JP4259045B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の価値を用いて遊技を実施可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であり、駆動モータの駆動により駆動するとともに、複数種の識別情報が配置された可変表示部材を回動させる回動式可変表示体を有する可変表示装置を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機に備えられる可変表示装置としては、例えば複数種の識別情報が配置された可変表示部材が周面に巻装されたリール(回動式可変表示体)等を有する可変表示装置がある。この種の可変表示装置においては、リールの回動基準位置を検出するための回動基準位置検出手段、及びこの回動基準位置検出手段により検出される回動基準位置検出部が設けられており、この回動基準位置の検出に基づいて周面に配置された識別情報の停止制御がなされるようになっている。
【0003】
このような可変表示装置としては、例えば特開平7−51446号公報や特開平9−103551号公報等のように、リールを回動自在に支持する支持板に設けられた回動基準位置検出手段によりリールの所定箇所に形成された回動基準位置検出部を検出するものや、実公平5−45337号公報等のように、リールを回動させるステッピングモータの内部に設けられた回動基準位置検出手段によりステッピングモータの駆動軸に形成された回動基準位置検出部を検出するもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の可変表示装置にあっては、回動基準位置検出部がリール側に形成されているので、例えばリールの成型精度や駆動軸に対する取付け精度等の影響により、回動基準位置検出手段による回動基準位置検出部の検出精度が低下したり、回動基準位置検出手段の取付け位置の微調整が必要となることがあった。
【0005】
また、後者の可変表示装置にあっては、回動基準位置検出部及び回動基準位置検出手段がステッピングモータの本体内部に設けられているため、駆動軸とリールとの間に位置ずれが発生した場合に識別情報の停止位置のずれが生じることがあったばかりか、例えば回動基準位置検出手段が故障した場合等において、回動基準位置検出手段の交換作業が煩雑であるといった問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、回動式可変表示体の成型精度や駆動軸に対する取付け精度等に影響されることなく、回動式可変表示体の回動基準位置を正確に検出することが出来る可変表示装置を備える遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の価値を用いて遊技を実施可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であり、駆動モータの駆動により駆動するとともに、複数種の識別情報が配置された可変表示部材を回動させる回動式可変表示体を有する可変表示装置を備える遊技機において、
前記駆動モータの本体部から突出した駆動軸には、前記回動式可変表示体を前記駆動軸に固定するための回動板が相対回動不能に固定されているとともに、該回動板の所定箇所には、前記回動式可変表示体の回動基準位置を検出するための回動基準位置検出手段により検出される回動基準位置検出部が設けられ
前記回動板には穴部が形成され、前記回動基準位置検出手段は、取付板を介して前記駆動モータに取り付けられており、前記取付板における前記駆動モータの本体部との取付部と前記穴部とが対応するように構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、回動基準位置検出部が回動式可変表示体を駆動軸に固定するための回動板自体に設けられていることにより、回動式可変表示体の成型精度や駆動軸に対する取付け精度に影響されることなく、かつ、回動式可変表示体の回動に応じた回動基準位置の検出が行われるため、駆動軸の回動と回動式可変表示体の回動とのずれによる識別情報の停止位置のずれが効果的に防止される。また、回転板に形成された穴部から工具を挿入したり、穴部から取付部を目視することが出来るため、回動板が駆動軸に固定されている状態における取付板の駆動モータに対する着脱作業が容易になる。
【0008】
本発明の遊技機の前記回動板は、前記駆動軸に圧入されていることが好ましい。
このようにすれば、回動板と駆動軸との相対回動が確実に防止されるため、識別情報の停止位置のずれ等が効果的に防止される。
【0009】
本発明の遊技機の前記回動基準位置検出手段は、前記駆動モータに対して着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
このようにすれば、回動基準位置検出手段の交換等を容易に行うことが出来るばかりか、用途に応じて回動基準位置検出手段を駆動モータに取り付けるか否かを選択することが出来るので、回動基準位置検出手段が不要な場合において無駄な製造コストをかけずに済む。
【0010】
本発明の遊技機の前記回動基準位置検出手段は、前記回動板が前記駆動軸に相対回動不能に固定されている状態で前記駆動モータに着脱自在であることが好ましい。
このようにすれば、駆動モータだけの製造が可能となる。
【0013】
本発明の遊技機の前記回動板と前記回動式可変表示体との対向面には、前記回動板に対する前記回動式可変表示体の固定位置を決定する回動式可変表示体位置決め手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、固定位置を間違えることなく回動式可変表示体を回動板に固定することが出来る。
【0014】
本発明の遊技機の前記駆動モータはステッピングモータであり、前記回動基準位置検出部の検出方向の幅寸法は、前記ステッピングモータの基本励磁パターン分のステップ数に相当することが好ましい。
このようにすれば、回動基準位置の検出を、回動基準位置検出手段による回動基準位置検出部の検出と基本励磁パターンとで行う場合にも対応出来る。
【0015】
本発明の遊技機の前記回動基準位置検出部は、前記回動板の周縁部所定箇所に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、回動基準位置検出部が駆動軸の回動中心から離れることで、駆動軸の回動に対する回動基準位置検出部の移動距離が長くなり、回動基準位置の検出誤差の許容範囲を大きくとれることになるので、回動基準位置の検出精度を効果的に高めることが出来る。
【0016】
本発明の遊技機は、前記駆動モータの本体部と該駆動モータを取り付けるための支持板との対向面には、前記支持板に対する前記駆動モータの取付け位置を決定する駆動モータ位置決め手段が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、駆動モータを支持板に対して正確な位置に取り付けることが出来る。
【0017】
本発明の遊技機は、前記駆動モータはステッピングモータであり、該ステッピングモータのステップ数は、前記識別情報の配置数の整数倍であることが好ましい。
このようにすれば、1つの識別情報に対するステップ数を均等に出来るので、識別情報の停止位置のずれ等が効果的に防止される。
【0018】
本発明の遊技機の前記回動板は、金属材により構成されていることが好ましい。
このようにすれば、回動基準位置検出部が破損したり変形しにくいため、検出誤差等が効果的に防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
まず、本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1には、本発明が適用された遊技機の一例であるスロットマシンの全体正面図、図2及び図3にはスロットマシン1の内部構造図がそれぞれ示されている。スロットマシン1の本体は、前面が開口する箱状に形成された筐体2(図2参照)と、この筐体2の側端に回動自在に枢支された前面扉4とから構成されており、前面扉4の裏面に設けられた施錠装置3(図3参照)の鍵穴3aに挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面扉4を開放することが出来るようになっている。
【0021】
前面扉4の前面における上、中、下段領域には、装飾パネルとしての化粧シート303、331、320(表示パネル)がそれぞれ設けられているとともに、上段の化粧シート303の周囲前面側には、上部取付け枠としての上部飾り枠306が、中段の化粧シート331の周囲前面側には中央部取付け枠としての中央部飾り枠353が、下段の化粧シート320の周囲前面側には下部取付け枠としての下部飾り枠323がそれぞれ設けられている。
【0022】
中段の化粧シート331と下段の化粧シート320との間には前面側に突出する突出部7が形成されており、この突出部7には、メダル投入部34や各種操作ボタン35、36a、36b、37、40L、40C、40R、及びスタートレバー38等、ゲームの進行に関連して操作される操作部が設けられているとともに、突出部7の側面から下部周面には、内部に遊技効果LED132が内蔵される遊技効果LED部42が設けられている。また、この遊技効果LED部43の左右側下方には、内部に遊技効果LED133が内蔵される略三角形状の遊技効果LED部43が設けられている。
【0023】
下段の化粧シート320の下方には、遊技媒体の一例となるメダルが払出されるメダル払出穴9が設けられているとともに、端部に灰皿10が設けられたメダル受皿11が設けられている。なお、このメダル排出穴9は、その下端周縁がメダル受皿11の上面最上位とほぼ同じ高さに位置するように形成されているため、メダル受皿11内がメダルにより充満された状態においてメダルの払出しがなされてもメダル排出穴9内にメダルが詰まることがない。なお、このメダル排出穴9は、その下端周縁がメダル受皿11の上面最上位よりも上方の高さに位置するように形成されていればメダル詰まりをより効果的に回避出来る。
【0024】
また、前面扉4の上端及び左右端周縁近傍には、内部に遊技効果LED131が内蔵される遊技効果LED部41がスロットマシン1全体を囲むように設けられている。
【0025】
上段の化粧シート303の略中央位置には、遊技に関わる種々の内容の演出を画像により表示可能な演出手段としての液晶表示器135(図4参照)の液晶表示部15が設けられているとともに、この液晶表示部15の左右側には、後述するように前面扉4の裏面に設けられる高音用のスピーカ136a、136b(図3、図4参照)から出力される音を放音する放音部12a、12bがそれぞれ設けられている。また、メダル払出穴9の側方にも前面扉4の裏面に設けられる低音用のスピーカ137(図3、図4参照)から出力される音を放音する放音部13が設けられており、これら放音部12a、12b、13からは、各スピーカ136a、136b、137から出力される演出効果を高めるための音声やメロディ等の効果音が放音されるようになっている。さらに化粧シート303における液晶表示部15の左右側には、入賞図柄等が示される遊技情報表示部8が設けられている。
【0026】
中段の化粧シート331内には、スロットマシン1の筐体2に内設されたリール51L、51C、51Rを透視可能な透視窓14と、透視窓14の左側及び右側に位置する演出用表示部16〜25と、透視窓14の下側に位置するクレジット表示部31、ゲーム回数表示部32、ペイアウト表示部33及び、リプレイ表示部27、スタート表示部28、ウェイト表示部29、投入指示表示部30、1枚賭け表示部45、2枚賭け表示部46、3枚賭け表示部47と、がそれぞれ設けられている。
【0027】
1枚賭け表示部45、2枚賭け表示部46、3枚賭け表示部47は遊技者がゲームに賭けた賭数を表示し、1枚賭け表示部45の内部には1枚賭けLED115が、2枚賭け表示部46の内部には2枚賭けLED116、3枚賭け表示部47の内部には3枚賭けLED117がそれぞれ内蔵されている(図3、図4参照)。また、演出用表示部21〜25は、図のように透視窓14の左右側、及び後述するリール間隠蔽部53に描かれた5つの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’のいずれかと対応しており、賭数に応じて有効化された入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’を識別可能に報知する有効ライン表示部と兼用されている。
【0028】
リプレイ表示部27は、リプレイ入賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイLED111(図3、図4参照)が点灯する。スタート表示部28は、賭数が設定されることによりスタート操作をすることが可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートLED112(図3、図4参照)が点灯し、有効なスタート操作が検出されることにより消灯する。
【0029】
ウェイト表示部29は、ウェイトタイム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵されたウェイトLED113(図3、図4参照)が点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイトタイムが経過した後にリールが始動するように設定されている。従って、十分な時間間隔を空けてゲームを進行する場合にはスタートレバー38の操作時にゲームの進行が規制されることはないが、短時間でゲームを進行しようとする場合にはウェイトタイムによってゲームの進行が一時的に規制され、ウェイトタイムが経過するまでの間リールの始動待ち状態となる。
【0030】
なお、このスロットマシン1では、前回のゲームでリールの回転が開始した時点を基準として、例えば4.1秒のゲーム進行規制期間が設定されており、前回のゲームでリールの回転が開始された時点から4.1秒が経過する前に今回のスタート操作が検出された場合、ゲーム進行規制期間が経過した後にリールの回転が開始される。
【0031】
投入指示表示部30は、メダルを受付可能な状態である場合に、その内部に内蔵された投入指示LED114(図3、図4参照)が点滅し、最大の賭数が設定され、かつ、クレジット数が予め定められた上限値に達した場合、ゲームが開始された場合等に消灯する。
【0032】
クレジット表示部31は、その内部に内蔵されたクレジット表示器108によりクレジット数が表示される。クレジットとは、遊技者所有の有価価値としてスロットマシン1内部の記憶部に記憶されているメダル数であり、メダル投入口へのメダルの投入、及び払出しのある入賞の発生等によって加算更新され、賭数を設定したり、精算操作に基づいてメダルを払出したりすることによって減算更新される。このスロットマシン1では、クレジットとして記憶可能な価値の上限値が最大でメダル50枚分とされており、この上限値(メダル50枚)に達した場合には投入指示表示部30が消灯する。そして、上限値を越えるクレジットの加算更新の要求が発生した場合にはその上限を越えるメダルがメダル払出穴9から払出される。
【0033】
なお、本実施例におけるクレジット表示器108は、3桁の数値を表示出来るように3つの7セグ表示器から構成されているため、例えば機種変更等に伴い、クレジットとして記憶可能な価値の上限値である数値が、本実施例にて設定されている50以上の3桁の数値に設定された場合においても対応して表示出来るようになっている。なお、本実施例のようにクレジットとして表示する数値が2桁である場合において、クレジットの表示に使用する2つの7セグ表示器以外の7セグ表示器は、前述したクレジットの数値以外の表示、例えば後述する設定値を表示する表示器や演出用の表示器等として使用出来る。なお、本実施例においては3桁の数値を表示可能であるが、3桁以上の数値を表示可能に構成してもよい。
【0034】
ゲーム回数表示部32は、その内部に内蔵されたゲーム回数表示器109によりビッグボーナス中のレギュラーボーナス入賞状況や、レギュラーボーナス中の入賞回数等を表示し、特にビッグボーナスが終了して打ち止め状態となった際には「END」という文字を表示して、遊技者に打ち止め状態である旨を報知する。さらにゲーム回数表示部32は、スロットマシン1に発生した各種の異常を表示するエラー表示器としても機能する。例えば、制御部により検出される異常種別には、「払出しすべきメダルの不足状態」、「メダル詰まり」、「払出条件が成立していないにも拘わらず入賞図柄の組み合わせが導出表示されたこと」等がある。これらの異常が制御部により検出された場合、その異常種別を特定可能なエラーコードが「E−1」や「E−2」等の態様により表示される。
【0035】
ペイアウト表示部33は、その内部に内蔵されたペイアウト表示器110により1ゲーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与されるクレジット数を入賞がある毎に表示する。
【0036】
なお本実施例においては、演出用表示部16はゲーム回数表示部32、演出用表示部17はリプレイ表示部27、演出用表示部18はウェイト表示部28、演出用表示部19はスタート表示部29、演出用表示部20は投入指示表示部30、演出用表示部21は1枚賭け表示部45、演出用表示部22、23は2枚賭け表示部46、演出用表示部24、25は3枚賭け表示部47と同様の内容を表示する表示部として設けられているが、これら演出用表示部16〜25が示す機能は各表示部27〜30、32、45〜47に備えられているとともに、これら各演出用表示部16〜25に内蔵される各演出用ランプ140〜149(図3、図4参照)は後述する演出制御基板201(図4参照)に接続されているので、例えば他の演出等に関わる内容を表示する表示部とすることも可能である。
【0037】
なお、演出用表示部16に関しては、後述するビッグボーナスが終了することにより打ち止め状態となった場合、及び何らかのエラーが発生して遊技を進行させることが出来ない状態となった場合に、その内部に内蔵されたゲームオーバーLED140(図3、図4参照)が点灯するようになっており、ゲームオーバー表示部として機能する。
【0038】
また、各演出用表示部16〜25の内部には、それぞれ演出用ランプ140〜149(図3、図4参照)が内蔵されており、演出用ランプ140を除く演出用ランプ141〜149は、対応する各表示部27〜30、45〜47に内蔵された各LED111〜117に対応して点灯、消灯するようになっている。
【0039】
突出部7の上面右側にはメダル投入口が形成されたメダル投入部34が設けられているとともに、左側には精算ボタン37、1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36bがそれぞれ設けられている。
【0040】
1枚BETボタン36aは、1クレジットを賭ける際に押圧するボタンであり、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施例ではメダル3枚分)をクレジットに記憶されている範囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンである。1枚BETボタン36aの内部にはBETボタンLED121aが、また、MAXBETボタン36bの内部にはBETボタンLED121bがそれぞれ内蔵されており(図4参照)、これらのBETボタンLED121a、121bは、対応するBETボタンが押圧されて賭数を設定可能な状態にある場合に点灯し、賭数を設定不可能な状態の場合に消灯する。
【0041】
精算ボタン37は、記憶部に記憶されているクレジットの精算操作をする際に押圧するボタンであり、この精算ボタン37の押圧操作に伴い、クレジット表示部31に表示されているクレジット数が0になるまで減算更新されるとともに、クレジット相当数のメダルがメダル払出穴9から払出されるようになっている。
【0042】
突出部7における前面には、スタートレバー38、ストップボタン40L、40C、40R、メダル詰まり解除ボタン35がそれぞれ設けられている。スタートレバー38は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー38を操作することにより各リール51L、51C、51Rの回転が開始される。
【0043】
各ストップボタン40L、40C、40Rは、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51Rの回転を停止させる際に操作するボタンであり、ストップボタン40Lの内部には操作有効LED122Lが、ストップボタン40Cの内部には操作有効LED122Cが、ストップボタン40Rの内部には操作有効LED122Rが内蔵されている(図4参照)。これら操作有効LED122L、122C、122Rは、対応するストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効である場合に点灯し、操作が無効である場合に消灯する。また、ストップボタン40L、40C、40Rが配列されたストップボタンユニット39は、ビッグボーナス入賞やレギュラーボーナス入賞の内部当選フラグが設定されている場合に、その内部に内蔵されたボーナス告知LED120(図4参照)が点灯する。
【0044】
メダル詰まり解除ボタン35は、メダル投入部34に投入されたメダルが内部で詰まった場合に、これを解消させる際に操作するボタンである。
【0045】
次に、図2に示されるように、筐体2内略中央部には、ゲーム用識別情報としての複数種の図柄(図示略)が印刷された透光性を有する可変表示部材としての帯状のリールシート655が外周に巻回された回動式可変表示体としてのリール51L、51C、51R(ゲームの進行を実行するために用いるゲーム用リール)が組み付けられた前面が開口する箱状に形成されたベース部材としてのリール収容箱体52が、筐体2の後壁である背板85内面に着脱自在に取り付けられており、このリール収容箱体52内に内蔵されたリール51L、51C、51Rにより可変表示装置50が構成されている。なお、本実施例における各リール51L、51C、51Rのリールシート655には、それぞれ複数種の図柄が20個ずつ配置されている。
【0046】
それぞれのリール51L、51C、51Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータからなる駆動モータとしてのリールモータ54L、54C、54Rによりそれぞれ独立して縦方向に回転(駆動)、停止するように構成されており、各リール51L、51C、51Rが回転することにより、透視窓14には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【0047】
横方向に並設されたリール51Lとリール51Cとの間、及びリール51Cとリール51Rとの間には、各リール間を閉塞する円弧状のリール間隠蔽部53が形成されており、遊技者側から各リール間を通して内部が見えないようになっている。透視窓14のうち、リール間隠蔽部53によって視界が仕切られることによって分割される3つの領域、すなわち、各リールが視認出来る3つの領域部分を、各リールに対応させて左可変表示部、中可変表示部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。
【0048】
透視窓14の各可変表示部からは、各リールに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示されるとともに、上段の上方部分には間もなく上段の位置に現れる図柄の一部が、下段の下方部分には間もなく可変表示部の下に隠れて見えなくなる図柄の一部がそれぞれ表示される。
【0049】
各リール51L、51C、51R内には各リールの回動基準位置を検出する回動基準位置検出手段としてのリールセンサ56L、56C、56Rが設けられており(図4及び図7参照)、このリールセンサ56L、56C、56Rにより所定の図柄の停止位置を導出出来るようになっているとともに、各リール51L、51C、51Rにおける特定の表示領域(上、中、下段の表示領域)、すなわち、遊技者が透視窓14を通して視認可能となる視認領域を後面側から個別に照射可能な照射手段としての複数のリールLED55が、それぞれのリール51L、51C、51Rの上、中、下段それぞれに2つずつ設けられており、これら各リールLED55は、通常時において透視窓14に表示される各図柄を目立たせるように後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。また、可変表示装置50の詳細な構造に関しては後述することとする。
【0050】
なお、本実施例においては、前記遊技効果LED131〜133及び前記リールLED55に関しては、単体で異なる7色に発光可能なLEDが用いられているが、特に前面扉4の上端及び左右端周縁近傍に、スロットマシン1全体を囲むように設けられている遊技効果LED部41の内部には、複数色に発光可能なLEDの替わりに、赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)にそれぞれ彩色された3本の白色蛍光灯を設け、これら各色の光源の点滅の切替で少なくとも7色の照光を可能とするとともに、各光源の電圧を変える等して光量を異ならしめること等により、中間色を含め種々の色調を表現出来るようにしてもよい。
【0051】
このように、スロットマシン1の前面周囲を覆うように設けられる遊技効果LED部41部には、リレー点滅による演出や各色の発色性を重視する場合には複数色に発光可能なLEDを適用し、強い光源を求める場合には発光色の異なる複数の蛍光灯を適用するといったように、実施する演出に応じて前記LEDや蛍光灯を適用すればよい。また、これらを併設して各種演出を可能としてもよい。
【0052】
また、特に図2においては図示されないが、リール収容箱体52における後面板の後面には後述するリール中継基板203が、また、上面板の上面には後述するリールLED中継基板204がそれぞれ取り付けられている。
【0053】
筐体2の後壁である背板85の内面上部には、後述するように主に遊技の進行を制御する制御部210や各種回路が格納された遊技制御基板200が収納された収納ケース500が取り外し不能に固定されている。また、筐体2を前面側からみて右側の側板87の内面におけるリール収容箱体52の側方位置には、後述する外部出力基板205が取り付けられている。なお、筐体2の背板85の上部所定箇所及び上板88の所定箇所には放熱用穴部90a、90bがそれぞれ形成されており、これら穴部90a、90bの前面側は有孔板91により覆われている。
【0054】
筐体2内部におけるリール収容箱体52の下方には、メダル投入部34から投入されたメダルを貯留するホッパータンク57aを有するホッパーユニット57が、筐体2の下板89の上面に固設された案内レール58を介して前方に引出し可能に配設されている。また、ホッパーユニット57の右側にはホッパータンク57aからオーバーフローしたメダルが貯留されるオーバーフロータンク59が設けられている。このオーバーフロータンク59内にはメダルを検出可能な満タンセンサ60が設けられており、内部に貯留されたメダル貯留量が所定量以上となったことを報知出来るようになっている。
【0055】
ホッパーユニット57の下方部分にはホッパーモータ62が設けられており、このホッパーモータ62が回転することによりホッパータンク57a内のメダルがメダル排出口63から排出される。排出されたメダルは、メダル排出口63の近傍に設けられる払出しメダルセンサ61により検出された後、後述する返却メダル流路73を介してメダル払出穴9よりメダル受皿11まで払い出される。なお、ホッパーモータ62は、払出しメダルセンサ61により所定枚数の払出メダルが検出された時点で停止するように制御されている。
【0056】
ホッパーユニット57の側部には、メイン電源をON/OFFするメインスイッチ部65と、ビッグボーナスの終了時や遊技中にエラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットするための第2リセットボタン66と、入賞確率を変更可能とする設定ボタン67と、自動精算機能をON/OFFする自動精算選択スイッチ部68と、自動打止め機能をON/OFFする打止め選択スイッチ部69と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入した状態で所定の操作を行なうことで前記設定ボタン67の操作を可能、不可とする設定キー挿入部70と、が前面に設けられた電源ユニット64が配設されている。
【0057】
入賞確率は、本実施例では、予め定められた入賞確率の値を6つのパターンの設定値として記憶しており、これを上記設定ボタン67を操作することにより任意に選択することで、入賞確率の異なる遊技を行うことが可能となる。
【0058】
図3に示されるように、前面扉4の裏面略中央部には、メダル投入部34から投入されたメダルをホッパータンク57aに導く投入メダルセレクタ71が固設されている。この投入メダルセレクタ71の上流側には不正メダル排出部72が設けられており、大きさや厚みが適正メダルと異なる不正メダルは、投入メダルセレクタ71の下方に設けられる返却メダル流路73の上部投入口に排出され、メダル払出穴9を介してメダル受皿11に返却されるようになっている。
【0059】
不正メダル排出部72の下流側には、流下するメダル流路を選択的に切り替え可能とする流路切替ソレノイド107が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド107は励磁されており、流下するメダルは流路を切り替えられることなく流下し、下流側に設けられた投入メダルセンサ106により検出された後、ホッパータンク57a内に貯留されるようになっている。そして例えばクレジット数が50に達している場合、エラーが発生している場合、クレジットの清算処理が実行されている場合、ゲームが実行されている場合等においては流路切替ソレノイド107の励磁が解除されて流路が切替わり、メダルは返却流路を経て返却メダル流路73に導かれるようになっている。
【0060】
前面扉4の裏面上部には、遊技に関わる所定の演出の実行を制御する演出制御手段としての制御部230や各種回路等が格納されている演出制御基板201が収納された収納ケース550が取り付けられている。この収納ケース550には、遊技情報表示部8を後方から照らす蛍光灯138(図4参照)や、演出手段としての液晶表示器135(図4参照)が備えられている。
【0061】
収納ケース550の左右側には、高音用のスピーカ136a、136bが前述した放音部12a、12bにそれぞれ臨むように固設されているとともに、前面扉4における下部所定箇所裏面側には、低音用のスピーカ137が放音部13に臨むように固設されており、例えばメダルのメダル投入部34への投入、スタートレバー38の操作、ストップボタン40L、40C、40Rの操作等、遊技中において各種動作がなされた場合や、特定の図柄の組み合わせが有効化された有効ライン上に揃って表示されて所定の入賞条件が成立した場合、あるいは後述するビッグボーナスやレギュラーボーナスが実行されている場合等の各種遊技状態において、該遊技状態に対応する所定の遊技効果音等が各スピーカ136a、136b、137から出力されるようになっている。
【0062】
前面扉4の裏面略中央部には、前面側に化粧シート331が組み付けられたユニット部材360が、その上下取付片365、366に設けられたラッチ368を介して前面扉4に形成された上下固定片369、371に固定することにより前面扉4に対して着脱自在に取り付けられており、このユニット部材360には、リール51L、51C、51Rの上部及び中段の化粧シート331の後面を上方から照らす蛍光灯150a〜150c(図3、図4参照)や、演出用ランプ140〜149が設けられるランプ基板337、各種表示器108〜110、124、各種LED111〜117が設けられる遊技用中継基板338、演出用中継基板336が設けられている。
【0063】
なお、本実施例における蛍光灯150a〜150cは、赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)の異なる3色にそれぞれ彩色されており、これら各色の光源の点滅の切替で少なくとも7色の照光が可能であるとともに、また、各光源の電圧を変える等して光量を異ならしめること等により、中間色を含め種々の色調を表現出来るようになっている。
【0064】
ユニット部材360の下方に設けられる遊技用中継基板338には、その前面側には前述した各種表示器108〜110や各種LED111〜117が設けられているとともに、後面側(図3中手前側)には、設定値を表示可能な1つの7セグ表示器からなる設定値表示器124が設けられている。
【0065】
このように設定値を表示可能な設定値表示器124を前面扉4の裏面側に設けることにより、前述したように筐体2内に設けられる電源ユニット64の設定ボタン67により設定値の切替操作を行う場合において、作業者は前面扉4を開成した状態で設定値を見ながら設定操作を行うことが出来る。また、本実施例における設定値表示器は、前面扉4における透視窓14下方に設けられた遊技用中継基板338に設けられていたが、設置個所は前面扉4や筐体2の前面側等、前面扉4を開成して設定操作する場合に視認可能な位置であれば任意に変更可能である。また、この設定値表示用の表示器に他の内容を表示してもよいし、あるいは前面扉4の裏面側に設けられる他の表示器(例えばクレジット表示器108等)を利用して設定値を表示するようにしてもよい。
【0066】
次に、遊技者が遊技(ゲーム)を行なうための操作や、該操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。
【0067】
ゲームを開始する場合は、遊技者はまず投入指示LED114が点灯または点滅している時に、メダルやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭けて所望の大きさの賭数を設定する。賭数は、メダルをメダル投入部34から投入するか、あるいはクレジットを使用することにより設定出来るようになっている。クレジットを使用するにはMAXBETボタン36b、または1枚BETボタン36aを押圧すればよく、MAXBETボタン36bが押圧されるとクレジット表示部31に表示されたクレジット数が、本実施例で1ゲームにおいて許容される賭数の最大数である「3」だけ減算表示されてメダル3枚分の賭数が設定され、また、1枚BETボタン36aが押圧されるとクレジット表示部31に表示されているクレジット数が「1」だけ減算表示されてメダル1枚分の賭数が設定される。なお、クレジット表示部31に表示されるクレジット数が3に満たない場合、設定可能な賭数の範囲はそのクレジット数の範囲内に限られる。
【0068】
遊技者により1枚のメダルがメダル投入部34から投入されるか、1枚BETボタン36aが押圧操作されると賭数が「1」に設定されるとともに、中段の横1列の入賞ラインL1が有効となり、この入賞ラインL1が有効となった旨を示す1枚賭けLED115、及び演出用ランプ145(図3、図4参照)が点灯する。続けて2枚目のメダルがメダル投入部34から投入されるか、1枚BETボタン36aが2回押圧操作されると賭数が「2」に設定され、上、中、下段の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’が有効となり、これらの入賞ラインL1、L2、L2’が有効となった旨を示す1枚賭けLED115、2枚賭けLED116及び演出用ランプ145〜147が点灯する。続けて3枚目のメダルがメダル投入部34から投入されるか、1枚BETボタン36aが3回押圧操作されるか、あるいはMAXBETボタン36bが押圧されると賭数が「3」に設定され、上、中、下段の横3列の入賞ラインL1、L2、L2’及び斜め対角線上2列の入賞ラインL3、L3’が有効となり、これらの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効となった旨を示す1枚賭けLED115、2枚賭けLED116、3枚賭けLED117、及び演出用ランプ145〜149が点灯する。なお、賭数が最大数である「3」に設定された場合には、それを越える賭数を設定することは出来ないためBETボタンLED121a、121bは消灯する。
【0069】
そして上記のように少なくとも最小数である「1」の賭数が設定された時点でスタートレバー38の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となり、このスタートレバー38の操作が有効に受付けられる状態になった旨を示すスタートLED112が点灯される。
【0070】
なお、このようなメダルやクレジット等の設定される賭数に応じて有効化される有効ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される有効ラインの本数も任意に設定変更可能であり、例えば1枚のメダル投入により上記5本全ての入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効化されるようになっていてもよい。
【0071】
スタートLED112が点灯している状態でスタートレバー38を押圧操作すれば、可変表示装置50が作動して各リール51L、51C、51Rが回転し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化するように表示される。前述したようにリール51L、51C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効になり、これらストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効になった旨を示す操作有効LED122L、122C、122Rが点灯する。操作有効LEDが点灯している状態で遊技者がいずれかのストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応する操作有効LED122L、122C、122Rが消灯するとともに、対応するリール51L、51C、51Rの回転が停止され、透視窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。なお、ストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作する順序は不定であって遊技者が任意に選択することが出来る。
【0072】
また、遊技者がストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作しない場合には、所定時間(例えば30秒)が経過した時点で例えばリール51L、51C、51Rの優先順序で自動的に順次停止する。
【0073】
そして3つのうちいずれか2つのリールの回転が停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に同種の図柄が揃って停止表示された場合にはリーチが成立する。
【0074】
さらに全てのリール51L、51C、51Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組み合わせが表示された場合は入賞となり、各種遊技効果LED部41〜43の内部に内蔵された遊技効果LED130〜133(図4参照)や入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’に対応するリールLED55等が点灯するとともに、スピーカ136a、136b、137から効果音等が出力されること等による演出が実行される。そして、入賞内容に対応して予め定められた所定枚数のメダルが遊技者に対してクレジットとして払出されてクレジット表示部31に表示されたクレジット数が加算更新される。また、クレジット数が上限数に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴から払い出される。これらメダルの払出し枚数はペイアウト表示部33に表示される。
【0075】
また、特に予め定められた特別図柄の組み合わせが表示されて大当たり入賞した場合等にあっては、メダルの払出しが行なわれるとともに、通常遊技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、すなわち大量のメダルを獲得出来る特別遊技状態が発生し、小役ゲームとレギュラーボーナスが提供されるビッグボーナス(以下BBと称する)や、1回のレギュラーボーナスが提供されるレギュラーボーナス(以下RBと称する)が遊技者に対して遊技価値として付与されるようになっている。
【0076】
なお、このように入賞することにより遊技者に対して付与される「遊技価値」は、メダル及びクレジット等の有価価値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合等において遊技者に対して付与されるBBやRB等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0077】
図4は、スロットマシン1に設けられた各種基板と電気部品との接続状況を説明するためのブロック図である。また、図5は、遊技制御基板200に設けられた遊技制御手段としての制御部210の構成と、演出制御基板201に設けられた演出制御手段としての制御部230の構成と、を説明するためのブロック図である。
【0078】
スロットマシン1に設けられた各種基板のうち、遊技制御基板200によって遊技状態が制御され、演出制御基板201によって遊技状態に応じた演出制御がなされる。また、電源基板202にはスロットマシン1の外部から電源が供給される。この電源基板202には、AC100Vの電源の供給を受けるための電源コード84と、メインスイッチ80とが接続されている。
【0079】
遊技制御基板200は、演出制御基板201、電源基板202、リール中継基板203と配線接続されているとともに、リール中継基板203を介して外部出力基板205と、また、演出制御基板201を介してリールLED中継基板204と接続されている。
【0080】
遊技制御基板200の制御部210は、遊技状態がレギュラーボーナス状態であることを示すRB中信号や、遊技状態がビッグボーナス状態であることを示すBB中信号、各リール51L、51C、51Rに対応するリールモータ54L、54C、54Rを制御するためのリール制御信号(モータ位相信号)、賭数を設定するために用いられたメダル数を示すメダルIN信号、入賞の発生により遊技者に払出されたメダル(クレジット)数を示すメダルOUT信号などをリール中継基板203を介して外部出力基板205からスロットマシン1の外部に出力する制御を行う。なお、ストップスイッチ103L、103C、103Rの操作がなされた旨を示すストップスイッチ信号は、後述するようにストップスイッチ103L、103C、103Rから直接出力された信号である。
【0081】
遊技制御基板200には、各種のスイッチ、センサ、LED、ソレノイド、及び表示器からの配線が接続されている。
【0082】
例えば、電源基板202に配線接続された設定スイッチ83、設定キースイッチ82、第2リセットスイッチ81、払出しメダルセンサ61、及びホッパーモータ62は、電源基板202によって中継されて遊技制御基板200と配線接続されており、それぞれのスイッチ及びセンサの検出信号は、遊技制御基板200の制御部210に入力される。また、制御部210は、メダルの払出し条件(メダルを払出す必要のある入賞の発生、精算スイッチ104からの検出信号の入力)が成立すると、ホッパーモータ62に制御信号を出力して、所定数のメダルを払出す払出し制御を実行する。
【0083】
リール中継基板203に配線接続されたリールモータ54L、54C、54R、及びリールセンサ56L、56C、56Rは、リール中継基板203によって中継されて遊技制御基板200に配線接続されており、リールセンサ56の検出信号は、遊技制御基板200の制御部210に入力される。リールLED55は、リールLED中継基板204によって中継されて演出制御基板201に配線接続されている。遊技制御基板200の制御部210は、始動条件(スタートスイッチ102の検出信号の入力)が成立すると、リールモータ54L、54C、54Rに制御信号を出力してリールの変動を開始させた後、表示結果を導出表示させる可変表示制御を実行する。
【0084】
遊技制御基板200に配線接続されたスイッチのうち、1枚BETスイッチ100は1枚BETボタン36aの操作を検出し、MAXBETスイッチ101はMAXBETボタン36bの操作を検知するスイッチであり、スタートスイッチ102はスタートレバー38の操作を検出するスイッチであり、左、中、右ストップスイッチ103L、103C、103Rは、左、中、右ストップボタン40L、40C、40Rの操作を検出するスイッチである。精算スイッチ104は、精算ボタン37の操作を検出するスイッチであり、第1リセットスイッチ105は、施錠装置3の鍵穴3aに挿入したキーによるスロットマシン1のリセット操作を検出するスイッチである。
【0085】
投入メダルセンサ106は、メダル投入部34に投入されたメダルを検出するセンサである。流路切替ソレノイド107は、メダル投入部34に投入されたメダルの流路をホッパータンク57a側もしくはメダル払出穴9側に切り換えるためのソレノイドである。
【0086】
クレジット表示器108はクレジット表示部31を構成する表示器であり、ゲーム回数表示器109はゲーム回数表示部32を構成する表示器であり、ペイアウト表示器110はペイアウト表示部33を構成する表示器である。
【0087】
リプレイLED111は、リプレイ表示部27に内蔵されるLEDであり、スタートLED112は、スタート表示部28に内蔵されるLEDであり、ウェイトLED113はウェイト表示部29に内蔵されるLEDである。投入指示LED114は、投入指示表示部30に内蔵されるLEDである。
【0088】
1枚賭けLED115は1枚賭け表示部45に、2枚賭けLED116は2枚賭け表示部46に、3枚賭けLED117は3枚賭け表示部47に内蔵されるLEDである。なお、ボーナス告知LED120はストップボタンユニット39に内蔵されるLEDである。BETボタンLED121aは1枚BETボタン36aに、BETボタンLED121bはMAXBETボタン36bに内蔵されるLEDである。左操作有効LED122Lは、左ストップボタン40Lに内蔵されるLEDであり、中操作有効LED122Cは、中ストップボタン40Cに内蔵されるLEDであり、右操作有効LED122Rは、右ストップボタン40Rに内蔵されるLEDである。
【0089】
電源基板202あるいはリール中継基板203を介して、あるいはこれらの基板を介することなく遊技制御基板200に配線接続された各種LED及び表示器は、遊技制御基板200に搭載された制御部210によって制御される。また、制御部210は、遊技制御基板200に接続され、または、電源基板202あるいはリール中継基板203を介して遊技制御基板200に接続された各種スイッチ及びセンサの検出信号を受け、遊技状態を制御する。
【0090】
特に、制御部210によって制御される「クレジット表示器108、ゲーム回数表示器109、ペイアウト表示器110、リプレイLED111、スタートLED112、ウエイトLED113、投入指示LED114、各枚賭けLED115〜117、ボーナス告知LED120、左、中、右操作有効LED122L、122C、122R」は、遊技の進行に関わる情報を報知するものであり、それが機能しなければ遊技を行うことに支障が出るような、いわば“必須報知装置”といえる。これらの“必須報知装置”が遊技状態を制御する制御部210によって制御されるために、たとえ、演出制御基板201が故障したとしても、少なくとも遊技の進行に必要な情報が遊技者に提供される。このため、遊技者に不利な状態で遊技が進行してしまうことを防止できる。
【0091】
図5を参照して、遊技制御基板200に設けられた制御部210は、制御動作を所定の手順で実行することの出来るCPU(Central Processing Unit)211と、CPU211の制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)213と、必要なデータの書き込み及び読み出しが出来るRAM(Random Access Memory)212と、CPU211と外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート214とを含む。
【0092】
また、遊技制御基板200には、電源投入時にCPU211にリセットパルスを与える初期リセット回路217と、CPU211にクロック信号を与えるクロック発生回路218と、クロック発生回路218からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCPU211に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)219と、一定範囲の乱数を高速で連続的に発生している乱数発生回路221と、乱数発生回路221から乱数をサンプリングするサンプリング回路222と、バッファ回路220とが設けられる。さらに、遊技制御基板200には、各種スイッチからの信号が入力されるスイッチ回路215や、モータ回路216、その他、図示しないソレノイド回路等が設けられている。さらに、遊技制御基板200には、停電時にRAM212の記憶を保持させるためのバックアップ電源223が設けられている。RAM212には、各種表示器(クレジット表示器108、ゲーム回数表示器109、ペイアウト表示器110)に表示するべき情報、賭数、内部当選フラグ、出玉率の設定値など、遊技に必要な情報が記憶され、停電時にこれらの情報がバックアップされるために、停電の回復後に、停電発生前の遊技状態に復帰出来る。
【0093】
遊技制御基板200の制御部210から演出制御基板201へは、バッファ回路220を介して後述する各種コマンドが出力される。バッファ回路220は、遊技制御基板200の内部から外部への信号の出力を許容するが遊技制御基板200の外部から内部へ信号が入力されることを阻止する不可逆性出力手段として機能する。このため、遊技制御基板200と演出制御基板201との間において、遊技制御基板200から演出制御基板201への一方向通信が担保され、コマンドの伝送経路を介して遊技制御基板200に信号を入力させて不正な制御動作を行わせる不正行為を防止できる。
【0094】
演出制御基板201には、遊技効果LED131〜133と、液晶表示器135と、放音部12a、12b、13に内蔵されるスピーカ136a、136b、137と、上、中、下段の化粧シート303、331、320を後側から照らす各蛍光灯138、150a〜150c、151と、演出用ランプ140〜149と、がぞれぞれ接続され、さらに、リールLED中継基板204を介してリール51L、51C、51Rに内蔵されているリールLED55が接続されている。
【0095】
演出制御基板201には、マイクロコンピュータからなる制御部230と、各スピーカ136a、136b、137から音を出力させるためのスピーカ駆動回路235と、液晶表示器135を表示制御するための表示駆動回路236と、各種LEDを点灯あるいは点滅させるためのLED駆動回路237と、バックアップ電源238とが搭載されている。
【0096】
制御部230は、CPU231と、必要なデータの書き込み、及び読み出しが出来るRAM232と、制御プログラムを格納するROM233と、I/Oポート234と、を含む。RAM232の記憶データはバックアップ電源238によりバックアップされているため、制御部230は、停電の回復時に停電発生前に記憶されていたデータに基づいて演出制御を再開出来る。
【0097】
制御部230のROM233には、演出制御基板201から送信されたコマンドに対応した演出パターンを定めたデータテーブルが記憶されている。このデータテーブルは、各遊技効果LED131〜133、液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、150a〜150c、151、各演出用ランプ140〜149、リールLED55別に分類されている。例えば所定の遊技情報を示すコマンドを受信した場合、制御部230はその遊技状態に応じた演出パターンを各データテーブルから読み出し、この読み出した演出パターンに応じて各遊技効果LED131〜133、液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、150a〜150c、151、各演出用ランプ140〜149、及びリールLED55等を制御する。
【0098】
演出制御基板201によって制御される「各遊技効果LED131〜133、液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、150a〜150c、151、各演出用ランプ140〜149、及びリールLED55」は、遊技制御基板200によって制御される各種表示器などに比較すると、それが機能しなくても遊技の進行自体には影響を与えるものでなく、演出効果を主眼においた、いわば、“演出装置”と呼べるものである。このため、たとえ、演出制御基板201に故障が発生したとしても、遊技者に不利な遊技が提供されてしまうことはないばかりか、制御部210の制御の負荷が軽減される。
【0099】
図5に示されるように、スタートスイッチ102の検出信号は、スイッチ回路215を介して制御部210に入力されるとともに、サンプリング回路222に入力される。制御部210は、スタートスイッチ102の検出信号を受け、モータ回路216を介してリール制御信号を出力する。このリール制御信号はリール中継基板203を介して各リール51L、51C、51R別に設けられたリールモータ54L、54C、54Rに入力される。また、リール制御信号は、リール中継基板203及び外部出力基板205を介してスロットマシン1の外部へ出力される。
【0100】
これにより、各リール51L、51C、51Rが変動し始める。また、リール制御信号の伝送経路は、リール中継基板203においてリールモータ54L、54C、54R側と外部出力基板205側とに分岐されており、外部出力基板205側へ出力されたリール制御信号は、外部出力基板205からスロットマシン1の外部へも出力される。このように、外部出力基板205から出力されるリール制御信号は、外部出力用に加工された信号ではなく、リールモータ54L、54C、54Rを駆動制御する信号そのものである。
【0101】
一方、サンプリング回路222は、スタートスイッチ102の検出信号が入力されたタイミングで乱数発生回路221から1個の乱数をサンプリングし、その乱数をCPU211に引き渡す。CPU211は、そのサンプリングされた乱数と、ROM213内に格納されている入賞役別の入賞判定テーブルとを参照して、入賞の発生を許容するか否かを入賞役別に決定し、その決定結果をRAM212に記憶させる。これにより、スタート操作がされたタイミングで、入賞役の当選の有無が決定される。制御部210は、その後、入賞役別の当選結果に応じてリールを制御する。
【0102】
さらに、制御部210は、スタートスイッチ102の検出信号が入力されたことに対応して、バッファ回路220を介して演出制御基板201にゲームの開始を特定可能なコマンドを出力する。演出制御基板201の制御部230は、そのコマンドに基づいてゲーム状況を把握し、ゲーム開始時に対応して定められた演出パターンに従い各遊技効果LED131〜133、液晶表示器135、スピーカ136a、136b、137、蛍光灯138、150a〜150c、151、リールLED55等を制御する。
【0103】
また、各ストップスイッチ103L、103C、103Rから出力されたストップスイッチ信号は、遊技制御基板200、リール中継基板203、および外部出力基板205を往復する信号経路を伝送された後、遊技制御基板200のスイッチ回路215に入力される。さらに、ストップスイッチ103L、103C、103Rから出力されたストップスイッチ信号は直接、外部出力基板205を介して外部に出力されるように構成されている。
【0104】
ストップスイッチ信号の入力を受けた制御部210は、モータ回路216を介してストップスイッチ信号に対応するリールモータ54L、54C、54Rを停止させるためのリール制御信号を出力する。このリール制御信号は、リールモータ54L、54C、54Rに入力されるとともに、外部出力基板205を介してスロットマシン1の外部へ出力される。
【0105】
さらに、制御部210は、ストップスイッチ信号が入力されたことに対応して、バッファ回路220を介して演出制御基板201にリールの停止時期を特定可能なコマンドを各リール51L、51C、51R別に出力する。演出制御基板201の制御部230は、そのコマンドに基づいてリールの停止時期に対応して定められた演出パターンに従い、遊技効果LED131〜133や、液晶表示器135や、スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、150a〜150c、151、各演出用ランプ140〜149等を制御する。
【0106】
外部出力基板205から出力される信号は、たとえば、第3者機関が型式試験を行う際に利用可能である。この型式試験では、たとえば、各ストップボタン40L、40C、40Rの操作から190ms以内に各ストップボタン40L、40C、40Rに対応する各リール51L、51C、51Rが停止するか否かが確認される。このスロットマシン1の場合、各ストップスイッチ103L、103C、103Rから出力されたストップスイッチ信号が直接、外部出力基板205から出力されるために、各ストップボタン40L、40C、40Rが操作されたタイミングをスロットマシンの外部で正確に把握できる。同様に、モータ回路216から出力されるリール制御信号が直接、外部出力基板205から出力されるために、各リール51L、51C、51Rの始動および停止タイミングをスロットマシンの外部で正確に把握出来る。このため、外部出力基板205から出力される信号を用いて、「各ストップボタン40L、40C、40Rの操作から190ms以内に各ストップボタン40L、40C、40Rに対応する各リール51L、51C、51Rが停止するか否かの試験」を行った場合には、正確な試験結果が得られる。また、「遊技制御基板200の制御部210で一旦、信号を取り込んでから外部出力基板205に信号を出力するような構成」とした場合には、遊技制御基板200側で信号を加工して出力するような不正がなされるおそれもあるが、本実施の形態によると、かかる不正行為をも防止できる。
【0107】
次に、本実施例におけるスロットマシン1の可変表示装置50の詳細な構造を、図6〜図13に基づいて説明する。
【0108】
まず図6には、回転式可変表示体としてのリール51Lの取付け構造を示す分解斜視図が示されている。なお、本実施例におけるリール51L、51C、51Rの取付け構造は全てほぼ同一であるため、図6〜図13ではリール51Lの取付け構造のみを説明することにより、リール51C、51Rの取付け構造の詳細な説明は省略するものとする。
【0109】
図6における600は、リール51Lを回転自在に支持するリールモータ54Lを取り付けるための支持板であり、この支持板600の上下の取付片600a、600bに形成された孔部602内に取り付けたラッチ375を介して、図2に示されるリール収納用箱体52に固定することで、リール51Lをリール収納用箱体52内に組み付けることが出来るようになっている。
【0110】
支持板600の前方には、前述したリール間隠蔽部材53が支持板600に一体的に形成されているとともに、3つのリールLED55が上、中、下段にそれぞれ区画して収容されるLEDユニット601が、後述する係止手段を介して着脱自在に取付けられるようになっている。支持板600の内面600cにおける略中央位置には、リールモータ54Lを固定するためのモータ取付部613が形成されている。
【0111】
このモータ取付部613には、リールモータ54Lの台座641の周囲を囲むように保持する四角状の枠条607と、リールモータ54Lの取付け位置を決定する駆動モータ位置決め手段としての凸部606と、リールモータ54Lを取り付けるための取付けネジ603を挿通するための挿通孔608と、回転軸604の後端との干渉を避けるための穴部609が形成されている。
【0112】
ここで、リールモータ54Lについて図7〜図9に基づいて説明する。図7に示されるように、リールモータ54Lの本体部640の下部には、支持板600に取り付けるための取付けネジ603が螺入されるネジ孔642が四隅に形成された台座641が設けられており、この台座641の裏面における所定箇所には、前述したモータ取付部613所定箇所に内向きに突設された凸部606に嵌合する嵌合孔部643(図8参照)が形成されている。
【0113】
リールモータ54Lは、この嵌合孔部643内に凸部606が嵌合されるように、台座641を枠条607内にはめ込んだ状態で、支持板600の外面側から挿通孔608内に挿通した取付けネジ603をネジ孔642内に螺入することで、支持板600の内面600cに取り付けられるようになっている。支持板600の内面600cに形成された凸部606と台座641の裏面に形成された嵌合孔部643とによりリールモータ54Lの位置決め手段が構成されているため、リールモータ54Lを正確な位置に取り付けることが出来る。
【0114】
リールモータ54Lの本体部640における回転軸604側の端面部には、リールセンサ56Lを設けるための取付板605が取り付けられている。取付板605は、図7、図8に示されるように、一方の端部に切欠部644が形成されており、特に図8(a)に示されるように、リールモータ54Lの回転軸604の側方から差し込むことが出来るようになっているとともに、切欠部644の周囲には、本体部640の上部端面に形成された図示しないネジ孔内に螺合する取付けネジ645を挿通するための取付部としての挿通孔646が4箇所形成されている。
【0115】
切欠部644の反対側端部近傍には、リールセンサ56Lを取り付けるための開口647a、647bが形成されているとともに、その近傍にはリールセンサ56Lから延出されるケーブルを挿通するための挿通孔648が形成されている。なお、649はケーブルを押さえるための押さえ片である。
【0116】
リールセンサ56Lは、特に図13(b)に示されるように、本体部650の上部に透光部56La及び受光部56Lbが設けられるとともに、本体部650の下面四隅からは脚片651、652がそれぞれ下向きに連設されている。脚片651、652はそれぞれ合成樹脂材により弾性変形自在に形成されており、脚片651の先端には開口647a周縁部に係止される係止爪651aが形成されているとともに、脚片652の先端には開口647b周縁部に係止される係止爪652aが形成されており、リールセンサ56Lを取付板605の上方から下降させることによりそれぞれの脚片651、652が弾性変形して係止爪651a、652aが開口647a、647bそれぞれの周縁部に係止され、脚片651、652の弾性復帰力によって取付板605に取り付けられるようになっている。なお、係止爪651a、652aはそれぞれ異なる向きに形成されているので、前後左右方向のずれが効果的に防止されている。
【0117】
図7に戻って、リールモータ54Lの本体部640から突出した回転軸604の先端には、リール51Lを相対回動不能に固定するための円盤状の回転板610(回動板)が固定されている。この回転板610は、材質が亜鉛ダイキャストからなり、その中心に回転軸604とほぼ同径をなす貫通路611が形成される円板部610aと、円板部610aの外周端縁から環状に連設される環状片610bとから構成されている。
【0118】
円板部610aにおけるリールモータ54Lの反対側面には、リール51Lを固定するための固定ネジ614が螺合するネジ孔615が、円板部610aの中心部を中心とする同心円上に4箇所形成されているとともに、リール51Lを固定する際の位置決め手段となる位置決めピン616a、616bが、円板610aの中心部を挟んで対向するように、かつ、前記中心部からの距離がそれぞれ異なる位置に突設されている。
【0119】
円板部610aの周縁部近傍には大径穴653が8つ、その内側には小径穴654が4つ形成されている。これら複数の穴が形成されていることにより、金属材からなる回転板610が軽量となってリールモータ54Lの駆動負担が軽減されるとともに、製造コストを低減出来る。また、リールモータ54Lにて発生した熱が効果的に放熱されるようになっている。なお、これら穴のうち、4つの小径穴654は、図8(a)に示されるように、回転板610を所定の向きで停止させた際に、取付板605をリールモータ54Lの本体部640に取り付けるための取付部(取付けネジ645)の直上に位置するようになっているため、回転軸604に回転板610が取り付けられた状態にあっても、ドライバー等を挿通してその下方の取付けネジ645の取付け、取り外しを目視にて確認しながら行うことが出来るため、取付板605、ひいてはリールセンサ56Lのリールモータ54Lに対する着脱を、回転板610が回転軸604に固定された状態でも容易に行うことが出来る。
【0120】
このように構成される回転板610は、工場からの出荷時において予め貫通路611内に回転軸604を圧入することにより回転軸604に対して相対回転不能に固定されている。そして回転軸604に固定された状態において、特に図7及び図13に示されるように、環状片610bの一部がリールセンサ56Lにおける投光部56Laと受光部56Lbとの間に位置するようになっており、環状片610bの所定箇所に形成された回転基準位置検出部を構成する切欠部617が投光部56Laと受光部56Lbとの間を通過することにより、回転板610、すなわち、リール51Lの回転基準位置が検出されるようになっている。
【0121】
なお、回転軸604とリール51Lとが確実に相対回転不能に固定されていないと、リール51Lの周面に配置される図柄の停止位置ずれ等が発生することがあるため、本実施例においては、リール51Lを固定するための回転板610を回転軸604に対して圧入することにより回転軸604と回転板610とを相対回転不能に固定しているが、例えば回転軸604とリール51Lとの相対回転を不能に固定するために、予め回転軸604と回転板610とを一体成形により構成してもよい。
【0122】
また、本実施例においては、回転板610を貫通路611内への回転軸604の取付けは、リールモータ54Lを励磁させた状態で行われている。これは、リール51Lの回転基準位置検出部である切欠部617が回転板610に形成されているためである。詳しく説明すると、本実施例におけるリールモータ54Lはステッピングモータであるため、回転板610を回転軸604へ固定する際において、リールモータ54Lの回転軸604が励磁された状態における所定の停止位置(ステップ数に応じた停止位置)から若干ずれた位置にて停止されている状態で回転板610が取り付けられると、このような固定位置の微量のずれにより、リールモータ51Lを駆動させてリール51Lを回転させた際において、リールセンサ56Lによる切欠部617の検出位置に若干のずれが発生して、リール51Lの回転基準位置を正確に検出出来なくなることがあるからである。
【0123】
なお、本実施例におけるリールモータ54Lは、4相のステッピングモータが使用されており、1相励磁の時に200ステップであるのを1−2相励磁方式にて使用することで、プログラム上では400ステップとなってスムーズに回転するようになっている。前述したように、本実施例における図柄は各リールシート655に20個ずつ配置されているので、図柄の配置数に対してモータのステップ数が整数倍とされていることから、1図柄に対応するステップ数が均等に割り振られている(本実施例では1図柄に対して20ステップ)。よって、図柄の停止位置のずれ等が効果的に防止されるため、例えば複数のリール51L、51C、51Rが図2に示されるように並設された状態において、各リール51L、51C、51Rの図柄を整列状態で停止させることが出来る。
【0124】
また、この励磁方式による基本励磁パターンは、図9の励磁制御タイミングチャートに示されるように4ステップからなっており、この基本励磁パターンが繰り返されることにより回転軸604を回転させるようになっている。前述した切欠部617の検出方向の幅寸法Pは(図7参照)、この基本励磁パターン分に相当するステップ数である4ステップ分に相当する幅寸法に形成されているため、回転基準位置の検出を、リールセンサ56Lによる切欠部617の検出と基本励磁パターンとで行う場合にも対応して使用することも可能である。
【0125】
図6に戻って、リール51Rは、識別情報としての複数種の図柄が外方から視認可能となるように印刷等により配置された帯状のリールシート655と、このリールシート655の両端縁部をそれぞれ環状に保持する互いに別個に形成される回動式可変表示体としての一対の保持枠656、657(図13参照)とから構成されている。なお、本実施例におけるリールシート655は、厚さが約0.5mmのPET樹脂材により薄肉の帯状に成形されており、また、保持枠656、657は、ABS樹脂材により成形されているがこれら材質は特に限定されるものではない。
【0126】
保持枠656は、リールシート655の一端縁部が外周面に貼着される環状片658と、回転軸604に対して回転不能に固定された回転板610に固定するための固定部を構成する円板状の固定板659と、この固定板659と環状片658とを連結するように放射線状に設けられる複数のスポーク片660と、から、リールモータ54Lに固定するための駆動保持枠として構成されている。なお、本実施例においては、これら固定板659、スポーク片660、環状片658を主にそれぞれ厚さ約1〜1.5mmの薄肉の板材にて全体を枠状に形成するとともに、要所に補強用のリブを形成することで軽量化が図られている。
【0127】
固定板659の中心には、回転軸604が嵌合される嵌合穴661が形成されているとともに、その周囲には、固定ネジ614の挿通孔662、及び位置決めピン616a、616bが挿通される挿通長穴630a、630bが形成されている。この挿通長穴630a、630bは、回転軸受け606に突設された位置決めピン616a、616bにそれぞれ対応する箇所に形成されている。これら回動式可変表示体位置決め手段を構成する挿通長穴630a、630b(位置決めピン616a、616b)は、図8(a)に示されるように固定板659の中心Oからそれぞれの挿通長穴630a、630bまでの距離が異なる位置に形成されている(P2>P3)。これにより円形の保持枠656を回転板610に対して常に所定の向きで取り付けることが出来るようになっている。
【0128】
また、固定板659と環状片658とが複数のスポーク片660により連結されていることにより保持枠656の軽量化が図られているとともに、各スポーク片660は、固定板659から環状片658側に向かうに従い先細りとなるように形成されているため、回転軸604の固定部となる固定板659側の強度が高く、かつ、保持枠656の外周付近が軽量化されて、保持枠656の回転時における慣性モーメントが極力小さくなるように形成されている。
【0129】
環状片658は、図13(a)に示されるように、断面略T字状に形成されており、その外周面には、リールシート655における幅方向の一端縁部裏面が高粘着性の両面テープ材等を介して貼着されている。また、環状片658の一側面所定箇所には、図6に示されるように、リールシート655の貼着基準位置を示す基準位置表示部としての基準マークMが設けられており、リールシート655を保持枠656、657に貼着する際において、この基準マークMにリールシート655の長手方向の一端部を合わせることで、保持枠656、657に対してリールシート655を常に一定の位置から貼着することが出来るようになっている。よって、この基準マークMの位置がリールシート655の継ぎ目となる。
【0130】
他方の保持枠657は、図13(a)に示されるように、断面が略T字状をなすとともに、環状に形成されるABS樹脂材のみからなり、その外周面には、リールシート655における幅方向の一端縁部裏面が高粘着性の両面テープ材等を介して貼着されている。
【0131】
このように本実施例におけるリール51L、51C、51Rは複数種の図柄が表面に複数配置された帯状のリールシート655と、該リールシート655の両端縁部を環状に保持する一対の保持枠656、657と、からなり、リールシート655の両端縁部を、それぞれの枠状の保持枠656、657の外周面に両面テープ材等によりそれぞれ貼着することにより一体化されて、回動式可変表示体を構成している。
【0132】
図6中の663は、固定ネジ614の頭部によるABS樹脂製の固定板659の損傷を保護するために装着される保護板であり、その中心には回転軸604の挿通穴664が形成されているとともに、挿通穴664の周囲には、固定ネジ614の挿通孔665が複数形成されている。
【0133】
このように構成されたリール51Lとリールモータ54Lとの固定方法を図6及び図13に基づいて説明する。
【0134】
リール51Lをリールモータ54Lに取り付ける場合、回転軸604に予め固定された回転板610に、保持枠656の固定板659を取り付ける。詳しくは、固定板659の嵌合穴661内に回転板610から突出された回転軸604を嵌合するとともに、挿通長穴630a内に位置決めピン616aを、かつ、挿通長穴630b内に位置決めピン616bを挿通させるようにして回転板610に固定板659を当接させる。
【0135】
この状態で、保護板663の挿通穴664内に固定板659から突出した回転軸604を挿通させ、かつ、保護板663の各挿通孔665を固定板659の各挿通孔662に合致させた後、保護板663側から固定ネジ614を各挿通孔665、662内に挿通し、回転板610のネジ孔615内にそれぞれ螺入する。これにより、回転板610と固定板659とは、複数の固定ネジ614による取付け作用と、位置決め手段としての凸部616a、616b及び挿通長穴630a、630bによる嵌合作用によって回動不能に固定される。よって、リール51Lは保持枠656を介して回転板610、ひいてはリールモータ54Lの回転軸604に対して相対回動不能に固定される。
【0136】
以上説明したように、本実施例におけるリール51L(51C、51R)の回動基準位置を検出するための回動基準位置検出部である切欠部617が、リール51Lを回転軸604に固定するための回転板610自体に形成されていることにより、リール51Lの成型精度や回転軸604に対する取付け精度に影響されることなく、かつ、リール51Lの回動に応じた回動基準位置の検出が行われるため、回転軸604の回転とリール51Lの回転とのずれによる図柄の停止位置のずれが効果的に防止される。
【0137】
また、回動基準位置検出手段としてのリールセンサ56Lは、リールモータ56Lに対して着脱自在な取付板605に取り付けられているため、リールセンサ56Lが故障した場合等において交換作業を容易に行うことが出来るばかりか、例えば後述するベルト式可変表示装置(図16参照)のように、図柄が配置される可変表示部材の回動基準位置の検出を行う回動基準位置検出手段としてのセンサ等を駆動モータに設けない場合等、用途に応じてリールセンサ56Lをリールモータ54Lに取り付けるか否かを選択することが出来るので、リールセンサ56Lが不要な場合において無駄な製造コストをかけずに済む。
【0138】
また、回転板610に形成された小径穴654を取付けネジ645の直上に位置させることで、回転板610の上方から取付けネジ645をドライバー等で取り付けたり取り外すことが出来るようになっているので、回転軸604に回転板610が固定された状態でも、取付板605をリールモータ54Lの本体部640に対して着脱することが出来るため、リールモータ54Lだけの製造が可能となる。
【0139】
また、回動基準位置検出部としての切欠部617を、回転板610における外周縁部の環状片610bの所定箇所に形成することで、環状片610bの内側における回転軸604の近傍に切欠部617を設ける場合よりも、回転軸604の1ステップに対応する移動距離が長くなり、これにより回転基準位置の検出誤差の許容範囲を大きくとれることになるので、リールセンサ56Lによる検出精度が高まることが好ましいが、回転軸604からの距離が長くなり過ぎると、切欠部617が大きくなって回転板610の強度が低下したり、回転板610の回動時に生じるぶれ等の要因により検出精度が低下しやすくなるため、切欠部617は回転軸604から適宜距離離間した位置に形成することが好ましい。
【0140】
次に、このように支持板600に回動自在に取り付けられるリール51Lにおける前述した可変表示部に対応する領域、すなわち、透視窓14を通して遊技者が図柄を視認可能となる視認領域を後面側から個別に照射可能な照射手段としての複数のリールLED55が設けられる照明ユニットとしてのLEDユニット601の詳細を図7及び図10〜図12に基づいて説明する。
【0141】
LEDユニット601は、特に図10に示されるように、照射手段としてのリールLED55が配置される本体部670と、本体部670を支持板600に取り付けるための取付部671とから主に構成されている。本体部670の前部には、図7に示されるように、それぞれ前方に開口するとともに、上・中・下段それぞれに区画された区画室672a、672b、672cが形成されている。これら区画室672a、672b、672cそれぞれの後壁には、後方に設けられるLED基板673の前面における上・中・下段にそれぞれ2つずつ取り付けられたリールLED55を前方に前方に臨ませるための横長の長穴674a、674b、674cがそれぞれ形成されている。
【0142】
本体部670の上端部には、先端に下向きの係止爪675aが形成された弾性変形自在な係止片675が後向きに形成されているとともに、下端部には、先端に上向きの係止爪666aが形成された弾性変形自在な係止片666が後向きに形成されており、これら上下の係止片675、666の係止爪675a、666aにLED基板673の上下端部を係止させることでLED基板673を本体部670の後側に設けることが出来るようになっている。
【0143】
LED基板673が本体部670の後側に設けられることにより、各区画室672a、672b、672c内にリールLED55が横並びに2つずつ配置される。各リールLED55は、それぞれ前後方向を向くように配置されるため、その前方に設けられるリールシート655の後面側が均等に照射される。
【0144】
本体部670における中央の区画室672bの側壁には、前面に上下方向を向く係合凹溝678が形成された突出部材679が、側方に向けて突設されている。
【0145】
また、取付部671は、本体部670の側方に前後方向を向くように形成されており、この取付部671の上端部には、側面視略上向きコ字状の係合片676が形成されているとともに、取付部671の下端部には、側面視略下向きコ字状の係合片677が形成されている。係合片676は、前片676aと後片676bとを有しており、前片676aと後片676bとは所定間隔離間して前後に形成されている。また、係合片677は、前片677aと後片677bとを有しており、前片677aと後片677bとは所定間隔離間して前後に形成されている。
【0146】
一方、支持板600の開口部680は、本体部670を挿通可能な大きさに形成されており、その上端部には、幅寸法が前片676aと後片676bとの間の隙間よりも小寸な下向きL字状の係合片681が形成されているとともに、下端部には、幅寸法が前片677aと後片677bとの間の隙間よりも小寸な下向きL字状の係合片682が形成されている。また、後端部には、先端に外面600d側に突出する係止爪683aが形成された弾性変形自在な係止片683が形成されている。
【0147】
なお、図12に示されるように、支持板600の所定箇所には、軽量化のための複数の穴部685が形成されている。また、内面600cの後方には、リールモータ54L及びリールセンサ56Lから延設されるケーブルが接続されるとともに、これらケーブルをリール収容箱体52に設けられるリール中継基板203に接続するためのコネクタ686を有するリール用中継基板687と、リールLED55から延設されるケーブルが接続されるとともに、これらケーブルをリール収容箱体52に設けられるリールLED中継基板204に接続するためのコネクタ688を有するリールLED用中継基板689が取り付けられており、これらコネクタ686、688は、支持板600をリール収容箱体52内に組み付けた際にそれぞれの基板に設けられたコネクタに接続できるようになっている。
【0148】
このように構成されたLEDユニット601は、図10中矢印で示されるように、支持板600の外面600d側、すなわち、リール51Lの配置位置側と反対側から、前方に形成された開口部680内に本体部670を挿通することにより支持板600の内面600c側、すなわち、リール51Lの配置位置側に配置出来るようになっている。
【0149】
ここで支持板600にLEDユニット601を取り付ける場合を説明すると、まず図10に示されるように、LED基板673が取り付けられたLEDユニット601の本体部670を、支持板600の外面600d側から開口部680内に挿通する。次いで、図11(a)に示されるように、本体部670を開口部680内における後側に位置させ、上下の前片676a、677aと後片676b、677bとの間の隙間に係合片681、682を挿通させる。このとき、上下の前片676a、677aと後片676b、677b、及び取付部671の後部が支持板600の外面600dに当接してそれ以上の挿通が規制される。
【0150】
この状態から、図11(a)中矢印方向、すなわち、前方に向けてLEDユニット601をスライド移動させると、図11(b)に示されるように、係合片681に後片676bが、また、係合片682に後片676bが係合して取付部671の支持板600からの離脱が規制される。そして、突出部材679の前面に形成された係合凹溝678内に開口部680の湾曲状の前方端縁部が嵌合して前方移動が規制されるとともに、取付部671の後端部に係止爪683aが弾性復帰力により係止され、後方移動も規制される。
【0151】
このようにLEDユニット601は、これら係合片676、677/係合片681、682、係合凹溝678/開口部680の前端縁、係止爪683aと取付部671の後端部、による係止作用によって、支持板600に対して取り付け出来るようになっている。よって、LEDユニット601を支持板600から取り外す場合は、係止片683を外面600d側から内向きに押し込んだ状態でLEDユニット601を後退させ、上下の前片676a、677aと後片676b、677bとの間の隙間に係合片681、682が位置させれば、支持板600の内面600c(図11中裏面側)側に配置されていた本体部670を、外面600d側に容易に引き出して取り外すことが出来る。
【0152】
このようにLEDユニット601は、弾性変形自在な係止爪等の係止手段(係合片676、677/係合片681、682、係合凹溝678/開口部680の前端縁、係止爪683aと取付部671の後端部)を介して支持板600に対して着脱自在に取り付けられているため、LEDユニット601の支持板600からの着脱を、ドライバー等によりネジ固定などをすることなく、手作業で容易に行うことが出来るため、着脱作業を容易に行うことが出来る。
【0153】
また、図10及び図12に示されるように、LEDユニット601の本体部670は、リール51Lのリールシート655の後面をリールLED55にて後方から照射できるように、支持板600の内面600c側であるリール51Lの内部に配置されるため、前方の図柄を後方から均一に照射することが出来る。また、リールLED55は各区画室672a、672b、672c内に配置されるため、前方の上・中・下段にそれぞれ停止される図柄をそれぞれ個別に照射することが出来るばかりか、各区画室672a、672b、672cを全体的に均一に明るく照射することが出来るため、演出効果が向上する。
【0154】
また、LEDユニット601の本体部670は、支持板600に形成された開口部680を介して、リール51Lの回動軸心方向に向けて抜き差し出来るようになっているとともに、係止爪683aが外面600d側に設けられており、支持板600の外面600d側にて前述した係止手段の係止及び解除作業を行うことで着脱出来るため、リール51Lが支持板600に回動自在に設けられている状態においても、リール51Lを支持板600から取り外したりすることなく、かつ、支持板600におけるリール51Lの配置位置の反対側から、配置されたリール51Lに干渉することなく、開口部680を介して容易に着脱してリールLED55を交換することが出来る。
【0155】
また、リールLED55が配置されるLEDユニット601ごと支持板600に対して着脱させることが出来、リールLED55をリールシート655の回動軸心方向に向けて横向きに配置しなくても済むため、リールLED55を前後方向に向けて配置したり、各区画室672a、672b、672c内に複数のリールLED55をそれぞれ配置しても、これらを交換する際にはLEDユニット601ごと支持板600から取外し、新規なリールLED55に交換した状態でリール51L内に配置することが出来る。
【0156】
さらに、このようにリールLED55の交換作業を考慮せずに配置位置や数量等を任意に変更することが可能となり、図柄全体を極力均等に照射出来るようになるので、照射性が効果的に向上する。
【0157】
このように、リールモータ54L、リール51L、LEDユニット601が設けられた支持板600は、図2に示されるように、リール収納箱体52内に横並び状態で組み込まれる。そして特に図13に示されるように、互いに所定距離離間するように隣り合って配置される各リール51L、51C、51R間には、各支持板600の前方に一体的に形成されたリール間隠蔽部材53が配置される。詳しくは、図13(c)に示されるように、リール間隠蔽部材53は、その幅方向の端部とリールシート655の端部とが互いに所定幅分重なり合うように(要部拡大図参照)、互いに隣り合うそれぞれのリールのリールシート655の裏面側端部まで張り出すように設けられるているため、リールシート655の表面における遊技者からの視認領域を狭めることなくリール51L、51C、51R間を隠蔽することが出来る。よって、各リールシート655の表面を、幅方向に広く見せることが出来るため、リールシート655の表面に配置される図柄等を大きくするなどして視認性を高める等の自由度が向上するばかりか、リール隠蔽部材53が可変表示部内に大きく露呈して可変表示部の外観体裁が損なわれることを防止出来る。
【0158】
このように構成された本発明の実施例としての可変表示装置50は、図14に示される遊技機の他の一例であるパチンコ球を使用して遊技を行うことが可能なパチンコ機700にも適用可能である。
【0159】
パチンコ機700の構成を簡略に説明すると、図14に示されるように、このパチンコ機700には、前面に可変表示装置703の可変表示部703aや通常入賞口704、始動入賞口705、特別入賞口706等が設けられた遊技領域707が形成されている。尚、図中701は、遊技状態に応じて効果音を出音するスピーカであり、702は、遊技状態に応じて点灯または点滅する遊技効果ランプである。
【0160】
このパチンコ機700では、打球操作ハンドル708を操作することで、遊技領域707にパチンコ球が発射されるようになっており、これら遊技領域707内に発射されたパチンコ球が、各入賞口に入賞し、対応する検出スイッチに検出されることで所定数のパチンコ球が払い出されるようになっている。尚、入賞しなかったパチンコ球はアウト球として回収される。また、特に始動入賞口705に入賞した場合には、可変表示装置703の可変表示が開始され、特定の大当り図柄が揃うことで、特別入賞口706が開放して多くのパチンコ球の払出を受けることができる大当り状態が発生可能とされている。
【0161】
このようなパチンコ機700に適用された可変表示装置703は、特に詳細な説明はしないが前述した可変表示装置50とほぼ同様に構成されているため、パチンコ機700にて適用した場合においても、前述した可変表示装置50と同様の作用・効果が得られる。
【0162】
また、本発明の実施例としての可変表示装置50は、前述したように1ゲームに対して遊技媒体であるメダルにて賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシン1のような、いわゆるメダル式スロットマシン以外にも、図15に示されるように、1ゲームに対して遊技媒体として遊技球であるパチンコ球にて賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能な遊技球を用いたスロットマシン800にも適用可能である。
【0163】
このようなスロットマシン800においては、スロットマシン800の側方に並設されたカードユニット801に予め所定の有価価値の大きさが記憶されたプリペイドカードなどを差し込み、前面扉802の前面に形成された貸出ボタン803を押圧操作することにより借り受けた遊技媒体であるパチンコ球が、同じく前面扉802に形成された上皿804に払い出されるようになっているとともに、BETボタン805を操作することにより所定数のパチンコ球が取り込まれて賭数が設定されるようになっている。また、前面扉802に形成された透視窓806に図柄が可変表示されるように内部に設けられた可変表示装置807は、前述した可変表示装置50とほぼ同様に構成されており、前述した可変表示装置50と同様の作用・効果が得られる。
【0164】
また、図16には、駆動モータの駆動により駆動するとともに、複数種の識別情報が配置された可変表示部材を回動させる回動式可変表示体を有する可変表示装置の変形例が示されている。
【0165】
前述した可変表示装置50(703、807)は、複数種の図柄が配置された可変表示部材であるリールシート655が、リールモータ54Lの駆動により回動する回動式可変表示体である保持枠656(657)の周面に巻装されており、保持枠656(657)が回動することにより、その周面に巻装されたリールシート655が回動し、図柄が可変表示するリール51Lを有していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図16に示される可変表示装置900のように、複数種の図柄が配置された可変表示部材であるベルト901が、側方に設けられる支持板902に回動自在に支持された回動式可変表示体としての駆動回転体903及び複数の従動回転体904に無端状に掛け渡されており、駆動モータ905の駆動により駆動回転体903が回転することによりベルト901が回転して図柄が可変表示されるようなベルト式可変表示装置900も本発明の可変表示装置に含まれる。
【0166】
なお、このようなベルト式可変表示装置900においても、ベルト901が掛け渡された状態において照明ユニット906を支持板902に形成された開口部(図示略)等を介して、支持板902におけるベルト901の配置位置の反対側の側方(外面側)から着脱できるように設けることも可能である。
【0167】
また、このようなベルト式可変表示装置900においては、ベルト901の回転基準位置を検出するための回動基準位置検出手段としてのベルトセンサ907は支持板902に取り付けられ、駆動回転体903が整数回転(例えば2回転)することでベルト901の所定箇所に設けられた回動基準位置検出部であるマーク(図示せず)等がベルトセンサ907により検出されるようになっている。なお、図中908は駆動回転体903を固定するための回転板である。
【0168】
このように、駆動回転体903が整数回転する毎にベルトセンサ907による回動基準位置の検出が行われるようにすることで、前述したような基本励磁パターンに基づく回転基準位置の検出制御等を容易に行うことが出来る。
【0169】
よって、前述した可変表示装置50のリールセンサ56Lのように、リールセンサ56Lがリールモータ54Lの本体部に着脱自在に取り付けられていることにより、リール式可変表示装置50に適用した駆動モータをこのようなベルト式可変表示装置900に適用するのにリールセンサ56Lが不要となった場合においても対応することが出来る。すなわち、駆動モータの製造時において回動基準位置検出手段の有無を選択できることから、無駄な製造コストをかけないで済む。
【0170】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0171】
本発明の請求項1は、所定の価値(メダル、パチンコ球)を用いて遊技を実施可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値(メダル、パチンコ球、ビッグボーナス、大当り)を付与することが可能であり、駆動モータ(リールモータ54L、905)の駆動により駆動するとともに、複数種の識別情報(図柄)が配置された可変表示部材(リールシート655、ベルト901)を回動させる回動式可変表示体(保持枠656/657、駆動回転体903)を有する可変表示装置(50、703、807、900)を備える遊技機(スロットマシン1、800、パチンコ機700)において、
前記駆動モータの本体部(640)から突出した駆動軸(回転軸604、907)には、前記回動式可変表示体を前記駆動軸に固定するための回動板(610、908)が相対回動不能に固定されているとともに、該回動板の所定箇所には、前記回動式可変表示体の回動基準位置を検出するための回動基準位置検出手段(リールセンサ56L、56C、56R、ベルトセンサ907)により検出される回動基準位置検出部(切欠部617)が設けられ
前記回動板には穴部(小径穴654)が形成され、前記回動基準位置検出手段は、取付板(605)を介して前記駆動モータに取り付けられており、前記取付板における前記駆動モータの本体部(640)との取付部(挿通孔646)と前記穴部とが対応するように構成されている。
【0172】
本発明の請求項2は、前記回動板(610、908)は、前記駆動軸(回転軸604、907)に圧入されている。
【0173】
本発明の請求項3は、前記回動基準位置検出手段(リールセンサ56L、56C、56R、ベルトセンサ907)は、前記駆動モータ(リールモータ54L、905)に対して着脱自在に取り付けられている。
【0174】
本発明の請求項4は、前記回動基準位置検出手段(リールセンサ56L、56C、56R、ベルトセンサ907)は、前記回動板(610、908)が前記駆動軸(回転軸604、907)に相対回動不能に固定されている状態で前記駆動モータ(リールモータ54L、905)に着脱自在である。
【0177】
本発明の請求項は、前記回動板(610、908)と前記回動式可変表示体(保持枠656/657、駆動回転体903)との対向面には、前記回動板に対する前記回動式可変表示体の固定位置を決定する回動式可変表示体位置決め手段(位置決めピン616a、616b/挿通長穴630a、630b)が設けられている。
【0178】
本発明の請求項は、前記駆動モータ(リールモータ54L、905)はステッピングモータであり、前記回動基準位置検出部(切欠部617)の検出方向の幅寸法は、前記ステッピングモータの基本励磁パターン分のステップ数に相当する。
【0179】
本発明の請求項は、前記回動基準位置検出部(切欠部617)は、前記回動板(610、908)の周縁部所定箇所に形成されている。
【0180】
本発明の請求項は、前記駆動モータ(リールモータ54L、905)の本体部(640)と該駆動モータを取り付けるための支持板(600、902)との対向面には、前記支持板に対する前記駆動モータの取付け位置を決定する駆動モータ位置決め手段(凸部606/嵌合孔部643)が設けられている。
【0181】
本発明の請求項は、前記駆動モータ(リールモータ54L、905)はステッピングモータであり、該ステッピングモータのステップ数は、前記識別情報(図柄)の配置数の整数倍である。
【0182】
本発明の請求項10は、前記回動板(610、908)は、金属材により構成されている。
【0183】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0184】
例えば、上記実施例においては、回転板610に形成される回動基準位置検出部が、環状片610bに形成された切欠部617により構成されているため、回転板610を輸送する際や保管する際において切欠部617が摩耗等により変形しにくく、検出精度の低下が効果的に防止されるので好ましいが、回動基準位置検出部の形状や形成位置等は特に限定されるものではなく、例えば突片等により構成されていてもよい。
【0185】
また、回転板610は金属材にて構成されていることから強固で、かつ、耐久性に優れており、リールモータ51Lの回転軸604と回転板610との位置ずれ等が生じにくいことから好ましいが、本発明にあっては、回転板610の材質は特に金属材に限定されるものではない。
【0186】
また、上記実施例におけるリールセンサ56Lは、リールモータ54Lの本体部640に対して着脱自在に取り付けられている取付板605に対して着脱自在に取り付けられているが、リールセンサ56Lが本体部640に対して着脱自在に取り付けられていれば、取付板605のみが本体部640に対して着脱自在に取付けられているか、あるいはリールセンサ56Lのみが取付板605に対して着脱自在に取付けられていればよい。
【0187】
また、リールモータ54Lの本体部640と支持板600のとの対向面に形成された駆動モータ位置決め手段は、凸部606と嵌合孔部643とにより構成されていたが、例えば凸部606と嵌合孔部643とが逆に設けられていたり、枠条607等にて構成されていてもよい。
【0188】
また、回転板610と保持枠656の固定板659との対向面に設けられた回動式可変表示体位置決め手段は、位置決めピン616a、616b及び挿通長穴630a、630bにより構成されていたが、例えば位置決めピン616a、616b及び挿通長穴630a、630bがそれぞれ逆に設けられていてもよい。
【0189】
また、上記実施例におけるLEDユニット601は、支持板600に形成された開口部680に支持板600の外面側から抜き差し出来るように構成されていたが、リール51Lが設けられた状態において支持板600に対して着脱自在に取り付けできるようになっていれば、特に開口部680が形成されていなくてもよい。
【0190】
また、支持板600の前端部にはリール間隠蔽部53が予め一体的に形成されていたが、別途形成したリール間隠蔽部材を支持板600に取付けてもよい。
【0191】
また、LEDユニット601は、該LEDユニット601と支持板600とに設けられた係止手段を介して支持板600に係脱自在に取付け出来るようになっているため、特に工具等を用いることなく着脱できることから好ましいが、弾性変形自在な係止部材に形成された係止爪による係止作用によって取付け出来るものに限定されるものではなく、例えばラッチ375や蝶ネジ等のように、工具等を用いることなく手作業で着脱操作が出来る取付手段により取り付けられていてもよい。
【0192】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0193】
(a)請求項1項の発明によれば、回動基準位置検出部が回動式可変表示体を駆動軸に固定するための回動板自体に設けられていることにより、回動式可変表示体の成型精度や駆動軸に対する取付け精度に影響されることなく、かつ、回動式可変表示体の回動に応じた回動基準位置の検出が行われるため、駆動軸の回動と回動式可変表示体の回動とのずれによる識別情報の停止位置のずれが効果的に防止される。また、回転板に形成された穴部から工具を挿入したり、穴部から取付部を目視することが出来るため、回動板が駆動軸に固定されている状態における取付板の駆動モータに対する着脱作業が容易になる。
【0194】
(b)請求項2項の発明によれば、回動板と駆動軸との相対回動が確実に防止されるため、識別情報の停止位置のずれ等が効果的に防止される。
【0195】
(c)請求項3項の発明によれば、回動基準位置検出手段の交換等を容易に行うことが出来るばかりか、用途に応じて回動基準位置検出手段を駆動モータに取り付けるか否かを選択することが出来るので、回動基準位置検出手段が不要な場合において無駄な製造コストをかけずに済む。
【0196】
(d)請求項4項の発明によれば、駆動モータだけの製造が可能となる。
【0199】
)請求項項の発明によれば、固定位置を間違えることなく回動式可変表示体を回動板に固定することが出来る。
【0200】
)請求項項の発明によれば、回動基準位置の検出を、回動基準位置検出手段による回動基準位置検出部の検出と基本励磁パターンとで行う場合にも対応出来る。
【0201】
)請求項項の発明によれば、回動基準位置検出部が駆動軸の回動中心から離れることで、駆動軸の回動に対する回動基準位置検出部の移動距離が長くなり、回動基準位置の検出誤差の許容範囲を大きくとれることになるので、回動基準位置の検出精度を効果的に高めることが出来る。
【0202】
)請求項項の発明によれば、駆動モータを支持板に対して正確な位置に取り付けることが出来る。
【0203】
)請求項項の発明によれば、1つの識別情報に対するステップ数を均等に出来るので、識別情報の停止制御が向上する。
【0204】
)請求項10項の発明によれば、回動基準位置検出部が破損したり変形しにくいため、検出誤差等が効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された遊技機の一例としてのスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの内部構造図である。
【図3】図1のスロットマシンの前面扉の後面図である。
【図4】本実施例のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図5】同じく本実施例のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図6】可変表示装置の内部構造を示す組立分解斜視図である。
【図7】リールモータを示す斜視図である。
【図8】(a)はリールモータの平面図であり、(b)はリールモータの底面図である。
【図9】リールモータの励磁制御を示すタイミングチャートである。
【図10】照明ユニットの支持板への取付け構造を示す斜視図である。
【図11】(a)、(b)は照明ユニットを支持板に取り付ける状態を示す側面図である。
【図12】支持板の側面図である。
【図13】(a)は図12のA−A断面図であり、(b)(c)は(a)の要部拡大図である。
【図14】遊技機の他の一例としてのパチンコ機を示す正面図である。
【図15】同じく遊技機の他の一例としての遊技球を用いたスロットマシンを示す正面図である。
【図16】ベルト式可変表示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2 筐体
3 施錠装置
3a 鍵穴
4、4a 前面扉
7 突出部
8 遊技情報表示部
9 メダル払出穴
10 灰皿
11 メダル受皿
12a、12b 放音部
13 放音部
14 透視窓
15 液晶表示部
16〜25 演出用表示部
26 タイトル表示部
27 リプレイ表示部
28 スタート表示部
29 ウェイト表示部
30 投入指示表示部
31 クレジット表示部
32 ゲーム回数表示部
33 ペイアウト表示部
34 メダル投入部
35 メダル詰まり解除ボタン
36a 1枚BETボタン
36b MAXBETボタン
37 精算ボタン
38 スタートレバー
39 ストップボタンユニット
40L、40C、40R ストップボタン
41〜43 遊技効果LED部
45 1枚賭け表示部
46 2枚賭け表示部
47 3枚賭け表示部
50 可変表示装置
51L、51C、51R リール
52 リール収容箱体
53 リール間隠蔽部
54L、54C、54R リールモータ
55 リールLED
56L、56C、56R リールセンサ
57 ホッパーユニット
57a ホッパータンク
58 案内レール
59 オーバーフロータンク
60 満タンセンサ
61 払出メダルセンサ
62 ホッパーモータ
63 メダル排出口
64 電源ユニット
65 メインスイッチ部
66 第2リセットボタン
67 設定ボタン
68 自動精算選択スイッチ部
69 打止め選択スイッチ部
70 設定キー挿入部
71 メダルセレクタ
72 不正メダル排出部
73 返却メダル流路
80 メインスイッチ
81 第2リセットスイッチ
82 設定キースイッチ
83 設定スイッチ
84 電源コード
85 背板
86、87 側板
88 上板
89 下板
90a、90b 放熱用穴部
91 有孔板
100 1枚BETスイッチ
101 MAXBETスイッチ
102 スタートスイッチ
103L、103C、103R ストップスイッチ
104 精算スイッチ
105 第1リセットスイッチ
106 投入メダルセンサ
107 流路切替ソレノイド
108 クレジット表示器
109 ゲーム回数表示器
110 ペイアウト表示器
111 リプレイLED
112 スタートLED
113 ウェイトLED
114 投入指示LED
115 1枚賭けLED
116 2枚賭けLED
117 3枚賭けLED
120 ボーナス告知LED
121a、121b BETボタンLED
122L、122C、122R 操作有効LED
124 設定値表示器
131〜133 遊技効果LED
135、135’ 液晶表示器
136a、136b、137 スピーカ
138 蛍光灯
140〜149 演出用ランプ
200 遊技制御基板
201 演出制御基板
202 電源基板
203 リール中継基板
204 リールLED中継基板
205 外部出力基板
210 制御部
211 CPU
212 RAM
213 ROM
214 I/Oポート
215 スイッチ回路
216 モータ回路
217 初期リセット回路
218 クロック発生回路
219 パルス分周回路
220 バッファ回路
221 乱数発生回路
222 サンプリング回路
223 バックアップ電源
230 制御部
231 CPU
232 RAM
233 ROM
234 I/Oポート
235 スピーカ駆動回路
236 表示駆動回路
237 LED駆動回路
238 バックアップ電源
303 化粧シート
306 上部飾り枠
320 化粧シート
323 下部飾り枠
331 化粧シート
336 演出用中継基板
337 ランプ基板
338 遊技用中継基板
353 中央部飾り枠
360 ユニット部材
365 上取付片
366 下取付片
367 挿通穴
368 ラッチ
369 上固定片
371 下固定片
375 ラッチ
500、550 収納ケース
600 支持板
600a、600b 取付片
600c 内面
600d 外面
601 LEDユニット
602 孔部
603 取付けネジ
604 回転軸
605 取付板
606 凸部
607 枠条
608 挿通孔
609 穴部
610 回転板
610a 円板部
610b 環状片
611 貫通路
613 モータ取付部
614 固定ネジ
615 ネジ孔
616a、616b 位置決めピン
617 切欠部
630a、630b 挿通長穴
640 本体部
641 台座
642 ネジ孔
643 嵌合孔部
644 切欠部
645 取付けネジ
646 挿通孔
647a、647b 開口
648 挿通孔
650 本体部
651、652 脚片
651a、652a 係止爪
653 大径穴
654 小径穴
655 リールシート
656、657 保持枠
658 環状片
659 固定板
660 スポーク片
661 嵌合穴
662 挿通孔
663 保護板
664 挿通穴
665 挿通孔
670 本体部
671 取付部
672a〜672c 区画室
673 LED基板
674a〜674c 長穴
675、666 係止片
675a、666a 係止爪
676a、677a 前片
676b、677b 後片
676、677 係合片
678 係合凹溝
679 突出部材
680 開口部
681、682 係合片
683 係止片
683a 係止爪
685 穴部
686 コネクタ
687 リール用中継基板
688 コネクタ
689 LED用中継基板
700 パチンコ機
701 スピーカ
702 遊技効果ランプ
703 可変表示装置
703a 可変表示部
704 通常入賞口
705 始動入賞口
706 特別入賞口
707 遊技領域
708 打球操作ハンドル
800 スロットマシン
801 カードユニット
802 前面扉
803 貸出ボタン
804 上皿
805 BETボタン
806 透視窓
807 可変表示装置
900 ベルト式可変表示装置
901 ベルト
902 支持板
903 駆動回転体
904 従動回転体
905 駆動モータ
906 照明ユニット
907 ベルトセンサ
M 基準マーク
L1、L2、L2’、L3、L3’ 入賞ライン

Claims (10)

  1. 所定の価値を用いて遊技を実施可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であり、駆動モータの駆動により駆動するとともに、複数種の識別情報が配置された可変表示部材を回動させる回動式可変表示体を有する可変表示装置を備える遊技機において、
    前記駆動モータの本体部から突出した駆動軸には、前記回動式可変表示体を前記駆動軸に固定するための回動板が相対回動不能に固定されているとともに、該回動板の所定箇所には、前記回動式可変表示体の回動基準位置を検出するための回動基準位置検出手段により検出される回動基準位置検出部が設けられ
    前記回動板には穴部が形成され、前記回動基準位置検出手段は、取付板を介して前記駆動モータに取り付けられており、前記取付板における前記駆動モータの本体部との取付部と前記穴部とが対応するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記回動板は、前記駆動軸に圧入されている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記回動基準位置検出手段は、前記駆動モータに対して着脱自在に取り付けられている請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記回動基準位置検出手段は、前記回動板が前記駆動軸に相対回動不能に固定されている状態で前記駆動モータに着脱自在である請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記回動板と前記回動式可変表示体との対向面には、前記回動板に対する前記回動式可変表示体の固定位置を決定する回動式可変表示体位置決め手段が設けられている請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記駆動モータはステッピングモータであり、前記回動基準位置検出部の検出方向の幅寸法は、前記ステッピングモータの基本励磁パターン分のステップ数に相当する請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記回動基準位置検出部は、前記回動板の周縁部所定箇所に形成されている請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記駆動モータの本体部と該駆動モータを取り付けるための支持板との対向面には、前記支持板に対する前記駆動モータの取付け位置を決定する駆動モータ位置決め手段が設けられている請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記駆動モータはステッピングモータであり、該ステッピングモータのステップ数は、前記識別情報の配置数の整数倍である請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
  10. 前記回動板は、金属材により構成されている請求項1〜のいずれかに記載の遊技機。
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