JP4090565B2 - ブラシレスdcモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストレートコアを折り曲げることで環状に変形して形成したステータコアを用いたブラシレスDCモータに関し、特にステータコアのフレームへの固定を容易に行うことができ、かつ、磁路面積を十分に確保することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5の(a)は、帯状のバックヨークを環状に変形させてステータコア12を形成したブラシレスDCモータ10の一例を示す断面図である。すなわち、ブラシレスDCモータ10は、円筒状のフレーム11と、このフレーム11の内壁面に沿って形成されたステータコア12と、このステータコア12に対して同軸的、かつ、回転自在に配置されたロータ13とを備えている。
【0003】
ステータコア12は、帯状のバックコア12aを備え、この一方の長辺側に延出した複数のティース12bを備えている。ティース12b相互間には切り込み12dが形成された折曲部12cが形成されている。ティース12bにはコイル14が取り付けられている。
【0004】
ステータコア12は、図6に示すように板材をプレス加工した打ち抜き部材(ストレートコア)15を複数枚積層し、折曲部12cにおいて折り曲げ、環状に変形して形成されている。これにより切り込み12dは閉じられる。また、バックコア12aの他方の長辺側において折曲部12cに対応する部位12eはフレーム11に当接している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のステータコア12では、次のような問題があった。すなわち、ステータコア12はフレーム11に対し、周方向への回り止め用に平行ピン16等を用いる必要があった。
【0006】
また、図5の(b)に示すように折曲部12cの部位12eがフレーム11に当接すると、切り込み12dが開く方向に力が加わり、ギャップGが大きくなる。このため、磁路損失が増大し、磁気抵抗が大きくなるという問題があった。
【0007】
さらに、折曲部12cでは、磁路断面積が狭くなるため、磁気抵抗が大きくなるという問題があった。これに対し、ステータコア12の外径を変えることなく、磁路断面積を増やそうとすると、バックコア12aを厚くする必要あるため、ティース12bの長さが短くなる。このため、スロット有効断面積が小さくなり、巻線を捲回するスペースが狭くなるといった問題があった。
【0008】
ここで、全磁束をΦ、起磁力をF、パーミアンスをPとしたとき、
Φ=F・P
〜(1)
の関係に有り、パーミアンスPはモータ全体における磁路の長さをL、磁路断面積をA、磁路の透磁率をμとしたとき、
P=μ・A/L 〜(2)
と示されるため、磁路断面積Aが大きいほどパーミアンスPが大、すなわち磁気抵抗が小さくなり、全磁束Φが大きくできる。
【0009】
そこで本発明は、回り止め用の特別な部材を用いることなく、ステータコアの回り止め行うことができるとともに、磁路断面積を十分に確保することができるブラシレスDCモータを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、互いに同軸的に配置された固定子と回転子とを備えたブラシレスDCモータにおいて、前記固定子は、円筒状のフレームと、その一方の長辺部側から延出した複数個のティースを有する帯状のバックヨークを前記ティース相互間に位置する折曲部において折り曲げることで環状に変形し、前記フレーム内に収容されるステータコアとを備え、前記フレームは、その内周側に少なくとも1個の凹部が設けられ、前記ステータコアは、前記折曲部の前記バックヨークの他方の長辺部側に、前記フレームの凹部と係合し周方向への移動を規制する突起部が形成され、前記突起部の先端は前記フレームから離間していることとした。
【0011】
前記手段を講じた結果、次のような作用が生じる。すなわち、レームの凹部とステータコアの突起部とが係合することで、ステータコアの周方向への移動が規制される。このため、別部品を用いた回り止めが不要となる。また、折曲部における磁路断面積を十分に確保できるため、磁気抵抗が小さくなり、モータ効率を高めることができる。
【0012】
また、突起部の先端はフレームから離間しているので、フレームから突起部が押圧されず、折曲部が開く方向への力がかからない。このため、折曲部における磁気抵抗の増加を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係るブラシレスDCモータ20を示す縦断面図である。ブラシレスDCモータ20は、互いに同軸的に配置された固定子30と回転子40とを備えており、回転子40は固定子30に対し回転自在に配置されている。固定子30は、円筒状のフレーム31と、このフレーム31の内壁面に沿って形成されたステータコア32とを備えている。
【0014】
フレーム31の内周面には周方向に沿って等間隔に9つの凹部31aが形成されている。
ステータコア32は、帯状のバックコア32aを備え、この一方の長辺側に延出した複数のティース32bを備えている。ティース32b相互間には切り込み32dが形成された折曲部32cが形成されている。また、バックコア32aの他方の長辺側において折曲部32cに対応する位置には突起部33が形成されている。さらに、折曲部32cのティース32bにはコイル34が取り付けられている。
【0015】
なお、ステータコア32は、図3に示すように引き抜き加工若しくはダイキャスト等で成形したストレートコア35を複数枚積層し、折曲部32cにおいて折り曲げ、環状に変形して形成されている。これにより切り込み32dは閉じられ、突起部33がバックコア32aから径方向外側へ突出する。この突起部33が上述したフレーム31の凹部31aに係合するように位置決めしてフレーム31内に挿入する。
【0016】
突起部33は、その先端33aがフレーム31に当接しないような寸法に設計されている。このため、突起部33の先端33aがフレーム31に当接することで、切り込み32dが開き、磁気抵抗が増加することを防止することができる。
【0017】
上述したように本実施の形態に係るブラシレスDCモータ20によれば、フレーム31の凹部31aとステータコア32の突起部33とが係合することで、ステータコア32の周方向への移動が規制される。このため、別部品を用いた回り止めが不要となる。また、折曲部32cにおける磁路断面積を十分に確保できるため、磁気抵抗が小さくなり、モータ効率を高めることができる。
【0018】
また、突起部33の先端33aはフレーム31から離間しているので、フレーム31から突起部33が押圧されず、折曲部32cの切り込み32dが開く方向への力がかからない。このため、折曲部32cにおける磁気抵抗の増加を防止することができる。
【0019】
図4の(a)〜(c)は、上述した実施の形態の変形例を示す要部断面図である。なお、図4中31b,31c,31dは凹部、36a〜36cは突起部を示している。本変形例においても上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
本願発明によれば、別部品を用いた回り止めが不要となる。また、折曲部における磁路断面積を十分に確保できるため、磁気抵抗が小さくなり、モータ効率を高めることができる。
さらに、折曲部における磁気抵抗の増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るブラシレスDCモータを示す断面図。
【図2】同ブラシレスDCモータに組み込まれたフレーム及びステータコアの要部を示す断面図。
【図3】同ステータコアの折り曲げ前の状態を示す要部拡大図。
【図4】本実施の形態の変形例に係るフレーム及びステータを示す要部断面図。
【図5】従来のブラシレスDCモータを示す図。
【図6】同ブラシレスDCモータに組み込まれた折り曲げ前のステータコアを示す平面図。
【符号の説明】
20…ブラシレスDCモータ
30…固定子
31…フレーム
31a…凹部
32…ステータコア
33…突起部
33a…先端
34…コイル
40…回転子

Claims (1)

  1. 互いに同軸的に配置された固定子と回転子とを備えたブラシレスDCモータにおいて、
    前記固定子は、円筒状のフレームと、
    その一方の長辺部側から延出した複数個のティースを有する帯状のバックヨークを前記ティース相互間に位置する折曲部において折り曲げることで環状に変形し、前記フレーム内に収容されるステータコアとを備え、
    前記フレームは、その内周側に少なくとも1個の凹部が設けられ、
    前記ステータコアは、前記折曲部の前記バックヨークの他方の長辺部側に、前記フレームの凹部と係合し周方向への移動を規制する突起部が形成され、前記突起部の先端は前記フレームから離間していることを特徴とするブラシレスDCモータ。
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