JP2010223705A - 物理量検出装置及び物理量検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で0点電圧の調整が可能な物理量検出装置及び物理量検出システムを提供すること。
【解決手段】角速度(所定の物理量の一例)を検出する角速度検出装置1(物理量検出装置の一例)であって、角速度を検出し、角速度に応じた出力電圧信号を出力するセンサー部50と、出力電圧信号の0点電圧を調整して出力する0点電圧調整部60と、を含み、0点電圧調整部60は、所与の期間におけるセンサー部50の出力電圧信号の電圧を保持する電圧保持部200と、電圧保持部200が保持する電圧と基準電圧との差電圧を出力する差電圧出力部210と、差電圧に基づいて出力電圧信号のオフセット電圧をキャンセルするオフセット電圧キャンセル部220とを含む。
【選択図】図7
【解決手段】角速度(所定の物理量の一例)を検出する角速度検出装置1(物理量検出装置の一例)であって、角速度を検出し、角速度に応じた出力電圧信号を出力するセンサー部50と、出力電圧信号の0点電圧を調整して出力する0点電圧調整部60と、を含み、0点電圧調整部60は、所与の期間におけるセンサー部50の出力電圧信号の電圧を保持する電圧保持部200と、電圧保持部200が保持する電圧と基準電圧との差電圧を出力する差電圧出力部210と、差電圧に基づいて出力電圧信号のオフセット電圧をキャンセルするオフセット電圧キャンセル部220とを含む。
【選択図】図7
Description
本発明は、0点電圧調整機能を有する物理量検出装置及び物理量検出システム等に関する。
従来、様々な物理量を検出する物理量検出装置が知られている。例えば、物理量として角速度を検出する角速度センサーが知られており、角速度センサーにより検出された角速度に基づいてマイクロコンピューター等の制御装置が所定の制御を行う様々なシステムや電子機器が広く利用されている。例えば、カーナビゲーションシステムでは角速度センサーにより検出された角速度に基づいて現在位置が特定され、デジタルカメラでは角速度センサーにより検出された角速度に基づいて手ぶれ補正が行われる。
角速度が0の時のセンサーの出力電圧は「0点電圧」と呼ばれ、角速度センサーは、0点電圧を基準電圧として角速度に応じた電圧の検出信号を出力する。したがって、0点電圧が基準電圧と一致していなければ、制御装置は検出信号に基づいて正確な角速度を計算することができない。そのため、角速度センサーには、検出信号のオフセット電圧をキャンセルして0点電圧を基準電圧と一致させるように調整する回路が組み込まれている。このオフセット電圧はセンサー内部の温度により異なり、また、製造ばらつきによりセンサー毎にオフセット電圧が異なるため、出荷前の検査工程において、センサー毎に例えば25℃における0点電圧が基準電圧と一致するように調整し、角速度センサーに内蔵された不揮発性メモリーに調整値が書き込まれる。さらに、センサー内部の温度変化によるオフセット電圧の変動分をキャンセルするために、不揮発性メモリーに各温度に対する調整値を書き込んでおき、温度センサーの出力値に応じて調整値を変更する角速度センサーも存在する。そして、従来の角速度センサーでは、出荷後は電源を立ち上げる毎に不揮発性メモリーに書き込まれた調整値が読み出されて検出信号の0点電圧が自動的に調整される。
しかし、従来のセンサーは、0点電圧の調整値が不揮発性メモリーに記憶されているため、センサーの出荷後、簡単に調整値を変更することができない。そのため、例えば、センサーの経年変化によるオフセット電圧の変動分がキャンセルされず、0点電圧が基準電圧からずれて検出精度が劣化するという問題がある。また、従来のセンサーは、不揮発性メモリーが必要であるためその分だけチップサイズが大きくなる。前記の通り、温度変化によるオフセット電圧の変動分をキャンセルするためには、不揮発性メモリーに多数の調整値を書き込んでおく必要があり、チップサイズがさらに大きくなる。逆に、記憶させる調整値の数を減らして不揮発性メモリーのサイズを小さくすると、温度変化によるオフセット電圧の変動分が精度良くキャンセルされず、検出精度が低くなってしまう。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、簡易な構成で0点電圧の調整が可能な物理量検出装置及び物理量検出システムを提供することができる。
(1)本発明に係る物理量検出装置は、
所定の物理量を検出する物理量検出装置であって、
前記物理量を検出し、前記物理量に応じた出力電圧信号を出力するセンサー部と、
前記出力電圧信号の0点電圧を調整して出力する0点電圧調整部と、を含み、
前記0点電圧調整部は、
所与の期間における前記センサー部の出力電圧信号の電圧を保持する電圧保持部と、
前記電圧保持部が保持する電圧と基準電圧との差電圧を出力する差電圧出力部と、
前記差電圧に基づいて前記出力電圧信号のオフセット電圧をキャンセルするオフセット電圧キャンセル部とを含むことを特徴とする。
所定の物理量を検出する物理量検出装置であって、
前記物理量を検出し、前記物理量に応じた出力電圧信号を出力するセンサー部と、
前記出力電圧信号の0点電圧を調整して出力する0点電圧調整部と、を含み、
前記0点電圧調整部は、
所与の期間における前記センサー部の出力電圧信号の電圧を保持する電圧保持部と、
前記電圧保持部が保持する電圧と基準電圧との差電圧を出力する差電圧出力部と、
前記差電圧に基づいて前記出力電圧信号のオフセット電圧をキャンセルするオフセット電圧キャンセル部とを含むことを特徴とする。
所定の物理量は、例えば、角速度、加速度、地磁気、圧力等である。
0点電圧は、所定の大きさ(0の場合が多い)の物理量が物理量検出装置に加わった時に物理量検出装置から出力される電圧である。
所与の期間は、例えば、物理量検出装置の起動時からの所定時間であったり、物理量検出装置の起動時から所定の条件(例えば、センサー部が所定の物理量を適切に検出できるものと判定できること)を満たすまでの時間であったり、物理量検出装置の外部から入力されるタイミング信号から所定時間であったりしてもよい。
オフセット電圧キャンセル部は、例えば、差電圧を「電圧保持部が保持する電圧−基準電圧」とした場合には、出力電圧信号から差電圧を減算することによりオフセット電圧をキャンセルしてもよい。また例えば、差電圧を「基準電圧−電圧保持部が保持する電圧」とした場合には、出力電圧信号に差電圧を加算することによりオフセット電圧をキャンセルしてもよい。
本発明によれば、所与の期間における出力電圧信号の電圧と基準電圧とを基に、簡易な構成で0点電圧の調整ができる物理量検出装置を実現できる。
(2)この物理量検出装置は、
前記電圧保持部は、
前記所与の期間においてON状態となるスイッチ素子と、
前記スイッチ素子がON状態の期間に前記出力電圧信号の電圧に基づいて充電され、当該電圧を保持する容量素子を含んでもよい。
前記電圧保持部は、
前記所与の期間においてON状態となるスイッチ素子と、
前記スイッチ素子がON状態の期間に前記出力電圧信号の電圧に基づいて充電され、当該電圧を保持する容量素子を含んでもよい。
本発明によれば、電圧保持部を簡易な構成で実現できる。したがって、より簡易な構成で0点電圧の調整ができる物理量検出装置を実現できる。
(3)この物理量検出装置は、
前記電圧保持部は、前記所与の期間を決定するタイミング信号を受け付けてもよい。
前記電圧保持部は、前記所与の期間を決定するタイミング信号を受け付けてもよい。
本発明によれば、タイミング信号に基づいて所与の期間を任意に設定することができる。
(4)この物理量検出装置は、
前記センサー部は、振動子を含み、
前記振動子の発振状態を検出する発振検出部を含み、
前記発振検出部は、前記発振状態に基づいて前記タイミング信号を出力してもよい。
前記センサー部は、振動子を含み、
前記振動子の発振状態を検出する発振検出部を含み、
前記発振検出部は、前記発振状態に基づいて前記タイミング信号を出力してもよい。
本発明によれば、振動子の発振状態に基づいて所与の期間を決定することができる。これにより、例えば、所与の期間を、物理量検出装置の起動時から振動子が定常発振状態になるまでの期間とすることができる。
(5)この物理量検出装置は、
前記タイミング信号を外部より入力する1つの外部入力端子を有してもよい。
前記タイミング信号を外部より入力する1つの外部入力端子を有してもよい。
本発明によれば、物理量検出装置の外部からのタイミング信号に基づいて、任意のタイミングで0点電圧調整が可能になる。
(6)本発明に係る物理量検出システムは、
これらのいずれかの物理量検出装置と、
前記タイミング信号を生成し、前記物理量検出装置に供給する制御装置と、を含むことを特徴とする。
これらのいずれかの物理量検出装置と、
前記タイミング信号を生成し、前記物理量検出装置に供給する制御装置と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、制御装置からのタイミング信号に基づいて、任意のタイミングで0点電圧調整が可能になる物理量検出システムを簡易な構成で実現できる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、物理量として角速度を検出する物理量検出装置(角速度検出装置)及び物理量検出システム(角速度検出システム)を例にとり説明するが、本発明は、角速度、加速度、地磁気、圧力等の様々な物理量のいずれかを検出することができる装置及びシステムに適用可能である。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の角速度検出装置1の構成について説明するための図である。
図1は、第1実施形態の角速度検出装置1の構成について説明するための図である。
本実施形態の角速度検出装置1は、振動子100と角速度検出用IC10を含む。まず、振動子100及び角速度検出用IC10について順に説明する。
[振動子]
振動子100は、角速度を検出し、検出した角速度の大きさに応じた信号を出力する。
振動子100は、角速度を検出し、検出した角速度の大きさに応じた信号を出力する。
図2は、振動子100の平面図である。図2におけるX軸、Y軸、Z軸は水晶の軸を示す。
図2に示すように、振動子100は、水晶などの圧電材料の薄板から形成され、2つの駆動用基部104a、104bからそれぞれ駆動振動腕101a、101b(広義には、駆動用振動片)が水晶のY軸方向に延出している。駆動振動腕101aの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極112及び113が形成されており、駆動振動腕101bの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極113及び112が形成されている。図1に示すように、駆動電極112、113は、それぞれ、角速度検出用IC10の外部出力端子11、外部入力端子12を介して駆動回路20に接続される。
駆動用基部104a、104bは、それぞれ水晶のX軸方向に延びる連結腕105a、105bを介して検出用基部107に接続されている。検出振動腕102(広義には、検出振動片)は、検出用基部107から水晶のY軸方向に延出されている。検出振動腕102の上面には検出電極114及び115が形成されており、検出振動腕102の側面には共通電極116が形成されている。図1に示すように、検出電極114、115は、それぞれ、角速度検出用IC10の外部入力端子13、14を介して検出回路30に接続される。また、共通電極116は接地される。
駆動振動腕101a、101bの駆動電極112と駆動電極113との間に交流電圧/交流電流からなる駆動信号が与えられると、図3に示すように、駆動振動腕101a、101bは圧電効果によって矢印Bのように屈曲振動する。
ここで、振動子100が水晶のZ軸を回転軸とした回転運動をすると、駆動振動腕101a、101bは、矢印Bの屈曲振動の方向と水晶のZ軸の両方に垂直な方向にコリオリの力を得る。その結果、図4に示すように、連結腕105a、105bは矢印Cで示すような振動をする。そして、検出振動腕102は、連結腕105a、105bの振動(矢印C)に連動して矢印Dのように屈曲振動をする。
そして、これらの屈曲振動に基づいて発生する逆圧電効果によって、検出振動腕102の検出電極114、115と共通電極116との間には、それぞれ逆方向の交流電圧/交流電流が発生する。以上のようにして、振動子100は、水晶のZ軸を検出軸としてコリオリの力に基づく角速度成分を検出し、検出電極114、115を介して検出信号を出力する。
なお、図2の構成では、振動子100のバランスを良くするために、検出用基部107を中央に配置し、検出用基部107から+Y軸と−Y軸の両方向に検出振動腕102を延出させている。さらに、検出用基部107から+X軸と−X軸の両方向に連結腕105a、105bを延出させ、連結腕105a、105bのそれぞれから、+Y軸と−Y軸の両方向に駆動振動腕101a、101bを延出させている。
また、駆動振動腕101a、101bの先端を幅広の幅広部103にし、さらに、錘を付けることでコリオリの力を大きくしている。また、錘効果によって、所望の共振周波数を、短い振動腕で得ることができる。同様の理由で、検出振動腕102の先端を幅広の幅広部106にし、さらに、錘を付けている。
なお、振動子100は、上述のWT型の構成に限らず、例えば、駆動振動腕と検出振動腕とを兼ねる構成であってもよく、また、駆動振動腕や検出振動腕に圧電膜を形成した構成であってもよい。
[角速度検出用IC]
図1に示すように、角速度検出用IC10は、駆動回路20、検出回路30、0点電圧調整回路60を含んで構成されている。
図1に示すように、角速度検出用IC10は、駆動回路20、検出回路30、0点電圧調整回路60を含んで構成されている。
駆動回路20は、I/V変換回路(電流電圧変換回路)21、AC増幅回路22、振幅調整回路23、2値化回路24を含んで構成されている。
振動子100が振動すると、圧電効果に基づく交流電流が駆動電極113から出力され、I/V変換回路21に入力される。I/V変換回路21は、入力された交流電流を振動子100の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号に変換して出力する。
I/V変換回路21から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路22に入力される。AC増幅回路22は、入力された交流電圧信号を増幅して出力する。
AC増幅回路22から出力された交流電圧信号は振幅調整回路23に入力される。振幅調整回路23は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を振動子100の駆動電極112に出力する。この駆動電極112に入力される交流電圧信号(駆動信号)により振動子100が振動する。
AC増幅回路22が増幅した交流電圧信号は2値化回路24にも入力され、交流電圧信号の振幅中心を基準電圧Vrefとして交流電圧信号と比較し、比較結果に応じて基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルと基準電圧Vrefよりも低い電圧レベルを切り替えて方形波電圧信号を生成し、検出回路30の同期検波回路35に出力する。
検出回路30は、チャージアンプ回路31、32、差動増幅回路33、AC増幅回路34、同期検波回路35、平滑回路36、可変増幅回路37、フィルター回路38を含んで構成されている。
チャージアンプ回路31、32には、振動子100により検出された互いに逆位相の検出信号(交流電流)が外部入力端子13、14を介して入力される。そして、チャージアンプ回路31、32は、入力された検出信号(交流電流)を、基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号に変換する。
差動増幅回路33はチャージアンプ回路31の出力信号とチャージアンプ回路32の出力信号を差動増幅する。差動増幅回路33の出力信号は、さらにAC増幅回路34で増幅される。
同期検波回路35は、2値化回路24が出力する参照信号54を基に、AC増幅回路34の出力信号を同期検波することにより角速度成分を抽出する。同期検波回路35は、例えば、方形波電圧信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも高い時はAC増幅回路34の出力信号をそのまま出力し、方形波電圧信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも低い時はAC増幅回路34の出力信号を基準電圧Vrefに対して反転して出力するスイッチ回路として構成することができる。
同期検波回路35で抽出された角速度成分の信号は、平滑回路36で直流電圧信号に平滑化され、可変増幅回路37に入力される。
可変増幅回路37は、平滑回路36の出力信号(直流電圧信号)を、設定された増幅率(又は減衰率)で増幅(又は減衰)して角速度感度を変化させる。可変増幅回路37で増幅(又は減衰)された信号は、フィルター回路38に入力される。
フィルター回路38は、可変増幅回路37の出力信号から高周波のノイズ成分を除去し(正確には所定レベル以下に減衰させ)、角速度の方向及び大きさに応じた極性及び電圧レベルの出力電圧信号64を生成する。
発振検出回路40(本発明における発振検出部に対応)は、振動子100及び駆動回路20における発振状態をモニターし、発振状態に基づいてタイミング信号42を生成する。例えば、発振検出回路40は、AC増幅回路22の出力信号が入力され、AC増幅回路22の出力信号の振幅や周波数に基づいて、振動子100及び駆動回路20が定常発振状態であればハイレベル、そうでなければローレベルとなるタイミング信号42を生成する。
0点電圧調整回路60は、本発明における0点電圧調整部として機能し、検出回路30の出力電圧信号64が入力され、検出信号62の0点電圧を調整する。検出信号62は、外部出力端子16から外部へ出力される。
なお、本発明におけるセンサー部50は、本実施形態においては、振動子100、駆動回路20及び検出回路30を含んで構成され、角速度に応じた出力電圧信号64を出力する。
図5は、角速度検出装置1が静止している時の図1のA点〜I点における信号波形の一例を示す図である。図5において横軸は時間、縦軸は電圧を表す。
振幅調整回路23の出力(A点)には基準電圧Vrefを中心とする交流電圧信号(駆動信号)が発生し、この駆動信号が振動子100の駆動電極112に供給されて振動子100が振動し、AC増幅回路22の出力(B点)には振動子100の駆動電極113からフィードバックされた信号が増幅された交流電圧信号が発生し、2値化回路24の出力(C点)には駆動信号と同じ周波数の参照信号54が発生する。
振動子100は静止しているので、検出電極114、115にはコリオリ力に基づく交流電流は発生しないが、駆動信号の漏れ成分による交流電流が発生する。
振動子100の検出電極114に発生した交流電流はチャージアンプ回路31により交流電圧信号に変換され、チャージアンプ回路31の出力(D点)には2値化回路24の出力信号(C点の信号)と同じ周波数の正弦波電圧信号が発生する。この正弦波電圧信号の位相は2値化回路24の出力信号(C点の信号)に対して位相が90°ずれている。
振動子100の検出電極115に発生する交流電流は検出電極114に発生する交流電流に対して逆位相であるので、チャージアンプ回路32の出力(E点)にはチャージアンプ回路31の出力信号(D点の信号)に対して逆位相の正弦波電圧信号が発生する。
チャージアンプ回路31の出力信号(D点の信号)及びチャージアンプ回路32の出力信号(E点の信号)は差動増幅され、AC増幅回路34の出力(F点)には、チャージアンプ回路31の出力(D点)に発生する正弦波電圧信号と同位相の正弦波電圧信号が発生する。
AC増幅回路34の出力信号(F点の信号)は、同期検波回路35により2値化回路24の出力信号(C点の信号)に基づいて同期検波され、同期検波回路35の出力(G点)には、AC増幅回路34の出力信号(F点の信号)が全波整流された信号が発生する。
同期検波回路35の出力(G点)は平滑回路36により平滑化され、さらに、可変増幅回路37、フィルター回路38により処理される。角速度検出装置1が静止しているので、理想的にはフィルター回路38の出力電圧信号(H点)として基準電圧Vrefの直流電圧信号が発生すべきだが、実際には、各回路のオフセット等の影響により、基準電圧Vrefに対してオフセット電圧分だけ高い(又は低い)出力電圧信号が発生する。
0点電圧調整回路60によりこのオフセット電圧がキャンセルされ、0点電圧調整回路60の出力(I点)には基準電圧Vrefの検出信号62が発生する。すなわち、0点電圧調整回路60により、検出信号62の0点電圧が基準電圧Vrefに調整される。
一方、図6は、角速度検出装置1に角速度が加わっている時の図1のA点〜I点における信号波形の一例を示す図である。図6において横軸は時間、縦軸は電圧を表す。
A点、B点、C点の信号波形は、図5と同じであるので、その説明を省略する。
振動子100にZ軸を中心とする角速度が加わると、振動子100の検出電極114、115にはコリオリ力に基づく交流電流が発生する。
振動子100の検出電極114に発生した交流電流はチャージアンプ回路31により交流電圧信号に変換され、チャージアンプ回路31の出力(D点)には2値化回路24の出力信号(C点の信号)と同じ位相の正弦波電圧信号が発生する。そして、チャージアンプ回路32の出力(E点)にはチャージアンプ回路31の出力信号(D点の信号)に対して逆位相の正弦波電圧信号が発生する。
チャージアンプ回路31の出力信号(D点の信号)及びチャージアンプ回路32の出力信号(E点の信号)は差動増幅され、AC増幅回路34の出力(F点)には、チャージアンプ回路31の出力(D点)に発生する正弦波電圧信号と同位相の正弦波電圧信号が発生する。
AC増幅回路34の出力信号(F点の信号)は、同期検波回路35により2値化回路24の出力信号(C点の信号)に基づいて同期検波され、同期検波回路35の出力(G点)には、AC増幅回路34の出力信号(F点の信号)が全波整流された信号が発生する。なお、振動子100の検出電極114、115には、駆動信号の漏れ成分による交流電流も発生するが、図示を省略している。
同期検波回路35の出力信号(G点の信号)は平滑回路36により平滑化され、さらに、可変増幅回路37、フィルター回路38により処理される。その結果、フィルター回路38の出力(H点)にも基準電圧Vrefよりも高い電圧の信号が発生する。
前述の通り、フィルター回路38の出力電圧信号64(H点の信号)はオフセット電圧分の誤差を含むが、0点電圧調整回路60によりオフセット電圧がキャンセルされ、0点電圧調整回路60の出力(I点)には角速度に応じた電圧の検出信号62が発生する。
なお、角速度検出装置1に図6と逆方向の角速度が加わった場合には、チャージアンプ回路31の出力信号(D点の信号)及びチャージアンプ回路32の出力信号(E点の信号)がともに180°反転した波形になる。そのため、検出信号62は基準電圧Vrefよりも低い電圧の信号になる。
このようにして角速度検出装置1は角速度を検出することができる。そして、検出信号62は、その電圧レベルがコリオリの力の大きさ(角速度の大きさ)に比例し、その極性が回転方向により決まるので、例えばマイクロコンピューター等により、検出信号62に基づいて角速度検出装置1に加えられた角速度を計算することができる。
[0点電圧調整回路の構成]
図7(A)及び図7(B)は、0点電圧調整回路60の構成の一例を示す図である。
図7(A)及び図7(B)は、0点電圧調整回路60の構成の一例を示す図である。
本実施形態における0点電圧調整回路60は、電圧保持部200を含む。電圧保持部200は、所与の期間におけるセンサー部50の出力電圧信号64の電圧を保持する。本実施形態において、電圧保持部200は、スイッチ素子202と容量素子204を含んで構成されている。スイッチ素子202は、所与の期間においてON状態となり、他の期間においてOFF状態となる。容量素子204は、スイッチ素子202がON状態の期間に出力電圧信号64の電圧に基づいて充電され、当該電圧を保持する。
なお、本実施形態においては、所与の期間を、角速度検出装置1の起動時から、振動子100及び駆動回路20が定常発振状態になるまでの期間とした場合について説明する。
本実施形態における0点電圧調整回路60は、差電圧出力部210を含む。差電圧出力部210は、電圧保持部200が保持する電圧と基準電圧Vrefとの差電圧を出力する。本実施形態においては、差電圧出力部210は、差電圧として「電圧保持部200が保持する電圧−基準電圧Vref」を出力する。
本実施形態における0点電圧調整回路60は、減算部220(本発明におけるオフセット電圧キャンセル部に対応)を含む。減算部220は、出力電圧信号64から、差電圧出力部210が出力する差電圧を減算して検出信号62として出力する。
本実施形態における0点電圧調整回路60は、スイッチ素子230を含んでもよい。スイッチ素子230は、減算部220の反転入力端子側の接続先を、差電圧出力部210の出力端子と接地電位との間で切り換える。
電圧保持部200のスイッチ素子202は、所与の期間を決定するタイミング信号42を受け付けてもよい。本実施形態においては、電圧保持部200のスイッチ素子202の制御端子でタイミング信号42を受け付ける。スイッチ素子202は、タイミング信号42がローレベルの場合にはON状態に、ハイレベルの場合にはOFF状態に切り換わるように構成されている。
また、スイッチ素子230は、所与の期間を決定するタイミング信号42を受け付けてもよい。本実施形態においては、スイッチ素子230の制御端子でタイミング信号42を受け付ける。スイッチ素子230は、タイミング信号42がローレベルの場合には、減算部220の反転入力端子側の接続先を接地電位に、タイミング信号42がハイレベルの場合には、減算部220の反転入力端子側の接続先を差電圧出力部210の出力端子に切り換える。
図7(A)にはタイミング信号42がローレベルの場合における0点電圧調整回路60の回路状態、図7(B)にはタイミング信号42がハイレベルの場合における0点電圧調整回路60の回路状態を示している。
[0点電圧調整回路の動作例]
図8は、図7(A)及び図7(B)に示す0点電圧調整回路60のJ点〜N点における信号波形の一例を示す図である。図8において横軸は時間、縦軸は電圧を表す。また、角速度検出装置1は静止しているものとする。
図8は、図7(A)及び図7(B)に示す0点電圧調整回路60のJ点〜N点における信号波形の一例を示す図である。図8において横軸は時間、縦軸は電圧を表す。また、角速度検出装置1は静止しているものとする。
時刻t0から時刻t1までの期間(本発明における所与の期間に対応、以下「第1期間」と記載)では、タイミング信号42(J点の信号)はローレベル、時刻t1以降の期間(以下「第2期間」と記載)ではハイレベルである。
角速度検出装置1が静止しているので、理想的には出力電圧信号64(K点の信号)として基準電圧Vrefの直流電圧信号が発生すべきだが、実際には、各回路のオフセット等の影響により、基準電圧Vrefに対してオフセット電圧Ve分だけ高い(又は低い)出力電圧信号が発生する。図8に示す例では、基準電圧Vrefに対してオフセット電圧Ve分だけ高い出力電圧信号64(電圧Vref+Ve)が、0点電圧調整の基準となる出力電圧信号として0点電圧調整回路60に入力されている。
第1期間では、スイッチ素子202はON状態であるので、容量素子204には出力電圧信号64(電圧Vref+Ve)に基づいて充電される(L点の信号)。
第2期間では、スイッチ素子202はOFF状態であるので、容量素子204は、第1期間に充電された電圧(電圧Vref+Ve)を保持する(L点の信号)。また、差電圧出力部210は、電圧保持部200の容量素子204が保持する電圧(電圧Vref+Ve)と基準電圧Vrefとの差電圧(電圧Ve)を出力する(M点の信号)。減算部220は、出力信号電圧64(電圧Vref+Ve)から差電圧(電圧Ve)を減算して検出信号62(電圧Vref)を出力する(N点の信号)。
これにより、角速度検出装置1が静止している場合の検出信号62が基準電圧Vrefに調整される。すなわち、検出信号62の0点電圧が基準電圧Vrefに調整される。
このように、本実施形態の角速度検出装置1によれば、複雑な演算等も必要なく、簡易な構成で0点電圧の調整ができる。また、経年変化によるオフセット電圧の変動分や温度変化によるオフセット電圧の変動分も含めて0点電圧の調整ができる。
2.第2実施形態
図9は、第2実施形態の角速度検出装置2及び角速度検出検出システム4の構成について説明するための図である。なお、図1〜図8を用いて説明した角速度検出装置1と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9は、第2実施形態の角速度検出装置2及び角速度検出検出システム4の構成について説明するための図である。なお、図1〜図8を用いて説明した角速度検出装置1と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る角速度検出システム4は、角速度検出装置2とマイクロコンピューター8(本発明における制御装置に対応)を含む。角速度検出装置2は、センサー部50と0点電圧調整回路60を含む。本実施形態において、0点電圧調整回路60は、図7を用いて説明した回路構成である。
マイクロコンピューター8は、タイミング信号72を生成し、外部入力端子15を介して角速度検出装置2の0点電圧調整回路60に供給する。例えば、マイクロコンピューター8がユーザー操作に基づく操作信号を受け付け、操作信号に基づいてタイミング信号42を供給してもよい。また例えば、角速度検出装置2が静止していることが分かっているタイミング(例えば、カーナビゲーションシステムの主制御部から得られる情報に基づいて角速度検出装置2が静止していることが判定できたタイミング)でタイミング信号42を供給してもよい。
タイミング信号72は、例えば、0点電圧調整回路60に0点電圧調整における基準となる出力電圧信号64の入力を開始させるタイミングから所定時間経過までの期間(本発明における所与の期間に対応)においてハイレベル、他の期間においてローレベルである信号であってもよい。この場合、スイッチ素子202は、タイミング信号72がハイレベルの期間にON状態、ローレベルの期間にOFF状態に切り換わるように構成する。また、スイッチ素子220は、タイミング信号72がハイレベルの期間に接地電位に、ローレベルの期間に差電圧出力部210の出力端子側に切り換わるように構成する。
なお、本実施形態では、タイミング信号72が供給される信号線にはプルダウン抵抗70が付加されており、タイミング信号72に基づく0点調整を全く行わない場合は、外部入力端子15をオープンにしておいてもよい。
また、角速度検出装置2の外部出力端子16から検出信号62が出力され、ローパスフィルター6によりノイズ成分が除去され、増幅回路4を介してマイクロコンピューター8に内蔵されたA/D変換回路に入力されてもよい。マイクロコンピューター8は、増幅回路4から入力された信号に基づいて検出結果を解析し、解析結果に応じた種々の制御を行ってもよい。
このように構成した角速度検出装置2及び角速度検出システム4においては、マイクロコンピューター8から供給されるタイミング信号72に基づいて、任意のタイミングで0点電圧調整が可能になる。
3.第3実施形態
図10は、第3実施形態の角速度検出装置3及び角速度検出システム5の構成について説明するための図である。なお、図1〜図9を用いて説明した角速度検出装置1、角速度検出装置2及び角速度検出システム4と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10は、第3実施形態の角速度検出装置3及び角速度検出システム5の構成について説明するための図である。なお、図1〜図9を用いて説明した角速度検出装置1、角速度検出装置2及び角速度検出システム4と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の角速度検出装置3及び角速度検出システム5は、発振検出回路40(本発明における発振検出部に対応)が出力するタイミング信号42とマイクロコンピューター8(本発明における制御装置に対応)から供給されるタイミング信号72の両方に基づいて所与の期間を決定する。
本実施形態の角速度検出装置3は、AND回路74を含む。AND回路74は、タイミング信号42とタイミング信号72の反転信号との論理積をタイミング信号76として0点電圧調整回路60に出力する。
上述のように、発振検出回路40が出力するタイミング信号42は所与の期間にローレベルとなり、マイクロコンピューター8から供給されるタイミング信号72は所与の期間にハイレベルとなる。したがって、本実施形態ではタイミング信号72の方を反転して用いているが、タイミング信号42の方を反転して用いてもよい。
本実施形態では、図7に示す0点電圧調整回路60のスイッチ素子202は、タイミング信号76がローレベルの期間にON状態、ハイレベルの期間にOFF状態に切り換わるように構成する。また、スイッチ素子220は、タイミング信号76がローレベルの期間に接地電位に、ハイレベルの期間に差電圧出力部210の出力端子側に切り換わるように構成する。
このように構成した角速度検出装置3及び角速度検出システム5においては、発振検出回路40が出力するタイミング信号42とマイクロコンピューター8から供給されるタイミング信号72の両方に基づいて0点電圧調整が可能になる。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、図1、図9、図10では、0点電圧調整回路60は、フィルター回路38の後段に接続されているが、これに限らず、0点における出力電圧がフラットになる他の箇所に接続されていてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1,2,3 角速度検出装置、4,5 角速度検出システム、6 ローパスフィルター、7 増幅回路、8 マイクロコンピューター、10 角速度検出用IC、11 外部出力端子、12〜15 外部入力端子、16 外部出力端子、20 駆動回路、21 I/V変換回路(電流電圧変換回路)、22 AC増幅回路、23 振幅調整回路、24 2値化回路、30 検出回路、31 チャージアンプ回路、32 チャージアンプ回路、33 差動増幅回路、34 AC増幅回路、35 同期検波回路、36 平滑回路、37 可変増幅器、38 フィルター回路、40 発振検出回路、42 タイミング信号、50 センサー部、54 参照信号、60 0点電圧調整回路、62 検出信号、64 出力電圧信号、70 プルダウン抵抗、72 タイミング信号、74 AND回路、76 タイミング信号、100振動子、 101a 駆動振動腕、101b 駆動振動腕、102 検出振動腕、103 幅広部、104a 駆動用基部、104b 駆動用基部、105a 連結腕、105b 連結腕、106 幅広部、107 検出用基部、112 駆動電極、113 駆動電極、114 検出電極、115 検出電極、116 共通電極、200 電圧保持部、202 スイッチ素子、204 容量素子、210 差電圧出力部、220 減算部、230 スイッチ素子
Claims (6)
- 所定の物理量を検出する物理量検出装置であって、
前記物理量を検出し、前記物理量に応じた出力電圧信号を出力するセンサー部と、
前記出力電圧信号の0点電圧を調整して出力する0点電圧調整部と、を含み、
前記0点電圧調整部は、
所与の期間における前記センサー部の出力電圧信号の電圧を保持する電圧保持部と、
前記電圧保持部が保持する電圧と基準電圧との差電圧を出力する差電圧出力部と、
前記差電圧に基づいて前記出力電圧信号のオフセット電圧をキャンセルするオフセット電圧キャンセル部とを含むことを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項1に記載の物理量検出装置において、
前記電圧保持部は、
前記所与の期間においてON状態となるスイッチ素子と、
前記スイッチ素子がON状態の期間に前記出力電圧信号の電圧に基づいて充電され、当該電圧を保持する容量素子を含むことを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項1及び2のいずれかに記載の物理量検出装置において、
前記電圧保持部は、前記所与の期間を決定するタイミング信号を受け付けることを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項3に記載の物理量検出装置において、
前記センサー部は、振動子を含み、
前記振動子の発振状態を検出する発振検出部を含み、
前記発振検出部は、前記発振状態に基づいて前記タイミング信号を出力することを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項3に記載の物理量検出装置において、
前記タイミング信号を外部より入力する1つの外部入力端子を有することを特徴とする物理量検出装置。 - 請求項5に記載の物理量検出装置と、
前記タイミング信号を生成し、前記物理量検出装置に供給する制御装置と、を含むことを特徴とする物理量検出システム。
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JP2009070227A JP2010223705A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | 物理量検出装置及び物理量検出システム |
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KR101354782B1 (ko) | 2012-05-25 | 2014-01-22 | 삼성전기주식회사 | 자이로 센서 신호 탐지 장치 및 그 방법 |
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2009
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