JP4066916B2 - 力学量センサ - Google Patents

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Description

この発明は、加速度、角加速度、角速度、荷重等の力学量を検出する力学量センサに関するものである。
圧電振動子を備えた加速度センサとして、本願出願人は特許文献1を出願している。この加速度センサは、加速度を検出する圧電セラミック素子と、この圧電セラミック素子からの出力信号を処理する信号処理回路と、特に圧電セラミック素子に対して自己診断用信号を出力する自己故障診断回路を備えている。
また、振動部と角速度を検知する検知部とを有するセンサ素子と、このセンサ素子の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路を備えた角速度センサとして特許文献2が開示されている。
また、本願出願人は、圧電振動子を備えた力学量センサとして特願2002−326605を出願している。この力学量センサは、力学量によって加わる応力が互いに逆である2つの圧電振動子と、それらの圧電振動子に対して共通に電圧信号を印加する電圧信号印加回路と、それらの圧電振動子に流れる電流信号をそれぞれ電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、該電流電圧変換回路の出力信号同士の位相差を検出して力学量検出信号を出力する位相差信号処理回路とを備えている。
ここで、特願2002−326605の力学量センサの構成例を図8を基に説明する。
図8において、加速度検出素子10は、加速度によって加わる応力の方向が互いに逆である2つの圧電振動子Sa,Sbからなる。この圧電振動子Sa,Sbには直列に抵抗RLa,RLbを接続している。電流電圧変換−信号加算回路11は、加速度検出素子10の2つの圧電振動子Sa,Sbに流れる電流信号を電圧信号に変換して、Sa信号およびSb信号を出力する。また、両信号の加算信号を出力する。
帰還信号処理回路12は、上記加算信号を電圧増幅するとともに、その振幅制限を行い、加速度検出素子10に対して電圧信号Voscを出力する。この電圧信号Voscは、2つの圧電振動子Sa,Sbの共通接続点に印加する。
位相差電圧変換回路13は、電圧信号として変換されたSa信号とSb信号との位相差に比例した電圧信号を生成する。
増幅−フィルタ回路14は、位相差電圧変換回路13により変換された電圧信号を所定のゲインで増幅し、不要な周波数帯域の成分を除去して、加速度検出信号として出力する。
図8の回路で、圧電振動子SaとSbの共振周波数を揃え、Voscの周波数をSaとSbの共振周波数とし、圧電振動子Sa、圧電振動子Sbに、それぞれ圧縮(引っ張り) 、引っ張り(圧縮)という具合に、逆相の応力が印加することにより、増幅−フィルタ回路14から出力信号を取り出す。
特許第3097464号公報 特開2002−267448公報
特許文献1には圧電セラミック素子に対して自己診断用信号を与えることにより、センサ出力の変化に基づいて故障の有無を判定する回路が示されている。また特許文献2にはセンサ素子駆動信号に同期した信号を復調器よりも前段に加えることにより自己診断する構成が示されている。例えば車載用として力学量センサを適用する場合、高い信頼性を確保するためにこのような自己診断機能が必須である。
ところが、特願2002−326605に示した力学量センサでは、力学量によって加わる応力が互いに逆である2つの圧電振動子に流れる電流信号を電圧信号に変換し、帰還回路によって自励発振動作するものであるので、特許文献1または2で示されているような自己診断回路を適用することはできなかった。
そこで、この発明の目的は、力学量によって加わる応力が互いに逆である2つの圧電振動子に対して電圧信号を印加し、圧電振動子に流れる電流の位相差を検出して力学量を検出するように構成するとともに自己診断機能を備えた力学量センサを提供することにある。
この発明は、力学量によって加わる応力が互いに逆である2つの圧電振動子(Sa,Sb)と、該2つの圧電振動子に対して共通に電圧信号を印加する電圧信号印加回路と、前記2つの圧電振動子に流れる電流信号をそれぞれ電圧信号に変換する電流電圧変換回路(11)と、該電流電圧変換回路の出力信号同士の位相差を検出して力学量検出信号を出力する位相差信号処理回路(13,14)とを設けてなる力学量センサにおいて、前記電流電圧変換回路は前記2つの圧電振動子の電流経路にそれぞれ挿入した電流検出用抵抗(RLa,RLb)を含み、
トランジスタ(Q2)のコレクタを電源端子側にして、当該トランジスタとスイッチ素子(ASW)と第1のバイアス抵抗(R6)との直列回路を前記電源端子と一定電位部(GND)との間に設け、前記トランジスタ(Q2)のベースと前記電源端子間に第2のバイアス抵抗(R4)を設け、前記トランジスタのベースと前記一定電位部との間に第3のバイアス抵抗(R5)を設け、前記2つの圧電振動子のうちの一方の圧電振動子(Sb)と前記電流検出用抵抗(RLb)との接続点と前記トランジスタ(Q2)のエミッタとの間にキャパシタ(C1)を接続してなり、
前記スイッチ素子(ASW)は制御端子への制御信号に応じて2つの入出力端子間を導通/遮断するC−MOS型アナログスイッチであり、前記第1のバイアス抵抗(R6)は前記スイッチ素子(ASW)の導通時前記トランジスタ(Q2)のオン時に当該トランジスタのエミッタに流れるエミッタ電流による降下電圧に等しい一定電圧を前記キャパシタの一端に印加するものである、
自己診断回路(15)を設けたことを特徴としている。
この発明は、前記力学量を例えば加速度、角加速度、角速度、荷重とする。
この発明によれば、2つの圧電振動子の一方の圧電振動子と抵抗との接続点の電位がキャパシタを介して一定電位部の電位(基準電位)に固定された際に、圧電振動子の位相特性が変化し、それに伴って位相差信号処理回路が検出する力学量検出信号のレベルが変化する。そのため、この出力変化によって自己診断が可能となる。
またこの発明によれば、制御端子への制御信号に応じて2つの入出力端子間を導通/遮断するスイッチ素子と該スイッチ素子に対して直列接続したトランジスタと、スイッチ素子の導通時にトランジスタを導通させるバイアス回路とをスイッチ回路に備えたことにより、スイッチ素子の遮断時にトランジスタも遮断状態となり、スイッチ素子とトランジスタとの接続点に接続したキャパシタの端部は等価的に開放状態となる。したがって該キャパシタが接続されていない状態と等価となり、上記電圧信号印加回路と電流電圧変換回路と位相差信号処理回路とを備えた力学量センサ本来の動作が行われ、自己診断回路を設けたことによる特性劣化が生じない。
第1の実施形態に係る力学量センサの構成を図1〜図3を基に説明する。
図1は加速度センサ全体の構成を示すブロック図である。ここで、加速度検出素子10は、加速度によって加わる応力の方向が互いに逆である2つの圧電振動子Sa,Sbからなる。電流電圧変換−信号加算回路11は、加速度検出素子10の2つの圧電振動子Sa,Sbに流れる電流信号を電圧信号に変換してSa信号およびSb信号を出力する。また、両信号の加算信号を出力する。帰還信号処理回路12は、この発明に係る「電圧信号印加回路」に相当し、上記加算信号を電圧増幅するとともに、その振幅制限を行い、さらに位相制御をして2つの圧電振動子Sa,Sbの共通接続点に電圧信号を帰還させる。位相差電圧変換回路13は、この発明に係る「位相差信号処理回路」に相当し、電圧信号として変換されたSa信号とSb信号との位相差に比例した電圧信号を生成する。
増幅−フィルタ回路14は、位相差電圧変換回路13により変換された電圧信号を所定のゲインで増幅し、不要な周波数帯域の成分を除去して加速度の検出信号として出力する。
加速度検出素子10の一方の圧電振動子Sbと電流電圧変換−信号加算回路11の入力部に設けた抵抗RLbとの接続点と、基準電位部(この例では接地)との間にスイッチ回路SWとキャパシタC1による直列回路からなる自己診断回路15を設けている。
電流電圧変換−信号加算回路11において、加速度検出素子10の圧電振動子Sa,Sbの通電電流は抵抗RLa,RLbを介して流れる。この電流電圧変換−信号加算回路11は、抵抗RLa,RLbに生じる降下電圧を加算するものである。すなわち、オペアンプOP1,OP2は入力インピーダンスが非常に高く、利得が1の電圧フォロア回路を構成していて、オペアンプOP3と抵抗R25,R26は非反転増幅回路を構成している。さらに、この非反転増幅回路と抵抗R23,R24とによって加算回路を構成していて、オペアンプOP1,OP2の出力電圧の加算信号を出力する。
この図1に示した加速度センサにおいて、自己診断の際に、スイッチ回路SWを導通(オン)させる。スイッチ回路SWがオンすると、圧電振動子Sbの位相特性が変化し、これに伴い電流電圧変換−信号加算回路11のSb信号の位相が変化する。この位相変化による出力が所定の変化を示すか否かによって診断を行う。
次に、上記スイッチ回路SWのオンオフによる圧電振動子Sbの位相特性変化について示す。
図2は、その特性試験のための回路である。ここでは、加速度検出素子10の共通接続点と接地との間に試験信号を入力し、電流電圧変換−信号加算回路11のSb信号を測定した。
図3は、上記Sb信号の位相特性とゲイン特性を示している。(A),(B)の横軸はいずれも周波数、(A)の縦軸は位相、(B)の縦軸はゲインである。(A)に示すように、スイッチ回路SWをオンすると、オフ状態に比べてSb信号の位相が、圧電振動子Sbの共振周波数と反共振周波数を含む比較的広い周波数帯域に亘って略一定の位相差分変位する。このときゲインも変化するが、その変化幅は非常に小さい。また、もう一方の圧電振動子Saについての電圧変換信号であるSa信号については、スイッチ回路SWのオンオフ状態に関わらず位相特性・ゲイン特性共に殆ど変化がなかった。したがって、図1に示したように帰還信号処理回路12を介して帰還させることによって発振動作する際に、スイッチ回路SWのオンオフ状態が変化しても発振動作に大きな影響が与えられることがなく安定した発振動作を維持できる。
次に、第2の実施形態として、自己診断回路15の具体的な回路構成とそれを備えた加速度センサの特性について図4〜図6を基に説明する。
図4の自己診断回路15において、Vccはこの自己診断回路15およびその他の加速度センサ各部の電源電圧ライン、GNDは接地部である。またDgnは制御信号入力端子である。ASWは、後に示すようにC−MOS型のアナログスイッチによるスイッチ素子である。自己診断回路15において、R3はトランジスタQ1の負荷抵抗であり、R1,R2はトランジスタQ1のバイアス回路を構成している。また、抵抗R4,R5,R6はトランジスタQ2のバイアス回路を構成している。
この自己診断回路15の動作は次の通りである。
まず、制御信号入力端子Dgnがローレベル(接地電位)の時、トランジスタQ1がオンし、Q1のコレクタ電位がハイレベル(略Vccの電圧)となり、それによりスイッチ素子ASWが導通する。これにより、トランジスタQ2のベース電流が流れてトランジスタQ2はオン状態となる。したがって、抵抗R6に流れるトランジスタQ2のエミッタ電流による降下電圧に等しい一定電位がキャパシタC1の一端に印加されることになる。
制御入力端子Dgnがハイレベル(Vccの電圧)になれば、トランジスタQ1がオフし、スイッチ素子ASWもオフする。そのことにより、トランジスタQ2のベース電流が遮断されてQ2がオフし、キャパシタC1の一端は等価的に開放状態となる。したがって、キャパシタC1が等価的に存在しないことになり、通常の発振動作がなされる。
図4に示した自己診断回路15の構成では、スイッチ素子ASWが遮断状態の時、トランジスタQ1,Q2もオフ状態となって、自己診断タイミングでない通常時には、この自己診断回路15による電力消費が極めて低く抑えられる。
図5は、上記スイッチ素子ASWの構成を示す回路図である。このスイッチ素子ASWは2つのMOSトランジスタQ11,Q12およびインバータINVから構成している。制御信号入力端子CNTがハイレベルの時、Q11,Q12が共に導通して、入出力端子IN/OUT−OUT/IN端子間が導通する。逆に、制御信号入力端子CNTがローレベルの時、Q11,Q12が共にオフして、入出力端子IN/OUT−OUT/IN端子間が遮断状態となる。なお、インバータINVは1段のC−MOS回路からなり、このスイッチ素子ASWがオフ状態の時、消費電力は極めて低く抑えられる。
図6は、自己診断タイミングとその時の加速度センサからの出力信号の例を示している。この例では、200[ms]の区間を自己診断区間としている。すなわち、この自己診断区間で図4に示した制御信号入力端子Dgnをローレベルにする。
図6の(B)は、正常時の自己診断出力波形である。図6の(B)〜(D)は縦軸に加速度センサの出力電圧をとっていて、自己診断区間の出力電圧が2.5Vから4.5Vに変化するように回路各部の定数を設定している。
図6の(C)は、加速度検出素子10の圧電振動子Sa,Sbの一方が破損した(折れた)場合の自己診断出力波形である。圧電振動子の一方が機械的に破損した場合には発振動作するが、電流電圧変換−信号処理回路の出力であるSa信号,Sb信号の位相差に変化が生じないため、位相差電圧変換回路13からの出力信号に変化が生じない。その結果、自己診断区間の内外に関わらず出力電圧は一定となる。したがって、自己診断区間とそれ以外の区間とで出力電圧の変化が正常時と異なり小さくなったなら故障(圧電振動子の破損)であるものと判定できる。
図6の(D)は、増幅−フィルタ回路14の故障(増幅−フィルタ回路14内のハイパスフィルタの故障)の場合の自己診断出力波形である。このように自己診断区間での出力電圧が一定でない場合には、例えば或る回路素子の故障によって時定数が変化するフィルタ回路部分の故障であるものと判定できる。
上記自己診断区間は、加速度センサの使用開始時に設けてもよいが、通常の使用状態でも一定時間間隔でこの自己診断区間を挿入して、実質上連続的に自己診断を行うようにしてもよい。
図7は、第3の実施形態に係る加速度センサの構成を示す図である。図4に示した構成と異なるのは、電流電圧変換−信号加算回路11の構成である。この第3の実施形態では、電流電圧変換−信号加算回路11はオペアンプOP1と帰還抵抗R21とで第1の電流電圧変換回路を構成し、オペアンプOP2と帰還抵抗R22とで第2の電流電圧変換回路を構成している。さらに、オペアンプOP3と抵抗R23,R24,R25とによって加算回路を構成している。抵抗RLa,RLbには加速度検出素子10の圧電振動子Sa,Sbの通電電流Ia、Ibがそれぞれ流れる。圧電振動子Sbと抵抗RLbとの接続点と接地との間には自己診断回路15を設けている。この自己診断回路15の構成は図4に示したものと同様である。このような回路構成の場合でも、自己診断回路15のスイッチ動作によってこの加速度センサの出力電圧が変化し、その変化が正常であるか否かによって診断が行える。
なお、各実施形態では、2つの圧電振動子Sa,Sbに加速度によって加わる応力差を検出する加速度センサについて示したが、その他の力学量によって圧電振動子Sa,Sbに逆向きの応力が加わるように構成すれば、その力学量を検出するセンサが同様にして構成できる。たとえば、角加速度により2つの圧電振動子Sa,Sbに応力差が発生するように構成すれば角加速度センサとして用いることができる。また、角速度により2つの圧電振動子Sa,Sbに応力差が発生するように構成すれば角速度センサとして用いることができる。同様に、荷重により2つの圧電振動子Sa,Sbに応力差が発生するように構成すれば荷重センサとして用いることができる。
第1の実施形態に係る加速度センサの全体の構成を示すブロック図 同加速度センサの自己診断回路による特性変化を試験するための回路図 図2に示した回路による出力信号の位相特性とゲイン特性を示す図 第2の実施形態に係る加速度センサの全体の構成を示す図 自己診断回路15内のスイッチ素子ASWの構成を示す回路図 自己診断区間のタイミングと出力電圧の変化の例を示す図 第3の実施形態に係る加速度センサの全体の構成を示す図 従来の加速度センサの構成を示すブロック図
符号の説明
10−加速度検出素子
11−電流電圧変換−信号加算回路
12−帰還信号処理回路
13−位相差電圧変換回路
14−増幅−フィルタ回路
15−自己診断回路
C1−キャパシタ
SW−スイッチ回路
ASW−スイッチ素子
Dgn−制御信号入力端子

Claims (5)

  1. 力学量によって加わる応力が互いに逆である2つの圧電振動子と、該2つの圧電振動子に対して共通に電圧信号を印加する電圧信号印加回路と、前記2つの圧電振動子に流れる電流信号をそれぞれ電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、該電流電圧変換回路の出力信号同士の位相差を検出して力学量検出信号を出力する位相差信号処理回路とを設けてなる力学量センサにおいて、
    前記電流電圧変換回路は前記2つの圧電振動子の電流経路にそれぞれ挿入した電流検出用抵抗を含み、
    トランジスタのコレクタを電源端子側にして、当該トランジスタとスイッチ素子と第1のバイアス抵抗との直列回路を前記電源端子と一定電位部との間に設け、前記トランジスタのベースと前記電源端子間に第2のバイアス抵抗を設け、前記トランジスタのベースと前記一定電位部との間に第3のバイアス抵抗を設け、前記2つの圧電振動子のうちの一方の圧電振動子と前記電流検出用抵抗との接続点と前記トランジスタのエミッタとの間にキャパシタを接続してなり、
    前記スイッチ素子は制御端子への制御信号に応じて2つの入出力端子間を導通/遮断するC−MOS型アナログスイッチであり、前記第1のバイアス抵抗は前記スイッチ素子の導通時前記トランジスタのオン時に当該トランジスタのエミッタに流れるエミッタ電流による降下電圧に等しい一定電圧を前記キャパシタの一端に印加するものである、
    自己診断回路を設けたことを特徴とする力学量センサ。
  2. 前記力学量は加速度である請求項1に記載の力学量センサ。
  3. 前記力学量は角加速度である請求項1に記載の力学量センサ。
  4. 前記力学量は角速度である請求項1に記載の力学量センサ。
  5. 前記力学量は荷重である請求項1に記載の力学量センサ。
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