JP4069870B2 - マイクロリレー - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一部の構成要素が半導体微細加工技術を用いて形成されるマイクロリレーに関するものである。
従来から、小型のリレーとして、構成要素のうちの少なくとも一部を半導体微細加工技術により形成するマイクロリレーが提案されている。マイクロリレーでは、接点装置を開閉させる駆動力に、クーロン力を用いる静電駆動型のもののほか、電磁石装置を備え磁力を用いる電磁駆動型のものが知られている。電磁駆動型のマイクロリレーは、静電駆動型に比較すると同体積で大きな駆動力が得られる特長がある(たとえば、特許文献1参照)。
上述したように、電磁駆動型のマイクロリレーは、静電駆動型のマイクロリレーに比較すると、同体積で大きな駆動力が得られるものであるから、大きな接点圧を得ることができ耐衝撃性を比較的高くすることができる。また、アマチュアのストロークを大きくとることができるから、接点装置の開極時において可動接点と固定接点との距離を大きくすることができ、開極時における信号漏洩を低減して高周波特性を比較的高くすることができる。
特開平5−114347号公報
ところで、上述した電磁駆動型のマイクロリレーでは、半導体微細加工技術を用いてアマチュアを製造するために、アマチュアを、半導体材料からなる可動基板と、電磁石装置との間で磁力を作用させる磁性体材料からなる接極子板とにより形成している。したがって、可動基板と接極子板とは異なる材料により形成され、熱膨張率が異なるから、使用環境の温度によってはアマチュアに反りが生じることがある。アマチュアに反りが生じると電磁石装置との距離が変化したり、接点装置を開閉させる駆動力に変化が生じ、マイクロリレーの動作特性(たとえば、感動電圧や開放電圧)が変化するという問題を生じる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、環境温度によるアマチュアの反りの発生を抑制したマイクロリレーを提供することにある。
請求項1の発明は、コイルを巻装したヨークを備えケースに収納される電磁石装置と、ケースに固定される枠状のフレームを有するとともにフレームと一体であってフレームの内側に配置され電磁石装置との間に作用する磁力により規定の支点の回りでシーソ動作するアマチュアを有したアマチュアブロックと、ケースの定位置に設けた固定接点とアマチュアの端部の移動により固定接点に離接する可動接点とからなりアマチュアのシーソ動作により開閉する接点装置とを有し、アマチュアは、フレームと連続一体に形成される半導体材料からなる可動基板と、可動基板の厚み方向の少なくとも一面に積層され電磁石装置との間に磁力を作用させる磁性体材料からなる接極子板とを有し、可動基板が、アマチュアのシーソ動作の支点を設け、かつ接極子板に接合される中央板と、アマチュアの両端部に配置し、かつ接極子板にそれぞれ接合される2枚の端部板と、可動基板を接極子板の熱膨張による伸縮に追随して伸縮させるように可動基板の面内で中央板と各端部板との間をそれぞれ連結するリング状に形成された弾性部である伸縮部とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、コイルを巻装したヨークを備えケースに収納される電磁石装置と、ケースに固定される枠状のフレームを有するとともにフレームと一体であってフレームの内側に配置され電磁石装置との間に作用する磁力により規定の支点の回りでシーソ動作するアマチュアを有したアマチュアブロックと、ケースの定位置に設けた固定接点とアマチュアの端部の移動により固定接点に離接する可動接点とからなりアマチュアのシーソ動作により開閉する接点装置とを有し、アマチュアは、フレームと連続一体に形成される半導体材料からなる可動基板と、可動基板の厚み方向の少なくとも一面に積層され電磁石装置との間に磁力を作用させる磁性体材料からなる接極子板とを有し、可動基板が、アマチュアのシーソ動作の支点を設け、かつ接極子板に接合される中央板と、アマチュアの両端部に配置し、かつ接極子板にそれぞれ接合される2枚の端部板と、可動基板を接極子板の熱膨張による伸縮に追随して伸縮させるように可動基板の面内で中央板と各端部板との間をそれぞれ連結する蛇行状に形成された弾性部である伸縮部とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、アマチュアのシーソ動作の支点と可動接点とを結ぶ方向において可動基板を伸縮させる伸縮部を設けているので、接極子板の伸縮に追従して可動基板を伸縮させることができ、結果的に、アマチュアにおいてシーソ動作の支点と可動接点とを結ぶ方向での反りの発生を抑制することができるという利点がある。つまり、接点装置の開極時における可動接点と固定接点との距離が環境温度によって変化せず、感動電圧や開放電圧のような動作特性の変化を抑制することができるという利点がある。しかも、伸縮部は、アマチュアのシーソ動作の支点を設け、かつ接極子板に接合される中央板と、アマチュアの両端部に配置し、かつ接極子板にそれぞれ接合される2枚の端部板との間をそれぞれ可動基板の面内で連結するリング状または蛇行状に形成されており、弾性部の設計条件によって伸縮部の特性を任意に設定することができるから、アマチュアの反りを確実に防止することができる。
本実施形態のマイクロリレーを説明する前に、図1ないし図10を用いてマイクロリレーの基本構成を説明する。図1に示すように、直方体状のケースAを有し、上方に開放されたコ字状のヨーク20に2個のコイル22を巻装した電磁石装置2と、電磁石装置2との間で作用する磁力によりシーソ動作する矩形板状のアマチュア30を備えたアマチュアブロック3と、ケースAの定位置に設けた固定接点14とアマチュア30の端部に設けた可動接点39とからなりアマチュアのシーソ動作により開閉する接点装置とを備える。
ケースAは、矩形板状のベース基板1と、アマチュアブロック3の一部であってアマチュア30の全周を囲む矩形枠状のフレーム31と、フレーム31を介してベース基板1に積層されベース基板1との間にアマチュア30がシーソ動作する空間を形成するカバー4とにより形成される。すなわち、フレーム31はケースAに固定される。また、カバー4はアマチュア30がシーソ動作する空間を確保するために、ベース基板1との対向面の略全面に、図7のような動作用凹所4aを形成してある。ベース基板1およびカバー4はパイレックス(登録商標)のような耐熱ガラスを用いて形成され、アマチュアブロック3は単結晶シリコンからなる半導体基板を用いて形成される。したがって、ベース基板1とフレーム31とカバー4とは互いの対向面にそれぞれ接合用金属薄膜15,38a,38b,42(図1、図5、図7参照)が形成され、接合用金属薄膜15,38a,38b,42を接合させることによって互いに固着される。接合用金属薄膜15,38a,38b,42については後述する。ベース基板1とフレーム31とカバー4とは外周形状が略同寸法の矩形状に形成されており、互いに接合することによって直方体状になる。
ベース基板1は、図3に示すように、平面視が十字状でありベース基板1の厚み方向に貫通する収納孔16を中央部に有し、円形に開口しベース基板1の厚み方向に貫通するスルーホール10を四隅にそれぞれ有している。また、ベース基板1の厚み方向の両面においてスルーホール10の開口周部にはそれぞれ円形のランド12(図2、図3参照)が形成される。1個のスルーホール10についてベース基板1の厚み方向の両面に形成される2個のランド12は、スルーホール10の内周面に被着した導電層を介して電気的に接続される。ベース基板1の厚み方向においてカバー4に対向しない面では、各ランド12にそれぞれバンプ13が固着され、スルーホール10の開口面がバンプ13により閉塞される。ベース基板1の厚み方向においてカバー4に対向する一面の長手方向の両端部では、ベース基板1の幅方向に並ぶ各一対のスルーホール10の間の部位に、ベース基板1の長手方向に延長された各一対の固定接点14が形成される。各ランド12は各固定接点14の長手方向の一端部と導電パターン18を介して接続され、各バンプ13が各固定接点14にそれぞれ一対一に接続される。また、ベース基板1のこの一面ではスルーホール10の開口面がそれぞれランド12を覆うシリコン薄板の蓋板19により閉塞される。つまり、スルーホール10の各開口面は、バンプ13と蓋板19とにより閉塞される。ここに、スルーホール10の内周面に被着した導電層と、ランド12、固定接点14、導電パターン18とを形成する導電性材料は、たとえば、Cu、Cr、Ti、Pt、Co、Ni、Au、もしくはこれらの合金から選択される。バンプ13を形成する導電性材料は、たとえば、Au、Ag、Cu、半田から選択される。
なお、スルーホール10と収納孔16とは、たとえば、サンドブラスト法、エッチング法から選択した方法により形成し、上述の導電層は、たとえば、めっき法、蒸着法、スパッタ法から選択した方法により形成する。
ところで、ベース基板1の厚み方向においてカバー4に対向する一面にはシリコン薄板からなり収納孔16を閉塞する蓋板17が固着されている。収納孔16の内周面と蓋板17とにより囲まれる空間は電磁石装置2を収納する収納室になり、収納室に電磁石装置2を収納した後に収納室にポッティングなどによって樹脂を充填することにより、電磁石装置2の保護と固定とがなされる。収納孔16に充填する樹脂には、硬化後にも弾性を持つシリコン樹脂などを用いるのが望ましい。収納孔16の内周面は、蓋板17により閉塞される一方の開口面から他方の開口面に向かって開口面積を拡げるテーパ状に形成されており、蓋板17で閉塞される一方の開口面の開口面積を比較的小さくしながらも、他方の開口面からの電磁石装置2の挿入作業が容易になるようにしてある。つまり、前記一方の開口面において収納孔16の周囲にはランド12のほか固定接点14や導電パターン18を形成する必要があるから、収納孔16の開口面積が小さいほうが固定接点14や導電パターン18の配置に余裕ができ、結果的に小型化につながる。
なお、蓋板17,19には、シリコン基板をエッチングまたは研磨により薄厚化することにより形成したシリコン薄板を用い、厚み寸法はたとえば20μmに設定される。なお、蓋板17の厚み寸法は20μmに限らず、5μm〜50μm程度の範囲内で適宜に設定される。また、蓋板17,19として、シリコン薄板に代えてガラス基板をエッチングや研磨などで薄厚化することにより形成したガラス薄板を用いてもよい。
電磁石装置2は、図4に示すように、2個のコイル22(図1参照)が巻装される矩形板状のコイル巻片20aの長手方向の両端部にそれぞれ脚片20bを延設したコ字状のヨーク20を備える。コイル巻片20aおよび脚片20bは断面矩形状に形成される。各コイル22は、コイル巻片20aの長手方向の各端部にコイルボビンを用いずに直に巻装される。また、コイル巻片20aの長手方向の中央部であって両コイル22の間には直方体状の永久磁石21が配置される。各コイル22はそれぞれ、永久磁石21とヨーク20の脚片20bとによってコイル巻片20aの長手方向への移動が規制される。
永久磁石21は図4の上下方向に着磁されており、永久磁石21の下側の磁極はコイル巻片20aに磁気結合される。永久磁石21の上端面は脚片20bの上端面と高さ位置が等しく、蓋板17に脚片20bの先端面(図4の上端面)を当接させるように電磁石装置2を収納室(収納孔16)に収納すると、永久磁石21の一端面(図4の上端面)も蓋板17に当接する。
コイル巻片20aを介して永久磁石21の反対側にはプリント基板からなる接続基板23が配置され、接続基板23はコイル巻片20aに固着される。接続基板23は矩形板状であり、接続基板23の長手方向はコイル巻片20aの長手方向に直交する。接続基板23は、図2に示すように、絶縁基板23aの一面における長手方向の両端部にそれぞれ独立した導体パターン23bが形成されたものであり、各導体パターン23bのうちの円形部分に外部回路が接続され、矩形部分にコイル22の末端が接続される。外部回路を接続する部位には、Au、Ag、Cu、半田から選択した材料からなるバンプ24が固着される。
上述した2個のコイル22は接続基板23に設けた導体パターン23bのうちの矩形部分に接続され直列または並列に接続される。言い換えると、両コイル22の一方に通電すれば他方にも通電されるのであって、両コイル22はヨーク20の両脚片20bの先端面が互いに異極に励磁されるように接続されている。したがって、永久磁石21で生じている磁束に対して、一方のコイル22で生じる磁束は同向きになり、他方のコイル22で生じる磁束は逆向きになるから、一方の脚片20bの先端面の周囲では磁束密度が大きくなり、他方の脚片20bの先端面の周囲では磁束密度が小さくなる。どちらの脚片20bにおいて磁束密度を大きくするかは、コイル22に流す電流の向きにより選択される。
上述の例では接続基板23の導体パターン23bにバンプ24を固着しているが、バンプ24に代えてボンディングワイヤを接続するための電極パッドを設けてもよい。なお、ヨーク20は、電磁軟鉄のような軟磁性材料の板材を曲げ加工するか、軟磁性材料を鋳造加工するか、プレス加工することにより形成される。
アマチュアブロック3は、単結晶シリコンのシリコン基板からなる半導体基板を半導体微細加工技術で加工することによって形成されるものであり、図5および図6に示すように、矩形枠状のフレーム31の内側に矩形板状のアマチュア30を配置してある。アマチュア30は、半導体基板から形成された可動基板30aと、可動基板30aの厚み方向のうちベース基板1に設けた蓋板17と対向する一面に積層され電磁石装置2との間で磁力が生じる磁性体材料からなる接極子板30bとで形成される。接極子板30bの材料は、Fe、Co、Ni、その合金、または、これらの材料に微量のSi、Mo、Vなどを添加した材料であって、たとえば軟鉄、電磁ステンレス、パーマロイ、42アロイ、パーメンジュールなどから選択される。フレーム31と可動基板30aとは4本の支持ばね32により一体に連結される。支持ばね32については後述する。
可動基板30aの長手方向に沿った各側縁の両端部および各側縁の中央部には、それぞれ突片33,36が突設される。各突片33において蓋板17との対向面には先細りになった四角錐台状のストッパ突起33aが突設され、各突片36において蓋板17との対向面には先細りになった四角錐台状の支点突起36bが突設される。支点突起36bの先端はつねに蓋板17に当接し、アマチュア30がシーソ動作する際の支点を規定する機能を有する。また、ストッパ突起33aの先端はアマチュア30がシーソ動作したときにベース基板1またはベース基板1に固着した部材に先端が当接することによってアマチュア30の移動範囲を規制する機能を有する。なお、ストッパ突起33aおよび支点突起36bは四角錐台状にかぎらず四角柱状でもよい。
各支持ばね32は可動基板30aと略同面内で可動基板30aの幅方向に往復する蛇行状に形成してあり、一端部が可動基板30aに連続し他端部がフレーム31に連続する。すなわち、可動基板30aの長手方向に沿った各側縁において突片36の両側にそれぞれ支持ばね32の一端が連続し、支持ばね32の前記一端に対して可動基板30aの幅方向に離間した部位でフレーム31に支持ばね32の他端が連続する。支持ばね32は、アマチュア30が上述した支点の回りでシーソ動作すると復帰力を生じさせる。また、復帰ばね32を蛇行状に形成することにより長さ寸法を確保しているから、アマチュア30がシーソ動作する際に支持ばね32に生じる応力を分散させることができ、支持ばね32の破損を防止することができる。
上述したように、ベース基板1にフレーム31が接合され、かつ支点突起36bの先端が蓋板17に当接した状態でアマチュア30がシーソ動作するのであるから、当然ながら可動基板30aはフレーム31よりも薄肉であり、アマチュア30の厚み寸法は、アマチュアブロック3とベース基板1とを固着した状態において、アマチュア30に設けた接極子板30bと蓋板17との間にアマチュア30のシーソ動作が可能となる程度のギャップが形成されるように設定されている。
ところで、フレーム31の内周面であって可動基板30aの各側縁に突設された突片36の先端縁に対向する部位には、フレーム31から連続一体に突片37が突設されている。すなわち、可動基板30aに突設した突片36とフレーム31に突設した突片37とは互いの先端面同士が対向する。可動基板30a側の各突片36の先端縁には平面視で先端縁から凹没する移動規制突部36aが形成され、フレーム31側の各突片37の先端縁には平面視で先端縁から凹没して移動規制突部36aが入る移動規制凹部37aが形成される。したがって、移動規制突部36aが移動規制凹部37aにより位置規制され、フレーム31の厚み方向に直交する面内におけるアマチュア30の移動が規制される。なお、移動規制凹部37aと移動規制突部36aとの間にはあそびがあり、アマチュア30のシーソ動作が移動規制突部36aおよび移動規制凹部37aによって妨げられることはない。
アマチュアブロック3には、アマチュア30の長手方向における各端縁とフレーム31との間にそれぞれ可動接点基台34が設けられる。各可動接点基台34におけるベース基板1との対向面(図1における下面)はアマチュア30の下面よりも下方に突出し、各可動接点基台34の下面には、それぞれ導電性材料からなる可動接点39が固着される。可動接点基台34の厚み寸法(上下寸法)と可動接点39の厚み寸法との合計寸法は、接点装置の開極時に可動接点39と固定接点14との間の距離が所望の絶縁距離を保つように設定される。
各可動接点基台34はそれぞれ2本の接圧ばね35を介して可動基板30aに連結されている。すなわち、1つの可動接点基台34の各側縁にそれぞれ接圧ばね35の一端部が一体に連続し、1つの可動接点基台34に連続する各接圧ばね35の他端部は可動基板30aの長手方向の端部における各側縁にそれぞれ一体に連続する。上述したように、可動基板30aの四隅には突片33が突設されているから、接圧ばね35は突片33を迂回する形状(図示例では平面視でJ字状)に形成されている。
上述の説明から明らかなように、アマチュアブロック3を構成する要素のうち、フレーム31、可動基板30a、支持ばね32、可動接点基台34、接圧ばね部35は、半導体基板から半導体微細加工技術によって形成される。半導体基板としては、厚み寸法が50μm〜300μm程度の厚み寸法、望ましくは200μm程度の厚み寸法のシリコン基板を用いる。
アマチュアブロック3のフレーム31は、ベース基板1およびカバー4と接続する必要があるから、アマチュアブロック3のフレーム31において、ベース基板1との対向面の周部には全周に亘って接合用金属薄膜38bが形成され、カバー4との対向面の周部には全周に亘って接合用金属薄膜38aが形成される。また、ベース基板1におけるアマチュアブロック3との対向面の周部には接合用金属薄膜38bに接合される接合用金属薄膜15が全周に亘って形成され、カバー4におけるアマチュアブロック3との対向面の周部には接合用金属薄膜38aに接合される接合用金属薄膜42が全周に亘って形成される。したがって、接合用金属薄膜38bと接合用金属薄膜15とを接合するとともに、接合用金属薄膜38aと接合用金属薄膜42とを接合することによって、ベース基板1とアマチュアブロック3とカバー4とを圧接または陽極接合により気密的に接合することができ、しかも収納孔16およびスルーホール10を蓋板17,19で閉塞しているから、ベース基板1とカバー4とフレーム31とにより囲まれアマチュア30および接点装置(固定接点14と可動接点39)が収納される空間を気密的に封止することができる。なお、接合用金属薄膜15,38a,38b,42の材料は、Au、Al−Si、Al−Cuから選択される。
次に、上述したマイクロリレーの動作を説明する。上述したマイクロリレーは、2個のコイル22を備えているが、両コイル22は直列または並列に接続されているから1個のコイルを設けている場合と等価である。図8に示すように、アマチュア30に設けた接極子板30bは、長手方向の中央部において永久磁石21の一方の磁極に蓋板17を介して対向し、長手方向の両端部においてヨーク20の各脚片20bの先端面に蓋板17を介して対向している。コイル22に通電すると、コイル22により生じた磁束は、ヨーク20の一方の脚片20bでは永久磁石21により生じている磁束と同じ向きになり、他方の脚片20bでは永久磁石21により生じている磁束と逆向きになるから、前記一方の脚片20bの先端面と接極子板30bとの間に吸引力が作用し、接極子板30bの長手方向の端部が前記一方の脚片20bの先端面に吸引される。つまり、両支点突起36bの先端間を結ぶ直線付近を支点としてアマチュア30が傾く。このとき、アマチュア30の長手方向の各端部に対応する部位に設けた可動接点基台34のうちヨーク20の脚片20bからの吸引力を受けた一端部側の可動接点基台34がベース基板1に近付くから、この可動接点基台34に設けた可動接点39が対向する一対の固定接点14に接触し、両固定接点14間を可動接点39で短絡する。
可動接点39が固定接点14に接触した時点ではストッパ突起33aの先端はベース基板1(またはベース基板1に固着した蓋板19)には当接せず、アマチュア30がさらに傾くことによって接圧ばね35が撓み、可動接点39と固定接点14との間にオーバトラベル量(可動接点39が固定接点14に接触した後のアマチュア30の移動量)に応じた接点圧が生じる。その後、ストッパ突起33aの先端がベース基板1または蓋板19に当接してアマチュア30の移動が規制される。この状態でコイル22への通電を停止しても、永久磁石21によって接極子板30bは脚片20bに吸引された状態に保たれ、可動接点39が固定接点14に接触した状態が維持される。
アマチュア30の長手方向の一方の可動接点39を対応する固定接点14から開極させるには、コイル22に対して上述した向きとは逆向きの電流を通電する。コイル22に通電する電流の向きが逆になれば、コイル22により生じた磁束は、ヨーク20の他方の脚片20bで永久磁石21により生じている磁束を同じ向きになるから、他方の脚片20bに接極子板30bが吸引され、アマチュア30の長手方向の他端部に対応する可動接点基台34に設けた可動接点39が対向する一対の固定接点14に接触する。この場合も、接圧ばね35により接点圧が生じ、ストッパ突起33aによりアマチュア30の移動が規制される。また、この構成例は双安定に動作するものであって、この位置でも永久磁石21の磁力により接極子板30bが他方の脚片20bに吸引された状態に保たれ、可動接点39が固定接点14に接触した状態が維持される。
ところで、上述のように、アマチュア30は、単結晶シリコンからなる可動基板30aと金属材料である接極子板30bとを積層して貼り合わせて形成されているから、使用する環境温度が変化すると可動基板30aと接極子板30bとの熱膨張率の差によってアマチュア30に反りが生じるおそれがある。アマチュア30に反りが生じると、接点装置の開極時において固定接点14から可動接点39までの距離が変化するから、オーバトラベル量が変化して接触圧が変化し、結果的に感動電圧や開放電圧が変化する。そこで、可動基板30aと接極子板30bとの熱膨張率の差に起因するアマチュア30の反りを抑制するために、可動基板30aの長手方向(図1に矢印dで示す方向)をシリコン基板の<100>方向に一致させている。シリコン基板では<100>方向が他の方向に比較してもっとも伸縮性が高いから(柔らかいから)、接極子板30bが伸縮した場合に、ある程度は追随して伸縮することができ、結果的にアマチュア30の反りの発生を抑制することができる。要するに、可動基板30aを形成するシリコン基板の結晶軸の方向を選択することにより接極子板30bにおいて伸縮部を実現していることになる。
なお、上述の例では蓋板17をシリコン薄板により形成しているが、蓋板17は比較的大きく開口した収納孔16を閉塞するものであり、また蓋板17には支点突起36bの先端が当接し、アマチュア30のシーソ動作による荷重が作用するとともに支点突起36bとの間で摩擦が生じるから、蓋板17の厚み寸法を大きくして強度を維持することが要求される。しかしながら、蓋板17の厚み寸法を大きくするとケースAの厚み寸法の増加につながる。
そこで、ケースAの厚み寸法の増加を抑制しながらも蓋板17の強度を増す必要があるときには、図9に示すように、蓋板17をシリコン薄板17aと金属膜17bとの積層体とし、支点突起36bに金属膜17bが接触するのが望ましい。金属膜17bは気相メッキなどの技術を用いて形成すればよい。この構成を採用すれば、蓋板17の強度が大きくなり、また支点突起36bとの接触部位の耐摩耗性も向上する。また、蓋板17にシリコン薄板を用いずに金属薄板で形成するようにすれば、強度を保ちながら厚み寸法をさらに小さくすることが可能である。
上述したマイクロリレーをプリント基板のような実装基板に実装する際には、ケースA(ベース基板1)の外側面に露出している四隅の4個のバンプ13と中央部の2個のバンプ24とをそれぞれ実装基板に形成した導体パターンに接続すればよい。ここで、図10に示すように、電磁石装置2を保護および固定するために収納孔16に充填される樹脂5の一部を、ベース基板1におけるバンプ13,24が突出する面から盛り上げておくのが望ましい。ベース基板1からの樹脂5の最大突出寸法はバンプ13,24の突出寸法程度にしておく。この構成によって、実装基板6にマイクロリレーを実装すると、ケースAと実装基板6との間に樹脂5が介在し、実装基板6に衝撃力や振動力が作用しても樹脂5の弾性によって緩和されるから、衝撃力や振動力がアマチュア30に伝達されにくくなり、耐衝撃性が向上する。あるいはまた、実装基板にカバー4の先端面を当接させた形でケースAを実装基板に固定し、ケースAから露出しているバンプ13,24を実装基板に対してワイヤボンディングにより接続することも可能である。
なお、上述の構成例では、ベース基板1およびカバー4をそれぞれガラス基板の加工により形成しているが、ベース基板1とカバー4との一方あるいは両方をシリコン基板の加工により形成してもよい。ただし、ベース基板1およびカバー4をそれぞれガラス基板で形成し、アマチュアブロック3に用いる半導体基板をシリコン基板とする場合には、アマチュアブロック3とベース基板1およびカバー4とを陽極接合によって気密的に接合することが可能であるから、接合用金属薄膜15,38a,38b,42を省略することが可能である。上述したマイクロリレーは、アマチュアブロック3を多数形成したウェハと、ベース基板1を多数形成したウェハと、カバー4を多数形成したウェハとの接合後に、ダイシング工程などによって個々のマイクロリレーに分割して製造することが可能である。
上述した基本構成では、可動基板30aの長手方向、つまりアマチュア30のシーソ動作の支点と可動接点39とを結ぶ方向を、シリコン基板の<100>方向に一致させることによって、可動基板30aと接極子板30bとの熱膨張率の差によるアマチュア30の反りを抑制する構成を採用しているが、本実施形態では、図11または図12に示す構成の可動基板30aを採用することにより、アマチュア30の反りを抑制する。なお、図11、図12においては、アマチュアブロック2の構成のうち、フレーム31、支持ばね32、突片36の図示を省略している。
11に示す構成では、可動基板30aの面内でアマチュア30のシーソ動作の支点と各可動接点39との間の部位に、それぞれリング状の弾性部52を伸縮部として形成してある。すなわち、可動基板30aが、支持ばね32を連結し支点突起36bを設けるために必要な中央板50と、接圧ばね35を連結しストッパ突起33aを設けるために必要な2枚の端部板51と、各端部板51と中央板50との間をそれぞれ連結する2個の弾性部52とで構成される。弾性部52は平面視において可動基板30aの幅方向に長い楕円状であって、短径方向の両端部から外向きに延設された連結片52aを介して中央板50および端部板51に一体に連続する。すなわち、弾性部52は可動基板30aの長手方向において撓みやすい形状を有している。図11に示す可動基板30aは上述した可動基板30aと同様にシリコン基板に半導体微細加工技術を適用して形成することができる。接極子板30bは、可動基板30aに対して図11に×印で示す位置で接合される。言い換えると、接極子板30bは、中央板50と各端部板51とに接合される。
一方、図12に示す構成では、伸縮部としての弾性部52がリング状ではなく蛇行状に形成されている。すなわち、弾性部52は可動基板30aの幅方向に往復するように蛇行し、可動基板30aの長手方向において伸縮しやすくなっている。図12に示す可動基板30aもシリコン基板に半導体微細加工技術を適用して形成することができ、また接極子板30bは可動基板30aに対して図12に×印で示す位置で接合される。
図11、図12に示した本実施形態の構成は、いずれも弾性部52が可動基板30aの長手方向に伸縮するから、接極子板30bの伸縮に対して可動基板30aが追随して伸縮し、結果的にアマチュア30に反りが生じるのを防止することができる。他の構成および動作は基本構成と同様である。
基本構成を示す分解斜視図である。 同上の斜視図である。 同上に用いるベース基板および蓋板を示す分解斜視図である。 同上に用いるヨークと永久磁石と蓋板との関係を示す側面図である。 同上に用いるアマチュアブロックを示し、(a)は平面図、(b)は下面図である。 同上に用いるアマチュアブロックを示す分解斜視図である。 同上に用いるカバーを示す斜視図である。 同上の断面図である。 同上に用いるベース基板と蓋板との他例を示す断面図である。 同上の実装基板への実装状態を示す側面図である。 実施形態に用いるアマチュアブロックの一例を示す斜視図である。 実施形態に用いるアマチュアブロックの他例を示す斜視図である。
符号の説明
2 電磁石装置
3 アマチュアブロック
14 固定接点
20 ヨーク
22 コイル
30 アマチュア
30a 可動基板
30b 接極子板
31 フレーム
36b 支点突起
39 可動接点
52 弾性部
A ケース

Claims (2)

  1. コイルを巻装したヨークを備えケースに収納される電磁石装置と、ケースに固定される枠状のフレームを有するとともにフレームと一体であってフレームの内側に配置され電磁石装置との間に作用する磁力により規定の支点の回りでシーソ動作するアマチュアを有したアマチュアブロックと、ケースの定位置に設けた固定接点とアマチュアの端部の移動により固定接点に離接する可動接点とからなりアマチュアのシーソ動作により開閉する接点装置とを有し、アマチュアは、フレームと連続一体に形成される半導体材料からなる可動基板と、可動基板の厚み方向の少なくとも一面に積層され電磁石装置との間に磁力を作用させる磁性体材料からなる接極子板とを有し、可動基板が、アマチュアのシーソ動作の支点を設け、かつ接極子板に接合される中央板と、アマチュアの両端部に配置し、かつ接極子板にそれぞれ接合される2枚の端部板と、可動基板を接極子板の熱膨張による伸縮に追随して伸縮させるように可動基板の面内で中央板と各端部板との間をそれぞれ連結するリング状に形成された弾性部である伸縮部とを備えることを特徴とするマイクロリレー。
  2. コイルを巻装したヨークを備えケースに収納される電磁石装置と、ケースに固定される枠状のフレームを有するとともにフレームと一体であってフレームの内側に配置され電磁石装置との間に作用する磁力により規定の支点の回りでシーソ動作するアマチュアを有したアマチュアブロックと、ケースの定位置に設けた固定接点とアマチュアの端部の移動により固定接点に離接する可動接点とからなりアマチュアのシーソ動作により開閉する接点装置とを有し、アマチュアは、フレームと連続一体に形成される半導体材料からなる可動基板と、可動基板の厚み方向の少なくとも一面に積層され電磁石装置との間に磁力を作用させる磁性体材料からなる接極子板とを有し、可動基板が、アマチュアのシーソ動作の支点を設け、かつ接極子板に接合される中央板と、アマチュアの両端部に配置し、かつ接極子板にそれぞれ接合される2枚の端部板と、可動基板を接極子板の熱膨張による伸縮に追随して伸縮させるように可動基板の面内で中央板と各端部板との間をそれぞれ連結する蛇行状に形成された弾性部である伸縮部とを備えることを特徴とするマイクロリレー。
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