JPH11237403A - 外力検知センサ及びそのオフセット電圧調整方法 - Google Patents

外力検知センサ及びそのオフセット電圧調整方法

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JPH11237403A
JPH11237403A JP3732298A JP3732298A JPH11237403A JP H11237403 A JPH11237403 A JP H11237403A JP 3732298 A JP3732298 A JP 3732298A JP 3732298 A JP3732298 A JP 3732298A JP H11237403 A JPH11237403 A JP H11237403A
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voltage
circuit
output voltage
external force
piezoelectric elements
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JP3732298A
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Yutaka Murai
豊 村井
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変抵抗器で作動出力電圧の振幅を最小にし
て、温度ドリフトを低減した外力検知センサおよびその
オフセット電圧調整方法を提供する。 【解決手段】振動体1の2つの検出用圧電素子5、6の
検出電圧を差動増幅回路9に入力して、その差動出力電
圧を同期検波回路11で同期検波し、その検波出力電圧
を平滑回路12で平滑し、直流増幅回路13で増幅する
外力検知センサ10において、差動増幅回路9の入力端
子間(2つの検出用圧電素子5、6間)に3端子型可変
抵抗器8が接続され、振動体1に外力が作用していない
ときに、3端子型可変抵抗器8の可変端子8aを摺動し
て、差動増幅回路9の差動出力電圧(誤差電圧)の振幅
を最小にする。また、オフセット電圧調整回路15によ
り、直流増幅回路13のオフセット電圧を所定のオフセ
ット電圧に設定して、最小化した誤差電圧に基づく電圧
のゼロ調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサ、角
速度センサなどの外力検知センサ及びそのオフセット電
圧調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外力検知センサとして、特開平8
−304446号公報に開示されている発明がある。図
8に、この従来の外力検知センサ30のブロック回路を
示す。同図において、31は振動体で、金属体31aの
両面に圧電素子32a、32bが導電性接着剤で接着さ
れている。この圧電素子32a、32bは、圧電セラミ
ック板32c、32dの両面にそれぞれ電極を設けた構
造をしている。そして、圧電素子32a、32bの圧電
セラミック板32c、32dは、矢印で示すように、そ
れぞれ外側電極から内側電極の方向に対向して分極され
ている。この振動体31は、圧電素子32a、32bの
分極方向が対抗していることにより、同相電圧を印加す
ると長さ方向に振動し、この振動により慣性が付与され
て、角速度、加速度などの外力を検知するセンサの機能
を果たす。
【0003】33は発振増幅回路で、その一方の端子が
振動体31の振動体31aに接続され、他方の端子が抵
抗R8、R9を介して圧電素子32a、32bの外側電
極にそれぞれ接続されている。また、圧電素子32a、
32bの外側電極は、差動増幅回路34の非反転入力端
子(+)と反転入力端子(−)にそれぞれ接続されてい
る。
【0004】また、差動増幅回路34の出力端子は、同
期検波回路35の入力端子に接続される。この同期検波
回路35は、差動増幅回路34の差動出力電圧に重畳す
る加速度、角速度などの外力に基づく信号を同期検波す
るものである。この同期検波は、参照同期信号として、
発振増幅回路33の駆動信号の位相を90゜推移させた
ものを用いて行われる。
【0005】さらに、同期検波回路35の出力端子は平
滑回路36の入力端子に接続される。この平滑回路36
は、同期検波回路35の検波出力を平滑するものであ
る。
【0006】そして、平滑回路36の出力端子は直流増
幅回路37の入力端子に接続される。
【0007】また、従来の外力検知センサとして、特開
平2−293620号公報に開示されている発明があ
る。図9に、この従来の振動ジャイロよりなる外力検知
センサ40のブロック回路を示す。
【0008】41はエリンバーなどからなる3角柱状の
金属体で、この金属体41の3つの側面には圧電素子4
2a、42b、42cが導電性接着剤でそれぞれ接着さ
れている。そして、圧電素子42a、42bは共に駆動
用と検出用とを兼ねている。また、圧電素子42cは自
励振駆動の帰還用となる。43は発振増幅回路で、その
出力端子が3端子型可変抵抗器44の可変端子44aに
接続され、入力端子が帰還用の圧電素子42cに接続さ
れる。そして、この3端子型可変抵抗器44の抵抗の一
方の固定端子aは、圧電素子42aと差動増幅回路45
の、例えば非反転入力端子に接続される。また、3端子
型可変抵抗器44の抵抗の他方の固定端子bは、圧電素
子42bと差動増幅回路45の、例えば反転入力端子に
接続される。
【0009】可変端子44aをして可変抵抗器44の抵
抗上を摺動して、固定端子aから可変端子44aの摺動
定点cまでの抵抗値をR1とし、固定端子bから可変端
子44aの摺動定点cまでの抵抗値をR2とする。ま
た、圧電素子42a、42bの容量、即ち、それらの圧
電セラミック板により形成される容量をそれぞれC1、
C2とする。そして、R1・C1=R2・C2とするこ
とにより、差動増幅回路45に入力される検出電圧の位
相と振幅を同相かつ同振幅とすることにより、静止時
(無回転時)における差動増幅回路45の出力をゼロボ
ルトにするものである。
【0010】従来の外力検知センサ40は、以上のよう
な構成よりなり、検出用の圧電素子42a、42bから
の検出電圧の差を検出するため、検出用の圧電素子42
a、42bに静電容量のばらつきがあったり、検出用の
圧電素子に共振周波数の違いがあったりして、それらの
検出用の圧電素子42a、42b間に電気的インピ−ダ
ンスの差が生じ、その結果、それらの検出用の圧電素子
42a、42bからの検出電圧に位相差が生じ、そのた
め回転角速度を正確に測定することができない場合の課
題を解決するために提案されたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の外力検知センサ30は、圧電素子32a、3
2bを含む振動体31の機械振動の態様について考察を
していない。即ち、圧電素子32a、32bは、それら
の材料特性ばらつき、即ち圧電係数、誘電率のばらつ
き、また振動体31の製造時ばらつき、即ち圧電セラミ
ック板の厚み又は面積などの形状ばらつき、導電性接着
剤の厚みのばらつき、接着位置のばらつき、機械的共振
周波数のばらつきなどによって、圧電素子32aを含む
機械共振系と圧電素子32bを含む機械共振系の振動条
件が相違することになる。したがって、検出作用を行う
ときの圧電素子32a、32bは、同位相かつ同振幅の
駆動信号を印加されても、それらの検出電圧は、位相と
振幅の異なったものとなる。この異なった位相と振幅の
検出電圧が差動増幅回路34に入力されるので、差動増
幅回路34の出力は、静止時(加速度ゼロ時、または無
回転時)においてゼロボルトとはならず、誤差電圧(オ
フセット電圧)が生じることになる。したがって、動作
時に正確な加速度、角速度などの外力を検知することが
できない。
【0012】また、図9に示す従来の外力検知センサ4
0は、可変端子44aを有する3端子型可変抵抗器44
を駆動兼検出用の圧電素子42aと圧電素子42bとの
間に接続して、差動増幅回路45の非反転入力端子と反
転入力端子の入力信号の位相および振幅を同位相および
同振幅に調整する。
【0013】しかしながら、この外力検知センサ40
は、それ相当の効果を上げることができるが、圧電素子
42a、42bは、圧電素子42a、42bそれ自体の
容量ばらつき、共振周波数ばらつき以外に、製造時ばら
つき、即ち圧電素子42a、42bの厚み又は面積など
の形状ばらつきがあり、また、圧電素子42a、42b
と振動体41との間には、導電性接着剤の厚みのばらつ
き、接着位置のばらつきななどがあり、これらによって
も上述同様に、圧電素子42aを含む機械共振系と圧電
素子42bを含む機械共振系の振動条件が相違する場合
が生じる。したがって、差動増幅回路45の出力は、静
止時(加速度ゼロ時、または無回転時)においてゼロと
はならず、誤差電圧(オフセット電圧)が生じることに
なる。したがって、動作時に正確な加速度または角速度
を検出することができない。
【0014】また、上記従来の外力検知センサ30、4
0において、外力に基づかないオフセット電圧は、経時
的に温度ドリフトによっても変動する。この温度ドリフ
トは、接着剤、電極、振動体などの熱膨張係数が異なる
ために、機械共振系の機械的等価回路のインピーダンス
が変わって生じるものである。
【0015】そこで、本発明は、可変抵抗器で差動出力
電圧の振幅を最小にして、温度ドリフトを低減した外力
検知センサ及びそのオフセット電圧調整方法を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の外力検
知センサの発明は、金属体に少なくとも2つの圧電素子
が設けられている振動体を備え、前記2つの圧電素子を
駆動兼検出用圧電素子として該圧電素子間に可変端子を
有する可変抵抗器が接続され、前記振動体、前記可変抵
抗器および発振増幅回路を含む自励発振回路が構成さ
れ、前記圧電素子から得られる検出電圧が差動増幅回路
から差動出力電圧として出力され、この差動出力電圧が
同期検波回路で同期検波され、この検波出力電圧が平滑
回路で平滑され、この平滑出力電圧が直流増幅回路で増
幅されてなる外力検知センサにおいて、前記可変抵抗器
の可変端子が、前記差動出力電圧の振幅を最小とする抵
抗値に設定され、前記直流増幅回路のオフセット電圧を
所定電圧に設定するオフセット電圧調整回路が設けられ
てなるものである。
【0017】この発明は、振動体を駆動して慣性状態に
おき、外力検知センサに外力が作用していないときに、
可変抵抗器の可変端子をして抵抗体上を摺動して、該可
変端子と各圧電素子間の抵抗値が、差動増幅回路の差動
出力電圧である誤差電圧の振幅を最小にするように、即
ち可及的にゼロボルトに近付けるように設定されてい
る。
【0018】なお、前述の差動出力電圧の振幅を最小に
すると言うことはつぎのことを意味する。即ち、2つの
圧電素子の検出電圧は、通常、振幅および位相とも同じ
ではない。それで、2つの圧電素子の検出電圧のレベル
を3端子型可変抵抗器の可変端子の摺動により同じにす
ることはできず、差動増幅回路の差動出力電圧もゼロボ
ルトにすることはできないので、差動出力電圧の振幅を
可及的に最小化する、即ち可及的にゼロボルトに近付け
ると言うことである。
【0019】このように、差動増幅回路の差動出力電圧
である誤差電圧の振幅が最小の値に調整されていること
により、温度ドリフトが低減する。即ち、この温度ドリ
フトは、2つの圧電素子を含む機械共振系の温度特性の
差に起因しており、2つの圧電素子からは温度変化によ
り振幅および位相が変動した検出電圧が出力される。こ
れらの検出電圧は、3端子型可変抵抗器の可変端子を摺
動しても等価にすることはできず、差動増幅回路からは
差動出力電圧である誤差電圧が同期検波回路に出力され
る。そこで、可変端子の摺動設定により差動出力電圧の
振幅が可及的に最小化されているので、温度ドリフトが
低減している。
【0020】また、この最小化された差動出力電圧(誤
差電圧)に基づく電圧、即ち、同期検波後の平滑出力電
圧は、オフセット電圧調整回路による直流増幅回路の直
流出力電圧のオフセット電圧調整において、シャーシア
ース電位に調整される。
【0021】請求項2に記載の外力検知センサの発明
は、金属体に少なくとも2つの圧電素子が設けられてい
る振動体を備え、前記2つの圧電素子を駆動兼検出用圧
電素子として該圧電素子間に可変端子を有する可変抵抗
器が接続され、前記金属体と前記可変端子とに接続され
た他励発振回路から前記圧電素子に印加された駆動信号
により前記振動体が励振され、前記圧電素子から得られ
る検出電圧が差動増幅回路から差動出力電圧として出力
され、この差動出力電圧が同期検波回路で同期検波さ
れ、この検波出力電圧が平滑回路で平滑され、この平滑
出力電圧が直流増幅回路で増幅されてなる外力検知セン
サにおいて、前記可変抵抗器の可変端子が、前記差動出
力電圧の振幅が最小となる抵抗値に設定され、前記直流
増幅回路のオフセット電圧を所定電圧に設定するオフセ
ット電圧調整回路が設けられてなるものである。
【0022】この発明は、振動体の固有振動周波数また
はその近傍の周波数で発振する他励発振回路から、駆動
兼検出用圧電素子に駆動信号を印加して、振動体を励振
して慣性状態におき、この圧電素子から加速度、角速度
などの外力を検知できるようにする。その他の作用は請
求項1に記載の発明の作用と同様である。
【0023】請求項3に記載の外力検知センサの発明
は、請求項1または請求項2に記載の外力検知センサに
おいて、前記オフセット電圧調整回路が、前記直流増幅
回路の基準電圧を設定して、前記直流増幅回路のオフセ
ット電圧を所定値に設定することを特徴とするものであ
る。
【0024】この発明において、前記オフセット電圧調
整回路は、前記直流増幅回路に入力される平滑回路の平
滑出力電圧と比較される基準電圧を作り、前記直流増幅
回路のオフセット電圧を所定電圧、例えば2.5Vに設
定する。その他の作用は請求項1または請求項2に記載
の発明の作用と同様である。
【0025】請求項4に記載の外力検知センサの発明
は、請求項1または請求項2に記載の外力検知センサに
おいて、前記オフセット電圧調整回路が、前記平滑回路
と前記直流増幅回路との間に接続されて、前記直流増幅
回路のオフセット電圧を所定値に設定することを特徴と
するものである。
【0026】この発明は、オフセット電圧調整回路にお
いて、平滑回路の平滑出力電圧に対し、前記オフセット
電圧調整回路の、例えばオペアンプの基準電圧を可変す
ることにより、後段の直流増幅回路の入力電圧を調整
し、その出力電圧を所定のオフセット電圧、例えば2.
5Vに設定する。その他の作用は請求項1または請求項
2に記載の発明の作用と同様である。
【0027】請求項5に記載の外力検知センサのオフセ
ット電圧調整方法の発明は、金属体に少なくとも2つの
圧電素子を形成して振動体を構成し、前記圧電素子の間
に可変端子を有する可変抵抗器を接続し、この可変端子
と前記金属体とを介して、自励発振回路または他励発振
回路の駆動信号を圧電素子に加えて前記振動体を励振
し、前記圧電素子から得られる検出電圧を差動増幅回路
から差動出力電圧として出力し、前記振動体に外力が作
用していないときに、前記可変抵抗器の可変端子を摺動
して前記差動出力電圧である誤差電圧の振幅を最小とな
し、この誤差電圧を同期検波回路で同期検波し、この検
波出力電圧を平滑回路で平滑し、この平滑出力電圧を直
流増幅回路で増幅し、オフセット電圧調整回路により前
記直流増幅回路のオフセット電圧を所定値に設定するこ
とを特徴とするものである。
【0028】この発明は、振動体を自励振駆動または他
励振駆動して加速度、角速度などの外力を検知できる慣
性振動状態におく。そして、外力検知センサに外力が作
用していないときに、可変抵抗器の可変端子を摺動し
て、2つの圧電素子の振幅差および位相差のある検出電
圧を出来る限り等価にして差動増幅回路に入力し、か
つ、差動増幅回路の差動出力電圧(誤差電圧)の振幅を
可及的に最小にする。これにより、外力検知センサのオ
フセット電圧に重畳する温度ドリフトを低減することが
できる。
【0029】また、オフセット電圧調整回路により直流
増幅回路のオフセット電圧を所定のオフセット電圧に調
整することにより、前記最小化された誤差電圧に基づく
電圧、即ち同期検波後の平滑出力電圧はシャーシアース
電位に対してゼロ調整される。
【0030】なお、温度ドリフトの低減については、請
求項1に記載の発明において説明したところと同様であ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、図1を参照して、本発明
の外力検知センサの第1実施例として加速度センサ10
について説明する。1は振動体で、エリンバーなどの恒
弾性金属材料からなる片持梁構造の金属体2に、長方形
状の帰還用圧電素子3、4と検出用圧電素子5、6を対
抗してそれぞれ接着したものである。この金属体2の一
端には負荷質量Mが形成され、他端はフレームに固定さ
れて、例えば、大地アースに対し2.5Vの電位を有す
るシャーシアースに接続されている。
【0032】これらの帰還用圧電素子3、4または検出
用圧電素子5、6は、図8に示すように、圧電セラミッ
ク板32c、32dの両面に電極を形成した構造をして
いる。
【0033】これらの帰還用圧電素子3、4および検出
用圧電素子5、6の圧電セラミック板は、矢印で示すよ
うに、外側電極から内側電極の方向(金属体2の方向)
に向かって対向するように分極されている。
【0034】7は主としてトランジスタ、インバータ、
オペアンプなどの反転増幅器よりなる発振増幅回路であ
る。この発振増幅回路7の入力端子は、抵抗R1、R2
を介して帰還用圧電素子3、4に接続され、その出力端
子は3端子型可変抵抗器8の可変端子8a、摺動抵抗R
3および固定端子d、eを介して検出用圧電素子5、6
に接続されている。
【0035】また、3端子型可変抵抗器8の固定端子
d、eは差動増幅回路9の反転入力端子(−)、非反転
入力端子(+)にそれぞれ接続されている。
【0036】これらの振動体1、発振増幅回路7および
3端子型可変抵抗器8は、自励発振回路21を構成す
る。この自励発振回路21の振動の態様について説明す
る。電源を投入すると、電源投入の際のショックあるい
はノイズにより、発振が立上がり、金属体2の固有の振
動周波数に落ち着いて発振を継続する。発振の定常状態
において、発振増幅回路7から発振電圧(駆動信号)が
可変端子8a、摺動抵抗R3および固定端子d、eを介
して圧電素子5、6に印加される。すると、圧電素子
5、6はそれぞれ対抗して厚み方向に分極されているの
で、同時に厚み振動をする。例えば、プラスの電圧によ
り圧電素子5、6の厚みが同時に厚くなったとき、圧電
素子5、6の長さは短くなり、それらが接着されている
金属体2の領域を特に長さ方向に縮小させる。このと
き、帰還用圧電素子3、4の接着されている金属体2の
領域は反対に長さ方向に伸長することになる。また、マ
イナスの電圧により圧電素子5、6の厚みがそれぞれ同
時に薄くなったとき、圧電素子5、6の長さは長くな
り、それらが接着されている金属体2の領域を長さ方向
に伸長させる。このとき、帰還用圧電素子3、4の接着
されている金属体2の領域は反対に長さ方向に縮小する
ことになる。
【0037】このように、圧電素子5、6の振動により
金属体2は長さ方向の伸縮振動を同時にする。伸縮する
金属体2の表面に接着されている帰還用圧電素子3、4
は金属体2の伸縮に応じて圧電効果により電圧を発生し
て、圧電素子5、6に印加される電圧と逆極性の電圧を
発振増幅回路7に帰還する。これにより、自励発振回路
21は発振のゲインと位相条件を満足して発振を継続す
ることになる。
【0038】なお、振動体1の振動姿態は長さ振動であ
るが、面積振動、屈曲振動など振動体1を慣性振動状態
におくものなら振動形態は問わない。
【0039】また、この自励発振回路21において、3
端子型可変抵抗器8の可変端子8aを例えば一方の固定
端子d側に摺動すると、固定端子dの電圧が相対的に上
がり、他方の固定端子eの電圧が相対的に下がる。この
可変端子8aを他方の固定端子e側に摺動すると、この
逆となる。このように、可変端子8aを抵抗R3が相対
的に2分割されるように摺動することにより、圧電素子
5、6および差動増幅回路9の各入力端子に入力される
駆動信号が均等になるように調整することができる。
【0040】しかしながら、圧電素子5、6を含む機械
共振条件等にバラツキがあり、また、圧電素子5、6の
逆圧電効果および圧電効果も異なる。したがって、圧電
素子5、6の圧電効果により、圧電素子5、6から出力
される振幅と位相の異なる電圧が前記駆動信号に重畳し
て差動増幅回路9に入力されて差動出力電圧の振幅が変
動する。したがって、本発明においては、外力が作用し
ていないときに、3端子型可変抵抗器8の可変端子8a
を摺動して圧電素子5、6の検出電圧の振幅および位相
を出来る限り均等にして差動増幅回路に入力し、その差
動出力電圧の振幅を最小化するものである。この差動出
力電圧の振幅を最小にすることにより、温度ドリフトを
低減することができる。
【0041】図1において、差動増幅回路9の差動出力
電圧は同期検波回路11に加えられる。一方、発振増幅
回路7から導出した駆動信号を波形整形回路11aで矩
形波状に整形し、駆動信号に対し位相が90゜推移した
参照同期信号となし、この参照同期信号を同期検波回路
に加える。
【0042】同期検波回路11においては、参照同期信
号を用いて加速度、角速度などの外力に基づく出力信号
を同期検波して取り出し、その検波出力電圧を積分回路
からなる平滑回路12に出力する。平滑回路12では検
波出力電圧を平滑して、この平滑出力電圧を直流増幅回
路13に出力する。直流増幅回路13にはオフセット電
圧調整回路15が付属している。加速度センサ10が5
Vの単電源方式の場合、例えば大地アースに対し2.5
Vをシャーシアース電位にして加速度センサ10を動作
させる。この2.5Vのオフセット電圧を、オフセット
電圧調整回路15により動作基準電圧として設定する。
このオフセット電圧調整において、最小化した差動出力
電圧の誤差電圧に基づく電圧、即ち同期検波後の平滑出
力電圧はシャーシアース電位を基準にしてゼロ調整が行
なわれる。
【0043】なお、図1に示す自励発振回路21は、圧
電素子3、4と圧電素子5、6とが分極方向を逆にし
て、圧電素子3、4と圧電素子5、6に同相の交流電圧
を印加する回路構成としてもよいし、また、図2に示す
ように、他励駆動回路23として構成してもよい。この
場合、圧電素子3、4は必ずしも必要ではなく、圧電素
子5、6を駆動兼検出用として動作させてもよい。他励
発振回路7cの駆動信号は、金属体2と可変端子8aを
介して圧電素子5、6に加えられ、振動体1bを、その
共振周波数、例えば160kHzの周波数またはその近
傍の周波数で強制的に駆動する。
【0044】つぎに、本実施例の加速度センサ10のオ
フセット電圧調整方法の実施例について図1を参照して
説明する。この加速度センサ10に電源を投入すると、
片持梁振動体1は略160kHzの周波数で自励振駆動
されて長さ方向に同時に伸縮振動をする。このように片
持梁振動体1を振動させて慣性状態におき、加速度など
の外力がゼロのときに、3端子型可変抵抗器8の可変端
子8aを摺動して、差動増幅回路9において、2つの検
出用圧電素子5、6の検出電圧の振幅差および位相差に
基づく差動出力電圧(誤差電圧)の振幅を最小にする。
ついで、オフセット電圧調整回路15により直流増幅回
路13の、例えば内蔵のオペアンプの基準電圧を変え、
直流増幅回路13の出力端子14に現れるオフセット電
圧(動作基準電圧)を所定電圧、例えばシャーシアース
電位の2.5Vに調整する。この調整により最小化した
差動出力電圧の誤差電圧に基づく電圧、即ち同期検波後
の平滑出力電圧のゼロ調整が行われる。
【0045】つぎに、本実施例の加速度センサ10の加
速度検知の動作について説明する。上記のように、差動
出力電圧の振幅が最小になるように設定され、かつ、直
流増幅回路の出力が所定の電圧、例えば2.5Vに設定
されている加速度センサ10を、例えば、圧電素子5の
形成されている面が自動車の進行方向になるように向け
て搭載する。ついで、電源を投入して、片持梁金属体2
(振動体1)を略160kHzの周波数で振駆動する。
このように振動体1が振動して慣性状態にあるときに、
自動車に前進方向の加速度が加わると、振動体1の先端
部は負荷質量Mのために、後方に変位して、検出用圧電
素子5、6には、それぞれ引っ張り応力と圧縮応力が発
生して、加速度に基づく逆極性の検出信号がそれぞれ発
生する。これらの逆極性の検出信号を差動増幅回路9で
差動増幅する。この差動増幅された差動出力信号は、同
期検波回路11に出力される。同期検波回路11におい
ては、差動出力信号を参照同期信号を用いて同期検波し
て、検波出力信号を平滑回路12に出力する。平滑回路
12においては、検波出力信号を平滑して直流増幅回路
13に平滑出力信号を出力する。直流増幅回路13では
この平滑出力信号を所定の増幅率で増幅して、オフセッ
ト電圧(動作基準電圧)例えば、2.5Vを基準にして
加速度に相当する電圧が加算して出力される。また、減
速また後進方向の加速度が加わると、減算して出力され
る。
【0046】つぎに、差動増幅回路9の差動出力電圧の
振幅を最小にすることについて、その作用および効果に
ついて以下に説明する。
【0047】図3に示すように、加速度センサ10に外
力が作用していないときに、2つの圧電素子5と6の検
出電圧が、同一振幅かつ同一位相であれば、可変抵抗器
8の可変端子8aを抵抗Rを2分割する位置に定めるこ
とで、差動増幅回路9の非反転入力端子(+)と反転入
力端子(−)に入力される検出電圧は等しくなり、差動
増幅回路9の差動出力電圧(誤差電圧)はゼロボルトと
なる。
【0048】しかし、実際には、検出用圧電素子5と6
を含むそれぞれの機械共振系の振動条件が相違するた
め、図4に示すように、2つの検出用圧電素子5と6の
検出電圧は、振幅および位相とも異なり、可変抵抗器8
の可変端子8aの摺動では、この検出電圧の差異を等価
にすることはできず、差動増幅回路9からは誤差電圧が
出力される。この誤差電圧に基づく電圧は、その振幅の
大小にかかわらず最終的にはオフセット電圧調整回路1
5による直流増幅回路13の所定のオフセット電圧調整
において動作基準電圧に調整されるので問題はないよう
に思われる。
【0049】しかしながら、本発明者が実験で確認した
ところによると、差動出力電圧の振幅が大きいと、これ
に重畳する温度ドリフト電圧も高くなるという現象があ
る。図5は差動増幅回路9の差動出力電圧9aの振幅が
大きい場合を示す。そのうち、同図Aは差動出力電圧9
aと参照同期信号11bとが90゜の位相差を有して同
期検波されている状態を示す。また、同図Bは、温度変
化により2つの圧電素子5、6の検出電圧に位相差が生
じて差動出力電圧9aの位相が変動し、差動出力電圧9
aと参照同期信号11bとの間に90゜からずれた偏角
θが生じ、面積s1(平滑回路12の平滑出力電圧の絶
対値)に相当する温度ドリフトが生じた場合を示す。
【0050】一方、図6は3端子型可変抵抗器8の可変
端子8aを摺動して、差動増幅回路9の差動出力電圧9
bの振幅を最小化した場合を示す。そのうち、同図Aは
差動出力電圧9bと参照同期信号11bとが90゜の位
相差を有して同期検波されている状態を示す。また、同
図Bは、温度変化により2つの圧電素子5、6の検出電
圧に位相差が生じて差動出力電圧9bの位相が変動し
て、差動出力電圧9bと参照同期信号11bとの間に9
0゜からずれた偏角θが生じ、面積s2(平滑回路12
の平滑出力電圧の絶対値)に相当する温度ドリフトが生
じた場合を示す。ここに、面積s2は面積s1よりも小
さい。このことは、差動出力電圧9bが差動出力電圧9
aよりも振幅が小さいことに起因している。したがっ
て、図5に示すように、大きな振幅の差動出力電圧9a
のまま検波するよりも、図6に示すように、小さな振幅
の差動出力電圧9bにして検波する方が、少くとも位相
成分による温度ドリフトを軽減することができる。
【0051】上記実施例においては、外力検知センサの
一実施例として加速度センサを示したが、本発明は角速
度センサおよびそのオフセット電圧調整方法にも適用で
きるものである。即ち、コリオリ力を利用して角速度を
求める角速度センサにおいては、2つの検出用圧電素子
を用いて、これらの出力の差動増幅を行って角速度を求
める。この角速度センサにおいても誤差出力電圧の最小
化を行うことによって、温度ドリフトを低減することが
できる。
【0052】なお、図1においては、オフセット電圧調
整回路15は、直流増幅回路13に従属する回路構成と
して示したが、図7に示すように、平滑回路12と直流
増幅回路13との間にオフセット電圧調整回路15aと
して設けてもよい。この場合、オフセット電圧調整回路
15aは、内蔵の基準電圧と平滑回路12の平滑出力と
を比較し、該基準電圧を可変してオフセット電圧調整回
路15aの出力を調整し、後段の直流増幅回路13のオ
フセット電圧を所定電圧、例えば2.5Vに設定する。
また、圧電素子3、4の分極方向を圧電素子5、6の分
極方向と逆にして、圧電素子3、4と圧電素子5、6と
に同極性の交流電圧を印加するようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載の外力検
知センサに係る発明は、外力が作用していないときに、
2つの圧電素子の検出電圧の振幅差および位相差が可変
抵抗器により調整されて差動増幅器に入力され、かつ、
その差動出力電圧の振幅が最小になるように設定されて
いるので、温度ドリフトに基づく誤差電圧、即ち虚偽の
加速度、角速度などの計測を低減することができる。ま
た、この発明は、最小化された差動出力電圧の誤差電圧
に基づく電圧、即ち同期検波後の平滑出力電圧が、オフ
セット電圧調整回路による直流増幅回路の所定のオフセ
ット電圧調整において、ゼロ調整すなわちシャーシアー
スと同電位に調整されているので、加速度、角速度など
の外力に基づく信号を正確に検出することができる。
【0054】請求項3および請求項4に記載の外力検知
センサに係る発明は、請求項1または請求項2に記載の
発明の効果に加えるに、オフセット電圧調整回路により
直流増幅回路のオフセット電圧(動作基準電圧)を、単
電源方式におけるシャーシアース電位、例えば2.5V
に設定して、シャーシアース電位を基準としたゼロ調整
を行うことができる。
【0055】請求項5に記載の外力検知センサのオフセ
ット電圧調整方法に係る発明は、外力検知センサに外力
が作用していないときに、差動増幅回路の差動出力電圧
の振幅を最小に調整するので、外力検知センサの温度ド
リフトに基づく誤差電圧を低減することができる。ま
た、この発明は、外力検知センサのオフセット電圧を所
定電圧に調整することにより、最小化された差動出力電
圧の誤差電圧に基づく電圧、即ち同期検波後の平滑出力
電圧が、オフセット電圧調整回路による直流増幅回路の
オフセット電圧調整において、動作基準電圧に調整され
るので、加速度、角速度などの外力に基づく信号を正確
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の加速度センサおよびその
オフセット電圧調整方法を示すブロック回路図
【図2】 他励駆動回路の電気的等価回路図
【図3】 加速度センサの2つの検出用圧電素子の検出
電圧が同相かつ同振幅である場合に、これらの差動出力
電圧である誤差電圧の波形を示す図
【図4】 同じく、加速度センサの2つの検出用圧電素
子の検出電圧の位相が異なる場合に、これらの差動出力
電圧である誤差電圧の波形を示す図
【図5】 大きな振幅を有する差動出力電圧の参照同期
信号による同期検波の態様を示すもので、同図Aは差動
出力電圧と参照同期信号とが90゜の位相差を有して同
期検波されている模式図、同図Bは温度ドリフトにより
差動出力電圧と参照同期信号との間に偏角θ(θ≠90
゜)が生じて同期検波されている模式図
【図6】 小さな振幅を有する差動出力電圧の参照同期
信号による同期検波の態様を示すもので、同図Aは差動
出力電圧と参照同期信号とが90゜の位相差を有して同
期検波されている模式図、同図Bは温度ドリフトにより
差動出力電圧と参照同期信号との間に偏角θ(θ≠90
゜)が生じて同期検波されている模式図
【図7】 本発明の他の実施例の加速度センサおよびそ
のオフセット電圧調整方法を示すブロック回路図
【図8】 従来の外力検知センサのブロック回路図
【図9】 他の従来の外力検知センサのブロック回路図
【符号の説明】
1 振動体 2 片持梁金属体 3、4 駆動用圧電素子 5、6 検出用圧電素子 7 発振増幅回路 7c 他励発振回路 8、17、18 3端子型可変抵抗器 8a 可変端子 d、e 固定端子 9 差動増幅回路 10、20 加速度センサ 11 同期検波回路 11a 波形整形回路 12 平滑回路 13 直流増幅回路 14 出力端子 15、15a オフセット電圧調整回路 21 自励発振回路 23 他励駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属体に少なくとも2つの圧電素子が設
    けられている振動体を備え、前記2つの圧電素子を駆動
    兼検出用圧電素子として該圧電素子間に可変端子を有す
    る可変抵抗器が接続され、前記振動体、前記可変抵抗器
    および発振増幅回路を含む自励発振回路が構成され、前
    記圧電素子から得られる検出電圧が差動増幅回路から差
    動出力電圧として出力され、この差動出力電圧が同期検
    波回路で同期検波され、この検波出力電圧が平滑回路で
    平滑され、この平滑出力電圧が直流増幅回路で増幅され
    てなる外力検知センサにおいて、 前記可変抵抗器の可変端子が、前記差動出力電圧の振幅
    を最小とする抵抗値に設定され、前記直流増幅回路のオ
    フセット電圧を所定電圧に設定するオフセット電圧調整
    回路が設けられてなる外力検知センサ。
  2. 【請求項2】 金属体に少なくとも2つの圧電素子が設
    けられている振動体を備え、前記2つの圧電素子を駆動
    兼検出用圧電素子として該圧電素子間に可変端子を有す
    る可変抵抗器が接続され、前記金属体と前記可変端子と
    に接続された他励発振回路から前記圧電素子に印加され
    た駆動信号により前記振動体が励振され、前記圧電素子
    から得られる検出電圧が差動増幅回路から差動出力電圧
    として出力され、この差動出力電圧が同期検波回路で同
    期検波され、この検波出力電圧が平滑回路で平滑され、
    この平滑出力電圧が直流増幅回路で増幅されてなる外力
    検知センサにおいて、 前記可変抵抗器の可変端子が、前記差動出力電圧の振幅
    が最小となる抵抗値に設定され、前記直流増幅回路のオ
    フセット電圧を所定電圧に設定するオフセット電圧調整
    回路が設けられてなる外力検知センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の外力検
    知センサにおいて、前記オフセット電圧調整回路は、前
    記直流増幅回路の基準電圧を設定して、前記直流増幅回
    路のオフセット電圧を所定値に設定することを特徴とす
    る外力検知センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の外力検
    知センサにおいて、前記オフセット電圧調整回路は、前
    記平滑回路と前記直流増幅回路との間に接続されて、前
    記直流増幅回路のオフセット電圧を所定値に設定するこ
    とを特徴とする外力検知センサ。
  5. 【請求項5】 金属体に少なくとも2つの圧電素子を形
    成して振動体を構成し、前記圧電素子の間に可変端子を
    有する可変抵抗器を接続し、この可変端子と前記金属体
    とを介して、自励発振回路または他励発振回路の駆動信
    号を前記圧電素子に加えて前記振動体を励振し、前記圧
    電素子から得られる検出電圧を差動増幅回路から差動出
    力電圧として出力し、前記振動体に外力が作用していな
    いときに、前記可変抵抗器の可変端子を摺動して前記差
    動出力電圧である誤差電圧の振幅を最小となし、この誤
    差電圧を同期検波回路で同期検波し、この検波出力電圧
    を平滑回路で平滑し、この平滑出力電圧を直流増幅回路
    で増幅し、オフセット電圧調整回路により前記直流増幅
    回路のオフセット電圧を所定値に設定することを特徴と
    する外力検知センサのオフセット電圧調整方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058268A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Corp センサ
JP2014163870A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Seiko Epson Corp 力検出装置、ロボット、電子部品搬送装置、電子部品検査装置、部品加工装置および移動体
US20170261337A1 (en) * 2014-12-05 2017-09-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. Sensor module
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