JPH04295716A - 角速度センサ装置 - Google Patents
角速度センサ装置Info
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- JPH04295716A JPH04295716A JP3060034A JP6003491A JPH04295716A JP H04295716 A JPH04295716 A JP H04295716A JP 3060034 A JP3060034 A JP 3060034A JP 6003491 A JP6003491 A JP 6003491A JP H04295716 A JPH04295716 A JP H04295716A
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- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】本発明はセラミック圧電素子を使
用した音叉構造振動型角速度センサを駆動し、角速度に
比例した電圧を出力するための角速度センサ駆動回路に
関するものである。
用した音叉構造振動型角速度センサを駆動し、角速度に
比例した電圧を出力するための角速度センサ駆動回路に
関するものである。
【従来の技術】従来の角速度センサ駆動回路を図面に基
づき説明する。図6は従来の角速度センサ駆動回路の構
成を示すブロック図であり、1は第1の増幅器、2は整
流器、3は平滑回路、4は第2の増幅器、5は第3の増
幅器、6は位相検波器、7は平滑回路、8は直流増幅器
、9は音叉構造振動型角速度センサをそれぞれ示すもの
である。音叉構造振動型角速度センサ9は、モニタ用圧
電素子102の表面電荷を増幅する第1の増幅器1と、
この出力電圧を整流する整流器2と、この整流器2の出
力電圧を平滑する平滑回路3と、この平滑回路3の出力
電圧値が高くなると増幅度が低下し、低くなると増幅度
が高くなるように構成された第2の増幅器4とによって
駆動用圧電素子101に印加される電圧振幅が制御され
、音叉は一定振幅で音叉振動するように構成されている
。また、第1,第2の検知用圧電素子103,104の
表面電極には印加される角速度に応じて電荷が生じる。 この電荷は第3の増幅器5で増幅され、位相検波器6で
音叉振動の周期で位相検波されて角速度に比例した電圧
が得られる。この電圧は直流増幅器8によって直流増幅
されて出力されるように構成されたものであった。
づき説明する。図6は従来の角速度センサ駆動回路の構
成を示すブロック図であり、1は第1の増幅器、2は整
流器、3は平滑回路、4は第2の増幅器、5は第3の増
幅器、6は位相検波器、7は平滑回路、8は直流増幅器
、9は音叉構造振動型角速度センサをそれぞれ示すもの
である。音叉構造振動型角速度センサ9は、モニタ用圧
電素子102の表面電荷を増幅する第1の増幅器1と、
この出力電圧を整流する整流器2と、この整流器2の出
力電圧を平滑する平滑回路3と、この平滑回路3の出力
電圧値が高くなると増幅度が低下し、低くなると増幅度
が高くなるように構成された第2の増幅器4とによって
駆動用圧電素子101に印加される電圧振幅が制御され
、音叉は一定振幅で音叉振動するように構成されている
。また、第1,第2の検知用圧電素子103,104の
表面電極には印加される角速度に応じて電荷が生じる。 この電荷は第3の増幅器5で増幅され、位相検波器6で
音叉振動の周期で位相検波されて角速度に比例した電圧
が得られる。この電圧は直流増幅器8によって直流増幅
されて出力されるように構成されたものであった。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の角速度センサ駆動回路では、駆動用圧電素子101
と第1の検知用圧電素子103との直交精度及びモニタ
用圧電素子102と第2の検知用圧電素子104との直
交精度バラツキにより、角速度信号がゼロの時でも第3
の増幅器5の入力端に音叉振動による電荷が生じる。こ
の電荷は位相検波器6を通過する時に完全に除去するこ
とができるが、この電荷は角速度によって生ずる電荷に
対し非常に大きな値であるために位相検波を行う前の第
3の増幅器5で増幅度を上げることができず、したがっ
て位相検波を行った後の直流増幅器8の増幅度を上げる
必要があり、これによって位相検波器6のスイッチング
スピードの変動により出力電圧が不安定になったり、直
流増幅器8のオフセット変動による出力電圧の温度変化
によるドリフトの発生などによる性能バラツキが大きく
、出力信号にリップルやノイズなどの悪影響を与えると
いう課題を有したものであった。本発明は上記課題を解
決し、性能の安定を図った角速度センサ駆動回路の提供
を目的とするものである。
来の角速度センサ駆動回路では、駆動用圧電素子101
と第1の検知用圧電素子103との直交精度及びモニタ
用圧電素子102と第2の検知用圧電素子104との直
交精度バラツキにより、角速度信号がゼロの時でも第3
の増幅器5の入力端に音叉振動による電荷が生じる。こ
の電荷は位相検波器6を通過する時に完全に除去するこ
とができるが、この電荷は角速度によって生ずる電荷に
対し非常に大きな値であるために位相検波を行う前の第
3の増幅器5で増幅度を上げることができず、したがっ
て位相検波を行った後の直流増幅器8の増幅度を上げる
必要があり、これによって位相検波器6のスイッチング
スピードの変動により出力電圧が不安定になったり、直
流増幅器8のオフセット変動による出力電圧の温度変化
によるドリフトの発生などによる性能バラツキが大きく
、出力信号にリップルやノイズなどの悪影響を与えると
いう課題を有したものであった。本発明は上記課題を解
決し、性能の安定を図った角速度センサ駆動回路の提供
を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による角速度センサ駆動回路は、モニタ用圧電
素子の表面電極に生ずる電荷を入力とする第1の増幅器
と、この第1の増幅器の出力電圧を入力とする反転増幅
器と、この反転増幅器の出力電圧を入力とし前記駆動用
圧電素子の駆動電圧を出力すると共に音叉振動を一定に
保つように増幅度を変化させることの可能な第2の増幅
器と、この角速度センサの第1と第2の検知用圧電素子
の表面電極に生ずる電荷を入力としこの電荷量に比例し
た電圧を出力する第3の増幅器と、この第3の増幅器の
出力電圧を音叉振動のタイミングによって位相検波する
位相検波器と、この位相検波器の出力信号を平滑する平
滑回路と、この平滑回路の出力電圧を直流増幅する直流
増幅器と、前記第1の増幅器の出力端子もしくは前記反
転増幅器の出力端子のいずれかと前記第3の増幅器の入
力端子との間に抵抗素子もしくは容量素子を接続した構
成としたものである。
に本発明による角速度センサ駆動回路は、モニタ用圧電
素子の表面電極に生ずる電荷を入力とする第1の増幅器
と、この第1の増幅器の出力電圧を入力とする反転増幅
器と、この反転増幅器の出力電圧を入力とし前記駆動用
圧電素子の駆動電圧を出力すると共に音叉振動を一定に
保つように増幅度を変化させることの可能な第2の増幅
器と、この角速度センサの第1と第2の検知用圧電素子
の表面電極に生ずる電荷を入力としこの電荷量に比例し
た電圧を出力する第3の増幅器と、この第3の増幅器の
出力電圧を音叉振動のタイミングによって位相検波する
位相検波器と、この位相検波器の出力信号を平滑する平
滑回路と、この平滑回路の出力電圧を直流増幅する直流
増幅器と、前記第1の増幅器の出力端子もしくは前記反
転増幅器の出力端子のいずれかと前記第3の増幅器の入
力端子との間に抵抗素子もしくは容量素子を接続した構
成としたものである。
【作用】この構成によって第3の増幅器の入力信号に含
まれる音叉振動によるモレ信号成分を打ち消すことが可
能となり、これにより第3の増幅器の増幅度を上げるこ
とが可能となる。すなわち、音叉振動によるモレ信号成
分は音叉振動電圧を増幅している第1の増幅器の出力電
圧と同位相もしくは180°位相のズレた信号成分であ
る。このため、同位相の場合には、この信号を反転増幅
した信号をモレ信号の大小に応じて一定量加えてやれば
モレ信号を打ち消すことが可能であり、第1の増幅器の
出力電圧と180°位相のズレた信号成分であれば第1
の増幅器の出力電圧をモレ信号の大小に応じて一定量加
えてやればモレ信号を打ち消すことが可能となるもので
ある。
まれる音叉振動によるモレ信号成分を打ち消すことが可
能となり、これにより第3の増幅器の増幅度を上げるこ
とが可能となる。すなわち、音叉振動によるモレ信号成
分は音叉振動電圧を増幅している第1の増幅器の出力電
圧と同位相もしくは180°位相のズレた信号成分であ
る。このため、同位相の場合には、この信号を反転増幅
した信号をモレ信号の大小に応じて一定量加えてやれば
モレ信号を打ち消すことが可能であり、第1の増幅器の
出力電圧と180°位相のズレた信号成分であれば第1
の増幅器の出力電圧をモレ信号の大小に応じて一定量加
えてやればモレ信号を打ち消すことが可能となるもので
ある。
【実施例】以下、本発明による角速度センサ駆動回路の
一実施例を図面に基づいて説明する。まず音叉構造振動
型角速度センサについて図3〜図5を用いて説明する。 図3は本発明による角速度センサの構成を示す斜視図で
あり、主に4つの圧電素子からなる駆動素子101,モ
ニタ素子102,第1及び第2の検知素子103,10
4で構成され、駆動素子101と第1の検知素子103
とを接合部105で直交接合した第1の振動ユニット1
09と、モニタ素子102と第2の検知素子104とを
接合部106で直交接合した第2の振動ユニット110
とを連結板107で連結し、この連結板107を支持棒
108で一点支持した音叉構造に構成されている。なお
、上記4つの圧電素子101〜104はそれぞれ金属振
動体により構成された音叉に圧電体を接合して構成され
たものである。このように構成された角速度センサの駆
動素子101に正弦波電圧信号を与えると、逆圧電効果
により第1の振動ユニット109が振動を始め、音叉振
動により第2の振動ユニット110も振動を開始する。 従ってモニタ素子102の圧電効果によってモニタ素子
102表面に発生する電荷は駆動素子101へ印加して
いる正弦波電圧信号に比例する。このモニタ素子102
に発生する電荷を検出し、これが一定振幅になるように
駆動素子101へ印加する正弦波電圧信号をコントロー
ルすることにより安定した音叉振動を得ることができる
。この角速度センサ9が角速度に比例した出力を発生さ
せるメカニズムを図4及び図5を用いて説明する。 図4は上記図3に示した角速度センサ9を上からみた状
態を示すもので、速度υで振動している第1の検知素子
103に角速度ωの回転が加わると、第1の検知素子1
03には『コリオリの力』が生じる。この『コリオリの
力』は速度υに垂直で大きさは2mυωである。第1の
検知素子103は音叉振動をしているので、ある時点で
速度υで振動しているとすれば、第2の検知素子104
は速度−υで振動しており『コリオリの力』は−2mυ
ωである。よって第1,第2の検知素子103,104
は図5のように互いに『コリオリの力』が働く方向に変
形し、第1,第2の検知素子表面には圧電効果によって
電荷が生じる。ここでυは音叉振動によって生じる運動
であり、音叉振動が υ=a・sinωot a:音叉振動の
振幅ωo:音叉振動の周期 であるとすれば、『コリオリの力』は Fc=a・ω・sinωot となり、角速度ω及び音叉振幅aに比例しており、第1
,第2の検知素子103,104を面方向に変形させる
力となる。従って第1,第2の検知素子103,104
の表面電荷量Qは Q∝a・ω・sinωot となり音叉振幅aが一定にコントロールされているとす
れば、 Q∝ω・sinωot となり第1,第2の検知素子103,104に発生する
表面電荷量Qは角速度ωに比例した出力として得られ、
この信号をωotで同期検波すれば角速度ωに比例した
直流信号が得られる。なお、このセンサに角速度以外の
並進運動を与えても第1の検知素子103と第2の検知
素子104の2つの素子表面には同極性の電荷が生ずる
ため、直流信号に変換時、互いに打ち消しあって出力は
出ないようになっている。図1は本発明による角速度セ
ンサ駆動回路の一実施例を示すものであり、図1は本発
明の角速度センサ駆動回路の構成を示すブロック図であ
り、1は第1の増幅器、2は整流器、3は平滑回路、4
は第2の増幅器、5は第3の増幅器、6は位相検波器、
7は平滑回路、8は直流増幅器、9は音叉構造振動型角
速度センサ、10は反転増幅器、11は容量素子をそれ
ぞれ示すものである。また、図2(a),(b),(c
)は前記図1に示すブロック図における各部分の出力電
圧を示す出力波形図であり、(a)は第1の増幅器1の
出力電圧、(b)は反転増幅器10の出力電圧、(c)
の破線は第3の増幅器5に入力される角速度信号に比例
した振幅で音叉振動周期と同周期の電荷、実線は音叉振
動のモレ信号成分の電荷である。この音叉振動のモレ信
号成分は前記した通り角速度センサの組立上の角度ズレ
によって生じ、その振幅量はズレの大きさに比例し、位
相は角度ズレが90°に対し(+)側か(−)側かによ
って180°異なった位相となるものである。従って、
あらかじめ角速度センサ単品ごとにモレ信号成分の位相
と大きさを測定し、このモレ信号成分を打ち消すために
最適な容量素子もしくは抵抗素子11を選択し、モレ信
号成分の位相の極性により第1の増幅器1の出力端子も
しくは反転増幅器10の出力端子のいずれかを選択して
上記端子と第3の増幅器5の入力端子との間に容量素子
もしくは抵抗素子11を接続することにより前記図2(
c)に実線で示すモレ信号成分を減少させることができ
る。このように構成された角速度センサ駆動回路におい
て、仮に図2(c)に実線で示すモレ信号成分が破線で
示す第3の増幅器5に入力される角速度信号に比例した
振幅で音叉振動周期と同周期の電荷の信号に対し10倍
の大きさであったとすると、実線のモレ信号成分を打ち
消すことにより第3の増幅器5の増幅度を10倍に上げ
ることができ、従来と同感度の出力電圧を得るためには
直流増幅器8の増幅度は1/10でよいことになる。こ
の結果、位相検波器6のスイッチングスピードによる誤
差や直流増幅器8のオフセット変動による誤差が1/1
0に縮小され、またノイズ及びリップルも小さくなる。 なお、第3の増幅器5の増幅度を10倍にすることによ
り第3の増幅器5のオフセット変動も10倍の影響が生
じるが、位相検波器6を介した構成とすることによりこ
の影響は除去され、性能の安定化を図ることが可能にな
る。
一実施例を図面に基づいて説明する。まず音叉構造振動
型角速度センサについて図3〜図5を用いて説明する。 図3は本発明による角速度センサの構成を示す斜視図で
あり、主に4つの圧電素子からなる駆動素子101,モ
ニタ素子102,第1及び第2の検知素子103,10
4で構成され、駆動素子101と第1の検知素子103
とを接合部105で直交接合した第1の振動ユニット1
09と、モニタ素子102と第2の検知素子104とを
接合部106で直交接合した第2の振動ユニット110
とを連結板107で連結し、この連結板107を支持棒
108で一点支持した音叉構造に構成されている。なお
、上記4つの圧電素子101〜104はそれぞれ金属振
動体により構成された音叉に圧電体を接合して構成され
たものである。このように構成された角速度センサの駆
動素子101に正弦波電圧信号を与えると、逆圧電効果
により第1の振動ユニット109が振動を始め、音叉振
動により第2の振動ユニット110も振動を開始する。 従ってモニタ素子102の圧電効果によってモニタ素子
102表面に発生する電荷は駆動素子101へ印加して
いる正弦波電圧信号に比例する。このモニタ素子102
に発生する電荷を検出し、これが一定振幅になるように
駆動素子101へ印加する正弦波電圧信号をコントロー
ルすることにより安定した音叉振動を得ることができる
。この角速度センサ9が角速度に比例した出力を発生さ
せるメカニズムを図4及び図5を用いて説明する。 図4は上記図3に示した角速度センサ9を上からみた状
態を示すもので、速度υで振動している第1の検知素子
103に角速度ωの回転が加わると、第1の検知素子1
03には『コリオリの力』が生じる。この『コリオリの
力』は速度υに垂直で大きさは2mυωである。第1の
検知素子103は音叉振動をしているので、ある時点で
速度υで振動しているとすれば、第2の検知素子104
は速度−υで振動しており『コリオリの力』は−2mυ
ωである。よって第1,第2の検知素子103,104
は図5のように互いに『コリオリの力』が働く方向に変
形し、第1,第2の検知素子表面には圧電効果によって
電荷が生じる。ここでυは音叉振動によって生じる運動
であり、音叉振動が υ=a・sinωot a:音叉振動の
振幅ωo:音叉振動の周期 であるとすれば、『コリオリの力』は Fc=a・ω・sinωot となり、角速度ω及び音叉振幅aに比例しており、第1
,第2の検知素子103,104を面方向に変形させる
力となる。従って第1,第2の検知素子103,104
の表面電荷量Qは Q∝a・ω・sinωot となり音叉振幅aが一定にコントロールされているとす
れば、 Q∝ω・sinωot となり第1,第2の検知素子103,104に発生する
表面電荷量Qは角速度ωに比例した出力として得られ、
この信号をωotで同期検波すれば角速度ωに比例した
直流信号が得られる。なお、このセンサに角速度以外の
並進運動を与えても第1の検知素子103と第2の検知
素子104の2つの素子表面には同極性の電荷が生ずる
ため、直流信号に変換時、互いに打ち消しあって出力は
出ないようになっている。図1は本発明による角速度セ
ンサ駆動回路の一実施例を示すものであり、図1は本発
明の角速度センサ駆動回路の構成を示すブロック図であ
り、1は第1の増幅器、2は整流器、3は平滑回路、4
は第2の増幅器、5は第3の増幅器、6は位相検波器、
7は平滑回路、8は直流増幅器、9は音叉構造振動型角
速度センサ、10は反転増幅器、11は容量素子をそれ
ぞれ示すものである。また、図2(a),(b),(c
)は前記図1に示すブロック図における各部分の出力電
圧を示す出力波形図であり、(a)は第1の増幅器1の
出力電圧、(b)は反転増幅器10の出力電圧、(c)
の破線は第3の増幅器5に入力される角速度信号に比例
した振幅で音叉振動周期と同周期の電荷、実線は音叉振
動のモレ信号成分の電荷である。この音叉振動のモレ信
号成分は前記した通り角速度センサの組立上の角度ズレ
によって生じ、その振幅量はズレの大きさに比例し、位
相は角度ズレが90°に対し(+)側か(−)側かによ
って180°異なった位相となるものである。従って、
あらかじめ角速度センサ単品ごとにモレ信号成分の位相
と大きさを測定し、このモレ信号成分を打ち消すために
最適な容量素子もしくは抵抗素子11を選択し、モレ信
号成分の位相の極性により第1の増幅器1の出力端子も
しくは反転増幅器10の出力端子のいずれかを選択して
上記端子と第3の増幅器5の入力端子との間に容量素子
もしくは抵抗素子11を接続することにより前記図2(
c)に実線で示すモレ信号成分を減少させることができ
る。このように構成された角速度センサ駆動回路におい
て、仮に図2(c)に実線で示すモレ信号成分が破線で
示す第3の増幅器5に入力される角速度信号に比例した
振幅で音叉振動周期と同周期の電荷の信号に対し10倍
の大きさであったとすると、実線のモレ信号成分を打ち
消すことにより第3の増幅器5の増幅度を10倍に上げ
ることができ、従来と同感度の出力電圧を得るためには
直流増幅器8の増幅度は1/10でよいことになる。こ
の結果、位相検波器6のスイッチングスピードによる誤
差や直流増幅器8のオフセット変動による誤差が1/1
0に縮小され、またノイズ及びリップルも小さくなる。 なお、第3の増幅器5の増幅度を10倍にすることによ
り第3の増幅器5のオフセット変動も10倍の影響が生
じるが、位相検波器6を介した構成とすることによりこ
の影響は除去され、性能の安定化を図ることが可能にな
る。
【発明の効果】本発明による角速度センサ駆動回路は、
角速度がゼロの時に検知用圧電素子に発生し第3の増幅
器に入力する電荷を打ち消すことが可能となり、これに
より位相検波前の増幅段における増幅度を上げることが
可能となり、これにより出力信号に含まれる音叉振動周
波数のリップルの減少、位相検波器のスイッチングスピ
ードの変動による出力電圧のフラツキや温度ドリフトの
低下、直流増幅器のオフセット変動による出力電圧の温
度ドリフトの低下、出力電圧に含まれるノイズの減少な
どの効果を得ることが可能になるものである。
角速度がゼロの時に検知用圧電素子に発生し第3の増幅
器に入力する電荷を打ち消すことが可能となり、これに
より位相検波前の増幅段における増幅度を上げることが
可能となり、これにより出力信号に含まれる音叉振動周
波数のリップルの減少、位相検波器のスイッチングスピ
ードの変動による出力電圧のフラツキや温度ドリフトの
低下、直流増幅器のオフセット変動による出力電圧の温
度ドリフトの低下、出力電圧に含まれるノイズの減少な
どの効果を得ることが可能になるものである。
【図1】本発明の一実施例における角速度センサ駆動回
路の構成を示すブロック図
路の構成を示すブロック図
【図2】(a)同実施例における第1の増幅器の出力電
圧を示す出力波形図 (b)同実施例における反転増幅器の出力電圧を示す出
力波形図 (c)音叉振動のモレ信号成分の電荷を示す出力波形図
圧を示す出力波形図 (b)同実施例における反転増幅器の出力電圧を示す出
力波形図 (c)音叉振動のモレ信号成分の電荷を示す出力波形図
【図3】同実施例における角速度センサの構成を示す斜
視図
視図
【図4】同実施例における角速度センサの動作を説明す
る主要部平面図
る主要部平面図
【図5】同実施例における角速度センサの動作を説明す
る主要部斜視図
る主要部斜視図
【図6】従来の角速度センサ駆動回路の一例を示すブロ
ック図
ック図
1 第1の増幅器
2 整流器
3,7 平滑回路
4 第2の増幅器
5 第3の増幅器
6 位相検波器
8 直流増幅器
9 角速度センサ
10 反転増幅器
11 容量素子
101 駆動用圧電素子
102 モニタ用圧電素子
103 第1の検知用圧電素子
104 第2の検知用圧電素子
105,106 接合部
107 連結板
109 第1の振動ユニット
110 第2の振動ユニット
Claims (2)
- 【請求項1】駆動用圧電素子と第1の検知用圧電素子と
を互いに直交接合してなる第1の振動ユニット及びモニ
タ用圧電素子と第2の検知用圧電素子とを互いに直交接
合してなる第2の振動ユニットからなり、かつ前記第1
,第2の振動ユニットを検知軸に沿って互いに平行にな
るように前記駆動用圧電素子と前記モニタ用圧電素子の
自由端どうしを連結板で連結して音叉構造とした角速度
センサと、この角速度センサのモニタ用圧電素子の表面
電極に生ずる電荷を入力とする第1の増幅器と、この第
1の増幅器の出力電圧を整流する整流器と、この整流器
の出力電圧を平滑する平滑回路と、上記平滑回路の出力
電圧ならびに第1の増幅器の出力電圧を入力とする反転
増幅器と、この反転増幅器の出力電圧を入力とし前記駆
動用圧電素子の駆動用電圧を可変調整して出力する第2
の増幅器と、この角速度センサの第1と第2の検知用圧
電素子の表面電極に生ずる電荷を入力としこの電荷量に
比例した電圧を出力する第3の増幅器と、この第3の増
幅器の出力電圧を音叉振動のタイミングによって位相検
波する位相検波器と、この位相検波器の出力信号を平滑
する平滑回路と、この平滑回路の出力電圧を直流増幅す
る直流増幅器と、前記第1の増幅器の出力端子もしくは
反転増幅器の出力端子のいずれかと前記第3の増幅器の
入力端子との間に抵抗素子もしくは容量素子を接続して
構成された角速度センサ駆動回路。 - 【請求項2】角速度センサが金属振動体により構成され
た音叉に圧電体を接合して構成されたものである請求項
1記載の角速度センサ駆動回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3060034A JP2998248B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 角速度センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3060034A JP2998248B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 角速度センサ装置 |
Publications (2)
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JPH04295716A true JPH04295716A (ja) | 1992-10-20 |
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ID=13130387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3060034A Expired - Fee Related JP2998248B2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | 角速度センサ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6732586B2 (en) | 1995-05-30 | 2004-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
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-
1991
- 1991-03-25 JP JP3060034A patent/JP2998248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6912901B1 (en) | 1995-05-30 | 2005-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
US6959584B2 (en) | 1995-05-30 | 2005-11-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor |
JP2002267448A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサ |
WO2002073131A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Capteur de vitesse angulaire |
WO2005078388A1 (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 角速度センサ及びそれを用いた自動車 |
JP2005227214A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角速度センサ及びそれを用いた自動車 |
US7347093B2 (en) | 2004-02-16 | 2008-03-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Angular velocity sensor and automobile using the same |
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JP2998248B2 (ja) | 2000-01-11 |
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