JP5533525B2 - 角速度検出装置及び電子機器 - Google Patents

角速度検出装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5533525B2
JP5533525B2 JP2010224595A JP2010224595A JP5533525B2 JP 5533525 B2 JP5533525 B2 JP 5533525B2 JP 2010224595 A JP2010224595 A JP 2010224595A JP 2010224595 A JP2010224595 A JP 2010224595A JP 5533525 B2 JP5533525 B2 JP 5533525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
signal
voltage
power supply
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010224595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012078235A (ja
Inventor
良直 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010224595A priority Critical patent/JP5533525B2/ja
Publication of JP2012078235A publication Critical patent/JP2012078235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5533525B2 publication Critical patent/JP5533525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Description

本発明は、角速度検出装置及び電子機器に関する。
カーナビゲーション装置やPND(Personal Navigation Device)のように、ジャイロセンサーを搭載し、検出した角速度に基づいて所定の制御を行う様々な電子機器やシステムが広く利用されている。
これらの電子機器やシステムでは、ジャイロセンサーが誤動作をすると誤ったデータが出力され、これに起因して誤った制御が行われてしまうため、ジャイロセンサーが誤動作する可能性がある状況になるとジャイロセンサーの出力データをマスクする処理が行われる。例えば、リセットICでジャイロセンサーに供給する電源電圧を監視し、電源電圧が低下した場合にはアプリケーションプログラムにおいてジャイロセンサが出力する角速度データを一時的にマスクして使用しない処理が組み込まれる。
特開2005−233638号公報
しかしながら、従来の手法では、アプリケーションプログラムに角速度データのマスク処理を実装する必要があり、そのためにシステム開発の工数が増えるとともにコーディングミスによりシステムが誤動作するリスクも生じていた。さらに、電源電圧の低下を監視するためのリセットICが必要になるためその分だけコストが増加することになっていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、電源電圧の低下に起因する誤ったデータの出力を防止する角速度検出装置及び電子機器を提供することができる。
(1)本発明は、角速度に応じた信号を発生させるセンサー素子と、前記センサー素子が発生させる信号に基づいて角速度信号を生成する角速度信号生成部と、電源電圧を監視し、当該電源電圧が第1の閾値よりも高いか低いかを判定する電源監視部と、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも高い時は前記角速度信号を第1の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い時は前記角速度信号の電圧範囲外にある第1の電圧の信号を前記第1の端子から出力させる出力部と、を含む、角速度検出装置である。
本発明によれば、第1の閾値を電源電圧の許容範囲よりも低い電圧値に設定することで、電源電圧が第1の閾値よりも低下して誤った角速度信号が生成されたとしても、第1の端子からは角速度信号の電圧範囲外にある第1の電圧の信号が出力される。すなわち、電源電圧の低下に起因する誤ったデータの出力を防止することができるとともに、第1の端子の電圧を監視することで電源電圧が第1の閾値よりも低下したことを外部から認識することができる。従って、本発明によれば、当該角速度検出装置を含むシステム全体としての誤動作を防止することができる。
(2)この角速度検出装置において、前記第1の閾値は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定されるようにしてもよい。
このようにすれば、当該角速度検出装置を含むシステム全体としての仕様に応じて第1の閾値を適切な値に設定することができる。
(3)この角速度検出装置において、前記第1の電圧は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定されるようにしてもよい。
このようにすれば、当該角速度検出装置を含むシステム全体としての仕様に応じて第1の電圧を適切な値に設定することができる。
(4)この角速度検出装置において、前記出力部は、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも高い時は前記角速度信号の基準電圧信号を第2の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い時は前記基準電圧信号と異なる第2の電圧の信号を前記第2の端子から出力させるようにしてもよい。
第2の電圧は、第1の電圧と同じ電圧であってもよいし、異なる電圧であってもよい。
このようにすれば、電源電圧が第1の閾値よりも高い時は第1の端子から角速度信号が出力されるとともに第2の端子から基準電圧信号が出力されるので、この2つの信号を差動演算することで基準電圧信号に重畳されるノイズ成分をキャンセルした角速度情報を得ることができる。一方、電源電圧が第1の閾値よりも低下すれば第1の端子から第1の電圧の信号が出力されるとともに第2の端子から第2の電圧の信号が出力されるので、第1の端子と第2の端子の少なくとも一方を監視することで電源電圧の低下を外部から判断することができる。
(5)この角速度検出装置において、前記電源監視部は、当該電源電圧が前記第1の閾値と異なる第2の閾値よりも高いか低いかをさらに判定し、前記出力部は、前記電源電圧が前記第2の閾値よりも高い時は前記角速度信号の基準電圧信号を第2の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第2の閾値よりも低い時は前記基準電圧信号と異なる第2の電圧の信号を前記第2の端子から出力させるようにしてもよい。
第2の電圧は、第1の電圧と同じ電圧であってもよいし、異なる電圧であってもよい。
このようにすれば、電源電圧が第1の閾値と第2の閾値のいずれよりも高い時は第1の端子から角速度信号が出力されるとともに第2の端子から基準電圧信号が出力されるので、この2つの信号を差動演算することで基準電圧に重畳されるノイズ成分をキャンセルした角速度情報を得ることができる。また、電源電圧が第1の閾値よりも低下すれば第1の端子から第1の電圧の信号が出力されるので、第1の端子を監視することで電源電圧が第1の閾値よりも低下したことを外部から判断することができる。また、電源電圧が第2の閾値よりも低下すれば第2の端子から第2の電圧の信号が出力されるので、第2の端子を監視することで電源電圧が第2の閾値よりも低下したことを外部から判断することができる。すなわち、第1の端子の電圧と第2の端子の電圧を監視することで、電源電圧が第1の閾値と第2の閾値のいずれか一方又は両方よりも低下したことを外部から段階的に判断することができる。
(6)この角速度検出装置において、前記第2の閾値は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定されるようにしてもよい。
このようにすれば、当該角速度検出装置を含むシステム全体としての仕様に応じて第2の閾値を適切な値に設定することができる。
(7)この角速度検出装置において、前記第2の電圧は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定されるようにしてもよい。
このようにすれば、当該角速度検出装置を含むシステム全体としての仕様に応じて第2の電圧を適切な値に設定することができる。
(8)この角速度検出装置において、前記出力部は、第3の端子から入力される信号に基づいて、前記角速度信号に代えて前記角速度信号の基準電圧信号を前記第1の端子から出力させるようにしてもよい。
このようにすれば、温度の急激な変動や強い衝撃などの外的要因により誤った角速度データが出力され得る状況で、積極的に第3の端子から所定の信号を入力することで第1の端子から角速度信号の代わりに基準電圧信号を出力させることができる。従って、角速度データをマスクすべきタイミングで第1の端子から基準電圧信号を出力させることで、角速度データをマスクするプログラム処理を削減することができる。
(9)本発明は、上記のいずれかの角速度検出装置を含む、電子機器である。
第1実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図。 ジャイロセンサー素子の振動片の平面図。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図。 第1実施形態における出力電圧の一例を示す図。 第2実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図。 第2実施形態における出力電圧の一例を示す図。 第2実施形態の変形例の角速度検出装置の構成例を示す図。 第2実施形態の変形例における出力電圧の一例を示す図。 第3実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図。 第3実施形態における出力電圧の一例を示す図。 電子機器の機能ブロック図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.角速度検出装置
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図である。
第1実施形態の角速度検出装置1は、ジャイロセンサー素子100と角速度検出用IC10を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100(センサー素子の一例)は、駆動電極と検出電極が配置された振動片が不図示のパッケージに封止されて構成されている。一般的に、振動片のインピーダンスをできるだけ小さくして発振効率を高めるためにパッケージ内の気密性が確保されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、水晶(SiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)等の圧電単結晶やジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックスなどの圧電性材料を用いて構成してもよいし、シリコン半導体の表面の一部に、駆動電極に挟まれた酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を配置した構造であってもよい。
本実施形態では、ジャイロセンサー素子100は、T型の2つの駆動振動腕を有するいわゆるダブルT型の振動片により構成される。ただし、ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、音叉型であってもよいし、三角柱、四角柱、円柱状等の形状の音片型であってもよい。
図2は、本実施形態のジャイロセンサー素子100の振動片の平面図である。
本実施形態のジャイロセンサー素子100は、Zカットの水晶基板により形成されたダブルT型の振動片を有する。水晶を材料とする振動片は、温度変化に対する共振周波数の変動が極めて小さいので、角速度の検出精度を高めることができるという利点がある。なお、図2におけるX軸、Y軸、Z軸は水晶の軸を示す。
図2に示すように、ジャイロセンサー素子100の振動片は、2つの駆動用基部104a、104bからそれぞれ駆動振動腕101a、101bが+Y軸方向及び−Y軸方向に延出している。駆動振動腕101aの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極112及び113が形成されており、駆動振動腕101bの側面及び上面にはそれぞれ駆動電極113及び112が形成されている。駆動電極112、113は、それぞれ、図1に示した角速度検出用IC10の外部出力端子11、外部入力端子12を介して駆動回路20に接続される。
駆動用基部104a、104bは、それぞれ−X軸方向と+X軸方向に延びる連結腕105a、105bを介して矩形状の検出用基部107に接続されている。
検出振動腕102は、検出用基部107から+Y軸方向及び−Y軸方向に延出している。検出振動腕102の上面には検出電極114及び115が形成されており、検出振動腕102の側面には共通電極116が形成されている。検出電極114、115は、それぞれ、図1に示した角速度検出用IC10の外部入力端子13、14を介して検出回路30に接続される。また、共通電極116は接地される。
駆動振動腕101a、101bの駆動電極112と駆動電極113との間に駆動信号として交流電圧が与えられると、図3に示すように、駆動振動腕101a、101bは逆圧電効果によって矢印Bのように、2本の駆動振動腕101a、101bの先端が互いに接近と離間を繰り返す屈曲振動(励振振動)をする。
この状態で、ジャイロセンサー素子100の振動片にZ軸を回転軸とした角速度が加わると、駆動振動腕101a、101bは、矢印Bの屈曲振動の方向とZ軸の両方に垂直な方向にコリオリの力を得る。その結果、図4に示すように、連結腕105a、105bは矢印Cで示すような振動をする。そして、検出振動腕102は、連結腕105a、105bの振動(矢印C)に連動して矢印Dのように屈曲振動をする。このコリオリ力に伴う検出振動腕102の屈曲振動と駆動振動腕101a、101bの屈曲振動(励振振動)とは位相が90°ずれている。
ところで、駆動振動腕101a、101bが屈曲振動(励振振動)をするときの振動エネルギーの大きさ又は振動の振幅の大きさが2本の駆動振動腕101a、101bで等しければ、駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがとれており、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態では検出振動腕102は屈曲振動しない。ところが、2つの駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがくずれると、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態でも検出振動腕102に屈曲振動が発生する。この屈曲振動は漏れ振動と呼ばれ、コリオリ力に基づく振動と同様に矢印Dの屈曲振動であるが、駆動信号とは同位相である。
そして、圧電効果によってこれらの屈曲振動に基づいた交流電荷が、検出振動腕102の検出電極114、115に発生する。ここで、コリオリ力に基づいて発生する交流電荷は、コリオリ力の大きさ(言い換えれば、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさ)に応じて変化する。一方、漏れ振動に基づいて発生する交流電荷は、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさに関係せず一定である。
なお、駆動振動腕101a、101bの先端には、駆動振動腕101a、101bよりも幅の広い矩形状の錘部103が形成されている。駆動振動腕101a、101bの先端に錘部103を形成することにより、コリオリ力を大きくするとともに、所望の共振周波数を比較的短い振動腕で得ることができる。同様に、検出振動腕102の先端には、検出振動腕102よりも幅の広い錘部106が形成されている。検出振動腕102の先端に錘部106を形成することにより、検出電極114、115に発生する交流電荷を大きくすることができる。
以上のようにして、ジャイロセンサー素子100は、Z軸を検出軸としてコリオリ力に基づく交流電荷(角速度成分)と、励振振動の漏れ振動に基づく交流電荷(振動漏れ成分)とを検出電極114、115を介して出力する。
図1に戻り、角速度検出用IC10は、駆動回路20、検出回路30、基準電源回路40、メモリー50、電源監視回路60を含んで構成されている。
基準電源回路40は、電源入力端子15を介して供給される電源電圧から基準電圧Vrefを生成する。
駆動回路20は、I/V変換回路(電流電圧変換回路)210、コンパレーター220、AGC(Automatic Gain Control)回路230及び起動回路240を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片に流れた駆動電流は、I/V変換回路210によって基準電圧Vrefを基準とした交流電圧信号に変換される。
I/V変換回路210から出力された交流電圧信号は、コンパレーター220及びAGC回路230に入力される。コンパレーター220は、入力された交流電圧信号の電圧を基準電圧Vrefと比較して2値化信号(方形波電圧信号)を出力する。
AGC回路230は、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号の振幅に応じて、コンパレーター220が出力する2値化信号の振幅を変化させ、駆動電流が一定に保持されるように制御する。
コンパレーター220が出力する2値化信号は、外部出力端子11を介してジャイロセンサー素子100の振動片の駆動電極112に供給される。
このように、駆動回路20を介する発振ループにより、ジャイロセンサー素子100は図3に示すような所定の駆動振動を継続して励振している。また、駆動電流を一定に保つことにより、ジャイロセンサー素子100の駆動振動腕101a、101bは一定の振動速度を得ることができる。そのため、コリオリ力を発生させる元となる振動速度は一定となり、感度をより安定にすることができる。
なお、起動回路20は、電源の投入時などにジャイロセンサー素子100に屈曲振動を開始させるための発振源を含み、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号の振幅が所定の閾値を超えると発振ループから切り離される。
検出回路30は、チャージアンプ310,312、差動アンプ314、ハイパスフィルター316、アンプ318、同期検波器320、アンプ322、ローパスフィルター324、アンプ326、スイッチ回路328、アンプ330、スイッチ回路332を含んで構成されている。
チャージアンプ310には、外部入力端子13を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極114から角速度成分と振動漏れ成分を含む交流電荷が入力される。同様に、チャージアンプ312には、外部入力端子14を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極115から角速度成分と振動漏れ成分を含む交流電荷が入力される。このチャージアンプ310及び312は、それぞれ入力された交流電荷を交流電圧信号に変換する。チャージアンプ310の出力信号とチャージアンプ312の出力信号の位相は互いに逆位相である(180°ずれている)。
差動アンプ314は、チャージアンプ310の出力信号とチャージアンプ312の出力信号を差動増幅する。差動アンプ314により、同相成分はキャンセルされ、逆相成分は加算増幅される。
ハイパスフィルター316は、差動アンプ314の出力信号に含まれる直流成分をキャンセルする。
アンプ318は、ハイパスフィルター316の出力信号を増幅し、基準電圧Vrefを基準とする交流電圧信号を出力する。
同期検波器320は、アンプ318の出力信号をコンパレーター220が出力する2値化信号で同期検波する。同期検波器320は、例えば、2値化信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも高い時はアンプ318の出力信号をそのまま選択し、2値化信号の電圧レベルが基準電圧Vrefよりも低い時はアンプ318の出力信号を基準電圧Vrefに対して反転した信号を選択するスイッチ回路として構成することができる。
アンプ318の出力信号には角速度成分と振動漏れ成分が含まれているが、この角速度成分はコンパレーター220が出力する2値化信号と同位相であるのに対して、振動漏れ成分は逆位相である。そのため、同期検波器320により角速度成分は同期検波されるが、振動漏れ成分は検波されないようになっている。
アンプ322は同期検波器320の出力信号を増幅又は減衰させて所望の電圧レベルの信号を出力し、ローパスフィルター324はアンプ322の出力信号に含まれる高周波成分を除去するとともに仕様で決められる周波数範囲の信号を抽出する。
ローパスフィルター324の出力信号は、アンプ326で所望の電圧レベルの信号に増幅又は減衰される。このアンプ326の出力信号は、基準電圧Vrefを基準として角速度に応じた電圧レベルの信号、すなわち角速度信号である。
スイッチ回路328は、制御信号Sに応じて、アンプ326の出力信号(角速度信号)と接地電位VSS(第1の電圧の信号の一例)のいずれかを選択して外部出力端子16(第1の端子の一例)を介して外部に出力する。ただし、スイッチ回路328は、接地電位VSSに代えて他の固定電位を選択するようにしてもよい。本実施形態では、スイッチ回路328は、制御信号Sがハイ(H)レベルであればアンプ326の出力信号を選択し、制御信号Sがロー(L)レベルであれば接地電位VSSを選択する。
基準電圧Vrefはアンプ330(ボルテージフォロア)を介してスイッチ回路332に入力される。
スイッチ回路332は、制御信号Sに応じて、アンプ330の出力信号(基準電圧Vref)と接地電位VSS(第2の電圧の信号の一例)のいずれかを選択して外部出力端子17(第2の端子の一例)を介して外部に出力する。ただし、スイッチ回路332は、接地電位VSSに代えて他の固定電位を選択するようにしてもよい。本実施形態では、スイッチ回路332は、制御信号Sがハイ(H)レベルであればアンプ330の出力信号を選択し、制御信号Sがロー(L)レベルであれば接地電位VSSを選択する。
電源監視回路60は、電源入力端子15を介して供給される電源電圧を監視し、電源電圧が所定の閾値VDET(第1の閾値の一例)よりも高いか閾値VDET以下であるかを判定し、制御信号Sを生成する。本実施形態では、制御信号Sは、電源電圧が閾値VDETよりも高ければハイ(H)レベル、閾値VDET以下であればロー(L)レベルとなる。
本実施形態では、この閾値VDETは、メモリー50にあらかじめ設定されたデータTに応じて決定される。すなわち、メモリー50に記憶されるデータTの値を変更することでそれに応じたVDETに変更することができるようになっている。こうすることで、角速度検出装置1を含むシステム全体としての仕様に応じてVDETを適切な値に設定することができる。ただし、VDETを固定にするような構成も本発明の範囲に含まれる。
なお、スイッチ回路328を、制御信号Sに応じて同期検波器320の出力信号と接地電位VSSのいずれかを選択してアンプ322の入力信号とするスイッチ回路に置き換えてもよい。あるいは、スイッチ回路328を、制御信号Sに応じてアンプ322の出力信号と接地電位VSSのいずれかを選択してローパスフィルター324の入力信号とするスイッチ回路に置き換えてもよい。あるいは、スイッチ回路328を、制御信号Sに応じてローパスフィルター324の出力信号と接地電位VSSのいずれかを選択してアンプ326の入力信号とするスイッチ回路に置き換えてもよい。
このような構成により、例えば図5に示すように、電源電圧がVDETよりも高い時は外部出力端子16から角速度信号(基準電圧Vrefを基準とする電圧値Voの角速度信号)が出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。そして、外部出力端子16から出力される角速度信号と外部出力端子17から出力される基準電圧Vrefとの差動をとることで、基準電圧Vrefのノイズをキャンセルして精度の高い角速度の情報を得ることができる。
一方、電源電圧がVDET以下の時は外部出力端子16と外部出力端子17からともに角速度信号の電圧範囲外にある接地電位VSSが出力されるので、外部出力端子16と外部出力端子17の少なくとも一方を監視することで電源電圧がVDET以下に低下したことがわかるようになっている。つまり、本実施形態の角速度検出装置1には、リセットICの機能が組み込まれている。さらに、VDETを電源電圧の許容範囲よりも低い電圧値に設定することで、電源電圧がVDET以下に低下して誤った角速度信号が生成されたとしても、外部出力端子16からは接地電位VSSが出力されるので、電源電圧の低下に起因する誤ったデータの出力を防止することができる。これにより、角速度検出装置1を含むシステム全体としての誤動作を防止することができる。
本実施形態の角速度検出装置を組み込むことにより、低コストでシステムの高機能・高精度化を実現することができる。
1−2.第2実施形態
図6は、第2実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図である。図6において、図1と同じ構成には同じ符号を付している。第2実施形態の角速度検出装置1では、図1の構成に対して電源監視回路60の機能が異なる。
電源監視回路60は、電源入力端子15を介して供給される電源電圧を監視し、電源電圧が所定の閾値VDET1(第1の閾値の一例)よりも高いか閾値VDET1以下であるかを判定し、制御信号Sを生成する。本実施形態では、制御信号Sは、電源電圧が閾値VDET1よりも高ければハイ(H)レベル、閾値VDET1以下であればロー(L)レベルとなる。さらに、電源監視回路60は、電源入力端子15を介して供給される電源電圧が所定の閾値VDET2(第2の閾値の一例)よりも高いか閾値VDET2以下であるかを判定し、制御信号Sを生成する。制御信号Sは、例えば、電源電圧が閾値VDET2よりも高ければハイ(H)レベル、閾値VDET2以下であればロー(L)レベルとなる。
そして、スイッチ回路328は、図1で説明したのと同様に、制御信号Sに応じて、アンプ326の出力信号(角速度信号)と接地電位VSSのいずれかを選択して外部出力端子16を介して外部に出力する。
一方、スイッチ回路332は、制御信号Sに応じて、アンプ330の出力信号(基準電圧Vref)と接地電位VSSのいずれかを選択して外部出力端子17を介して外部に出力する。ただし、スイッチ回路332は、接地電位VSSに代えて他の固定電位を選択するようにしてもよい。本実施形態では、スイッチ回路332は、制御信号Sがハイ(H)レベルであればアンプ330の出力信号を選択し、制御信号Sがロー(L)レベルであれば接地電位VSSを選択する。
本実施形態では、この閾値VDET1とVDET2は、それぞれメモリー50にあらかじめ設定されたデータTとTに応じて決定される。すなわち、メモリー50に記憶されるデータTの値を変更することでそれに応じたVDET1に変更することができるとともに、データTの値を変更することでそれに応じたVDET2に変更することができるようになっている。こうすることで、角速度検出装置1を含むシステム全体としての仕様に応じてVDET1とVDET2をそれぞれ適切な値に設定することができる。ただし、VDET1及びVDET2の少なくとも一方を固定にするような構成も本発明の範囲に含まれる。
図6におけるその他の構成は図1と同様であるので、その説明を省略する。
このような構成により、例えば図7に示すように、電源電圧がVDET1よりも高い時は外部出力端子16から角速度信号(基準電圧Vrefを基準とする電圧値Voの角速度信号)が出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。そして、外部出力端子16から出力される角速度信号と外部出力端子17から出力される基準電圧Vrefとの差動をとることで、基準電圧Vrefのノイズをキャンセルして精度の高い角速度の情報を得ることができる。
一方、電源電圧がVDET2よりも高くVDET1以下の時は外部出力端子16から接地電位VSSが出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。また、電源電圧がVDET2以下の時は外部出力端子16と外部出力端子17からともに接地電位VSSが出力される。従って、外部出力端子16を監視することで電源電圧がVDET1以下に低下したことがわかり、外部出力端子17を監視することで電源電圧がVDET2以下に低下したことがわかるようになっている。つまり、本実施形態の角速度検出装置1は、リセットICの機能が組み込まれており、外部から電源の低下具合が2段階でわかるようになっている。さらに、VDET1を電源電圧の許容範囲よりも低い電圧値に設定することで、電源電圧がVDET1以下に低下して誤った角速度信号が生成されたとしても、外部出力端子16からは接地電位VSSが出力されるので、電源電圧の低下に起因する誤ったデータの出力を防止することができる。これにより、角速度検出装置1を含むシステム全体としての誤動作を防止することができる。
本実施形態の角速度検出装置を組み込むことにより、低コストでシステムの高機能・高精度化を実現することができる。
[変形例]
図8は、第2実施形態の変形例の角速度検出装置の構成を示す図である。図8において、図6と同じ構成には同じ符号を付している。第2実施形態の変形例の角速度検出装置1では、図6の構成に2つの電圧選択回路334と336が付加されている。
電圧選択回路334は、データDに応じた電圧Vを選択して出力する。また、電圧選択回路336は、データDに応じた電圧Vを選択して出力する。本変形例では、データDとDはメモリー50にあらかじめ設定されており、データDの値を変更することで電圧選択回路334の出力電圧Vを変更し、データDの値を変更することで電圧選択回路336の出力電圧Vを変更することができるようになっている。こうすることで、角速度検出装置1を含むシステム全体としての仕様に応じてVとVをそれぞれ適切な値に設定することができる。
そして、スイッチ回路328は、制御信号Sに応じて、アンプ326の出力信号(角速度信号)と電圧選択回路334の出力電圧V(第1の電圧の信号の一例)のいずれかを選択して外部出力端子16を介して外部に出力する。また、スイッチ回路332は、制御信号Sに応じて、アンプ330の出力信号(基準電圧Vref)と電圧選択回路336の出力電圧V(第2の電圧の信号の一例)のいずれかを選択して外部出力端子17を介して外部に出力する。ただし、電圧選択回路334を削除し、スイッチ回路328が電圧選択回路334の出力電圧Vに代えて固定電位を選択するようにしてもよいし、電圧選択回路336を削除し、スイッチ回路332が電圧選択回路336の出力電圧Vに代えて固定電位を選択するようにしてもよい。
図8におけるその他の構成は図6と同様であるので、その説明を省略する。
このような構成により、例えば図9に示すように、電源電圧がVDET1よりも高い時は外部出力端子16から角速度信号(基準電圧Vrefを基準とする電圧値Voの角速度信号)が出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。そして、外部出力端子16から出力される角速度信号と外部出力端子17から出力される基準電圧Vrefとの差動をとることで、基準電圧Vrefのノイズをキャンセルして精度の高い角速度の情報を得ることができる。
一方、電源電圧がVDET2よりも高くVDET1以下の時は外部出力端子16から電圧Vが出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。また、電源電圧がVDET2以下の時は外部出力端子16から電圧Vが出力されるとともに、外部出力端子17から電圧Vが出力される。従って、外部出力端子16を監視することで電源電圧がVDET1以下に低下したことがわかり、外部出力端子17を監視することで電源電圧がVDET2以下に低下したことがわかるようになっている。
1−3.第3実施形態
図10は、第3実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図である。図10において、図1と同じ構成には同じ符号を付している。第3実施形態の角速度検出装置1では、図1の構成にスイッチ回路338が付加されている。
スイッチ回路338は、外部入力端子18(第3の端子の一例)を介して外部から入力される制御信号Sに応じて、スイッチ回路328の出力信号(角速度信号又は接地電位VSS)とスイッチ回路332の出力信号(基準電圧Vref又は接地電位VSS)のいずれかを選択して外部出力端子16を介して外部に出力する。本実施形態では、スイッチ回路338は、制御信号Sがロー(L)レベルであればスイッチ回路328の出力信号を選択し(通常モード)、制御信号Sがハイ(H)レベルであればスイッチ回路332の出力信号を選択する(バイアスモニターモード)。
図10におけるその他の構成は図1と同様であるので、その説明を省略する。
このような構成により、例えば図11に示すように、外部入力端子18の電圧がV(制御信号Sがロー(L)レベル)の場合、通常モードになり、電源電圧がVDETよりも高い時は外部出力端子16から角速度信号(基準電圧Vrefを基準とする電圧値Voの角速度信号)が出力されるとともに、外部出力端子17から基準電圧Vrefが出力される。そして、外部出力端子16から出力される角速度信号と外部出力端子17から出力される基準電圧Vrefとの差動をとることで、基準電圧Vrefのノイズをキャンセルして精度の高い角速度の情報を得ることができる。また、電源電圧がVDET以下の時は外部出力端子16と外部出力端子17からともに接地電位VSSが出力される。
一方、外部入力端子18の電圧がV(制御信号Sがハイ(H)レベル)の場合、バイアスモニターモードになり、電源電圧がVDETよりも高い時は外部出力端子16と外部出力端子17からともに基準電圧Vrefが出力される。また、電源電圧がVDET以下の時は外部出力端子16と外部出力端子17からともに接地電位VSSが出力される。
従って、外部出力端子16と外部出力端子17の少なくとも一方を監視することで電源電圧がVDET以下に低下したことがわかるようになっている。
第1実施形態や第2実施形態では、電源電圧の低下以外の外的要因により外部出力端子16から誤った角速度信号が出力されても外部からは誤った角速度信号であることがわからない。これに対して、第3実施形態によれば、温度の急激な変動や強い衝撃などの外的要因により誤った角速度データが出力され得る状況を外部で検知したら積極的にバイアスモニターモードに設定することで、外部出力端子16から角速度信号の代わりに基準電圧Vrefを出力させることができる。すなわち、角速度信号をマスクすべきタイミングで外部出力端子16から基準電圧Vrefを出力させることで、角速度データをマスクするプログラム処理を削減することができる。
本実施形態の角速度検出装置を組み込むことにより、低コストでシステムの高機能・高精度化を実現することができる。
2.電子機器
図12は、本実施形態の電子機器の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態の電子機器500は、角速度検出装置600、CPU700、操作部710、表示部720、ROM(Read Only Memory)730、RAM(Random Access Memory)740、通信部750を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図12の構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
角速度検出装置600は、角速度に応じた電圧の角速度信号を生成し、CPU700に出力する。また、角速度検出装置600は、振動子の励振振動に伴う振動漏れの大きさに応じた電圧の振動漏れ信号を生成し、CPU700に出力するようにしてもよい。
CPU700は、ROM730に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU700は、角速度検出装置600を制御したり、角速度検出装置600から角速度信号などを受け取って各種の計算処理をする。また、CPU700は、操作部710からの操作信号に応じた各種の処理、表示部720に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、外部とデータ通信を行うために通信部750を制御する処理等を行う。
操作部710は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU700に出力する。
表示部720は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU700から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
ROM730は、CPU700が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、ナビゲーション機能等を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM740は、CPU700の作業領域として用いられ、ROM730から読み出されたプログラムやデータ、操作部710から入力されたデータ、CPU700が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部750は、CPU700と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
角速度検出装置600として本実施形態の角速度検出装置を電子機器500に組み込むことにより、電源電圧の低下時の誤動作の防止機能を低コストで実現することができる。
なお、電子機器600としては角速度検出装置を用いた種々の電子機器が考えられ、例えば、車両の横滑り防止装置や横転検出装置、携帯電話機、ナビゲーション装置、マウス等のポインティングデバイス、デジタルカメラ、ゲームコントローラー等が挙げられる。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 角速度検出装置、10 角速度検出用IC、11,16,17 外部出力端子、12〜15,18 外部入力端子、20 駆動回路、30 検出回路、40 基準電源回路、50 メモリー、60 電源監視回路、100 ジャイロセンサー素子、101a〜101b 駆動振動腕、102 検出振動腕、103 錘部、104a〜104b 駆動用基部、105a〜105b 連結腕、106 錘部、107 検出用基部、112〜113 駆動電極、114〜115 検出電極、116 共通電極、210 I/V変換回路(電流電圧変換回路)、220 コンパレーター、230 AGC回路、240 起動回路、310,312 チャージアンプ、314 差動アンプ、316 ハイパスフィルター、318 アンプ、320 同期検波器、322 アンプ、324 ローパスフィルター、326 アンプ、328 スイッチ回路、330 アンプ、332 スイッチ回路、334,336 電圧選択回路、338 スイッチ回路、500 電子機器、600 角速度検出装置、700 CPU、710 操作部、720 表示部、730 ROM、740 RAM、750 通信部

Claims (9)

  1. 角速度に応じた信号を発生させるセンサー素子と、
    前記センサー素子が発生させる信号に基づいて角速度信号を生成する角速度信号生成部と、
    電源電圧を監視し、当該電源電圧が第1の閾値よりも高いか低いかを判定する電源監視部と、
    前記電源電圧が前記第1の閾値よりも高い時は前記角速度信号を第1の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い時は前記角速度信号の電圧範囲外にある第1の電圧の信号を前記第1の端子から出力させる出力部と、を含む、角速度検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の閾値は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定される、角速度検出装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1の電圧は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定される、角速度検出装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記出力部は、
    前記電源電圧が前記第1の閾値よりも高い時は前記角速度信号の基準電圧信号を第2の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第1の閾値よりも低い時は前記基準電圧信号と異なる第2の電圧の信号を前記第2の端子から出力させる、角速度検出装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記電源監視部は、
    当該電源電圧が前記第1の閾値と異なる第2の閾値よりも高いか低いかをさらに判定し、
    前記出力部は、
    前記電源電圧が前記第2の閾値よりも高い時は前記角速度信号の基準電圧信号を第2の端子から出力させ、前記電源電圧が前記第2の閾値よりも低い時は前記基準電圧信号と異なる第2の電圧の信号を前記第2の端子から出力させる、角速度検出装置。
  6. 請求項5において、
    前記第2の閾値は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定される、角速度検出装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記第2の電圧は、記憶部に記憶されたデータに対応づけて可変に設定される、角速度検出装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記出力部は、
    第3の端子から入力される信号に基づいて、前記角速度信号に代えて前記角速度信号の基準電圧信号を前記第1の端子から出力させる、角速度検出装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の角速度検出装置を含む、電子機器。
JP2010224595A 2010-10-04 2010-10-04 角速度検出装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP5533525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010224595A JP5533525B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 角速度検出装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010224595A JP5533525B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 角速度検出装置及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012078235A JP2012078235A (ja) 2012-04-19
JP5533525B2 true JP5533525B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=46238645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010224595A Expired - Fee Related JP5533525B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 角速度検出装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5533525B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375572B2 (ja) 2020-01-24 2023-11-08 セイコーエプソン株式会社 物理量検出回路、物理量センサー、電子機器、移動体及び物理量センサーの故障診断方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217612A (ja) * 1985-07-16 1987-01-26 Yokogawa Electric Corp ジヤイロコンパス電源供給システム
JPH05332777A (ja) * 1991-12-27 1993-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ファイバ回転角速度センサ
JP2625608B2 (ja) * 1992-06-09 1997-07-02 株式会社日立製作所 ナビゲーション・システム
JPH0882525A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Mitsubishi Electric Corp 異常検知機能付き振動ジャイロ
JP3503022B2 (ja) * 1998-12-22 2004-03-02 日本航空電子工業株式会社 方位計
JP2005233638A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置
JP2005337828A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Calsonic Kansei Corp 角速度センサの故障診断方法および乗員保護システム
JP2007093271A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Denso Corp ジャイロセンサのセンサ回路
JP5344147B2 (ja) * 2009-01-20 2013-11-20 セイコーエプソン株式会社 物理量検出装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012078235A (ja) 2012-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9046366B2 (en) Signal processing circuit, physical quantity detection apparatus, angular velocity detection apparatus, integrated circuit device, and electronic instrument
JP5552976B2 (ja) 角速度検出装置及び電子機器
JP5975601B2 (ja) 検出回路、物理量検出装置、角速度検出装置、集積回路装置及び電子機器
US8618889B2 (en) Oscillation drive device, physical quantity measurement device and electronic apparatus
JP5368181B2 (ja) 物理量検出装置並びに物理量検出装置の制御方法、異常診断システム及び異常診断方法
US8618890B2 (en) Angular velocity detection apparatus
JP5712558B2 (ja) 信号レベル変換回路、物理量検出装置及び電子機器
CN109579810B (zh) 物理量测量装置、电子设备和移动体
JP2017090208A (ja) 物理量検出回路、電子機器および移動体
JP5348408B2 (ja) 物理量検出装置、物理量検出装置の異常診断システム及び物理量検出装置の異常診断方法
JP2014197010A (ja) 角速度検出装置及び電子機器
JP5533525B2 (ja) 角速度検出装置及び電子機器
JP2010286371A (ja) 物理量検出装置、物理量検出装置の異常診断システム及び物理量検出装置の異常診断方法
JP5589171B2 (ja) 物理量検出装置用回路
JP6465294B2 (ja) 駆動回路、振動デバイス、電子機器及び移動体
JP6508460B2 (ja) 物理量検出用回路、物理量検出装置、電子機器及び移動体
JP5765544B2 (ja) 物理量検出装置、物理量検出装置の異常診断システム及び物理量検出装置の異常診断方法
JP2017090209A (ja) 物理量検出回路、電子機器および移動体
JP6570428B2 (ja) 物理量検出装置、電子機器および移動体
JP2002228451A (ja) 振動ジャイロおよび振動ジャイロの自己診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140326

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5533525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees