JP2002267448A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2002267448A JP2001066341A JP2001066341A JP2002267448A JP 2002267448 A JP2002267448 A JP 2002267448A JP 2001066341 A JP2001066341 A JP 2001066341A JP 2001066341 A JP2001066341 A JP 2001066341A JP 2002267448 A JP2002267448 A JP 2002267448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの損傷を外部から検出できるように
し、使用時の信頼性を一段と向上させた角速度センサを
提供することを目的とする。 【解決手段】 センス電極44,45からの出力がそれ
ぞれ加えられる一対のカレントアンプ51,50と一対
のカレントアンプ51,50の出力差を増幅する差動増
幅器52と差動増幅器52の出力をモニタ信号に同期し
検波することにより角速度信号を出力するための同期復
調器を構成する90度移相器53と同期検波器22と、
モニタ信号を制御端子39からの外部診断要求信号に基
づきカレントアンプ50の入力端子に注入器としてのコ
ンデンサ37aを介して加えることにより異常を検出す
るための診断信号を出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己診断機能をも
つ角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば音叉形の角速度センサは、音叉形
の駆動部の両駆動板の先端に、それとは直交する方向に
検知板を設け、前記駆動板を常時音叉駆動させた状態で
角速度が加わると、それに呼応して互いに逆方向に振動
する前記検知板からの出力で角速度を検出するものであ
った。
【0003】従来の角速度センサは、図16に示すよう
に、樹脂製よりなる一端が開口したケース101の開口
部に樹脂製の蓋102が装着されることにより密封空間
が形成されている。
【0004】この密封空間の内部には、回路基板103
と、金属製のウェイト板104が収納されている。すな
わち、ケース101の内部四隅には支持ピン105が植
設されており、この支持ピン105によりウェイト板1
04と回路基板103が弾性的に支持、固定されてい
る。ウェイト板104にはこの弾性支持のために、四隅
にゴム製のダンパー106が装着されており、またこの
ダンパー106と回路基板103の間には樹脂製の支持
脚107が設けられ、支持ピン105は下方よりダンパ
ー106、支持脚107、回路基板103を貫通後、そ
の先端が回路基板103側に押し潰されており、これに
より回路基板103、ウェイト板104は弾性的に支
持、固定されている。また、ウェイト板104の回路基
板103側には図17に示す如く、金属製の支持ピン1
08が垂直方向に圧入、固定されており、この支持ピン
108の上部には水平方向に金属製の支持ピン109の
一端が圧入、固定されている。この支持ピン109の径
は支持ピン108の径の約5分の1と細く、しかも材質
はピアノ線などの様にバネ性を持つ金属材料で形成され
ており、その他端に金属製の基板110がはんだにより
固定されている。
【0005】この基板110の支持ピン108,109
を挟む両側には金属製の駆動板111,112の一端が
固定され、さらにそれらの表面には板状の圧電素子11
1a,112aが固定され、これにより音叉形の駆動部
が形成されている。また、駆動板111,112の他端
は図17に示す如く、圧電素子111a,112a部と
は直交する方向に折り曲げられ、その後延長形成された
検知板113,114に板状の圧電素子113a,11
4aが固定され、これにより検知部が構成されている。
ここで、駆動部と検知部とによりセンサ素子が構成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
角速度センサにおいて問題となるのは、センサ起動後、
構成する部品の故障発生に対してその故障を外部へ知ら
せる、または外部から故障と判断するための目安となる
情報を持たす為の機能を備えていない事であった。
【0007】本発明は、その一部が損傷して正常な検知
動作ができなくなっている状態を外部から検出すること
ができるようにし、信頼性の高い角速度センサの使用を
可能にする事を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の角速度センサは、振動部と角速度を検知する
検知部とを有するセンサ素子と、センサ素子の振動部に
駆動信号を供給するドライバ回路とセンサ素子からのモ
ニタ信号が加えられるモニタ回路とを含む駆動手段と、
センサ素子の検知部からの出力が加えられる一対のチャ
ージアンプまたはカレントアンプと一対のチャージアン
プまたはカレントアンプの出力差を増幅する差動増幅器
と差動増幅器の出力を駆動手段からの駆動信号に同期し
検波することにより角速度信号を出力する同期復調器と
からなる検出手段と、駆動手段の駆動信号に同期した信
号を同期復調器よりも前段に加えることにより異常を検
出するための診断信号を出力する自己診断手段とを備え
たことを特徴とするものである。この構成により、本セ
ンサの一部が損傷して正常な検知動作ができなくなって
いる状態も外部から検出できるようにし、使用時の信頼
性を一段と向上させた角速度センサが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、振動部と角速度を検知する検知部とを有するセンサ
素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信号を供給する
ドライバ回路と前記センサ素子からのモニタ信号が加え
られるモニタ回路とを含む駆動手段と、前記センサ素子
の検知部からの出力が加えられる一対のチャージアンプ
またはカレントアンプと前記一対のチャージアンプまた
はカレントアンプの出力差を増幅する差動増幅器と前記
差動増幅器の出力を前記駆動手段からの駆動信号に同期
し検波することにより角速度信号を出力する同期復調器
とからなる検出手段と、前記駆動手段の駆動信号に同期
した信号を前記同期復調器よりも前段に加えることによ
り異常を検出するための診断信号を出力する自己診断手
段とを備えているため、本センサの一部が損傷して正常
な検知動作ができなくなっている状態も外部から検出で
きるようにし、使用時の信頼性を一段と向上させること
ができるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、振動部と角速度
を検知する検知部とを有するセンサ素子と、前記センサ
素子の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路と前記
センサ素子からのモニタ信号が加えられるモニタ回路と
を含む駆動手段と、前記センサ素子の検知部からの出力
が加えられる一対のチャージアンプまたはカレントアン
プと前記駆動手段からの駆動信号に同期して前記一対の
チャージアンプまたはカレントアンプの出力をサンプル
ホールドし角速度信号を出力するための同期復調器とか
らなる検出手段と、前記駆動手段の駆動信号に同期した
信号を前記同期復調器よりも前段に加えることにより異
常を検出するための診断信号を出力する自己診断手段と
を備えているため、本センサの一部が損傷して正常な検
知動作ができなくなっている状態も外部から検出できる
ようにし、使用時の信頼性を一段と向上させることがで
きるという作用を有する。
【0011】また、一対のチャージアンプまたはカレン
トアンプの出力を駆動信号に同期したタイミングで選択
的に切り替えて復調するため、同期検波器と同等の機能
を簡単に構成できるという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、振動部と角速度
を検知する検知部とを有するセンサ素子と、前記センサ
素子の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路と前記
センサ素子からのモニタ信号が加えられるモニタ回路と
を含む駆動手段と、前記センサ素子の検知部からの出力
が加えられる一対のカレントアンプと前記一対のカレン
トアンプの出力差を検出する差動増幅器と前記差動増幅
器の出力の位相を90°シフトさせるための移相器と前
記移相器の出力を前記駆動手段からの駆動信号で同期検
波し角速度信号を出力する同期検波器とからなる検出手
段と、前記駆動手段の駆動信号に同期した信号を前記同
期検波器よりも前段に加えることにより異常を検出する
診断信号を出力するための自己診断手段とを備えている
ため、本センサの一部が損傷して正常な検知動作ができ
なくなっている状態も外部から検出できるようにし、使
用時の信頼性を一段と向上させることができるという作
用を有する。
【0013】また、センサ素子の検知部からの出力を一
対のカレントアンプで受けるため、コンデンサを省略で
きるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、自己診断のための駆動信号に同期した
信号を、一対のチャージアンプまたはカレントアンプの
入力端子に加えるように構成しているため、一対のチャ
ージアンプまたはカレントアンプの差の信号を差動増幅
器によって同相のノイズは除去し、互いに逆相の正常な
角速度信号の差を取り出せると同時に、センサ特性の劣
化要因となる異常信号成分を検出できるという作用を有
する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、自己診断のための駆動信号に同期した
信号は、モニタ回路の出力信号であるため、駆動信号の
同期した安定な音叉振動レベルを示す信号が使用でき、
温度や環境変化に対して信頼性の高い自己診断を可能と
するばかりか、自己診断の信号の発生のために特別な付
加手段が不要であるという作用を有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、自己診断手段は、駆動信号に同期した
信号を減衰させるための減衰器と、この減衰器からの信
号を同期復調器より前段に加えるための注入器とからな
るため、シンプルな構成で精度と信頼性の高い自己診断
ができるという作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、注入器がコンデンサであるため、シン
プルな構成で精度と信頼性の高い自己診断ができるとい
う作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、注入器は抵抗器であるため、シンプル
な構成で精度と信頼性の高い自己診断ができるという作
用を有する。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、減衰器は、デジタル的に調整が可能な
ラダーネットワーク抵抗を有しているため、ラダーネッ
トワーク抵抗にデジタル信号を順次送り、信号の大きさ
または位相が調整可能であるという作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、自己診断手段が動作状態または非動
作状態であるように切り替えるための切替手段を備えて
いるため、必要なときのみ選択的に自己診断ができると
いう作用を有する。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、切替手段が外部からの操作に応動
して同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信
号を断続する開閉器であるため、コントローラ等からの
外部診断信号に基づき選択的に自己診断ができるという
作用を有する。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、切替手段が外部からの操作に応動
して同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信
号を一定時間断続するタイマー回路を備えた開閉器であ
るため、コントローラ等からの外部診断信号に基づき一
定時間診断状態を維持することができるという作用を有
する。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項2に記
載の発明において、自己診断手段が非動作中には前記検
出手段の出力信号レベルを検出し、前記センサ素子の異
常を常時判定する判定手段をさらに備えているため、コ
ントローラ等からの外部診断信号に基づく診断が行われ
ていない間に発生するセンサの異常を診断する手段を更
に設けることで、センサの故障診断能力を飛躍的に向上
させることができるという作用を有する。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、自己診断手段は、駆動信号に同期
した信号を減衰する減衰器と、前記減衰器からの信号を
同期復調器より前段に加えるための注入器と、前記減衰
器と前記注入器の間に設けられた切替手段とからなるた
め、コントローラ等からの外部診断信号に基づき選択的
に自己診断ができるという作用を有する。
【0025】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、コントローラ等からの外部診断信
号に基づき選択的に自己診断ができるという作用を有す
る。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項13に
記載の発明において、切替手段が外部からの操作に応動
して同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信
号を一定時間断続するタイマー回路を備えた開閉器であ
るため、コントローラ等からの外部診断信号に基づき一
定時間診断状態を維持することができるという作用を有
する。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、センサ素子が水晶、圧電膜が表面に
設けられたシリコンまたは圧電セラミックスからなる振
動子であるため、高精度、高出力なセンサが実現できる
という作用を有する。
【0028】請求項18に記載の発明は、振動部と角速
度を検知する検知部とを有するセンサ素子と、前記セン
サ素子の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路と前
記センサ素子からのモニタ信号が加えられるモニタ回路
とを含む駆動手段と、前記センサ素子の検知部からの出
力が加えられる一対のチャージアンプまたはカレントア
ンプと前記一対のチャージアンプまたはカレントアンプ
の出力差を増幅する差動増幅器と前記差動増幅器の出力
を前記駆動手段からの駆動信号に同期し検波することに
より角速度信号を出力する同期復調器とからなる検出手
段と、前記駆動手段の駆動信号に同期した信号を前記同
期復調器よりも前段に加えることにより前記検知部から
の信号を調整する調整手段とを備え、前記調整手段は前
記駆動信号に同期した信号を可変するための調整器と前
記調整器からの信号を前記同期復調器より前段に加える
ための注入器からなるため、自己診断手段とほぼ同様な
構成によりセンサ素子から発生する静電結合容量に起因
した不要信号の初期値を回路上において電気的に調整可
能となり、センサの精度、歩留りを著しく改善させるこ
とができるという作用を有する。
【0029】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、注入器がコンデンサであるため、
シンプルな構成で精度と信頼性の高い調整ができるとい
う作用を有する。
【0030】請求項20に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、注入器が抵抗器であるため、シン
プルな構成で精度と信頼性の高い調整ができるという作
用を有する。
【0031】請求項21に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、調整器は、デジタル的に調整が可
能なラダーネットワーク抵抗を有しているため、ラダー
ネットワーク抵抗にデジタル信号を順次送ることにより
センサ素子からの出力信号の大きさまたは位相を調整
し、センサ素子からの出力信号のオフセット量を低減で
きるという作用を有する。
【0032】請求項22に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、調整器が可変抵抗器であるため、
減衰量を連続的に調整することで、センサ素子からの出
力信号のオフセット量を低減できるという作用を有す
る。
【0033】請求項23に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、調整器または注入器に駆動信号に
同期した信号の温度補償のための感温素子が設けられて
いるため、センサの出力の温度特性を改善できるという
作用を有する。
【0034】請求項24に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、振動部から検知部にかけて生じる
静電結合信号を、擬似駆動信号を用いて回路部上で電気
的に補正する補正手段を備えているため、振動部を構成
する電極パターンと検知部を構成する電極パターンの近
接により両者間に生じる静電的な電気結合を擬似駆動信
号を用いて回路部上で電気的に補正することができ、セ
ンサ素子上の振動部を構成する電極パターンと検知部を
構成する電極パターンを調整する必要がなくなるという
作用を有する。
【0035】請求項25に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、調整のために駆動信号とセンサ素
子の検知部からの出力信号をそれぞれモニタするための
端子が設けられているため、センサを組立てた状態のま
ま外部測定機などを用いて調整することができ、調整の
ためにハンダ付け部などの損傷を防止できるという作用
を有する。
【0036】請求項26に記載の発明は、請求項24に
記載の発明において、センサ素子を駆動させない手段を
備えているため、調整時にセンサ素子を実際に振動させ
ずに調整対象である静電的な電気結合成分のみを純粋に
調整でき、調整精度を飛躍的に向上させることができる
という作用を有する。
【0037】請求項27に記載の発明は、振動部と角速
度を検知する検知部とを有するセンサ素子と、前記セン
サ素子の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路と前
記センサ素子からのモニタ信号が加えられるモニタ回路
と、前記センサ素子の振動部に安定に自励振動させる駆
動手段と、前記自励振動を止める制御手段と、前記制御
手段の作動時に前記センサ素子の振動部に調整用の信号
を印加するための信号発生器と、前記検知部からの出力
が加えられる一対のチャージアンプまたはカレントアン
プと、前記駆動手段からの駆動信号に同期して復調し角
速度信号を出力する同期復調器を含む検出手段と、前記
駆動手段の駆動信号を前記同期復調器よりも前段に加え
ることにより振動部から検知部にかけて生ずる静電結合
信号を調整する調整手段とを備えているため、制御手段
によりセンサ素子の自励振動を止め、信号発生器からセ
ンサ素子の振動モード周波数に合致しない信号を任意に
振動部に加えて調整できるという作用を有する。
【0038】請求項28に記載の発明は、請求項27に
記載の発明において、調整手段は、駆動信号に同期した
信号を調整する減衰器と前記減衰器からの信号を同期復
調器より前段に加えるためのコンデンサとからなるた
め、シンプルな構成で精度と信頼性の高い調整ができる
という作用を有する。
【0039】請求項29に記載の発明は、請求項27に
記載の発明において、制御手段は、駆動手段のループ内
に設けられた開閉器であるため、シンプルな構成で精度
と信頼性の高い調整ができるという作用を有する。
【0040】請求項30に記載の発明は、請求項27に
記載の発明において、信号発生器から印加される調整用
信号の周波数は、センサ素子固有の振動モード周波数以
外の周波数であるため、センサ素子を振動させることな
しに高精度調整ができるという作用を有する。
【0041】請求項31に記載の発明は、請求項28に
記載の発明において、コンデンサが駆動手段と検出手段
を構成する半導体集積回路上に形成されているため、コ
ンデンサを他の回路部とともに半導体集積化でき、接続
用のはんだ付け部が不要になり、信頼性が一層向上する
という作用を有する。
【0042】請求項32に記載の発明は、請求項28に
記載の発明において、減衰器がレベル調整可能であるた
め、調整精度が一層向上するという作用を有する。
【0043】請求項33に記載の発明は、請求項28に
記載の発明において、減衰器は、利得調整可能な増幅器
であるため、調整精度が一層向上するという作用を有す
る。
【0044】請求項34に記載の発明は、請求項28に
記載の発明において、減衰器は、位相調整可能な移相器
であるため、調整精度が一層向上するという作用を有す
る。
【0045】請求項35に記載の発明は、請求項28に
記載の発明において、減衰器は、あらかじめ設定された
デジタルデータを基に段階的に調整が可能なデジタル調
整手段を備えているため、センサの製造工程における自
動化を容易にし製造コストを抑制することができるとい
う作用を有する。
【0046】請求項36に記載の発明は、請求項6に記
載の発明において、一対のチャージアンプまたはカレン
トアンプ間の入力特性のバランスを取るために、前記一
対のチャージアンプまたはカレントアンプの注入器が接
続されていない側の入力端子に平衡手段を設けているた
め、センサに供給される電源電圧の過渡的な変動によっ
て生じる注入器への流出入誤差電流の影響をバランスさ
せて差動増幅器で減殺することが可能となり、電源変動
に対して強いセンサとすることができるという作用を有
する。
【0047】請求項37に記載の発明は、請求項27に
記載の発明において、ドライバ回路には互いに逆位相の
信号をセンサ素子の駆動信号として生成する手段が設け
られ、これらの逆位相の信号のいずれかを選択して調整
手段に供給する切替器を有しているため、センサ素子か
らの信号の極性如何によらず調整手段の調整範囲を拡大
できるという作用を有する。
【0048】請求項38に記載の発明は、請求項27に
記載の発明において、調整手段に供給される信号は、切
替器により選択された駆動信号またはモニタ信号である
ため、調整対象の信号が静電的結合による場合は駆動信
号を、機械的結合による信号の場合はモニタ信号を選択
し、調整ができるという作用を有する。
【0049】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図15を用いて説明する。
【0050】(実施の形態1)図1は本発明の角速度セ
ンサの第1の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図2は同実施の形態における水晶音叉型振動子40
のW−W切断した断面図である。図3はW−W切断した
断面における水晶音叉型振動子40の電流分布を示した
ものである。
【0051】図1、図2、図3において、40は水晶音
叉振動子片40a,40bの電気軸(E)が水晶音叉振
動子片40a,40bの幅方向(X軸方向)に互いに逆
方向になるように接合界面41で直接接合されたバイモ
ルフ構造の水晶音叉型振動子である。水晶音叉振動子片
40a,40bの表面には金などからなるモニタ電極4
2、ドライブ電極43,46,47、センス電極44,
45が形成され、水晶音叉型振動子40が構成される。
図2、図3において、ドライブ電極47が正極(D+
表示)、ドライブ電極43,46が負極(D-)、セン
ス電極44が負極(S-)、センス電極45が正極
(S+)となる場合を示す。モニタ電極はMで表示して
いる。50,51は入力電流−出力電圧の位相特性が0
度または180度のカレントアンプであり、センス電極
44,45からの信号を増幅する。52は差動増幅器で
あり、カレントアンプ50,51の差を出力する。53
は位相を90度シフトさせるための90度移相器で、差
動増幅器52からの信号の位相が90度シフトされる機
能を有する。54は平衡用コンデンサであり、注入器と
してのコンデンサ37aとほぼ同じ容量特性を持たせる
ようにしてあり、コンデンサ37aとバランスさせるよ
うカレントアンプ51の入力端子と回路の基準電位の間
に挿着されている。これにより、センサの電源電圧の変
動により回路の基準電位が変動した結果、コンデンサ3
7aによる充放電電流がカレントアンプ50に入力され
ても、平衡用コンデンサ54の充放電電流とバランスす
るので差動増幅器52で相殺される。この結果、電源変
動に対して耐久性の高いセンサとすることが可能とな
る。63はセンサ出力を調整するためのデジタル調整回
路である。
【0052】次に、図1に示す本角速度センサの基本動
作の概略を説明する。
【0053】図1に示すように、水晶音叉型振動子40
はドライバ回路15で駆動されて振動を開始するととも
に、モニタ電極42から振動の大きさに比例したモニタ
信号を発生し、それはモニタ回路であるカレントアンプ
16、AGC回路19、を介してドライバ回路15にフ
ィードバックされる。このように水晶音叉型振動子40
は閉ループを構成する駆動手段によって安定に駆動され
る。
【0054】水晶音叉型振動子40は、図1に示すよう
にX軸方向に速度Vで音叉振動をしており、Y軸回りの
角速度Ωが印加されると、水晶音叉振動子片40a,4
0bの各アームに各々コリオリ力Fc=m x V x
Ω(m:アームの質量)がZ軸方向に発生する。図3
は、前述のように各アームに各々コリオリ力Fcが加わ
った場合の水晶音叉型振動子40の各アームのW−W断
面における内部電流の状態を示したものである。水晶音
叉型振動子40の各アームはZ軸方向において互いに逆
方向に撓むため、図3に示すようにセンス電極44,4
5にはモニタ電極42、ドライブ電極43,46,47
を介して、以下のように互いに大きさがほぼ等しい逆極
性の電流が発生する。センス電極44側の電流iS-は、
(1)式で表される。
【0055】 iS- =−(iS- -D- + iM -S- + iD+ -S- + iS- -D- )―――(1) また、センス電極45側の電流iS+は、(2)式で表さ
れる。
【0056】 iS+ =(iS+ -D- + iM -S+ + iD+ -S+ + iS+ -D- )―――(2) (1)式、(2)式で表される電流iS-、iS+が、図1
に示すように電流d,eとしてカレントアンプ50,5
1に入力され、それぞれ電圧出力に変換された後、差動
増幅器52に入力され差動増幅器52の出力が移相器5
3に入力され、移相器53により位相が90度シフトさ
れた後、移相器53の出力が同期検波器22でa点のモ
ニタ信号により検波される。
【0057】最後に、同期検波器22の出力がローパス
フィルタ23に入力され、この入力された信号がデジタ
ル調整回路63により、ゲインやオフセットなどの調整
が施された後、出力端子24から出力される。
【0058】図4は、図1に示す本角速度センサの各部
の動作波形図である。
【0059】図4において、a点の信号波形は定常動作
状態における水晶音叉型振動子40の振動レベルをモニ
タしたモニタ信号、b点、c点の信号波形は水晶音叉型
振動子40を駆動するための互いに逆位相の駆動信号で
ある。モニタ信号は、減衰器36にてl点に示す信号波
形のように減衰された後、制御端子39から加えられた
外部診断要求信号(o点に示す信号波形)により断続動
作する開閉器38を介して注入器としてのコンデンサ3
7aにm点に示すような信号波形が供給される。
【0060】コンデンサ37aに供給された信号によ
り、モニタ信号に対して90度位相のシフトした診断信
号としての変位電流(n点に示すような信号波形)が発
生し、この変位電流がカレントアンプ50に入力され、
電圧変換され出力される(f点に示す信号波形)。
【0061】次に、カレントアンプ50,51の各出力
(f点、g点に示す信号波形)が差動増幅器52に入力
され、差動増幅器52より出力される(h点に示す信号
波形)。差動増幅器52の出力が移相器53に入力さ
れ、移相器53により位相が90度シフトされ、実質的
にモニタ信号(a点に示す信号波形)と同位相の信号波
形(i点に示す信号波形)あるいは逆位相の信号波形と
なる。移相器53の出力信号波形(i点に示す信号波
形)が同期検波器22でモニタ信号(a点に示す信号波
形)により検波される。
【0062】最後に、同期検波器22の出力(j点に示
す信号波形)がローパスフィルタ23に入力され、この
入力された信号(j点に示す信号波形)がデジタル調整
回路63により、ゲインやオフセットなどの調整が施さ
れた後、出力端子24から出力される(k点に示す信号
波形)。このk点に示す信号が、外部診断要求信号(o
点に示す信号波形)による自己診断により生じたΔVな
るDC変動分である。このΔVなるDC変動分のレベル
を、例えば減衰器36を用いて所定のDC変動値になる
ように設定しておけば、図1のz点に示す断線異常時
に、外部診断要求信号(o点に示す信号波形)が加えら
れても本来シフトするはずの所定のDC変動が生じなく
なる。この所定のDC変動値を(しきい値として)監視
すれば、本角速度センサの異常が判別できる。
【0063】本実施の形態においては、注入器としての
コンデンサを用いた例について説明したが、抵抗器を用
いることも可能である。
【0064】(実施の形態2)図5は本発明の角速度セ
ンサの第2の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図5において、図1と同一構成部分に関しては同一
番号を付し詳細な説明は省略し、異なる部分についての
み詳述する。
【0065】図5において、50a,51aは入力−出
力電圧の位相特性が90度または270度のチャージア
ンプである。この構成によれば、図1に示す移相器53
を省略することができる。
【0066】図6は、図5に示す本角速度センサの各部
の動作波形図である。図6に示す各部の信号波形は、基
本的に図4に示す信号波形と同一である。異なるのは、
f点に示す信号波形の位相が互いに90度ずれているこ
と及びi点に示す信号波形が互いに180度ずれている
(反転している)点にある。
【0067】(実施の形態3)図7は本発明の角速度セ
ンサの第3の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図7において、図1と同一構成部分に関しては同一
番号を付し詳細な説明は省略し、異なる部分についての
み詳述する。
【0068】図7において、61は制御端子39から加
えられた外部診断要求信号により作動するタイマー回路
である。タイマー回路61により、制御端子39から加
えられた外部診断要求信号を時間的に遅延、断続または
延長させる等さまざまな機能を実現することができる。
【0069】図8は、図7に示す本角速度センサの各部
の動作波形図である。図8に示す各部の信号波形は、基
本的に図4に示す信号波形と同一である。異なるのは、
o点に示す信号波形のパルス幅の長さが短くなっている
こと及びタイマー回路61の出力(q点に示す信号波
形)が新たに追加されている点にある。このように、o
点に示す信号波形のようなパルス幅の短い外部診断要求
信号から開閉器38を長時間オンさせることができる信
号(q点に示す信号波形)が得られるため、本角速度セ
ンサに接続されるコントローラのインターフェイスの設
計自由度を向上させることができる。
【0070】(実施の形態4)図9は本発明の角速度セ
ンサの第4の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図9において、図1と同一構成部分に関しては同一
番号を付し詳細な説明は省略し、異なる部分についての
み詳述する。
【0071】図9において、ドライブ電極43aは、図
1に示すドライブ電極43に比べて幅が狭くなってい
る。論理和回路ブロック67は、制御端子39から外部
診断要求信号が加えられない場合でも、センス電極4
5,44からそれぞれ出力された電流d,eのレベルを
常時モニタし、故障時にはダイアグ信号出力端子29a
から自己診断信号を出力させるためのものである。
【0072】図11は、図9に示す本角速度センサの各
部の動作波形図である。図11に示す各部の信号波形
は、基本的に図4に示す信号波形と同一である。異なる
のは、センス電極45,44からそれぞれ出力された電
流d,eの信号波形、s点に示す信号波形及びu点、w
点に示す信号波形が新たに追加されている点にある。
【0073】図9に示すように、水晶音叉型振動子40
はX軸方向に速度Vで音叉振動しており、この時に各電
極間に発生している電流は図10に示すようになる。従
って、センス電極44側の電流iS-は、(3)式で表さ
れる。
【0074】 iS- =i2 − i4 − i5 + i7 ―――(3) また、センス電極45側の電流iS+は、(4)式で表さ
れる。
【0075】 iS+ =i1 − i3 − i6 + i8 ―――(4) (3)式、(4)式において、i1〜i4は大きさがほぼ
等しいため、i2とi4とは互いにキャンセルし合い、ま
た、i1とi3とは互いにキャンセルし合う。また、ドラ
イブ電極43aの幅とドライブ電極47の幅とが異なる
ため、i5(=i6)≠i7(=i8)となり、最終的に電
流iS-、電流iS+は、それぞれ(5)式、(6)式に示
すようになる。
【0076】 iS- =−i5 + i7―――(5) iS+ =−i6 + i8―――(6) 従って、通常時の差動増幅器52の出力は(7)式に示
すように v=V(iS+ − iS-)=0 ―――(7) となる。
【0077】しかし、y点の部分で図11のYのタイミ
ングで断線が生じる(断線以外の異常も考えられる)
と、電流dの信号波形はゼロになり電流eの信号波形の
みとなる。従って、(7)式は、もはやゼロとはなら
ず、差動増幅器52の出力は(8)式に示すように非平
衡状態となる(h点に示す信号波形)。
【0078】 v=V(−iS-)=V(i5 − i7)≠0―――(8) (8)式に示す電圧vを整流器26aで整流したs点に
示す信号波形を論理和回路ブロック67内の比較器28
aでしきい値管理(図11に示すしきい値)すれば、s
点に示す信号波形はしきい値(th)を超えるため比較
器28aからハイの信号(u点に示す信号波形)が出力
され、制御端子39からの外部診断要求信号(o点に示
す信号波形)がない場合においても、論理和回路ブロッ
ク67内の論理和回路32からハイの信号(w点に示す
信号波形)が出力され、ダイアグ信号出力端子29aで
接続の断線などの故障が瞬時かつ常時検出できる。ま
た、r点の信号(すなわちa点の信号を整流した後の信
号)は、正常時は比較器28bで設定するしきい値を超
えることにより、t点の信号がローの信号になるように
指定してある。したがって、a点のモニタ信号が正常で
あれば、論理和回路32の出力(すなわちダイアグ信号
出力端子29aの信号)は、ローとなる。しかし、a点
のモニタ信号に異常が発生し、比較器28bで設定する
しきい値を下回りt点の信号がハイの信号となると、論
理和回路32の出力(すなわちダイアグ信号出力端子2
9aの信号)がハイとなり故障を検出することができ
る。以上のような論理和回路ブロック67を設けること
により、駆動側の異常または角速度信号の検出側の異常
のいずれにも対応できる。
【0079】以上のような構成によれば、水晶音叉型振
動子上に擬似駆動用の専用電極を設けるなど専用の手段
を設ける必要が無く、水晶音叉型振動子が小型化した場
合における駆動効率改善のための電極設計に有利となる
ばかりか、高い故障検出性能を有するセンサを実現する
ことが可能である。
【0080】なお、図11には参考のため外部診断要求
信号が入力されたとき(o点の波形)の回路各部の波形
を各点の名前に添字oをつけて示してある。これらの波
形は基本的に図4と同じである。
【0081】(実施の形態5)図12は本発明の角速度
センサの第5の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図13は同実施の形態における水晶音叉型振動子4
0のW−W断面における各電極間の静電結合容量の説明
図である。図12、図13において、図1、図2と同一
構成部分に関しては同一番号を付し詳細な説明は省略
し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0082】図13に示した静電結合容量は、水晶音叉
型振動子40の本来の出力信号を変調して角速度信号に
好ましくないオフセット電圧を発生させることがある。
本実施の形態は、この静電結合容量の影響を受けないよ
うに調整する回路に関するものである。
【0083】図12、図13において、62は信号発生
器であり調整のための信号を生成する。調整精度を向上
するために信号発生器62から生成される信号の周波数
は水晶音叉型振動子40の振動を生じさせないように振
動モード周波数に合致しない周波数に設定する。信号発
生器62の信号は端子を通じて正極のドライブ電極47
へ擬似のドライブ用の正電圧が供給される一方、ドライ
バ回路15により反転された信号が生成され、負極のド
ライブ電極43,46へ擬似のドライブ用の負電圧が供
給される。ここで擬似のドライブとは、センサを振動さ
せることなく調整作業のための試験信号を供給すること
である。55,56はデジタル調整回路63からの切り
替え信号により調整器36aへ供給する駆動信号の極性
を選択するためのスイッチであり、水晶音叉型振動子4
0から検出されるドライブ電極43,46,47とセン
ス電極44,45間の静電結合容量58a,58b,5
8c,58d,58e,58fに起因した結合信号の極
性に応じて、ドライブ電極43,46,47へ補正のた
めに加える擬似のドライブ用の電圧極性を切り替える。
57はスイッチであり、調整時において自励駆動のルー
プを開き、水晶音叉型振動子40の駆動を止めるための
ものである。60,66はスイッチであり、調整器36
aに供給する信号により静電結合容量58a,58b,
58c,58d,58e,58fによる信号をキャンセ
ルのために、専らスイッチ66を閉じて使用する。
【0084】また、静電結合容量58a,58b,58
c,58d,58e,58fが小さく、無視できる場合
は、スイッチ66を閉じる代わりにスイッチ60を閉じ
て、安定なモニタ信号(a点の信号)を選択すること
で、水晶音叉型振動子40から発生する静電結合容量5
8a,58b,58c,58d,58e,58fに起因
した不要信号の初期値を調整することができる。
【0085】65は水晶音叉型振動子40にかかる擬似
駆動信号を調整工程においてモニタするための取出し部
となる端子である。これにより、調整時にハンダ付け部
にプローブを立てるなどによりハンダ付け部を損傷しな
いようにするのと、プローブ自身に重畳した駆動信号が
新たな信号源となって水晶音叉型振動子40のセンス電
極44,45へ結合してしまうのを避けることができ
る。デジタル調整回路63からの信号によりローパスフ
ィルタ23のゲインまたはオフセットの調整をすること
で、出力端子24から得られる本角速度センサの出力の
調整を行うとともに、調整器36aの調整量の記憶およ
びスイッチ55,56,60,66のコントロールによ
り用いる調整用信号の選択をデジタル的に行う。
【0086】図14(a),(b),(c)は、それぞ
れ図12に示す本角速度センサの調整前、調整中、調整
後の各部の動作波形図である。図14(a),(b),
(c)に示す各部の信号波形は、基本的に図4に示す信
号波形と同一である。異なるのは、スイッチ57の開閉
信号(swと表示。閉のときハイレベル)及び信号発生
器62の信号(sgと表示。動作時ハイレベル)に起因
して各部の動作信号波形が変化する点にある。
【0087】図14(a)に示すように、図13に示す
駆動電圧に起因した静電結合容量58a,58b,58
c,58d,58e,58fによる結合した電流信号
d,eが生じる。
【0088】静電結合容量58a,58b,58c,5
8d,58e,58fの容量Cは電極形状の差、対向距
離差、位置ずれ、水晶音叉型振動子40の形状などのバ
ラツキにより結合容量差ΔCが生じやすく、結果として
差動増幅器52で減殺され残った電流信号d,eによる
結合電流差ω・ΔC・Vd(ω:駆動電圧周波数、V
d:駆動電圧の大きさ)なる信号(h点の信号波形)が
90度移相器を介してモニタ信号(a点の信号波形)と
同相な信号として同期検波器22に入力され、最終的に
出力端子24からΔVなるオフセットとなって出力され
る。このΔVを発生させる要因である駆動信号電圧は水
晶音叉型振動子40を含んだ駆動閉ループにおいて自動
的に決まるので、水晶音叉型振動子40を構成する材料
の圧電特性の温度特性などの影響を受けやすく、水晶で
は温度に対して指数関数的な増加傾向を示す。このよう
に、無視できないレベルの結合が存在する水晶音叉型振
動子を用いた場合、センサの特性として、高温側で非直
線なオフセット変化特性を持つものとなり、補正手段な
どの構成を複雑にするばかりでなく、経時的な変化分が
そのままセンサのオフセット変動となって現れるので、
信頼性の低いセンサとなってしまう。これを防止するた
め、積極的に水晶音叉型振動子40を振動させない状況
を作り、信号発生器62により擬似の駆動電圧b,cを
水晶音叉型振動子40へ印加することによって水晶音叉
型振動子40から出力された信号(h点、i点に現れる
静電結合容量58a,58b,58c,58d,58
e,58fに起因する電流信号d,e)の差を低減する
調整器36aを設けることにより、センサの高精度化が
可能となる。なお、信号発生器62から発せられる擬似
の駆動電圧の周波数は、水晶音叉型振動子40の固有振
動周波数以外の値に設定することも可能である。
【0089】例えば、図14(b)に示すように信号発
生器62を動作状態にした時、台形状の擬似の駆動電圧
b,cが発生し、かつ、調整器36aとしてラダーネッ
トワーク抵抗、補正用注入器としてのコンデンサ37b
を用いてΔVを低減させていく過程を説明する。コンデ
ンサ37bの容量をC、ΔVを低減させるために調整す
るラダーネットワーク抵抗の定数をαとすると、補正項
は(9)式のように表される。
【0090】C・α・Vd ―――(9) 従って、結合容量差ΔCとコンデンサ37bの容量Cが
温度的に安定とすると、下記(10)式がゼロになるよ
うにαを調整することにより、ΔC・Vd−C・α・V
d=(ΔC−C・α)・Vd ―――(10)図14
(b)に示すh点、i点の信号波形が限りなくゼロに近
づく。その結果、調整が終了したあとは図14(c)に
示すように、h点、i点、j点の信号波形が限りなくゼ
ロに近づき、最終的に出力端子24から駆動電圧Vdの
影響が抑えられたオフセット量ΔVが出力される。
【0091】なお、コンデンサ37bは、他の回路部と
ともに半導体集積回路内に構成することにより、接続用
のはんだ付け部が不要になり、信頼性が一層向上する。
【0092】実際上αは、調整段階においてオシロスコ
ープなどで端子65の擬似駆動電圧と電流信号d,eと
により生じた電圧をモニタするための端子64の信号レ
ベルをモニタしながら、電流信号d,eとにより生じた
差の電圧がゼロになるように前述したようなラダーネッ
トワーク抵抗にデジタル信号を順次送り、ゼロに調整で
きた時のデジタル信号のデータをROMなどのメモリに
格納しておけば、通常動作において、静電結合容量成分
の抑制された高精度なセンサとする事ができる。
【0093】なお、本実施の形態においては、αの調整
により出力端子24からのオフセット量ΔVを限りなく
ゼロに近づける例について説明したが、αの調整により
出力端子24からのオフセット量ΔVを積極的に大きく
することも可能である。
【0094】また、ラダーネットワーク抵抗、コンデン
サ37bに感温特性を示す素子を用いれば、温度補償も
含めて調整することが可能である。
【0095】なお、本実施の形態においては、水晶音叉
型振動子として水晶を用いた例について説明したが、圧
電セラミックス、シリコン、シリコンと圧電膜を組み合
せた構成からなる振動子を用いることも当然可能であ
る。また、振動子の形状も音叉型に特定されるものでは
ない。
【0096】また、実施の形態1〜実施の形態5におい
ては、カレントアンプ、差動増幅器、移相器、同期検波
器の構成を用いた例について説明したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、少なくとも差動増幅器から
の出力を同期し、検波することにより角速度信号を出力
するための同期復調器であればよい。
【0097】(実施の形態6)図15は本発明の角速度
センサの第6の実施の形態における回路ブロック図であ
る。図15において、図1と同一構成部分に関しては同
一番号を付し詳細な説明は省略し、異なる部分について
のみ詳述する。
【0098】図15において、69はカレントアンプ5
0,51の各出力信号の差の信号を90度位相シフト
し、この90度位相シフトさせた後の信号をサンプルホ
ールドし、このサンプルホールドした信号を同期検波す
るための同期復調器である。同期復調器69には、サン
プルホールド機能が備えられているため、水晶音叉型振
動子40から発生する過大な不要信号に対して回路の飽
和を防ぐことができる。本実施の形態においては、同期
復調器としてカレントアンプ50,51の各出力信号の
差の信号を90度位相シフトし、この90度位相シフト
させた後の信号をサンプルホールドし、このサンプルホ
ールドした信号を同期検波する例について説明したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、同一目的の機
能を達成するものであればよい。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動部と角速度
を検知する検知部とを有するセンサ素子と、センサ素子
の振動部に駆動信号を供給するドライバ回路とセンサ素
子からのモニタ信号が加えられるモニタ回路とを含む駆
動手段と、センサ素子の検知部からの出力が加えられる
一対のチャージアンプまたはカレントアンプと一対のチ
ャージアンプまたはカレントアンプの出力差を増幅する
差動増幅器と差動増幅器の出力を駆動手段からの駆動信
号に同期し検波することにより角速度信号を出力する同
期復調器とからなる検出手段と、駆動手段の駆動信号に
同期した信号を同期復調器よりも前段に加えることによ
り異常を検出するための診断信号を出力する自己診断手
段とを備えることにより、本センサの一部が損傷して正
常な検知動作ができなくなっている状態も外部から検出
できるようにし、使用時の信頼性を一段と向上させた角
速度センサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における回路ブロッ
ク図
【図2】同実施の形態における水晶音叉型振動子のW−
W切断した断面図
【図3】コリオリ力印加時の同水晶音叉型振動子内の内
部電流を示す説明図
【図4】同実施の形態における角速度センサの各部の動
作波形図
【図5】本発明の第2の実施の形態における回路ブロッ
ク図
【図6】同実施の形態における角速度センサの各部の動
作波形図
【図7】本発明の第3の実施の形態における回路ブロッ
ク図
【図8】同実施の形態における角速度センサの各部の動
作波形図
【図9】本発明の第4の実施の形態における回路ブロッ
ク図
【図10】同実施の形態において音叉振動する水晶音叉
型振動子内の各電極間に発生している電流を示す説明図
【図11】同実施の形態における角速度センサの各部の
動作波形図
【図12】本発明の第5の実施の形態における回路ブロ
ック図
【図13】同実施の形態における水晶音叉型振動子のW
−W断面における各電極間の静電結合容量の説明図
【図14】(a)同実施の形態における角速度センサの
調整前の各部の動作波形図 (b)同調整中の各部の動作波形図 (c)同調整後の各部の動作波形図
【図15】本発明の第6の実施の形態における回路ブロ
ック図
【図16】従来の角速度センサの要部組立斜視図
【図17】同センサの要部を切り欠いた拡大斜視図
【符号の説明】
15 ドライバ回路 16 カレントアンプ 19 AGC回路 22 同期検波器 23 ローパスフィルタ 24 出力端子 26a,26b 整流器 28a,28b 比較器 29a ダイアグ信号出力端子 36 減衰器 36a 調整器 37a,37b コンデンサ 38 開閉器 39 制御端子 40 水晶音叉型振動子 40a,40b 水晶音叉振動子片 41 接合界面 42 モニタ電極 43,43a,46,47 ドライブ電極 44,45 センス電極 50,51 カレントアンプ 50a,51a チャージアンプ 52 差動増幅器 53 90度移相器 54 平衡用コンデンサ 55,56,57,60,66 スイッチ 58a,58b,58c,58d,58e,58f 静
電結合容量 61 タイマー回路 62 信号発生器 63 デジタル調整回路 64,65 端子 67 論理和回路ブロック 69 同期復調器

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動部と角速度を検知する検知部とを有
    するセンサ素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信号
    を供給するドライバ回路と前記センサ素子からのモニタ
    信号が加えられるモニタ回路とを含む駆動手段と、前記
    センサ素子の検知部からの出力が加えられる一対のチャ
    ージアンプまたはカレントアンプと前記一対のチャージ
    アンプまたはカレントアンプの出力差を増幅する差動増
    幅器と前記差動増幅器の出力を前記駆動手段からの駆動
    信号に同期し検波することにより角速度信号を出力する
    同期復調器とからなる検出手段と、前記駆動手段の駆動
    信号に同期した信号を前記同期復調器よりも前段に加え
    ることにより異常を検出するための診断信号を出力する
    自己診断手段とを備えた角速度センサ。
  2. 【請求項2】 振動部と角速度を検知する検知部とを有
    するセンサ素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信号
    を供給するドライバ回路と前記センサ素子からのモニタ
    信号が加えられるモニタ回路とを含む駆動手段と、前記
    センサ素子の検知部からの出力が加えられる一対のチャ
    ージアンプまたはカレントアンプと前記駆動手段からの
    駆動信号に同期して前記一対のチャージアンプまたはカ
    レントアンプの出力をサンプルホールドし角速度信号を
    出力するための同期復調器とからなる検出手段と、前記
    駆動手段の駆動信号に同期した信号を前記同期復調器よ
    りも前段に加えることにより異常を検出するための診断
    信号を出力する自己診断手段とを備えた角速度センサ。
  3. 【請求項3】 振動部と角速度を検知する検知部とを有
    するセンサ素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信号
    を供給するドライバ回路と前記センサ素子からのモニタ
    信号が加えられるモニタ回路とを含む駆動手段と、前記
    センサ素子の検知部からの出力が加えられる一対のカレ
    ントアンプと前記一対のカレントアンプの出力差を検出
    する差動増幅器と前記差動増幅器の出力の位相を90°
    シフトさせるための移相器と前記移相器の出力を前記駆
    動手段からの駆動信号で同期検波し角速度信号を出力す
    る同期検波器とからなる検出手段と、前記駆動手段の駆
    動信号に同期した信号を前記同期検波器よりも前段に加
    えることにより異常を検出する診断信号を出力するため
    の自己診断手段とを備えた角速度センサ。
  4. 【請求項4】 自己診断のための駆動信号に同期した信
    号は、一対のチャージアンプまたはカレントアンプの入
    力端子に加えるように構成した請求項1に記載の角速度
    センサ。
  5. 【請求項5】 自己診断のための駆動信号に同期した信
    号は、モニタ回路の出力信号である請求項1に記載の角
    速度センサ。
  6. 【請求項6】 自己診断手段は、駆動信号に同期した信
    号を減衰させるための減衰器と、この減衰器からの信号
    を同期復調器より前段に加えるための注入器とからなる
    請求項1に記載の角速度センサ。
  7. 【請求項7】 注入器はコンデンサである請求項6に記
    載の角速度センサ。
  8. 【請求項8】 注入器は抵抗器である請求項6に記載の
    角速度センサ。
  9. 【請求項9】 減衰器は、デジタル的に調整が可能なラ
    ダーネットワーク抵抗を有した請求項6に記載の角速度
    センサ。
  10. 【請求項10】 自己診断手段が動作状態または非動作
    状態であるように切り替えるための切替手段を備えた請
    求項1に記載の角速度センサ。
  11. 【請求項11】 切替手段は、外部からの操作に応動し
    て同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信号
    を断続する開閉器である請求項10に記載の角速度セン
    サ。
  12. 【請求項12】 切替手段は、外部からの操作に応動し
    て同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信号
    を一定時間断続するタイマー回路を備えた開閉器である
    請求項10に記載の角速度センサ。
  13. 【請求項13】 自己診断手段が非動作中には前記検出
    手段の出力信号レベルを検出し、前記センサ素子の異常
    を常時判定する判定手段をさらに備えた請求項2に記載
    の角速度センサ。
  14. 【請求項14】 自己診断手段は、駆動信号に同期した
    信号を減衰する減衰器と、前記減衰器からの信号を同期
    復調器より前段に加えるための注入器と、前記減衰器と
    前記注入器の間に設けられた切替手段とからなる請求項
    13に記載の角速度センサ。
  15. 【請求項15】 切替手段は、外部からの操作に応動し
    て同期復調器よりも前段に加えるための駆動信号に同期
    した信号を断続する開閉器である請求項13に記載の角
    速度センサ。
  16. 【請求項16】 切替手段は、外部からの操作に応動し
    て同期復調器より前段に加える駆動信号に同期した信号
    を一定時間断続するタイマー回路を備えた開閉器である
    請求項13に記載の角速度センサ。
  17. 【請求項17】 センサ素子は、水晶、圧電膜が表面に
    設けられたシリコンまたは圧電セラミックスからなる振
    動子である請求項1に記載の角速度センサ。
  18. 【請求項18】 振動部と角速度を検知する検知部とを
    有するセンサ素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信
    号を供給するドライバ回路と前記センサ素子からのモニ
    タ信号が加えられるモニタ回路とを含む駆動手段と、前
    記センサ素子の検知部からの出力が加えられる一対のチ
    ャージアンプまたはカレントアンプと前記一対のチャー
    ジアンプまたはカレントアンプの出力差を増幅する差動
    増幅器と前記差動増幅器の出力を前記駆動手段からの駆
    動信号に同期し検波することにより角速度信号を出力す
    る同期復調器とからなる検出手段と、前記駆動手段の駆
    動信号に同期した信号を前記同期復調器よりも前段に加
    えることにより前記検知部からの信号を調整する調整手
    段とを備え、前記調整手段は前記駆動信号に同期した信
    号を可変するための調整器と前記調整器からの信号を前
    記同期復調器より前段に加えるための注入器からなる角
    速度センサ。
  19. 【請求項19】 注入器は、コンデンサである請求項1
    8に記載の角速度センサ。
  20. 【請求項20】 注入器は、抵抗器である請求項18に
    記載の角速度センサ。
  21. 【請求項21】 調整器は、デジタル的に調整が可能な
    ラダーネットワーク抵抗を有した請求項18に記載の角
    速度センサ。
  22. 【請求項22】 調整器は、可変抵抗器である請求項1
    8に記載の角速度センサ。
  23. 【請求項23】 調整器または注入器に駆動信号に同期
    した信号の温度補償のための感温素子が設けられた請求
    項18に記載の角速度センサ。
  24. 【請求項24】 振動部から検知部にかけて生じる静電
    結合信号を、擬似駆動信号を用いて回路部上で電気的に
    補正する補正手段を備えた請求項18に記載の角速度セ
    ンサ。
  25. 【請求項25】 調整のために駆動信号とセンサ素子の
    検知部からの出力信号をそれぞれモニタするための端子
    が設けられた請求項18に記載の角速度センサ。
  26. 【請求項26】 センサ素子を駆動させない手段を備え
    た請求項24に記載の角速度センサ。
  27. 【請求項27】 振動部と角速度を検知する検知部とを
    有するセンサ素子と、前記センサ素子の振動部に駆動信
    号を供給するドライバ回路と前記センサ素子からのモニ
    タ信号が加えられるモニタ回路と、前記センサ素子の振
    動部に安定に自励振動させる駆動手段と、前記自励振動
    を止める制御手段と、前記制御手段の作動時に前記セン
    サ素子の振動部に調整用の信号を印加するための信号発
    生器と、前記検知部からの出力が加えられる一対のチャ
    ージアンプまたはカレントアンプと、前記駆動手段から
    の駆動信号に同期して復調し角速度信号を出力する同期
    復調器を含む検出手段と、前記駆動手段の駆動信号を前
    記同期復調器よりも前段に加えることにより振動部から
    検知部にかけて生ずる静電結合信号を調整する調整手段
    とを備えた角速度センサ。
  28. 【請求項28】 調整手段は、駆動信号に同期した信号
    を調整する減衰器と前記減衰器からの信号を同期復調器
    より前段に加えるためのコンデンサとからなる請求項2
    7に記載の角速度センサ。
  29. 【請求項29】 制御手段は、駆動手段のループ内に設
    けられた開閉器である請求項27に記載の角速度セン
    サ。
  30. 【請求項30】 信号発生器から印加される調整用信号
    の周波数は、センサ素子固有の振動モード周波数以外の
    周波数である請求項27に記載の角速度センサ。
  31. 【請求項31】 コンデンサが駆動手段と検出手段を構
    成する半導体集積回路上に形成された請求項28に記載
    の角速度センサ。
  32. 【請求項32】 減衰器は、レベル調整可能である請求
    項28に記載の角速度センサ。
  33. 【請求項33】 減衰器は、利得調整可能な増幅器であ
    る請求項28に記載の角速度センサ。
  34. 【請求項34】 減衰器は、位相調整可能な移相器であ
    る請求項28に記載の角速度センサ。
  35. 【請求項35】 減衰器は、あらかじめ設定されたデジ
    タルデータを基に段階的に調整が可能なデジタル調整手
    段を備えた請求項28に記載の角速度センサ。
  36. 【請求項36】 一対のチャージアンプまたはカレント
    アンプ間の入力特性のバランスを取るために、前記一対
    のチャージアンプまたはカレントアンプの注入器が接続
    されていない側の入力端子に平衡手段を設けた請求項6
    に記載の角速度センサ。
  37. 【請求項37】 ドライバ回路には互いに逆位相の信号
    をセンサ素子の駆動信号として生成する手段が設けら
    れ、これらの逆位相の信号のいずれかを選択して調整手
    段に供給する切替器を有した請求項27に記載の角速度
    センサ。
  38. 【請求項38】 調整手段に供給される信号は、切替器
    により選択された駆動信号またはモニタ信号である請求
    項27に記載の角速度センサ。
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