JP4088562B2 - コイン払出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のコインを収容するバケットが具備されており、バケットに収容されているコインを一枚づつ払い出すコイン払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのコイン払出装置は、一般的に、複数のコインを収容するバケットと、コインを一枚づつバケットから払い出すコイン送出部と、これらのバケット及びコイン送出部を支持する基台とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1で開示されたコイン払出装置には、バケットの下面に回転円板が回転自在に配置されている。この回転円板の環状には、コインを受入可能な開口が複数形成されている。
【0003】
また、回転円板の裏面には、コイン送出ガイド板が回転円板と一体となって固定されている。このコイン送出ガイド板は、爪車状に形成されており、回転円板の開口数と同じ数の爪が備えられている。また、コイン排出口にはコインを一枚づつ払い出すコイン排出部が備えられている。
【0004】
このコイン送出ガイド板は、回転円板の回転に伴なって、爪の内側にあるコインを回転円板の中心方向から離れる方向に移動させる。この移動されたコインがコイン排出口の近傍に位置したときは、コイン排出部は当該コインを1枚づつ排出する。また、コイン排出部には、排出されるメダルを検出するセンサが備えられており、コイン払出装置は、当該センサからの検出信号により排出されたコインを計数していた。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−85333号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バケットの開口部分が上部から底部に向かって小さくなるため、バケットの底部に配置されている回転円板の開口部分には、収容された複数のコインの自重が集中的に掛かるという事態が生じ、また回転円板の開口部分には、通常のコインよりも径が異なる等のイレギュラーなコインが混入されるという事態等が生じていたため、回転円板の開口に受け入れられたコインがコイン排出部付近で詰まることがあった。このコインが詰まり、回転円板が停止した場合には、回転円板を回転させるモータに負荷が掛かり、当該モータに過電流が流れるという問題があった。
【0007】
一方、上記問題を解決するために、コインが詰まることにより回転円板が停止したときは、コイン払出装置は、所定の時間が経過しても上記センサから検出信号が入力されないため、コインが詰まったものと判断し、モータの回転を停止させている。
【0008】
ところが、コイン払出装置は上記所定の時間が経過しなければコインが詰まったものと判断しないため、回転円板を回転させるモータには当該所定の時間が経過するまでに過電流が流れ、モータを劣化させるという問題があった。また、起動時にも定格時よりも高い電流が流れるため、装置電源の容量を大きく設定しなければならず、電源のコストアップの要因ともなっていた。
【0009】
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、コイン詰まりの障害時と起動時であってもモータに過電流が流れるのを未然に防止することができるコイン払出装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願に係る発明は、上記課題を解決するために、複数のコイン(例えば、コイン500)を収容するバケット(例えば、バケット100)と、バケットの底部に配置され、コインを受け入れる開口が環状に複数形成された回転円板(例えば、回転円板200)と、回転円板を回転駆動する駆動手段(例えば、モータ260)とが備えられ、駆動手段で回転円板を回転させて、開口に受け入れられたコインを順次払い出すコイン払出装置であって、駆動手段に流れる電流を特定する電流特定手段(例えば、電流特定部21)と、電流特定手段によって特定された電流が予め設定された基準値に達したときは、該電流が基準値以下となるように制御する電流制御手段(例えば、電流制御部22)とを備えることを特徴とする。
【0011】
このような本発明によれば、複数のコインを収容するバケットと、バケットの底部に配置され、コインを受け入れる開口が環状に複数形成された回転円板と、回転円板を回転駆動する駆動手段とが備えられ、駆動手段で回転円板を回転させて、開口に受け入れられたコインを順次払い出すコイン払出装置であって、駆動手段に流れる電流を特定する電流特定手段と、電流特定手段によって特定された電流が予め設定された基準値に達したときは、電流が基準値以下となるように制御する電流制御手段とが備えられたため、コイン払出装置は、コイン詰まりの障害時と起動時であってもモータに過電流が流れるのを未然に防止することができる。
【0012】
上記発明において、駆動手段は、回転円板の回転を開始させる所定時間の間は、回転円板を回転させるときに必要な、予め設定された基準値よりも大きい最大の電流値を必要とし、所定時間後の回転円板の回転中には、基準値以下の一定の電流を必要とするものである。そして、上記発明においては、電流制御手段によって電流が基準値以下となるように制御されていることを報知する報知手段(例えば、遊技機に設けられた副制御回路,スピーカ又はランプ)を有することが好ましい。この場合には、報知手段が、電流制御手段によって電流が基準値以下となるように制御されていることを報知することにより、結果的に報知手段は、コインが詰まることにより回転円板が停止したことを報知することができる。
【0013】
また、従来では、▲1▼コインがなくなったとき又は▲2▼コインが詰まったときは、コイン払出装置は、どちらの状態になっているのかを報知することができなかったが、本発明では報知手段が、電流値が基準値以下となるように制限されていることを報知することにより、結果的に報知手段は、上記▲2▼の状態のみを報知することができ、上記▲1▼又は▲2▼のいずれかを区別することができる。
【0014】
なお、電流制御手段は、電流特定手段によって特定された電流が予め設定された基準電流値(例えば、最大許容電流値又は定格電流値)の定数倍以上(例えば、3倍以上)になった場合には、特定された電流が基準電流値以下となるように制御してもよい。
【0015】
なお、電流制御手段は、電流特定手段によって特定された電流が回転円板を回転させるときに必要な最大の電流値(例えば、図7に示す時間t1〜t2の間にある最大の電流値)よりも大きい場合には、特定された電流値が予め設定された基準値以下となるように制御する。
【0016】
なお、報知手段は、電流特定手段によって特定された電流が予め設定された基準値以下となるようにする前記電流制御手段の制御が、所定時間以上の予め設定された基準時間が経過するまで制御されているときは、その旨を報知する。
【0017】
【発明の実施の形態】
(コイン払出装置の基本構成)
本発明に係るコイン払出装置1について図面を参照しながら説明する。図1は、コイン払出装置1の一例を示す斜視図である。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係るコイン払出装置1は、バケット100と、回転円板200と、基台300とから構成される。バケット100は、複数のコイン500を収容するものである。このバケット100は、基台300に取付ネジ400を介して脱着自在に取り付けられている。
【0019】
基台300は、所定の角度で斜めに形成された枠体から構成されている。この基台300の上部には、上記バケット100及び上記回転円板200等が配設されている。コイン排出開口600は、回転円板200の開口211に受け入れられたコイン500を排出する排出口である。このコイン排出開口600は、当該背後に於いてバケット100の内部と連通している。
【0020】
図2は、回転円板200及び当該周辺の構造を示す図である。図2に示すように、上面にはモータ260で駆動される回転円板200が取り付けられている。回転円板200には、円形状の開口211が環状に所定のピッチで、例えば4〜8個程度形成されている。この回転円板200の下面には、円形のコイン受け板212が取り付けられている。
【0021】
回転円板200とコイン受け板212との間には、コイン送出ガイド板213が固定されている。このコイン送出ガイド板213は、爪車状に形成され、回転円板200に形成された開口211の数と同じ数のガイド爪214を有する。この回転円板200の周囲には、外側ガイド板220が取り付けられている。
【0022】
この外側ガイド板220は、中央部に回転円板200の径よりも少し小さい円弧状のコインガイド面215が形成されている。上記開口211を通ってコイン受け板212に支持されたコイン500は、ガイド爪214に保持され、回転円板200の回転により、回転円板200の中心軸から離れる方向(コインガイド面215に当接する方向)に送り出される。
【0023】
図3は、コイン排出部230の機構を示す図である。図3に示すように、コイン排出部230は、固定ローラ231と、可動ローラ232と、外側可動ローラ233とを備えている。このコイン排出部230は、コイン排出開口600の近傍に配設されている。
【0024】
可動ローラ232及び外側可動ローラ233は、コイン500の押圧によりコイン排出開口600を開閉するものである。これらの可動ローラ232及び外側可動ローラ233は、コイルバネのような付勢手段によりコイン排出開口600を閉じる方向に付勢されている。
【0025】
図3に示すように、コイン500がコイン排出開口600の開口に到達すると、コイン500は、ガイド爪214の移動に伴なって、可動ローラ232及び外側可動ローラ233の位置を変位(図3に示す実線部分)させる。このコイン500は、可動ローラ232の位置を変位させることにより、コイン排出開口600を開状態にすることができる。なお、図3に示す点線部分は、可動ローラ232及び外側可動ローラ233が変位する前の状態を示すものである。
【0026】
上記ガイド爪214の先端がコイン500に接すると、同時にコイン500は可動ローラ232及び外側可動ローラ233を乗り越えた位置になる。これにより、コイン500はガイド爪214の押し出し作用を受けなくなり、可動ローラ232の付勢手段により、勢いよく排出される。
【0027】
回転円板200の周辺機構は以下に示す通りである。図4は、コイン払出装置1の断面を示す簡略的な斜視図である。図4に示すように、回転円板200の周辺機構は、主に、回転円板200の回転軸255を備える従動ギヤ256と、従動ギヤ256に歯合する駆動ギヤ261を備えるモータ260とが配設されている。
【0028】
このモータ260の回転駆動により、駆動ギヤ261の回転が従動ギヤ256に伝達され、この回転が伝達された従動ギヤ256は、回転軸255を介して回転円板200を回転させる。上記回転円板200の周辺機構の詳細は以下の通りである。
【0029】
図5は、回転円板200の詳細な周辺機構を示す図である。図5に示すように、カバー221の中心部に形成された開口の内側には、回転円板200が配設される。この開口の内側に配設された回転円板200の中心部分に配設けられた穴216には、取付ユニット240を介して、従動ギヤ256の回転軸255が圧入されている。この従動ギヤ256の回転軸255が穴216に圧入されることにより、回転円板200は固定される。なお、回転円板200に配設される細かな各部(例えば、外側ガイド板220等)は省略する。
【0030】
取付ユニット240は、カバー221、回転円板200、後述するギヤユニット250等を固定部材で取り付けるためのものである。この取付ユニット240には、図5に示すように、貫通口242と、ギヤユニット固定部241とが配備されている。貫通口242は、従動ギヤ256の回転軸255を挿入させる開口部である。この開口部に挿入された回転軸255は、回転円板200の穴216に圧入される。
【0031】
ギヤユニット固定部241は、ギヤユニット本体251に形成された凹部257に嵌め込まれることにより、ギヤユニット250を固定する部材である。具体的には、図5に示すように、各ギヤユニット固定部241の先端には爪が形成されている。この3つの爪が凹部257に嵌め込まれることにより、ギヤユニット250が取付ユニット240に固定される。
【0032】
前記ギヤユニット250は、従動ギヤ256及び駆動ギヤ261を適切な位置関係となるように収容するものである。このギヤユニット250の外側は、ギヤユニット本体251と、側板252とから構成されている。この側板252には、穴253と、穴254とが配設されている。
【0033】
穴253は、従動ギヤ256の回転軸255を回転可能に軸支するものである。この穴253と向かい合う位置には回転軸255を挿入する穴259がギヤユニット本体251の側面に配設されている。回転軸255の一端が穴253に軸支され、回転軸255の他端が穴259,貫通口242を介して穴216に固定される。
【0034】
穴254は、モータ260の駆動軸を挿入するものである。この穴254に挿入された駆動軸の先端には、駆動ギヤ261が圧入されている。この駆動ギヤ261は、図5に示すように、従動ギヤ256に接触すると共に、従動ギヤ256の回転軸255と同一の軸心となるような位置関係に配置されている。
【0035】
図6は、コイン払出装置1の内部構成を示す図である。図6に示すように、コイン払出装置1は、コイン排出制御部20と、電流特定部21と、電流制御部22と、センサ23と、モータ260とを備えている。これらの各部はバス25で接続されている。
【0036】
モータ260は、コイン排出制御部20からの制御命令により回転円板200を回転させるものである。センサ23は、コイン排出部230によって払い出されるコイン500を検知し、当該検知したことを検知信号としてコイン排出制御部20に出力するものである。
【0037】
コイン排出制御部20は、コイン払出装置1の全体を制御するものである。具体的には、コイン排出制御部20は、コイン500を所定枚数分払い出させる命令信号が遊技機の全体を制御するメインCPU(図示せず)から入力された場合には、モータ260を回転駆動させる。これにより、コイン500は、コイン排出部230によりコイン排出開口600から一枚づつ排出される。
【0038】
また、コイン排出制御部20は、センサ23からの検出信号により、コイン500の払い出し枚数をカウントする。この払い出し枚数のカウントが所定の枚数に達したときは、コイン排出制御部20は、モータ260の回転を瞬時に停止させる。
【0039】
電流特定部21は、モータ260に流れる電流を特定する電流特定手段である。この電流特定部21は、複数の抵抗器等で構成されており、各抵抗器に掛かる各電圧の分圧比によりモータ260に流れる電流を特定する。
【0040】
電流制御部22は、電流特定部21によって特定された電流が予め設定された基準値に達したときは、該電流が該基準値以下となるように制御する電流制御手段である。なお、電流特定部21及び電流制御部22は、公知技術(例えば、STK681の素子等)であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0041】
図7は、電流制御部22がモータ260に流れる電流を制御する様子を示す図である。図7に示すように、モータ260の始動時にはモータ260が回転円板200を回転させるための大きな回転トルクを必要とするため、モータ260には時間の経過とともに大きな電流が流れる。すなわち、モータ260の始動に対応する時間が0〜t2であり、電流制御部22による電流の制御が行われない場合には、モータ260に流れる電流は、時間t1〜t2の間は予め設定された基準値に達したことになる(図7中の左側の斜線部分)。この場合には、電流制御部22はモータ260に流れる電流を基準値以下となるように制御する。
【0042】
そして、モータ260の始動に対応する時間0〜t2が経過し、時間がt3〜t4となった場合には、モータ260の回転数が定格回転数となり、モータ260の回転トルクが定格トルクとなる。このときのモータ260に流れる電流は、コイン500が詰まっていないため、基準値以下の一定の値となる。
【0043】
その後、時間がt4を過ぎた時点で、コイン500が詰まり回転円板200が停止した場合には、モータ260には大きな回転トルクが掛かり、大きな電流が流れる。このモータ260に流れる電流は、時間の経過とともに増大し、時間t5を過ぎた時点で基準値に達したことになる。この場合に、電流制御部22はモータ260に流れる電流を基準値以下となるように制御する。
【0044】
なお、電流制御部22によって電流が基準値以下となるように制御されていることを報知する報知手段(例えば、遊技機に設けられた副制御回路,スピーカ又はランプ)を有することが好ましい。この場合には、報知手段が、電流制御部22によって電流が基準値以下となるように制御されていることを報知することにより、結果的に報知手段は、コイン500が詰まることにより回転円板200が停止したことを報知することができる。
【0045】
また、従来では、▲1▼コイン500がなくなったとき又は▲2▼コイン500が詰まったときは、コイン払出装置は、どちらの状態になっているのかを報知することができなかったが、本発明では報知手段が、電流制御部22によって電流値が基準値以下となるように制限されていることを報知することにより、結果的に報知手段は、上記▲2▼の状態のみを報知することができ、上記▲1▼又は▲2▼のいずれかを区別することができる。
【0046】
さらに、電流制御部22によって特定された電流が予め設定された基準値以下となるように制御されているときは、報知手段がその旨を報知することにより、遊技場の店員は、コイン500が詰まっている状態を即座に改善することができる。
【0047】
以下において、本実施形態におけるコイン払出装置1の動作について図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態におけるコイン払出装置1の動作を示すフロー図である。
【0048】
ステップ210において、電流特定部21は、モータ260に流れる電流を特定する処理を行う。ステップ210において、電流制御部22は、電流特定部21によって特定された電流(モータ260に流れている電流)が予め設定した基準値に達したか否かの判定を行い、当該電流が予め設定した基準値以上である場合にはステップ230の処理に移り、当該電流が予め設定した基準値以上でない場合には本処理を繰り返す。ステップ230において、電流制御部22は、特定された電流が予め設定された基準値以下となるように制御する。
【0049】
(コイン払出装置による作用及び効果)
このような本願に係る発明によれば、電流制御部22が、電流特定部21によって特定された電流が予め設定された基準値に達したときは、当該電流を基準値以下となるように制御することにより、コイン払出装置は、コイン詰まりの障害時と起動時であってもモータ260に過電流が流れるのを未然に防止することができる。
【0050】
なお、電流特定部21又は電流制御部22は、抵抗器又はダイオードを含むハード的な構成に限定されるものではなく、電流特定部21又は電流制御部22における処理を実行可能なプログラムを実行するように構成されてもよい。
【0052】
そして、本実施形態では、電流制御部22は、電流特定部21によって特定された電流が回転円板200を回転させるときに必要な最大の電流値(例えば、図7に示す時間t1〜t2の間にある最大の電流値)よりも大きい場合には、特定された電流値が予め設定された基準値以下となるように制御する。
【0053】
なお、報知手段は、電流制御部22によって特定された電流が予め設定された基準値以下となるように予め設定された基準時間が経過するまで制御されているときは、その旨を報知してもよい。例えば、コイン500が詰まることにより回転円板200が停止したときは、電流制御部22は、特定された電流が予め設定された基準値以下となるように制御し続ける。一方、コイン500が詰まっていなければ、電流制御部22は、回転円板200の始動時だけ、特定された電流が予め設定された基準値以下となるように制御する。したがって、電流制御部22が継続的に制御し続けるということはコイン500が詰まっていることを意味するため、結果的に報知手段は、コイン500が詰まっている旨を店員等に報知することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、コイン詰まりの障害時と起動時であってもモータに過電流が流れるのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるコイン払出装置を示す外観図である。
【図2】本実施形態における回転円板及び回転円板の周辺機構を示す図である。
【図3】本実施形態におけるコイン排出部の機構を示す図である。
【図4】本実施形態におけるコイン払出装置の断面を示す図である。
【図5】本実施形態におけるコイン払出装置の要部を分解して示す斜視図である。
【図6】本実施形態にけるコイン払出装置の内部構造を示す図である。
【図7】本実施形態にける時間に対する電流の関係を示す図である。
【図8】本実施形態におけるコイン払出装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1…コイン払出装置、20…コイン排出制御部、21…電流特定部、22…電流制御部、23…センサ、25…バス、100…バケット、200…回転円板、211…開口、212…板、213…コイン送出ガイド板、214…ガイド爪、215…コインガイド面、216…穴、220…外側ガイド板、221…カバー、230…コイン排出部、231…固定ローラ、232…可動ローラ、233…外側可動ローラ、240…取付ユニット、241…ギヤユニット固定部、242…貫通口、250…ギヤユニット、251…ギヤユニット本体、252…側板、253…穴、254…穴、255…回転軸、256…従動ギヤ、257…凹部、259…穴、260…モータ、261…駆動ギヤ、300…基台、400…取付ネジ、500…コイン、600…コイン排出開口

Claims (1)

  1. 複数のコインを収容するバケットと、該バケットの底部に配置され、前記コインを受け入れる開口が環状に複数形成された回転円板と、前記回転円板を回転駆動する駆動手段とが備えられ、前記駆動手段で前記回転円板を回転させて、前記開口に受け入れられた前記コインを順次払い出すコイン払出装置であって、
    前記駆動手段に流れる電流を特定する電流特定手段と、
    前記電流特定手段によって特定された電流が予め設定された基準値に達したときは、該電流が該基準値以下となるように制御する電流制御手段と、
    前記電流制御手段によって電流が基準値以下となるように制御されていることを報知する報知手段とを備え、
    前記駆動手段は、前記回転円板の回転を開始させる所定時間の間は、前記回転円板を回転させるときに必要な、予め設定された基準値よりも大きい最大の電流値を必要とし、前記所定時間後の前記回転円板の回転中には、前記基準値以下の一定の電流を必要とするものであり、
    前記報知手段は、前記電流特定手段によって特定された電流が前記基準値以下となるようにする前記電流制御手段の制御が、前記所定時間以上の予め設定された基準時間が経過するまで行われているときに、その旨を報知する
    ことを特徴とするコイン払出装置。
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