12に隣接した中間シリンダ14から、フロントシリンダ12自体よりも大きな間隔をおいて位置している。転位伝動装置の入力軸42aは、中間伝動装置44aの出力軸と回動不能に結合されており、この中間伝動装置44aは有利には1:5〜1:10の範囲における減速比を有しており、かつ特に有利な減速比は1:7である。
【0022】
単段の中間伝動装置44aの入力軸は、歯付きベルト車34aと結合されており、この歯付きベルト車34aを介して歯付きベルト48(図1)は、モータ18の軸と堅く結合されている第2の歯付きベルト車50(図1)に向かって案内されている。歯付きベルト伝動装置は有利にはほぼ1:2の伝達比を有している。
【0023】
フロントシリンダ12に隣接した中間シリンダ14は、精紡機スタンドの両側において、隣接したフロントシリンダ12の歯付きベルト車34を軸方向において越えるまで延びており、そして両端部において中間伝動装置44bの出力軸と直接的に回動不能に結合されている。この中間伝動装置44bは有利な形式では2段式に構成されており、かつ1:20〜1:80の間の減速比、有利にはほぼ1:40の減速比を有している。平歯車伝動装置としての構成が有利である。
【0024】
中間伝動装置44bの入力軸には歯付きベルト車34bが設けられており、この歯付きベルト車34bは歯付きベルト52を介して、該歯付きベルト車34bに所属のモータ20の出力軸に回動不能に取り付けられた歯付きベルト車54(図1)と結合されている。
【0025】
バックシリンダ16は両端部において、転位伝動装置38bの出力軸40bと回動不能に結合されており、転位伝動装置38bの入力軸42aは精紡機スタンドから、フロントシリンダの転位伝動装置38aにおけるとほぼ等しい間隔をおいて、中間伝動装置44cの出力軸と回動不能に結合されている。中間伝動装置44cは有利には2段式に構成されていて、1:20〜1:80有利には1:40の減速比を有しており、しかも有利には平歯車伝動装置として形成されている。
【0026】
中間伝動装置44cの入力軸もまた同様に、歯付きベルト車34cと回動不能に結合されている。この歯付きベルト車34cは、歯付きベルト車34aとほぼ同じ間隔を精紡機スタンドに対して有しており、さらに、歯付きベルト36を介して、バックシリンダ16に配属された駆動モータ22の出力軸と回動不能に結合された歯付きベルト車56と、結合されている。2つ歯付きベルト車と1つの歯付きベルトとから形成された他の前置伝動装置(Vorgetriebe)同様、この前置伝動装置もまた有利にはほぼ1:2の減速比を有している。
【0027】
駆動モータ18,20,22は有利には回転数を制御される駆動モータ、特に同期モータもしくはリラクタンスモータであり、このようなモータは汎用の同期モータに対して次のような利点、すなわち自動的に同期化することができるという利点を有している。このようなモータは、同一出願による前記出願において記載されているように制御されることができる。
【0028】
本発明による精紡機は以下に記載のように作動する:
新たなドローユニットシリンダ-間隔を調節するために、図1によればまず初めにバックシリンダ16と、該バックシリンダに配属された駆動ストランドとが、フロントシリンダから最大間隔をおくようにシフトされる。次いでフロントシリンダ12、つまり伝動装置24及び該伝動装置に配属されたモータ18並びに軸受30′′′′(図3)と一緒に精紡機フレーム46に堅く取り付けられているフロントシリンダ12と、中間シリンダ14、つまり一方の端部が該端部に配属された伝動装置26及び駆動モータ20と一緒に(点線で示された)構造ユニット30′としてのキャリッジにおいて、かつ他方の端部が軸受30′′′と一緒にシフト可能である中間シリンダ14との間の間隔が、両ドローイングユニットシリンダの中心の間における、製造すべき糸のために必要な間隔、例えば29と42.5mmとの間の間隔に、調節され、この場合キャリッジが設けられていると、キャリッジはそのために設けられているレールに沿って、その伝動装置26及び所属のモータ20と一緒に滑動する。中間シリンダ14の両方の端部は、同じ寸法だけ運動させられる。目標ポジションにシフトされた中間シリンダ14は、次いでこのポジションにおいて固定される。
【0029】
その後でバックシリンダ16は、製造すべき糸のために必要なように、フロントシリンダ12から最大限遠く離れたポジションから、構造ユニットとしても所属の伝動装置28及び駆動モータ22並びに軸受30′′と一緒に、中間シリンダ14に向かって、両ドローイングユニットシリンダ14,16の中心の間において例えば41.5mm〜55mmの必要な間隔が得られるまで、接近シフトさせられ、そして固定される。
【0030】
カウンタローラ14′,16′は、所属のガイドアーム58においてシリンダ14,16に相応して移動調節させられる。
【0031】
次いで、ドローイング率のために必要な、伝動装置の減速比を考慮したモータ回転数を、ドローイングユニット制御装置(図示せず)において調節することができる。
【0032】
モータ18,20,22の駆動時に伝動装置24,26,28は、駆動モーメントを直ちに、所属のドローイングユニットシリンダ12,14,16に伝達する。この際にあらかじめ駆動モータの始動回転が規定の最小回転数に達するまで待つ必要もないし、又は所定の回転数に達したときにクラッチを接続する必要もない。
【0033】
始動中においてモータ回転速度が小さい場合に生じる衝撃は、歯付きベルト48,52;36によって吸収され、この結果、歯車伝動装置44及び転位伝動装置38が衝撃によって破壊されることはない。
【0034】
駆動ストランドにおいてモータ回転速度の減速が、歯車伝動装置及び中間伝動装置によって行われることによって、各モータは始動時に迅速に、もはや衝撃が発生しない回転速度に達する。さらに、比較的高い回転時におけるモータ速度は、所望の目標速度においてより良好に保つことができるので、製造中においてわずかなドローイング誤差しか生じない。
【0035】
図示の駆動装置は、長いドローイングユニットシリンダにおいては有利にはドローイングユニットシリンダの両端部に設けられており、すなわち図3に示されている軸受30′′,30′′′,30′′′′の代わりに、ドローイングユニットシリンダのこの端部にも、18,20,22のような駆動モータ及び伝動装置24,26,28並びに場合によっては転位伝動装置38が設けられていてもよい。そしてこのように構成されていると、ドローイングユニットシリンダの両側における不均一なシフトを阻止することができる。構造ユニット30′はガイド70に沿って自動的にシフトすることが可能であり、この場合、フレーム46に設けられているモータ62がスピンドル64を駆動し、このスピンドル64は、構造ユニット30′に固定されたねじ山付スリーブ66において回転する。
【0036】
構造ユニット30,30′のシフトは、必ずしもドローイング方向に対して平行に行われる必要はなく、回転中心を中心にした旋回運動の形で行われてもよい。しかしながらこの場合回転中心はドローイングユニットシリンダ12,14,16から極めて大きく離れていることが望ましく、このようになっていると、シフトは少なくとも、ドローイング方向に対してほぼ平行に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による精紡機のドローイングユニットを概略的に示す側面図である。
【図2】 ドローイングユニットを図1のII−II線に沿って部分的に断面して示す拡大図である。
【図3】 図1とは逆の側から見た精紡機ドローイングユニットを示す側面図である。
【符号の説明】
10 ドローイングユニット、 12 フロントシリンダ、 14 中間ローラ、 16 バックシリンダ、 12′,14′,16′ カウンタローラ、 18,20,22 駆動モータ、 24,26,28 伝動装置、 30,30′ 構造ユニット、 30′′,30′′′,30′′′′ 軸受、 34a,34b,34c,50,54,56 歯付きベルト車、 36,48,52 歯付きベルト、 38a,38b 転位伝動装置、 40a,40b 出力軸、 42a 入力軸、 44a,44b,44c 中間伝動装置、 46 精紡機フレーム、 58 ガイドアーム、 60 軸線、 62 モータ、 64 スピンドル、 70 ガイド
Claims (33)
- 精紡機、特にリング精紡機であって、3つの駆動されるドローイングユニットシリンダ(12,14,16)と、該ドローイングユニットシリンダに圧着された自由回転するカウンタローラとを有する1つのドローイングユニット(10)が、所属のカウンタローラを備えた2つの各ドローイングユニットシリンダ(12,14,16)の間に位置している少なくとも1つのドローイング領域を形成するために、設けられており、この場合少なくとも2つのドローイングユニットシリンダ(12,14,16)に、別体の駆動モータ(18,20,22)、有利には回転数制御される駆動モータが配属されており、駆動ストランドにおいて各駆動モータと所属の駆動シリンダとの間に、少なくとも1つの伝動装置(24,26,28)が配置されている形式のものにおいて、
2つのドローイングユニットシリンダ(14,16)が第3のドローイングユニットシリンダ(12)に対してシフト可能に支承されており、シフト可能な両ドローイングユニットシリンダ(14,16)が互いに独立して、両ドローイングユニットシリンダ(14,16)それぞれの端部に設けられた駆動モータ(20,22)及び所属の伝動装置(26,28)と共に構造ユニット(30′,30)を形成しており、両構造ユニット(30′,30)がそれぞれ独立して、第3のドローイングユニットシリンダ(12)に対して相対的に、シリンダ軸線に対して垂直な方向(II−II)にガイドに沿ってシフト可能であることを特徴とする、ドローイングユニットを備えた精紡機。 - 構造ユニット(30)が、第3のドローイングユニットシリンダ(12)に対して相対的に、ドローイング方向(II−II)に対して平行にシフト可能である、請求項1記載の精紡機。
- シフトが、スピンドルを備えたキャリッジ駆動装置によって実行され、該キャリッジ駆動装置によって、シリンダの間における正確なポジション(間隔)が調節可能である、請求項1又は2記載の精紡機。
- 構造ユニット(30)がさらに、シフト可能なドローイングユニットシリンダに配属されたカウンタローラを有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の精紡機。
- すべてのシリンダ(12,14,16)が別体のモータ(18,20,22)によって、各1つの伝動装置(24,26,28)を介して駆動される、請求項1から4までのいずれか1項記載の精紡機。
- すべてのシリンダ(12,14,16)が両端部において別体のモータ(18,20,22)によって、各1つの伝動装置(24,26,28)を介して駆動される、請求項5項記載の精紡機。
- シフトがドローイング方向に対して平行に行われる、請求項1記載の精紡機。
- 3つのシリンダが軸平行にかつ同一平面に配置されており、この場合シフト可能な2つのシリンダ(14,16)がドローイング方向(II−II)において、3つのシリンダによって形成された平面内において平行にシフト可能である、請求項5から7までのいずれか1項記載の精紡機。
- 1つのシリンダ(12)が、精紡機スタンド(46)にシフト不能に保持されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の精紡機。
- シフト不能なシリンダ(12)がフロントシリンダである、請求項9記載の精紡機。
- 少なくとも1つの伝動装置(18,20,22)が多段式に構成されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の精紡機。
- 多段式の伝動装置が、モータ軸に回動不能に取り付けられた第1の歯付きベルト車(56)と、中間軸に回動不能に取り付けられた第2の歯付きベルト車(34c)と、両歯付きベルト車の間をトルク伝達のために延びている歯付きベルト(36)とから形成された前置伝動装置を有している、請求項11記載の精紡機。
- 前置伝動装置が減速機能を有している、請求項12記載の精紡機。
- 減速比が1:1.3〜1:10の間、有利には1:2である、請求項13記載の精紡機。
- 多段式の伝動装置(18,20,22)が複数設けられている、請求項1から14までのいずれか1項記載の精紡機。
- 多段式の伝動装置(18,20,22)がそれぞれ、請求項1から10までのいずれか1項記載の前置伝動装置を有している、請求項15記載の精紡機。
- 少なくとも1つのシリンダ軸(12,16)に、該シリンダ軸と回動不能に結合された出力軸(40a,40b)を備えた転位伝動装置(38a,38b)が設けられており、該転位伝動装置の入力軸(42a)が、隣接したドローイングユニットシリンダ(14)に対して、出力軸(40a,40b)よりも大きな間隔を有している、請求項1から16までのいずれか1項記載の精紡機。
- 転位伝動装置(38a,38b)がほぼ1の減速比、有利には1よりも大きな減速比、特に1.08:1の減速比を有している、請求項17記載の精紡機。
- 少なくとも2つのシリンダ(12,16)に、転位伝動装置(38a,38b)が配置されている、請求項5、17及び18のいずれか1項記載の精紡機。
- フロントシリンダ(12)及びバックシリンダ(16)に、転位伝動装置(38a,38b)が設けられている、請求項19記載の精紡機。
- 少なくとも1つのシリンダ軸(12,14,16)の駆動ストランドに、モータ回転を減速する中間伝動装置(44a,44b,44c)が設けられている、請求項1から20までのいずれか1項記載の精紡機。
- 転位伝動装置(38a,38b)が中間伝動装置(44a;44c)に一体に組み込まれている、請求項17から21までのいずれか1項記載の精紡機。
- 中間シリンダ(14)のための中間伝動装置(44b)が、フロントシリンダ(12)もしくはバックシリンダ(16)の中間伝動装置(44a,44c)に対して軸方向でずらされている、請求項21又は22記載の精紡機。
- 中間伝動装置(44b,44c)の減速比が、1:7〜1:80、特にほぼ1:40である、請求項21から23までのいずれか1項記載の精紡機。
- このシリンダが、バックシリンダ(16)及び/又は中間シリンダ(14)である、請求項24記載の精紡機。
- 中間伝動装置(44b,44c)が2段階式に構成されている、請求項25記載の精紡機。
- 減速比が、1:3〜1:15の範囲、特にほぼ1:7である、請求項26記載の精紡機。
- 中間伝動装置(44a)がフロントシリンダ(12)に配置されている、請求項27記載の精紡機。
- 少なくとも1つの駆動モータが、所属のシリンダと、精紡機の各運転段階において持続的に回動不能に結合されている、請求項1から28までのいずれか1項記載の精紡機。
- 各駆動モータが、所属のシリンダと、精紡機の各運転段階において回動不能に結合されている、請求項29記載の精紡機。
- 駆動モータのうちの少なくとも1つが、同期モータ、特にリラクタンスモータである、請求項1から29までのいずれか1項記載の精紡機。
- ドローイングユニットシリンダ(12,14,16)が一方の端部においてだけ駆動モータ(18,20,22)を介して駆動され、かつドローイングユニットシリンダ(12,14,16)のうちの2つ、有利には中間シリンダ(14)とバックシリンダとがそれぞれ、シフト可能な軸受(30′′,30′′′)に配置されており、該軸受が、シリンダ軸線に対して垂直に、有利にはドローイング方向(II−II)に対して平行にシフト可能に支承されている、請求項1から31までのいずれか1項記載の精紡機。
- 不動に配置されたシリンダ(12)に配属されたカウンタローラ(12′)が不動に、かつシフト可能なシリンダ(14,16)に配属されたカウンタローラ(14′,16′)が相応に移動可能に、ガイドアーム(58)に支承されており、該ガイドアーム(58)が、精紡機長手方向に延びる軸線(60)を中心にして上方旋回可能に精紡機フレームに配置されている、請求項1から32までのいずれか1項記載の精紡機。
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