JP4081663B2 - Antrodiacamphorataの培養物の製造方法およびそれによって得られるプロダクト - Google Patents

Antrodiacamphorataの培養物の製造方法およびそれによって得られるプロダクト Download PDF

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Description

【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2002年3月29日に出願された米国特許出願シリアル番号10/113,903からの優先権を主張し、この開示は、本明細書中で参考として援用される。
【0002】
発明の分野
本発明は、特に培養の間に攪拌速度および/またはpH値を最適化することによる、A.camphorataの培養物からの薬理学的に活性な濾液の大規模製造に好適である培養条件の確立に関する。本発明はまた、一連の分画によって、A.camphorataの培養物から薬理学的に活性な組成物を得るための方法に関する。本発明は、更に、医薬組成物の製造における上記組成物の使用に向けられる。
【0003】
関連技術の説明
台湾で“niu−chang−chih”または“niu−chang−ku”としても公知である、A.camphorata[(Zang&Su)S.−H.Wu,Ryvarden&T.T.Chang]は、最近、子実体に見られる円柱形状のその担子胞子、弱いアミロイド骨格菌糸、苦味およびピリエート担子器果に逆向したライトシナモン、ならびに純粋な培養物中の厚膜胞子および分節型分生子(arthroconidia)を特徴とする新規の真菌として報告された。A.Camphorataの詳細な特徴付けおよび分類学的位置は、Chang,T.T.ら、A.cinnamomea sp.nov.on Cinnamomum kanehirai in Taiwan,Mycol.Res.99(6):756−758(1995)およびWu,S.−H.ら、A.cinnamomea(“niu−chang−chih”),New combination of a medicinal fungus in Taiwan,Bot.Bull.Acad.Sin.38:273−275(1997)に記載され、この全開示は、本明細書中で参考として援用される。
【0004】
台湾の民間薬において、A.Camphorataは、中毒、下痢、腹痛、高血圧、皮癬(skin itches)および肝臓癌によって引き起こされる症状に対してある種の医療効果を有すると考えられている。しかし、厳しい宿主特異性および自然における珍しさのために、並びに人工培養の失敗のために、“niu-chang-chin”は、地元市場において非常に高価である。明らかに、大規模でのこの真菌の人工培養についての費用効果的プロセスを開発することに大きな産業的価値が存在する。
【0005】
最近、本発明者らは、A.Camphorataは、液内発酵に供される場合、所望の薬理学的活性、特に抗腫瘍活性を示すことを見出した。USSN 09/566,834に開示されるように、A.Camphorataは、天然培地(即ち、ポテトデキストロースブロス(PDB))、および主要炭素源としてフルクトースを含有する合成培地において、小規模で、首尾よく培養された。得られた培養物は、Hunter’s座標系を使用して測定されるような赤色指数a≧3を有する深い暗赤色の色外観を呈し、これは、特定の腫瘍細胞株の増殖に対する有意な抑制効果と同時に起こることが示された。より重要なことには、腫瘍細胞へ作用する活性物質は、同定されていないが、真菌菌糸体から培養物の液相へ分泌されることが見出され、その結果、薬理学的に活性な組成物が、産業使用のために、培養物から容易に収穫され得る。
【0006】
従って、このような有利な方法が、該真菌培養の大規模産生のために最適化されるならば、望ましいであろう。より好ましくは、粗濾液は、所望の活性に富んだ有用な組成物を得るために、所望の薬理学的活性について更に分画される。
【0007】
発明の要旨
広範な研究が、上述の産業要件を満たすために行われてきた。ここで、驚くべきことに、A.Camphorataの工業的規模の培養のために最適な条件が、特定の範囲内に特定のパラメータを注意深く設定することによって達成され得ることが見出された。この発明において、pH値および攪拌速度が、培養の間、非常に重要であることがわかった。
【0008】
従って、本発明の第1局面は、薬理学的活性を有するAntrodia camphorata培養物の製造方法であって、
(a)Antrodia camphorataの分離株(isolate)の菌糸体接種原(mycelial inoculum)を、該分離株の増殖に好適な培地に接種して、第1培養物を生じさせること;
(b)工程(a)から培養された第1培養物を、該接種された分離株の更なる増殖を可能にする第1期間の間および第1所定速度に設定される第1段階の攪拌に供して、菌糸体を有する第2培養物増殖を得ること;および
(c)工程(b)から得られた第2培養物を、第1所定速度とは異なる第2所定速度に設定される第2段階の攪拌へ供して、生理学的ストレス下に該分離株を供すること、
を含む方法を提供することである。
【0009】
本発明の第2局面によれば、薬理学的活性を有するAntrodia camphorata培養物の製造方法であって、
(a)Antrodia camphorataの分離株の菌糸体接種原を、該分離株の増殖に好適な培地に接種すること;および
(b)工程(a)から得られた培養物を、工程(b)の間中、4.5〜5.4の範囲へ該培養物のpH値を調節することによって培養すること、
を含む方法を提供することである。
【0010】
好ましくは、A.Camphorata培養物のpH値は、工程(b)の間中、4.6〜5.3、そしてより好ましくは4.7〜5.2の範囲内に調節される。
【0011】
本発明はまた、所望の薬理学的活性(例えば、抗腫瘍活性)についてA.Camphorataから分離される、一連の液体フラクションを得るための方法を提供する。従って、本発明の第3局面は、A.camphorataの培養物から薬理学的に活性な組成物を得るための方法であって、
(a)A.camphorataの分離株の菌糸体接種原を、該分離株の増殖に好適な培地に接種すること;
(b)工程(a)から得られた培養物を培養すること;
(c)該培養物から不溶性物質の大部分を除去し、それによって薬理学的に活性な溶液を収穫(harvest)すること;および
(d)工程(c)からの溶液を処理して、約10kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有する薬理学的に活性な組成物を得ること、
を含む方法を提供することである。
【0012】
好ましくは、得られる組成物は、約3kDa以下、より好ましくは約1kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有する。
【0013】
本発明の第4局面は、A.camphorataの培養物から薬理学的に活性な組成物を得るための方法であって、
(a)A.camphorataの分離株の菌糸体接種原を、該分離株の増殖に好適な培地に接種すること;
(b)工程(a)から得られた培養物を培養すること;
(c)該培養物から不溶性物質の大部分を除去し、それによって水溶液を収穫すること;
(d)工程(c)からの水溶液を処理して、約1kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有するフラクションを得ること;および
(e)工程(d)からのフラクションを水非混和性相に通過させ、ここから薬理学的に活性な組成物を得ること、
を含む方法を提供することである。
【0014】
上記工程(e)からの水非混和性相は、好ましくは、疎水性真菌分子を選択的に吸着し得る有効量の吸着剤を含有する固定相である。固定相は、薬理学的に活性なフラクションが得られるように、溶出される。
【0015】
本発明の好ましい実施形態において、工程(e)からの溶出液は、薬理学的活性を有する多数のフラクションを得るために、更に逆相分配クロマトグラフィー(例えば、Lichrosorb(登録商標)RP−18カラム(Merck))へ供される。
【0016】
本発明は、更に、本発明の方法のいずれか1つから得られるプロダクトを含む、癌または腫瘍疾患の処置のための医薬組成物を提供する。
【0017】
本発明は、更に、癌または腫瘍疾患の処置が必要である患者における癌または腫瘍疾患の処置方法であって、本発明に従う方法のいずれか1つから得られるプロダクトを含有する組成物を該患者に処方することによる方法を提供する。
【0018】
発明の詳細な説明
本発明は、一般的に、A.Camphorata培養物からの薬理学的に活性なフラクションの大規模製造に好適である培養条件の確立に関する。本発明によれば、真菌A.Camphorataは、菌糸体状態でのその栄養増殖を維持しそしてその薬理学的活性を促進するに好適な液体培地において培養される。
【0019】
用語“好適な培地”は、本明細書中で使用される場合、その薬理学的活性を維持しながらA.Camphorataの増殖に好適な人工的環境を提供する任意の培地を指す。好ましくは、本発明に使用される培地は、菌糸体における薬理学的に活性な物質(単数または複数)の産生を促進し、そして環境中へのその分泌を促進するに好適である。
【0020】
本発明における使用に好適な培地としては、“ポテトデキストロースブロス”と呼ばれる天然培地、および主要炭素源としてフルクトースを含む任意の合成培地が挙げられる。ポテトデキストロースブロスは、例えば300.0gの角切りポテト、20.0gのデキストロースおよび1.0Lの蒸留水の混合物をオートクレーブすることによって実験室で調製され得るか、または市販源(例えば、DIFCO)から購入され得る。最も好ましいのは、主要炭素源としてフルクトースを含む合成培地である。必要であれば、他の炭素源、例えばグルコース、スクロース、ガラクトース、フルクトース、コーンスターチ、麦芽抽出物およびその組み合わせが、補助として合成培地に含まれ得る。好ましくは、炭素源は、合成培地の総容量に基づいて、1.5〜2.5重量%、そしてより好ましくは1.5〜2重量%の範囲で存在する。
【0021】
炭素源に加えて、合成培地は、窒素源、無機塩のような微量元素、および必要に応じてビタミンまたは他の増殖因子を含み得る。窒素源としては、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、カザミノ酸、イースト抽出物、ペプトン、トリプトン、およびその組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、本発明によれば、合成培地は、窒素源としてイースト抽出物を含有する。窒素源は、好ましくは、合成培地の総容量に基づいて、0.2〜2.0重量%の範囲で、そしてより好ましくは0.5重量%の量で存在する。
【0022】
A.Camphorataの任意の利用可能な分離株が、使用される微生物が検出可能な量の薬理学的に活性な代謝物を産生する能力を保有する限り、本発明に従う培養方法において使用され得る。A.Camphorataの有用な分離株としては、CCRC 35396(1994年12月1日に、the Food Industry Research and Development Institute(FIRDI)のthe Culture Collection and Research Center(CCRC),Hsinchu, Taiwan, R.O.C.に寄託された)、35398(1994年12月1日)、35716(2000年5月3日)、36401(2000年1月27日)、36795(2000年1月27日)および930032(2000年1月27日)が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の好ましい実施形態によれば、A.Camphorata CCRC 930032(これはまた、特許手続のために、受託番号PTA−1233で、American Type Culture Center (ATCC)に寄託されている)が、培養濾液の調製のために使用された。
【0023】
腫瘍細胞の増殖を抑制することにおける能力を評価するために、A.Camphorataの粗濾液およびそのフラクションを、MTT比色分析アッセイに供した。
【0024】
“MTT−テトラゾリウムアッセイ”としても公知である用語“MTT比色分析アッセイ”は、本明細書で使用される場合、U.S. National Cancer Institute’s Developmental Therapeutics Program,Division of Cancer Treatmentによって1980年代に確立された抗癌薬スクリーニングスキームを指す(例えば、Alley,M.C.ら、Feasibility of drug screening with panels of human tumor cell lines using a microculture tetrazolium assay.Cancer Res.48:589-601,1988;Scudiero,D. A.ら、Evaluation of a soluble tetrazolium/formazan assay for cell growth and drug sensitivity in culture using human and other tumor cell lines. Cancer Res.48:4827-4833,1988;Vistica,D.T.ら、Tetrazolium-based assays for cellular viability:a critical examination of selected parameters affecting formazan.Cancer Res.51:2515-2520,1991;およびMonks, A.ら、Feasibility of a high-flux anticancer drug screen using a diverse panel of cultured human tumor cell lines.J.Nat.Cancer Inst.83:757-766,1991を参照のこと)。
【0025】
アッセイにおいて、植物または微生物から(この場合、A.Camphorataから)誘導される潜在的な抗癌薬物または天然産物を、各々がヒト悪性腫瘍の主要な臨床的カテゴリーを示す細胞株パネルのグループに対する能力について試験した。1ウェル当たりの生存細胞数は、ホルマザンの産生に直接比例し、これは可溶化による分光光度法で測定され得る。原則として、生物学的に活性な物質または該物質を含有する天然産物は、細胞増殖を抑制または停止さえし得、そして結果としてほとんどホルマザンが形成されない。
【0026】
MTT比色分析アッセイを使用して、真菌培養において重要なパラメータ、即ち攪拌速度およびpH値を、培養時間にわたってA.Camphorataの薬理学的活性に対するそれらの効果について評価した。
【0027】
実験の第1セットにおいて、A.Camphorata培養物を二重にして、それぞれ2つの異なる過程の攪拌を経験させる。ここで、一方の過程は、真菌に一定のしかし激しい攪拌を与えるように行われ、そして他方は、穏やかから激しい2段階攪拌に関する。比較において、本発明に従う2段階攪拌は、薬理学的活性の早期生成を生じる。より早い段階での穏やかな攪拌は、接種された真菌の栄養増殖(nutritious growth)を可能にするために与えられ、その結果、菌糸体が増殖された培養物得られ得る。培養の終わりに収穫される増大されたサイズの菌糸体ペレットは、穏やかな攪拌段階での成功を示す。穏やかから激しい攪拌速度の移行のための適当なタイミングは、選択される真菌分離株に依存して、広範に変化し得る。通常、真菌分離株が培養物の最終容量に基づいて10%v/vで接種される場合、穏やかな攪拌は約3日間(即ち、約72時間)続き、そしてその後攪拌速度が上昇される。より遅い段階での激しい攪拌は、生理学的ストレス下に真菌を置くために提供される。このようなストレス下で、A.Camphorataは、構成的様式で発現されない二次代謝物の産生を促進することを含む、応答における複数の生理学的変化を経る。薬理学的活性のいくつかの真菌分子は、この方法によって“ストレスアウト(stressed out)”され得ると考えられる。A.Camphorataへ生理学的ストレスを与えるために適用可能な他の培養パラメータ(例えば、曝気速度、栄養改変および熱的ストレス)がまた、単独でまたは本発明に従う攪拌速度のパラメータと組み合わせて使用され得る。好適な攪拌速度は、上述のように経験的に決定され得るか、または例えばPauline M.Doranにより編集され、Academic Press Ltd.により出版されたBioprocess Engineering Principles、(1995)、p.150-151に記載される式に従って、以下に提供される実験に基づいて、概算され得る。いくつかの場合において、2段階攪拌が好適に適用される場合、真菌培養物は、第6日に赤くなるようである。
【0028】
本発明の好ましい実施形態において、2段階攪拌は、3Lの培地が予めロードされた5L発酵槽(B.Braun)において行われ、ここで攪拌は、最初、約300rpm以下、好ましくは約200rpm以下の速度で設定され、そしてその後約400rpm以上、好ましくは約500rpm以上の速度へ上昇された。本発明の別の好ましい実施形態において、2段階攪拌は、160Lの培地が予めロードされた250L発酵槽(Bio−Top)において行われ、ここで攪拌速度は、最初、約40rpmに設定され、そしてその後約150rpmへ上昇された。
【0029】
実験の第2セットにおいて、A.Camphorata培養物が三重にされ(triplicated)、そしてそれぞれ、培養の全期間にわたって、3つの異なる間隔で調整されたpH値で培養される。比較において、pH4.5〜5.4で行われる培養は、薬理学的活性の早期産生を生じることがわかる。好ましくは、A.Camphorata培養物のpH値は、培養の全期間にわたって、4.6〜5.3、そしてより好ましくは4.7〜5.2の範囲内に調節される。
【0030】
上述のような攪拌およびpH値に関する有用なパラメータを利用して、本発明に従うA.Camphorataの培養方法が、真菌から誘導される所望の薬理学的活性を維持しながら、160リットル容量まで首尾よくスケールアップされる。
【0031】
本発明の方法によれば、種々の産業用途に利用可能なA.Camphorataからの薬理学的に活性な濾液が、経済的、効率的および時間節約的な様式で得られ得る。
【0032】
本発明はまた、有効な精製方法の確立に関し、これによって、薬理学的に活性な物質に富むものの新規の組成物が、種々の医療用途に利用可能である。本発明によれば、該精製方法は、A.Camphorataの粗濾液を選択的に分離して、約10kDa以下、好ましくは約3kDa以下、そしてより好ましくは約1kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有するフラクションを得ることによって行われる。該分離方法は、分子量に基づいて分子を分離し得る任意の慣用方法(即ち、モレキュラーシーブとして作用する)によって行われ得る、この例としては、ゲル濾過、密度勾配精製、限外濾過、超遠心分離および当該分野において公知の方法が挙げられる。
【0033】
本発明によれば、約1kDa以下の分子量を有する分子を含有するフラクションは、更に極性に基づいて分画されて、水非混和性相を得、ここから薬理学的に活性なフラクションが得られる。水非混和性相は、水と非混和性の有機相または不溶性固相であり得る。本発明の好ましい実施形態において、≦1kDaフラクションは、疎水性真菌分子を選択的に吸着し得る有効量の吸着剤を含有する固定相を通過される。引き続いて、固定相は、所望の薬理学的活性を有するフラクションを得るために溶出される。手短に言えば、固定相は、≦1kDaフラクションから、所望の薬理学的に活性な物質を恐らく含有する疎水性溶質を選択的に吸着しそして濃縮し、その結果、通過物(flow through)に存在する不活性な物質が容易に除去され得る。固定相に含まれる好適な吸着剤は、移動相から疎水性物質を捕獲するように適応された官能基を備える任意の吸着剤であり得る。吸着剤の例は、Amberlite(登録商標)XAD−4(Sigma)およびその等価物である。分画は、吸着剤の表面上に保持される薬理学的に活性な物質の量が十分である限り、任意の慣用様式によって、例えば1バッチの吸着剤と共に≦1kDaフラクションをインキュベートすること、または吸着剤が充填されたクロマトグラフィーカラムに≦1kDaフラクションを通過させることによって行われ得る。固定相から結合された物質を溶出するために好適な溶出液は、当業者に周知であり、そして従って当業者によって容易に選択され得る。好ましくは、溶出液は、水よりも低い極性、そしてより好ましくはメタノールよりも低い極性を有する有機溶媒である。最も好ましい溶出液としては、酢酸エチルおよびエタノールが挙げられる。
【0034】
所望の薬理学的活性を示す溶出液は、いくつかの他の物理学的、化学的または生物学的特徴に基づいて、更なる精製手順に供され得る。本発明の好ましい実施形態において、溶出液は、更に疎水性の度合いに基づいて分離され、そしてより好ましくは、分離は、例えばLichrosorb(登録商標)RP−18カラム(Merck)などにおいて行われる。このように得られる多数のフラクションは、薬理学的に活性であるとわかる。
【0035】
上記知見は、A.Camphorataにおける薬理学的活性は、主に1kDa以下の分子量を有する疎水性化合物から誘導されることを強く示唆する。これは、500〜2,000kDaの平均分子量を有する多糖類が、キノコによって保有される抗腫瘍活性の主要源とみなす(Mizunoら、Antitumor−active substances from mushrooms.Food Rev.Intl.11(1):23−61)、以前の仮説に反する。A.Camphorataは、トリテルペノイド、フラビノイド(flavinoids)、フラボノイド、ステロイド、セスキテルペンラクトン、ならびにフェニルおよびビフェニル化合物のような、低分子量物質に富むと報告される(Chang、前出;Cherngら、Triterpenoids from Antrodia cinnamomea. Pytochem. 41(1) :263-267(1996);Chiangら、A sesquiterpene lactone, phenyl and biphenyl compounds from Antrodia cinnamomea.Pytochem.39(1):613-616(1995);およびYangら、Steroids and Triterpenoids of Antrodia cinnamomea - a fungus parasitic on Cinnamomum Micranthum.Pytochem.41(5):1389-1392 (1996))が、これらの物質と真菌種の薬理学的活性とを結びつける教示は報告されていない。
【0036】
本発明に従う精製方法は、活性物質が濃縮されそして不活性物質が広範に除去されている多数の組成物を提供する。組成物は、明らかに、ヒトまたは動物の被験体に対して増強された薬理学的効果を有し、そして従って種々の産業応用(例えば、医薬組成物または栄養補助剤の製造)に好適である。従って、本発明はまた、このような処置の必要があるヒトまたは動物患者における疾患(特に癌または腫瘍疾患)を処置するための医薬としての、または例えば食品、飲料および/または飼料の形態で処方される栄養補助剤としての、新規の組成物の使用に関する。
【0037】
【実施例】
本発明を実施するための好ましい実施形態
以下の実施例は、例示のみのために与えられ、そして本発明の範囲を限定する意図はない。
【0038】
実施例1:A.camphorataの液体培養物の調製
A.Camphorata CCRC 930032のストック培養物を、−80℃で維持し、これから小アリコートの真菌をピックアップし、そしてポテトデキストロース寒天(PDA、DIFCOから購入した)のプレートへ配置した。回収後、次いで培養物をポテトデキストロース寒天のスラントチューブ(slant tube)へ移した。スラント培養物を25℃でインキュベートし、そして2ヶ月ごとに継代培養した。スラント培養物を、仕込み培養物(working cultures)として使用した。菌糸体接種原の調製のために、PDAプレートに、PDAスラントからの培養物を接種し、そして28℃で15〜20日間インキュベートした。
【0039】
菌糸体接種原の調製
インキュベーションを、15〜30mmの直径を有する菌糸体コロニーが観察されるまで行った。次いで、A.Camphorataの菌糸体特徴を、汚染が生じていないことを確実にするために、光学顕微鏡下で研究した。全菌糸体を細かい断片へ切断し、次いで30秒間ホモジナイザー(Osterizer)中で50mlの滅菌水で無菌的にホモジナイズした。菌糸体懸濁液のアリコートを、液内振盪培養(submerged shake cultures)のための接種原として使用した。接種原を、Erlenmeyerフラスコに予めロードした合成培地(2%のフルクトース、0.5%(w/v)のイースト抽出物(DIFCO)、0.1%(w/v)のKH2PO4(Merck)、および0.05%(w/v)のMgSO4・7H2O(Merck))へ1:9の容量比で添加した。液内培養物を、一定の攪拌(Hotechから購入したオービタルロータリーシェイカー(orbital rotary shaker)において50rpmで)で、5日間30℃でインキュベートした。得られた培養物を、引き続いての大規模培養のための接種原として使用した。
【0040】
実施例2:真菌濾液の薬理学的活性に対する攪拌速度の効果
実施例1で調製したA.camphorata CCRC 930032接種原を、5L発酵槽(B.Braun)に予めロードした2.7リットルの合成培地(2%のフルクトース、0.5%(w/v)のイースト抽出物(DIFCO BRL)、0.1%(w/v)のKH2PO4(Merck)、および0.05%(w/v)のMgSO4・7H2O(Merck))へ、1:9の容量比で添加した。培養物を、0.6L/分の曝気速度で30℃でインキュベートした。培養物のための攪拌速度を、最初、約200rpmに設定し、そして74時間インキュベーション後に約500rpmへ上昇させた。試料を、菌糸体接種後の48、113、170、217および259時間で培養物からサンプルし、次いで不溶性物質の大部分を除去するために、吸引濾過漏斗、フラスコおよび真空機のシンプルな濾過アセンブリを通過させた。このように収穫した濾液を、NH4OHでpH7へ調節して、そしてオートクレービングによって滅菌した。得られたサンプルを、引き続いてのMTT比色分析アッセイのために4℃で保存した。
【0041】
非接種培地を、MTTアッセイについてのネガティブコントロールとして使用した。
【0042】
HepG2腫瘍細胞株を、MTT比色分析アッセイのために選択した。アッセイの準備として、細胞を、ちょうどATCC培地のように、10%ウシ胎児血清(Hyclone)を補足した、α−MEM培地(GIBCO BRL)中のストックとして維持した。腫瘍細胞株を、細胞培養フラスコから細胞を分離するために、トリプシン−EDTA(GIBCO BRL)を使用して1週間に1または2回継代させた。腫瘍細胞を収穫し、カウントし、そして1ウェル当たり3,000細胞の濃度で96−ウェルマイクロタイタープレートへ接種した。各ウェル中の細胞培養培地の総容量を180μlとし、そしてインキュベーションを、5%CO2で曝気されたインキュベーター中37℃で一晩行った。
【0043】
20μlアリコートのサンプルを、培養ウェルへ3重で適用し、そして得られた培養物を、上述のインキュベーション条件で72時間インキュベートした。引き続いて、PBS溶液(GIBCO BRL)中5mg/mlで予め調製した20μlのMTTストック溶液(Merck)を、各ウェルに添加した。
【0044】
CO2インキュベーター中37℃で更に4時間インキュベーションした後、上澄みを各ウェルから除去し、そしてMTT−ホルマザン生成物を溶解するために、100μlの100%DMSO(ジメチルスルホキシド、Sigmaから入手可能)を添加した。メカニカルプレートミキサーで徹底的に混合した後、540nmでの吸光度を、ELISAリーダー(MRX、Dynex)で測定した。試験濾液中の腫瘍細胞の相対的生存率は、各実験サンプルの吸光度を対応の非接種化コントロールのそれで除算することによって算出された。
【0045】
比較例1:
実施例2を、真菌培養物を培養の全期間にわたって約500rpmの一定速度でインキュベートしたことを除いて、繰り返した。
【0046】
実施例2および比較例1からの濾液の処理後の腫瘍細胞の相対的生存率を、表1および図1において比較する。
【0047】
【表1】
Figure 0004081663
【0048】
表1において、示される時点でサンプルされた濾液を、Hep G2腫瘍細胞に対する抑制効果について比較する。菌糸体接種後第170時間でピックアップした濾液について、A.Camphorata CCRC 930032は、200rpmから500rpmへの2段階攪拌を経験した場合、MTTアッセイにおいて16%の相対的生存率を提供することがわかり得、これは、35%のより高い相対生存率が観察される500rpmの一定速度で培養した培養物よりも遥かに効果が高い。実施例2および比較例1の抗腫瘍活性は、より遅い時点(第217および259時間で)でより近く、より遅い段階でのより速い攪拌速度と組み合わせてのより遅い速度での初期攪拌は、培養培地における薬理学的に活性な物質(単数または複数)の早い産生を達成することを示唆する。
【0049】
首尾一貫した結果が、MTTアッセイにおいてAGS、HeLaおよびMCF−7腫瘍細胞株を使用する対応実験において観察された(データは示されない)。
【0050】
実施例3:真菌濾液の薬理学的活性に対するpH値の効果
3つのバッチの合成培地(1.5%のフルクトース、0.5%(w/v)のイースト抽出物(DIFCO BRL)、0.1%(w/v)のKH2PO4(Merck)、および0.05%(w/v)のMgSO4・7H2O(Merck))を、それぞれ、約4.5(試験A)、5.0(試験B)および5.5(試験C)の初期pHを有するように調製し、これへ実施例1で調製した接種原を1:9の比で添加した。得られた培養物を、各培養物のpH値を所定の時点でモニターしそしてNaOH溶液の添加によって初期pH値付近へ注意深く調節したことを除いて、実施例2で記載されるように培養した(表2)。培養は336時間継続した。NaOH溶液の添加についてのタイミングは、選択されたpH値に依存して変化した。例えば、試験Bおよび試験Cは、それぞれ約4.9〜5.1および約5.4〜5.6の間のpH値を維持するために、第192および第168時間からNaOH溶液のアリコートが添加され、一方NaOH溶液は、第240時間まで試験Aへ添加されなかった。
【0051】
【表2】
Figure 0004081663
【0052】
試料を、菌糸体接種後第96、144、192、240、288および336時間での培養物からサンプルし、次いで不溶性物質の大部分を除去するために、吸引濾過漏斗、フラスコおよび真空機のシンプルな濾過アセンブリを通過させた。このように収穫した濾液を、NH4OHによってpH7へ調節し、そしてオートクレービングによって滅菌した。得られたサンプルを、実施例2に示されるように、MTT比色分析アッセイへ供した。非接種培地を、MTTアッセイのためのネガティブコントロールとして使用した。
【0053】
【表3】
Figure 0004081663
【0054】
表3に示されるように、示される時点でサンプルしたA.Camphorata濾液を、Hep G2腫瘍細胞に対する抑制効果について比較する。菌糸体接種後第192時間でピックアップした濾液について、試験Aおよび試験Bにおいて培養したA.Camphorata CCRC 930032は、試験Cにおいて観察されるものよりも低い相対的生存率を生じることがわかる。抗腫瘍効果におけるこのような差異は、第240時間で最大となり、そしてより遅い時点で徐々に減少し、pH4.5〜5.4、好ましくは4.6〜5.3、そしてより好ましくは4.7〜5.2で行われた培養は、培養培地において薬理学的に活性な物質(単数または複数)の早い産生を達成することを示唆する。
【0055】
首尾一貫した結果が、MTTアッセイにおいてAGS、HeLaおよびMCF−7腫瘍細胞株を使用する対応実験において観察された(データは示されない)。
【0056】
実施例4:250L 発酵槽中のA.camphorataのスケールアップ( scaled-up )培養
実施例1で調製したA.camphorata CCRC 930032を、250L発酵槽(Bio−Top)に予めロードした160リットルの合成培地(1.5%のフルクトース、0.5%(w/v)のイースト抽出物(DIFCOBRL)、0.1%(w/v)のKH2PO4(Merck)、および0.05%(w/v)のMgSO4・7H2O(Merck))へ、1:9の容量比で添加した。培養物を、0.6L/分の曝気速度で30℃でインキュベートした。培養物のための攪拌速度を、最初、約40rpmに設定し、そして70時間インキュベーション後に約150rpmへ上昇させた。培養物のpH値を、培養の全期間にわたって4.9〜5.1の範囲内に調節した。
【0057】
試料を、菌糸体接種後第96、144、168、186.5、244、および284時間で培養物からサンプルし、次いで不溶性物質の大部分を除去するために、慣用方法で濾過した。このように収穫した濾液を、NH4OHでpH7へ調節して、そしてオートクレービングによって滅菌した。得られたサンプルを、MTT比色分析アッセイへ供し、ここでHeLa、AGS、Hep G2およびMCF−7細胞を、1ウェル当たり1,000、3,000、3,000および3,000細胞の開始濃度で試験した。非接種培地を、MTTアッセイについてのネガティブコントロールとして使用した。結果を表4および図4に示す。
【0058】
【表4】
Figure 0004081663
【0059】
表4および図4は、本発明に従うA.Camphorataの培養プロセスが、実施例2および3に記載されるような所望の範囲内に攪拌速度およびpH値を設定することによって、160リットル容量まで首尾よくスケールアップされることを示す。
【0060】
実施例5:合成培地中のA.camphorataの培養濾液の調製
PDAプレートにおいて培養されたA.Camphorata CCRC 930032の全菌糸体を細かい断片へ切断し、次いで30秒間ホモジナイザー(Osterizer)において50mlの滅菌水で無菌的にホモジナイズし、その結果、菌糸体懸濁液を得た。1L Erlenmeyerフラスコに予めロードされた200mlの合成培地(2%のフルクトース、0.5%(w/v)のイースト抽出物(DIFCO)、0.1%(w/v)のKH2PO4(Merck)、および0.05%(w/v)のMgSO4・7H2O(Merck))へ、20mlの菌糸体懸濁液を添加した。液内培養物を、一定の攪拌(Hotechから購入したオービタルロータリーシェイカーにおいて75rpmで)で、14日間30℃でインキュベートした。インキュベーション後、真菌培養物を、吸引濾過漏斗、フラスコおよび真空機のシンプルな濾過アセンブリを通過させた。粗濾液を引き続いての分析のために使用した。
【0061】
実施例6:A.camphorata濾液からの活性フラクションの調製および分析
実施例5(F0)からの粗濾液を、製造業者によって提供されるプロトコルに従って、低速度での遠心分離によって、Certriprep(登録商標)Concentrator 10(10kDaの分子量カットオフ値を有する、Amiconから購入した市販のミニカラム)を通過させた。一次通過溶液を、フラクションF1と称する。次いで、カラムを脱イオン水で再充填し、そして遠心分離を繰り返して二次通過溶液F2を回収した。カラムに保持された真菌分子を収穫し、そしてF3と呼ぶ。
【0062】
F1を、3kDaの分子量カットオフ値を有するCertriprep(登録商標)Concentrator3ミニカラム(Amicon)によって更に分画し、その結果、一次通過物(F4)、二次通過物(F5)、およびミニカラムに保持されたフラクション(F6)を上述のように得た。精製スキームを図5に示す。
【0063】
得られたフラクションを、MTT比色分析アッセイへ供し、腫瘍細胞の増殖を抑制する際の能力を評価した。この場合、HeLa細胞を、1ウェル当たり1500細胞の開始濃度で試験し、一方、MRC−5、AGS、Hep G2およびMCF−7細胞を1ウェル当たり3,000細胞を有するように最初にロードした。図6に明らかに実証されるように、F1およびF4の両方によって示される抗腫瘍活性は、粗濾液(F0)のそれと匹敵する。濾液に存在する薬理学的に活性な物質のほとんどは、全部ではないにしても、低分子量、特に約3kDa以下の分子量であることを示唆する。
【0064】
実施例5からの粗濾液(F0)をまた一連のメンブレンフィルターで分画し、そして、1kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有するフラクション(F7)を得た。抗腫瘍活性がF7と共分画されるという事実(図7、最も左のパネル)は、薬理学的に活性な物質の見かけの分子量は約1kDa以下へ下がり得ることを示す。
【0065】
上述のMTTアッセイにおいて、減少した生存率が、濾液処理MRC−5細胞(正常肺線維芽細胞)において観察され、真菌濾液およびその活性フラクションは、正常な細胞に対して特定の抑制効果を示し得ることを示す。しかし、MRC−5細胞は、例えば1ウェル当たり10,000細胞まで接種される場合、抑制効果は劇的に減少する。比較として、真菌濾液およびその活性フラクションの有効性は、増加量の腫瘍細胞によって、遥かに少ない影響しか受けなかった(データは示さず)。このインビトロ観察は、本発明に従う組成物は、生存する被験体へ投与されると、正常組織に対して薬理学的に好都合であるが、同時に腫瘍に対しては過酷な影響を与えるであろうという推定に至る。
【0066】
実施例7:Amberilite(登録商標)XAD−4樹脂におけるA.camphorata濾液の分離
実施例6からのフラクションF7を、穏やかに攪拌しながら、1バッチのAmberlite(登録商標)XAD−4(Sigma)と共にインキュベートした。インキュベーションの完了後、樹脂ビーズを遠心分離によって沈殿させた。吸着されていない物質を含有する上澄みおよび樹脂ビーズを、別々に収穫した。その後、ビーズを、等容量の脱イオン水、メタノールおよび酢酸エチルで連続して溶出し、そして3溶出工程からの溶出液を別々に回収した。メタノール溶出液および酢酸エチル溶出液を、減圧下で蒸発乾固させ、そして少量のエタノールに再溶解させた。このように得られたエタノール溶液を、好適な量の滅菌水と共に加えて、続くMTT比色分析アッセイにおけるエタノールの最終濃度を0.5%以下へ調節した。MTT比色分析アッセイを、ネガティブコントロールとして、非接種培地または水中0.5%エタノールを使用して、実施例6に記載されるように行った。結果を図7に示す。
【0067】
図7において、酢酸エチル溶出液は、全ての5つのタイプの細胞に対して優れた抗腫瘍活性を有することが示され、一方、水およびメタノール溶出液は、細胞に対して有意な効果を示さない。残存する抗腫瘍活性が、上澄み部分において観察され、これは、樹脂による疎水性物質の不完全な吸着から生じると考えられる。結果は、濾液中に存在する薬理学的活性は、主に、約1kDa以下の分子量の疎水性物質に由来することを示唆する。
【0068】
実施例8:Lichrosorb RP 18カラムにおけるA.camphorata濾液の分離
実施例7からの酢酸エチル溶出液を、更に、Lichrosorb(登録商標)RP−18カラム(Hibar、予め充填されたカラムRT 250−25;7μm;Merckから購入)において分離した。勾配溶出を、5.7ml/分の流速で、200分にわたって、40%〜100%のアセトニトリル割合を含むアセトニトリル/水の溶出液を使用して行った。254nmでの吸光度を、測定しそして図8にプロットする。12mlのフラクションを回収し、表5に示されるように、いくつかのフラクションへ合わせた。
【0069】
【表5】
Figure 0004081663
【0070】
フラクションを減圧下で蒸発乾固させ、そして実施例7に記載されるように、作用溶液に調製した。MTT比色分析アッセイを、実施例6に記載されるように行った。結果を図9〜11に示した。
【0071】
図9〜11に実証されるように、フラクションG、KおよびLは、AGS細胞に対して有意な抑制効果を示し、一方、隣接フラクションGおよびHは、HepG2細胞の生存率を50%未満のレベルへ抑制する。MCF−7細胞は、フラクションB、E、F、G、H、K、LおよびRによって抑制されるブロードスペクトルを有する。しかし、酢酸エチル溶出液中に見られるHeLa細胞に対する抑制活性は、逆相分配クロマトグラフィーにおける精製の間にほとんど排除され、A.Camphorata濾液におけるいくらかの薬理学的活性は、種々の分子の協同作用から生じ得、そしてこの協同は、激しい精製に対して相当に攻撃を受けやすい。
【0072】
本発明は、上記の特定の実施形態を参照して記載されたが、当業者に明らかであろう種々の改変および変形が、本発明の精神および範囲から逸脱することなしに成され得ることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の上記および他の主題および特徴は、添付の図面と関連してなされる好ましい実施形態の上述の説明を参照して明らかとなるであろう。
【図1】図1は、A.camphorata培養物から誘導される濾液の抗腫瘍活性を実証するダイヤグラムであり、ここでA.camphorataは、2つの異なる攪拌条件下で培養される。
【図2】図2は、培養時間にわたる3つのA.camphorata培養物のpH変動を実証するダイヤグラムである。
【図3】図3は、図2に記載されるA.camphorata培養物から誘導された濾液の抗腫瘍活性を実証するダイヤグラムであり、ここでA.camphorataは、3つの異なる間隔で制御されたpH値で培養される。
【図4】図4は、A.camphorataの大規模(scaled-up)培養物から誘導された濾液の抗腫瘍活性を実証するダイヤグラムである。
【図5】分子量に基づいてA.camphorata濾液についての精製スキームを例示するフローチャートである。
【図6】図6は、図5に従って分離された培養濾液の抗腫瘍活性を実証する棒グラフであり、ここで試験された細胞株は、MRC−5、HeLa、AGS、Hep G2、およびMCF−7を含む。
【図7】図7は、1kDa以下の分子量を有する真菌分子を含有する濾液フラクションからAmberlite(登録商標)XAD−4において分離されたフラクションの抗腫瘍活性を比較する棒グラフであり、ここで試験された細胞株は、、MRC−5、HeLa、AGS、Hep G2、およびMCF−7を含む。
【図8】図8は、Lichrosorb(登録商標)RP−18カラムにおいて分画された図7の酢酸エチル溶出液のスペクトルプロフィールである。
【図9】図9〜11は、図8において分離されたフラクションの抗腫瘍活性を実証する。
【図10】図9〜11は、図8において分離されたフラクションの抗腫瘍活性を実証する。
【図11】図9〜11は、図8において分離されたフラクションの抗腫瘍活性を実証する。

Claims (19)

  1. Antrodia camphorataの培養物から腫瘍又は癌細胞の増殖を抑制する活性を有する組成物を得るための方法であって、以下:
    (a)Antrodia camphorataの分離株の菌糸体接種原を、該分離株の増殖に好適な液体培地に接種して、第1培養物を生じさせること;
    (b)工程(a)からの第1培養物を培養すること;
    (c)工程(b)の培養物から不溶性物質の大部分を除去することによって腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有する溶液を収穫すること;および
    (d)工程(c)からの溶液を、分子量に基づいて選択的に分離して、約10kDa以下の分子量を有する真菌により産生された物質を含有する腫瘍又は癌細胞の増殖を抑制する活性を有する組成物を得ること;
    を含む、方法。
  2. 工程(d)で得られる組成物が、約3kDa以下の分子量を有する真菌によって産生された物質を含有する、請求項1に記載の方法。
  3. 工程(d)で得られる組成物が、約1kDa以下の分子量を有する真菌によって産生された物質を含有する、請求項1に記載の方法。
  4. Antrodia camphorataの培養物から腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有する組成物を得るための方法であって;
    (a)Antrodia camphorataの分離株の菌糸体接種原を、該分離株の増殖に好適な液体培地に接種することによって、第1培養物を生じさせること;
    (b)工程(a)からの第1培養物を培養すること;
    (c)工程(b)の培養物から不溶性物質の大部分を除去することによって腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有する溶液を収穫すること;および
    (d)工程(c)から得られた溶液を、分子量に基づいて選択的に分離して、約1kDa以下の分子量を有する真菌により産生された物質を含有するフラクション得ること;
    (e)工程(d)から得られたフラクションを、極性に基づくクロマトグラフィー分離に供して、疎水性である真菌によって産生される物質を含む腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有する組成物を得ること;
    を含む、方法。
  5. クロマトグラフィー分離工程(e)が、疎水性の真菌によって産生される物質を選択的に吸着し得る有効量の吸着剤を含有する水非混和性固定相を用いて行われ、そして有機溶媒を用いて該水非混和性固定相を溶出して該腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有する組成物を得る、請求項4に記載の方法。
  6. 該水非混和性固定相が、吸着剤としてAmberlite(登録商標)XAD−4樹脂を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 該選択的分離工程(e)において、水よりも低い極性を有する有機溶媒が水非混和性固定相を溶出させるために使用される、請求項5に記載の方法。
  8. 該有機溶媒が、メタノールよりも低い極性を有する、請求項7に記載の方法。
  9. 該有機溶媒が、酢酸エチルおよびエタノールからなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 更に;
    (f)工程(e)において得られる組成物を逆相分配クロマトグラフィーに供し、腫瘍又は癌細胞の生育を抑制する活性を有するフラクションを得ること;
    を含む、請求項4に記載の方法。
  11. 培養工程(b)が、以下のサブ工程;
    (i) 工程(a)において得られる第1培養物を、該接種された分離株の増殖を可能にする第1の期間および第1の所定速度に設定される第1段階の攪拌に供して、増殖した菌糸体を有する第2の培養物を得ること;および
    (ii) サブ工程(i)から得られる第2の培養物を、第1所定速度よりも速い第2所定速度に設定される第2段階の攪拌に供して、該第2培養物中の増殖した該分離株を生理学的ストレス下で培養すること;
    を含む、請求項1又は4記載の方法。
  12. サブ工程(i)および(ii)において、工程(a)からの第1培養物およびサブ工程(i)から得られた第2培養物が、4.5〜5.4の範囲に調整されたpH値で各々培養される、請求項11に記載の方法。
  13. 工程(a)から得られた第1培養物およびサブ工程(i)から得られた第2培養物が、4.6〜5.3の範囲に調整されたpH値で各々培養される、請求項12に記載の方法。
  14. 工程(a)からの第1培養物およびサブ工程(i)からの第2培養物が、4.7〜5.2の範囲に調整されたpH値で培養される、請求項13に記載の方法。
  15. Antrodia camphorataの分離株がCCRC 930032(ATCC PTA−1233)、CCRC 35396、CCRC 35398およびCCRC 35716からなる群から選択される、請求項1又は4に記載の方法。
  16. 工程(a)で使用される培地が、ポテトデキストロースブロス、および主要炭素源としてフルクトースを含有する合成培地からなる群から選択される、請求項1又は4に記載の方法。
  17. 工程(a)で使用される培地が、主要炭素源としてフルクトースを含有する合成培地である、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1又は4に記載の方法から得られるプロダクト。
  19. 請求項1又は4に記載の方法から得られるプロダクトを含有する、腫瘍又は癌疾患を治療するための医薬組成物。
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