JP2006039948A - コイン送出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正操作による異常が判定可能なコイン送出装置を提供する。
【解決手段】 コイン送出装置10において、開口部40を通過するコイン30を検出するコインセンサ66と、コイン駆動部材28の回転を検出する回転センサ68と、コインセンサ66によるコイン30の検出と回転センサ68によるコイン駆動部材28の回転検出とに基づいて、コイン送出状態の異常の有無を判定する電子制御装置(異常判定手段)72とが設けられているので、たとえ不正操作によってコインセンサ66による通過コインの検出が不能とされても、コイン駆動部材28の回転検出と動作が一致しないことに基づいて異常判定が行われる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、扁平な円形板であるコインを連続的に送出するためのコイン送出装置に関する。
両替機に用いられる硬貨、遊技装置などに用いられるメダルやトークンなどの扁平な円形板であるコイン状部材(以下、コインと称する)を連続的に送出するコイン送出装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載された装置がそれである。かかるコイン送出装置は、たとえば1平面内において前記コインを周方向に案内する為の案内平面およびその案内平面に垂直に設けられた案内内周面と、その案内平面および案内内周面から外周側へと貫設された開口部とが設けられた案内部材と、その案内部材の案内平面および案内内周面に接触するように上記コインを周方向へ駆動するコイン駆動部材と、上記コインが上記案内内周面の外周側へ送出されるように形成された開口部(案内内周面終端部)とを備えたものである。
そのようなコイン送出装置は、複数のコインを連続的に送出する機能を備えており、複数のコインを取り扱う必要のある装置に組み込まれることにより、広く様々な分野において用いられている。
特開2003−233850
ところで、かかるコイン送出装置では、開口部を通して送出されるコインはコイン検出装置によって検出され、外部の主基板(主電子制御装置)からのコイン送出指令信号を受けて前記コイン駆動部材を回転駆動させるものであり、コイン検出装置によって検出され且つ主基板に送出されるコイン送出枚数が予め設定された払出枚数に到達すると上記コイン送出指令信号の出力が停止されるようになっている。
このため、上記コイン検出装置の端子を短絡或いは解放したり、コイン検出装置がフォトカプラである場合には詰め物をして遮光することにより持続的オン或いはオフ状態としたりすることによりコインの送出枚数の検出不能とされると、上記主基板は検出されるコイン送出枚数が予め設定された払出枚数に到達するまでコイン送出指令信号を出し続けるので、不正に大量のコインを払いだす不正操作が可能であるという欠点があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、不正操作による異常が判定可能なコイン送出装置を提供することにある。
かかる目的を達成する為の第1発明の要旨とするところは、コインを貯留するためのホッパの底部に配設され、そのホッパ内のコインを1枚ずつ外部へ送り出すために回転させられるコイン駆動部材と、そのコイン駆動部材によって1枚ずつ送出されるコインが通過させられる開口部とを備えるコイン送出装置であって、(a) 前記開口部を通過するコインを検出するコイン検出装置と、(b) 前記コイン駆動部材の回転を検出する回転検出装置と、(c) 前記コイン検出装置による通過コインの検出と前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて、コイン送出状態の異常の有無を判定する異常判定手段とを、含むことにある。
また、第2発明の要旨とするところは、前記コイン検出装置が前記コインが通過させられる開口部に埋設されたことにある。
また、第3発明の要旨とするところは、前記回転検出装置は、前記コイン駆動部材の下側に位置し、そのコイン駆動部材によって送られるコインが摺接させられる案内平面に埋設されたものであることにある。
また、第4発明の要旨とするところは、前記コイン送出装置は外部の主電子制御装置からのコイン送出指令信号を受けて前記コイン駆動部材を回転駆動させるものであり、前記異常判定手段は、そのコイン送出指令信号と前記コイン検出装置による前記コインの通過信号と前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて、不正にコインを取り出す不正操作を判定するものであることにある。
また、第5発明の要旨とするところは、前記異常判定手段による判定結果を表示するための表示装置をさらに備えるものであることにある。
第1発明のコイン検出装置によれば、(a) 前記開口部を通過するコインを検出するコイン検出装置と、(b) 前記コイン駆動部材の回転を検出する回転検出装置と、(c) 前記コイン検出装置による通過コインの検出と前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて、コイン送出状態の異常の有無を判定する異常判定手段とが設けられているので、たとえ不正操作によってコイン検出装置による通過コインの検出が不能とされても、コイン駆動部材の回転検出と動作が一致しないことに基づいて異常判定手段によって異常判定が行われる。
また、第2発明によれば、前記コイン検出装置が前記コインが通過させられる開口部付近に埋設されているので、コイン検出装置に対する通過コインの検出を不能とする不正操作、たとえば端子を短絡或いは解放したり、コイン検出装置がフォトカプラである場合には詰め物をして遮光することにより持続的オン或いはオフ状態としたりする不正操作が困難となる。
また、第3発明によれば、前記回転検出装置は前記コイン駆動部材の下側に位置しそのコイン駆動部材によって送られるコインが摺接させられる案内平面に埋設されたものであるので、その回転検出装置に対しても不正操作が困難となる。
また、第4発明によれば、前記コイン送出装置は外部の主電子制御装置からのコイン送出指令信号を受けて前記コイン駆動部材を回転駆動させるものであり、前記異常判定手段は、そのコイン送出指令信号と前記コイン検出装置による前記コインの通過信号と前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて不正にコインを取り出す不正操作を判定するものであるので、不正操作だけでなく、コインの詰まりやコイン不足に起因するホッパエラーが判定される利点がある。
また、第5発明によれば、前記異常判定手段による判定結果を表示するための表示装置をさらに備えられているので、上記異常判定手段の判定結果を目視によって確認できる利点がある。
また、好適には、前記異常判定手段は、コイン送出指令信号を受けているとき、コインの通過とコイン駆動部材の回転とが共に検出されると正常を判定し、コイン駆動部材の回転が検出されてもコインの通過が検出されないときはコイン不足に起因するホッパエラーを判定し、コイン駆動部材の回転とコインの通過とが共に検出されないときはコイン詰まりに起因するホッパエラーを判定する。また、コイン送出指令信号を受けていないとき、コインの通過とコイン駆動部材の回転とが共に検出されると異常(不正操作)を判定し、コイン駆動部材の回転が検出されてもコインの通過が検出されないときも異常(不正操作)を判定し、コイン駆動部材の回転とコインの通過とが共に検出されないときは正常を判定する。このような異常判定手段によれば、不正操作だけでなく、コインの詰まりやコイン不足に起因するホッパエラーが判定される。
ここで、前記コイン検出装置は、送出されるコインの枚数を検知することが可能な位置に配置される。このコイン検出装置は、好適には、反射光或いは透過光がコインの通過によって遮光或いは透過されることによりコインの通過を検出する光電式センサ、磁性体の通過による検知コイルのインピーダンスの変化に基づいてコインの通過を判定する磁気式センサ、貫通磁束によりコインに発生する渦電流による磁界の変化を検知コイルを用いて検出してコインの通過信号を出力する渦電流式センサ、コインの通過によって遮られる気流の変化に基づいてコインの通過を検出する気流式センサなどの非接触式センサから好適に構成され得るが、コインの通過によって機械的に作動させられるスイッチを備えた接触式センサから構成されてもよい。
また、前記回転検出装置は、1つのコインを送出するための回転角度だけ前記コイン駆動部材が回転させられたことを検出するすることが可能な位置に配置される。この回転検出装置は、たとえば、1回転で8個のコインを送出するように構成されている場合は、コイン駆動部材の45度の回転角度毎に1パルスを発生させるように、回転検出装置によって検知される8個の検知ラベルをコイン駆動部材の裏面に等角度間隔で固着したり、そのコイン駆動部材とともに回転する回転板の回転角度を検知したりするものでもよい。この回転検出装置も、上記コイン検出装置と同様に、上記の種々の形式のセンサから構成され得る。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるコイン送出装置10を示す斜視図である。このコイン送出装置10は、合成樹脂製あるいは金属製の基台フレーム12と、その基台フレーム12における30°程度に傾斜した傾斜面上に固設された合成樹脂製あるいは金属製の厚板状の案内部材14と、その案内部材14に取り付けられた合成樹脂製の上端が開口した容器状(バケット状)のホッパ16とを備えている。そのホッパ16の下側端部には取付フランジ18が設けられており、また、上記案内部材14の上側端部には一対の取付フック20が設けられている。上記ホッパ16は、そのホッパ16に設けられた図7に示す取付ピン22がその取付フック20に掛け止められた状態で上記案内部材14に上記取付フランジ18に設けられた取付穴を通して固定ボルト24が螺合されることにより、案内部材14および基台フレーム12に固定されている。また、基台フレーム12には、コイン30を通過させるためにそのコイン30の断面形状よりも僅かに大きいの長穴状のスロット23を有する開口カバー板25が突設されている。
図2は、上記コイン送出装置10において、上記固定ボルト24を取り外し、上記取付ピン22を取付フック20に掛け止めた状態で、上記ホッパ16を上記案内部材14および基台フレーム12から離脱させた様子を示す斜視図である。この図2においては、コイン駆動部材28が省略されている。また、図3は、そのように上記ホッパ16を離脱させた案内部材14をその案内平面26に垂直な方向から見た、コイン駆動部材28の一部を切り欠いて示す平面図であり、図4は、図3のIV-IV 視断面図である。これらの図に示すように、上記案内部材14は、ホッパ16内に収容された円形板状の金属製部材あるいは合成樹脂製部材であるコイン30を案内する為のものであって、浅い3段の同心の段付穴である相対的に最小径の第1穴32、中間径の第2穴34、および最大径の第3穴36がその上面に形成されている。上記第1穴32の底面が案内すべきコイン30の一面に摺接する案内平面26として機能し、第1穴32の内周面がコイン30を周方向に案内する案内内周面38として機能している。上記傾斜させられた案内部材14の側部の上側位置において、上記第1穴32、第2穴34、および第3穴36の内周面の一部が切り欠かれており、上記案内平面26と面一(つらいち)の溝底40bを有する開口部40が案内部材14の案内平面26の外周に位置する案内内周面38を構成する外周壁を貫くように、傾斜した案内部材14の横方向すなわち水平方向に形成されている。
図3に示すように、上記案内部材14には、固定ローラ42および可動ローラ44が上記案内平面26に垂直な方向に立設されている。固定ローラ42は、上記開口部40内において、回転中心が案内内周面38の延長線よりも外周側に位置し且つ外周面がその延長線上に位置するように設けられている。この固定ローラ42は、コイン30との間の摩擦に起因する摩耗を防止して案内部材14の耐久性を高める為のものである。また、上記可動ローラ44は、案内内周面38の径方向すなわちコイン駆動部材28の径方向において、案内内周面38の外周側位置の移動軌跡すなわち案内内周面38の延長線よりも内周側に位置し、且つ固定ローラ42に対して接近離隔方向の移動可能に案内部材14に設けられるとともに、その固定ローラ42に接近する向きに付勢されている。すなわち、案内部材14の案内平面26における開口部40の近傍には、上記可動ローラ44の移動を許容する周方向の長穴46が設けられており、その長穴46を通して立設された可動ローラ44は、図示しないスプリングによって図3の左下方向へ付勢されている。
図7に示すように、コイン駆動部材28は、ホッパ16内のコイン30を1個ずつ案内する為に駆動する円盤状を成した部材であって、基台フレーム12に固定された電動モータ48および減速機50により図3の矢印方向へ連続的に回転駆動されるようになっている。上記コイン駆動部材28は、減速機50の出力軸52に連結されており、上記案内内周面38の曲率中心に位置し且つ案内平面26に垂直な軸心まわりに回転駆動される。このコイン駆動部材28は案内部材14の第2穴34内に回転可能に収容されており、前記ホッパ16の下端部は案内部材14の第3穴36内に嵌め入れられた状態で基台フレーム12に固定されているので、前記長穴46およびそれを通して立設された可動ローラ44はそのコイン駆動部材28の下側に位置してそれにより覆われているとともに、そのコイン駆動部材28は傾斜した状態でホッパ16の底穴54を塞ぐように配置されている。
コイン駆動部材28は、その上面の内周部から回転軸心方向すなわち上方へ突き出すコーン状の隆起部56と、コイン30を厚み方向に通過させる為の複数(本実施例では8個)のコイン穴58と、そのコイン穴58を通過したコイン30を駆動する為に、そのコイン30に当接してコイン30を周方向且つ外周方向へ向かう方向へ付勢するように、外周側に向かうほど反回転方向に向かうように傾斜させられた図3或いは図5に示す当接面60を備えて下面に形成された複数(本実施例では8個)の駆動突起62とを備えている。
図5は、コイン30が駆動突起62により送られる様子を説明する図である。コイン30が案内内周面38に沿って案内される案内過程では、図5の実線および細線一点鎖線に示すコイン30aのように、専ら第1当接面すなわち前記当接面60により押されることによって移動させられる。コイン30が案内内周面38の外側へ送出される送出過程では、図5の実線および細線二点差線に示すコイン30bのように、専ら第2当接面70により押されることによって、外周側へ向かう方向成分が案内過程よりも大きな推力で案内内周面38よりも外周側へ押し出されるようになっている。コイン30bが第2当接面70により押されるのは、そのコイン30bの中心が固定ローラ42および可動ローラ44を結ぶ線を越えるまでであり、その後は可動ローラ44の付勢力に基づいて所定の初速度が付与されて開口部40内を外周側へ移動させられ、図1に示すスロット23を通して所定の初速度で送出される。
ここで、図2に示すように、前記案内部材14の案内平面26のうち、コイン30bが1枚ずつ送出される開口部40付近には、その開口部40を通過する個々のコイン30を検出するためのコインセンサ66がインサート成形などによって埋設されている。また、案内平面26のうち、コイン駆動部材28の下側に対応する位置には、そのコイン駆動部材28の回転(角度)を検出するための回転センサ68がインサート成形などによって埋設されている。図6は、上記コインセンサ66の埋設状態を示す図2の VI-VI視断面図である。また、図7は、回転センサ68の状態を示すための一部を切り欠いたコイン送出装置10の側面図である。
上記コインセンサ66は、開口部40付近を通過するコイン30を検出するためのコイン検出装置として機能するものであり、たとえばコイン30の通過を電気的或いは光学的に検出する非接触式センサから構成される。コイン30が磁性金属である場合は、コイン30の通過に伴う検知コイルのインピーダンスの変化に基づいてコインの通過を判定する磁気式センサが好適に用いられる。コイン30が非磁性金属である場合は、貫通磁束によりコイン30に発生する渦電流による磁界の変化を検知コイルを用いて検出してコインの通過信号を出力する渦電流式センサが好適に用いられる。コイン30からの反射光の有無によってそのコイン30を検出する光電式センサは、コイン30の材質に拘わらず用いられる。この光電式センサが用いられる場合には、その上面が露出するように案内平面26と面一となる位置で埋設されるか、或いは透光性樹脂を用いて埋設される。コインセンサ66は、コイン30の通過毎に1つのコイン検知信号STを出力する。
上記回転センサ68は、1つのコイン30を送出させるコイン駆動部材28の回転を検出するための回転検出装置として機能するものであり、コイン駆動部材28の裏面に等角度間隔で設けられた複数(たとえば8個)の検知シート71の通過を検知するものであり、その検知シート71の材質に応じて、上記コインセンサ66と同様に、渦電流式センサ、磁気式センサ、気流式センサ、光電式センサ等から構成される。光電式センサが用いられる場合は、検知シート71は反射或いは遮光(吸光)機能を有する材料から構成される。上記回転センサ68は、1つのコイン30を送出するための回転毎に1つの回転検知信号SRを出力する。本実施例では、コイン駆動部材28の1回転によって8個の回転検知信号SRを出力する。
図8はコイン送出装置10に備えられた制御回路を示している。図8において、コイン送出装置10内には、マイクロコンピュータ等から成る電子制御装置72が備えられた基板74が設けられている。コイン送出装置10が備えられた遊技機械等の主機械に設けられた外部の主基板(主電子制御装置)76からは、所定の条件が成立すると、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SCが上記電子制御装置72に供給される。また、その電子制御装置72には、コインセンサ66からのコイン検知信号STおよび回転センサ68からの回転検知信号SRが供給される。電子制御装置72は、上記モータ動作指令信号SCが供給されている間、駆動信号SDを電動モータ48に供給してそれを回転駆動させる。また、電子制御装置72は、コイン検知信号STを主基板76に供給する。その主基板76は、コイン検知信号STに基づいて所定の払い出し枚数を計数し、目標枚数に到達すると上記コイン送出指令信号SCの出力を停止させる。
上記電子制御装置72は、異常判定手段としても機能するものであり、たとえば図9に示す予め記憶された判定条件から実際のモータ動作指令(コイン送出指令)信号SC、コイン検知信号ST、回転検知信号SRに基づいて正常或いは異常を判定し、判定結果を表示器78に出力して表示させる。表示器78がLED等である場合は、点滅の種類を変えることによって複数種類の表示内容を表示する。表示器78が画像表示器である場合は、複数種類の判定結果を文字或いは図形により表示する。図において、○印は信号が有る状態を、×印は信号が無い状態を示している。また、○印の判定は正常を、□印の判定はコイン不足によるホッパエラーを、△印の判定はコイン詰まりによるホッパエラーを、×印の判定は不正にコインを取り出す不正操作をそれぞれ示している。
すなわち、電子制御装置72では、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SCを受けているとき、コイン30の通過を示すコイン検知信号STとコイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとが共に供給されると正常(○)が判定され、コイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRが供給されてもコイン30の通過を示すコイン検知信号STが供給されないときはコイン不足に起因するホッパエラー(□)が判定され、コイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとコインの通過を示すコイン検知信号STとが共に供給されないときはコイン詰まりに起因するホッパエラー(△)が判定される。また、電子制御装置72では、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SCを受けていないとき、コイン30の通過を示すコイン検知信号STとコイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとが共に供給されると不正操作(×)が判定され、コイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRが供給されてもコイン30の通過を示すコイン検知信号STが供給されないときはも不正操作(×)が判定され、コイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRとコインの通過を示すコイン検知信号STとが共に供給されないときは正常(○)が判定される。
上述のように、本実施例のコイン送出装置10によれば、開口部40を通過するコイン30を検出するコインセンサ66と、コイン駆動部材28の回転を検出する回転センサ68と、コインセンサ66によるコイン30の検出と回転センサ68によるコイン駆動部材28の回転検出とに基づいて、コイン送出状態の異常の有無を判定する電子制御装置(異常判定手段)72とが設けられているので、たとえ不正操作によってコインセンサ66による通過コインの検出が不能とされても、コイン駆動部材28の回転検出と動作が一致しないことに基づいて異常判定が行われる。
また、本実施例のコイン送出装置10によれば、コインセンサ66がコイン30が通過させられる開口部40付近の案内平面26内に埋設されているので、コインセンサ66に対するコイン30の検出を不能とする不正操作、たとえば端子を短絡或いは解放したり、コインセンサ66がフォトカプラである場合には詰め物をして遮光することにより持続的オン或いはオフ状態としたりする不正操作が困難とされる。
また、本実施例のコイン送出装置10によれば、回転センサ68はコイン駆動部材28の下側に位置しそのコイン駆動部材28によって送られるコインが摺接させられる案内平面26に埋設されたものであるので、その回転センサ68に対しても不正操作が困難となる。
また、本実施例のコイン送出装置10は外部の主基板(主電子制御装置)76からのコイン送出指令信号SCを受けてコイン駆動部材28を回転駆動させるものであり、電子制御装置(異常判定手段)72は、そのコイン送出指令信号SCとコインセンサ66からのコイン30の通過を示すコイン検知信号STと回転センサ68からのコイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRとに基づいて不正にコインを取り出す不正操作を判定するものであるので、不正操作だけでなく、コインの詰まりやコイン不足に起因するホッパエラーが判定される利点がある。
また、本実施例のコイン送出装置10は、電子制御装置(異常判定手段)72による判定結果を表示するための表示器78を備えられているので、上記電子制御装置72の判定結果を目視によって確認できる利点がある。
また、本実施例のコイン送出装置10では、電子制御装置72が、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SCを受けているとき、コイン30の通過を示すコイン検知信号STとコイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとが共に供給されると正常と判定し、コイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRが供給されてもコイン30の通過を示すコイン検知信号STが供給されないとコイン不足に起因するホッパエラー(□)と判定し、コイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとコインの通過を示すコイン検知信号STとが共に供給されないとコイン詰まりに起因するホッパエラー(△)と判定する。また、電子制御装置72は、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SCを受けていないとき、コイン30の通過を示すコイン検知信号STとコイン駆動部材の回転を示す回転検知信号SRとが共に供給されると不正操作(×)と判定し、コイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRが供給されてもコイン30の通過を示すコイン検知信号STが供給されないと不正操作(×)と判定し、コイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRとコインの通過を示すコイン検知信号STとが共に供給されないと正常(○)と判定する。このように、本実施例の電子制御装置(異常判定手段)72によれば、不正操作だけでなく、コイン30の詰まりやコイン30の不足に起因するホッパエラーが判定される。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明に関して、前述の実施例と重複する部分に関しては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10は、コイン駆動部材28の回転を検出する回転センサ68の他の構成例を示している。図10は、基台フレーム12の裏板を取り外してその内部を示す斜視図である。電動モータ48の回転を減速してコイン駆動部材28に伝達するための減速機50の出力軸52がその減速機50の裏面にも突き出されており、その出力軸52の下端部には、スリット80が形成された円板82が固定されている。そのスリット80は等角度間隔で8箇所に設けられている。上記減速機50の裏面には、投光器84および受光器86を有するフォトカプラ88 が固定されている。そのフォトカプラ88は、その投光器84と受光器86との間に上記円板82が位置するように固定されている。このフォトカプラ88によれば、コイン駆動部材28の1/8回転(45度回転)毎に即ち1個のコイン30が送出される角度毎に、コイン駆動部材28の回転を示す回転検知信号SRが出力される。すなわち、本実施例では、上記フォトカプラ88および円板82が、回転検出装置として機能している。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに別の態様においても実施される。
たとえば、前述の実施例において、電子制御装置72は、図9に示す予め記憶された判定条件から実際のモータ動作指令(コイン送出指令)信号SCとコイン検知信号STと回転検知信号SRとに基づいてコイン送出装置10の払い出し状態を判定するものであったが、コイン検知信号STと回転検知信号SRとに基づいてコイン送出装置10の払い出し状態を判定するものであってもよい。このようにしても、正常判定と異常(ホッパエラー或いは不正操作)とをある程度判定をすることができる。
また、前述の実施例では、主基板76においてコイン30の払い出し枚数を計数するためにコイン検知信号STが電子制御装置72から供給されていたが、それに替えて回転検知信号SRが供給されてもよい。
また、前述の実施例において、モータ動作指令(コイン送出指令)信号SC、コイン検知信号ST、回転検知信号SRは、電気的にはオン状態或いはオフ状態のいずれに定義されていてもよい。したがって、図9の信号の有無を示す○印或いは×印において、○印は必ずしも電気的なオン状態に対応するものではなく、×印は必ずしも電気的なオフ状態に対応するものではない。たとえばコイン検知信号STにおいては、○印はコイン30の検知状態を示す。
また、前述の円板82は、減速機50を介して電動モータ48に連結されていたが、電動モータ48の出力軸に直結されてもよい。また、前述の円板82は、減速機50内に一体的に組み込まれてもよい。このようにすれば、外部からの不正行為をされ難い構成とすることができる。
その他一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて用いられるものである。
本発明の一実施例であるコイン送出装置の構成を説明する斜視図である。 図1のコイン送出装置において取付ピンを取付フックに掛け止めた状態でホッパを案内部材および基台フレームから離脱させた様子を示す斜視図であって、コインセンサおよび回転センサの設置位置を示している。 図1のコイン送出装置においてホッパを取り外して示す平面図である。 図3のIV-IV 視断面図である。 図1のコイン送出装置においてコインの案内および外周側への送出作用を説明する図である。 コインセンサを示すための図2のVI-VI 視断面図である。 回転センサを示すために、図1のコイン送出装置の一部を切り欠いて示す側面図である。 図1のコイン送出装置に設けられた制御回路構成を説明する図である。 図8の制御回路において、異常判定手段として機能する電子制御装置の判定条件を説明する図表である。 本発明の他の実施例の回転検出装置を説明する斜視図である。
符号の説明
10:コイン送出装置
16:ホッパ
26:案内平面
28:コイン駆動部材
30:コイン
40:開口部
66:コインセンサ(コイン検出装置)
68:回転センサ(回転検出装置)
72:電子制御装置(異常判定手段)
78:表示器(表示装置)

Claims (5)

  1. コインを貯留するためのホッパの底部に配設され、該ホッパ内のコインを1枚ずつ外部へ送り出すために回転させられるコイン駆動部材と、該コイン駆動部材によって1枚ずつ送出されるコインが通過させられる開口部とを備えるコイン送出装置であって、
    前記開口部を通過するコインを検出するコイン検出装置と、
    前記コイン駆動部材の回転を検出する回転検出装置と、
    前記コイン検出装置による通過コインの検出と前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて、コイン送出状態の異常の有無を判定する異常判定手段と
    を、含むことを特徴とするコイン送出装置。
  2. 前記コイン検出装置は、前記コインが通過させられる開口部に埋設されたものである請求項1のコイン送出装置。
  3. 前記回転検出装置は、前記コイン駆動部材の下側に位置し、該コイン駆動部材によって送られるコインが摺接させられる案内平面に埋設されたものである請求項1または2のコイン送出装置。
  4. 前記コイン送出装置は、外部の主電子制御装置からのコイン送出指令信号を受けて前記コイン駆動部材を回転駆動させるものであり、
    前記異常判定手段は、該コイン送出指令信号と、前記コイン検出装置による前記コインの通過信号と、前記回転検出装置による前記コイン駆動部材の回転検出とに基づいて、不正にコインを取り出す不正操作を判定するものである請求項1乃至3のいずれかのコイン送出装置。
  5. 前記異常判定手段による判定結果を表示するための表示装置をさらに備えるものである請求項1乃至4のいずれかのコイン送出装置。
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