JP2004202078A - 遊技機用コイン払出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転円盤の駆動手段として小型かつ安価なモータを使用できる遊技機用コイン払出装置を提供する。
【解決手段】コインCを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置20において、コインCを多数収容可能なバケット32と、該バケット32の底部に設けられた回転円盤24と、該回転円盤24の外周面を駆動することにより該回転円盤24を回転させるモータ42とを備え、回転円盤24は、その上面の円周に沿ってバケット32内のコインCを保持し、該回転円盤24の回転によりコインCを回転中心に対して外向きに順次送り出す。
【選択図】 図4
【解決手段】コインCを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置20において、コインCを多数収容可能なバケット32と、該バケット32の底部に設けられた回転円盤24と、該回転円盤24の外周面を駆動することにより該回転円盤24を回転させるモータ42とを備え、回転円盤24は、その上面の円周に沿ってバケット32内のコインCを保持し、該回転円盤24の回転によりコインCを回転中心に対して外向きに順次送り出す。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイン、メダル或いはトークン等(本発明では、これらをまとめてコインと称する)の遊技媒体を使用して遊技を行うスロットマシン等の遊技機に用いられるコイン払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機用コイン払出装置は、一般に、コインを無配列に多数収容するバケットと、コインを1枚ずつ同一面に揃えてバケットから送出するコイン送出部と、これらバケット及びコイン送出部を支持する基台とを備えて構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
作動時には、バケット内に収容されたコインは、バケットの底部に設けられた回転円盤上の円周に沿って1枚ずつ保持される。この回転円盤は、その中心軸を回転させるモータによって駆動され、この回転円盤の回転により、コインは回転中心に対して外向きに順次送り出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7―114658号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなコイン払出装置では、バケット内に収容されている多数のコインの荷重を受ける回転円盤を回転駆動するために、非常に大きな力が必要となる。
このため、回転円盤の駆動手段であるモータに出力が大きいことが要求され、大型で価格も高いモータが使用されていた。
【0006】
本発明の目的は、回転円盤を駆動するために必要な力が、従来よりも小さくて済み、駆動手段として小型かつ安価なモータを使用できる遊技機用コイン払出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、コインを多数収容可能なバケットと、該バケットの底部に設けられた回転円盤と、該回転円盤の外周面を駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転によりコインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする。
【0008】
本発明の具体的態様では、回転円盤の外周面には、該回転円盤の外径よりも小径の歯車と噛み合う歯が形成され、該歯車を駆動手段で回転駆動するようにしたことを特徴とする。
【0009】
又は、コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、コインを多数収容可能なバケットと、該バケットの底部に設けられた回転円盤と、該回転円盤の外周に沿って形成された周壁の内周面に、該回転円盤よりも小径の歯車と噛み合う内歯歯車を形成し、該歯車を回転駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転により前記コインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】
本発明によれば、バケット内に収容されたコインは、バケットの底部に設けられた回転円盤上の円周に沿って並んで保持され、回転円盤の回転により回転中心に対して外向きに順次送り出される。この回転円盤は、駆動手段が回転円盤の外周面を駆動することによって回転するので、従来のように回転円盤の中心軸を回転駆動する場合よりも格段に小さい力で、コイン送り出しに必要なトルクを得ることができる。このため、駆動手段は、従来のモータよりも出力及びトルクが小さいものでよく、それだけ、小型で安価なモータを用いることができる。
【0011】
発明の具体的態様では、回転円盤の外周面にその径より小径の歯車と噛み合う歯を形成し、その歯車を回転させることによって回転円盤を回転駆動する。このため、駆動手段としては、上記歯車を出力軸に固着したモータを用いることができる。
【0012】
或いは、回転円盤の外周に沿って形成された周壁の内周面に内歯歯車を形成し、これに噛み合う歯車を回転させることによって回転円盤を回転駆動するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例のコイン払出装置20の外観図である。このコイン払出装置20は、基台22、回転円盤24及びカバー26を含む本体部28と、カバー26上に設置されて多数のコインCを収容するバケット32とで構成されている。バケット32は、本体部28のカバー26にねじ34で着脱自在に取付けられる。
【0014】
図2は、バケット32を取り外した状態で本体部28を分解して示す斜視図である。基台22は、上部が適当な角度(例えば25度)をもって斜めに形成された枠体から成り、その上部には、矩形状の金属板からなる基板36が傾斜して取付けられる。
【0015】
基板36の上面には、コインCよりわずかに厚い矩形の金属板から成る外側ガイド板37が取付けられ、その上をカバー26が覆う。外側ガイド板37は、その中央部に、径が回転円盤24より小さく且つ後述のコイン受け板38及びコイン送出ガイド板40の外径(ガイド爪50の先端が位置する円の直径)よりも大きい円形の開口37aを有する。この開口37aの周縁は、コイン案内面として形成されている。
【0016】
さらに、外側ガイド板37の左側部には、コインが1枚ずつ通過できる幅を持つコイン排出口37bが形成されている。このコイン排出口37bの入口側には、後で説明する位置固定ローラ54及び位置可変ローラ56を配置するための切欠き37c及び37dが形成されている。
【0017】
回転円盤24の下面には、後述のようにバケット32から回転円盤24の円形開口46内に入ったコインを受ける円環状のコイン受け板38が、これと回転円盤24との間に爪車状のコイン送出ガイド板40を介在させて、回転円盤24と一体に回転するように装着される。これによって、コインは円形開口を貫通して回転円盤の下面へ落ち込むことなく、回転円盤の上面の円周に沿って保持することができる。
【0018】
このコイン受け板38には、図6に示すように円弧状に切り欠いた部分を上方に所定角度θ(例えば15°)折り曲げて形成した複数(この場合、8個)の傾斜部39が、円周に沿って一定ピッチの角度(この例の場合、45°)で間隔を置いて配置されている。
【0019】
次に、基板36の右下部の下面には、回転円盤24を回転する駆動手段として、モータ42が取付けられる。モータ42は、基板36及び外側ガイド板37に設けた貫通孔36g、37fを通って、外側ガイド板37の上方から下向きに挿入されるねじ12を、モータ42に設けられたねじ孔42bにねじ込むことよって、基板36及び外側ガイド板37に固定される。このとき、モータ42の出力軸42aは、基板36と外側ガイド板37にそれぞれ設けた軸孔36f、軸孔37eを貫通し、その先端部が外側ガイド板37の上に突出する。
【0020】
この先端部には、出力軸42aを中心として一体に回転する歯車11が取付けられる。ここで、歯車11は、外側ガイド板37の上面から離れた位置にある。
【0021】
図2に示すように、回転円盤24の中心部には、貫通孔49が空いており、この孔にシャフト47を通して、回転円盤24と一体に回転するように固定する。
シャフト47の下端部は、基板36中央部の貫通孔36aを通って、基板36の下面中央部に取付けられる軸受48に支持される。
【0022】
図3及び図4に示すように、回転円盤24の外周面には、上記出力軸42a上の歯車11と噛み合う歯25が形成されている。回転円盤24は、歯25に噛み合った歯車11の回転によりシャフト47を中心として回転駆動する。
【0023】
図2に示すように、基板36には、ゴミ排出用の複数の孔36b、後述の位置固定ローラ54と位置可変ローラ56を基板36上のコイン排出口37bの両側に配置するための軸孔36cと長孔36d、及び、後述のように排出されるコインを検出するためのコインセンサ60及び61用の検出窓36e等が形成されている。
【0024】
次に、図5に示すように、回転円盤24には、コインCより少し大きい直径の円形開口46が複数(この場合、8個)形成されている。これらの円形開口46は、回転円盤24の円周に沿って一定のピッチ(角度間隔)をとって設けられている。
【0025】
又、図7に示すように、回転円盤24の円形開口46の上部周縁は上方に向かって拡開するテーパ状に形成されており、コインCが円形開口46に入り易くなっている。
【0026】
この回転円盤24の下側に配置されるコイン送出ガイド板40は、図2及び図5に示すような爪車状に形成された金属板から成り、回転円盤24の円形開口46に対応した数のガイド爪50を有し、隣り合うガイド爪50の間に、コイン受け板38で受けたコインを保持する。回転円盤24の回転駆動時には、それらのコインが回転円盤24の中心から離れる方向に付勢される。
【0027】
このコイン送出ガイド板40では、1つ置きのガイド爪50の根本に相当する位置に、ねじ44を挿通する貫通孔41が設けられている。コイン送出ガイド板40の厚さは、コインCの厚さとほぼ同じである。
【0028】
又、図5に示すように、コイン送出ガイド板40のガイド爪50は、上方から見て反時計方向に湾曲した形状を有し、その湾曲形の内側縁はコイン保持案内面50aとして、外側縁はコイン送出案内面50bとして、それぞれ形成されている。コイン保持案内面50aは、回転円盤24の円形開口46に沿った円弧状に形成されている。ある1つのガイド爪50のコイン保持案内面50aは、反時計方向に延びて次のガイド爪50のコイン送出案内面50bとなっている。
【0029】
次に、図6(A)に示すように、コイン受け板38は円環状の金属板から成り、その円周に沿って一定の角度で間隔を置いて回転円盤24の円形開口46と同数の略半円形傾斜部39が設けられている。同(B)に示すように、各傾斜部39は、円弧状に切り欠いた部分を上面側に所定の角度傾斜するように折り曲げることによって形成され、その結果、コイン受け板38には上方から見て円弧状のスリット39aが形成されている。このコイン受け板38は、上記コイン送出ガイド板40の貫通孔41と対応する位置に、前述のねじ44をねじ込むためのねじ孔51を有する。
【0030】
図5及び図7に示すように、回転円盤24とコイン送出ガイド板40とコイン受け板38は、組立の際には、回転円盤24の円形開口46の周縁の一部とコイン送出ガイド板40のコイン保持案内面50aとコイン受け板38のスリット39aとが一致するように重ね合わせ、上方からねじ44を回転円盤24の貫通孔45及びコイン送出ガイド板40の貫通孔41に通し、コイン受け板38のねじ孔51にねじ込むことにより、一体に固定される。これによって、回転円盤24が回転駆動する際には、回転円盤24とコイン送出ガイド板40とコイン受け板38は、一体になって回転駆動する。
【0031】
次に、図5に示すように、基板36の上面において、コイン排出口37bの入口側には、位置固定ローラ54と位置可変ローラ56が配置され、コイン排出口37bに臨む位置に来たコインを排出するためのコイン排出部を構成している。
【0032】
詳細には、位置固定ローラ54は、基板36に設けられた軸孔36cを通る軸により、定位置で回転自在に設けられる一方、位置可変ローラ56は、これを回転自在に支持する軸が基板36の長孔36dに沿って移動することにより、その位置が変化するように設けられている。この位置可変ローラ56の周面は、これにコインCが当たってコイン排出口37bへ勢いよく送り込まれるため、ゴム又は合成樹脂等の弾性体で覆われている。
【0033】
位置可変ローラ56の軸は、長孔36dの一端側の排出口閉じ位置と他端側の排出口開放位置との間で変位可能であるが、通常は、図示しないバネによって図5に示された閉じ位置に付勢されている。位置可変ローラ56は、この閉じ位置では、コイン送出ガイド板40とコイン受け板38の外周縁部に近接する。これらの回転に伴い、コイン排出口37bを臨む位置に来たコインCは、閉じ位置にある位置可変ローラ56に当接し、この位置可変ローラ56を図5において上方に変位させる。そして、コインCは、排出口開放位置に変位した位置可変ローラ56の回転力により、この位置可変ローラ56と位置固定ローラ54との間からコイン排出口37bの出口側へ向けて付勢され、コイン排出口37bの出口から勢いよく排出される。
【0034】
こうして排出されるコインを検出するため、図2に示すように、2個のコインセンサ60及び61がカバー26の凹部26aに配置され、その上に遮光蓋62が取付けられる。又、カバー26及び基板36には、上記コインセンサ60、61に対応する位置に検出窓26b、36eが形成されている。
【0035】
コインセンサ60及び61としては、反射型或いは透過型のフォトセンサが用いられ、排出コインが透過する毎に検出パルスを生成してコントローラ63に送る。
【0036】
コントローラ63は、遊技機全体の動作を制御するもので、マイクロコンピュータから成る。これには、駆動回路(ドライバ)64を介してモータ42が接続される。コントローラ63は、遊技状態に応じた枚数のコイン払い出しを行うため、駆動回路64に駆動制御信号を送ってモータ42を駆動し、回転円盤24の歯25に噛み合った歯車11を回転させ、回転円盤24を回転駆動する。これにより、コイン排出口37bからコインが1枚ずつ排出されるが、払い出されたコインはコインセンサ60及び61で検出され、その検出信号によってコントローラ63がコイン払い出し数を計数し、所定の枚数に達した時にモータ42の駆動を停止する。
【0037】
次に、上記構成のコイン払出装置20の動作を説明する。
【0038】
図1のバケット32に多量のコインCが収容されている状態において、遊技状態に応じて所定枚数のコイン払い出しを行うとき、図2のコントローラ63は、駆動回路64に駆動制御信号を送ってモータ42を駆動する。これにより、歯車11と回転円盤の外周面の歯25とが噛み合って、回転円盤24はコイン送出ガイド板40及びコイン受け板38と一体で、図5において時計方向に回転する。
このとき、多量のコインCにより回転円盤24の軸方向に大きな荷重がかかっていても、モータ42の歯車11が回転円盤24の外周面を回転駆動するため、モータ自体の出力及びトルクが小さくても、回転円盤24を回転駆動することができる。
【0039】
コインCは、回転円盤24の円形開口46に落ち込むと、コイン受け板38に支持される。ここで、回転円盤24の下面とコイン受け板38の上面との間隙は、コイン送出ガイド板40によってほぼコインCの1枚分の厚さに保持されている。
【0040】
図5に示すように、上記円形開口46を通ってコイン受け板38で受け止められたコインCは、回転円盤24の回転に伴って回転円盤24の中心から離れる方向に付勢されながら、外側ガイド板37の円形開口37aの周縁で形成されたコイン案内面に沿って回転円盤24の回転方向に移動する。
【0041】
その後、コインCは、コイン排出口37bの入口近くで位置固定ローラ54に当接し、更にコイン送出ガイド板40のコイン送出案内面50bに押されて位置可変ローラ56を開方向に変位させる。そして、ガイド爪50の先端がコインCに接する位置で位置可変ローラ56を乗り越えると、コインCは、位置可変ローラ56の回転力によりコイン排出口37bから勢いよく排出される。
【0042】
上記のようにして排出されたコインが所定の払出し枚数に達すると、コントローラ63はモータ42の駆動を停止し、コインの排出を止める。
【0043】
以上の実施例において、モータ42の歯車11と回転円盤24の歯25との噛み合いにより、回転円盤24の外周面を駆動することで、従来のように回転円盤の中心軸を回転駆動する場合よりも格段に小さな力で、コイン送り出しに必要なトルクを得ることができる。このため、駆動手段は、従来のモータよりも出力及びトルクが小さいものでよく、それだけ、小型で安価なモータを用いることができる。
【0044】
別の実施例として、図8に示すように、モータ42を回転円盤24の上方に下向きに取付け、回転円盤24の上にその外周に沿って形成された周壁24bの内周面に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車25aを形成し、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしても、上記と同様の効果が得られる。このとき、歯車11と内歯歯車25aとの間にバケット32内のコインCが挟み込むのを防ぐために、モータ42の歯車11の周囲を適宜の手段によりカバーすることが望ましい。又は、回転円盤24の下にその外周に沿って形成された周壁の内周面に沿って内歯歯車を形成し、その内歯歯車と噛み合う歯車を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。
【0045】
他の実施例としては、図9及び図10に示すように、回転円盤24の下面において、回転円盤24の外周と円形開口46との間に位置する、環状の溝24aを形成し、その溝24aの外径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車25bを形成して、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。或いは、同様にして形成した溝24aの内径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う歯を形成して、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。
【0046】
さらに別の実施例としては、モータ42を回転円盤24の上方に下向きに取付け、回転円盤24の上面において、上記と同様にして形成した環状の溝の外径或いは内径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車又は歯を形成し、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。このとき、歯車11と前記内歯歯車又は前記歯との間にバケット32内のコインCが挟み込むのを防ぐために、モータ42の歯車11の周囲を適宜の手段によりカバーすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコイン払出装置の外観図。
【図2】図1のコイン払出装置の本体部を分解して示す斜視図。
【図3】実施例のコイン払出装置の要部の構成を示す側面図。
【図4】回転円盤と噛み合う歯車を介して回転駆動する手段を示す図。
【図5】回転円盤の一部を破断して見た平面図。
【図6】(A)はコイン払出装置のコイン受け板の平面図、(B)は(A)の一部断面図。
【図7】図5において回転円盤の円形開口内にコインが入った状態を示す断面図。
【図8】別の実施例における回転円盤とその上に設けた駆動手段を示す斜視図。
【図9】(A)は、他の実施例における回転円盤とその下に設けた駆動手段を示す斜視図、(B)は、この回転円盤の形状を示す断面図。
【図10】図9の実施例において回転円盤の円形開口内にコインが入った状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…歯車、12…ねじ、20…コイン払出装置、22…基台、24…回転円盤、24a…溝、24b…周壁、25…歯、25a…内歯歯車、25b…内歯歯車、26…カバー、26a…凹部、26b…検出窓、28…本体部、32…バケット、34…ねじ、36…基板、36a…貫通孔、36b…孔、36c…軸孔、36d…長孔、36e…検出窓、36f…軸孔、36g…貫通孔、37…外側ガイド板、37a…開口、37b…コイン排出口、37c…切欠き、37d…切欠き、37e…軸孔、37f…貫通孔、38…コイン受け板、39…傾斜部、39a…スリット、40…コイン送出ガイド板、41…貫通孔、42…モータ、42a…出力軸、42b…ねじ孔、44…ねじ、45…貫通孔、46…円形開口、47…シャフト、48…軸受、49…貫通孔、50…ガイド爪、50a…コイン保持案内面、50b…コイン送出案内面、51…ねじ孔、54…位置固定ローラ、56…位置可変ローラ、60…コインセンサ、61…コインセンサ、62…遮光蓋、63…コントローラ、64…駆動回路、C…コイン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイン、メダル或いはトークン等(本発明では、これらをまとめてコインと称する)の遊技媒体を使用して遊技を行うスロットマシン等の遊技機に用いられるコイン払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機用コイン払出装置は、一般に、コインを無配列に多数収容するバケットと、コインを1枚ずつ同一面に揃えてバケットから送出するコイン送出部と、これらバケット及びコイン送出部を支持する基台とを備えて構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
作動時には、バケット内に収容されたコインは、バケットの底部に設けられた回転円盤上の円周に沿って1枚ずつ保持される。この回転円盤は、その中心軸を回転させるモータによって駆動され、この回転円盤の回転により、コインは回転中心に対して外向きに順次送り出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7―114658号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなコイン払出装置では、バケット内に収容されている多数のコインの荷重を受ける回転円盤を回転駆動するために、非常に大きな力が必要となる。
このため、回転円盤の駆動手段であるモータに出力が大きいことが要求され、大型で価格も高いモータが使用されていた。
【0006】
本発明の目的は、回転円盤を駆動するために必要な力が、従来よりも小さくて済み、駆動手段として小型かつ安価なモータを使用できる遊技機用コイン払出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、コインを多数収容可能なバケットと、該バケットの底部に設けられた回転円盤と、該回転円盤の外周面を駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転によりコインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする。
【0008】
本発明の具体的態様では、回転円盤の外周面には、該回転円盤の外径よりも小径の歯車と噛み合う歯が形成され、該歯車を駆動手段で回転駆動するようにしたことを特徴とする。
【0009】
又は、コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、コインを多数収容可能なバケットと、該バケットの底部に設けられた回転円盤と、該回転円盤の外周に沿って形成された周壁の内周面に、該回転円盤よりも小径の歯車と噛み合う内歯歯車を形成し、該歯車を回転駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転により前記コインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする。
【0010】
【作用及び効果】
本発明によれば、バケット内に収容されたコインは、バケットの底部に設けられた回転円盤上の円周に沿って並んで保持され、回転円盤の回転により回転中心に対して外向きに順次送り出される。この回転円盤は、駆動手段が回転円盤の外周面を駆動することによって回転するので、従来のように回転円盤の中心軸を回転駆動する場合よりも格段に小さい力で、コイン送り出しに必要なトルクを得ることができる。このため、駆動手段は、従来のモータよりも出力及びトルクが小さいものでよく、それだけ、小型で安価なモータを用いることができる。
【0011】
発明の具体的態様では、回転円盤の外周面にその径より小径の歯車と噛み合う歯を形成し、その歯車を回転させることによって回転円盤を回転駆動する。このため、駆動手段としては、上記歯車を出力軸に固着したモータを用いることができる。
【0012】
或いは、回転円盤の外周に沿って形成された周壁の内周面に内歯歯車を形成し、これに噛み合う歯車を回転させることによって回転円盤を回転駆動するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例のコイン払出装置20の外観図である。このコイン払出装置20は、基台22、回転円盤24及びカバー26を含む本体部28と、カバー26上に設置されて多数のコインCを収容するバケット32とで構成されている。バケット32は、本体部28のカバー26にねじ34で着脱自在に取付けられる。
【0014】
図2は、バケット32を取り外した状態で本体部28を分解して示す斜視図である。基台22は、上部が適当な角度(例えば25度)をもって斜めに形成された枠体から成り、その上部には、矩形状の金属板からなる基板36が傾斜して取付けられる。
【0015】
基板36の上面には、コインCよりわずかに厚い矩形の金属板から成る外側ガイド板37が取付けられ、その上をカバー26が覆う。外側ガイド板37は、その中央部に、径が回転円盤24より小さく且つ後述のコイン受け板38及びコイン送出ガイド板40の外径(ガイド爪50の先端が位置する円の直径)よりも大きい円形の開口37aを有する。この開口37aの周縁は、コイン案内面として形成されている。
【0016】
さらに、外側ガイド板37の左側部には、コインが1枚ずつ通過できる幅を持つコイン排出口37bが形成されている。このコイン排出口37bの入口側には、後で説明する位置固定ローラ54及び位置可変ローラ56を配置するための切欠き37c及び37dが形成されている。
【0017】
回転円盤24の下面には、後述のようにバケット32から回転円盤24の円形開口46内に入ったコインを受ける円環状のコイン受け板38が、これと回転円盤24との間に爪車状のコイン送出ガイド板40を介在させて、回転円盤24と一体に回転するように装着される。これによって、コインは円形開口を貫通して回転円盤の下面へ落ち込むことなく、回転円盤の上面の円周に沿って保持することができる。
【0018】
このコイン受け板38には、図6に示すように円弧状に切り欠いた部分を上方に所定角度θ(例えば15°)折り曲げて形成した複数(この場合、8個)の傾斜部39が、円周に沿って一定ピッチの角度(この例の場合、45°)で間隔を置いて配置されている。
【0019】
次に、基板36の右下部の下面には、回転円盤24を回転する駆動手段として、モータ42が取付けられる。モータ42は、基板36及び外側ガイド板37に設けた貫通孔36g、37fを通って、外側ガイド板37の上方から下向きに挿入されるねじ12を、モータ42に設けられたねじ孔42bにねじ込むことよって、基板36及び外側ガイド板37に固定される。このとき、モータ42の出力軸42aは、基板36と外側ガイド板37にそれぞれ設けた軸孔36f、軸孔37eを貫通し、その先端部が外側ガイド板37の上に突出する。
【0020】
この先端部には、出力軸42aを中心として一体に回転する歯車11が取付けられる。ここで、歯車11は、外側ガイド板37の上面から離れた位置にある。
【0021】
図2に示すように、回転円盤24の中心部には、貫通孔49が空いており、この孔にシャフト47を通して、回転円盤24と一体に回転するように固定する。
シャフト47の下端部は、基板36中央部の貫通孔36aを通って、基板36の下面中央部に取付けられる軸受48に支持される。
【0022】
図3及び図4に示すように、回転円盤24の外周面には、上記出力軸42a上の歯車11と噛み合う歯25が形成されている。回転円盤24は、歯25に噛み合った歯車11の回転によりシャフト47を中心として回転駆動する。
【0023】
図2に示すように、基板36には、ゴミ排出用の複数の孔36b、後述の位置固定ローラ54と位置可変ローラ56を基板36上のコイン排出口37bの両側に配置するための軸孔36cと長孔36d、及び、後述のように排出されるコインを検出するためのコインセンサ60及び61用の検出窓36e等が形成されている。
【0024】
次に、図5に示すように、回転円盤24には、コインCより少し大きい直径の円形開口46が複数(この場合、8個)形成されている。これらの円形開口46は、回転円盤24の円周に沿って一定のピッチ(角度間隔)をとって設けられている。
【0025】
又、図7に示すように、回転円盤24の円形開口46の上部周縁は上方に向かって拡開するテーパ状に形成されており、コインCが円形開口46に入り易くなっている。
【0026】
この回転円盤24の下側に配置されるコイン送出ガイド板40は、図2及び図5に示すような爪車状に形成された金属板から成り、回転円盤24の円形開口46に対応した数のガイド爪50を有し、隣り合うガイド爪50の間に、コイン受け板38で受けたコインを保持する。回転円盤24の回転駆動時には、それらのコインが回転円盤24の中心から離れる方向に付勢される。
【0027】
このコイン送出ガイド板40では、1つ置きのガイド爪50の根本に相当する位置に、ねじ44を挿通する貫通孔41が設けられている。コイン送出ガイド板40の厚さは、コインCの厚さとほぼ同じである。
【0028】
又、図5に示すように、コイン送出ガイド板40のガイド爪50は、上方から見て反時計方向に湾曲した形状を有し、その湾曲形の内側縁はコイン保持案内面50aとして、外側縁はコイン送出案内面50bとして、それぞれ形成されている。コイン保持案内面50aは、回転円盤24の円形開口46に沿った円弧状に形成されている。ある1つのガイド爪50のコイン保持案内面50aは、反時計方向に延びて次のガイド爪50のコイン送出案内面50bとなっている。
【0029】
次に、図6(A)に示すように、コイン受け板38は円環状の金属板から成り、その円周に沿って一定の角度で間隔を置いて回転円盤24の円形開口46と同数の略半円形傾斜部39が設けられている。同(B)に示すように、各傾斜部39は、円弧状に切り欠いた部分を上面側に所定の角度傾斜するように折り曲げることによって形成され、その結果、コイン受け板38には上方から見て円弧状のスリット39aが形成されている。このコイン受け板38は、上記コイン送出ガイド板40の貫通孔41と対応する位置に、前述のねじ44をねじ込むためのねじ孔51を有する。
【0030】
図5及び図7に示すように、回転円盤24とコイン送出ガイド板40とコイン受け板38は、組立の際には、回転円盤24の円形開口46の周縁の一部とコイン送出ガイド板40のコイン保持案内面50aとコイン受け板38のスリット39aとが一致するように重ね合わせ、上方からねじ44を回転円盤24の貫通孔45及びコイン送出ガイド板40の貫通孔41に通し、コイン受け板38のねじ孔51にねじ込むことにより、一体に固定される。これによって、回転円盤24が回転駆動する際には、回転円盤24とコイン送出ガイド板40とコイン受け板38は、一体になって回転駆動する。
【0031】
次に、図5に示すように、基板36の上面において、コイン排出口37bの入口側には、位置固定ローラ54と位置可変ローラ56が配置され、コイン排出口37bに臨む位置に来たコインを排出するためのコイン排出部を構成している。
【0032】
詳細には、位置固定ローラ54は、基板36に設けられた軸孔36cを通る軸により、定位置で回転自在に設けられる一方、位置可変ローラ56は、これを回転自在に支持する軸が基板36の長孔36dに沿って移動することにより、その位置が変化するように設けられている。この位置可変ローラ56の周面は、これにコインCが当たってコイン排出口37bへ勢いよく送り込まれるため、ゴム又は合成樹脂等の弾性体で覆われている。
【0033】
位置可変ローラ56の軸は、長孔36dの一端側の排出口閉じ位置と他端側の排出口開放位置との間で変位可能であるが、通常は、図示しないバネによって図5に示された閉じ位置に付勢されている。位置可変ローラ56は、この閉じ位置では、コイン送出ガイド板40とコイン受け板38の外周縁部に近接する。これらの回転に伴い、コイン排出口37bを臨む位置に来たコインCは、閉じ位置にある位置可変ローラ56に当接し、この位置可変ローラ56を図5において上方に変位させる。そして、コインCは、排出口開放位置に変位した位置可変ローラ56の回転力により、この位置可変ローラ56と位置固定ローラ54との間からコイン排出口37bの出口側へ向けて付勢され、コイン排出口37bの出口から勢いよく排出される。
【0034】
こうして排出されるコインを検出するため、図2に示すように、2個のコインセンサ60及び61がカバー26の凹部26aに配置され、その上に遮光蓋62が取付けられる。又、カバー26及び基板36には、上記コインセンサ60、61に対応する位置に検出窓26b、36eが形成されている。
【0035】
コインセンサ60及び61としては、反射型或いは透過型のフォトセンサが用いられ、排出コインが透過する毎に検出パルスを生成してコントローラ63に送る。
【0036】
コントローラ63は、遊技機全体の動作を制御するもので、マイクロコンピュータから成る。これには、駆動回路(ドライバ)64を介してモータ42が接続される。コントローラ63は、遊技状態に応じた枚数のコイン払い出しを行うため、駆動回路64に駆動制御信号を送ってモータ42を駆動し、回転円盤24の歯25に噛み合った歯車11を回転させ、回転円盤24を回転駆動する。これにより、コイン排出口37bからコインが1枚ずつ排出されるが、払い出されたコインはコインセンサ60及び61で検出され、その検出信号によってコントローラ63がコイン払い出し数を計数し、所定の枚数に達した時にモータ42の駆動を停止する。
【0037】
次に、上記構成のコイン払出装置20の動作を説明する。
【0038】
図1のバケット32に多量のコインCが収容されている状態において、遊技状態に応じて所定枚数のコイン払い出しを行うとき、図2のコントローラ63は、駆動回路64に駆動制御信号を送ってモータ42を駆動する。これにより、歯車11と回転円盤の外周面の歯25とが噛み合って、回転円盤24はコイン送出ガイド板40及びコイン受け板38と一体で、図5において時計方向に回転する。
このとき、多量のコインCにより回転円盤24の軸方向に大きな荷重がかかっていても、モータ42の歯車11が回転円盤24の外周面を回転駆動するため、モータ自体の出力及びトルクが小さくても、回転円盤24を回転駆動することができる。
【0039】
コインCは、回転円盤24の円形開口46に落ち込むと、コイン受け板38に支持される。ここで、回転円盤24の下面とコイン受け板38の上面との間隙は、コイン送出ガイド板40によってほぼコインCの1枚分の厚さに保持されている。
【0040】
図5に示すように、上記円形開口46を通ってコイン受け板38で受け止められたコインCは、回転円盤24の回転に伴って回転円盤24の中心から離れる方向に付勢されながら、外側ガイド板37の円形開口37aの周縁で形成されたコイン案内面に沿って回転円盤24の回転方向に移動する。
【0041】
その後、コインCは、コイン排出口37bの入口近くで位置固定ローラ54に当接し、更にコイン送出ガイド板40のコイン送出案内面50bに押されて位置可変ローラ56を開方向に変位させる。そして、ガイド爪50の先端がコインCに接する位置で位置可変ローラ56を乗り越えると、コインCは、位置可変ローラ56の回転力によりコイン排出口37bから勢いよく排出される。
【0042】
上記のようにして排出されたコインが所定の払出し枚数に達すると、コントローラ63はモータ42の駆動を停止し、コインの排出を止める。
【0043】
以上の実施例において、モータ42の歯車11と回転円盤24の歯25との噛み合いにより、回転円盤24の外周面を駆動することで、従来のように回転円盤の中心軸を回転駆動する場合よりも格段に小さな力で、コイン送り出しに必要なトルクを得ることができる。このため、駆動手段は、従来のモータよりも出力及びトルクが小さいものでよく、それだけ、小型で安価なモータを用いることができる。
【0044】
別の実施例として、図8に示すように、モータ42を回転円盤24の上方に下向きに取付け、回転円盤24の上にその外周に沿って形成された周壁24bの内周面に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車25aを形成し、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしても、上記と同様の効果が得られる。このとき、歯車11と内歯歯車25aとの間にバケット32内のコインCが挟み込むのを防ぐために、モータ42の歯車11の周囲を適宜の手段によりカバーすることが望ましい。又は、回転円盤24の下にその外周に沿って形成された周壁の内周面に沿って内歯歯車を形成し、その内歯歯車と噛み合う歯車を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。
【0045】
他の実施例としては、図9及び図10に示すように、回転円盤24の下面において、回転円盤24の外周と円形開口46との間に位置する、環状の溝24aを形成し、その溝24aの外径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車25bを形成して、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。或いは、同様にして形成した溝24aの内径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う歯を形成して、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。
【0046】
さらに別の実施例としては、モータ42を回転円盤24の上方に下向きに取付け、回転円盤24の上面において、上記と同様にして形成した環状の溝の外径或いは内径をなす周縁に沿って、モータ42の歯車11と噛み合う内歯歯車又は歯を形成し、歯車11を回転させることにより回転円盤24を回転駆動するようにしてもよい。このとき、歯車11と前記内歯歯車又は前記歯との間にバケット32内のコインCが挟み込むのを防ぐために、モータ42の歯車11の周囲を適宜の手段によりカバーすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコイン払出装置の外観図。
【図2】図1のコイン払出装置の本体部を分解して示す斜視図。
【図3】実施例のコイン払出装置の要部の構成を示す側面図。
【図4】回転円盤と噛み合う歯車を介して回転駆動する手段を示す図。
【図5】回転円盤の一部を破断して見た平面図。
【図6】(A)はコイン払出装置のコイン受け板の平面図、(B)は(A)の一部断面図。
【図7】図5において回転円盤の円形開口内にコインが入った状態を示す断面図。
【図8】別の実施例における回転円盤とその上に設けた駆動手段を示す斜視図。
【図9】(A)は、他の実施例における回転円盤とその下に設けた駆動手段を示す斜視図、(B)は、この回転円盤の形状を示す断面図。
【図10】図9の実施例において回転円盤の円形開口内にコインが入った状態を示す断面図。
【符号の説明】
11…歯車、12…ねじ、20…コイン払出装置、22…基台、24…回転円盤、24a…溝、24b…周壁、25…歯、25a…内歯歯車、25b…内歯歯車、26…カバー、26a…凹部、26b…検出窓、28…本体部、32…バケット、34…ねじ、36…基板、36a…貫通孔、36b…孔、36c…軸孔、36d…長孔、36e…検出窓、36f…軸孔、36g…貫通孔、37…外側ガイド板、37a…開口、37b…コイン排出口、37c…切欠き、37d…切欠き、37e…軸孔、37f…貫通孔、38…コイン受け板、39…傾斜部、39a…スリット、40…コイン送出ガイド板、41…貫通孔、42…モータ、42a…出力軸、42b…ねじ孔、44…ねじ、45…貫通孔、46…円形開口、47…シャフト、48…軸受、49…貫通孔、50…ガイド爪、50a…コイン保持案内面、50b…コイン送出案内面、51…ねじ孔、54…位置固定ローラ、56…位置可変ローラ、60…コインセンサ、61…コインセンサ、62…遮光蓋、63…コントローラ、64…駆動回路、C…コイン。
Claims (3)
- コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、
前記コインを多数収容可能なバケットと、
該バケットの底部に設けられた回転円盤と、
該回転円盤の外周面を駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、
前記回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転により前記コインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする遊技機用コイン払出装置。 - 請求項1記載の遊技機用コイン払出装置において、上記回転円盤の外周面には、該回転円盤よりも小径の歯車と噛み合う歯が形成され、
該歯車を前記駆動手段で回転駆動するようにしたことを特徴とする遊技機用コイン払出装置。 - コインを遊技媒体として動作する遊技機に用いられるコイン払出装置において、
前記コインを多数収容可能なバケットと、
該バケットの底部に設けられた回転円盤と、
該回転円盤の外周に沿って形成された周壁の内周面に、該回転円盤よりも小径の歯車と噛み合う内歯歯車を形成し、該歯車を回転駆動することにより該回転円盤を回転させる駆動手段とを備え、
前記回転円盤は、その上面の円周に沿って前記バケット内のコインを保持し、該回転円盤の回転により前記コインを回転中心に対して外向きに順次送り出すことを特徴とする遊技機用コイン払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002377143A JP2004202078A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 遊技機用コイン払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002377143A JP2004202078A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 遊技機用コイン払出装置 |
Publications (1)
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JP2004202078A true JP2004202078A (ja) | 2004-07-22 |
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JP2002377143A Pending JP2004202078A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 遊技機用コイン払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004202078A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157563A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Sammy Corp | 遊技機 |
JP2013069133A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Oki Electric Ind Co Ltd | 硬貨処理装置 |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002377143A patent/JP2004202078A/ja active Pending
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